JP2022078921A - レバー式コネクタ装置及びコネクタ - Google Patents

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康弘 工藤
Yasuhiro Kudo
祐貴 大橋
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Abstract

【課題】ハウジング内部への異物の侵入を簡単な構成により抑制することができるレバー式コネクタ装置及びコネクタを提供する。【解決手段】レバー式コネクタ装置は、第1電線20と、第1ハウジング40と、レバー50とを備える第1コネクタ10と、第2電線120と、第2ハウジング140とを備える第2コネクタ110と、を備える。第2ハウジング140は、一対の第2側壁141と、一対の第2連結壁142と、フランジ部145とを有している。フランジ部145は、第1コネクタ10に向かって突出するとともに第2側壁141の各々を挟む一対の突出部150を有している。突出部150は、第2側壁141に向かって突出するとともに、第2側壁141との間に隙間Sを有する案内軸部153を有している。腕部51は、腕部51の外面51bに設けられるとともに、レバー50が回動する際に、案内軸部153を案内する案内溝57を有している。【選択図】図2

Description

本開示は、レバー式コネクタ装置及びコネクタに関する。
特許文献1には、レバー式コネクタ装置が開示されている。
このレバー式コネクタ装置では、コネクタハウジングに、切欠部が設けられている。
相手側コネクタハウジングには、係合突起が設けられている。係合突起は、コネクタハウジングの切欠部に挿入される。
特開2007-035592号公報
ところで、こうしたレバー式コネクタ装置においては、切欠部を通じた、コネクタハウジング内部への異物の侵入を抑制する構造を使用環境に応じて別途設けることが必要になる。しかしながら、この場合には、レバー式コネクタ装置の部品点数が増加するといった問題が生じる。
本開示の目的は、ハウジング内部への異物の侵入を簡単な構成により抑制できるレバー式コネクタ装置及びコネクタを提供することにある。
本開示のレバー式コネクタ装置は、端子を有する第1電線と、前記第1電線の端子を保持する第1端子保持部と、開口部を有する筒状の第1ハウジングと、前記第1ハウジングに回動可能に支持されたレバーと、を備える第1コネクタと、前記第1電線の端子に電気的に接続可能に構成された端子を有する第2電線と、前記第2電線の端子を保持する第2端子保持部と、前記第1ハウジングの前記開口部に挿入される筒状の第2ハウジングと、を備える第2コネクタと、を備え、前記第1ハウジングは、前記開口部を構成する一対の第1側壁と、前記第1側壁同士を連結する一対の第1連結壁と、を有しており、前記レバーは、前記第1側壁を外方から覆うとともに前記第1側壁に対して回動可能に支持された一対の腕部と、前記腕部同士を連結する操作部と、を有しており、前記第2ハウジングは、一対の第2側壁と、前記第2側壁同士を連結する一対の第2連結壁と、前記第2側壁及び前記第2連結壁から突出するフランジ部と、を有しており、前記フランジ部は、前記第1コネクタに向かって突出するとともに前記第2側壁の各々を挟む一対の突出部を有しており、前記突出部は、前記第2側壁に向かって突出するとともに、前記第2側壁との間に隙間を有する案内軸部を有しており、前記レバーの前記腕部は、前記腕部の外面に設けられるとともに、前記レバーが回動する際に、前記案内軸部を案内する案内溝を有している。
本開示のコネクタは、端子を有する電線と、前記電線の端子を保持する端子保持部と、レバー式の相手側コネクタのハウジングの開口部に挿入される筒状のハウジングと、を備え、前記ハウジングは、一対の側壁と、前記側壁同士を連結する一対の連結壁と、前記側壁及び前記連結壁から突出するフランジ部と、を有しており、前記フランジ部は、前記相手側コネクタに向かって突出するとともに前記側壁の各々を挟む一対の突出部を有しており、前記突出部には、前記側壁に向かって突出するとともに、前記側壁の間に前記相手側コネクタのハウジング及び前記レバーが挿入可能な隙間を有する案内軸部を有している。
本開示によれば、ハウジング内部への異物の侵入を抑制することができる。
図1は、レバー式コネクタ装置の一実施形態について、第1コネクタを第2コネクタに対して取り付けた状態を示す斜視図である。 図2は、同実施形態について、第1コネクタと第2コネクタとを分離して示す分解斜視図である。 図3は、同実施形態について、第1コネクタを分解して示す分解斜視図である。 図4は、同実施形態について、第1コネクタの第1ハウジングを示す正面図である。 図5は、同実施形態について、第1コネクタのレバーを示す斜視図である。 図6は、同実施形態について、第1コネクタの第1シールド部材を示す斜視図である。 図7は、図2の7-7線に沿った断面図である。 図8は、図1の8-8線に沿った断面図である。 図9は、図8における第1シールド部材の接点を中心に拡大して示す断面図である。 図10は、第1ハウジングに対してレバーを取り付ける際のレバーの姿勢を示す側面図である。 図11は、案内溝によって支持軸が支持孔に案内される一連の状態を示す断面図である。 図12は、第1コネクタを示す側面図である。 図13は、第1コネクタに第2コネクタを取り付ける過程を示す側面図である。 図14は、第2コネクタを示す正面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のレバー式コネクタ装置は、
[1]端子を有する第1電線と、前記第1電線の端子を保持する第1端子保持部と、開口部を有する筒状の第1ハウジングと、前記第1ハウジングに回動可能に支持されたレバーと、を備える第1コネクタと、前記第1電線の端子に電気的に接続可能に構成された端子を有する第2電線と、前記第2電線の端子を保持する第2端子保持部と、前記第1ハウジングの前記開口部に挿入される筒状の第2ハウジングと、を備える第2コネクタと、を備え、前記第1ハウジングは、前記開口部を構成する一対の第1側壁と、前記第1側壁同士を連結する一対の第1連結壁と、を有しており、前記レバーは、前記第1側壁を外方から覆うとともに前記第1側壁に対して回動可能に支持された一対の腕部と、前記腕部同士を連結する操作部と、を有しており、前記第2ハウジングは、一対の第2側壁と、前記第2側壁同士を連結する一対の第2連結壁と、前記第2側壁及び前記第2連結壁から突出するフランジ部と、を有しており、前記フランジ部は、前記第1コネクタに向かって突出するとともに前記第2側壁の各々を挟む一対の突出部を有しており、前記突出部は、前記第2側壁に向かって突出するとともに、前記第2側壁との間に隙間を有する案内軸部を有しており、前記レバーの前記腕部は、前記腕部の外面に設けられるとともに、前記レバーが回動する際に、前記案内軸部を案内する案内溝を有している。
同構成によれば、第1コネクタを第2コネクタに取り付ける際に、第1側壁及びレバーが第2側壁及び案内軸部の間の隙間に挿入される。このとき、案内軸部は案内溝によって逃がされるため、第1コネクタとの干渉が抑制される。これにより、第1コネクタに対して案内軸部を逃がすための切欠部を設ける必要がなくなる。したがって、ハウジング内部への異物の侵入を簡単な構成により抑制することができる。
[2]前記第1コネクタは、前記第1ハウジングの内部に設けられるとともに、前記第1端子保持部を覆う金属製筒状の第1シールド部材を有しており、前記第2コネクタは、前記第2ハウジングの内部に設けられるとともに、前記第2端子保持部を覆う金属製筒状の第2シールド部材を有していることが好ましい。
同構成によれば、第1端子保持部及び第2端子保持部によりそれぞれ保持される第1電線の端子及び第2電線の端子を電磁シールドすることができる。
[3]前記第1シールド部材は、前記一対の第1側壁にそれぞれ対向する一対の側壁部と、前記一対の側壁部同士を連結する一対の連結壁部と、を有しており、前記側壁部及び前記連結壁部は、内側または外側に突出するとともに前記第2シールド部材と接触する接点を有しており、前記側壁部及び前記連結壁部の少なくとも1つは、前記接点を複数有していることが好ましい。
レバー式コネクタ装置においては、レバーの回動操作に伴って第1ハウジングに対して回動方向に沿う外力が作用する。このため、第1コネクタが第2コネクタに対して相対変位しやすい。その結果、レバーを備えていないコネクタ装置に比べて、双方のコネクタの内部に設けられたシールド部材同士の接続状態の安定性が低下するおそれがある。
その点、上記構成によれば、第1シールド部材において第2シールド部材と接触する接点の数が増えるため、シールド部材同士の接続状態の安定性を向上させることができる。
[4]前記第1ハウジングは、前記一対の第1連結壁と前記第1端子保持部との間に位置する内側壁と、前記内側壁と前記第1端子保持部とを連結する連結部と、を有しており、前記第1シールド部材は、前記連結壁部における前記開口部側の端部に設けられるとともに、前記連結部を逃がす逃がし凹部を有していることが好ましい。
第1端子保持部が連結部を介して第1ハウジングと一体成形される場合、第1端子保持部を覆う第1シールド部材を第1ハウジングの内部に挿入する際に、第1シールド部材が連結部に干渉するおそれがある。
この点、上記構成によれば、第1シールド部材を第1ハウジングの内部に挿入する際に逃がし凹部によって連結部が逃がされる。したがって、第1端子保持部と第1ハウジングとを一体成形しつつ、第1シールド部材を第1ハウジングの内部に挿入して組み付けることができる。
[5]前記第1シールド部材の前記側壁部は、複数の前記接点を有していることが好ましい。
逃がし凹部を有する連結壁部に対して複数の接点を設ける場合、逃がし凹部を避けて接点を設ける必要があるため、接点の形成位置が限定される。
この点、上記構成によれば、複数の接点が側壁部に設けられているため、複数の接点を連結壁部に設ける場合に比べて、接点の形成位置の自由度を高めることができる。したがって、第1シールド部材を容易に形成することができる。
[6]前記レバーが前記第1ハウジングの軸線に対して起立する位置を第1位置とするとき、一対の前記第2連結壁のうち前記第1位置において前記レバーの前記操作部から離れている前記第2連結壁は、前記第2連結壁の外面に設けられるとともに、前記第2ハウジングの軸線方向に沿って延在する突条を有しており、一対の前記第1連結壁の一方は、前記第1連結壁の内面に設けられるとともに、前記突条が挿入される凹溝を有していることが好ましい。
同構成によれば、第1コネクタを第2コネクタに取り付ける際に、第2コネクタが第1コネクタに対して正規の姿勢である場合には、突条が凹溝に挿入される。これにより、第2ハウジングの開口部に第1ハウジングが挿入される。一方、第2コネクタが第1コネクタに対して正規の姿勢ではない場合には、突条が第1ハウジングの開口部に干渉するようになる。したがって、第1コネクタと第2コネクタとの誤組付けを抑制することができる。
[7]前記突条を第2突条とするとき、前記一方の第1連結壁は、前記第1連結壁の外面に設けられるとともに、前記凹溝を含む部分が突出した第1突条を有しており、前記第1突条は、前記第1連結壁の幅方向において中央から偏倚した位置に設けられていることが好ましい。
同構成によれば、第1突条を設けずに凹溝を第1連結壁に形成する場合に比べて、第1連結壁を薄肉化することができる。
また、上記構成によれば、第1連結壁の幅方向において中央の位置に第1突条を設ける場合に比べて、第1ハウジングを安定して静置することができる。
[8]前記フランジ部は、前記第1コネクタに向かって突出するとともに、前記第2ハウジングの外周に沿って延びるリブを有しており、前記リブと、前記第2ハウジングと、によって前記第1ハウジングが挿入される溝部が構成されていることが好ましい。
第1ハウジングとフランジ部との間の隙間から泥や異物がコネクタ装置内に侵入することを抑制するために、別途シール部材を設ける場合がある。しかしながら、この場合には、レバー式コネクタ装置の部品点数が増加するといった問題が生じる。
この点、上記構成によれば、第1コネクタが第2コネクタに取り付けられた際に、第1ハウジングが溝部に挿入される。そのため、第1ハウジングとフランジ部との間の隙間が外周側からリブによって覆われるようになる。これにより、上記隙間から異物が内部に侵入することが抑制される。したがって、ハウジング内部への異物の侵入を簡単な構成により一層抑制することができる。
本開示のコネクタは、
[9]端子を有する電線と、前記電線の端子を保持する端子保持部と、レバー式の相手側コネクタのハウジングの開口部に挿入される筒状のハウジングと、を備え、前記ハウジングは、一対の側壁と、前記側壁同士を連結する一対の連結壁と、前記側壁及び前記連結壁から突出するフランジ部と、を有しており、前記フランジ部は、前記相手側コネクタに向かって突出するとともに前記側壁の各々を挟む一対の突出部を有しており、前記突出部は、前記側壁に向かって突出するとともに、前記側壁の間に前記相手側コネクタのハウジング及び前記レバーが挿入可能な隙間を有する案内軸部を有している。
同構成によれば、レバー式の相手側コネクタをコネクタに取り付ける際に、相手側コネクタのハウジング及びレバーが側壁及び案内軸部の間の隙間に挿入される。これにより、第1コネクタに対して案内軸部を逃がすための切欠部を設ける必要がなくなる。したがって、ハウジング内部への異物の侵入を抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のレバー式コネクタ装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本明細書における「直交」は厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。
<レバー式コネクタ装置の全体構成>
図1及び図2に示すように、レバー式コネクタ装置は、第1コネクタ10と、第1コネクタ10が着脱される第2コネクタ110とを備えている。コネクタ10,110は、それぞれ電線20,120を有しており、少なくとも2つの電気機器(いずれも図示略)を電気的に接続する。電気機器としては、高圧バッテリ、インバータ、モータ等が挙げられる。
より詳しくは、レバー式コネクタ装置は、高電圧用のコネクタ装置であり、自動車において定格電圧が高圧の配線に好適に利用することができる。ここで、高圧とは、「JASOD 624(2015) 自動車部品-高圧電線」に規格されるものであり、交流電圧の場合には、30V超600V以下であり、直流電圧の場合には、60V超750V以下である。
<第1コネクタ10の概略構成>
図3に示すように、第1コネクタ10は、1つまたは複数(本実施形態では2つ)の第1端子21と、第1端子21を保持する第1端子保持部30と、筒状の第1ハウジング40と、第1ハウジング40に回動可能に支持されたレバー50とを備えている。第1端子21は、第1電線20の端部に接続されている。第1電線20は、例えば、導体よりなる芯線と、芯線の外周を被覆する絶縁被覆とを有する被覆電線である。
また、第1コネクタ10は、第1端子保持部30を覆う第1シールド部材70と、第1電線20と第1ハウジング40との間をシールするシール部材80(図7参照)と、シール部材80の抜け止めをするリテーナ90とを備えている。
第1コネクタ10は、雌コネクタであり、レバー50の回動に伴って第2コネクタ110に対して着脱可能に構成されている。
<第2コネクタ110の概略構成>
図2に示すように、第2コネクタ110は、1つまたは複数(本実施形態では2つ)の第2端子121(図8参照)と、第2端子121を保持する第2端子保持部130と、筒状の第2ハウジング140とを備えている。第2端子121は、第2電線120の端部に接続されるとともに、第1端子21に電気的に接続可能に構成されている。第2電線120は、例えば、導体よりなる芯線と、芯線の外周を被覆する絶縁被覆とを有する被覆電線である。
また、第2コネクタ110は、第2端子保持部130を覆う金属製筒状の第2シールド部材170を備えている。
第2コネクタ110は、雌コネクタに着脱可能とされた雄コネクタである。
なお、以降において、ハウジング40,140の軸線方向を軸線方向X、軸線方向Xと直交するハウジング40,140の幅方向を幅方向Y、軸線方向X及び幅方向Yの双方に直交するハウジング40,140の高さ方向を高さ方向Zとして説明する。ここで、本実施形態におけるハウジング40,140の軸線方向とは、ハウジング40,140から電線20,120を抜き挿しする方向である。
<第1ハウジング40の構成>
図3及び図4に示すように、第1ハウジング40は、第1端子保持部30を収容する第1フード部41と、第1フード部41に連結される端部47とを有している。第1フード部41及び端部47は共に幅方向Yに長い扁平筒状である。端部47の内周及び外周は、第1フード部41の内周及び外周よりもそれぞれ小さい。
第1フード部41は、一対の第1側壁41aと、第1側壁41a同士を連結する一対の第1連結壁41bとを有している。第1側壁41a同士は、互いに対向している。第1連結壁41b同士は、互いに対向している。
第1フード部41は、第2ハウジング140が挿入される第1開口部41cを有している。第1開口部41cは、一対の第1側壁41a及び一対の第1連結壁41bの端縁によって構成されている。
端部47は、一対の側壁47aと、側壁47a同士を連結する一対の連結壁47bとを有している。側壁47a同士は、互いに対向している。連結壁47b同士は、互いに対向している。
図7及び図8に示すように、端部47は、第1開口部41cとは反対側に開口するとともに、第1電線20が挿入される第1挿入口47cを有している。第1挿入口47cは、一対の側壁47a及び一対の連結壁47bの端縁によって構成されている。
第1挿入口47cには、シール部材80が装着されている。シール部材80は、第1電線20の外周面と端部47の内周面との間をシールする。シール部材80は、例えば、ゴム製である。
図4及び図7に示すように、第1ハウジング40は、一対の第1連結壁41bと第1端子保持部30との間に位置する内筒部42を有している。
内筒部42は、第1フード部41と端部47の連結部分から第1開口部41cに向かって延びている。内筒部42の内周面は、周方向の全体に亘って端部47の内周面に連なっている。
内筒部42は、第1側壁41aに対向する一対の側壁42aと、第1連結壁41bと対向する一対の連結壁42bとを有している。側壁42a同士は、互いに対向している。連結壁42b同士は、互いに対向している。
第1ハウジング40は、内筒部42と幅方向Yに並んでいる複数(本実施形態では2つ)の第1端子保持部30とを連結する複数(本実施形態では4つ)の連結部43を有している。連結部43は、第1端子保持部30を2つの連結壁42bにそれぞれ連結している。なお、連結壁42bが、[本開示の実施形態の説明]に記載の内側壁に相当する。
図3及び図4に示すように、第1フード部41は、第1側壁41aの外面から互いに反対側に向かって突出する一対の支持軸44を有している。支持軸44同士は、互いに幅方向Yに沿う同一軸線上に位置している。支持軸44は、高さ方向Zにおける第1側壁41aの中央に位置している。
支持軸44は、円柱状の軸部44aと、軸部44aの先端の外周面から互いに反対側に向かって突出する一対の規制突部44bとを有している。規制突部44b同士は、互いに軸線方向Xに沿う同一軸線上に位置している。
第1フード部41は、第1側壁41aの外面から互いに反対側に向かって突出する係合突部61を有している。各第1側壁41aには、高さ方向Z(図4の上下方向)に互いに間隔をおいて2つの係合突部61が設けられている。係合突部61は、第1側壁41aの第1開口部41c側の端部に設けられている。係合突部61の突出高さは、支持軸44の突出高さよりも小さい(図4参照)。
図3及び図4に示すように、第1フード部41は、第1連結壁41bの一方の内面に凹溝45を有している。凹溝45は、軸線方向Xに沿って延在している。
上記一方の第1連結壁41bの外面には、凹溝45を含む部分が突出した第1突条46が設けられている。第1突条46は、幅方向Yにおいて上記第1連結壁41bの中央から偏倚した位置にもうけられている。
図3及び図8に示すように、端部47は、側壁47aの外面から互いに反対側に向かって突出する一対の突部48を有している。突部48は、直方体状であり、高さ方向Zに沿って延在している。
図3に示すように、端部47は、連結壁47bのうちの一方の外面から外方に向かって突出する係合部49を有している。係合部49は、連結壁47bの第1挿入口47c側の端部に設けられている。
第1ハウジング40は、第1フード部41、内筒部42、連結部43、第1端子保持部30、支持軸44、係合突部61、凹溝45、第1突条46、端部47、突部48、及び係合部49が一体に成形されたものである。第1ハウジング40の材料としては、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を用いることができる。
<第2ハウジング140の構成>
図2に示すように、第2ハウジング140は、幅方向Yに長い扁平筒状の第2フード部140Aを有している。第2フード部140Aは、一対の第2側壁141と、第2側壁141同士を連結する第2連結壁142とを有している。第2側壁141同士は、互いに対向している。第2連結壁142同士は、互いに対向している。
第2フード部140Aは、第1コネクタ10に向かって開口する第2開口部143を有している。第2開口部143は、一対の第2側壁141及び一対の第2連結壁142の端縁によって構成されている。
図8に示すように、第2ハウジング140の第2開口部143とは反対側の端部には、第2電線120が挿入される第2挿入口144が設けられている。
図2に示すように、第2ハウジング140は、第2側壁141及び第2連結壁142から突出するフランジ部145を有している。フランジ部145は、第2ハウジング140の周方向全体に亘って設けられるとともに、径方向外側に向かって延びている。
フランジ部145には、第2コネクタ110を電気機器に締結するための締結孔146が設けられている。各締結孔146は、金属製のカラー147を有している。
フランジ部145には、第1コネクタ10に向かって突出するとともに第2側壁141の各々を挟む一対の突出部150が設けられている。突出部150同士は、幅方向Yに沿う同一軸線上に位置している。突出部150は、高さ方向Zにおけるフランジ部145の中央に位置するとともに、幅方向Yにおけるフランジ部145の両端に位置している。
突出部150は、第2側壁141に沿って延在する一対の平板部151と、平板部151同士を連結する連結板部152とを有している。
連結板部152は、2つの平板部151の双方に直交して延びており、平板部151を補強する機能を有する。
図2及び図8に示すように、第2側壁141と対向する平板部151には、第2側壁141に向かって突出する円柱状の案内軸部153が設けられている。各平板部151に設けられた案内軸部153同士は、幅方向Yに沿う同一軸線上に位置している。案内軸部153は、第2側壁141との間に隙間Sを有している。
図2に示すように、第2連結壁142の一方の外面には、第2突条148が設けられている。第2突条148は、軸線方向Xに沿って延在している。第2突条148は、幅方向Yにおいて第2突条148の中央から偏倚した位置に設けられており、凹溝45に挿入される。
図8及び図14に示すように、フランジ部145には、第1コネクタ10に向かって突出する環状のリブ149が設けられている。リブ149は、一対の突出部150の間に位置している。リブ149は、第2ハウジング140の第2フード部140Aの外周に沿って延びている。本実施形態では、リブ149は、第2フード部140Aの全周に亘って設けられている。リブ149のうち第2突条148に対向する部分は、外周側に向かって突出している。リブ149と、第2フード部140Aとによって溝部149aが全周に亘って構成されている(図14参照)。溝部149aに、第1ハウジング40が挿入される(図8参照)。
第2ハウジング140は、第2フード部140A、第2端子保持部130、フランジ部145、リブ149、突出部150、案内軸部153、第2突条148が一体に成形されたものである。第2ハウジング140の材料としては、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を用いることができる。
<レバー50の構成>
図3及び図5に示すように、レバー50は、一対の腕部51と、腕部51同士を連結する操作部52とを有している。レバー50は、一対の腕部51と、操作部52とが連続して一体に成形されたものであり、門型である。レバー50の材料としては、例えば、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。
ここで、図11(a)は、支持軸が案内溝に挿入された状態を示す図であり、図11(b)は、支持軸が傾斜面によって支持孔に案内される途中の状態を示す図であり、図11(c)は、支持軸が支持孔に挿入された状態を示す図である。
また、図12(a)は、第3位置にあるときのレバー50を示す図であり、図12(b)は、第1位置にあるときのレバー50を示す図である。
また、図13(a)は、第1ハウジングに対して第2ハウジングを挿入した状態を示す図であり、図13(b)は、第1コネクタに第2コネクタが取り付けられた状態を示す図である。
なお、以降において、図12(b)及び図13(a)に示すように、レバー50が第1ハウジング40の軸線方向Xに対して起立する位置を第1位置とする。また、図13(b)に示すように、レバー50が第1位置に対して第1開口部41cから離れる側に傾けられた位置を第2位置とする。また、図12(a)に示すように、レバー50が第1位置に対して第2位置とは反対側に傾けられた位置を第3位置とする。
図1に示すように、腕部51は、平板状であり、第1側壁41aを外方から覆っている。
図3及び図5に示すように、腕部51は、第1側壁41aに対向する内面51aと、内面51aとは反対側に位置する外面51bと、内面51aと外面51bとの端縁同士を連結する外周面51cとを有している。また、腕部51は、支持孔53、拡径部54、案内凹部55、係合凹部62、係合突起65、及び案内溝57を有している。
支持孔53は、腕部51を板厚方向に貫通している。支持孔53には、支持軸44が挿通される。
図5及び図10に示すように、支持孔53は、仮想円Cに沿って延在するとともに、支持軸44の規制突部44bの通過を規制する一対の規制縁部53aと、規制突部44bの通過を許容する一対の切欠部53bとを有している。なお、仮想円Cとは、支持孔53の中心軸線Lを中心とする円である。
規制縁部53a同士は、腕部51の板厚方向と直交する方向に沿って互いに対向している。
図10に示すように、2つの切欠部53bは、それぞれ規制縁部53a同士の間に位置している。2つの切欠部53bは、腕部51の板厚方向(同図の紙面直交方向)と規制縁部53aの対向方向(同図の上下方向)の双方と直交する方向(同図の左右方向)に沿って並んでいる。
支持軸44及び支持孔53は、規制突部44bと規制縁部53aとによって、レバー50が第3位置にあるときには支持孔53に対する支持軸44の通過を許容する一方、第2位置と第3位置との間であってレバー50が第3位置以外の位置にあるときには支持孔53に対する支持軸44の通過を阻止するように構成されている。
図11(a)から図11(c)に示すように、拡径部54は、支持孔53から幅方向Yに沿って延びて外面51bに開口している。拡径部54は、支持孔53の中心軸線Lを中心に支持孔53よりも周方向全体に拡径されている。拡径部54は、第1ハウジング40に取り付けられたレバー50が回動操作される際に、支持孔53に対して相対的に回動する規制突部44bを逃がす。
図5及び図11に示すように、案内凹部55は、腕部51の内面51aに設けられている。案内凹部55は、外周面51cから支持孔53まで直線状に延びて支持孔53に連なっている。案内凹部55は、外周面51cに開口している。
図11(a)から図11(c)に示すように、案内凹部55は、第1ハウジング40に対してレバー50を組み付ける際に、支持軸44を支持孔53に案内する経路として機能する。
案内凹部55は、その延在方向において支持孔53に近づくほど腕部51の板厚方向の内側に位置する傾斜面56を有している。
図5に示すように、係合凹部62は、腕部51の内面51aに設けられている。
係合凹部62は、支持孔53の中心軸線Lを中心として円弧状に延在している。具体的には、係合凹部62は、内面51aの外縁に沿って設けられており、案内凹部55とは支持孔53を挟んで反対側の外周面51cに開口している。係合凹部62は、底面63と、底面63から腕部51の板厚方向に沿って立ち上がる壁部64とを有している。
図12(a)に示すように、係合凹部62は、その延在方向の端に位置する壁部64aに係合突部61が当接することで、レバー50が第3位置よりも第1位置とは反対側に向けて回動することを規制するように構成されている。すなわち、係合突部61と係合凹部62とによって[本開示の実施形態の説明]に記載の規制部60が構成されている。
図3及び図5に示すように、係合凹部62の底面63には、係合突起65が設けられている。係合突起65は、第1ハウジング40の第1側壁41aに向かって突出している。係合突起65の突出高さは、係合突部61の突出高さと略同一とされている。係合凹部62の深さは、係合突部61及び係合突起65の突出高さよりもわずかに大きくされている。係合突起65は、第1ハウジング40に対してレバー50が組み付けられた状態において、係合突部61と周方向に重なる位置に設けられている(図12(b)参照)。
図12(b)に示すように、2つの係合突部61は、レバー50が第1位置にあるときに係合突起65を挟む位置に設けられている。2つの係合突部61と係合突起65とによってレバーが第1位置にあるときにレバーの姿勢が保持される。すなわち、2つの係合突部61と係合突起65とによって[本開示の実施形態の説明]に記載の保持部が構成されている。
図5及び図13に示すように、案内溝57は、腕部51の外面51bに設けられている。案内溝57には、案内軸部153が挿入される。
案内溝57は、案内軸部153が挿入または脱離可能な挿入部57aと、挿入部57aと連通する案内部57bとを有している。
挿入部57aは、案内部57bとは反対側の端部が外周面51cに開口している。挿入部57aは、支持孔53に対して係合凹部62と同じ側に開口している。挿入部57aは、幅方向Yにおいて係合突起65の反対側に位置している。
案内部57bは、挿入部57aから支持孔53へ近づくにつれて操作部52から離れるように形成されている。また、案内部57bは、挿入部57aから支持孔53へ近づくにつれて支持軸44との距離が小さくなるように形成されている。
図5に示すように、操作部52は、一対の腕部51の間に設けられ、幅方向Yに沿って延在している。
図12(b)及び図13(a)に示すように、操作部52は、第1位置において、第1突条46が設けられた第1連結壁41bとは離れた位置に設けられている。
図2及び図5に示すように、操作部52は、係合孔58を有している。係合孔58は、幅方向Yにおいて操作部52の中央に位置している。係合孔58は、係合部49が挿入されて係合されることでレバー50を第2位置に保持するように構成されている。
<第1シールド部材70の構成>
図3及び図7に示すように、第1シールド部材70は、軸線方向Xに沿って延びる金属製筒状であり、第1ハウジング40の内部において第1端子保持部30を覆っている。第1シールド部材70の断面形状は、幅方向Yに長い矩形状である。
図6に示すように、第1シールド部材70は、一対の側壁部71と、一対の側壁部71同士を連結する一対の連結壁部72とを有している。側壁部71は、内筒部42の側壁42a及び第1側壁41aと対向している(図8参照)。連結壁部72は、内筒部42の連結壁42b及び第1連結壁41bと対向している(図7参照)。
図6に示すように、第1シールド部材70は、スリット75、折り返し部76、逃がし凹部77、及び切り起こし部78を有している。
スリット75は、互いに隣り合う側壁部71と連結壁部72とにより構成される4つの角部73に設けられている。スリット75は、第1シールド部材70における第1開口部41c側の端部74から軸線方向Xに沿って延在している。すなわち、スリット75は、第1シールド部材70の軸線方向に沿って延在している。
図6及び図7に示すように、折り返し部76は、第1シールド部材70における端部74に形成されている。折り返し部76は、端部74を内側に折り返すことにより形成されている。折り返し部76は、端部74の周方向においてスリット75及び逃がし凹部77を除いた全体に亘って設けられている。
逃がし凹部77は、各連結壁部72に2つ形成されている。具体的には、逃がし凹部77は、連結壁部72における端部74から軸線方向Xに沿って延在している。すなわち、逃がし凹部77は、第1シールド部材70の軸線方向に沿って延在している。逃がし凹部77は、端部74に開口する拡幅部77aと、拡幅部77aに連なるとともに、拡幅部77aよりも幅方向Yの長さの小さい狭幅部77bとを有している。逃がし凹部77は、第1シールド部材70を第1ハウジング40に挿入する際に、第1ハウジング40の連結部43を逃がすように構成されている。
図6及び図7に示すように、切り起こし部78は、各連結壁部72に1つ形成されている。切り起こし部78は、軸線方向X及び幅方向Yにおける連結壁部72の中央部分に位置している。切り起こし部78は、第1シールド部材70の内側に向けて切り起こされて形成されている。切り起こし部78は、第1開口部41c側の端部が連結壁部72と連結されている。切り起こし部78は、軸線方向Xに沿って延びるとともに、高さ方向Zに沿って弾性変形可能に形成されている。
図7に示すように、切り起こし部78は、第1端子保持部30において内筒部42の連結壁42bと対向する面に設けられた係止溝31に係止されるように構成されている。
図6及び図9に示すように、側壁部71及び連結壁部72は、第1シールド部材70の外側に突出するとともに第2コネクタ110の第2シールド部材170と接触する接点79a,79bを有している。
各側壁部71には、2つの接点79aが高さ方向Zにおいて並んで形成されている。各連結壁部72には、1つの接点79bが形成されている。接点79bは、幅方向Yにおいて2つの逃がし凹部77の間に形成されている。また、接点79bは、軸線方向Xにおいて折り返し部76と切り起こし部78との間に形成されている。各接点79a,79bは、第1シールド部材70の周方向に沿って並んでいる。
図6及び図7に示すように、接点79a,79bは、第1シールド部材70の外側に向けて切り起こされて形成されている。接点79a,79bにおける第1開口部41cとは反対側の端部は、連結壁部72に連結されている。一方で、第1開口部41c側の端部は、第1シールド部材70の内側に折り返されている。接点79a,79bは、軸線方向Xに沿って延びるとともに、高さ方向Zに沿って弾性変形可能に形成されている(図9参照)。
図8及び図9に示すように、第1コネクタ10が第2コネクタ110に取り付けられた状態において、第1シールド部材70の接点79a,79b及び折り返し部76は、径方向外側に配された第2コネクタ110の第2シールド部材170と接触している。なお、図8及び図9には、接点79a,79bのうち側壁部71に設けられる接点79aのみを示している。折り返し部76は、第1シールド部材70と第1端子保持部30との間の隙間を埋めて接点79aを第2シールド部材170に圧接させる。
図6に示すように、第1シールド部材70は、高さ方向Zにおける中央位置で軸線方向Xに沿って分割されている。すなわち、第1シールド部材70は、半割筒状の第1半割体70A及び第2半割体70Bに分割して構成されている。
第1半割体70A及び第2半割体70Bには、それぞれ接点79aが配されている。
第1半割体70Aのうち一方の側壁部71の端部には、2つの係止片71aが設けられている。第1半割体70Aのうち他方の側壁部71の端部には、2つの係止孔71bが設けられている。
第2半割体70Bのうち一方の側壁部71の端部には、第1半割体70Aの係止片71aが係止される2つの係止孔71bが設けられている。第2半割体70Bのうち他方の側壁部71の端部には、第1半割体70Aの係止孔71bが係止される2つの係止片71aが設けられている。
<リテーナ90の構成>
図2及び図3に示すように、リテーナ90は、第1ハウジング40の端部47に取り付けられている。リテーナ90は、筒状であり、端部47を外方から覆っている。リテーナ90は、第1挿入口47cからのシール部材80の抜け止めをする。リテーナ90の材料としては、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を用いることができる。
<第1コネクタ10に対するレバー50の取付方法>
図10に示すように、第1ハウジング40に対して、高さ方向Zの下側(同図の上下方向下側)から第3位置の姿勢でレバー50を相対的に近づける。
図11(a)から図11(c)に示すように、第1ハウジング40の支持軸44がレバー50の案内凹部55に挿入されると、支持軸44は、傾斜面56に沿って案内されて支持孔53に挿通される。これにより、レバー50が3位置において第1ハウジング40に取り付けられた状態となる(図12(a)参照)。
<コネクタ10,110の取付方法>
図12(b)に示すように、第2コネクタ110を第1コネクタ10に取り付けるべく、レバー50を第3位置から第1位置に回動させる。このとき、レバー50の係合突起65が第1ハウジングの係合突部61に挟まれることにより、レバー50が第1位置に保持された状態となる。
次に、レバー50が第1位置の姿勢で取り付けられた第1コネクタ10に対して、第2コネクタ110を相対的に近づける。そして、図13(a)に示すように、第2コネクタ110の案内軸部153をレバー50における案内溝57の挿入部57aに挿入させる。続いて、図13(b)に示すように、レバー50を第1位置から第2位置に回動させる。このとき、案内軸部153は、案内溝57の案内部57bに対して相対的に移動して案内部57bの挿入部57aとは反対側の端部まで案内される。ここで、案内部57bは、挿入部57aから支持孔53に近づくにつれて支持軸44からの距離が小さくなる。これにより、レバー50を第1位置から第2位置に向けて回動させるにしたがって、支持軸44と案内軸部153との距離が小さくなるように、第1コネクタ10は第2コネクタ110に向かって移動する。つまり、案内軸部153と案内溝57とを介して、レバー50の回転運動が第1コネクタ10の直線運動に変換される。その後、第1ハウジング40の係合部49が操作部52の係合孔58に対して係合される。これにより、レバー50が第2位置に保持された状態になるとともに、第1コネクタ10が第2コネクタ110に取り付けられた状態となる。
本実施形態の作用について説明する。
第1コネクタ10を第2コネクタ110に取り付ける際に、第1側壁41a及びレバー50が第2側壁141及び案内軸部153の間の隙間Sに挿入される。このとき、案内軸部153は案内溝57によって逃がされるため、第1コネクタ10との干渉が抑制される。これにより、第1コネクタ10に対して案内軸部153を逃がすための切欠部を設ける必要がなくなる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)第2ハウジング140は、一対の第2側壁141と、第2側壁141同士を連結する一対の第2連結壁142と、第2側壁141及び第2連結壁142から突出するフランジ部145と、を有している。フランジ部145は、第1コネクタ10に向かって突出するとともに第2側壁141の各々を挟む一対の突出部150を有している。突出部150は、第2側壁141に向かって突出するとともに、第2側壁141との間に隙間Sを有する案内軸部153を有している。レバー50の腕部51は、腕部51の外面51bに設けられるとともに、レバー50が第1位置と第2位置との間で回動する際に、案内軸部153を案内する案内溝57を有している。
こうした構成によれば、レバー50を第1位置から第2位置まで回動させると、案内軸部153が案内溝57に係合しながら案内溝57に沿って案内される。これにより、第1コネクタ10が第2コネクタ110に取り付けられた状態となる。
ここで、案内軸部153を第2側壁141の外面から突出させる構成とする場合、第1コネクタ10を第2コネクタ110に取り付ける際に、案内軸部153が第1ハウジング40に干渉しないように、第1コネクタ10には、案内軸部153を逃がすために第1開口部41cから軸線方向Xに沿って延びる切欠部を設ける必要がある。しかし、この場合、第1ハウジング40に設けられた切欠部が外方に露出する構成となるため、切欠部から泥水や小石等の異物がコネクタ装置内に侵入することを抑制する構造を使用環境に応じて別途設ける必要がある。しかしながら、この場合には、レバー式コネクタ装置の部品点数が増加するといった問題が生じる。
この点、上記構成によれば、上述した作用効果を奏する。したがって、ハウジング内部への異物の侵入を簡単な構成により抑制することができる。
(2)支持軸44及び支持孔53は、レバー50が第3位置にあるときには支持孔53に対する支持軸44の通過を許容する一方で、レバー50が第3位置以外の位置にあるときには支持孔53に対する支持軸44の通過を阻止する凹凸形状としての規制突部44b及び規制縁部53aを有する。
こうした構成によれば、レバー50は、第3位置において第1ハウジング40に取り付けられる。また、レバー50が第1位置から第2位置に回動操作されることで、第1コネクタ10が第2コネクタ110に取り付けられる。また、レバー50が第2位置から第1位置に回動操作されることで、第1コネクタ10が第2コネクタ110から取り外される。ここで、レバー50が第2位置と第3位置との間であって第3位置以外の位置にあるときには、支持軸44及び支持孔53に設けられた凹凸形状としての規制突部44b及び規制縁部53aが互いに干渉し合うことで、支持孔53に対する支持軸44の通過が阻止される。したがって、第2コネクタ110に対して着脱される際にレバー50の脱落を抑制することができる。
(3)支持軸44は、軸部44aと、軸部44aの先端外周面から互いに反対側に向かって突出する一対の規制突部44bとを有している。支持孔53は、仮想円Cに沿って延在するとともに、規制突部44bの通過を規制する一対の規制縁部53aと、規制縁部53a同士の間に位置し、規制突部44bの通過を許容する一対の切欠部53bとを有している。
こうした構成によれば、レバー50が第3位置にあるときには、切欠部53bによって支持孔53に対する支持軸44の通過が許容される。一方、第2位置と第3位置との間であってレバーが第3位置以外の位置にあるときには、規制突部44bと規制縁部53aとが干渉することによって支持孔53に対する支持軸44の通過が阻止される。したがって、簡単な構成により支持軸44及び支持孔53が有する凹凸形状を具体化することができる。
(4)腕部51及び第1側壁41aは、腕部51の内面51a及び内面51aに対向する第1側壁41aの外面に設けられるとともに、レバー50が第3位置よりも第1位置とは反対側に向けて回動することを凹凸の関係により規制する規制部60を有している。
こうした構成によれば、レバー50の回動範囲が、第1位置を含む範囲であって第3位置と第2位置との間の範囲内に規制される。これにより、レバー50が必要以上に回動することが抑制される。したがって、レバー50の回動操作を効率的に行うことができる。
(5)規制部60は、第1側壁41aの外面に設けられた係合突部61と、腕部51の内面51aに設けられ、支持孔53の中心軸線Lを中心として円弧状に延在する係合凹部62とを有している。第1コネクタ10は、係合凹部62の延在方向の他方の壁部64aに係合突部61が当接することでレバー50が第3位置よりも第1位置とは反対側に向けて回動することを規制する。
こうした構成によれば、第1側壁41aの外面に係合突部61を設けるとともに、腕部51の内面51aに係合凹部62を設けるといった簡単な構成により、規制部60を具体化することができる。
(6)腕部51及び第1側壁41aは、腕部51の内面51a及び内面51aに対向する第1側壁41aの外面に設けられるとともに、レバー50が第1位置にあるときにレバー50の姿勢を保持する保持部としての係合突部61及び係合突起65を有している。
こうした構成によれば、レバー50が第1位置にあるときに、保持部としての係合突部61と係合突起65とによってレバー50の姿勢が保持される。これにより、作業者が第1コネクタ10と第2コネクタ110とを着脱する際に、レバー50が作業者の意に反して回動することにより、レバー50が作業者の操作の邪魔となることが抑制される。したがって、第1コネクタ10と第2コネクタ110との着脱を容易に行うことができる。
(7)係合凹部62は、係合凹部62の底面63に、係合突起65を有している。係合突部61は、レバー50が第1位置にあるときに係合突起65を挟む位置に複数設けられている。保持部は、係合突起65及び複数の係合突部61により構成されている。
こうした構成によれば、係合凹部62の底面63に係合突起65を設けるとともに、レバー50が第1位置にあるときに係合突起65を挟む位置に係合突部61を複数設けるといった簡単な構成により、保持部を具体化することができる。
(8)腕部51は、腕部51の内面51aに設けられるとともに、第1ハウジング40に対してレバー50を組み付ける際に、支持軸44を支持孔53に案内する案内凹部55を有しており、案内凹部55は、腕部51の外周面51cに開口している。
こうした構成によれば、第1ハウジング40に対してレバー50を組み付ける際に、腕部51の内面51aに設けられ、腕部51の外周面51cに開口する案内凹部55によって支持軸44が支持孔53に向けて案内される。したがって、第1ハウジング40に対してレバー50を容易に組み付けることができる。
(9)案内凹部55は、案内凹部55の延在方向において支持孔53に近づくほど腕部51の内側に位置する傾斜面56を有している。
こうした構成によれば、支持軸44は、傾斜面56に沿って支持孔53へと円滑に案内される。したがって、レバー50の第1ハウジング40への取り付けを一層容易に行うことができる。
(10)第1コネクタ10は、第1ハウジング40の内部に設けられるとともに、第1端子保持部30を覆う金属製筒状の第1シールド部材70を有しており、第2コネクタ110は、第2ハウジング140の内部に設けられるとともに、第2端子保持部130を覆う金属製筒状の第2シールド部材170を有している。
こうした構成によれば、第1端子保持部30及び第2端子保持部130によりそれぞれ保持される第1電線20の第1端子21及び第2電線120の第2端子121を電磁シールドすることができる。
(11)第1シールド部材70は、一対の第1側壁41aにそれぞれ対向する一対の側壁部71と、一対の側壁部71同士を連結する一対の連結壁部72とを有している。側壁部71及び連結壁部72は、外側に突出するとともに第2シールド部材170と接触する接点79a,79bを有している。
レバー式コネクタ装置においては、レバー50の回動操作に伴って第1ハウジング40に対して回動方向に沿う外力が作用すると、第1コネクタ10が第2コネクタ110に対して相対変位しやすい。その結果、レバー50を備えていないコネクタ装置に比べて、双方のコネクタ10,110の内部に設けられたシールド部材70,170同士の接続状態の安定性が低下するおそれがある。
その点、上記構成によれば、第1シールド部材70において第2シールド部材170と接触する接点の数が増えるため、シールド部材70,170同士の接続状態の安定性を向上させることができる。
(12)第1シールド部材70は、互いに隣り合う側壁部71と連結壁部72とにより構成される4つの角部73を有している。角部73は、第1シールド部材70における第1開口部41c側の端部74から第1シールド部材70の軸線方向に沿って延在するスリット75を有している。
一対の側壁部71及び一対の連結壁部72を有する筒状の第1シールド部材70は、金属板材を折り曲げ加工することにより形成される。
上記構成によれば、曲げ加工を行う前の状態の金属板材において第1シールド部材70の角部73に対応する部分にスリット75を設けることにより、当該部分の剛性が小さくなる。これにより、角部73を形成するための折り曲げ加工を小さな力で行うことが可能となる。したがって、第1シールド部材70を容易に形成することができる。
(13)第1シールド部材70は、第1開口部41c側の端部74に、内側に折り返された折り返し部76を有している。
第1コネクタ10が第2コネクタ110に取り付けられた状態のとき、第1ハウジング40の内部に設けられた第1シールド部材70と第2シールド部材170との間には、接点79a,79bを除く部分において隙間が生じる場合がある。この場合、第1シールド部材70が第2シールド部材170に対して相対変位しやすい。したがって、第1シールド部材70の板厚を大きくするなどの対策が必要となり、第1シールド部材70の重量が増加するなどの課題が生じる。
この点、上記構成によれば、折り返し部76を設けることにより第1シールド部材70における第1開口部41c側の端部74の厚さが大きくなる。これにより、上記端部74と第2シールド部材170との間の隙間が小さくなる。したがって、第1シールド部材70の板厚の増大を抑制しつつ、第2シールド部材170に対する第1シールド部材70の相対変位を抑制することができる。
(14)第1ハウジング40は、一対の第1連結壁41bと第1端子保持部30との間に位置する連結壁42bと、連結壁42bと第1端子保持部30とを連結する連結部43とを有している。第1シールド部材70は、連結壁部72における第1開口部41c側の端部74に設けられるとともに、連結部43を逃がす逃がし凹部77を有している。
第1端子保持部30が連結部43を介して第1ハウジング40と一体成形される場合、第1端子保持部30を覆う第1シールド部材70を第1ハウジング40の内部に挿入する際に、第1シールド部材70が連結部43に干渉するおそれがある。
この点、上記構成によれば、第1シールド部材70を第1ハウジング40の内部に挿入する際に逃がし凹部77によって連結部43が逃がされる。したがって、第1端子保持部30と第1ハウジング40とを一体成形しつつ、第1シールド部材70を第1ハウジング40の内部に挿入して組み付けることができる。
(15)第1シールド部材70の側壁部71は、複数の接点79aを有している。
逃がし凹部77を有する連結壁部72に対して複数の接点79bを設ける場合、逃がし凹部77を避けて接点79bを設ける必要があるため、接点の形成位置が限定される。
この点、上記構成によれば、複数の接点79aが側壁部71に設けられているため、複数の接点79bを連結壁部72に設ける場合に比べて、接点の形成位置の自由度を高めることができる。したがって、第1シールド部材70を容易に形成することができる。
(16)第1シールド部材70は、第1シールド部材70の内側に向けて切り起こされた切り起こし部78を有している。第1端子保持部30は、第1端子保持部30の外面に設けられるとともに、切り起こし部78が係止される係止溝31を有している。
こうした構成によれば、第1シールド部材70の切り起こし部78が第1端子保持部30の係止溝31に係止される。これにより、第1シールド部材70が第1端子保持部30に対して相対変位することを抑制できる。
(17)第1ハウジング40は、第1開口部41cとは反対側の端部に第1電線20が挿入される第1挿入口47cを有している。第1挿入口47cには、第1電線20と第1ハウジング40との間をシールするシール部材80が設けられている。第1ハウジング40の端部47には、第1挿入口47cからのシール部材80の抜け止めをする筒状のリテーナ90が取り付けられている。
こうした構成によれば、リテーナ90によって第1挿入口47cからのシール部材80の脱落を抑制することができる。
(18)一対の第2連結壁142のうち第1位置においてレバー50の操作部52から離れている第2連結壁142は、第2連結壁142の外面に設けられるとともに、第2ハウジング140の軸線方向Xに沿って延在する第2突条148を有している。一対の第1連結壁41bの一方は、第1連結壁41bの内面に設けられるとともに、第2突条148が挿入される凹溝45を有している。
こうした構成によれば、第1コネクタ10を第2コネクタ110に取り付ける際に、第2コネクタ110が第1コネクタ10に対して正規の姿勢である場合には、第2突条148が凹溝45に挿入される。これにより、第2ハウジング140の第2開口部143に第1ハウジング40が挿入される。一方、第2コネクタ110が第1コネクタ10に対して正規の姿勢ではない場合には、第2突条148が第1ハウジング40の第1開口部41cに干渉するようになる。したがって、第1コネクタ10と第2コネクタ110との誤組付けを抑制することができる。
(19)一方の第1連結壁41bは、第1連結壁41bの外面に設けられるとともに、凹溝45を含む部分が突出した第1突条46を有している。第1突条46は、第1連結壁41bの幅方向において中央から偏倚した位置に設けられている。
こうした構成によれば、第1突条46を設けずに凹溝45を第1連結壁41bに形成する場合に比べて、第1連結壁41bを薄肉化することができる。
また、上記構成によれば、第1連結壁41bの幅方向において中央の位置に第1突条46を設ける場合に比べて、第1ハウジング40を安定して静置することができる。
(20)フランジ部145は、第1コネクタ10に向かって突出するとともに、第2ハウジング140の外周に沿って延びるリブ149を有している。リブ149と、第2ハウジング140とによって第1ハウジング40が挿入される溝部149aが構成されている。
第1ハウジング40とフランジ部145との間の隙間から泥や異物がコネクタ装置内に侵入することを抑制するために、別途シール部材を設ける場合がある。しかしながら、この場合には、レバー式コネクタ装置の部品点数が増加するといった問題が生じる。
この点、上記構成によれば、第1コネクタ10が第2コネクタ110に取り付けられた際に、第1ハウジング40が溝部149aに挿入される。そのため、第1ハウジング40とフランジ部145との間の隙間が外周側からリブ149によって覆われるようになる。これにより、上記隙間から異物が内部に侵入することが抑制される。したがって、ハウジング40,140内部への異物の侵入を簡単な構成により一層抑制することができる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・リブ149は、本実施形態で例示したように第2フード部140Aの全周に亘って設けられるものに限定されない。例えば、複数のリブ149を第2フード部140Aの外周に沿って互いに間隔をあけて並ぶように設けてもよい。
・第1突条46は、本実施形態で例示したものに限定されず、例えば、幅方向Yにおいて第1連結壁41bの中央に設けられるものであってもよい。
・第1突条46及び凹溝45は、第1連結壁41bのうち第1位置においてレバー50の操作部52に近い第1連結壁41bの外面に設けるようにしてもよい。また、これに伴って、第2突条148を第2連結壁142のうち第1位置においてレバー50の操作部52に近い第2連結壁142の外面に設けるようにすればよい。
・第1突条46は、省略することができる。この場合、凹溝45を第2ハウジング140の第2連結壁142に設け、凹溝45に挿入される第2突条148を第1ハウジング40の第1連結壁41bに設けるようにしてもよい。
・凹溝45は、省略することができる。この場合、凹溝45に挿入される第2突条148も省略すればよい。
・突出部150は、本実施形態で例示したような一対の平板部151及び連結板部152によって構成されるものに限定されず、例えば、案内軸部153が突出する平板部151のみを残し、もう一方の平板部151及び連結板部152を省略することもできる。
・フランジ部145は、本実施形態で例示したように締結孔146を有するものに限定されず、例えば、締結孔146を省略することもできる。
・フランジ部145の形状は、本実施形態で例示したような形状に限定されず、例えば、楕円形状や多角形状としてもよい。
・接点79a,79bの数及び位置は、本実施形態で例示したものに限定されず、例えば、各連結壁部72に複数の接点79bを設けるようにしてもよい。
・切り起こし部78及び係止溝31は、省略することができる。
・折り返し部76は、本実施形態では第1シールド部材70の内側に折り返すものを例示したが、第2コネクタ110の第2シールド部材170が第1シールド部材70の内側に位置する場合には、外側に折り返されるものであってもよい。
・スリット75は省略することができる。
・第1シールド部材70は、本実施形態で例示したように第1半割体70A及び第2半割体70Bによって構成されるものに限定されず、例えば、幅方向Yに沿って分割されるものであってもよい。
・案内凹部55は、本実施形態で例示したものに限定されず、例えば、傾斜面56を省略したものであってもよい。
・案内凹部55は、省略することができる。
・係合突起65は、省略することができる。この場合、係合突部61は、各第1側壁41aに対して高さ方向Zに間隔をおいて2つ設けられるものに限定されず、例えば、各第1側壁41aに対して1つ設けられているものであってもよい。
・係合凹部62は、本実施形態で例示したような形状に限定されない。例えば、係合凹部62は、レバー50が第3位置よりも第1位置とは反対側に向けて回動することを許容するものであってもよい。
・係合突部61は、本実施形態で例示したように第1側壁41aに設けられるものに限定されず、例えば、腕部51の内面51aに設けられるものであってもよい。この場合、係合凹部62及び係合突起65を第1側壁41aに設けるようにすればよい。
・第1コネクタ10は、規制部60を有するものに限定されない。すなわち、係合突部61及び係合凹部62は、省略することができる。
・支持軸44の形状は、本実施形態で例示したものに限定されない。例えば、支持軸44は、規制突部44bを1つ有しているものであってもよいし、3つ以上有しているものであってもよい。この場合、支持孔53の形状は、本実施形態で例示したものに限定されず、支持軸44の形状に合わせて適宜変更することができる。すなわち、支持孔53は、規制縁部53a及び切欠部53bを1つずつ有しているものであってもよいし、それぞれを3つ以上有しているものであってもよい。
・レバー50は、第3位置において第1ハウジング40に取り付けられるものに限定されず、例えば、第1位置において第1ハウジング40に取り付けられるものであってもよい。この場合、支持孔53は、規制縁部53a及び切欠部53bを有するものに限定されず、例えば、レバー50が第1位置にあるときには支持孔53に対する支持軸44の通過を許容する一方、レバー50が第1位置以外の位置にあるときには支持孔53に対する支持軸44の通過を阻止する規制縁部及び切欠部を有するものであればよい。
・支持軸44は、第1ハウジング40の第1側壁41aから突出するものに限定されず、例えば、レバー50における腕部51の内面51aに設けるようにしてもよい。この場合、支持孔53は、レバー50の腕部51に設けられるものに限定されず、例えば、第1ハウジング40の第1側壁41aに設けるようにしてもよい。
・第1端子保持部30は、本実施形態で例示したように、内筒部42に連結されるものでなくてもよく、例えば、第1フード部41の内面に連結されるものであってもよい。この場合、内筒部42を省略することができる。
・第1電線20及び第2電線120の数は、本実施形態で例示したように2本に限定されず、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。この場合、電線の本数に伴って、端子保持部30,130に保持される端子21,121の数を適宜変更すればよい。
・レバー式コネクタ装置は、自動車において定格電圧が高圧の配線に利用されるものに限定されず、例えば、定格電圧が12Vや24Vの低圧の配線に利用されるものであってもよい。この場合には、シールド部材70,170を省略してもよい。
X 軸線方向
Y 幅方向
Z 高さ方向
S 隙間
C 仮想円
L 中心軸線
10 第1コネクタ
20 第1電線
21 第1端子
30 第1端子保持部
31 係止溝
40 第1ハウジング
41 第1フード部
41a 第1側壁
41b 第1連結壁
41c 第1開口部
42 内筒部
42a 側壁
42b 連結壁
43 連結部
44 支持軸
44a 軸部
44b 規制突部
45 凹溝
46 第1突条
47 端部
47a 側壁
47b 連結壁
47c 第1挿入口
48 突部
49 係合部
50 レバー
51 腕部
51a 内面
51b 外面
51c 外周面
52 操作部
53 支持孔
53a 規制縁部
53b 切欠部
54 拡径部
55 案内凹部
56 傾斜面
57 案内溝
57a 挿入部
57b 案内部
58 係合孔
60 規制部
61 係合突部
62 係合凹部
63 底面
64 壁部
64a 壁部
65 係合突起
70 第1シールド部材
70A 第1半割体
70B 第2半割体
71 側壁部
71a 係止片
71b 係止孔
72 連結壁部
73 角部
74 端部
75 スリット
76 折り返し部
77 逃がし凹部
77a 拡幅部
77b 狭幅部
78 切り起こし部
79a 接点
79b 接点
80 シール部材
90 リテーナ
110 第2コネクタ
120 第2電線
121 第2端子
130 第2端子保持部
140 第2ハウジング
140A 第2フード部
141 第2側壁
142 第2連結壁
143 第2開口部
144 第2挿入口
145 フランジ部
146 締結孔
147 カラー
148 第2突条
149 リブ
149a 溝部
150 突出部
151 平板部
152 連結板部
153 案内軸部
170 第2シールド部材

Claims (9)

  1. 端子を有する第1電線と、前記第1電線の端子を保持する第1端子保持部と、開口部を有する筒状の第1ハウジングと、前記第1ハウジングに回動可能に支持されたレバーと、を備える第1コネクタと、
    前記第1電線の端子に電気的に接続可能に構成された端子を有する第2電線と、前記第2電線の端子を保持する第2端子保持部と、前記第1ハウジングの前記開口部に挿入される筒状の第2ハウジングと、を備える第2コネクタと、を備え、
    前記第1ハウジングは、前記開口部を構成する一対の第1側壁と、前記第1側壁同士を連結する一対の第1連結壁と、を有しており、
    前記レバーは、前記第1側壁を外方から覆うとともに前記第1側壁に対して回動可能に支持された一対の腕部と、前記腕部同士を連結する操作部と、を有しており、
    前記第2ハウジングは、一対の第2側壁と、前記第2側壁同士を連結する一対の第2連結壁と、前記第2側壁及び前記第2連結壁から突出するフランジ部と、を有しており、
    前記フランジ部は、前記第1コネクタに向かって突出するとともに前記第2側壁の各々を挟む一対の突出部を有しており、
    前記突出部は、前記第2側壁に向かって突出するとともに、前記第2側壁との間に隙間を有する案内軸部を有しており、
    前記レバーの前記腕部は、前記腕部の外面に設けられるとともに、前記レバーが回動する際に、前記案内軸部を案内する案内溝を有している、
    レバー式コネクタ装置。
  2. 前記第1コネクタは、前記第1ハウジングの内部に設けられるとともに、前記第1端子保持部を覆う金属製筒状の第1シールド部材を有しており、
    前記第2コネクタは、前記第2ハウジングの内部に設けられるとともに、前記第2端子保持部を覆う金属製筒状の第2シールド部材を有している、
    請求項1に記載のレバー式コネクタ装置。
  3. 前記第1シールド部材は、前記一対の第1側壁にそれぞれ対向する一対の側壁部と、前記一対の側壁部同士を連結する一対の連結壁部と、を有しており、
    前記側壁部及び前記連結壁部は、内側または外側に突出するとともに前記第2シールド部材と接触する接点を有しており、
    前記側壁部及び前記連結壁部の少なくとも1つは、前記接点を複数有している、
    請求項2に記載のレバー式コネクタ装置。
  4. 前記第1ハウジングは、前記一対の第1連結壁と前記第1端子保持部との間に位置する内側壁と、前記内側壁と前記第1端子保持部とを連結する連結部と、を有しており、
    前記第1シールド部材は、前記連結壁部における前記開口部側の端部に設けられるとともに、前記連結部を逃がす逃がし凹部を有している、
    請求項3に記載のレバー式コネクタ装置。
  5. 前記第1シールド部材の前記側壁部は、複数の前記接点を有している、
    請求項4に記載のレバー式コネクタ装置。
  6. 前記レバーが前記第1ハウジングの軸線に対して起立する位置を第1位置とするとき、
    一対の前記第2連結壁のうち前記第1位置において前記レバーの前記操作部から離れている前記第2連結壁は、前記第2連結壁の外面に設けられるとともに、前記第2ハウジングの軸線方向に沿って延在する突条を有しており、
    一対の前記第1連結壁の一方は、前記第1連結壁の内面に設けられるとともに、前記突条が挿入される凹溝を有している、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のレバー式コネクタ装置。
  7. 前記突条を第2突条とするとき、
    前記一方の第1連結壁は、前記第1連結壁の外面に設けられるとともに、前記凹溝を含む部分が突出した第1突条を有しており、
    前記第1突条は、前記第1連結壁の幅方向において中央から偏倚した位置に設けられている、
    請求項6に記載のレバー式コネクタ装置。
  8. 前記フランジ部は、前記第1コネクタに向かって突出するとともに、前記第2ハウジングの外周に沿って延びるリブを有しており、
    前記リブと、前記第2ハウジングと、によって前記第1ハウジングが挿入される溝部が構成されている、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のレバー式コネクタ装置。
  9. 端子を有する電線と、前記端子を保持する端子保持部と、レバー式の相手側コネクタのハウジングの開口部に挿入される筒状のハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、一対の側壁と、前記側壁同士を連結する一対の連結壁と、前記側壁及び前記連結壁から突出するフランジ部と、を有しており、
    前記フランジ部は、前記相手側コネクタに向かって突出するとともに前記側壁の各々を挟む一対の突出部を有しており、
    前記突出部は、前記側壁に向かって突出するとともに、前記側壁の間に前記相手側コネクタのハウジング及びレバーが挿入可能な隙間を有する案内軸部を有している、
    コネクタ。
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