JP2022079324A - 部品供給装置及びテープ剥離方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022079324000001
【課題】剥離刃を用いなくとも、カバーテープを剥離することができる部品供給装置などを提供する。
【解決手段】部品供給装置70は、部品テープ16が搬送される搬送路75と、搬送路75を含む循環路751を循環するテープ搬送部72であって、カバーテープ163に接触することで保持した部品テープ16を、前記循環により搬送路75を通過させるテープ搬送部72と、搬送路75の下流側に配置され、キャリアテープ162を搬送するキャリアテープ搬送部73とを備えている。テープ搬送部72は、キャリアテープ搬送部73によるキャリアテープ162の搬送方向とは異なる方向に、カバーテープ163を搬送することで、当該カバーテープ163をキャリアテープ162から剥離する。
【選択図】図5

Description

本発明は、部品供給装置及びテープ剥離方法に関する。
従来、部品装着システムでは、複数の部品を収容するキャリアテープ及びキャリアテープに貼り付けられたカバーテープを含む部品テープを個別に搬送する複数の部品供給装置が備えられている(例えば特許文献1参照。)。この部品供給装置には、キャリアテープからカバーテープを剥離するための剥離刃が備えられている。剥離刃は、部品テープの搬送に伴って、キャリアテープとカバーテープとの貼り合わせ面に進入することで、キャリアテープからカバーテープを剥離するようになっている。
特開2017-33968号公報
ここで、剥離刃を用いた場合、対応可能なテープの種類が紙テープや、一部のエンボステープのみしかなく、その他の種類のテープに対して適応できないという問題がある。また、剥離刃が部品テープ内の部品を傷つけるおそれもある。
このため、本発明の課題は、剥離刃を用いなくとも、カバーテープを剥離することができる部品供給装置及びテープ剥離方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る部品供給装置は、キャリアテープとキャリアテープに貼り付けられたカバーテープとを含む部品テープを搬送してキャリアテープに収納された部品を部品装着装置に供給する部品供給装置であって、部品テープが搬送される搬送路と、搬送路を含む循環路を循環するテープ搬送部であって、カバーテープに接触することで保持した部品テープを、循環により搬送路を通過させるテープ搬送部と、搬送路の下流側に配置され、キャリアテープを搬送するキャリアテープ搬送部とを備え、テープ搬送部は、キャリアテープ搬送部によるキャリアテープの搬送方向とは異なる方向に、カバーテープを搬送することで、当該カバーテープをキャリアテープから剥離する。
また、本発明の一態様に係るテープ剥離方法は、上記部品供給装置を用いて、部品テープにおけるキャリアテープからカバーテープを剥離する。
これらによれば、テープ搬送部が、キャリアテープ搬送部によるキャリアテープの搬送方向とは異なる方向にカバーテープを搬送することで当該カバーテープをキャリアテープから剥離するため、剥離刃を用いなくともカバーテープを剥離することができる。
また、テープ搬送部は、循環路に沿って設けられ、循環自在な少なくとも一つの搬送ベルトを有し、搬送ベルトによって部品テープが搬送される、としてもよい。
これによれば、循環自在な少なくとも1つの搬送ベルトによって部品テープが搬送されるので、簡単な構成で搬送ベルトを循環させつつ、部品テープを搬送することができる。
また、部品供給装置は、カバーテープを搬送ベルトに取り付ける取付部を備える、としてもよい。
これによれば、取付部によりカバーテープを搬送ベルトに接触して取り付けることができる。したがって、カバーテープを搬送ベルトに安定して保持させることができる。
また、部品供給装置は、循環路上において、キャリアテープから剥離されたカバーテープを、搬送ベルトから分離する分離部を備える、としてもよい。
これによれば、キャリアテープから剥離されたカバーテープを、分離部が循環路上で搬送ベルトから分離するので、カバーテープと搬送ベルトとの分離をスムーズに行うことができる。
また、分離部は、カバーテープにおいて循環路の循環方向における先端部に接触することで、当該カバーテープを搬送ベルトから分離する、としてもよい。
これによれば、カバーテープにおいて前記循環路の循環方向における先端部に分離部が接触することで、当該カバーテープを搬送ベルトから分離する。このように、単に分離部をカバーテープの先端部に接触させるという簡単な構造で、カバーテープを搬送ベルトから確実に分離させることができる。
また、部品供給装置は、キャリアテープから剥離されたカバーテープを収容する収容部と、カバーテープを収容部に引き込む引込部とを備える、としてもよい。
これによれば、引込部がカバーテープを収容部に引き込むので、収容部にカバーテープを確実に収容させることができる。
また、テープ搬送部は、引込部によって動力が伝達されて駆動し、引込部は、カバーテープの収容部への引き込みと、カバーテープの収容部への引き込み及び前記テープ搬送部の駆動とを選択的に行えるように構成されている、としてもよい。
これによれば、カバーテープの収容部への引き込みと、カバーテープの収容部への引き込み及びテープ搬送部の駆動とを引込部が選択的に行えるように構成されている。これにより、カバーテープの収容部の引き込みのみを行う動作と、引き込み及びテープ搬送部の動作とを引込部で切り替えることができる。
また、キャリアテープ搬送部は、第一動力源の動力によって駆動され、引込部は、第二動力源の動力によって駆動される、としてもよい。
これによれば、キャリアテープ搬送部が第一動力源の動力によって駆動され、引込部が第二動力源の動力によって駆動されるので、キャリアテープ搬送部の駆動と、引込部の駆動とのそれぞれを安定して実行することができる。
また、キャリアテープ搬送部及び引込部は、1つの動力源によって駆動される、としてもよい。
これによれば、キャリアテープ搬送部及び引込部が1つの動力源によって駆動されるので、動力源の設置個数を低減することが可能である。
また、搬送路において部品テープの終端部を検知する検知部を備え、テープ搬送部は、検知部が先に搬送されている部品テープの終端部を検知した場合には、新たな部品テープの搬送を開始する、としてもよい。
これによれば、検知部が先に搬送されている部品テープの終端部を検知した場合には、テープ搬送部が新たな部品テープの搬送を開始するので、自動で新たな部品テープを補充することができる。
また、テープ搬送部は、キャリアテープから剥離されたカバーテープが収容部に収容された後に、部品テープの搬送を停止する、としてもよい。
ここで、新たな部品テープにおいてキャリアテープから剥離されたカバーテープが収容部に収容された後には、当該新たな部品テープのキャリアテープがキャリアテープ搬送部によって搬送可能となる。つまり、テープ搬送部による搬送がなくとも、キャリアテープ搬送部によって新たな部品テープは搬送されることができる。
つまり、本形態のように、新たな部品テープのカバーテープが収容部に収容された後に、テープ搬送部が新たな部品テープの搬送を停止するのであれば、キャリアテープ搬送部による新たな部品テープの搬送へ自動的にスムーズに切り替えることができる。
本発明によれば、剥離刃を用いなくとも、カバーテープを剥離することができる部品供給装置及びテープ剥離方法を提供することができる。
実施の形態1に係る部品実装ラインの構成説明図である。 実施の形態1に係る部品装着システムの概略構成を示す平面図である。 実施の形態1に係る部品装着システムの概略構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る部品テープの概略構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る部品供給装置の概略構成を示す模式図である。 実施の形態1に係る取付部を示す平面図である。 実施の形態1に係る分離部の概略構成を示す説明図である。 実施の形態1に係る引込部の概略構成を示す平面図である。 実施の形態1に係る一対の搬送ギアと、クラッチギアとの具体的構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る部品供給装置の制御構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る部品供給装置の概略構成を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態及びその変形例に係る部品供給装置について説明する。なお、以下で説明する実施の形態及びその変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態及びその変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、各図は、模式図であり、寸法等は必ずしも厳密に図示したものではない。さらに、各図において、同一または同様な構成要素については同じ符号を付している。
また、平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が平行している、とは、当該2つの方向が完全に平行していることを意味するだけでなく、実質的に平行していること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。さらに、単に、「X軸方向」という場合は、X軸に平行な双方向またはいずれか一方の方向を意味する。Y軸及びZ軸に関する用語についても同様である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る部品実装ライン1の構成説明図である。図1に示すように、本実施の形態に係る部品装着システム10は、基板6に部品を実装して実装基板を製造する機能を有するものであり、部品実装ライン1に組み込まれている。部品実装ライン1は、印刷装置2、複数の部品装着システム10、リフロー装置3の各装置を連結して通信ネットワークによって接続し、全体を管理コンピュータ7によって制御する構成となっている。
印刷装置2は、基板6に形成された部品接合用の電極にペースト状の半田をスクリーン印刷する。部品装着システム10は、保持部50に配列された複数の部品供給装置70から実装ヘッド43によって部品を取り出して基板6に移送搭載する部品実装作業を行う。リフロー装置3は、半田を融解させて基板6に搭載された部品端子を基板6の電極に半田接合する。
[部品装着システム]
以降、本実施の形態に係る部品装着システムについて詳細に説明する。図2は、実施の形態1に係る部品装着システム10の概略構成を示す平面図である。図3は、実施の形態1に係る部品装着システム10の概略構成を示す断面図である。具体的には、図3は、図2におけるIII-III切断面を部分的に示している。
図2及び図3に示すように、部品装着システム10は、基台20と、基板搬送機構30と、一対の部品装着装置40と、一対の保持部50と、複数の部品供給装置70とを備えている。
基台20は、基板搬送機構30を支持する台座であり、その上面に基板搬送機構30が配置されている。また、基台20を挟む位置に、一対の保持部50が配置されている。
基板搬送機構30は、基台20のY軸方向の中央において、X軸方向に沿って配置されている。基板搬送機構30は上流側から搬入された基板6を搬送し、部品実装作業を実行するために設定された実装ステージに当該基板6を位置決めして保持する。基板搬送機構30の両側方には、それぞれ保持部50が配置されている。各保持部50は、X軸方向に配列された複数のスロット51を有している。各スロット51には、部品供給装置70が着脱自在に装着されるようになっている。
保持部50における各スロット51には、個々の部品供給装置70が装着された位置を特定するためのアドレスが設定されており、部品実装作業においては、これらのアドレスを介して、各スロット51における各部品供給装置70が特定される。
保持部50は、基台20に対してクランプ機構(図示省略)でクランプすることにより、基台20に対する保持部50の位置が固定されている。保持部50には、部品を保持した部品テープ16を巻回状態で収納する供給リール17が保持されている。供給リール17から引き出された部品テープ16は、部品供給装置70によって吸着ノズル45の部品吸着位置までピッチ送りされる。
図4は、実施の形態1に係る部品テープ16の概略構成を示す斜視図である。図4に示すように、部品テープ16は、供給リール17に巻回された状態となっている。部品テープ16は、複数の部品ポケット161を有するキャリアテープ162と、キャリアテープ162に貼り付けられ、各部品ポケット161を覆うカバーテープ163とを有している。キャリアテープ162において、カバーテープ163から露出した位置には、スプロケット731(後述)が係合する多数の貫通孔164が形成されている。
部品装着装置40は、Y軸移動テーブル41とX軸移動テーブル42とを備えている。具体的には、Y軸移動テーブル41は、リニア駆動機構を有しており、基台20上面においてX方向の一方側の端部に配置されている。Y軸移動テーブル41には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸移動テーブル42が、Y軸方向に移動自在に結合されている。2基のX軸移動テーブル42には、それぞれ実装ヘッド43がX軸方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド43は複数の保持ヘッド44を備えた多連型実装ヘッドであり、それぞれの保持ヘッド44の下端部には、図3に示すように、部品を吸着して保持し個別に昇降可能な吸着ノズル45が装着されている。
Y軸移動テーブル41及びX軸移動テーブル42が駆動することにより、実装ヘッド43はX軸方向、Y軸方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド43は、それぞれ対応した保持部50に配置された部品供給装置70の部品吸着位置から部品を吸着ノズル45によって吸着保持して取り出して、基板搬送機構30に位置決めされた基板6の実装点に移送搭載する。
保持部50で保持された複数の部品供給装置70と基板搬送機構30との間には、部品認識カメラ13が配設されている。部品供給装置70から部品を取り出した実装ヘッド43が部品認識カメラ13の上方を移動する際に、部品認識カメラ13は実装ヘッド43に保持された状態の部品を撮像して部品の保持姿勢を認識する。X軸移動テーブル42の下面には、それぞれ実装ヘッド43と一体的に移動する基板認識カメラ14が装着されている。
実装ヘッド43が移動することにより、基板認識カメラ14は基板搬送機構30に位置決めされた基板6の上方に移動し、基板6を撮像して基板6の状態を認識する。実装ヘッド43による基板6への部品実装動作においては、部品認識カメラ13による部品の認識結果と、基板認識カメラ14による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
次に、部品供給装置70の詳細について説明する。図5は、実施の形態1に係る部品供給装置70の概略構成を示す模式図である。部品供給装置70は、テープフィーダであり、図5に示すように、本体部71と、テープ搬送部72と、キャリアテープ搬送部73と、収容部74とを備えている。
本体部71は、保持部50の各スロット51に装着されることで、保持部50に保持されている。本体部71には、テープ搬送部72及びキャリアテープ搬送部73が内蔵されている。本体部71の上方には収容部74が配置されている。収容部74は、キャリアテープ162から剥離されたカバーテープ163が収容される箱状体である。
また、本体部71の内部には、供給リール17から引き出されて本体部71内に取り込まれた部品テープ16を案内する搬送路75が設けられている。以降、搬送路75での部品テープ16の送り方向をテープ送り方向と称す。
搬送路75は、本体部71においてテープ送り方向の上流端部に形成された挿入口76から、実装ヘッド43によって部品を取り出す部品吸着位置まで連通して設けられている。部品実装作業を継続して実行する過程において、複数の部品テープ16が挿入口76から順次挿入されて部品供給装置70に供給される。
ここで、本実施の形態に示す部品供給装置70では、相前後して送られる2つの部品テープ16を、それぞれが分離された状態のまま挿入口76に順次挿入して供給するスプライシングレス方式(自動ローディング方式)を採用している。そのため、部品供給装置70に既に装着されて、実装ヘッド43による部品取り出しの対象となる部品テープ16の末尾端部と、部品切れに際して新たに追加して装着される部品テープ16の先頭端部とを接合テープによって継ぎ合わせる必要はない。
図5において、搬送路75における下流側にはキャリアテープ搬送部73が配置されており、当該キャリアテープ搬送部73よりも上流側には搬送路75の上方にテープ搬送部72が配置されている。テープ搬送部72は、搬送ベルト721と、複数のローラ722と、引込部723とを有している。テープ搬送部72は、上述したスプライシングレス方式に対応したテープ補充部728(図10参照)も有している。
搬送ベルト721は、搬送路75を含む循環路751を循環する。循環路751は、搬送ベルト721が循環する経路であり、その一部が搬送路75と重複している。搬送ベルト721は、循環路751を図5において反時計回りに循環する。複数のローラ722は、搬送ベルト721が循環路751に沿って循環するように、当該搬送ベルト721を循環自在に保持している。本実施の形態では、搬送ベルト721は、各ローラ722の軸方向に沿って並ぶように一対設けられている。一対の搬送ベルト721は、間隔をあけて各ローラ722に保持されている(図7の(a)参照)。なお、複数のローラ722のうち、少なくとも1つには各搬送ベルト721のたわみを抑制するため、搬送ベルト721に所定の張力を付与する機構が設けられていてもよい。
循環路751において下方の経路が搬送路75と重複しており、上方の経路が搬送路75から分流するようになっている。循環路751において、テープ送り方向の下流側の端部には、キャリアテープ搬送部73が対向して配置されている。
各搬送ベルト721は、カバーテープ163に接触することで保持した部品テープ16を、当該搬送ベルト721が循環路751を循環することにより搬送路75を通過させる。具体的には、カバーテープ163においてテープ送り方向の先端部には、当該カバーテープ163を搬送ベルト721に取り付けるための取付部169が設けられてる。
図6は、実施の形態1に係る取付部169を示す平面図である。図6に示すように、取付部169は、カバーテープ163においてテープ送り方向の先端部に貼り付けられた接着シートであり、当該接着シートが各搬送ベルト721に接着されている。これにより、搬送ベルト721にカバーテープ163を間接的に接触させて取り付けることができる。このように、取付部169でカバーテープ163が各搬送ベルト721に保持されているので、各搬送ベルト721の循環に追従して部品テープ16が循環路751の下方の経路、つまり搬送路75に沿って搬送される。なお、取付部は、搬送ベルト721に設けられていてもよい。
前述したように、循環路751においてテープ送り方向の下流側の端部には、キャリアテープ搬送部73が対向して配置されている。各搬送ベルト721の循環に追従して搬送された部品テープ16のうち、キャリアテープ162は、キャリアテープ搬送部73に係合し、搬送路75に沿って搬送されることになる。一方、カバーテープ163は、各搬送ベルト721の循環に追従し続けるため、キャリアテープ搬送部73によるキャリアテープ162の搬送方向(図5中、矢印Y1)とは異なる方向(図5中、矢印Y2)に搬送される。これにより、カバーテープ163がキャリアテープ162から剥離される。
引込部723は、キャリアテープ162から剥離されたカバーテープ163を収容部74に引き込む機構である。引込部723は、カバーテープ163の収容部74への引き込みと、カバーテープ163の収容部74への引き込み及び各搬送ベルト721の駆動とを選択的に行えるように構成されている。引込部723の詳細については後述する。
収容部74内において、各搬送ベルト721の出口近傍には、カバーテープ163を各搬送ベルト721から分離する分離部79が設けられている。
図7は、実施の形態1に係る分離部79の概略構成を示す説明図である。図7の(a)は、分離部79の上面図であり、図7の(b)は、分離部79の正面図である。図7に示すように、分離部79は、一対の搬送ベルト721間に配置され、当該一対の搬送ベルト721に保持されたカバーテープ163よりも上方に突出した板状のスクレーパーである。分離部79は、各搬送ベルト721の循環に追従したカバーテープ163の先端部及び取付部169に当接することで、当該取付部169を各搬送ベルト721から剥がして、カバーテープ163を各搬送ベルト721から分離する。これにより、カバーテープ163は、収容部74内に蓄積されて、各搬送ベルト721とともに収容部74外に排出されない。
図5に示すように、キャリアテープ搬送部73は、カバーテープ163が剥離されたキャリアテープ162を所定の送りピッチで実装ヘッド43による部品吸着位置にピッチ送りする機能を有している。具体的には、キャリアテープ搬送部73は、スプロケット731と、複数のギア732と、モータ733とを備えている。
モータ733は、動力源の一例であり、複数のギア732を介して、キャリアテープ搬送部73のスプロケット731に連結されている。モータ733の動力は、複数のギア732を介してスプロケット731に伝達され、スプロケット731を回転させる。スプロケット731は、キャリアテープ162の貫通孔164に係合することで、キャリアテープ162をテープ送り方向の下流側へと搬送する。スプロケット731の上方には、キャリアテープ162を上方から押さえるとともにキャリアテープ162に収納された部品を露出させる押さえ部材753が装着されている。部品吸着位置にピッチ送りされた部品は、押さえ部材753に形成された部品取り出し開口754を介して実装ヘッド43の吸着ノズル45によって真空吸着によりピックアップされる。
また、モータ733の動力は、引込部723の駆動にも用いられている。具体的には、引込部723は、複数のギア734を介してモータ733に連結されており、モータ733の動力は、複数のギア734を介して、引込部723に伝達され引込部723を駆動させる。
図8は、実施の形態1に係る引込部723の概略構成を示す平面図である。図8に示すように、引込部723は、一対の搬送ギア724、725と、クラッチギア726と、ソレノイド727とを備えている。
一対の搬送ギア724、725は、各搬送ベルト721及びカバーテープ163に対して推進力を付与し、収容部74内に引き込むギアである。具体的には、一対の搬送ギア724、725は、互いに噛み合って回転する際に、各搬送ベルト721及びカバーテープ163を挟持してこれらに推進力を付与する。本実施の形態では、一対の搬送ギア724、725のうち、一方の搬送ギア724には複数のギア734の一つが噛み合っている。これにより、一方の搬送ギア724は、複数のギア734を介してモータ733の動力が伝達されるので回転する。この回転に伴って、一方の搬送ギア724に噛み合う他方の搬送ギア725も回転する。
一対の搬送ギア724、725は、カバーテープ163のみに推進力を付与する第一付与状態と、カバーテープ163及び各搬送ベルト721のそれぞれに推進力を付与する第二付与状態とが切り替え自在となっている。第一付与状態では、カバーテープ163のみが収容部74内に引き込まれ、第二付与状態では、カバーテープ163及び各搬送ベルト721のそれぞれが収容部74内に引き込まれる。
第一付与状態と第二付与状態との切り替えは、クラッチギア726が、一方の搬送ギア724に対して接したり離れたりすることで行われる。クラッチギア726は、リンク部材727aを介してソレノイド727に連動して動作するようになっている。つまり、クラッチギア726において一方の搬送ギア724に対する接触または離間は、ソレノイド727によって切り替えられる。図8では、クラッチギア726が一方の搬送ギア724に接触している状態、つまり第二付与状態を実線で示し、クラッチギア726が一方の搬送ギア724から離間している状態、つまり第一付与状態を二点鎖線で示している。
次に、一対の搬送ギア724、725と、クラッチギア726とについて詳細に説明する。図9は、実施の形態1に係る一対の搬送ギア724、725と、クラッチギア726との具体的構成を示す断面図である。図9では、説明の便宜上、一対の搬送ギア724、725及びクラッチギア726を真っ直ぐに並べて図示している。また、図9の(a)では、第二付与状態での一対の搬送ギア724、725及びクラッチギア726を示し、図9の(b)では、第一付与状態での一対の搬送ギア724、725及びクラッチギア726を示している。
図9に示すように、一方の搬送ギア724は、回転軸724aに回転自在に軸支された第一ギア部724bと、第一ギア部724bに回転自在に軸支された第二ギア部724cとを備えている。第二ギア部724cは、第一ギア部724bに対してフリーであり、制約のない状態では第一ギア部724bと第二ギア部724cとが供回りしないようになっている。ここで、複数のギア734の一つは、一方の搬送ギア724の第二ギア部724cに噛み合っているが、第一ギア部724bには噛み合っていない。このため、制約のない状態では、複数のギア734の動力は、第二ギア部724cにのみ伝達される。
他方の搬送ギア725は、回転軸725aに回転自在に軸支された第一ギア部725bと、第一ギア部725bに回転自在に軸支された第二ギア部725cとを備えている。第二ギア部725cは、第一ギア部725bに対してフリーであり、制約のない状態では第一ギア部725bと第二ギア部725cとが供回りしないようになっている。第一ギア部725bは、一方の搬送ギア724の第一ギア部724bに噛み合っており、第二ギア部725cは、一方の搬送ギア724の第二ギア部724cに噛み合っている。第一ギア部725bと第一ギア部724bとは、各搬送ベルト721とカバーテープ163とを挟持しており、これらに対して推進力を付与する。第二ギア部725cと第二ギア部724cとは、カバーテープ163のみを挟持しており、これに対して推進力を付与する。カバーテープ163のみに推進力が付与された場合、第一ギア部725bと第一ギア部724bとの間では、カバーテープ163が各搬送ベルト721上を滑って、カバーテープ163のみが搬送されることになる。
クラッチギア726は、回転軸726aに回転自在に軸支されており、回転軸を同軸とする第一ギア部726b及び第二ギア部726cを一体的に備えている。つまり、第一ギア部726b及び第二ギア部726cは、一方に対して他方が空回りしないようになっている。
上述したように、第一付与状態では、クラッチギア726は一方の搬送ギア724から離間している(図9の(b)参照。)。このため、クラッチギア726の第一ギア部726b及び第二ギア部726cは、一方の搬送ギア724の第一ギア部724b及び第二ギア部724cと噛み合っていない。このため、複数のギア734から伝達された動力は、一方の搬送ギア724の第二ギア部724cから他方の搬送ギア725の第二ギア部725cにのみ伝達される。これにより、第二ギア部724c及び第二ギア部725cによってカバーテープ163のみが搬送されて、収容部74内に引き込まれる。
第二付与状態では、クラッチギア726は一方の搬送ギア724に接触している(図9の(a)参照。)。このため、クラッチギア726の第一ギア部726b及び第二ギア部726cは、一方の搬送ギア724の第一ギア部724b及び第二ギア部724cと噛み合っている。クラッチギア726では、第一ギア部726b及び第二ギア部726cが供回りするために、このクラッチギア726に噛み合う一方の搬送ギア724では、制約を受けて第一ギア部724b及び第二ギア部724cが供回りする。これは、一方の搬送ギア724に噛み合う他方の搬送ギア725においても、制約を受けて第一ギア部725b及び第二ギア部725cが供回りする。これにより、第一ギア部724b及び第二ギア部724cが一体的に回転し、第一ギア部725b及び第二ギア部725cが一体的に回転するので、各搬送ベルト721とカバーテープ163とが搬送されて、収容部74内に引き込まれる。
このように、引込部723は、第一付与状態ではカバーテープ163の収容部74への引き込みを実行し、第二付与状態ではカバーテープ163の収容部74への引き込み及び各搬送ベルト721の駆動とを実行している。つまり、前述したように、引込部723は、カバーテープ163の収容部74への引き込みと、カバーテープ163の収容部74への引き込み及び各搬送ベルト721の駆動とを選択的に行えるように構成されている。
図10は、実施の形態1に係る部品供給装置70の制御構成を示すブロック図である。図10に示すように、部品供給装置70は、モータ733、ソレノイド727、テープ補充部728及び検知部729に電気的に接続された制御部90を有している。
ここで、検知部729は、搬送中の部品テープ16の先端部及び終端部のそれぞれを検知するセンサである。具体的には、検知部729は、各搬送ベルト721の下方において搬送路75に対向する位置に配置されている(図5参照。)。
制御部90は、CPU、RAM、ROMを備えており、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに展開することで、各種の処理を実行するようになっている。具体的には、制御部90は、モータ733を制御することで、キャリアテープ搬送部73のスプロケット731及び一対の搬送ギア724、725を駆動させる。
ここで、部品テープ16が部品供給装置70に投入された当初においては、制御部90は、ソレノイド727を制御して引込部723を第二付与状態としている。これにより、テープ搬送部72では、各搬送ベルト721が循環するため、それに伴い部品テープ16も搬送路75上を移動する。その後、部品テープ16においてキャリアテープ162がキャリアテープ搬送部73に到達すると、回転中のスプロケット731がキャリアテープ162の貫通孔164に係合することで、キャリアテープ162をテープ送り方向の下流側へと搬送する。
一方、カバーテープ163は、各搬送ベルト721によって搬送路75とは異なる方向へと搬送されるので、これによりカバーテープ163がキャリアテープ162から剥離される。この際、引込部723の第二付与状態が維持されているので、各搬送ベルト721及びカバーテープ163が収容部74内に引き込まれる。その後、カバーテープ163の先端部は、分離部79に当接することで、各搬送ベルト721から分離される。
ここで、制御部90は、検知部729が部品テープ16の先端部を検知してからの部品テープ16の送り量をカウントしており、そのカウント値からカバーテープ163の少なくとも一部が収容部74に収容されたか否かを判断している。制御部90は、カバーテープ163の少なくとも一部が収容部74に収容されていないと判断した場合は、引込部723の第二付与状態を維持している。一方、制御部90は、カバーテープ163の少なくとも一部が収容部74に収容されていると判断した場合は、ソレノイド727を制御して、引込部723を第一付与状態に切り替える。
これにより、引込部723では、カバーテープ163のみを引き込み、各搬送ベルト721の循環を停止させる。つまり、テープ搬送部72は、キャリアテープ162から剥離されたカバーテープ163が収容部74に収容された後に、部品テープ16の搬送を停止する。この状態であっても、キャリアテープ162はキャリアテープ搬送部73のスプロケット731によって搬送路75上を搬送することになる。
次に、先に搬送されている部品テープ16と、新たに搬送される部品テープ16との切替時における制御部90の制御について説明する。
まず、切替直前においては、制御部90は、引込部723を第一付与状態としており、各搬送ベルト721の循環が停止されている。制御部90は、先に搬送されている部品テープ16の終端部を検知部729が検知すると、制御部90は、テープ補充部728を制御して、新たに搬送される部品テープ16を74に挿入し補充する。このとき、新たな部品テープ16の取付部169と各搬送ベルト721との接着は、テープ補充部728が自動的に行ってもよいし、作業者による手作業で行われてもよい。そして、検知部729は、ソレノイド727を制御して、引込部723を第二付与状態に切り替えることで、各搬送ベルト721を循環させて、新たな部品テープ16の搬送を開始させる。このように、部品供給装置70では、カバーテープ163を剥離するためのテープ剥離方法が実行される。
[効果]
以上説明したように、本実施の形態に係る部品供給装置70は、キャリアテープ162とキャリアテープ162に貼り付けられたカバーテープ163とを含む部品テープ16を搬送してキャリアテープ162に収納された部品を部品装着装置40に供給する部品供給装置である。部品供給装置70は、部品テープ16が搬送される搬送路75と、搬送路75を含む循環路751を循環するテープ搬送部72であって、カバーテープ163に接触することで保持した部品テープ16を、前記循環により搬送路75を通過させるテープ搬送部72と、搬送路75の下流側に配置され、キャリアテープ162を搬送するキャリアテープ搬送部73とを備えている。テープ搬送部72は、キャリアテープ搬送部73によるキャリアテープ162の搬送方向とは異なる方向に、カバーテープ163を搬送することで、当該カバーテープ163をキャリアテープ162から剥離する。
また、本実施の形態に係るテープ剥離方法は、上記部品供給装置70を用いて、部品テープ16におけるキャリアテープ162からカバーテープ163を剥離する。
これらによれば、テープ搬送部72が、キャリアテープ搬送部73によるキャリアテープ162の搬送方向とは異なる方向にカバーテープ163を搬送することで、当該カバーテープ163をキャリアテープ162から剥離するので、剥離刃を用いなくともカバーテープ163を剥離することができる。したがって、剥離刃を起因とした種々の問題を防止することができる。
また、テープ搬送部72は、循環路751に沿って設けられ、循環自在な少なくとも一つの搬送ベルト721を有し、搬送ベルト721によって部品テープ16が搬送される。
これによれば、循環自在な少なくとも1つの搬送ベルト721によって部品テープ16が搬送されるので、簡単な構成で搬送ベルト721を循環させつつ、部品テープ16を搬送することができる。
また、カバーテープ163を搬送ベルト721に取り付ける取付部169を有する。
これによれば、取付部169によりカバーテープ163を搬送ベルト721に接触して保持させることができる。したがって、カバーテープ163を搬送ベルト721に安定して保持させることができる。特に、本実施の形態では、取付部169が接着シートであるので、簡便な構成でカバーテープ163を搬送ベルト721に安定して保持させることができる。なお、カバーテープ163を搬送ベルト721に保持させることができるのであれば、取付部の形態は如何様でもよい。
また、部品供給装置70は、循環路751上において、キャリアテープ162から剥離されたカバーテープ163を搬送ベルト721から分離する分離部79を備える。
これによれば、キャリアテープ162から剥離されたカバーテープ163を、分離部79が循環路751上で搬送ベルト721から分離するので、カバーテープ163と搬送ベルト721との分離をスムーズに行うことができる。
また、分離部79は、カバーテープ163において循環路751の循環方向における先端部に接触することで、当該カバーテープ163を搬送ベルト721から分離する。
このように、単に分離部79をカバーテープ163の先端部に接触させるという簡単な構造で、カバーテープ163を搬送ベルト721から確実に分離させることができる。
また、部品供給装置70は、キャリアテープ162から剥離されたカバーテープ163を収容する収容部74と、カバーテープ163を収容部74に引き込む引込部723とを備える。
これによれば、引込部723がカバーテープ163を収容部74に引き込むので、収容部74にカバーテープ163を確実に収容させることができる。
また、テープ搬送部72は、引込部723によって動力が伝達されて駆動し、引込部723は、カバーテープ163の収容部74への引き込みと、カバーテープ163の収容部74への引き込み及びテープ搬送部72の駆動とを選択的に行えるように構成されている。
これにより、カバーテープ163の収容部74の引き込みのみを行う動作と、引き込み及びテープ搬送部の動作とを引込部723で切り替えることができる。
また、キャリアテープ搬送部73及び引込部723は、1つの動力源(モータ733)によって駆動される。
これによれば、キャリアテープ搬送部73及び引込部723が1つの動力源によって駆動されるので、動力源の設置個数を低減することが可能である。
また、部品供給装置70は、搬送路75において部品テープ16の終端部を検知する検知部729を備え、テープ搬送部72は、検知部729が先に搬送されている部品テープ16の終端部を検知した場合には、新たな部品テープ16の搬送を開始する。
これによれば、先に搬送されている部品テープ16の終端部を検知部729が検知した場合には、テープ搬送部72が新たな部品テープ16の搬送を開始するので、自動で新たな部品テープ16を補充することができる。
また、テープ搬送部72は、キャリアテープ162から剥離されたカバーテープ163が収容部74に収容された後に、部品テープ16の搬送を停止する。
ここで、新たな部品テープ16においてキャリアテープ162から剥離されたカバーテープ163が収容部に収容された後には、当該新たな部品テープ16のキャリアテープ162がキャリアテープ搬送部73によって搬送可能となる。つまり、テープ搬送部72による搬送がなくとも、キャリアテープ搬送部73によって部品テープ16は搬送されることができる。
つまり、本形態のように、カバーテープ163が収容部74に収容された後に、テープ搬送部72が部品テープ16の搬送を停止するのであれば、キャリアテープ搬送部73による部品テープ16の搬送へ自動的にスムーズに切り替えることができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、キャリアテープ搬送部73及び引込部723は、1つの動力源(モータ733)によって駆動される場合を例示した。この実施の形態2では、キャリアテープ搬送部及び引込部のそれぞれが別々の動力源により駆動される場合について説明する。なお、以降の説明において実施の形態1と同等の部分については同等の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図11は、実施の形態2に係る部品供給装置70Aの概略構成を示す模式図である。具体的には図11は図5に対応する図である。
図11に示すように、部品供給装置70Aには、第一モータ733aと、第二モータ733bとが設けられている。第一モータ733aは、キャリアテープ搬送部73に動力を付与する第一動力源の一例である。第一モータ733aは、少なくとも1つのギア732aを介して、キャリアテープ搬送部73のスプロケット731に連結されている。第一モータ733aの動力は、少なくとも一つのギア732aを介してスプロケット731に伝達され、スプロケット731を回転させる。
第二モータ733bは、複数のギア734aを介して引込部723に連結されている。第二モータ733bの動力は、複数のギア734aを介して、引込部723に伝達され引込部723を駆動させる。
このように、キャリアテープ搬送部73が第一モータ733aの動力によって駆動され、引込部723が第二モータ733bの動力によって駆動されるので、キャリアテープ搬送部73の駆動と、引込部723の駆動とのそれぞれを安定して実行することができる。
[その他]
以上、本発明の実施の形態に係る部品装着システム10について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であり、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施の形態では、搬送ベルト721が一対設けられている場合を例示したが、搬送ベルトは1つであっても3つ以上であっても構わない。
また、引込部は、上述した構成に限られるものではなく、カバーテープの収容部への引き込みと、カバーテープの収容部への引き込み及びテープ搬送部の駆動とを選択的に行えるのであれば如何様でもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、複数の部品供給装置を有する部品装着システムなどに適用できる。
1 部品実装ライン
2 印刷装置
3 リフロー装置
6 基板
7 管理コンピュータ
10 部品装着システム
13 部品認識カメラ
14 基板認識カメラ
16 部品テープ
17 供給リール
20 基台
30 基板搬送機構
40 部品装着装置
41 Y軸移動テーブル
42 X軸移動テーブル
43 実装ヘッド
44 保持ヘッド
45 吸着ノズル
50 保持部
51 スロット
70、70A 部品供給装置
71 本体部
72 テープ搬送部
73 キャリアテープ搬送部
74 収容部
75 搬送路
76 挿入口
79 分離部
90 制御部
161 部品ポケット
162 キャリアテープ
163 カバーテープ
164 貫通孔
169 取付部
721 搬送ベルト
722 ローラ
723 引込部
724、725 搬送ギア
724a、725a、726a 回転軸
724b、725b、726b 第一ギア部
724c、725c、726c 第二ギア部
726 クラッチギア
727 ソレノイド
727a リンク部材
728 テープ補充部
729 検知部
731 スプロケット
732、732a、734、734a ギア
733 モータ
733a 第一モータ(第一動力源)
733b 第二モータ(第二動力源)
751 循環路
753 押さえ部材
754 開口

Claims (12)

  1. キャリアテープと前記キャリアテープに貼り付けられたカバーテープとを含む部品テープを搬送して前記キャリアテープに収納された前記部品を部品装着装置に供給する部品供給装置であって、
    前記部品テープが搬送される搬送路と、
    前記搬送路を含む循環路を循環するテープ搬送部であって、前記カバーテープに接触することで保持した前記部品テープを、前記循環により前記搬送路を通過させるテープ搬送部と、
    前記搬送路の下流側に配置され、前記キャリアテープを搬送するキャリアテープ搬送部とを備え、
    前記テープ搬送部は、前記キャリアテープ搬送部による前記キャリアテープの搬送方向とは異なる方向に、前記カバーテープを搬送することで、当該カバーテープを前記キャリアテープから剥離する
    部品供給装置。
  2. 前記テープ搬送部は、前記循環路に沿って設けられ、循環自在な少なくとも一つの搬送ベルトを有し、
    前記搬送ベルトによって前記部品テープが搬送される
    請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記カバーテープを前記搬送ベルトに取り付ける取付部を備える
    請求項2に記載の部品供給装置。
  4. 前記循環路上において、前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープを、前記搬送ベルトから分離する分離部を備える
    請求項2または3に記載の部品供給装置。
  5. 前記分離部は、前記カバーテープにおいて前記循環路の循環方向における先端部に接触することで、当該カバーテープを前記搬送ベルトから分離する
    請求項4に記載の部品供給装置。
  6. 前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープを収容する収容部と、
    前記カバーテープを前記収容部に引き込む引込部とを備える
    請求項1~5のいずれか一項に記載の部品供給装置。
  7. 前記テープ搬送部は、前記引込部によって動力が伝達されて駆動し、
    前記引込部は、前記カバーテープの前記収容部への引き込みと、前記カバーテープの前記収容部への引き込み及び前記テープ搬送部の駆動とを選択的に行えるように構成されている
    請求項6に記載の部品供給装置。
  8. 前記キャリアテープ搬送部は、第一動力源の動力によって駆動され、
    前記引込部は、第二動力源の動力によって駆動される
    請求項6または7に記載の部品供給装置。
  9. 前記キャリアテープ搬送部及び前記引込部は、1つの動力源によって駆動される
    請求項6または7に記載の部品供給装置。
  10. 前記搬送路において前記部品テープの終端部を検知する検知部を備え、
    前記テープ搬送部は、前記検知部が先に搬送されている前記部品テープの終端部を検知した場合には、新たな前記部品テープの搬送を開始する
    請求項6~9のいずれか一項に記載の部品供給装置。
  11. 前記テープ搬送部は、前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープが前記収容部に収容された後に、前記部品テープの搬送を停止する
    請求項10に記載の部品供給装置。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の部品供給装置を用いて、前記部品テープにおける前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離する
    テープ剥離方法。
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