JP2022080515A - 制汗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】制汗効果、肌のつっぱり感のなさ、及び乾燥後のサラサラ感に優れ、更に剤の外観が良好である制汗剤組成物を提供すること。【解決手段】(A)ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウム水和物、及びハロゲン化アルミニウム水和物の錯体から選択される少なくとも1種の制汗成分と、(B)カルシウム塩と、を含有し、前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量との質量比[(A)/(B)]が45~200である制汗剤組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、制汗剤組成物に関する。
制汗効果を有することが知られているクロルヒドロキシアルミニウムと共に、特定のアニオン性ポリマーを配合することで、発汗量が増加した場合でも制汗効果の持続性に優れる制汗剤組成物が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この提案の制汗剤組成物は、塗布後に時間が経過すると、汗中の成分によりクロルヒドロキシアルミニウムの活性が低下し、制汗効果が低下するという課題があった。
制汗効果、肌のつっぱり感のなさ、及び乾燥後のサラサラ感に優れ、更に剤の外観が良好である制汗剤組成物は未だ提供されておらず、その速やかな開発が強く望まれているのが現状である。
国際公開第2013/081055号
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、制汗効果、肌のつっぱり感のなさ、及び乾燥後のサラサラ感に優れ、更に剤の外観が良好である制汗剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意検討を行った結果、(A)ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウム水和物、及びハロゲン化アルミニウム水和物の錯体から選択される少なくとも1種の制汗成分と、(B)カルシウム塩と、を含有し、前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量との質量比[(A)/(B)]を45~200とすることにより、制汗効果、肌のつっぱり感のなさ、及び乾燥後のサラサラ感に優れること、更に剤の外観が良好となることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> (A)ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウム水和物、及びハロゲン化アルミニウム水和物の錯体から選択される少なくとも1種の制汗成分と、
(B)カルシウム塩と、
を含有し、
前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量との質量比[(A)/(B)]が45~200であることを特徴とする制汗剤組成物である。
<2> (C)アルキル基の炭素数が1~4のマレイン酸モノアルキル、アルキル基の炭素数が1~8のアルキルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ビニルピロリドン、及びメタクリル酸エチルベタインから選択される少なくとも1種をモノマー単位として含む共重合体又はその塩を更に含有する前記<1>に記載の制汗剤組成物である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、制汗効果、肌のつっぱり感のなさ、及び乾燥後のサラサラ感に優れ、更に剤の外観が良好である制汗剤組成物を提供することができる。
(制汗剤組成物)
本発明の制汗剤組成物は、(A)ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウム水和物、及びハロゲン化アルミニウム水和物の錯体から選択される少なくとも1種の制汗成分と、(B)カルシウム塩と、を含有し、更に、(C)アルキル基の炭素数が1~4のマレイン酸モノアルキル、アルキル基の炭素数が1~8のアルキルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ビニルピロリドン、及びメタクリル酸エチルベタインから選択される少なくとも1種をモノマー単位として含む共重合体又はその塩、(D)エタノールを含有することが好ましく、必要に応じて更にその他の成分を含有する。
<(A)ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウム水和物、及びハロゲン化アルミニウム水和物の錯体から選択される少なくとも1種の制汗成分>
前記(A)成分のハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウム水和物、及びハロゲン化アルミニウム水和物の錯体から選択される少なくとも1種の制汗成分は、主に、制汗効果を付与するために含有される。
前記(A)成分の制汗成分としては、ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウム水和物、及びハロゲン化アルミニウム水和物の錯体から選択される少なくとも1種である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ハロゲン化アルミニウムとしては、例えば、塩化アルミニウムなどが挙げられる。
前記ハロゲン化アルミニウム水和物としては、例えば、クロルヒドロキシアルミニウム、ブロモヒドロキシアルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム/ジルコニウムなどが挙げられる。
前記ハロゲン化アルミニウム水和物の錯体としては、例えば、クロルヒドロキシアルミニウム/プロピレングリコール錯体、クロルヒドロキシアルミニウム/ジルコニウム・グリシン錯体などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、制汗効果に優れる点で、クロルヒドロキシアルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム/プロピレングリコール錯体、クロルヒドロキシアルミニウム/ジルコニウム・グリシン錯体が好ましい。
前記(A)成分の制汗成分は、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。
前記(A)成分の制汗成分の市販品としては、例えば、商品名で、Aluminum(III)Chloride(東京化成工業株式会社製、塩化アルミニウム)、クロルヒドロキシアルミニウム50%水溶液(多木化学株式会社製、クロルヒドロキシアルミニウム)、REHYDROL II(ELEMENTIS社製、クロルヒドロキシアルミニウム/プロピレングリコール錯体)、Reach AZO-956G(ELEMENTIS社製、クロルヒドロキシアルミニウム/ジルコニウム・グリシン錯体)などが挙げられる。
前記(A)成分の制汗成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、制汗効果、剤の外観、及び肌のつっぱり感のなさの点から、前記制汗剤組成物全量に対して、6質量%~15質量%が好ましく、10質量%~15質量%がより好ましい。前記(A)成分の含有量が、6質量%以上であると制汗効果及び剤の外観が良好であり、15質量%以下であると肌のつっぱり感のなさが良好である。
<(B)カルシウム塩>
前記(B)成分のカルシウム塩は、主に、制汗効果を付与するために含有される。
本発明者は、前記(B)成分のカルシウム塩が、汗中の成分と塩を形成し、前記(A)成分の活性低下を防ぐことができ、制汗効果が向上することを見出した。
前記(B)成分のカルシウム塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、非水溶性のカルシウム塩が好ましい。
本明細書において、非水溶性のカルシウム塩とは、25℃における水への溶解度が、1以下であり、0.5以下が好ましく、0.25以下がより好ましい。
ここで、「25℃における水への溶解度」は、水100g中に溶解するカルシウム塩の質量(g)である。
前記(B)成分のカルシウム塩の具体例としては、炭酸カルシウム(25℃における水への溶解度:0.2)、グルタミン酸カルシウム(25℃における水への溶解度:30)、硫酸カルシウム(25℃における水への溶解度:1.5×10-5)、ケイ酸カルシウム(25℃における水への溶解度:1.0×10-4)、リン酸カルシウム(25℃における水への溶解度:2.0×10-3)、酢酸カルシウム(25℃における水への溶解度:40)、安息香酸カルシウム(25℃における水への溶解度:2.7)、グルコン酸カルシウム(25℃における水への溶解度:3.3)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、制汗効果に優れる点で、炭酸カルシウム、硫酸カルシウムが好ましい。
前記(B)成分のカルシウム塩は、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。
前記(B)成分のカルシウム塩の市販品としては、例えば、商品名で、カルファインKS-1000(株式会社カルファイン製、重質炭酸カルシウム)、PC(白石工業株式会社製、軽質炭酸カルシウム)、L-グルタミン酸カルシウム(協和発酵バイオ株式会社製)、硫酸カルシウム(食品添加物)(純正化学株式会社製)などが挙げられる。
前記(B)成分のカルシウム塩の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、制汗効果及び剤の外観の点から、前記制汗剤組成物全量に対して、0.05質量%~0.25質量%が好ましく、0.1質量%~0.2質量%がより好ましい。前記(B)成分の含有量が、0.05質量%以上であると制汗効果及び乾燥後のサラサラ感が良好であり、0.25質量%以下であると剤の外観が良好である。
<質量比[(A)/(B)]>
前記(A)成分の含有量(質量%)と前記(B)成分の含有量(質量%)との質量比[(A)/(B)]は、制汗効果、剤の外観、及び乾燥後のサラサラ感の点から、45~200であり、55~200が好ましく、60~200がより好ましく、80~100が特に好ましい。前記質量比[(A)/(B)]が、45未満であると、剤の外観が悪くなり、200を超えると、制汗効果及び乾燥後のサラサラ感が不十分となる。一方、前記質量比[(A)/(B)]が45~200であると、制汗効果、剤の外観、及び乾燥後のサラサラ感が良好となる点で有利である。
<(C)アルキル基の炭素数が1~4のマレイン酸モノアルキル、アルキル基の炭素数が1~8のアルキルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ビニルピロリドン、及びメタクリル酸エチルベタインから選択される少なくとも1種をモノマー単位として含む共重合体又はその塩>
前記(C)成分のアルキル基の炭素数が1~4のマレイン酸モノアルキル、アルキル基の炭素数が1~8のアルキルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ビニルピロリドン、及びメタクリル酸エチルベタインから選択される少なくとも1種をモノマー単位として含む共重合体又はその塩は、主に、制汗効果及び肌のつっぱり感のなさを付与するために含有される。
前記炭素数が1~4のマレイン酸モノアルキルをモノマー単位として含む共重合体又はその塩としては、例えば、(ビニルメチルエーテル/マレイン酸エチル)コポリマー又はその塩、(ビニルメチルエーテル/マレイン酸ブチル)コポリマー又はその塩などが挙げられる。
前記アルキル基の炭素数が1~8のアルキルアクリルアミドをモノマー単位として含む共重合体又はその塩としては、例えば、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマー又はその塩などが挙げられる。なお、前記「C」は、アルキル基の炭素数を表す。
前記ジアセトンアクリルアミドをモノマー単位として含む共重合体又はその塩としては、例えば、(アクリレーツ/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー又はその塩などが挙げられる。
前記ビニルピロリドンをモノマー単位として含む共重合体又はその塩としては、例えば、(ビニルピロリドン/酢酸ビニル)コポリマー又はその塩などが挙げられる。
前記メタクリル酸エチルベタインをモノマー単位として含む共重合体又はその塩としては、例えば、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー又はその塩などが挙げられる。
前記(C)成分の共重合体又はその塩は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、制汗効果、及び肌のつっぱり感のなさに優れる点で、(ビニルメチルエーテル/マレイン酸エチル)コポリマー又はその塩、(ビニルメチルエーテル/マレイン酸ブチル)コポリマー又はその塩、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマー又はその塩、(アクリレーツ/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー又はその塩がより好ましい。
前記(C)成分の共重合体又はその塩は、共重合体(未中和品)又はその塩(中和品)をそのまま用いてもよいが、前記共重合体(未中和品)を任意のアルカリ剤を用いて塩としたものを用いてもよく、前記共重合体の塩(中和品)を任意の酸を用いて脱塩したものを用いてもよい。
前記アルカリ剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アンモニウム、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(以下、「AMP」と称することがある)、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール(以下、「AMPD」と称することがある)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、AMPが好ましい。
前記酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、塩酸、硫酸などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記脱塩の方法としては、特に制限はなく、公知の方法の中から適宜選択することができる。前記脱塩の方法の具体例としては、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマーAMP 1gを95質量%エタノール4gに溶解し、これに塩酸65μLを添加して脱塩し、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマーを得る方法などが挙げられる。
前記(C)成分の共重合体又はその塩は、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。
前記(C)成分の共重合体又はその塩の市販品としては、例えば、商品名で、ガントレッツES-225(アシュランド・ジャパン株式会社製、(ビニルメチルエーテル/マレイン酸エチル)コポリマー)、ガントレッツSP-215(アシュランド・ジャパン株式会社製、(ビニルメチルエーテル/マレイン酸エチル)コポリマー)、ガントレッツES-425(アシュランド・ジャパン株式会社製、(ビニルメチルエーテル/マレイン酸ブチル)コポリマー)、プラスサイズ L-9909B(互応化学工業株式会社製、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマー)、プラスサイズ L-9909(互応化学工業株式会社製、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマー)、プラスサイズ L-6740B(互応化学工業株式会社製、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマー)、プラスサイズ L-6330(互応化学工業株式会社製、(アクリレーツ/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP)、PVP/VA S-630(アシュランド・ジャパン株式会社製、(ビニルピロリドン/酢酸ビニル)コポリマー)、ユカフォーマーR205S(三菱ケミカル株式会社製、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー)などが挙げられる。
前記(C)成分の共重合体又はその塩の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、制汗効果、剤の外観、及び肌のつっぱり感のなさの点から、前記制汗剤組成物全量に対して、0.25質量%~1.5質量%が好ましく、0.5質量%~1.5質量%がより好ましい。前記(C)成分の共重合体又はその塩の含有量が、0.25質量%以上であると制汗効果及び肌のつっぱり感のなさが良好であり、1.5質量%以下であると剤の外観が良好である。
<(D)エタノール>
前記(D)成分のエタノールは、主に、高温保存安定性を付与するために含有される。
前記(D)成分のエタノールは、無水エタノールであってもよく、含水エタノールであってもよい。
前記(D)成分のエタノールは、適宜合成したものを使用してもよく、市販品を使用してもよい。
前記(D)成分のエタノールの市販品としては、例えば、商品名で、合成アルコール95度(日本アルコール販売株式会社)、95度合成特定アルコール(信和アルコール産業株式会社製)などが挙げられる。
前記(D)成分のエタノールの含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、高温保存安定性の点から、前記制汗剤組成物全量に対して、20質量%~50質量%が好ましく、25質量%~50質量%がより好ましい。前記(D)成分のエタノールの含有量が、20質量%以上又は50質量%以下であると、高温保存安定性が良好である。なお、本明細書において、前記(D)成分のエタノールの含有量は、無水エタノールに換算した含有量である。
<その他の成分>
前記制汗剤組成物は、前記(A)成分~前記(D)成分の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の成分を配合することができる。前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、殺菌成分、消臭成分、液状油、固形油、多価アルコール、界面活性剤、キレート剤、酸化防止剤、前記(B)成分以外のpH調整剤、植物エキス、清涼化剤、色素、香料、粘度調整剤、水又は溶剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記殺菌成分は、主に、デオドラント効果及び防腐性を付与するために含有される。
前記殺菌成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、サリチル酸、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記殺菌成分は、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウムが好ましい。
前記殺菌成分の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.001質量%~5.0質量%が好ましく、0.01質量%~3.0質量%がより好ましい。
前記消臭成分は、主に、デオドラント効果を付与するために含有される。
前記消臭成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、酸化亜鉛、緑茶乾溜エキス、ミョウバン、シクロデキストリンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記消臭成分は、酸化亜鉛が好ましい。
前記消臭成分の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.01質量%~5.0質量%が好ましく、0.1質量%~3.0質量%がより好ましい。
前記液状油は、主に、基剤として、また感触(つるつる感及びしっとり感)を付与するために含有される。
前記液状油としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エステル油、エーテル油、シリコーン油、鉱油、植物油などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記液状油は、エステル油、エーテル油、シリコーン油が好ましい。
前記液状油の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.1質量%~10.0質量%が好ましく、0.5質量%~3.0質量%がより好ましい。
前記固形油は、主に、基剤として、また感触(しっとり感)を付与するために含有される。
前記固形油としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、キャンデリラ蝋、カルナウバ蝋、ビーズワックス、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、ヒマ硬などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記固形油は、ヒマ硬、パラフィンが好ましい。
前記固形油の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.1質量%~10.0質量%が好ましく、0.5質量%~3.0質量%がより好ましい。
前記多価アルコールは、主に、感触(つるつる感及びしっとり感)を付与するために含有される。
前記多価アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、ソルビトール、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記多価アルコールは、グリセリン、ポリエチレングリコールが好ましい。
前記多価アルコールの含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.01質量%~5.0質量%が好ましく、0.1質量%~3.0質量%がより好ましい。
前記界面活性剤は、主に、難溶性成分を可溶化させるため、また安定性を向上させるために含有される。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記界面活性剤は、ノニオン性界面活性剤が好ましい。
前記界面活性剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.01質量%~5.0質量%が好ましく、0.1質量%~3.0質量%がより好ましい。
前記キレート剤は、主に、着色を防止し、安定性を向上させるために含有される。
前記キレート剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレンジアミン、エチレンジアミン四酢酸、フェナントロリン、ビピリジン、クラウンエーテルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記キレート剤は、エチレンジアミン四酢酸が好ましい。
前記キレート剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.01質量%~3.0質量%が好ましく、0.05質量%~2.0質量%がより好ましい。
前記酸化防止剤は、主に、安定性を向上させるために含有される。
前記酸化防止剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アスコルビン酸、トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記酸化防止剤は、ジブチルヒドロキシトルエンが好ましい。
前記酸化防止剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.01質量%~3.0質量%が好ましく、0.05質量%~2.0質量%がより好ましい。
前記pH調整剤は、主に、安定性を向上させるために含有される。
前記pH調整剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、クエン酸、クエン酸三ナトリウムリン酸、乳酸、コハク酸、酒石酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記pH調整剤は、クエン酸、クエン酸三ナトリウムが好ましい。
前記pH調整剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.01質量%~5.0質量%が好ましく、0.1質量%~3.0質量%がより好ましい。
前記植物エキスは、主に、デオドラント効果及び保湿効果を付与し、使用感及び安定性を向上させるために含有される。
前記植物エキスとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ローズマリーエキス、ユーカリエキス、クララエキス、クワエキス、オトギリソウエキス、キョウニンエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、柿渋エキス、ハッカ油、ペパーミント油などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記植物エキスは、ローズマリーエキス、ユーカリエキスが好ましい。
前記植物エキスの含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.001質量%~5.0質量%が好ましく、0.01質量%~3.0質量%がより好ましい。
前記清涼化剤は、主に、使用感を向上させるために含有される。
前記清涼化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メントール、乳酸メンチル、サリチル酸メチル、カンファー、チモールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記清涼化剤は、メントール、乳酸メンチルが好ましい。
前記清涼化剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.01質量%~3.0質量%が好ましく、0.05質量%~2.0質量%がより好ましい。
前記色素及び前記香料としては、特に制限はなく、公知の色素及び香料の中から、目的に応じて適宜選択することができる。
前記色素及び前記香料の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.001質量%~1.0質量%が好ましく、0.005質量%~0.5質量%がより好ましい。
前記粘度調整剤は、主に、前記制汗剤組成物の粘度を調整するために含有される。
前記粘度調整剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。
前記粘度調整剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記制汗剤組成物全量に対して、0.05質量%~2.0質量%が好ましく、0.2質量%~0.7質量%がより好ましい。
前記水又は溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、精製水、イオン交換水、純粋などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記水又は溶剤の含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
-pH-
前記制汗剤組成物の25℃におけるpHとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、制汗効果及び剤の外観の点から、3.0~5.5が好ましい。
-粘度-
前記制汗剤組成物の粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、液状の場合、制汗効果の点から、25℃において、1.0mPa・s~2,000mPa・sが好ましい。
前記粘度は、前記制汗剤組成物を25℃に調温し、例えば、BM型粘度計(No.1ローター又はNo.2ローターを使用)にセットし、ローターを回転数60rpmで回転させ、ローターの回転開始から1分間後に測定することができる。
-剤型-
前記制汗剤組成物の剤型としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液状タイプ、固形状タイプ、半固形状タイプ、ジェル状タイプなどが挙げられる。これらの中でも、水分に溶解した状態で肌に塗布されることが効果発現に有効であり、また高密着に塗布でき、高い効果が発現できる点から、液状タイプ、ジェル状タイプが好ましく、液状タイプがより好ましい。
前記液状タイプとしては、例えば、ロールオンタイプ、ミストスプレータイプ、ローションタイプなどが挙げられる。
前記固形状タイプとしては、例えば、スティックタイプ、シートタイプなどが挙げられる。
前記半固形状タイプとしては、例えば、クリームタイプなどが挙げられる。
前記ジェル状タイプとしては、例えば、ジェルタイプなどが挙げられる。
これらの中でも、制汗効果の点から、ロールオンタイプが好ましい。
前記制汗剤組成物をロールオンタイプとする場合は、前記制汗剤組成物と、該制汗剤組成物を充填した塗布ボールを有するロールオン容器とからなる制汗剤製品とすることが好ましい。前記ロールオンタイプの製剤は、前記制汗剤組成物が公知のロールオン容器に収容され、前記ロールオン容器にその一部が露出した状態、かつ、回転可能にホルダーで保持された状態のボールに前記制汗剤組成物を付着させ、使用時に前記ボールを肌に付着させることにより、前記制汗剤組成物を肌に塗布することができる。
また、前記制汗剤組成物は、該制汗剤組成物をボトル容器に充填し、容器を用いてそのまま塗布するジェル製剤、指先や手を使用して塗布するジェル製剤、ローション製剤にも好適に用いることができる。
-容器-
前記各タイプに用いることができる容器としては、例えば、ロールオン容器、ジェル用ボトル容器、ローション用ボトル容器、ミスト用トリガー型スプレー容器などが挙げられる。これらの中でも、肌への塗りやすさの点から、ロールオン容器が好ましい。前記ロールオン容器は、前記制汗剤組成物を肌に高密着に塗布でき、制汗効果を発現できる点で好適に使用できる。
前記ロールオン容器としては、前記制汗剤組成物を充填できるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、特開2005-186997号公報に記載された容器;ボトル(材質:HDPEナチュラル、満注内容量:約56mL、胴径:直径約33mm、高さ:約87mm、株式会社吉野工業所製)、リング(材質:LLDPEナチュラル、外径:約26mm、高さ:約18mm、株式会社吉野工業所製)、ボール(材質:PPホワイト、直径:約20mm、株式会社吉野工業所製)からなる容器などが挙げられる。
前記ジェル用ボトル容器としては、前記制汗剤組成物を充填できるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル(商品名:TOMII、材質:HDPEナチュラル、満注内容量:約34mL、胴径:直径約39mm×24mm(オーバル)、高さ:約76mm、竹本容器株式会社製)、中栓(商品名:TOキャップ用ノズルB、材質:PEナチュラル、外径:約12mm、高さ:約13mm、竹本容器株式会社製)、キャップ(商品名:TOキャップ、材質:AS/PPホワイト、外径:直径約37mm×23mm(オーバル)、高さ:約22mm、竹本容器株式会社製)からなる容器などが挙げられる。
前記ローション用ボトル容器としては、前記制汗剤組成物を充填できるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル(商品名:TOMIII-50、材質:HDPEナチュラル、満注内容量:約34mL、胴径:直径約42mm×29mm(オーバル)、高さ:約88mm、竹本容器株式会社製)、中栓(商品名:TOキャップ用ノズルA、材質:PEナチュラル、外径:約12mm、高さ:約13mm、竹本容器株式会社製)、キャップ(商品名:TOMIIIキャップ、材質:PPホワイト、外径:直径約37mm×25mm(オーバル)、高さ:約24mm、竹本容器株式会社製)からなる容器などが挙げられる。
前記ミスト用トリガー容器としては、前記制汗剤組成物を充填できるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル(商品名:PH-100、材質:PEナチュラル、満注内容量:約100mL、胴径:直径約40mm、高さ:約120mm、かみむら化学株式会社製)、トリガー(商品名:Z-305、スプレー孔部の平均径:0.45mm、株式会社三谷バルブ製)からなる容器などが挙げられる。
-製造方法-
前記制汗剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)成分及び前記(B)成分、好ましくは、前記(C)成分及び前記(D)成分、更に必要に応じて、前記その他の成分、及び水(制汗剤組成物の全体が100質量%となるように残量配合)を混合して製造することができる。前記制汗剤組成物を製造するにあたり、前記(A)成分、前記(B)成分、前記(C)成分、前記(D)成分、及び前記その他の成分は、それぞれ単独で調製に用いられてもよく、2種以上の成分を含む混合物の状態で調製に用いられてもよい。
前記制汗剤組成物の製造方法の具体例としては、水に前記(A)成分及び前記(B)成分を投入して均一に溶解する。その後、前記(C)成分を均一に溶解させた前記(D)成分を投入して混合及び均一に溶解して制汗剤組成物を得る方法が挙げられる。
前記制汗剤組成物を調製する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、剪断と全体混合できる複数の撹拌羽根(プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた撹拌装置などが挙げられる。
-用途-
本発明の制汗剤組成物は、制汗効果及び肌のつっぱり感のなさに優れ、更に剤の外観が良好であるため、化粧料、医薬品、医薬部外品等に幅広く用いることができ、制汗剤、防臭剤、制汗防臭剤、デオドラント剤により好適に用いることができる。
以下に実施例、比較例、及び処方例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例及び処方例に何ら限定されるものではない。
実施例、比較例、及び処方例に記載の各成分の含有量は質量%で示し、全て純分換算した値である。また、(A)成分の含有量(質量%)と前記(B)成分の含有量(質量%)との質量比[(A)/(B)]は、小数点以下第2位を四捨五入し、小数点以下第1位まで求め、記載した。
(実施例1~9及び比較例1~5)
下記表1及び表3に示す組成及び含有量の制汗剤組成物を常法により調製した。
具体的には、水に(A)成分又は(A)成分の比較成分及び(B)成分を投入して均一溶解させた後、共通成分としての香料を投入し、均一に溶解して実施例1~9及び比較例1~5の制汗剤組成物を得た。
(実施例10~18)
下記表2に示す組成及び含有量の制汗剤組成物を常法により調製した。
具体的には、水に(A)成分及び(B)成分を投入して均一に溶解した。その後、(C)成分を均一に溶解させた(D)成分、及び共通成分としての香料を投入して混合及び均一に溶解して実施例10~18の制汗剤組成物を得た。
調製した実施例1~18及び比較例1~5の制汗剤組成物について、以下に記載の評価方法で、「制汗効果」、「肌のつっぱり感のなさ」、「剤の外観」、及び「乾燥後のサラサラ感」を評価した。また、実施例10~18の制汗剤組成物については、以下に記載の評価方法で、更に「高温保存安定性」を評価した。結果を下記表1~表3に示した。
<制汗効果>
専門パネラー6名の一方の腋窩に、実施例1~18及び比較例1~5の各制汗剤組成物0.40gを塗布し、乾燥させた。他方の腋窩は、コントロール(制汗剤組成物未塗布)とした。その後、汗取りパッドを両脇に装着し、高温条件下(38℃、40%RH環境下)でフィットネスバイクによる運動を20分間実施した。制汗剤組成物塗布部及び制汗剤組成物未塗布部の発汗量を、それぞれ汗取りパッドの重量変化から測定した。下記式(1)に基づき制汗率を求め、専門パネラー6名の制汗率の平均値を算出した。制汗率の平均値から、下記評価基準に基づいて、「制汗効果」を評価した。
制汗率(%)=100-制汗剤組成物塗布部の発汗量/制汗剤組成物未塗布部の発汗量×100 ・・・ 式(1)
-「制汗効果」の評価基準-
◎◎ : 制汗率の平均値が65%以上100%以下
◎ : 制汗率の平均値が55%以上65%未満
○ : 制汗率の平均値が45%以上55%未満
△ : 制汗率の平均値が10%以上45%未満
× : 制汗率の平均値が0%以上10%未満
<肌のつっぱり感のなさ>
専門パネラー20名の腋窩に、実施例1~18及び比較例1~5の各制汗剤組成物0.40gを塗布し、乾燥させた後、下記評価基準に基づいて、「肌のつっぱり感のなさ」を評価した。
-「肌のつっぱり感のなさ」の評価基準-
◎◎ : 専門パネラー20名中18名以上20名以下が「肌のつっぱり感がない」と回答
◎ : 専門パネラー20名中16名以上17名以下が「肌のつっぱり感がない」と回答
○ : 専門パネラー20名中11名以上15名以下が「肌のつっぱり感がない」と回答
△ : 専門パネラー20名中6名以上10名以下が「肌のつっぱり感がない」と回答
× : 専門パネラー20名中5名以下が「肌のつっぱり感がない」と回答
<剤の外観>
実施例1~18及び比較例1~5の各制汗剤組成物をガラスバイアル瓶に50g入れ、室温(25℃)下で外観を観察し、下記評価基準に基づいて、「剤の外観」を評価した。
-「剤の外観」の評価基準-
◎◎ : 剤の外観が非常に良い(透明の液状である)
◎ : 剤の外観が良い(やや半透明の液状である)
○ : 剤の外観がやや良い(半透明の液状である)
△ : 剤の外観がやや悪い(白濁した液状である)
× : 剤の外観が悪い(析出物が沈殿した液状である)
<乾燥後のサラサラ感>
専門パネラー20名の腋窩に、実施例1~18及び比較例1~5の各制汗剤組成物0.40gを塗布し、8時間経過後、下記評価基準に基づいて、「乾燥後のサラサラ感」を評価した。
-「乾燥後のサラサラ感」の評価基準-
◎ : 専門パネラー20名中16名以上20名以下が「サラサラ感がある」と回答
○ : 専門パネラー20名中11名以上15名以下が「サラサラ感がある」と回答
△ : 専門パネラー20名中6名以上10名以下が「サラサラ感がある」と回答
× : 専門パネラー20名中5名以下が「サラサラ感がある」と回答
<高温保存安定性>
実施例10~18の各制汗剤組成物をガラスバイアル瓶に50g入れ、60℃下で1週間静置した後、外観を観察し、下記評価基準に基づいて、「高温保存安定性」を評価した。
-「高温保存安定性」の評価基準-
◎ : 高温保存安定性が良い(透明の液状である)
○ : 高温保存安定性がやや良い(半透明の液状である)
△ : 高温保存安定性がやや悪い(白濁した液状である)
× : 高温保存安定性が悪い(析出物が沈殿した液状である)
Figure 2022080515000001
Figure 2022080515000002
Figure 2022080515000003
(処方例1~5)
下記表4に示す組成及び含有量の制汗剤組成物を常法により調製した。
具体的には、水に(B)成分を投入して均一溶解させた後、(A)成分を投入し、均一に溶解した。その後、(C)成分を均一に溶解させた(D)成分、及び水以外の共通成分を投入して混合及び均一に溶解して処方例1~5の制汗剤組成物を得た。
Figure 2022080515000004
前記実施例、比較例、及び処方例で使用した各成分の詳細について、下記表5に示す。
Figure 2022080515000005
本発明の制汗剤組成物は、制汗効果、肌のつっぱり感のなさ、及び乾燥後のサラサラ感に優れ、更に剤の外観が良好であるため、化粧料、医薬品、医薬部外品等に幅広く用いることができ、制汗剤、防臭剤、制汗防臭剤、デオドラント剤により好適に用いることができる。

Claims (2)

  1. (A)ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウム水和物、及びハロゲン化アルミニウム水和物の錯体から選択される少なくとも1種の制汗成分と、
    (B)カルシウム塩と、
    を含有し、
    前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量との質量比[(A)/(B)]が45~200であることを特徴とする制汗剤組成物。
  2. (C)アルキル基の炭素数が1~4のマレイン酸モノアルキル、アルキル基の炭素数が1~8のアルキルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ビニルピロリドン、及びメタクリル酸エチルベタインから選択される少なくとも1種をモノマー単位として含む共重合体又はその塩を更に含有する請求項1に記載の制汗剤組成物。
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