JP2022073989A - 二次電池用正極及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コーティング部と未コーティング部との延伸率の差を最小化して、正極圧延の際に発生するシワや破断などを最小限に抑えることにより、電極の不良率を改善して良質の正極を製造することができる二次電池用正極及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明の一実施例による二次電池用正極は、正極集電体、及び前記正極集電体上に設けられた正極合剤層を含む二次電池用正極であって、前記正極合剤層が一定の厚さで形成されるコーティング部と、前記正極集電体上で前記コーティング部の少なくとも一縁部に位置し、前記正極合剤層が形成されない未コーティング部と、前記コーティング部と前記未コーティング部との間に位置し、前記正極合剤層が前記コーティング部の厚さよりも小さい厚さで形成される緩衝部と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池用正極及びその製造方法に係り、より詳細には、正極圧延工程の際に延伸率のバラツキによって発生する不規則なシワや折れ、電極破断などを最小限に抑える二次電池正極構造及びその製造方法に関する。
充放電が可能な二次電池は、モバイル機器のエネルギー源又は補助電力装置などとして広範囲に用いられている。また、二次電池は、化石燃料を使用する既存のガソリン車、ディーゼル車などの大気汚染などを解決するための方案として提示されている電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(Plug-In HEV)などの動力源としても注目されている。最近では、電気自動車の走行距離を増やすために、より高エネルギー密度の二次電池の開発が求められている。
このような二次電池は、電極組立体が電解液と一緒に電池ケースに内蔵される形態で製造される。前記電極組立体は、正極、負極及び分離膜からなる構造体であって、製造方法によってスタック型、折畳型及びスタック-折畳型などに区分される。
電極組立体の正極と負極を製造するためには、金属集電体の一面または両面に電極活物質を塗布し、乾燥させて電極シートを製造した後、電極シートを圧延し、単位電極の間隔でスリット(slitting)する過程が必要である。
正極集電体は、正極活物質がコーティングされるコーティング部、及び前記コーティング部の長さ方向に沿ってコーティング部の両側に位置し、正極合剤層が塗布されない未コーティング部からなり、集電体のコーティング部には正極合剤層が塗布され、塗布された正極合剤層は所望の厚さに圧延される。
このとき、圧延過程は、一般的に円筒状の圧延ローラーを用いて電極シートを連続的に圧延し、所望の電極厚さ及び電極密度のために繰り返し行われる。また、高エネルギー密度の二次電池を製造するためには、高い圧延率で電極を圧延する。
しかし、電極シートが圧延ローラーによって圧延される場合、特に高い圧延率で電極が圧延される場合は、集電体の未コーティング部には殆ど圧力が印加されないため、コーティング部と未コーティング部との集電体延伸率の差により集電体上にうねり又はシワが発生し、激しい場合には破断が発生する。
このようなうねり又はシワが電極に形成されている場合、正極合剤層と集電体との間に隙間が発生し易く、このような隙間は、正極合剤層の離脱をもたらして電極の性能を大幅に阻害するおそれがある。また、うねり又はシワの発生が激しければ、圧延工程中に電極全体の破断を誘発し、破断発生の際に生産性及び歩留まりが大幅に低下するおそれがあり、ひいては所望の厚さに圧延工程を行うことができないこともある。
従来では、IHAの加熱を介して未コーティング部を軟質化することにより、圧延過程でコーティング部と未コーティング部との延伸率の差を低減させる技術が開発されていたが、破断問題を十分に解決するためにはIHAの出力を高めなければならないが、この場合、集電体の軟質化があまり激しくなって溶接(Welding)などの後続工程でより大きな不良を発生させるという問題点があった。
そこで、かかる問題点を根本的に解決することができる技術の必要性が非常に高いのが実情である。
韓国公開特許第10-2016-0141448号公報
本発明は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、コーティング部と未コーティング部との延伸率の差を最小化して、破断の発生が最小限に抑えられた圧延過程後の集電体の長さ方向への活物質層の厚さの最適化を実現し、圧延過程以前にコーティング部と未コーティング部との間の緩衝部の最適設計によって圧延過程におけるコーティング部と未コーティング部との延伸率の差を最小化することにある。
本発明の一実施例による二次電池用正極は、正極集電体、及び前記正極集電体上に設けられた正極合剤層を含む二次電池用正極であって、前記正極合剤層が一定の厚さで形成されるコーティング部と、前記正極集電体上で前記コーティング部の少なくとも一縁部に位置し、前記正極合剤層が形成されない未コーティング部と、前記コーティング部と前記未コーティング部との間に位置し、前記正極合剤層が前記コーティング部の厚さよりも小さい厚さで形成される緩衝部と、を含む。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記緩衝部の厚さは、前記未コーティング部と前記緩衝部との境界である第1箇所から前記緩衝部と前記コーティング部との境界である第2箇所に行くほど次第に増加することができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記緩衝部の第1箇所と前記第2箇所との間に第3箇所が存在し、前記緩衝部内の第3箇所の正極合剤層の厚さは前記コーティング部の正極合剤層の厚さの30%~80%であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記第3箇所は、前記集電体上での前記第1箇所から前記第2箇所までの長さの20%~60%だけ前記第1箇所から離隔することができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極は、前記緩衝部の第2箇所と前記第3箇所との間に第4箇所が存在し、前記第3箇所の正極合剤層の厚さは前記コーティング部の正極合剤層の厚さの20%~50%であり、前記第3箇所から前記第4箇所まで前記緩衝部の正極合剤層の厚さが次第に増加し、前記第3箇所と前記第4箇所との厚さの差は前記コーティング部の正極合剤層の厚さの30%以内であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極は、前記緩衝部の第2箇所と前記第3箇所との間に第4箇所が存在し、前記第3箇所の正極合剤層の厚さは前記コーティング部の正極合剤層の厚さの50%~60%であり、前記第3箇所から前記第4箇所まで前記緩衝部の正極合剤層の厚さが次第に増加し、前記第3箇所と前記第4箇所との厚さの差は前記コーティング部の正極合剤層の厚さの20%以内であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極は、前記緩衝部の第2箇所と前記第3箇所との間に第4箇所が存在し、前記第3箇所の正極合剤層の厚さは前記コーティング部の正極合剤層の厚さの60%~70%であり、前記第3箇所から前記第4箇所まで前記緩衝部の正極合剤層の厚さが次第に増加し、前記第3箇所と前記第4箇所との厚さの差は前記コーティング部の正極合剤層の厚さの15%以内であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記集電体上での前記第3箇所と前記第4箇所との距離は、前記集電体上での前記第1箇所と前記第2箇所との距離の20%~80%であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記集電体上での前記第1箇所と前記第3箇所との距離は、前記集電体上での前記第1箇所と前記第2箇所との距離の10%~30%であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記コーティング部の正極合剤層の密度は3.5g/cc以上であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記コーティング部の正極合剤層のローディング量は16.0mg/cm以上であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記正極集電体の厚さは15μm以下であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極において、前記未コーティング部に該当する前記集電体の引張強さは12kgf/mm以上であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極の製造方法は、正極集電体を準備するステップと、前記正極集電体上に正極合剤層を塗布するステップと、を含み、前記正極合剤層を塗布するステップでは、前記正極集電体の一領域上に正極合剤層が一定の厚さで形成されるコーティング部と、前記正極集電体上で前記コーティング部の少なくとも一縁部に位置し、前記正極合剤層が形成されない未コーティング部と、前記コーティング部と前記未コーティング部との間に位置し、前記コーティング部の厚さよりも小さい厚さで前記正極合剤層が塗布された緩衝部とを含む正極を形成させる。
本発明の一実施例による二次電池用正極の製造方法において、前記正極合剤層の塗布後、前記コーティング部及び前記緩衝部を同じ大きさの圧力で圧延するステップをさらに含むことができる。
上述したように、本発明による二次電池用正極及びその製造方法は、コーティング部と未コーティング部との延伸率の差を最小化して、正極圧延の際に発生するシワや破断などを最小限に抑えることにより、電極の不良率を改善して良質の正極を製造することができるという効果がある。
本発明の第1実施例による圧延過程後の二次電池用正極の斜視図である。 本発明の図1の二次電池用正極の断面図である。 本発明の第2実施例による圧延過程後の二次電池用正極の斜視図である。 本発明の図2の二次電池用正極の断面図である。 本発明の第2実施例による圧延過程後の二次電池用正極の実測立体断面図である。
本発明の目的、特定の利点及び新規な特徴は、添付図面に関連した以下の詳細な説明と好適な実施例からさらに明らかになるだろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付するにあたり、同一の構成要素に限ってはたとえ他の図面上に表示されても、できる限り同一の番号を持つようにしていることに留意すべきである。また、「一面」、「他面」、「第1」、「第2」などの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するために使用されるものであり、構成要素がこれらの用語によって限定されるものではない。以下、本発明を説明するにあたり、本発明の要旨を無駄に曖昧にするおそれのある関連公知の技術についての詳細な説明は省略する。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明し、同一の参照符号は同一の部材を示す。
高エネルギー密度の二次電池のためには、高密度の正極の適用が不可欠である。高密度の正極を適用するためには、正極合剤層20がコーティングされた正極集電体10を圧延する過程が必要である。本発明は、圧延過程で正極合剤層20を高密度に圧延し、且つ集電体10に破断が発生しない二次電池電極1の圧延後の形状と二次電池電極1の製造方法に関する。
本発明による二次電池用正極は、圧延過程後の二次電池用正極と圧延過程以前の二次電池用正極に分けて説明する。第一に、圧延過程後の二次電池用正極は、集電体に破断が生じないようにするために、既に設計された正極を圧延した結果物であって、以下で説明される実施例1と2に該当する。第二に、圧延過程以前の二次電池用正極は、圧延以前に集電体上に正極合剤層をコーティングさせた状態の正極であって、以下の実施例3で説明される二次電池用正極の製造方法において言及される。
本発明による二次電池用正極は、正極集電体と正極合剤層で構成される。正極集電体は、電池に化学的変化を誘発しない、高い導電性を有するものであれば、特に制限されず、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、焼成炭素、またはアルミニウムやステンレス鋼の表面にカーボン、ニッケル、チタン、銀などで表面処理したものなどが使用できる。正極合剤層の正極活物質、導電材、バインダーなどを含むことができる。正極活物質は、リチウムコバルト酸化物(LiCoO)、リチウムニッケル酸化物(LiNiO)等の層状化合物や、1種またはそれ以上の遷移金属で置換された化合物などが使用でき、これらに限定されない。導電材としては、通常、導電性炭素が使用され、例えば黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケチェンブラック、スーパー-P、カーボンナノチューブなどの様々な導電性炭素材が使用されることができる。
図1及び図2は本発明の一実施例による二次電池電極1について示す。
本発明の一実施例による二次電池用正極1は、正極集電体10、及び前記正極集電体10上に設けられる正極合剤層20を含む二次電池用正極1であって、前記正極合剤層20が一定の厚さで形成されるコーティング部100、前記正極集電体10上で前記コーティング部100の少なくとも一縁部に位置し、前記正極合剤層20が形成されない未コーティング部200、及び前記コーティング部100と前記未コーティング部200との間に位置し、前記正極合剤層20が前記コーティング部100の厚さよりも小さい厚さで形成される緩衝部300を含む。
図1及び図2を参照すると、本発明の正極1は、正極集電体10、及び該正極集電体10上にコーティングされている正極合剤層20で構成されている。正極1は、コーティング部100、未コーティング部200及び緩衝部300に区分される。コーティング部100は、正極集電体10上に正極合剤層20が一定の厚さでコーティングされた部分をいう。図1を参照すると、コーティング部100が一定の厚さで形成されていることが分かる。未コーティング部200は、コーティング部100の長さ方向に沿ってコーティング部100の両側に位置してもよく、一縁部に位置してもよい。未コーティング部200は、集電体10上に正極合剤層20が形成されない部分である。緩衝部300は、コーティング部100の正極合剤層20よりも小さい厚さで形成される。図1を参照すると、緩衝部300は、コーティング部100と未コーティング部200との間に位置し、電極1の圧延時にコーティング部100と未コーティング部200との延伸率の差を最小化するようにする。緩衝部300は、正極合剤層20の厚さの傾きが互いに異なる2つ以上で形成できる。つまり、図1に示すように緩衝部300の厚さの傾きが2つ形成されるか、或いは図3に示すように緩衝部300の厚さの傾きが3つ形成されるか、或いはそれ以上に形成されることができる。図1乃至図4では比率が正確に表現されてはいないが、緩衝部300の厚さよりも緩衝部300の長さが一層大きく形成される。例えば、緩衝部300の厚さが110μmであれば、緩衝部の長さが5mm程度であることができる。すなわち、本発明の緩衝部300は、厚さよりもコーティング部100と未コーティング部200との間の幅を一層大きくすることにより、コーティング部100と未コーティング部200との延伸率の差を最小化する緩衝作用をすることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極1において、前記緩衝部300の厚さは、前記未コーティング部200と前記緩衝部300との境界である第1箇所310から前記緩衝部300と前記コーティング部100との境界である第2箇所320に行くほど次第に増加することができる。
未コーティング部200と緩衝部300との境界を第1箇所310とする。すなわち、第1箇所は、集電体上に正極合剤層20が形成されていない部分と形成されている部分との境界であり、よって、第1箇所の正極合剤層20の厚さは0である。第2箇所は、コーティング部100の正極合剤層20の厚さが一定である箇所と、コーティング部100の正極合剤層20よりも厚さが小さい緩衝部300との境界である。よって、第2箇所の正極合剤層20の厚さは、コーティング部20の正極合剤層20の厚さと一致する。
第1箇所310の正極合剤層20の厚さは、コーティング部100の正極合剤層20の厚さに比べて0%であり、第2箇所320の正極合剤層20の厚さは、コーティング部100の正極合剤層20の厚さに比べて100%である。よって、緩衝部300の正極合剤層20の厚さは、第1箇所310から第2箇所320に行くほどコーティング部100の正極合剤層20の厚さの0%から100%へと次第に増加する。
本発明の一実施例による二次電池用正極1において、前記緩衝部の第1箇所310と前記第2箇所320との間に第3箇所330が存在することができる。
以下の説明において、aは正極集電体10の平面上での第1箇所310と第3箇所330との間隔を意味し、cは正極集電体10の平面上での第2箇所320と第3箇所330との間隔を意味する。xは正極集電体1の平面に垂直な方向に第1箇所310と第3箇所330との厚さの差を意味し、zは正極集電体1の平面に垂直な方向に第2箇所320と第3箇所330との厚さの差を意味する。
Figure 2022073989000002
Figure 2022073989000003
本発明の第1実施例に該当する実施例は1-1乃至1-5番と命名し、第1’実施例に該当する実施例は1’-1’乃至1’-4’と命名した。
比較例は、本発明の緩衝部が形成されていない場合の実験結果であって、他の実施例と比較して破断の回数が多いことを確認することができる。すなわち、本発明の緩衝部を形成させることにより、正極の破断を著しく減らすことができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極1において、前記緩衝部300の第1箇所310と前記第2箇所320との間に第3箇所330が存在し、前記緩衝部300内の第3箇所330の正極合剤層20の厚さは、前記コーティング部の正極合剤層20の厚さの30%~80%であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極1において、前記第3箇所330は、前記集電体10上での前記第1箇所310から前記第2箇所320までの長さの20%~60%だけ前記第1箇所310から離隔することができる。
図1及び図2を参照すると、集電体10上での第1箇所310と第3箇所330との間隔距離をaとし、集電体10上での第3箇所330と第2箇所320との間隔距離をcとするとき、0.2≦a/(a+c)≦0.6の条件を満足する。
表1を参照すると、第1実施例のa/(a+c)の項目が0.2と0.6との間の範囲にあることを確認することができるが、当該値を基準に圧延のために2000m走行するときに破断が発生せず、正極1が3.69g/cc以上の密度で形成されることができる。
第1実施例の2000m走行中の破断回数は0であり、密度は3.69g/cc以上であることからみて、正極合剤層20が十分に圧縮されたとともに、集電体10に破断が発生しないことが分かる。
第1’実施例の1’-3’番と1’-4’番の場合は、a/(a+c)の項目がそれぞれ0.09と0.82である。1’-4’番のようにaの値が大きくなってa/(a+c)の値が0.6を超える場合には、正極合剤層20の容量が非常に減少することができ、逆に1’-3’番のようにcの値が大きくなってa/(a+c)の値が0.2未満である場合には、破断が抑制される効果が半減することができる。したがって、a/(a+c)の値が0.2~0.6の範囲内にあることが電池容量及び密度の観点から好ましいことができる。
第1箇所310と第3箇所330との前記正極合剤層の厚さの差をxとし、第3箇所330と第2箇所320との厚さの差をzとするとき、0.3≦x/(x+z)≦0.8の条件を満足することができる。
本発明の第1実施例による二次電池用正極1のx/(x+z)の値は、0.3乃至0.8の間の範囲を基準に形成できるが、当該値を基準に圧延のために2000m走行するときに破断が発生せず、正極1が3.69g/cc以上の密度で形成できる
表1を参照すると、第1実施例のx/(x+z)の項目が0.3と0.8との間の範囲にあることを確認することができる。第1実施例の2000m走行中の破断回数は0であり、密度は3.69g/cc以上であることからみて、正極合剤層20が十分に圧縮されたとともに集電体10に破断が発生しないことが分かる。
第1’実施例の1’-1’番と1’-2’番の場合は、x/(x+z)の項目がそれぞれ0.89と0.18であるが、1’-1’番のようにx/(x+z)の比率が大きすぎると、緩衝部300のロードされる正極合剤層20が厚くなって、延伸率の差を最小化する改善点がなくなることにより、破断が発生(2000m走行時に2回発生)し、1’-2’番のようにx/(x+z)の比率が小さすぎると、正極合剤層20を過度に薄くコーティングしなければならならないが、実質的にこれは不可能である。したがって、第1’実施例の1’-1’番及び1’-2’番とは異なり、x/(x+z)の比率が0.3と0.8との間の範囲内にあるのが、2000m走行中の破断回数を0に維持するようにしながらコーティングの容易性も確保することができる。
本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、緩衝部300が、互いに異なる3つの傾きを持つことができる。つまり、前記緩衝部300の第2箇所320と前記第3箇所330との間に第4箇所340が存在することができる。
以下の説明において、aは正極集電体10の平面上での第1箇所310と第3箇所330との間隔を意味し、bは正極集電体10の平面上での第3箇所330と第4箇所340との間隔を意味し、cは正極集電体10の平面上での第4箇所340と第2箇所320との間隔を意味する。xは正極集電体10の平面に垂直な方向に第1箇所310と第3箇所330との厚さの差を意味し、yは正極集電体10の平面に垂直な方向に第3箇所330と第4箇所340との厚さの差を意味し、zは正極集電体10の平面に垂直な方向に第4箇所340と第2箇所320との厚さの差を意味する。
図5は本発明の第2実施例による圧延過程後の二次電池用正極1の実測立体断面図である。図5の立体図からも、正極合剤層20の厚さが変わることにより、正極合剤層20の傾きが変わりながら、第1箇所310、第2箇所320、第3箇所330及び第4箇所340が形成されることを確認することができる。よって、図5から、本発明の二次電池用正極1の構造は実際に生産可能な構造であることが分かる。
Figure 2022073989000004
Figure 2022073989000005
本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、前記緩衝部の第2箇所320と前記第3箇所330との間に第4箇所340が存在し、前記第3箇所330の正極合剤層20の厚さは、前記コーティング部100の正極合剤層20の厚さの20%~50%であり、前記第3箇所330から前記第4箇所340まで前記緩衝部300の正極合剤層20の厚さが次第に増加し、前記第3箇所330と前記第4箇所340との厚さの差は、前記コーティング部100の正極合剤層20の厚さの30%以内に形成できる。
未コーティング部200と緩衝部300との境界を第1箇所310とし、前記緩衝部300と前記コーティング部100との境界を第2箇所320とすることができる。つまり、第1箇所は、集電体上に正極合剤層20が形成されていない部分と形成されている部分との境界である。よって、第1箇所の正極合剤層20の厚さは0であることができる。第2箇所は、コーティング部100の正極合剤層20の厚さが一定である箇所と、コーティング部100の正極合剤層20よりも厚さが小さい緩衝部300との境界であり、よって、第2箇所の正極合剤層20の厚さは、コーティング部20の正極合剤層20の厚さと一致することができる。
本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、0.2≦x/(x+y+z)≦0.5の条件を満足し、かつ、第3箇所330から第4箇所340までの厚さの変化yがy/(x+y+z)≦0.3の条件を満足することができる。
表4から、第2実施例の2-6番と2-8番の場合は、x/(x+y+z)の項目が0.2と0.5との間の範囲にあることを確認することができ、この時のy/(x+y+z)の項目が0.3以下であることを確認することができる。6番と8番の場合は、2000m走行中の破断回数が0であり、密度が3.69g/cc以上であることからみて、正極合剤層20が十分に圧縮されたとともに集電体10に破断が発生しないことが分かる。
つまり、第1箇所310と第3箇所330との厚さの差がコーティング部100の正極合剤層20の厚さの20~50%に該当する場合には、緩衝部300の中間に形成されている第3箇所330と第4箇所340との厚さの差がコーティング部100の30%以内であることが好ましいことを意味する。緩衝部300の主な役割である正極1の圧延時の破断を抑制するためには、緩衝部300の厚さが急激に変化してはいけないので、第1箇所310と第3箇所330との間の厚さの変化に応じて、第3箇所330から第4箇所340までの厚さの変化に制限を置くのである。
本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、前記緩衝部300の第2箇所320と前記第3箇所330との間に第4箇所340が存在し、第3箇所330の正極合剤層20の厚さは、前記コーティング部100の正極合剤層20の厚さの50%~60%であり、前記第3箇所330から前記第4箇所340まで前記緩衝部300の正極合剤層20の厚さが次第に増加し、前記第3箇所330と前記第4箇所340との厚さの差は、前記コーティング部100の正極合剤層20の厚さの20%以内であることができる。
本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、0.5≦x/(x+y+z)≦0.6の条件を満足し、かつ、第3箇所330から第4箇所340までの厚さの変化yがy/(x+y+z)≦0.2の条件を満足することができる。
表4から、第2実施例の2-9番の場合は、x/(x+y+z)の項目が0.5と0.6の間の範囲にあることを確認することができ、この時のy/(x+y+z)の項目が0.2以下であることを確認することができる。2-9番の場合は、2000m走行中の破断回数が0であり、密度が3.69g/cc以上であることからみて、正極合剤層20が十分に圧縮されたとともに集電体10に破断が発生しないことが分かる。
つまり、第1箇所310と第3箇所330との厚さの差がコーティング部100の正極合剤層20の厚さの50~60%に該当する場合には、緩衝部300の中間に形成されている第3箇所330と第4箇所340との厚さの差がコーティング部100の20%以内であることが好ましいことを意味する。緩衝部300の主な役割である正極1の圧延時の破断を抑制するためには、緩衝部300の厚さが急激に変化してはいけないので、第1箇所310と第3箇所330との間の厚さの変化に応じて、第3箇所330から第4箇所340までの厚さの変化に制限を置くのである。実施例2の2-6番及び2-8番の場合と比較すると、2-9番の場合は、x/(x+y+z)の値がさらに大きくなって、緩衝部300の第1箇所310と第3箇所330との間の厚さの変化が大きくなるので、全体的な緩衝部300の厚さの変化が急激になることを抑制するために、y/(x+y+z)の値の範囲をより小さくするのである。
本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、前記緩衝部300の第2箇所320と前記第3箇所330との間に第4箇所340が存在し、前記第3箇所330の正極合剤層20の厚さは、前記コーティング部100の正極合剤層20の厚さの60%~70%であり、前記第3箇所330から前記第4箇所340まで前記緩衝部300の正極合剤層20の厚さが次第に増加し、前記第3箇所330と前記第4箇所340との厚さの差は、前記コーティング部100の正極合剤層20の厚さの15%以内であることができる。
本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、0.6≦x/(x+y+z)≦0.7の条件を満足し、かつ、第3箇所330から第4箇所340までの厚さの変化yがy/(x+y+z)≦0.15の条件を満足することができる。
表4から、第2実施例の7番の場合は、x/(x+y+z)の項目が0.6と0.7の間の範囲にあることを確認することができ、この時のy/(x+y+z)の項目が0.15以下であることを確認することができる。7番の場合は、2000m走行中の破断回数が0であり、密度が3.69g/cc以上であることからみて、正極合剤層20が十分に圧縮されたとともに集電体10に破断が発生しないことが分かる。
つまり、第1箇所310と第3箇所330との厚さの差がコーティング部100の正極合剤層20の厚さの60~70%に該当する場合には、緩衝部300の中間に形成されている第3箇所330と第4箇所340との厚さの差がコーティング部100の15%以内であることが好ましいことを意味する。緩衝部300の主な役割である正極1の圧延時の破断を抑制するためには、緩衝部300の厚さが急激に変化してはいけないので、第1箇所310と第3箇所330との厚さの変化に応じて、第3箇所330から第4箇所340までの厚さの変化に制限を置くのである。実施例2の2-9番の場合と比較すると、2-7番の場合は、x/(x+y+z)の値がさらに大きくなって緩衝部300の第1箇所310と第3箇所330との厚さの変化が大きくなるので、全体的な緩衝部300の厚さの変化が急激になることを抑制するために、y/(x+y+z)の値の範囲をさらに小さくするのである。
本発明の第2実施例による二次電池用正極1において、前記集電体10上での前記第3箇所330と前記第4箇所340との距離は、前記集電体10上での前記第1箇所310と前記第2箇所320との距離の40%~80%であることができる。
本発明の第2実施例による二次電池用正極1において、前記集電体10上での前記第1箇所310と前記第3箇所330との距離は、前記集電体10上での前記第1箇所310と前記第2箇所320との距離の10%~30%であることができる。
図3及び図4を参照すると、本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、第1箇所310と第3箇所330との間隔距離をaとし、第3箇所330と第4箇所340との間隔距離をbとし、第4箇所340と第2箇所320との間隔距離をcとするとき、0.2≦b/(a+b+c)≦0.8の条件を満足することができる。つまり、前記集電体10上での前記第3箇所330と前記第4箇所340との距離は、前記集電体10上での前記第1箇所310と前記第2箇所320との距離の20%~80%であることができる。
表3から、第2実施例の6番乃至9番のb/(a+b+c)の項目が0.2と0.8の間の範囲にあることを確認することができる。つまり、第2実施例のb/(a+b+c)の項目が0.2と0.8を基準として、圧延のために2000m走行するときに破断が発生せず、正極1の密度が3.69g/cc以上である。第2実施例の2000m走行中の破断回数は0であり、密度は3.69g/cc以上であることからみて、正極合剤層20が十分に圧縮されたとともに集電体10に破断が発生しないことが分かる。よって、第2実施例のb/(a+b+c)の範囲が0.2と0.8の間にあることが好ましい。
また、図3及び図4を参照すると、本発明の第2実施例による二次電池用正極1は、第1箇所310と第3箇所330との間隔距離をaとし、第3箇所330と第4箇所340との間隔距離をbとし、第4箇所340と第2箇所320との間隔距離cとするとき、0.1≦a/(a+b+c)≦0.3の条件を満足することができる。
表3から、第2実施例の6番乃至9番のa/(a+b+c)の項目が0.1と0.3の間の範囲にあることを確認することができる。つまり、第2実施例のa/(a+b+c)の項目が0.1と0.3を基準として、圧延のために2000m走行するときに破断が発生せず、正極1の密度が3.69g/cc以上である。第2実施例の2000m走行中の破断回数は0であり、密度は3.69g/cc以上であることからみて、正極合剤層20が十分に圧縮されたとともに集電体10に破断が発生しないことが分かる。よって、第2実施例のa/(a+b+c)の範囲が0.1と0.3の間にあることが好ましい。
本発明の第1及び第2実施例による二次電池用電極1は、前記コーティング部100の正極合剤層20の密度が3.5g/cc以上、前記コーティング部100の正極合剤層20のローディング量が16.0mg/cm以上、前記正極集電体10の厚さが15μm以下、前記未コーティング部200に該当する記集電体10の引張強さは12kgf/mm以上であることができる。
高密度の正極を形成させるためには、正極合剤層20の密度が高くなければならず、本発明では、少なくとも正極合剤層20の密度が3.5g/cc以上であることができる。
また、正極合剤層20のローディング量とは、集電体10の広さに比べて正極活物質がどれほどコーティングされるかを示すものであるが、本発明の正極1は、高密度だけでなく、一定以上のエネルギーを発生させることができなければならないので、正極合剤層20のローディング量が16.0mg/cm以上であることができる。
一方、正極集電体10の厚さは15μm以下であることができ、圧延過程後の溶接(Welding)過程で融着が発生しないように集電体10の引張強さは12kgf/mm以上であることができる。
本発明の一実施例による二次電池用正極1の製造方法は、正極集電体10を準備するステップと、前記正極集電体10上に正極合剤層20を塗布するステップと、を含み、前記正極合剤層20を塗布するステップでは、前記正極集電体10の一領域上に位置し、正極合剤層20が一定の厚さで形成されるコーティング部100と、前記正極集電体10上で前記コーティング部100の少なくとも一縁部に位置し、前記正極合剤層20が形成されない未コーティング部200と、前記コーティング部100と前記未コーティング部200との間に位置し、前記コーティング部100の厚さよりも小さい厚さで前記正極合剤層20が塗布された緩衝部300と、を含む正極1を形成させる。
本発明の一実施例による二次電池用正極1の製造方法において、前記正極合剤層20の塗布後、前記コーティング部100及び緩衝部300を同じ大きさの圧力で圧延するステップをさらに含むことができる。
正極合剤層20を塗布するステップの後には、電極1を圧延するステップが行われることができる。コーティング部100と緩衝部300を同じ力で圧延するので、圧延後にも、緩衝部300がコーティング部100よりも小さい厚さで形成できる。
コーティング方法に応じて、緩衝部300の正極合剤層20は、緩やかな傾きを持つか或いは階段式で塗布できる。圧延するステップの後、正極1は、正極集電体10の少なくとも一側または両側に位置した未コーティング部200からコーティング部100に近づくほど緩衝部300の正極合剤層20の厚さが次第に厚くなる形状を有することができる。
正極合剤層20を塗布するステップは、コーティング部100の正極合剤層20を形成させるコーティング部のスラリー排出口と、緩衝部300の正極合剤層20を形成させる緩衝部のスラリー排出口をそれぞれ配置して、2つのスラリー排出口を介して正極集電体10上に正極合剤層20をコーティングする方法が活用できる。ここで、2つのスラリー排出口が同時に作動することも、順次作動することもできる。
また、正極合剤層20を塗布するステップは、1つのスラリー排出口によってコーティング部100の正極合剤層20を形成させた後、前記正極合剤層20が形成されたコーティング層の少なくとも一縁部の正極合剤層20の一部を除去して、緩衝部300の正極合剤層20が緩やかな傾きを持つか或いは階段式で形成されることができる。
以上、本発明を具体的な実施例によって詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、本発明の技術的思想内で当該分野における通常の知識を有する者によってその変形や改良が可能であるのは明らかであるというべきである。
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の範囲に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付された特許請求の範囲によって明確になるだろう。
1 二次電池用正極
10 正極集電体
20 正極合剤層
100 コーティング部
200 未コーティング部
300 緩衝部
310 第1箇所
320 第2箇所
330 第3箇所
340 第4箇所

Claims (15)

  1. 正極集電体、及び前記正極集電体上に設けられた正極合剤層を含む二次電池用正極であって、
    前記正極合剤層が一定の厚さで形成されるコーティング部と、
    前記正極集電体上で前記コーティング部の少なくとも一縁部に位置し、前記正極合剤層が形成されない未コーティング部と、
    前記コーティング部と前記未コーティング部との間に位置し、前記正極合剤層が前記コーティング部の厚さよりも小さい厚さで形成される緩衝部と、を含む、二次電池用正極。
  2. 前記緩衝部の厚さは、
    前記未コーティング部と前記緩衝部との境界である第1箇所から前記緩衝部と前記コーティング部との境界である第2箇所に行くほど次第に増加する、請求項1に記載の二次電池用正極。
  3. 前記緩衝部の前記第1箇所と前記第2箇所との間に第3箇所が存在し、
    前記緩衝部内の前記第3箇所の正極合剤層の厚さは、前記コーティング部の正極合剤層の厚さの30%~80%である、請求項2に記載の二次電池用正極。
  4. 前記第3箇所は、前記集電体上での前記第1箇所から前記第2箇所までの長さの20%~60%だけ前記第1箇所から離隔している、請求項3に記載の二次電池用正極。
  5. 前記緩衝部の前記第2箇所と前記第3箇所との間に第4箇所が存在し、
    前記第3箇所の正極合剤層の厚さは、前記コーティング部の正極合剤層の厚さの20%~50%であり、
    前記第3箇所から前記第4箇所まで前記緩衝部の正極合剤層の厚さが次第に増加し、前記第3箇所と前記第4箇所との厚さの差は前記コーティング部の正極合剤層の厚さの30%以内である、請求項2に記載の二次電池用正極。
  6. 前記緩衝部の前記第2箇所と前記第3箇所との間に第4箇所が存在し、
    前記第3箇所の正極合剤層の厚さは前記コーティング部の正極合剤層の厚さの50%~60%であり、
    前記第3箇所から前記第4箇所まで前記緩衝部の正極合剤層の厚さが次第に増加し、前記第3箇所と前記第4箇所との厚さの差は前記コーティング部の正極合剤層の厚さの20%以内である、請求項2に記載の二次電池用正極。
  7. 前記緩衝部の前記第2箇所と前記第3箇所との間に第4箇所が存在し、
    前記第3箇所の正極合剤層の厚さは前記コーティング部の正極合剤層の厚さの60%~70%であり、
    前記第3箇所から前記第4箇所まで前記緩衝部の正極合剤層の厚さが次第に増加し、前記第3箇所と前記第4箇所との厚さの差は前記コーティング部の正極合剤層の厚さの15%以内である、請求項2に記載の二次電池用電極。
  8. 前記集電体上での前記第3箇所と前記第4箇所との距離が、前記集電体上での前記第1箇所と前記第2箇所との距離の20%~80%である、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の二次電池用電極。
  9. 前記集電体上での前記第1箇所と前記第3箇所との距離が、前記集電体上での前記第1箇所と前記第2箇所との距離の10%~30%である、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の二次電池用正極。
  10. 前記コーティング部の正極合剤層の密度が3.5g/cc以上である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の二次電池用正極。
  11. 前記コーティング部の正極合剤層のローディング量が16.0mg/cm以上である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の二次電池用正極。
  12. 前記正極集電体の厚さが15μm以下である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の二次電池用正極。
  13. 前記未コーティング部に該当する前記集電体の引張強さが12kgf/mm以上である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の二次電池用正極。
  14. 正極集電体を準備するステップと、
    前記正極集電体上に正極合剤層を塗布するステップと、を含み、
    前記正極合剤層を塗布するステップでは、
    前記正極集電体の一領域上に正極合剤層が一定の厚さで形成されるコーティング部と、前記正極集電体上で前記コーティング部の少なくとも一縁部に位置し、前記正極合剤層が形成されない未コーティング部と、前記コーティング部と前記未コーティング部との間に位置し、前記コーティング部の厚さよりも小さい厚さで前記正極合剤層が塗布された緩衝部とを含む正極を形成させる、二次電池用正極の製造方法。
  15. 前記正極合剤層の塗布後、前記コーティング部及び前記緩衝部を同じ大きさの圧力で圧延するステップをさらに含む、請求項14に記載の二次電池用正極の製造方法。
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