JP6929990B1 - エレベータ乗場操作装置およびエレベータ操作処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成で、エレベータ乗場で行先階を指定した乗場呼び登録操作および保守に関する管理操作を行うことを可能にするエレベータ乗場操作装置およびエレベータ操作処理方法を提供する。【解決手段】 実施形態によればエレベータ乗場操作装置は、建物に設置されたエレベータのエレベータ制御装置に通信接続され、建物のいずれかの階床の乗場に設置されたタッチパネルと表示制御部と呼び情報生成部とを備える。表示制御部は、乗場で利用者端末が検知されると各階床に対応する操作ボタンおよび保守作業員と連絡をとるための作業員ボタンを表示させ、作業員端末が検知されると操作ボタンおよび保守管理用のボタンを表示させる。呼び情報生成部は、タッチパネルにおいて、表示された操作ボタンのいずれかが操作されると、乗場の階床を乗車階とし、操作されたボタンに対応する階床を行先階とするエレベータ呼び情報を生成してエレベータ制御装置に送信する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータ乗場操作装置およびエレベータ操作処理方法に関する。
通常、建物に設置されたエレベータを利用する際には、利用者が、乗場で乗りかごを呼び寄せるための乗場呼び操作、および乗り込んだ乗りかご内で行先階を指定するためのかご呼び操作を行うことで、所望の階床まで移動することができる。
また、エレベータの保守点検に関しては、点検日や保守作業員の連絡先等を建物内の掲示板に掲示することで、利用者に点検関連の情報が通知されている。
上述したエレベータを利用する際の操作は、利用者が乗場と乗りかご内との双方で行う必要がある。これらの操作を簡略化し、エレベータを効率良く運転させるために、近年は、乗場で行先階を指定して乗場呼び登録操作を行うことが可能なシステムが開発されている。このシステムを利用することにより、利用者は乗場で行先階指定操作を行うのみで、当該階床に乗りかごを呼び寄せて所望の階床まで移動することができる。
しかし、このシステムを構築するには、乗場に専用の乗場行先階登録装置を設置する必要があり、コストおよび設置の手間がかかるという問題があった。
また、利用者に対するエレベータの点検関連の情報の通知に関しては、内容が変更になったり掲示物がはがれたりする都度掲示物を貼り変えなければならず、手間がかかるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、エレベータ乗場で行先階を指定した乗場呼び登録操作および保守に関する管理操作を行うことを可能にするエレベータ乗場操作装置およびエレベータ操作処理方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータ乗場操作装置は、建物に設置されたエレベータのエレベータ制御装置に通信接続され、建物のいずれかの階床の乗場に設置されたタッチパネルと、表示制御部と、呼び情報生成部とを備える。表示制御部は、乗場で利用者端末が検知されると各階床に対応する操作ボタンおよび保守作業員と連絡をとるための作業員ボタンを表示させ、作業員端末が検知されると操作ボタンおよび保守管理用のボタンを表示させる。呼び情報生成部は、タッチパネルにおいて、表示された操作ボタンのいずれかが操作されると、乗場の階床を乗車階とし、操作されたボタンに対応する階床を行先階とするエレベータ呼び情報を生成してエレベータ制御装置に送信する。
〈一実施形態によるエレベータ乗場操作装置を用いたエレベータシステムの構成〉
本発明の一実施形態によるエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1は、4階建ての建物内に設置された第1エレベータ10および第2エレベータ20と、当該建物1階の乗場30の設置台31に設置された利用者認証装置32と、この利用者認証装置32に接続されて乗場30に設置されたエレベータ乗場操作装置33と、当該建物の上部に設置された群管理装置40と、第1エレベータ10および第2エレベータ20の保守点検を行う作業員が携帯する作業員端末50と、エレベータ利用者が携帯する利用者端末60とを備える。図1においては、利用者認証装置32が建物1階の乗場30に設置された場合を示しているが、他の階に設置されていてもよい。
本発明の一実施形態によるエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1は、4階建ての建物内に設置された第1エレベータ10および第2エレベータ20と、当該建物1階の乗場30の設置台31に設置された利用者認証装置32と、この利用者認証装置32に接続されて乗場30に設置されたエレベータ乗場操作装置33と、当該建物の上部に設置された群管理装置40と、第1エレベータ10および第2エレベータ20の保守点検を行う作業員が携帯する作業員端末50と、エレベータ利用者が携帯する利用者端末60とを備える。図1においては、利用者認証装置32が建物1階の乗場30に設置された場合を示しているが、他の階に設置されていてもよい。
第1エレベータ10は、当該第1エレベータ10内の機器を制御する第1エレベータ制御装置11を有する。第2エレベータ20は、当該第2エレベータ20内の機器を制御する第2エレベータ制御装置21を有する。
利用者認証装置32、エレベータ乗場操作装置33、および群管理装置40の詳細な構成について、図2を参照して説明する。
利用者認証装置32は、登録端末情報記憶部321と、情報読み取り部322と、判定部323とを有する。登録端末情報記憶部321は、第1エレベータ10および第2エレベータ20の正規利用者が携帯する端末として予め登録された利用者端末の識別情報、および保守作業員が携帯する端末として予め登録された作業員端末の識別情報とを記憶する。
情報読み取り部322は、近距離無線通信機能を有し、近接する端末を検知すると、当該端末から当該端末の識別情報を読み取る。判定部323は、情報読み取り部322で読み取られた識別情報が、登録端末情報記憶部321に登録された利用者端末または作業員端末の識別情報であると判定すると、当該利用者または保守作業員を正規の利用者として認証し、利用者認証情報を生成してエレベータ乗場操作装置33に送信する。
エレベータ乗場操作装置33は、タッチパネル331と、表示情報記憶部332と、利用者判断部333と、表示制御部334と、呼び情報生成部335と、作業員端末情報記憶部336と、通信制御部337とを有する。
表示情報記憶部332は、タッチパネル331に表示させるための情報、具体的には、利用者または保守作業員に操作させるためのボタン表示情報、エレベータ点検日を含む点検に関する各種情報、各種機能に関する設定情報、乗りかごその他昇降路等に設置される各種装置の保守に関する情報、およびエレベータ点検に関する事前連絡の入力画面の情報等を記憶する。利用者判断部333は、利用者認証装置32から送信される情報に基づいて、乗場30に利用者または保守作業員が入場したか否かを判断する。
表示制御部334は、利用者判断部333でエレベータ10、20の利用者が乗場30に入場したと判断されると、タッチパネル331を起動させ、表示情報記憶部332から表示情報を取得して第1初期メニュー画面100を表示させる。第1初期メニュー画面100には図3(a)に示すように、乗場30以外の各階床2階〜4階にそれぞれ対応する操作ボタン101〜103、エレベータ点検日の情報を表示させるための点検日ボタン104、エレベータ点検に関する事前連絡を受け付けるための事前連絡ボタン105、エレベータの保守作業員に連絡をとるための作業員ボタン106、およびタッチパネル331の電源をオフ状態にするための終了ボタン107が表示されている。
また表示制御部334は、表示させた点検日ボタン104が操作されると、表示情報記憶部332からエレベータ点検日の情報を取得して表示させる。また表示制御部334は、表示させた事前連絡ボタン105が操作されると、表示情報記憶部332からエレベータ点検に関する事前連絡の入力画面の情報を取得して表示させる。
また表示制御部334は、利用者判断部333で保守作業員が入場したと判断されると、タッチパネル331に第2初期メニュー画面110を表示させる。第2初期メニュー画面110には図3(b)に示すように、操作ボタン101〜103、エレベータ保守に関する情報を管理するための保守管理ボタン108、および終了ボタン107が表示されている。
また表示制御部334は、表示させた保守管理ボタン108が操作されると、表示情報記憶部332から保守管理に関する情報を取得して表示させる。
呼び情報生成部335は、タッチパネル331において、表示された操作ボタン101〜103のいずれかが操作されると、乗場30の階床である1階を乗車階とし、操作されたボタンに対応する階床を行先階とするエレベータ呼び情報を生成して群管理装置40に送信する。
作業員端末情報記憶部336は、作業員端末50に通信接続するための識別情報を記憶する。通信制御部337は、表示された作業員ボタン106が操作されると、作業員端末情報記憶部336に記憶された識別情報を用いて作業員端末50との通信を確立させる。
群管理装置40は、呼び登録部41と、割り当て制御部42とを有する。呼び登録部41は、エレベータ乗場操作装置33から取得した呼び情報を登録する。割り当て制御部42は、呼び登録部41に登録された呼び情報に応答させるエレベータを選択し、該当するエレベータのエレベータ制御装置に応答指示を送信する。
作業員端末50は例えばスマートデバイスで構成され、自端末の識別情報を保持し、近距離無線通信機能を有するとともに、エレベータ乗場操作装置33との通信を行う機能を有する。利用者端末60は例えばスマートデバイスまたはICカード等で構成され、自端末の識別情報を保持し、近距離無線通信機能を有する。
〈一実施形態によるエレベータ乗場操作装置を用いたエレベータシステムの動作〉
次に、一実施形態によるエレベータ乗場操作装置を用いたエレベータシステム1の動作について説明する。本実施形態において、利用者認証装置32の登録端末情報記憶部321には予め、第1エレベータ10および第2エレベータ20の正規利用者の端末として、利用者端末60を含む端末の識別情報が記憶されるとともに、保守作業員の作業員端末50の識別情報が記憶されている。以下に、まず利用者端末60を携帯する利用者Xがエレベータを利用する場合について説明する。
次に、一実施形態によるエレベータ乗場操作装置を用いたエレベータシステム1の動作について説明する。本実施形態において、利用者認証装置32の登録端末情報記憶部321には予め、第1エレベータ10および第2エレベータ20の正規利用者の端末として、利用者端末60を含む端末の識別情報が記憶されるとともに、保守作業員の作業員端末50の識別情報が記憶されている。以下に、まず利用者端末60を携帯する利用者Xがエレベータを利用する場合について説明する。
利用者Xが乗場30に入場し、利用者端末60を設置台31上の利用者認証装置32上に置くかあるいはかざすと、利用者認証装置32の情報読み取り部322により、利用者端末60から当該端末60の識別情報が読み取られる。
情報読み取り部322で利用者端末60の識別情報が読み取られると、判定部323において、読み取られた識別情報が登録端末情報記憶部321に登録された識別情報であるか否かが判定される。判定部323は、読み取った識別情報が予め登録された識別情報であると判定すると、当該利用者Xを正規の利用者として認証し、利用者認証情報を生成してエレベータ乗場操作装置33に送信する。
エレベータ乗場操作装置33は、利用者認証装置32から送信された利用者認証情報を取得すると、利用者判断部333において、第1エレベータ10および第2エレベータ20の利用者が乗場30に入場したと判断する(S1の「YES」)。そして、表示制御部334がタッチパネル331を起動させ、表示情報記憶部332から所定の表示情報を取得して、図3(a)に示す第1初期メニュー画面100を表示させる(S2)。
図3(a)の第1初期メニュー画面100には、建物の乗場30以外の各階床2階〜4階にそれぞれ対応する操作ボタン101〜103、エレベータ点検日の情報を表示させるための点検日ボタン104、エレベータ点検に関する事前連絡を受け付けるための事前連絡ボタン105、エレベータの保守作業員に連絡をとるための作業員ボタン106、およびタッチパネル331の電源をオフ状態にするための終了ボタン107が表示されている。
この第1初期メニュー画面100が表示されたタッチパネル331上で、利用者Xが操作ボタン101〜103のいずれかをタッチ操作すると(S3の「YES」)、呼び情報生成部335により、乗場30の階床である1階を乗車階とし、操作されたボタンに対応する階床を行先階とするエレベータ呼び情報が生成されて群管理装置40に送信される(S4)。
群管理装置40では、エレベータ乗場操作装置33から送信された呼び情報が呼び登録部41に登録される。そして、割り当て制御部42により、当該呼び情報に応答させるエレベータ、例えば第1エレベータ10が選択されて、該当するエレベータ制御装置11に当該呼び情報への応答指示が送信される。
また、第1初期メニュー画面100が表示されたタッチパネル331上で、利用者Xが点検日ボタン104を操作すると(S5の「YES」)、表示制御部334により表示情報記憶部332からエレベータ点検日の情報が取得されてタッチパネル331に表示される(S6)。これにより、利用者Xは、表示された情報を視認して点検日を確認することができる。
また、第1初期メニュー画面100が表示されたタッチパネル331上で、利用者Xが事前連絡ボタン105を操作すると(S7の「YES」)、表示制御部334により表示情報記憶部332からエレベータ点検に関する事前連絡の入力画面の情報が取得されてタッチパネル331に表示される(S8)。
利用者Xが、表示された画面に、次回の点検日の変更希望等、エレベータ点検に関する事前連絡の情報を入力すると、通信制御部337から作業員端末50に、入力された情報が送信される。これにより、作業員は利用者Xの点検日の変更希望を確認することができる。
利用者Xによる点検日の変更希望を確認した作業員が点検作業日を変更し、変更後の日程の情報を作業員端末50からエレベータ乗場操作装置33に送信すると、当該情報が通信制御部337を介して取得され、表示情報記憶部332に記憶される。表示情報記憶部332に記憶された情報は、所定のアプリケーションを利用することにより、利用者端末60、作業員端末50、およびその他のパーソナルコンピューター等から通信ネットワークを介して確認することが可能である。
また、第1初期メニュー画面100が表示されたタッチパネル331上で、利用者Xが作業員ボタン106を操作すると(S9の「YES」)、通信制御部337により、作業員端末情報記憶部336に記憶された識別情報が用いられて作業員端末50との通信が確立される。
利用者Xは、エレベータ乗場操作装置33と作業員端末50との通信が確立されると、これらの装置に搭載された通話機能やチャット機能を用いて作業員との対話が可能になる。これにより、点検作業によりエレベータが停止しているときに、緊急でエレベータを使用したい場合などに、利用者Xが作業員に直接連絡をとることができる。
これらの操作が終了してから所定時間が経過するかまたは、タッチパネル331上で終了ボタン107が操作されると(S11の「YES」)、タッチパネルが電源オフ状態になる(S12)。
次に、作業員端末50を携帯する保守作業員Yが保守管理に関する情報を操作する場合について説明する。保守作業員Yが乗場30に入場し、作業員端末50を設置台31上の利用者認証装置32上に置くかあるいはかざすと、利用者認証装置32の情報読み取り部322により、作業員端末50から当該端末50の識別情報が読み取られる。そして、判定部323で当該作業員Yが認証されると、利用者認証情報がエレベータ乗場操作装置33に送信される。
エレベータ乗場操作装置33では、利用者認証装置32から送信された利用者認証情報に基づいてタッチパネル331を起動させ、図3(b)に示す第2初期メニュー画面110を表示させる。第2初期メニュー画面110には、操作ボタン101〜103、保守管理に関する操作を行うための保守管理ボタン108、および終了ボタン107が表示されている。
この第2初期メニュー画面110が表示されたタッチパネル331上で、保守作業員Yが保守管理ボタン108をタッチ操作すると、表示制御部334により表示情報記憶部332からエレベータの保守管理に関する操作を行うための操作画面の情報が取得されてタッチパネル331に表示される。この操作画面には、次回点検日、点検内容等を含む点検に関する詳細情報、各種機能に関する設定情報、乗りかごその他昇降路等に設置される各種装置の保守に関する情報等の入力および変更を行うための表示情報や、エレベータシステム1内を点検モードに切り替えるための操作ボタンの表示情報が含まれる。これらの情報は、利用者端末が認証された際には表示されず、作業員端末が認証された場合にのみ、つまり保守作業員に対してのみ提供されるものである。
保守作業員Yが、表示された画面上で所定情報の入力または変更操作を行うと、該当する情報が表示情報記憶部332に記憶される。記憶された情報は、その後、利用者または保守作業員の操作に基づいて適宜読み出されタッチパネル331に表示される。
以上の実施形態によれば、簡易なシステム構成で、エレベータ乗場で行先階を指定した乗場呼び登録操作および保守に関する管理操作を行うことが可能になる。
上述した実施形態において、乗場30の利用者認証装置32がさらに、当該建物やセキュリティ管理会社の管理人が携帯する端末を認証できるようにして、エレベータ乗場操作装置33が、これらの端末を携帯する人が乗場30に入場したと判断すると、図3(b)の第2初期メニュー画面110をタッチパネル331に表示させるようにしてもよい。このとき、保守管理ボタン108が操作されると、保守作業員が操作したときに表示される情報の一部が表示されるようにすることで、保守作業員よりも限定した機能のみ利用可能になるようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、利用者認証装置およびエレベータ乗場操作装置を当該建物内の複数階床に設置してもよい。この場合、いずれかの階床の利用者認証装置で保守作業員の作業員端末が認証され、点検モードに切り替えるための操作ボタンが操作されると、他の階床のエレベータ乗場操作装置による行先階を指定した乗場呼び操作が不可状態になるようにしてもよい。このとき、他の階床のエレベータ乗場操作装置のタッチパネルに、点検作業中であることを示す情報および点検作業の終了予定時刻が表示されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、建物内のいずれかのエレベータの点検作業開始時刻の所定時間前、例えば3分前になると、点検対象のエレベータに新たに利用者が乗り込まないように、群管理装置40において、以降発生する乗場呼びに対しては他のエレベータを割り当てるようにしてもよい。
他の実施形態として、該当する乗場に利用者認証装置32に替えて、タッチパネル331の表示を切り替えるための利用者用表示切替ボタンおよび作業者用表示切替ボタン(図示せず)を設置するようにしてもよい。作業者用表示切替ボタンは、一般の利用者からは見えづらい場所、例えば設置台31の裏側等に設置される。
この場合、当該乗場に入場した利用者が利用者用表示切替ボタンを操作すると、エレベータ乗場操作装置33の利用者判断部333においてエレベータ利用者が当該乗場に入場したと判断される。そして、表示制御部334により、タッチパネル331に第1初期メニュー画面100が表示され、上述したステップS3〜S12と同様の処理が実行される。
また、当該乗場に入場した保守作業員が作業者用表示切替ボタンを操作すると、エレベータ乗場操作装置33の利用者判断部333において保守作業員が当該乗場に入場したと判断される。そして、表示制御部334により、タッチパネル331に第2初期メニュー画面110が表示され、上述した保守作業員が入場した際と同様の処理が実行される。
また、上述した実施形態においては、作業員ボタン106が操作されたときに、エレベータ乗場操作装置33と作業員端末50とを通信接続させる場合について説明したが、表示制御部334によりタッチパネル331に作業員端末50に通信接続させるための識別情報、例えば電話番号等を表示させるようにしてもよい。利用者は、表示された識別情報を用いて、利用者端末60と作業員端末50とを通信接続させる操作を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータシステム、10…第1エレベータ、11…第1エレベータ制御装置、20…第2エレベータ、21…第2エレベータ制御装置、30…乗場、31…設置台、32…利用者認証装置、33…エレベータ乗場操作装置、40…群管理装置、41…呼び登録部、42…割り当て制御部、50…作業員端末、60…利用者端末、100…第1初期メニュー画面、110…第2初期メニュー画面、101〜103…操作ボタン、104…点検日ボタン、105…事前連絡ボタン、106…作業員ボタン、107…終了ボタン、321…登録端末情報記憶部、322…情報読み取り部、323…判定部、331…タッチパネル、332…表示情報記憶部、333…利用者判断部、334…表示制御部、335…呼び情報生成部、336…作業員端末情報記憶部、337…通信制御部
Claims (6)
- 建物に設置されたエレベータのエレベータ制御装置と、
前記建物の乗場に設置され、予め登録された利用者端末およびエレベータの保守作業員が携帯する作業員端末を検知する利用者認証装置とに接続され、
前記建物のいずれかの階床の乗場に設置されたタッチパネルと、
前記利用者認証装置で予め登録された利用者端末が検知されると、前記建物の前記乗場以外の各階床に対応する操作ボタンおよびエレベータの保守作業員に連絡をとるための作業員ボタンを表示させ、前記利用者認証装置で予め登録された作業員端末が検知されると、前記タッチパネルに、前記操作ボタン、およびエレベータ保守に関する情報を管理するための保守管理ボタンを表示させ、表示された保守管理ボタンが操作されると、エレベータ保守管理用画面を表示させる表示制御部と、
前記タッチパネルにおいて、表示された操作ボタンのいずれかが操作されると、前記乗場の階床を乗車階とし、操作されたボタンに対応する階床を行先階とするエレベータ呼び情報を生成して前記エレベータ制御装置に送信する呼び情報生成部と、
前記タッチパネルにおいて、表示された作業員ボタンが操作されると、前記作業員端末との通信を確立させる通信制御部と、
を備えることを特徴とするエレベータ乗場操作装置。 - 建物に設置されたエレベータのエレベータ制御装置と、
前記建物の乗場に設置され、予め登録された利用者端末およびエレベータの保守作業員が携帯する作業員端末を検知する利用者認証装置とに通信接続され、
前記建物のいずれかの階床の乗場に設置されたタッチパネルと、
前記利用者認証装置で予め登録された利用者端末が検知されると、前記建物の前記乗場以外の各階床に対応する操作ボタン、およびエレベータ点検日の情報を表示させるための点検日ボタンを表示させ、表示させた点検日ボタンが操作されると、エレベータ点検日の情報を取得して表示させ、前記利用者認証装置で予め登録された作業員端末が検知されると、前記タッチパネルに、前記操作ボタン、およびエレベータ保守に関する情報を管理するための保守管理ボタンを表示させ、表示された保守管理ボタンが操作されると、エレベータ保守管理用画面を表示させる表示制御部と、
前記タッチパネルにおいて、表示された操作ボタンのいずれかが操作されると、前記乗場の階床を乗車階とし、操作されたボタンに対応する階床を行先階とするエレベータ呼び情報を生成して前記エレベータ制御装置に送信する呼び情報生成部と
を備えることを特徴とするエレベータ乗場操作装置。 - 前記表示制御部は、前記利用者認証装置で予め登録された利用者端末が検知されると、前記タッチパネルに、エレベータ点検に関する事前連絡を受け付けるための事前連絡ボタンを表示させ、表示させた事前連絡ボタンが操作されると、エレベータ点検に関する事前連絡を入力するための画面を表示させ、
前記通信制御部は、前記タッチパネルから、エレベータ点検に関する事前連絡の情報が入力されると、当該情報を前記作業員端末に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗場操作装置。 - 前記表示制御部は、前記利用者認証装置で予め登録された利用者端末が検知されると、前記タッチパネルに、エレベータの保守作業員に連絡をとるための作業員ボタンを表示させ、表示させた作業員ボタンが操作されると、前記保守作業員が携帯する作業員端末との通信を確立させるための識別情報を取得して表示させる
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータ乗場操作装置。 - 建物に設置されたエレベータのエレベータ制御装置と、
前記建物の乗場に設置された、予め登録された利用者端末およびエレベータの保守作業員が携帯する作業員端末を検知する利用者認証装置に通信接続され、
前記建物のいずれかの階床の乗場に設置されたタッチパネルを有するエレベータ乗場操作装置が、
前記利用者認証装置で予め登録された利用者端末が検知されると、前記建物の前記乗場以外の各階床に対応する操作ボタンおよびエレベータの保守作業員に連絡をとるための作業員ボタンを表示させ
前記利用者認証装置で予め登録された作業員端末が検知されると、前記タッチパネルに、前記操作ボタンおよびエレベータ保守に関する情報を管理するための保守管理ボタンを表示させ、表示された保守管理ボタンが操作されると、エレベータ保守管理用画面を表示させ、
前記タッチパネルにおいて、表示された操作ボタンのいずれかが操作されると、前記乗場の階床を乗車階とし、操作されたボタンに対応する階床を行先階とするエレベータ呼び情報を生成して前記エレベータ制御装置に送信し、
前記タッチパネルにおいて、表示された作業員ボタンが操作されると、前記作業員端末との通信を確立させる
ことを特徴とするエレベータ操作処理方法。 - 建物に設置されたエレベータのエレベータ制御装置と、
前記建物の乗場に設置された、予め登録された利用者端末およびエレベータの保守作業員が携帯する作業員端末を検知する利用者認証装置とに通信接続され、
前記建物のいずれかの階床の乗場に設置されたタッチパネルを有するエレベータ乗場操作装置が、
前記利用者認証装置で予め登録された利用者端末が検知されると、前記タッチパネルに、前記建物の前記乗場以外の各階床に対応する操作ボタン、およびエレベータ点検日の情報を表示させるための点検日ボタンを表示させ、表示させた点検日ボタンが操作されると、エレベータ点検日の情報を取得して表示させ、
前記利用者認証装置で予め登録された作業員端末が検知されると、前記タッチパネルに、前記操作ボタン、およびエレベータ保守に関する情報を管理するための保守管理ボタンを表示させ、表示された保守管理ボタンが操作されると、エレベータ保守管理用画面を表示させ、
前記タッチパネルにおいて、表示された操作ボタンのいずれかが操作されると、前記乗場の階床を乗車階とし、操作されたボタンに対応する階床を行先階とするエレベータ呼び情報を生成して前記エレベータ制御装置に送信する
ことを特徴とするエレベータ操作処理方法。
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