JP2022080535A - 構築物の壁面に固定される扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】枠体が隠れて目立たなくすると同時に、簡単な構造で枠体の位置を微調整できる構築物の壁面に固定される扉を提供する。【解決手段】表面プレート11aと外周壁部11bを有するドア本体11と、ドア本体11が蝶番15を介して開閉自在に連結されてなる枠体6と、枠体6を構築物の躯体20に固定する取付ブラケット2とを備え、上部取付ブラケット2aと下部取付ブラケット2bは、金属板が溝型に曲げ加工されて、固定プレート部4と垂直プレート部3と水平プレート部5が連結されてなり、枠体6は、下枠6aと上枠6bと、一対の縦枠6cとからなる長方形の枠形状で、下枠6aと上枠6bは、金属板が曲げ加工されて、縦プレート部7と対向プレート部8と内側プレート部9とが連結されてなり、下枠6aは、水平プレート部5に向かって下方に突出するレベル調整ネジ12がねじ込まれてなる構築物の壁面21に固定される扉。【選択図】図1

Description

本発明は、構築物の壁面に設けた収納スペースの開閉扉であって、例えば、建物であれば、マンション等の共用部分の廊下等に設けられる電気、ガス、水道等のメーターボックスやパイプスペース、宅配ボックス、トランクルーム等、建物以外であれば、地下道、トンネル、地下鉄のホーム等を含めた構築物の壁面に設けられる収納スペースとしての開口部を閉塞するために構築物の壁面に固定される扉に関する。
一般的に、マンション等の建物の共用部分の廊下等に、電気、ガス、水道等のメーターボックスやパイプスペースが設けられる。また別途にトランクルームが設けられる場合もある。これらの建物の駆体の開口部には、外観上及び防犯上の理由から扉やパネルが設けられる。従来この扉は、閉じられた状態で枠体の内側に収まり、蝶番を介して開閉自在に枠体と扉が連結される構造で、扉の外縁が枠材に囲まれている。通常、強度及び安全性から金属製の扉と枠体が使用され、外観上の配慮から壁と同色系の色で塗装される。しかしながら、図7に示す従来の扉900は、枠体906が、ドア本体911表面と面一の高さで、ドア本体911の外縁を囲み、ドア本体911の開閉にかかわらず、枠体906を視認でき、しかも目に付き易いことで、デザイン性に制約を与え、高級感を低下させる。近年の高級マンションやタワーマンションはホテルのような豪華な内装を施し、高級感を重視する建物についてはその影響がより大きい。また蝶番915についても、ドア本体911と枠体906の間の隙間(チリ)から突出し視認できることも、デザイン的に好ましくなく、高級感を低下させ、さらに引っ掛かりの原因にもなり得る。また、従来の扉900は、建築現場で作業者が溶接により枠体906を組み、鉄板を加工して作成したドア本体911を蝶番915を介して枠体906に取り付けている場合もあり、取り付けに手間と時間がかかり、熟練程度による溶接技術の差が施工に表れる問題もある。
この欠点を解消するために、溝形部材を建物の駆体の上下に固定した上で、別個に四方枠組みされた枠体を固定して、扉を取り付ける構造の点検扉が開発されている(特許文献1参照)。さらに、この公報には、枠体の上下位置を調整できる機構が記載されている。しかしながら、扉を開閉自在に枠体に連結する構造及び枠体の上下位置の調整機構の構造がともに複雑で、多数の部品を必要とする。この開閉扉は、扉本体の上下面に対して垂直ピンを介して回動自在に連結された平板状の支持プレートを有する取付金具を備えており、この取付金具を介して扉本体を枠体に連結している。取付金具は、金属板の支持プレートを水平姿勢として扉本体から枠体側に突出させており、上下の支持プレートを枠体に連結することにより、扉本体を開閉自在に支持する構造としている。とくに、連結金具は、扉本体から突出する支持プレートを、枠体に設けたスリットに挿入してボルト等で固定することで、枠体に対して位置決めしながら固定する構造としている。この連結構造は、扉本体の材質が金属で、サイズも大きいことから、扉本体の自重によってたわむなど強度上の問題がある。スリットに嵌めてボルトで固定するという取付も容易ではなく、蝶番を隠すため複雑な構造を必要とする問題点もある。
特開2002-155670号公報
本発明は、以上の欠点を解消することを目的に開発されたもので、その目的の一は、枠体を隠して目立たなくすることで、枠体が構築物、例えばマンションの壁面のデザイン性を制約せず、高級感のある外観とし、同時に、簡単な構造で、多数の部品を必要とすることなく、枠体の上下位置が調整可能で、かつ、ドア本体を枠体に開閉自在に連結できる扉を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係る扉によれば、ドア本体と、ドア本体が蝶番を介して開閉自在に連結されてなる枠体と、枠体を構築物の壁面に固定する取付ブラケットとを備えている。取付ブラケットは、枠体の上枠を構築物の壁面に固定する上部取付ブラケットと、枠体の下枠を構築物の壁面に固定する下部取付ブラケットとを有し、上部取付ブラケットと下部取付ブラケットは、金属板が溝型に曲げ加工されて、垂直プレート部の第1の側縁には、構築物の壁面に固定される固定プレート部が連結されて、第2の側縁には水平姿勢に配置される水平プレート部が連結されてなりなる。枠体は、下枠と上枠と、下枠と上枠の両端を連結してなる一対の縦枠とからなる長方形の枠形状で、下枠と上枠は、金属板が曲げ加工されて、垂直プレート部の前面に固定される縦プレート部の第1の側縁には、水平プレート部の内側に対向姿勢に配置される対向プレート部が連結されて、第2の側縁には、ドア本体の内側に配置される内側プレート部が連結されてなり、さらに、下枠は、水平プレート部に向かって下方に突出するレベル調整ネジがねじ込まれてなる。ドア本体は、表面プレートの外周縁に沿って直角に連結されてなり、かつ枠体の外側に配置される外周壁部を有し、レベル調整ネジが下枠から突出して水平プレート部を押圧するレベル調整状態で、蝶番がドア本体の内側を縦枠に開閉自在に連結している。
上記構成により、枠体を構築物の躯体に固定する取付ブラケットがあることで、枠体を直接構築物の駆体に固定する場合に比べ設置が容易である。レベル調整ネジが、下枠が水平プレート部に向かって下方に突出するという極めて簡単な構造であり、このレベル調整ネジにより、枠体を設置する高さの微調整ができ、適切な位置に扉を容易に取り付けできる。ドア本体が、表面プレートの外周縁に沿って直角に連結されてなり、かつ枠体の外側に配置される外周壁部を有し、ドア本体の内側に枠体の大部分が配置されていることで、閉じた状態のドア本体に隠れることで、マンションの壁面のデザイン性を損なうことがなく、高級感を低下させることがない。また蝶番が、ドア本体の内側を縦枠に開閉自在に連結することで、隠し蝶番として機能し、閉じた状態のドア本体に隠れ、マンションの壁面のデザイン性を損なうことがなく、高級感を低下させることがない。
本発明の第2の側面に係る扉によれば、縦プレート部が止ネジを介して垂直プレート部に固定されると共に、縦プレート部に、止ネジの貫通穴が設けられ、かつ貫通穴が上下に方向に伸びる長孔とすることができる。
上記構成により、縦プレート部が止ネジを介して垂直プレート部に固定でき、上枠が上部取付ブラケットを介して構築物の壁面に、下枠が下部取付ブラケットを介して構築物の壁面に固定されることで、枠体全体を構築物の壁面に容易に固定できる。縦プレート部の止ネジの貫通穴が上下に方向に伸びる長孔であることで、レベル調整ネジで枠体の高さが微調整された適切な状態で、枠体が取付ブラケット介して構築物の壁面に容易に固定でき、枠体の取付設置が容易となる。
本発明の第3の側面に係る扉によれば、縦プレート部が、タッピングビスを介して取付ブラケットの垂直プレート部に固定されてなる構成とすることができる。
上記構成により、タッピングビスは下穴を設けておけば、ネジ立てしながらねじ込むことができるため、雌ネジを設ける作業工程を減らすことができ、枠体を取付ブラケットに効率的に固定でき、扉の設置が容易となる。
本発明の第4の側面に係る扉によれば、下枠が複数のレベル調整ネジを有する構成とすることができる。
上記構成により、複数のレベル調整ネジが設けられることで、枠体を設置する高さ及び水平姿勢を簡単に調整できる。また、構築物の躯体の取付表面の状態に合わせた調整も可能となる。
本発明の第5の側面に係る扉によれば、水平プレート部の短手方向の幅が、固定プレート部の短手方向の幅よりも短い構成とすることができる。
上記構成により、取付ブラケットの固定プレート部を、固定ネジで構築物の躯体に固定する際に、水平プレート部の短手方向の幅が死角にならず、取付ブラケットを構築物の躯体に容易に固定できる。また、固定プレート部の短手方向の幅が水平プレート部の短手方向の幅よりも長いことで、固定プレート部が構築物の駆体に接面する面積が大きくなり、下部取付ブラケット及び上部取付ブラケットを構築物の駆体に安定的に固定できる。
本発明の第6の側面に係る扉によれば、蝶番が、縦枠側に縦枠側軸挿入筒部と、ドア本体側にドア側軸挿入筒部と、軸ピンとを有し、軸ピンを縦枠側軸挿入筒部とドア側軸挿入筒部に挿通することで、ドア本体が縦枠に開閉自在に連結される構成とすることができる。
上記構成により、複雑な構造の隠し蝶番を使用する必要がなく、部品点数が少なく、簡単な構造でドア本体を枠材に開閉自在に連結できる。ドア本体の枠体への取付設置が容易で、かつ、ドア本体を吊り込んで連結するための十分な強度を確保できる。また、軸ピンを抜くだけで簡単にドア本体を枠体から取り外すことができることから、ドア本体と枠体が連結され組み込まれた状態で出荷運搬搬入が容易であり、現場での取り外し及び取り付け設置が容易にできる。
本発明の第7の側面に係る扉によれば、下部取付ブラケットの固定プレート部が、構築物の床面に固定される平面プレート部である構成とすることができる。
上記構成により、構築物の床面上に下部取付ブラケットの固定プレート部を直接設置できる。収納スペースの下端部を床面まで下げることで、収納スペースにできる範囲が広がり、構築物の壁面を有効活用できる。また、床面との段差を小さくでき、収納スペースに出入りする場合につまずき防止に寄与できる。
本発明の第8の側面に係る扉によれば、上部取付ブラケットの固定プレート部が、構築物の天井に固定される平面プレート部である構成とすることができる。
上記構成により、構築物の天井下に上部取付ブラケットの固定プレート部を直接設置できる。収納スペースの上端部を天井まで上げることで、収納スペースにできる範囲が広がり、構築物の壁面を有効活用できる。
本発明の第9の側面に係る扉によれば、ドア本体と、ドア本体に近接する構築物の壁面との間隔が3mm~15mmである構成とすることができる。
上記構成により、ドア本体が閉じられた状態で、枠体の立ち上がりが見えないことに加え、ドア本体の外周縁とこれに近接する構築物の壁面との間に所定の隙間を設けることで、デザイン性と高級感を保つことができる。物と物が接していると僅かな隙間が目立つが、物と隙間を設けると隙間の僅かな差は目立ちにくい目透かし工法的な作用が働く。また機能的にも、一方のドアの開閉を他方のドアが妨げることがなく、ドア本体の開閉時に手を容易に掛けることができる。
本発明の第10の側面に係る扉によれば、複数のドア本体と、ドア本体が連結される複数の枠体が互いに隣接して配置され、隣接する縦枠同士が連結ボルトにより連結することができる。
上記構成により、複数のドア本体を隣接して設ける場合、まず、各々の枠体の上枠及び下枠が取付ブラケットを介して構築物の駆体に固定され、さらに連結ボルトで隣接する縦枠同士を連結することで、枠体全体の強度を向上でき、構築物の駆体により安定的に固定できる。隣接する縦枠を基準にできることから、各々の枠体の高さ及び水平の調整が容易となり、枠体の取り付けが容易となる。
図1は、実施形態1に係る扉を示す概略分解斜視図である。 図2は、図1に示す扉の正面図である。 図3は、図2に示す扉のIII-III線における垂直横断面図である。 図4は、図2に示す扉のIV-IV線における水平横断面図である。 図5A、Bは、実施形態2に係る扉の例を示す図である。 図6A、Bは、実施形態3に係る扉の例を示す図である。 図7は、比較例に係る扉を示す概略図である。
以下、本発明に係る実施形態及び実施例を、図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態及び実施例は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに限定されるものでない。また各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略する。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。さらに、本発明に係る実施形態及び実施例を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。さらに、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」および、それらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。なお、本明細書において「備える」とは、別部材として備えるもの、一体の部材として構成するものの何れをも含む意味で使用する。
本発明の壁面に固定される扉は、壁面の開口部において収納スペースの開閉扉として使用されるものであって、主にマンション等の建物の共用部分の廊下等に設けられる電気、ガス、水道等のメーターボックスやパイプスペース、宅配ボックス、トランクルーム等に使用される。さらに、本発明の壁面に固定される扉の設置場所は、建物の壁面に限定されず、地下道、トンネル、地下鉄のホームなどに構築物の壁面等に使用することもできる。したがって、本明細書において、構築物とは、主にマンション等の建物を示すが、地下道、トンネル、地下鉄のホーム等を含む広い意味で使用する。
構築物の壁面に固定される扉は、構築物の壁面に収納スペースのための開口部が設けられ、収納スペースの開閉扉として使用される。例えば、マンションの廊下等に電気、ガス、水道等のメーターボックスやパイプスペース等のための開口部が構築物の躯体に設けられ、またマンション等のエントランスホール等別途に宅配ボックス、トランクルーム等が設けられることもある。このような場合に、外観上及び防犯上の理由から、開口部(収納スペース)の開閉扉として構築物の壁面に固定される扉が設けられる。また、外観上、防犯上及び機能的な理由からパネル兼扉が設けられることもある。
[実施形態1]
図1~図4に、本発明の実施形態1に係る扉100を示す。これらの図において、図1は実施形態1に係る扉100を示す分解斜視図、図2は図1に示す扉100の正面図、図3は図2に示す扉100のIII-III線における垂直横断面図、図4は図2に示す扉100のIV-IV線における水平横断面図を、それぞれ示している。
(扉100)
これらの図に示す扉100は、ドア本体11と、ドア本体11が蝶番15を介して開閉自在に連結されてなる枠体6と、枠体6を構築物の躯体20に固定する取付ブラケット2とを備えている。
(ドア本体11)
図2は実施形態1に係る扉100の正面図である。ただし、図2において、ドア本体11は点線で表している。ドア本体11は、表面プレート11aと、表面プレート11aの外周縁に沿って直角に連結されてなる外周壁部10bを有している。表面プレート11aは、表面(廊下等の側)に塗装が施されたり、化粧板やシート等を貼る等の様々な表面加工により、構築物の壁面21と色合いの調和を図ることができる。
ドア本体11は、長方形状の金属板の四隅部を切除すると共に、表面プレート11aの4辺の外周縁部を直角に折曲加工して外周壁部11bが設けられる。表面プレート11aに対して直角に折曲加工される外周壁部11bは、補強リブとしてドア本体11全体を補強できる。さらに、ドア本体11は、互いに隣接する外周壁部11b同士を境界部分で溶接することで強固に補強できる。ドア本体11の表面プレート11aは、構築物の壁面21に設けた開口部23を閉塞できるように、上下左右の寸法が決定される。表面プレート11aの外形は、開口部23の内形にほぼ等しくし、正確にはわずかに小さくすることで、スムーズに開閉しながら、閉塞された状態では、表面プレート11aの4辺の外周縁と開口部23の境界縁23aとの間に形成される隙間(チリ)を小さくできる。外周壁部11bの高さは、例えば、2cm~10cmであって、好ましくは、3cm~8cm、より好ましくは、3cm~5cmとする。外周壁部11bは、表面プレート11aの大きさと厚さを考慮して最適な高さに調整される。
図2の正面図に点線で示される表面プレート11aの外周縁が、後述する枠体6の立ち上がり部10aで囲まれた長方形の枠形状の立ち上がりより一回り大きいサイズとなる。表面プレート11a及び外周壁部10bで囲まれたドア本体11の内側に、後述する上枠6bの内側プレート部9、下枠6aの内側プレート部9、立ち上がり部10aが配置されることで、これらが閉じられた状態のドア本体11に隠れる構造となる。
ドア本体11は、蝶番15を介して、枠体6のうち縦枠6cに開閉自在に連結される。図4に示す扉100は、ドア本体11の内側に蝶番15を配置している。このように、蝶番15が、ドア本体11の内側に配置されることで、閉じられた状態のドア本体11に蝶番15も隠れる構造となる。ドア本体11は、片側に設けられる蝶番15の軸ピン15cを軸に一方向に開閉できる開き戸(片開き)となる。図4において、蝶番15はドア本体11の右側に設けられ、ドア本体11の左側が開閉端となって開閉される。枠体6は、詳細には後述するが、レベル調整ネジ12を介して取付ブラケット2に位置決めしながら固定されるレベル調整状態で、ドア本体11は、蝶番15を介して縦枠6cに開閉自在に連結される。
ドア本体11の表面プレート11aの外周縁と、ドア本体11の表面プレート11aの外周縁に近接する開口部23の境界縁23aとの間隔は、例えば、3mm~1.5cm、好ましくは5mm~1cmとする。表面プレート11aの外周縁と近接する開口部23の境界縁23aとの隙間を小さくすることで、取付ブラケット2及び枠体6を隠してほぼ見えない状態にできる。表面プレート11aの外周縁と構築物の壁面21との隙間から奥に取付ブラケット2及び枠体6の一部が僅かに見える程度であり、外観上、ドア本体11の表面プレート11aからなるフラットな印象の扉を提供できる。表面プレート11aの高さを構築物の壁面21と同一にすることで、例えば廊下に面する連続点検口の収まりの場合、扉100(ドア本体11)を構築物の壁面21に見立てることができる。ドア本体11の表面プレート11aの外周縁と、これに近接する開口部23の境界縁23aとの間に所定の隙間を設けることで、デザイン性と高級感を保つことができる。接する構造の場合、僅かな隙間が目立つのに対し、所定の隙間を設けた場合、隙間の差は目立ちにくい目透かし工法的な作用も働く。
以下図示しないが、ドア本体11は、表面プレート11aの一方の側縁部であって、蝶番15を設けた側と反対側の表側面に、ハンドル、ドアノブ等の取手や、開閉スイッチ、ボタンなどを設けることができる。また、ドア本体11は、ドア本体11の内側にドアの掛け金のラッチを設けることができる。縦枠6c側にラッチを設けることもできる。収納式の取手、ハンドルと一体型になった錠前を設けることもできる。顔認証、指紋認証など認証式錠前や、携帯端末などで解錠操作できる錠前など現在開発されている物のほか、今後開発される物も含めて、錠前及び取手、開閉スイッチとして使用できる。錠前及び取手、開閉スイッチは、ドア本体11の表面プレート11aとほぼ平面状になるもの、凹凸を生じないものが、デザイン上好ましい。
(枠体6)
枠体6は、下枠6aと、上枠6bと、下枠6aと上枠6bの両端を連結してなる一対の縦枠6cとからなる長方形の枠形状である。図3は、図2に示す扉100のIII-III線における垂直横断面図である。図3の拡大図に示す下枠6aと上枠6bは、金属板が曲げ加工されて、取付ブラケット2の垂直プレート部3の前面に固定される縦プレート部7の第1の側縁7aには、水平プレート部5の内側に対向姿勢に配置される対向プレート部8が連結されて、第2の側縁7bには、ドア本体11の内側に配置される内側プレート部9が連結される。上部取付ブラケット2a及び下部取付ブラケット2bの各々の垂直プレート部3に、それぞれ下枠6a及び上枠6bの縦プレート部7が対向姿勢で配置され、下部取付ブラケット2bの水平プレート部5の上に下枠6aの対向プレート部8対向姿勢に配置されることで、枠体6を容易に取り付けできる。
縦枠6cは、下枠6aと上枠6bの両端を連結してなる一対の上下方向に伸びる枠体6である。図3、図4に示す縦枠6cは、金属板が曲げ加工され、ドア本体11側から立ち上がり部10aと、縦枠溝型部10bが連結されてなる。立ち上がり部10aは、上枠6b及び下枠6aの内側プレート部9の両端を連結してなる一対の縦枠6cのうち縦プレート部7の面からドア本体11側に立ち上がっている部分である。縦枠溝型部10bは、縦プレート部7から立ち上がり部10aとは反対側に、金属板が溝型に曲げ加工されてなる部分である。図4に示す縦枠溝型部10bは、縦枠固定プレート部19aの第1の側縁19dには、立ち上がり部10aと連結される縦枠ベースプレート部19bが連結され、第2の側縁19eには、縦枠折り曲げプレート部19cが連結される。縦枠溝型部10bの底部である縦枠固定プレート部19aを、構築物の鉄骨22、構築物の壁面21など構築物の躯体20に材質に合わせた止ネジ18で固定できる。枠体6が、金属板が曲げ加工された下枠6a、上枠6b及び一対の縦枠6cからなる長方形の枠形状であり、縦枠6cも金属板が曲げ加工された立ち上がり部10aと縦枠溝型部10bからなることで、金属板の厚みと質量を抑えつつ、蝶番15を介して吊り込んで開閉自在に連結されるドア本体11を支持するための十分な強度を確保できる。
図2の正面図に点線で示される表面プレート11aの外周縁が、枠体6のうち上枠6bの内側プレート部9と、下枠6aの内側プレート部9と、上枠6b及び下枠6aの内側プレート部9の両端を連結してなる一対の縦枠6cのうち縦プレート部7からドア本体11側に立ち上がっている立ち上がり部10aとで囲まれた長方形の枠形状の立ち上がりより一回り大きいサイズとなる。さらに、表面プレート11a及び外周壁部10bで囲まれたドア本体11の内側に、上枠6bの内側プレート部9、下枠6aの内側プレート部9、立ち上がり部10aが配置されることで、これらが閉じられた状態のドア本体11に隠れる構造となる。表面プレート11aの外周縁と近接する開口部23の境界縁23aとの隙間を小さくすることで、取付ブラケット2及び枠体6をドア本体11に隠してほぼ見えない状態にできる。
図2、図3に示すように、上枠6bの内側プレート部9と、下枠6aの内側プレート部9と、縦枠6cの立ち上がり部10aとで囲まれた長方形の枠形状の立ち上がりの先端に、長方形の枠形状の外側方向に、ドア本体11の受け部分として、折り返し部9a、10cを設けることができる。この折り返し部9a、10cは、閉じられた状態のドア本体11と接する部分にパッキンなどを貼り付けることで水切りとして防水構造にできる。図4は、図2に示す扉のIV-IV線における水平横断面図である。例えば、図4において右側の縦枠6cの立ち上がり部10aの立ち上がりの先端に長方形の枠形状の外側方向(図4上の拡大図において左側)に折り返し部10cを設けた場合、水平横断面を上から見ると、縦枠6cは、上から縦枠折り曲げプレート部19c、縦枠固定プレート部19a、縦枠ベースプレート部19bが、略S字状に連結する。図示しないが、折り返しを長方形の枠形状の内側方向に設けることもできる。ドア本体11と折り返し部9a、10cに接触する部分には、緩衝材等を設け、金属同士が直接接触しないようにできる。
図3の拡大図に示すように、縦プレート部7が、止ネジ13を介して取付ブラケット2の垂直プレート部3に固定される。図2で示すように、縦プレート部7が、止ネジ13の貫通穴14を有し、かつ貫通穴14が上下に方向に伸びる長孔14aとすることができる。縦プレート部7を、タッピングビス13aを介して取付ブラケット2の垂直プレート部3に固定することができる。タッピングビス13aは、タッピングビス13aは下穴を設けておけば、ネジ立てしながらねじ込むことができるため、雌ネジを設ける作業工程を減らすことができ、枠体6を取付ブラケット2に容易かつ効率的に固定できる。また、下穴を設けることなく、直接タッピングビス13aで枠体6を取付ブラケット2に固定することもできる。
扉100の取り付けは、まず上部取付ブラケット2a及び下部取付ブラケット2bを構築物の壁面21の開口部23に固定した上で、下部取付ブラケット2bに下枠6aを合わせて枠体6を嵌め込み、上枠6bの縦プレート部7が、止ネジ13を介して上部取付ブラケット2aの垂直プレート部3に固定され、下枠6aの縦プレート部7が、止ネジ13を介して下部取付ブラケット2bの垂直プレート部3に固定される。縦プレート部7が、止ネジ13の貫通穴14を長孔14aを有することで、まず転倒防止用に、枠体6を取付ブラケット2に一旦仮止めした上で、レベル調整ネジ12によって、枠体6の高さ及び水平姿勢を微調整した後に、枠体6全体を適切な位置に容易に固定でき、枠体6の取り付けが容易となる。
図4に示す後述する縦枠側軸挿入筒部15aは、縦枠6cの片側(図4下の拡大図では右側)の立ち上がり部10aの外側(図4下の拡大図では右側)に配置される。枠体6は、両側の縦枠6cの立ち上がり部10aの外側に、いずれの側にも縦枠側軸挿入筒部15aが設けられる幅と高さを確保することで、いずれの側にも縦枠側軸挿入筒部15aを設けることができる。枠体6は、縦枠側軸挿入筒部15aを設ける側をいずれか一方に特定し、左右の幅及び形状を異なるものにすることもできる。この場合でも、蝶番15の位置が、縦枠6cの長手方向の中点を通る中央線に対して線対称に配置されることで、枠体6を180度回転させることで、左側又は右側に蝶番15を配置できる。
(レベル調整ネジ12)
下枠6aは、図3下の拡大図で示す下部取付ブラケット2bを押圧するレベル調整ネジ12が設けられる。レベル調整ネジ12は、上方から、下枠6aの対向プレート8を突き抜けてねじ込まれ、下部取付ブラケット2bの水平プレート部5を押圧することで、枠体6を所定の高さに容易に微調整できる。また下枠6aの長手方向(左右方向)に、複数のレベル調整ネジ12を設けて、各々を調整することで、枠体6の水平姿勢を容易に微調整できる。下部取付ブラケット2bの固定プレート部4が取り付けられる構築物の駆体20の取り付け表面の状態によっては、凹凸、傾斜、欠け等で平坦ない等がある。部分的に平坦でない場合もあり、複数のレベル調整ネジ12が設けられることで、取り付け場所、表面の状態に合わせて、枠体6を設置する高さ及び水平姿勢の細かい調整が容易にできる。レベル調整ネジ12が水平プレート部5を押圧して枠体6の高さ、水平姿勢のいずれか又は双方が微調整されたレベル調整状態で、蝶番15を介して、ドア本体11が縦枠6cに開閉自在に連結される。
(蝶番15)
図1、図2に示す蝶番15は、縦枠6c側に配置される縦枠側軸挿入筒部15aと、ドア本体11の内側に配置されるドア側軸挿入筒部15bと、縦枠側軸挿入筒部15aとドア側軸挿入筒部15bを同軸に連結する軸ピン15cとを有する。図1に示すように、軸ピン15cを、縦枠側軸挿入筒部15aとドア側軸挿入筒部15bに挿通することで、ドア本体11を蝶番15で支持した状態、つまりドア本体11を吊り込んで開閉自在に縦枠6cに簡単に連結できる。
図1、図2に示す縦枠側軸挿入筒部15aは、軸挿入筒部16aと、軸支持部16bを有する。ドア側軸挿入筒部15bは、軸挿入筒部16cのみを有する。いずれの軸挿入筒部16a、16cも軸ピン15cを挿通する筒状に形成される。図1、図2に示すように、縦枠側軸挿入筒部15aが上下2つの軸挿入筒部16aを有し、その間にドア側軸挿入筒部15bの軸挿入筒部16cが挟まれて、軸ピン15cを挿通することで、安定してドア本体11を吊り込んで開閉自在に縦枠6cに連結できる。この構造は、ドア本体11を吊り込んで開閉自在に連結するに十分な強度を確保でき、例えば、蝶番が扉本体の上下に設置され、取付金具である金属板の平板を水平状にして扉本体を支える構造(特許文献1参照)のような自重の重みによるたわみ強度上の問題が生ずるおそれがない。3つの軸挿入筒部16a、16cに軸ピン15cが挿通されることで、軸ピン15cがズレることがなく、安定的にドア本体11を開閉自在に縦枠6cに連結できる。
図4に示す縦枠側軸挿入筒部15aは、金属板が曲げ加工された軸支持部16bを有する。軸支持部16bを設けることで、回動の中心となる軸挿入筒部16aの中心を縦枠6cの立ち上がり部10aから離した位置に配置でき、ドア本体11の外周壁部11bが縦枠6cの立ち上がり部10aに当たることなく、ドア本体11を開閉できる。図示しないが、軸挿入筒部16a、16cの形状に合わせて、ドア本体11の蝶番15側の角、つまりドア本体11の蝶番15側の表面プレート11aと外周壁部11bの連結部分であるコーナー部を面取りして湾曲面とすることで、蝶番15側のドア本体11と隣の構築物の壁面21との間隔を狭くできる。ドア本体11が、軸ピン15cを中心に軸回動されて、隅角の回転軌道が近接する構築物の壁面21と干渉しないからである。
縦枠側軸挿入筒部15aの軸支持部16bは、ネジ止め又は溶接により、縦枠6cの立ち上がり部10aの外側に連結固定できる。軸支持部16bを立ち上がり部10aにネジ止めで固定する場合、立ち上がり部10aの内側から外側方向にネジを通すことで、立ち上がり部10aの内側に引っかかりの心配がなく、また立ち上がり部10aの外側もネジ先端が突出したとしても、軸支持部16b及びドア本体11によって覆われるため引っかかりの心配がない。ドア側軸挿入筒部15bの軸挿入筒部16cは、溶接によりドア本体11の内側で、表面プレート11aと外周壁部11bの連結部分に連結固定することが好ましい。
蝶番15は、複数設けられることが好ましく、上下に2つ又は上中下に3つ設けられることがさらに好ましい。蝶番15の数に合わせて、縦枠側軸挿入筒部15a及びドア側軸挿入筒部15bが設けられる。例えば、蝶番15を2つ設ける場合、ドア側軸挿入筒部15bについては、ドア本体11の長手方向の中点を通る中央線に対して、上側のドア側軸挿入筒部15bと下側のドア側軸挿入筒部15bが線対称の位置に配置されることで、ドア本体11を180度回転させることで、ドア本体11が左側又は右側のいずれに開閉する場合でも、対応でき、部品の共通化を図ることもできる。蝶番15を3つ設ける場合でも、上側のドア側軸挿入筒部15bと真ん中のドア側軸挿入筒部15bと下側のドア側軸挿入筒部15bが、上記線対称の位置に配置されることで、同様にできる。縦枠側軸挿入筒部15aについても同様である。
図4に示すように蝶番15をドア本体11の内側に配置することで、複雑な構造の隠し蝶番を使用する必要がなく、部品点数が少なく、簡単な構造でドア本体11を枠材6に開閉自在に連結でき、しかも十分な強度を確保できる。
軸ピン15cを、縦枠側軸挿入筒部15aとドア側軸挿入筒部15bに挿通することで、ドア本体11を開閉自在に枠体6に簡単に連結できると共に、軸ピン15cを抜くだけで、極めて容易にドア本体11を枠体6から取り外すこともできる。この取り付け及び取り外しが極めて簡単なメリットを活かして、工場出荷時からドア本体11と枠体6を組み上げた状態で出荷、現場搬入できる。まとめて運搬でき、サイズも小さく便利である。次に、工場で組み上げた状態で出荷できることで、現場で溶接して組み上げるよりも、精度の高い製品を提供できる。さらに、一旦工場で組み上げられることで、各部品の誤差と組み上げられた状態の製品を実際に確認でき、不足部品、連結噛み合いの不具合など不良品の確認ができることで、より精度の高い製品を提供できる。さらに、組み上げた状態で現場搬入し、現場において、一旦ドア本体11を取り外し、枠体6を取付ブラケット2を介して構築物の駆体20に固定し、ドア本体11を取り付けるという作業工程が、容易に短時間で効率的に行えることで、省力化、低コスト化を実現できる。
(取付ブラケット2)
図3は、図2に示す扉のIII-III線における垂直横断面図である。図3に示す取付ブラケット2は、上部取付ブラケット2aと下部取付ブラケット2bを有する。上部取付ブラケット2aは、金属板が溝型に曲げ加工され、上から固定プレート部4、垂直プレート部3、水平プレート部5が連結されてなる。垂直プレート部3の第1の側縁3aには、構築物の躯体20に固定される固定プレート部4が連結され、第2の側縁3bには水平姿勢に配置される水平プレート部5が連結される。上部取付ブラケット2aを介して、枠体6の上枠6bが構築物の躯体20に固定される。同様に、下部取付ブラケット2bは、金属板が溝型に曲げ加工され、下から固定プレート部4、垂直プレート部3、水平プレート部5が連結されてなる。垂直プレート部3の第1の側縁3aには、構築物の躯体20に固定される固定プレート部4が連結され、第2の側縁3bには水平姿勢に配置される水平プレート部5が連結される。下部取付ブラケット2bを介して、枠体6の下枠6aが構築物の躯体20に固定される。
構築物の躯体20である建物の廊下等に設けられた開口部23の上部に、上部取付ブラケット2aの固定プレート部4が固定ネジ4bで固定される。下部取付ブラケット2bも同様に、開口部23の下部に固定ネジ4bで固定される。固定ネジ4bは、鉄骨やコンクリートなど固定先の材質に適合するものを使用し、例えばコンクリートの場合はアンカーボルトなどを使用できる。タッピングビスを使用することで、下穴を設けておけば、ネジ立てしながらねじ込むことができるため、雌ネジを設ける作業工程を減らすことができ、取付ブラケット2の固定設置が容易になる。複数の固定ネジ4bで固定することが好ましい。
図3の拡大図に示すように金属板が溝型に曲げ加工された上部取付ブラケット2aの底部、つまり垂直プレート部3が廊下側(ドア本体11側)に配置されることで、廊下側から固定プレート部4を構築物の躯体20に固定する固定ネジ4bが見えることがない。また、上部取付ブラケット2aの垂直プレート部3に止ネジ13を介して、縦プレート部7を固定でき、しかも止めネジ13は、ドア本体11に隠れるため廊下側から見えることがない。図3に示すように、上枠6bの縦プレート部7側から止ネジ13を固定することで、垂直プレート部3から突出した止めネジ13のねじ先端部が、廊下側から見えることがなく、引っ掛かる心配もない。また、枠体6及びドア本体11の取り付けの際も、縦プレート部7側から止ネジ13を固定する方が便利である。下部取付ブラケット2bも同様に、金属板が溝型に曲げ加工され、底部である垂直プレート部3が廊下側(ドア本体11側)に配置されることで、同様のことを言い得る。
図3の拡大図に示すように、取付ブラケット2は、水平プレート部5の短手方向の幅を、固定プレート部4の短手方向の幅よりも短くできる。水平プレート部5の短手方向の幅を短くすることで、取付ブラケット2の固定プレート部4を、固定ネジ4bで構築物の躯体20に固定する際に、水平プレート部5の短手方向の幅が死角にならず、邪魔にならないことで、取付ブラケット2を構築物の躯体20に容易に固定できる。また逆に、固定プレート部4の短手方向の幅が水平プレート部5の短手方向の幅よりも長いことで、固定プレート部4が構築物の駆体20に接面する面積が大きくなり、下部取付ブラケット2b及び上部取付ブラケット2aを構築物の駆体20に安定的に固定できる。さらに、水平プレート部5の短手方向の幅が、固定プレート部4の短手方向の幅よりも短いことで、水平プレート部5の短手方向の幅に合わせて対向プレート部8の形状を下向きの凹形状にできる。対向プレート部8の凹形状を水平プレート部5に合わせるように嵌め込むことで、下枠6aを下部取付ブラケット2bに容易に取り付けできる。他方で、上枠6bが上部取付ブラケット2aに接触し連結されるのは、縦プレート部7と対向姿勢に配置された垂直プレート部3であり、水平プレート部5の短手方向の幅が、固定プレート部4の短手方向の幅よりも短いことは、上枠6bを上部取付ブラケット2aに取り付けにおいて特に問題とならない。
上部取付ブラケット2aと下部取付ブラケット2bを共通の部材にできる。また別部材を使用することもできる。例えば、水平プレート部5の短手方向の幅が、固定プレート部4の短手方向の幅よりも短いものを、下部取付ブラケット2bにのみ使用することもできる。
図3下の拡大図に示すように、下部取付ブラケット2bの水平プレート部5は、垂直プレート部3の第2の側縁3b側に垂直プレート部3が連結され、その反対側に折り返し部5aを設けることもできる。折り返し部5aを設けることで、下部取付ブラケット2bの強度が増し、枠体6及びドア本体11を安定的に支持できる。また、水平プレート部5の短手方向の幅が、固定プレート部4の短手方向の幅よりも短く、水平プレート部5の短手方向の幅に合わせて対向プレート部8の形状を凹形状にする場合に、折り返し部5aを設けることで、対向プレート部8の下向きの凹形状に合うように、下部取付ブラケット2bの凸形状で支えることができる。また、図3に示す短い折り返し部5aは、下部取付ブラケット2bの垂直プレート部3に止ネジ13で固定する際に邪魔になることがなく、止めネジ13で固定する部分を背後から確認できる。また、下部取付ブラケット2bの固定プレート部4を固定ネジ4bで構築物の躯体20に固定する際にも邪魔にならない。
図示しないが、折り返し部5aをさらに延長し、固定プレート部4に接触するまで伸ばすこともできる。折り返し部5aが固定プレート部4に接触することで、折り曲げ部5aが下支えした状態で、枠体6及びドア本体11を安定的に支持できる。折り返し部5aが固定プレート部4に接触後に、さらに固定プレート部4に沿って、垂直プレート部3側または反対側に折り返しを設けることもできる。反対側に折り返しを設ける場合は、その折り返しを固定プレート部4と共に固定ネジ4bで構築物の躯体20に固定することもできる。
下部取付ブラケット2bの固定プレート部4が、構築物、例えばマンションの床面に固定される平面プレート部4aとすることができる。また、上部取付ブラケット2aの固定プレート部4も、構築物、例えばマンションの天井に固定される平面プレート部4aとすることができる。この構造により、マンションの床面上に下部取付ブラケット2bの固定プレート部4を直接設置でき、また、マンションの天井下に上部取付ブラケット2aの固定プレート部4を直接設置できることで、収納スペースにできる範囲が広がり、構築物の壁面21を有効活用できる。また、床面上に下部取付ブラケット2bの固定プレート部4を設置することで、床面との段差を小さくでき、収納スペースに出入りする際につまずき防止に寄与できる。
扉100場合の取付方法は、以下の通りである。
(1)まず、上部取付ブラケット2a及び下部取付ブラケット2bを構築物の開口部23の上下に取り付ける。
(2)ドア本体11と枠体6が組み込まれた状態で現場搬入されるため、一旦ドア本体11を枠体6から取り外す。蝶番15の軸ピン15cを抜くだけで、簡単に取り外すことができる。
(3)枠体6の下枠6aを下部取付ブラケット2bに載せ、左右の位置決めをしてから、枠体6の転倒防止用に、上枠6bの縦プレート部7を止ネジ13を介して上部取付ブラケット2aの垂直プレート部3に仮止めする。そして下枠6aの縦プレート部7を止ネジ13を介して下部取付ブラケット2bの垂直プレート部3に仮止めすることで、枠体6全体を仮止めする。
(4)レベル調整ネジ12により枠体6の高さ及び水平姿勢を微調整した後に、上枠6bの縦プレート部7を止ネジ13を介して上部取付ブラケット2aの垂直プレート部3に固定し、下枠6aの縦プレート部7を止ネジ13を介して下部取付ブラケット2bの垂直プレート部3に固定することで、上枠6bを上部取付ブラケット2aに、下枠6aを下部取付ブラケット2bに固定することで、枠体6全体を取付ブラケット2に固定する。
(5)レベル調整ネジ12により枠体6の高さ及び水平姿勢を微調整されたレベル調整状態で、蝶番15を介して、ドア本体11を枠体6に連結する。縦枠側軸挿入筒部15aとドア側軸挿入筒部15bの軸挿入筒部16a、16cを合わせて、軸ピン15cを挿通する。これにより、ドア本体11を吊り込んで開閉自在に縦枠6cに連結できる。
[実施形態2、3]
以上の実施形態1に係る扉100では、図1ないし図4に示すようにドア本体11が1枚の場合の例を説明する。本発明は、複数の開閉扉を隣接して設置できる。この例として、図5はドア本体211及び枠体206が2枚の場合を示す実施形態2に係る扉200の例を示し、図5Aは扉200の正面図、図5Bは扉200の水平横断面図と拡大図である。図6はドア本体311及び枠体306が3枚の場合を示す実施形態3に係る扉300の例を示し、図6Aは扉300の正面図、図6Bは扉300の水平横断面図と拡大図である。
構築物の壁面21に設けられる開口部23の間口が広い場合、複数の扉を設けることが必要となる。隣接する2住戸分をまとめて2住戸の間にメーターボックス、パイプスペース等を設置する場合、3住戸以上をまとめて設置する場合、住戸数の多い高層マンション等において、エントランスホール等別途に宅配ボックス、トランクルーム等が設けられる場合等構築物の設計に応じて様々な態様がある。
1枚のドア本体211、311及び1組の枠体206、306を1セットとして、複数並べて設置することで、間口の長さに応じた扉200、300を提供できる。図5のようにドア本体211を2枚、図6のようにドア本体311が3枚、または図示しないがそれ以上の枚数を設置することもできる。ドア本体211の開閉方向は、ドア本体211及び枠体206を1セットとして蝶番215をいずれの側に設置するかにより決めることができる。例えば、図5Bは両開き式(観音開き式)の2枚のドア本体211を示し、図6Bは両開き式と片開き式の組合せを示す。図示しないが、ドア本体211、311が2枚の場合も3枚の場合も、同じ開閉方向の片開き式にすることもできる。同じ開閉方向の片開き式にすることで、隣接するドア本体211、311の表面プレート211a、311aの外周縁同士の間隔を僅かに狭くすることもできる。
(取付ブラケット202、302)
取付ブラケット202、302は、好ましくは、構築物の開口部23の間口サイズ(横幅)と等しい全長を有し、複数の枠体206、306及びドア本体211、311を隣接して連結固定できる長さに合わせる。ドア本体211、311及び枠体206、306を複数並べて設置する場合、枠体206、306を開口部223、323の端から順番に取り付けることが好ましい。同じ取付ブラケット202、302上の固定プレート部上の面及び先に壁側から固定された枠体206、306を基準とすることで、隣接する枠体206、306の高さ及び水平の調整が容易となり、複数セットの取り付け設置が効率的かつ高精度に行える。ただし図示しないが、1セットごとに枠体206、306を固定できる取付ブラケット202、302を使用することもでき、また1セットごとに枠体206、306を固定できる取付ブラケット202、302と、複数セットの枠体206、306を固定できる取付ブラケット202、302を組み合わせることもできる。
(連結ボルト17)
図5B及び図6Bに示す複数のドア本体211、311を隣接して設ける扉200、300は、隣接する縦枠206c、306c同士を連結する連結ボルト17を備える。複数のドア本体211、311を隣接して設ける場合、取付ブラケット202、302を構築物の躯体20に固定した後、まず各々の枠体206、306の上端下端が取付ブラケット202、302を介して構築物の駆体20に固定した上で、連結ボルト217、317により隣接する縦枠206c、306c同士を連結することで、枠体206、306全体の強度を向上できる。隣接する縦枠206c、306c同士を合わせて連結することで、各々の枠体206、306の高さ及び水平の調整が容易になる。
ドア本体211、311の表面プレート211a、311aは、構築物の壁面21に設けた開口部23を閉塞できるように、上下左右の寸法が決定される。表面プレート211a、311aの外形は、開口部23の内形にほぼ等しくし、正確にはわずかに小さくすることで、スムーズに開閉しながら、閉塞された状態では、表面プレート211a、311aの外周縁と開口部23の境界縁23aとの間に形成される隙間を小さくできる。同様に隣接する表面プレート211a、311aの外周縁同士の隙間も所定の僅かな幅にできる。隣接するドア本体211、311の表面プレート211a、311aの外周縁同士の間隔を、例えば3mm~1.5cm、好ましくは5mm~1cmとする。複数のドア本体が隣接して設置される場合、ドア本体び枠体が構築物の壁面のデザイン性や高級感に与える影響は、ドア本体が1枚の場合に比べ遙かに大きくなる。例えば、図9で示す従来例の扉900の場合、枠体906が、各々のドア本体900を一定の幅を持って囲み、常に目視できる状態にあることで、枠体906及びドア本体911の存在が構築物の壁面21上に強く表れるからである。そこで、扉200、300において、ドア本体211、311が閉じられた状態で、枠体206、306の立ち上がりが見えないことに加え、隣接する表面プレート211a、311aの外周縁の間に所定の僅かな隙間を設け、表面プレート211a、311aの外周縁と近接する開口部23の境界縁23aにも所定の僅かな隙間を設けることで、デザイン性と高級感を保つことができる。例えば、隣接するドア本体同士が接する構造の場合、僅かな隙間が目立つのに対し、隣接するドア本体同士の間に所定の隙間を設けた場合、隙間の差は目立ちにくい目透かし工法的な作用も働く。また、所定の隙間があることで、機能的にも、一方のドア本体211、311の開閉を隣接するドア本体211、311が妨げることがなく、開閉時に手を容易にドアに掛けることができる。
図示しないが、ドア本体11が1枚の扉100と同様のメリットを生かせる。例えば、ドア本体211、311の蝶番215、315側の角をコーナー部を面取りして湾曲面とすることで、ドア本体211、311の表面プレート211a、311aの外周縁と近接する開口部23の境界縁23aとの間隔を僅かに狭くできる。隣接するドア本体211、311の表面プレート211a、311aの外周縁同士の間隔も同様である。
複数のドア本体211、311を隣接して設ける扉200、300においても、ドア本体211、311と枠体206、306を組み上げた状態を1セットを単位として組み上げた状態で出荷運搬搬入できることは、サイズも質量も小さく運搬搬入に便利である。またドア本体211、311と枠体206、306の取り付け及び取り外しが容易なことも、扉200、300の取り付けが容易に短時間で効率的に行えることで、省力化、低コスト化に資する。
複数のドア本体211、311を隣接して設置する扉200、300の場合の取付方法は、例えば以下の通りである。
(1)まず、上部取付ブラケット202a、302a及び下部取付ブラケット202b、302bを構築物の開口部23の上下に取り付ける。
(2)ドア本体211、311と枠体206、306を一体で搬入した場合、ドア本体211、311を枠体206、306から取り外す。蝶番215、315の軸ピン215c、315cを抜くだけで、簡単に取り外すことができる。
(3)枠体206、306の取付は、壁際の端からの順番に行う。各々の枠体206、306の上下の取付ブラケット202、302への取付けは実施形態1の場合と同様である。枠体206、306を下部取付ブラケット202b、302bに載せ、左右の位置決めをしてから、枠体206、306の転倒防止用に、上枠206b、306bを上部取付ブラケット202a、302aに仮止めし、下枠206a、306aを下部取付ブラケット202b、302bに仮止めして、枠体206、306全体を仮止めする。枠体206、306の高さ及び水平姿勢を下枠206a、306aのレベル調整ネジ212、312で決めてから、枠体206、306を上下の取付ブラケット202、302に固定する。
(4)次に、隣の枠体206、306を下部取付ブラケット202b、302bに載せ、枠体206、306を上下の取付ブラケット202、302に仮止め、調整、固定し、連結ボルト17により隣接する縦枠206c、306c同士を連結する。先に固定した枠体206、306の縦枠206c、306cの見込み面に連結ボルト17用の穴があり、その穴と合わせることで高さが決まるため、隣の枠体206、306も同様に穴に合わせ高さを決めることができる。
(5)以上のように、ユニット毎に枠体206、306を上下の取付ブラケット202、302に固定した後、最後にドア本体211、311を吊り込んで開閉自在に枠体206、306に連結する。
本発明の扉は、マンション等の共用部分の廊下等に設けられる電気、ガス、水道等のメーターボックスやパイプスペース、宅配ボックス、トランクルーム等マンションの壁面に設けた開口部を閉塞する開閉扉に好適に使用される。
100、200、300、900…扉
2、202、302…取付ブラケット
2a、202a、302a…上部取付ブラケット
2b、202b、302b…下部取付ブラケット
3…垂直プレート部
3a…第1の側縁
3b…第2の側縁
4…固定プレート部
4a…平面プレート部
4b…固定ネジ
5…水平プレート部
5a…折り返し部
6、206、306、906…枠体
6a、206a、306a…下枠
6b、206b、306b…上枠
6c、206c、306c…縦枠
7…縦プレート部
7a…第1の側縁
7b…第2の側縁
8…対向プレート部
9…内側プレート部
9a…折り返し部
10a…立ち上がり部
10b…縦枠溝型部
10c…折り返し部
11、211、311、911…ドア本体
11a、211a、311a…表面プレート
11b…外周壁部
12、212、312…レベル調整ネジ
13…止ネジ
13a…タッピングビス
14…貫通穴
14a…長孔
15、215、315、915…蝶番
15a…縦枠側軸挿入筒部
15b…ドア側軸挿入筒部
15c…軸ピン
16a…軸挿入筒部
16b…軸支持部
16c…軸挿入筒部
17…連結ボルト
18…止ネジ
19a…縦枠固定プレート部
19b…縦枠ベースプレート部
19c…縦枠折り曲げプレート部
19d…第1の側縁
19e…第2の側縁
20…構築物の駆体
21…構築物の壁面
22…構築物の鉄骨
23…開口部
23a…境界縁

Claims (10)

  1. ドア本体と、
    前記ドア本体が蝶番を介して開閉自在に連結されてなる枠体と、
    前記枠体を構築物の壁面に固定する取付ブラケットと、
    を備え、
    前記取付ブラケットは、
    前記枠体の上枠を構築物の壁面に固定する上部取付ブラケットと、
    前記枠体の下枠を構築物の壁面に固定する下部取付ブラケットと、
    を有し、
    前記上部取付ブラケットと前記下部取付ブラケットは、
    金属板が溝型に曲げ加工されて、
    垂直プレート部の第1の側縁には、構築物の壁面に固定される固定プレート部が連結されて、
    第2の側縁には水平姿勢に配置される水平プレート部が連結されてなり、
    前記枠体は、
    前記下枠と前記上枠と、前記下枠と前記上枠の両端を連結してなる一対の縦枠とからなる長方形の枠形状で、
    前記下枠と前記上枠は、金属板が曲げ加工されて、
    前記垂直プレート部の前面に固定される縦プレート部の第1の側縁には、
    前記水平プレート部の内側に対向姿勢に配置される対向プレート部が連結されて、
    第2の側縁には、前記ドア本体の内側に配置される内側プレート部が連結されてなり、
    さらに、前記下枠は、前記水平プレート部に向かって下方に突出するレベル調整ネジがねじ込まれてなり、
    前記ドア本体は、
    表面プレートの外周縁に沿って直角に連結されてなり、かつ前記枠体の外側に配置される外周壁部を有し、
    前記レベル調整ネジが前記下枠から突出して前記水平プレート部を押圧するレベル調整状態で、
    前記蝶番が前記ドア本体の内側を前記縦枠に開閉自在に連結してなることを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  2. 請求項1に記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    前記縦プレート部が止ネジを介して前記垂直プレート部に固定されると共に、
    前記縦プレート部に、前記止ネジの貫通穴が設けられ、かつ前記貫通穴が上下に方向に伸びる長孔であることを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  3. 請求項1または2に記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    前記縦プレート部が、
    タッピングビスを介して前記取付ブラケットの前記垂直プレート部に固定されてなることを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    前記下枠が複数の前記レベル調整ネジを有することを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    前記水平プレート部の短手方向の幅が、前記固定プレート部の短手方向の幅よりも短いことを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    前記蝶番が、前記縦枠側に縦枠側軸挿入筒部と、前記ドア本体側にドア側軸挿入筒部と、軸ピンとを有し、
    前記軸ピンを前記縦枠側軸挿入筒部と前記ドア側軸挿入筒部に挿通することで、前記ドア本体が前記縦枠に開閉自在に連結されることを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    前記下部取付ブラケットの前記固定プレート部が、構築物の床面に固定される平面プレート部であることを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    前記上部取付ブラケットの前記固定プレート部が、構築物の天井に固定される平面プレート部であることを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    前記ドア本体と、前記ドア本体に近接する開口部の境界縁との間隔が、3mm~15mmであることを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載する構築物の壁面に固定される扉であって、
    複数の前記ドア本体と、前記ドア本体が連結される複数の前記枠体が互いに隣接して配置され、
    隣接する前記縦枠同士が連結ボルトにより連結されていることを特徴とする構築物の壁面に固定される扉。
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