JP2022088973A - 車両の換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室内の換気効率を上げることが可能な車両の換気装置を提供する。【解決手段】車両の換気装置は、車室の内外を連通する扉開口を開閉する扉と、車室の内外を連通する窓開口を開閉する窓とを有する車両の換気装置であって、車室天井と車室外とを連通する通気口に配置された換気扇と、扉および窓の少なくとも一方の開閉部材が全閉状態である場合、換気扇が排気するように換気扇を制御し、開閉部材が開き状態である場合、換気扇が吸気するように換気扇を制御する制御部と、を備える。【選択図】図6

Description

本開示は、車両の換気装置に関する。
例えば、特許文献1には、車室の内外を連通する通気路に配置され、排気回転状態、吸気回転状態および停止状態のそれぞれの状態に設定される換気扇と、車室内のCO2濃度を検出する検出部と、車室外のCO2濃度を検出するガスセンサとを備え、車室内のCO2濃度、車室外のCO2濃度、および、車両の速度に基づいて、換気扇の回転状態を変更することにより、車室内の換気が行われる車両の換気装置が開示されている。
特開2010-173519号公報
ところで、特許文献1に記載の換気装置においては、車両のドアや窓などの開閉部材の開閉状態に応じて、車室内の換気が行われない。
車室内の換気効率を上げるためには、換気装置が開閉部材の開閉状態に応じて車室内の換気を行うことが好ましい。
本開示の目的は、車室内の換気効率を上げることが可能な車両の換気装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示における車両の換気装置は、
車室の内外を連通する扉開口を開閉する扉と、車室の内外を連通する窓開口を開閉する窓とを有する車両の換気装置であって、
車室天井と車室外とを連通する通気口に配置された換気扇と、
前記扉および前記窓の少なくとも一方の開閉部材が全閉状態である場合、前記換気扇が排気するように前記換気扇を制御し、前記開閉部材が開き状態である場合、前記換気扇が吸気するように前記換気扇を制御する制御部と、
を備える。
本開示によれば、車室内の換気効率を上げることができる。
図1は、本開示の実施の形態に係る換気装置を備えた車両を模式的に示す図である。 図2は、本開示の実施の形態に係る換気装置の一例を示すブロック図である。 図3は、本開示の実施の形態に係る制御装置の一例を示すブロック図である。 図4は、換気装置の実験条件の一例を示す図である。 図5は、換気装置の実験結果の一例を示す図である。 図6は、換気装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る換気装置を備えた車両を模式的に示す図である。図1には、X軸が描かれている。図1において、左右方向を「前後方向」または「X方向」といい、左方向を「前方」、「前側」又は「-X方向」、右方向を「後方」、「後側」又は「+X方向」という。なお、本実施の形態では、車両の一例としてバスを示す。
バス1は、車体1aの側壁部の前方に配置され、車室の内外を連通する前方扉開口2と、車体1aの側壁部の前後方向中央部に配置され、車室の内外を連通する中央部扉開口3と、車体1aの側壁部に配置され、車室の内外を連通する複数の窓開口4を有している。また、バス1は、その前部に配置され、車室天井と車室外とを連通する前側通気口5(第1の通気口)を有している。また、バス1は、前側通気口5よりも後側に配置され、車室天井と車室外とを連通する後側通気口6(第2の通気口)を有している。
バス1は、前方扉開口2を開閉する前扉7、中央部扉開口3を開閉する中扉8、および、複数の窓開口4のそれぞれを開閉する窓9を有している。なお、本実施の形態において、前扉7、中扉8および窓9のそれぞれを、また、前扉7、中扉8および窓9の二以上を、「開閉部材」という場合がある。
バス1は、空調機AC(図2を参照)を備えている。空調機ACは、車室内の温度を設定温度に調整する。なお、図2では、車室天井や床に沿って配置される空調用のダクトが省略されている。
図2は、本開示の実施の形態に係る換気装置を示すブロック図である。なお、図2では、窓開口4、窓9および空調機ACなどが省略されている。図1および図2に示すように、本実施の形態に係る換気装置100は、換気扇10と、電源20と、前扉アクチュエータ30Aと、中扉アクチュエータ30Bと、検出部40(図3を参照)と、制御装置50とを備えている。
換気扇10は、羽根(不図示)およびこの羽根を正回転又は逆回転させるモータ(不図示)等を有し、モータが羽根を所定の方向(車室内の空気を車室外へ排気する方向又は車室外の空気を車室内へ吸気する方向)に回転する。
換気扇10は、前側換気扇10A(第1の換気扇)および後側換気扇10B(第2の換気扇)を有する。前側換気扇10Aは、前側通気口5に配置されている。後側換気扇10Bは、後側通気口6に配置されている。
電源20は、前側換気扇10A、後側換気扇10B、前扉アクチュエータ30A、および、中扉アクチュエータ30Bのそれぞれに電力を供給する。
前扉アクチュエータ30Aは、電源20から電力が供給された場合、前扉7を開閉させるモータ(不図示)を備える。中扉アクチュエータ30Bは、電源20から電力が供給された場合、中扉8を開閉させるモータ(不図示)を備える。
検出部40は、開閉部材の開閉状態を検出する近接センサである。本実施の形態では、検出部40は、前扉7および中扉8それぞれの開閉状態を検出する。ここで、開閉部材の全閉状態とは、前扉7および中扉8のそれぞれが全閉状態であることを意味する。なお、本開示においては、検出部40は、前扉7、中扉8および窓9それぞれの開閉状態を検出してもよい。この場合、開閉部材の全閉状態とは、前扉7、中扉8および窓9それぞれが全閉状態であることを意味する。
図3は、本開示の実施の形態に係る制御装置50の一例を示すブロック図である。制御装置50は、前扉開閉状態取得部51と、中扉開閉状態取得部52と、前扉開閉状態判定部53と、中扉開閉状態判定部54と、制御部55とを備える。
制御装置50は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなるマイクロコンピュータと入出力装置とを備えるECU(Electronic control Unit)である。制御装置50(ECU)の入力回路には、検出部40が接続されている。制御装置50の出力回路には、前側換気扇10A、後側換気扇10B、前扉アクチュエータ30A、および、中扉アクチュエータ30Bのそれぞれが接続され、それぞれのモータへの電力供給を制御するとともに、モータの回転方向を制御する。
前扉開閉状態取得部51は、検出部40の検出結果(前扉7の開閉状態を示す情報)を取得する。
中扉開閉状態取得部52は、検出部40の検出結果(中扉8の開閉状態を示す情報)を取得する。
前扉開閉状態判定部53は、取得された前扉7の開閉状態を示す情報に基づいて、前扉7が全閉状態であるか否かを判定する。
中扉開閉状態判定部54は、取得された中扉8の開閉状態を示す情報に基づいて、中扉8が全閉状態であるか否かを判定する。
制御部55は、前扉7および中扉8のそれぞれが全閉状態である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御する。
制御部55は、前扉7および中扉8の少なくとも一方が全閉状態でない場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御する。
制御部55は、空調機ACが作動されている場合、前扉7および中扉8それぞれの開閉状態に拘わらず、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのいずれか一方の換気扇10が排気し、他方の換気扇10が吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御する。
図4は、換気装置100の実験条件の一例を示す図である。図5は、換気装置100の実験結果の一例を示す図である。図5に示す「換気回数」は、単位時間あたりにバス1の車室内の空気が車室外の空気と入れ替わる回数を示す値であり、この換気回数が多いほど車室内の換気効率が高いといえる。
前扉7および中扉8のそれぞれを全閉状態として、また、車速が20[km/h]として、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを所定の方向に回転させた場合の換気回数を測定した。
試験番号1では、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのそれぞれが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した。この実験条件では、換気回数は約12回であった。試験番号2では、前側換気扇10Aが排気するように前側換気扇10Aを制御し、後側換気扇10Bが吸気するように後側換気扇10Bを制御した。この実験条件では、換気回数は約10回であった。試験番号3では、前側換気扇10Aが吸気するように前側換気扇10Aを制御し、後側換気扇10Bが排気するように後側換気扇10Bを制御した。この実験条件では、換気回数は約8回であった。試験番号4では、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのそれぞれが吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した。この実験条件では、換気回数は約7回であった。
以上の実験結果は、図5に示す通りである。前扉7および中扉8のそれぞれを全閉状態である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのそれぞれが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した場合(試験番号1)、他の場合(試験番号2~4)よりも換気効率が上がった。この結果は、走行中においては、車室内と車室外との圧力差で、車室内の空気を排気し易くなると考えられる。また、前側換気扇10Aが排気し、後側換気扇10Bが吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した場合(試験番号2)が、前側換気扇10Aが吸気し、後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した場合(試験番号3)よりも換気効率が上がった。この結果は、前側通気口5位置の車室外の圧力が後側通気口6位置の車室外の圧力よりも低いため、前側換気扇10Aの方が後側換気扇10Bよりも排気がし易いと考えられる。また、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのそれぞれが吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した場合(試験番号4)は、少なくとも一方の換気扇が排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した場合(試験番号1~3)よりも換気効率が下がった。この結果は、走行中は、車室内の圧力よりも車室外の圧力が低いため、車室外の空気を吸気し難くなると考えられる。
以上の実験結果から、本実施の形態では、前扉7、中扉8のそれぞれが全閉状態である場合、換気効率を最も高くするため、制御部55は、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのそれぞれが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御する。
また、ここでは、実験条件や実験結果を示さないが、前扉7および中扉8の少なくとも一方が全閉状態でない場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した。その理由は、両方の換気扇10A,10Bが吸気することにより、換気効率がさらに上がるためである。
また、ここでは、実験条件や実験結果を示さないが、空調機ACが作動中である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのいずれか一方の換気扇10が排気し、他方の換気扇10が吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御した。その理由は、冷房効果や暖房効果の低下を抑えつつ、換気効率を上げることができるためである。なお、前側換気扇10Aが排気し、後側換気扇10Bが吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御する方が、前側換気扇10Aが吸気し、後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御するよりも、冷房効果や暖房効果の低下を抑えつつ、換気効率を上げ易い。
次に、換気装置100の動作の一例について、図6を参照して示す。図6は、換気装置100の動作の一例を示すフローチャートである。なお、ECU50(制御装置)が前扉開閉状態取得部51、中扉開閉状態取得部52、前扉開閉状態判定部53、中扉開閉状態判定部54および制御部55の各機能を実行するものとして説明する。本フローは、車両のエンジンが始動されるに伴って開始され、所定の時間間隔で繰り返し実行される。また、検出部40の検出結果は、所定のタイミングでECU50に入力される。
先ず、ステップS100において、ECU50は、検出部40の検出結果(前扉7の開閉状態を示す情報)を取得する。
次に、ステップS110において、ECU50は、前扉7が全閉状態であるか否かを判定する。前扉7が全閉状態である場合(ステップS110:YES)、処理はステップS120に遷移する。前扉7が全閉状態でない場合(ステップS110:NO)、処理はステップS160に遷移する。
ステップS120において、ECU50は、検出部40の検出結果(中扉8の開閉状態を示す情報)を取得する。
次に、ステップS130において、ECU50は、中扉8が全閉状態であるか否かを判定する。中扉8が全閉状態である場合(ステップS130:YES)、処理はステップS140に遷移する。中扉8が全閉状態でない場合(ステップS130:NO)、処理はステップS160に遷移する。
ステップS140において、ECU50は、空調機ACが作動中であるか否かを判定する。空調機ACが作動中である場合(ステップS140:YES)、処理はステップS170に遷移する。空調機ACが作動中でない場合(ステップS140:NO)、処理はステップS150に遷移する。
ステップS150において、ECU50は、両方の換気扇10(前側換気扇10Aおよび後側換気扇10B)が排気するように、両方の換気扇10を制御する。その後、図6に示すフローは終了する。
ステップS160において、ECU50は、空調機ACが作動中であるか否かを判定する。空調機ACが作動中である場合(ステップS160:YES)、処理はステップS170に遷移する。空調機ACが作動中でない場合(ステップS160:NO)、処理はステップS180に遷移する。
ステップS170において、ECU50は、一方の換気扇10(前側換気扇10Aおよび後側換換気扇10Bの一方)が排気し、かつ、他方の換気扇10(前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bの他方)が吸気するように、両方の換気扇10を制御する。その後、図6に示すフローは終了する。
ステップS180において、ECU50は、両方の換気扇10(前側換気扇10Aおよび後側換気扇10B)が吸気するように、両方の換気扇10を制御する。その後、図6に示すフローは終了する。
本実施の形態に係る車両の換気装置は、車室の内外を連通する前方扉開口2を開閉する前扉7と、車室の内外を連通する中央部扉開口3を開閉する中扉8とを有するバス1の換気装置100であって、車室天井と車室外とを連通する前側通気口5に配置された前側換気扇10Aと、前側通気口5よりも後側に配置され、車室天井と車室外とを連通する後側通気口6に配置された後側換気扇10Bと、前扉7および中扉8が全閉状態である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御し、前扉7および中扉8の少なくとも一方が開き状態である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御する制御部55と、を備える。
上記構成においては、例えば、走行中は、前扉7および中扉8が全閉状態であって、車室内と車室外との圧力差が生じるため、車室内の空気を車室外へ排出し易くなる一方、車室外の空気を車室内へ吸入し難くなる。これにより、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御することで、車室内の換気効率を上げることが可能となる。また、例えば、停止中は、前扉7および中扉8が全閉状態であって、車室内と車室外との圧力差が生じないため、車室外の空気を車室内へ吸入し易くなる。これにより、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御することで、車室内の換気効率を上げることが可能となる。
また、制御部は、空調機ACが作動中である場合、前扉7および中扉8それぞれの開閉状態に拘わらず、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのいずれか一方の換気扇10が排気し、他方の換気扇10が吸気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bのそれぞれを制御する。これにより、冷房効果や暖房効果の低下を抑えつつ、換気効率を上げることができる。
<変形例>
次に、本実施の形態の変形例について説明する。
制御部55は、乗員数に応じて、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。例えば、制御部55は、乗員数が所定数を超えた場合、かつ、前扉7および中扉8のそれぞれが全閉状態である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。なお、このとき、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bそれぞれのモータの回転速度を上げてもよい。上記構成により、車室内を換気の良い密閉空間にすることが可能となる。
また、制御部55は、CO2濃度に応じて、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。例えば、制御部55は、CO2濃度が所定値を超えた場合、かつ、前扉7および中扉8のそれぞれが全閉状態である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。なお、このとき、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bそれぞれのモータの回転速度を上げてもよい。なお、CO2濃度はCO2センサ又はガスセンサで検出することが可能である。上記構成により、車室内を換気の良い密閉空間にすることが可能となる。
また、制御部55は、車室内の温度および車室外の温度に応じて、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。例えば、制御部55は、車室内の温度が所定温度以上であって、かつ、車室内の温度が車室外の温度以上である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。上記構成により、車室内の温度が適切範囲から外れるのを防止することが可能となる。
また、制御部55は、車速に応じて、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。例えば、制御部55は、車速が所定速度以下である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。なお、車速が上がるに応じて、車室内と車室外との圧力差が大きくなるによって、比較的に多くの空気が隙間を流通して、車室内の換気が行われるため、制御部55は、車速が所定速度を超える場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気停止するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。上記構成により、余分なエネルギーの消費を防止することが可能となる。
なお、上記実施の形態、および、変形例においては、前扉開閉状態取得部51は、検出部40(近接センサ)の検出結果(前扉7の開閉状態を示す情報)を取得し、中扉開閉状態取得部52は、検出部40(近接センサ)の検出結果(中扉8の開閉状態を示す情報)を取得したが、本開示はこれに限らず、前扉開閉状態取得部51は、前扉アクチュエータ30Aの制御信号等により前扉7の開閉状態を示す情報を取得してもよい。また、中扉開閉状態取得部52は、中扉アクチュエータ30Bの制御信号等により中扉8の開閉状態を示す情報を取得してもよい。
また、上記実施の形態、および、変形例においては、開閉部材として前扉7および中扉8を挙げたが、本開示は、これに限らず、前扉7や中扉8に代えて、窓9でもよく、窓9が全閉状態である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。また、前扉7、中扉8および窓9のそれぞれが全閉状態である場合、前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bが排気するように前側換気扇10Aおよび後側換気扇10Bを制御してもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施す
ることができる。
本開示は、車室内の換気効率を上げることが要求される換気装置を備えた車両に好適に利用される。
1 バス
1a 車体
2 前方扉開口
3 中央部扉開口
4 窓開口
5 前側通気口
6 後側通気口
7 前扉
8 中扉
9 窓
10 換気扇
10A 前側換気扇
10B 後側換気扇
20 電源
30A 前扉アクチュエータ
30B 中扉アクチュエータ
40 検出部
50 制御装置(ECU)
51 前扉開閉状態取得部
52 中扉開閉状態取得部
53 前扉開閉状態判定部
54 中扉開閉状態判定部
55 制御部

Claims (2)

  1. 車室の内外を連通する扉開口を開閉する扉と、車室の内外を連通する窓開口を開閉する窓とを有する車両の換気装置であって、
    車室天井と車室外とを連通する通気口に配置された換気扇と、
    前記扉および前記窓の少なくとも一方の開閉部材が全閉状態である場合、前記換気扇が排気するように前記換気扇を制御し、前記開閉部材が開き状態である場合、前記換気扇が吸気するように前記換気扇を制御する制御部と、
    を備える、車両の換気装置。
  2. 車室内の温度を調整可能な空調機をさらに備える車両の換気装置であって、
    車両の前部に設けられ、車室天井と車室外とを連通する第1の前記通気口に配置された第1の前記換気扇と、
    車両の前記第1通気よりも後側に設けられ、車室天井と車室外とを連通する第2の前記通気口に配置された第2の前記換気扇と、
    を備え、
    前記制御部は、前記空調機が作動中である場合、前記開閉部材の開閉状態に拘わらず、前記第1の換気扇および前記第2の換気扇のいずれか一方の換気扇が排気し、他方の換気扇が吸気するように前記第1の換気扇および前記第2の換気扇のそれぞれを制御する、
    請求項1に記載の車両の換気装置。
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