JP2010196256A - 電子ロックシステム、鍵および錠 - Google Patents

電子ロックシステム、鍵および錠 Download PDF

Info

Publication number
JP2010196256A
JP2010196256A JP2009039044A JP2009039044A JP2010196256A JP 2010196256 A JP2010196256 A JP 2010196256A JP 2009039044 A JP2009039044 A JP 2009039044A JP 2009039044 A JP2009039044 A JP 2009039044A JP 2010196256 A JP2010196256 A JP 2010196256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
key
unit
signal
communication unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009039044A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Azuma
拓也 東
Atsuyuki Kai
敦行 甲斐
Koji Kuroki
浩二 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEIWA KK
OFFICE S KK
S Kk Off
Original Assignee
MEIWA KK
OFFICE S KK
S Kk Off
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEIWA KK, OFFICE S KK, S Kk Off filed Critical MEIWA KK
Priority to JP2009039044A priority Critical patent/JP2010196256A/ja
Publication of JP2010196256A publication Critical patent/JP2010196256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 施錠部が設けられた扉内部の状態等の施錠部が設けられた場所周辺の状況・環境を基に解錠するか否かを判断することを可能にする電子ロックシステムを提供する。
【解決手段】 施錠部12と鍵10とが通信する際に、施錠部12のセンサ73で検出したセンサ信号が鍵10に送信される。鍵10は、そのセンサ信号を検証し、解錠可能な条件を満たす場合に、解錠信号を施錠部12に送信する。施錠部12は、解錠信号を受信すると、施錠シリンダ61のロックを解除する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、本発明は電気信号により施錠・解錠を制御する電子ロックシステム、並びにそれに用いられる鍵および錠に関するものである。
特許文献1には、特に少ない消費電力で安定して動作可能なシリンダー錠を用いたシステムが開示されている。
当該システムでは、電子鍵を鍵穴に挿入すると、押し板が押されかぎ棒が移動し板バネの掛止を外す。板バネは磁石の磁力によりモータの回転軸のらせん溝に噛み合わされる。
そして、電子鍵から送信された認証データが正当だった場合、モータが作動し、板バネがらせん溝に沿って移動し、結合ピンが内筒の外部に突き出て、ボルト駆動軸に設けられたクラッチ板の開口部内に移動する。この状態で電子鍵、内筒、ボルト駆動軸は一体となって回転し、施解錠可能となる。また、電子鍵を抜き取ると、バネによりかぎ棒が移動し板バネをらせん溝から外し鍵穴側に掛止する。これにより結合ピンも内筒内に収容され、内筒とボルト駆動軸との連結が解除される。
特開平7−317385号公報
ところで、解錠するか否かの判断を、施錠部が設けられた扉内部の状態等の施錠部が設けられ場所の状況・環境を基に行いたいという要請がある。
しかしながら上述した特許文献1に開示されたシステムでは、上述した要請に応えることができないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、施錠部が設けられた扉内部の状態等の施錠部が設けられた場所周辺の状況・環境を基に解錠するか否かを判断することを可能にする電子ロックシステム、並びにそれに用いられる鍵および錠を提供することにある。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の電子ロックシステムは、鍵と錠を備えている。ここで、前記鍵は、前記錠に電力を供給する電力供給部を有する。また、前記錠は、入力される制御信号に応じて、解錠する若しくは解錠可能な状態となるロック機構部と、所定のセンサから入力される検知信号に応じて、前記ロック機構部に前記制御信号を出力する錠制御部とを有し、前記ロック機構部及び前記制御部が、前記電力供給部から供給される電力に基づいて動作する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記鍵は、前記錠と通信を行う鍵通信部と、前記鍵通信部から解錠信号を送信する鍵制御部とを有し、前記錠は、前記電力供給部から供給される電力に基づいて前記鍵と通信を行う錠通信部を有し、前記錠制御部は、前記錠通信部において前記解錠信号を受信した場合に、当該解錠信号に応じて前記ロック機構部に前記制御信号を出力する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記鍵は、前記錠と通信を行う鍵通信部と、前記鍵通信部において前記検知信号を受信した場合、当該受信した検知信号が所定の条件を満たすか否か判定し、当該判定の結果に応じて前記鍵通信部から解錠信号を送信する鍵制御部とを有し、前記錠は、前記電力供給部から供給される電力に基づいて前記鍵と通信を行う錠通信部を有し、前記錠制御部は、前記錠通信部から前記検知信号を送信し、当該検知信号に応じた前記解錠信号を前記錠通信部において受信した場合、前記制御信号を出力する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記鍵は、鍵記憶部を有し、前記錠制御部は、前記電力供給部から電力を供給されて起動した場合、又は、当該起動後に前記錠通信部において所定の信号を受信した場合、前記錠通信部から前記検知信号を送信し、前記鍵制御部は、前記鍵通信部において受信した前記検知信号を前記鍵記憶部に格納する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記錠制御部は、前記錠通信部から前記検知信号とともに前記錠の固有の識別情報を送信し、前記鍵制御部は、前記鍵通信部において受信した前記検知信号と前記識別情報とを関連付けて前記鍵記憶部に格納する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記鍵は、時刻情報を生成する時計部を有し、前記鍵制御部は、前記鍵通信部において受信した前記検知信号及び前記識別情報と前記時計情報とを関連付けて前記鍵記憶部に格納する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記錠は、錠記憶部を有し、前記錠制御部は、前記電力供給部から電力を供給されて起動した場合、又は、当該起動後に前記錠通信部において所定の信号を受信した場合、上記検知信号を前記錠記憶部に格納する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記錠制御部は、前記錠通信部において前記検知信号の読み出しを要求する信号を受信した場合、前記錠記憶部に格納した前記検知信号を読み出して前記錠の固有の識別情報とともに前記錠通信部から送信する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記鍵は、鍵記憶部と、時刻情報を生成する時計部とを有し、前記鍵制御部は、前記時計部が示す時刻情報が前記鍵記憶部に記憶された条件を満たす場合のみ、前記解錠信号を送信する。
好適には、本発明の電子ロックシステムの前記検知信号を発生し、前記電力供給部から供給される電力に基づいて動作するセンサを有する。
本発明の鍵は、錠と通信を行う鍵であって、前記錠に電力を供給する電力供給部と、前記錠から受信した、当該錠が用いられた環境の状態を検出したセンサ信号に応じて、前記錠のロックを解除するかどうかを判断し、解除すると判断した場合に解錠信号を前記錠に送信する制御部とを有する。
本発明の錠は、鍵と通信を行う錠であって、センサと、前記鍵から供給される電力に基づいて前記鍵と通信を行い、前記センサが生成したセンサ信号を前記鍵に送信する錠通信部と、入力される制御信号に応じて、解錠する若しくは解錠可能な状態となるロック機構部と、前記錠通信部が解除信号を受信すると、それに応じて前記ロック機構部に前記制御信号を出力する錠制御部とを有する。
本発明によれば、施錠部が設けられた扉内部の状態等の施錠部が設けられた場所周辺の状況・環境を基に解錠するか否かを判断することを可能にする電子ロックシステム、並びにそれに用いられる鍵および錠を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態のセキュリティシステムに用いられる鍵と、施錠部との外観図である。 図2は図1に示す鍵の構成図である。 図3は図1に示す鍵の機能ブロック図である。 図4は図1に示す施錠部の構成図である。 図5は図1に示す施錠部の機能ブロック図である。 図6は、図1に示す鍵と施錠部とが結合した状態を説明するための図である。 図7は、本発明の実施形態のセキュリティシステムの動作例を説明するためのフローチャートである。 図8は、図7に示すステップST11を詳細に説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態のセキュリティシステムについて説明する。
図1は、本発明の実施形態にセキュリティシステム1に用いられる鍵10と、施錠部12との外観図である。
セキュリティシステム1は、RFID(Radio Frequency
IDentification)を使用した簡易施錠システムであり、ゲーム機筐体、金庫、ゴルフ場やスポーツジム等のロッカー、飲料メーカの自販機、家具・事務機、制御盤の扉などに使用されている金属製の簡易施錠に、RFIDを活用した機能を追加することで、施錠開閉の条件設定を可能とし、施錠内部の状況が把握できる。
以下、図1に示す鍵10および施錠部12について詳細に説明する。
[鍵10]
図1に示すように、鍵10は、薄板状の筐体21および突出部23が一体的に形成された構成をしている。
筐体21の表面には、緑色LED31、赤色LED33およびスイッチ35が配設されている。
図2は図1に示す鍵10の構成図、図3は図1に示す鍵10の機能ブロック図である。
図2および図3に示すように、鍵10は、例えば、緑色LED31、赤色LED33、スイッチ35、USB端子41、充電回路43、電池45、赤外線通信部46、振動モータ47、RF回路49、アンテナ51、メモリ53、CPU55を有する。
緑色LED31および赤色LED33は、CPU55からの制御によって点灯され、通信条件や解錠の可否に関するNGやOKを視覚的に判断できるようにする。
スイッチ35が押下されると、その信号をCPU55が受け、CPU55からRF回路49に制御信号が出力される。
USB端子41は、外部のコンピュータやモバイル製品とのデータ通信を行うインタフェースである。USB端子41を介して、充電回路43に電力が供給される。
また、USB端子41は、鍵10の保管時にクレードルの端子と接続される。
充電回路43は、2次電池である電池45に対しての充電を制御する。
赤外線通信部46は、外部のコンピュータやモバイル製品との間で赤外線通信を行うインタフェースである。
振動モータ47は、CPU55からの制御により、いくつかのパターンで振動させることにより、通信条件や解錠可否に関するNGやOKを触覚的にユーザが判断できるようにする。
RF回路49は、アンテナ51を介して施錠部12と通信を行う回路である。
アンテナ51が電波を送受信し、RF回路49が電波を生成、解析する。
当該電波通信は、総務省の定める微弱無線局の規定内の電界強度により行われる。
ここで、エアインタフェース基本仕様は、エアインタフェース間周波数135kHz以下もしくは13.56MHzである。また、送信はFSK変調が採用され、受信はASK変調が採用される。
また、通信方式は、独自のプロトコルによる半2重同期方式が採用される。
メモリ53は、CPU55の処理に用いられるプログラム、並びに各種のデータを記憶する。
CPU55は、スイッチ35からスイッチ押下を示す制御信号を入力すると、アンテナ51から制御信号を含む電波を発信するようにRF回路49を制御する。これにより、鍵10が施錠部12に搭載されたRF回路と通信する。
鍵10では、施錠部12との通信状況に応じて、搭載した緑色LED31および赤色LED33で施錠内容を目視で判断できるようにする。
また、CPU55によって振動モータ47を制御することで、振動モータ47による振動の種類(長さや振動波長)を基に、ユーザが触覚的な判断が可能になる。
また、CPU55は、施錠部12との通信結果を、搭載したメモリ53に保持する。
また、鍵10は、USB端子41および赤外線通信部46を介して、必要なデータやプログラムを外部のコンピュータやモバイル製品から受信してメモリ53に書き込む。また、鍵10は、USB端子41および赤外線通信部46を介して、必要なデータをメモリ53から読み出して、外部のコンピュータやモバイル製品に送信する。
鍵10の突出部23が、施錠部12の連結穴12aに挿入されると、アンテナ51を介してCPU55は、センサ信号を入力する。CPU55は、予めメモリ53に記憶された解錠条件をセンサ信号が満たすかを否かを判断し、満たすと判断すると解錠信号をアンテナ51から施錠部12に送信する。
[鍵10の初期設定動作]
鍵10は、クレードル(図示せず)に装着した状態で、USB端子41を介して充電される。
充電が開始されると、CPU55の制御によって赤色LED33が点滅する。
CPU55は、充電が完了した場合、赤色LED33の点滅を停止させ、緑色LED31を点滅させる。
鍵10を初期設定する場合に、外部のコンピュータやモバイル製品、あるいはウェブ上のコンピュータで初期設定用プログラムを起動する。当該起動は、予め決められたユーザIDとパスワードを用いて行われる。
そして、当該起動されたプログラムと鍵10との間で通信を行いながら、初期設定を行う。
当該初期設定動作において、コンピュータと鍵10との間の通信は、USB端子41を介して行われる。また、モバイル製品と鍵10との間の通信は、赤外線通信部46を介して行われる。
ユーザは、上記初期設定動作において、コンピュータあるいはモバイル製品のディスプレイに表示された初期設定画面で各設定値を入力し、鍵10にダウンロードさせる。
初期設定値としては、例えば、以下のものが用いられる。
ユーザID:16桁の半角数字:ユーザ別に割振るIDである。ユーザIDはユーザが1度しか設定できない。
エリアID:16桁の半角数字:ユーザが使用するエリア別に設定するIDである。ユーザが何度も設定可能である。
セキュリティコード:16桁の半角英数字:ユーザが設定するセキュリティコードである。ユーザが何度も設定可能である。
施錠権利:高・中・低:施錠の条件をユーザの使用する担当別に設定する。
センサー接続状態:接続有・接続なし:施錠部12にセンサが接続されているかを設定する。
施錠シリンダ回転:右回し・左回し・両方:施錠部の施錠シリンダの回せる権利をユーザの使用する担当別に設定する。
上述した初期設定データを施錠部12にダウンロードする。これにより、施錠部12は、初期設定モードになる。
[施錠部12]
施錠部12は、鍵10の突出部23が挿入される連結穴12aを有する。
図4は図1に示す施錠部12の構成図、図5は図1に示す施錠部12の機能ブロック図である。
図4および図5に示すように、施錠部12は、例えば、施錠シリンダ61、ソレノイドピン63、ソレノイド64、RF回路65、アンテナ67、センサ73、電源部77、A/D変換回路79、メモリ83、CPU85を有し、筐体に収容されている。
施錠シリンダ61は、第1の回転位置にあるときに扉の鍵をロック状態にし、第2の回転位置にあるときに扉の鍵を非ロック状態にする。
ソレノイドピン63は、ソレノイド64によって駆動され、紙面に対して直交する方向に移動する。施錠シリンダ61は、第1の位置にあるときに施錠シリンダ61の回転を規制するロック状態となり、第2の位置にあるときに施錠シリンダ61を回転を規制しない非ロック状態となる。
RF回路65は、アンテナ67を介して鍵10と通信を行う回路である。
アンテナ67が電波を送受信し、RF回路65が電波を生成、解析する。
当該電波通信は、総務省の定める微弱無線局の規定内の電界強度により行われる。
ここで、エアインタフェース基本仕様は、エアインタフェース間周波数135kHz以下もしくは13.56MHzである。また、送信はFSK変調が採用され、受信はASK変調が採用される。
また、通信方式は、独自のプロトコルによる半2重同期方式が採用される。
センサ73は、抵抗変化によるセンサである。センサ73は、例えば、施錠部12が取り付けられている扉の内部の状態を検出する。
センサ73は、例えば、温度、湿度、歪、加速度、重量等のセンサーである。
センサ73は、その検出結果を示すセンサ信号をメモリ83に書きこむ。
電源部77は、アンテナ67から電力の供給を得て蓄電し、この電力をCPU85に供給する。
A/D変換回路79は、センサ73からのアナログのセンサ信号をデジタルに変換してCPU85に出力する。
メモリ83は、CPU85の処理に用いられるプログラム、並びに各種のデータを記憶する。
また、メモリ83には、施錠部12の固有の識別データが記憶されている。
また、CPU55は、鍵10との間の通信により、鍵の施錠関連の処理を統括的に制御する。
具体的には、CPU55は、例えば、アンテナ67を介して鍵10から解錠信号を入力すると、ソレノイドピン63が第1の位置から第2の位置に移動するように、ソレノイド64を制御する。
また、CPU55は、開錠条件を自ら判断する場合には、例えば、アンテナ67を介して鍵10から受信した情報と、メモリ53に記憶されている情報とを照合して解錠条件を判断する。
CPU55は、施錠部12が鍵10と通信する際に、メモリ83からセンサ信号を読み出して、これをアンテナ67から鍵10に送信する。このとき、CPU55は、メモリ83から読みだした施錠部12の識別データと関連付けて、上記センサ信号を送信する。
[施錠部12の初期設定]
前述したように初期設置された初期設定モードの鍵10を施錠部12に差し込む。
そして、鍵10のスイッチ35を押下することで、ユーザID・エリアID・セキュリティコード・施錠権利・センサー接続状態・施錠シリンダ回転の情報が施錠部12のメモリ83に書き込まれる。
その後、施錠部12のCPU85は、メモリ83から固有IDを読み出して、これをアンテナ67を介して鍵10に送信する。
[セキュリティシステム1の動作例]
図7は、図1に示す施錠部12を解錠する際の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
扉等に取り付けられた施錠部12を解錠する場合に、鍵10の突出部23を施錠部12の連結穴12aに挿入する。
これにより、図6に示すように、鍵10のアンテナ51と施錠部12のアンテナ67とが近接し、アンテナ51からアンテナ67に電力が供給される。
また、施錠部12において、CPU85がメモリ83から、ユーザID、エリアID、セキュリティコード、ユニークID、施錠権利データ、センサ信号を読み出し、アンテナ67から鍵10に送信する。
鍵10は、施錠部12からのユーザID、エリアID、セキュリティコード、ユニークID、施錠権利データ、時間条件データおよびセンサ信号を、アンテナ51で受信して、メモリ53に書き込む。
そして、鍵10のCPU55は、図8に示すように、初期設定時にメモリ53に書き込まれたユーザID、エリアID、セキュリティコードおよびユニークIDと、施錠部12から受信したユーザID、エリアID、セキュリティコード、ユニークID、時間条件とを順に照合する。
ここで、時間条件は、例えば、ユーザID毎に使用可能な時間が事前に設定されており、時間条件を満たすか否かは、鍵10内の時計が示す時刻情報を使って判断される。
ステップST12:
鍵10のCPU55は、ステップST11の上記照合に成功した場合に、ステップST13に進み、上記照合に失敗した場合にステップST19に進む。
ステップST13:
鍵10のCPU55は、初期設定時にメモリ53に書き込まれた施錠権利データと、施錠部12から受信した施錠権利データとを照合する。
ステップST14:
鍵10のCPU55は、ステップST13の上記照合に成功した場合に、ステップST15に進み、上記照合に失敗した場合にステップST19に進む。
ステップST15:
鍵10のCPU55は、施錠部12から受信したセンサ信号が、初期設定時にメモリ53に書き込まれたセンサ信号の条件を満たしているかを照合する。
また、CPU55は、受信したセンサ信号をメモリ53に書き込む。
ステップST16:
鍵10のCPU55は、ステップST15の上記照合に成功した場合に、ステップST17に進み、上記照合に失敗した場合にステップST19に進む。
ステップST17:
鍵10のCPU55は、解錠条件を満たしたと判断し、解錠信号をアンテナ51から施錠部12に送信する。このとき、鍵10は、メモリ53に記憶されている施錠シリンダ回転に関する情報に基づいて、どちらの方向の回転による解錠を許可する情報を同時に施錠部12に送信する。
ステップST18:
図4および図5に示す施錠部12は、鍵10から上記解錠信号を受信すると、ソレノイドピン63を第1の位置から第2の位置に移動させ、施錠シリンダ61を非ロック状態にする。
ステップST19:
鍵10のCPU55は、解錠条件を満たさなかったとして、赤色LED33を点灯させる。
ステップST20:
鍵10のCPU55は、振動モータ47を所定のパターンで振動させる。この振動により、解錠条件を満たさなかったことを知ることができる。
鍵10のCPU55は、ソレノイドピン63を継続して第1の位置に保持させる。すなわち、ロック状態を維持する。
以上説明したように、セキュリティシステム1では、鍵10が施錠部12と通信して施錠部12から、扉内部の状態を示すセンサ信号を受信し、そのセンサ信号に基づいて、解錠するか否かを判断する。
そのため、施錠部12の扉の内部状態に応じて、必要な場合、あるいは安全な場合にのみ施錠部12を解錠させることができる。
また、セキュリティシステム1では、鍵10が施錠部12から受信したセンサ信号をメモリ53に書き込む。そのため、鍵10を収集したときに、鍵10が使用された施錠部12の扉内部の状態を示す情報を同時に収集できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、アンテナを使って無線で非接触方式で電力を供給し、信号を送受信する場合を例示したが、接触方式で電力を供給し、信号を送受信してもよい。
上述した実施形態では、施錠部12の解錠の可否を鍵10において判断する場合を例示したが、施錠部12において判断するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、センサ73として情報入力用のインタフェースを用いてもよい。この場合に、例えば、扉の内部に格納された金銭の額をインタフェースを介して入力し、施錠部12を介して鍵10に送信および記憶するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、施錠部12のロック機構として、ソレノイドピン63をソレノイド64で駆動する場合を例示したが、施錠シリンダ61の回転を規制するピン等をソレノイド以外の構成で駆動するようにしてもよい。
また、施錠部12のロック機構として、ピン以外の方法で施錠シリンダ61の回転を規制するようにしてもよい。
さらに、ロックの対象は、施錠シリンダ61以外の機構でもよい。
本発明は、鍵と錠を備えたシステムに適用可能である。
1…セキュリティシステム
10…鍵
31…緑色LED
33…赤色LED
35…スイッチ
41…USB端子
46…赤外線通信部
47…振動モータ
49…RF回路
51…アンテナ
55…CPU
12…施錠部
61…施錠シリンダ
63…ソレノイドピン
65…RF回路
73…センサ
83…メモリ
85…CPU

Claims (12)

  1. 鍵と錠を備え、
    前記鍵は、
    前記錠に電力を供給する電力供給部
    を有し、
    前記錠は、
    入力される制御信号に応じて、解錠する若しくは解錠可能な状態となるロック機構部と、
    所定のセンサから入力される検知信号に応じて、前記ロック機構部に前記制御信号を出力する錠制御部と
    を有し、
    前記ロック機構部及び前記制御部が、前記電力供給部から供給される電力に基づいて動作する、
    電子ロックシステム。
  2. 前記鍵は、
    前記錠と通信を行う鍵通信部と、
    前記鍵通信部から解錠信号を送信する鍵制御部と
    を有し、
    前記錠は、
    前記電力供給部から供給される電力に基づいて前記鍵と通信を行う錠通信部
    を有し、
    前記錠制御部は、前記錠通信部において前記解錠信号を受信した場合に、当該解錠信号に応じて前記ロック機構部に前記制御信号を出力する、
    請求項1に記載の電子ロックシステム。
  3. 前記鍵は、
    前記錠と通信を行う鍵通信部と、
    前記鍵通信部において前記検知信号を受信した場合、当該受信した検知信号が所定の条件を満たすか否か判定し、当該判定の結果に応じて前記鍵通信部から解錠信号を送信する鍵制御部と
    を有し、
    前記錠は、
    前記電力供給部から供給される電力に基づいて前記鍵と通信を行う錠通信部
    を有し、
    前記錠制御部は、前記錠通信部から前記検知信号を送信し、当該検知信号に応じた前記解錠信号を前記錠通信部において受信した場合、前記制御信号を出力する、
    請求項1に記載の電子ロックシステム。
  4. 前記鍵は、鍵記憶部を有し、
    前記錠制御部は、前記電力供給部から電力を供給されて起動した場合、又は、当該起動後に前記錠通信部において所定の信号を受信した場合、前記錠通信部から前記検知信号を送信し、
    前記鍵制御部は、前記鍵通信部において受信した前記検知信号を前記鍵記憶部に格納する、
    請求項2又は3に記載の電子ロックシステム。
  5. 前記錠制御部は、前記錠通信部から前記検知信号とともに前記錠の固有の識別情報を送信し、
    前記鍵制御部は、前記鍵通信部において受信した前記検知信号と前記識別情報とを関連付けて前記鍵記憶部に格納する、
    請求項4に記載の電子ロックシステム。
  6. 前記鍵は、時刻情報を生成する時計部を有し、
    前記鍵制御部は、前記鍵通信部において受信した前記検知信号及び前記識別情報と前記時計情報とを関連付けて前記鍵記憶部に格納する、
    請求項5に記載の電子ロックシステム。
  7. 前記錠は、錠記憶部を有し、
    前記錠制御部は、前記電力供給部から電力を供給されて起動した場合、又は、当該起動後に前記錠通信部において所定の信号を受信した場合、上記検知信号を前記錠記憶部に格納する、
    請求項2又は3に記載の電子ロックシステム。
  8. 前記錠制御部は、前記錠通信部において前記検知信号の読み出しを要求する信号を受信した場合、前記錠記憶部に格納した前記検知信号を読み出して前記錠の固有の識別情報とともに前記錠通信部から送信する、
    請求項7に記載の電子ロックシステム。
  9. 前記鍵は、
    鍵記憶部と、
    時刻情報を生成する時計部と
    を有し、
    前記鍵制御部は、前記時計部が示す時刻情報が前記鍵記憶部に記憶された条件を満たす場合のみ、前記解錠信号を送信する
    請求項2に記載の電子ロックシステム。
  10. 前記検知信号を発生し、前記電力供給部から供給される電力に基づいて動作するセンサを有する、
    請求項1に記載の電子ロックシステム。
  11. 錠と通信を行う鍵であって、
    前記錠に電力を供給する電力供給部と、
    前記錠から受信した、当該錠が用いられた環境の状態を検出したセンサ信号に応じて、前記錠のロックを解除するかどうかを判断し、解除すると判断した場合に解錠信号を前記錠に送信する制御部と
    を有する鍵。
  12. 鍵と通信を行う錠であって、
    センサと、
    前記鍵から供給される電力に基づいて前記鍵と通信を行い、前記センサが生成したセンサ信号を前記鍵に送信する錠通信部と、
    入力される制御信号に応じて、解錠する若しくは解錠可能な状態となるロック機構部と、
    前記錠通信部が解除信号を受信すると、それに応じて前記ロック機構部に前記制御信号を出力する錠制御部と
    を有する錠。
JP2009039044A 2009-02-23 2009-02-23 電子ロックシステム、鍵および錠 Pending JP2010196256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009039044A JP2010196256A (ja) 2009-02-23 2009-02-23 電子ロックシステム、鍵および錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009039044A JP2010196256A (ja) 2009-02-23 2009-02-23 電子ロックシステム、鍵および錠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010196256A true JP2010196256A (ja) 2010-09-09

Family

ID=42821247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009039044A Pending JP2010196256A (ja) 2009-02-23 2009-02-23 電子ロックシステム、鍵および錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010196256A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105133947A (zh) * 2015-08-19 2015-12-09 国网山东省电力公司潍坊供电公司 一种电机锁
CN108155038A (zh) * 2017-08-09 2018-06-12 华电北瑞电气(北京)有限公司 一种电气柜验电防误操作系统
US11900278B2 (en) 2020-11-11 2024-02-13 Fujifilm Business Innovation Corp. Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105133947A (zh) * 2015-08-19 2015-12-09 国网山东省电力公司潍坊供电公司 一种电机锁
CN105133947B (zh) * 2015-08-19 2017-05-17 国网山东省电力公司潍坊供电公司 一种电机锁
CN108155038A (zh) * 2017-08-09 2018-06-12 华电北瑞电气(北京)有限公司 一种电气柜验电防误操作系统
US11900278B2 (en) 2020-11-11 2024-02-13 Fujifilm Business Innovation Corp. Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN208310448U (zh) 无线门锁装置及具有该装置的生物辨识门锁控制系统
EP2157552B1 (en) Electromechanical lock
US9524601B1 (en) Wireless access control system including door position based lock switching and related methods
US20140218167A1 (en) Wirelessly sensed and controlled locking device
EP3217365B1 (en) Near field communication tag
EP1903168A2 (en) Interchangeable electromechanical lock core
US20020024420A1 (en) Key for selectively allowing access to an enclosure
CN110114541A (zh) 电子机械锁芯
US20120108168A1 (en) External power supply system for a lock comprising nfc-type contactless communication means
TW201509055A (zh) 具有通訊能力之無線門鎖電力傳送系統
EP1779334A1 (en) Actuation control
WO2008002096A1 (en) Smart key system and control method thereof
JP2010196256A (ja) 電子ロックシステム、鍵および錠
KR20190081118A (ko) 차량 제어 장치 및 방법
JP2006505967A (ja) 携帯モジュラー無線識別信号送信機及び無線アクセス制御システム
US20220255350A1 (en) Wireless power supply device and method applied to electronic lock
US20230125130A1 (en) Drive mechanism for electronic deadbolt
US20240046725A1 (en) Manual electronic deadbolt
JP4369625B2 (ja) 施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法
EP3987133B1 (en) Bolt identity
KR101513928B1 (ko) 전기식 잠금 모듈 및 이를 가진 도어 잠금 시스템
CN114730509A (zh) 智能锁和钥匙
JP2020133268A (ja) ドアロック解除システム
US20240062603A1 (en) Electronic lock device, in particular a key safe, and method for operating the electric lock device
US11837037B2 (en) Universal secure mobile device entry upgrade electronics unit for electronic locks and method of use thereof