JP2022078957A - マスクの選択方法および美容方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】美容効果を考慮したマスクの選択方法の提供。【解決手段】マスクの選択方法は、マスクの色を決定するステップを含む。前記マスクの色は、RGB表色系におけるR値が195以上250以下、G値が169以上214以下およびB値が144以上198以下となる範囲から選択される。【選択図】図1

Description

本発明はマスクの選択方法および美容方法に関する。
2020年1月頃よりCOVID-19の感染が広がり、世界中の多くの人々はマスク着用により感染を予防することを余儀なくされている。マスクは、装着者の飛沫拡散リスク及び他者からの飛沫による感染リスクを下げる効果を持っているものとして利用されている。COVID-19流行当初、数か月に渡り花粉対策や病気予防に使用されていた市販の不織布や衛生用布マスクが不足したこともあり、異業種からマスク生産の努力や各個人が自家製でマスクを作製することによりマスク不足は解消されてきた。しかしながら、COVID-19の感染は継続しており今後もマスク着用が日常の生活で必要となる。COVID-19の感染が収まったとしてもウイルス等の感染防止のためにマスクは必要な者となる。そのような状況下において肌への装着性が改善されたもの、不織布や布以外の素材、使用感を改善するクール感を備えたもの、様々な色、個性を表すデザインなどその生活において各個人に適したマスクを選ぶことができるようになってきた。
そのような状況下においてファッションに合わせてマスクの色を変えたい、マスク姿の自分を楽しみたい気持ちを持つ人が多くなっている。また、マスクの色が似あう、似合わないと感じることを認識している人も多いが、自分に似合うマスクがわからないという人が多い。さらにマスクをつけることでメイク映えや顔が明るく見え、肌の色に対してマスクが浮かないようにしたいという要望もある。肌を美しく見せ、メイクアップ効果も得られる、マスクを取り入れた美容法が望まれている。
従来では、使用者の顔の肌色に適した口紅の選定方法として、使用者の顔の肌とリップカラー等のポイントメークアップ化粧料の明度を測定し、両者の明度差を指標としてポイントメークアップ化粧料を選択する方法が知られている(例えば、特許文献1:JP2872912A、特許文献2:JP5323431B参照)。また、肌色とヘアカラー及びメーキャップのカラーバランスに基づく美容方法が知られている(例えば、特許文献3:JP2003-23136A)。
上記特許文献1乃至3では、メーキャップ製品におけるメーキャップ製品の選択方法や美容方法が提案されている。これらの特許文献ではファンデーションの色調におけるヘアカラーと眉の色、口紅の色のバランスを検討した美容方法であるが、マスクを着用した状態での美容効果は期待できてない。
特許第2872912号 特許第5323431号 特開2003-23136号公報
本開示は、美容効果を考慮したマスクの選択方法の提供を目的とする。
本発明による第1のマスクの選択方法は、
マスクの色を決定するステップを含み、
前記マスクの色は、sRGB色空間におけるR値が195以上250以下、G値が169以上214以下およびB値が144以上198以下となる範囲から選択される。
本発明による第1のマスクの選択方法は、
マスク着用者によって使用されるファンデーションの色又はマスク着用者の肌の色である第1色に関する色情報を取得するステップを更に含み、
前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記色情報に基づいて前記マスクの色を決定してもよい。
本発明による第1のマスクの選択方法において、
前記色情報を取得するステップにおいて、アンダースキントーンに基づいて分類された複数のトーン区分のうち、前記第1色が属するアンダースキントーン区分が色情報として取得され、
前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記第1色が属するアンダースキントーン区分に基づいて前記マスクの色を決定してもよい。
本発明による第1のマスクの選択方法において、
前記複数のアンダースキントーン区分は、
前記R値が111以上223以下であり、前記G値が82以上179以下であり、前記B値が68以上154以下であるクールアンダースキントーン区分と、
前記R値が122以上211以下であり、前記G値が90以上174以下であり、前記B値が71以上145以下であるニュートラルアンダースキントーン区分と、
前記R値が163以上219以下であり、前記G値が123以上184以下であり、前記B値が88以上143以下であるウォームアンダースキントーン区分と、を含んでもよい。
本発明による第1のマスクの選択方法において、
前記色情報を取得するステップにおいて、明度に基づいて分類された複数の明度区分のうち、前記第1色が属する明度区分が色情報として取得され、
前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記第1色が属する明度区分に基づいて前記マスクの色を決定してもよい。
本発明による第1のマスクの選択方法において、
前記複数の明度区分は、
前記R値が200以上223以下であり、前記G値が155以上184以下であり、前記B値が128以上154以下であるライト区分と、
前記R値が185以上200以下であり、前記G値が142以上157以下であり、前記B値が113以上122以下であるミディアム区分と、
前記R値が156以上180以下であり、前記G値が116以上144以下であり、前記B値が87以上105以下であるタン区分と、
前記R値が111以上148以下であり、前記G値が82以上107以下であり、前記B値が68以上78以下であるディープ区分と、を含んでもよい。
本発明による第1のマスクの選択方法において、
前記色情報を取得するステップにおいて、アンダースキントーンに基づいて分類された複数のアンダースキントーン区分のうち前記第1色が属するアンダースキントーン区分および明度に基づいて分類された複数の明度区分のうち前記第1色が属する明度区分が、色情報として取得され
前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記第1色が属するアンダースキントーン区分および明度区分の両方に基づいて前記マスクの色を決定してもよい。
本発明による第1のマスクの選択方法において、
前記複数のアンダースキントーン区分は、
前記R値が111以上223以下であり、前記G値が82以上179以下であり、前記B値が68以上154以下であるクールアンダースキントーン区分と、
前記R値が122以上211以下であり、前記G値が90以上174以下であり、前記B値が71以上145以下であるニュートラルアンダースキントーン区分と、
前記R値が163以上219以下であり、前記G値が123以上184以下であり、前記B値が88以上143以下であるウォームアンダースキントーン区分と、を含み、
前記複数の明度区分は、
前記R値が200以上223以下であり、前記G値が155以上184以下であり、前記B値が128以上154以下であるライト区分と、
前記R値が185以上200以下であり、前記G値が142以上157以下であり、前記B値が113以上122以下であるミディアム区分と、
前記R値が156以上180以下であり、前記G値が116以上144以下であり、前記B値が87以上105以下であるタン区分と、を含んでもよい。
本発明による第1のマスクの選択方法において、
前記第1色の属する明度区分が、前記ライト区分、前記ミディアム区分及び前記タン区分のいずれかである場合、
前記マスクの色を決定するステップにおいて、
前記第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分であれば、前記R値が230以上250以下、前記G値が173以上214以下および前記B値が153以上198以下となる範囲から、前記マスクの色は選択され、
前記第1色の属するアンダースキントーン区分がニュートラルアンダースキントーン区分であれば、前記R値230以上250以下、前記G値173以上214以下および前記B値153以上198以下となる範囲から、前記マスクの色は選択され、
前記第1色の属するアンダースキントーン区分がウォームアンダースキントーン区分であれば、前記R値246以上250以下、前記G値173以上214以下および前記B値153以上198以下となる範囲から、前記マスクの色は選択されてもよい。
本発明による第1のマスクの選択方法において、
前記複数の明度区分は、前記R値が111以上148以下であり、前記G値が82以上107以下であり、前記B値が68以上78以下であるディープ区分を、更に含み、
前記第1色の属する明度区分が前記ディープ区分である場合、
前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記R値195以上234以下、前記G値169以上189以下および前記B値144以上176以下となる範囲から、前記マスクの色は選択されてもよい。
本発明による第2のマスクの選択方法は、
マスク着用者によって使用されるファンデーションの色又はマスク着用者の肌の色である第1色に関する色情報を取得するステップと、
前記色情報に基づいてマスクの色を決定するステップと、を含み、
前記色情報を取得するステップにおいて、アンダースキントーンに基づいて分類された複数のアンダースキントーン区分のうち前記第1色が属するアンダースキントーン区分および明度に基づいて分類された複数の明度区分のうち前記第1色が属する明度区分が、色情報として取得され、
前記複数のアンダースキントーン区分は、
sRGB色空間におけるR値が111以上223以下であり、G値が82以上179以下であり、B値が68以上154以下であるクールアンダースキントーン区分と、
前記R値が122以上211以下であり、前記G値が90以上174以下であり、前記B値が71以上145以下であるニュートラルアンダースキントーン区分と、
前記R値が163以上219以下であり、前記G値が123以上184以下であり、前記B値が88以上143以下であるウォームアンダースキントーン区分と、を含み、
前記複数の明度区分は、
前記R値が200以上223以下であり、前記G値が155以上184以下であり、前記B値が128以上154以下であるライト区分と、
前記R値が185以上200以下であり、前記G値が142以上157以下であり、前記B値が113以上122以下であるミディアム区分と、
前記R値が156以上180以下であり、前記G値が116以上144以下であり、前記B値が87以上105以下であるタン区分と、を含み、
前記第1色の属する明度区分が前記ライト区分または前記ミディアム区分であり、且つ前記第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分またはニュートラルアンダースキントーン区分であって、前記第1色の前記R値が201以上216以下、前記G値が161以上179以下、前記B値が127以上154以下である範囲の場合、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1504 TPG、13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1008 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から選択される。
本発明による第3のマスクの選択方法は、
マスクの色を決定するステップを含み、
前記マスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1504 TPG、13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1008 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から選択される。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から選択されてもよい。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から選択されてもよい。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における14-1219 TPGに該当する色が選択されてもよい。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色が選択されてもよい。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色が選択されてもよい。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPGのいずれかに該当する色が選択されてもよい。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、
期待する効果に関する効果情報を取得するステップを更に含み、
取得された前記効果情報が第1の効果であれば、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色が選択され、
取得された前記効果情報が第2の効果であれば、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色が選択され、
取得された前記効果情報が第3の効果であれば、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPGのいずれかに該当する色が選択されてもよい。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、
前記第1の効果は、顔の色の印象が生き生きと感じさせる効果であり、
前記第2の効果は、マスクがリップやチークの効果を補うように感じさせる効果であり、
前記第3の効果は、マスクが肌となじみ肌から浮かないように感じさせる効果でもよい。
本発明による第2および第3のマスクの選択方法において、
マスク着用者によって使用されるファンデーションの色又はマスク着用者の肌の色である第1色に関する色情報を取得するステップを更に含み、
前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記第1色が、sRGB色空間におけるR値が201以上216以下、G値が161以上179以下およびB値が127以上154以下となる範囲内の色である場合に、前記マスクの色が前記PANTONE(登録商標)の色見本帳により特定される前記色に選択されてもよい。
本発明による美容方法は、
上述した本発明による第1~第3のマスクの選択方法のいずれかによりマスクを選択するステップと、
選択されたマスクを装着するステップと、を含む。
本発明による第1のマスクは、
マスク本体と、
前記マスク本体に接続した保持部と、を備え、
前記マスク本体の色は、sRGB色空間におけるR値が195以上250以下、G値が169以上214以下およびB値が144以上198以下となる範囲内の色である。
本発明による第1のマスクは、
マスク本体と、
前記マスク本体に接続した保持部と、を備え、
前記マスク本体の色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1504 TPG、13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1008 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色である。
本発明による表示部付きマスクは、
マスクと、
前記マスクに設けられた表示部と、を備え、
前記表示部は、前記マスクに適したファンデーションに関する情報を表示する。
本発明によるマスク製品は、
マスクと、
前記マスクを包装する包装部材と、を備え、
前記包装部材は、前記マスクに適したファンデーションに関する情報を表示する表示部を有する。
本発明によるマスク用の包装部材は、
マスクを包装する包装部材であって、
前記マスクに適したファンデーションに関する情報を表示する表示部を備える。
本発明による第1の表示媒体は、複数のマスクの各々に適したファンデーションに関する情報を表示する。
本発明による第2の表示媒体は、複数のファンデーションの各々に適したマスクに関する情報を表示する、表示媒体。
本発明による販売装置は、
複数のマスクを配置される展示装置と、
前記展示装置に設けられた本発明による第1及び第2の表示媒体のいずれかと、を備える。
本発明によるマスクの販売方法は、
互いに異なる色の複数のマスクを表示媒体とともに展示する工程を含み、
前記表示媒体は、前記複数のマスクの各々に適したファンデーション製品に関する情報を表示する。
本発明によれば、マスクによって着用者に美容効果をもたらすことができる。
図1は、一実施の形態を説明するための図であって、マスクの選択方法によって選択されるマスクを人に装着した状態で示す斜視図である。 図2は、マスクの選択方法によって使用され得る表示媒体を示す平面図である。 図3は、図2の表示媒体と、表示媒体を設置された展示装置と、を含む販売装置の一例を示す正面図である。 図4は、マスクの選択方法によって使用され得る第2の表示媒体を示す平面図である。 図5は、表示部付きマスクを示す平面図である。 図6は、マスクと、マスクを包装する包装部材と、を有するマスク製品を示す平面図である。
本発明の好ましい一実施の形態を以下に説明する。以下に説明する一実施の形態では、着用者に適したマスクの選択方法を提供する。
マスク10は、図1に示すように、着用者の顔の口および鼻孔を覆うものである。マスク10は、口および鼻孔を覆うマスク本体20と、マスク本体20に接続した保持部30と、を有している。保持部30は、口および鼻孔に対面する位置にマスク本体20を保持する。図示された例において、保持部30は、マスク本体20から両側方に延び出ている。各保持部30は、耳掛け紐として構成されている。マスク本体20は、例えば、不織布や、ウレタン等の樹脂により作製される。
本実施の形態によるマスクの選択方法は、マスクの色を決定するステップを含んでいる。ここでマスクの色は、マスク本体20の色である。ただし、マスクの保持部30も、選択された色を有していてもよい。選択されたマスク10の色は、ファンデーション、チーク、口紅等のメーキャップ化粧品と同様に着用者の顔を明るく映えて見せる等の美容効果を発現する。
本実施の形態において、選択されるマスクの色は、sRGB色空間におけるR値が195以上250以下、G値が169以上214以下およびB値が144以上198以下となる範囲から選択されてもよい。このような範囲から選択された色のマスクは、着用した際に目立ってしまうことを効果的に抑制することができる。また、本実施の形態において、選択されるマスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1504 TPG、13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1008 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPG、14-1314 TPG、14-1312 TPG、14-1318 TPG、15-1515 TPGのいずれかに該当する色から選択されてもよい。このような範囲から選択された色のマスクは、肌へのなじみが良いことから、肌に自然な血色感や幸福感を与えることができる。より具体的には、くすみ感を払拭して顔の血色がよく明るく見せることができ、明るい印象を与えることができる。また、マスクから露出した目元を引き立てることができ、言い換えれば、マスク自体が従来のチークや口紅といったメーキャップ効果と同様の効果をもたらすことができ、美容面において優れる。
sRGB色空間とは、IEC(国際電気標準会議)が1998年10月に策定した、色空間の国際標準規格(A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB Version 1.10, November 5, 1996)である。これは、異なる環境間での色の再現性を確保するために定められた色空間であり、赤(R領域)、緑(G領域)、青(B領域)の光の量を、それぞれR値、G値、B値として256階調で表す。本明細書において用いられる「R値」、「G値」及び「B値」は、それぞれ、sRGB色空間におけるR値、G値およびB値を指している。
PANTONE(登録商標)の色見本帳に示された所定の色であるか否かの判断は、次に説明するように、目視したマスクの色とPANTONE(登録商標)の色見本帳とを照らし合わせることで行う。具体的には、室内において、美容技術者が、マスクの色を目視し、PANTONE(登録商標)の色見本帳のどの色に該当するのか判断する。そして、最も多くの評価者となった美容技術者が選んだ色見本帳の色が、マスクの色であると判断する。
また、本実施の形態によるマスクの選択方法は、マスク着用者によって使用されるファンデーションの色又はマスク着用者の肌の色である第1色(ベース色、基準色)に関する色情報を取得するステップを更に含んでいる。そして、マスクの色を決定するステップでは、取得された色情報に基づいて、マスクの色が決定される。
本実施の形態において、色情報は特に限定されることなく、ファンデーションの色や肌の色である第1色に関する種々の情報としてもよい。例えば、色情報は、いずれかの表色系を用いて第1色を定量的に表した情報、例えばsRGB色空間におけるR値、G値およびB値であってもよい。その一方で、sRGB色空間におけるR値、G値およびB値ではなく、sRGB色空間を複数の分類した区分のうちの第1色が属する区分を特定する情報であってもよい。その他の例として、色情報は、色の明度、色度、彩度のいずれか一以上に関連した色調に関する情報であってもよい。更に、色情報は、ファンデーションの色を特定できる情報、例えば、ファンデーションの色を表すマンセル表色系、ファンデーションの色味を表す記号、やファンデーションの品番等でもよい。
取得された色情報を考慮してマスクの色を決定することにより、着用者の肌の色や着用者が使用するファンデーションの色に適したマスクを選択することができる。例えば、肌やファンデーションとマスクの色が近いものを選ぶことによりマスクを目立たなくすることができる。また、マスクの顔へのなじみをよくすることができ、マスクがマスク着用者の肌から浮いてしまうことを効果的に抑制することができる。
更に、本実施の形態におけるマスクの選択方法において、色情報を取得するステップにおいて、アンダースキントーンに基づいて分類された複数のアンダースキントーン区分のうち、第1色が属するアンダースキントーン区分が色情報として取得されるようにしてもよい。アンダースキントーンは、着用者によって使用されるファンデーションの色や着用者の肌の色である第1色が有する色相、明度および彩度のうち、主として色相及び彩度に関連する。したがって、第1色が属するアンダースキントーン区分を考慮してマスクの色を決定することにより、マスクを顔へより効果的になじませることができる。
一例として、複数のアンダースキントーン区分が、クールアンダースキントーン区分と、ニュートラルアンダースキントーン区分と、ウォームアンダースキントーン区分を含むようにしてもよい。このような区分は、ファンデーションの色を選択する際に、素肌の色をアンダースキントーンとして分類する際にも使用されることがある。本実施の形態において、マスクの色を決定する際に、素肌の色の区別だけでなくファンデーションの色の区別にも、これらのアンダースキントーン区分を採用してもよい。クールアンダースキントーン区分は、赤みを感じる肌色が属する区分である。ニュートラルアンダースキントーン区分は、黄み及び赤みをバランス良く感じる肌色が属する区分である。ウォームアンダースキントーン区分は、より黄みを感じる肌色が属する区分である。
複数のアンダースキントーン区分は、いずれかの表色系を用いて、区別することができる。例えば、sRGB色空間のR値、G値およびB値を用いて、次のように、複数のアンダースキントーン区分を規定することができる。クールアンダースキントーン区分は、R値が111以上223以下、G値が82以上179以下、B値が68以上154以下となる範囲としてもよい。ニュートラルアンダースキントーン区分は、R値が122以上211以下、G値が90以上174以下、B値が71以上145以下となる範囲としてもよい。ウォームアンダースキントーン区分は、R値が163以上219以下、G値が123以上184以下、B値が88以上143以下となる範囲としてもよい。
表色系を用いて各アンダースキントーン区分を規定することによれば、第1色がどのアンダースキントーン区分に属するかを明確に判断することができる。この判断において、ファンデーション自体、着用者に塗布された着用者での肌上でのファンデーション、ファンデーションを塗布していない着用者の顔肌等の色を、第1色を表す画像データとして、コンピュータに取り込み、コンピュータでの画像処理によって第1色の色情報を取得し、当該第1色がいずれのアンダースキントーン区分に属するかを判断することができる。コンピュータに取得される色情報としては、第1色の表色系における座標としてもよい。通常、ファンデーションの色は製造販売者により異なる表示がされ、異なる製造販売者間での色の比較が難しかったが、表色系を用いた手法によれば、正確に評価することができる。
また、第1色がいずれのアンダースキントーン区分に属するかの判断を、表示媒体40を用いて行うようにしてもよい。図2には、表示媒体40の一例が示されている。図2に示された表示媒体40は、各区分に属する色の見本、例えば典型的な色を示している。表示媒体40は、パネルやボードであってもよい。図3に示すように、表示媒体40は、マスクや化粧品等を販売する店舗に設置されてもよく、さらには、マスクや化粧品等を販売する商品棚等の展示装置45に設置されてもよい。図3に示された例において、展示装置45及び表示媒体40によって販売装置50が構成されている。また、表示媒体40は、コンピュータ、タブレット、スマートフォン、携帯電話等の表示画面に表示される表示対象であってもよい。表示媒体40を用いる例においては、ファンデーションや肌等の現物を表示媒体40に表示された複数の見本と比較することによって、第1色に最も近いトーンの見本を特定することができる。そして、最も近いトーンを有するとして特定された見本が属するアンダースキントーン区分を、第1色が属するアンダースキントーン区分と判断することができる。表示媒体40を用いることによって、色情報を容易に取得することができる。
なお、表示媒体40は、図2に示された色の見本に加えて又は色の見本に代えて、その他の情報を表示してもよい。その他の情報としては、色に関する文字での情報、ファンデーションの製品名、ファンデーションの製品番号、ファンデーションの色を表すマンセル表色系およびファンデーションの色の名称等が例示される。
さらに、本実施の形態におけるマスクの選択方法において、色情報を取得するステップにおいて、明度に基づいて分類された複数の明度区分のうち、第1色が属する明度区分が色情報として取得されるようにしてもよい。明度は、着用者によって使用されるファンデーションの色や着用者の肌の色である第1色が有する色相、明度および彩度のうち、主として明度に関する明るさに関連した情報である。したがって、第1色が属する明度区分を考慮してマスクの色を決定することにより、マスクが目立ってしまうことを抑制することができる。
一例として、複数の明度区分が、ライト区分、ミディアム区分、タン区分、ディープ区分を含むようにしてもよい。このような区分は、ファンデーションの色を区別する際にも使用されることがある。本実施の形態において、マスクの色を決定する際に、ファンデーションの色及びマスク着用者の肌の色の区別に、これらの明度区分を採用してもよい。ライト区分、ミディアム区分、タン区分、ディープ区分は、この順でしだいに暗くなっていく。
複数の明度区分は、いずれかの表色系を用いて、区別することができる。例えば、RGB色空間のR値、G値およびB値を用いて、次のように、複数の明度区分を規定することができる。ライト区分は、R値が200以上223以下、G値が155以上184以下、B値が128以上154以下となる範囲としてもよい。ミディアム区分は、R値が185以上200以下、G値が142以上157以下、B値が113以上122以下となる範囲としてもよい。タン区分は、R値が156以上180以下、G値が116以上144以下、B値が87以上105以下となる範囲としてもよい。ディープ区分は、R値が111以上148以下、G値が82以上107以下、B値が68以上78以下となる範囲としてもよい。
表色系を用いて各明度区分を規定することによれば、第1色がどの明度区分に属するかを明確に判断することができる。この判断において、ファンデーション自体、着用者に塗布された着用者の肌上でのファンデーション、ファンデーションを塗布していない着用者の顔肌等の色を、第1色を表す画像データとして、コンピュータに取り込み、コンピュータでの画像処理によって第1色の色情報を取得し、当該第1色がいずれの明度区分に属するかを判断することができる。コンピュータに取得される色情報としては、第1色の表色系における座標としてもよい。上述したように、ファンデーションの色は製造販売者により異なる表示がされ、異なる製造販売者間での色の比較が難しかったが、表色系を用いた手法によれば、正確に評価することができる。
また、第1色がいずれの明度区分に属するかの判断を、表示媒体40を用いて行うようにしてもよい。図2に示された表示媒体40では、第1色が、複数のアンダースキントーン区分及び複数の明度区分のマトリクスとして、分類されている。より具体的には、図2に示された表示媒体40は、アンダースキントーン区分として、クールアンダートーン区分T1、ニュートラルアンダートーン区分T2、ウォームアンダートーン区分T3を含んでいる。図2に示された表示媒体40は、明度区分として、ライト区分B1、ミディアム区分B2、タン区分B3、ディープ区分B4を含んでいる。
上述したように、表示媒体40を用いることによって、ファンデーションや肌等の現物を表示媒体40に表示された複数の見本と比較することによって、第1色に最も近い明度の見本を特定することができる。そして、最も近い明度を有するとして特定された見本が属する明度区分を、第1色が属する明度区分と判断することができる。表示媒体40を用いることによって、色情報を容易に取得することができる。
次に、取得された色情報に基づいて、マスクの色を決定する方法について説明する。基本的な考え方として、マスクの色を第1色に応じて調節することにより、コントラストを調節し、マスクを目立たなくさせることができる。さらに鋭意検討を重ねたところ、上述した第1色が属するアンダースキントーン区分に応じてマスクの色を調節することが、美容効果の発現に影響を及ぼし得ることを知見した。同様に、上述した第1色が属する明度区分に応じてマスクの色を調節することが、美容効果の発現に影響を及ぼし得ることを知見した。以下、本件発明者等の知見に基づき、第1色の色情報に基づいて、マスクの色を決定する具体的な手法について説明する。
まず、第1色の属する明度区分が、ライト区分、ミディアム区分及びタン区分のいずれかである場合、マスクの色を次のように選択することが好ましい。次のように選択されたマスクによれば、マスクを目立たなくさせることができる、目元のメイクが映えるといった効果を奏することができる。この結果、マスク着用者に明るい印象を付与することができる。具体的には、第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分であれば、R値が230以上250以下、G値が173以上214以下およびB値が153以上198以下となる範囲から、マスクの色を選択することが好ましい。第1色の属するアンダースキントーン区分がニュートラルアンダースキントーン区分であれば、R値230以上250以下、G値173以上214以下およびB値153以上198以下となる範囲から、マスクの色を選択することが好ましい。第1色の属するアンダースキントーン区分がウォームアンダースキントーン区分であれば、R値246以上250以下、G値173以上214以下およびB値153以上198以下となる範囲から、マスクの色を選択することが好ましい。第1色の属する明度区分がディープ区分である場合、R値195以上234以下、G値169以上189以下およびB値144以上176以下となる範囲から、マスクの色を選択することが好ましい。
さらに、第1色の属する明度区分が、ライト区分またはミディアム区分であり、且つ第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分またはニュートラルアンダースキントーン区分であって、第1色のsRGB色空間におけるR値が201以上216以下、G値が161以上179以下、B値が127以上154以下である範囲の場合、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1504 TPG、13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1008 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から、マスクの色は選択されてもよい。このように特定の肌の色の領域では赤味と黄みのバランスを丁度よく補える上記で示したマスク色を選択することにより「顔の印象が生き生きと感じる」「リップやチークの効果を補っていると感じる」「肌となじみ、肌から浮かない」といった特定の目的の一以上を達成することができる。
さらに、第1色の属する明度区分が前記ライト区分または前記ミディアム区分であり、且つ第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分またはニュートラルアンダースキントーン区分であって、第1色のR値が201以上216以下、G値が161以上179以下、B値が127以上154以下である範囲の場合には、次のようにマスクの色を選択してもよい。
「顔の印象を生き生きと感じさせる」といった第1の効果を目的とした場合、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGをマスクの色として選択すればよい。
「リップやチークの効果を補っていると感じさせる」といった第2の効果を目的とした場合、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGをマスクの色として選択すればよい。
「肌となじみ、肌から浮かない」といった第3の効果を目的とした場合、PANTONE(登録商標)の色見本帳における12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPGをマスクの色として選択すればよい。
このように期待する効果に応じてマスクの色を選択することができる。したがって、マスクの選択方法が、期待する効果に関する効果情報を取得するステップを更に含むようにしてもよい。
以上に説明した一実施の形態によれば、美容効果に優れたマスクを選択することができる。マスク着用者の肌の色をファンデーションの色に置き換えることにより素肌及びメーキャップとしてファンデーションを使用する場合の肌の色を特定し、マスクを選択し、マスクによりメイク映えや見た目の印象によりくすみを払拭でき顔が明るく見え、マスクが肌の色から浮かないようにするためのマスクを使った美容方法を提供することができる。具体的には、選択されたマスクの色は、肌へのなじみが良いことから、肌に自然な血色感や幸福感を与えることができる。そして、くすみ感を払拭して顔の血色がよく明るく見せることができ、明るい印象を与えることができる。また、マスクから露出した目元を引き立てることができ、言い換えれば、マスク自体が従来のチークや口紅といったメーキャップ効果と同様の効果をもたらすことができ、美容面において優れる。
また、上述したマスクの選択方法により選択されたマスクをマスク着用者が装着することにより、マスクを使用した美容方法が提供される。そして、上述した選択方法および美容方法は店頭やWEBで色がわかりやすくするためのカラーパネルとしても使用でき、ネットワークを介したシステムによって実施されるレコメンド方法などにおいても利用できる。
具体例に言及しながら一実施の形態を説明してきたが、上述の具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した具体例と同様に構成され得る部分について、上述の具体例における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
例えば、マスクの色を決定するステップにおいて、図4に示すように、第2の表示媒体41を用いてもよい。図4に示された第2の表示媒体41は、第1色の各区分に対し、第1色に適したマスクの色に関する情報を表示している。図4に示された例において、第2の表示媒体41は、マスクの色に関する情報として、色の見本を表示している。しかしながら、第2の表示媒体41によって表示されるマスクの色に関する情報は、色の見本に加えて又は色の見本に代えて、その他の情報を含んでもよい。その他の情報として、マスクの色に関する文字での情報、マスクの色を表すPANTONE(登録商標)の色見本帳の番号、マスクの製品名、マスクの製品番号およびマスクの色の名称等が例示される。
図4に示された第2の表示媒体41において、第1色は、上述したアンダースキントーン区分T1~T3や明度区分B1~B4に基づいて、各区分に分類されている。第2の表示媒体41は、その他において、上述の表示媒体40と同様に構成され得る。例えば、第2の表示媒体41は、パネルやボードであってもよく、展示装置45に設置されて販売装置50を構成してもよい。販売装置50は、表示媒体40および第2の表示媒体41の両方を含んでもよいし、表示媒体40および第2の表示媒体41の一方のみを含んでもよい。第2の表示媒体41は、コンピュータ、タブレット、スマートフォン、携帯電話等の表示画面に表示される表示対象であってもよい。
さらに、表示媒体の他の例として、上述した表示媒体40と第2の表示媒体41の両方を含む表示媒体を例示することができる。この表示媒体によれば、第1色がどの区分に属するか等の色情報を容易に取得することができ、且つ、色情報に基づいてマスクの色を容易に決定することもできる。
さらに、上述した一実施の形態において、ファンデーションの色又はマスク着用者の肌の色である第1色から好ましいマスクの色を決定する方法について説明した。この選択方法により、第1色の区分と当該第1色の区分に対して好適なマスクの色の区分とが特定された。逆に言えば、或るマスクに対して、第1色であるファンデーションの色の好ましい範囲が存在することが確認された。つまり、マスク着用者が着用したマスクの色に対して好適なファンデーションの色が存在し、当該範囲内の色のファンデーションを使用した場合にマスクによる美容効果が生じる。この点から、図5に示すように、マスク10に表示部5が設けられ、この表示部5が、マスク10に適したファンデーションに関する情報を表示してもよい。また、マスクを包装する包装部材8が、マスク10に適したファンデーションに関する情報を表示する表示部5を有するようにしてもよい。
図5は、マスク10と、マスク10に設けられた表示部5と、を有する表示部付きマスク1の一例を示している。表示部5は、マスク10に適したファンデーションに関する情報を表示している。このような表示部付きマスク1によれば、マスク着用者に対してマスク10に適したファンデーションを知らせることができる。また、マスク着用者は、マスク10に適したファンデーションを容易に知ることができる。表示部5は、一例として、マスク本体20の内側面、すなわち着用者に対面する面に、設けられてもよい。表示部5は、マスク本体20に取り付けられた布材であってもよい。
図6は、マスク10と、マスク10を包装する包装部材8と、を有するマスク製品2の一例を示している。包装部材8として、樹脂フィルムで形成された部材や、紙で形成された箱等が例示される。包装部材8は、マスク10に適したファンデーションに関する情報を表示する表示部5を有している。このマスク製品2によれば、購入者やマスク着用者に対してマスク10に適したファンデーションを知らせることができる。また、マスク着用者は、マスク10に適したファンデーションを容易に知ることができる。表示部5は、一例として、包装部材8に貼り付けられる等して設けられていてもよい。他の例として、包装部材の内部に、紙等として表示部5がマスク10とともに収容されていてもよい。表示部5は、上述した表示媒体40や第2の表示媒体41と同様の情報を表示してもよい。
図5や図6に示された例のように、マスク10や包装部材8に適用される表示部5は、互いに異なる色の複数のファンデーションを含む商品群のうちのマスクの色に最も近い色を有したファンデーション商品に関する情報を表示するようにしてもよい。或いは、表示部5は、互いに異なる色の複数のファンデーション商品を含む商品群のうちの、マスク10の色に近い色を有したファンデーションに関する情報を表示してもよい。表示部5によって表示される情報は、ファンデーションの製品名、ファンデーションの製品番号およびファンデーションの色の名称の少なくとも一つを含むようにしてもよい。表示部5は、ファンデーションの色を着色されていてもよい。
さらに、マスク色に光沢をいれてもよい。マスク色に光沢をいれることにより肌につや感を感じさせることができ、さらに撮影時などに使用される銀レフ板と同様の効果が期待でき、光沢面と影面の効果により立体感も演出できる。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
<<調査1>>
<試験方法>
図1と同様の状態を示す複数のカラーパネルを作製した。複数のカラーパネルの間で、マスク着用者の肌の色を変化させた。マスク着用者の肌の色は、市販されているファンデーションの色を採用したサンプルA1~A31およびC1を試した。サンプルA1~A31およびC1の各々についての、sRGB色空間でのR値、G値、B値を、表1に示す。
各カラーパネルに対して種々の色のマスクを試した。マスクの色および着用者の肌の色(第1色)の種々の組合せについて、美容技術者が「肌とマスクの色の相違によりマスクが目立つ」および「目元のメイクが映える」という項目を考慮し、各区分の肌の色(第1色)との相性に優れたマスクの色を調査した。代表されるマスクの色を、表1の各区分中にsRGB色空間におけるR値、G値およびB値により表した。
なお、表1には、アンダースキントーン区分の各区分と明度区分の各区分との組合せにおいて、相性の良いマスクの色の一例を記載している。調査結果によれば、明度区分がライト区分、ミディアム区分及びタン区分のいずれかであって、アンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分である第1色(カラーパネルの肌の色)に対して、表1に記入したマスクサンプルB1~B9のすべてとの相性が良かった。同様に調査結果によれば、明度区分がライト区分、ミディアム区分及びタン区分のいずれかであって、アンダースキントーン区分がニュートラルアンダースキントーン区分でである第1色(カラーパネルの肌の色)に対して、表1に記入したマスクサンプルB1~B9のすべてとの相性が良かった。
Figure 2022078957000002
<<調査2>>
図1と同様の状態を示す複数のカラーパネルを作製した。複数のカラーパネルの間で、マスク着用者の肌の色(第1色)を変化させた。マスク着用者の肌の色は、市販されているファンデーションの色を採用したサンプルC1~C5を試した。複数のカラーパネルの間で、マスクの色を変化させた。マスクの色は、サンプルD1~D9を試した。サンプルC1~C5に係る第1色を、sRGB色空間におけるR値、G値およびB値を用いて表2~表4に示す。サンプルD1~D9に係るマスクの色をPANTONE(登録商標)の色見本帳の番号を用いて表2~表4に示す。
第1色の属する明度区分がライト区分またはミディアム区分であり、且つ第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分またはニュートラルアンダースキントーン区分であって、第1色のR値が201以上216以下、G値が161以上179以下、B値が127以上154以下となっているサンプルC1~C5の各々に対して、サンプルD1~D9のマスクを試し、美容技術者9人が下記評価項目(1)、(2)および(3)について評価を行った。
評価項目
(1)顔の印象が生き生きと感じる
(2)リップやチーク等の効果を補っていると感じる
(3)マスクが、肌となじみ、肌から浮かない
評価方法
A:すごくそう思う
B:そう思う
C:どちらでもない
D:そう思わない
評価A~Dのうち、最も多くの美容技術者が判定した評価を、表2~4に評価結果として示す。
Figure 2022078957000003
評価項目(1)「顔の印象が生き生きと感じる」において、第1色のサンプルC1~C5すべてに対し、マスクサンプルD2、D7、D8、D9は評価Aであった。マスクサンプルD2、D7、D8、D9の色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳の番号で表すと、13-1513 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGであった。サンプルD3はすべてA評価ではないが、次によい評価を示し、本効果を発揮することができる。マスクサンプルD3をPANTONE(登録商標)の色見本帳の番号で表すと、13-2005 TPGであった。
Figure 2022078957000004
評価項目(2)「リップやチーク等の効果を補っていると感じるか」において、第1色のサンプルC1~C5のすべてに対し、マスクサンプルD2、D8、D9は評価Aであった。マスクサンプルD2、D7、D8、D9の色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳の番号で表すと、13-1513 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGであった。マスクサンプルD3はすべてA評価ではないが、次によい評価を示し、本効果を発揮することができた。マスクサンプルD3をPANTONE(登録商標)の色見本帳の番号で表すと、13-2005 TPGであった。
美容技術者の評価によれば、表3の結果より第1色のトーン区分がクール、ニュートラル又はウォームであり、且つ第1色の明度区分がライト又はミディアムである場合、ファンデーションの色に対してマスク色として赤味および黄色味を補うことによって、リップやチークの色を補う効果を提供することがわかった。
Figure 2022078957000005
評価項目(3)「肌となじみ、肌から浮かない」において、第1色のサンプルC1~C5すべてに対し、マスクサンプルD5およびD7は評価Aであった。マスクサンプルD5およびD7は、第1色の色に比較的近かった。また、マスクサンプルD6およびD8も本効果を発揮することができた。マスクサンプルD6およびD8は、4種類の第1色に対して評価Aとなり、1種類の第1色に対して評価Bとなった。サンプルD5、D6、D7、D8の色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳の番号で表すと、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPGであった。
評価項目(1)~(3)のすべてにおいてすべて評価Aに該当するマスクサンプルは存在しなかったが、マスクサンプルB8は、評価項目(1)「顔の印象が生き生きと感じる」および評価項目(2)「リップやチーク等の効果を補っていると感じるか」においてすべての第1色のサンプルに対し評価Aとなった。マスクサンプルB8は、評価項目(3)「肌となじみ、肌から浮かない」において第1色のサンプルC5に対してのみ評価Bとなり、その他の第1位とのサンプルに対して評価Aとなった。次に高い評価として、マスクサンプルD2およびD9は、二つの評価項目(1)および(2)において、すべての第1色のサンプルに対し評価Aとなった。マスクサンプルB2は、評価項目(3)「肌となじみ、肌から浮かない」において、第1色のサンプルC2およびC3に対して評価Bとなり、第1色のサンプルC4およびC5に対して評価Cとなった。マスクサンプルD9は、評価項目(3)「肌となじみ、肌から浮かない」において第1のサンプルC2およびC3に対して評価Cとなり、第1色のサンプルC5に対して評価Bとなった。
これらの結果から、第1色の属する明度区分が前記ライト区分またはミディアム区分であり、且つ第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分またはニュートラルアンダースキントーン区分におけるR値が201以上216以下、G値が161以上179以下、B値が127以上154以下である範囲において汎用性の高いマスクサンプルはD2,D8,D9であるが、特に汎用性が高いものはD8であった。PANTONE(登録商標)の色見本帳における番号で表すと、汎用性の高いマスクサンプルの色は、13-1513 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGであり、最も汎用性の高いマスクサンプルの色は14-1219 TPGであった。
1 表示部付きマスク
2 マスク製品
5 表示部
8 包装部材
10 マスク
20 マスク本体
30 保持部
40 表示媒体
41 第2の表示媒体
45 展示装置
50 販売装置

Claims (21)

  1. マスクの色を決定するステップを含み、
    前記マスクの色は、sRGB色空間におけるR値が195以上250以下、G値が169以上214以下およびB値が144以上198以下となる範囲から選択される、マスクの選択方法。
  2. マスク着用者によって使用されるファンデーションの色又はマスク着用者の肌の色である第1色に関する色情報を取得するステップを更に含み、
    前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記色情報に基づいて前記マスクの色を決定する、請求項1に記載のマスクの選択方法。
  3. 前記色情報を取得するステップにおいて、アンダースキントーンに基づいて分類された複数のアンダースキントーン区分のうち、前記第1色が属するアンダースキントーン区分が色情報として取得され、
    前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記第1色が属するアンダースキントーン区分に基づいて前記マスクの色を決定する、請求項2に記載のマスクの選択方法。
  4. 前記複数のアンダースキントーン区分は、
    前記R値が111以上223以下であり、前記G値が82以上179以下であり、前記B値が68以上154以下であるクールアンダースキントーン区分と、
    前記R値が122以上211以下であり、前記G値が90以上174以下であり、前記B値が71以上145以下であるニュートラルアンダースキントーン区分と、
    前記R値が163以上219以下であり、前記G値が123以上184以下であり、前記B値が88以上143以下であるウォームアンダースキントーン区分と、を含む、請求項3に記載のマスクの選択方法。
  5. 前記色情報を取得するステップにおいて、明度に基づいて分類された複数の明度区分のうち、前記第1色が属する明度区分が色情報として取得され、
    前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記第1色が属する明度区分に基づいて前記マスクの色を決定する、請求項2~4のいずれか一項に記載のマスクの選択方法。
  6. 前記複数の明度区分は、
    前記R値が200以上223以下であり、前記G値が155以上184以下であり、前記B値が128以上154以下であるライト区分と、
    前記R値が185以上200以下であり、前記G値が142以上157以下であり、前記B値が113以上122以下であるミディアム区分と、
    前記R値が156以上180以下であり、前記G値が116以上144以下であり、前記B値が87以上105以下であるタン区分と、
    前記R値が111以上148以下であり、前記G値が82以上107以下であり、前記B値が68以上78以下であるディープ区分と、を含む、請求項5に記載のマスクの選択方法。
  7. 前記色情報を取得するステップにおいて、アンダースキントーンに基づいて分類された複数のアンダースキントーン区分のうち前記第1色が属するアンダースキントーン区分および明度に基づいて分類された複数の明度区分のうち前記第1色が属する明度区分が、色情報として取得され
    前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記第1色が属するアンダースキントーン区分および明度区分の両方に基づいて前記マスクの色を決定する、請求項2~6のいずれか一項に記載のマスクの選択方法。
  8. 前記複数のアンダースキントーン区分は、
    前記R値が111以上223以下であり、前記G値が82以上179以下であり、前記B値が68以上154以下であるクールアンダースキントーン区分と、
    前記R値が122以上211以下であり、前記G値が90以上174以下であり、前記B値が71以上145以下であるニュートラルアンダースキントーン区分と、
    前記R値が163以上219以下であり、前記G値が123以上184以下であり、前記B値が88以上143以下であるウォームアンダースキントーン区分と、を含み、
    前記複数の明度区分は、
    前記R値が200以上223以下であり、前記G値が155以上184以下であり、前記B値が128以上154以下であるライト区分と、
    前記R値が185以上200以下であり、前記G値が142以上157以下であり、前記B値が113以上122以下であるミディアム区分と、
    前記R値が156以上180以下であり、前記G値が116以上144以下であり、前記B値が87以上105以下であるタン区分と、を含む、請求項7に記載のマスクの選択方法。
  9. 前記第1色の属する明度区分が、前記ライト区分、前記ミディアム区分及び前記タン区分のいずれかである場合、
    前記マスクの色を決定するステップにおいて、
    前記第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分であれば、前記R値が230以上250以下、前記G値が173以上214以下および前記B値が153以上198以下となる範囲から、前記マスクの色は選択され、
    前記第1色の属するアンダースキントーン区分がニュートラルアンダースキントーン区分であれば、前記R値230以上250以下、前記G値173以上214以下および前記B値153以上198以下となる範囲から、前記マスクの色は選択され、
    前記第1色の属するアンダースキントーン区分がウォームアンダースキントーン区分であれば、前記R値246以上250以下、前記G値173以上214以下および前記B値153以上198以下となる範囲から、前記マスクの色は選択される、請求項8に記載のマスクの選択方法。
  10. マスク着用者によって使用されるファンデーションの色又はマスク着用者の肌の色である第1色に関する色情報を取得するステップと、
    前記色情報に基づいてマスクの色を決定するステップと、を含み、
    前記色情報を取得するステップにおいて、アンダースキントーンに基づいて分類された複数のアンダースキントーン区分のうち前記第1色が属するアンダースキントーン区分および明度に基づいて分類された複数の明度区分のうち前記第1色が属する明度区分が、色情報として取得され、
    前記複数のアンダースキントーン区分は、
    sRGB色空間におけるR値が111以上223以下であり、G値が82以上179以下であり、B値が68以上154以下であるクールアンダースキントーン区分と、
    前記R値が122以上211以下であり、前記G値が90以上174以下であり、前記B値が71以上145以下であるニュートラルアンダースキントーン区分と、
    前記R値が163以上219以下であり、前記G値が123以上184以下であり、前記B値が88以上143以下であるウォームアンダースキントーン区分と、を含み、
    前記複数の明度区分は、
    前記R値が200以上223以下であり、前記G値が155以上184以下であり、前記B値が128以上154以下であるライト区分と、
    前記R値が185以上200以下であり、前記G値が142以上157以下であり、前記B値が113以上122以下であるミディアム区分と、
    前記R値が156以上180以下であり、前記G値が116以上144以下であり、前記B値が87以上105以下であるタン区分と、を含み、
    前記第1色の属する明度区分が前記ライト区分または前記ミディアム区分であり、且つ前記第1色の属するアンダースキントーン区分がクールアンダースキントーン区分またはニュートラルアンダースキントーン区分であって、前記第1色の前記R値が201以上216以下、前記G値が161以上179以下、前記B値が127以上154以下である範囲の場合、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1504 TPG、13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1008 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から選択される、マスクの選択方法。
  11. マスクの色を決定するステップを含み、
    前記マスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1504 TPG、13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1008 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から選択される、マスクの選択方法。
  12. 前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から選択される、請求項10又は11に記載のマスクの選択方法。
  13. 前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色は、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色から選択される、請求項10又は11に記載のマスクの選択方法。
  14. 前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における14-1219 TPGに該当する色が選択される、請求項10又は11に記載のマスクの選択方法。
  15. 前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色が選択される、請求項10又は11に記載のマスクの選択方法。
  16. 前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色が選択される、請求項10又は11に記載のマスクの選択方法。
  17. 前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPGのいずれかに該当する色が選択される、請求項10又は11に記載のマスクの選択方法。
  18. 期待する効果に関する効果情報を取得するステップを更に含み、
    取得された前記効果情報が第1の効果であれば、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色が選択され、
    取得された前記効果情報が第2の効果であれば、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における13-1513 TPG、13-2005 TPG、14-1219 TPG、14-1323 TPGのいずれかに該当する色が選択され、
    取得された前記効果情報が第3の効果であれば、前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記マスクの色として、PANTONE(登録商標)の色見本帳における12-1011 TPG、13-1109 TPG、12-1010 TPG、14-1219 TPGのいずれかに該当する色が選択される、請求項10又は11に記載のマスクの選択方法。
  19. 前記第1の効果は、顔の色の印象が生き生きと感じさせる効果であり、
    前記第2の効果は、マスクがリップやチークの効果を補うように感じさせる効果であり、
    前記第3の効果は、マスクが肌となじみ肌から浮かないように感じさせる効果である、請求項18に記載のマスクの選択方法。
  20. マスク着用者によって使用されるファンデーションの色又はマスク着用者の肌の色である第1色に関する色情報を取得するステップを更に含み、
    前記マスクの色を決定するステップにおいて、前記第1色が、sRGB色空間におけるR値が201以上216以下、G値が161以上179以下およびB値が127以上154以下となる範囲内の色である場合に、前記マスクの色が前記PANTONE(登録商標)の色見本帳により特定される前記色に選択される、請求項11~19のいずれか一項に記載のマスクの選択方法。
  21. 請求項1乃至20のいずれか一項に記載のマスクの選択方法によりマスクを選択するステップと、
    選択されたマスクを装着するステップと、を含む、美容方法。
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