JP2022090332A - スクリーンの自動清掃機構とこれを備えた減圧弁 - Google Patents

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【課題】スケールの堆積を防止する弁装置のスクリーンの自動清掃機構とこれを用いた減圧弁を提供する。【解決手段】流体の流入路と流出路との間を開閉する弁体32と、流入路62に配置されて流体中の異物を除去する円筒形のスクリーン66と、スクリーン66上に付着した異物をはき落とす環状のブラシユニット90とを備え、ブラシユニット90は軸心が上下方向に配置されており、ブラシユニット90に、開弁したときの流入路62を通る流体の流れによってブラシユニットをその軸心回りに回転させるとともに軸心方向に移動させる溝93または羽根95が設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、流体の通路に設けられて通路内の異物を除去するスクリーンを清掃する自動清掃機構とこれを備えた減圧弁に関する。
蒸気配管のような流体通路と接続して使用する減圧弁などの機器には、通路を開閉する弁装置への流入路に、スクリーンと呼ばれるフィルタのような機構の部品が取り付けられる。このスクリーンは清掃を行わないとスケールのような異物による目詰まりが生じて流体の流量が減ってしまうなどの問題を起こすため、定期的にメンテナンスが必要である。メンテナンス中は流体の流れを止めるため、機会損失が生じる。なお、弁装置および減圧弁の先行技術として下記のものがある。
特開2020-029872号公報
本発明は、このようなスケールの堆積を防止するスクリーンの自動清掃機構およびこれを用いた減圧弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のスクリーンの自動清掃機構は、流体の流入路と流出路との間を開閉する弁体と、前記流入路に配置されて前記流体中の異物を除去する円筒形のスクリーンと、前記スクリーン上に付着した異物をはき落とす環状のブラシユニットとを備えている。前記ブラシユニットは軸心が上下方向に配置されており、前記ブラシユニットに、開弁したときの前記流入路を通る前記流体の流れによって前記ブラシユニットをその軸心回りに回転させるとともに軸心方向に移動させる溝または羽根が設けられている。
この構成によれば、開弁したとき、ブラシユニットに設けた溝または羽根に流入路を通る流体の流れが作用すると、ブラシユニットは軸心が上下方向に配置、つまり垂直配置されているため、溝または羽根に作用した流体の流れは旋回流となって、ブラシユニットの軸心回りに回転しながらブラシユニットを軸心方向に移動、つまり、持ち上げて上昇させる。このブラシユニットが回転しながら上昇移動する際に、スクリーン上に付着した異物はブラシユニットによって擦られて強制的にはき落されることでスクリーンが清掃される。これにより、スクリーンへの異物の堆積による目詰まりが防止される。
本発明のスクリーンの自動清掃機構において、さらに前記ブラシユニットをその軸方向に移動自在に支持するガイド部材を備えていてもよい。この場合、環状のブラシユニットはスクリーン上をガイド部材に沿って滑らかに移動させることができる。
本発明の第1構成に係る減圧弁は、流体の主通路に配置されて一次側の圧力を二次側の圧力に減圧する減圧弁であって、前記主通路を開閉する主弁体と、前記主弁体を開閉作動させるパイロット弁ユニットとを備えている。前記パイロット弁ユニットは、本発明のスクリーンの自動清掃機構と、前記弁体を開弁方向に押圧するシャフト部材と、前記シャフト部材を開弁方向に押圧して前記弁体を前記弁シートから離間させる第1の弁駆動部とを有している。前記第1の弁駆動部は、前進して前記シャフト部材を開弁方向に押圧する第2のばね体と、前記二次側の圧力を受けて前記第2のばね体を、そのばね力に抗して閉弁方向に後退させる閉弁力付加部材とを有している。さらに、前記流出路の圧力を受けて前記主弁体を開弁させる第2の弁駆動部が設けられ、前記流入路が前記主通路の一次側に連通している。
本発明の第2構成に係る減圧弁は、流体の主通路に配置されて一次側の圧力を二次側の圧力に減圧する減圧弁であって、前記主通路を開閉する本発明のスクリーンの自動清掃機構と、前記弁体とこの弁体を開弁方向に押圧するシャフト部材と、前記シャフト部材を開弁方向に押圧して前記弁体を前記弁シートから離間させる弁駆動部とを備えている。前記弁駆動部は、前進して前記シャフト部材を開弁方向に押圧する第2のばね体と、前記二次側の圧力を受けて前記第2のばね体を、そのばね力に抗して閉弁方向に後退させる閉弁力付加部材とを有している。前記主通路の一次側と二次側がそれぞれ前記流入路と流出路を形成している。
前記した第1構成および第2構成の減圧弁によれば、スクリーンの目詰まりを防止してメンテナンスの回数を減らすことができる。
本発明のスクリーンの自動清掃機構およびこれを用いた減圧弁によれば、スクリーンへの異物の堆積を効果的に防止できる。
本発明の対象である減圧弁の基本構成を示す縦断面図である。 減圧弁の減圧前の状態を模式的に示す縦断面図である。 同減圧弁の圧力調整状態を模式的に示す縦断面図である。 同減圧弁の減圧保持状態を模式的に示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係るスクリーンの自動清掃機構の閉弁時のブラシユニットの動作状態を示す要部の縦断面図である。 スクリーンの自動清掃機構の開弁時におけるブラシユニットの動作状態を示す要部の縦断面図である。 スクリーンの自動清掃機構に用いるブラシユニットの正面断面図を示す。 同ブラシユニットの変形例を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスクリーンの自動清掃機構を採用した減圧弁を示す縦断面図である。 同スクリーンの自動清掃機構の要部を示す拡大縦断面図である。
本発明の実施形態を説明するのに先立って、蒸気通路に用いる減圧弁について説明する。様々な産業において、コスト、利便性、安全性の観点から、蒸気は、熱媒体として用いられている。その最大のメリットとして、単位重量当たりの潜熱量が大きいこと、圧力をコントロールすれば温度も一定に保持できることがあげられる。
蒸気を使用する場合、必要な圧力ごとに蒸気を発生させるのではなく、ボイラーで高圧の蒸気を発生させておいて、その蒸気を生産物や用途に応じて必要な圧力に下げて使用する。その場合、蒸気の圧力をほぼ一定に保つ自動弁が減圧弁である。圧力を下げる目的は、蒸気温度を下げて所望の加熱温度に保つためである。
減圧の基本原理は、絞り現象と呼ばれるもので、蒸気が管内を流れるとき、蒸気が流れる通路を絞ると、絞られた箇所よりも下流側の蒸気圧力が低くなる。これが蒸気の減圧である。単に絞るだけであれば、バルブを中間開度に固定したり、オリフィスプレートを設けたりする方法があるが、この方法では、流量が変化した際に圧力も変わるという問題がある。そこで、流量や、一次側の圧力(絞り箇所の上流側の圧力)が変わっても、二次側の圧力(絞り箇所の下流側の圧力)が変動しないように、弁を通過する流体のエネルギーを直接利用して自動的に弁開度が変化するように設定されたバルブが減圧弁である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の対象である減圧弁の一種としてのパイロット作動式の減圧弁の基本構成を示す。図1において、減圧弁は流体の一種である蒸気Sが流れる主通路1に配置されている。減圧弁PRVのケーシング2は、本体ケース4と、上ケース6と下ケース8とを連結してなる。本体ケース4の内部に、一次側通路10と、二次側通路12と、その間にある弁室14とが形成されている。一次側通路10および二次側通路12が、蒸気Sが流れる主通路1の一部を形成する。弁室14には、弁ホルダ16と、その内部を摺動する主弁体18とが配置されている。弁ホルダ16は、その上部が本体ケース4にねじ連結により支持されている。
主弁体18は、コイルスプリングからなる主ばね体20により、弁ホルダ16に形成された主弁シート22に接触して閉弁する方向にばね力が付加されている。弁室14の上方には、主弁体18を駆動する主弁駆動部24が配置されている。この主弁駆動部24は、主弁体18に当接するピストン26が、本体ケース4に支持されたシリンダ28に摺動自在に挿入されている。ピストン26の上方が、後述する主弁体駆動室27となっている。ピストン26には主弁体駆動室27の圧力を逃がす逃がし孔29が設けられている。
上ケース6の上部に、パイロット弁ユニット30が配置されている。つまり、上ケース6が、パイロット弁ユニット30のケーシングを形成する。このパイロット弁ユニット30は、ボール形の弁体32を含む弁装置34と、この弁装置34を開閉させる弁駆動部36とを有する。弁装置34は、弁座ブロック37を有し、その先端部(図1の左端部)に弁シート40が形成されている。弁シート40の中央部に、弁体32により開閉される弁口41が開口している。
弁座ブロック37に、シャフト部材42が前後方向(図1の左右方向)に貫通して挿入されている。シャフト部材42の先端部42aが弁体32に接触し、後端部42bが弁駆動部36の後述する先端板38に対向している。弁体32は、コイルスプリングからなる第1のばね体44によって弁シート40に押し付けられている。第1のばね体44は上ケース6に設けた第1のばね受け48との間に介装されている。
弁駆動部36は、先端(図1の左端)の先端板38が、後方(図1の右方)から前方(図1の左方)へ向かって、コイルスプリングからなる第2のばね体54によって押圧されている。第2のばね体54は、先端板38に接触する先端部材56と、カバー部材50の内側に配置された第2のばね受け58との間に介装されている。カバー部材50は、上ケース6(ケーシング)にねじ連結されている。カバー部材50と先端部材56との間にプッシュロッド60が配置され、このプッシュロッド60は第2のばね体54の内側空間を通っている。
弁駆動部36は、圧力調整手段49を有している。圧力調整手段49は、前記先端板38とベローズ43とを有し、第2のばね体54を閉弁方向(右方向)に後退させる。つまり、圧力調整手段49は、第2のばね体54をそのばね力に抗して閉弁方向に後退させる閉弁力付加部材を構成する。
先端板38にベローズ43の先端部43aが接続されており、ベローズ43の基端部43bが、上ケース6とカバー部材50との間で固定支持されている。カバー部材50に、圧力調整用の調整ハンドル52が回動自在にねじ連結されている。
弁装置34の前側(左側)には第1のばね体44を収納するパイロット室62が配置されている。このパイロット室62に、一次導通路64を介して一次側通路10が連通している。パイロット室62には、異物除去用のスクリーン66が配置されている。また、弁装置34における弁体32の下流側に、弁口41に連通する貫通路68が形成されている。これらパイロット室62と貫通路68とが、パイロット弁ユニット30に対する流入路と流出路をそれぞれ形成している。他方、圧力付加手段49が収納されている圧力導入室70には、二次導通路72を介して二次側通路12が連通している。
つぎに上記構成の作動を説明する。
[減圧前]
図2は減圧動作の開始前を示し、主弁体18が閉弁状態にある。この減圧弁に蒸気Sが通気されると、蒸気Sは一次側通路10から一次導通路64を通ってパイロット室62に達する。
[圧力調整]
調整ハンドル52を減圧方向(左回り)に回転させると、図3に示すように、圧力付加手段49のプッシュロッド60が前方(左方向)へ移動する。これに伴い、ベローズ43が伸長して先端板38によりシャフト部材42を前方(左方向)へ移動させ、弁体32を開く。これにより、流出路(貫通路)68に蒸気Sが流れ、ピストン26を押し下げて主弁体18を開弁させる。このとき、圧力付加手段49の先端の押圧板38と弁座ブロック37の背面との間には若干の隙間Gが存在する。主弁体18の開弁により、一次側通路10内の蒸気Sが二次側通路12に流入して減圧される。
[減圧の保持]
二次側通路12に流入した蒸気Sの一部が、図4に示すように、二次導通路72を通って圧力導入室70に達する。圧力導入室70内の蒸気圧力によって圧力付加手段49のベローズ43が押し縮められ、先端板38が右方向へ後退する。これにより、シャフト部材42の後方(右方向)への移動を許容して弁体32を閉弁方向に移動させる。このようにして主弁体駆動室27の圧力が調整されることで、主弁体18の開度が調整され、二次側通路12の圧力が一定に保たれる。
つぎに、本発明の一実施形態の要部である自動清掃機構について図5ないし図8により説明する。この実施形態では、図5や図6に示すように、パイロット室62が水平向きの弁装置34に対して垂直配置され、このパイロット室62の内部に異物除去用の円筒形のスクリーン66が配置されている。スクリーン66は、その周壁に多数の網目ないし小孔を有している。ここで、図5はスクリーンの自動清掃機構の閉弁時のブラシユニットの動作状態を示し、図6はスクリーンの自動清掃機構の開弁時におけるブラシユニットの動作状態を示す。
図5に示すように、パイロット室62内に配置されているスクリーン66の外側に周方向に一定間隔をおいて複数、例えば4本の真直な棒状のガイド部材97がスクリーン66の軸方向である上下方向に延びて設けられ、このガイド部材97にスクリーン66上に付着した異物をはき落す環状のブラシユニット90が上下方向に移動自在に支持されている。ガイド部材97は、その上端部97aがプラグ92の下部周縁に配置された止めリング101の挿入孔に圧入され、その下端部97bが減圧弁PRVのケーシング2を構成する上ケース6の頂面に設けた挿入孔に嵌入されている。止めリング101は上ケース6のプラグ螺合用のねじ孔103の下側に設けた段部110に溶接または圧入されている。ブラシユニット90は、保持部材90aと、その内径側に突出してスクリーン66に接触するブラシ90bと、保持部材90aを保持してガイド部材97を上下に摺動する環状の台座90cとを備えている。
図7はブラシユニット90をより具体的に示すもので、正面から見て全体形状が環状となっており、ブラシユニット90を構成する環状の保持部材90aの内周面に一定間隔で複数のブラシ90bが植毛されている。また、保持部材90aの下方の一側面90aaには、開弁したときの流入路(一次側通路10)から一次導通路64に流れ込んだ蒸気の流れによってブラシユニット90をその軸心回りに回転させるとともに軸心方向に上方へ移動させる溝93が、周方向に並んで複数、設けられている(図例では12個)。この溝93は保持部材90aの内側から外側へと径方向に対して傾斜した方向に延びている。保持部材90aは蟻溝構造によって台座90cに回転自在に支持されている。台座90cには周方向に均等に複数(例えば4つ)の貫通孔98が穿設されている。組付時に、ブラシユニット90のブラシ90bの先端がスクリーン66に接触するような向きで、台座90cの貫通孔98にガイド部材97を差し込み、このガイド部材97の下端部97bを上述したように、上ケース6の頂面に設けた挿通孔に嵌入することでセッティングされている。
図6は開弁したときのブラシユニット90の位置を示す。開弁すると、一次側通路10(図1)から一次導通路64を通ってパイロット室62に入り込んだ流体Sはブラシユニット90の保持部材90aの溝93(図7)に導入されると、導入された流体Sが旋回流となってブラシユニット90はその軸心回り(R1方向)に回転しながら軸心方向に上昇移動する。つまり、ブラシユニット90は図6で示すガイド部材97の上端近くまで持ち上げられる。このブラシユニット90が図5に示すガイド部材97の下端位置から図6に示す上端位置まで回転しながら上昇移動する過程で、スクリーン66に先端が接触するブラシ90bがスクリーン66に付着しているスケールのような異物80を擦りとり、異物はスクリーン66上から強制的にはき落される。閉弁したときには、流体Sの流れがなくなり、流体の動圧がかからないので、ブラシユニット90はその自重によりガイド部材97に沿って下降し、図5に示す元の定位置に戻る。ブラシユニット90が自重により下降する際にもスクリーン66上の異物80がはき落される。
図8はブラシユニットの変形例を示す。この変形例の場合、図7のブラシユニット90の保持部材90aの一側面90aaに設ける溝93に替えて羽根95を突出して設けている。この変形例の場合も上述した溝93を設けたブラシユニット90と同様の動作をし、同等の効果が期待できる。この羽根95は、前記溝93と同様、開弁時に導入される蒸気のような流体Sの作用によって保持部材90aが軸心周り(回転方向R1)に回転するような向きと角度で設けられている。
このように、スクリーン66が自動的に繰り返し清掃されることで、スクリーン66に付着した異物が比較的小さめの段階で円滑に擦り取られる。また、使用による経年劣化でブラシユニット90のブラシ90bを交換する場合、ブラシ90bが保持部材90aおよび台座90cとセットであることで、プラグ92を緩めてスクリーン90とともに取り外せるので、取付・取外作業が簡単に行え、メンテナンス作業が迅速に行える。
本発明はパイロット作動式に限らず、図9に示す直動式の減圧弁PRV1にも適用できる。この減圧弁PRV1は、図1のパイロット弁ユニット30と同一または相当する部分に同一の符号が付されている。減圧弁PRV1は、図5の第1実施形態の自動清掃機構を採用した弁装置34を用いており、シャフト部材42とプッシュロッド60が垂直に設定された縦型である。図9の要部を拡大した図10に示すように、ハウジング5とその底部を塞ぐプラグ92Aとの間に取り付けたガイド部材97に、環状のブラシユニット90がその軸方向に移動自在に支持されている。具体的には、第1のばね体44のばね受け48Aとプラグ92Aとの間に支持板105を挟持し、ガイド部材97の上端部97aがハウジング5に設けた挿入孔に圧入され、ガイド部材の下端部97bが支持板105に設けた挿入孔に嵌入されて、ガイド部材97がセッティングされている。このブラシユニット90の保持部材90aの下方の一側面90aaが径方向外側に向かって上方へ偏位するように斜めに形成されており、この一側面90aaに溝93または羽根95が加工されている。
この直動式の場合、流体Sは一次側通路10からスクリーン66を通過し、複数の蒸気通過用孔99から弁体32に向かう。このとき、流体Sの一部が溝93または羽根95に導入され、ブラシユニット90を旋回させながらその軸心方向に上昇移動させる。このとき、一側面90aaが斜めに形成されているので、流入する流体Sの圧力を受ける表面積が増大し、溝93または羽根95の寸法も大きめに確保できる。これにより、開弁時、ガイド部材97に沿って摺動するブラシユニット90に十分な回転力と上昇力を付与することができる。図9において流入路となる一次側通路10が弁体32の開弁により減圧されて、流出路である二次側通路12から流出する。
この直動式の減圧弁PRV1の作動はつぎの通りである。
[減圧前]
第1のばね体44によって弁体32が弁シート40に押圧されて閉弁状態にある。
[圧力調整]
ハンドル52を左に回すと、弁駆動部36の圧力調整手段49に含まれた第2のばね体54が伸長し、シャフト部材42を押し下げて弁体32を開く。これにより、一次側通路10の蒸気Sが二次側通路12に流れる。
[減圧の保持]
二次側通路12の圧力が高くなると、ベローズ43が収縮し、シャフト部材42の上昇が許容されて、弁体32が閉弁方向(上方向)に移動する。これにより、弁体32の開度が調整される。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記各実施形態では、自動清掃機構を減圧弁PRVに使用したが、減圧弁PRVに限定されず、例えば、蒸気トラップに使用することもできる。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
18 主弁体
24 主弁駆動部
30 パイロット弁ユニット
32 弁体
34 弁装置
36 弁駆動部(第1の弁駆動部)
37 弁座ユニット
40 弁シート
42 シャフト部材
44 第1のばね体(コイルスプリング)
49 圧力調整手段(閉弁力付加部材)
54 第2のばね体
62 パイロット室(流入路)
68 貫通路(流出路)
90 ブラシユニット
90a 保持部材
90b ブラシ
90c 台座
93 溝
95 羽根
97 ガイド部材
PRV、PRV1 減圧弁
S 流体(蒸気)

Claims (4)

  1. 流体の流入路と流出路との間を開閉する弁体と、
    前記流入路に配置されて前記流体中の異物を除去する円筒形のスクリーンと、
    前記スクリーン上に付着した異物をはき落とす環状のブラシユニットとを備え、
    前記ブラシユニットは軸心が上下方向に配置されており、
    前記ブラシユニットに、開弁したときの前記流入路を通る前記流体の流れによって前記ブラシユニットをその軸心回りに回転させるとともに軸心方向に移動させる溝または羽根が設けられている、スクリーンの自動清掃機構。
  2. 請求項1に記載のスクリーンの自動清掃機構において、さらに前記ブラシユニットをその軸方向に移動自在に支持するガイド部材を備えたスクリーンの自動清掃機構。
  3. 流体の主通路に配置されて一次側の圧力を二次側の圧力に減圧する減圧弁であって、
    前記主通路を開閉する主弁体と、
    前記主弁体を開閉作動させるパイロット弁ユニットとを備え、
    前記パイロット弁ユニットが、請求項1または2のいずれか一項に記載のスクリーンの自動清掃機構と、
    前記弁体を開弁方向に押圧するシャフト部材と、前記シャフト部材を開弁方向に押圧して前記弁体を前記弁シートから離間させる第1の弁駆動部とを有し、
    前記第1の弁駆動部は、前進して前記シャフト部材を開弁方向に押圧する第2のばね体と、前記二次側の圧力を受けて前記第2のばね体を、そのばね力に抗して閉弁方向に後退させる閉弁力付加部材とを有し、
    さらに、前記流出路の圧力を受けて前記主弁体を開弁させる第2の弁駆動部が設けられ、 前記流入路が前記主通路の一次側に連通している減圧弁。
  4. 流体の主通路に配置されて一次側の圧力を二次側の圧力に減圧する減圧弁であって、
    前記主通路を開閉する請求項1または2のいずれか一項に記載のスクリーンの自動清掃機構と、
    前記弁体を開弁方向に押圧するシャフト部材と、前記シャフト部材を開弁方向に押圧して前記弁体を前記弁シートから離間させる弁駆動部とを備え、
    前記弁駆動部は、前進して前記シャフト部材を開弁方向に押圧する第2のばね体と、前記二次側の圧力を受けて前記第2のばね体を、そのばね力に抗して閉弁方向に後退させる閉弁力付加部材とを有し、
    前記主通路の一次側と二次側がそれぞれ前記流入路と流出路を形成している減圧弁。
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