JP2022078503A - 吊り下げ治具及び落下防止方法 - Google Patents

吊り下げ治具及び落下防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業対象物のボルト部に螺合され作業終了後に回転されてボルト部から外される吊上げ対象物を回転可能に保持して吊下げ支持する吊り下げ治具及び落下防止方法を提供すること。【解決手段】作業対象物のボルト部102に螺合され作業終了後に回転されてボルト部102から外される吊上げ対象物を吊下げ支持する吊り下げ治具であって、吊上げ対象物に着脱可能に取付けられる内周円環部材1と、内周円環部材1の外周部に、内周円環部材1に対して回転可能に取付けられている外周円環部材3と、外周円環部材3の外周部に一端部4aが締結されたワイヤ4と、ワイヤ4の他端部4bを保持する保持手段5とを有し、ボルト部102から吊上げ対象物が外されたときに、保持手段5により他端部4bを保持されたワイヤ4により、外周円環部材3及び内周円環部材1を介して吊上げ対象物を吊下げ支持することを特徴とする吊り下げ治具。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤにより吊上げ対象物を吊下げ支持する吊り下げ治具及び落下防止方法に関し、より詳しくは、作業対象物のボルト部に螺合され作業終了後に回転されてボルト部から外される吊上げ対象物を回転可能に保持して吊下げ支持する吊り下げ治具及び落下防止方法に関する。
従来、特許文献1に記載された油圧ジャッキのように、作業対象物に取り付けられ作業終了後に作業対象物から外される機材がある。このような機材は、作業対象物(特許文献1では、オープンシールド機)に対する作業の終了後に、作業対象物から外されて撤去される。
造船工程においても、ディーゼルエンジンの動力伝達フランジなどの作業対象物に油圧ジャッキが取り付けられる。この油圧ジャッキは、動力伝達フランジを締結するボルトの締め付け及び緩め作業の終了後に、回転されてディーゼルエンジンの動力伝達フランジなどから外されて撤去される。
特開2020-94444号公報
ところで、作業対象物に取り付けられる油圧ジャッキなどの機材は、重量が数十kgもあり、作業対象物から外されたときには、人力で保持することは極めて困難である。
特に、油圧ジャッキなどの機材が、作業対象物から水平に又は下方に向けて突設されたボルト部に取り付けられている場合には、油圧ジャッキなどの機材を螺旋回転させて取り外すときに、ボルト部の先端から外れた瞬間に直ちに落下に繋がるので、極めて危険である。
また、取り付け位置が作業者の身長に近い高さであることも多いために、より保持が困難であり、落下させてしまう虞がある。重量が数十kgもある機材が落下すると、付近の作業員の身体及び人命の危機となる。
そこで、本発明は、このような従来事情に鑑みてなされたものであり、作業対象物のボルト部に螺合され作業終了後に回転されてボルト部から外される吊上げ対象物を回転可能に保持して吊下げ支持する吊り下げ治具及び落下防止方法を提供することを課題とする。
また、本発明のその他の課題は、以下の記載によって明らかになる。
上記課題は以下の発明によって解決される。
(請求項1)
作業対象物のボルト部に螺合され作業終了後に回転されて前記ボルト部から外される吊上げ対象物を吊下げ支持する吊り下げ治具であって、
前記吊上げ対象物に着脱可能に取付けられる内周円環部材と、
前記内周円環部材の外周部に、前記内周円環部材に対して回転可能に取付けられている外周円環部材と、
前記外周円環部材の外周部に一端部が締結されたワイヤと、
前記ワイヤの他端部を保持する保持手段と
を有し、
前記ボルト部から前記吊上げ対象物が外されたときに、前記保持手段により他端部を保持された前記ワイヤにより、前記外周円環部材及び前記内周円環部材を介して前記吊上げ対象物を吊下げ支持する
ことを特徴とする吊り下げ治具。
(請求項2)
前記保持手段は、前記ワイヤが巻き掛けられる巻き取りドラムと、前記巻き取りドラムを前記ワイヤを巻き取る方向に回転付勢するスプリングとを有するスプリングバランサである
ことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ治具。
(請求項3)
前記保持手段は、前記ワイヤに代わるチェーンが巻き掛けられる滑車を有するチェーンブロックである
ことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ治具。
(請求項4)
前記吊上げ対象物は、前記作業対象物の締め付け及び緩めを行う油圧ジャッキである
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の吊り下げ治具。
(請求項5)
作業対象物のボルト部に螺合され作業終了後に回転されて前記ボルト部から外される吊上げ対象物の落下を防止する落下防止方法であって、
請求項1~4の何れかに記載の吊り下げ治具を用いて、
前記吊上げ対象物を前記作業対象物のボルト部に螺合させて取り付けるとともに、前記吊上げ対象物に前記内周円環部材を取付け、
前記作業対象物に対する前記吊上げ対象物による作業の終了後に、前記吊上げ対象物及び内周円環部材を回転させ、前記吊上げ対象物を前記ボルト部から外し、前記ワイヤにより、前記外周円環部材及び前記内周円環部材を介して前記吊上げ対象物を吊下げ支持させる
ことを特徴とする落下防止方法。
本発明によれば、作業対象物のボルト部に螺合され作業終了後に回転されてボルト部から外される吊上げ対象物を回転可能に保持して吊下げ支持する吊り下げ治具及び落下防止方法を提供することができる。
実施形態に係る落下防止方法を実施するための実施形態に係る吊り下げ治具を示す正面図及び断面図 実施形態に係る吊り下げ治具の円環部材の正面図(a)及び縦断面図(b) 実施形態に係る吊り下げ治具が吊上げ対象物に取り付けられた状態を示す縦断面図 実施形態に係る吊り下げ治具の保持手段を示す一部破断斜視図
以下、本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、実施形態に係る落下防止方法を実施するための実施形態に係る吊り下げ治具を示す正面図及び断面図である。
この吊り下げ治具は、この実施形態では、図1に示すように、作業対象物であるディーゼルエンジンの動力伝達フランジ101から水平に突設されたボルト部102に螺合され、作業終了後に回転されてボルト部102から外される吊上げ対象物である油圧ジャッキ103を吊下げ支持する治具である。
なお、作業対象物は動力伝達フランジ101に限定されず、吊上げ対象物は油圧ジャッキ103に限定されない。作業対象物には、船舶のような大きな構造物の製造過程において、大型のボルトの締め付け及び緩め等の作業がなされるあらゆる部材が該当する。吊上げ対象物には、船舶のような大きな構造物の製造過程において、作業対象物に対して搬送や締め付け及び緩め等の作業を行うあらゆる機材が該当する。
図2は、実施形態に係る吊り下げ治具の円環部材の正面図(a)及び縦断面図(b)である。
この吊り下げ治具は、図2(a)(b)に示すように、油圧ジャッキ103に取付けられる内周円環部材1を有している。内周円環部材1は、油圧ジャッキ103の外周部分に、着脱可能に取付けられる。内周円環部材1は、金属等の堅牢な材料によって、円環状に構成されている。内周円環部材1の内周端部の両縁部には、内方に向けた鍔状のストッパリング1a、1bが設けられている。一方のストッパリング1bは、内周円環部材1に対して複数のボルト1cによって固定されており、ボルト1cを外すことによって内周円環部材1から外される。
内周円環部材1を油圧ジャッキ103の外周部分に取付けるには、内周円環部材1から一方のストッパリング1bを外し、油圧ジャッキ103を内周円環部材1内に挿入してから、一方のストッパリング1bを内周円環部材1に複数のボルト1cの締め付けにより固定する。
内周円環部材1の外周部には、外周円環部材3が、ベアリング2を介して、内周円環部材1に対して回転可能に取付けられている。外周円環部材3は、金属等の堅牢な材料によって、円環状に構成されている。内周円環部材1は、内周部にストッパリング1a、1bが設けられていることにより、油圧ジャッキ103の空転及び脱落を防止しており、外周部にベアリング2が設けられていることにより、外周円環部材3が停止した状態で、油圧ジャッキ103とともに回転されることができる。
外周円環部材3は、外周部に、ワイヤ4の一端部(下端部)4aが締結されている。外周円環部材3の外周部には、ワイヤ締結部3aが設けられており、このワイヤ締結部3aにワイヤ4の一端部(下端部)4aが締結されている。
ワイヤ4の他端部(上端部)4bは、図1に示すように、上方に設置された保持手段5によって保持されている。この実施形態では、保持手段5は、吊り下げフック6である。吊り下げフック6は、ワイヤ4の他端部(上端部)4bに取り付けられており、図示しない上方の吊り下げ部に掛合される。
図3は、実施形態に係る吊り下げ治具が吊上げ対象物に取り付けられた状態を示す縦断面図である。
この実施形態において、図3に示すように、作業対象物は、ディーゼルエンジンの動力伝達フランジ101であり、重量は数トン(t)から数十トン(t)に及ぶ。吊上げ対象物は、油圧ジャッキ103であり、動力伝達フランジ101を締結するボルト102の締め付け及び緩めを行う。油圧ジャッキ103の重量は、数十kgである。油圧ジャッキ103は、全体として略円盤形状に構成されており、中央部分に中心軸に沿ってボルト孔104が設けられている。ボルト孔104の内周面には、ネジ山(雌ネジ)が形成されている。この油圧ジャッキ103は、動力伝達フランジ101から水平に突設されたボルト部102がボルト孔104に螺合されて、動力伝達フランジ101の側面部に取り付けられる。油圧ジャッキ103と動力伝達フランジ101との間には、必要に応じてスペーサ105を配置することができる。
実施形態に係る落下防止方法においては、まず、図3に示すように、油圧ジャッキ103を動力伝達フランジ101から水平に突設されたボルト部102に螺合させて取り付けるとともに、油圧ジャッキ103に内周円環部材1を取付ける。内周円環部材1は、ボルト部102に取り付けられる前の油圧ジャッキ103に予め取付けておくことが好ましい。
次に、動力伝達フランジ101に対する油圧ジャッキ103による締め付け及び緩め作業の終了後に、動力伝達フランジ101を締結するボルトの締め付けがされたならば、油圧ジャッキ103及び内周円環部材1を回転させ、油圧ジャッキ103をボルト部102から外す。内周円環部材1は、外周円環部材3に対して回転可能であるので、内周円環部材1が回転されたとき、外周円環部材3はワイヤ4とともに停止されたままとなる。
油圧ジャッキ103は、ボルト部102から外れたとき、外周円環部材3及び内周円環部材1を介して、ワイヤ4により吊下げ支持される。したがって、油圧ジャッキ103に対する人力による保持が失われても、油圧ジャッキ103が落下することがない。
このように、吊り下げ治具は、ディーゼルエンジンの動力伝達フランジ101を締結するボルトの締め付け及び緩め作業の終了後に、回転されてボルト部102から油圧ジャッキ103が外されたときに、ワイヤ4により、外周円環部材3及び内周円環部材1を介して油圧ジャッキ103を吊下げ支持し、油圧ジャッキ103の落下を防止する。
この吊り下げ治具は、油圧ジャッキ103のように数十kgもの重量を有する吊上対象物を吊下げ支持する場合にも、また、取り付け位置が作業者の身長に近い高さである場合にも、安定して安全に吊下げ支持することができるので、吊上対象物の揺動や落下により付近の作業員の身体及び人命の危機が生じることを防止することができる。
この吊り下げ治具において、保持手段5は、上述した吊り下げフック6に限定されない。保持手段5は、ワイヤ4が巻き掛けられる巻き取りドラム及び巻き取りドラムをワイヤ4を巻き取る方向に回転付勢するスプリングを有するスプリングバランサや、ワイヤ4に代わるチェーンが巻き掛けられる滑車を有するチェーンブロックなどとすることができる。
スプリングバランサは、図4に示すように、外筐体9を有して構成されている。外筐体9の上部には、吊り下げフック6が取り付けられている。外筐体9内には、巻き取りドラム7が、水平に支持された支軸によって回転可能に軸支されている。巻き取りドラム7は、円錐形状に構成され、中心軸回りに回転可能となっている。巻き取りドラム7の外周面(円錐面)には、ワイヤ4が巻き掛かる位置を規定するための案内溝が形成されている。案内溝は、螺旋状の1本の溝であり、巻き取りドラム7の中心軸回りを巡って、巻き取りドラム7の小径部から大径部に亘って形成されている。
ワイヤ4は、始端部が巻き取りドラム7の大径部に固定され、案内溝内に巻き掛けられて巻き取りドラム7の中心軸回りを巡り、巻き取りドラム7の小径部から、外筐体9の下部に設けられた引出孔9aから外筐体9の外方に引き出されている。
巻き取りドラム7を、ワイヤ4が巻き取られる方向に回転付勢しているスプリング8は、バネ鋼により形成されたぜんまいバネ(渦巻きバネ)であり、一端部が巻き取りドラム7の大径部に固定され、他端部が外筐体9内に固定されている。
ワイヤ4の一端部(下端部)4aが下方に引っ張られて、ワイヤ4が巻き取りドラム7から巻き出されるにしたがって、スプリング8が変位されてゆき、ワイヤ4を巻き取る方向の回転付勢力が強くなってゆく。ワイヤ4は、巻き取りドラム7から巻き出されるにしたがって、巻き取りドラム7から離れる位置が小径部から大径部に移ってゆくから、ワイヤ4が巻き取りドラム7に作用させる回転モーメントは、大きくなってゆく。したがって、ワイヤ4が引き出された長さに拘わらず、スプリング8による回転付勢力とワイヤ4が巻き取りドラム7に作用させる回転モーメントとが釣り合い、外筐体9から引き出されたワイヤ4が上方に引き上げられる力は常に一定になる。
スプリング8によるワイヤ4の引き上げ力は、スプリング8の他端部の固定位置を変更することによって調整することができる。スプリング8によるワイヤ4の引き上げ力は、油圧ジャッキ103、内周円環部材1、外周円環部材3及びワイヤ4の引き出し部分の合計重量と釣り合うように調整しておくことが好ましい。
保持手段5としてスプリングバランサを用いた吊り下げ治具においては、ディーゼルエンジンの動力伝達フランジ101を締結するボルトの締め付け及び緩め作業の終了後に、回転されてボルト部102から油圧ジャッキ103が外されたときに、油圧ジャッキ103に対する保持が失われても、油圧ジャッキ103、内周円環部材1、外周円環部材3及びワイヤ4の引き出し部分の合計重量と釣り合う引き上げ力によってワイヤ4が引き上げられているので、油圧ジャッキ103は、上下動せず、まして落下することはない。
この吊り下げ治具は、油圧ジャッキ103のように数十kgもの重量を有する吊上対象物を吊下げ支持する場合に、また、取り付け位置が作業者の身長に近い高さである場合にも、油圧ジャッキ103が落下することがなく、安定して安全に吊下げ支持することができる。したがって、吊上対象物の揺動や落下により付近の作業員の身体及び人命の危機が生じることを防止することができる。
チェーンブロックは、外筐体内に複数の滑車を内装して構成されている。外筐体は、上方の吊り下げ部により係止される。外筐体内には、複数の滑車が、水平に支持された支軸によって回転可能に軸支されている。複数の滑車には、ワイヤ4に代わるチェーンが巻き掛けられている。
チェーンは、始端部が固定部に係止され、複数の滑車の中心軸回りを巡り、終端側が外筐体から外方に引き出されている。チェーンの終端部(下端部)が下方に引っ張られると、この引っ張り力は、複数の滑車の作用によって減殺される。したがって、チェーンの始端部が固定部を引っ張る力は、チェーンの終端部(下端部)が下方に引っ張られる力よりも小さい。
保持手段5としてチェーンブロックを用いた吊り下げ治具においては、ディーゼルエンジンの動力伝達フランジ101を締結するボルトの締め付け及び緩め作業の終了後に、回転されてボルト部102から油圧ジャッキ103が外されたときに、油圧ジャッキ103に対する保持が失われても、チェーンにより、外周円環部材3及び内周円環部材1を介して油圧ジャッキ103を吊下げ支持し、油圧ジャッキ103の落下を防止する。
この吊り下げ治具は、油圧ジャッキ103のように数十kgもの重量を有する吊上対象物を吊下げ支持する場合にも、また、取り付け位置が作業者の身長に近い高さである場合にも、安定して安全に吊下げ支持することができるので、吊上対象物の揺動や落下により付近の作業員の身体及び人命の危機が生じることを防止することができる。
なお、本発明に係る吊り下げ治具は、内周円環部材1を油圧ジャッキ103に一体化させ、または、固着させて、ワイヤ締結部3aを備えて吊り下げ機能を有する油圧ジャッキとして構成してもよい。
また、本発明に係る吊り下げ治具及び落下防止方法は、特に、油圧ジャッキなどの機材が、作業対象物から水平に又は下方に向けて突設されたボルト部に取り付けられている場合に特に顕著な効果を発揮するがこれに限定されず、水平に又は下方以外に向けて突設されたボルト部であっても、落下に繋がる恐れがある場合あるため有用である。
上述の実施形態中に示した大きさや重量等に関する数値及び材料名は、例示であって、何ら本発明を限定するものではない。本発明は、これら数値及び材料名には限定されないものとして解釈される。
1 内周円環部材
1a、1b ストッパリング
1c ボルト
2 ベアリング
3 外周円環部材
3a ワイヤ締結部
4 ワイヤ
4a 一端部(下端部)
4b 他端部(上端部)
5 保持手段
6 吊り下げフック
7 巻き取りドラム
8 スプリング
9 外筐体
9a 引出孔
101 動力伝達フランジ
102 ボルト部
103 油圧ジャッキ
104 ボルト孔
105 スペーサ

Claims (5)

  1. 作業対象物のボルト部に螺合され作業終了後に回転されて前記ボルト部から外される吊上げ対象物を吊下げ支持する吊り下げ治具であって、
    前記吊上げ対象物に着脱可能に取付けられる内周円環部材と、
    前記内周円環部材の外周部に、前記内周円環部材に対して回転可能に取付けられている外周円環部材と、
    前記外周円環部材の外周部に一端部が締結されたワイヤと、
    前記ワイヤの他端部を保持する保持手段と
    を有し、
    前記ボルト部から前記吊上げ対象物が外されたときに、前記保持手段により他端部を保持された前記ワイヤにより、前記外周円環部材及び前記内周円環部材を介して前記吊上げ対象物を吊下げ支持する
    ことを特徴とする吊り下げ治具。
  2. 前記保持手段は、前記ワイヤが巻き掛けられる巻き取りドラムと、前記巻き取りドラムを前記ワイヤを巻き取る方向に回転付勢するスプリングとを有するスプリングバランサである
    ことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ治具。
  3. 前記保持手段は、前記ワイヤに代わるチェーンが巻き掛けられる滑車を有するチェーンブロックである
    ことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ治具。
  4. 前記吊上げ対象物は、前記作業対象物の締め付け及び緩めを行う油圧ジャッキである
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の吊り下げ治具。
  5. 作業対象物のボルト部に螺合され作業終了後に回転されて前記ボルト部から外される吊上げ対象物の落下を防止する落下防止方法であって、
    請求項1~4の何れかに記載の吊り下げ治具を用いて、
    前記吊上げ対象物を前記作業対象物のボルト部に螺合させて取り付けるとともに、前記吊上げ対象物に前記内周円環部材を取付け、
    前記作業対象物に対する前記吊上げ対象物による作業の終了後に、前記吊上げ対象物及び内周円環部材を回転させ、前記吊上げ対象物を前記ボルト部から外し、前記ワイヤにより、前記外周円環部材及び前記内周円環部材を介して前記吊上げ対象物を吊下げ支持させる
    ことを特徴とする落下防止方法。
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