JP2022079109A - 汚染土壌浄化システム及び汚染土壌浄化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水溶性の汚染物質を含む汚染土壌を浄化し、容易に吸着材を回収できる汚染土壌浄化システム及び汚染土壌浄化方法。【解決手段】水に溶解する汚染物質を含む汚染土壌S0と水W1から、任意の粒子径の画分を分離する第一の分級装置20と、前記任意の粒子径の画分が分離された汚染土壌S0と水W1に、前記画分と同等の粒子径の吸着材A1を混合して混合物S7とする吸着材混合装置30と、混合物S7から吸着材A1を分離する第二の分級装置40と、を有する、汚染土壌浄化システム1。【選択図】図1

Description

本発明は、汚染土壌浄化システム及び汚染土壌浄化方法に関する。
重金属(例えば、ヒ素、セレン、鉛、カドミウム等)、ダイオキシン等の有害物質や油、放射性セシウムで汚染された汚染土壌に対して、数倍量の水と混合、攪拌し、洗浄、分級する汚染土壌浄化方法が知られている。
土壌は礫、砂、シルト、粘土等の粒径の異なる土粒子から構成されており、汚染原因となる有害物質はシルト、粘土のような微細粒子分に偏在しやすい。洗浄処理は、この特性を利用して汚染土壌を粗粒子分、細粒子分、微細粒子分に分級するものである。分級後の土壌のうち、粗粒分と細粒分は清浄土として再利用が可能であり、微細粒分のみ系外の汚染土壌処理施設で処理することになる。
一方で、重金属によっては分級技術による汚染土壌浄化方法に不向きな「水溶性」を有する物質もある。これらの物質に対しては不溶化材を土壌に混合することによって化学的に水に溶け難い状態に変化させる技術が普及している。
しかし、不溶化された重金属は土壌中に留まったままであり、将来的な環境変化により再び水に溶け出すおそれがある。
近年では吸着技術による汚染土壌浄化方法も開発されている。例えば、特許文献1には、鉄粉等の磁性体はヒ素等の重金属を吸着するという知見に基づき、磁性体に重金属を吸着させた後、磁力選別によって汚染土壌から磁性体を回収する方法が提案されている。
特許文献2には、水銀で汚染された汚染土壌を含む泥水と鉄粉とを混合して、水銀を鉄粉に吸着させた後、鉄粉を磁力によって分離する、汚染土壌浄化方法が提案されている。
特開2019-20285号公報 特開2018-143917号公報
しかしながら、特許文献1や2の技術では、汚染土壌に予め混合する磁性体の量が多いほど磁力による回収装置の規模が大きくなる。加えて、汚染土壌全体の処理能力確保のために磁力選別速度を上げると、回収精度が落ちる。また、磁性体を回収する際に粘性土が付着して回収されるために分離効率が悪い。このため、特許文献1や2の技術の普及は、限定的なものとなっている。
現在、有機フッ素化合物(PFAS)による環境汚染問題が顕在化しており、コーティング剤や泡消火薬剤等で大量かつ広範囲に使用されていることから国内外での規制が始まっている。この化合物は難分解性かつ水溶性であることが特徴であり、国内では現時点において掘削除去や焼却処理以外の土壌浄化方法は実用化されていない。
しかし、PFASは、活性炭や水酸化アルミニウムを主成分とする吸着材に選択的に吸着されるという知見があることから、吸着材を土壌中から回収する方法が見出せれば、PFASについても吸着材を用いた有効な土壌浄化方法の適用が期待できる。なお、選択的に吸着材を回収する方法として、凝集沈殿や遠心分離が想定される。
しかしながら、汚染土壌は様々な粒径の土粒子で構成されていることから、汚染土壌中に吸着材を混入した後に、選択的に吸着材を回収することは困難を極める。
そこで、本発明は、水溶性の汚染物質を含む汚染土壌を浄化し、容易に吸着材を回収できる汚染土壌浄化システム及び汚染土壌浄化方法を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を有する。
[1]水に溶解する汚染物質を含む汚染土壌と水から、任意の粒子径の画分を分離する第一の分級装置と、前記任意の粒子径の画分が分離された汚染土壌と前記水に、前記画分と同等の粒子径の吸着材を混合して混合物とする吸着材混合装置と、前記混合物から前記吸着材を分離する第二の分級装置と、を有する、汚染土壌浄化システム。
[2]前記第二の分級装置で除去された前記吸着材を、前記吸着材混合装置に供給する供給装置をさらに有する、[1]に記載の汚染土壌浄化システム。
[3]水に溶解する汚染物質を含む汚染土壌と水から、任意の粒子径の画分を分離する第一の分級工程と、前記任意の粒子径の画分が分離された汚染土壌と前記水に、前記画分と同等の粒子径の吸着材を混合して混合物とする吸着材混合工程と、前記混合物から前記吸着材を分離する第二の分級工程と、を有する、汚染土壌浄化方法。
[4]前記第二の分級工程で除去された前記吸着材を、前記任意の粒子径の画分が分離された汚染土壌と前記水とに供給する供給工程をさらに有する、[3]に記載の汚染土壌浄化方法。
[5]前記汚染物質が、ヒ素、セレン、鉛及びカドミウムを含む化合物及び有機フッ素化合物からなる群から選ばれる1種以上である、[3]又は[4]に記載の汚染土壌浄化方法。
[6]前記吸着材が、活性炭、鉄及び水酸化アルミニウムから選ばれる1種以上を含有する、[3]~[5]のいずれかに記載の汚染土壌浄化方法。
本発明の汚染土壌浄化システム及び汚染土壌浄化方法によれば、水溶性の汚染物質を含む汚染土壌を浄化し、容易に吸着材を回収できる。
本発明の第一実施形態に係る汚染土壌浄化システムを示す概略図である。 本発明の第二実施形態に係る汚染土壌浄化システムを示す概略図である。
本発明の汚染土壌浄化システムは、第一の分級装置と、吸着材混合装置と、第二の分級装置と、を有する。
以下に、本発明の第一実施形態に係る汚染土壌浄化システムについて、図1に基づき詳細に説明する。
[第一実施形態]
≪汚染土壌浄化システム≫
図1に示すように、本実施形態の汚染土壌浄化システム1は、第一の予備分級装置12と、第二の予備分級装置14と、第一の分級装置20と、吸着材混合装置30と、第二の分級装置40と、水処理装置50とをこの順で有する。汚染土壌浄化システム1は、供給装置60と、回収装置70とをさらに有する。回収装置70は、第二の分級装置40と接続されている。吸着材混合装置30と、回収装置70とは、供給装置60で接続されている。
図中の矢印は、土壌や水等の流体の移動方向を表す。
<第一の予備分級装置>
第一の予備分級装置12は、水W1を加えた汚染土壌S0から、礫、粗砂等の粗粒子分S1を分離する装置である。第一の予備分級装置12としては、例えば、振動ふるい機、超音波ふるい機等の湿式ふるい機が挙げられる。湿式ふるい機は、内部に網面を備え、網面の目開きにより、網面上に残す粗粒子分の粒度(粒子径)範囲を決めることができる。
なお、本明細書における粒度(粒子径)は、粒子が通過できる最小の標準ふるいの方形網目の1辺の長さである。
湿式ふるい機を用いれば、網面上を流下する土壌に対して、洗浄水を散布しながら振動を与えることにより、土壌を粒度により分画すると共に、洗浄を行うことができる。
<第二の予備分級装置>
第二の予備分級装置14は、汚染土壌S0から粗粒子分S1が除去された第一のスラリーS2から、砂分S3を分離する装置である。第二の予備分級装置14としては、第一の予備分級装置12と同様の湿式ふるい機や、ハイメッシュセパレータや湿式サイクロン等が挙げられる。
ハイメッシュセパレータは、対象物の比重差と表面積差によって生じる沈降速度差によって分離を行う沈降分離式の分離機である。同じ比重でも、比表面積が小さく粒度の大きい粒子は沈み、比表面積が大きく粒度の小さい粒子は沈みにくい性質を利用して分級機として使用できる。
湿式サイクロンは、渦状の流れを起こし、遠心力により分級する分級機である。
<第一の分級装置>
第一の分級装置20は、第一のスラリーS2から砂分S3が除去された第二のスラリーS4から、細粒子分S5を分離する装置である。第一の分級装置20としては、第二の予備分級装置14と同様の湿式ふるい機や、ハイメッシュセパレータや湿式サイクロン等が挙げられる。
<吸着材混合装置>
吸着材混合装置30は、第二のスラリーS4から細粒子分S5が分離された第三のスラリーS6に、細粒子分S5と同等の粒子径を有する吸着材A1を混合して混合物S7とする装置である。吸着材混合装置30としては、例えば、水槽と攪拌機とを備える混合槽等が挙げられる。
<第二の分級装置>
第二の分級装置40は、第三のスラリーS6と吸着材A1との混合物S7から、吸着材A1を分離する装置である。第二の分級装置40としては、例えば、第一の分級装置20と同様の湿式ふるい機や、ハイメッシュセパレータや湿式サイクロン等が挙げられる。
<水処理装置>
水処理装置50は、混合物S7から吸着材A1が分離された第四のスラリーS8から、微細粒子分S9を分離する装置である。水処理装置50としては、例えば、凝集沈殿装置や傾斜板沈殿装置(シックナー)等が挙げられる。
凝集沈殿装置は、懸濁水中に浮遊する微細粒子分を凝集沈殿させ、水から分離する装置である。
シックナーは、沈殿槽内に傾斜板を配置して、微細粒子分の沈降速度を速めて、水から分離する装置である。
<回収装置>
回収装置70は、第二の分級装置40で分離された吸着材A1を吸着済材A2として回収する装置である。吸着済材A2は、吸着材A1が水中の汚染物質を吸着したものである。回収装置70としては、吸着済材A2を貯留できる貯留槽等が挙げられる。
<供給装置>
供給装置60は、吸着済材A2の全部又は一部を吸着材混合装置30に供給する装置である。供給装置60としては、例えば、押出ポンプを備える配管等が挙げられる。
≪汚染土壌浄化方法≫
本発明の汚染土壌浄化方法は、第一の分級工程と、吸着材混合工程と、第二の分級工程とを有する。
以下、図1に基づき、本実施形態の汚染土壌浄化システム1を用いた汚染土壌浄化方法について説明する。
汚染土壌浄化システム1で処理の対象となる汚染土壌S0は、水に溶解する汚染物質を含む。
水に溶解する汚染物質としては、例えば、ヒ素、セレン、鉛、カドミウム等の重金属を含む化合物、有機フッ素化合物(PFAS)等が挙げられる。
ヒ素を含む化合物としては、例えば、ヒ素、ヒ酸、亜ヒ酸及びこれらの塩等が挙げられる。塩としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、金属、ハロゲン等が挙げられる。
セレンを含む化合物としては、例えば、セレン、セレン酸、亜セレン酸、及びこれらの塩、セレンの酸化物、セレンの硫化物、セレンのハロゲン化物等が挙げられる。塩としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、金属、ハロゲン等が挙げられる。
鉛を含む化合物としては、例えば、鉛、酸化鉛、塩化鉛、硫化鉛、硝酸鉛、硫酸鉛、酢酸鉛等が挙げられる。鉛を含む化合物は、ヒ酸鉛、亜ヒ酸鉛、セレン酸鉛、亜セレン酸鉛等であってもよい。
カドミウムを含む化合物としては、例えば、カドミウム、酸化カドミウム、塩化カドミウム、硫化カドミウム、硝酸カドミウム、硫酸カドミウム、酢酸カドミウム等が挙げられる。カドミウムを含む化合物は、ヒ化カドミウム、セレン酸カドミウム、亜セレン酸カドミウム等であってもよい。
有機フッ素化合物としては、例えば、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS、溶解度680mg/L)、ぺルフルオロオクタン酸(PFOA、溶解度9.5×10mg/L)及びこれらの塩等が挙げられる。塩としては、例えば、アルカリ金属、アンモニウムイオン、アミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等)等が挙げられる。
ここで、溶解度は、25℃の水1Lに溶解する質量である。
汚染土壌浄化システム1では、まず、汚染土壌S0の重量、粒度、汚染物質の濃度等に応じて算出された適量の水W1を汚染土壌S0に添加する。水W1の添加量は、汚染土壌S0の重量に対して、例えば、3倍~10倍の重量とされる。水W1の添加量が多いほど、洗浄効果を高めやすい。水W1の添加量が少ないほど、汚染土壌浄化システム1をコンパクトにしやすい。
<第一の予備分級工程>
第一の予備分級工程は、第一の予備分級装置12を用いて、水W1を加えた汚染土壌S0から、礫、粗砂等の粗粒子分S1を分離する工程である。粗粒子分S1として分離する礫の粒度は特に限定されないが、その後のスラリーの重量を低減する観点から、例えば、粒度が2mmを超える礫を粗粒子分S1として分離することが好ましい。
本実施形態において、汚染物質は、微細粒子分や水中に偏在しやすいため、粗粒子分S1は、清浄土として再利用可能である。
粒度が2mmを超える礫、粗砂を粗粒子分S1として分離した場合、粗粒子分S1が分離された第一のスラリーS2には、粒度が2mm以下の砂分S3と、粒度が砂分S3よりも小さい細粒子分S5と、粒度が細粒子分S5よりも小さい微細粒子分S9とが含まれる。
第一の予備分級工程によれば、水W1を加えた汚染土壌S0から、粗粒子分S1が除去された第一のスラリーS2が得られる。第一のスラリーS2は、第二の予備分級装置14へと供給される。
<第二の予備分級工程>
第二の予備分級工程は、第二の予備分級装置14を用いて、第一のスラリーS2から、粒度が2mm以下の砂分S3を分離する工程である。砂分S3として分離する砂の粒度は特に限定されないが、例えば、粒度が500μm超2mm以下の砂を砂分S3として分離することが好ましい。
本実施形態において、汚染物質は、微細粒子分や水中に偏在しやすいため、砂分S3は、清浄土として再利用可能である。
第二の予備分級工程によれば、第一のスラリーS2から、砂分S3が除去された第二のスラリーS4が得られる。第二のスラリーS4は、第一の分級装置20へと供給される。
<第一の分級工程>
第一の分級工程は、第一の分級装置20を用いて、第二のスラリーS4から、任意の粒子径の細粒子分S5を分離する工程である。細粒子分S5として分離する粒子の粒度は特に限定されないが、例えば、粒度が75μm超500μm以下の粒子を細粒子分S5として分離することが好ましい。細粒子分S5は、任意の粒子径の画分として除去される。すなわち、第一の分級工程は、水に溶解する汚染物質を含む汚染土壌と水から、任意の粒子径の画分を分離する工程である。
なお、細粒子分S5の粒度が75μm未満の場合、粒子の沈降速度の差を利用して、分級することができる。
本実施形態において、汚染物質は、微細粒子分や水中に偏在しやすいため、細粒子分S5は、清浄土として再利用可能である。
第一の分級工程によれば、第二のスラリーS4から、細粒子分S5が除去された第三のスラリーS6が得られる。第三のスラリーS6は、吸着材混合装置30へと供給される。
<吸着材混合工程>
吸着材混合工程は、吸着材混合装置30を用いて、任意の粒子径の画分が分離された第三のスラリーS6に、細粒子分S5と同等の粒子径の吸着材A1を混合して、混合物S7とする工程である。
吸着材A1を混合することで、第三のスラリーS6中の水分に溶解した汚染物質を吸着材A1に吸着できる。
吸着材A1としては、例えば、活性炭、鉄、水酸化アルミニウム等が挙げられる。活性炭としては、例えば、竹炭、ヤシ殻炭、粉末活性炭、粒状活性炭等が挙げられる。鉄としては、例えば、金属鉄を主体とする鉄粉、酸化鉄、水酸化鉄、アカガネイト等の酸化鉄鉱物等が挙げられる。吸着材A1としては、水に溶解する汚染物質を吸着する吸着能に優れ、粒度調整をしやすいことから、粒状活性炭、鉄粉、水酸化アルミニウムが好ましい。
これらの吸着材A1は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
吸着材A1の粒度は、細粒子分S5の粒度と同等であればよく、特に限定されない。吸着材A1の粒度としては、例えば、75μm超500μm以下が好ましい。吸着材A1の粒度を上記数値範囲内とすることで、後述する第二の分級工程で、混合物S7から、吸着材A1を容易にかつ選択的に分離できる。加えて、吸着材A1の粒度を上記数値範囲内とすることで、混合物S7に含まれる、上記数値範囲以外の粒子径を有する粒子との混入を防止できる。
吸着材A1の粒度は、例えば、ふるいの方形網目の1辺の長さが75μmと、500μmとの2種類の目開きのふるいを有する2段湿式ふるい等を用いて予め調整できる。吸着材A1の粒度は、吸着材A1の種類、予め調整する際に用いるふるいの数、目開き等により調整できる。
吸着材A1の粒度分布において、例えば、106~500μmの粒子径を有する粒子の存在割合は、90%以上が好ましく、95%以上がより好ましく、100%であってもよい。106~500μmの粒子径を有する粒子の存在割合が上記下限値以上であると、後述する第二の分級工程で、混合物S7から、吸着材A1をより効率よく分離できる。
106~500μmの粒子径を有する粒子の存在割合は、例えば、粒子径75μm超106μm未満の粒子の含有量によって調整できる。
吸着材A1の粒度分布は、吸着材A1の種類、予め調整する際に用いるふるいの数、目開き等により調整できる。
吸着材A1の比重は、細粒子分S5の比重と同等であることが好ましい。吸着材A1の比重が、細粒子分S5の比重と同等であると、後述する第二の分級工程において、吸着材A1の粒度が75μm未満の場合であっても、粒子の沈降速度の差を利用して、吸着材A1を分級できる。
吸着材A1の比重(真比重)は、特に限定されないが、例えば、1.8~2.7g/cmが好ましく、2.0~2.5g/cmがより好ましく、2.2~2.4g/cmがさらに好ましい。吸着材A1の比重が上記下限値以上であると、後述する第二の分級工程に要する時間を短縮できる。吸着材A1の比重が上記上限値以下であると、第二の分級工程において、吸着材A1をより容易に分離できる。
吸着材A1の比重は、例えば、水を満たしたピクノメーター(定容積のガラス容器)に吸着材A1を入れ、ピクノメーターに入れた吸着材A1の質量と増加した水の体積とから求めることができる。
吸着材混合工程における温度は、特に限定されず、例えば、常温(1℃~40℃)で吸着材A1を混合すればよい。
吸着材混合工程におけるpHは、特に限定されないが、例えば、2~10が好ましく、3~9がより好ましく、4~7がさらに好ましい。吸着材混合工程におけるpHが上記数値範囲内であると、吸着材A1による汚染物質の吸着力をより高められる。
pHは、測定対象の温度を25℃とし、pHメーターを用いて測定できる。
吸着材混合工程における第三のスラリーS6と、吸着材A1との混合時間は、特に限定されないが、例えば、10~60分間が好ましく、20~40分間がより好ましい。混合時間が上記下限値以上であると、水中に溶解した汚染物質を、吸着材A1に充分吸着させることができる。混合時間が上記上限値以下であると、汚染土壌を浄化する効率をより高められる。
吸着材混合工程によれば、第三のスラリーS6と吸着材A1との混合物S7が得られる。加えて、吸着材混合工程によれば、第三のスラリーS6中の水分に溶解した汚染物質を吸着材A1に吸着できる。混合物S7は、第二の分級装置40へと供給される。
<第二の分級工程>
第二の分級工程は、第二の分級装置40を用いて、混合物S7から、吸着材A1を分離する工程である。吸着材A1は、混合物S7中の水分に溶解した汚染物質を吸着して、吸着済材A2として回収される。汚染物質を吸着した吸着材A1を分離することで、第四のスラリーS8の汚染物質の濃度を大幅に低減できる。
第四のスラリーS8中の汚染物質の濃度は、例えば、有機フッ素化合物の場合、液体クロマトグラフ質量分析法(LC/MS/MS)等により測定できる。重金属を含む化合物の場合、例えば、誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP-AES)等により測定できる。
第二の分級工程では、吸着材A1の粒度が、細粒子分S5の粒度と同等であるため、第一の分級工程で用いた第一の分級装置20を流用できる。第一の分級装置20を流用することにより、汚染土壌浄化システム1をよりコンパクトにできる。
第二の分級工程によれば、混合物S7から吸着材A1が分離された第四のスラリーS8が得られる。第四のスラリーS8は、水処理装置50へと供給される。
<回収工程>
回収工程は、第二の分級工程で分離された吸着材A1を吸着済材A2として回収する工程である。本実施形態の汚染土壌浄化方法は、回収工程を有することで、吸着材A1をより容易に回収できる。
<水処理工程>
水処理工程は、水処理装置50を用いて、混合物S7から吸着済材A2が分離された第四のスラリーS8から、微細粒子分S9を分離する工程である。微細粒子分S9として分離される粒子の粒度は特に限定されないが、例えば、75μm以下が好ましい。
微細粒子分S9が除去された第四のスラリーS8は、処理済水W2となる。処理済水W2は、吸着材混合工程で水分に溶解した汚染物質が吸着材A1に吸着され、除去されている。このため、処理済水W2は、清澄な水として、再利用可能である。
なお、処理済水W2中の汚染物質の濃度は、例えば、液体クロマトグラフ質量分析法(LC/MS/MS)、ICP-AES等により測定できる。
除去した微細粒子分S9は、水に溶解しなかった汚染物質の付着量が多いと考えられる。このため、加圧式濾過装置等で処理して濃縮残渣とする。濃縮残渣は、熱処理や化学処理を行う熱処理施設等にて処分される。
微細粒子分S9を濃縮残渣とする際に発生する水は、第一の予備分級工程や、吸着材混合工程に供給されて、再利用されることが好ましい。
水処理工程によれば、第四のスラリーS8から微細粒子分S9が分離され、処理済水W2が得られる。処理済水W2は、第一の予備分級装置12や吸着材混合装置30へと供給され、循環利用される。
<供給工程>
供給工程は、供給装置60を用いて、吸着済材A2の全部又は一部を吸着材混合工程に供給する工程である。本実施形態の汚染土壌浄化方法は、供給工程を有することで、吸着済材A2を再利用することが可能である。吸着済材A2を再利用することで、吸着材A1の使用量を低減でき、環境負荷を低減できる。加えて、コスト面で有利である。
吸着済材A2の吸着能は、吸着前後の水中における汚染物質の濃度差を測定することにより判断できる。濃度差が大きければ(例えば、汚染物質がPFOSの場合、1000ng/L以上)、吸着済材A2の吸着能は充分であると判断できる。濃度差が小さければ(例えば、汚染物質がPFOSの場合、100ng/L以下)、吸着済材A2の吸着能は失われていると判断できる。
吸着能が失われた吸着済材A2は、吸着済材A3として、上述した濃縮残渣と同様に、熱処理や化学処理を行う熱処理施設等にて処分されることが好ましい。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、第一の分級工程により、任意の粒子径の細粒子分S5を分離できる。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、吸着材混合工程により、水中に溶解した汚染物質を吸着材A1に吸着できる。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、第二の分級工程により、細粒子分S5と同等の粒子径を有する吸着材A1を容易に分離できる。このため、吸着材A1を容易に回収できる。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、土壌中の有害物質を吸着材によって回収できる。このため、本来であれば土壌洗浄で有害物質が濃縮されるために系外で処理していた微細粒子分を縮減、又は再利用可能なまでに低濃度化できる可能性がある。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、PFASのような分級技術による土壌浄化方法に不向きな「水溶性」を有する有害物質であっても、吸着材と併用することで浄化が可能となる。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、回収された吸着材は、吸着材そのもの以外の粒径の不純物を含まないため、破過するまで(吸着材が吸着能を失うまで)容易に循環して再利用できる。
[第二実施形態]
≪汚染土壌浄化システム≫
図2に、本発明の第二実施形態に係る汚染土壌浄化システムの概略図を示す。第一実施形態と同じ構成には、同じ符号を付して、その説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態の汚染土壌浄化システム2は、予備混合装置15と、第一の分級装置22と、吸着材混合装置32と、第一の予備分級装置16と、第二の予備分級装置18と、第二の分級装置42と、水処理装置52とをこの順で有する。汚染土壌浄化システム2は、供給装置62と、回収装置72とをさらに有する。回収装置72は、第二の分級装置42と接続されている。吸着材混合装置32と、回収装置72とは、供給装置62で接続されている。
図中の矢印は、土壌や水等の流体の移動方向を表す。
<予備混合装置>
予備混合装置15は、汚染土壌S0と水W1とを混合して、第五のスラリーS10とする装置である。予備混合装置15としては、例えば、吸着材混合装置30と同様の、水槽と攪拌機とを備える混合槽等が挙げられる。
<第一の分級装置>
第一の分級装置22は、第五のスラリーS10から、任意の粒子径の細粒子分S11を分離する装置である。第一の分級装置22としては、二段式の湿式ふるい機や、複数の湿式サイクロンが連結された連結サイクロン等が挙げられる。
<吸着材混合装置>
吸着材混合装置32は、第五のスラリーS10から細粒子分S11が分離された第六のスラリーS12に、細粒子分S11と同等の粒子径を有する吸着材A1を混合して混合物S13とする装置である。吸着材混合装置32としては、例えば、吸着材混合装置30と同様の、水槽と攪拌機とを備える混合槽等が挙げられる。
<第一の予備分級装置>
第一の予備分級装置16は、混合物S13から粗粒子分S14を分離する装置である。第一の予備分級装置16としては、例えば、第一の予備分級装置12と同様の湿式ふるい機等が挙げられる。
<第二の予備分級装置>
第二の予備分級装置18は、混合物S13から粗粒子分S14が除去された第七のスラリーS15から、砂分S16を分離する装置である。第二の予備分級装置18としては、例えば、第二の予備分級装置14と同様の湿式ふるい機、ハイメッシュセパレータ、湿式サイクロン等が挙げられる。
<第二の分級装置>
第二の分級装置42は、第七のスラリーS15から砂分S16が除去された第八のスラリーS17から、吸着材A1を分離する装置である。第二の分級装置42としては、例えば、第二の分級装置40と同様の湿式ふるい機、ハイメッシュセパレータ、湿式サイクロン等が挙げられる。
<水処理装置>
水処理装置52は、第八のスラリーS17から吸着材A1が分離された第九のスラリーS18から、微細粒子分S19を分離する装置である。水処理装置52としては、例えば、水処理装置50と同様の、凝集沈殿装置、シックナー等が挙げられる。
<回収装置>
回収装置72は、第二の分級装置42で分離された吸着材A1を吸着済材A2として回収する装置である。回収装置72としては、例えば、回収装置70と同様の貯留槽等が挙げられる。
<供給装置>
供給装置62は、吸着済材A2の全部又は一部を吸着材混合装置32に供給する装置である。供給装置62としては、例えば、供給装置60と同様の、押出ポンプを備える配管等が挙げられる。
≪汚染土壌浄化方法≫
本実施形態の汚染土壌浄化方法は、第一の分級工程と、吸着材混合工程と、第二の分級工程とを有する。本実施形態の汚染土壌浄化方法は、様々な粒子径を有する土壌から、任意の粒子径の細粒子分のみを除去し、吸着材を混合してから、粗粒子分、砂分、微細粒子分を除去する点で、第一実施形態と異なる。
以下、図2に基づき、本実施形態の汚染土壌浄化システム2を用いた汚染土壌浄化方法について説明する。
<予備混合工程>
予備混合工程は、予備混合装置15内で、汚染土壌S0に水W1を添加して混合し、第五のスラリーS10とする工程である。予備混合工程では、汚染土壌S0の重量、粒度、汚染物質の濃度等に応じて算出された適量の水W1を汚染土壌S0に添加する。水W1の添加量は、第一実施形態の水W1の添加量と同様である。
予備混合工程では、処理済水W2を循環利用してもよい。
予備混合工程によれば、第五のスラリーS10が得られる。第五のスラリーS10は、第一の分級装置22へと供給される。
<第一の分級工程>
第一の分級工程は、第一の分級装置22を用いて、第五のスラリーS10から、任意の粒子径の細粒子分S11を分離する工程である。細粒子分S11は、細粒子分S5と同様である。すなわち、第一の分級工程は、水に溶解する汚染物質を含む汚染土壌と水から、任意の粒子径の画分を分離する工程である。
第一の分級工程によれば、第六のスラリーS12が得られる。第六のスラリーS12は、吸着材混合装置32へと供給される。
<吸着材混合工程>
吸着材混合工程は、吸着材混合装置32を用いて、任意の粒子径の画分が分離された第六のスラリーS12に、細粒子分S11と同等の粒子径の吸着材A1を混合して、混合物S13とする工程である。
吸着材A1を混合することで、第六のスラリーS12中の水分に溶解した汚染物質を吸着材A1に吸着できる。
吸着材混合工程における、温度、pH、混合時間は、第一実施形態と同様である。
吸着材混合工程によれば、第六のスラリーS12と吸着材A1との混合物S13が得られる。加えて、吸着材混合工程によれば、第六のスラリーS12中の水分に溶解した汚染物質を吸着材A1に吸着できる。混合物S13は、第一の予備分級装置16へと供給される。
<第一の予備分級工程>
第一の予備分級工程は、第一の予備分級装置16を用いて、混合物S13から、粗粒子分S14を分離する工程である。粗粒子分S14は、粗粒子分S1と同様である。
第一の予備分級工程によれば、混合物S13から粗粒子分S14が分離された第七のスラリーS15が得られる。第七のスラリーS15は、第二の予備分級装置18へと供給される。
<第二の予備分級工程>
第二の予備分級工程は、第二の予備分級装置18を用いて、第七のスラリーS15から砂分S16を分離する工程である。砂分S16は、砂分S3と同様である。
第二の予備分級工程によれば、第七のスラリーS15から砂分S16が分離された第八のスラリーS17が得られる。第八のスラリーS17は、第二の分級装置42へと供給される。
<第二の分級工程>
第二の分級工程は、第二の分級装置42を用いて、第八のスラリーS17から吸着材A1を分離する工程である。吸着材A1は、第八のスラリーS17中の水分に溶解した汚染物質を吸着して、吸着済材A2として回収される。汚染物質を吸着した吸着材A1を分離することで、第九のスラリーS18の汚染物質の濃度を大幅に低減できる。
第九のスラリーS18中の汚染物質の濃度は、例えば、液体クロマトグラフ質量分析法(LC/MS/MS)、ICP-AES等により測定できる。
第二の分級工程によれば、第八のスラリーS17から吸着材A1が分離された第九のスラリーS18が得られる。第九のスラリーS18は、水処理装置52へと供給される。
<水処理工程>
水処理工程は、水処理装置52を用いて、第九のスラリーS18から微細粒子分S19を分離する工程である。微細粒子分S19は、微細粒子分S9と同様である。微細粒子分S19が除去された第九のスラリーS18は、処理済水W2となる。
水処理工程によれば、第九のスラリーS18から微細粒子分S19が分離され、処理済水W2が得られる。処理済水W2は、予備混合装置15や吸着材混合装置32へと供給され、循環利用される。
<回収工程>
回収工程は、第二の分級工程で分離された吸着材A1を吸着済材A2として回収する工程である。本実施形態の汚染土壌浄化方法は、回収工程を有することで、吸着材A1をより容易に回収できる。
本実施形態の回収工程は、第二の分級装置42で分離された吸着材A1を回収装置72で回収すること以外は、第一実施形態と同様である。
<供給工程>
供給工程は、供給装置62を用いて、吸着済材A2の全部又は一部を吸着材混合工程に供給する工程である。
本実施形態の供給工程は、供給装置62を用いて、吸着済材A2の全部又は一部を吸着材混合装置32へと供給すること以外は、第一実施形態と同様である。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、様々な粒子径を有する土壌から、任意の粒子径の細粒子分のみを除去し、細粒子分と同等の粒子径を有する吸着材を添加する。このため、吸着材と様々な粒子径を有する土壌とを、混入を防止しつつ容易に分級できる。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、様々な粒子径を有する土壌と吸着材とを混合することができ、より多くの汚染物質を吸着材に吸着させることが可能である。
本実施形態の汚染土壌浄化方法によれば、汚染土壌と吸着材とをより長時間接触させることができる。このため、より多くの汚染物質を吸着材に吸着させることが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変更が可能である。
例えば、第一の予備分級装置と第二の予備分級装置とを一つの装置としてもよい。第一の予備分級装置と第二の予備分級装置とを一つの装置とすることで、汚染土壌浄化システムをよりコンパクトにできる。
例えば、第一の分級装置と第二の分級装置とを一つの装置としてもよい。第一の分級装置と第二の分級装置とを一つの装置とすることで、汚染土壌浄化システムをよりコンパクトにできる。
汚染土壌に添加する水の量を増やすことで、吸着材の粒子径を大きくしても吸着効果は低下しないと考えられる。このため、吸着材の粒子径を2~4mm程度まで大きくすることができる。吸着材の粒子径を大きくすることで、分級精度や分離・回収効率を向上できる。
1,2…汚染土壌浄化システム、12,16…第一の予備分級装置、14,18…第二の予備分級装置、15…予備混合装置、20,22…第一の分級装置、30,32…吸着材混合装置、40,42…第二の分級装置、50,52…水処理装置、60,62…供給装置、70,72…回収装置、S0…汚染土壌、S1,S14…粗粒子分、S2…第一のスラリー、S3,S16…砂分、S4…第二のスラリー、S5,S11…細粒子分、S6…第三のスラリー、S7,S13…混合物、S8…第四のスラリー、S9,S19…微細粒子分、S10…第五のスラリー、S12…第六のスラリー、S15…第七のスラリー、S17…第八のスラリー、S18…第九のスラリー、W1…水、W2…処理済水、A1…吸着材、A2,A3…吸着済材

Claims (6)

  1. 水に溶解する汚染物質を含む汚染土壌と水から、任意の粒子径の画分を分離する第一の分級装置と、
    前記任意の粒子径の画分が分離された汚染土壌と前記水に、前記画分と同等の粒子径の吸着材を混合して混合物とする吸着材混合装置と、
    前記混合物から前記吸着材を分離する第二の分級装置と、
    を有する、汚染土壌浄化システム。
  2. 前記第二の分級装置で除去された前記吸着材を、前記吸着材混合装置に供給する供給装置をさらに有する、請求項1に記載の汚染土壌浄化システム。
  3. 水に溶解する汚染物質を含む汚染土壌と水から、任意の粒子径の画分を分離する第一の分級工程と、
    前記任意の粒子径の画分が分離された汚染土壌と前記水に、前記画分と同等の粒子径の吸着材を混合して混合物とする吸着材混合工程と、
    前記混合物から前記吸着材を分離する第二の分級工程と、
    を有する、汚染土壌浄化方法。
  4. 前記第二の分級工程で除去された前記吸着材を、前記任意の粒子径の画分が分離された汚染土壌と前記水とに供給する供給工程をさらに有する、請求項3に記載の汚染土壌浄化方法。
  5. 前記汚染物質が、ヒ素、セレン、鉛及びカドミウムを含む化合物及び有機フッ素化合物からなる群から選ばれる1種以上である、請求項3又は4に記載の汚染土壌浄化方法。
  6. 前記吸着材が、活性炭、鉄及び水酸化アルミニウムから選ばれる1種以上を含有する、請求項3~5のいずれか一項に記載の汚染土壌浄化方法。
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