JP2022082594A - エッジ部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種の寸法の筒状部材に対応することができるエッジ部材、このエッジ部材を用いた化粧板基材を提供する。【解決手段】化粧板基材1は、金属製の筒状部材2と、筒状部材2の上下の端にそれぞれ嵌め込まれる一対のエッジ部材3と、を備え、エッジ部材3は、長手形状の本体部材4の両端にそれぞれ本体部材4とは別部材の一対の端部材5を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧板基材及び化粧板基材に用いられるエッジ部材に関する。
例えば、間仕切り(パーテーション)や衝立等の壁面パネルは、展示会や特売会等の催事において、簡易的に会場を所望の区画に仕切ったり所望の形状にするために用いられる他、商品広告や装飾のディスプレイ等を目的として用いられている。特許文献1には、床上に敷設されたレール上に化粧板基材を載置した自立型間仕切りが開示されている。しかし、間仕切りは部屋の天井にまで達するぐらい長尺であり、高さが2m以上となるものが多い。そのため、化粧板基材を金属板等で構成すると、化粧板基材の重量が非常に重くなり、搬送や設置等の際の取り扱いが困難である。
そこで、近年では、金属製の筒状部材の内部に例えばハニカム等の補強用の芯材を充填した構造の化粧板基材を面材とした壁面パネルが用いられている。この化粧板基材は、筒状部材の上下の開口を塞ぐために、筒状部材の上下の端にエッジ部材が装着されるのが一般的である。
特許5572411号公報
エッジ部材は、複雑な形状でも容易に形成できることから、例えば射出成型等で樹脂を所望の形状に一体成型するのが一般的である。しかし、壁面パネルは大小複数のものが存在し、そのため、化粧板基材(筒状部材)の寸法が複数種となる。よって、エッジ部材を筒状部材の寸法に応じた形状とする必要があるが、エッジ部材が一体成型品であると寸法調整ができないことから、種々の寸法の筒状部材に対応することが困難である。よって、筒状部材の寸法に応じて寸法違いのエッジ部材を複数種用意する必要があり、エッジ部材の在庫が嵩むという課題がある。
また、クローゼット扉や玄関扉等の建具についても、面材として用いる化粧板基材が多くは木質板等で構成されているが、木質板では湿度変化による寸法変化に伴って化粧板基材に反りが生じるおそれがある。そのため、クローゼット扉や玄関扉等においても、上述した壁面パネルと同様に、金属製の筒状部材を用いた化粧板基材が用いられることがある。しかし、クローゼット扉や玄関扉は、特にマンション等では部屋ごとに数mm単位で寸法が異なることが珍しくなく、そのため、化粧板基材(筒状部材)の寸法が複数種となる。よって、エッジ部材を筒状部材の寸法に応じた形状とする必要があるが、エッジ部材を種々の寸法の筒状部材に対応することが困難である。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、複数種の寸法の筒状部材に対応することができるエッジ部材及びこのエッジ部材を用いた化粧板基材を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の第1態様は化粧板基材であり、本発明に係る化粧板基材は、金属製の筒状部材と、前記筒状部材の上下の端にそれぞれ嵌め込まれる一対のエッジ部材と、を備え、前記エッジ部材は、長手形状の本体部材の両端にそれぞれ前記本体部材とは別部材の一対の端部材を有することを特徴としている。
本発明に係る化粧板基材において、前記筒状部材は、対向する2枚の金属板を筒状に連結してなることが好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記金属板は、左右の端にそれぞれ係合部を有し、2枚の金属板の対応する端同士の係合部が互いに係合して筒状に連結保持されることがより好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記本体部材は金属製であり、前記端部材は樹脂製であることが好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記筒状部材の内部には熱可塑性発泡樹脂が充填されていることが好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記熱可塑性発泡樹脂は、発泡ウレタン樹脂であることがより好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記端部材には、前記筒状部材の内外を連通する連通孔が設けられていることが好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記筒状部材の肉厚が0.2mm以上1.5mm以下であることが好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、壁面パネル用、玄関扉用又はクローゼット扉用の化粧板基材であることが好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、折戸タイプのクローゼット扉用の化粧板基材であり、前記端部材には、ピボットを取り付け可能なピボット受け部が設けられていることが好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記筒状部材の表面に化粧シートを備えることが好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記化粧シートは、電離放射線硬化型樹脂を含む表面保護層を有することがより好ましい。
本発明に係る化粧板基材において、前記電離放射線硬化型樹脂は、電子線硬化型樹脂であることがより好ましい。
本発明の第2態様は筒状部材の上下の端に嵌め込まれるエッジ部材であり、長手形状の本体部材の両端にそれぞれ前記本体部材とは別部材の一対の端部材を有し、前記本体部材及び前記一対の端部材のいずれもが、前記筒状部材の上下の端の各々に嵌め込まれることを特徴としている。
本発明に係るエッジ部材において、前記本体部材は金属製であり、前記端部材は樹脂製であることが好ましい。
本発明に係るエッジ部材において、前記本体部材は、平板部と、前記平板部の両側縁からそれぞれ突き出る一対の突板部と、を有し、前記端部材は、前記本体部材内にスライド挿入される嵌合部を有し、前記嵌合部及び前記突板部の一方には係合溝が設けられ、前記嵌合部及び前記突板部の他方には、前記係合溝に係合する係合突起が設けられることが好ましい。
本発明に係るエッジ部材において、前記端部材は、前記本体部材の平板部と面一に連なる端面部と、前記本体部材の一対の突板部とそれぞれ面一に連なる一対の側面部と、を有し、前記側面部の前記端面部と反対側の端縁は、少なくとも前記本体部材側の一部分が前記本体部材に向けて低く傾斜していることがより好ましい。
本発明に係るエッジ部材において、前記端部材は、一対の前記側面部の間に直角に設けられたリブをさらに有することがより好ましい。
本発明に係るエッジ部材において、前記端面部には、前記端面部を貫通する連通孔が設けられていることがより好ましい。
本発明に係るエッジ部材において、前記端面部には、ピボットを取り付け可能なピボット受け部が設けられていることがより好ましい。
本発明によれば、エッジ部材が本体部材と一対の端部材とからなるため、化粧板基材の用途や寸法違い等で筒状部材の寸法が異なっていても、本体部材を筒状部材の長さに応じた長さで切削することで、エッジ部材を筒状部材の寸法に合わせたものとすることができ、筒状部材の上下の端にぴったりと嵌め込むことができる。このように、本発明では、エッジ部材の寸法を筒状部材の寸法に応じて調整することができるので、種々の寸法の筒状部材に対応させた寸法違いのエッジ部材を複数種用意する必要がなく、エッジ部材の在庫が嵩むことを防止することができるうえ、エッジ部材の生産性の向上や製造コストの低減を図ることができる。
化粧板基材の正面図である。 化粧板基材の平面図である。 図1のA-A断面図である。 図1のB-B断面図である。 本体部材の正面図である。 本体部材の平面図である。 本体部材の側面図である。 端部材の斜視図である。 端部材の正面図である。 端部材の背面図である。 端部材の平面図である。 端部材の底面図である。 端部材の左側面図である。 端部材の右側面図である。 変形例の端部材の斜視図である。 変形例の端部材の平面図である。 変形例の端部材の底面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。本発明は、間仕切り(パーテーション)や衝立等の壁面パネルの面材として用いられる化粧板基材、一戸建住宅やマンション等の玄関扉、クローゼット扉、その他の収納扉や室内扉等の面材として用いられる化粧板基材に関する。また、本発明は、上述した化粧板基材に用いられるエッジ部材に関する。
図1~図4は、本実施形態の化粧板基材1を示す。化粧板基材1は、金属製の筒状部材2と、筒状部材2の上下の端にそれぞれ装着される一対のエッジ部材3とを備えており、筒状部材2の内部には芯材6が充填されている。
筒状部材2は、断面視矩形の筒状を呈しており、それぞれが矩形状を呈した前後左右の4面を有し、上下の端が開口しかつ内部が中空の構造をなしている。筒状部材2は、例えばスチール、アルミニウム、ステンレス等の金属材料で形成されており、本実施形態ではスチールで形成されている。
筒状部材2の長さ(左右方向の大きさ)、高さ(上下方向の大きさ)及び厚み(前後方向の大きさ)は、化粧板基材1の用途に応じて適切な大きさに設定される。筒状部材2の肉厚(筒状部材2の各面の厚みであり後述する金属板20,21の厚み)は、特に限定されるものではなく、筒状部材2(化粧板基材1)の高さにもよるが、例えば0.2mm以上1.5mm以下の範囲で設定されることが好ましく、0.25mm以上1.2mm以下の範囲で設定されることが好ましい。筒状部材2の肉厚が0.2mmよりも薄いと、化粧板基材1の強度が不足するおそれがあるためである。一方で、筒状部材2の肉厚が1.5mmより厚いと、後述する筒状部材2の成形加工性が悪く、また、化粧板基材1の重量が増え過ぎてしまうおそれがあるからである。
筒状部材2は、前後に対向する2枚の金属板20,21を筒状に連結することで形作られている。2枚の金属板20,21のうち、一方の金属板20は、筒状部材2の正面又は背面と、左右の両側面とを構成する大きさに形成されており、左右の両側面に相当する部分が90°折り曲げられている。また、他方の金属板21は、筒状部材2の正面又は背面を構成する大きさに形成されている。各金属板20,21は、左右の端にそれぞれ係合部22,23を有しており、筒状部材2は、2枚の金属板20,21の対応する端同士の係合部22,23が互いに係合することで筒状に連結保持されている。
各係合部22,23は、それぞれ金属板20,21の左右の端部を所定の形状に折り曲げることで形作られている。本実施形態では、係合部22は、金属板20の両端部を180度折り曲げるとともにその先端を折り返したU字状に湾曲させてなり、係合部23は、金属板21の両端部を90度折り曲げるとともにその先端を折り返したU字状に湾曲させてなる。一方の金属板20の係合部22内に他方の金属板21の係合部23をはめ込んだ後に工具等を用いてかしめることで両係合部22,23が固く密着している。
なお、各金属板20,21の係合部22,23の形状は、特に限定されるものではなく、2枚の金属板20,21の対応する端同士を互いに係合するものであれば、種々の形状を採用することができる。
エッジ部材3は、筒状部材2の上下の端にそれぞれ嵌め込まれて開口を塞ぐ。エッジ部材3は、本体部材4(図5~図7に示す)の左右の端にそれぞれ本体部材4とは別部材の一対の端部材5(図8~図14に示す)を有する。なお、一対の端部材5は、鏡映対称の構造を有している。
本体部材4は、図5~図7に示すように、長手形状かつ断面視コ字状に形成されている。なお、長手形状とは、一方向(図示例では左右方向)における長さが、前記一方向(左右方向)と直交する方向における長さよりも十分に長い形状をいい、以下では、前記一方向を長手方向という。本体部材4は、特に限定されるものではないが、金属製であることが好ましく、例えばアルミニウム、スチール、ステンレス等で形成され、本実施形態ではアルミニウムで形成されている。
本体部材4は、平面視長方形状の平板部40と、一対の突板部41とで主に構成されている。平板部40は、化粧部材1の上下の端面をなす。各突板部41は、平板部40の長手方向に沿う両側縁の少し内側にそれぞれ全長にわたって設けられている。これにより、一対の突板部41を筒状部材2の上下の端から挿入した際に平板部40が筒状部材2の上下の端に突き当たるので、本体部材4を筒状部材2の上下の端に嵌め込んでも、筒状部材2内に本体部材4が落ち込むことがない。各突板部41の先端には、内側に突き出た係合突起42がそれぞれ全長にわたって設けられている。本体部材4の平板部40及び突板部41の厚みは、特に限定されるものではなく、本体部材4の強度や本体部材4の切削加工性等を考慮して適切な厚みとされる。
本体部材4は、所望の長さに切削することが可能であり、筒状部材2の長さに応じた長さに切削することにより、一対の端部材5とともに筒状部材2の上下の端にぴったりと嵌め込むことができる。
端部材5は、本体部材4の左右の端にそれぞれ着脱自在に取り付けられる。端部材5は、特に限定されるものではないが、樹脂製であることが好ましく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ABS、ポリスチレン、ポリカーボネート等で形成され、本実施形態ではABSで形成されている。端部材5は、図8~図14に示すように、平面視長方形状の端面部50と、一対の側面部51と、嵌合部52とで主に構成されている。
端面部50は、本体部材4の平板部40とともに化粧部材1の上下の端面をなす。端面部50には、端面部50を貫通する連通孔53が設けられている。この連通孔53は、筒状部材2の内外を連通しており、詳細は後述するが、筒状部材2の内部に芯材6として樹脂を充填する際に、筒状部材2内の空気を抜き出す空気抜けとしての役割を果たす。なお、連通孔53の端面部50における設置位置は、特に限定されるものではないが、端面部50の長手方向外側の端の近傍に連通孔53が設けられることが好ましい。
各側面部51は、端面部50の長手方向に沿う両側縁の少し内側にそれぞれ長手方向に延びるように設けられている。各側面部51の長手方向一方の端は端面部50の同方向の端から突き出ており、各側面部51の長手方向他方の端は端面部50の同方向の端の内側で止まっている。これにより、一対の側面部51を筒状部材2の上下の端から挿入した際に端面部50が筒状部材2の上下の端に突き当たるので、エッジ部材5を筒状部材2の上下の端に嵌め込んでも、筒状部材2内にエッジ部材5が落ち込むことがない。各側面部51は、本体部材4側かつ端面部50側の一部分が切り欠かれた形状をなしており、この切り欠かれた部分に嵌合部52が設けられている。また、各側面部51は、端面部50と反対側の端縁の本体部材4側の一部分が本体部材4に向けて低く傾斜しており、その高さが次第に減少している。
端部材5は、嵌合部52が本体部材4の左右の端から本体部材4内にスライド挿入されることで本体部材4に取り付けられる。このとき、端面部50は本体部材4の平板部40と面一に連なり、各側面部51は本体部材4の対応する突板部41とそれぞれ面一に連なる。嵌合部52の両側面には、長手方向に延びる係合溝54が設けられている。この係合溝54は、本体部材4の各突板部41に設けられた係合突起42と互いに係合することで、端部材5を本体部材4に固定する。
また、端部材5は、一対の側面部51の間に設けられた平板状のリブ55を有する。リブ55は、一対の側面部51の間に1つ又は複数設けられ、各側面部51に対して直角に設けられることで各側面部51を補強する。
端部材5の端面部50、側面部51及びリブ55等の厚みは、特に限定されるものではなく、端部材5の強度等を考慮して適切な厚みとされる。
芯材6は、化粧板基材1に強度や断熱性、防音性等を付与するために筒状部材2の内部に充填される。芯材6の素材としては、特に限定されるものではなく、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂の他、フェノール樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができるが、加工条件の管理が容易であることが理由で熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。また、軽量化や、断熱性及び防音性の向上を図るために、樹脂に発泡剤を混合して成形することで、多孔質の発泡樹脂とすることが好ましい。なお、本実施形態では、芯材6として発泡ウレタン樹脂が用いられている。発泡ウレタン樹脂は、金属製の筒状部材2に対する密着性が優れており、これにより、化粧板基材1の強度を向上できるとともに化粧板1の反りを防止することができる。
化粧板基材1は、筒状部材2の表面(前後左右の4面)に化粧シート(図示せず)を備えていてもよい。化粧シートとしては、例えば紙系や樹脂系の化粧シート等を用いることができ、粘着剤や接着剤等で筒状部材2の表面に貼り付けられる。なお、紙系の化粧シートとしては、例えば、一般紙、紙間強化紙、含浸紙、ポリエチレンの表裏に薄紙を貼り合わせたシート(俗称、ポリサンド紙)に印刷を施したものを使用できる。また、樹脂系の化粧シートとしては、ポリオレフィン、ポリエステル、塩化ビニル、アクリル系の樹脂を単独又は複数積層したものを使用できる。その中でも環境を考慮するとポリオレフィンを複数積層させ、最表面に電離放射線硬化型樹脂を含む表面保護層を設けた化粧シートが好ましく、耐傷性や加工性を考慮すると電離放射線硬化型樹脂は電子線硬化型樹脂であることが最も好ましい。
なお、化粧シートは、筒状部材2の表面に直接貼り付けられていてもよいが、化粧板基材1を間仕切り(パーテーション)や衝立等の壁面パネルに用いる場合には、筒状部材2の表面に必要に応じて磁性板やマグネットシート等を固定し、磁性板やマグネットシート等の表面に化粧シートを貼り付けてもよい。これにより、磁石等を用いて化粧板基材1に物品や広告物の掲示等を行うことができる。
次に、上述した本実施形態の化粧板基材1を製造する方法について説明する。まず、化粧シートの裏面に粘着剤を塗布して粘着層を形成する。この粘着層を形成した化粧シートを、筒状部材2を構成する2枚の金属板20,21にそれぞれ貼り合わせる。なお、化粧板基材1の用途に応じては、粘着層を形成した化粧シートをマグネットシートに貼り合わせ、この化粧シートが貼り合わされたマグネットシートを2枚の金属板20,21にそれぞれ貼り合わせる。
次に、化粧シートが貼り合わされた2枚の金属板20,21のうち、一方の金属板20をコ字状に折り曲げて、正面又は背面と左右の側面とを形作るとともに、金属板20の左右の端部を所定形状に折り曲げて係合部22を形作る。また、他方の金属板21は、左右の端部を所定形状に折り曲げて係合部23を形作る。そして、この2枚の金属板20,21の対応する端同士の係合部22,23を互いに係合させて2枚の金属板20,21を筒状に連結することで、筒状部材2を形作る。
次に、筒状部材2の長さに応じて、中空部材4を適切な長さに切削し、本体部材4の左右の端に端部材5を取り付けてエッジ部材3とする。そして、エッジ部材3を、筒状部材2の上下の端にそれぞれ嵌め合わせることで筒状部材2に装着する。
最後に、筒状部材2の一方の端に嵌め合わされたエッジ部材3の本体部材4(平板部40)に樹脂を注入するための注入孔(図示せず)を形成するとともに、筒状部材2の他方の端に嵌め合わされたエッジ部材3の端部材5(端面部50)の連通孔53をシール等で塞ぐ。そして、前記注入孔より樹脂、好ましくは熱可塑性樹脂、さらに好ましくは発泡ウレタン樹脂を注入して、筒状部材2の内部に樹脂を充填する。この樹脂の充填時には、筒状部材2の内部の空気が、筒状部材2の一方の端に嵌め合わされたエッジ部材3の端部材5(端面部50)の連通孔53より抜け出る。筒状部材2の内部に樹脂が十分に充填されると、樹脂の注入を停止する。樹脂の注入は、連通孔53に樹脂が到達することに伴い停止することができる。そして、前記注入孔及び空気抜けとして機能した連通孔53をシール等で塞ぐ。なお、エッジ部材3の露出する表面全体にエッジテープ(図示せず)を貼り付けてもよい。これにより、化粧板基材1が製造される。
以上、本実施形態によれば、エッジ部材3が本体部材4と一対の端部材5とからなるため、化粧板基材1の用途や寸法違い等で筒状部材2の寸法が異なっていても、本体部材4を筒状部材2の長さに応じた長さで切削することで、エッジ部材3を筒状部材2の寸法に合わせたものとすることができ、筒状部材2の上下の端にぴったりと嵌め込むことができる。このように、本実施形態では、エッジ部材3の寸法を筒状部材2の寸法に応じて調整することができるので、種々の寸法の筒状部材2に対応させた寸法違いのエッジ部材3を複数種用意する必要がなく、エッジ部材3の在庫が嵩むことを防止することができるうえ、エッジ部材3の生産性の向上や製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、筒状部材2が対向する2枚の金属板20,21を筒状に連結してなる。1枚の金属板を筒状に成形するよりも、対向する2枚の金属板を筒状に連結する方が、筒状にする成形のしやすさ(良好な成形性)、筒状とした際の良好な形状安定性、筒状部材2の大型化が可能、といった点で優れた効果を奏する。
また、本実施形態によれば、筒状部材2は、対向する金属板20,21の対応する端同士の係合部22,23が互いに係合して筒状に連結保持されるので、筒状部材2の形態安定性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、筒状部材2の内部に芯材6として充填される樹脂が発泡ウレタン樹脂であるため、金属製の筒状部材2に対する発泡ウレタン樹脂の優れた密着性により、化粧板基材1の強度の向上を図れるとともに化粧板1の反りを防止することができる。
また、本実施形態によれば、エッジ部材3の端部材5が樹脂製であるため、端部材5が金属製である場合と比べて、複雑な形状を有する端部材5を例えば射出成型等で容易に形成でき、生産性の向上を図ることができる。一方で、エッジ部材3の本体部材4が樹脂製であると、中央の本体部材4の強度が低いためにエッジ部材3の強度が低下するうえ、本体部材4に外力が加わることで歪んだり、温度変化により膨張したりして、エッジ部材3に寸法誤差が生じるおそれがあるのに対して、本実施形態では、エッジ部材3の本体部材4が金属製であるため、エッジ部材3の強度の向上及びエッジ部材3の寸法安定性の向上を図ることができる。さらに、エッジ部材3の本体部材4が金属製であることで、本体部材4の切削加工性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、エッジ部材3の両サイドの端部材5の側面部51の間にリブ55が設けられているため、端部材5は樹脂製であってもその強度が高くなる。よって、エッジ部材3の強度を全体的に向上することができる。
また、本実施形態によれば、エッジ部材3の本体部材4と各端部材5とが、係合突起42及び係合溝54による係合で固定されるので、エッジ部材3を容易に形作ることができる。
また、本実施形態によれば、エッジ部材3の各端部材5の両側面部51は、端面部50と反対側の端縁の本体部材4側の一部分が本体部材4に向けて低く傾斜しているため、本体部材4の注入孔より樹脂を注入した時に、樹脂が各端部材5の両側面部51の上述した傾斜した端縁に沿って樹脂が各端部材5の方に誘導される。よって、樹脂を各端部材5の内部にも行き渡らせることができ、筒状部材2の長手方向の端から端までくまなく樹脂を充填することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、筒状部材2は、2枚の金属板20,21の両端に係合部22,23を設け、対向する金属板20,21の対応する端同士の係合部22,23を互いに係合させることで筒状に連結保持しているが、2枚の金属板20,21を筒状に連結保持する手段としては特に限定されるものではなく、2枚の金属板20,21の対応する端同士を溶接や接着剤等で互いに接合したり、金具でかしめてとめる等、種々の構成の手段を適用することができる。
また、上記実施形態では、筒状部材2は、2枚の金属板20,21を筒状に連結することで形作られているが、1枚の金属板を筒状に折り曲げることで形作られていてもよい。この場合、金属板の両端に互いに係合する係合部を設けることで、金属板の端同士を互いに係合して筒状に保持してもよいし、金属板の端同士を溶接等で互いに接合して筒状に保持してもよい。
また、上記実施形態では、エッジ部材3の本体部材4と端部材5とを固定するために、本体部材4の突板部41に内向きの係合突起42を設け、端部材5の嵌合部52に係合突起42が係合する係合溝54を設けているが、端部材5の嵌合部52に外向きの係合突起を設け、本体部材4の突板部41に係合突起が係合する係合溝を設けてもよい。また、本体部材4と端部材5とを固定する手段としては特に限定されるものではなく、種々の構成の手段を適用することができる。
また、上記実施形態では、端部材5にリブ55が設けられているが、リブ55は必ずしも端部材5に設けられている必要はない。
また、上記実施形態では、芯材6に樹脂を用いているが、必ずしも樹脂である必要はなく、紙製のハニカムコアやロールコア、アルミニウムなどの金属製のハニカムコア等、公知のものを用いてもよい。
また、化粧板基材1を折戸タイプのクローゼット扉用の面材として用いる場合には、図15~図17に示すように、エッジ部材3の端部材5にピボット受け部56を設ける。ピボット受け部56は、ピボット軸を取付可能な断面視円形の筒状を呈しており、端面部50から両側面部51の間を上下方向に延びるように設けられている。ピボット受け部56の上下方向の一方端は閉口している一方で、他方端は端面部50を貫通して開口しており、ピボット軸の挿入孔57をなしている。
折戸タイプのクローゼット扉は、図示は省略するが、2枚の化粧板基材1をヒンジにより折り畳み可能に連結し、2枚の化粧板基材1の連結された側とは反対側の上下の端部材5のピボット受け部56にピボット軸が取り付けられる。戸尻側の化粧板基材1のピボット軸は、上下のガイドレールに取り付けられた軸受によって回動可能に支持され、戸先側の化粧板基材1のピボット軸は、上下のガイドレールに沿ってスライド可能かつ回動可能に支持される。折戸を開くときには、2枚の化粧板基材1がV字状に折り畳まれる。
1 化粧板基材
2 筒状部材
3 エッジ部材
4 本体部材
5 端部材
6 芯材(樹脂)
20,21 金属板
22,23 係合部
40 平板部
41 突板部
42 係合突起
50 端面部
51 側面部
52 嵌合部
53 連通孔
54 係合溝
55 リブ
56 ピボット受け部

Claims (7)

  1. 筒状部材の上下の端に嵌め込まれるエッジ部材であって、
    長手形状の本体部材の両端にそれぞれ前記本体部材とは別部材の一対の端部材を有し、前記本体部材及び前記一対の端部材のいずれもが、前記筒状部材の上下の端の各々に嵌め込まれるエッジ部材。
  2. 前記本体部材は金属製であり、前記端部材は樹脂製である、請求項に記載のエッジ部材。
  3. 前記本体部材は、平板部と、前記平板部の両側縁にそれぞれ設けられた一対の突板部と、を有し、
    前記端部材は、前記本体部材内にスライド挿入される嵌合部を有し、
    前記嵌合部及び前記突板部の一方には係合溝が設けられ、前記嵌合部及び前記突板部の他方には、前記係合溝に係合する係合突起が設けられる、請求項又はに記載のエッジ部材。
  4. 前記端部材は、前記本体部材の平板部と面一に連なる端面部と、前記本体部材の一対の突板部とそれぞれ面一に連なる一対の側面部と、を有し、
    前記側面部の前記端面部と反対側の端縁は、少なくとも前記本体部材側の一部分が前記本体部材に向けて低く傾斜している、請求項に記載のエッジ部材。
  5. 前記端部材は、一対の前記側面部の間に直角に設けられたリブをさらに有する、請求項に記載のエッジ部材。
  6. 前記端面部には、前記端面部を貫通する連通孔が設けられている、請求項又はに記載のエッジ部材。
  7. 前記端面部には、ピボットを取り付け可能なピボット受け部が設けられている、請求項のいずれか一項に記載のエッジ部材。
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