JP2022078958A - 紫外線殺菌を示すためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面がUV光によって殺菌されたことをより正確に示すとともに容易に確認できる表示装置を提供する。【解決手段】所与の領域の紫外線(UV)殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリ100は、前記領域における1つ又は複数の表面104に取り付け可能な後付け保護緩衝部材102であって、1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆う保護緩衝部材を含む。後付け保護緩衝部材は、UV光にさらされると、第1の色から、第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能な第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料106を含む。【選択図】図1

Description

本開示は、紫外線殺菌を示すためのシステム及び方法に関する。
紫外線(UV)光は、航空機内における表面の殺菌に用いられる既存の技術の1つである。これは、UV光に曝露することで、表面を効率的に消毒又は殺菌できる場合が多いことによる。表面を(UV光やその他の方法によって)殺菌した後は、当該表面が殺菌済みであることを乗客、乗務員、その他の人員に視覚的に認識させる表示体を提供することが望ましい。
表面が殺菌済みであることを示す既存の技術として、光ルミネセンス表示体(photoluminescent indicator)がある。しかしながら、この既存の技術は、通常は、殺菌が十分なレベルで行われたことを視覚的に示すものではない。加えて、既存の技術による視覚的な表示には、ブラックライトや他の何らかの視覚的な補助がないと見ることができないものがある。さらに、既存の光ルミネセンス表示体には、UV光だけでなく、他の光源に曝露した場合にも帯電して発光する材料を含むものがある。このため、既存の光ルミネセンス表示体は、UV光に曝露されていない場合であっても、航空機で使用されているUV光以外の客室照明又は他の照明によって発光する可能性がある。これにより、殺菌されていない表面であっても、当該表面が殺菌済みであるという誤った表示がなされる可能性がある。
したがって、表面がUV光によって殺菌されたことをより正確に示すとともに容易に確認できる表示を提供する装置が必要とされている。
一実施例において、所与の領域の紫外線(UV)殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリが開示されている。前記保護アセンブリは、前記領域における1つ又は複数の表面に取り付け可能な後付け保護緩衝部材であって、前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆う後付け保護緩衝部材を含む。前記後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能な第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含む。
他の実施例において、方法が開示されている。当該方法は、紫外線(UV)光を出射するよう構成された発光装置を用いて、後付け保護緩衝部材をUV光に曝露することを含む。この際に、前記後付け保護緩衝部材は、所与の領域における1つ又は複数の表面に取り付けられており、これにより前記後付け保護緩衝部材が前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆うものとし、また、前記後付け保護緩衝部材は、第1の色を有するフォトクロミックプラスチック材料を含むものとする。前記方法は、さらに、前記曝露に反応して、前記フォトクロミックプラスチック材料を前記第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能であり、前記領域のUV殺菌を視覚的に示す第2の色に変色させることを含む。
他の実施例において、方法が開示されている。当該方法は、所与の領域における1つ又は複数の表面に取り付けられたブラケットに対して後付け保護緩衝部材を機械的に連結して、当該後付け保護緩衝部材が前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆うようにすることを含む。前記後付け保護緩衝部材は、紫外線(UV)光に曝露されると、第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能であり、前記領域のUV殺菌を視覚的に示す第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含む。
さらに他の実施例において、紫外線(UV)殺菌キットが開示されている。前記UV殺菌キットは、UV光を出射するよう構成された発光装置を含む。前記UV殺菌キットは、さらに、後付け保護緩衝部材を含み、当該後付け保護緩衝部材は、所与の領域における1つ又は複数の表面に取り付けられたブラケットに機械的に連結されるよう構成されたインサートであって、当該後付け保護緩衝部材は、前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆っている。前記後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件で視認可能な第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含んでおり、これにより、前記領域のUV殺菌を視覚的に示す。
他の実施例において、所与の領域の紫外線(UV)殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリが開示されている。前記保護アセンブリは、前記領域における1つ又は複数の表面に取り付け可能な後付け保護緩衝部材であって、前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆う後付け保護緩衝部材を含む。前記後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能な第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含む。前記フォトクロミックプラスチック材料は、1種類又は複数種類のフォトクロミックのポリマの組み合わせを少なくとも5重量%含む。前記フォトクロミックプラスチック材料は、さらに、コロイド状金属又は非フォトクロミックポリマのうちの少なくとも一方を含む。
上述した特徴、機能、及び効果は、様々な実施例において個別に実現可能であり、或いは、他の実施例に組み込むことも可能である。そのような実施例の詳細は、以下の記載及び図面を参照すれば明らかであろう。
例示的な実施例に特有のものと考えられる新規な特徴は、添付の特許請求の範囲に記載されている。ただし、例示的な実施例、並びに、好ましい使用形態、さらに、その目的及び効果は、添付の図面と併せて本開示の例示的な実施形態の詳細な説明を参照することにより最もよく理解されるであろう。
例示的な実施態様による、所与の領域のUV殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリを示す図である。 例示的な実施態様による後付け保護緩衝部材のフォトクロミックプラスチック材料が変色した後の図1の保護アセンブリを示す図である。 例示的な実施態様による図1の保護アセンブリを示す図である。 例示的な実施態様による図1の保護アセンブリを示す図である。 例示的な実施態様による図1の保護アセンブリを示す図である。 例示的な実施態様による航空機を示す斜視図である。 例示的な実施態様による例示的な方法のフローチャートを示す図である。 例示的な実施態様による他の例示的な方法のフローチャートを示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本開示の実施例をより詳細に説明する。なお、添付図面は、本開示の実施例のいくつかを示しているが、すべてを示すものではない。実際、本明細書においていくつかの異なる実施例について説明するが、本開示がこれらの実施例に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施例の説明は、本開示を完全に示し、本開示の範囲を当業者に十分に伝えることを目的とするものである。
本明細書における「実質的」、「約」、「略」、及び「近似」なる用語が用いられている場合、これらは、本明細書に記載された特性、パラメータ、又は値が必ずしも正確に達成されることを必要とするものではなく、その特性などによって達成すべき効果を阻害しない程度であれば、例えば、当業者に知られた許容差、測定誤差、測定精度限界、及びその他の要因によるずれ又はばらつきが許容されることを意味する。
また、特段の記載がない限り、図面に示した要素は、必ずしも縮尺通りではない。
本明細書に記載の実施例は、航空機における領域など、所与の領域のUV殺菌を視覚的に示すためのシステム及び方法に関する。具体的には、記載のシステム及び方法は、所与の領域における1つ又は複数の表面に取り付けて、当該1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆って保護することができる後付け保護緩衝部材(retrofitted protective bumper)を提供する。後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から、当該第1の色とは異なる第2の色に変色するフォトクロミック(photochromic)プラスチック材料を含む。第2の色は、周囲照明条件(ambient lighting conditions)において視認可能であって、そのような周囲照明条件においては、視覚補助装置(例えば、ブラックライト又は他の種類の光源)なしに視認可能な色である。
本開示では、主に航空機に関する実施例について説明する。しかしながら、他の実施態様では、本開示のシステム及び方法は、例えば、船舶、回転翼機、宇宙船など、航空機以外のビークルにおいても実施可能であり、自動車、バス、ボート、船、地下鉄、電車、娯楽用の乗り物などの交通用ビークルにおいても実施可能であり、及び/又は、学校、劇場、商業用ビル、空港などの建物を含む他の用途及び場所においても実施可能である。また、本開示のシステムは、例えば、遊園地や競技場(amphitheater)などの屋外施設においても使用可能である。
保護緩衝部材やラブストリップ(rubstrip)などは、押し出し成形、ダイカスト成形、射出成形などによって作製可能である。
図面を参照すると、図1は、領域のUV殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリ100の例を示す図である。保護アセンブリ100は、所与の領域における1つ又は複数の表面104に取り付け可能な後付け保護緩衝部材102を含み、後付け保護緩衝部材102によって当該1つ又は複数の表面104の少なくとも一部を覆うことができる。図1では、後付け保護緩衝部材102は、1つ又は複数の表面104に取り付けられている。
いくつかの実施例において、後付け保護緩衝部材102は、ラブストリップ、角あて緩衝材(corner bumper)、又は、他の種類の保護用緩衝材であり、1つ又は複数の表面104は、航空機(図示せず)における領域であって、人の出入りが多い領域(例えば、多数の乗客を収容しうる客室)内の表面や、人や物体にさらされることが多く、手で触れたり、当たったり、その他の態様で接触を受ける表面を含む。例えば、後付け保護緩衝部材102は、航空機の通路の床面、又は、航空機の洗面所の中や付近の角部における1つ又は複数の表面104に取り付けられる。また、他の例も可能である。
所与の領域のUV殺菌を視覚的に示すために、後付け保護緩衝部材102は、UV光108に曝露されると、第1の色から第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料106を含む。第2の色は、第1の色とは異なる色であるとともに、周囲照明条件において視認可能な色であるので、当該領域のUV殺菌を視覚的に示すことができる。いくつかの実施例において、フォトクロミックプラスチック材料106は、所定時間が経過すると、第2の色から第1の色に戻るように構成することができる。いくつかの実施例において、所定時間は、1分から3分、2分から5分、或いは、4分から7分とすることができる。
第2の色が周囲照明条件において視認可能であることは、殺菌を示す既存の技術にはない利点であり、第2の色を視認するためのブラックライトや他の視覚補助装置を不要とすることが可能であり、いくつかの実施形態においては、不要とされている。これにより、領域がUV光108で殺菌された後に、後付け保護緩衝部材102のフォトクロミックプラスチック材料106が第1の色から第2の色に変わったことを、誰でも迅速且つ容易に見ることができる。さらに、既存の技術において殺菌を示すために用いられる光ルミネセンス表示体とは異なり、後付け保護緩衝部材102のフォトクロミックプラスチック材料106は、航空機又は他のビークル、或いは、建物、他の環境に存在しうる日光や他の光にさらされることによって変色する可能性が少ない。よって、本開示の保護アセンブリ100は、所与の領域のUV殺菌の誤表示の可能性を低減することができる。
いくつかの実施例において、フォトクロミックプラスチック材料106は、例えば、フォトクロミックのマスターバッチを非フォトクロミック(non-photochromic)のプラスチックに付加することなどによって、後付け保護緩衝部材102の少なくとも一部を構成する。例えば、後付け保護緩衝部材102は、その少なくとも50%が1種類又は複数種類のフォトクロミックのポリマ(例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、及び/又は熱可塑性ポリウレタン(TPU))で構成される。より具体的には、フォトクロミックのポリマは、フォトクロミックプラスチック配合物の全固形分の重量の約50%から約100%を構成するか、約75%から約100%を構成するか、或いは、約85%から約100%を構成する。他の実施例では、フォトクロミックプラスチック配合物は、1種類又は複数種類のフォトクロミックのポリマの組み合わせを少なくとも約5重量%含み、これに加えて、コロイド状金属(colloidal metal)、及び/又は、非フォトクロミックのプラスチック材料など、フォトクロミックでないポリマを含む。つまり、特定量のフォトクロミックのポリマと、後付け保護緩衝部材102を構成する他の材料が組み合わせられている。いくつかの実施形態において、フォトクロミックプラスチック配合物はフォトクロミックのポリマを含み、その含有量は、フォトクロミックプラスチック配合物の全固形分の重量の約5%から約25%か、約10%から約30%か、或いは、約15%から約35%である。これを容易に実現するためには、例えば、フォトクロミックプラスチック材料106は、ペレット状のフォトクロミックプラスチック材料を用いる。これを、少なくとも1種類の非フォトクロミックのプラスチック(例えば、ポリビニルポリマ)、及び/又は、コロイド状金属を含む組成物を溶融させたものに混合して、この混合物を後付け保護緩衝部材102に成形すればよい。また、他の例も可能である。
さらに他の実施例において、後付け保護緩衝部材102は、フォトクロミックプラスチック材料106のコーティングを有する。例えば、このコーティングは、非フォトクロミックのベース層又はベース構造(例えば、非フォトクロミックのプラスチック又は金属)の外表面に近接するように設けることができる。コーティングにおけるフォトクロミックプラスチック材料106は、例えば50%など、少なくとも閾値以上の割合を構成する。さらに、コーティングは、非フォトクロミックのベース層又はベース構造の外表面全体のうち、当該コーティングを近接配置した外表面が例えば95%~100%など、少なくとも閾値以上の割合を占めるように配置される。これらの実施例及び他の実施例において、フォトクロミックプラスチック材料106は、実質的に均質である。
いくつかの実施例において、UV光108は、約200ナノメートルから約280ナノメートルの範囲、約222ナノメートルから約280ナノメートルの範囲、約222ナノメートルから約254ナノメートルの範囲、約222ナノメートルから約240ナノメートルの範囲、又は、約240ナノメートルから約280ナノメートルの範囲の波長を有するように選択される。
いくつかの実施例において、図1に示す様に、発光装置110は、UV光108を出射するよう構成される。図1は、発光装置110がフォトクロミックプラスチック材料106へのUV光108の照射を開始した段階において第1の色を有するフォトクロミックプラスチック材料106を示している。発光装置110は、UVワンド(UV wand)でもよいし、或いは、他のUV光源でもよい。発光装置110が領域にUV光108を照射することで病原体が破壊されるので、当該領域を殺菌することができる。発光装置110を表面上方で移動(掃くように移動)させると、当該表面における病原体は即座に破壊されるか、或いは、所定の時間(例えば、数秒から数分)経過後に破壊される。
発光装置110、及び後付け保護緩衝部材102は、いずれもUV殺菌キット112に含めることができる。いくつかの実施例において、UV殺菌キット112は、他の装置や構造部(feature)も含むことができ、例えば、1つ又は複数の表面104に後付け保護緩衝部材102を直接又は間接的に取り付けるための1つ又は複数のファスナ又は他の装置を含むことができる。また、他の例も可能である。
いくつかの実施形態において、限定するものではないが例えばフォトクロミックプラスチック材料106を含む後付け保護緩衝部材102は、当該後付け保護緩衝部材102が配置される航空機、他のビークル、他の屋内施設、又は、屋外施設に関する1つ又は複数の規制に適合するように設計/選択することができる。例えば、後付け保護緩衝部材102は、不燃性であること(例えば、火気や熱にさらされても、発火、燃焼、引火性ガスの発生などの危険がない材料で構成されている)、及び/又は、アメリカ連邦航空局(FAA)が定める適切な燃焼試験に適合したものであることが求められる。
図2は、次いで、フォトクロミックプラスチック材料106がUV光108に曝露された状態又は曝露された後であって、第1の色が第2の色に変色した後の保護アセンブリ100を示している。
いくつかの実施例において、第1の色は、航空機や他の輸送手段、又は、建物の内装の色と実質的に一致するように選択されるか、或いは、第1の色は、美的価値の観点で選択される。例えば、第1の色は、航空機における角部や通路の色と実質的に一致するように選択されるか、或いは、美的価値の観点で選択される。他の実施例においては、第1の色は、無色透明であり、第2の色は、赤、青、紫、又は黄色など、第1の色と明確に区別できる色である。
図3は、一実施例の保護アセンブリ100の例を示す斜視図であり、当該保護アセンブリにおける後付け保護緩衝部材102は、1つ又は複数の表面104(図示せず)に取り付けられたブラケット116に対して、機械的に連結可能に構成されたインサート114を含む。より具体的には、図3に示す実施例では、後付け保護緩衝部材102は、インサート114であり、当該インサート114は、別個の装置、具体的にはブラケット116に、機械的に連結されるよう構成されている。ただし、例えば図4に示すように、他の実施例では、後付け保護緩衝部材102は、インサート114とブラケット116の双方を含み、当該保護緩衝部材におけるインサート114がブラケット116に機械的に連結されている。ブラケット116は、インサート114をブラケット116に連結する前又は後に、1つ又は複数の表面104に取り付けることができる。さらに他の実施例では、後付け保護緩衝部材102は、インサート又はこれに準ずる構造体であり、後付け保護緩衝部材102は、機械的に(又は、他の態様で)ブラケット以外の種類の装置に取り付け可能な構成でもよい。
図3に示す様に、インサート114は、細長円弧状のベース部118と、当該細長円弧状のベース部118から延出して第1溝部122を間に形成する第1レッグ対120と、を有する。細長円弧状のベース部118は、円弧状、又は、他の実質的に丸い形状を有しており、1つ又は複数の表面104を適切に保護するとともに、接触を適切に吸収することができる。また、図示のように、ブラケット116は、長状のベース部124と、当該長状のベース部から延出して第2溝部128を間に形成する第2レッグ対126と、を有する。ブラケット116は、例えば、ねじ又はピンなどの1つ又は複数のファスナ130によって、1つ又は複数の表面104に取り付け可能に構成されており、当該ブラケット116を1つ又は複数の表面104に固定することができる。例えば、1つ又は複数のファスナ130は、長状のベース部124の長さ方向に沿って第2溝部128の内側に分散して配置された一連のファスナの形態を取ることができる。
また、図示のように、インサート114は、ブラケット116の第2溝部128に対して嵌め込み式に挿入可能(snap-fit insertion)に構成されており、第1レッグ対120と第2レッグ対126とを互いに噛み合わせることができる。具体的には、第1レッグ対120と第2レッグ対126における各レッグは、嵌め込み係合するように片持ち梁状に設計されている。他の設計の嵌め込み係合も可能である。
後付け保護緩衝部材102がインサート114である実施形態は、既存の、非フォトクロミックの(non-photochromatic)インサートが既にブラケット116に取り付けられている場合に、この既存の非フォトクロミックのインサートをインサート114に交換して用いることができるので有利である。図3に示すインサート114及びブラケット116の構成の例、並びに、他の可能な構成の例によれば、既存の非フォトクロミックインサートを、例えば、インサート114などの、フォトクロミックプラスチック材料106を含む後付け保護緩衝部材に効率的に交換することができる。
図4は、インサート114及びブラケット116を含む後付け保護緩衝部材102を有する実施例の保護アセンブリ100を示す図である。図示のように、インサート114及びブラケット116は、それぞれ上述した構造部を有するが、図3に示したものとは形状が異なっている。
図5は、他の実施例の保護アセンブリ100を上から見た図であり、当該アセンブリにおける後付け保護緩衝部材102は、ブラケット116に対して機械的に連結可能に構成されたインサート114を含む。より具体的には、1つ又は複数の表面104は、(例えば、壁の)角部の表面であり、よって、後付け保護緩衝部材102は、当該角部を保護するとともに、当該角部周辺の領域がUV殺菌済であることを示す手段として機能する。図示では、ブラケット116は、1つ又は複数の表面104に取り付けられている。
なお、上述のインサート114及びブラケット116は、異なる形状及び寸法を有する異なる形態を取ることも可能である。
図6は、例示的な実施態様による航空機150を示す斜視図である。上述のように、後付け保護緩衝部材102(図6には示していない)は、例えば、航空機150の客室など、航空機150の胴体152の内部領域における1つ又は複数の表面104に取り付けることができる。
図7は、図1、図2、図3、図4、及び図5に示す保護アセンブリ100及びUV殺菌キット112とともに使用可能な一実施例による方法200のフローチャートを示す図である。方法200は、ブロック202~204の1つ又は複数において示す1つ又は複数の処理、機能、又は動作を含むことができる。
方法200は、ブロック202において、UV光を出射するよう構成された発光装置によって、後付け保護緩衝部材をUV光に曝露することを含む。この後付け保護緩衝部材は、1つ又は複数の表面に取り付けられており、後付け保護緩衝部材が当該1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆っている。また、この後付け保護緩衝部材は、第1の色を有するフォトクロミックプラスチック材料を含む。
方法200は、ブロック204において、前記曝露に反応して、フォトクロミックプラスチック材料を第1の色から第2の色に変色させることを含む。当該第2の色は、第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能であって、当該領域のUV殺菌を視覚的に示す。
いくつかの実施例において、ブロック202における曝露は、後付け保護緩衝部材を、約200ナノメートルから約280ナノメートルの範囲の波長を有するUV光に曝露することで実行される。
いくつかの実施例において、ブロック202における曝露は、後付け保護緩衝部材を、約222ナノメートルから約254ナノメートルの範囲の波長を有するUV光に曝露することで実行される。また、他の波長範囲も可能である。
いくつかの実施例において、後付け保護緩衝部材は、航空機内部の通路や角部における1つ又は複数の表面に取り付けられており、よって、ブロック202に示す曝露は、航空機内部の通路や角部における1つ又は複数の表面に取り付けられた後付け保護緩衝部材をUV光に曝露することで実行される。
いくつかの実施例において、ブロック204に示す変色させる工程は、フォトクロミックプラスチック材料を第1の色から、周囲照明条件において視覚補助装置なしに視認可能な第2の色に変色させることで実行される。
いくつかの実施例において、後付け保護緩衝部材は、不燃性である。
図8は、図1、図2、図3、図4、及び図5に示す保護アセンブリ100及びUV殺菌キット112とともに使用可能な一実施例による方法300のフローチャートを示す図である。方法300は、ブロック302において示す1つ又は複数の処理、機能、又は動作を含むことができる。ただし、さらに他の複数の処理、機能、又は動作も可能である。
方法300は、ブロック302において、所与の領域における1つ又は複数の表面に取り付けられたブラケットに対して後付け保護緩衝部材を機械的に連結して、後付け保護緩衝部材によって当該1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆うことを含む。後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含む。第2の色は、第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能であって、当該領域のUV殺菌を視覚的に示す。
いくつかの実施例において、後付け保護緩衝部材は、細長円弧状のベース部と、当該細長円弧状のベース部から延出して第1溝部を間に形成する第1レッグ対と、を有する。また、前記ブラケットは、長状のベース部と、当該長状のベース部から延出して第2溝部を間に形成する第2レッグ対と、を有する。そのような実施例において、ブロック302に示す連結は、前記インサートを前記ブラケットの第2溝部に嵌め込み式に挿入して、第1レッグ対と第2レッグ対とを互いに噛み合わせることで実行される。
いくつかの実施例において、ブロック302に示す連結は、航空機内部の通路や角部における1つ又は複数の表面に取り付けられたブラケットに対して、後付け保護緩衝部材を機械的に連結することで実行される。
図7及び図8に示した論理機能を実行するように、様々な装置又はシステムを使用し、或いは、構成することができる。いくつかの実施例においては、装置及び/又はシステムのコンポーネントは、当該機能を実行するように構成されており、当該コンポーネントは、このような動作を実現可能なように、(ハードウェア及び/又はソフトウェアによって)実際に構成及び組み立てがなされている。他の実施例においては、装置及び/又はシステムのコンポーネントは、例えば、特定の態様で操作された場合などに当該機能の実行に適合するように、又は、当該機能の実行が可能なように、又は、当該機能の実行に好適なように構成することができる。また、図7及び図8に示すブロックは、順序付けて示されているが、これらのブロックを並列で実行することも、及び/又は図示とは異なる順序で実行することも可能である。また、所望の実施態様に基づいて、様々なブロックを結合してより少ない数のブロックにしたり、分割してより多くのブロックにしたり、及び/又は、削除したりすることができる。
本明細書に開示したこれらのプロセス及び方法、また、他のプロセス及び方法について、フローチャートは、提示した実施例の機能及び動作の可能な一態様を示しているに過ぎない。この点に関し、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、モジュール、セグメント、プログラムコードの一部を表す場合があり、これは、当該プロセスにおける特定の論理機能又はステップを実行するためのプロセッサによって実行可能な1つ又は複数の命令を含む場合がある。このプログラムコードは、任意の種類のコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶することができ、或いは、例えば、ディスクやハードドライブを含む記憶装置などのデータ記憶装置に格納することができる。さらに、プログラムコードは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、或いは、他の非一時的な媒体又は物品(articles of manufacture)において、機械読み取り可能なフォーマットでコード化することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体の例には、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体又はメモリがあり、例えば、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、及びランダムアクセスメモリ(RAM)のように、データを短期間格納するコンピュータ読み取り可能な媒体がある。コンピュータ読み取り可能な媒体の例には、永続的に長期間保存する補助記憶装置などの非一時的な媒体があり、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、光学ディスク又は磁気ディスク、読み出し専用コンパクトディスク(CD-ROM)などが挙げられる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、任意の他の揮発性又は不揮発性の記憶システムでもよい。コンピュータ可読媒体は、例えば、有形なコンピュータ可読記憶媒体であるとみなすことができる。
加えて、図7及び図8に示す各ブロック、又は各ブロックの一部は、当該プロセスの特定の論理機能を実行するように配線された回路を表すこともできる。代替的な実施態様において、図示又は記載の順とは異なる順で機能が実行されたり、例えば、関連する機能に応じて、同時に実行されたり、逆順で実行されたりするような場合も、本開示の実施例の範囲に含まれることは、当業者であれば理解されるであろう。
本開示のシステム、装置、及び方法についての異なる実施例には、様々なコンポーネント、特徴、及び機能が含まれる。本開示のシステム、装置及び方法についての様々な実施例は、本開示のシステム、装置及び方法の他の任意の実施例におけるコンポーネント、特徴、及び機能のいずれでも任意のコンビネーション又はサブコンビネーションで含むことができ、このようなすべての可能性は、本開示の範囲内に含まれることは理解されよう。
さらに、本開示は、以下の付記による実施形態を含む。
1. 所与の領域の紫外線(UV)殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリ(100)であって、
前記領域における1つ又は複数の表面(104)に取り付け可能な後付け保護緩衝部材(102)であって、前記1つ又は複数の表面(104)の少なくとも一部を覆う後付け保護緩衝部材(102)を含み、
前記後付け保護緩衝部材(102)は、UV光(108)に曝露されると、第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能な第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料(106)を含む、保護アセンブリ(100)。
2. 前記第2の色は、前記周囲照明条件において視覚補助装置なしに視認可能である、付記1に記載の保護アセンブリ(100)。
3. 前記後付け保護緩衝部材(102)は、不燃性である、付記1又は2に記載の保護アセンブリ(100)。
4. 前記フォトクロミックプラスチック材料(106)は、約200ナノメートルから約280ナノメートルの範囲の波長を有するUV光(108)に曝露されると、前記第1の色から前記第2の色に変色するよう構成されている、付記1から3のいずれかに記載の保護アセンブリ(100)。
5. 前記フォトクロミックプラスチック材料(106)は、約222ナノメートルから約254ナノメートルの範囲の波長を有するUV光(108)に曝露されると、前記第1の色から前記第2の色に変色するよう構成されている、付記1から4のいずれかに記載の保護アセンブリ(100)。
6. 前記後付け保護緩衝部材(102)は、さらに、非フォトクロミックプラスチック材料(106)を含む、付記1から5のいずれかに記載の保護アセンブリ(100)。
7. 前記後付け保護緩衝部材(102)は、さらに、コロイド状金属を含む、付記1から6のいずれかに記載の保護アセンブリ(100)。
8. 前記後付け保護緩衝部材(102)は、前記1つ又は複数の表面(104)に取り付けられたブラケット(116)に対して機械的に連結されるよう構成されたインサート(114)を含む、付記1から7のいずれかに記載の保護アセンブリ(100)。
9. 前記インサート(114)は、細長円弧状のベース部(118)と、当該細長円弧状のベース部(118)から延出して第1溝部(122)を間に形成する第1レッグ対(120)と、を含み、
前記ブラケット(116)は、長状のベース部(124)と、当該長状のベース部(124)から延出して第2溝部(128)を間に形成する第2レッグ対(126)と、を含む、付記8に記載の保護アセンブリ(100)。
10. 前記インサート(114)は、前記ブラケット(116)の前記第2溝部(128)に嵌め込み式に挿入され、前記第1レッグ対(120)が前記第2レッグ対(126)と噛み合うように構成されている、付記9に記載の保護アセンブリ(100)。
11. 前記後付け保護緩衝部材(102)は、ブラケット(116)に機械的に連結されたインサート(114)を含み、
前記ブラケット(116)は、当該ブラケット(116)を前記1つ又は複数の表面(104)に保持するように、1つ又は複数のファスナ(130)によって前記1つ又は複数の表面(104)に取り付け可能である、付記1から10のいずれかに記載の保護アセンブリ(100)。
12. 前記第1の色は、航空機(150)の内装の色と実質的に一致するように選択される、付記1から11のいずれかに記載の保護アセンブリ(100)。
13. 前記後付け保護緩衝部材(102)を取り付け可能な前記1つ又は複数の表面(104)は、航空機(150)における通路又は角部の1つ又は複数の表面(104)を含む、付記1から12のいずれかに記載の保護アセンブリ(100)。
14. 紫外線(UV)光を出射するよう構成された発光装置(110)を用いて、後付け保護緩衝部材(102)をUV光(108)に曝露すること(202)を含み、この際に、前記後付け保護緩衝部材(102)は、所与の領域における1つ又は複数の表面(104)に取り付けられており、これにより前記後付け保護緩衝部材(102)が前記1つ又は複数の表面(104)の少なくとも一部を覆うものとし、前記後付け保護緩衝部材(102)は、第1の色を有するフォトクロミックプラスチック材料(106)を含むものとし、
前記曝露に反応して、前記フォトクロミックプラスチック材料(106)を前記第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能であり、前記領域のUV殺菌を視覚的に示す第2の色に変色させること(204)を含む、方法(200)。
15. 前記後付け保護緩衝部材(102)を前記UV光(108)に曝露すること(202)は、前記後付け保護緩衝部材(102)を、約200ナノメートルから約280ナノメートルの範囲の波長を有するUV光(108)に曝露することを含む、付記14に記載の方法(200)。
16. 前記後付け保護緩衝部材(102)を前記UV光(108)に曝露すること(202)は、航空機(150)における通路又は角部の1つ又は複数の表面(104)に取り付けられた後付け保護緩衝部材(102)を前記UV光(108)に曝露することを含む、付記14に記載の方法(200)。
17. 前記フォトクロミックプラスチック材料(106)を前記第1の色から前記第2の色に変色させること(204)は、前記フォトクロミックプラスチック材料(106)を前記第1の色から、前記周囲照明条件において視覚補助装置なしに視認可能な第2の色に変色させることを含む、付記14に記載の方法(200)。
18. 所与の領域における1つ又は複数の表面(104)に取り付けられたブラケット(116)に対して後付け保護緩衝部材(102)を機械的に連結して、当該後付け保護緩衝部材(102)が前記1つ又は複数の表面(104)の少なくとも一部を覆うようにすること(302)を含み、
この際に、前記後付け保護緩衝部材(102)は、紫外線(UV)光に曝露されると、第1の色から、当該第1の色とは異なる色であって、周囲照明条件で視認可能であり、前記領域のUV殺菌を視覚的に示す第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料(106)を含むものとする、方法(300)。
19. 前記後付け保護緩衝部材(102)は、細長円弧状のベース部(118)と、当該細長円弧状のベース部(118)から延出して第1溝部(122)を間に形成する第1レッグ対(120)と、を有するインサート(114)を含み、
前記ブラケット(116)は、長状のベース部(124)と、当該長状のベース部(124)から延出して第2溝部(128)を間に形成する第2レッグ対(126)と、を含み、
前記ブラケット(116)に対して前記後付け保護緩衝部材(102)を機械的に連結すること(302)は、前記インサート(114)を前記ブラケット(116)の前記第2溝部(128)に嵌め込み式に挿入して前記第1レッグ対(120)と前記第2レッグ対(126)とを噛み合わせることによって、前記インサート(114)を前記ブラケット(116)に機械的に連結することを含む、付記18に記載の方法(300)。
20. 前記1つ又は複数の表面(104)に取り付けられた前記ブラケット(116)に前記後付け保護緩衝部材(102)を機械的に連結すること(302)は、航空機(150)における通路又は角部の1つ又は複数の表面(104)に取り付けられた前記ブラケット(116)に前記後付け保護緩衝部材(102)を機械的に連結することを含む、付記18又は19に記載の方法(300)。
21. 紫外線(UV)殺菌キット(112)であって、
UV光(108)を出射するよう構成された発光装置(110)と、
後付け保護緩衝部材(102)と、を含み、前記後付け保護緩衝部材(102)は、所与の領域における1つ又は複数の表面(104)に取り付けられたブラケット(116)に機械的に連結されるよう構成されたインサート(114)であって、当該後付け保護緩衝部材(102)は、前記1つ又は複数の表面(104)の少なくとも一部を覆っており、
前記後付け保護緩衝部材(102)は、UV光(108)に曝露されると、第1の色から、当該第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件で視認可能な第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料(106)を含み、これにより、前記領域のUV殺菌を視覚的に示すものである、UV殺菌キット。
22. 前記インサート(114)は、細長円弧状のベース部(118)と、当該細長円弧状のベース部(118)から延出して第1溝部(122)を間に形成する第1レッグ対(120)と、を含み、
前記ブラケット(116)は、長状のベース部(124)と、当該長状のベース部(124)から延出して第2溝部(128)を間に形成する第2レッグ対(126)と、を含み、
前記インサート(114)は、前記ブラケット(116)の前記第2溝部(128)に前記インサート(114)を嵌め込み式に挿入して前記第1レッグ対(120)と前記第2レッグ対(126)とを噛み合わせることによって、前記ブラケット(116)に機械的に連結されるよう構成されている、付記21に記載のUV殺菌キット(112)。
23. 所与の領域の紫外線(UV)殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリ(100)であって、
前記領域における1つ又は複数の表面(104)に取り付け可能な後付け保護緩衝部材(102)であって、前記1つ又は複数の表面(104)の少なくとも一部を覆う後付け保護緩衝部材(102)を含み、
前記後付け保護緩衝部材(102)は、UV光(108)に曝露されると、第1の色から、当該第1の色とは異なる第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料(106)を含み、前記フォトクロミックプラスチック材料(106)は、
1種類又は複数種類のフォトクロミックのポリマの組み合わせを少なくとも5重量%と、
コロイド状金属又は非フォトクロミックポリマのうちの少なくとも一方と、を含む、保護アセンブリ(100)。
24. 前記フォトクロミックプラスチック材料(106)は、実質的に均質である、付記23に記載の保護アセンブリ(100)。
様々な好適な実施態様の説明は、例示及び説明のために提示したものであり、全てを網羅することや、開示した実施例に限定することを意図するものではない。当業者には、多くの改変又は変形が明らかであろう。また、異なる好適な実施例においては、他の好適な実施例とは異なる効果が説明されている場合がある。選択した1つ又は複数の実施例は、実施例の原理及び実際の用途を最も的確に説明するために、且つ、想定した特定の用途に合わせて種々の改変を加えた様々な実施例の開示を当業者が理解できるようにするために、選択且つ記載したものである。

Claims (15)

  1. 所与の領域の紫外線(UV)殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリであって、
    前記領域における1つ又は複数の表面に取り付け可能な後付け保護緩衝部材であって、前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆う後付け保護緩衝部材を含み
    前記後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能な第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含む、保護アセンブリ。
  2. 前記第2の色は、前記周囲照明条件において視覚補助装置なしに視認可能である、請求項1に記載の保護アセンブリ。
  3. 前記後付け保護緩衝部材は、不燃性である、請求項1又は2に記載の保護アセンブリ。
  4. 前記フォトクロミックプラスチック材料は、約200ナノメートルから約280ナノメートルの範囲の波長を有するUV光に曝露されると、前記第1の色から前記第2の色に変色するよう構成されている、請求項1から3のいずれかに記載の保護アセンブリ。
  5. 前記後付け保護緩衝部材は、さらに、非フォトクロミックプラスチック材料を含む、請求項1から4のいずれかに記載の保護アセンブリ。
  6. 前記後付け保護緩衝部材は、さらに、コロイド状金属を含む、請求項1から5のいずれかに記載の保護アセンブリ。
  7. 前記後付け保護緩衝部材は、前記1つ又は複数の表面に取り付けられたブラケットに対して機械的に連結されるよう構成されたインサートを含む、請求項1から6のいずれかに記載の保護アセンブリ。
  8. 前記インサートは、細長円弧状のベース部と、当該細長円弧状のベース部から延出して第1溝部を間に形成する第1レッグ対と、を含み、
    前記ブラケットは、長状のベース部と、当該長状のベース部から延出して第2溝部を間に形成する第2レッグ対と、を含む、請求項7に記載の保護アセンブリ。
  9. 前記インサートは、前記ブラケットの前記第2溝部に嵌め込み式に挿入され、前記第1レッグ対が前記第2レッグ対と噛み合うように構成されている、請求項8に記載の保護アセンブリ。
  10. 前記後付け保護緩衝部材は、ブラケットに機械的に連結されたインサートを含み、
    前記ブラケットは、当該ブラケットを前記1つ又は複数の表面に保持するように、1つ又は複数のファスナによって前記1つ又は複数の表面に取り付け可能である、請求項1から9のいずれかに記載の保護アセンブリ。
  11. 前記後付け保護緩衝部材を取り付け可能な前記1つ又は複数の表面は、航空機における通路又は角部の1つ又は複数の表面を含む、請求項1から10のいずれかに記載の保護アセンブリ。
  12. 紫外線(UV)光を出射するよう構成された発光装置を用いて、後付け保護緩衝部材をUV光に曝露することを含み、この際に、前記後付け保護緩衝部材は、所与の領域における1つ又は複数の表面に取り付けられており、これにより前記後付け保護緩衝部材が前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆うものとし、前記後付け保護緩衝部材は、第1の色を有するフォトクロミックプラスチック材料を含むものとし、
    前記曝露に反応して、前記フォトクロミックプラスチック材料を前記第1の色から、前記第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件において視認可能であり、前記領域のUV殺菌を視覚的に示す第2の色に変色させることを含む、方法。
  13. 所与の領域における1つ又は複数の表面に取り付けられたブラケットに対して後付け保護緩衝部材を機械的に連結して、当該後付け保護緩衝部材が前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆うようにすることを含み、
    この際に、前記後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から、当該第1の色とは異なる色であって、周囲照明条件で視認可能であり、前記領域のUV殺菌を視覚的に示す第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含むものとする、方法。
  14. 紫外線(UV)殺菌キットであって、
    UV光を出射するよう構成された発光装置と、
    後付け保護緩衝部材と、を含み、前記後付け保護緩衝部材は、所与の領域における1つ又は複数の表面に取り付けられたブラケットに機械的に連結されるよう構成されたインサートであって、当該後付け保護緩衝部材は、前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆っており、
    前記後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から、当該第1の色とは異なるとともに、周囲照明条件で視認可能な第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含み、これにより、前記領域のUV殺菌を視覚的に示すものである、UV殺菌キット。
  15. 所与の領域の紫外線(UV)殺菌を視覚的に示すための保護アセンブリであって、
    前記領域における1つ又は複数の表面に取り付け可能な後付け保護緩衝部材であって、前記1つ又は複数の表面の少なくとも一部を覆う後付け保護緩衝部材を含み、
    前記後付け保護緩衝部材は、UV光に曝露されると、第1の色から、当該第1の色とは異なる第2の色に変色するフォトクロミックプラスチック材料を含み、前記フォトクロミックプラスチック材料は、
    1種類又は複数種類のフォトクロミックのポリマの組み合わせを少なくとも5重量%と、
    コロイド状金属又は非フォトクロミックポリマのうちの少なくとも一方と、を含む、保護アセンブリ。
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