JP2022077934A - スリーブ開口の補強治具及び補強方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】建築物の非構造部材に生じた断面欠損による耐力の低下及び応力集中による破損の予防と共に、容易かつ割安な製作の実現を期待できるスリーブ開口の補強治具を提供する。【解決手段】補強治具1は、スリーブ開口Sに挿入される円筒部11と、スリーブ開口Sの開口端Sa周辺における非構造壁Wの表面にエポキシ樹脂製接着剤等で接着される鍔状部12と、スリーブ開口Sと円筒部11との隙間Gを埋めるグラウト材の注入用として円筒部の側面11aを貫通して設けられた注入口部13を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、鉄筋コンクリート造の建築物に要するスリーブの設置に伴って部材に生じるスリーブ開口の補強治具及び補強方法に関する。
従来から、集合住宅等の建設において、柱や梁等の構造部材を形成するコンクリートの打設前に、既設の鉄筋に干渉しないように配管・配線用のスリーブを配置していた。これに伴い、構造部材にはスリーブによる貫通孔(以下「スリーブ開口」ともいう。)が生じることから、せん断耐力や曲げ耐力の低下に起因するひび割れ等を防ぐために、補強用の鉄筋も埋設されていた(例えば、特許文献1参照。)。
一方、上記コンクリートの打設後に、配管・配線の位置変更や追加に応じて構造部材にスリーブ開口をコア抜きして開ける場合、補強用の鉄筋を予め埋設できないことから、コンクリートと同等の剛性や強度を発現するポリマーセメントモルタル等で鉄筋を構造部材の表面から埋め込む技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この技術によれば、補強用の鉄筋を予め埋設した状態と同等の効果を期待できるものである。
しかしながら、特許文献2は、構造部材向けであり、構造部材と同構造だが出入口用など大きめの開口がある壁を含む非構造部材には不向きである。すなわち、非構造部材に開け直すスリーブ開口の場所や大きさによっては、非構造部材のひび割ればかりでなく、既設の鉄筋の切断、上記鉄筋の露出、上記鉄筋からコンクリートの表面までの厚さ(かぶり厚さ)の不足等に伴う悪影響を被りやすい。
近年では、築年数の多い集合住宅において、例えば、給気口の増設、風呂の追炊き機能の増設、給湯器の交換の対応として、非構造部材の壁にスリーブ開口を開け直している。しかしながら、構造部材と非構造部材との境界に緩衝材(耐震スリット)が設けられていない集合住宅では、地震によるせん断力や曲げモーメントで非構造部材が変形しやすい分、スリーブ開口に伴う断面欠損及び応力集中への対策が必要である。
また、特許文献1及び2で開示している補強用の鉄筋は、構造が複雑なため製作しにくいばかりでなく、スリープ開口の開口端のひび割れ予防以外の効果を期待しにくいことから、費用対効果を望みにくい。すなわち、非構造部材におけるスリープ開口への対策としては、製作かつ施工しやすい構造で、スリープ開口の開口端以外も補強することで、費用対効果を向上させるべきである。
そこで、本発明の目的は、建築物の非構造部材に生じた断面欠損による耐力の低下及び応力集中による破損の予防と共に、容易かつ割安な製作及び施工の実現を期待できるスリーブ開口の補強治具及び補強方法を提供することにある。
すなわち、本発明は、建築物の非構造部材に設けられたスリーブ開口を補強する治具であって、上記スリーブ開口に挿入される円筒部と、上記スリーブ開口の開口端周辺における上記非構造部材の表面に接着される鍔状部と、上記スリーブ開口と上記円筒部との隙間を埋めるグラウト材の注入用として上記鍔状部及び/又は上記円筒部のうち上記隙間に通ずる位置に貫通して設けられた注入口部と、を備えている。
上記注入口部は、上記隙間に通ずる位置として上記円筒部の側面に設けられていることが望ましい。
上記注入口部は、上記隙間に通ずる位置として上記鍔状部における上記スリーブ開口の開口端付近に設けられていることが望ましい。
上記鍔状部は、上記円筒部の開口端の一方に一体的に設けられていることが望ましい。
上記鍔状部は、上記円筒部の開口端の一方に位置する第1鍔状部と、他方に位置する第2鍔状部とを有し、上記第1鍔状部の幅及び上記第2鍔状部は、上記第2鍔状部がない場合における上記第1鍔状部より小さいことが望ましい。
また、本発明は、上記治具を用いて建築物の非構造部材に設けられたスリーブ開口を補強する方法であって、上記円筒部を上記スリーブ開口に挿入し、上記鍔状部を上記スリーブ開口の開口端周辺における上記非構造部材の表面に接着し、上記注入口部からクラウト材を注入して上記スリーブ開口と上記円筒部との隙間を埋める。
本発明におけるスリーブ開口の補強治具及び補強方法によれば、建築物の非構造部材に生じた断面欠損による耐力の低下及び応力集中による破損の予防と共に、容易かつ割安な製作及び施工の実現を期待できる。
以下、図1~図4を参照しつつ、本発明の実施形態におけるスリーブ開口の補強治具及び補強方法について説明する。これらの図において、複数個存在する同一の部位については、一つの部位のみに符番した部分もある。説明の便宜上、所定の部位やこの部位の引き出し線をかくれ線(破線)や想像線(二点鎖線)で示し、断面をハッチングで示した部分もある。
<本補強治具の前提>
図1は、本発明の実施形態における建築物の非構造部材に設けられたスリーブ開口の補強治具1(以下「本補強治具1」ともいう。)である。「建築物」とは、例えば、集合住宅の居室であり、非構造部材を備えていればいずれでもよく、耐震スリットを備えていてもいなくてもよいが、備えていない場合に所望の効果を期待しやすい。
図1は、本発明の実施形態における建築物の非構造部材に設けられたスリーブ開口の補強治具1(以下「本補強治具1」ともいう。)である。「建築物」とは、例えば、集合住宅の居室であり、非構造部材を備えていればいずれでもよく、耐震スリットを備えていてもいなくてもよいが、備えていない場合に所望の効果を期待しやすい。
「非構造部材」とは、例えば、天井材、床材、間仕切壁・ALC(Autoclaved Light Weight concrete:軽量気泡コンクリート)製の外壁・EPC(Extruded Cement Panel:押出成形セメント板)製の外壁、出入口用など大きめの開口がある鉄筋コンクリート製の外壁といった非構造壁であり、柱・大梁・小梁・床スラブといった構造部材以外である。「スリーブ開口」は、50mm~200mmの開口径であり、目的によってはこの範囲外でもよく、長さ・開口方法を限定しない。
<本補強治具の概要>
図1に示すとおり、本補強治具1は、スリーブ開口Sに挿入される円筒部11と、スリーブ開口Sの開口端Sa周辺における非構造壁Wの表面にエポキシ樹脂製接着剤等で接着される鍔状部12と、スリーブ開口Sと円筒部11との隙間Gを埋めるグラウト材の注入用として鍔状部12及び/又は円筒部11のうち隙間Gに通ずる位置に貫通して設けられた注入口部13及び付番しない空気口を備え、具体的に、注入口部13は、隙間Gに通ずる位置として円筒部11の側面11aに設けられている。
図1に示すとおり、本補強治具1は、スリーブ開口Sに挿入される円筒部11と、スリーブ開口Sの開口端Sa周辺における非構造壁Wの表面にエポキシ樹脂製接着剤等で接着される鍔状部12と、スリーブ開口Sと円筒部11との隙間Gを埋めるグラウト材の注入用として鍔状部12及び/又は円筒部11のうち隙間Gに通ずる位置に貫通して設けられた注入口部13及び付番しない空気口を備え、具体的に、注入口部13は、隙間Gに通ずる位置として円筒部11の側面11aに設けられている。
この構成によれば、円筒部11及び鍔状部12によりスリーブ開口S全体に伴う断面欠損及び応力集中への対策となる。すなわち、円筒部11及び隙間Gで硬化したグラウト材が、スリーブ開口Sの内側から非構造壁Wを支持するため、非構造壁Wの変形を予防するのみならず、既設の鉄筋の切断やかぶり厚さの不足による耐力の低下、切断により露出した鉄筋の腐食の予防等の対策も兼ねる効果を期待できる。また、鍔状部12が、スリーブ開口Sの開口端Sa周辺における非構造壁Wの表面の変形に追従するため、ひび割れを回避する効果も期待できる。さらに、注入口部13を介して円筒部11の内側からグラウト材を注入できるため、施工時間の短縮効果も期待できる。
ここで、鍔状部12は、円筒部11に対して着脱自在な別体でもよいが、円筒部11の開口端11bの一方に溶接又は成型により一体的に設けられていると、治具として扱いやすく、スリーブ開口Sに円筒部11を挿入するだけで鍔状部12を位置決めでき、施工時間のさらなる短縮を期待できる。
<本補強治具の詳細>
円筒部11及び鍔状部12は、鋼製でもよく、所望の効果を得られれば素材を限定しない。円筒部11は、スリーブであっても、スリーブとは別の部材であってもよい。円筒部11は、スリーブ開口Sの長さと同じか、スリーブ開口Sの長さより鍔状部12の厚み分長くてもよく、所望の効果を得られれば長さや厚み等の寸法を限定しない。
円筒部11及び鍔状部12は、鋼製でもよく、所望の効果を得られれば素材を限定しない。円筒部11は、スリーブであっても、スリーブとは別の部材であってもよい。円筒部11は、スリーブ開口Sの長さと同じか、スリーブ開口Sの長さより鍔状部12の厚み分長くてもよく、所望の効果を得られれば長さや厚み等の寸法を限定しない。
鍔状部12は、スリーブ開口S又は円筒部11の開口径と同等の開口を伴うドーナツ状の板材であり、平面視で円形状、楕円形状、又は矩形状でもよく、円筒部11に対して直交するように突出していて所望の効果を得られれば形状・長さや厚み等の寸法を限定しない。
注入口部13は、グラウト材の注入量や注入機器のノズル径に応じた開口径であり、所望の効果を得られれば形状・数・場所・寸法を限定しない。付番しない空気口は、注入口部13とは異なる仕様でも同等の仕様でもよく、注入口部13を空気口として兼用してもよい。
スリーブ開口Sと円筒部11の側面11aとの隙間は、3mm~5mmであり、換言すると、円筒部11の外径は、スリーブ開口Sの開口径より3mm~5mmより小さく、3mmを下回ると露出した鉄筋を含むスリーブ開口Sの内側面からの突起物により円筒部11を挿入しにくく、5mmを上回るとグラウト材の注入量が多過ぎてしまうが、スリーブ開口Sの大きさによっては5mmを上回ってもよい。
グラウト材は、給湯熱の影響及び露出した鉄筋へのアルカリ性付与のため、好ましくは樹脂ではないセメント系であり、上記鉄筋の腐食を防止する効果を期待でき、所望の効果を得られれば成分・量を限定しない。
<本補強方法の流れ>
図2は、図1に示す本補強治具1を用いて建築物の非構造部材に設けられたスリーブ開口の補強方法(以下「本補強方法」ともいう。)の流れを示し、本補強治具1及び非構造壁Wを断面で表している。
図2は、図1に示す本補強治具1を用いて建築物の非構造部材に設けられたスリーブ開口の補強方法(以下「本補強方法」ともいう。)の流れを示し、本補強治具1及び非構造壁Wを断面で表している。
まず、図2(a)に示すとおり、本補強治具1の円筒部11のうち、鍔状部12が設けられていない円筒部11の開口端側を、非構造壁Wをコア抜きしたスリープ開口Sに挿入する。このとき、スリープ開口Sの内側面から、コア抜き時に切断された図示しない既設の鉄筋の切れ端が露出していてもよく、円筒部11を挿入できない長さで露出している場合、円筒部11の挿入前に上記切れ端を切断したり研削したりしてもよい。
次に、図2(b)に示すとおり、鍔状部12をスリーブ開口Sの開口端Sa周辺における非構造壁Wの表面に図示しないエポキシ樹脂製接着剤で接着する。このとき、円筒部11をスリープ開口Sの内側面に載置した状態でもよく、換言すると、スリープ開口Sと円筒部11との隙間が周方向の全周かつ均等の幅ではない状態でもよく、所望の効果を得られる限り本補強治具1の縦方向の位置を限定しない。鍔状部12をポリマーセメントモルタル等で埋め込んで見えないようにしてもよい。
そして、図2(c)に示すとおり、注入口部13,13からグラウト材を低圧注入してスリーブ開口Sと円筒部11との隙間Gを埋める。グラウト材は、スリープ開口Sに対する円筒部11に応じた隙間Gに充填してもよく、換言すると、スリープ開口S及び円筒部11の周方向の一部で分厚くなってもよい。注入口部13が2つ以上ある場合、隙間Gに空洞が残存しないように、各々から少量ずつグラウト材を注入してもよい。空気だまりを生じさせないように、円筒部11の下部に注入口部13、上部に空気口を配置してもよい。
この方法によれば、非構造壁Wをコア抜きしてスリープ開口Sを開ける作業の開始から、本補強治具1を非構造壁Wに取り付けて隙間Gにグラウト材を注入する作業の終了まで、1日施工で行える効果を期待できる。すなわち、補強治具の製作及び取り扱い、並びに上記作業の内容は複雑でないことから、熟練者以外でも容易に施工できるため、作業者の割り振りもしやすい。また、上記作業は、建築物の屋内側からも屋外側からも行え、屋内側から行えば非構造壁の屋外側の塗膜除去を省力化できたり、補強治具が非構造壁の屋外側から露出したりしないようにできる。
次に、図3及び図4を参照しつつ、本発明の一実施形態における別の補強治具について、図1及び図2に示す内容と相違する部分のみ説明し、同等の部分の説明を省略する。図1及び図2で示した部品又は部位と関連するものは、参照を容易にするため、図3及び図4では図1及び図2において一律100又は200を加えた番号にしている。
図3に示す補強治具101における鍔状部112は、円筒部111の開口端の一方に位置する第1鍔状部112aと、他方に位置する第2鍔状部112bとを有し、第1鍔状部112a及び第2鍔状部112bは、第2鍔状部112bがない場合における第1鍔状部112aより小さい。円筒部111に対して、第1鍔状部112aは一体的に設けられていても別体であってもよく、第2鍔状部112bは別体であってもよい。
この構成によれば、鍔状部112が非構造壁の両面にある場合は、片面のみにある場合と比べて小さいサイズでも非構造壁Wの変形に対する追従性を確保しやすく、換言すると、片面のみにある場合は、両面にある場合と比べて大きいサイズにしなければ、上記追従性を確保しにくい。
非構造壁の変形追従性能目標率は、鍔状部112が両面にある場合の鍔状部112の幅と片面にある場合の鍔状部112の幅とで異なる。「変形追従性能」とは、破断しないように非構造壁が変形して外力に追従する能力を示し、非構造壁にスリーブ開口がない状態における変形追従性能目標率を100%とする。すなわち、変形追従性能目標率が低いほど、非構造壁の変形が外力に追従し切れずに破断しやすいことを意味する。「鍔状部の幅」は、鍔状部112の半径から中央にある開口の半径を引いた寸法を意味する。
鍔状部112が非構造壁の両面にある場合、片面のみにある場合と比べて約2/3の幅又はこれより小さい幅でも、変形追従性能目標率を概ね85%~100%に確保する効果を期待でき、一方、片面のみにある場合と比べて約2/3より大きい幅又は略同等の幅でも、変形追従性能目標率を概ね80~85%に確保する効果を期待できる。
図4(a)に示すように、本補強治具201の注入口部213は、隙間Gに通ずる位置として鍔状部212の開口縁212a付近に設けられており、換言すると、円筒部211の側面211aより外側に位置するように設けられている。注入口部213は、平面視で円形状でも半円形状でもよい。注入口部213は、鍔状部212の下側に配置されているが、上側でも左右側でもよく、1つでも2つ以上でもよく、上側を付番しない空気口としてもよい。
図4(b)に示すように、注入口部213からグラウト材を低圧注入してスリーブ開口Sと円筒部211との隙間Gを埋め、上側の空気口から脱気して空気だまりを回避してもよい。
W 非構造壁
S スリープ開口
Sa スリーブ開口の開口端
G 隙間
1、101、201 補強治具
11、111、211 円筒部
11a、211a 円筒部の側面
12、112、212 鍔状部
212a 鍔状部の開口縁
13 注入口部
S スリープ開口
Sa スリーブ開口の開口端
G 隙間
1、101、201 補強治具
11、111、211 円筒部
11a、211a 円筒部の側面
12、112、212 鍔状部
212a 鍔状部の開口縁
13 注入口部
Claims (6)
- 建築物の非構造部材に設けられたスリーブ開口を補強する治具であって、
前記スリーブ開口に挿入される円筒部と、
前記スリーブ開口の開口端周辺における前記非構造部材の表面に接着される鍔状部と、
前記スリーブ開口と前記円筒部との隙間を埋めるグラウト材の注入用として前記鍔状部及び/又は前記円筒部のうち前記隙間に通ずる位置に貫通して設けられた注入口部と、を備えている
ことを特徴とするスリーブ開口の補強治具。 - 前記注入口部は、前記隙間に通ずる位置として前記円筒部の側面に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のスリーブ開口の補強治具。 - 前記注入口部は、前記隙間に通ずる位置として前記鍔状部の開口縁付近に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のスリーブ開口の補強治具。 - 前記鍔状部は、前記円筒部の開口端の一方に一体的に設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスリーブ開口の補強治具。 - 前記鍔状部は、前記円筒部の開口端の一方に位置する第1鍔状部と、他方に位置する第2鍔状部とを有し、
前記第1鍔状部及び前記第2鍔状部は、前記第2鍔状部がない場合における前記第1鍔状部より小さい
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスリーブ開口の補強治具。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の補強治具を用いて建築物の非構造部材に設けられたスリーブ開口を補強する方法であって、
前記円筒部を前記スリーブ開口に挿入し、
前記鍔状部を前記スリーブ開口の開口端周辺における前記非構造部材の表面に接着し、
前記注入口部からクラウト材を注入して前記スリーブ開口と前記円筒部との隙間を埋める
ことを含むスリーブ開口の補強方法。
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JP2020189041A JP2022077934A (ja) | 2020-11-12 | 2020-11-12 | スリーブ開口の補強治具及び補強方法 |
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