JP2022080841A - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2022080841A
JP2022080841A JP2021156365A JP2021156365A JP2022080841A JP 2022080841 A JP2022080841 A JP 2022080841A JP 2021156365 A JP2021156365 A JP 2021156365A JP 2021156365 A JP2021156365 A JP 2021156365A JP 2022080841 A JP2022080841 A JP 2022080841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
printer cover
cover
main body
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021156365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022080841A5 (ja
Inventor
崇 塩谷
Takashi Shiotani
将 片山
Osamu Katayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Holdings Corp filed Critical Sato Holdings Corp
Priority to EP21894535.0A priority Critical patent/EP4249277A4/en
Priority to US18/036,999 priority patent/US20230406017A1/en
Priority to CN202180076014.XA priority patent/CN116529091A/zh
Priority to PCT/JP2021/041357 priority patent/WO2022107661A1/ja
Publication of JP2022080841A publication Critical patent/JP2022080841A/ja
Publication of JP2022080841A5 publication Critical patent/JP2022080841A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】プリンタカバーを開放することができる最大開放角度を大きくすることができるプリンタを提供する。【解決手段】本発明のある態様は、プリンタの載置面を有し、帯状の印字媒体が巻回されたロール体を収容する収容室が形成された本体ケースと、収容室を開閉するプリンタカバーと、プリンタカバーに取り付けられ、ロール体から引き出された帯状の印字媒体を搬送するプラテンローラと、ヒンジ軸を有し、本体ケースに対して前記プリンタカバーがヒンジ軸回りに揺動可能となるように、本体ケースと前記プリンタカバーを連結するヒンジと、を備える。プリンタカバーは、上面部と、ヒンジ軸と上面部の間に設けられ、載置面に対して傾斜する傾斜面部と、を有する。載置面からヒンジ軸までの高さをH1とし、ヒンジ軸から上面部において載置面から最も高い位置までの高さをH2としたときに、H1<H2である。【選択図】図29

Description

本発明は、印字媒体に情報を印字するプリンタに関する。
従来、印字媒体をサーマルヘッドおよびプラテンローラで圧接挟持し、サーマルヘッド上の発熱素子を選択的に発熱させて、印字媒体に熱転写により印字を施すサーマル式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)が知られている。
一部のプリンタでは、ロール体収容室の上部に設けられた開閉可能なプリンタカバーにプラテンローラが取り付けられる(例えば、特許文献1および特許文献2)。
特開2014-188708号公報 実開平6-52274号公報
特許文献1に開示されているプリンタの場合、プリンタカバーは、本体後部の上端付近に設けられたヒンジを中心にして開くため、開放時に十分にロール体収容室を開放できているとはいえず、ロール収容室に対してロール体を出し入れすることが容易ではない。
これに対し、特許文献2に開示されたプリンタの場合、プリンタカバーは、本体後部の下端付近に設けられたヒンジを中心にして開く。プリンタカバーは、これと一体形成されているガイド部の先端にある突出部がプリンタ本体に設けられているストッパに当接するまで開く。突出部がストッパに当接するときのプリンタカバーの最大開放角度は、45度程度である。
従って、プリンタカバーを最大限に開放してもロール体収容室の上方の半分以上は、プリンタカバーによって覆われており、ロール体収容室に対してロール体を出し入れすることが容易ではない。
そこで、本発明は、プリンタカバーを開放することができる最大開放角度を大きくすることができるプリンタを提供することを目的とする。
本発明のある態様は、
プリンタの載置面を有し、帯状の印字媒体が巻回されたロール体を収容する収容室が形成された本体ケースと、
前記収容室を開閉するプリンタカバーと、
前記プリンタカバーに取り付けられ、前記ロール体から引き出された前記帯状の印字媒体を搬送するプラテンローラと、
ヒンジ軸を有し、前記本体ケースに対して前記プリンタカバーが前記ヒンジ軸回りに揺動可能となるように、前記本体ケースと前記プリンタカバーを連結するヒンジと、
を備えるプリンタである。
前記プリンタカバーは、上面部と、前記ヒンジ軸と前記上面部の間に設けられ、前記載置面に対して傾斜する傾斜面部と、を有する。
前記載置面から前記ヒンジ軸までの高さをH1とし、前記ヒンジ軸から前記上面部において前記載置面から最も高い位置までの高さをH2としたときに、H1<H2である。
本発明のある態様によれば、プリンタカバーを開放することができる最大開放角度を大きくすることができる。
図1Aは、一実施形態による、プリンタカバーが閉鎖しているときのプリンタの正面、平面および右側面を表す斜視図であり、図1Bは、一実施形態による、プリンタカバーが最大開放角度で開放しているときのプリンタの正面、平面および右側面を表す斜視図である。 図2は、一実施形態による、プリンタカバーが最大開放角度で開放しているときのプリンタの背面、平面および右側面を表す後方斜視図である。 図3は、一実施形態による、プリンタカバーが閉鎖しているときのプリンタの側面図である。 図4は、一実施形態による、プリンタカバーが閉鎖しているときのプリンタの背面図である。 図5は、一実施形態による、プリンタカバーが閉鎖しているときのプリンタの背面を示す部分拡大斜視図である。 図6は、一実施形態による、プリンタカバーが閉鎖しているときのプリンタの部分拡大側面図である。 図7は、一実施形態による、プリンタカバーが閉鎖しているときのプリンタの第2の背面図である。 図8は、一実施形態による、プリンタカバーが最大開放角度未満の開放角度で開放しているときのプリンタの側面図である。 図9は、一実施形態による、プリンタカバーが最大開放角度で開放しているときのプリンタの側面図である。 図10は、一実施形態による、プリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの背面、底面および右側面を表す斜視図である。 図11は、一実施形態による、プリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの部分拡大側面図である。 図12は、一実施形態によるプリンタの閉鎖しているプリンタカバー、最大開放角度未満の開放角度で開放しているプリンタカバーおよび最大開放角度で開放しているプリンタカバーを示す図である。 図13A~図13Fは、プリンタカバーの開放角度について模式的に説明する図である。 図14A~図14Fは、プリンタカバーの開放角度について模式的に説明する図である。 図15A~図15Fは、プリンタカバーの開放角度について模式的に説明する図である。 図16A~図16Cは、プリンタカバーの開放角度について模式的に説明する図である。 図17A~図17Cは、プリンタカバーの開放角度について模式的に説明する図である。 図18は、一実施形態によるプリンタの側断面図である。 図19は、一実施形態によるプリンタのプリンタカバーが開放しているときのロール体収容室とプリンタカバーの内面を示す斜視図である。 図20は、一実施形態によるプリンタのプリンタカバーが開放しているときの外側プリンタカバーの内面を示す斜視図である。 図21は、一実施形態によるプリンタのプリンタカバーが最大開放角度未満の開放角度で開放しているときのロール体収容室とプリンタカバーの内面を示す上面図である。 図22は、一実施形態によるプリンタのプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときのロール体収容室とプリンタカバーの内面を示す上面図である。 図23は、一実施形態によるプリンタのプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの部分側面図である。 図24は、一実施形態によるプリンタおよび他のプリンタのヒンジの位置を示す側面図である。 図25Aおよび図25Bは、変形例に係るプリンタを示す図である。 図26Aおよび図26Bは、変形例に係るプリンタを示す図である。 図27Aおよび図27Bは、それぞれ、変形例に係るプリンタを示す図である。 図28Aおよび図28Bは、変形例に係るプリンタを示す図である。 図29は、一実施形態によるプリンタの本体ケース、プリンタカバー及びヒンジの位置関係を説明する図である。 図30A~図30Dは、様々な形態のプリンタの閉鎖位置及び開放位置の側面図を示す図である。 図31は、一実施形態によるプリンタにおいて、プリンタカバーが閉鎖位置での部分断面図である。 図32は、一実施形態によるプリンタにおいて、プリンタカバーが開放位置での部分断面図である。
以下、本発明に係るプリンタの一実施形態について説明する。
[第1の実施の形態]
(1)プリンタの構成
以下、実施形態に係るプリンタ1について、図1A、図1Bおよび図2を参照して説明する。
図1Aは、実施形態に係るプリンタ1のプリンタカバー3が閉じた状態の正面、平面および左側面を表す斜視図である。図1Bは、実施形態に係るプリンタ1のプリンタカバー3が開いた状態の正面、平面および左側面を表す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の背面、上面および左側面を表す斜視図である。
図1A、図1Bおよび図2に示すように、本実施形態のプリンタ1は、本体ケース2と、プリンタカバー3と、表示パネル4と、プラテンローラ10と、サーマルヘッド28を備える。
例えば図1Aにおいて理解されるように、プリンタ1の底面は略長方形をなしており、その長辺に沿った方向を前後方向と定義する。すなわち、表示パネル4が設けられている側を前方(-Y)と定義し、その反対側のプリンタカバー側を後方(+Y)と定義する。当該前後方向を基準として、右側(-X)、左側(+X)、上側(+Z)および下側(-Z)を定義する。なお、以下の説明では適宜、右側(-X)の方向または左側(+X)の方向を横方向といい、上側(+Z)の方向または下側(-Z)の方向を上下方向という。図面では、XYZ軸で方向を規定する。
図2に示すように、プリンタ1の内部は、ロール体に巻回されたロール紙に印字するときにロール体を収容するためのロール体収容室9が設けられてもよく、本体ケース2にはロール体を載置するための内部底面2a(図18参照)が形成されてもよい。
プリンタカバー3は、プリンタ1の内部(例えば、ロール体収容室9)を開放または閉鎖するカバーである。プリンタカバー3の後端には、プリンタカバー3を本体ケースに対して後開きに回動可能に支持するためのヒンジ軸81を含むヒンジ8が設けられている。ここで、「後開き」とは、プリンタカバー3がプリンタカバー3の後端側にあるヒンジ8を回転軸として開くことである。
表示パネル4は、利用者に対する入出力インタフェースを提供し、例えばタッチパネル機能を備えた液晶表示パネルである。
図2に示すように、プリンタカバー3のヒンジ8が在る側の反対側に在る内面部である前方内面部161に装着部163が備えられている。装着部163には、プラテンローラ10が正逆方向に回転可能に支持されている。図18に示すようにプリンタカバー3が閉鎖したときには、プラテンローラ10は、サーマルヘッド28の後側に配置されるようになる。
プラテンローラ10は、プリンタカバー3に取り付けられており、一対のロール体ガイド6に保持された状態でロール体収容室9に収容されたロール体Rから引き出された連続紙CPを搬送する搬送手段である。プラテンローラは、ロール体Rの幅方向に沿って延在した状態で形成されている。なお、プラテンローラ10は、ステッピングモータ(図示せず)等に機械的に連結されて駆動される。
ロール体Rは、ロール体Rの芯7と、芯7に巻回された帯状の連続紙CPと、を含む。
ロール体ガイド6は、ロール体収容室9に収容されたロール体Rの両側面を支持する。ロール体ガイド6の中心は、ロール体Rの中心と一致する。
図18に示すように、ヒンジ8は、ロール体ガイド6の軸6aよりも低い位置に配置されている。従って、ヒンジ8は、ロール体ガイド6によりプリンタ1に装着されたロール体Rの軸よりも低い位置に配置されることになる。従って、ヒンジ8を、ロール体ガイド6の軸6aと同一の高さの位置に配置する場合と比較して、前後方向においてヒンジ8を前寄りの位置に配置することができ、これによりプリンタ1の前後方向のサイズを小さくすることができる。
サーマルヘッド28は、例えば、文字、記号、図形またはバーコード等のような情報を、ロール体Rのロール紙に印字する印字手段である。図18に示すように、プリンタカバー3が閉鎖状態のときには、サーマルヘッド28の印字面がロール紙の通紙ルートに向き、かつプラテンローラ10に対向する。サーマルヘッド28の印字面には、通電により発熱する複数の発熱抵抗体(図示せず)がロール紙の幅方向に沿って並んで設置されている。サーマルヘッド28は、サーマルヘッド28に印字信号を伝送する回路基板(図示せず)に接続されている。
図18に示すように、サーマルヘッド28の裏側にはサーマルヘッド28に対して付勢力を与える付勢部材としてのコイルばね157が設けられている。
プリンタカバー3が閉鎖されて印字が行われているときには、ロール紙がプラテンローラ10によって搬送されつつ、プラテンローラ10とサーマルヘッド28の間で挟持される。このとき、サーマルヘッド28は、上記付勢力によってプラテンローラ10に押し付けられ、それによって印字に適したヘッド圧が生成される。
(2)本体ケース
本体ケース2には、ロール体収容室9が形成されている。本体ケース2は、ロール体収容室9付近においては、ロール体収容室9の下半分を左右側方および後方から覆う。図3に示すように、本体ケース2の底面は、プリンタ1を載置して動作させるときの載置面20となっている。
また、図3に示すように、本体ケース2の後面部121は、後方斜め下を向くように傾斜している。
(3)プリンタカバー
プリンタカバー3は、ロール体収容室9付近においては、ロール体収容室の上半分を左右側方、後方および上方から覆う。
また、図3に示すように、プリンタカバー3の後面部123は、後方斜め上を向くように傾斜している。
従って、本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127およびプリンタカバー3の後面部123の下端辺縁部129の境界において後方突出部が形成される。従って、本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127およびプリンタカバー3の後面部123の下端辺縁部129の境界は、プリンタ1の後方側に突出した位置に在るようになる。
更に、図3に示すように、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときにプリンタカバー3の左右両側にある側面部125の一組の前辺125aは、前から後に進むに従って下降するように傾斜している。ここで、一組の前辺125aは、ヒンジ軸81の軸方向に離間する、プリンタカバー3の相互に対向する各側面部125においてヒンジ8から最も遠い位置にある。一組の前辺125aはプリンタカバー3の開放側から閉鎖側に向かうに従ってヒンジ8側に向かうように傾斜している。従って、プリンタカバー3を開閉するときに、側面部125は、本体ケース2に干渉しない。
プリンタカバー3は、図3に示すような閉鎖位置と図9に示すような最大開放角度での開放位置の間でヒンジ8の回転軸について開閉可能である。ここで、最大開放角度とは、プリンタカバー3の後面部123に設けられたカバー側緩衝部材151が本体ケース2の後面部121に設けられた本体側緩衝部材141に当接することにより、プリンタカバー3がそれ以上回転できなくなる角度のことである。
更に、図18に示すように、側方から見て、プリンタカバー3は、上面部122、傾斜面部124および後面部123を有する。後面部123のヒンジ8の在る側の反対側において後面部123に対して傾斜面部124および上面部122がこの順に連接する。また、ヒンジ8が延在する方向(つまり、側方)からみて、後面部123と傾斜面部124が鈍角の内角(約135度)で連接し、傾斜面部124と上面部122が鈍角の内角(約135度)で連接し、後面部123と上面部122のなす角度がほぼ90度である。このような上面部122、傾斜面部124および後面部123により、ロール体収容室9に収容されたロール体Rを囲んでいる。従って、プリンタカバー3を小型化することができている。また、プリンタカバー3が開放するときには、図9に示すように、最大開放角度で傾斜面部124がほぼ水平になる。仮に、傾斜面部124がなく、上面部122と後面部123が直接連結しているならば、上面部122と後面部123との境界辺がプリンタ載置面に当接する角度が最大開放角度になり、その場合の最大開放角度は図9に示すようなプリンタカバー3が開放しているときの最大開放角度よりも小さくなってしまう。従って、傾斜面部124を設けることにより、最大開放角度を大きくすることができている。
図19に示すように、一実施形態では、プリンタカバー3は、堅牢性の観点から内側プリンタカバー36および外側プリンタカバー37の二層構造を有する。しかし、プリンタカバー3は、二重構造を有する場合に限定されず、単一部材によって構成してもよい。
(4)ヒンジ
ヒンジ8は、プリンタカバー3を本体ケース2に対して開閉が可能になるように連結するものである。つまり、ヒンジ8は、本体ケース2に対してプリンタカバー3がヒンジ軸81(後述する)の回りに揺動可能となるように、本体ケース2とプリンタカバー3を連結するように構成されている。
図3および図4に示すように、本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127およびプリンタカバー3の後面部123の下端辺縁部129を回転可能に連結するように、ヒンジ8が設けられる。ヒンジ8は、本体ケース2の横方向に延在する。従って、ヒンジ8は、本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127と、プリンタカバー3の後面部123の下端辺縁部129との境界付近に設けられることになる。
図4および図19に示すように、ヒンジ8は、ヒンジ軸81、本体側軸受用長穴82、内側プリンタカバー側軸受用丸穴83、外側プリンタカバー側軸受用丸穴84およびトーションばね85を備える。
本体側軸受用長穴82は、ロール体収容室9の後端付近の左右両端に一対設けられる。また、本体側軸受用長穴82は、前後方向(つまり、Y軸方向)に長軸を有する。但し、本体側軸受用長穴82の長軸の方向を前後方向から多少ずらしてもよい。
内側プリンタカバー側軸受用丸穴83は、内側プリンタカバー36の後方端部に一対設けられる。
外側プリンタカバー側軸受用丸穴84は、外側プリンタカバー37の後方端部に一対設けられる。
ヒンジ軸81は、一対の内側プリンタカバー側軸受用丸穴83および一対の外側プリンタカバー側軸受用丸穴84に挿通される。ヒンジ軸81の両端が一対の本体側軸受用長穴82に挿入される。
ヒンジ軸81は、本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127に横方向に延在するようにして設けられている。従って、本体側軸受用長穴82、内側プリンタカバー側軸受用丸穴83、外側プリンタカバー側軸受用丸穴84も本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127に設けられている。プリンタカバー3の内側プリンタカバー側軸受用丸穴83、外側プリンタカバー側軸受用丸穴84は、本体ケース2とプリンタカバー3の水平方向の境界線133(図3および図4参照)よりも下に設けられている。
図示しないが、内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37は、ねじ止めにより一体化されている。内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37がねじ止めされているときには、内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37は一体化された状態で、ヒンジ軸81について回転することが可能である。他方で、内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37がねじ止めされていないときには、これらは別々に、ヒンジ軸81について回転することが可能である。図19は、ねじ止めにより一体化された内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37を示している。図20は、ねじ止めされずに相互に分離している内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37を示している。
従って、ヒンジ軸81が前後方向にスライドすれば、一体化された内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37は、一緒に前後方向にスライドする。つまり、ヒンジ軸81が前後方向にスライドすれば、プリンタカバー3は、前後方向にスライドする。
一体化された内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37は、ヒンジ軸81を回転軸として一緒に回転することが可能である。つまり、プリンタカバー3は、ヒンジ軸81を回転軸として回転することが可能である。
トーションばね85は、閉鎖状態のプリンタカバー3が開放するようにプリンタカバー3を付勢する。
前後方向に長軸を有する本体側軸受用長穴82を設けることにより、ヒンジ8の回転軸を前後方向にスライドすることが可能になっている。
なお、プリンタカバー3が内側プリンタカバー36と外側プリンタカバー37の二重構造ではなく一体構造である場合にはば、内側プリンタカバー側軸受用丸穴83と外側プリンタカバー側軸受用丸穴84の両方は不要であり、単一のプリンタカバー側軸受用丸穴を設ければよい。
(5)カバー側緩衝部材および本体側緩衝部材
図4に示すように、一実施形態では、本体側緩衝部材141は、本体ケース2の後面部121に横方向に並べられるようにして複数設けられる。図4に示す例では、本体側緩衝部材141は、本体ケース2の後面部121の左右に3個ずつ横方向に並べられるようにして設けられている。
同様に、一実施形態では、カバー側緩衝部材151は、プリンタカバー3の後面部123に横方向に並べられるようにして複数設けられる。図4に示す例では、カバー側緩衝部材151は、プリンタカバー3の後面部123の左右に3個ずつ横方向に並べられるようにして設けられている。しかしその限りではなく、各緩衝部材は1個ずつ設けられてもよい。
一実施形態では、本体側緩衝部材141とカバー側緩衝部材151は、図4に示すように、ヒンジ8を挟んで配置される。
図4に示す例では、本体側緩衝部材141とカバー側緩衝部材151は横方向の同じ位置において対をなすようにして設けられている。
図5は、図4の一部を拡大して示す。図5に示すように、一実施形態では、本体側緩衝部材141は、先端面142、上側面143、下側面144、左側面145および右側面146からなる合計5つの面を有する。また、カバー側緩衝部材151も、先端面152、上側面153、下側面154、左側面155および右側面156からなる合計5つの面を有する。
(6)プリンタカバーと本体ケース2との非干渉
図12に示すように、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときの角度(プロファイルPF1をもつときの角度)から最大開放角度(プロファイルPF3をもつときの角度)までの開放角度の範囲において、プリンタカバー3は、本体ケース2に干渉しない。
(7)プリンタカバーの閉鎖状態
図12に示すプロファイルPF1は、閉鎖位置にある(開放角度がゼロ度である)プリンタカバー3のプロファイルを示す。
プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときには、側面視で見て、プリンタ1に装着されたロール体Rの一部がプリンタカバー3と重なるように、ロール体Rが本体ケース2およびプリンタカバー3により覆われる。
図1Bよりプリンタカバー3の開放角度に関係なく、後投影面でみてプリンタカバー3の一部がプリンタ1に装着されたロール体Rの一部を覆うことが明らかである。
従って、図1Bおよび図12から明らかなように、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときには、上方投影面、側方投影面および後投影面の何れでみてもプリンタカバー3の一部がプリンタ1に装着されたロール体Rの少なくとも一部に重なる。そのため、プリンタカバー3により、プリンタ1に装着されたロール体Rが空間を隔てて上方、両側方および後方から覆われる。
一実施形態では、図6および図7に示すように、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときには、複数のカバー側緩衝部材151の先端面152と複数の本体側緩衝部材141の先端面142は、同一の平面P上にある。平面Pは、プリンタ1を縦置きするのに好適となるように載置面20に対して直交している。
プリンタ1には、平面Pよりも後方にある部品や部分はない。具体的には、本体ケース2の後面部121は平面Pよりも前記本体ケースの前方側に在り、プリンタカバー3の後面部123は平面Pよりも前記本体ケースの前方側に在り、ヒンジ8も平面Pよりも前記本体ケースの前方側に在る。プリンタ1の他の部分や部品も平面Pよりも前記本体ケースの前方側に在る。
従って、カバー側緩衝部材151の先端面152と本体側緩衝部材141の先端面142を、プリンタ1を縦置きするときの底面として機能させることができる。
(8)プリンタカバーの最大開放角度未満の開放角度での開放状態
図8は、プリンタカバー3が最大開放角度未満の開放角度で開放した場合の側面図である。
プリンタカバー3が最大開放角度未満の開放角度で開放しているときには、カバー側緩衝部材151は本体側緩衝部材141に当接していない。
図8に示すようにプリンタカバー3が最大開放角度未満の開放角度で開放したときにはロール体Rの上方全体に開放空間S1が形成される。また、開放空間S1は、前後方向においてはヒンジ8を超え後方に開放しているプリンタカバー3の上面部122、傾斜面部124、後面部123および一対の側面部125により囲まれる領域まで及んでいる。
図12および図21に示すプロファイルPF2は、最大開放角度未満の開放角度θに対応した開放位置にあるプリンタカバー3の側方から見たプロファイルおよび上方から見たプロファイルをそれぞれ示す。
図12に示すように、側方から見て、プリンタ1に装着されたロール体Rとプリンタカバー3の側面部125との間には距離SPの空隙が在る。また、図21に示すように、上方から見ても、プリンタ1に装着されたロール体Rとプリンタカバー3の後面部123との間には距離SPの空隙が在る。
(9)プリンタカバーの最大開放角度での開放状態
図9は、プリンタカバー3が最大開放角度で開放した場合の側面図である。
プリンタカバー3が最大開放角度で開いているときには、側面視で見て、ロール体Rの一部が露出する。ここでいうロール体Rの一部とは、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときに、側面視で見て、プリンタ1に装着されたロール体Rのうちのプリンタカバー3と重なる部分である。例えば、露出されるロール体Rの一部は、図1および図2に示すように、ロール体ガイド6によりプリンタ1に装着されたロール体Rの芯7の下端の高さよりも上の部分である。
また、ロール体ガイド6は、側面視で見て、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときにプリンタカバー3と重なり、プリンタカバー3が最大開放角度で開いているときに露出する。従って、プリンタカバー3を最大開放角度で開放することにより、ロール体ガイド6からロール体Rを外したり、ロール体ガイド6に新たなロール体Rを装着したりすることが容易になる。
閉鎖位置にあるプリンタカバー3を開放角度が徐々に大きくなるように開放していくと、カバー側緩衝部材151が本体側緩衝部材141に当接し、開放角度をそれ以上大きくすることができなくなる。この時の開放角度が最大開放角度であり、プリンタカバー3が完全に開放位置にある。
図9に示すようにプリンタカバー3が最大開放角度で開放したときにはロール体Rの上方全体が開放され、開放空間S3が形成される。また、開放空間S3は、前後方向においてはヒンジ8を超え後方に開放しているプリンタカバー3の上面部122、傾斜面部124、後面部123および一対の側面部125により囲まれる領域まで及んでいる。
図8に示す開放空間S1と比較して、図9に示す開放空間S3のほうがプリンタカバー3の開放角度の差により生じる部分S5だけ広い。
また、図9に示すように、プリンタカバー3が最大開放角度で開放しているときにプリンタカバー3の上端となる部分である2つの端部E1(左右において側面部125の前辺125aと下辺125bが接する部分)がロール体Rの頂点よりも低い位置にある。
従って、利用者は、ロール体収容室9にロール体Rをかなり広い範囲の上方から収容することができる。つまり、真上からだけではなく、ある程度傾斜した上方からもロール体収容室9にロール体Rを収容することができる。
逆に、利用者は、ロール体収容室9に収容されているロール体Rをかなり広い範囲の上方に向けて取り外すことができる。つまり、真上に向けてだけではなく、ある程度傾斜した上方に向けてもロール体収容室9に格納されているロール体Rを取り外すことができる。
利用者は、一旦間違えた向きでロール体収容室9に収容したロール体Rの向きを直すために、ロール体Rの側面を径方向両側外方向から掴んで一対のロール体ガイド6から外し、ロール体Rの向きを反転させてから一対のロール体ガイド6に取り付けることが容易にできる。
図10および図11を参照すると、詳細には、カバー側緩衝部材151の先端面152が本体側緩衝部材141の上側面143に当接することによりプリンタカバー3の開放角度が最大開放角度になる。このとき、側方からみて、カバー側緩衝部材151の一部が本体側緩衝部材141の後方端部よりも前方に配置され、本体側緩衝部材141の上側面143とカバー側緩衝部材151の先端面152が当接する。そのため、カバー側緩衝部材151の一部が本体側緩衝部材141の後方端部よりも前方に配置されない場合と比較して、最大開放角度を大きくすることができる。
プリンタカバー3が開いたときにカバー側緩衝部材151に当接する本体側緩衝部材141の上側面143は、図6に示す平面P上にある本体側緩衝部材141の先端面142とは異なる。また、プリンタカバー3が開いたときに本体側緩衝部材141に当接するカバー側緩衝部材151の先端面152は、前述したように図6に示す平面P(図6参照)上にある。
図12および図22に示すプロファイルPF3は、最大開放角度θmaxに対応した開放位置にあるプリンタカバー3の側方から見たプロファイルおよび上方から見たプロファイルをそれぞれ示す。
図12に示すように、側方から見て、プリンタ1に装着されたロール体Rとプリンタカバー3の側面部125との間には距離SPの空隙が在る。また、図22に示すように、上方から見ても、プリンタ1に装着されたロール体Rとプリンタカバー3の後面部123との間には距離SPの空隙が在る。
また、図19および図22に示すように、前方内面部161は、上方から装着部163に対するプラテンローラ10の着脱が可能になるように上方を向く。従って、プリンタカバー3を最大開放角度で開放することにより、上方から装着部163にプラテンローラ10を装着したり、装着部163からプラテンローラ10を取り外したりすることが容易になる。
図12に示すように、一実施形態では、プリンタカバー3が最大開放角度で開放しているときにプリンタカバー3の下端となる部分である稜部E2からプリンタ1が載置された載置平面までの距離Dは、ゼロから所定の距離の範囲にある。稜部E2は、後面部123と傾斜面部124が接する部分である。ここでの所定の距離は、プリンタ1が載置された載置平面からプリンタカバー3の水平方向の境界線133(図3および図4参照)までの距離に対して非常に短く、例えば、数パーセントである。つまり、プリンタ1が載置された載置平面からプリンタカバー3の下端となる部分(つまり稜部E2)までの距離が非常に短くなるまでプリンタカバー3が開くように最大開放角度を設定することができる。
(10)後面部および緩衝部材の形状
次に、プリンタカバー、本体ケース、及び、緩衝部材の形状や寸法、ヒンジ位置等に対するプリンタカバーの開放角度に対する影響について考察する。
図13Aから図13Fは、本体ケースの高さ、プリンタカバーの高さにより、最大開放角度がどのように異なるかを示す。
図13Aは、比較例1においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図13Bは、比較例1においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。図13Cは、比較例2においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図13Dは、比較例2においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。図13Eは、比較例3においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図13Fは、比較例3においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。
なお、比較例1~3の構成では、本体ケースの後面部およびプリンタカバーの後面部が垂直であり、ヒンジが本体ケースの後面部の上端辺縁部およびプリンタカバーの後面部の下端辺縁部を開閉可能に連結している場合を想定する。
図13Aおよび図13Bに示す比較例1は、本体ケース201の高さとプリンタカバー202の高さが同一であるとき、ヒンジ203を回転中心としてプリンタカバー202が180度開放可能であることを示している。
図13Cおよび図13Dに示す比較例2は、本体ケース211の高さがプリンタカバー212の高さよりも低いとき、ヒンジ213を回転中心としてプリンタカバー212が180度開放可能であることを示している。
図13Eおよび図13Fに示す比較例3は、本体ケース211の高さがプリンタカバー212の高さよりも高いとき、ヒンジ223を回転中心としてプリンタカバー222が180度開放する前にプリンタカバー222がプリンタの載置面20に突き当たってしまうことを示している。
図14Aから図14Fは、ヒンジの前後方向の取り付け位置により、最大開放角度がどのように異なるかを示す。
図14Aは、比較例1においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図14Bは、比較例1においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。図14Cは、比較例4においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図14Dは、比較例4においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。図14Eは、比較例5においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図14Fは、比較例5においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。
なお、比較例1、4、5の構成では、本体ケースの後面部およびプリンタカバーの後面部が垂直であり、本体ケースの高さとプリンタカバーの高さが同一である場合を想定する。
図14Aおよび図14Bに示す比較例1は、ヒンジ203が本体ケース201の上辺の最後端およびプリンタカバー202の下辺の最後端に配置されているとき、ヒンジ203を回転中心としてプリンタカバー202が180度開放可能であることを示している。図14Aおよび図14Bは、それぞれ図13Aおよび図13Bと同一である。
図14Cおよび図14Dに示す比較例4は、ヒンジ223が本体ケース231の上辺の最後端よりも前の位置およびプリンタカバー232の下辺の最後端に配置されているとき、ヒンジ223を回転中心としてプリンタカバー232が90度しか開放できないことを示している。
図14Eおよび図14Fに示す比較例5は、ヒンジ243が本体ケース241の上辺の最後端およびプリンタカバー242の下辺の最後端よりも前の位置に配置されているとき、ヒンジ243を回転中心としてプリンタカバー242が90度しか開放できないことを示している。
従って、プリンタカバーを180度回転させるためには、プリンタカバーの高さを本体ケースの高さと比較して、同一またはそれよりも高くし、且つ、ヒンジを本体ケースの上辺の最後部およびプリンタカバーの下辺の最後部に配置する必要がある。
次に、プリンタの縦置きを想定して、本体ケースの後面部およびプリンタカバーの後面部にそれぞれ本体側緩衝部材およびカバー側緩衝部材を設けることが考えられる。
図15Aから図15Fは、本体側緩衝部材およびカバー側緩衝部材の形状により、最大開放角度がどのように異なるかを示す。
図15Aは、比較例6においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図15Bは、比較例6においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。図15Cは、比較例7においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図15Dは、比較例7においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。図15Eは、比較例8においてプリンタカバーが閉鎖しているときの側面図である。図15Fは、比較例8においてプリンタカバーが最大開放角度で開放しているときの側面図である。
なお、比較例6~8の構成では、本体ケースのプリンタカバーの高さが同一である場合を想定する。
図15Aおよび図15Bに示すように、比較例6では、本体ケース251の後面部に本体側緩衝部材254が設けられ、プリンタカバー252の後面部にカバー側緩衝部材255が設けられる。ここで、本体ケース251の後面部とプリンタカバー252の後面部を斜めにした場合には、各後面部に緩衝部材を設けても、ヒンジ253を回転中心としてプリンタカバー252が180度開放可能である。
比較例6の構成は、基本的には、図3に示したプリンタ1の構成に対応する。すなわち、プリンタ1では、本体ケース2の後面部121が、後方斜め下を向くように傾斜し、プリンタカバー3の後面部123が、後方斜め上を向くように傾斜する。また、これにより、本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127およびプリンタカバー3の後面部123の下端辺縁部129の境界において後方突出部が形成される。そのため、本体ケース2の後面部121に本体側緩衝部材141を設け、プリンタカバー3の後面部123にカバー側緩衝部材151を設けても、ヒンジ8を回転中心として、プリンタカバー3を180度近くまで開放可能にできる。
しかし、図15Aおよび図15Bに示す比較例6では、本体側緩衝部材254およびカバー側緩衝部材255の厚みを十分に取れていない箇所(例えば、ヒンジ253の近傍)がある。
図15Cおよび図15Dに示すように、比較例7では、本体ケース261の後面部およびプリンタカバー262の後面部を本体ケース261の載置面に対して垂直にしている。さらに、本体ケース261の後面部に側断面形状が三角形である本体側緩衝部材264を設け、プリンタカバー262の後面部に側断面形状が三角形であるカバー側緩衝部材265を設けている。この場合には、ヒンジ263を回転中心としてプリンタカバー262が180度よりも僅かに少ない角度まで開放可能である。
しかし、図15Cおよび図15Dに示す比較例7では、本体側緩衝部材264およびカバー側緩衝部材265の厚みを十分に取れていない箇所(例えば、ヒンジ263の近傍)がある。
図15Eおよび図15Fに示すように、比較例8では、本体ケース271の後面部およびプリンタカバー272の後面部を本体ケース271の載置面に対して垂直にしている。さらに、本体ケース271の後面部のヒンジ273の周辺を除いた部分に側断面形状が四角形である本体側緩衝部材274を設け、プリンタカバー272の後面部のヒンジ273の周辺を除いた部分に側断面形状が四角形であるカバー側緩衝部材275を設けている。
この場合には、本体側緩衝部材274およびカバー側緩衝部材275の厚みを十分に取れていない箇所がないものの、ヒンジ273を回転中心としてプリンタカバー272が90度よりも少ない角度しか開放できない。これを解消するためには、例えば図16Aに示すように、本体ケース281の後面部に本体側緩衝部材284を設け、プリンタカバー282の後面部にカバー側緩衝部材285を設けることが考えられる。図15Aに示す本体側緩衝部材254およびカバー側緩衝部材255と比較して全体に亘り厚みを同じ寸法だけ増加させたものが図16Aの構成における本体側緩衝部材284およびカバー側緩衝部材285である。
しかし、図16Aに示す構成においては、プリンタカバー282を開放させることが全くできない。
そこで、図16Aに示すような構成を図16Bに示すような構成に変更する。図16Bに示す構成では、図16Aに示す構成と比較して、カバー側緩衝部材285がカバー側緩衝部材285Bに変更されている。カバー側緩衝部材285Bは、カバー側緩衝部材285からヒンジ283付近の部分を取り除いたものである。
図16Bに示すような構成の場合、図16Cに示すように、プリンタカバー282を60度程度開放させることができる。しかし、例えば、図17Aに示すようにプリンタカバー282を135度程度開放させようとすると、カバー側緩衝部材285Bが本体側緩衝部材284Bに干渉してしまう。
そこで、図16Bに示すような構成を図17Bに示すような構成に変更する。図17Bに示す構成では、図16Bに示す構成と比較して、本体側緩衝部材284が本体側緩衝部材284Bに変更されている。本体側緩衝部材284Bは、本体側緩衝部材284からヒンジ283付近の部分を取り除いたものである。こうすることにより、プリンタカバー282の開放角度を増加させることができる。図17Cに示す例では、プリンタカバー282を約135度開放することができる。
図17Bおよび図17Cに示す構成では、本体ケース281の後面部を後方斜め下を向くように傾斜させ、プリンタカバー282の後面部を後方斜め上を向くように傾斜させ、本体ケース281の後面部のヒンジ283周辺を除いた部分に本体側緩衝部材284Bを配置する。さらに、プリンタカバー282の後面部のヒンジ283周辺を除いた部分にカバー側緩衝部材285Bを配置する。この場合には、ヒンジ283を回転中心としてプリンタカバー282を約135度まで開放可能である。
図17Bおよび図17Cに示す構成は、プリンタ1の構成に対応する。すなわち、プリンタ1では、本体ケース2の後面部121に設けた本体側緩衝部材141の形状と、プリンタカバー3の後面部123に設けたカバー側緩衝部材151の形状を、図5に示すようなものにすることにより、本体側緩衝部材141およびカバー側緩衝部材151にある程度の前後方向の厚みを持たせている。緩衝部材の厚みを備えつつプリンタ1では、ヒンジ8を中心として、プリンタカバー3を本体側緩衝部材141およびカバー側緩衝部材151が当接する最大開放角度を大きくすることが可能になっている。具体的には、本体側緩衝部材141が上側面143を持つように、本体側緩衝部材141の一部を欠落させ、カバー側緩衝部材151が下側面154を持つように、カバー側緩衝部材151の一部を欠落させている。それによって、プリンタカバー3を本体側緩衝部材141およびカバー側緩衝部材151が当接する最大開放角度を大きくすることが可能になっている。また、欠落する部分を適切に設定することにより、最大開放角度を調整することが可能である。
(11)ヒンジの配置
図23は、閉鎖位置にあるプリンタカバー3のプロファイルPF1、最大開放角度で開放しているプリンタカバー3のプロファイルPF3およびヒンジ軸81の中心Cを示している。
ヒンジ軸81の中心Cが図23に示すような位置にあるので、プリンタカバー3は閉鎖位置から最大開放角度での開放位置までの間で開閉可能となっている。
図24に示すように、例えば、ヒンジ軸81の中心がC21、C22、C23である(つまり、Cよりも後方にある)ならば、プリンタカバー3は閉鎖位置から最大開放角度での開放位置までの間で開閉可能である。
しかし、例えば、ヒンジ軸81の中心がC91、C92である(つまり、Cよりも前方にある)ならば、プリンタカバーが本体ケースに干渉してしまうことを避けるために構成上の変更を追加するのでない限り、プリンタカバー3は回転できない。
(12)変形例
図25Aおよび図25Bに示すプリンタ1Bのように、本体ケース2Bの後面部121Bの上端辺縁部とプリンタカバー3Bの後面部123Bの下端辺縁部の接合位置に形成される稜線部にヒンジ10Bを設けてもよい。
図26Aおよび図26Bに示すプリンタ1Cのように、本体ケース2Cの後面部121Cの上端辺縁部とプリンタカバー3Cの後面部123Cの下端辺縁部の接合位置に形成される稜線部RD1よりも下の位置にヒンジ10Cを設けてもよい。
図27Aおよび図27Bに示すプリンタ1Dのように、本体ケース2Dの後面部121Dの上端辺縁部とプリンタカバー3Dの後面部123Dの下端辺縁部の接合位置に形成される稜線部RD2よりも上の位置にヒンジ10Dを設けてもよい。
図28Aに示すように、プリンタカバー3の後面部123の下端辺縁部129が本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127よりも後方に配置されるように、プリンタカバー3を後方にずらしても良い。この場合、ヒンジC24を図示する位置に配置することにより、最大開放角度を図12の場合と同様に大きくすることができる。
更に、図28Bに示すように、プリンタカバー3の後面部123の下端辺縁部129が本体ケース2の後面部121の上端辺縁部127よりも前方に配置されるように、プリンタカバー3を前方にずらしても良い。この場合、ヒンジC25を図示する位置に配置することにより、最大開放角度を図12の場合と同様に大きくすることができる。
(13)本体ケース、プリンタカバー及びヒンジの位置関係
次に、プリンタ1の本体ケース2、プリンタカバー3及びヒンジ8の位置関係について説明する。図29は、一実施形態によるプリンタ1の側面図であり、閉鎖位置にあるプリンタカバー3のプロファイルPF1、最大開放角度で開放しているプリンタカバー3のプロファイルPF3を示している。
図3に関連付けて説明したように、プリンタ1のプリンタカバー3は、上面部122、傾斜面部124、及び、後面部123を有する。傾斜面部124は、ヒンジ軸81と上面部122の間に設けられ、載置面20に対して傾斜している。
図29を参照すると、載置面20からヒンジ軸81までの高さをH1とし、ヒンジ軸81から上面部122において載置面20から最も高い位置122eまでの高さをH2としたときに、H1<H2となっている。つまり、プリンタ1では、プリンタ1の高さ方向においてヒンジ軸81が比較的低く設定されている。このように、ヒンジ軸81を低く設定することで、プリンタカバー3を開放位置にしたときにプリンタ内部を大きく開放させることができている。その際、プリンタカバー3に傾斜面部124が形成されているため、この傾斜面部124を載置面20に近接させることができ、仮に傾斜面部124がないとした場合と比較して、プリンタカバーの最大開放角度を大きくすることができる。
図30A~図30Dを参照して、本体ケース、プリンタカバー及びヒンジの位置関係についてさらに説明する。図30Aは、比較例に係るプリンタの閉鎖位置及び開放位置の側面図を示す図である。図30B~図30Dは、実施例に係るプリンタの閉鎖位置及び開放位置の側面図を示す図である。
図30A~図30Dに示すいずれのプリンタも、載置面20Aからヒンジ軸81Aまでの高さをH1とし、ヒンジ軸81Aから上面部までの高さをH2としたときに、H1<H2となっている。
図30Aに示すプリンタは、本体ケース2Aとプリンタカバー3Aとがヒンジ軸81Aによって連結されているプリンタを示している。このプリンタでは、プリンタカバー3Aに傾斜面部が形成されておらず、上面部122Aと後面部123Aが連続している。この場合、プリンタカバー3Aが開放位置にあるときには、プリンタカバー3Aの後端の角部が載置面20Aに当接して、最大開放角度θaを大きくすることができない。
図30Bに示すプリンタは、本体ケース2Aとプリンタカバー3Bとがヒンジ軸81Aによって連結されているプリンタを示している。このプリンタでは、プリンタカバー3Bに傾斜面部124Bが形成されており、図29に示したプリンタ1と類似した形態となっている。この場合、プリンタカバー3Bが開放位置にあるときには、傾斜面部124Bに起因してプリンタカバー3Bの最大開放角度θbを比較的大きくすることができる(θb>θa)。
図30Cに示すプリンタは、本体ケース2Aとプリンタカバー3Cとがヒンジ軸81Aによって連結されているプリンタを示している。図30Cに示すプリンタは、図30Bと比較して、プリンタカバー3Cの傾斜面部124Cがヒンジ軸81A、又はンジ軸81A近傍から上面部122Cに向かって延びている点で図30Bと異なる。この場合でも、プリンタカバー3Cが開放位置にあるときには、傾斜面部124Cに起因してプリンタカバー3Cの最大開放角度θcを比較的大きくすることができる(θc>θa)。
図30Dに示すプリンタは、本体ケース2Aとプリンタカバー3Dとがヒンジ軸81Aによって連結されているプリンタを示している。図30Dに示すプリンタが図30B及び図30Cと異なるのは、プリンタカバー3Dの傾斜面部124Dが湾曲面であることである。この場合でも、プリンタカバー3Dが開放位置にあるときには、傾斜面部124Dに起因してプリンタカバー3Dの最大開放角度θdを比較的大きくすることができる(θd>θa)。
以上説明したように、H1<H2を満たすようにヒンジ軸を比較的低く設定した場合であっても、プリンタカバーにおいて、載置面に対して傾斜した傾斜面部をヒンジ軸と上面部の間に設けることで、プリンタカバーの最大開放角度を大きくすることができる。
(14)ロール体の交換容易性
次に、図31及び図32を参照して、一実施形態によるプリンタ1におけるロール体Rの交換容易性について説明する。
図31は、プリンタ1において、プリンタカバー3が閉鎖位置での部分断面図である。図32は、プリンタ1において、プリンタカバー3が開放位置での部分断面図である。
図32に示すように、プリンタカバー3が開放位置にあるときには、ヒンジ軸81は、ロール体Rの中心RC(ロール体ガイド6の中心と同じ)よりも低い位置にある。そのため、ロール体Rの外周面が多くの部分が露出し、ヒンジ軸81の近傍においてロール体Rに手を触れやすいことから、ロール体Rを交換し易いという利点がある。
図19に示したように、プリンタカバー3には、先細り部31が設けられている。図31に示すように、先細り部31は、通紙面311と湾曲面312により先細り形状となっている。
通紙面311は、ロール体Rから引き出された連続紙CPに対向して通紙経路PPを形成する。すなわち、図31に拡大して示すように、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときには、先細り部31の通紙面311と、プリンタ内部に設けられた傾斜面29とが僅かな間隙を形成した状態で対向し、連続紙CPの通紙経路PPを形成する。
湾曲面312は、ロール体Rの外周面に沿った面で構成されており、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときにロール体収容室9に収容されたロール体Rを支持する。
図31に示すように、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときには、側面視において、先細り部31の先端313とヒンジ軸81とを結ぶ仮想線L1がロール体Rの中心RC(つまり、ロール体ガイド6の中心)より低い位置を通るように、先細り部31が配置される。そのため、ロール体Rを交換するためにプリンタカバー3を開放位置にしたときには、図32に示すように、ロール体Rの前方に手を入れ易い空間(プリンタカバー3が閉鎖位置のときに先細り部31に占められていた空間)が形成される。すなわち、利用者がロール体Rをロール体収容室9から取り出すときに、ロール体Rの前後の空間に手を入れてロール体Rを掴み易い構造となっている。
本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の種々の形で実施することができる。そのため、前述した各実施形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本発明の範囲内のものである。
1…プリンタ
2…本体ケース
2a…内部底面
3…プリンタカバー
4…表示パネル
6…ロール体ガイド
6a…ロール体ガイドの軸
7…ロール体の芯
8…ヒンジ
9…ロール体収容室
10…プラテンローラ
20…載置面
28…サーマルヘッド
31…先細り部
36…内側プリンタカバー
37…外側プリンタカバー
81…ヒンジ軸
82…本体側軸受用長穴
83…内側プリンタカバー側軸受用丸穴
84…外側プリンタカバー側軸受用丸穴
85…トーションばね
121…後面部
122…上面部
123…後面部
124…傾斜面部
125…側面部
125a…前辺
127…上端辺縁部
129…下端辺縁部
133…水平方向の境界線
141…本体側緩衝部材
142…先端面
143…上側面
144…下側面
145…左側面
146…右側面
151…カバー側緩衝部材
152…先端面
153…上側面
154…下側面
155…左側面
156…右側面
157…コイルばね
161…前方内面部
163…装着部
R…ロール体

Claims (7)

  1. プリンタの載置面を有し、帯状の印字媒体が巻回されたロール体を収容する収容室が形成された本体ケースと、
    前記収容室を開閉するプリンタカバーと、
    前記プリンタカバーに取り付けられ、前記ロール体から引き出された前記帯状の印字媒体を搬送するプラテンローラと、
    ヒンジ軸を有し、前記本体ケースに対して前記プリンタカバーが前記ヒンジ軸回りに揺動可能となるように、前記本体ケースと前記プリンタカバーを連結するヒンジと、
    を備え、
    前記プリンタカバーは、上面部と、前記ヒンジ軸と前記上面部の間に設けられ、前記載置面に対して傾斜する傾斜面部と、を有し、
    前記載置面から前記ヒンジ軸までの高さをH1とし、前記ヒンジ軸から前記上面部において前記載置面から最も高い位置までの高さをH2としたときに、H1<H2である、
    プリンタ。
  2. 前記収容室に収容されたロール体の両側面を支持するロール体ガイドを備え、
    前記ヒンジ軸は、前記ロール体ガイドの中心よりも低い位置にある、
    請求項1に記載されたプリンタ。
  3. 前記プリンタカバーは、閉鎖位置にあるときに前記収容室に収容されたロール体を支持する湾曲面と、前記ロール体から引き出された前記帯状の印字媒体に対向して通紙経路を形成する通紙面と、により先細り形状となっている先細り部を有し、
    側面視において、前記先細り部の先端と前記ヒンジ軸とを結ぶ仮想線が前記ロール体ガイドの中心より低い位置を通るように、前記先細り部が配置される、
    請求項1又は2に記載されたプリンタ。
  4. 前記プリンタカバーは、内側プリンタカバーと外側プリンタカバーの二層構造からなる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載されたプリンタ。
  5. 前記本体ケースは、本体側緩衝部材を有し、
    前記プリンタカバーは、カバー側緩衝部材を有し、
    前記本体側緩衝部材と前記カバー側緩衝部材は、前記ヒンジを挟んで配置され、前記プリンタカバーが開放位置にあるときには互いに当接するように構成されている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載されたプリンタ。
  6. 前記本体側緩衝部材と前記カバー側緩衝部材は、それぞれ、前記プリンタカバーが閉鎖位置にあるときに前記載置面に直交する同一面上に位置する端面を有する、
    請求項5に記載されたプリンタ。
  7. 前記プリンタカバーは、前記プラテンローラを着脱可能に装着する装着部を有し、
    前記プリンタカバーが開放位置にあるときに、前記装着部は、前記プラテンローラの着脱が可能になるように上方を向くように構成されている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載されたプリンタ。
JP2021156365A 2020-11-18 2021-09-27 プリンタ Pending JP2022080841A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP21894535.0A EP4249277A4 (en) 2020-11-18 2021-11-10 PRINTER
US18/036,999 US20230406017A1 (en) 2020-11-18 2021-11-10 Printer
CN202180076014.XA CN116529091A (zh) 2020-11-18 2021-11-10 打印机
PCT/JP2021/041357 WO2022107661A1 (ja) 2020-11-18 2021-11-10 プリンタ

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020191645 2020-11-18
JP2020191645 2020-11-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022080841A true JP2022080841A (ja) 2022-05-30
JP2022080841A5 JP2022080841A5 (ja) 2023-06-07

Family

ID=81757017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021156365A Pending JP2022080841A (ja) 2020-11-18 2021-09-27 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022080841A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101860646B (zh) 给送装置
JP6016538B2 (ja) プリント装置
US8757794B2 (en) Image forming apparatus
JPH05342164A (ja) 印刷機能付情報処理システム
JP6236832B2 (ja) 記録装置
JP6368987B2 (ja) 記録装置
JP2022125796A (ja) 読取装置及び記録装置
WO2022107661A1 (ja) プリンタ
JP2022080841A (ja) プリンタ
JP6848819B2 (ja) テープカセットおよびテープカセットユニット
JP6828631B2 (ja) テープカセット
CN116529091A (zh) 打印机
JP6939210B2 (ja) ユニット装着構造および印刷装置
JP2011235579A (ja) カバー開閉機構
JP3334704B2 (ja) プリンタ
JP4768169B2 (ja) プリンタ
KR100870951B1 (ko) 통장인쇄용 어댑터
JP7230706B2 (ja) 画像読取装置
JP4779930B2 (ja) 印刷装置
JP2022080704A (ja) プリンタ、プリンタセット
JP2008055616A (ja) カバー開閉機構及びカバー装置並びに電子機器
JP2008073868A (ja) カバー構造及びカバー装置並びに電子機器
JP2006082315A (ja) 拡張機能付きプリンタ
JP6146297B2 (ja) 読取装置
JP2022086129A (ja) 印字ユニットおよび携帯型端末

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230530