JP2022085168A - 人形用眼球 - Google Patents

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Abstract

【課題】空洞凸レンズと空洞眼球体を使用することにより、画像が拡大されないと共に、彩光用物体を容易に交換できる人形用眼球を提供する。【解決手段】中が空洞の眼球体3の上部開口部31に空洞凸レンズ2をはめ込み、多面カットストーン5を空洞凸レンズ2の空洞内に納めその周辺を空洞凸レンズ2の周辺部21の内側に粘着性レジン7で固定している。このようにして取り付けられた多面カットストーン5の画像は空洞凸レンズ2によって拡大表示されず、その全体像を見ることができる。又空洞凸レンズ2や多面カットストーン5の装着や多面カットストーン5の交換は空洞眼球体3の下部開口部32から容易に行うことができる。【選択図】図4

Description

本発明は人形用眼球、特に、カスタムドール用の交換可能な眼球に関する。
カスタムドールの中でも、衣服はもちろんのこと、頭部、手足等の部品が取り替え可能な
人形が人気を呼んでいる。特に、眼球は大きさ、瞳の色、図柄等を自由に取り替えられる
数多くのパーツが市販されている。さらに最近、眼球を手作りできるパーツやその必要な
材料がセットして市販されている。この手作りできる眼球は通称レジンアイと称され、レ
ンズ用樹脂、白目用樹脂および製造用具がセットになって販売されている。
このレジンアイは型の中にレンズ部分になる高透明エポキシ樹脂、光彩チップ、白目部分
になる白色樹脂顔料を混合したエポキシ樹脂を順次注入して硬化させて作られる。
このようなレジンアイの作り方は、多くの文献やネットに記載されている。
Dollybird Vol.20、66頁~69頁、Resin Eye byBlue Rose Garden 株式会社ホビージャパン、2014年6月30日発行
上記文献1のレジンアイの作り方の説明は図解入りで詳細に記載されているが、その要旨
を説明すれば次の通りである。説明のために作成した図14によって説明する。
図14の81はシリコーン製の型で、その中に最初、レンズ部分になる高透明エポキシ樹
脂82を注入し、樹脂が硬化したら、その上に好みの虹彩や瞳の図形をプリントした虹彩
チップ84を下向きにして乗せる。その上に透明樹脂83を塗布して虹彩チップを固定す
る。さらにその上に白目の部分になる白色樹脂顔料を混ぜたエポキシ樹脂86を注入して
硬化したら型から取り出し、レンズ部分の上から紫外線硬化型の樹脂を塗布し紫外線を照
射して硬化させて眼球を完成させている。なお、85は瞳孔を表す黒い丸い画像である。
上記文献に記載の方法において、作成されたレンズ部分は中が充実された凸レンズである
ので、外から虹彩部分を眺めると光彩の図形は2倍近く拡大される。従って市販の虹彩チ
ップは拡大されることを計算に入れて小さく印刷されている。
レジンアイのマニアは市販の虹彩チップでは物足らなく、自分で独自に作成した虹彩の図
柄や立体的装飾物体を嵌め込むことに興味を持つ。特に、虹彩の瞳孔部分に挿入される図
形には、髑髏、宇宙人、龍、星、蝶等、個人の好みに応じた奇抜な図形が多く使用されて
いる。
ところがここで問題になることは、凸レンズを使用するため図柄が拡大されるので、図柄
は予め小さく作らなければならない。ところが図柄を小さく作ることは素人にとっては極
めて困難である。なぜならば、通常人形の眼球の大きさは直径約20mm前後、虹彩の大
きさは約10mm前後、瞳孔の直径は約3mm前後となる。従って、実際に市販されてい
る虹彩チップの虹彩の直径は5mm前後、瞳孔の直径は1.5mm前後となる。特に瞳孔
の中に挿入するドクロ等の画像は1mm前後と極めて小さいので、これらは業者が高性能
の複写機を使用してプリイントアウトしている。勿論、素人でも原図を大きく書いてパソ
コン、プリンター、複写機等で縮小すればよいが、市販の機種では50分の1程度に縮小
すれば図が荒れて使用不能になる。
さらに、上記の従来法による眼球の製造法によれば、レンズ部分と白目部分は合成樹脂で
一体的に硬化されているので、光彩チップを取り替えるには、レンズ部分を白目部分から
剥がさなければならない。しかし、両者は強固に結合されているので剥がすのが困難であ
り、虹彩チップを取り替えるのはできないという欠点がある。
最近、彩光シートを取り替えることができる凸レンズと白目の眼球体がセットとして市販
されている。この眼球は図11の例1に従来の中が充実されているレンズを使用した眼球
9として図示されているように、眼球9は眼球体92の上部に設けた凹陥部93に彩光シ
ート4を納めた後、半球状の凸レンズ91を嵌合して接着剤で固定したものである。彩光
シート4を交換する場合は、凸レンズ91の接着部に溶剤を付けて剥がして彩光シート4
を取り出す方法が用いられている。この方法では高価な凸レンズを傷つけてしまう等の欠
点があった。
本発明は上記の欠点を解決するために、凸レンズを使用しても図形が拡大されないで見え
るレンズの構造を開発した。
本発明は、空洞凸レンズを使用することにより、虹彩チップまたは瞳孔に嵌め込む図形の
原図を小さく作成しなくとも利用可能な凸レンズを備えた人形用眼球を提供することを第
1の目的としている。
本発明は、中が空洞の眼球体を使用することにより、空洞凸レンズや虹彩シート等の彩光
物体の取り付け作業が容易にな人形用眼球を提供することを第2の目的としている。
本発明は、中が空洞の眼球体を使用することにより、空洞凸レンズを剥がすことなく、虹
彩シート等の彩光物体を交換できる人形用眼球を提供することを第3の目的としている。
即ち、本発明の人形用眼球は、中が空洞で底面が解放されている半球体の透明合成樹脂製
の空洞凸レンズ体、中が空洞の球体で該球体の上部に上記空洞凸レンズ体を取り付けるた
めの上部開口部と該球体の下部に作業用の下部開口部を備えた白色合成樹脂製の空洞眼球
体および上記空洞凸レンズの下部に配置する虹彩用物体よりなることを特徴とする。
上記空洞凸レンズは、透明硬質材料で製造される。透明硬質材料としては透明ガラスまた
は、エポキシ系樹脂、ビニール系樹脂、アクリル系樹脂、スチロール系樹脂、エステル系
樹脂、シリコーン系樹脂等の透明合成樹脂が用いられる。空洞眼球体は、白色硬質材料で
製造される。白色硬質材料として白色ガラス又はABS樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ
系樹脂、ウレタン系樹脂スチロール系樹脂、エステル系樹脂、シリコーン系樹脂等を白色
樹脂顔料で着色した白色樹脂が使用される。
上記虹彩用物体として、虹彩シート、画像シート、立体的彩光物体の群から選ばれた何れ
かを用いることができる。虹彩シートとしては黒い瞳孔の周りに放射線状の虹彩をあしら
ったが図像が最も一般的に用いられるが、個人の好みに応じて色や虹彩の形を変化させた
図形が用いられる。特に瞳孔の中に目に映った対象物を表す小さな図形、例えば動物、植
物、仮想物体等の画像を嵌め込んだ作品が最近多く見られるようになった。画像シートと
しては、虹彩パターン以外に個人の好みに応じた画像を用いる場合が多く見られる。又そ
の素材も一般の二次元画像の他にホログラフを用いることもある。
さらに、上記の画像にスパンコール、ラメ、シエル粉末等をちりばめて作品の輝きを増す
手法も用いられている。
上記立体的彩光物体として、宝石のカットに多く用いられるガラス製の多面カットストー
ン、表面が丸く底面が平らなカボシヨンカットストーン、瑪瑙、珊瑚、貝殻等に彫刻され
たカメオ、その他創作的作品等個人の好みに応じて多種多様な作品が用いられている。
上記空洞凸レンズ体は空洞眼球体の下部開口部より挿入され空洞眼球体の上部開口部に取
り付けられる。そのために、上部開口部および下部開口部は円形をしており、上部開口部
の直径は空洞凸レンズの底辺の直径よりも小さく構成されている。上部開口部に空洞凸レ
ンズの頂部を挿入すると、空洞凸レンズの下部上面が上部開口部の周りの空洞眼球体の内
面に達し、その状態で両者は接着剤で固定される。
虹彩用物体も同様に空洞眼球体の下部開口部より挿入され、上部開口部に固定された空洞
凸レンズの内面又は下面に取り付けられる。その操作を容易にするために、下部開口部は
上部開口部より大きな直径を有し、空洞凸レンズや虹彩用物体の挿入を可能にしている。
上記画像シートとして二次元画像又はホログラムを転写したシートを用いることができる
。二次元画像としては虹彩の画像や瞳孔に嵌め込む任意の画像、例えば髑髏、宇宙人、龍
、星、蝶等、個人の好みに応じて作成される画像・図形が用いられる。
本発明に係る人形用眼球は半球状の空洞凸レンズを使用しているので、凸レンズの下に配
置される虹彩パターンや画像が拡大されず、その分原画のサイズを大きくできるので、原
画作成の作業が容易になり、縮小コピーをする機材の選択が容易になる。
本発明に係る人形用眼球は半球状の空洞凸レンズを使用しているので、凸レンズの空洞内
に多面カットストーンのような立体的な彩光物体を配置することができ、中が詰まった従
来の凸レンズの様に立体的な彩光物体が見えなくなることなく、多面カットストーンの表
面のカットパターンをきれいに透視することができる。
本発明に係る人形用眼球は、中が空洞の球体でその球体の上部に空洞凸レンズ体を取り付
けるための上部開口部と球体の下部に下部開口部を備えているので、空洞凸レンズを上部
開口部に嵌めたり、空洞凸レンズの下部に虹彩用彩光物体を取り付ける作業を、空洞眼球
体の下部開口部から行うことができるので、作業を容易に行うことができる。
本発明では中が空洞の球体を眼球体として使用するので、眼球体に空洞凸レンズを固定し
た後でも、空洞凸レンズの下部に取り付けた虹彩チップ、画像シート又は立体的彩光物体
を従来のように凸レンズを取り外すことなく、眼球体の下部開口部から取り替え作業を容
易に行うことができる。
本発明の人形用眼球の一例を示す全体斜視図 本発明の人形用眼球の一例を示す断面図。 本発明の人形用眼球の一例を示す断面図。 本発明の人形用眼球の一例を示す断面図。 本発明の人形用眼球の一例を示す断面図。 本発明の人形用眼球の瞳に使用する平面的彩光シートの一例を示す画像。 本発明の人形用眼球の瞳に使用する平面的彩光シートの一例を示す画像。 本発明の人形用眼球の瞳に使用する平面的彩光シートの一例を示す画像。 本発明の人形用眼球の瞳に使用する立体的彩光物体の一例を示す画像。 本発明の人形用眼球の瞳に使用する立体的彩光物体の一例を示す画像。 平面的彩光物体を対象として従来の凸レンズを使用した人形用眼球と本発明の空洞凸レンズを使用した人形用眼球との性能の比較試験の結果示す説明図。 立体的彩光物体を対象として従来の凸レンズを使用した人形用眼球と本発明の空洞凸レンズを使用した人形用眼球との性能の比較試験の結果を示す説明図。 本発明の人形用眼球の製造方法の一例を示す説明図。 従来の人形用眼球の製造方法の一例を示す説明図。
以下、本発明につき、更に具体的に説明するために実施例を挙げるが、これに限定される
ものではない。
図1は本発明の人形用眼球の一例を示す全体斜視図であって、眼球1の球状眼球体3の上
部開口部31から半球状の透明の空洞凸レンズ2が突出している。4は空洞凸レンズの底
面に取り付けられた虹彩パターンが描かれた光彩シートで、空洞凸レンズ2を通して美し
く輝いて見える。
図2は眼球1の断面図を示すもので、眼球1は中が空洞の眼球体3と空洞凸レンズ2と平
面的な彩光シート4とより構成されている。空洞凸レンズ2は空洞の眼球体3の上に開け
られた上部開口体31の中に挿入されて接着剤で固定されている。平面的な彩光シート4
は空洞凸レンズ2の周辺部21に粘着性のレジンで接着されて固定されている。
空洞の眼球体3は中が空洞で下には大きな開口部32を有するので、彩光シート4を空洞
凸レンズ2の周辺部21に貼り付ける作業をこの開口部32からピンセットを差し込んで
行うことができる。また、彩光シート4を変更したい場合はその取り替え作業をこの開口
部32から行うことができる。
眼球1の製造法は図13に示されるように、予め成形されたポリウレタン無発泡樹脂製の
空洞眼球体3を逆さまにして下部開口部32から予め成形された塩化ビニール製の透明な
空洞凸レンズ2を挿入し、上部開口部31に空洞凸レンズ2をはめ込みその周辺部21を
上部開口部31の内側にエポキシ樹脂で接着して固定する。次に下部開口部32から彩光
シート4を挿入して空洞凸レンズ2の周辺部21に通称グミ-タイプのレジン(アクリル
系紫外線硬化型の樹脂)で接着する。グミ-タイプのレジンは紫外線硬化後も粘着性があ
るので、彩光シート4を空洞レンズ2の周辺部21に仮止めすることができる。このよう
にして仮止めされた彩光シート4は容易に剥離できるので他の彩光シートと交換すること
ができる。
図3は中が空洞の眼球体3の上部開口部31に空洞凸レンズ2をはめ込み、空洞凸レンズ
2の下部に、図8で示すような瞳孔の中に小さなドクロの画像45を嵌め込んだ画像シー
ト43を取り付けたものである。画像シート43はその周辺が空洞凸レンズ2の下部に貼
り付けられている。
図4は中が空洞の眼球体3の上部開口部31に空洞凸レンズ2をはめ込み、空洞凸レンズ
2の下部に、図9で示す多面カットストーン5を空洞凸レンズ2の空洞内に納めその周辺
を空洞凸レンズ2の周辺部21の内側に粘着性のレジン7によって貼り付け固定している
図5は中が空洞の眼球体3の上部開口部31に空洞凸レンズ2をはめ込み、空洞凸レンズ
2の下部に、図10で示す小突起を市松模様に配列したストーン52を空洞凸レンズ2の
空洞内に取り付けたものである。このストーン52のサイズは小さいので、台紙6の上に
ストーン52を乗せて台紙6の周辺を空洞レンズ2の周辺部の内側に粘着性のレジン7に
よって貼り付け固定している。
なお、このよう多面カットストーンを反転しても使用できるか否かの実験を行うためにス
トーン52をあえて反転して使用してみた。その結果、反転して使用した方が凹凸模様が
はっきり見えることがわかった。
図6~図10は虹彩用物体の種類を説明するための代表例である。図6のaは代表的な虹
彩の図柄を描いた虹彩シート41で、瞳孔411の周囲に虹彩412が放射線状に描かれ
ている。瞳孔411内の白い部分413は光の反射を表すために貼り付けたラメである。
図6のbは虹彩シートの側面図である。
図7のaは発明者が作成した猫の画像42を示すもので、従来の中が充実された凸レンズ
と本発明の中が空洞の凸レンズを使用した場合の外から見た場合の画像の状態を比較する
ために作成した。その比較の結果は後述の図11で説明する。
図8のaは発明者が創作した虹彩部分44に翼の絵を描き、瞳孔の中に小さい画像45を
貼り付けた画像シート43で、この例ではドクロの画像が瞳孔部分に貼着されている。こ
のように小さい画像のコピーを作成する際、従来の凸レンズを使用した眼球では拡大され
てしまうのでその原画は非常に小さく作成しなければならず、素人では不可能である。し
かし、本発明の空洞凸レンズ2では拡大されないので、その原画は比較的大きなサイズで
作成することができ、素人でも制作が可能となる。図8のbは側面図である。
図9及び図10は立体的彩光物体の例を示す物である。図9のaは多面カットストーンの
一例として、宝石のカットの一種であるローズカットされたガラス製のストーン51を示
すものである。このように背の高いローズカットストーン51でも空洞凸レンズ2の空洞
の中に容易に収納することができる。図9のbは側面図である。
図10のaは、小突起が市松模様に配列された透明の紫外線硬化型エポキシ樹脂製のスト
-ン52の例を示すもので、このように立体的であるが、本発明の、空洞凸レンズ2では
その空洞の中に容易に収納することができる。図10のbは側面図である。
図11及び図12迄は従来の凸レンズ91を使用した眼球9と本発明の空洞凸レンズ2を
使用した眼球1についてレンズ外から見た画像の優劣を比較検討するために虹彩用物体毎
に比較した実験例を示すものである。
図11は平面的な彩光シートについて比較したもので、例1は図6の虹彩シート41、例
2は図7に示す猫の絵の画像シート42,例3は図8に示す翼にドクロをあしらった絵の画
像シート43について比較検討している。
例1は虹彩パターン41の例で、従来の凸レンズ9を使用した場合の画像41aは拡大さ
れて虹彩部分が半分しか見えない。それに反して、本発明の空洞レンズ2を使用した場合
の画像41bは原図通り虹彩パターンの全体が鮮明に見える。
例2は猫の画像42を使用して、従来の中が充実した凸レンズ9を使用した場合と本発明
の空洞凸レンズ2を使用した場合の、画像拡大率を調べるために行ったもので、従来レン
ズの画像42aは2倍近く拡大され顔の中央部しか見ることができない。それに反して、
本発明の空洞レンズ2を使用した場合の画像42bは原図通り全体がはっきり見ることが
できることを確認した。
例3は、虹彩部分に翼、瞳孔の中にドクロ45をあしらった画像43で、従来の凸レンズ
9を使用した場合の画像43aは、拡大されて翼の部分は殆ど見えなくなっている。それ
に反して、本発明の空洞レンズ2を使用した場合の画像43bは原図通り翼のパターンも
ドクロも鮮明に見える。
図12は立体的彩光物体を使用した場合の例を示すもので、例4は図9に示す多面カット
ストーン51の例である。例4では、従来レンズを持つ眼球9を使用した場合は、多面カ
ットストーン51を眼球体92の上に設けられた円筒状の凹陥部93に収容するため、ス
トーンとレンズとの距離が大きくなるので、その画像51aは益々拡大されて真ん中の一
部しか見えない。それに反して空洞凸レンズ2を使用した眼球1では51bに示すように
全体がはっきり見ている。
例5の例では、従来レンズ91と多面カットストーン51との距離を縮めるために、多面
カットストーン51を合成樹脂製の中が充実した凸レンズ91の中に埋め込んで見た。と
ころが、外から観察してみると多面カットのカット面が全く見られず、真白な画像51c
となった。おそらくカット面の反射光か凸レンズ91に吸収されて、白い底の反射光しか
観察できなかったものと思われる。本発明の空洞レンズ2を使用した場合は、51bのよ
うに表面のカット面がくっきりと見えた。
例6は、従来レンズの眼球9の中が充実した眼球体92の上部に設けた凹陥部93に図1
0に示す小突起市松模様ストーン52を逆さ向きにして配置した。その上に従来の合成樹
脂製の半球状の中が充実した凸レンズ91を嵌め込んだ。その結果、従来レンズの画像5
2aは、レンズとストーンの距離が大きくなるのでその分拡大されて中央の一部しか見る
ことができない。それに反して、本発明の空洞レンズ2を使用した場合の画像52bに見
られるごとく、全体が鮮明にしかも反射光でキラキラ輝いて見えた。
1 眼球
2 空洞凸レンズ
3 眼球体
4 彩光シート
5 立体的採光物体
6 台紙
7 接着材
9 従来レンズの眼球

Claims (3)

  1. 中が空洞で底面が解放されている半球体の透明硬質材料製の空洞凸レンズ体、中が空洞の
    球体で該球体の上部に上記空洞凸レンズ体を取り付けるための上部開口部と該球体の下部
    に作業用の下部開口部を備えた白色硬質材料製の空洞眼球体および上記空洞凸レンズの底
    面に配置する虹彩用物体よりなることを特徴とする人形用眼球。
  2. 上記虹彩用物体として、虹彩シート、画像シート、立体的彩光物体の群から選ばれた何れ
    かを用いることを特徴とする請求項1に記載の人形用眼球。
  3. 上記空洞凸レンズ体および上記虹彩用物体は上記空洞眼球体の下部開口部より該空洞眼球
    体の上部開口部に取り付けられると共に、上記虹彩用物体は上記下部開口部から交換可能
    に取り付けられる構造を有することを特徴とする請求項1に記載の人形用眼球。
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