JP2022085511A - 車両の下部構造 - Google Patents

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Shintaro Harugaichi
聖 吉田
Sei Yoshida
大介 辻
Daisuke Tsuji
晃一 谷本
Koichi Tanimoto
俊之 古賀
Toshiyuki Koga
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Abstract

【課題】取付ブラケットと一体的に構成されるエネルギ吸収部材を備える車両において、車両の安全性能を確保しつつ、重量および製造コストを抑制する。【解決手段】車両1は、フロアパネル30に対して下側に配置されるとともに、車両前後方向における車両1の重心位置G1を通過するように延びる左右のバッテリユニット40L,40Rと、各バッテリユニット40L,40Rにおいて車幅方向の外側に面する外側面部44L,44Rに取り付けられ、フロアパネル30に接続される複数の取付ブラケットと、を備える。複数の取付ブラケットは、車両前後方向における各バッテリユニット40L,40Rの重心位置G2を通過するように車両前後方向に沿って延びる第1の取付ブラケット80L,80Rを少なくとも含み、複数の取付ブラケットのうちの第1の取付ブラケット80L,80Rにのみ、エネルギ吸収部材85が一体的に設けられる。【選択図】図8

Description

本開示は、車両の下部構造に関する。
特許文献1には、車両の下部構造の一例が開示されている。具体的に、この特許文献1には、フロアパネルの車体下方側に配置される電池と、電池が取り付けられるバッテリフレームと、バッテリフレームの側壁部を覆う保護部材と、保護部材の車幅方向外側に配置されるエネルギ吸収部材と、を備えた車両が開示されている。
ここで、前記特許文献1に係る保護部材は、サイドフレームを介してフロアパネルに接続されるように構成されており、電池およびバッテリフレームを車体に接続するための取付ブラケットとして機能するようになっている。前述したエネルギ吸収部材は、取付ブラケットとしての保護部材と一体的に構成される。
そして、前記特許文献1によれば、保護部材およびエネルギ吸収部材は、車両前後方向に沿って延びるように形成される。エネルギ吸収部材は、バッテリフレームの側壁部に当接または近接し、該側壁部を覆うようになっている。
特開2014-80116号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されているように、取付ブラケットとしての保護部材、ひいてはエネルギ吸収部材を車両前後方向の全域にわたって延ばしてしまうと、車両の重量が増大してしまったり、製造コストの悪化を招いたりしてしまうため、不都合である。
その一方で、エネルギ吸収部材を単にコンパクト化するだけでは、重量、製造コスト等に係る課題こそ解決されるものの、衝突時における安全性能を確保する上では不都合である。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取付ブラケットと一体的に構成されるエネルギ吸収部材を備える車両において、車両の安全性能を確保しつつ、重量および製造コストを抑制することにある。
本開示の第1の態様は、車両の下部構造に係る。この車両は、フロアパネルの車両下側に配置され、車幅方向においては前記車両の側端部に向かって延びる一方、車両前後方向においては前記車両の重心位置を通過するように延びるバッテリユニットと、前記バッテリユニットにおいて車幅方向の外側に面する外側面部に取り付けられ、前記フロアパネルに接続される取付ブラケットと、を備え、前記取付ブラケットは、車両前後方向に間隔を空けた状態で、複数にわたり配置され、前記取付ブラケットは、車両前後方向における前記バッテリユニットの重心位置を通過するように車両前後方向に沿って延びる第1の取付ブラケットを少なくとも含み、前記取付ブラケットのうちの前記第1の取付ブラケットにのみ、エネルギ吸収部材が一体的に設けられる。
本開示の第1の態様によると、車両前後方向において、バッテリユニットの前端部と後端部との間に車両の重心位置が配置されることになる。この場合、バッテリユニットの重心位置と、車両の重心位置とは相互に近接することになる。また、車両前後方向において、第1の取付ブラケットの前端部と後端部との間にバッテリユニットの重心位置が配置されることになる。この場合、第1の取付ブラケットは、バッテリユニットの重心位置を含むように配置されることになる。第1の取付ブラケットには、他の取付ブラケットに比して、相対的に高い安全性能が求められる。
そして、本開示の第1の態様によれば、複数の取付ブラケットのうち、バッテリユニットの重心位置、ひいては車両の重心位置に近接する第1の取付ブラケットにのみ、エネルギ吸収部材を設ける。第1の取付ブラケットにおいては高い安全性能を確保する一方、他の取付ブラケットにおいてはエネルギ吸収部材を設けない分だけ重量および製造コストを抑制することができるようになる。これにより、車両の安全性能を確保しつつ、重量および製造コストを抑制することが可能になる。
また、本開示の第2の態様によると、前記車両のパワートレインは、車両前後方向の前側に配置され、前記第1の取付ブラケットは、前記取付ブラケットにおける他の取付ブラケットよりも車両前後方向の前側に配置される、としてもよい。
前記第2の態様によると、車両のパワートレインは、車両前側に配置される。この場合、車両の重心位置、ひいてはそれに近接するバッテリユニットの重心位置は、車両前後方向における前側に位置することになる。
前記第2の態様によれば、前側に位置する取付ブラケットにのみエネルギ吸収部材を設けることになる。エネルギ吸収部材を設けるべき取付ブラケットを制限することで、複数の取付ブラケット全体をよりコンパクトに構成することができるようになる。
また、本開示の第3の態様によると、前記第1の取付ブラケットは、前記他の取付ブラケットに比して、車両前後方向における寸法が長い、としてもよい。
前記第3の態様によれば、第1の取付ブラケットについては寸法を長く設定することで、エネルギ吸収部材の寸法をより長く設定することが可能となる。これにより、車両の安全性能を確保する上で有利になる。一方、他の取付ブラケットについては寸法を短く設定することで、重量および製造コストを抑制する上で有利になる。
また、本開示の第4の態様によると、前記取付ブラケットのうち、前記第1の取付ブラケットは、押出材によって形成され、前記第1の取付ブラケット以外の他の取付ブラケットは、プレス材によって形成される、としてもよい。
前記第4の態様によれば、第1の取付ブラケットについては、エネルギ吸収部材を一体的に設ける上で有利になる一方、他の取付ブラケットについては、軽量化を図る上で有利になる。
また、本開示の第5の態様によると、前記第1の取付ブラケットは、フロアサイドフレームを介して前記フロアパネルに接続されるように、前記フロアサイドフレームの下端部に締結され、前記フロアサイドフレームは、車幅方向においてサイドシルに隣接し、車高方向において、前記フロアサイドフレームの下端部は、前記サイドシルの下端部よりも高い位置に配置され、車高方向において、前記エネルギ吸収部材の下端部は、前記サイドシルの下端部と同じ高さ位置に配置される、としてもよい。
前記第5の態様によると、エネルギ吸収部材をサイドシルによって覆い隠すことが可能となる。これにより、車両の意匠性を高める上で有利になる。
また、本開示の第6の態様によると、前記第1の取付ブラケットは、前記フロアサイドフレームに締結される取付プレートを有し、前記取付プレートは、車両前後方向に延びる板状に形成され、前記取付プレートは、前記第1の取付ブラケットにおける他の部位とともに、中空の閉断面を有する前記エネルギ吸収部材を構成する、としてもよい。
前記第6の態様によると、第1の取付ブラケットを構成する各部全体がエネルギ吸収部材を構成することになる。これにより、エネルギ吸収部材の性能が向上し、ひいては、車両の安全性能を確保する上で有利になる。
また、本開示の第7の態様によると、前記車両は、車両前後方向に延びる配管を備え、前記配管は、車幅方向においては前記エネルギ吸収部材の車幅方向先端部よりも内側に配置され、車高方向においては前記取付プレートの下側に配置される、としてもよい。
前記第7の態様によると、エネルギ吸収部材によって配管を保護することができる。これにより、車両の安全性能を確保する上で有利になる。
以上説明したように、本開示によれば、取付ブラケットと一体的に構成されるエネルギ吸収部材を備える車両において、車両の安全性能を確保しつつ、重量および製造コストを抑制することができる。
図1は、本開示に係る車両の下部構造が適用された車両の駆動系を例示する概略図である。 図2Aは、車両前側の構成を上方から見て例示する平面図である。 図2Bは、車両前側の構成を下方から見て例示する底面図である。 図3は、フロアトンネル内の構成を車両右側から見て例示する図である。 図4は、バッテリユニット周辺の構成を車両上側から見て例示する平面図である。 図5は、バッテリユニット周辺の構成を斜め上側から見て例示する斜視図である。 図6は、アウターブラケットのレイアウトを例示する側面図である。 図7は、図6のI-I断面を例示する断面図である。 図8は、図6のII-II断面を例示する断面図である。 図9は、図6のIII-III断面を例示する断面図である。 図10は、第1の左側アウターブラケットを車幅方向の外側かつ斜め上側から見て例示する斜視図である。 図11は、第1の左側アウターブラケットを車幅方向の外側かつ斜め下側から見て例示する斜視図である。 図12は、第1の左側アウターブラケットを車両前後方向の前側から見て例示する正面図である。 図13は、第2の左側アウターブラケットを車幅方向の外側かつ斜め上側から見て例示する斜視図である。 図14は、第2の左側アウターブラケットを車幅方向の外側から見て例示する側面図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は例示である。
図1は、本開示に係る車両の下部構造が適用された車両1の駆動系を例示する概略図である。また、図2Aは車両1の前側部分の構成を上方から見て例示する平面図であり、図2Bは、車両1の前側部分の構成を下方から見て例示する底面図である。
なお、以下の説明における「前」、「後」、「上」および「下」なる語は、それぞれ、車両1を基準として定義される。すなわち、以下の説明において、「前」とは車両前後方向における前側を指し、「後」とは車両前後方向における後側を指す。同様に、「上」とは車高方向における上側を指し、「下」とは車高方向における下側を指す。以下の記載では、車両前後方向を単に「前後方向」と呼称したり、車高方向を単に「上下方向」と呼称したり、車幅方向を単に「左右方向」と呼称したりする場合がある。
また、以下の説明における「左」および「右」なる語も、車両1を基準として定義される。すなわち、以下の説明において、「左」とは車両1を後側から前側に向かって見た場合における車幅方向の左側を指し、「右」とは車両を後側から前側に向かって見た場合における右側を指す。
(全体構成)
図1に例示する車両1は、ハイブリッド車両である。詳しくは、図1に示すように、車両1は、駆動源(パワートレイン)としてのエンジン2およびモータ3と、エンジン2およびモータ3の少なくとも一方から伝達された駆動力を変速して伝達するトランスミッション4と、を備える。エンジン2は、車室よりも前側に配置されたエンジンルーム内に収容されている。エンジン2は、このエンジンルーム内で、車幅方向の略中央の位置に縦置きされている。モータ3は、エンジン2の後側にダンパ5を介して配置されている。トランスミッション4は、モータ3の後側に縦置きされている。
パワートレインとしてのエンジン2およびモータ3が車両前後方向の前側に配置されるものの、モータ3用の充電器(不図示)が車両前後方向の後側に配置されることから、車両1の車両前後方向における重心位置G1は、車両1の車両前後方向における中間位置おりも若干前側(具体的には、Bピラー付近)に位置することになる(図4を参照)。
車両1は、少なくとも左右の後輪7を駆動輪とする車両である。より詳細には、この車両1は、左右の前輪6と、左右の後輪7との両方を駆動輪とする四輪駆動車として構成されている。トランスミッション4の後部は、駆動力を前輪6と後輪7とに伝達するためのトランスファー4aとなっている。トランスファー4aからは、前側に向かって、フロントプロペラシャフト8が延びている。トランスファー4aからは、後側に向かってリアプロペラシャフト9が延びている。フロントプロペラシャフト8は、車幅方向の中央よりもやや右側に配置されている。リアプロペラシャフト9は、車幅方向の略中央に配置されている。詳細は省略するが、トランスミッション4により変速された駆動力は、トランスファー4aにより、フロントプロペラシャフト8及びリアプロペラシャフト9にそれぞれ伝達される。フロントプロペラシャフト8は前輪6に駆動力を伝達し、リアプロペラシャフト9は、後輪7に駆動力を伝達する。
図2Bに示すように、トランスミッション4は、少なくとも車両後側の部分がフロアトンネル10内に侵入した状態で配置される。より詳細には、トランスミッション4は、前側から後側に向かって下側に傾斜するように配置されている。
図2Aに示すように、フロアトンネル10は、トンネルパネル11により形成されている。図3に示すように、トンネルパネル11は、その上端部が、前側から後側に向かうに従って、下側に傾斜するようになっている。このため、フロアトンネル10は、後側ほど上下方向に狭くなるようになっている。
フロアトンネル10内には、リアプロペラシャフト9が配置されている。リアプロペラシャフト9は、トランスファー4aとラバーカップ4bを介して接続されている。リアプロペラシャフト9は、ラバーカップ4bの位置から、後側に向かって下側に傾斜して延びている。リアプロペラシャフト9の前後方向の中間の位置には、ユニバーサルジョイント9aが設けられている。リアプロペラシャフト9は、例えば前突時には、ユニバーサルジョイント9aを起点として上下方向及び左右方向に折れ曲がるようになっている。
本実施形態に係るリアプロペラシャフト9は、ユニバーサルジョイント9aによって前後方向に2分されている。具体的に、リアプロペラシャフト9は、車両前側から順に、トランスミッション4に接続される第1シャフト部9bと、ユニバーサルジョイント9aを介して第1シャフト部9bに接続される第2シャフト部9cと、を有している。
リアプロペラシャフト9におけるユニバーサルジョイント9aの前側には、別のラバーカップが設けられている。該ラバーカップの位置には、リアプロペラシャフト9を支持する支持ブラケット9dが設けられている。支持ブラケット9dは、ラバーカップを下側から覆うようなU字形状を有しており、左右の端部がトンネルパネル11に設けられた補強用のアッパトンネルレイン12にボルトで接続されている。
トンネルパネル11の左右の端部には、前後方向に延びるサイドトンネルレイン13がそれぞれ設けられている。各サイドトンネルレイン13は、トンネルパネル11を補強するための部材である。各サイドトンネルレイン13は、トンネルパネル11との間に閉断面を構成するように、トンネルパネル11の内側部分にそれぞれ溶接により接続されている。
トンネルパネル11の車両左側および車両左側には、それぞれ、車室フロアを構成する左右一対のフロアパネル30がそれぞれ配置されている。フロアパネル30は、前後方向及び左右方向に沿って水平に広がっている。図示は省略するが、左側のフロアパネル30の右側端部は、トンネルパネル11の左側端部と溶接により接続されている。同様に、右側のフロアパネル30の左側端部は、トンネルパネル11の右側端部と溶接により接続されている。左右のフロアパネル30は、トンネルパネル11により左右に連結されている。各フロアパネル30とトンネルパネル11との各接続部は、トンネルパネル11とサイドトンネルレイン13との接続部と同じか、又は該接合部よりも車幅方向外側に位置している。
図2Bに示すように、左右のフロアパネル30の前端部には、左右のトーボード32が、左側同士及び右側同士でそれぞれ溶接により接続されている。左右のトーボード32は、左右のフロアパネル30の前端部から前側に向かって上方に傾斜するように延びている。左右のトーボード32の上端部は、車室とエンジンルームとを区画するダッシュパネル(図示省略)の下端部に接合されている。左側のトーボード32の右側端部は、トンネルパネル11の左側端部と溶接により接続されている。右側のトーボード32の左側端部は、トンネルパネル11の右側端部と溶接により接続されている。
図2Bに示すように、左右のフロアパネル30の下面及び左右のトーボード32の下面には、前後方向に延びる左右一対のフロアフレーム(フロアサイドフレーム)21がそれぞれ接続されている。左右のフロアフレーム21は、車幅方向に互いに離間するように、後側に向かって車幅方向外側にそれぞれ傾斜しながら延びた後、互いに平行になるように後側に向かって真っ直ぐに伸びている。
図7及び図8に示すように、左右のフロアパネル30の車幅方向外側の端部には、前後方向に延びる左右一対のサイドシル22が接続されている。左右のサイドシル22は、左右のフロアフレーム21よりも車幅方向外側にそれぞれ位置している。左側のサイドシル22は、左側のフロアパネル30の左側端部と溶接により接続されている。右側のサイドシル22は、右側のフロアパネル30の右側端部と溶接により接続されている。
また、図7及び図8に示すように、左右のフロアフレーム21は、それぞれ、車幅方向において左右のサイドシル22に隣接する(図では、左側のフロアフレーム21及びサイドシル22のみを示す)。また、フロアフレーム21の下端部は、サイドシル22の下端部よりも高い位置に配置される。
図2に示すように、左右のフロアフレーム21の前端部と左右のサイドシル22の前端部とは、左右のガセット23により、左側同士及び右側同士でそれぞれ接続されている。
図1及び図2Bに示すように、トランスファー4aよりも後側の領域において、フロアトンネル10の左側及び右側には、モータ3を駆動するための電力が蓄積されたバッテリユニット40L,40Rが左右に分かれて配置されている。特に、本実施形態に係るバッテリユニット40L,40Rは、図2Aに破線で示したように、フロアトンネル10の車両左側および車両右側に配置されるフロアパネル30に対し、車両下側に配置されるようになっている。
図2に示すように、左右のフロアフレーム21の前端部と左右のサイドシル22の前端部とは、左右のガセット23により、左側同士及び右側同士でそれぞれ接続されている。
図1及び図2Bに示すように、トランスファー4aよりも後側の領域において、フロアトンネル10の左側及び右側には、モータ3を駆動するための電力が蓄積されたバッテリユニット40L,40Rが左右に分かれて配置されている。特に、本実施形態に係るバッテリユニット40L,40Rは、図2Aに破線で示したように、フロアトンネル10の車両左側および車両右側に配置されるフロアパネル30に対し、車両下側に配置されるようになっている。
ここで、左側バッテリユニット40Lは、助手席(座席)の下方に配置されており、右側バッテリユニット40Rは、運転席(座席)の下方に配置されている。左右のバッテリユニット40L,40Rは、コネクタにより、互いに電気的に接続されている。図2Aに示すように、左側バッテリユニット40Lの右側端部及び右側バッテリユニット40Rの左側端部は、上下方向に沿って上側又は下側から見た場合において、僅かにフロアトンネル10と重複するようになっている。
左右のバッテリユニット40L,40Rは、双方とも、車両前後方向においては車両1の重心位置G1を通過するように延びる。言い換えると、車両1の重心位置G1は、車両前後方向において、左右のバッテリユニット40L,40Rの前端部と後端部との間に位置するようになっている(図4の鎖線L1を参照)。このように配置することで、左右のバッテリユニット40L,40Rそれぞれの重心位置G2と、車両1の重心位置G1とが車両前後方向において近接することになる。
左右のバッテリユニット40L,40Rは、双方とも、車両前後方向においては車両1の重心位置G1を通過するように延びる。詳しくは、車両1の重心位置G1が、車両前後方向において、左右のバッテリユニット40L,40Rの前端部と後端部との間に位置するように構成されている。このように配置することで、左右のバッテリユニット40L,40Rそれぞれの重心位置G2と、車両1の重心位置G1とが車両前後方向において近接することになる。
左右のバッテリユニット40L,40Rは、双方とも、車幅方向においては、車幅方向においては車両1の側端部(サイドシル22)に向かって延びている。左右のバッテリユニット40L,40Rは、双方とも、車両1の側端付近まで延びている。具体的に、左右のバッテリユニット40L,40Rは、それぞれ、フロアフレーム21を挟んでサイドシル22と向かい合っている。
図2Bに示すように、ミッション支持メンバ33の右側には、エンジン2から排気ガスが通る排気管28が配置されている。排気管28は、エンジン2からトランスミッション4及びミッション支持メンバ33の右側を迂回してフロアトンネル10に向かって延びた後、フロアトンネル10内を通って、後側に向かって延びている。排気管28は、ミッション支持メンバ33の右側の位置に、排気浄化装置29を有する。排気浄化装置29は、横長の楕円形状をなしており、内部に排気浄化触媒29aを有する。排気管28は、右側バッテリユニット40Rの前面部43Rとミッション支持メンバ33と同じ高さ位置において、右側バッテリユニット40Rの前面部43Rとミッション支持メンバ33との間を通って、フロアトンネル10内に侵入するように構成されている。
次に、左側バッテリユニット40L及び右側バッテリユニット40Rの周辺構成について詳細に説明する。
(左側バッテリユニット40Lに係る構成)
まず、左側バッテリユニット40Lの周辺構成について説明する。図2B及び図4~図6に示すように、左側バッテリユニット40Lは、箱状をなしていて、底面視では略矩形状をなしている。
詳しくは、左側バッテリユニット40Lは、左側前面部43Lと、左側前面部43Lの車幅方向外側の端部から前後方向に延びる左側外側面部44Lと、左側前面部43Lの車幅方向内側の端部から前後方向に延びる左側内側面部45Lと、左側前面部43Lの上端部から車両後側に向かって水平に広がる左側上面部46Lと、左側前面部43Lの下端部から左側上面部46Lと上下方向に対向して広がる左側下面部47Lと、左側前面部43Lと前後方向に対向する左側後面部48Lと、を有する。
左側バッテリユニット40Lの各面部43L~48Lの端縁同士は、それぞれ一体となっている。左側前面部43Lは、車幅方向内側の部分が、車幅方向外側の部分に対して、後側に位置している。これにより、左側バッテリユニット40Lを出来る限り大きくしつつ、ミッション支持メンバ33を配置する空間が形成されるようになる。
また、本実施形態に係る左側バッテリユニット40Lは、上下一対のケース部材を締結することで構成される。詳しくは、図5、図7及び図8に示すように、左側バッテリユニット40Lは、上下方向に分割された第1左側ケース41Lと第2左側ケース42Lとを有する。第1左側ケース41Lは、左側上面部46Lを含むケース部材であって、相対的に上側に位置する。第2左側ケース42Lは、左側下面部47Lを含むケース部材であって、相対的に下側に位置する。
また、第1左側ケース41L及び第2左側ケース42Lは、それぞれ、車両上側または車両下側に向かって開口した箱状に形成されているとともに、その開口の周縁に沿って設けられるフランジ41aL,42aLを有する。詳しくは、第1左側ケース41Lは、下端部に、端縁に沿って延びるフランジ41aLを有し、第2左側ケース42Lは、上端部に、端縁に沿って延びるフランジ42aLを有する。
フランジ41aL,42aLにボルト(締結具)を挿入することで、ケース部材としての第1左側ケース41L及び第2左側ケース42Lを相互に締結することができる。詳しくは、第1左側ケース41Lと第2左側ケース42Lとは、互いのフランジ41aL,42aLを上下方向に突き合わせた状態で、ボルトによって接続されている。第1左側ケース41Lと第2左側ケース42Lとの当接部分には、シール部材が配置されている。
左側バッテリユニット40Lは、複数の取付ブラケット51L,52Lを介して車体構造部品に接続されている。本実施形態に係る取付ブラケット51L,52Lは、左側バッテリユニット40Lにおいて車幅方向の外側(左側)に面する左側外側面部44Lと、左側バッテリユニット40Lにおいて車幅方向の内側(右側)に面する左側内側面部45Lと、のそれぞれに取り付けられている。
左側バッテリユニット40Lは、複数の取付ブラケット51L,52Lを介して車体構造部品に接続されている。本実施形態に係る取付ブラケット51L,52Lは、左側バッテリユニット40Lにおいて車幅方向の外側(左側)に面する左側外側面部44Lと、左側バッテリユニット40Lにおいて車幅方向の内側(右側)に面する左側内側面部45Lと、のそれぞれに取り付けられている。
具体的に、左側バッテリユニット40Lにおける左側外側面部44Lには、取付ブラケットとしての左側アウターブラケット52Lが取り付けられている(図1、図2B及び図4~図5を参照)。この左側アウターブラケット52Lは、左側バッテリユニット40Lをフロアパネル30に接続する。同様に、左側バッテリユニット40Lにおける左側内側面部45Lには、取付ブラケットとしての左側インナーブラケット51Lが取り付けられている(図1~図6を参照)。この左側インナーブラケット51Lは、左側バッテリユニット40Lをトンネルパネル11に接続する。
左側インナーブラケット51Lは、車両前後方向に間隔を空けた状態で、複数にわたり配置される。ここで、本実施形態に係る左側インナーブラケット51Lは、第1の左側インナーブラケット60Lと、車両前後方向に沿って第1の左側インナーブラケット60Lと並んで配置されかつ第1の左側インナーブラケット60Lよりも車両後側に位置する第2の左側インナーブラケット70Lと、を有してなる。
このうち、第1の左側インナーブラケット60Lは、ユニバーサルジョイント9aよりも車両前側に配置されており、第2の左側インナーブラケット70Lに比してトランスミッション4に近接して配置される。より詳細には、第1の左側インナーブラケット60Lは、第2の左側インナーブラケット70Lに比して、車両前後方向における左側バッテリユニット40Lの重心位置G2に近接するように配置される。図2に示す例では、第1の左側インナーブラケット60Lは、左側内側面部45Lにおける前側の部分を車幅方向内側から覆うように構成されている。
第1の左側インナーブラケット60Lは、車体構成部品に左側バッテリユニット40Lを接続するための取付ブラケットとしての機能に加え、左側内側面部45Lを車幅方向内側から覆うプロテクタとしても機能する。第1の左側インナーブラケット60Lは、前突時において、トランスファー4aごとトランスミッション4がフロアトンネル10内に進入してきたときに、トランスファー4aが左側バッテリユニット40Lの左側内側面部45Lに当接するのを抑制するための部材である。左側インナープロテクタ70Lは、例えば、鋳鉄で構成されている。
第1の左側インナーブラケット60Lは、車体構成部品に左側バッテリユニット40Lを接続するための取付ブラケットとしての機能に加え、左側内側面部45Lを車幅方向内側から覆うプロテクタとしも機能する。第1の左側インナーブラケット60Lは、前突時において、トランスファー4aごとトランスミッション4がフロアトンネル10内に進入してきたときに、トランスファー4aが左側バッテリユニット40Lの左側内側面部45Lに当接するのを抑制するための部材である。左側インナープロテクタ70Lは、例えば、鋳鉄で構成されている。
第2の左側インナーブラケット70Lは、ユニバーサルジョイント9aよりも車両後側に配置されている。また、図3に示すように、第2の左側インナーブラケット70Lは、車両前後方向において、第1の左側インナーブラケット60Lよりもユニバーサルジョイント9aに近接している。
第2の左側インナーブラケット70Lは、左側内側面部45Lにおいてユニバーサルジョイント9aよりも車両後側に位置する部分を覆う板状のプロテクタとして構成されている。第2の左側インナーブラケット70Lは、前突時においてトランスファー4aごとトランスミッション4がフロアトンネル10内に進入してきたときに、ユニバーサルジョイント9aを起点として左右方向に折れ曲がった場合に機能する。この場合、第2の左側インナーブラケット70Lは、ユニバーサルジョイント9aと左側バッテリユニット40Lの左側内側面部45Lとの当接を抑制するための部材としてその機能を発揮する。左側インナープロテクタ70Lは、例えば、高張力鋼板部品で構成されている。
左側アウターブラケット52Lは、車両前後方向に間隔を空けた状態で、複数にわたり配置される。ここで、本実施形態に係る左側アウターブラケット52Lには、車両前後方向に沿って延びる第1の左側アウターブラケット80Lが少なくとも含まれる。
第1の左側アウターブラケット80Lは、車両前後方向における左側バッテリユニット40Lの重心位置G2を通過するように車両前後方向に沿って延びている。詳しくは、図1に示すように、第1の左側アウターブラケット80Lの前端部は、左側バッテリユニット40Lの重心位置G2よりも車両前側に配置され、第1の左側アウターブラケット80Lの後端部は、左側バッテリユニット40Lの重心位置G2よりも車両後側に配置されるようになっている(図4の鎖線L2を参照)。図2に示す例では、第1の左側アウターブラケット80Lは、左側外側面部44Lにおける前後方向の中間位置に取り付けられている。
具体的に、第1の左側アウターブラケット80Lは、複数の左側アウターブラケット52Lにおける他の左側アウターブラケットよりも車両前後方向の前側に配置される。本実施形態に係る複数の左側アウターブラケット52Lは、前述した第1の左側アウターブラケット80Lと、第1の左側アウターブラケット80Lよりも車両前後方向の後側に配置される第2の左側アウターブラケット90Lと、を有してなる。
図4及び図5に示すように、第1の左側アウターブラケット80Lは、第2の左側アウターブラケット90Lに比して、車両前後方向における寸法が長い。また、第1の左側アウターブラケット80Lは押出材によって形成され、第2の左側アウターブラケット90Lはプレス材によって形成される。
本実施形態では、複数の左側アウターブラケット52Lのうちの第1の左側アウターブラケット80Lにのみ、エネルギ吸収部材85が一体的に設けられている(図8参照)。このエネルギ吸収部材85は、車両前後方向に垂直な断面視において、閉断面を区画している。エネルギ吸収部材85は、第1の左側アウターブラケット80Lの前端部から後端部にわたって一体的に設けられている。
また、本実施形態に係る車両1は、車両前後方向に延びる配管24を備えている。この配管24には、車両後側に配置された充電器を冷却するための流体が流通する。本実施形態では、配管24は、左側アウターブラケット52Lの下側に配置されるようになっている。
以下、第1の左側アウターブラケット80Lの構成について詳細に説明する。
図7~図8及び図10~図12に示すように、第1の左側アウターブラケット80Lは、第2左側ケース42Lに締結される側板部81と、フロアフレーム21を介してフロアパネル30に接続される取付プレートとしての天板部82と、天板部82から車幅方向外側に向かって延びる底板部83と、天板部82と底板部83とを接続する接続板部84と、を有する。これらの要素は、互いに一体的に形成されている。
側板部81は、車高方向に沿って延びる短辺と、車両前後方向に沿って延びる長辺とを有する矩形板状に形成されている。側板部81の下半部には、車両前後方向に沿って複数の貫通孔が設けられている。それらの貫通孔にボルト108を挿入し、各ボルト109を第2左側ケース42Lにおける左側上面部46Lに締結することで、第1の左側アウターブラケット80Lを第2左側ケース42Lに取り付けることが可能となる。側板部81の上半部は、天板部82、底板部83及び接続板部84とともに、中空の閉断面を有するエネルギ吸収部材85を構成している。
天板部82は、側板部81の上端部から車幅方向外側に向かって突出しかつ車両前後方向に延びる板状に形成されている。天板部82は、第1の左側アウターブラケット80Lにおける他の部位(具体的には、側板部81、底板部83及び接続板部84)とともに、エネルギ吸収部材85を構成する。
具体的に、天板部82は、車幅方向に沿って延びる短辺と、車両前後方向に沿って延びる長辺と、を有する矩形板状に形成されている。天板部82には、車両前後方向に沿って並んだ複数の貫通孔82aが設けられる。各貫通孔82aには、ボルト109を挿入することができる。各貫通孔82aにボルト109が挿入された状態で、天板部82が左側のフロアフレーム21の下面(下端部)に締結されることで、第1の左側アウターブラケット80Lは、フロアフレーム21を介してフロアパネル30に接続されることになる。各貫通孔82aは、側突時におけるエネルギ吸収部材85の潰れ変形(特に、車幅方向における潰れ変形)の促進にも資する。
底板部83は、側板部81の車高方向における中間位置から車幅方向外側に向かって突出しかつ車両前後方向に延びる板状に形成されている。底板部83は、第1の左側アウターブラケット80Lにおける他の部位(具体的には、側板部81の上半部、天板部82及び接続板部84)とともに、エネルギ吸収部材85を構成する。
具体的に、底板部83は、車幅方向に沿って延びる短辺と、車両前後方向に沿って延びる長辺と、を有する矩形板状に形成されている。底板部83は、車高方向において天板部82と向かい合う。また、底板部83は、天板部82よりも車幅方向の外側に突出している。第1の左側アウターブラケット80Lがフロアフレーム21に締結された状態では、底板部83は、車高方向において、サイドシル22の下端部と同じ高さ位置に配置されるようになっている。
また、底板部83には、車両前後方向に沿って並んだ複数の貫通孔83aが設けられる。図10と図11との比較から示されるように、底板部83に設けられる複数の貫通孔83aは、それぞれ、天板部82に設けられる複数の貫通孔82aと、車両前後方向において同じ位置に配置されている。つまり、本実施形態では、前者の貫通孔83aと、後者の貫通孔82aとは同数に設定されている。各貫通孔83aは、天板部82を締結するためのボルト109の挿入をアシストする。また、各貫通孔83aは、側突時におけるエネルギ吸収部材85の潰れ変形(特に、車幅方向における潰れ変形)の促進にも資する。
接続板部84は、天板部82の先端部(車幅方向外側の端部)と、底板部83の先端部(車幅方向外側の端部)と、を接続する板状に形成されている。接続板部84は、第1の左側アウターブラケット80Lにおける他の部位(具体的には、側板部81の上半部、天板部82及び底板部83)とともに、エネルギ吸収部材85を構成する。
具体的に、接続板部84は、車幅方向に対して傾斜して延びかつ車両前後方向に沿って延びる板状に形成されている。接続板部84は、天板部82の先端部(車幅方向外側の端部)から車高方向と略平行に下方に延びた後、車幅方向に対して若干傾斜しながら底板部83の先端部(車幅方向外側の端部)に至る。図8に示すように、本実施形態に係る接続板部84は、サイドシル22の内側面部から下面部を囲うように延びている。
エネルギ吸収部材85は、車両前後方向の垂直な断面で見た場合、側板部81の上半部、天板部82、底板部83及び接続板部84によって区画された閉断面を有する。エネルギ吸収部材85の閉断面、各板部81~84の形状及び配置を反映した形態を有する。
具体的に、底板部83によって構成されるエネルギ吸収部材85の下端部は、車高方向において、サイドシル22の下端部と同じ高さ位置に配置される。また、エネルギ吸収部材85において車幅方向の外側に位置する部位(より詳細には、天板部82と底板部83によって構成される部位)は、車幅方向の内側に位置する部位(より詳細には、接続板部84と底板部83によって構成される部位)に比して先細に形成されている。
また、前述した配管24は、車幅方向においてはエネルギ吸収部材85の車幅方向先端部(底板部83の車幅方向外側の端部)よりも内側に配置され、車高方向においては天板部82の下側に配置されるようになっている。
一方、第2の左側アウターブラケット90Lは、左側外側面部44Lにおける後端の位置に取り付けられている。具体的に、第2の左側アウターブラケット90Lは、第2左側ケース42Lに締結される第1締結部91と、左側のフロアフレーム21の下面に接続される第2締結部92と、を有している。図9に示すように、第1締結部91にボルト110を挿入することで、該第1締結部91を左側バッテリユニット40Lに取り付けることができる。また、第2締結部92にボルト111を挿入することで、該第2締結部92を左側のフロアフレーム21の下面に締結することができる。これらの締結によって、左側バッテリユニット40Lの後端部は、第2の左側アウターブラケットを介してフロアフレーム21に接続されることになる。
(右側バッテリユニット40Rに係る構成)
次に、右側バッテリユニット40Rの周辺構成について説明する。右側バッテリユニット40Rの周辺構成は、詳細な形状は左側バッテリユニット40Lとは異なるが、基本的な構成は、左側バッテリユニット40Lと右左対称になるように構成されている。このため、右側バッテリユニット40Rの周辺構成については、左側バッテリユニット40Lの周辺構成と異なる部分のみを詳細に説明し、左側バッテリユニット40Lの周辺構成と共通する部分は、適宜、詳細な説明を省略する。
図4及び図6に示すように、右側バッテリユニット40Rは、箱状をなしていて、底面視では略矩形状をなしている。詳しくは、右側バッテリユニット40Rは、右側前面部43Rと、右側前面部43Rの車幅方向外側の端部から前後方向に延びる右側外側面部44Rと、右側前面部43Rの車幅方向内側の端部から前後方向に延びる右側内側面部45Rと、右側前面部43Rの上端部から車両後側に向かって水平に広がる右側上面部46Rと、右側前面部43Rの下端部から右側上面部46Rと上下方向に対向して広がる右側下面部47Rと、右側前面部43Rと前後方向に対向する右側後面部48Rと、を有する。
右側バッテリユニット40Rの各面部43R~48Rの端縁同士は、それぞれ一体となっている。右側前面部43Rは、車幅方向内側の部分が、車幅方向外側の部分に対して、後側に位置している。
また、本実施形態に係る右側バッテリユニット40Rは、上下一対のケース部材を締結することで構成される。詳しくは、図5に示すように、右側バッテリユニット40Rは、上下方向に分割された第1右側ケース41Rと第2右側ケース42Rとを有する。第1右側ケース41Rは、右側上面部46Rを含むケース部材であって、相対的に上側に位置する。第2右側ケース42Rは、右側下面部47Rを含むケース部材であって、相対的に下側に位置する。
第1右側ケース41R及び第2右側ケース42Rは、それぞれ、車両上側または車両下側に向かって開口した箱状に形成されているとともに、その開口の周縁に沿って設けられる不図示のフランジを有する。詳しくは、第1右側ケース41Rは、下端部に、端縁に沿って延びるフランジを有し、第2右側ケース42Rは、上端部に、端縁に沿って延びるフランジを有する。フランジにボルト(締結具)を挿入することで、ケース部材としての第1右側ケース41R及び第2右側ケース42Rを相互に締結することができる。
右側バッテリユニット40Rは、複数の取付ブラケット51R,52Rを介して車体構造部品に接続されている。本実施形態に係る取付ブラケット51R,52Rは、右側バッテリユニット40Rにおいて車幅方向の外側(右側)に面する右側外側面部44Rと、右側バッテリユニット40Rにおいて車幅方向の内側(左側)に面する右側内側面部45Rと、のそれぞれに取り付けられている。
右側バッテリユニット40Rは、複数の取付ブラケット51R,52Rを介して車体構造部品に接続されている。本実施形態に係る取付ブラケット51R,52Rは、右側バッテリユニット40Rにおいて車幅方向の外側(右側)に面する右側外側面部44Rと、右側バッテリユニット40Rにおいて車幅方向の内側(左側)に面する右側内側面部45Rと、のそれぞれに取り付けられている。
具体的に、右側バッテリユニット40Rにおける右側外側面部44Rには、取付ブラケットとしての右側アウターブラケット52Rが取り付けられている(図1、図2B及び図4~図5を参照)。この右側アウターブラケット52Rは、右側バッテリユニット40Rをフロアパネル30に接続する。同様に、右側バッテリユニット40Rにおける右側内側面部45Rには、取付ブラケットとしての右側インナーブラケット51Rが取り付けられている(図1~図6を参照)。この右側インナーブラケット51Rは、右側バッテリユニット40Rをトンネルパネル11に接続する。
右側インナーブラケット51Rは、車両前後方向に間隔を空けた状態で、複数にわたり配置される。ここで、本実施形態に係る右側インナーブラケット51Rは、第1の右側インナーブラケット60Rと、車両前後方向に沿って第1の右側インナーブラケット60Rと並んで配置されかつ第1の右側インナーブラケット60Rよりも車両後側に位置する第2の右側インナーブラケット70Rと、を有してなる。右側インナーブラケット51Rは、左側インナーブラケット51Lを左右反転させた構成を有しており、左側インナーブラケット51Lと同様の機能を果たす。
一方、右側アウターブラケット52Rは、車両前後方向に間隔を空けた状態で、複数にわたり配置される。ここで、本実施形態に係る右側アウターブラケット52Rには、車両前後方向に沿って延びる第1の右側アウターブラケット80Rが少なくとも含まれる。
第1の右側アウターブラケット80Rは、車両前後方向における右側バッテリユニット40Rの重心位置G2を通過するように車両前後方向に沿って延びている。詳しくは、図1に示すように、第1の右側アウターブラケット80Rの前端部は、右側バッテリユニット40Rの重心位置G2よりも車両前側に配置され、第1の右側アウターブラケット80Rの後端部は、右側バッテリユニット40Rの重心位置G2よりも車両後側に配置されるようになっている。図2に示す例では、第1の右側アウターブラケット80Rは、右側外側面部44Rにおける前後方向の中間位置に取り付けられている。
具体的に、第1の右側アウターブラケット80Rは、複数の右側アウターブラケット52Rにおける他の右側アウターブラケットよりも車両前後方向の前側に配置される。本実施形態に係る複数の右側アウターブラケット52Rは、前述した第1の右側アウターブラケット80Rと、第1の右側アウターブラケット80Rよりも車両前後方向の後側に配置される第2の右側アウターブラケット90Rと、を有してなる。
図4及び図5に示すように、第1の右側アウターブラケット80Rは、第2の右側アウターブラケット90Rに比して、車両前後方向における寸法が長い。また、第1の右側アウターブラケット80Rは押出材によって形成され、第2の右側アウターブラケット90Rはプレス材によって形成される。
本実施形態では、複数の右側アウターブラケット52Rのうちの第1の右側アウターブラケット80Rにのみ、エネルギ吸収部材が一体的に設けられている。第1の右側アウターブラケット80R、及び、第1の右側アウターブラケット80Rにおけるエネルギ吸収部材の構成は、第1の左側アウターブラケット80L、及び、第1の左側アウターブラケット80Lにおけるエネルギ吸収部材85の構成を左右反転させたものに等しい。第2の右側アウターブラケット90Rについても同様である。
(側突時におけるエネルギ吸収部材の変形について)
例えば、車両1の左側からの側突時、サイドシル22に側方から荷重が作用する。この荷重によってサイドシル22が車幅方向に潰れるように変形し、エネルギ吸収部材85と接触することになる。その際、エネルギ吸収部材85における先細の下端部は、上端部よりも車幅方向の外側に突出しているため、上端部よりも早いタイミングでサイドシル22に接触する。この接触により、エネルギ吸収部材85における先細の先端部は、車幅方向に潰れると同時に、車高方向に広がるように変形する。この変形が基端側の部位(天板部82、及び、底板部83における内側の部位)に伝搬することで、エネルギ吸収部材85全体が押し潰されるように変形することになる。ここで、天板部82及び底板部83に貫通孔82a,83aを設けたことで、基端側の部位を起点としたエネルギ吸収部材85の折れ曲がりを抑制し、エネルギ吸収部材85全体を良好に押し潰すことが可能となる。エネルギ吸収部材85全体が押し潰されることで、左側バッテリユニット40Lが受ける荷重を緩和することが可能となる。
(側突時におけるバッテリユニットの保護について)
以下、車両左側からの側突時について説明するが、以下の説明は、車両右側からの側突時においても同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両前後方向において、左側バッテリユニット40Lの前端部と後端部との間に車両1の重心位置G1が配置されることになる。この場合、左側バッテリユニット40Lの重心位置G2と、車両1の重心位置G1とは相互に近接することになる。また、車両前後方向において、第1の取付ブラケットとしての第1の左側アウターブラケット80Lの前端部と後端部との間に左側バッテリユニット40Lの重心位置G2が配置されることになる。この場合、第1の左側アウターブラケット80Lは、左側バッテリユニット40Lの重心位置G2を含むように配置されることになる。第1の左側アウターブラケット80Lには、他の取付ブラケットに比して、相対的に高い安全性能が求められる。
そこで、図4及び図7~図8に示すように、複数の取付ブラケットのうち、左側バッテリユニット40Lの重心位置G2、ひいては車両1の重心位置G1に近接する第1の左側アウターブラケット80Lにのみ、エネルギ吸収部材85を設ける。第1の左側アウターブラケット80Lにおいては高い安全性能を確保する一方、他の取付ブラケットである第2の左側アウターブラケット90Lにおいてはエネルギ吸収部材85を設けない分だけ重量および製造コストを抑制することができるようになる。これにより、車両1の安全性能を確保しつつ、重量および製造コストを抑制することが可能になる。
また、図1等に示すように、エンジン2、モータ3等のパワートレインは、車両前側に配置される。この場合、車両1の重心位置G1、ひいてはそれに近接する左側バッテリユニット40Lの重心位置G2は、図4に示すように、車両前後方向における前側に位置することになる。そのため、複数の取付ブラケットのうち、第2の左側アウターブラケット90Lよりも前側に位置する第1の左側アウターブラケット80Lにのみエネルギ吸収部材85を設けることになる。エネルギ吸収部材85を設けるべき取付ブラケットを制限することで、複数の取付ブラケット全体をよりコンパクトに構成することができるようになる。
また、図4に示すように、第1の左側アウターブラケット80Lについては寸法を長く設定することで、エネルギ吸収部材85の寸法をより長く設定することが可能となる。これにより、車両1の安全性能を確保する上で有利になる。一方、第2の左側アウターブラケット90Lについては寸法を短く設定することで、重量および製造コストを抑制する上で有利になる。
また、第1の左側アウターブラケット80Lを押出材によって形成するとともに、第2の左側アウターブラケット90Lをプレス材によって形成することで、第1の左側アウターブラケット80Lについてはエネルギ吸収部材85を一体的に設ける上で有利になる一方、第2の左側アウターブラケット90Lについては軽量化を図る上で有利になる。
また、図7及び図8に示すように、エネルギ吸収部材85をサイドシル22によって側方から覆い隠すことが可能となる。これにより、車両1の意匠性を高める上で有利になる。
また、図10及び図11を参照して説明したように、第1の左側アウターブラケット80Lを構成する各部全体がエネルギ吸収部材85を構成するようになっている。これにより、エネルギ吸収部材85の性能が向上し、ひいては、車両1の安全性能を確保する上で有利になる。
また、図7及び図8に示すように、エネルギ吸収部材85によって上方から配管24を保護することができる。これにより、車両1の安全性能を確保する上で有利になる。
また、図10及び図11に示すように、天板部82及び底板部83に貫通孔82a,83aを設けたことで、エネルギ吸収部材85全体を良好に押し潰すことが可能となる。そのことで、エネルギ吸収部材85の性能を向上させることが可能となる。
また、図7及び図8に示すように、エネルギ吸収部材85において車幅方向の外側に位置する部位(より詳細には、天板部82と底板部83によって構成される部位)が、車幅方向の内側に位置する部位(より詳細には、接続板部84と底板部83によって構成される部位)に比して先細に形成されることで、車両側突時に、より早いタイミングでエネルギ吸収部材85の機能を発揮させることができる。これにより、車両1の安全性を向上させる上で有利になる。
(その他の実施形態)
ここに開示された技術は、前述の実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、前述の実施形態では、車両1は四駆であった。これに限らず、例えば、FR式であってもよい。車両1がFR式の場合には、トランスファー4aとフロントプロペラシャフト8が省略される。また、車両1は、エンジン2を備えずに、駆動源としてモータ3のみを備える電気自動車であってもよい。
前述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定的に解釈してはならない。本開示の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本開示の範囲内のものである。
1 車両
2 エンジン(パワートレイン)
3 モータ(パワートレイン)
4 トランスミッション(変速機)
4a トランスファー(変速機)
7 後輪
9 リアプロペラシャフト(プロペラシャフト)
10 フロアトンネル
11 トンネルパネル
12 フロアパネル
21 フロアフレーム(フロアサイドフレーム)
22 サイドシル
24 配管
30 フロアパネル
40L 左側バッテリユニット(バッテリユニット)
40R 右側バッテリユニット(バッテリユニット)
41L 第1左側ケース(ケース部材)
41R 第1右側ケース(ケース部材)
41aL フランジ
42L 第2左側ケース(ケース部材)
42R 第2右側ケース(ケース部材)
42aL フランジ
44L 左側外側面部
44R 右側外側面部
52L 左側アウターブラケット(複数の取付ブラケット)
52R 右側アウターブラケット(複数の取付ブラケット)
80L 第1の左側アウターブラケット(第1の取付ブラケット)
80R 第1の右側アウターブラケット(第1の取付ブラケット)
82 天板部(取付プレート)
85 エネルギ吸収部材
90L 第2の左側アウターブラケット(他の取付ブラケット)
90R 第2の右側アウターブラケット(他の取付ブラケット)
G1 車両前後方向における車両の重心位置
G2 車両前後方向におけるバッテリユニットの重心位置

Claims (7)

  1. 車両の下部構造であって、
    フロアパネルの車両下側に配置され、車幅方向においては前記車両の側端部に向かって延びる一方、車両前後方向においては前記車両の重心位置を通過するように延びるバッテリユニットと、
    前記バッテリユニットにおいて車幅方向の外側に面する外側面部に取り付けられ、前記フロアパネルに接続される取付ブラケットと、を備え、
    前記取付ブラケットは、車両前後方向に間隔を空けた状態で、複数にわたり配置され、
    前記取付ブラケットは、車両前後方向における前記バッテリユニットの重心位置を通過するように車両前後方向に沿って延びる第1の取付ブラケットを少なくとも含み、
    前記取付ブラケットのうちの前記第1の取付ブラケットにのみ、エネルギ吸収部材が一体的に設けられる
    ことを特徴とする車両の下部構造。
  2. 請求項1に記載の車両の下部構造において、
    前記車両のパワートレインは、車両前後方向の前側に配置され、
    前記第1の取付ブラケットは、前記取付ブラケットにおける他の取付ブラケットよりも車両前後方向の前側に配置される
    ことを特徴とする車両の下部構造。
  3. 請求項2に記載の車両の下部構造において、
    前記第1の取付ブラケットは、前記他の取付ブラケットに比して、車両前後方向における寸法が長い
    ことを特徴とする車両の下部構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両の下部構造において、
    前記取付ブラケットのうち、
    前記第1の取付ブラケットは、押出材によって形成され、
    前記第1の取付ブラケット以外の他の取付ブラケットは、プレス材によって形成される
    ことを特徴とする車両の下部構造。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両の下部構造において、
    前記第1の取付ブラケットは、フロアサイドフレームを介して前記フロアパネルに接続されるように、前記フロアサイドフレームの下端部に締結され、
    前記フロアサイドフレームは、車幅方向においてサイドシルに隣接し、
    車高方向において、前記フロアサイドフレームの下端部は、前記サイドシルの下端部よりも高い位置に配置され、
    車高方向において、前記エネルギ吸収部材の下端部は、前記サイドシルの下端部と同じ高さ位置に配置される
    ことを特徴とする車両の下部構造。
  6. 請求項5に記載の車両の下部構造において、
    前記第1の取付ブラケットは、前記フロアサイドフレームに締結される取付プレートを有し、
    前記取付プレートは、車両前後方向に延びる板状に形成され、
    前記取付プレートは、前記第1の取付ブラケットにおける他の部位とともに、中空の閉断面を有する前記エネルギ吸収部材を構成する
    ことを特徴とする車両の下部構造。
  7. 請求項6に記載の車両の下部構造において、
    前記車両は、車両前後方向に延びる配管を備え、
    前記配管は、車幅方向においては前記エネルギ吸収部材の車幅方向先端部よりも内側に配置され、車高方向においては前記取付プレートの下側に配置される
    ことを特徴とする車両の下部構造。
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