JP2022087451A - 電子機器 - Google Patents

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Jun Iwasaki
俊和 堀野
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俊也 住川
Toshinari Sumikawa
茂浩 堀内
Shigehiro Horiuchi
武仁 山内
Takehito Yamauchi
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Abstract

【課題】省スペースでもマイクの設置が可能な電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、筐体と、筐体の外壁を貫通するマイク孔と、マイク孔に臨むように配置されたマイクモジュールとを備える。マイクモジュールは、マイク孔を通して筐体外の音情報を取得するマイクと、マイクの裏面に積層され、マイクを実装したフレキシブル基板と、フレキシブル基板の裏面に積層された金属プレートと、マイクの裏面に開口すると共に、フレキシブル基板及び金属プレートを貫通した音孔とを有する。電子機器は、さらに、金属プレートの裏面における音孔を囲む第1領域と筐体の内面とに固着され、マイクモジュールを筐体に対して固定する両面テープと、金属プレートの裏面における第2領域と筐体の内面との間に設置され、第2領域と筐体の内面とを電気的に接続する導電性部材とを備える。【選択図】図5A

Description

本発明は、マイクモジュールを備える電子機器に関する。
ノート型PCのような電子機器は、マイクモジュールを備える(例えば特許文献1参照)。
特開2013-165409号公報
上記特許文献1のように、従来のマイクモジュールは、ねじを用いて筐体に固定されることが一般的である。ところが、ノート型PCのような電子機器は、薄型化やベゼルの幅狭化が急速に進んでおり、ねじの締結スペースの確保が難しいこともある。
そこで、両面テープでマイクモジュールを筐体に固定することも考えられる。ところが、高い空気密閉度(エアタイトネス)を確保できる強力な粘着力を持った両面テープは、一般に導電性を有していない。このため、両面テープで固定する方法ではマイクモジュールは、フレームグランドの確保が問題となる。そこで、フレームグランド用のアルミシート等を筐体に固定したマイクモジュールに上から貼り付けることも考えられるが、筐体内の限られたスペースではアルミシートの配置スペースの確保が難しいことがある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、省スペースでもマイクの設置が可能な電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の外壁を貫通し、前記筐体の内外を連通するマイク孔と、前記筐体内に設けられ、前記マイク孔に臨むように配置されたマイクモジュールと、を備え、前記マイクモジュールは、前記マイク孔を通して前記筐体外の音情報を取得するマイクと、前記マイクの裏面に積層され、前記マイクを実装したフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の裏面に積層された金属プレートと、前記マイクの裏面に開口すると共に、前記フレキシブル基板及び前記金属プレートを貫通した音孔と、を有し、当該電子機器は、さらに、前記金属プレートの裏面における前記音孔を囲む第1領域と、前記筐体の内面とに固着され、前記マイクモジュールを前記筐体に対して固定する両面テープと、前記金属プレートの裏面における前記第1領域外にある第2領域と、前記筐体の内面との間に設置され、前記第2領域と前記筐体の内面とを電気的に接続する導電性部材と、を備える。
本発明の上記態様によれば、省スペースでもマイクの設置が可能となる。
図1は、一実施形態に係る電子機器を上から見下ろした模式的な斜視図である。 図2は、第1筐体を前面側から見た模式的な平面図である。 図3Aは、マイクモジュールを前面側から見た模式的な平面図である。 図3Bは、図3Aに示すマイクモジュールを後面側から見た模式的な底面図である。 図4は、図2中のIV-IV線に沿う模式的な断面図である。 図5Aは、図2中のV-V線に沿う模式的な断面図である。 図5Bは、マイクモジュールを第1筐体に固定する前の状態での模式的な断面図である。 図6は、第1変形例に係る導電性部材を用いてマイクモジュールを第1筐体に取り付けた状態での模式的な断面図である。 図7は、第2変形例に係る導電性部材を用いてマイクモジュールを第1筐体に取り付けた状態での模式的な断面図である。 図8Aは、変形例に係るマイクモジュールを前面側から見た模式的な平面図である。 図8Bは、図8Aに示すマイクモジュールを後面側から見た模式的な底面図である。
以下、本発明に係る電子機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る電子機器10を上から見下ろした模式的な斜視図である。図1に示すように、電子機器10は、第1筐体12と第2筐体14とをヒンジ16で相対的に回動可能に連結したクラムシェル型のノート型PCである。第1筐体12は、ディスプレイ18を搭載したディスプレイ筐体である。第2筐体14は、キーボード20やタッチパッド21等の入力装置やマザーボード等を搭載した筐体である。本発明に係る電子機器は、ノート型PC以外、例えば単体のディスプレイ装置、タブレット型PC、携帯電話、スマートフォン、又は携帯用ゲーム機等でもよい。
以下、電子機器10について、筐体12,14の面方向を互いに直交(90度)とした状態を基準とし、ディスプレイ18の表示面18aを視認しながらキーボード20を使用するユーザから見て、手前側を前、奥側を後、幅方向を左右、上下方向を上下、と呼んで説明する。これらの各方向は、説明の便宜上のものであり、電子機器10の姿勢や筐体12,14間の角度によって実際の方向は適宜変化する。
第2筐体14は、扁平な箱体である。第2筐体14の内部には、CPU等を搭載したマザーボード、バッテリ装置、メモリ、アンテナ装置等の各種電子部品が収容されている。キーボード20及びタッチパッド21は、第2筐体14の上面14aに臨むように搭載されている。
第1筐体12は、第2筐体14よりも薄い扁平な箱体である。ディスプレイ18は、表示面18aが第1筐体12の前面12aを臨んでいる。第1筐体12は、後面12bを形成するカバー部材24と、前面12aの周縁部を形成するベゼル部材26とを有する。第1筐体12の上下左右の側面12cは、カバー部材24の四周縁部から起立した立壁32(図2参照)によって形成されている。カバー部材24は後面12bのみを形成するプレート状に構成し、側面12cは別部品である枠状のフレームに形成してもよい。第1筐体12は、図1中の下縁部がヒンジ16を介して第2筐体14の後縁部と相対的に回動可能に連結されている。
図2は、第1筐体12を前面12a側から見た模式的な平面図である。図2は、ベゼル部材26の図示を省略し、ディスプレイ18は外形のみを2点鎖線で図示している。つまり図2には、第1筐体12の内面12d(後面12bの裏面)と、この内面12dに設置された各部品とが図示されている。
図2に示すように、第1筐体12の上縁部には、カメラ28と、複数のマイクモジュール30と、が設けられている。図2中の参照符号31は、ヒンジ16を固定するためのねじ穴であり、下縁部の左右角部に設けられている。
カメラ28は、第1筐体12の内面12dに取り付けられている。カメラ28は、第1筐体12の前面12aに形成されたカメラ孔28a(図1参照)を通して第1筐体12の外部を臨んでいる。カメラ孔28aは、ディスプレイ18の上側のベゼル部材26の左右略中央に形成されている。
マイクモジュール30は、第1筐体12の内面12dに取り付けられている。マイクモジュール30は、例えば4個が左右に並ぶように設置されている。各マイクモジュール30は、それぞれ第1筐体12の上側の側面12cに形成されたマイク孔30aを通して第1筐体12の外部の音情報を取得する(図1参照)。マイク孔30aは、第1筐体12の外壁を貫通した微細な孔部である。具体的には、マイク孔30aは、内面12dから第1筐体12の上側の側面12cを形成する立壁32までを貫通している(図4参照)。マイク孔30aは、第1筐体12の内面12dから後面12bへと前後方向に貫通した形状等でもよい。
次に、マイクモジュール30の構成を説明する。
図3Aは、マイクモジュール30を前面12a側から見た模式的な平面図である。図3Bは、図3Aに示すマイクモジュール30を後面12b側から見た模式的な底面図である。図4は、図2中のIV-IV線に沿う模式的な断面図である。図5は、図2中のV-V線に沿う模式的な断面図である。
図2に示すように、マイクモジュール30は、例えば左右に並んだ2個1組で用いられ、左側の2個の組がカメラ28よりも左側に配置され、右側の2個の組がカメラ28よりも右側に配置されている。各マイクモジュール30は、ディスプレイ18の上縁部の上方であって、ベゼル部材26で覆われる位置に配置されている。マイクモジュール30は、例えば2個1組のみが設置されてもよい。
各マイクモジュール30は、1枚のフレキシブル基板34(FPC:Flexible Printed Circuits)に実装されている。フレキシブル基板34は、第1筐体12の内面12dとディスプレイ18の裏面との間を上から下に延在し、第1筐体12の下縁部から第2筐体14の後縁部を通して第2筐体14内のマザーボード等に接続される。各マイクモジュール30は、例えば各組毎に異なるフレキシブル基板に実装されてもよい。また、各マイクモジュール30毎に個別のフレキシブル基板に実装されてもよい。本実施形態では、カメラ28もフレキシブル基板34に接続されている。
図3A~図5Aに示すように、各マイクモジュール30は、マイク36と、フレキシブル基板34と、金属プレート38と、音孔40とを備える。
マイク36は、例えば振動膜を有するMEMSチップ36aやICチップ36bをポリマーカバー37でシールディングしたMEMSマイクロフォンである。マイク36(MEMSチップ36a)は、裏面36cに音孔40が開口している。フレキシブル基板34は、マイク36の裏面36cに積層されている。つまりフレキシブル基板34の表面34aがマイク36の実装面となる。なお、図5A以降の各図では、ICチップ36bやMEMSチップ36aの図示を省略している。
金属プレート38は、例えばステンレス鋼(SUS)、アルミニウム、銅等の導電性を有する金属で形成された薄いプレートである。金属プレート38は、フレキシブル基板34の裏面34bに積層されている。金属プレート38は、マイク36よりも僅かに大きな上下方向の幅寸法と、マイク36よりもある程度大きな左右方向の幅寸法とを有し、全体として略矩形状を成している。金属プレート38の左右両端には、円弧状の切欠部38aが形成されている。切欠部38aは、内面12dから起立した位置決めピン42が嵌合する位置決め部として機能する。切欠部38a及び位置決めピン42は、省略してもよい。
フレキシブル基板34は、金属プレート38の表面38bの略全面を覆うマイク実装部34cと、マイク実装部34cから下方に延びた枝線部34dと、を有する。各マイクモジュール30の枝線部34dは、1本の幹線部34eに集合して第2筐体14まで配策される(図2参照)。
音孔40は、マイク36(MEMSチップ36a)の裏面36cに開口し、フレキシブル基板34及び金属プレート38まで貫通している。音孔40は、後述する両面テープ50をさらに貫通し、第1筐体12のマイク孔30aに連通している。音孔40は、マイクモジュール30の音入力部であり、マイク36内部の振動膜へと連通している。
次に、マイクモジュール30の第1筐体12に対する取付構造を説明する。
図4及び図5Aに示すように、各マイクモジュール30は、両面テープ50と、導電性両面テープ52とを用いて第1筐体12に取り付けられている。
なお、図4及び図5Aに示す第1筐体12は、カバー部材24の内面に金属蒸着層(Spattering Surface)54が形成され、この金属蒸着層54の表面が第1筐体12の内面12dを形成している。従って、マイクモジュール30は、金属蒸着層54の表面に固定されている。カバー部材24が十分な導電性を有する金属等で形成されている場合、金属蒸着層54は省略してもよい。金属蒸着層54に代えて、図6に示す金属シート56等を用いてもよい。
両面テープ50は、マイクモジュール30を内面12dに固定するための粘着部材である。両面テープ50は、金属プレート38の裏面38cと、第1筐体12の内面12dとの間を固定している。音孔40は、両面テープ50も貫通している。換言すれば、両面テープ50には音孔40と連通する貫通孔が形成されている。
図3B及び図5Aに示すように、両面テープ50は、金属プレート38の裏面38cにおける音孔40を囲む一部領域(第1領域R1)に設けられている。第1領域R1は、例えば裏面38cの80%程度の範囲を占める領域であり、音孔40を完全に囲んでいる必要がある。
両面テープ50は、マイクモジュール30を内面12dに対して強力に固定し、音孔40でのエアタイトネスを確保する必要がある。現状、両面テープ50は、市販品では絶縁性素材のものしか適応がない。本実施形態の両面テープ50としては、例えば3M社のVHBテープ(登録商標)を挙げられる。
導電性両面テープ52は、マイクモジュール30を第1筐体12に対してグランド(フレームグランド)するための導電性部材である。導電性両面テープ52は、金属プレート38の裏面38cと、第1筐体12の内面12dとに固着されている。
図3B及び図5Aに示すように、導電性両面テープ52は、金属プレート38の裏面38cにおける第1領域R1外にある領域(第2領域R2)に設けられている。第2領域R2は、例えば裏面38cの20%程度の範囲を占める領域であり、音孔40に重ならない範囲である必要がある。
導電性両面テープ52は、金属プレート38と金属蒸着層54とを電気的に接続する必要がある。本実施形態の導電性両面テープ52は、例えば導電性を有する基材(ファブリック)の両面に導電性フィラー(例えばニッケルフィラー)を充填した粘着層を設けた構成である。
このような導電性両面テープ52は、基材の両面の粘着層が十分に圧縮された状態でないと、各粘着層に充填された導電性フィラー同士が十分に接触せず、厚み方向で所望の導電率が得られない可能性がある。そこで、図5Bに示すように、導電性両面テープ52は、マイクモジュール30を第1筐体12に固定する前の状態で、両面テープ50の厚みよりも多少大きな厚みを有するものを用いている。すなわち、無負荷の状態で、図5B中の厚みtだけ導電性両面テープ52の方が両面テープ50よりも厚い。マイクモジュール30が第1筐体12に取り付けられた状態では、導電性両面テープ52は圧縮された状態で金属プレート38の第2領域R2と第1筐体12の内面12dとの間に設置される。
従って、マイクモジュール30は、第1筐体12の内面12dに固定する際、両面テープ50及び導電性両面テープ52を圧縮しながら金属蒸着層54の表面(内面12d)に押し付ける。そうすると、両面テープ50が十分に圧縮され、マイクモジュール30が内面12dに固定された際、導電性両面テープ52は少なくとも厚みt分だけ余計に圧縮される。その結果、導電性両面テープ52は、各粘着層の導電性フィラー同士が十分に接触し、所望の導電率で金属プレート38と第1筐体12との間を電気的に接続する。導電性両面テープ52の厚みは、例えば両面テープの厚みの100%よりも大きく、且つ110パーセント以下に設定されるとよい。厚みtが過大であると、今度は両面テープ50の粘着力の低下を招くからである。なお、両面テープ50の厚みに対する導電性両面テープ52の厚みの割合は、両面テープ50の厚みや導電性フィラーの素材等によっても異なるため、それぞれの仕様に応じた最適値に設定するとよい。
図6は、第1変形例に係る導電性部材(導電性両面テープ58)を用いてマイクモジュール30を第1筐体12に取り付けた状態での模式的な断面図である。図6に示すマイクモジュール30及びその周辺部の構成において、図1~図5Bに示すマイクモジュール30及びその周辺部の構成と同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付して詳細な説明を省略し、図7~図8Bの各構成例についても同様とする。
図6に示す構成例は、図5Aに示す構成例と比べて、導電性両面テープ52及び金属蒸着層54に代えて、導電性両面テープ58及び金属シート56を用いている点が異なる。
導電性両面テープ58は、両面テープ50に対する厚みの大小関係が異なる以外は上記した導電性両面テープ52と同一又は同様な特性を有する両面テープでよい。図6から明らかな通り、導電性両面テープ58は、マイクモジュール30を第1筐体12に固定する前の無負荷の状態で、その厚みが両面テープ50の厚みよりも小さい。
金属シート56は、カバー部材24の内面に貼り付けられ、その表面が第1筐体12の内面12dを形成している。従って、マイクモジュール30は、金属シート56の表面に固定されている。金属シート56は、例えばアルミニウムや銅のような金属製の薄いシートである。
金属シート56は、両面テープ50が固定される部分56a(平面視で第1領域R1と重なる部分)は、その裏面56bが粘着剤や接着剤でカバー部材24の内面に貼り付けられている。金属シート56は、導電性両面テープ58と重なる部分56c(平面視で第2領域R2と重なる部分)では、裏面56bに接着剤や粘着剤が設けられていない非接着領域56dを有し、内面12dに貼り付けされない。
従って、図6に示す構成例のマイクモジュール30は、第1筐体12の内面12dに固定する際、両面テープ50及び導電性両面テープ58を圧縮しながら金属シート56の表面(内面12d)に押し付ける。そうすると両面テープ50が十分に圧縮され、同時に導電性両面テープ58も圧縮されつつ金属シート56の部分56cに押し付けられる。次いで、マイクモジュール30の押し付け力を開放すると、両面テープ50の反発力でマイクモジュール30が内面12dから離間する方向に上昇する。この際、金属シート56の部分56cは非接着領域56dを有する。このため、金属シート56の部分56cは、導電性両面テープ58と共に上昇し、カバー部材24の内面から離間する。これにより金属シート56の部分56cは、導電性両面テープ58と一体となり、カバー部材24の内面によって引っ張られて剥がれることがない。このため、導電性両面テープ58と第1筐体12との間の導通状態が確保される。
その結果、導電性両面テープ52は、各粘着層の導電性フィラー同士が十分に接触し、所望の導電率で金属シート56と固定され、金属プレート38と第1筐体12との間が電気的に接続される。導電性両面テープ58の厚みは、例えば両面テープの厚みの100%よりも小さく、且つ80パーセント以上に設定されるとよい。導電性両面テープ58が両面テープ50よりも薄すぎると、今度は導電性両面テープ58が十分な圧縮を受けることができず、所望の導電率を発揮できない可能性があるからである。なお、両面テープ50の厚みに対する導電性両面テープ58の厚みの割合は、両面テープ50の厚みや導電性フィラーの素材等によっても異なるため、それぞれの仕様に応じた最適値に設定するとよい。
図7は、第2変形例に係る導電性部材(金属シート60)を用いてマイクモジュール30を第1筐体12に取り付けた状態での模式的な断面図である。
図7に示す構成例は、図5Aに示す構成例と比べて、導電性両面テープ52に代えて、金属シート60を用いている点が異なる。
金属シート60は、金属プレート38の裏面38cの第2領域R2と、第1筐体12(金属蒸着層54)の内面12dとの間を電気的に接続するための導電性部材である。金属シート60は、例えばアルミニウムや銅のような金属製の薄いシートである。金属シート60は、例えばU字形状に折り返された状態で、裏面38cと内面12dとの間で横倒しに設置される。金属シート60のU字の一方の端部(第1端部60a)は、接着剤や粘着剤を用いて金属プレート38の裏面38cに固着される。金属シート60のU字の他方の端部(第2端部60b)は、接着剤や粘着剤を用いて第1筐体12(金属蒸着層54)の内面12dに固着される。
金属シート60は、U字に折り返さず、例えば階段状に折り曲げて裏面38c及び内面12dに固定してもよい。但し、この構成では、第1端部60aと第2端部60bとが左右方向に並ぶため、十分な接触面積で端部60a,60bを面38c,12dに固定しようとすると、マイクモジュール30の左右方向幅を拡大する必要がある。この点、金属シート60は、上記のようにU字状に折り返すことで、平面視で最小限の設置面積でありながらも、十分な接触面積で端部60a,60bを面38c,12dに固定することができる。なお、図7に示す構成例のマイクモジュール30についても、第1筐体12の内面12dに固定する際、両面テープ50及び折り返した金属シート60を内面12dに向かって圧縮すればよい。
図8Aは、変形例に係るマイクモジュール30Aを前面12a側から見た模式的な平面図である。図8Bは、図8Aに示すマイクモジュール30Aを後面12b側から見た模式的な底面図である。
図8A及び図8Bに示すマイクモジュール30Aは、図3A及び図3B等に示すマイクモジュール30と比べて、モジュール全体の左右方向幅が短い構成である。
図3A及び図3B等に示すマイクモジュール30は、第1筐体12側の位置決めピン42の配置との関係で、モジュール全体の左右方向幅がある程度長尺に形成されていた。これに対し、図8A及び図8Bに示すマイクモジュール30Aは、マイク36の左右方向幅に対し、金属プレート38及びマイク実装部34c(フレキシブル基板34)の左右方向幅を可能な限り同じ大きさまで短縮した構造である。図8A及び図8Bから明らかな通り、マイクモジュール30Aは、切欠部38aによる位置決めが不要な仕様であれば、マイク36と金属プレート38等との左右方向幅が略同一となる。
マイクモジュール30Aにおいても、両面テープ50は、音孔40の周囲を所定の半径領域で囲んでいる必要がある。これはマイク36のエアタイトネスの確保のためである。このようなマイクモジュール30Aは、図6や図7に示す構成例と組み合わせて用いてもよい。
以上のように、本実施形態に係る電子機器10は、マイクモジュール30(30A)を構成する金属プレート38の裏面38cにおける音孔40を囲む第1領域R1と、第1筐体12の内面12dとに固着され、マイクモジュール30(30A)を第1筐体12に対して固定する両面テープ50を備える。さらに電子機器10は、金属プレート38の裏面38cにおける第2領域R2と、第1筐体12の内面12dとの間に設置され、第2領域R2と第1筐体12の内面12dとを電気的に接続する導電性部材(導電性両面テープ52,58、金属シート60)を備える。
従って、当該電子機器10によれば、音孔40を囲む両面テープ50によってマイクモジュール30(30A)を高い粘着力で内面12dに固定し、高いエアタイトネスを確保することができる。この際、マイクモジュール30(30A)のフレームグランド用の導電性部材(導電性両面テープ52等)は、金属プレート38の裏面38cと第1筐体12の内面12dとの間に挟まれた位置に設置されている。このため、マイクモジュール30(30A)は、フレームグランドを確実に確保しつつ、平面視での外形面積を最小限に抑えることができ、省スペースでの設置が可能である。その結果、マイクモジュール30(30A)は、例えばマイク素子(マイク36)の左右方向幅と略同一の左右方向幅に構成しつつも(図8A及び図8B参照)、エアタイトネスとフレームグランドとが確保される。
特に電子機器10は、図2に示すように、マイクモジュール30(30A)の設置スペースにはカメラ28の他、いわゆるスマートライト用のLEDモジュールや各種センサ等が設置され、スペースの制約が大きい。しかしながら当該マイクモジュール30(30A)は、左右方向幅を限界まで小さくできるため、図2に示すような4マイク構造も構築できる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 電子機器
12 第1筐体
14 第2筐体
16 ヒンジ
18 ディスプレイ
30,30A マイクモジュール
30a マイク孔
34 フレキシブル基板
36 マイク
38 金属プレート
40 音孔
50 両面テープ
52,58 導電性両面テープ
56,60 金属シート

Claims (6)

  1. 電子機器であって、
    筐体と、
    前記筐体の外壁を貫通し、前記筐体の内外を連通するマイク孔と、
    前記筐体内に設けられ、前記マイク孔に臨むように配置されたマイクモジュールと、
    を備え、
    前記マイクモジュールは、
    前記マイク孔を通して前記筐体外の音情報を取得するマイクと、
    前記マイクの裏面に積層され、前記マイクを実装したフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板の裏面に積層された金属プレートと、
    前記マイクの裏面に開口すると共に、前記フレキシブル基板及び前記金属プレートを貫通した音孔と、
    を有し、
    当該電子機器は、さらに、
    前記金属プレートの裏面における前記音孔を囲む第1領域と、前記筐体の内面とに固着され、前記マイクモジュールを前記筐体に対して固定する両面テープと、
    前記金属プレートの裏面における前記第1領域外にある第2領域と、前記筐体の内面との間に設置され、前記第2領域と前記筐体の内面とを電気的に接続する導電性部材と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記導電性部材は、前記両面テープよりも厚みが厚い導電性両面テープが圧縮されて前記第2領域と前記筐体の内面との間に設置されている
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記導電性部材は、前記両面テープよりも厚みが厚く、前記両面テープの厚みの110パーセント以下である導電性両面テープが圧縮されて前記第2領域と前記筐体の内面との間に設置されている
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記導電性部材は、前記両面テープよりも厚みが薄い導電性両面テープで構成されており、
    前記筐体の内面には、金属シートが貼り付けられており、
    前記金属シートは、前記筐体の内面に貼り付けされない非接着領域を、前記導電性両面テープと重なる範囲に有する
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記導電性部材は、前記金属プレートの裏面及び前記筐体の内面とそれぞれ固着された金属シートで構成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器であって、
    前記金属シートは、U字形状に折り返された状態で、該U字形状の一方の端部が前記金属プレートの裏面に固着され、該U字形状の他方の端部が前記筐体の内面に固着されている
    ことを特徴とする電子機器。
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