JP2022077375A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、予約された個室の予約時間中に入室されていないことを認知可能にすることを目的とする。【解決手段】プロセッサを備え、前記プロセッサは、予約された個室の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、前記個室への入室を確認できない場合、前記個室の予約に関する予約情報を報知させる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、トイレなどの施設をあらかじめ予約するシステムが記載されている。
特開2003-233740号公報
従来、事前に日時を指定した予約を行い、予約した予約時間帯になったら利用可能となるサービスが存在する。例えば、当該サービスとして作業場所となる個室を提供する場合は、予約した個室の周辺に多数の別の個室があると、誤って予約した個室とは別の個室にユーザが到着してしまい、予約時間帯になってもサービスの提供を受けられないことが想定される。
そこで、本発明は、予約された個室の予約時間中に入室されていないことを認知可能にすることを目的とする。
第1の態様の情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、予約された個室の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、前記個室への入室を確認できない場合、前記個室の予約に関する予約情報を報知させる。
第2の態様の情報処理装置は、第1の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記個室を予約したユーザ側のユーザ端末、及び前記個室に備える報知部の少なくとも一方に前記予約情報を報知させる。
第3の態様の情報処理装置は、第2の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、取得した前記ユーザ端末の位置情報に応じて、前記ユーザ端末への前記予約情報の報知と、前記報知部への前記予約情報の報知とを切り替える。
第4の態様の情報処理装置は、第1から第3の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記利用開始時刻以降の前記個室への入室を確認した場合、予め定めた利用終了時刻を前記個室へ入室した時刻を基に決定された遅刻時間分だけ延長する。
第5の態様の情報処理装置は、第4の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記個室を利用可能な時間帯のうち、前記個室を予約可能な時間帯の中から任意の時間帯の指定を受付け、受付けた前記任意の時間帯の直後が前記個室を予約可能な時間帯である場合に、前記個室の予め定めた前記利用終了時刻を前記遅刻時間分だけ延長する。
第6の態様の情報処理装置は、第4又は第5の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記個室の予め定めた前記利用終了時刻を前記遅刻時間分だけ延長した場合は、当該延長した旨を報知させる。
第7の態様の情報処理装置は、第1から第6の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記予約情報として、前記個室を予約したユーザを前記個室まで誘導する情報を報知させる。
第8の態様の情報処理装置は、第1から第7の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記個室を予約したユーザ側のユーザ端末の位置情報による位置が、前記個室の位置から予め定めた距離以上離れている場合、前記個室の扉を解錠するための解錠情報が入力されても、前記個室の扉が施錠された状態を維持する。
第9の態様の情報処理装置は、第1から第8の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記個室を予約したユーザ側のユーザ端末の位置情報による位置が、前記個室とは異なる別個室の位置から予め定めた距離以下であり、前記別個室が利用可能である場合、前記個室の予約を前記別個室に変更する。
第10の態様の情報処理装置は、第1から第9の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記個室を予約したユーザ側のユーザ端末の位置情報による位置が、前記個室の位置から予め定めた距離以上離れている場合、前記ユーザ端末の位置からの距離が最短の利用可能な個室へ前記個室の予約を変更する。
第11の態様の情報処理装置は、第1から第10の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記個室への入室を確認できない場合として、前記個室の前記利用開始時刻から予め定めた時間までに、前記個室の扉及び前記個室の内部の少なくとも一方に設けられた検知部による検知が行われない場合に、前記予約情報を報知させる。
第12の態様の情報処理プログラムは、コンピュータに、予約された個室の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、前記個室への入室を確認できない場合、前記個室の予約に関する予約情報を報知させる、処理を実行させる。
第1の態様によれば、予約された個室の予約時間中に入室されていないことが認知可能になる。
第2の態様によれば、ユーザ端末及び個室に備える報知部の少なくとも一方を用いて、予約された個室の予約時間中に入室されていないことを認知させられる。
第3の態様によれば、ユーザ端末の位置情報に応じた方法で予約情報が報知される。
第4の態様によれば、利用開始時刻以降の個室への入室を確認した場合に予め定めた利用終了時刻を維持する構成に比べて、個室の利用時間が長くなる。
第5の態様によれば、個室の予め定めた利用終了時刻の直後の時間帯の空き状況に応じて、当該利用終了時刻を延長するか否かが決定される。
第6の態様によれば、個室の予め定めた利用終了時刻が延長した旨をユーザに認知させられる。
第7の態様によれば、予約された個室まで誘導する情報をユーザに認知させられる。
第8の態様によれば、ユーザ端末の位置が個室の位置から予め定めた距離以上離れている場合に解錠情報の入力により個室の扉が解錠される構成に比べて、個室の防犯性を高められる。
第9の態様によれば、予約された個室を利用できなくても、当該個室とは異なる別個室の利用が可能となる。
第10の態様によれば、予約された個室を利用できなくても、当該個室とは異なるユーザ端末の位置からの距離が最短の個室の利用が可能となる。
第11の態様によれば、個室への入室の有無を検知部による検知で確認できる。
第12の態様によれば、予約された個室の予約時間中に入室されていないことが認知可能になる。
情報処理システムの概略構成を示す図である。 個室の概略構成を示す図である。 個室の電気的構成を示すブロック図である。 クラウドサーバ及び携帯端末装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 予約処理の第1の表示例である。 予約処理の第2の表示例である。 予約処理の第3の表示例である。 予約処理の第4の表示例である。 解錠処理の流れを示すフローチャートである。 予約中の作業ブースを示す表示例である。 ブース詳細ボタンの操作後の表示例を示している。 進むボタンの操作後の第1の表示例を示している。 進むボタンの操作後の第2の表示例を示している。 入退室ボタンの操作後の表示例を示している。 認証情報の入力画面を示す第1の表示例である。 認証情報の入力画面を示す第2の表示例である。 認証情報の入力画面を示す第3の表示例である。 認証情報の入力画面を示す第4の表示例である。 特定の作業ブースの予約状況を示す第1のタイムチャートである。 特定の作業ブースの予約状況を示す第2のタイムチャートである。 当初の利用終了時刻を遅刻時間分だけ延長した旨を示す表示例である。 OKボタンの操作後の表示例を示している。 進むボタンの操作後の第3の表示例を示している。 報知処理の流れを示すフローチャートである。 予約情報を示す第1の表示例である。 予約情報を示す第2の表示例である。 予約情報を示す第3の表示例である。 予約情報を示す第4の表示例である。 予約情報を示す第5の表示例である。 予約情報を示す第6の表示例である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る情報処理システム10の概略構成を示す図である。
本実施の形態に係る情報処理システム10は、図1に示すように、情報処理装置としてのクラウドサーバ12と、無線基地局16と、個室20、個室50、及び個室60等を含む作業ブース70と、を備えている。作業ブース70は「個室」の一例である。
クラウドサーバ12、無線基地局16、及び作業ブース70は、それぞれ通信回線18に接続されている。
クラウドサーバ12は、作業ブース70に関する処理を行う。例えば、クラウドサーバ12は、作業ブース70に関する処理の一例として、作業ブース70の予約を受付ける予約処理、予約された作業ブース70の扉を解錠する解錠処理、作業ブース70の予約に関する予約情報を報知させる報知処理等を行う。
無線基地局16は、スマートフォン等の携帯端末装置14と無線接続し、携帯端末装置14を通信回線18に接続して、通信回線18に接続された機器等の通信を行う。なお、携帯端末装置14としては、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC、音声で入出力を行うイヤフォン型等のヒアラブル端末、又は、時計型、眼鏡型、リストバンド型、クリップ型、ヘッドマウントディスプレイ型、若しくはストラップ型等の各種ウェアラブル端末等を適用できる。
ここで、各々の作業ブース70の構成は同様であるため、個室20を代表して説明する。図2は、個室20の概略構成を示す図であり、図3は、個室20の電気的構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、個室20は、一例として、テレワークに必要な設備を備えている。具体的には、個室20は、図1に示すドア21、図2に示す机28、椅子32、電源及びUSB(=Universal Serial Bus)コンセント30、ディスプレイ24、エアコン34、カメラ26、図3に示す制御装置22、ドアロック装置40、検知部42、並びに、報知部44を備えている。また、個室20は、上記の他に、文具やハンガー38をかけるためのフック36等(図2参照)を備えている。
図3に示すように、個室20は、制御装置22にカメラ26、ドアロック装置40、検知部42、及び報知部44が接続されている。
制御装置22は、個室20に設けられており、クラウドサーバ12等の通信回線18に接続された装置からの各種信号の授受を行う。また、制御装置22は、個室20に備える設備の制御を行う。例えば、制御装置22は、当該制御として、電源及びUSBコンセント30並びにエアコン34等の各機器に対する電力の供給及び遮断を行う。
カメラ26は、個室20内を撮影し、撮影した撮影画像を制御装置22及び通信回線18を介してクラウドサーバ12に送信する。なお、カメラ26として、個室20内を撮影するものに加え、個室20外を撮影するものを備えてもよい。
ドアロック装置40は、ドア21に設けられ、少なくともクラウドサーバ12からの指示により施錠及び解錠が可能な電子錠である。ドアロック装置40は、例えば、クラウドサーバ12からの解錠指示を通信回線18及び制御装置22を介して受信した場合、ドア21を解錠する。また、ドアロック装置40は、例えば、クラウドサーバ12からの施錠指示を通信回線18及び制御装置22を介して受信した場合、ドア21を施錠する。さらに、ドアロック装置40は、個室20内に設置された各種スイッチが操作された場合にもドア21を施錠又は解錠する。そして、ドアロック装置40は、施錠又は解錠を行った場合、当該行った内容を制御装置22及び通信回線18を介してクラウドサーバ12に送信する。
検知部42は、ドア21及び個室20の内部に設けられ、各種の情報を検知し、検知内容を制御装置22及び通信回線18を介してクラウドサーバ12に送信する。検知部42は、一例として、光電センサ、接触センサ、及び振動センサ等のセンサで構成されている。なお、検知部42は、前述のセンサに加えて他のセンサを備えてもよいし、前述のセンサの一部を備えていなくてもよい。第1の実施形態では、上記の検知部42の構成により、ドア21の開閉動作を検知したり、人感センサとして活用することで個室20内の人の有無を検知したりすることができる。
報知部44は、ディスプレイ24、スピーカー25、及びランプ27で構成される。
ディスプレイ24は、ユーザに通知するための各種情報を表示する。例えば、ディスプレイ24は、クラウドサーバ12から受信した情報等を表示する。なお、ディスプレイ24として、個室20内に対して各種情報を表示するものに加え、個室20外に対して各種情報を表示するものを備えてもよい。
スピーカー25は、ユーザに通知するための各種音声を出力する。例えば、スピーカー25は、クラウドサーバ12から受信した情報等を出力する。また、スピーカー25は、個室20内に対して各種音声を出力する内部用スピーカーと、個室20外に対して各種音声を出力する外部用スピーカーと、を備えている。
ランプ27は、ユーザに通知するための各種点灯パターン及び色で点灯する。例えば、ランプ27は、クラウドサーバ12から受信した情報等に基づく点灯パターン及び色で点灯する。
続いて、クラウドサーバ12及び携帯端末装置14の概略構成を説明する。図4は、本実施の形態に係る情報処理システム10におけるクラウドサーバ12及び携帯端末装置14の電気系の要部構成を示すブロック図である。なお、クラウドサーバ12及び携帯端末装置14は、基本的には一般的なコンピュータ構成であるため、クラウドサーバ12を代表して説明する。
本実施の形態に係るクラウドサーバ12は、図4に示すように、プロセッサの一例としてのCPU(=Central Processing Unit)12A、ROM(=Read Only Memory)12B、RAM(=Random Access Memory)12C、ストレージ12D、入力部12E、ディスプレイ12F、及び通信回線I/F(インタフェース)部12Gを備えている。
CPU12Aは、クラウドサーバ12の全体の動作を司る中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU12Aは、ROM12B又はストレージ12Dからプログラムを読み出し、RAM12Cを作業領域としてプログラムを実行する。CPU12Aは、ROM12B又はストレージ12Dに記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。第1の実施形態では、ROM12B又はストレージ12Dには、後述する解錠処理及び報知処理を少なくとも実行するための情報処理プログラムが格納されている。なお、情報処理プログラムは、クラウドサーバ12に予めインストールされていてもよいし、不揮発性の記憶媒体に記憶したり、又は、通信回線18を介して配布したりして、クラウドサーバ12に適宜インストールしてもよい。不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM、光磁気ディスク、HDD(=Hard Disk Drive)、DVD-ROM、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
ROM12Bは、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM12Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ12Dは、HDD、SSD(=Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
入力部12Eは各種の情報を入力するために用いられる。入力部12Eは、例えば、マウス等のポインティングデバイス、各種ボタン、キーボード、マイク、及びカメラ等で構成される。
ディスプレイ12Fは、各種の情報を表示するために用いられる。なお、ディスプレイ12Fは、タッチパネル方式を採用しており、入力部12Eとしても機能する。
通信回線I/F部12Gは、通信回線18に接続され、当該通信回線18に接続された他の機器と通信するためのインタフェースである。当該通信には、例えば、イーサネット(登録商標)若しくはFDDI等の有線通信の規格、又は、4G、5G、若しくはWi-Fi(登録商標)等の無線通信の規格が用いられる。
以上のクラウドサーバ12の各部はシステムバス12Hにより電気的に相互に接続されている。
また、クラウドサーバ12は、管理対象の作業ブース70の設置場所や、予約状況等の各種情報を記憶するデータベース(DB)12Iを備えている。
上記の情報処理プログラムを実行する際に、クラウドサーバ12は、上記のハードウェア資源を用いて、当該情報処理プログラムに基づく処理を実行する。
なお、携帯端末装置14は、図4の破線で示す位置検出部14Jを備える以外は基本的にはクラウドサーバ12と同様に、プロセッサの一例としてのCPU14A、ROM14B、及びRAM14C等を含む構成である。
位置検出部14Jは、携帯端末装置14の現在地を検出する。例えば、GPS(=Global Positioning System)衛星からの信号には、衛星に搭載された原子時計からの時刻のデータや、衛星の軌道の情報等が含まれているので、GPS衛星からの電波を受信し、発信から受信の時刻差に基づいて衛星からの距離を求める。そして、3個以上のGPS衛星からの距離から空間上の一点の位置を測位することにより、携帯端末装置14の現在地を検出する。なお、位置検出部14Jによる携帯端末装置14の現在地の検出方法は、GPSを用いることに代えて又は加えて、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ビーコン等を用いてもよい。
ここで、作業ブース70を利用する際には、ユーザは、スマートフォン及びパーソナルコンピュータ等を用いて専用のWEBサイトから作業ブース70を予約する必要がある。そして、クラウドサーバ12は、作業ブース70の予約を受付ける予約処理を行う。なお、上記の専用のWEBサイトに代えて又は加えて、専用のアプリケーションを設け、当該アプリケーションからの指示によりクラウドサーバ12による当該予約処理等の作業ブース70に関する処理が行われてもよい。
以下、図5から図8までを用いて、予約処理の流れについて説明する。なお、以下では、ユーザが携帯端末装置14を用いて作業ブース70を予約した場合を例に説明する。
図5は、予約処理の第1の表示例である。クラウドサーバ12のCPU12Aは、上記のWEBサイトにユーザがログインした後、予約処理を開始する指示を受付けた場合に図5に示す第1の表示例を携帯端末装置14のディスプレイ14Fに表示させる。
図5に示すディスプレイ14Fには、利用日入力部71と、場所入力部72と、が表示されている。
利用日入力部71は、ユーザが作業ブース70の利用を希望する利用日を入力する部分である。図5では、一例として、利用日入力部71に「今日」、「明日」、及び「明後日以降」の3項目が表示されている。「今日」及び「明日」の何れかを選択した場合は、当該予約処理が行われている日の当日又は翌日が利用日として入力される。「明後日以降」を選択した場合は、一例としてカレンダーを表示させ、ユーザに当該予約処理が行われている日の明後日以降の日程を選択させ、当該選択された日程が利用日として入力される。
場所入力部72は、ユーザが利用を希望する作業ブース70の場所を入力する部分である。図5では、一例として、場所入力部72に「現在地から検索」及び「場所名及び最寄駅等を入力」の2項目が表示されている。「現在地から検索」を選択した場合は、携帯端末装置14の現在地から予め定めた距離内(例:1km以内)に位置する作業ブース70が後述する候補情報73(図6参照)として表示される。「場所名及び最寄駅等を入力」を選択した場合は、ユーザに場所名及び最寄駅等の検索キーワードを入力させ、当該入力された検索キーワードにより決定された場所から予め定めた距離内(例:1km以内)に位置する作業ブース70が候補情報73(図6参照)として表示される。
図6は、予約処理の第2の表示例である。CPU12Aは、利用日入力部71及び場所入力部72にそれぞれ情報が入力された場合に図6に示す第2の表示例をディスプレイ14Fに表示させる。なお、図6は、一例として、利用日入力部71では「今日」が選択され、場所入力部72では「現在地から検索」が選択された状態を示している。
図6に示す第2の表示例には、図5に示す第1の表示例に加えて、候補情報73が表示されている。候補情報73は、複数の候補と、当該複数の候補の中から特定の候補を選択可能とするチェックボックスと、を含んで構成されている。一例として、図6では、候補情報73として、利用日入力部71及び場所入力部72にそれぞれ入力された情報に応じた作業ブース70の候補が複数表示されている。そして、図6では、一例として、複数の作業ブース70の候補から「3.△△駅」のチェックボックスにチェックマークが付された状態を示している。
図7は、予約処理の第3の表示例である。CPU12Aは、候補情報73として表示した複数の作業ブース70の候補から一以上のチェックボックスにチェックマークが付された場合に図7に示す第3の表示例をディスプレイ14Fに表示させる。
図7に示すディスプレイ14Fには、時間帯情報74と、メッセージ情報75と、が表示されている。
時間帯情報74は、上記の特定の候補として選択された作業ブース70を利用可能な時間帯と、当該作業ブース70を予約可能な時間帯と、を含んで構成されている。一例として、図7では、時間帯情報74として、作業ブース70を利用可能な時間帯を1枠「15分」で区分して表示し、区分した枠毎の予約状況を「○」又は「×」で表示している。なお、予約状況として「○」は予約可能であることを示し、「×」は予約不可能であることを示している。当該「予約不可能」とは、既に予約可能な時間を過ぎていること、及び既に予約されていることが含まれる。このように、第1の実施形態では、当該予約状況として「○」又は「×」と表示することで、作業ブース70を予約可能な時間帯を示している。また、連続予約の前後も、時間帯情報74が「×」で表示されることがある。
メッセージ情報75は、ユーザに対する種々のメッセージを示している。一例として、図7では、メッセージ情報75として「<11/30 △△駅> 1枠(15分)あたり200円」と表示されている。
なお、図7は、△△駅の周辺に1つの作業ブース70しか存在しない場合の表示例のため、「○」又は「×」で表示される予約状況が1列しか表示されていない。しかし、例えば、△△駅の周辺に3つの作業ブース70が存在する場合は、「○」又は「×」で表示される予約状況が当該3つの作業ブース70に応じた3列で表示される。
図8は、予約処理の第4の表示例である。CPU12Aは、時間帯情報74として表示した作業ブース70を予約可能な時間帯の中から任意の時間帯の指定を受付けた場合に図8に示す第4の表示例をディスプレイ14Fに表示させる。例えば、CPU12Aは、図7に示す時間帯情報74で「○」と表示された中から任意の時間帯として「11:00-」、「11:15-」、「11:30-」、及び「11:45-」の時間帯の指定を受付けた場合に図8に示す第4の表示例をディスプレイ14Fに表示させる。
図8に示すディスプレイ14Fには、メッセージ情報75と、OKボタン76と、キャンセルボタン77と、が表示されている。一例として、図8では、メッセージ情報75として「以下の予約を行います。よろしいですか? ・△△駅 ・2020/11/30 ・11:00-12:00」と表示されている。第1の実施形態では、当該第4の表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合、CPU12Aは、予約処理を完了させて図8に示すメッセージ情報75の内容で作業ブース70を予約する。一方、第1の実施形態では、当該第4の表示例の表示中にユーザによるキャンセルボタン77の操作があった場合、CPU12Aは、予約処理を中止してディスプレイ14Fを予め定めた表示内容へと変化させる。
CPU12Aは、予約処理を完了させて作業ブース70の予約を行った場合、当該予約についての予約状況をストレージ12Dに記憶させる。これにより、ストレージ12Dには、各々の作業ブース70の予約状況として、いつ、どこの作業ブースを、どのユーザが利用するかの情報が記憶されることになる。
図9は、予約された作業ブース70の扉を解錠する解錠処理の流れを示すフローチャートである。CPU12AがROM12B又はストレージ12Dから情報処理プログラムを読み出して、RAM12Cに展開して実行することにより、クラウドサーバ12による解錠処理が行われる。
図9に示すステップS10において、CPU12Aは、予め定めたユーザにより予約された作業ブース70の扉を解錠可能な時間であるか否かを判定し、解錠可能な時間であると判定した場合(ステップS10:YES)はステップS11に進む。一方、CPU12Aが解錠可能な時間でないと判定した場合(ステップS10:NO)は当該処理を終了する。第1の実施形態では、上記の「解錠可能な時間」を「予め定めたユーザによる当該作業ブース70の利用開始時刻」としている。なお、これに限らず、当該利用開始時刻の直前が当該作業ブース70を予約可能な時間帯である場合、すなわち、予約が空いている場合、CPU12Aは、当該利用開始時刻の5分前、又は7分前等の時刻から上記の「解錠可能な時間」であると判定してもよい。
ステップS11において、CPU12Aは、予め定めたユーザにより予約された作業ブース70の扉を解錠するための解錠情報の入力がないか否かを判定し、解錠情報の入力がないと判定した場合(ステップS11:YES)はステップS12に進む。一方、CPU12Aが解錠情報の入力があると判定した場合(ステップS11:NO)はステップS14に進む。
ステップS12において、CPU12Aは、予め定めたユーザにより予約された作業ブース70の扉に特別解錠が設定されているか否かを判定し、特別解錠が設定されていると判定した場合(ステップS12:YES)はステップS13に進む。一方、CPU12Aが特別解錠の設定がされていないと判定した場合(ステップS12:NO)は当該処理を終了する。特別解錠とは、解錠情報の入力なしに作業ブース70の扉を解錠することをいう。これに対し、解錠情報が入力されて作業ブース70の扉を解錠することを「通常解錠」と記載する。
ここで、図10から図13までを用いて、特別解錠の設定が行われる流れについて説明する。
図10は、予約中の作業ブース70を示す表示例である。クラウドサーバ12のCPU12Aは、上記のWEBサイトにユーザがログインした後、予約中の作業ブース70を表示させる指示を受付けた場合に図10に示す表示例を携帯端末装置14のディスプレイ14Fに表示させる。第1の実施形態では、図10に示す表示例は上記のWEBサイトにユーザがログインした直後のトップ画面に表示される。
図10に示すディスプレイ14Fには、予約中の作業ブース70を示す作業ブース情報78が表示されている。この作業ブース情報78は、メッセージ情報75と、ブース詳細ボタン78Aと、入退室ボタン78Bと、を含んで構成されている。
一例として、図10では、メッセージ情報75として「予約中の作業ブース △△駅 2020/11/30 11:00-12:00」と表示されている。第1の実施形態では、図10に示す表示例の表示中にユーザによるブース詳細ボタン78Aの操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を予約中の作業ブース70の詳細を示す表示内容(図11参照)へと変化させる。また、第1の実施形態では、図10に示す表示例の表示中にユーザによる入退室ボタン78Bの操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を予約中の作業ブース70の入退室に関する情報を示す表示内容(図14参照)へと変化させる。
図11は、ブース詳細ボタン78Aの操作後の表示例を示している。図11に示すディスプレイ14Fには、メッセージ情報75と、進むボタン82と、戻るボタン81と、が表示されている。
一例として、図11では、メッセージ情報75として「△△駅 2020/11/30 11:00-12:00 特別解錠を設定しますか?」と表示されている。
第1の実施形態では、図11に示す表示例の表示中にユーザによる進むボタン82の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を図12に示す表示例の表示内容へと変化させる。一方、第1の実施形態では、図11に示す表示例の表示中にユーザによる戻るボタン81の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を図10に示す表示例の表示内容へと変化させる。
図12は、進むボタン82の操作後の第1の表示例を示している。図12に示すディスプレイ14Fには、候補情報73と、進むボタン82と、戻るボタン81と、が表示されている。
一例として、図12では、候補情報73として、予約された作業ブース70の利用開始時刻以降に当該作業ブース70の扉を特別解錠する解錠時間の候補が複数表示されている。そして、図12では、一例として、複数の解錠時間の候補から「1.利用開始時刻の5分後」のチェックボックスにチェックマークが付された状態を示している。
第1の実施形態では、図12に示す候補情報73のチェックボックスの何れかにチェックマークが付された後、ユーザによる進むボタン82の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を図13に示す表示例の表示内容へと変化させる。一方、第1の実施形態では、図12に示す表示例の表示中にユーザによる戻るボタン81の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を図10に示す表示例の表示内容へと変化させる。
図13は、進むボタン82の操作後の第2の表示例を示している。図13に示すディスプレイ14Fには、メッセージ情報75と、OKボタン76と、キャンセルボタン77と、が表示されている。一例として、図13では、メッセージ情報75として「<特別解錠設定> 「1.利用開始時刻の5分後」で設定します。よろしいですか?」と表示されている。第1の実施形態では、図13に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合、CPU12Aは、特別解錠設定を完了させて予約された作業ブース70の扉に特別解錠を設定する。一方、第1の実施形態では、図13に示す表示例の表示中にユーザによるキャンセルボタン77の操作があった場合、CPU12Aは、特別解錠設定を中止してディスプレイ14Fを予め定めた表示内容へと変化させる。
ここで、CPU12Aは、図11から図13までの表示例にメッセージ情報75として、特別解錠を設定するにあたっての注意事項を表示させてもよい。例えば、CPU12Aは、当該注意事項として「特別解錠を設定すると、解錠時間になりましたら解錠情報の入力なしに作業ブース70の扉が解錠されます。なお、解錠時間になる前にユーザ様からの解錠情報の入力を受け付け当該作業ブース70へ入室されますと、特別解錠の指示はキャンセルされます。」と図11に示す表示例に追加で表示させてもよい。また、CPU12Aは、当該注意事項として「解錠時間後にユーザ様が作業ブース70へ入室されますと、それ以降は通常の自動施錠(オートロック)に戻ります。」と図13に示す表示例に追加で表示させてもよい。
図9に戻って、ステップS13において、CPU12Aは、予め定めたユーザにより予約された作業ブース70の扉を特別解錠するための解錠時間に到達したか否かを判定し、解錠時間に到達したと判定した場合(ステップS13:YES)はステップS14に進む。一方、CPU12Aが解錠時間に到達していないと判定した場合(ステップS13:NO)は再度ステップS13となる。上記の図13に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合には、解錠時間が「利用開始時刻の5分後」となり、ステップS13において、CPU12Aは、当該解錠時間に到達したか否かを判定する。
ステップS14において、CPU12Aは、予め定めたユーザにより予約された作業ブース70の扉を解錠する。そして、当該処理を終了する。なお、ステップS14の当該「解錠」には、通常解錠及び特別解錠が含まれる。例えば、ステップS11を「NO」に進んでステップS14に至った場合には、以下の流れで通常解錠が行われる。
図14は、入退室ボタン78Bの操作後の表示例を示している。図14に示すディスプレイ14Fには、メッセージ情報75と、解錠ボタン79と、施錠ボタン80と、戻るボタン81と、が表示されている。
一例として、図14では、メッセージ情報75として「△△駅 2020/11/30 11:00-12:00」と表示されている。
解錠ボタン79は、予約中の作業ブース70の扉を通常解錠する解錠操作が可能なボタンである。第1の実施形態では、予約中の作業ブース70の解錠可能な時間以降に解錠ボタン79による解錠操作が可能になり、当該作業ブース70の扉の通常解錠が可能となる。ここで、CPU12Aは、解錠可能な時間になるまでは解錠ボタン79をディスプレイ14Fに表示させず、解錠ボタン79による解錠操作が不可能な状態にしている。なお、これに限らず、解錠可能な時間になるまでも解錠ボタン79がディスプレイ14Fに表示されるが、解錠ボタン79が操作されてもCPU12Aが通常解錠を行わない、すなわち、解錠ボタン79による解錠操作が不可能な状態としてもよい。
例えば、図14に示す表示例の表示中にユーザによる解錠ボタン79の解錠操作が行われた場合、CPU12Aは、図9に示すステップS11を「NO」に進んでステップS14に至り、当該ステップS14において作業ブース70の扉を通常解錠する。
また、図14に示す施錠ボタン80は、予約中の作業ブース70の扉を施錠する施錠操作が可能なボタンである。第1の実施形態では、予約中の作業ブース70の解錠可能な時間以降に当該作業ブース70の扉が解錠されている場合に施錠ボタン80による施錠操作が可能になり、当該作業ブース70の扉の施錠が可能となる。
なお、第1の実施形態では、図14に示す表示例の表示中にユーザによる戻るボタン81の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を図10に示す表示例の表示内容へと変化させる。
また、設定された解錠時間に到達し、図9に示すステップS13を「YES」に進んでステップS14に至った場合、CPU12Aは、当該ステップS14において作業ブース70の扉を特別解錠する。
以上のように、第1の実施形態では、予約された作業ブース70の扉を解錠するための物理的な鍵を所持することなく、クラウドサーバ12による特別解錠が行われることにより当該作業ブース70の扉が解錠されることがある。
第1の実施形態では、作業ブース70の扉にクラウドサーバ12からの指示により施錠及び解錠が可能な電子錠を設けている。そして、第1の実施形態では、例えば、携帯端末装置14からの解錠情報の入力をクラウドサーバ12が受付けた場合に、クラウドサーバ12が解錠指示を当該作業ブース70に送信し、当該作業ブース70の扉を通常解錠する。
ここで、電子錠を作業ブース70の扉に用いた場合に、当該扉を解錠するための条件を「解錠情報の入力をクラウドサーバ12が受付けたこと」のみとすると、当該解錠情報の入力するための端末の所持忘れ、充電切れ、又は通信不良等が生じると、当該扉の解錠を行えずに問題となる。作業ブース70は、利用時間以外は扉が施錠されており、また、利用開始時刻以降であってもユーザによる解錠情報の入力がなければ、基本的には扉が解錠されないためである。また、作業ブース70は、当該作業ブース70の設置場所の周辺に管理人が常駐しておらず、必ずしも即座に解錠の対応が行われる環境ではないためである。
そこで、第1の実施形態では、クラウドサーバ12のCPU12Aが、予約された作業ブース70の扉を解錠するための解錠情報の入力がなくとも、当該作業ブース70の利用開始時刻以降から利用終了時刻までの間に当該作業ブース70の扉を特別解錠する。そのため、第1の実施形態によれば、作業ブース70の扉を解錠するための解錠情報が入力できない場合でも、当該作業ブース70への入室が可能になる。
ここで、上記の「解錠情報」は、詳しくは、「扉が施錠されている作業ブース70を予約することにより、当該予約による利用時間の作業ブース70の扉を解錠する解錠権限を付与されたユーザ」により入力されるものである。また、上記の「解錠情報の入力がなくとも」は、「解錠情報の入力がない場合」と言い換えることができる。また、上記の「利用開始時刻」は、詳しくは、「当該作業ブース70を予約したユーザにおける現時刻の直近の当該予約した時間帯(予約枠)の利用開始時刻」である。つまり、予約枠全体の開始時刻が上記の「利用開始時刻」である。なお、当該予約された作業ブース70の利用開始時刻の直前が当該作業ブース70を予約可能な時間帯である場合、すなわち、予約が空いている場合、CPU12Aは、当該利用開始時刻の5分前、又は7分前等の時刻を上記の「利用開始時刻」と判定してもよい。また、同じユーザが2以上の枠(1枠:15分)を連続して予約している場合、CPU12Aは、1枠の終了時刻を上記の「利用終了時刻」と判定せず、予約枠全体の終了時刻を上記の「利用終了時刻」と判定する。
また、上記の「特別解錠」は、作業ブース70の扉が解錠されること、及び作業ブース70の扉が解錠され、当該扉が開放されることの双方を含む。例えば、特別解錠で作業ブース70の扉を開放する場合は、当該扉をクラウドサーバ12からの指示により開閉動作が可能な自動扉とし、ユーザが入室しやすいように、作業ブース70の内部の様子が視認可能となる位置まで当該自動扉を開放してもよい。なお、作業ブース70の扉は、開き戸、又はスライドドア等の何れの形式でもよい。
また、第1の実施形態では、CPU12Aが、解錠情報の入力がなくとも作業ブース70の利用開始時刻以降に当該作業ブース70の扉を解錠する、すなわち、特別解錠する解錠時間の設定を受付ける。そして、CPU12Aは、受付けた解錠時間になった場合に当該作業ブース70の扉を特別解錠する。そのため、第1の実施形態によれば、解錠時間になった場合に、解錠情報の入力なしに当該作業ブース70への入室が可能になる。
また、第1の実施形態では、CPU12Aが、解錠時間の到達により解錠情報の入力なしに作業ブース70の扉を解錠、すなわち、特別解錠してから予め定めた時間が経過した場合、当該作業ブース70の扉を施錠する。CPU12Aは、予め定めた時間の一例として、作業ブース70の扉を特別解錠してから「5分」が経過した場合に、当該作業ブース70の扉を施錠する。そのため、第1の実施形態によれば、解錠時間の到達により作業ブース70の扉を解錠した状態を維持する構成に比べて、当該作業ブース70の防犯性を高められる。なお、当該予め定めた時間は「5分」に限らず、これより長くても短くてもよい。
また、第1の実施形態では、CPU12Aが、少なくとも作業ブース70を利用するユーザが携帯可能な携帯端末から解錠情報の入力を受付ける。第1の実施形態では、一例として、当該ユーザが携帯可能なスマートフォン等の携帯端末装置14から解錠情報の入力を受付けている。そのため、第1の実施形態によれば、携帯端末の所持忘れ、充電切れ、又は通信不良等の場合でも、作業ブース70への入室が可能になる。なお、解錠情報は、作業ブース70を利用するユーザが携帯可能な携帯端末に代えて又は加えて、作業ブース70を利用するユーザとは別の当該作業ブース70を利用しないユーザ(以下、「管理者ユーザ」とする)側の端末からも入力可能としてもよい。この場合、作業ブース70を利用するユーザと、管理者ユーザとは、上司及び部下、又は同一組織の構成員等の一定の関係を有することが必要である。
また、第1の実施形態では、CPU12Aが、解錠情報の入力なしに作業ブース70の扉を解錠、すなわち、特別解錠した後、当該作業ブース70の扉を施錠する情報が入力された場合、当該作業ブース70の扉を施錠する。第1の実施形態では、一例として、作業ブース70の扉を特別解錠した後、携帯端末装置14のディスプレイ14Fに表示された施錠ボタン80による施錠操作が行われた場合、CPU12Aが当該作業ブース70の扉を施錠する。そのため、第1の実施形態によれば、解錠情報の入力なしに解錠した作業ブース70の扉の状態を維持する構成に比べて、当該作業ブース70の防犯性を高められる。当該構成により、例えば、携帯端末装置14を紛失していたユーザが特別解錠後に当該携帯端末装置14を発見した場合に作業ブース70の扉を施錠することで、他のユーザが当該作業ブース70に入室することが抑制される。
また、第1の実施形態では、CPU12Aが、解錠情報の入力なしに作業ブース70の扉を解錠、すなわち、特別解錠するか否かの設定を、少なくとも当該作業ブース70を利用するユーザから受付ける。第1の実施形態では、一例として、当該作業ブース70を利用するユーザが携帯可能なスマートフォン等の携帯端末装置14から、作業ブース70の扉を特別解錠するか否かの設定を受付けている(図10から図13参照)。そのため、第1の実施形態によれば、作業ブース70を利用するユーザが解錠情報の入力なしに当該作業ブース70の扉を解錠するか否かを設定できる。なお、作業ブース70の扉を特別解錠するか否かは、作業ブース70を利用するユーザが携帯可能な携帯端末に代えて又は加えて、管理者ユーザ側の端末からも設定可能としてもよい。この場合、作業ブース70を利用するユーザと、管理者ユーザとは、上司及び部下、又は同一組織の構成員等の一定の関係を有することが必要である。
ここで、作業ブース70の扉を特別解錠した場合は、あらゆるユーザが当該作業ブース70に入室可能になるため、例えば、当該作業ブース70を予約していないユーザによる不正利用を抑制する必要がある。
そこで、第1の実施形態では、CPU12Aが、利用開始時刻以降の作業ブース70への入室に際し、予め定めた認証情報の入力を要求する。そして、CPU12Aは、入力された認証情報が正しい場合に当該作業ブース70の利用を許可する。
図15は、認証情報の入力画面を示す第1の表示例である。なお、図15では、個室20のディスプレイ24の表示例を示している。クラウドサーバ12のCPU12Aは、予約された個室20の利用開始時刻以降に、検知部42がドア21の開放を検知した旨の検知内容を、制御装置22及び通信回線18を介して受信した場合に図15に示す表示例を個室20のディスプレイ24に表示させる。
図15に示すディスプレイ24には、認証情報入力部83が表示されている。この認証情報入力部83は、氏名入力部83Aと、OKボタン83Bと、を含んで構成されている。
氏名入力部83Aは、認証情報として、予め登録された特定のユーザの氏名を入力する部分である。なお、この場合の「特定のユーザの氏名」とは、作業ブース70を利用するユーザの氏名でもよいし、当該作業ブース70を予約したユーザが任意に定めたユーザの氏名でもよい。また、認証情報として、予め登録された特定のユーザの氏名以外の別の文字を入力させてもよいし、文字以外の情報を入力させてもよい。文字以外の情報としては、指紋及び虹彩等の生体情報、並びにIDカード等の所有物情報が想定される。つまり、認証情報を用いた認証は、パスワード認証、生体認証、又は所有物認証の何れでもよい。
OKボタン83Bは、氏名入力部83Aに認証情報が入力された後に操作可能となるボタンである。OKボタン83Bが操作された場合、制御装置22は、入力された認証情報を通信回線18を介してクラウドサーバ12に送信する。クラウドサーバ12は、受信した認証情報と、予め登録された認証情報とを照合し、当該照合した結果を通信回線18を介して制御装置22に送信する。
図16は、認証情報の入力画面を示す第2の表示例である。CPU12Aは、図15に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン83Bの操作があった場合に図16に示す表示例をディスプレイ24に表示させる。
図16に示す第2の表示例には、図15に示す第1の表示例に加えて、認証情報入力部83の右側にメッセージ情報75が表示されている。一例として、図16では、メッセージ情報75として「認証に成功しました。」と表示されている。
つまり、図16に示す第2の表示例は、入力された認証情報が正しい場合の表示例である。この場合、CPU12Aは、図16に示す第2の表示例を表示させてから予め定めた時間が経過した後、ディスプレイ24の表示内容を予め定めた表示内容へと変化させる。なお、入力された認証情報が正しい場合とは、入力された認証情報と、予め登録された認証情報とを照合した結果が一致した場合である。
一方、第1の実施形態では、CPU12Aが、入力された認証情報が正しくない場合、作業ブース70の利用を禁止する。そして、CPU12Aは、当該作業ブース70の予約を促す通知、及び当該作業ブース70以外で利用可能な作業ブース70を案内する通知を報知させる。なお、入力された認証情報が正しくない場合とは、入力された認証情報と、予め登録された認証情報とを照合した結果が不一致の場合である。
図17は、認証情報の入力画面を示す第3の表示例である。CPU12Aは、図15に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン83Bの操作があった場合に図17に示す表示例をディスプレイ24に表示させる。
図17に示す第3の表示例には、図15に示す第1の表示例に加えて、認証情報入力部83の右側にメッセージ情報75が表示されている。一例として、図17では、メッセージ情報75として「認証に失敗しました。作業ブース70の利用には予約が必要です。個室20外部のQRコード(登録商標)を読取り、予約を行って下さい。現在、個室50が利用可能です。」と表示されている。
つまり、図17に示す第3の表示例は、入力された認証情報が正しくない場合の表示例である。そして、この場合、個室20の利用を禁止するために、CPU12Aの指示に基づき制御装置22は、ディスプレイ24を含む報知部44を除いた電源及びUSBコンセント30並びにエアコン34等の各機器に対する電力の遮断を行う。これに対し、上記の個室20の利用が許可された場合には、CPU12Aの指示に基づき制御装置22は、電源及びUSBコンセント30並びにエアコン34等の各機器に対する電力の供給を行う。
以上の構成により、第1の実施形態によれば、利用開始時刻以降に認証情報の入力なしに作業ブース70が利用可能となる構成に比べて、当該作業ブース70の不正利用が抑制される。
また、第1の実施形態では、CPU12Aが、作業ブース70の予約を促す通知を含んだメッセージ情報75(図17参照)をディスプレイ24に表示させることで、作業ブース70の予約が必要なことをユーザに認知させられる。さらに、第1の実施形態では、CPU12Aが、当該作業ブース70以外で利用可能な作業ブース70を案内する通知を含んだメッセージ情報75(図17参照)をディスプレイ24に表示させることで、利用可能な作業ブース70をユーザに認知させられる。
なお、CPU12Aは、作業ブース70が備えるディスプレイに代えて又は加えて、作業ブース70が備えるスピーカー及びランプを用いて、音声出力又は点灯により、上記の作業ブース70の予約を促す通知及び当該作業ブース70以外で利用可能な作業ブース70を案内する通知を報知させてもよい。
また、認証情報の入力画面を表示させる個室20のディスプレイ24は、個室20内に対して各種情報を表示するものであってもよいし、個室20外に対して各種情報を表示するものであってもよい。つまり、認証情報の入力は、個室20の入室前後の何れで行わせてもよい。また、認証情報の入力は、作業ブース70が備えるディスプレイ操作による文字入力でもよいし、作業ブース70にマイクを設け、当該マイクを用いた音声入力でもよく、入力方法は限定されない。
さらに、入力された認証情報が正しくない場合、CPU12Aは、作業ブース70の予約を促す通知、及び当該作業ブース70以外で利用可能な作業ブース70を案内する通知の双方を報知させることに限らず、何れか一方を報知させてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
図18は、認証情報の入力画面を示す第4の表示例である。CPU12Aは、図15に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン83Bの操作があった場合に図18に示す表示例をディスプレイ24に表示させる。
図18に示す第4の表示例には、図15に示す第1の表示例に加えて、認証情報入力部83の右側にメッセージ情報75が表示されている。一例として、図18では、メッセージ情報75として「認証に失敗しました。この個室20から直ちに退室して下さい。」と表示されている。
つまり、図18に示す第4の表示例は、入力された認証情報が正しくない場合の表示例である。そして、この場合、第1の実施形態と同様に、個室20の利用を禁止するために、CPU12Aの指示に基づき制御装置22は、ディスプレイ24を含む報知部44を除いた電源及びUSBコンセント30並びにエアコン34等の各機器に対する電力の遮断を行う。
以上のように、第2の実施形態では、CPU12Aが、入力された認証情報が正しくない場合、作業ブース70の利用を禁止する。そして、CPU12Aは、当該作業ブース70からの退室を促す通知を報知させる。そのため、第2の実施形態によれば、当該作業ブース70が利用できないことをユーザに認知させられる。
なお、CPU12Aは、作業ブース70が備えるディスプレイに代えて又は加えて、作業ブース70が備えるスピーカー及びランプを用いて、音声出力又は点灯により、上記の当該作業ブース70からの退室を促す通知を報知させてもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
作業ブース70の扉を特別解錠した場合は、利用開始時刻以降の当該作業ブース70への入室となり、利用時間の延長を行わない限り、本来の利用可能時間よりも利用時間が短くなる可能性が高い。
そこで、第3の実施形態では、CPU12Aが、利用開始時刻以降の作業ブース70への入室を確認した場合、予め定めた利用終了時刻を当該作業ブース70へ入室した時刻を基に決定された遅刻時間分だけ延長する。具体的には、CPU12Aは、当該作業ブース70を利用可能な時間帯のうち、当該作業ブース70を予約可能な時間帯の中から任意の時間帯の指定を受付け(図7参照)、受付けた任意の時間帯の直後が当該作業ブース70を予約可能な時間帯である場合に、当該予め定めた利用終了時刻を遅刻時間分だけ延長する。
以下、上記の詳細について、図19及び図20を用いて説明する。
図19は、特定の作業ブース70(例:個室20)の予約状況を示す第1のタイムチャートである。図19に示す契機T1は、ユーザAの個室20の利用終了時刻を示し、契機T2は、ユーザBの個室20の利用開始時刻を示し、契機T3は、ユーザBの個室20の利用終了時刻を示し、契機T4は、ユーザCの個室20の利用開始時刻を示している。
具体的には、図19に示すユーザAの個室20の利用終了時刻は「10:45」であり、ユーザBの個室20の利用開始時刻は「11:00」であり、ユーザBの個室20の利用終了時刻は「11:30」であり、ユーザCの個室20の利用開始時刻は「12:00」である。
つまり、ユーザBは、ユーザAの個室20の利用終了時刻の15分後に個室20を30分間利用する予定となっている。また、ユーザCは、ユーザBの個室20の利用終了時刻の30分後に個室20を利用する予定となっている。
図20は、特定の作業ブース70(例:個室20)の予約状況を示す第2のタイムチャートである。
図20に示す第2のタイムチャートには、図19に示す第1のタイムチャートに加えて、ユーザBの個室20への入室時刻を示す契機T5が表示されている。図20に示すユーザBの個室20への入室時刻は「11:15」であり、ユーザBの個室20の利用開始時刻を示す契機T2以降の入室となっている。なお、CPU12Aは、検知部42が個室20内の人の存在を検知した旨の検知内容を、制御装置22及び通信回線18を介して受信した時刻を「入室時刻」として設定する。また、CPU12Aは、検知部42が個室20内の人の存在を検知した旨の検知内容を、制御装置22及び通信回線18を介して受信した際に、「作業ブース70への入室を確認した」と判定する。
また、図20に示す第2のタイムチャートでは、図19に示す第1のタイムチャートから、ユーザBの個室20の利用終了時刻が「11:30」から「11:45」に延長されている(図19及び図20の契機T3参照)。これは、ユーザBの個室20の予約時間帯の直後が個室20を予約可能な時間帯であったためである。つまり、CPU12Aは、ユーザBの個室20の当初の利用終了時刻以降の30分間が個室20を予約可能な時間帯であったため(図7及び図19参照)、ユーザBの遅刻時間である15分だけ延長し、新たな利用終了時刻を「11:45」に変更した。当初の利用終了時刻は「予め定めた利用終了時刻」の一例である。
以上の構成により、第3の実施形態によれば、利用開始時刻以降の作業ブース70への入室を確認した場合に予め定めた利用終了時刻を維持する構成に比べて、当該作業ブース70の利用時間が長くなる。また、第3の実施形態によれば、当該作業ブース70の予め定めた利用終了時刻の直後の時間帯の空き状況に応じて、当該利用終了時刻を延長するか否かが決定される。なお、当該利用終了時刻を延長した場合、当該延長した時間の利用料は有料としてもよいし、無料としてもよい。
また、第3の実施形態では、CPU12Aが、作業ブース70の予め定めた利用終了時刻、すなわち、当初の利用終了時刻を上記の遅刻時間分だけ延長した場合は、当該延長した旨を報知させる。
図21は、当初の利用終了時刻を上記の遅刻時間分だけ延長した旨を示す表示例である。CPU12Aは、個室20の当初の利用終了時刻を上記の遅刻時間分だけ延長した場合に図21に示す表示例をディスプレイ24に表示させる。
図21に示すディスプレイ24には、メッセージ情報75と、OKボタン84と、が表示されている。一例として、図21では、メッセージ情報75として「利用終了時刻を11:30から11:45に延長しました。」と表示されている。第3の実施形態では、図21に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン84の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ24の表示内容を予め定めた表示内容へと変化させる。
以上の構成により、第3の実施形態によれば、作業ブース70の予め定めた利用終了時刻が延長した旨をユーザに認知させられる。
なお、CPU12Aは、ディスプレイ24に代えて又は加えて、作業ブース70を予約したユーザ側のユーザ端末(例:作業ブース70を利用するユーザの携帯端末装置14)のディスプレイに当該表示例を表示させてもよい。
また、当初の利用終了時刻を上記の遅刻時間分だけ延長した旨の報知は、作業ブース70及び当該作業ブース70を予約したユーザ側のユーザ端末等が備えるディスプレイへの表示に限らず、これに代えて又は加えて、作業ブース70及び当該ユーザ端末等が備えるスピーカー及びランプを用いて、音声出力又は点灯により行ってもよい。
また、第3の実施形態において、作業ブース70の予め定めた利用終了時刻を延長する延長時間は、当該作業ブース70への入室の遅刻時間より短くてもよい。例えば、CPU12Aは、当該遅刻時間が「30分」であっても、遅刻したユーザの当該作業ブース70の予約時間帯以降に「30分」の予約可能な時間帯がない場合には、当該延長時間を「15分」とすることがある。つまり、上記の「遅刻時間分」は、遅刻したユーザの当該作業ブース70の予約時間帯以降の予約の空き状況に応じて決定される。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
ここで、電子錠を作業ブース70の扉に用いた場合に、当該扉を解錠するための条件を「解錠情報の入力をクラウドサーバ12が受付けたこと」のみとすると、当該解錠情報の入力するための端末の所持忘れ、充電切れ、又は通信不良等が生じると、当該扉の解錠を行えずに問題となる。
上記の問題は、一度作業ブース70に入室した後に、所用のために当該作業ブース70から一時退室した場合にも同様に生じ得る。
そこで、第4の実施形態では、CPU12Aが、作業ブース70への入室を確認した後、利用終了時刻までの間に当該作業ブース70からの退室を確認した場合、解錠情報の入力がなくとも、当該退室を確認した時刻以降から利用終了時刻までの間に当該作業ブース70の扉を解錠、すなわち、特別解錠する。CPU12Aは、作業ブース70への入室を確認した後、利用終了時刻までの間に、検知部42がドア21の開放を検知した旨の検知内容を、制御装置22及び通信回線18を介して受信した場合に「作業ブース70からの退室を確認した」と判定する。
そして、第4の実施形態では、CPU12Aが、上記の場合に作業ブース70の扉を特別解錠するか否かの設定を、少なくとも当該作業ブース70を利用するユーザから受付ける。
図22は、OKボタン76(図13参照)の操作後の表示例を示している。CPU12Aは、図13に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合に図22に示す表示例をディスプレイ14Fに表示させる。
図22に示すディスプレイ14Fには、候補情報73と、進むボタン82と、戻るボタン81と、が表示されている。
一例として、図22では、候補情報73として、予約された作業ブース70の一時退室時刻以降に当該作業ブース70の扉を特別解錠する解錠時間の候補が複数表示されている。そして、図22では、一例として、複数の解錠時間の候補から「1.一時退室時刻の5分後」のチェックボックスにチェックマークが付された状態を示している。
第4の実施形態では、図22に示す候補情報73のチェックボックスの何れかにチェックマークが付された後、ユーザによる進むボタン82の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を図23に示す表示例の表示内容へと変化させる。一方、第4の実施形態では、図22に示す表示例の表示中にユーザによる戻るボタン81の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fの表示内容を図10に示す表示例の表示内容へと変化させる。
図23は、進むボタン82の操作後の第3の表示例を示している。図23に示すディスプレイ14Fには、メッセージ情報75と、OKボタン76と、キャンセルボタン77と、が表示されている。一例として、図23では、メッセージ情報75として「<特別解錠設定> 「1.一時退室時刻の5分後」で設定します。よろしいですか?」と表示されている。第4の実施形態では、図23に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合、CPU12Aは、特別解錠設定を完了させて予約された作業ブース70の扉に特別解錠を設定する。一方、第4の実施形態では、図23に示す表示例の表示中にユーザによるキャンセルボタン77の操作があった場合、CPU12Aは、特別解錠設定を中止してディスプレイ14Fを予め定めた表示内容へと変化させる。
以上の構成により、第4の実施形態によれば、利用終了時刻までの間に作業ブース70から一時退室した場合に、解錠情報の入力なしに当該作業ブース70への入室が可能になる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第5の実施形態は、CPU12Aが、予約された作業ブース70の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、当該作業ブース70への入室を確認できない場合、当該作業ブース70の予約に関する予約情報を報知させる形態である。
図24は、作業ブース70の予約に関する予約情報を報知させる報知処理の流れを示すフローチャートである。CPU12AがROM12B又はストレージ12Dから情報処理プログラムを読み出して、RAM12Cに展開して実行することにより、クラウドサーバ12による報知処理が行われる。なお、以下では、予約された作業ブース70を個室20とした場合について説明する。
図24に示すステップS20において、CPU12Aは、予約された個室20の利用開始時刻であるか否かを判定し、利用開始時刻であると判定した場合(ステップS20:YES)はステップS21に進む。一方、CPU12Aが利用開始時刻でないと判定した場合(ステップS20:NO)は当該処理を終了する。
ステップS21において、CPU12Aは、予約された個室20への入室がないか否かを判定し、個室20への入室がないと判定した場合(ステップS21:YES)はステップS22に進む。一方、CPU12Aが個室20への入室があると判定した場合(ステップS21:NO)は当該処理を終了する。CPU12Aは、検知部42が個室20内の人の存在を検知した旨の検知内容を、制御装置22及び通信回線18を介して受信した場合に「個室20への入室がある」と判定し、当該検知内容を受信していない場合に「個室20への入室がない」と判定する。
ステップS22において、CPU12Aは、予約された個室20の利用開始時刻から予め定めた時間が経過したか否かを判定し、予め定めた時間が経過したと判定した場合(ステップS22:YES)はステップS23に進む。一方、CPU12Aが予め定めた時間の経過がないと判定した場合(ステップS22:NO)は再度ステップS22となる。ステップS22における当該「予め定めた時間」は、下限を「0秒」、上限を「個室20の利用終了時刻に至るまで」とした任意の時間としている。例えば、予め定めた時間を「0秒」とした場合、ステップS22において、CPU12Aは、予約された個室20の利用開始時刻になったと同時に、予め定めた時間が経過したと判定する。また、予め定めた時間を「5分」とした場合、ステップS22において、CPU12Aは、予約された個室20の利用開始時刻の5分後に、予め定めた時間が経過したと判定する。当該予め定めた時間は、「0秒」、「5分」、「7分」等と複数提示された候補の中から選択された時間でもよいし、ユーザにより指定された任意の時間であってもよい。
ステップS23において、CPU12Aは、予約情報を報知させる。そして、当該処理を終了する。
例えば、CPU12Aは、作業ブース70を予約したユーザ側のユーザ端末に予約情報を報知させる。以下では、作業ブース70を個室20とし、個室20を利用するユーザが携帯可能なスマートフォン等の携帯端末装置14に予約情報が報知された例について説明する。
図25は、予約情報を示す第1の表示例である。クラウドサーバ12のCPU12Aは、予約された個室20の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、個室20への入室を確認できない場合に図25に示す表示例を携帯端末装置14のディスプレイ14Fに表示させる。
図25に示すディスプレイ14Fには、予約情報として、メッセージ情報75と、OKボタン76と、が表示されている。
一例として、図25では、メッセージ情報75として「利用開始時刻になってから、ドアを開けていないようですが、大丈夫でしょうか? ドアが開かない理由として、以下のことが想定されます。 1.作業ブースの場所を間違えている 2.その他(ドアの故障等) 2.の場合は、11-2222-3333までご連絡下さい。」と表示されている。
第5の実施形態では、図25に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fを予め定めた表示内容へと変化させる。
従来、事前に日時を指定した予約を行い、予約した予約時間帯になったら利用可能となるサービスが存在する。例えば、当該サービスとして上記の作業ブース70を提供する場合は、予約された作業ブース70の周辺に多数の別の作業ブース70があると、誤って予約した作業ブース70とは別の作業ブース70にユーザが到着してしまい、利用開始時刻になっても作業ブース70を利用できないことが想定される。例えば、同じ駅に複数の作業ブース70があると、不慣れなユーザの場合、誤った作業ブース70に到着してしまうことが想定される。
そこで、第5の実施形態では、CPU12Aが、予約された作業ブース70の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、当該作業ブース70への入室を確認できない場合に予約情報をユーザ端末に報知させることとしている。そのため、第5の実施形態によれば、予約された作業ブース70の予約時間中に入室されていないことが認知可能になる。これにより、作業ブース70を利用するユーザは、自分の現在地が正しくないこと(例:別の作業ブース70に到着していること)を認知でき、予約された作業ブース70の位置を確認する等の対応を取ることができる。
また、第5の実施形態では、CPU12Aが、予約された作業ブース70への入室を確認できない場合として、当該作業ブース70の利用開始時刻から予め定めた時間までに、当該作業ブース70の扉及び当該作業ブース70の内部の少なくとも一方に設けられた検知部による検知が行われない場合に予約情報を報知させる。一例として、作業ブース70を個室20とした場合、CPU12Aは、個室20の利用開始時刻から予め定めた時間の一例として5分後までに、検知部42によるドア21の開放の検知及び個室20内の人の存在の検知の少なくとも一方が行われない場合に予約情報をユーザ端末に報知させる。そのため、第5の実施形態によれば、作業ブース70への入室の有無を、当該作業ブース70の扉及び当該作業ブース70の内部の少なくとも一方に設けられた検知部による検知で確認できる。なお、これに代えて又は加えて、作業ブース70を個室20とした場合、CPU12Aは、個室20の利用開始時刻から予め定めた時間の一例として5分後までに、ドアロック装置40によるドア21の解錠が行われない場合に予約情報をユーザ端末に報知させてもよい。また、上記に限らず、携帯端末装置14の現在地からの距離が最短の作業ブース70が予約された作業ブース70でない状況で、当該現在地から予約された作業ブース70の解錠情報が入力された場合に、CPU12Aは、予約された作業ブース70への入室を確認できない場合として予約情報を報知させてもよい。
ここで、予約情報の表示内容は図25に示す表示例に限らず、他の表示内容でもよい。以下、予約情報として図25に示す表示例とは異なる表示内容が表示される例を説明する。なお、上記と同様に、作業ブース70を個室20とし、携帯端末装置14に予約情報が報知された例について説明する。
図26は、予約情報を示す第2の表示例である。CPU12Aは、予約された個室20の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、個室20への入室を確認できない場合に図26に示す表示例をディスプレイ14Fに表示させる。
図26に示すディスプレイ14Fには、予約情報として、メッセージ情報75と、地図情報85と、画像情報86と、OKボタン76と、が表示されている。
一例として、図26では、メッセージ情報75として「ご予約の作業ブースの位置は、以下の通りです。」と表示されている。
地図情報85は、ユーザに対して予約された作業ブース70の位置を地図上で示している。一例として、図26では、地図情報85として、複数の個室の位置と、各々の個室に隣接する目印(例:「店」、「改札」)の位置と、が地図上に表示されている。また、図26では、地図情報85として、予約された作業ブース70(例:個室20)を破線の丸で囲むことで、当該作業ブース70の位置を示している。
画像情報86は、ユーザに対して、予約された作業ブース70及び当該作業ブース70に隣接する目印の外観を画像で示している。一例として、図26では、画像情報86として、予約された作業ブース70(例:個室20)の外観と、当該作業ブース70に隣接する目印である「店」の外観と、が表示されている。なお、図26では、地図情報85の地図上における当該作業ブース70及び店の位置に合わせて、画像情報86において、当該作業ブース70の外観の左隣に店の外観を表示している。
第5の実施形態では、図26に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fを予め定めた表示内容へと変化させる。
以上のように、CPU12Aは、予約情報として、作業ブース70を予約したユーザを当該作業ブース70まで誘導する情報を報知させてもよい。この構成により、第5の実施形態によれば、予約された作業ブース70まで誘導する情報をユーザに認知させられる。これにより、作業ブース70を利用するユーザは、報知された予約情報を確認しつつ、当該作業ブース70まで移動する等の対応を取ることができる。
ここで、CPU12Aは、ユーザ端末への予約情報の報知に加え、作業ブース70が備えるディスプレイ、スピーカー、及びランプから構成される報知部を用いて予約情報を報知させてもよい。以下では、予約情報を報知させるユーザ端末を携帯端末装置14とし、作業ブース70を個室20とした例について説明する。なお、個室20はユーザの予約対象の作業ブース70である。
また、CPU12Aは、携帯端末装置14及び個室20に備える報知部44に予約情報を報知させる場合、取得した携帯端末装置14の位置情報に応じて、携帯端末装置14への予約情報の報知と、報知部44への予約情報の報知とを切り替える。
図27は、予約情報を示す第3の表示例である。CPU12Aは、取得した携帯端末装置14の位置情報による位置、すなわち、現在地が、予約された個室20から予め定めた距離内(例:10m以内)にある場合に図27に示す表示例をディスプレイ14Fに表示させる。なお、CPU12Aは、図27に示す表示例を表示させる前は図25又は図26に示す表示例をディスプレイ14Fに表示させている。
図27に示すディスプレイ14Fには、予約情報として、メッセージ情報75と、OKボタン76と、が表示されている。
一例として、図27では、メッセージ情報75として「ご予約の作業ブースのランプを点灯させました。確認できますでしょうか?」と表示されている。
第5の実施形態では、図27に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合、CPU12Aは、ディスプレイ14Fを予め定めた表示内容へと変化させる。
図28は、予約情報を示す第4の表示例である。CPU12Aは、図27に示す表示例をディスプレイ14Fに表示させた場合に個室20のランプ27を点灯させる。なお、CPU12Aは、ユーザの予約対象の作業ブース70である個室20に予約情報を報知させることに代えて又は加えて、ユーザの予約対象でない作業ブース70(例:個室50及び個室60)に予約情報を報知させてもよい。この場合、CPU12Aは、当該予約対象の作業ブース70と、当該予約対象でない作業ブース70とで、報知させる予約情報の内容を異ならせる。これにより、当該予約対象の作業ブース70と、当該予約対象でない作業ブース70との違いをユーザに認知させられる。
作業ブース70が備える報知部を用いて予約情報を報知させる場合、図28に示すように、CPU12Aは、一例として、個室20のランプ27を点灯させることで予約情報を報知させている。なお、図28では、ランプ27を黒色に着色することで当該ランプ27の点灯を示している。そして、CPU12Aは、当該個室20への入室を確認した場合に、作業ブース70が備える報知部を用いた予約情報の報知を停止させる。
以上の構成により、第5の実施形態によれば、ユーザ端末、及び作業ブース70が備える報知部を用いて、予約された作業ブース70の予約時間中に入室されていないことを認知させられる。また、第5の実施形態によれば、ユーザ端末の位置情報に応じた方法で予約情報が報知される。
また、第5の実施形態では、CPU12Aが、ユーザ端末の位置情報による位置が、予約された作業ブース70の位置から予め定めた距離以上離れている場合、解錠情報が入力されても当該作業ブース70の扉が施錠された状態を維持する。一例として、ユーザ端末を携帯端末装置14とし、作業ブース70を個室20とした場合、CPU12Aは、携帯端末装置14の現在地が個室20の位置から予め定めた距離以上(例:100m以上)離れている場合、解錠情報が入力されても個室20のドア21が施錠された状態を維持する。そのため、第5の実施形態によれば、ユーザ端末の現在地が作業ブース70の位置から予め定めた距離以上離れている場合に解錠情報の入力により当該作業ブース70の扉が解錠される構成に比べて、当該作業ブース70の防犯性を高められる。
また、CPU12Aは、解錠情報が入力された場合に、予約された作業ブース70の扉が施錠された状態を維持したときには、予約情報として、以下のようなメッセージをユーザ端末に報知させてもよい。例えば、当該作業ブース70の扉が施錠された状態を維持した際のユーザ端末の現在地が、予約された作業ブース70の位置から予め定めた距離以上(例:100m以上)離れている場合、CPU12Aは、当該メッセージとして「図26に示す予約された作業ブース70まで誘導する情報」をユーザ端末に報知させてもよい。また、当該作業ブース70の扉が施錠された状態を維持した際のユーザ端末の現在地が、予約された作業ブース70の位置から予め定めた距離以上(例:100m以上)離れており、かつ、当該予約された作業ブース70とは異なる作業ブース70の位置から予め定めた距離内(例:10m以内)にいる場合、CPU12Aは、当該メッセージとして「予約された作業ブース70とは異なる作業ブース70の前にいます」等をユーザ端末に報知させてもよい。なお、CPU12Aは、解錠情報が入力された際のユーザ端末の現在地が、予約された作業ブース70の位置から予め定めた距離内(例:10m以内)にある場合、予約情報として、予約された作業ブース70の近くにいることを示すメッセージをユーザ端末に報知させてもよい。
第5の実施形態では、CPU12Aが、作業ブース70を予約したユーザ側のユーザ端末として、作業ブース70を利用するユーザの携帯端末装置14に予約情報を報知させたが、当該作業ブース70を予約したユーザ及び当該ユーザ端末はこれに限らない。例えば、作業ブース70を予約したユーザは、作業ブース70を利用するユーザとは別の当該作業ブース70を利用しないユーザ(=管理者ユーザ)であってもよい。また、ユーザ端末は、作業ブース70を利用するユーザ又は管理者ユーザの携帯端末装置14であってもよいし、管理者ユーザのパーソナルコンピュータ等であってもよい。
つまり、CPU12Aは、ユーザ端末として、作業ブース70を利用するユーザ側の端末にのみ予約情報を報知させてもよいし、管理者ユーザ側の端末にのみ予約情報を報知させてもよいし、作業ブース70を利用するユーザ及び管理者ユーザの双方の端末に予約情報を報知させてもよい。
ここで、情報処理システム10では、作業ブース70を利用するユーザ側のユーザ端末の現在地をクラウドサーバ12に送信するか否かの設定が可能であり、当該現在地をクラウドサーバ12に送信する設定時のみ予約情報が管理者ユーザ側のユーザ端末に報知されるよう構成されている。なお、CPU12Aが管理者ユーザ側のユーザ端末にのみ予約情報を報知させる場合は、情報処理システム10を介さず、管理者ユーザから作業ブース70を利用するユーザへ当該予約情報のような情報を通知することが望ましい。
第5の実施形態では、CPU12Aが、ユーザ端末の現在地が、予約された作業ブース70の位置から予め定めた距離以上(例:100m以上)離れている場合、解錠情報が入力されても当該作業ブース70の扉が施錠された状態を維持することとした。しかし、これに限らず、ユーザ端末の現在地が、当該予め定めた距離よりも遠い特定の距離以上(例:5km以上)離れている場合には、解錠情報の入力により、CPU12Aが当該作業ブース70の扉を通常解錠してもよい。つまり、ユーザ端末の現在地が、予約された作業ブース70の位置から特定の距離以上離れている場合には、意図的な遠方からの解錠情報の入力であると判定して、CPU12Aが作業ブース70の扉を通常解錠してもよい。
なお、上記のような「遠方からの解錠情報の入力」は、作業ブース70を利用するユーザ又は管理者ユーザの何れのユーザ端末からも行えるよう構成してもよい。例えば、作業ブース70を利用するユーザ側のユーザ端末と、管理者ユーザ側のユーザ端末とで連携アカウントが設定されている場合に、管理者ユーザ側のユーザ端末からの解錠情報の入力を可能にしてもよい。当該連携アカウントは、作業ブース70の予約時に設定可能としてもよいし、予約の変更時に設定可能としてもよい。
ここで、上記の管理者ユーザ側のユーザ端末にのみ予約情報を報知させる場合として、以下のような状況が想定される。なお、以下では予約された作業ブース70を「個室50」とし、予約対象でない作業ブース70を「個室20」としている。
まず、個室50を利用するユーザ側のユーザ端末には、作業ブース70の予約等を行う専用のWEBサイトのアカウントを有しておらず、管理者ユーザ側のユーザ端末のみが当該アカウントを有している。そのため、この場合は、個室50を利用するユーザ側のユーザ端末に情報処理システム10からの通知が届くことはない。
次に、予約された個室50の位置から特定の距離以上(例:5km以上)離れた位置にある管理者ユーザ側のユーザ端末から、当該個室50の解錠情報が入力される。
このとき、個室50を利用するユーザは、管理者ユーザから指示された個室50を探しているが、誤って予約対象でない個室20の前に到着しているものとする。さらに、個室50を利用するユーザの現在地周辺には複数の作業ブース70(例:個室20、個室50、及び個室60)があり、そのうちの個室50には管理者ユーザによる予約があり、個室20及び個室60には当該管理者ユーザによる予約と同時刻の予約がないものとする。
次に、個室50を利用するユーザが到着している予約対象でない個室20に設けられたカメラ26が、当該ユーザを撮影し、当該撮影した撮影画像が制御装置22及び通信回線18を介してクラウドサーバ12に送信される。
上記の撮影画像を取得したクラウドサーバ12は、個室50を利用するユーザが誤って予約対象でない作業ブース70に到着していると判定して、当該ユーザを予約された個室50まで誘導する情報を予約情報として報知させる。クラウドサーバ12のCPU12Aは、当該予約情報として、管理者ユーザ側のユーザ端末に「個室50を利用するユーザが迷子と思われます」等のメッセージを報知させる。これにより、管理者ユーザが個室50を利用するユーザへ連絡して、当該ユーザを予約された個室50まで誘導できる。
なお、上記の場合、CPU12Aは、予約情報を管理者ユーザ側のユーザ端末にのみ報知させることに限らず、個室50を利用するユーザが到着している予約対象でない個室20の報知部44に報知させてもよい。
第5の実施形態では、図25に示すメッセージ情報75として、予約された個室20の利用日当日の表示例を表示していた。しかし、これに限らず、予約された個室20の利用日当日以外の日(例:利用日前日)では、予約情報として表示されるメッセージ情報75は次のような内容にしてもよい。例えば、CPU12Aは、予約された個室20の利用日前日の場合、メッセージ情報75として「予約日程を間違えていませんか?」と表示させてもよい。このとき、CPU12Aは、ユーザ端末の現在地と、作業ブース70の位置とが予め定めた距離内(例:10m以内)にある時間が一定時間継続した場合に上記のメッセージ情報75を携帯端末装置14のディスプレイ14Fに表示させる。
第5の実施形態では、ランプ27の点灯により個室20側で予約情報を報知していたため、CPU12Aが、図27に示すメッセージ情報75として「ご予約の作業ブースのランプを点灯させました。確認できますでしょうか?」とディスプレイ14Fに表示させていた。しかし、これに限らず、スピーカー25からの音声出力により個室20側で予約情報を報知する場合、CPU12Aは、図27に示すメッセージ情報75として「今から音声案内として「これが個室20です。開けてください。」と出力しますが、聞こえますでしょうか?」等とディスプレイ14Fに表示させてもよい。
第5の実施形態では、予約情報を報知させる場合以外は個室20のランプ27を点灯させないため、当該ランプ27を点灯させることで予約情報を報知していた。しかし、予約情報を報知させる場合以外も当該ランプ27を点灯させるときには、CPU12Aは、予約情報を報知させるときと、それ以外のときとで、ランプ27の点灯パターンを異ならせる。これにより、予約情報を報知している点灯と、それ以外の点灯との違いをユーザに認知させられる。
第5の実施形態では、CPU12Aは、ユーザ端末、及び作業ブース70が備える報知部の双方を用いて予約情報を報知させたが、これに限らず、ユーザ端末、又は作業ブース70が備える報知部の一方を用いて予約情報を報知させてもよい。また、予約情報の報知は、ユーザ端末及び作業ブース70等が備える報知部の少なくとも1つの手段を用いて、表示、音声出力及び点灯の1つ又は複数の組合せにより行われればよい。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第6の実施形態では、CPU12Aが、ユーザ端末の位置情報による位置が、予約された作業ブース70とは異なる別の作業ブース70の位置から予め定めた距離以下であり、当該別の作業ブース70が利用可能である場合、当該予約された作業ブース70の予約を当該別の作業ブース70に変更する。一例として、ユーザ端末を携帯端末装置14とし、予約された作業ブース70を個室20とし、予約された作業ブース70とは異なる別の作業ブース70を個室50とした場合について説明する。なお、別の作業ブース70は「別個室」の一例である。
図29は、予約情報を示す第5の表示例である。CPU12Aは、取得した携帯端末装置14の現在地が予約された個室20とは異なる個室50の位置から予め定めた距離内(例:10m以内)にあり、当該個室50が利用可能である場合に図29に示す表示例をディスプレイ14Fに表示させる。このとき、CPU12Aは、携帯端末装置14の現在地から予め定めた距離内にある個室50の予約状況をストレージ12Dから取得する。そして、CPU12Aは、個室20の予約時間帯(例:2020/11/30 11:00-12:00)と重なる個室50を利用可能な時間帯が予約可能な時間帯である場合に、当該個室50が利用可能であると判定する。
図29に示すディスプレイ14Fには、予約情報として、メッセージ情報75と、OKボタン76と、キャンセルボタン77と、が表示されている。
一例として、図29では、メッセージ情報75として「△△駅 2020/11/30 11:00-12:00 変更前:「個室20」 変更後:「個室50」 予約を変更しますか?」と表示されている。第6の実施形態では、図29に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合、CPU12Aは、予約の変更を確定させて個室20の予約を個室50に変更する。CPU12Aは、予約の変更を確定させて作業ブース70の予約を変更した場合、当該予約についての予約状況をストレージ12Dに記憶させる。これにより、当該予約をしたユーザの個室20の予約がなくなり、当該個室20の予約に代えて個室50の予約が存在することになる。
一方、第6の実施形態では、図29に示す表示例の表示中にユーザによるキャンセルボタン77の操作があった場合、CPU12Aは、予約の変更を中止してディスプレイ14Fを予め定めた表示内容へと変化させる。
以上の構成により、第6の実施形態によれば、予約された作業ブース70を利用できなくても、当該作業ブース70とは異なる別の作業ブース70の利用が可能となる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第7の実施形態では、CPU12Aが、ユーザ端末の位置情報による位置が、予約された作業ブース70の位置から予め定めた距離以上離れている場合、ユーザ端末の位置からの距離が最短の利用可能な作業ブース70へ当該予約された作業ブース70の予約を変更する。一例として、ユーザ端末を携帯端末装置14とし、予約された作業ブース70を個室20とし、ユーザ端末の位置からの距離が最短の利用可能な作業ブース70を個室60とした場合について説明する。
図30は、予約情報を示す第6の表示例である。CPU12Aは、取得した携帯端末装置14の現在地が予約された個室20の位置から予め定めた距離以上(例:100m以上)離れている場合に図30に示す表示例をディスプレイ14Fに表示させる。
このとき、CPU12Aは、携帯端末装置14の現在地からの距離が最短の作業ブース70の予約状況をストレージ12Dから取得する。そして、CPU12Aは、個室20の予約時間帯(例:2020/11/30 11:00-12:00)と重なる当該作業ブース70を利用可能な時間帯が予約可能な時間帯である場合には、当該作業ブース70を「携帯端末装置14の現在地からの距離が最短の利用可能な作業ブース70」に決定する。
一方、予約状況を取得した作業ブース70が利用可能でない場合、CPU12Aは、当該作業ブース70を除いた携帯端末装置14の現在地からの距離が最短となる作業ブース70の予約状況をストレージ12Dから取得し、上記の「利用可能な作業ブース70」に該当するか否かを決定する。当該処理は、上記の「利用可能な作業ブース70」が決定されるまで、上記と同様の流れで行われる。
図30に示すディスプレイ14Fには、予約情報として、メッセージ情報75と、OKボタン76と、キャンセルボタン77と、が表示されている。
一例として、図30では、メッセージ情報75として「△△駅 2020/11/30 11:00-12:00 変更前:「個室20」 変更後:「個室60」 予約を変更しますか?」と表示されている。第6の実施形態では、図30に示す表示例の表示中にユーザによるOKボタン76の操作があった場合、CPU12Aは、予約の変更を確定させて個室20の予約を個室60に変更する。CPU12Aは、予約の変更を確定させて作業ブース70の予約を変更した場合、当該予約についての予約状況をストレージ12Dに記憶させる。これにより、当該予約をしたユーザの個室20の予約がなくなり、当該個室20の予約に代えて個室60の予約が存在することになる。
一方、第6の実施形態では、図30に示す表示例の表示中にユーザによるキャンセルボタン77の操作があった場合、CPU12Aは、予約の変更を中止してディスプレイ14Fを予め定めた表示内容へと変化させる。
以上の構成により、第7の実施形態によれば、予約された作業ブース70を利用できなくても、当該作業ブース70とは異なるユーザ端末の位置からの距離が最短の作業ブース70の利用が可能となる。
(その他)
上記の実施形態では、クラウドサーバ12を情報処理装置の一例としたが、これに限らない。例えば、作業ブース70が備える装置を情報処理装置の一例として、個々の作業ブース70が備える装置(例:個室20が備える制御装置22)を用いて、上記のクラウドサーバ12による処理を行ってもよい。
上記の実施形態では、作業ブース70を1人のユーザが利用する個室空間として説明したが、これに限らず、一の作業ブース70を複数人のユーザが利用可能であってもよい。また、作業ブース70は、テレワークに必要な設備を備えた個室空間に限らず、倉庫、ビル、若しくはホテル等の一室、又は、車両の内部(車内)の個室空間であってもよい。さらに、作業ブース70は、扉の施錠により個室空間が密室になれば、四方八方が閉じられた閉鎖空間で構成されていなくてもよい。例えば、作業ブース70の天井面又は側面の一部が設けられておらず、一部が開放している構成でもよいし、作業ブース70の扉又は側面が当該作業ブース70の天井面又は底面に密着しておらず、一部が開放している構成でもよいし、作業ブース70の扉又は側面が当該作業ブース70の設置場所の天井又は地面に密着しておらず、一部が開放している構成でもよい。
また、上記のように、一の作業ブース70を複数人のユーザで利用可能とした場合、クラウドサーバ12のCPU12Aは、当該作業ブース70が備える人感センサ及びカメラ等からの情報を用いて、当該作業ブース70に入室したユーザの人数と、予約時の利用人数とを照合し、当該照合した結果に応じた処理を行ってもよい。
例えば、CPU12Aは、当該照合した結果が一致した場合に当該作業ブース70の利用を許可してもよい。また、CPU12Aは、当該照合した結果が不一致の場合、例えば、当該作業ブース70に入室したユーザの人数が予約時の利用人数よりも多い場合、超過人数分の追加料金を要求し、当該追加料金の入金が確認されるまで、当該作業ブース70の利用を禁止してもよい。
また、CPU12Aは、事前に当該作業ブース70を利用するユーザの顔写真が登録されている場合には、登録されたユーザの顔写真と、当該作業ブース70に入室したユーザの顔とを照合し、当該照合した結果に応じた処理を行ってもよい。例えば、CPU12Aは、当該照合した結果が一致した場合に当該作業ブース70の利用を許可してもよい。また、CPU12Aは、当該照合した結果が不一致の場合、当該作業ブース70を予約していないユーザが入室していると判定し、当該作業ブース70からの退室を促す通知を報知させてもよい。
さらに、CPU12Aは、事前に当該作業ブース70を利用する利用目的が登録されている場合には、登録されたユーザの利用目的と、当該作業ブース70が備える人感センサ及びカメラ等からの情報により導出した利用目的とを照合し、当該照合した結果に応じた処理を行ってもよい。例えば、CPU12Aは、当該照合した結果が一致した場合に当該作業ブース70の利用を許可してもよい。また、CPU12Aは、当該照合した結果が不一致の場合、追加料金を要求したり、利用目的にあった利用を行うよう警告したり、当該作業ブース70からの退室を促す通知を報知させたりしてもよい。
なお、上記各実施形態及び(その他)に記載された内容は適宜組合わせることができる。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば CPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えば GPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
12 クラウドサーバ(情報処理装置の一例)
12A CPU(プロセッサの一例)

Claims (12)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    予約された個室の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、前記個室への入室を確認できない場合、前記個室の予約に関する予約情報を報知させる情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記個室を予約したユーザ側のユーザ端末、及び前記個室に備える報知部の少なくとも一方に前記予約情報を報知させる請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    取得した前記ユーザ端末の位置情報に応じて、前記ユーザ端末への前記予約情報の報知と、前記報知部への前記予約情報の報知とを切り替える請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記利用開始時刻以降の前記個室への入室を確認した場合、予め定めた利用終了時刻を前記個室へ入室した時刻を基に決定された遅刻時間分だけ延長する請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記個室を利用可能な時間帯のうち、前記個室を予約可能な時間帯の中から任意の時間帯の指定を受付け、
    受付けた前記任意の時間帯の直後が前記個室を予約可能な時間帯である場合に、前記個室の予め定めた前記利用終了時刻を前記遅刻時間分だけ延長する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記個室の予め定めた前記利用終了時刻を前記遅刻時間分だけ延長した場合は、当該延長した旨を報知させる請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記予約情報として、前記個室を予約したユーザを前記個室まで誘導する情報を報知させる請求項1から6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記個室を予約したユーザ側のユーザ端末の位置情報による位置が、前記個室の位置から予め定めた距離以上離れている場合、前記個室の扉を解錠するための解錠情報が入力されても、前記個室の扉が施錠された状態を維持する請求項1から7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記個室を予約したユーザ側のユーザ端末の位置情報による位置が、前記個室とは異なる別個室の位置から予め定めた距離以下であり、前記別個室が利用可能である場合、前記個室の予約を前記別個室に変更する請求項1から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記個室を予約したユーザ側のユーザ端末の位置情報による位置が、前記個室の位置から予め定めた距離以上離れている場合、前記ユーザ端末の位置からの距離が最短の利用可能な個室へ前記個室の予約を変更する請求項1から9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記個室への入室を確認できない場合として、前記個室の前記利用開始時刻から予め定めた時間までに、前記個室の扉及び前記個室の内部の少なくとも一方に設けられた検知部による検知が行われない場合に、前記予約情報を報知させる請求項1から10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータに、
    予約された個室の当該予約による利用開始時刻から予め定めた時間までに、前記個室への入室を確認できない場合、前記個室の予約に関する予約情報を報知させる、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
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