JP2022083686A - 三輪自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】三輪自転車の3点支持の前2輪の正面視からの間隔を常時狭くしすぎず三輪自転車の転倒を防止し自立させ、かつ三輪自転車の小回りを容易にでき、さらに重心を低くできる三輪自転車を提供することを課題とする。【解決手段】筒状のハンドルフレーム体内に回転自在に挿通させたハンドル軸と、上端部を前記ハンドル軸の下端部に固定して垂設させた、下端部の内周壁部に内歯が形成された略筒状体の操舵筒状体と、前記操舵筒状体の前側に取り付けられ平行リンクと、前記ハンドル軸と同調して回転する内歯と、その内歯にかみ合う外歯平歯車と、前記外歯平歯車と連結した駆動リンクを備えた操舵リンクと、を備え、前2輪が、前記ハンドル軸と一体的に左右方向に回転可能に連結された前記平行リンクによる曲がり角度と、前記ハンドル軸とは前記外歯平歯車と前記内歯とのギア比によって異なる回転角度をする前記操舵リンクによる曲がり角度とを加えた曲がり角度で曲がる三輪自転車により課題解決できた。【選択図】 図6

Description

本発明は、前2輪の三輪自転車に関する。
特許文献1には、前2輪の三輪自転車において、フレームのフレームポストと、前記フレームポストに操向回転可能に支持されているハンドル軸と、左右の前輪をそれぞれ回転可能に支持する左右ホークバーと、前記左右ホークバーを連結して平行リンクを形成する上下リンクと、前記上下リンクを前記ハンドル軸に、前記フレームポストの下方で、揺動可能に連結する連結部と、前記平行リンクと前記ハンドル軸間に設けられた左右の前輪軸間の高さ位置の変化を防止する方向に復元力を与えるばね手段と、を含む前2輪の三輪自転車が開示されている。
特許文献2には、車体フレームが前端に備えるハンドルポストに、操向ハンドルに連なる操向軸が回転可能に支承され、左および右前輪をそれぞれ回転自在に支持する左側および右側フロントフォークが、前記ハンドルポストの左右両側で上下に延びるように配置されて該ハンドルポストに支持される左側および右側サイドポストにそれぞれ回転可能に支承され、前記操向軸が、該操向軸の回転作動に応じて前記両前輪を転向させることを可能として前記両フロントフォークに連結され、左側および右側サイドポストに両端が連結される上リンクの中央部、ならびに上リンクよりも下方に配置されて左側および右側サイドポストに両端が連結される下リンクの中央部が、前記ハンドルポストに回転可能に連結され、車体フレームの後部に駆動輪が支持される三輪自転車において、前記左側および右側サイドポストが、上方に向かうにつれて両サイドポスト間の間隔が小さくなるように傾斜して配置された前2輪の三輪自転車が開示されている。
特許第4297967号公報 特開2002-337779号公報
特許文献1の発明は、ハンドルと平行リンクとを一体的に曲げる構造であるので、ハンドルを大きく切ると正面視における前2輪の左右方向の幅が大きく縮小され、3点支持の特徴が薄らぎ転倒しやすいという問題があった。
特許文献2の発明は、ハンドルポストに平行リンクが上下方向に揺動自在に取り付けられ、操舵軸の下端部に取り付けられたピットマンアームやナックルアームの伝達機能により前2輪を転向させる構造であるので、正面視における前2輪の左右方向の幅は広くて一定であるので、ハンドルの切れ角が浅くなり前2輪の三輪自転車を小回りさせることが難しいという問題があった。また、平行リンク、及び、ピットマンアームやナックルアームの伝達機能が前2輪の上端の高さより高い位置に取り付けているので、重心が高くなり三輪自転車が転倒しやすいという問題があった。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、三輪自転車の自立のために、地面との3点支持の前2輪の正面視からの間隔を常時狭くしすぎず三輪自転車の転倒を防止し自立させ、かつ三輪自転車の小回りを容易にでき、さらに重心を低くできる三輪自転車を提供することを課題とする。
請求項1に記載の三輪自転車は、前2輪を備えた三輪自転車であって、上端部をハンドルの中央部に固定し、筒状ハンドルフレーム体内に回転自在に挿通させたハンドル軸と、上端部を前記ハンドル軸の下端部に固定して垂設させた、下端部の内周壁部に内歯が形成された略筒状体の操舵筒状体と、前記操舵筒状体の前側に固定され、前方に上下で2つのピンを突設させた平行リンク支承部と、前記平行リンク支承部に上下方向に回転可能に支承され、左右方向は前記平行リンク支承部と一体的に回転可能に取り付けられた上リンク及び下リンク、前記上リンク及び前記下リンクの右端部とそれぞれ上下方向に回転可能に連結され、右側の前輪の車輪軸を固定した右リンク、並びに、前記上リンク及び前記下リンクの左端部とそれぞれ上下方向に回転可能に連結され、左側の前輪の車輪軸を固定した左リンクを備えた平行リンクと、上端部を前記ハンドルフレーム体の外周壁部に固定させて垂設させた2本の板状部、及び、前記2本の板状部の下端に架設した平板部を有する略コ字状の底部支持体と、前記底部支持体の平板部に設けた孔に挿通させたピンの上端部に回転中心部を固定し、かつ前記平板部の上面側に配設した、前記操舵筒状体の内歯に噛み合う外歯平歯車と、前記平板部の下方に突出した前記ピンの下端部に一端側を固定した駆動リンク、前記左リンクに一端側を固定した左従動リンク、前記右リンクに一端側を固定した右従動リンク、並びに、前記駆動リンクと一端側を左右方向に回転可能に連結し他端側を前記右従動リンク又は左従動リンクと左右方向に回転可能に連結した2つの連結棒を備えた操舵リンクと、を備え、前記前2輪が、前記ハンドル軸と一体的に左右方向に回転可能に連結された前記平行リンクによる曲がり角度と、前記ハンドル軸とは前記外歯平歯車と前記内歯とのギア比によって異なる回転角度をする前記操舵リンクによる曲がり角度とを加えた曲がり角度で曲がることを特徴とする。
請求項2に記載の三輪自転車は、請求項1において、前記外歯平歯車と前記内歯とのギア比を変えることによって、及び/又は、前記駆動リンクの長さを変えることによって、前記ハンドル軸を曲げる角度に対する前輪の曲がる角度の深を調整可能とすることを特徴とする。
請求項3に記載の三輪自転車は、請求項1又は2において、前記平行リンクの姿勢を維持可能な平行リンクロック手段であって、前記平行リンクロック手段が、前記上リンクに固定した略半円盤状体と、前記操舵筒状体の前側に固定した、前記略半円盤状体を挟持可能な把持部と、3輪のうちのいずれかの車輪の回転速度を測定する速度測定手段と、制御部と、を備え、前記制御部が、前記速度測定手段からの速度が予め設定した速度以下のときに前記把持部が前記略円盤状体を挟持し前記平行リンクの姿勢をロックし、前記速度が予め設定した速度超のときに前記把持部をロック解除させ前記平行リンクを上下方向に回転自在とする制御をすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、前2輪を、ハンドル軸と一体的に回転可能に連結された平行リンクによる曲がり角度と、前記ハンドル軸とは外歯平歯車と内歯とのギア比によって異なる回転角度をする操舵リンクによる曲がり角度とを加えた曲がり角度で曲がることができる。すなわち、ハンドルの切り角度より前2輪の曲がり角度を大きくすることができるので、ハンドルの切れを向上させることができ、小回りができる。このため、例えば駐輪時に容易に三輪自転車を操作することができ狙った範囲に容易に駐輪させることができる。また、正面視からの前2輪の左右間の間隔を、ハンドルの切れ角度と同じ角度で曲がる形態の三輪自転車に比較して広くできるので、三輪自転車としての特徴である転倒しにくいという安定性を保持できる。
また、斜面におけるバンク走行、段差又は障害物がある路面の走行等、前2輪の左右の高さが異なる路面を走行するときに、前2輪が傾いてもハンドル軸を垂直方向に維持できるので、直進安定性に優れ、三輪自転車をこぐ人の身体の姿勢を平面状の路面同じように垂直方向で維持できるという効果を奏する。
また、曲がるときには、二輪自転車と同じように前2輪もハンドル軸と同一方向に同時に傾けるバンク走行ができるので、二輪自転車運転感覚で容易に旋回できるという効果を奏する。
また、平行リンク及び操舵リンクの取付位置を前2輪の高さ以内に低く抑えているので重心を低くできることから、走行安定性に優れるという効果を奏する。
請求項2の発明は、操作筒状体の内歯と、操舵リンク7に連結した外歯平歯車とのギア比を変えることによって、ハンドルの切り角度と前2輪の曲がり角度との比率を可変できる。よって、好みのハンドルの切れを実現させることができる。
請求項3の発明は、例えば5km/H以下の低速で三輪自転車を運転するときは平行リンクの傾斜が大きくなって前2輪が傾くと三輪自転車が不安定状態になるという問題を解消させるため、予め定めた速度以下のときには平行リンクの動きをロックさせ車体を垂直方向に維持、固定させることによって、こぐ人が地面から足を離しても三輪自転車が自立するため、三輪自転車の走行し始める時の走行不安定状態を解消させ直進安定性が増し、安定して運転できる状態にすることができるという効果を奏する。
本発明の三輪自転車の1例の平面概要図である。 本発明の三輪自転車の1例の右側面概要図である。 図1のハンドル軸下方のA―A断面の操舵リンク関連の説明図である。 図3のB-B断面の操舵リンクの説明図である。 図1における正面視からの平行リンクの1例の概要説明図である。 ハンドルを真っ直ぐにしたときにおける、操舵リンクを水平方向で断面を切ったときの平面視の概要説明図である。 ハンドルを左に切ったときにおける、操舵リンクを水平方向で断面を切ったときの平面視の概要説明図である。 左リンク周辺の構成説明図で図6におけるD部の拡大説明図である。 左リンク周辺の構成説明図で図5におけるC部の右側面図である。 左リンク下部周辺の構成説明図で図5におけるC部の左側面図である。 左リンク下部周辺の構成説明図で図9におけるL―L断面図である。 左リンク下部と下リンクとの連結部周辺の構成説明図で図9におけるH部のE-E断面図である。 左リンク下部と下リンクとの連結部周辺の構成説明図で図9におけるH部のF-F断面図である。 左リンク下部と下リンクとの連結部周辺の、図9におけるH部の構成説明図で、(a)は図12におけるJ-J断面図であり、(b)は図5におけるK矢視図である。 本発明のハンドルの切れ角度と前輪の曲がり角度の説明模式図で、(a)はハンドルの切れ角度0度の状態図の説明模式図で、(b)はハンドルを左に20度切ったときの状態の説明模式図である。 三輪自転車の正面視における平行リンクの説明図で、(a)平坦な路面を走行中の三輪自転車の状態の説明図であり、(b)は段差のある路面を走行中の三輪自転車の状態の説明図であり、(c)は曲がるときの三輪自転車の状態の説明図である。 三輪自転車のハンドルの切れ角度と前輪の曲がり角度の説明模式図で、(a)は本発明の三輪自転車のハンドルの切れ角度0度の状態図の説明模式図で、(b)は前2輪の車軸とハンドルが固定され本発明の操舵リンクを備えていない形態の場合のハンドルを50℃切ったときの説明模式図で、(c)は前2輪の車軸とハンドルが固定され本発明の操舵リンクを備えていない形態の場合のハンドルを20度切ったときの説明模式図で、(d)は本発明の三輪自転車のハンドルを20度切ったときの説明模式である。
本発明である三輪自転車1は前2輪の三輪自転車であり、本発明の三輪自転車1には電動アシスト自転車、一般用自転車又は電動自転車が含まれる。
前記三輪自転車1は、図1~図6に示すように、前2輪を備えた三輪自転車1であって、上端部をハンドル64の中央部に固定し、筒状のハンドルフレーム体6内に回転自在に挿通させたハンドル軸5と、上端部を前記ハンドル軸5の下端部に固定して垂設させた、下端部の内周壁部に内歯30が形成された略筒状体の操舵筒状体7と、前記操舵筒状体7の前側に固定され、前方に上下で2つのピン41a、41bを突設させた平行リンク支承部8と、図3や図5に示すように前記平行リンク支承部8に上下方向に回転可能に支承され、左右方向は前記平行リンク支承部8と一体的に回転可能に取り付けられた上リンク11及び下リンク12、前記上リンク11及び前記下リンク12の右端部とそれぞれ上下方向に回転可能に連結され、右側の前輪61の車輪軸66を固定した右リンク13、並びに、前記上リンク11及び前記下リンク12の左端部とそれぞれ上下方向に回転可能に連結され、左側の前輪62の車輪軸66を固定した左リンク14を備えた平行リンク2と、図3や図4に示すように上端部を前記ハンドルフレーム体6の外周壁部に固定させて垂設させた2本の板状部9a、及び、前記2本の板状部9aの下端に架設した平板部9bを有する略コ字状の底部支持体9と、前記底部支持体9の平板部9bに設けた孔に挿通させたピン51の上端部に回転中心部を固定し、かつ前記平板部9bの上面側に配設した、前記操舵筒状体7の内歯30に噛み合う外歯平歯車40と、図3や図6に示すように前記平板部9bの下方に突出した前記ピン51の下端部に一端側を固定した駆動リンク21、前記左リンク14に一端側を固定した左従動リンク23b、前記右リンク13に一端側を固定した右従動リンク23a、並びに、前記駆動リンク21と一端側を左右方向に回転可能に連結し他端側を前記右従動リンク23a又は左従動リンク23bと左右方向に回転可能に連結した2つの連結棒24を備えた操舵リンク3と、を備え、図17(d)に示すように前記前2輪61、62が、前記ハンドル軸5と一体的に左右方向に回転可能に連結された前記平行リンク2による曲がり角度θ1と、前記ハンドル軸5とは前記外歯平歯車40と前記内歯30とのギア比によって異なる回転角度をする前記操舵リンク3による曲がり角度θ2とを加えた曲がり角度θ3で曲がる三輪自転車1である。
本発明の三輪自転車1は、図1又は図2に示すように、ハンドル64、サドル67、左右に配設した2つの前輪61、62、後輪63、フレーム体4、ハンドル軸5、ハンドルフレーム体6等を備え、さらに平行リンク2及び操舵リンク3を備える。
前記ハンドルフレーム体6は、図3に示すように前記ハンドル軸5を挿通させ、前記ハンドル軸5はベアリング42を介して回転可能にしている。そして前記ハンドルフレーム体6は、図2に示すように、前2輪61、62から後1輪63までの、略車輪の高さで極めて低い高さで略水平方向に直線状にしているフレーム体4に固定させるように連結させている。このようにハンドル64とペダル69の間のフレーム体4を低くすることは、跨ぐために足を高く上げることが難しい高齢者などの自転車の運転者によって足をほとんど上げなくても左右にペダル69に足を楽に載せることができる。なお、本発明の三輪自転車1としては、図2に示すような形態のフレーム体4に限らない。
前記ハンドル軸5は、図1又は図2に示すように上端部をハンドル64の中央部に固定し、図3に示すように筒状のハンドルフレーム体6内に回転自在に挿通させ、下端部に操舵筒状体7を軸心が一直線状になるように固定させている。これにより、ハンドル64を切ればハンドル軸5が回転し、該ハンドル軸5と一体的に該操舵筒状体7が回転する。
前記操舵筒状体7は、図3に示すように、上端部を前記ハンドル軸5の下端部に、該ハンドル軸5の軸心と軸心が一直線状になるように連結させて固定し、下端部の内周壁部に内歯30が形成され、前側に平行リンク支承部8を取付けている。前記操舵筒状体7と前記平行リンク支承部8は一体化されている。該平行リンク支承部8は、前面に上下方向で離隔させて2本のピン41a、41bを突出させており、上側の該ピン41aに上リンク11を上下方向に回転自在に支承させ、下側の該ピン41bに下部部リンク12を上下方向に回転自在に支承させている。また、上リンク11及び下リンク12は、前記平行リンク支承部8に左右方向には一体的に回転可能に取り付けられている。
また、前記操舵筒状体7は、図3に示すように、下端を底部支持体9の平板部9bの上面に当接又は微小の隙間を設けて配設している。
前記底部支持体9は、図2~図4に示すように、上端部を前記ハンドルフレーム体6の外周壁部に固定させて垂設させた2本の板状部9a、及び、前記2本の板状部9aの下端に架設した平板部9bを有する略コ字状の形態を有する。そして、左右で2本の長板状部9aの上端側を前記ハンドルフレーム体6の外周壁部に締結手段で固定させている。
前記左右で2本の長板状部9aの上端部は前記ハンドルフレーム体6の外周壁面に締結手段で固定しているので、前記底部支持体9はハンドル64を切っても回転しないようにしている。そして、図3に示すように、前記平板部9bには上下方向で貫通孔が設けられており、該貫通孔にピン51を回転自在に挿通させている。
前記ピン51の上端側は前記平板部9bの上方に突出させ外歯平歯車40とキー等で固定され、下端側は前記平板部9bの下方に突出させ駆動リンク21とキー等で固定させている。よって、前記操舵筒状体7に螺刻した前記内歯30が回転すれば噛み合った前記外歯平歯車40が内歯30と外歯平歯車40のギア比による回転角度で回転し前記駆動リンク21も前記外歯平歯車40に同期して回転する。なお、ハンドル64の切れ過ぎを規制するために、前記駆動リンク21の回転角度を規制する回転角度規制手段(図示なし)を設けてもよい。
前記外歯平歯車40は、前記底部支持体9の平板部9bに設けた孔に挿通させたピン51の上端側に回転中心部を固定し、かつ前記平板部9bの上面側に配設した、前記操舵筒状体7の内歯30に噛み合うように配設している。よって、前記ハンドル64を切ればハンドル軸5が回転し、該ハンドル軸5と一体的に該操舵筒状体7が回転し、前記操舵筒状体7に形成した内歯30と噛み合う外歯平歯車40が回転し、前記外歯平歯車40とピン51を介して一体的に回転するように連結された前記駆動リンク21が回転する。
ここで、前記内歯30と前記外歯平歯車40とのギア比が、例えば3:2とすると前記内歯30が20度回転する間に前記外歯平歯車は30度回転することになり、ハンドル64の切れ角度に対して前記駆動リンク21は30度回転するので、ハンドル64の切れがよくなる。
また、前記外歯平歯車と前記内歯とのギア比を変えることによって、及び/又は、前記駆動リンクの長さを変えることによって、前記ハンドル軸を曲げる角度に対する前輪の曲がる角度の深を調整可能とすることができる。
次に、前記平行リンク2について説明する。前記平行リンク2は、図5に示すように、前記平行リンク支承部8に上下方向に回転可能に支承された上リンク11及び下リンク12、前記上リンク11及び前記下リンク12の右端部とそれぞれ上下方向に回転可能に連結され、右側の前輪61の車輪軸66の一端部を固定した右リンク13、並びに、前記上リンク11及び前記下リンク12の左端部とそれぞれ上下方向に回転可能に連結され、左側の前輪62の車輪軸66の一端部を固定した左リンク14を備えている。
上リンク11は、該上リンク11の略中央部に設けた貫通孔に、前記平行リンク支承部8に突設された上側のピン41aを挿通させて上下方向に回転自在に支承させている。そして、上リンク11の両端部は、下リンク12と同じ構造であり、図13、図14に示すように、四角形の軸受プレート35を前後方向から挟むようにしてボルトナット等の締結手段69により固定して、2つの前記軸受プレート35に設けた貫通孔に支点軸50の軸を挿通させる構成としている。
次に、下リンク12は、図13、図14に示すように、下リンク12の両端部は上リンク11と同じように四角形の軸受プレート35を前後方向から挟むようにしてボルトナット等の締結手段69で固定して、2つの前記軸受プレート35に設けた貫通孔に支点軸50の軸を挿通させる構成としている。また、中央部には前後方向に貫通孔を設けて、前記平行リンク支承部8に突設された下側のピン41bを挿通させて上下方向に回転自在に支承させている。
次に、左リンク14について説明する。右リンク13と左リンク14とは前記平行リンク支承部8のピン41aとピン41bを結ぶ線を中心として左右対称の形成をしている。前記左リンク14は、図9に示すように、前記上リンク11と上下方向に回転可能に連結されたリンク用ロッド体15aと、前記下リンク12と上下方向に回転可能に連結されたリンク用ロッド体15bと、前記リンク用ロッド体15bと底壁部55とを該底壁部55内部に設けたベアリング軸受(図示なし)により左右方向に回転可能に連結させ、前記リンク用ロッド体15aと天壁部57とを該天壁部57内部に設けたベアリング軸受(図示なし)により左右方向に回転可能に連結させ、図8~図10に示すように3面からなる外周壁部56の前輪62側の面に前輪62の車輪軸66の一端部を固設し、かつ図10に示すように外周壁部56の後方側の面に左従動リンク23bの一端部を固設した5面を有する略箱状体の操舵用回転体16とを備える。なお、右リンク13に関する構成も前記左リンク14に関する構成と左右対称で同じ構成である。
前記リンク用ロッド体15a、15bは、図9、図10、図12、図14(a)、(b)に示すように、前記操舵用回転体16の上側と下側にそれぞれ配設され、前記リンク用ロッド体15aの上端部、又は、前記リンク用ロッド体15bの下端部をそれぞれ、前記上リンク11又は前記下リンク12のそれぞれの両端部に締結手段69で固定した2つの前記軸受プレート35に設けた貫通孔に嵌通させた前後方向の支点軸50に設けた有底孔に嵌設状態にしている。
そして、前記操舵用回転体16は、図8、図9又は図10に示すように、前面、後面及び外側の側面の3面を有する外周壁部56と、天壁部57及び底壁部55の5面を有し、天壁部57及び底壁部55には前記リンク用ロッド体15a又は15bの端部とベアリング軸受で左右方向に回転可能に取付られている。これにより、前記操舵用回転体16は、左従動リンク23a又は右従動リンク23bの左右方向Xの回転に一体的に回転でき、前記リンク用ロッド体15a及び15b並びに前記操舵用回転体16は、前記下リンク12及び上リンク11の傾斜により図9に示すように軸受プレート35と支点軸50との上下方向Sに回転可能により上下方向Sに移動することができる。前記操舵用回転体16は、右リンク13と左リンク14とは左右対称で同じ構成である。
また、前記操舵用回転体16は、図3、図8~図11に示すように、後側の外周壁部56に左従動リンク23bを締結手段で固定している。これにより、ハンドル64を回すと、操舵リンク3を介して前記操舵用回転体16が左右方向に回り、前輪62が曲がる。同時に右従動リンク23aも回転し前輪61も曲がる。
さらに、前記操舵用回転体16は、図5、図6、図8~図10に示すように、左側の前輪62側で説明するが、右側の前輪61側も同じ構造及び作動をする。前輪62側の外周壁面56に前輪62の車輪軸66の一端部が締結手段68で固定される。よって、ハンドル64を回すと操舵リンク3を介して前記操舵用回転体16が左右方向に回り、前輪62の車輪軸66の向きが変わり前輪62が回転し曲がる。
三輪自転車1を略水平な路面Gを走行させているときは、図16(a)の三輪自転車模式図100aに示すように上リンク11及び下リンク12は略水平方向の状態で走行する。そして、図16(b)に示すように三輪自転車1を段差のある路面G又は斜面(図示なし)を走行するときは、上リンク11及び下リンク12は傾斜状態に変わるが、右リンク13及び左リンク14は略垂直状態を維持するので前輪61及び前輪62は略垂直状態を維持するので重心は変わらず安定性が高いレベルで維持できるので倒れにくい。
また、図16(c)に示すように、三輪自転車1を略水平な路面Gでハンドル64を左右方向に切って曲がるときは、前輪61、前輪62及びハンドル軸5を同じ角度で傾斜させて曲がることができるので、二輪自転車の曲がりやすさを有しながら三輪自転車の倒れにくいという安定性を有することができる。
次に、操舵リンク3について説明する。前記操舵リンク3は、図3、図4、図6~図8に示すように、前記外歯平歯車40に固定されたピン51の下端部に一端側を固定した駆動リンク21、前記左右のリンク13、14それぞれから突出された右従動リンク23a、左従動リンク23b、並びに、前記駆動リンク21と一端側を回転可能に連結し他端側を右従動リンク23a又は左従動リンク23bと回転可能に連結した2つの連結棒24を備える。
図3に示すように、ハンドル64に上端を固定されたハンドル軸5の下端部に固定された操舵筒状体7の内歯30に噛み合う外歯平歯車40に固定されたピン51に、駆動リンク21の一端側が固定され、ハンドル64を左右方向に切ることにより駆動リンク21が前記内歯30と前記外歯歯車40とのギア比により同時に左右方向に回転する。そして、駆動リンク21の他端側はボールジョイントにより連結棒24と回転可能に連結されている。
また、図8~図10に示すように、前記右リンク13又は左リンク14の構成要素である前記操舵用回転体16には右従動リンク23a又は左従動リンク23bの一端側が固定されている。
よって、平行リンク2と操舵リンク3を記載した図6又は三輪自転車模式101aを表した図17(a)に示すように、前輪61、62がまっすぐな状態で直進状態から、図7又は図15(b)に示すようにハンドル64を左右方向に切ることにより駆動リンク21が同時に左右方向に回転し、連結棒24を介して右従動リンク23a及び左従動リンク23bが回り、これにより前記右リンク13及び左リンク14が左右方向に回転し前輪61、62が左右方向に曲がる。
次に、前記平行リンク2及び操舵リンク3を備えた場合のハンドル64の切れ角度、前輪の曲がり角度、左右の前輪間の間隔について説明する。
まず、前記平行リンク2及び操舵リンク3等のハンドルの切れに応じて動く部位と、各部位間の連結方法が回転自在、固定又は噛み合いであるかを説明する。図15(a)に示すように、平行リンク2の上リンク11及び下リンク12の中央部は操舵筒状体7の前側に固定された平行リンク支承部8から突出したピン41a、41bと上下方向に回転自在に支承され、かつ前記操舵筒状体7の回転と一体的に旋回するように取り付けられている。また、前記操舵筒状体7の内歯30は外歯平歯車40と噛み合っている。そして、前記外歯平歯車40はピン51と固定され、かつピン51は駆動リンク21とも固定されている。よって、前記外歯平歯車40が回転すれば前記駆動リンク21は同期して同じ回転角度分ほど回転する。
そして、上リンク11と下リンク12の左右方向の両端部には左右方向に回転自在に操舵用回転体16が設けられている。そして、前記操舵用回転体16の後方側の壁面にはそれぞれ右従動リンク23a又は左従動リンク23bが固定され、前記操舵用回転体16の外方向側の壁面にはそれぞれ左右の車輪軸66が固定されている。よって、駆動リンク21が回転すると右従動リンク23aと左従動リンク23が回転し、これによって前記操舵用回転体16が回転し、これによって前記車輪軸66が回転し前輪61、62が曲がる。
したがって、図15(b)に示すように、ハンドル64を切ると操舵筒状体7が回転して平行リンク2を回転させ、同時に操舵筒状体7が回転して内歯30と外歯平歯車40とのギア比で駆動リンク21を回転させ操舵用回転体16を回転させる。すると、前輪61、62は、図15(b)及び図17(d)に示すように、ハンドルの切り角度θ1に加えて前記外歯平歯車40の回転角度θ2を加算させた曲がり角度θ3で前2輪を曲げることができる。
本発明の三輪自転車1のハンドルの切り角度と前輪の曲がり角度、左右の前輪間の間隔について、説明する。図17(a)、(d)に本発明の操舵筒状体7に係る機構、操舵用回転体を設けた平行リンク2、操舵筒状体7にかみ合う外歯平歯車40と一体的に回転する操舵回転体16を構成する操舵リンク3を備えた三輪自転車101bを示し、比較例として、図17(b)及び(c)に本発明の操舵筒状体7に係る機構、操舵用回転体を設けた平行リンク2、操舵筒状体7にかみ合う外歯平歯車40と一体的に回転する操舵回転体16を構成する操舵リンク3を備えない場合の三輪自転車101bを示している。図17(a)はハンドルを切っていない状態を示し、正面視Qからみて左右の前輪間の間隔L1は最も広く安定性を有する。なお、内歯30と外歯平歯車40とのギア比は3:2とする。
図17(b)に示すように、ハンドル切り角度θ3を大きく、例えば50度にすると小回りができるが、正面視Qからみて左右の前輪間の間隔L2が狭くなり二輪自転車並みに近づくので安定性が低下する。一方、図17(c)に示すように、ハンドル切り角度θ1を小さく、例えば20度にすると正面視Qからみて左右の前輪間の間隔L3は広くなり三輪自転車としての三角形が大きくできるので安定性を確保できるが小回りができない。
本発明の三輪自転車は、図17(d)に示すように、ハンドル切り角度θ1を小さく、例えば20度にすると、平行リンク2は角度θ1の20度回転し、さらに内歯30と外歯歯車40のギア比によって操舵リンク3は角度θ2の30度回転することから、前輪61、62は角度θ3の50度曲がる。これにより、本発明の三輪自転車1は、ハンドルの切れが抜きんでて良く、かつ正面視Qからみて左右の前輪間の間隔L3は前輪の同じ曲がり角度に比較して広いので安定性を確保できるという有利な効果がある。
前記平行リンク2及び操舵リンク3をともに前輪61、62の車輪軸66の高さ近傍に設けることができたので、重心が低くて転倒し難く、構造が簡易で製造コストが安価化できることを実現できた。
また、平行リンクロック手段は、図3、図5、図17に示すように、前記平行リンク2の姿勢を維持可能な平行リンクロック手段であって、前記平行リンクロック手段が、前記上リンク11に固定した略半円盤状体52と、前記操舵筒状体7、言い換えると平行リンク支承体8の前側に固定した、前記略半円盤状体52を前後方向で挟持可能な把持部53と、3輪のうちのいずれかの車輪の回転速度を測定する速度測定手段(図示なし)と、制御部(図示なし)と、を備え、前記制御部が、前記速度測定手段からの速度が予め設定した速度以下のとき、例えば5km/H以下のときに前記把持部53が前記略円盤状体52を挟持し前記平行リンク2の姿勢をロックし、前記速度が予め設定した速度超のときに、例えば5km/H超のときに前記把持部53をロック解除させ前記平行リンクを上下方向に回転自在とする制御を行う。
これにより、予め定めた速度以下のときには平行リンク2の傾きをロックするので、三輪自転車1を走行し始めた時の走行不安定状態を解消させ安心して運転できる状態にすることができる。
1 三輪自転車
2 平行リンク
3 操舵リンク
4 フレーム体
5 ハンドル軸
6 ハンドルフレーム
7 操舵筒状体
8 平行リンク支承部
9 底部支持体
11 上リンク
12 下リンク
12a 貫通孔
13 右リンク
14 左リンク
15 リンク用ロッド体
16 操舵用回転体
21 駆動リンク
23a 右従動リンク
23b 左従動リンク
24 連結棒
30 内歯
40 外歯平歯車
41 ピン
42 ベアリング
50 支点軸
51 ピン
52 略半円盤状体
53 把持部
55 底壁部
56 外周壁部
57 天壁部
61 前輪
62 前輪
63 後輪
64 ハンドル
66 車輪軸
67 サドル
68 締結手段
69 ペダル
100 三輪自転車模式図

Claims (3)

  1. 前2輪を備えた三輪自転車であって、
    上端部をハンドルの中央部に固定し、筒状のハンドルフレーム体内に回転自在に挿通させたハンドル軸と、
    上端部を前記ハンドル軸の下端部に固定して垂設させた、下端部の内周壁部に内歯が形成された略筒状体の操舵筒状体と、
    前記操舵筒状体の前側に固定され、前方に上下で2つのピンを突設させた平行リンク支承部と、
    前記平行リンク支承部に上下方向に回転可能に支承され、左右方向は前記平行リンク支承部と一体的に回転可能に取り付けられた上リンク及び下リンク、前記上リンク及び前記下リンクの右端部とそれぞれ上下方向に回転可能に連結され、右側の前輪の車輪軸を固定した右リンク、並びに、前記上リンク及び前記下リンクの左端部とそれぞれ上下方向に回転可能に連結され、左側の前輪の車輪軸を固定した左リンクを備えた平行リンクと、
    上端部を前記ハンドルフレーム体の外周壁部に固定させて垂設させた2本の板状部、及び、前記2本の板状部の下端に架設した平板部を有する略コ字状の底部支持体と、
    前記底部支持体の平板部に設けた孔に挿通させたピンの上端部に回転中心部を固定し、かつ前記平板部の上面側に配設した、前記操舵筒状体の内歯に噛み合う外歯平歯車と、
    前記平板部の下方に突出した前記ピンの下端部に一端側を固定した駆動リンク、前記左リンクに一端側を固定した左従動リンク、前記右リンクに一端側を固定した右従動リンク、並びに、前記駆動リンクと一端側を左右方向に回転可能に連結し他端側を前記右従動リンク又は左従動リンクと左右方向に回転可能に連結した2つの連結棒を備えた操舵リンクと、を備え、
    前記前2輪が、前記ハンドル軸と一体的に左右方向に回転可能に連結された前記平行リンクによる曲がり角度と、前記ハンドル軸とは前記外歯平歯車と前記内歯とのギア比によって異なる回転角度をする前記操舵リンクによる曲がり角度とを加えた曲がり角度で曲がることを特徴とする三輪自転車。
  2. 前記外歯平歯車と前記内歯とのギア比を変えることによって、及び/又は、前記駆動リンクの長さを変えることによって、前記ハンドルの切れ角度に対する前輪の曲がり角度の比率を変られることを特徴とする請求項1に記載の三輪自転車。
  3. 前記平行リンクの姿勢を維持可能な平行リンクロック手段であって、前記平行リンクロック手段が、
    前記上リンクに固定した略半円盤状体と、
    前記操舵筒状体の前側に固定した、前記略半円盤状体を前後方向で挟持可能な把持部と、
    3輪のうちのいずれかの車輪の回転速度を測定する速度測定手段と、制御部と、を備え、
    前記制御部が、前記速度測定手段からの速度が予め設定した速度以下のときに前記把持部が前記略円盤状体を挟持し前記平行リンクの姿勢をロックし、前記速度が予め設定した速度超のときに前記把持部をロック解除させ前記平行リンクを上下方向に回転自在とする制御をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の三輪自転車。
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