JP2022083504A - 自律走行型掃除機、および掃除機システム - Google Patents

自律走行型掃除機、および掃除機システム Download PDF

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Yasunari IGUCHI
祐太 三浦
Yuta Miura
優子 津坂
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Abstract

【課題】地図を容易に作成できる自律走行型掃除機を提供する。【解決手段】自律走行型掃除機10は、障害物を検知するLIDAR22と、LIDAR22の検知結果に基づいて地図を作成するSLAM部38と、SLAM部38による地図の作成がされていない地図未作成領域があるか否かを判定する地図未作成領域判定部40と、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域があると判定した場合、その旨を報知する表示部26とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、自律的に走行して掃除する自律走行型掃除機、および掃除機システムに関する。
従来、周囲環境の地図を、ユーザ制御による実演中に作成するロボットが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
特表2019-522301号公報
しかしながら、特許文献1のロボットでは、まだ地図が作成されていない領域があるか否かを認識することが困難であり、地図を作成することが困難である。
本発明は、地図を容易に作成できる自律走行型掃除機等を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る自律走行型掃除機は、障害物を検知する障害物検知部と、前記障害物検知部の検知結果に基づいて地図を作成する地図作成部と、前記地図作成部による地図の作成がされていない地図未作成領域があるか否かを判定する地図未作成領域判定部と、前記地図未作成領域判定部が前記地図未作成領域があると判定した場合、その旨を報知する報知部とを備える。
本発明の一態様に係る掃除機システムは、障害物を検知する障害物検知部、および前記障害物検知部の検知結果に基づいて地図を作成する地図作成部を有する自律走行型掃除機と、前記地図作成部による地図の作成がされていない地図未作成領域があるか否かを判定する地図未作成領域判定部、および前記地図未作成領域判定部が前記地図未作成領域があると判定した場合、その旨を報知する報知部を有する端末装置とを備える。
本発明によれば、地図を容易に作成できる自律走行型掃除機等を提供できる。
図1は、実施の形態における自律走行型掃除機を側方側から見た斜視図である。 図2は、図1の自律走行型掃除機を前方側から見た斜視図である。 図3は、図1の自律走行型掃除機を下方側から見た下面図である。 図4は、図1の自律走行型掃除機を背面側から見た背面図である。 図5は、図1の自律走行型掃除機の機能構成を示すブロック図である。 図6は、図1の自律走行型掃除機の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、図1の自律走行型掃除機の地図作成部による地図の作成方法の一例を示す図である。 図8は、地図未作成領域がある場合における図1の自律走行型掃除機の表示部による表示の一例を示す図である。 図9は、地図未作成領域がない場合における図1の自律走行型掃除機の表示部による表示の一例を示す図である。 図10は、掃除禁止領域が指定された場合における図1の自律走行型掃除機の表示部による表示の一例を示す図である。 図11は、図1の自律走行型掃除機が障害物に近づきすぎている場合における図1の自律走行型掃除機の表示部による表示の一例を示す図である。 図12は、実施の形態における掃除機システムの機能構成を示すブロック図である。
次に、本発明における自律走行型掃除機および掃除機システムの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明における自律走行型掃除機および掃除機システムの一例を示したものに過ぎない。したがって、本発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、図面は、本発明を示すために適宜強調、省略、および比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状、位置関係、および比率とは異なる場合がある。
図1は、実施の形態における自律走行型掃除機10を側方側から見た斜視図である。図2は、図1の自律走行型掃除機10を前方側から見た斜視図である。図3は、図1の自律走行型掃除機10を下方側から見た下面図である。図4は、図1の自律走行型掃除機10を背面側から見た背面図である。図1から図4を参照して、自律走行型掃除機10の構成について説明する。
図1から図4に示すように、自律走行型掃除機10は、掃除対象領域を掃除する自律走行型掃除機である。たとえば、掃除対象領域は、建物の内部の領域である。自律走行型掃除機10は、自律的に走行可能であるとともに、ユーザが操縦することによっても走行可能であり、走行しながら地図を作成する。たとえば、自律走行型掃除機10は、ユーザに操縦されて建物の内部等を走行し、建物の内部等における掃除対象領域を示す地図を作成する。詳細は後述するが、自律走行型掃除機10は、地図が完成したこと、および地図がまだ完成していないこと等をユーザに報知する。自律走行型掃除機10は、地図が完成すると、完成した地図に基づいて掃除を行う。自律走行型掃除機10は、ボディ12と、複数の車輪14と、複数のサイドブラシ16と、吸引口18と、ブラシ20と、LIDAR22と、ハンドル24と、表示部26とを有している。
ボディ12は、車輪14等を支持するとともに、車輪14等を駆動させるためのモータ(図示せず)等を収容している。
複数の車輪14は、ボディ12に回転可能に支持されている。自律走行型掃除機10は、ボディ12内において、複数の車輪14を駆動させるためのモータ(図示せず)を有しており、複数の車輪14を駆動させることによって自律的に走行する。複数の車輪14は、相互に独立して回転可能であり、これによって、自律走行型掃除機10は、直進、後退、左回転、および右回転等、自在に走行することができる。
複数のサイドブラシ16は、ボディ12の底面において、吸引口18の近傍に回転可能に設けられている。自律走行型掃除機10は、ボディ12内において、複数のサイドブラシ16を駆動させるためのモータ(図示せず)を有しており、複数のサイドブラシ16を駆動させることによって、被掃除面上のごみ等を吸引口18に向かって掃き集める。
吸引口18は、ボディ12の底面に設けられている。自律走行型掃除機10は、ボディ12内において、被掃除面上のごみ等を吸引するためのファン(図示せず)を有しており、ファンを駆動させることによって、被掃除面上のごみ等を吸引口18からボディ12の内部に吸引する。
ブラシ20は、吸引口18に回転可能に設けられている。自律走行型掃除機10は、ボディ12内において、ブラシ20を駆動させるためのモータ(図示せず)を有しており、ブラシ20を駆動させることによって、被掃除面上のごみ等を掻き上げる。
LIDAR22は、ボディ12の上面に設けられており、障害物を検知する。たとえば、障害物は、自律走行型掃除機10の走行を妨げる障害物であり、自律走行型掃除機10の周囲の壁等である。LIDAR22は、障害物が位置している方向および障害物までの距離等を計測することによって、障害物を検知する。LIDAR22は、光を障害物に放射し、障害物によって反射して帰ってきた光に基づいて、障害物までの距離を計測する。この実施の形態では、LIDAR22が、障害物検知部に相当する。
ハンドル24は、ボディ12の後部に固定されている。ハンドル24は、ボディ12の後部から上方に延びている支柱部28と、支柱部28の上端部に固定されている把持部30とを有している。把持部30は、ユーザが自律走行型掃除機10を操縦して走行させるときにユーザに把持される。
表示部26は、ハンドル24に設けられており、作成された地図等を表示する。これによって、ユーザは、自律走行型掃除機10を操縦しながら、自律走行型掃除機10によって作成された地図等を見ることができる。たとえば、表示部26は、液晶ディスプレイまたはタッチパネルディスプレイ等である。この実施の形態では、表示部26が、報知部に相当する。
以上、自律走行型掃除機10の構成について説明した。
図5は、図1の自律走行型掃除機10の機能構成を示すブロック図である。図5を参照して、自律走行型掃除機10の機能構成について説明する。
図5に示すように、自律走行型掃除機10は、車輪エンコーダ32と、ジャイロセンサ34と、オドメトリ情報作成部36と、SLAM部38と、地図未作成領域判定部40と、目的地選択部42と、走行経路作成部44と、走行方向判定部46と、ユーザ入力受付部48と、掃除禁止領域データベース50と、掃除禁止領域管理部52と、地図作成終了判定部54とをさらに有している。たとえば、オドメトリ情報作成部36、SLAM部38、地図未作成領域判定部40、目的地選択部42、走行経路作成部44、走行方向判定部46、掃除禁止領域管理部52、および地図作成終了判定部54は、プロセッサ等によって実現される。また、たとえば、ユーザ入力受付部48は、タッチパネルまたはハードウェアボタン等によって実現される。また、たとえば、掃除禁止領域データベース50は、メモリ等によって実現される。
車輪エンコーダ32は、複数の車輪14のそれぞれの回転を検知する。具体的には、車輪エンコーダ32は、複数の車輪14のそれぞれの回転量および回転方向等を検知する。
ジャイロセンサ34は、ボディ12の姿勢を検知する。たとえば、ジャイロセンサ34は、ボディ12の3軸回りの角速度を計測し、計測結果に基づいてボディ12の姿勢データを作成する。
オドメトリ情報作成部36は、車輪エンコーダ32およびジャイロセンサ34の検知結果に基づいて、オドメトリ情報を作成する。
SLAM部38は、LIDAR22の検知結果およびオドメトリ情報に基づいて、地図を作成するとともに、作成した地図上における自律走行型掃除機10の位置を推定する。たとえば、SLAM部38は、LIDAR22の検知結果に基づいて、平面視における障害物の輪郭形状を描画することによって地図を作成する。この実施の形態では、SLAM部38が、地図作成部に相当する。
地図未作成領域判定部40は、SLAM部38による地図の作成が行われていない地図未作成領域があるか否かを判定する。具体的には、地図未作成領域判定部40は、掃除対象領域のうち、SLAM部38による地図の作成が行われていない地図未作成領域があるか否かを判定する。たとえば、地図未作成領域判定部40は、SLAM部38によって作成された地図において、平面視における障害物の輪郭形状を表す形状線が途切れている場合、地図未作成領域があると判定する。地図未作成領域判定部40は、SLAM部38によって作成された地図において、当該形状線が途切れている箇所の数だけ、地図未作成領域があると判定する。つまり、たとえば、地図未作成領域判定部40は、SLAM部38によって作成された地図において、当該形状線が途切れている箇所が2つある場合、地図未作成領域が2つあると判定する。一方、地図未作成領域判定部40は、SLAM部38によって作成された地図において、当該形状線が途切れていない場合、地図未作成領域がないと判定する。
目的地選択部42は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域が1つ以上あると判定した場合、1つ以上の地図未作成領域のうちから自律走行型掃除機10を移動させる目的地を選択する。たとえば、目的地選択部42は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域が複数あると判定した場合、地図未作成領域判定部40から複数の地図未作成領域を示すリストを取得し、リストから目的地となる地図未作成領域を選択する。また、目的地選択部42は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した場合、地図作成終了フラグを立てる。
走行経路作成部44は、自律走行型掃除機10を目的地まで移動させるための経路である第1走行経路を作成する。つまり、たとえば、第1走行経路は、自律走行型掃除機10の現在位置から目的地として選択された地図未作成領域までの走行経路である。たとえば、第1走行経路は、自律走行型掃除機10の現在位置から目的地までの最短経路である。また、走行経路作成部44は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した場合、自律走行型掃除機10をSLAM部38による地図の作成を開始した開始位置まで移動させるための第2走行経路を作成する。つまり、たとえば、第2走行経路は、自律走行型掃除機10の現在位置からSLAM部38による地図の作成を開始した開始位置までの走行経路である。また、たとえば、第2走行経路は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した位置からSLAM部38による地図の作成を開始した開始位置までの走行経路である。たとえば、第2走行経路は、自律走行型掃除機10の現在位置からSLAM部38による地図の作成を開始した開始位置までの最短経路、または自律走行型掃除機10がSLAM部38による地図の作成を開始した開始位置から現在位置まで走行してきた経路を戻る経路である。たとえば、走行経路作成部44は、SLAM部38によって作成された地図および自律走行型掃除機10の位置情報に基づいて、第1走行経路および第2走行経路を作成する。この実施の形態では、走行経路作成部44が、第1走行経路作成部および第2走行経路作成部に相当する。
走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10を第1走行経路に沿って走行させるために自律走行型掃除機10を走行させるべき方向である第1走行方向を判定する。つまり、走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10を第1走行経路に沿って走行させるために、自律走行型掃除機10をどの方向に走行させればよいかを判定する。また、走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10を第2走行経路に沿って走行させるために自律走行型掃除機10を走行させるべき方向である第2走行方向を判定する。つまり、走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10を第2走行経路に沿って走行させるために、自律走行型掃除機10をどの方向に走行させればよいかを判定する。この実施の形態では、走行方向判定部46が、第1走行方向判定部および第2走行方向判定部に相当する。
ユーザ入力受付部48は、1つ以上の地図未作成領域のうちから掃除を禁止する掃除禁止領域を指定するためのユーザによる操作を受け付ける。また、ユーザ入力受付部48は、既に指定されている掃除禁止領域の指定を削除するためのユーザによる操作を受け付ける。掃除禁止領域は、掃除対象領域のうち自律走行型掃除機10による掃除を行わない領域である。
掃除禁止領域データベース50は、掃除禁止領域に関する情報を記憶する。
掃除禁止領域管理部52は、掃除禁止領域を管理する。たとえば、掃除禁止領域管理部52は、ユーザ入力受付部48が掃除禁止領域を指定する操作を受け付けた場合、ユーザによって指定された掃除禁止領域を掃除禁止領域データベース50に記憶させる。また、掃除禁止領域管理部52は、ユーザ入力受付部48が掃除禁止領域の指定を削除する操作を受け付けた場合、ユーザによって指定を削除された掃除禁止領域を掃除禁止領域データベース50から削除させる。なお、掃除禁止領域管理部52は、SLAM部38によって作成された地図に基づいて、自ら掃除禁止領域の指定および削除を行ってもよい。
地図作成終了判定部54は、SLAM部38による地図の作成が終了したか否かを判定する。たとえば、地図作成終了判定部54は、目的地選択部42によって地図作成終了フラグが立てられている場合、SLAM部38による地図の作成が終了したと判定する。一方、地図作成終了判定部54は、目的地選択部42によって地図作成終了フラグが立てられていない場合、SLAM部38による地図の作成が終了していないと判定する。
表示部26は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域があると判定した場合、その旨を報知する。また、表示部26は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した場合、その旨を報知する。また、表示部26は、目的地選択部42によって選択された目的地の位置を報知する。また、表示部26は、第1走行経路、第1走行方向、第2走行経路、および第2走行方向を報知する。たとえば、表示部26は、これらを表示することによって報知する。
以上、自律走行型掃除機10の機能構成について説明した。
図6は、図1の自律走行型掃除機10の動作の一例を示すフローチャートである。図7は、図1の自律走行型掃除機10のSLAM部38による地図の作成方法の一例を示す図である。図8は、地図未作成領域がある場合における図1の自律走行型掃除機10の表示部26による表示の一例を示す図である。図9は、地図未作成領域がない場合における図1の自律走行型掃除機10の表示部26による表示の一例を示す図である。図10は、掃除禁止領域が指定された場合における図1の自律走行型掃除機10の表示部26による表示の一例を示す図である。図11は、図1の自律走行型掃除機10が障害物に近づきすぎている場合における図1の自律走行型掃除機10の表示部26による表示の一例を示す図である。図6から図11を参照して、自律走行型掃除機10の動作の一例について説明する。
図6に示すように、まず、SLAM部38は、地図を作成する(ステップS1)。たとえば、図7の(a)に示すように、自律走行型掃除機10のLIDAR22は、所定の角度間隔で障害物である壁までの距離を計測する。なお、たとえば、LIDAR22は、LIDAR22が発する光が届かない箇所までの距離を計測できないため、ここでは、計測点A1、A6、A7、およびA12よりも遠くに位置する障害物までの距離を計測できていない。図7の(b)に示すように、LIDAR22によって障害物までの距離が計測されると、各計測点A1~A12の位置を示すデータa1~a12が得られる。たとえば、データa1~a12は、2次元の座標データである。図7の(c)に示すように、SLAM部38は、データa1~a12をプロットして順番に線分で繋いでいくことによって、平面視における障害物の輪郭形状を描画し、地図を作成する。なお、SLAM部38は、LIDAR22が計測点A1、A6、A7、およびA12よりも遠くに位置する障害物までの距離を計測できていないことがわかっているので、データa1とデータa12とを線分で繋がず、データa6とデータa7とを線分で繋がない。これによって、SLAM部38が作成した地図において、平面視における障害物の輪郭形状を表す形状線が途切れている箇所が発生する。なお、たとえば、SLAM部38は、LIDAR22によって計測された複数の計測点のうち時間方向において隣り合う2つの計測点の間の距離が所定の距離よりも大きい場合、当該2つの計測点を線分で繋がないようにしてもよい。
図6に戻って、SLAM部38が地図を作成すると、地図未作成領域判定部40は、地図未作成領域があるか否かを判定する(ステップS2)。たとえば、SLAM部38によって図8の(a)に示すような地図が作成されている場合、平面視における障害物の輪郭形状を表す形状線Bが途切れているので(図8の(a)の破線矢印で示す箇所C参照)、地図未作成領域判定部40は、地図未作成領域があると判定する。
地図未作成領域判定部40は、地図未作成領域があるか否かを判定すると、掃除禁止領域以外の地図未作成領域があるか否かをさらに判定する(ステップS3)。たとえば、図8の(a)に示すように、表示部26には、ユーザが掃除禁止領域を指定するためのユーザ入力受付部48が表示されている。ユーザは、ユーザ入力受付部48をタッチすることによって、地図未作成領域を掃除禁止領域として指定できる。ここでは、掃除禁止領域が指定されていない場合について説明する。
地図未作成領域判定部40が掃除禁止領域以外の地図未作成領域が1以上あると判定した場合(ステップS3でYes)、目的地選択部42は、地図未作成領域リストに示されている1以上の地図未作成領域のうちから自律走行型掃除機10を移動させる目的地を選択する(ステップS4)。たとえば、図8の(a)に示すように、SLAM部38によって作成されている地図において形状線Bが途切れている箇所Cが1カ所である場合、地図未作成領域判定部40は1つの地図未作成領域があると判定し、目的地選択部42は当該1つの地図未作成領域を目的地として選択する。なお、たとえば、SLAM部38によって作成されている地図において形状線Bが途切れている箇所Cが2カ所以上ある場合、地図未作成領域判定部40は2つ以上の地図未作成領域があると判定し、目的地選択部42は当該2つ以上の地図未作成領域のうちから目的地を選択する。この場合、たとえば、目的地選択部42は、当該2つ以上の地図未作成領域のうち、自律走行型掃除機10に最も近い地図未作成領域を目的地として選択する。
目的地選択部42が目的地を選択すると、表示部26は、目的地の位置を報知する(ステップS5)。たとえば、図8の(b)に示すように、表示部26は、地図上において目的地の位置を四角Dで囲んで表示することによって、目的地の位置を報知する。なお、この実施の形態では、表示部26は、地図上において目的地の位置を四角Dで囲んで表示することによって、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域があると判定した旨、つまり地図未作成領域があることをも報知する。なお、表示部26は、目的地の位置を報知することとは別に、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域があると判定した旨を報知してもよい。
表示部26が目的地の位置を報知すると、走行経路作成部44は、自律走行型掃除機10を当該目的地まで移動させるための第1走行経路を作成する(ステップS6)。たとえば、走行経路作成部44は、SLAM部38によって作成された地図に基づいて、自律走行型掃除機10の現在位置から目的地の位置までの最短経路を第1走行経路として作成する。
走行経路作成部44が第1走行経路を作成すると、表示部26は、第1走行経路を報知する(ステップS7)。たとえば、図8の(c)に示すように、表示部26は、地図上において第1走行経路を示す矢印Eを表示することによって、第1走行経路を報知する。
表示部26が第1走行経路を報知すると、走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10を第1走行経路に沿って走行させるために自律走行型掃除機10を走行させるべき第1走行方向を判定する(ステップS8)。たとえば、走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10の向きに基づいて、自律走行型掃除機10をどの方向に走行させればよいかを判定する。
走行方向判定部46が第1走行方向を判定すると、表示部26は、第1走行方向を報知する(ステップS9)。たとえば、図8の(d)に示すように、表示部26は、第1走行方向を示す矢印F、および第1走行方向を示す「Uターンしてください」という文言Gを表示することによって、第1走行方向を報知する。
表示部26が第1走行方向を報知すると、SLAM部38は、再度地図を作成する(ステップS1)。たとえば、表示部26が第1走行方向を報知し、ユーザが自律走行型掃除機10を地図未作成領域まで移動させると、SLAM部38は、再度地図を作成する。
上述した動作を繰り返し行い、掃除禁止領域以外の地図未作成領域がなくなると、地図未作成領域判定部40は、掃除禁止領域以外の地図未作成領域がないと判定し(ステップS3でNo)、表示部26は、SLAM部38による地図の作成を開始した開始位置まで帰還する旨を報知する(ステップS10)。たとえば、図9の(a)に示すように、SLAM部38によって作成された地図において形状線Bが途切れていない場合、地図未作成領域判定部40は、地図未作成領域がないと判定し、表示部26は、「元の位置に戻ってください」という文言H等を表示することによって、SLAM部38による地図の作成を開始した開始位置まで帰還する旨を報知する。なお、この実施の形態では、表示部26は、「元の位置に戻ってください」という文言H等を表示することによって、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した旨、つまり地図未作成領域がないことをも報知する。なお、表示部26は、SLAM部38による地図の作成を開始した開始位置まで帰還する旨を報知することとは別に、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した旨を報知してもよい。
表示部26が開始位置まで帰還する旨を報知すると、走行経路作成部44は、自律走行型掃除機10を開始位置まで移動させるための第2走行経路を作成する(ステップS11)。たとえば、走行経路作成部44は、SLAM部38によって作成された地図に基づいて、自律走行型掃除機10の現在位置から開始位置までの最短経路、または自律走行型掃除機10が開始位置から現在位置まで走行してきた経路を戻る経路を、第2走行経路として作成する。
走行経路作成部44が第2走行経路を作成すると、表示部26は、第2走行経路を報知する(ステップS12)。たとえば、図9の(b)に示すように、表示部26は、地図上において開始位置Iまでの第2走行経路を示す矢印Jを表示することによって、第2走行経路を報知する。
表示部26が第2走行経路を報知すると、走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10を第2走行経路に沿って走行させるために自律走行型掃除機10を走行させるべき第2走行方向を判定する(ステップS13)。たとえば、走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10の向きに基づいて、自律走行型掃除機10をどの方向に走行させればよいかを判定する。
走行方向判定部46が第2走行方向を判定すると、表示部26は、第2走行方向を報知する(ステップS14)。たとえば、図9の(c)に示すように、表示部26は、第2走行方向を示す矢印K、および第2走行方向を示す「Uターンしてください」という文言Lを表示することによって、第2走行方向を報知する。
表示部26が第2走行方向を報知し、ユーザが自律走行型掃除機10を開始位置まで移動させると、SLAM部38による地図の作成が終了する。
次に、図6および図10を参照して、ユーザが掃除禁止領域を指定することによって、掃除禁止領域以外の地図未作成領域がなくなった場合について説明する。
図6に示すように、地図未作成領域判定部40が掃除禁止領域以外の地図未作成領域がないと判定した場合(ステップS3でNo)、表示部26は、SLAM部38による地図の作成を開始した開始位置まで帰還する旨を報知する(ステップS10)。たとえば、図10の(a)に示すように、ユーザが表示部26に表示されているユーザ入力受付部48をタッチし、四角Dで示されている地図未作成領域を掃除禁止領域に指定した場合、掃除禁止領域以外の地図未作成領域がなくなる。したがって、図10の(b)に示すように、表示部26は、「元の位置に戻ってください」という文言M等を表示することによって、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した旨、および開始位置まで帰還する旨を報知する。
表示部26が開始位置まで帰還する旨を報知すると、走行経路作成部44は、自律走行型掃除機10を開始位置まで走行させるための第2走行経路を作成する(ステップS11)。
走行経路作成部44が第2走行経路を作成すると、表示部26は、第2走行経路を報知する(ステップS12)。たとえば、図10の(c)に示すように、表示部26は、地図上において開始位置Iまでの第2走行経路を示す矢印Jを表示することによって、第2走行経路を報知する。
表示部26が第2走行経路を報知すると、走行方向判定部46は、自律走行型掃除機10を第2走行経路に沿って走行させるために自律走行型掃除機10を走行させるべき第2走行方向を判定する(ステップS13)。
走行方向判定部46が第2走行方向を判定すると、表示部26は、第2走行方向を報知する(ステップS14)。たとえば、図10の(d)に示すように、表示部26は、第2走行方向を示す矢印N、および第2走行方向を示す「前進してください」という文言Oを表示することによって、第2走行方向を報知する。
表示部26が第2走行方向を報知し、ユーザが自律走行型掃除機10を開始位置まで移動させると、SLAM部38による地図の作成が終了する。
なお、図11の(a)に示すように、自律走行型掃除機10のLIDAR22が障害物である壁を検知する際に、自律走行型掃除機10が壁に寄りすぎている場合(たとえば、LIDAR22の中心から壁までの距離が20cm~50cmの場合)、図11の(b)に示すように、表示部26は、自律走行型掃除機10を壁から離れる方向に移動させるために、自律走行型掃除機10を走行させるべき方向を示す矢印Pを表示するとともに、障害物に対する自律走行型掃除機10の位置が適切でないことを示す「壁に寄りすぎています」という文言Qを表示してもよい。これによって、障害物に対する自律走行型掃除機10の位置を適切にでき、LIDAR22による障害物の検知の精度が低下することを抑制できるので、SLAM部38によって作成される地図の精度が低下することを抑制できる。
以上、自律走行型掃除機10の動作の一例について説明した。
本実施の形態における自律走行型掃除機10は、障害物を検知するLIDAR22と、LIDAR22の検知結果に基づいて地図を作成するSLAM部38と、SLAM部38による地図の作成がされていない地図未作成領域があるか否かを判定する地図未作成領域判定部40と、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域があると判定した場合、その旨を報知する表示部26とを備える。
これによれば、表示部26は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域があると判定した場合その旨を報知する。したがって、ユーザは、地図未作成領域があるか否かを認識でき、地図未作成領域がなくなるまで地図の作成を続けることができるので、地図を容易に作成できる。また、ユーザが、地図未作成領域がないのに自律走行型掃除機10を動作させて地図の作成を続けてしまうことを抑制できるので、無駄な電力消費等を抑制できる。
また、本実施の形態における自律走行型掃除機10において、SLAM部38は、LIDAR22の検知結果に基づいて、平面視における障害物の輪郭形状を描画することによって地図を作成し、地図未作成領域判定部40は、SLAM部38によって作成された地図において当該輪郭形状を表す形状線が途切れている場合、地図未作成領域があると判定する。
これによれば、地図未作成領域があるか否かを容易に判定できるので、地図をさらに容易に作成できる。
また、本実施の形態における自律走行型掃除機10において、地図未作成領域判定部40が1つ以上の地図未作成領域があると判定した場合、1つ以上の地図未作成領域のうちから自律走行型掃除機10を移動させる目的地を選択する目的地選択部42をさらに備え、表示部26は、目的地の位置を報知する。
これによれば、表示部26は、目的地の位置を報知するので、ユーザは、目的地を認識でき、地図をさらに容易に作成できる。
また、本実施の形態における自律走行型掃除機10において、自律走行型掃除機10を目的地まで移動させるための第1走行経路を作成する走行経路作成部44をさらに備え、表示部26は、第1走行経路を報知する。
これによれば、表示部26は、第1走行経路を報知するので、ユーザは、目的地までの走行経路を認識でき、地図をさらに容易に作成できる。
また、本実施の形態における自律走行型掃除機10において、自律走行型掃除機10を第1走行経路に沿って走行させるために自律走行型掃除機10を走行させるべき第1走行方向を判定する走行方向判定部46をさらに備え、表示部26は、第1走行方向を報知する。
これによれば、表示部26は、第1走行方向を報知するので、ユーザは、自律走行型掃除機10を走行させるべき方向を認識でき、地図をさらに容易に作成できる。
また、本実施の形態における自律走行型掃除機10において、表示部26は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した場合、その旨を報知する。
これによれば、ユーザは、地図未作成領域がないことを認識でき、地図未作成領域がないのにもかかわらず地図の作成を続けてしまうことを抑制できるので、地図を容易に作成できる。
また、本実施の形態における自律走行型掃除機10において、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域がないと判定した場合、自律走行型掃除機10をSLAM部38による地図の作成を開始した開始位置まで移動させるための第2走行経路を作成する走行経路作成部44を備え、表示部26は、第2走行経路を報知する。
これによれば、表示部26は、第2走行経路を報知するので、ユーザは、開始位置までの走行経路を認識でき、自律走行型掃除機10を容易に開始位置まで移動させることができる。
また、本実施の形態における自律走行型掃除機10において、自律走行型掃除機10を第2走行経路に沿って走行させるために自律走行型掃除機10を走行させるべき第2走行方向を判定する走行方向判定部46を備え、表示部26は、第2走行方向を報知する。
これによれば、表示部26は、第2走行方向を報知するので、ユーザは、自律走行型掃除機10を走行させるべき方向を認識でき、自律走行型掃除機10をさらに容易に開始位置まで移動させることができる。
また、本実施の形態における自律走行型掃除機10において、第2走行経路は、自律走行型掃除機10の現在位置から開始位置までの最短経路、または自律走行型掃除機10が開始位置から現在位置まで走行してきた経路を戻る経路である。
これによれば、第2走行経路が、自律走行型掃除機10の現在位置から開始位置までの最短経路の場合、自律走行型掃除機10をより早く開始位置に移動させることができ、第2走行経路が、自律走行型掃除機10が開始位置から現在位置まで走行してきた経路を戻る経路の場合、自律走行型掃除機10をより確実に開始位置に移動させることができる。
図12は、実施の形態における掃除機システム100の機能構成を示すブロック図である。図12を参照して、掃除機システム100の機能構成について説明する。
図12に示すように、掃除機システム100は、自律走行型掃除機102と、端末装置104とを備えている。
自律走行型掃除機102は、LIDAR22と、車輪エンコーダ32と、ジャイロセンサ34と、オドメトリ情報作成部36と、SLAM部38とを有している。
端末装置104は、表示部26と、地図未作成領域判定部40と、目的地選択部42と、走行経路作成部44と、走行方向判定部46と、ユーザ入力受付部48と、掃除禁止領域データベース50と、掃除禁止領域管理部52と、地図作成終了判定部54とを有している。
端末装置104は、自律走行型掃除機102と無線通信可能であり、自律走行型掃除機102から取得した情報に基づいて、地図未作成領域があるか否か等を判定し、地図未作成領域があるか否か等を報知する。たとえば、端末装置104は、ユーザが持ち運び可能なスマートフォンまたはタブレット端末等である。また、たとえば、端末装置104は、自律走行型掃除機102を操縦可能なリモコンとしての機能を備えており、ユーザは、端末装置104を用いて、自律走行型掃除機102と離れた位置から自律走行型掃除機102を走行させることができる。
以上、掃除機システム100の機能構成について説明した。
本実施の形態における掃除機システム100は、障害物を検知するLIDAR22、およびLIDAR22の検知結果に基づいて地図を作成するSLAM部38を有する自律走行型掃除機102と、SLAM部38による地図の作成がされていない地図未作成領域があるか否かを判定する地図未作成領域判定部40、および地図未作成領域判定部40が地図未作成領域があると判定した場合、その旨を報知する表示部26を有する端末装置104とを備える。
これによれば、表示部26は、地図未作成領域判定部40が地図未作成領域があると判定した場合その旨を報知する。したがって、ユーザは、地図未作成領域があるか否かを認識でき、地図未作成領域がなくなるまで地図の作成を続けることができるので、地図を容易に作成できる。また、ユーザが、地図未作成領域がないのに自律走行型掃除機10を動作させて地図の作成を続けてしまうことを抑制できるので、無駄な電力消費等を抑制できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本発明に含まれる。
上述した実施の形態では、自律走行型掃除機10が、LIDAR22を備えている場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、自律走行型掃除機は、LIDAR22に代えて、光を障害物に放射し、障害物によって反射して帰ってきた光に基づいて、障害物までの距離を計測するToF(Time of Flight)カメラ、または障害物が反射した照明光または自然光等を像として取得し視差に基づいて位置と距離とを取得する複眼カメラ等を備えていてもよい。
また、上述した実施の形態では、自律走行型掃除機10が、表示部26を備えている場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、自律走行型掃除機は、音を発することによって地図未作成領域があるか否か等を報知する報知部を備えていてもよい。
また、上述した実施の形態では、表示部26が、目的地の位置、第1走行経路、および第1走行方向を表示する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、報知部は、目的地の位置、第1走行経路、および第1走行方向のうちの1つだけを報知してもよい。
また、上述した実施の形態では、表示部26が、SLAM部38による地図の作成を開始した開始位置、第2走行経路、および第2走行方向を表示する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、報知部は、開始位置、第2走行経路、および第2走行方向のうちの1つだけを報知してもよい。
本発明における自律走行型掃除機および掃除機システムは、地図を作成する掃除機等に利用可能である。
10,102 自律走行型掃除機
12 ボディ
14 車輪
16 サイドブラシ
18 吸引口
20 ブラシ
22 LIDAR
24 ハンドル
26 表示部
28 支柱部
30 把持部
32 車輪エンコーダ
34 ジャイロセンサ
36 オドメトリ情報作成部
38 SLAM部
40 地図未作成領域判定部
42 目的地選択部
44 走行経路作成部
46 走行方向判定部
48 ユーザ入力受付部
50 掃除禁止領域データベース
52 掃除禁止領域管理部
54 地図作成終了判定部
100 掃除機システム
104 端末装置

Claims (10)

  1. 障害物を検知する障害物検知部と、
    前記障害物検知部の検知結果に基づいて地図を作成する地図作成部と、
    前記地図作成部による地図の作成がされていない地図未作成領域があるか否かを判定する地図未作成領域判定部と、
    前記地図未作成領域判定部が前記地図未作成領域があると判定した場合、その旨を報知する報知部とを備える、
    自律走行型掃除機。
  2. 前記地図作成部は、前記障害物検知部の検知結果に基づいて、平面視における前記障害物の輪郭形状を描画することによって地図を作成し、
    前記地図未作成領域判定部は、前記地図作成部によって作成された地図において前記輪郭形状を表す形状線が途切れている場合、前記地図未作成領域があると判定する、
    請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  3. 前記地図未作成領域判定部が1つ以上の前記地図未作成領域があると判定した場合、前記1つ以上の地図未作成領域のうちから前記自律走行型掃除機を移動させる目的地を選択する目的地選択部をさらに備え、
    前記報知部は、前記目的地の位置を報知する、
    請求項1または2に記載の自律走行型掃除機。
  4. 前記地図未作成領域判定部が1つ以上の前記地図未作成領域があると判定した場合、前記1つ以上の地図未作成領域のうちから前記自律走行型掃除機を移動させる目的地を選択する目的地選択部と、
    前記自律走行型掃除機を前記目的地まで移動させるための第1走行経路を作成する第1走行経路作成部とをさらに備え、
    前記報知部は、前記第1走行経路を報知する、
    請求項1または2に記載の自律走行型掃除機。
  5. 前記地図未作成領域判定部が1つ以上の前記地図未作成領域があると判定した場合、前記1つ以上の地図未作成領域のうちから前記自律走行型掃除機を移動させる目的地を選択する目的地選択部と、
    前記自律走行型掃除機を前記目的地まで移動させるための第1走行経路を作成する第1走行経路作成部と、
    前記自律走行型掃除機を前記第1走行経路に沿って走行させるために前記自律走行型掃除機を走行させるべき第1走行方向を判定する第1走行方向判定部とをさらに備え、
    前記報知部は、前記第1走行方向を報知する、
    請求項1または2に記載の自律走行型掃除機。
  6. 前記報知部は、前記地図未作成領域判定部が前記地図未作成領域がないと判定した場合、その旨を報知する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の自律走行型掃除機。
  7. 前記地図未作成領域判定部が前記地図未作成領域がないと判定した場合、前記自律走行型掃除機を前記地図作成部による地図の作成を開始した開始位置まで移動させるための第2走行経路を作成する第2走行経路作成部をさらに備え、
    前記報知部は、前記第2走行経路を報知する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の自律走行型掃除機。
  8. 前記地図未作成領域判定部が前記地図未作成領域がないと判定した場合、前記自律走行型掃除機を前記地図作成部による地図の作成を開始した開始位置まで移動させるための第2走行経路を作成する第2走行経路作成部と、
    前記自律走行型掃除機を前記第2走行経路に沿って走行させるために前記自律走行型掃除機を走行させるべき第2走行方向を判定する第2走行方向判定部とをさらに備え、
    前記報知部は、前記第2走行方向を報知する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の自律走行型掃除機。
  9. 前記第2走行経路は、前記自律走行型掃除機の現在位置から前記開始位置までの最短経路、または前記自律走行型掃除機が前記開始位置から前記現在位置まで走行してきた経路を戻る経路である、
    請求項7または8に記載の自律走行型掃除機。
  10. 障害物を検知する障害物検知部、および前記障害物検知部の検知結果に基づいて地図を作成する地図作成部を有する自律走行型掃除機と、
    前記地図作成部による地図の作成がされていない地図未作成領域があるか否かを判定する地図未作成領域判定部、および前記地図未作成領域判定部が前記地図未作成領域があると判定した場合、その旨を報知する報知部を有する端末装置とを備える、
    掃除機システム。
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