JP2022084194A - 水洗大便器装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的安定して使用者の荷重を測定できる水洗大便器装置を提供する。【解決手段】本発明の水洗大便器装置は、使用者が腰掛けた状態で使用できる便器本体2と、便器本体2が床から浮いた状態で設けられるように、便器本体2の後方に設けられると共に便器本体の荷重を受ける荷重受部材24と、便器本体を使用する使用者の荷重に対応するパラメータを測定するセンサ部26と、を備え、センサ部26は、便器本体の後方の荷重受部材24に設けられる。【選択図】図6
Description
本発明は、水洗大便器装置に係り、特に、洗浄水源から供給される洗浄水によって洗浄されて汚物を排出する水洗大便器装置に関する。
従来から、特許文献1に記載されているように、水洗大便器の前方に、体重測定手段として体重測定装置を配置した水洗大便器装置が知られている。また、特許文献2に記載されているように、トイレ基部の底部周辺と接触するように圧力パッドを設ける床置き式のトイレ装置が知られている。
また、特許文献3に記載されているように、水洗大便器装置の便座に圧力センサである体重計測手段が配置され、この体重計測手段が使用者の体重を計測する水洗大便器装置が知られている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に示すような水洗大便器装置において使用者の荷重を計測しようとする場合、例えば特許文献3に示すような体重計測手段付きの便座を採用しようとしても、この便座はヒンジを介して便器本体に固定されているため、使用者の荷重が回動するヒンジを介して便座から分散され、使用者の荷重を安定して測定できないという問題があった。特に床置き式のトイレ装置と異なるいわゆる壁掛け式の水洗大便器の場合は、使用者の荷重が分散しやすく安定して測定できないとい問題があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術において要請されている課題を解決するためになされたものであり、いわゆる壁掛け式の水洗大便器装置において、センサ部が、便座部のように可動する部材ではなく、固定されている荷重受部材に設けられ、比較的安定して使用者の荷重を測定できる水洗大便器装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、洗浄水源から供給される洗浄水によって洗浄されて汚物を排出する水洗大便器装置であって、使用者が腰掛けた状態で使用できる便器本体と、上記便器本体が床から浮いた状態で設けられるように、上記便器本体の後方に設けられると共に上記便器本体の荷重を受ける荷重受部材と、上記便器本体を使用する使用者の荷重に対応するパラメータを測定するセンサ部と、を備え、上記センサ部は、上記便器本体の後方の上記荷重受部材に設けられる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、上記便器本体が床から浮いた状態で設けられる、いわゆる壁掛式の便器本体を備えた水洗大便器装置において、センサ部は、上記便器本体の後方の上記荷重受部材に設けられる。これにより、いわゆる壁掛け式の水洗大便器装置において、センサ部が、便座部のような可動する部材ではなく、固定されている荷重受部材に設けられ、比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、上記便器本体が床から浮いた状態で設けられる、いわゆる壁掛式の便器本体を備えた水洗大便器装置において、センサ部は、上記便器本体の後方の上記荷重受部材に設けられる。これにより、いわゆる壁掛け式の水洗大便器装置において、センサ部が、便座部のような可動する部材ではなく、固定されている荷重受部材に設けられ、比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
本発明において、好ましくは、上記センサ部は、上記荷重受部材のうち上記便器本体の後方の壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体と、上記便器本体の後部との間の位置に設けられる。
仮にセンサ部が、荷重受部材のうち上記便器本体の後方の壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体の裏側に配置される場合に、さらに壁面の厚さが厚くなると、荷重が壁面に分散されやすくなり、使用者の荷重を安定して測定しにくくなる懸念がある。これに対し、このように構成された本発明の一実施形態においては、上記センサ部は、上記荷重受部材のうち上記便器本体の後方の壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体と、上記便器本体の後部との間の位置に設けられる。これにより、センサ部を支持構造体の裏側に配置する場合と比べて、壁面の厚さに影響されにくくでき、比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
仮にセンサ部が、荷重受部材のうち上記便器本体の後方の壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体の裏側に配置される場合に、さらに壁面の厚さが厚くなると、荷重が壁面に分散されやすくなり、使用者の荷重を安定して測定しにくくなる懸念がある。これに対し、このように構成された本発明の一実施形態においては、上記センサ部は、上記荷重受部材のうち上記便器本体の後方の壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体と、上記便器本体の後部との間の位置に設けられる。これにより、センサ部を支持構造体の裏側に配置する場合と比べて、壁面の厚さに影響されにくくでき、比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
本発明において、好ましくは、上記センサ部は、上記便器本体の後部の上部の高さ位置よりも下方の位置に設けられる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、センサ部は、上記便器本体の後部の上部の高さ位置よりも下方の位置に設けられるので、壁掛式の便器本体に使用者が座った場合、荷重がセンサ部にかかりやすくでき、より荷重を正確に測定できる。また、便器本体の後部の上部の高さ位置に支持構造体と便器本体とを固定する固定部材が取付けられることが多いため、便器本体の後部の上部の高さ位置より下方の位置に離れてセンサ部を設けることにより、固定部材がセンサ部の測定に影響を与えにくくでき、より荷重を正確に測定できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、センサ部は、上記便器本体の後部の上部の高さ位置よりも下方の位置に設けられるので、壁掛式の便器本体に使用者が座った場合、荷重がセンサ部にかかりやすくでき、より荷重を正確に測定できる。また、便器本体の後部の上部の高さ位置に支持構造体と便器本体とを固定する固定部材が取付けられることが多いため、便器本体の後部の上部の高さ位置より下方の位置に離れてセンサ部を設けることにより、固定部材がセンサ部の測定に影響を与えにくくでき、より荷重を正確に測定できる。
本発明において、好ましくは、上記便器本体の後方の壁面は、上記支持構造体の前方側を覆うカバーパネルにより形成され、上記センサ部は、上記カバーパネルと上記便器本体の後部との間の位置に設けられる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、上記便器本体の後方の壁面が、上記支持構造体の前方側を覆うカバーパネルにより形成される場合に、センサ部は、上記カバーパネルと上記便器本体の後部との間の位置に設けられる。これにより、支持構造体を使用者から見えにくくするためにカバーパネルが設けられている場合においても、センサ部をカバーパネルの裏側に配置する場合と比べて、センサ部の測定がカバーパネルの設置による影響を受けにくくでき、センサ部が比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、上記便器本体の後方の壁面が、上記支持構造体の前方側を覆うカバーパネルにより形成される場合に、センサ部は、上記カバーパネルと上記便器本体の後部との間の位置に設けられる。これにより、支持構造体を使用者から見えにくくするためにカバーパネルが設けられている場合においても、センサ部をカバーパネルの裏側に配置する場合と比べて、センサ部の測定がカバーパネルの設置による影響を受けにくくでき、センサ部が比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
本発明において、好ましくは、上記荷重受部材は、上記便器本体を支持するように上記便器本体の後部と固定される固定部と、上記固定部の下方において上記便器本体の後部と当接して上記便器本体の荷重を受ける当接部とを備え、上記荷重受部材の上記当接部は、上記便器本体の後方の壁面に形成された開口を通して上記壁面の裏側から表側の上記便器本体の後部まで延び、上記センサ部は、上記当接部に設けられている。
このように構成された本発明の一実施形態においては、当接部は、便器本体の後方の壁面に形成された開口を通して壁面の裏側から表側の上記便器本体の後部まで延び、センサ部は、上記当接部に設けられているので、仮に便器本体の後方の壁面を構成する部材が素材や厚さを任意に変更された場合においても、センサ部の測定が壁面の素材や厚さの変化による影響を受けにくくでき、センサ部がより安定して使用者の荷重を測定できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、当接部は、便器本体の後方の壁面に形成された開口を通して壁面の裏側から表側の上記便器本体の後部まで延び、センサ部は、上記当接部に設けられているので、仮に便器本体の後方の壁面を構成する部材が素材や厚さを任意に変更された場合においても、センサ部の測定が壁面の素材や厚さの変化による影響を受けにくくでき、センサ部がより安定して使用者の荷重を測定できる。
本発明において、好ましくは、上記荷重受部材は、上記便器本体の後方の壁面と上記便器本体との間に上記便器本体の固定を補助する固定補助部材を備え、上記センサ部は、上記固定補助部材に設けられている。
このように構成された本発明の一実施形態においては、センサ部は、上記固定補助部材に設けられているので、壁面の素材や厚さの変化により、センサ部の測定が壁面の素材や厚さの変化による影響を受けにくくでき、センサ部がより安定して使用者の荷重を測定できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、センサ部は、上記固定補助部材に設けられているので、壁面の素材や厚さの変化により、センサ部の測定が壁面の素材や厚さの変化による影響を受けにくくでき、センサ部がより安定して使用者の荷重を測定できる。
本発明において、好ましくは、上記センサ部は、ひずみゲージである。
このように構成された本発明の一実施形態においては、センサ部は、ひずみゲージであるので、圧力センサと比べて比較的安価に設けることができ、またばねはかりと比べて比較的正確に使用者の荷重を測定できる。よって、センサ部が比較的安価且つ比較的正確に使用者の荷重を測定できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、センサ部は、ひずみゲージであるので、圧力センサと比べて比較的安価に設けることができ、またばねはかりと比べて比較的正確に使用者の荷重を測定できる。よって、センサ部が比較的安価且つ比較的正確に使用者の荷重を測定できる。
本発明において、好ましくは、上記センサ部は、複数設けられている。
このように構成された本発明の一実施形態においては、複数設けられたセンサ部による測定結果をもとに、より正確に使用者の荷重を測定できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、複数設けられたセンサ部による測定結果をもとに、より正確に使用者の荷重を測定できる。
本発明において、好ましくは、複数設けられている上記センサ部は、上記便器本体の前後に延びる中央断面を中心として左右対称の位置に配置されている。
このように構成された本発明の一実施形態においては、複数設けられている上記センサ部は、上記便器本体の前後に延びる中央断面を中心として左右対称の位置に配置されている。これにより、使用者の座る位置により複数のセンサ部が異なる荷重を受けることを考慮して、センサ部がさらに正確に使用者の荷重を測定できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、複数設けられている上記センサ部は、上記便器本体の前後に延びる中央断面を中心として左右対称の位置に配置されている。これにより、使用者の座る位置により複数のセンサ部が異なる荷重を受けることを考慮して、センサ部がさらに正確に使用者の荷重を測定できる。
本発明の水洗大便器装置によれば、比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態による水洗大便器装置について説明する。まず、図1乃至図5により、本発明の第1実施形態による水洗大便器装置について説明する。図1は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置が壁に配置されている状態を示す斜視図であり、図2は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置が壁に配置されている状態を側方から示す側面図であり、図3は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置が壁に配置されている状態を正面から示す正面図であり、図4は図3のIV-IV線に沿って見た断面図であり、図5は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置を壁に対して分解した状態で示す分解斜視図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1は、洗浄水源から供給される洗浄水によって洗浄されて汚物を排出する水洗大便器装置である。
なお、以下、本発明の第1実施形態における説明において、水洗大便器装置1を使用する使用者側(水洗大便器装置1を使用するために水洗大便器装置1の前に立っている使用者側)から見て手前側を前方とし、使用者から見て奥側を後方とし、水洗大便器装置1を前方から見て右側を右側方とし、前方から見て左側を左側方として説明している。
なお、以下、本発明の第1実施形態における説明において、水洗大便器装置1を使用する使用者側(水洗大便器装置1を使用するために水洗大便器装置1の前に立っている使用者側)から見て手前側を前方とし、使用者から見て奥側を後方とし、水洗大便器装置1を前方から見て右側を右側方とし、前方から見て左側を左側方として説明している。
水洗大便器装置1は、使用者が腰掛けた状態で使用できる便器本体2と、便器本体2に洗浄水を供給する洗浄水タンク装置4と、便器本体2が床Fから浮いた状態で設けられるように、便器本体2の後方に設けられると共に便器本体2の荷重を受ける荷重受部材24と、便器本体2を使用する使用者の荷重に対応するパラメータを測定するセンサ部26と、センサ部26と電気的に接続された制御部27(図2参照)と、使用者が便器洗浄等の開始を操作できると共に使用者の荷重又は体重等の測定結果を表示する操作部29と、を備えている。
便器本体2は、壁Wの壁面の表面側に固定され且つ床Fから浮いた状態で設けられる、いわゆる壁掛式の水洗大便器の便器本体を構成している。壁掛式の水洗大便器の便器本体2は、専ら壁面側の荷重受部材24に取付けられ、床Fと便器本体2との間の支持部材が省略されている。壁面は、壁Wにより形成されているが、後述するようにカバーパネルP等の構造物により形成されていてもよい。
便器本体2は、陶器製であるが、樹脂製であってもよい。図2に示すように、便器本体2は、便器本体2の上面に上下方向に回動可能に配置された便座3と、この便座を覆うように上下方向に回動可能に配置された便蓋5と、便器本体2の後方上部に配置され、使用者の局部を洗浄する衛生洗浄部として機能する衛生洗浄系機能部7とを備えている。
つぎに、図1~図3に示すように、便器本体2は、ボウル形状のボウル部14を備えている。便器本体2は、ボウル部14の下方に入口部が接続されて、ボウル部14内の汚物を排出する排水路である排水トラップ管路16を備えている。
つぎに、図4に示すように、ボウル部14は、便器本体2の前方から見てボウル部14の前方側領域内の右側の上部のリム部の内部には、リム吐水部の一部であるリム通水路20が形成されている。また、このリム通水路20の分岐された下流端には、それぞれ、リム吐水部の一部である第1リム吐水口18及び第2リム吐水口19が形成されている。リム通水路20は便器本体2の後方から右側に延びている。さらに、リム通水路20の上流側は、洗浄水タンク6から供給される洗浄水をリム通水路20に供給する導水路である導水管22に接続されている。第1リム吐水口18は、ボウル部14の側方から後方に向けて開口されている。第2リム吐水口19は、ボウル部14の後方から側方に向けて開口されている。第1リム吐水口18に導かれた洗浄水は、後方に向けて吐水(リム吐水)され、ボウル部14内を旋回することにより、汚物を洗浄し、排出するようになっている。第2リム吐水口19に導かれた洗浄水は、後方から側方に向けて吐水(リム吐水)され、ボウル部14内を旋回することにより、汚物を洗浄し、排出するようになっている。排水トラップ管路16から排出される洗浄水及び汚物は、さらに下流側の排水流路17を通って排出される。
洗浄水タンク装置4は、壁Wの裏側領域内に配置された重力給水式の洗浄水タンク6を備えており、この洗浄水タンク6内の洗浄水について重力を利用して水洗大便器の便器本体2に洗浄水を供給するものである。洗浄水タンク装置4は、壁Wの裏側に隠蔽された隠蔽式の洗浄水タンク装置である。なお、便器本体2へ洗浄水を供給する洗浄水源としては、本実施形態で示した重力給水式の洗浄水タンク6のようなタンク式のものに限定されず、水道水の給水圧を直接利用した水道直圧式のものや、フラッシュバルブ式のものや、ポンプの補圧を利用して洗浄水を供給するものであってもよい。
図4に示すように、洗浄水タンク装置4の洗浄水タンク6の内部には、給水装置8、及び、排水弁装置10がそれぞれ設けられている。
まず、給水装置8は、水道等の洗浄水タンク6の外部の給水源(図示せず)と接続され、給水源から給水される洗浄水の吐水と止水を切り替え、洗浄水タンク6内に適宜給水を行うようになっている。また、排水弁装置10は、洗浄水タンク6内に設けられ且つ洗浄水タンク6に貯えられた洗浄水について排水口12を開放して便器本体2に流出させる。
まず、給水装置8は、水道等の洗浄水タンク6の外部の給水源(図示せず)と接続され、給水源から給水される洗浄水の吐水と止水を切り替え、洗浄水タンク6内に適宜給水を行うようになっている。また、排水弁装置10は、洗浄水タンク6内に設けられ且つ洗浄水タンク6に貯えられた洗浄水について排水口12を開放して便器本体2に流出させる。
つぎに、図2乃至図6を参照して、本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1の荷重受部材24とセンサ部26とについて説明する。図6は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置の荷重受部材の支持構造体を裏側から見た斜視図である。
図5に示すように、荷重受部材24は、荷重受部材24のうち便器本体2の後方の壁面である壁Wの裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体28と、便器本体2を支持するように便器本体2の後部2aの上部2bと固定される固定部30とを備えている。固定部30と便器本体2の固定は、導水管22よりも床側の位置において行われ、当該固定によりリム導水路20などに与える影響を少なくしている。
支持構造体28は、床Fに固定されている。支持構造体28は、床F以外の床や建物の他の構造物に固定されていてもよい。支持構造体28は、洗浄水タンク6の側方において縦方向に延びる縦フレーム体28aと、2つの縦フレーム体28aの間を結ぶ横フレーム体28bとを備え、便器本体2(便器本体2内の洗浄水等を含む)及び使用者の荷重を、壁Wの裏側から支えられるような強度を有している。支持構造体28は、金属により形成されている。支持構造体28は、その縦フレーム体28aが壁Wの裏側に当接するように配置される。
固定部30は、支持構造体28の横フレーム体28bから便器本体2の後部2aまで前方に向かってほぼ水平に延びている。固定部30は、金属のボルトで形成されている。固定部30は、壁Wの裏側から表側の便器本体2の後部2aまで延びるような、比較的大径且つ長さの長いボルトである。固定部30は、便器本体2等及び使用者の荷重を、壁Wの裏側から支えられるような強度を有している。固定部30は、便器本体2を取付けようとする位置における便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置に設けられている。このようにして、便器本体2が固定部30に固定されることにより、便器本体2が支持構造体28に固定される。荷重受部材24の支持構造体28及び固定部30が便器本体2等及び使用者の荷重を受ける。このとき、便器本体2の正面側からは、便器本体2及び壁Wのみが見えるため、便器本体2が壁Wの壁面に固定されているように見える。また、便器本体2を便器本体2の比較的上側で固定することにより、便器本体2等及び使用者の荷重によって、便器本体2が下方側へ歪み便器本体2の上部側において壁Wと便器本体2の間に隙間ができることや、壁Wの裏側から便器本体2と連結している導水管22や排水流路17への影響を抑えることができる。なお、便器本体2と固定部30との固定箇所は、便器本体2の比較的上側に限定されず、便器本体2のリム導水路20や導水管22や排水流路17へ影響を与えない程度に任意に設定することができる。
図6に示すように、センサ部26は、便器本体2の後方の荷重受部材24に設けられる。センサ部26は、支持構造体28の後方側(支持構造体28の便器本体2とは反対側)の面に取付けられている。センサ部26は、複数設けられている。例えば、図6に示すように、センサ部26は、支持構造体28の一方の縦フレーム体28aの上部、便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置よりも下方の縦フレーム体の中部、同様の縦フレーム体の下部に一つずつ、また、他方の縦フレーム体28aの上部、便器本体2の後部2aの上部2bより低い高さの縦フレーム体28aの中部、縦フレーム体28aの下部に一つずつの合計6つ配置されていてもよい。このとき複数設けられているセンサ部26は、便器本体2の前後に延びる中央断面C(図3及び図6参照)を中心として左右対称の位置に配置されている。なお、センサ部26は、必ずしも中央断面Cを中心として左右対称の位置に配置されている必要は無く、例えば一部が左右非対称の位置に配置されていてもよい。また、センサ部26は、固定部30の水平断面等の任意の位置を中心として上下対称の位置に配置されていてもよい。なお、センサ部26は、複数でなく1つ設けられていてもよい。また、センサ部26の少なくとも一部は、便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置よりも下方の位置に設けられている。
センサ部26は、ひずみゲージである。センサ部26は、取付けられた部材に応力がかかる場合に、応力がかかる前の部材の長さに対し、応力に比例して生じた長さのひずみ(歪み変位量[%])を、パラメータ値として測定する。このようにセンサ部26は、ひずみを使用者の荷重に対応するパラメータとして測定する。センサ部26は、制御部27(図2参照)と電気的に接続されている。センサ部26は、測定したパラメータ値を制御部27に送信する。センサ部26は、圧力を使用者の荷重に対応するパラメータとして測定する圧力センサや、荷重を使用者の荷重に対応するパラメータとして測定するばねはかり等の荷重測定装置であってもよい。このように、荷重に対応するパラメータを測定することには、直接荷重を測定することも含まれるため、荷重に対応するパラメータとして、荷重が測定されてもよい。
変形例として、図7に示すように、センサ部26は、すなわち支持構造体28と壁Wとの間、例えば支持構造体28の前方側の表面に配置されていてもよい。この場合、センサ部26は、荷重受部材24のうち便器本体2の後方の壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体28と、便器本体2の後部2aとの間の位置に設けられる。上述の第1実施形態と同様に、センサ部26は、複数設けられることができ、また、上述の例示を含む任意の位置に配置できる。なお、便器本体2と固定部30の固定箇所と離間した位置にセンサ部26を設けることにより、使用者の荷重がセンサ部26に係りやすく測定精度をより一層上げることができる。より好ましくは、便器本体2と固定部30の固定箇所よりもより離れた位置にセンサ部26を設けることにより、より一層使用者の荷重がセンサ部26に係りやすくすることができる。
また、他の変形例として、図8に示すように、センサ部26は、壁Wと便器本体2の後部2aとの間に配置されていてもよい。例えば、センサ部26は、壁Wより表側(便器本体2側)の固定部30の部分、又はこの固定部30の部分に取付けられる他の固定部材の表面に取付けられてもよい。また、センサ部26は、壁Wより表側において、便器本体2の荷重を受ける他の固定部材に取付けられてもよい。この場合も、センサ部26は、支持構造体28と、便器本体2の後部2aとの間の位置に設けられることになる。上述の第1実施形態と同様に、センサ部26は、複数設けられてもよく、また、上述の例示を含む任意の位置に配置できる。なお、便器本体2と固定部30の固定箇所と離間した位置にセンサ部26を設けることにより、使用者の荷重がセンサ部26に係りやすく測定精度をより一層上げることができる。より好ましくは、便器本体2と固定部30の固定箇所よりもより離れた位置にセンサ部26を設けることにより、より一層使用者の荷重がセンサ部26に係りやすくすることができる。
本実施形態において、図2に示すように、制御部27は、便器本体2上の後方上部に配置されている。制御部27は、洗浄水タンク装置4の給水装置8及び排水弁装置10、衛生洗浄系機能部(図示せず)、センサ部26、操作部29と電気的に接続されている。これらの電気的な接続は、その全体又は一部が赤外線通信、その他の方式等の無線通信、その他のインターネット回線を通じた接続により接続されていてもよい。なお、制御部27は、インターネットを介して便器本体2とは物理的に離れた位置に配置されていてもよく、又はインターネットを介したサーバー上にプログラムの形態で設けられていてもよい。このように、制御部27は、プログラムの形態で提供されることによりサーバー上に形成されてもよい。本実施形態においては、制御部27は、CPU等の演算装置及びメモリ等の記憶装置を内蔵し、所定の制御プログラム等に基づいて電気的に接続された機器の制御を行うことができる。例えば、制御部27は、水洗大便器装置1の小洗浄動作、大洗浄動作、使用者の荷重測定動作を実行するための制御プログラムを記憶装置に記憶している。
操作部29は、操作スイッチ及びモニタ等が設けられ、この操作スイッチ等により、使用者が洗浄動作の開始、及び使用者の荷重測定の開始を操作できるようになっている。また、操作部29は、使用者の荷重測定の測定結果を示すことができる。操作部29は、壁W等に設けられているが、便器本体2に設けられてもよい。操作部29は、制御部27と電気的に接続され、操作部29が受けた操作要求指令を制御部27に送信でき、且つ制御部27で算定された使用者の荷重又は体重等を操作部29が受信でき、さらに算定された結果を操作部29が表示できる。また、操作部29は、その他の壁面や、赤外線通信、その他の方式等の無線通信、その他のインターネット回線を通じた接続により接続された別の機器に設けてもよい。
次に、図2及び図9等を参照して、使用者の荷重測定動作について説明する。
図9は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置のセンサ部により測定された歪み変位量と、使用者の体重との相関の一例を示す図である。
制御部27は、使用者の操作部29の荷重測定をリクエストする操作により使用者の荷重測定動作を開始させる。なお、制御部27は、センサ部26のひずみのパラメータ値の変化、他の使用者検知センサ等の判定結果等により、使用者が便器本体2に腰掛けていると判断する場合に、使用者のリクエスト操作によらず自動的に使用者の荷重測定動作を開始してもよい。
図9は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置のセンサ部により測定された歪み変位量と、使用者の体重との相関の一例を示す図である。
制御部27は、使用者の操作部29の荷重測定をリクエストする操作により使用者の荷重測定動作を開始させる。なお、制御部27は、センサ部26のひずみのパラメータ値の変化、他の使用者検知センサ等の判定結果等により、使用者が便器本体2に腰掛けていると判断する場合に、使用者のリクエスト操作によらず自動的に使用者の荷重測定動作を開始してもよい。
制御部27は、使用者が便器本体2に腰掛けていると判断される状態において、センサ部26によりセンサ部26を取付けている支持構造体28等のひずみを測定させ、センサ部26から制御部27に送信させる。制御部27は、受信したひずみのパラメータ値を基に、荷重受部材24の構造、材質、センサ部26の位置、便器本体2からの荷重の伝達の仕方等を考慮して、荷重受部材24にかかっている使用者の荷重を算定する。また、制御部27は、荷重受部材24にかかっている使用者の荷重から、使用者の姿勢等も考慮して使用者の体重を算定できる。
例えば、制御部27は、算定された使用者の荷重から、使用者の排便時の姿勢等を考慮して使用者の体重を算定してもよく、また例えば、制御部27は、使用者の足を床Fから離して全体重を便器本体2にかけた状態で測定した使用者の荷重から、使用者の体重を算定してもよい。この場合には、制御部27は、体重測定のため、使用者に使用者の足を床Fから離して全体重を便器本体2にかけるように促す体重測定モードを備えていてもよい。例えば、図9に示すような歪み変位量[%]と使用者の体重[kg]との相関関係に基づいて、歪み変位量[%]に基づいて、使用者の体重[kg]を算定できる。歪み変位量[%]が大きくなれば、体重[kg]も増加する。図9においては、使用者が使用する前の便器本体2の状態(便器本体2内に溜水が貯留されている状態)における歪み変位量を0[%]とし、原点としている。また、縦軸に歪み変位量[%]を示し、横軸に体重[kg]を示している。よって、ひずみの変位量から使用者の荷重を測定できる。制御部27は、このようにして得た使用者の荷重や使用者の体重を操作部29に表示させ、使用者に示すことができる。
つぎに、図1及び図5を参照して、本実施形態による水洗大便器装置1を形成する以下の工程等を説明する。
水洗大便器装置1の便器本体2、荷重受部材24、センサ部26(図6参照)等をそれぞれ準備する。また、壁Wについても、荷重受部材24及び便器本体2等を取付けられるように、固定部30等を通せる開口等を形成する等の準備を実行する。
水洗大便器装置1の便器本体2、荷重受部材24、センサ部26(図6参照)等をそれぞれ準備する。また、壁Wについても、荷重受部材24及び便器本体2等を取付けられるように、固定部30等を通せる開口等を形成する等の準備を実行する。
次に、荷重受部材24を、支持構造体28の前方側を壁Wの裏面に接するように配置すると共に基部を床Fに固定する。荷重受部材24の固定部30は、壁Wを通して表側に延びた状態となる。固定部30を便器本体2の後部2aの上部2bに挿入させ、便器本体2を荷重受部材24の固定部30に固定する。これにより、便器本体2は、床Fから浮いた状態で支持されると共に、荷重受部材24の固定部30に取付けられ、壁Wに取付けられているように見える状態となる。センサ部26は、荷重受部材24の支持構造体28の所定の位置に取付けられる。このようにして水洗大便器装置1が形成されるとともに、便器本体2が壁Wに設けられた状態とされる。
上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1によれば、便器本体2が床から浮いた状態で設けられる、いわゆる壁掛式の水洗大便器装置1において、センサ部26は、便器本体2の後方の荷重受部材24に設けられる。これにより、いわゆる壁掛け式の水洗大便器装置1において、センサ部26が、便座部のような可動する部材ではなく、固定されている荷重受部材24に設けられるため、便器部全体に係る使用者の荷重を比較的安定して測定できる。
仮にセンサ部26が、荷重受部材24のうち便器本体2の後方の壁Wの壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体28の裏側に配置される場合に、さらに壁Wの壁面の厚さが厚くなると、荷重が壁Wの壁面に分散されやすくなり、使用者の荷重を安定して測定しにくくなる懸念がある。
これに対し、上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1によれば、センサ部26は、荷重受部材24のうち便器本体2の後方の壁Wの壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体28と、便器本体2の後部2aとの間の位置に設けられる。これにより、センサ部26を支持構造体28の裏側に配置する場合と比べて、壁Wの壁面の厚さに影響されにくくでき、比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
これに対し、上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1によれば、センサ部26は、荷重受部材24のうち便器本体2の後方の壁Wの壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体28と、便器本体2の後部2aとの間の位置に設けられる。これにより、センサ部26を支持構造体28の裏側に配置する場合と比べて、壁Wの壁面の厚さに影響されにくくでき、比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1によれば、センサ部26は、便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置よりも下方の位置に設けられるので、壁掛式の便器本体2に使用者が座った場合、荷重がセンサ部26にかかりやすくでき、より荷重を正確に測定できる。また、便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置に支持構造体28と便器本体2とを固定する固定部30が取付けられることが多いため、便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置より下方の位置に離れてセンサ部26を設けることにより、固定部30がセンサ部26の測定に影響を与えにくくでき、より荷重を正確に測定できる。
上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1によれば、センサ部26は、ひずみゲージであるので、圧力センサと比べて比較的安価に設けることができ、またばねはかりと比べて比較的正確に使用者の荷重を測定できる。よって、センサ部26が比較的安価且つ比較的正確に使用者の荷重を測定できる。
上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1によれば、複数設けられたセンサ部26による測定結果をもとに、より正確に使用者の荷重を測定できる。
上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器装置1によれば、複数設けられているセンサ部26は、便器本体2の前後に延びる中央断面Cを中心として左右対称の位置に配置されている。これにより、使用者の座る位置により複数のセンサ部26が異なる荷重を受けることを考慮して、センサ部26がさらに正確に使用者の荷重を測定できる。
次に、図10乃至図14を参照して、本発明の第2実施形態による水洗大便器装置101について説明する。第2実施形態の水洗大便器装置は、便器本体の荷重を受ける当接部を備えている点が上述した第1実施形態とは異なる。ここでは、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。図10乃至図13においては、第2実施形態における洗浄水タンク装置4、及び支持構造体28等の構造は第1実施形態のものと同様であるため、便器本体2の高さより上方の部分の図示を省略し、便器本体2の高さより下方の部分を中心に図示している。図10は本発明の第2実施形態による水洗大便器装置が壁に対して配置されている状態を示す断面図であり、図11は本発明の第2実施形態による水洗大便器装置の便器本体を壁から取り外した状態で固定部及び当接部等を示す斜視図であり、図12は図11に示す水洗大便器装置の便器本体を壁から取り外した状態で固定部及び当接部等を示す正面図であり、図13は図11からさらに当接部を分解した状態を示す分解斜視図であり、図14は本発明の第2実施形態による水洗大便器装置のセンサ部により測定された歪み変位量と、使用者の体重との相関の一例を示す図である。
図10及び図11等に示すように、第2実施形態による水洗大便器装置101は、いわゆる壁掛式の水洗大便器の便器本体2と、便器本体2が床Fから浮いた状態で設けられるように、便器本体2の後方に設けられると共に便器本体2の荷重を受ける荷重受部材124を備えている。
荷重受部材124は、荷重受部材124のうち便器本体2の後方の壁面である壁Wの裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体28と、便器本体2を支持するように便器本体2の後部2aの上部2bと固定される固定部30と、固定部30の下方において便器本体2の後部2aと当接して便器本体2の荷重を受ける当接部132とを備えている。なお、固定部30から離れた位置に当接部132および開口部134を備えていればよく、固定部30が下方側に配置される場合は、固定部30の上方側に当接部132および開口部134が設けられ、当接部132が便器本体2の後部2aと当接するように配置されても良い。
図13に示すように、荷重受部材124の当接部132は、便器本体2の後方の壁Wに形成された開口134を通して壁面の裏側の支持構造体28から表側の便器本体2の後部2aまで延びている。当接部132は、四角形の平板状の当接面を縦寸法にくらべて横寸法が長い矩形形状に形成している。当接部132は、この当接面を便器本体2に向けて形成している。当接部132は、上面視で2つの固定部30の間の位置に配置されている。当接部132は、上面視で、壁Wの壁面よりも便器本体2側の位置に配置される。これにより、便器本体2が取付けのため壁Wに向けて水平に移動される場合、便器本体2の後部2a、例えば後部2aの下部が、壁Wに当接する前に当接部132に当接し、便器本体2を適切に取付けることができる。なお、本実施例では当接部132を縦寸法にくらべて横寸法が長い矩形形状で形成しているが、当接部132は便器本体2の後方の各部材の配置に合わせて適宜形状を変更できる。また、便器本体2の後方の壁Wの範囲の領域内に当接部132が複数設けられてもよく、例えば縦寸法の長い矩形状に形成された当接部132が排水流路17を中心とした両側方側に1か所ずつ、合計二か所に設けられてもよい。
また、当接部132は、固定部30の下方の位置に設けられている。これにより、便器本体2が固定部30に固定され且つ便器本体2に使用者の荷重がかかる場合、便器本体2の後部2a、例えば後部2aの下部は、固定部30を中心としたモーメントの力を受け、壁Wに当接する前に当接部132に当接する。よって、使用者及び便器本体2の荷重の一部が便器本体2から当接部132にかかる。よって、当接部132は、便器本体2の荷重を受けるようになっている。本実施例では、当接部132は、固定部30の下方であり、排水流路17の下方に設けられている。当接部132の横寸法は、排水流路17の配管の最大横寸法よりも長く、2か所の固定部30の間の間隔よりも短い長さを備えている。当接部132がこのような横寸法を備えることにより、固定部30や排水流路17の影響を減らして便器本体2に係る使用者の荷重を測定することができる。なお、当接部132の横寸法は、本実施例に限定されず便器本体2に係る使用者の荷重を測定するために適した長さに適宜設定することができる。
当接部132は、支持構造体28から開口134内を通過して便器本体2の後部2aまで延びている。当接部132は、開口134の大きさよりも小さな大きさ及び形状に形成されている。当接部132は、壁Wの開口134に当接しないように配置されている。
センサ部26は、便器本体2の後方の荷重受部材24の当接部132に設けられている。より具体的には、センサ部26は、当接部132の後方側(当接部132の便器本体2とは反対側の裏側)の面に取付けられている。このようなセンサ部26は、支持構造体28と、便器本体2の後部2aとの間の位置に設けられる。また、センサ部26は、便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置よりも下方の位置に設けられる。なお、センサ部26は、図12に示すように、当接部132の後方側の面の上下方向の中央部分近傍において横向き(センサ部26の縦方向よりも横方向が長くなるような配置形態)に設けられているが、センサ部26は、当接部132の後方側の面の下部側に設けられてもよい。センサ部26が当接部132の下部側に設けられることにより、センサ部26がより一層荷重を精度よく測定することができる。また、センサ部26は、当接部132の後方側の面の上部から下部まで縦向き(センサ部26の横方向よりも縦方向が長くなるような配置形態)に設けられていてもよい。センサ部26は、設置される位置によらず、横向き又は縦向きのいずれでも設けることができる。
センサ部26は、複数設けられている。例えば、図12及び図13に示すように、センサ部26は、当接部132の後方側(裏面側)の右側部分及び左側部分に一つずつ配置されている。なお、センサ部26は、当接部132に一つ配置されていてもよく、例えば当接部132の左右方向の中央部分に一つ配置されていてもよい。このとき複数設けられているセンサ部26は、便器本体2の前後に延びる中央断面C(図12参照)を中心として左右対称の位置に配置されている。なお、センサ部26は、必ずしも中央断面Cを中心として左右対称の位置に配置されている必要は無く、例えば当接部132の後方側の左右非対称の位置に配置されていてもよい。また、センサ部26は、当接部132の支持軸等の任意の位置を中心として上下対称の位置に配置されていてもよい。
図14に示すように、制御部27は、さらに、複数設けられているセンサ部26が測定したそれぞれのパラメータ値の平均を算定し、算定された平均値に基づいて使用者の荷重又は体重を算定するモードを備えていてもよい。なお、図14においては、使用者が使用する前の便器本体2の状態における歪み変位量を0[%]とし、原点としている。また、縦軸に歪み変位量[%]を示し、横軸に体重[kg]を示している。例えば、図14において、体重が軽い場合、中程度の場合、重い場合の3つの場合に対し、便器本体側から見て右側のセンサ部が測定した歪み変位量[%]が示される。この測定値は、便器本体側から見て右側のセンサ部における、歪み変位量[%]と使用者の体重[kg]との相関関係を示す線形の理論値の線L1に対し、およそA%の範囲内の誤差でばらついている。A%の範囲内の誤差は、例えば3%乃至5%の範囲内の誤差である。同様に、体重が軽い場合、中程度の場合、重い場合の3つの場合に対し、便器本体側から見て左側のセンサ部が測定した歪み変位量[%]が示される。この測定値は、便器本体側から見て左側のセンサ部における、歪み変位量[%]と使用者の体重[kg]との相関関係を示す線形の理論値の線L2に対し、およそA%の範囲内の誤差でばらついている。これに対し、図14において、体重が軽い場合、中程度の場合、重い場合の3つの場合に対し、左側のセンサ部が測定した歪み変位量[%]と右側のセンサ部が測定した歪み変位量[%]との平均を算定した平均の歪み変位量[%]が示される。平均の歪み変位量[%]は、平均の歪み変位量[%]と使用者の体重[kg]との相関関係を示す線形の理論値の線L3に対し、およそB%の範囲内の誤差でばらついている。このとき、Bの値はAの値よりも小さくなっている。B%の範囲内の誤差は、例えば0.1%乃至2%の範囲内の誤差である。
このように、平均の歪み変位量[%]を算定し、この平均値に基づいて体重[kg]を算定することにより算定される体重値の誤差を、平均値を使用しない場合と比べて低減することができる。制御部27は、2つのセンサ部26の測定値に限られず、複数のセンサ部26の測定値の平均値を利用できる。なお、説明の便宜上第2実施形態において、制御部27が、このような算定された平均値に基づいて使用者の荷重又は体重を算定するモードを備えていることを説明したが、第1実施形態、第3実施形態及び第4実施形態においても、制御部27は、同様のモードを備えることができる。
上述した本発明の第2実施形態による水洗大便器装置101によれば、当接部132は、便器本体2の後方の壁Wの壁面に形成された開口134を通して壁面の裏側から表側の便器本体2の後部2aまで延び、センサ部26は、当接部132に設けられているので、仮に便器本体2の後方の壁面を構成する部材が素材や厚さを任意に変更された場合においても、センサ部26の測定が壁面の素材や厚さの変化による影響を受けにくくでき、センサ部26がより安定して使用者の荷重を測定できる。
次に、図15及び図16を参照して、本発明の第3実施形態による水洗大便器装置201について説明する。第3実施形態の水洗大便器装置は、便器本体2の固定を補助する固定補助部材を備えている点が上述した第1実施形態とは異なる。ここでは、本発明の第3実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。図15においては、第3実施形態による洗浄水タンク装置4、及び支持構造体28等の構造は第1実施形態のものと同様であるため、便器本体2の高さより上方の部分の図示を省略し、便器本体2の高さより下方の部分を中心に図示している。図15は本発明の第3実施形態による水洗大便器装置の便器本体、固定補助部材、荷重受部材等を壁に対して分解した状態で示す分解斜視図であり、図16は本発明の第3実施形態による水洗大便器装置の変形例を示す概略構成図である。
図15に示すように、第3実施形態による水洗大便器装置201は、いわゆる壁掛式の水洗大便器の便器本体2と、便器本体2が床Fから浮いた状態で設けられるように、便器本体2の後方に設けられると共に便器本体2の荷重を受ける荷重受部材24を備えている。
荷重受部材24は、荷重受部材24のうち便器本体2の後方の壁Wの壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体28と、便器本体2を支持するように便器本体2の後部2aの上部2bと固定される固定部30と、便器本体2の後方の壁Wの壁面と便器本体2との間に便器本体2の固定を補助する固定補助部材236を備えている。
固定部30が便器本体2の荷重の半分以上を受けて便器本体2の後部2aを固定する主要な固定部材であるのに対し、固定補助部材236は、固定部30とは別部材として形成され、便器本体2の後部2aの固定を補助するように形成されている点で、固定部30と異なっている。固定補助部材236は、固定部30の受ける荷重よりも小さい荷重、例えば便器本体2の荷重の半分未満の荷重を受ける補助的な部材として形成されている。固定補助部材236は、便器本体2を固定部30に固定する際に、便器本体2の位置決め又は排水流路17、導水管22等との取付がしやすくなるように固定を補助する機能を有している。固定補助部材236は、便器本体2の後部2aと壁Wとの間で便器本体2の荷重の一部を受けるようになっている。固定補助部材236は、底部辺が頂部辺よりも短い台形形状に形成されている。固定補助部材236は、板状に形成されている。固定補助部材236は、外周の一部から壁Wに向かって立ち上がるリブを備えているため、後方側に空間が形成され、固定補助部材236が壁Wに取付けられた状態で固定補助部材236の後方側(裏面側)にセンサ部26を配置できるように形成されている。
固定補助部材236は、固定部30を通す貫通口部238と、導水管22と接続される導水管出口部240と、排水流路17と接続される排水流路入口部242と、を備えている。
貫通口部238は、貫通口部238に固定部30を通した状態で、固定補助部材236の位置及び姿勢が決定されるようになっている。
固定補助部材236の導水管出口部240は、固定部30と便器本体2とが固定される際に、リム通水路20と接続されるようになっている。導水管出口部240は貫通口部238に対しての位置が予め決まっていることから、便器本体2のリム通水路20との位置合わせが容易にできる。
固定補助部材236の排水流路入口部242は、固定部30と便器本体2とが固定される際に、排水トラップ管路16と接続されるようになっている。排水流路入口部242は貫通口部238に対しての位置が予め決まっていることから、便器本体2の排水トラップ管路16との位置合わせが容易にできる。
固定補助部材236の排水流路入口部242は、固定部30と便器本体2とが固定される際に、排水トラップ管路16と接続されるようになっている。排水流路入口部242は貫通口部238に対しての位置が予め決まっていることから、便器本体2の排水トラップ管路16との位置合わせが容易にできる。
センサ部26は、固定補助部材236に設けられている。より具体的には、センサ部26は、固定補助部材236の後方側(固定補助部材236の便器本体2とは反対側の裏面側)の面に取付けられている。図15においては、センサ部26は、固定補助部材236の後方側の表面に位置するため、破線により位置が示されている。よって、センサ部26は、支持構造体28と、便器本体2の後部2aとの間の位置に設けられる。また、センサ部26は、便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置よりも下方の位置に設けられる。
センサ部26は、複数設けられている。例えば、図15に示すように、センサ部26は、固定補助部材236の後方側の上部の右側部分及び左側部分にそれぞれ一つずつ、さらに後方側の下部の右側部分及び左側部分にそれぞれ一つずつ、合計4つ配置されている。なお、センサ部26は、必ずしも複数でなくてもよく、固定補助部材236の後方側の下部の中央部分に一つ配置されていてもよい。このとき複数設けられているセンサ部26は、便器本体2の前後に延びる中央断面C(図3参照)を中心として左右対称の位置に配置されている。なお、センサ部26は、必ずしも中央断面Cを中心として左右対称の位置に配置されていなくてもよく、例えば固定補助部材236の後方側の左右非対称の位置に配置されていてもよい。また、センサ部26は、固定補助部材236の固定部30を通る水平断面等の任意の位置を中心として上下対称の位置に配置されていてもよい。
上述した本発明の第3実施形態による水洗大便器装置201によれば、センサ部26は、固定補助部材236に設けられているので、壁Wの壁面の素材や厚さの変化により、センサ部26の測定が壁Wの壁面の素材や厚さの変化による影響を受けにくくでき、センサ部26がより安定して使用者の荷重を測定できる。
次に、図17及び図18を参照して、本発明の第4実施形態による水洗大便器装置301について説明する。第4実施形態の水洗大便器装置は、水洗大便器装置が壁面を形成するカバーパネルに対して配置されている点が上述した第1実施形態とは異なる。ここでは、本発明の第4実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。図17は本発明の第4実施形態による水洗大便器装置がカバーパネルに対して配置されている状態を示す斜視図であり、図18は本発明の第4実施形態による水洗大便器装置がカバーパネルに対して配置されている状態を側方から示す側面図である。
図17及び図18に示すように、第4実施形態による水洗大便器装置301の便器本体2の後方の壁面は、荷重受部材24の支持構造体28の前方側を覆うカバーパネルPにより形成されている。よって、便器本体2は、カバーパネルP側に固定され且つ床Fから浮いた状態で設けられる、壁掛式の水洗大便器の便器本体2は、専ら壁面側の荷重受部材24に取付けられる。
カバーパネルPは、壁Wとは別に、便器本体2の後方の壁面を形成している。カバーパネルPは、室内において、形成された内部造作の構造物である。カバーパネルPは、荷重受部材24を便器本体2の正面側から隠すように覆う造作物の一部として形成される。例えば、カバーパネルPは、棚の一部、収納の一部、又は他の種類のカバーの一部等を形成する。
便器本体2は、荷重受部材24の固定部30に固定されるため、カバーパネルPは、便器本体2を固定するほどの強度を有しなくてもよい。従って、カバーパネルPは、荷重受部材24の簡易なカバーを構成できる。カバーパネルPは、薄板状の化粧板である。カバーパネルPは、部屋を区切る構造上の壁に限られず、壁状の壁面(壁全体に限られず一部の面を構成すればよい)を形成するものであれば、様々な材質及び部材を使用できる。このように、水洗大便器装置301は、いわゆる壁掛式の水洗大便器の便器本体2を備えているが、便器本体2は壁Wに対して設けられるものに限られず、カバーパネルPに対して設けられるものを含む。第4実施形態において示すようなカバーパネルPは、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態において示すような壁Wに代えて、それぞれの実施形態に適用可能である。
このとき、荷重受部材24は、荷重受部材24のうち便器本体2の後方のカバーパネルPの裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体28を備える。支持構造体28は、便器本体2(便器本体2内の洗浄水等を含む)及び使用者の荷重を、カバーパネルPの裏側から支えられるような強度を有している。支持構造体28は、その縦フレーム体がカバーパネルPの壁面の裏側に当接するように配置される。
固定部30は、カバーパネルPの裏側の支持構造体28から表側の便器本体2の後部2aまで延びるような、比較的大径且つ長さの長いボルトである。固定部30は、便器本体2等及び使用者の荷重を、カバーパネルPの裏側から支えられるような強度を有している。便器本体2の正面側からは、便器本体2及びカバーパネルPのみが見えるため、便器本体2がカバーパネルPの壁面に固定されているように見える。
センサ部26は、便器本体2の後方の荷重受部材24に設けられる。センサ部26は、支持構造体28の後方側の所定の位置に取付けられている。また、センサ部26の少なくとも一部は、便器本体2の後部2aの上部2bの高さ位置よりも下方の位置に設けられている。センサ部26は、支持構造体28の表側の表面、すなわち支持構造体28とカバーパネルPとの間に配置されていてもよい。また、センサ部26は、カバーパネルPと便器本体2の後部2aとの間の位置に設けられてもよい。
上述した本発明の第4実施形態による水洗大便器装置301によれば、便器本体2の後方の壁Wの壁面が、支持構造体28の前方側を覆うカバーパネルPにより形成される場合に、センサ部26は、カバーパネルPと便器本体2の後部2aとの間の位置に設けられる。これにより、支持構造体28を使用者から見えにくくするためにカバーパネルPが設けられている場合においても、センサ部26をカバーパネルPの裏側に配置する場合と比べて、センサ部26の測定がカバーパネルPの設置による影響を受けにくくでき、センサ部26が比較的安定して使用者の荷重を測定できる。
1 水洗大便器装置
2 便器本体
2a 後部
2b 上部
3 便座
24 荷重受部材
26 センサ部
28 支持構造体
30 固定部
101 水洗大便器装置
124 荷重受部材
132 当接部
134 開口
201 水洗大便器装置
236 固定補助部材
301 水洗大便器装置
2 便器本体
2a 後部
2b 上部
3 便座
24 荷重受部材
26 センサ部
28 支持構造体
30 固定部
101 水洗大便器装置
124 荷重受部材
132 当接部
134 開口
201 水洗大便器装置
236 固定補助部材
301 水洗大便器装置
Claims (9)
- 洗浄水源から供給される洗浄水によって洗浄されて汚物を排出する水洗大便器装置であって、
使用者が腰掛けた状態で使用できる便器本体と、
上記便器本体が床から浮いた状態で設けられるように、上記便器本体の後方に設けられると共に上記便器本体の荷重を受ける荷重受部材と、
上記便器本体を使用する使用者の荷重に対応するパラメータを測定するセンサ部と、を備え、
上記センサ部は、上記便器本体の後方の上記荷重受部材に設けられる、水洗大便器装置。 - 上記センサ部は、上記荷重受部材のうち上記便器本体の後方の壁面の裏側において縦方向に立ち上がる支持構造体と、上記便器本体の後部との間の位置に設けられる、請求項1に記載の水洗大便器装置。
- 上記センサ部は、上記便器本体の後部の上部の高さ位置よりも下方の位置に設けられる、請求項1又は2に記載の水洗大便器装置。
- 上記便器本体の後方の壁面は、上記支持構造体の前方側を覆うカバーパネルにより形成され、上記センサ部は、上記カバーパネルと上記便器本体の後部との間の位置に設けられる、請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
- 上記荷重受部材は、上記便器本体を支持するように上記便器本体の後部と固定される固定部と、
上記固定部の下方において上記便器本体の後部と当接して上記便器本体の荷重を受ける当接部とを備え、
上記荷重受部材の上記当接部は、上記便器本体の後方の壁面に形成された開口を通して上記壁面の裏側から表側の上記便器本体の後部まで延び、
上記センサ部は、上記当接部に設けられている、請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器装置。 - 上記荷重受部材は、上記便器本体の後方の壁面と上記便器本体との間に上記便器本体の固定を補助する固定補助部材を備え、
上記センサ部は、上記固定補助部材に設けられている、請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器装置。 - 上記センサ部は、ひずみゲージである、請求項1乃至6の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
- 上記センサ部は、複数設けられている、請求項1乃至7の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
- 複数設けられている上記センサ部は、上記便器本体の前後に延びる中央断面を中心として左右対称の位置に配置されている、請求項8に記載の水洗大便器装置。
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