JP2022077652A - エレベーターシステム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022077652000001
【課題】エレベーターの緊急停止時に利用者がより確実に外部と通信可能なエレベーターシステムを提供する。
【解決手段】エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、エレベーターと指示を行った利用者端末のアプリケーションとエレベーターの管制業務を行う管制員の管制員端末に設けられているアプリケーションとの情報を関連付けて記憶する記憶部と、エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、エレベーターの呼び登録を設定する設定部と、エレベーターが緊急停止したことに基づいて、記憶部により記憶されている情報をもとに、エレベーターの呼び登録を行った利用者端末のアプリケーションと管制員端末のアプリケーションとを、メッセージを交換可能に接続する接続部と、を設けるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して、利用者端末のアプリケーションからのエレベーターの呼び登録をもとに当該アプリケーションとメッセージが交換可能なエレベーターシステムに関する。
従来、エレベーターが緊急停止し、エレベーターの利用者が閉じ込められる事態(以下、「閉じ込め」と記す)が発生することがある。このような場合、乗りかご内に設置された非常呼びボタンを利用者が押下することで、利用者は、管制センタの管制員と通話することができる。
基本的には、管制センタでは、1人または数人の管制員で、1台または数台の電話機を用いて、非常呼びボタンによる電話に対応している。よって、複数台の乗りかごで非常呼びボタンが押されると、通話待ちの状態になってしまうことがある。
近年、エレベーターが緊急停止した際に、エレベーターの利用者が閉じ込められていることを外部に知らせることができる技術が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のエレベーターシステムでは、緊急停止時にエレベーターから発信される信号により、利用者の利用者端末のアプリケーションを起動させ、当該アプリケーションによって外部との通信が可能となる。
特開2018-83691号公報
特許文献1に記載の技術では、利用者が利用者端末に専用のアプリケーションをインストールしたり、エレベーターが設けられているビル等を管理する管理人が、エレベーターに、当該専用のアプリケーションを起動させる信号を発信する専用の装置を購入したりする必要がある。よって、例えば、利用者が利用者端末に専用のアプリケーションをインストールしていなかった場合、緊急停止時に外部との通信が行われない問題がある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、エレベーターの緊急停止時に利用者がより確実に外部と通信可能なエレベーターシステム等を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、利用者端末に設けられているアプリケーションからのエレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて前記エレベーターを制御可能なエレベーターシステムであって、前記エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、前記エレベーターと前記指示を行った利用者端末のアプリケーションと前記エレベーターの管制業務を行う管制員の管制員端末に設けられているアプリケーションとの情報を関連付けて記憶する記憶部と、前記エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、前記エレベーターの呼び登録を設定する設定部と、前記エレベーターが緊急停止したことに基づいて、前記記憶部により記憶されている情報をもとに、前記エレベーターの呼び登録を行った利用者端末のアプリケーションと前記管制員端末のアプリケーションとを、メッセージを交換可能に接続する接続部とを設けるようにした。
上記構成では、エレベーターが緊急停止した場合、利用者端末のアプリケーションからのエレベーターの呼び登録をもとに関連付けられた情報が用いられて、メッセージが交換可能になる。つまり、利用者端末のアプリケーションを用いてエレベーターを利用する構成であり、利用者端末にはアプリケーションが設けられているので、エレベーターに閉じ込められたときに情報共有ができなくなってしまう事態を回避することができる。
本発明によれば、利便性の高いエレベーターシステムを実現することができる。
第1の実施の形態によるエレベーターシステムに係る構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態によるエレベーターDBの一例を示す図である。 第1の実施の形態による利用者DBの一例を示す図である。 第1の実施の形態による関係者DBの一例を示す図である。 第1の実施の形態によるエレベーター処理の一例を示す図である。 第1の実施の形態による画面の一例を示す図である。 第1の実施の形態による画面の一例を示す図である。 第1の実施の形態による画面の一例を示す図である。 第1の実施の形態による画面の一例を示す図である。 第1の実施の形態による画面の一例を示す図である。 第1の実施の形態による画面の一例を示す図である。 第1の実施の形態によるエレベーターシステムにおける情報処理装置の一例である。 第2の実施の形態によるエレベーターシステムに係る構成の一例を示す図である。
(1)第1の実施の形態
以下、本発明の一実施の形態を詳述する。ただし、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態は、エレベーターの緊急停止時のエレベーターシステムに関し、特に、利用者端末のアプリケーションによるエレベーターの呼び登録を利用したエレベーターの緊急停止時の外部との通信に関するものである。
本実施の形態のエレベーターシステムでは、例えば、利用者の利用者端末にインストールされているメッセージ交換アプリケーションによって、エレベーターの呼び登録が可能である。エレベーターシステムは、メッセージ交換アプリケーションによるエレベーターの呼び登録で当該エレベーターが走行中に閉じ込めが発生した場合に、管制センタ側から閉じ込めの有無を確認するメッセージを利用者の利用者端末に送信する。エレベーターシステムは、閉じ込められている旨の回答があった場合、即座に、利用者と、管制員、保守員、管理人等の関係者とによって構成されるグループのメッセージ交換ルームを作成する。かかる構成によれば、利用者および関係者間で迅速に情報共有することができる。なお、メッセージ交換ルームは、一連のトーク内容を表示させるユーザインターフェースの一例である。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は、単数でも複数でも構わない。なお、以下の説明では、図面において同一要素については、同じ番号を付し、説明を適宜省略する。
図1は、エレベーターシステム100に係る構成の一例を示す図である。
エレベーターシステム100は、管制センタ110に設けられている連携装置111と、認証装置112と、管制員端末113とを備える。連携装置111と、認証装置112とは、DMZ(DeMilitarized Zone)114を介して接続されている。
連携装置111は、例えば、情報処理装置であり、社内ネットワーク101を介して通信装置120と接続されている。通信装置120は、遠隔監視装置130と接続されている。通信装置120は、例えば、遠隔監視装置130が外部装置と接続するための情報処理装置である。遠隔監視装置130は、エレベーター140と接続されている。遠隔監視装置130は、通信装置120および社内ネットワーク101を介して連携装置111と通信を行う。
認証装置112は、例えば、情報処理装置であり、公衆ネットワーク102およびアプリ装置150を介して、管制員端末113、利用者端末160、保守員端末170、および管理人端末180と接続されている。なお、管制員端末113、利用者端末160、保守員端末170、および管理人端末180の各々は、情報処理装置の一例であり、これらの区別を要しないときは「端末装置」と記すことがある。各端末装置には、メッセージ交換型のSNSアプリケーションがインストールされている。
エレベーターシステム100では、利用者端末160のSNSアプリケーションによる呼び登録の指示(例えば、乗車階の情報および行先際の情報の入力であり、以下、「呼び指示」と記す)に応じて、エレベーター140に呼び情報(例えば、乗車階のホール呼びと行先階のカゴ呼びとを示す情報)を設定することが可能である。
より具体的には、連携装置111は、連携装置111の機能として、例えば、設定部111Aと、エレベーター情報取得部111Bと、エレベーターDB111Cとを備える。
設定部111Aは、アプリ装置150および認証装置112を介して受信する呼び指示をもとにエレベーター140の呼び情報を生成し、遠隔監視装置130を介して呼び情報をエレベーター140に設定する。
エレベーター情報取得部111Bは、遠隔監視装置130を介して取得したエレベーター140のエレベーター情報を処理する。例えば、エレベーター情報取得部111Bは、エレベーター情報をエレベーターDB111Cに記憶したり、エレベーター情報を認証装置112に送信したりする。エレベーター情報には、エレベーター140の位置、エレベーター140が乗車階に到着した時間、エレベーター140が乗車階を出発した時間、エレベーター140が行先階に到着した時間、エレベーター140が行先階を出発した時間、エレベーター140が緊急停止したことを示す検出結果等の情報が含まれている。
エレベーターDB111Cは、個々のエレベーター140のエレベーター情報を記憶する。エレベーターDB111Cは、例えば、エレベーター140の識別に利用される。エレベーターDB111Cについては、図2を用いて後述する。
認証装置112は、認証装置112の機能として、例えば、認証部112Aと、処理部112Bと、利用者DB112Cと、関係者DB112Dとを備える。
認証部112Aは、利用者端末160のSNSアプリケーションを介して呼び登録を行った利用者が、エレベーター140への呼び登録を行うことが許可されている利用者であるかどうかを判別(認証)する。
処理部112Bは、接続部の一例および通信部の一例であり、アプリ装置150を介して、端末装置のSNSアプリケーションから受信したメッセージに対応する処理を行う。例えば、処理部112Bは、エレベーター140が緊急停止したか否かを判定し、エレベーター140が緊急停止したと判定した場合、利用者がエレベーター140に閉じ込められているかどうかを確認するためのメッセージ(以下、「閉じ込め確認メッセージ」と記す)を生成するための情報(以下、「閉じ込め確認情報」と記す)を、アプリ装置150を介して利用者端末160に送信する。
利用者DB112Cは、記憶部の一例であり、利用者の情報を記憶する。利用者DB112Cは、認証部112Aが認証を行う際に参照される。利用者DB112Cについては、図3を用いて後述する。
関係者DB112Dは、関係者の情報を記憶する。関係者DB112Dは、処理部112Bが、利用者端末160のSNSアプリケーションと端末装置のSNSアプリケーションとを、メッセージを交換可能に接続する処理を行う際に参照される。関係者DB112Dについては、図4を用いて後述する。
管制員端末113は、例えば、エレベーター140の管制業務を行う管制員が使用する情報処理装置である。管制員端末113は、公衆ネットワーク102およびアプリ装置150を介して、利用者端末160とメッセージを交換可能である。
DMZ114は、社内ネットワーク101に接続される連携装置111と公衆ネットワーク102に接続される認証装置112との間の通信を安全に実施するためのネットワーク領域である。
アプリ装置150は、例えば、情報処理装置であり、アプリ装置150の機能として、認証部151と、アプリデータ処理部152とを備える。
認証部151は、利用者端末160におけるSNSアプリケーションの起動情報をもとに、端末装置のSNSアプリケーションとメッセージを交換可能な利用者であるかどうかを判別(認証)する。
アプリデータ処理部152は、例えば、利用者端末160から受信したエレベーター140の呼び登録の指示(呼び指示)を、認証装置112を介して連携装置111に送信する処理を行う。また、例えば、アプリデータ処理部152は、閉じ込め確認情報をもとに閉じ込め確認メッセージを生成し、閉じ込め確認メッセージを利用者端末160に送信する処理を行う。また、例えば、アプリデータ処理部152は、管制員端末113と、利用者端末160と、保守員端末170と、管理人端末180とにおけるメッセージの交換を行うための処理を行う。
利用者端末160は、例えば、利用者が携帯するスマートフォン、タブレット端末等の情報処理装置である。利用者端末160は、利用者端末160の機能として、例えば、メッセージ交換部161を備える。
メッセージ交換部161は、例えば、SNSアプリケーションであり、公衆ネットワーク102およびアプリ装置150を介して、認証装置112、管制員端末113、利用者端末160、保守員端末170、および管理人端末180と通信を行う。
保守員端末170は、例えば、エレベーター140の保守業務を行う保守員が使用する情報処理装置である。保守員端末170は、公衆ネットワーク102およびアプリ装置150を介して、利用者端末160とメッセージを交換可能である。
管理人端末180は、例えば、エレベーター140が設けられている施設を管理する管理人が使用する情報処理装置である。管理人端末180は、公衆ネットワーク102およびアプリ装置150を介して、利用者端末160とメッセージを交換可能である。
図2は、エレベーターDB111Cにおけるテーブルの一例(エレベーターテーブル200)を示す図である。エレベーターテーブル200は、エレベーター140に係る情報(例えば、エレベーター情報)を記憶する。
より具体的には、エレベーターテーブル200は、エレベーターID201と、エレベーター位置202と、利用待ち人数203と、呼び登録可否フラグ204と、緊急停止検出フラグ205とが対応付けられた情報を記憶する。
エレベーターID201は、エレベーター140を識別可能な識別情報である。エレベーター位置202は、当該エレベーター140の位置を示す情報である。エレベーター位置202の情報は、エレベーター情報取得部111Bによりエレベーター140の位置の情報が取得された場合に更新される。利用待ち人数203は、当該エレベーター140の利用待ち人数を示す情報である。呼び登録可否フラグ204は、当該エレベーター140に呼び登録を設定できるか否かを示す情報である。緊急停止検出フラグ205は、当該エレベーター140の緊急停止が検出されたか否かを示す情報である。緊急停止検出フラグ205の情報は、遠隔監視装置130により検出されたエレベーター140の緊急停止を示す情報がエレベーター情報取得部111Bにより取得された場合に更新される。
図3は、利用者DB112Cにおけるテーブルの一例(利用者テーブル300)を示す図である。利用者テーブル300は、利用者に係る情報を記憶する。
より具体的には、利用者テーブル300は、利用者アプリID301と、エレベーターID302と、利用開始時間303と、利用終了時間304と、登録乗車階305と、登録行先階306とが対応付けられた情報を記憶する。
利用者アプリID301は、利用者が利用する利用者端末160にインストールされているSNSアプリケーションを識別可能な識別情報である。エレベーターID302は、当該利用者が利用者端末160のSNSアプリケーションを介して呼び登録を行ったエレベーター140を識別可能な識別情報である。利用開始時間303は、当該利用者が当該エレベーター140の利用を開始した時間(当該エレベーター140が乗車階に到着した時間)を示す情報である。利用終了時間304は、当該利用者が当該エレベーター140の利用を終了した時間(当該エレベーター140が行先階に到着した時間)を示す情報である。登録乗車階305は、当該エレベーター140の呼び登録において当該利用者が指定した乗車階を示す情報である。登録行先階306は、当該エレベーター140の呼び登録において当該利用者が指定した行先階を示す情報である。
利用者アプリIDおよびエレベーターIDの情報は、利用者端末160によりエレベーター140がメッセージを交換可能な者(以下、「友達」と記す)として登録された際に記憶される。利用開始時間303と利用終了時間304との情報は、当該エレベーター140のエレベーター情報に基づいて記憶される。登録乗車階305と登録行先階306との情報は、当該エレベーター140の呼び登録に基づいて記憶される。なお、利用開始時間303と、利用終了時間304と、登録乗車階305と、登録行先階306との情報は、直近に当該エレベーター140が利用された情報であってもよいし、所定の期間に当該エレベーター140が利用された複数の情報を含む情報であってもよい。
図4は、関係者DB112Dにおけるテーブルの一例(関係者テーブル400)を示す図である。関係者テーブル400は、関係者に係る情報を記憶する。
より具体的には、関係者テーブル400は、エレベーターID401と、管制員アプリID402と、保守員アプリID403と、管理人アプリID404とが対応付けられた情報を記憶する。
エレベーターID401は、エレベーター140を識別可能な識別情報である。管制員アプリID402は、当該エレベーター140の管制業務を行う管制員の管制員端末113のSNSアプリケーションを識別可能な識別情報である。管制員アプリID402の情報は、例えば、管制員端末113によりエレベーター140が友達として登録された際に記憶される。
保守員アプリID403は、当該エレベーター140の保守業務を行う保守員の保守員端末170のSNSアプリケーションを識別可能な識別情報である。保守員アプリID403には、当該エレベーター140が含まれるエリアを担当する1人または複数人の保守員の識別情報が含まれている。保守員アプリID403の情報は、例えば、保守員端末170によりエレベーター140が友達として登録された際に記憶される。
管理人アプリID404は、当該エレベーター140が設けられている施設を管理する管理人の管理人端末180のSNSアプリケーションを識別可能な識別情報である。なお、管理人アプリID404は、登録されていなくてもよい。管理人アプリID404の情報は、例えば、管理人端末180によりエレベーター140が友達として登録された際に記憶される。
図5は、エレベーターシステム100におけるエレベーター処理の一例を示す図である。なお、エレベーター処理は、周期的に行われている。また、ステップS500は、任意のタイミングで行われる。
(ステップS500)
利用者端末160は、利用者による呼び登録画面の操作に基づいて、エレベーター140の呼び登録を行う指示(呼び指示)を、アプリ装置150を介して認証装置112に送信する。呼び指示には、利用者端末160のアプリケーションの利用者アプリID、呼び登録が行われたエレベーター140のエレベーターID、呼び登録画面を介して入力された乗車階および行先階等の情報が含まれている。なお、呼び登録画面については、図6および図7を用いて後述する。
(ステップS501)
認証装置112は、利用者端末160から呼び指示を受信したか否かを判定する。認証装置112は、呼び指示を受信したと判定した場合、ステップS502に処理を移し、呼び指示を受信していないと判定した場合、エレベーター処理を終了する。
(ステップS502)
認証装置112は、呼び登録を行った利用者の認証を行う。例えば、認証装置112は、受信した呼び指示がエレベーター140への呼び登録を行う指示であることを確認し、受信した呼び指示に含まれる利用者アプリIDが利用者テーブル300に登録されているかを確認する。
(ステップS503)
認証装置112は、認証に成功した場合、DMZ114を介して連携装置111に呼び指示を送信し、ステップS504に処理を移し、認証に失敗した場合、エレベーター処理を終了する。
(ステップS504)
連携装置111は、受信した呼び指示をもとに、呼び登録の対象となるエレベーター140をエレベーターDB111Cより検索し、エレベーターIDが合致するエレベーター140を特定し、呼び指示に基づく呼び情報を生成する。生成された呼び情報は、社内ネットワーク101、通信装置120、遠隔監視装置130を介して、特定されたエレベーター140に設定される。
なお、エレベーター140に呼び情報が設定(呼び登録が設定)された場合、連携装置111は、呼び登録が行われたことを示す情報を認証装置112に送信する。認証装置112は、呼び登録が行われたことを示すメッセージ(以下、「登録メッセージ」と記す)を、アプリ装置150を介して利用者端末160に送信する。
(ステップS505)
エレベーター140は、ステップS504で設定された呼び情報に反応して、設定された乗車階に到着する。
(ステップS506)
認証装置112は、エレベーター140が乗車階を出発してから行先階に到着するまでに、エレベーター140が緊急停止したことが遠隔監視装置130により検出されたか否かを判定する。認証装置112は、エレベーター140が緊急停止したことが検出されたと判定した場合、ステップS507に処理を移し、エレベーター140が緊急停止したことが検出されなかったと判定した場合、エレベーター処理を終了する。
(ステップS507)
認証装置112は、エレベーター140の呼び登録に係るメッセージ(例えば、登録メッセージ)よりも優先度を上げて、利用者がエレベーター140に閉じ込められているかどうかを確認するためのメッセージ(閉じ込め確認メッセージ)を生成するための情報を、アプリ装置150を介して利用者端末160に送信する。例えば、認証装置112は、緊急停止を検出したエレベーター140に呼び登録を行った利用者の利用者端末160に対して、緊急速報または緊急速報と同程度になるように閉じ込め確認メッセージを送信する。
利用者端末160は、閉じ込め確認メッセージを受信すると、警告音およびバイブレータにより、閉じ込め確認メッセージを受信したことを報知する。例えば、利用者端末160は、閉じ込め確認メッセージを受信した場合、マナーモードが設定されていても、警告音を出力してもよい。そして、利用者端末160は、閉じ込め確認メッセージに係る画面(閉じ込め確認画面)を表示する。閉じ込め確認画面については、図8から図10を用いて後述する。
(ステップS508)
認証装置112は、閉じ込め確認メッセージに対して、利用者がエレベーター140に閉じ込められている旨の回答(以下、「閉じ込め回答」)をしたか否かを判定する。認証装置112は、利用者が閉じ込め回答をしたと判定した場合、メッセージ交換ルームに参加するか否かの確認を行う。認証装置112は、メッセージ交換ルームに参加する旨を利用者が回答したと判定した場合は、ステップS509に処理を移す。認証装置112は、利用者が閉じ込め回答をしなかったと判定した場合、または、メッセージ交換ルームに参加しない旨を利用者が回答したと判定した場合、エレベーター処理を終了する。
(ステップS509)
認証装置112は、利用者と、管理人、管制員、保守員等の関係者とで構成されたグループのメッセージ交換ルームを作成するように、アプリ装置150に指示する。
例えば、認証装置112は、緊急停止したエレベーター140のエレベーターIDを連携装置111から受信し、当該エレベーターIDに対応する関係者テーブル400のレコードを取得する。当該レコードには、管制員アプリID、保守員アプリID、および管理人アプリIDの情報が含まれている。
認証装置112は、取得したレコードに含まれる管制員アプリIDをメッセージ交換ルームに参加させる対象(例えば、アカウント)であると決定する。
また、認証装置112は、保守員アプリIDにより識別する保守員端末170に対して、緊急停止したエレベーター140についてのメッセージ交換ルームに参加可能であるか否かを保守員に確認するメッセージ(参加可否メッセージ)を、アプリ装置150を介して送信する。認証装置112は、当該保守員端末170から参加可否メッセージに対する回答を受信した場合、当該回答が参加可能の回答であると判定したとき、当該保守員アプリIDをメッセージ交換ルームに参加させる対象であると決定する。他方、認証装置112は、当該回答が参加可能の回答でないと判定したとき、当該保守員アプリIDをメッセージ交換ルームに参加させる対象でないと決定する。
また、認証装置112は、管理人アプリIDにより識別する管理人端末180に対して、緊急停止したエレベーター140についてのメッセージ交換ルームに参加可能であるか否かを管理人に確認するメッセージ(参加可否メッセージ)を、アプリ装置150を介して送信する。認証装置112は、当該管理人端末180から参加可否メッセージに対する回答を受信した場合、当該回答が参加可能の回答であると判定したとき、当該管理人アプリIDをメッセージ交換ルームに参加させる対象であると決定する。他方、認証装置112は、当該回答が参加可能の回答でないと判定したとき、当該管理人アプリIDをメッセージ交換ルームに参加させる対象でないと決定する。
認証装置112は、緊急停止したエレベーター140のエレベーターIDと、エレベーター140の呼び登録を行った利用者の利用者アプリIDと、エレベーター140の管制業務を行う管制員の管制員アプリIDと、メッセージ交換ルームに参加させる対象のアプリIDとをアプリ装置150に送信する。アプリ装置150は、受信したアプリIDが含まれるグループのメッセージ交換ルームとしてメッセージ交換画面を作成する。メッセージ交換画面は、利用者端末160において表示される。メッセージ交換画面については、図11を用いて後述する。
メッセージ交換画面を介して、利用者および関係者によるリアルタイムな情報共有が実施可能となる。情報共有は、利用者の安否確認、閉じ込められたエレベーター140の位置、保守員の到着予想時間等を共有するものである。
図6は、利用者端末160に表示される画面の一例(呼び登録画面600)を示す図である。呼び登録画面600は、利用者によりメッセージ交換部161が起動され、利用するエレベーター140が指定されることにより、利用者端末160に表示される。
呼び登録画面600は、メッセージ表示領域610と、乗車階選択部620と、行先階選択部630と、送信部640とを含んで構成されている。メッセージ表示領域610には、呼び登録を行うことを利用者に促すエレベーター140からのメッセージが表示されている。乗車階選択部620は、利用者がエレベーター140に乗車する階床を選択可能に表示する。行先階選択部630は、利用者がエレベーター140から降車する階床を選択可能に表示する。送信部640は、乗車階選択部620により選択された乗車階の情報と、行先階選択部630により選択された行先階の情報とを含む呼び指示を、アプリ装置150を介して認証装置112に送信する。
利用者は、呼び登録画面600によりエレベーター140の呼び登録を行うことができる。
図7は、利用者端末160に表示される画面の一例(呼び登録画面700)を示す図である。呼び登録画面700は、利用者により乗車階および行先階が指定されること(呼び登録が行われること)により、利用者端末160に表示される。
メッセージ表示領域610には、さらに、エレベーター140の呼び登録の指示を行ったことに基づいて自動的に作成される利用者からのメッセージと、呼び登録を受け付けたことを示すエレベーター140からのメッセージ(登録メッセージ)とが表示されている。
図8は、利用者端末160に表示される画面の一例(閉じ込め確認画面800)を示す図である。閉じ込め確認画面800は、エレベーター140が緊急停止したときに利用者端末160に表示される。
閉じ込め確認画面800は、メッセージ表示領域810と、メッセージ回答選択部820と、送信部830とを含んで構成されている。メッセージ表示領域810には、エレベーター140に閉じ込められているかを利用者に確認するエレベーター140からのメッセージ(閉じ込め確認メッセージ)が表示されている。図8に示すように、利用者がメッセージを理解し易いように、メッセージ表示領域810には、当該メッセージが何故通知されているかの理由(状況)を説明する内容が含まれている。メッセージ回答選択部820は、閉じ込め確認メッセージに対する回答を選択可能に表示する。送信部830は、メッセージ回答選択部820により選択された回答の情報を、アプリ装置150を介して認証装置112に送信する。
図9は、利用者端末160に表示される画面の一例(閉じ込め確認画面900)を示す図である。閉じ込め確認画面900は、利用者がエレベーター140に乗車したが閉じ込められていない旨の回答をしたときに利用者端末160に表示される。
閉じ込め確認画面900は、メッセージ表示領域910を含んで構成されている。メッセージ表示領域910には、利用者が回答した内容を示すメッセージと、当該内容に対するエレベーター140の返答を示すメッセージとが表示されている。
図10は、利用者端末160に表示される画面の一例(閉じ込め確認画面1000)を示す図である。閉じ込め確認画面1000は、利用者がエレベーター140に乗車して閉じ込められている旨の回答をしたときに利用者端末160に表示される。
閉じ込め確認画面1000は、メッセージ表示領域1010と参加回答部1020とを含んで構成されている。メッセージ表示領域1010には、利用者が回答した内容を示すメッセージと、当該内容に対するエレベーター140の返答を示すメッセージとが表示されている。当該返答を示すメッセージでは、メッセージを交換するか否かを確認するメッセージ(交換確認メッセージ)が表示される。参加回答部1020は、交換確認メッセージに対する回答を、アプリ装置150を介して認証装置112に送信する。
図11は、利用者端末160に表示される画面の一例(メッセージ交換画面1100)を示す図である。メッセージ交換画面1100は、閉じ込め確認画面1000において利用者がメッセージを交換する旨の回答をしたときに利用者端末160に表示される。
メッセージ交換画面1100は、メッセージ表示領域1110を含んで構成される。メッセージ表示領域1110には、メッセージ交換ルームに参加した者を示す情報と、メッセージ交換ルームに参加した者が作成した内容を示すメッセージとが表示される。
図12は、エレベーターシステム100における情報処理装置の一例(情報処理装置1200)を示す図である。連携装置111、認証装置112、管制員端末113、通信装置120、遠隔監視装置130、アプリ装置150、利用者端末160、保守員端末170、管理人端末180等は、情報処理装置1200であってもよい。
情報処理装置1200は、プロセッサ1210、主記憶装置1220、補助記憶装置1230、入力装置1240、出力装置1250、および通信装置1260を備える。
プロセッサ1210は、演算処理を行う装置である。プロセッサ1210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、AI(Artificial Intelligence)チップ等である。
主記憶装置1220は、プログラム、データ等を記憶する装置である。主記憶装置1220は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等である。ROMは、SRAM(Static Random Access Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)、マスクROM(Mask Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)等である。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等である。
補助記憶装置1230は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、SSD(Solid State Drive)、光学式記憶装置等である。光学式記憶装置は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等である。補助記憶装置1230に格納されているプログラム、データ等は、主記憶装置1220に随時読み込まれる。
入力装置1240は、ユーザから情報を受付けるユーザインターフェースである。入力装置1240は、例えば、キーボード、マウス、カードリーダ、タッチパネル等である。
出力装置1250は、各種の情報を出力(表示出力、音声出力、印字出力等)するユーザインターフェースである。出力装置1250は、例えば、各種情報を可視化する表示装置、音声出力装置(スピーカ)、印字装置等である。表示装置は、LCD(Liquid Crystal Display)、グラフィックカード等である。
通信装置1260は、通信媒体を介して他の装置と通信する通信インターフェースである。通信装置1260は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール、USB(Universal Serial Interface)モジュール、シリアル通信モジュール等である。通信装置1260は、通信可能に接続する他の装置から情報を受信する入力装置として機能することもできる。また、通信装置1260は、通信可能に接続する他の装置に情報を送信する出力装置として機能することもできる。
情報処理装置1200の機能は、例えば、プロセッサ1210が補助記憶装置1230に格納されたプログラムを主記憶装置1220に読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。
なお、情報処理装置1200の1つの機能は、複数の機能に分けられていてもよいし、複数の機能は、1つの機能にまとめられていてもよい。また、情報処理装置1200の機能の一部は、別の機能として設けられてもよいし、他の機能に含められていてもよい。また、情報処理装置1200の機能の一部は、情報処理装置1200と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
本実施の形態によれば、エレベーターの閉じ込めが発生したときに、利用者と関係者とでのタイムリーな情報共有が可能となる。また、タイムリーな情報共有により、救出活動が短時間で完了可能となる。
(2)第2の実施の形態
本実施の形態は、エレベーター140が緊急停止した後、連携装置が認証装置を介することなく利用者端末と通信する点が第1の実施の形態と主に異なる。本実施の形態では、第1の実施の形態と同じ構成については、同じ符号を用いてその説明を省略する。
図13は、エレベーターシステム1300に係る構成の一例を示す図である。
エレベーターシステム1300は、管制センタ1310に設けられている連携装置1311と、認証装置1312とを備える。連携装置1311と、認証装置1312とは、通信媒体1313を介して接続されている。通信媒体1313の構成は、必ずしも限定されない。通信媒体1313は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、RS-232C等の各種の通信規格に準拠した通信媒体、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、専用線、DMZ等である。
連携装置1311は、設定部111Aと、エレベーター情報取得部111Bと、エレベーターDB111Cと、処理部1311Aと、関係者DB1311Bと、呼び登録DB1311Cとを備える。
処理部1311Aは、処理部112Bと同様であるので、その説明を省略する。関係者DB1311Bのデータ項目は、関係者DB112Dのデータ項目と同じであってもよいので、その説明を省略する。呼び登録DB1311Cは、記憶部の一例であり、呼び登録DB1311Cのデータ項目は、利用者DB112Cのデータ項目と同じであってもよいので、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、エレベーター情報を連携装置から認証装置に送信する構成等が不要となり、システム構成をより簡素にすることができる。
(3)付記
上述の実施の形態には、例えば、以下のような内容が含まれる。
上述の実施の形態においては、本発明をエレベーターシステムに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のシステム、装置、方法、プログラムに広く適用することができる。
また、上述の実施の形態においては、各テーブルには、エレベーターIDが含まれている場合について述べたが、本発明はこれに限らない。例えば、各テーブルには、更に、エレベーターアプリIDが含まれていてもよい。
また、上述の実施の形態においては、連携装置と認証装置とを別体として述べたが、本発明はこれに限らない。例えば、連携装置と認証装置とを一体とした情報処理装置(連携装置の機能と認証装置の機能を備える情報処理装置)としてもよい。
また、上述の実施の形態においては、エレベーターシステムは、利用者にメッセージを交換するか否かを確認する場合について述べたが、本発明はこれに限らない。例えば、エレベーターシステムは、利用者にメッセージを交換するか否かを確認することなく、メッセージ交換ルームを作成してもよい。
また、上述の実施の形態において、各テーブルの構成は一例であり、1つのテーブルは、2以上のテーブルに分割されてもよいし、2以上のテーブルの全部または一部が1つのテーブルであってもよい。
また、上述の実施の形態において、図示および説明した画面は、一例であり、受け付ける情報が同じであるならば、どのようなデザインであってもよい。
また、上述の実施の形態において、図示および説明した画面は、一例であり、提示する情報が同じであるならば、どのようなデザインであってもよい。
また、上述の実施の形態において、情報の出力は、ディスプレイへの表示に限るものではない。情報の出力は、スピーカによる音声出力であってもよいし、ファイルへの出力であってもよいし、印刷装置による紙媒体等への印刷であってもよいし、プロジェクタによるスクリーン等への投影であってもよいし、その他の態様であってもよい。
また、上記の説明において、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
上述した実施の形態は、例えば、以下の特徴的な構成を有する。
利用者端末(例えば、利用者端末160)に設けられているアプリケーション(例えば、メッセージ交換部161、SNSアプリケーション)からのエレベーター(例えば、エレベーター140)の呼び登録を行う指示(例えば、呼び指示)に基づいて上記エレベーターを制御可能なエレベーターシステム(例えば、エレベーターシステム100、エレベーターシステム1300)であって、上記エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、上記エレベーターと上記指示を行った利用者端末のアプリケーションと上記エレベーターの管制業務を行う管制員の管制員端末(例えば、管制員端末113)に設けられているアプリケーション(例えば、SNSアプリケーション)との情報を関連付けて(例えば、利用者アプリIDと、エレベーターIDと、利用開始時間と、管制員アプリアプリIDとを関連付けて)記憶する記憶部(例えば、利用者DB112C、呼び登録DB1311C、利用者テーブル300および関係者テーブル400)と、上記エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、上記エレベーターの呼び登録を設定する設定部(例えば、設定部111A、連携装置111、連携装置1311、回路)と、上記エレベーターが緊急停止したことに基づいて、上記記憶部により記憶されている情報をもとに、上記エレベーターの呼び登録を行った利用者端末のアプリケーションと上記管制員端末のアプリケーションとを、メッセージを交換可能に接続する接続部(例えば、処理部112B、認証装置112、処理部1311A、連携装置1311、回路)と、を備える。
上記構成では、エレベーターが緊急停止した場合、利用者端末のアプリケーションからのエレベーターの呼び登録をもとに関連付けられた情報が用いられて、メッセージが交換可能になる。つまり、利用者端末のアプリケーションを用いてエレベーターを利用する構成であり、利用者端末にはアプリケーションが設けられているので、エレベーターに閉じ込められたときに情報共有ができなくなってしまう事態を回避することができる。また、例えば、上記構成によれば、アプリケーションを起動させる信号を発信する専用の装置の導入が不要となる。
上記接続部は、上記エレベーターの保守業務を行う保守員の保守員端末(例えば、保守員端末170)に設けられているアプリケーション(例えば、SNSアプリケーション)と、上記エレベーターが設けられている施設を管理する管理人の管理人端末(例えば、管理人端末180)に設けられているアプリケーション(例えば、SNSアプリケーション)との少なくとも一方を、上記利用者端末のアプリケーションおよび上記管制員端末のアプリケーションとメッセージを交換可能に接続する。
上記構成では、利用者および管制員に加えて、保守員と管理人との少なくとも一方がメッセージを交換可能になるので、例えば、情報共有をより迅速に行うことができる。
上記接続部は、上記保守員端末のアプリケーションと、上記管理人端末のアプリケーションとの少なくとも一方に、緊急停止したエレベーターについてのメッセージ交換ルームに参加可能であるか否かを確認するメッセージ(例えば、参加可否メッセージ)を送信し、送信したメッセージに対して参加可能の回答を受信した場合、上記回答を送信した端末装置のアプリケーションを、上記利用者端末のアプリケーションおよび上記管制員端末のアプリケーションとメッセージを交換可能に接続するようにしてもよい。
上記エレベーターシステムは、上記エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、上記エレベーターの呼び登録が行われたことを示す登録メッセージ(例えば、登録メッセージ)を、上記指示を行った利用者端末に送信し、上記エレベーターが緊急停止したことに基づいて、上記登録メッセージを上記利用者端末に送信するときよりも優先度を高くして、上記エレベーターに閉じ込められているかを確認する確認メッセージ(例えば、閉じ込め確認メッセージ)を上記利用者端末に送信する通信部(例えば、処理部112B、認証装置112、処理部1311A、連携装置1311、回路)を備える。
上記構成では、エレベーターに閉じ込められているかを確認する確認メッセージの優先度が上げられて利用者端末に送信されるので、例えば、利用者が当該確認メッセージに気が付かない事態を回避することができる。
上記通信部は、上記利用者端末から上記確認メッセージに対する回答(例えば、閉じ込め回答)を受信し、上記接続部は、上記回答が上記エレベーターに閉じ込められていることを示す回答である場合、上記利用者端末のアプリケーションと上記管制員端末のアプリケーションとを、メッセージを交換可能に接続する(例えば、ステップS509参照)。
上記構成では、利用者が実際にエレベーターに閉じ込められている場合に、利用者端末と管制員端末とがメッセージを交換可能に接続される。例えば、上記構成によれば、利用者がエレベーターに乗車しなかった、利用者がエレベーターに乗車したが閉じ込められていない等の場合に、利用者端末と管制員端末とが接続されてしまう事態を回避することができる。
上記エレベーターシステム(例えば、エレベーターシステム100)は、外部のネットワーク(例えば、公衆ネットワーク102)に接続されている認証装置(例えば、認証装置112)であって、上記エレベーターの呼び登録の指示を行った利用者端末のアプリケーションが上記エレベーターの呼び登録を行うことが許可されているアプリケーションであるかを認証する認証装置と、内部のネットワーク(例えば、社内ネットワーク101)に接続されている連携装置(例えば、連携装置111)であって、上記内部のネットワークに接続されている上記エレベーターと連携して上記エレベーターを制御する連携装置と、を備える。上記認証装置は、上記記憶部および上記接続部を備え(例えば、図1参照)、上記連携装置は、上記設定部を備え(例えば、図1参照)、上記外部のネットワーク経由の攻撃から、上記内部のネットワークを保護する緩衝地帯(例えば、DMZ114)を介して、上記認証装置と接続されている。
上記構成では、エレベーターと認証装置との間に緩衝地帯が設けられ、認証装置が外部との通信を行うので、例えば、エレベーターに対する外部からの攻撃を防ぐことができる。
上記エレベーターシステム(例えば、エレベーターシステム1300)は、外部のネットワーク(例えば、公衆ネットワーク102)に接続されている認証装置(例えば、認証装置1312)であって、上記エレベーターの呼び登録の指示を行った利用者端末のアプリケーションが上記エレベーターの呼び登録を行うことが許可されているアプリケーションであるかを認証する認証装置と、内部のネットワーク(例えば、社内ネットワーク101)に接続されている連携装置(例えば、連携装置1311)であって、上記内部のネットワークに接続されている上記エレベーターと連携して上記エレベーターを制御する連携装置と、を備える。上記連携装置は、上記記憶部、上記設定部、および上記接続部を備える(例えば、図13参照)。
上記構成では、認証装置で認証が行われた後は、認証装置を介することなく、メッセージの交換に係る処理が行われるので、例えば、エレベーター情報を認証装置に送信する構成等が不要となり、システム構成をより簡素にすることができる。
また上述した構成については、本発明の要旨を超えない範囲において、適宜に、変更したり、組み替えたり、組み合わせたり、省略したりしてもよい。
「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」という形式におけるリストに含まれる項目は、(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)または(A、B、およびC)を意味することができると理解されたい。同様に、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の形式においてリストされた項目は、(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)または(A、B、およびC)を意味することができる。
100……エレベーターシステム、111A……設定部、112B……処理部(接続部)、112C……利用者DB(記憶部)。

Claims (6)

  1. 利用者端末に設けられているアプリケーションからのエレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて前記エレベーターを制御可能なエレベーターシステムであって、
    前記エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、前記エレベーターと前記指示を行った利用者端末のアプリケーションと前記エレベーターの管制業務を行う管制員の管制員端末に設けられているアプリケーションとの情報を関連付けて記憶する記憶部と、
    前記エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、前記エレベーターの呼び登録を設定する設定部と、
    前記エレベーターが緊急停止したことに基づいて、前記記憶部により記憶されている情報をもとに、前記エレベーターの呼び登録を行った利用者端末のアプリケーションと前記管制員端末のアプリケーションとを、メッセージを交換可能に接続する接続部と、
    を備えるエレベーターシステム。
  2. 前記接続部は、前記エレベーターの保守業務を行う保守員の保守員端末に設けられているアプリケーションと、前記エレベーターが設けられている施設を管理する管理人の管理人端末に設けられているアプリケーションとの少なくとも一方を、前記利用者端末のアプリケーションおよび前記管制員端末のアプリケーションとメッセージを交換可能に接続する、
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記エレベーターの呼び登録を行う指示に基づいて、前記エレベーターの呼び登録が行われたことを示す登録メッセージを、前記指示を行った利用者端末に送信し、前記エレベーターが緊急停止したことに基づいて、前記登録メッセージを前記利用者端末に送信するときよりも優先度を高くして、前記エレベーターに閉じ込められているかを確認する確認メッセージを前記利用者端末に送信する通信部を備える、
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記通信部は、前記利用者端末から前記確認メッセージに対する回答を受信し、
    前記接続部は、前記回答が前記エレベーターに閉じ込められていることを示す回答である場合、前記利用者端末のアプリケーションと前記管制員端末のアプリケーションとを、メッセージを交換可能に接続する、
    請求項3に記載のエレベーターシステム。
  5. 外部のネットワークに接続されている認証装置であって、前記エレベーターの呼び登録の指示を行った利用者端末のアプリケーションが前記エレベーターの呼び登録を行うことが許可されているアプリケーションであるかを認証する認証装置と、
    内部のネットワークに接続されている連携装置であって、前記内部のネットワークに接続されている前記エレベーターと連携して前記エレベーターを制御する連携装置と、
    を備え、
    前記認証装置は、前記記憶部および前記接続部を備え、
    前記連携装置は、前記設定部を備え、前記外部のネットワーク経由の攻撃から、前記内部のネットワークを保護する緩衝地帯を介して、前記認証装置と接続されている、
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  6. 外部のネットワークに接続されている認証装置であって、前記エレベーターの呼び登録の指示を行った利用者端末のアプリケーションが前記エレベーターの呼び登録を行うことが許可されているアプリケーションであるかを認証する認証装置と、
    内部のネットワークに接続されている連携装置であって、前記内部のネットワークに接続されている前記エレベーターと連携して前記エレベーターを制御する連携装置と、
    を備え、
    前記連携装置は、前記記憶部、前記設定部、および前記接続部を備える、
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
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