JP2022075097A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】障子の断熱性及び防露性を低コストでさらに向上させた建具を提供すること。【解決手段】建具は、建物躯体の開口部に取り付けられる枠体と、枠体の内側に納められる障子と、を備え、障子は、金属框と、金属框の室内側に取り付けられる樹脂框と、によって矩形に框組みされる框体の内側に、面材を納めることによって構成され、樹脂框は、面材の端部に当接して面材を保持する面材保持壁、を有し、面材の端部と面材保持壁との間に、壁部を有しない隙間が設けられる。【選択図】図2

Description

本開示は、建具に関する。
従来、枠体の内側に障子が移動可能に納められた建具が知られている(例えば、特許文献1等参照)。障子は、矩形に框組みされた框体の内側に、面材としてのガラスを納めている。框体は、金属框と、金属框の室内側に設けられる樹脂框と、によって構成される。このような障子は、金属よりも熱伝導率の低い樹脂框が室内側に配置されるため、断熱性及び防露性に優れる。
特開2014-109099号公報
しかし、発明者は、障子の断熱性及び防露性を低コストでさらに向上させる、という課題を見出した。
本開示の建具は、建物躯体の開口部に取り付けられる枠体と、前記枠体の内側に納められる障子と、を備え、前記障子は、金属框と、前記金属框の室内側に取り付けられる樹脂框と、によって矩形に框組みされる框体の内側に、面材を納めることによって構成され、前記樹脂框は、前記面材の端部に当接して前記面材を保持する面材保持壁と、を有し、前記面材の端部と前記面材保持壁との間に、壁部を有しない隙間が設けられる。
建具を室内側から見た正面図である。 図1中のA-A線に沿う縦断面図である。 図1中のB-B線に沿う横断面図である。 建具の外障子を拡大して示す縦断面図である。 建具の外障子を拡大して示す横断面図である。 建具の内障子を拡大して示す縦断面図である。 建具の内障子を拡大して示す横断面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の建具は、引違い窓1を示している。引違い窓1は、図1、図2及び図3に示すように、図示しない建物躯体の開口部に取り付けられる枠体2と、枠体2の内側に、室外側に配置される外障子3と室内側に配置される内障子4との2枚の障子を納めることによって構成される。図中のX1は引違い窓1の室外側を示し、X2は引違い窓1の室内側を示す。X1-X2に沿う室内外方向は、引違い窓1における見込み方向を示す。
枠体2は、上枠21、下枠22及び左右一対の縦枠23,24を矩形に枠組みすることによって構成される。図2に示すように、上枠21には、室外側レール211及び室内側レール212が設けられる。下枠22には、室外側レール221及び室内側レール222が設けられる。
外障子3は、上框31、下框32、戸先側に配置される縦框33及び戸尻側に配置される縦框である外召し合わせ框34を矩形に框組した框体30の内側に、2枚のガラスからなる面材35が納められることによって構成される。外障子3は、上枠21及び下枠22の室外側レール211,221に左右方向に移動可能に係合している。外障子3の下框32には、下枠22の室外側レール221上を転動する戸車37が設けられる。
内障子4は、上框41、下框42、戸先側に配置される縦框43及び戸尻側に配置される縦框である内召し合わせ框44を矩形に框組した框体40の内側に、2枚のガラスからなる面材45が納められることによって構成される。内障子4は、上枠21及び下枠22にそれぞれ設けられる室内側レール212,222に左右方向に移動可能に係合している。内障子4の下框42には、下枠22の室内側レール222上を転動する戸車47が設けられる。
外障子3及び内障子4のそれぞれの框体30,40を構成する上框31,41、下框32,42、縦框33,43及び外召し合わせ框34、内召し合わせ框44について、図2及び図3を参照してさらに詳細に説明する。
(外障子3の上框31)
図2及び図4に示すように、外障子3の上框31は、金属上框311の室内側に、樹脂上框312を取り付けた複合構造を有する。金属上框311の室外側面311aには、框体30の内側に向けて延びる室外側の面材保持壁3111が一体に設けられる。面材保持壁3111は、金属上框311の室外側面311aから面材35の室外側面35aに沿って立ち上がるように設けられている。
樹脂上框312は、中空部3120を有する樹脂型材によって形成される。樹脂上框312は、図4に示すように、金属上框311の室内側に、外周側の係止部3124と内周側の係止部3125とによって取り付けられている。樹脂上框312の室内側面312aには、框体30の内側に向けて延びる室内側の面材保持壁3121が一体に設けられる。面材保持壁3111,3121によって、上框31の面材収容溝310が形成される。面材35の上端部351は、この面材収容溝310内に収容され、面材保持壁3111,3121によって室内外方向から挟持されている。
面材35の室内側面35bの外周縁には、ガラスグレイジング36が設けられている。樹脂上框312の面材保持壁3121は、所定の隙間S31を介して、面材35の上端部351に配置されるガラスグレイジング36に当接するように設けられている。詳しくは、面材保持壁3121は、図4に示すように、樹脂上框312の室内側面312aから框体30の内周側に向けて延びる立壁部3122と、この立壁部3122の先端に一体に設けられる見込み壁部3123と、によってL型に形成される。立壁部3122は、樹脂上框312の室内側面312aから面材35の室内側面35bに沿って立ち上がるように設けられる。立壁部3122の立ち上がり方向の高さは、金属上框311の面材保持壁3111の立ち上がり方向の高さにほぼ等しい。見込み壁部3123は、立壁部3122の先端を面材35側に略直角に屈曲することによって形成される。見込み壁部3123は、立壁部3122の先端から面材35の室内側面35bに向けて見込み方向に延びている。
見込み壁部3123の先端は、ガラスグレイジング36に当接し、室外側の面材保持壁3111との間で、面材35の上端部351を挟持している。隙間S31は、樹脂上框312における中空部3120の内周側、且つ、立壁部3122と見込み壁部3123と面材35の上端部351との間に配置される。見込み壁部3123は、立壁部3122のみと接続されている。したがって、隙間S31には、仕切り壁等のような樹脂上框312の他の壁部は設けられていない。隙間S31は、面材35の上端部351及びガラスグレイジング36と直接接している。
(外障子3の下框32)
図2及び図4に示すように、外障子3の下框32は、金属下框321の室内側に、樹脂下框322を取り付けた複合構造を有する。金属下框321の室外側面321aには、框体30の内側に向けて延びる室外側の面材保持壁3211が一体に設けられる。面材保持壁3211は、金属下框321の室外側面321aから面材35の室外側面35aに沿って立ち上がるように設けられている。
樹脂下框322は、中空部3220を有する樹脂型材によって形成される。樹脂下框322は、図4に示すように、金属下框321の室内側に、外周側の係止部3224と内周側の係止部3225とによって取り付けられている。樹脂下框322の室内側面322aには、框体30の内側に向けて延びる室内側の面材保持壁3221が一体に設けられる。面材保持壁3211,3221によって、下框32の面材収容溝320が形成される。面材35の下端部352は、この面材収容溝320内に収容され、面材保持壁3211,3221によって室内外方向から挟持されている。
樹脂下框322の面材保持壁3221は、所定の隙間S32を介して、面材35の下端部352に配置されるガラスグレイジング36に当接するように設けられている。詳しくは、面材保持壁3221は、図4に示すように、樹脂下框322の室内側面322aから框体30の内周側に向けて延びる立壁部3222と、この立壁部3222の先端に一体に設けられる見込み壁部3223と、によってL型に形成される。立壁部3222は、樹脂下框322の室内側面322aから面材35の室内側面35bに沿って立ち上がるように設けられる。立壁部3222の立ち上がり方向の高さは、金属下框321の面材保持壁3211の立ち上がり方向の高さにほぼ等しい。見込み壁部3223は、立壁部3222の先端を面材35側に略直角に屈曲することによって形成される。見込み壁部3223は、立壁部3222の先端から面材35の室内側面35bに向けて見込み方向に延びている。
見込み壁部3223の先端は、ガラスグレイジング36に当接し、室外側の面材保持壁3211との間で、面材35の下端部352を挟持している。隙間S32は、樹脂下框322における中空部3220の内周側、且つ、立壁部3222と見込み壁部3223と面材35の下端部352との間に配置される。見込み壁部3223は、立壁部3222のみと接続されている。したがって、隙間S32には、仕切り壁等のような樹脂下框322の他の壁部は設けられていない。隙間S32は、面材35の下端部352及びガラスグレイジング36と直接接している。
(外障子3の縦框33)
図3及び図5に示すように、外障子3の縦框33は、金属縦框331の室内側に、樹脂縦框332を取り付けた複合構造を有する。金属縦框331の室外側面331aには、框体30の内側に向けて延びる室外側の面材保持壁3311が一体に設けられる。面材保持壁3311は、金属縦框331の室外側面331aから面材35の室外側面35aに沿って立ち上がるように設けられている。
樹脂縦框332は、中空部3320を有する樹脂型材によって形成される。樹脂縦框332は、図5に示すように、金属縦框331の室内側に、外周側の係止部3324と内周側の係止部3325とによって取り付けられている。樹脂縦框332の室内側面332aには、框体30の内側に向けて延びる室内側の面材保持壁3321が一体に設けられる。面材保持壁3311,3321によって、縦框33の面材収容溝330が形成される。面材35の戸先側端部353は、この面材収容溝330内に収容され、面材保持壁3311,3321によって室内外方向から挟持されている。
樹脂縦框332の面材保持壁3321は、所定の隙間S33を介して、面材35の戸先側端部353に配置されるガラスグレイジング36に当接するように設けられている。詳しくは、面材保持壁3321は、図5に示すように、樹脂縦框332の室内側面332aから框体30の内周側に向けて延びる立壁部3322と、この立壁部3322の先端に一体に設けられる見込み壁部3323と、によってL型に形成される。立壁部3322は、樹脂縦框332の室内側面332aから面材35の室内側面35bに沿って立ち上がるように設けられる。立壁部3322の立ち上がり方向の高さは、金属縦框331の面材保持壁3311の立ち上がり方向の高さにほぼ等しい。見込み壁部3323は、立壁部3322の先端を面材35側に略直角に屈曲することによって形成される。見込み壁部3323は、立壁部3322の先端から面材35の室内側面35bに向けて見込み方向に延びている。さらに、この樹脂縦框332の立壁部3322の先端には、見込み壁部3323と反対側の室内側に向けて見込方向に延びる手掛け部3326が一体に設けられている。
見込み壁部3323の先端は、ガラスグレイジング36に当接し、室外側の面材保持壁3311との間で、面材35の戸先側端部353を挟持している。隙間S33は、樹脂縦框332における中空部3320の内周側、且つ、立壁部3322と見込み壁部3323と面材35の戸先側端部353との間に配置される。見込み壁部3323は、立壁部3322のみと接続されている。したがって、隙間S33には、仕切り壁等のような樹脂縦框332の他の壁部は設けられていない。隙間S33は、面材35の戸先側端部353及びガラスグレイジング36と直接接している。
(外障子3の外召し合わせ框34)
図3及び図5に示すように、外障子3の外召し合わせ框34は、金属縦框341の室内側に、樹脂縦框342を取り付けた複合構造を有する。金属縦框341には、クレセント受け343が取り付けられている。金属縦框341の室外側面341aには、框体30の内側に向けて延びる室外側の面材保持壁3411が一体に設けられる。面材保持壁3411は、金属縦框341の室外側面341aから面材35の室外側面35aに沿って立ち上がるように設けられている。
樹脂縦框342は、図5に示すように、金属縦框341の内周側の室内側寄りの位置に、室外側の係止部3424と室内側の係止部3425とによって取り付けられている。樹脂縦框342には、框体30の内側に向けて延びる室内側の面材保持壁3421が一体に設けられる。面材保持壁3411,3421によって、外召し合わせ框34の面材収容溝340が形成される。面材35の戸尻側端部354は、この面材収容溝340内に収容され、面材保持壁3411,3421によって室内外方向から挟持されている。
樹脂縦框342の面材保持壁3421は、所定の隙間S34を介して、面材35の戸尻側端部354に配置されるガラスグレイジング36に当接するように設けられている。詳しくは、面材保持壁3421は、図5に示すように、樹脂縦框342における金属縦框341との取付部342aから框体30の内周側に向けて延びる立壁部3422と、この立壁部3422の先端に一体に設けられる見込み壁部3423と、によってL型に形成される。立壁部3422は、樹脂縦框342における金属縦框341との取付部342aから面材35の室内側面35bに沿って立ち上がるように設けられる。立壁部3422の立ち上がり方向の高さは、金属縦框341の面材保持壁3411の立ち上がり方向の高さにほぼ等しい。見込み壁部3423は、立壁部3422の先端を面材35側に略直角に屈曲することによって形成される。見込み壁部3423は、立壁部3422の先端から面材35の室内側面35bに向けて見込み方向に延びている。立壁部3422の室内側には、樹脂縦框342の中空部3420が設けられている。
見込み壁部3423の先端は、ガラスグレイジング36に当接し、室外側の面材保持壁3411との間で、面材35の戸尻側端部354を挟持している。隙間S34は、樹脂縦框342における金属縦框341との取付部342aと立壁部3422と見込み壁部3423と面材35の戸尻側端部354との間に配置される。見込み壁部3423は、立壁部3422のみと接続されている。したがって、隙間S34には、仕切り壁等のような樹脂縦框342の他の壁部は設けられていない。隙間S34は、面材35の戸尻側端部354及びガラスグレイジング36と直接接している。
(内障子4の上框41)
図2及び図6に示すように、内障子4の上框41は、金属上框411の室内側に、樹脂上框412を取り付けた複合構造を有する。金属上框411の室外側面411aには、框体30の内側に向けて延びる室外側の面材保持壁4111が一体に設けられる。面材保持壁4111は、金属上框411の室外側面411aから面材45の室外側面45aに沿って立ち上がるように設けられている。
樹脂上框412は、中空部4120を有する樹脂型材によって形成される。樹脂上框412は、図6に示すように、金属上框411の室内側に、外周側の係止部4124と内周側の係止部4125とによって取り付けられている。樹脂上框412の室内側面412aには、框体40の内側に向けて延びる室内側の面材保持壁4121が一体に設けられる。面材保持壁4111,4121によって、上框41の面材収容溝410が形成される。面材45の上端部451は、この面材収容溝410内に収容され、面材保持壁4111,4121によって室内外方向から挟持されている。
面材45の室内側面45bの外周縁には、ガラスグレイジング46が設けられている。樹脂上框412の面材保持壁4121は、所定の隙間S41を介して、面材45の上端部451に配置されるガラスグレイジング46に当接するように設けられている。詳しくは、面材保持壁4121は、図6に示すように、樹脂上框412の室内側面412aから框体40の内周側に向けて延びる立壁部4122と、この立壁部4122の先端に一体に設けられる見込み壁部4123と、によってL型に形成される。立壁部4122は、樹脂上框412の室内側面412aから面材45の室内側面45bに沿って立ち上がるように設けられる。立壁部4122の立ち上がり方向の高さは、金属上框411の面材保持壁4111の立ち上がり方向の高さにほぼ等しい。見込み壁部4123は、立壁部4122の先端を面材45側に略直角に屈曲することによって形成される。見込み壁部4123は、立壁部4122の先端から面材45の室内側面45bに向けて見込み方向に延びている。
見込み壁部4123の先端は、ガラスグレイジング46に当接し、室外側の面材保持壁3411との間で、面材45の上端部451を挟持している。隙間S41は、樹脂上框412における中空部4120の内周側、且つ、立壁部4122と見込み壁部4123と面材45の上端部451との間に配置される。見込み壁部4123は、立壁部4122のみと接続されている。したがって、隙間S41には、仕切り壁等のような樹脂上框412の他の壁部は設けられていない。隙間S41は、面材45の上端部451及びガラスグレイジング46と直接接している。
(内障子4の下框42)
図2及び図6に示すように、内障子4の下框42は、金属下框421の室内側に、樹脂下框422を取り付けた複合構造を有する。金属下框421の室外側面421aには、框体40の内側に向けて延びる室外側の面材保持壁4211が一体に設けられる。面材保持壁4211は、金属下框421の室外側面421aから面材45の室外側面45aに沿って立ち上がるように設けられている。
樹脂下框422は、中空部4220を有する樹脂型材によって形成される。樹脂下框422は、図6に示すように、金属下框421の室内側に、外周側の係止部4224と内周側の係止部4225とによって取り付けられている。樹脂下框422の室内側面422aには、框体40の内側に向けて延びる室内側の面材保持壁4221が一体に設けられる。面材保持壁4211,4221によって、下框42の面材収容溝420が形成される。面材45の下端部452は、この面材収容溝420内に収容され、面材保持壁4211,4221によって室内外方向から挟持されている。
樹脂下框422の面材保持壁4221は、所定の隙間S42を介して、面材45の下端部452に配置されるガラスグレイジング46に当接するように設けられている。詳しくは、面材保持壁4221は、図6に示すように、樹脂下框422の室内側面422aから框体40の内周側に向けて延びる立壁部4222と、この立壁部4222の先端に一体に設けられる見込み壁部4223と、によってL型に形成される。立壁部4222は、樹脂下框422の室内側面422aから面材45の室内側面45bに沿って立ち上がるように設けられる。立壁部4222の立ち上がり方向の高さは、金属下框421の面材保持壁4211の立ち上がり方向の高さにほぼ等しい。見込み壁部4223は、立壁部4222の先端を面材45側に略直角に屈曲することによって形成される。見込み壁部4223は、立壁部4222の先端から面材45の室内側面45bに向けて見込み方向に延びている。
見込み壁部4223の先端は、ガラスグレイジング46に当接し、室外側の面材保持壁4211との間で、面材45の下端部452を挟持している。隙間S42は、樹脂下框422における中空部4220の内周側、且つ、立壁部4222と見込み壁部4223と面材45の下端部452との間に配置される。見込み壁部4223は、立壁部4222のみと接続されている。したがって、隙間S42には、仕切り壁等のような樹脂下框422の他の壁部は設けられていない。隙間S42は、面材45の下端部452及びガラスグレイジング46と直接接している。
(内障子4の縦框43)
図3及び図7に示すように、内障子4の縦框43は、金属縦框431の室内側に、樹脂縦框432を取り付けた複合構造を有する。金属縦框431の室外側面431aには、框体40の内側に向けて延びる室外側の面材保持壁4311が一体に設けられる。面材保持壁4311は、金属縦框431の室外側面431aから面材45の室外側面45aに沿って立ち上がるように設けられている。
樹脂縦框432は、中空部4320を有する樹脂型材によって形成される。樹脂縦框432は、図7に示すように、金属縦框431の室内側に、外周側の係止部4324と内周側の係止部4325とによって取り付けられている。樹脂縦框432の室内側面432aには、框体40の内側に向けて延びる室内側の面材保持壁4321が一体に設けられる。面材保持壁4311,4321によって、縦框43の面材収容溝430が形成される。面材45の戸先側端部453は、この面材収容溝430内に収容され、面材保持壁4311,4321によって室内外方向から挟持されている。
樹脂縦框432の面材保持壁4321は、所定の隙間S43を介して、面材45の戸先側端部453に配置されるガラスグレイジング46に当接するように設けられている。詳しくは、面材保持壁4321は、図7に示すように、樹脂縦框432の室内側面432aから框体40の内周側に向けて延びる立壁部4322と、この立壁部4322の先端に一体に設けられる見込み壁部4323と、によってL型に形成される。立壁部4322は、樹脂縦框432の室内側面432aから面材45の室内側面45bに沿って立ち上がるように設けられる。立壁部4322の立ち上がり方向の高さは、金属縦框431の面材保持壁4311の立ち上がり方向の高さにほぼ等しい。見込み壁部4323は、立壁部4322の先端を面材45側に略直角に屈曲することによって形成される。見込み壁部4323は、立壁部4322の先端から面材45の室内側面45bに向けて見込み方向に延びている。
見込み壁部4323の先端は、ガラスグレイジング46に当接し、室外側の面材保持壁4311との間で、面材45の戸先側端部453を挟持している。隙間S43は、樹脂縦框432における中空部4320の内周側、且つ、立壁部4322と見込み壁部4323と面材45の戸先側端部453との間に配置される。見込み壁部4323は、立壁部4322のみと接続されている。したがって、隙間S43には、仕切り壁等のような樹脂縦框432の他の壁部は設けられていない。隙間S43は、面材45の戸先側端部453及びガラスグレイジング46と直接接している。
(内障子4の内召し合わせ框44)
図3及び図7に示すように、内障子4の内召し合わせ框44は、金属縦框441の室内側に、樹脂縦框442を取り付けた複合構造を有する。金属縦框441には、クレセント錠443が取り付けられている。クレセント錠443は、外召し合わせ框34のクレセント受け343と係合することによって、引違い窓1を施錠する。金属縦框441の室外側には、框体40の内側に向けて延びる室外側の面材保持壁4411が一体に設けられる。面材保持壁4411は、金属縦框441の室外側から面材45の室外側面45aに沿って立ち上がるように設けられている。
樹脂縦框442は、金属縦框441の室内側に2つの中空部4420a,4420bを有する樹脂型材によって形成される。2つの中空部4420a,4420bは、室内外方向に配置されている。樹脂縦框442は、図7に示すように、金属縦框441の外周側から室内側にかけて、室外側の係止部4424と室内側の係止部4425とによって取り付けられている。樹脂縦框442には、2つの中空部4420a,4420bの境界部から室内側の中空部4420aに沿って、框体40の内側に向けて延びる室内側の面材保持壁4421が一体に設けられる。面材保持壁4411,4421によって、内召し合わせ框44の面材収容溝440が形成される。面材45の戸尻側端部454は、この面材収容溝440内に収容され、面材保持壁4411,4421によって室内外方向から挟持されている。
樹脂縦框442の面材保持壁4421は、所定の隙間S44を介して、面材45の戸尻側端部454に配置されるガラスグレイジング46に当接するように設けられている。詳しくは、面材保持壁4421は、図7に示すように、2つの中空部4420a,4420bの境界部から室内側の中空部4420aに沿って、框体40の内周側に向けて延びる立壁部4422と、この立壁部4422の先端に一体に設けられる見込み壁部4423と、によってL型に形成される。室内側の中空部4420aは、室外側の中空部4420bと立壁部4422とに沿って、これらの室内側に配置されている。立壁部4422は、室外側の中空部4420bの内周側から面材45の室内側面45bに沿って立ち上がるように設けられる。立壁部4422の立ち上がり方向の高さは、金属縦框441の面材保持壁4411の立ち上がり方向の高さにほぼ等しい。見込み壁部4423は、立壁部4422の先端を面材45側に略直角に屈曲することによって形成される。見込み壁部4423は、立壁部4422の先端から面材45の室内側面45bに向けて見込み方向に延びている。
見込み壁部4423の先端は、ガラスグレイジング46に当接し、室外側の面材保持壁4411との間で、面材45の戸尻側端部454を挟持している。隙間S44は、樹脂縦框442における室外側の中空部4420bの内周側、且つ、立壁部4422と見込み壁部4423と面材45の戸尻側端部454との間に配置される。見込み壁部4423は、立壁部4422のみと接続されている。したがって、隙間S44には、仕切り壁等のような樹脂縦框442の他の壁部は設けられていない。隙間S44は、面材45の戸尻側端部454及びガラスグレイジング46と直接接している。
以上のように、本実施形態の引違い窓1における外障子3及び内障子4は、それぞれ金属上框311,411、金属下框321,421、金属縦框331,431、341,441からなる金属框と、これらの金属框の室内側に取り付けられる樹脂上框312,412、樹脂下框322,422、樹脂縦框332,432、342,442からなる樹脂框によって構成される框体30,40の内側に、面材35,45を納めることによって構成される。樹脂框は、面材35,45の端部351,352,353,354,451,452,453,454に当接して面材35,45を保持する面材保持壁3121,3221,3321,3421,4121,4221,4321,4421を有する。面材35,45の端部351,352,353,354,451,452,453,454と面材保持壁3121,3221,3321,3421,4121,4221,4321,4421との間には、壁部を有しない隙間S31,S32,S33,S34,S41,S42,S43,S44が設けられる。
これによって、外障子3及び内障子4には、面材35,34と各樹脂框との間に、空気からなる断熱層が形成される。そのため、外障子3及び内障子4の断熱性及び防露性が向上する。隙間S31,S32,S33,S34,S41,S42,S43,S44には、仕切り壁等の壁部を有しないため、樹脂框の構造は簡素化される。そのため、框体30,40の低コスト化が可能である。
樹脂框の面材保持壁3121,3221,3321,3421,4121,4221,4321,4421は、面材35,45に沿って立ち上がる立壁部3122,3222,3322,3422,4122,4222,4322,4422と、その先端から面材35,45に向けて見込み方向に延びる見込み壁部3123,3223,3323,3423,4123,4223,4323,4423と、によって構成される。そのため、見込み壁部3123,3223,3323,3423,4123,4223,4323,4423の延び方向の調整によって、隙間S31,S32,S33,S34,S41,S42,S43,S44の大きさを容易に調整可能である。
以上の実施形態では、外障子3及び内障子4の框体30,40の全体に隙間S31,S32,S33,S34,S41,S42,S43,S44が形成されている。しかし、框体30,40に設けられる隙間は、框体30,40の上框31,41、下框42,42、縦框33,43、外召し合わせ框34、内召し合わせ框44のうちの少なくとも1つであってもよい。
以上の実施形態では引違い窓1を例示した。しかし、建具は、枠体の内側に障子を納めた建具であればよく、引違い窓に限定されない。
1 引違い窓(建具) 2 枠体、 3 外障子、 4 内障子、 30,40 框体、 35,45 面材、 311,411 金属上框、 321,421 金属下框、 331,431、341,441 金属縦框、 312,412 樹脂上框、 322,422 樹脂下框、 332,432、342,442 樹脂縦框、 351,451 上端部、 352,452 下端部、 353,453 戸先側端部、 354,454 戸尻側端部、 3121,3221,3321,3421,4121,4221,4321,4421 面材保持壁、 S31,S32,S33,S34,S41,S42,S43,S44 隙間、 3122,3222,3322,3422,4122,4222,4322,4422 立壁部、 3123,3223,3323,3423,4123,4223,4323,4423 見込み壁部

Claims (2)

  1. 建物躯体の開口部に取り付けられる枠体と、
    前記枠体の内側に納められる障子と、を備え、
    前記障子は、金属框と、前記金属框の室内側に取り付けられる樹脂框と、によって矩形に框組みされる框体の内側に、面材を納めることによって構成され、
    前記樹脂框は、前記面材の端部に当接して前記面材を保持する面材保持壁、を有し、
    前記面材の端部と前記面材保持壁との間に、壁部を有しない隙間が設けられる、建具。
  2. 前記面材保持壁は、前記面材に沿って立ち上がる立壁部と、前記立壁部の先端から前記面材に向けて見込み方向に延びる見込み壁部と、によって構成される、請求項1に記載の建具。
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