JP2022071662A - アンビルユニットおよびそれを備える部品実装装置 - Google Patents

アンビルユニットおよびそれを備える部品実装装置 Download PDF

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茂樹 今福
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和男 長江
Kazuo Nagae
啓之 鈴木
Hiroyuki Suzuki
建農 梁
Jian Nong Liang
志華 呉
Jr-Hua Wu
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Abstract

【課題】回転の柔軟性を向上させたアンビルユニットおよびそれを備える部品実装装置を提供すること。【解決手段】アンビルユニットは、アンビル本体部と、少なくとも2つのガイドピンと、少なくとも2つの選択ロッドと、少なくとも2つの選択ロッド駆動部と、連結部と、を備え、少なくとも2つの選択ロッドの第2端の位置は、少なくとも2つの選択ロッドの第1端の回転位置が所定の範囲にある間は、各選択ロッドにおける第1端と第2端とを結ぶ線どうしが任意の高さ位置で互いに交差しないように設定される。【選択図】図3

Description

本発明は、アンビルユニットおよびそれを備える部品実装装置に関する。
従来、ラジアル部品やアキシャル部品等の部品は、2本のリードを有しており、これら2本のリードが基板に設けられた挿入孔に挿入される。このようなリード付き部品を基板に挿入して実装する部品実装装置は、アンビルユニットを備えている。アンビルユニットは、基板の下面側に突出して延びたリードを加工するためのリード加工部を有する(例えば、特許文献1参照)。リード加工部はリードを折り曲げる等の加工を行う。
特許文献1のアンビルユニットは、リードを基板の挿入孔に案内する複数のガイドピンと、各ガイドピンを選択的に上下動させる複数の選択ロッドとを備える。各ガイドピンは基板の挿入孔に下方から挿入され、基板の上方にあるリードに係合する。各選択ロッドはガイドピンの下端部に連結され、シリンダ等によって駆動されて各ガイドピンを一体的に上下動させる。
各ガイドピンは、基板の下方に退避した退避位置と、基板の挿入孔を通じて上方へ突出した突出位置との間を上下動する。選択ロッドが3本以上設けられる場合、ガイドピンによって案内する2本のリードのピッチに応じて上下動する2本の選択ロッドが選択される。
特開2007-109849号公報
昨今では部品が様々な向きで基板に挿入されるところ、アンビルユニットは部品の向きに応じて回転可能である。アンビルユニットの構成として、ガイドピンおよび選択ロッドの上端が一体的に回転する一方で、選択ロッドの下端は位置が固定されて回転しない構成の場合、アンビルユニットの回転位置によっては選択ロッドどうしが互いに干渉してそれ以上回転できなくなる。アンビルユニットの回転の柔軟性に関して未だ改善の余地があるといえる。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、回転の柔軟性を向上させたアンビルユニットおよびそれを備える部品実装装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のアンビルユニットは、基板の挿入孔に挿入された部品のリードを加工するリード加工部を有し、回転機能を有するアンビル本体部と、前記基板の前記挿入孔に挿入され、前記部品の前記リードを前記挿入孔に向けて案内する少なくとも2つのガイドピンと、前記少なくとも2つのガイドピンのそれぞれに対応して設けられ、前記ガイドピンに結合される第1端と、第2端とをそれぞれ有する、少なくとも2つの選択ロッドと、前記少なくとも2つの選択ロッドのそれぞれに対応して設けられ、前記選択ロッドの前記第2端が結合されて、前記選択ロッドを上下動させる少なくとも2つの選択ロッド駆動部と、前記少なくとも2つのガイドピンと前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第1端とを、前記アンビル本体部の回転に伴って回転するように前記アンビル本体部に連結する連結部と、を備え、前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第2端は、前記選択ロッド駆動部によってその位置が固定されており、前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第2端の位置は、前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第1端の回転位置が所定の範囲にある間は、各選択ロッドにおける前記第1端と前記第2端とを結ぶ線どうしが任意の高さ位置で互いに交差しないように設定される。
また、本発明の部品実装装置は、基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決め部と、部品をピックアップして、前記実装位置に位置決めされた前記基板に前記部品のリードを挿入する実装ヘッドと、前前記部品の記リードを加工する前記リード加工部を有する前記アンビルユニットと、を備える。
本発明によれば、アンビルユニットの回転の柔軟性を向上させることができる。
実施形態1の部品実装装置の概略斜視図 実施形態1のガイドピンによるリードのガイド機能を説明するための概略図 実施形態1の挿入ガイド機構の周辺構成を示す概略図 実施形態1の複数の選択ロッド駆動部および各選択ロッド駆動部に接続される選択ロッドの第2端を示す概略平面図 実施形態1の選択ロッドの第1端および第2端のXY方向の位置関係を示す概略平面図 実施形態1のアンビルユニットが+45度回転したときの選択ロッドの位置変化を示す概略平面図 実施形態1のアンビルユニットが+90度回転したときの選択ロッドの位置変化を示す概略平面図 実施形態1のアンビルユニットが-45度回転したときの選択ロッドの位置変化を示す概略平面図 実施形態1のアンビルユニット12が-90度回転したときの選択ロッドの位置変化を示す概略平面図 実施形態1の第1選択ロッドおよび第1選択ロッド駆動部のセットを取り外した状態の挿入ガイド機構の周辺構成を示す概略図 図8に示す構成から第5選択ロッドおよび第5選択ロッド駆動部のセットをさらに取り外した状態の挿入ガイド機構の周辺構成を示す概略図 実施形態1のアンビル本体部とホースとを接続する接続構造を示す概略斜視図 実施形態2のアンビルユニットにおける複数の選択ロッドの概略平面図 実施形態2の複数の選択ロッド駆動部および各選択ロッド駆動部に接続される選択ロッドの第2端を示す概略平面図 実施形態2のアンビルユニットが+90度回転したときの選択ロッドの位置変化を示す概略平面図 実施形態2のアンビルユニットが-90度回転したときの選択ロッドの位置変化を示す概略平面図
本発明の第1態様によれば、基板の挿入孔に挿入された部品のリードを加工するリード加工部を有し、回転機能を有するアンビル本体部と、前記基板の前記挿入孔に挿入され、前記部品の前記リードを前記挿入孔に向けて案内する少なくとも2つのガイドピンと、前記少なくとも2つのガイドピンのそれぞれに対応して設けられ、前記ガイドピンに結合される第1端と、第2端とをそれぞれ有する、少なくとも2つの選択ロッドと、前記少なくとも2つの選択ロッドのそれぞれに対応して設けられ、前記選択ロッドの前記第2端が結合されて、前記選択ロッドを上下動させる少なくとも2つの選択ロッド駆動部と、前記少なくとも2つのガイドピンと前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第1端とを、前記アンビル本体部の回転に伴って回転するように前記アンビル本体部に連結する連結部と、を備え、前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第2端は、前記選択ロッド駆動部によってその位置が固定されており、前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第2端の位置は、前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第1端の回転位置が所定の範囲にある間は、各選択ロッドにおける前記第1端と前記第2端とを結ぶ線どうしが任意の高さ位置で互いに交差しないように設定される、アンビルユニットを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記ガイドピン、前記選択ロッド、前記選択ロッド駆動部はそれぞれ少なくとも3つ設けられており、前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第1端は、前記アンビル本体部の回転軸に沿って平面視したときに列に並んで配置されている、第1態様に記載のアンビルユニットを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第1端のいずれか1つが前記アンビル本体部の前記回転軸に重なる位置にある、第2態様に記載のアンビルユニットを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記回転軸に重なる前記第1端に対応する前記第2端は、前記回転軸に沿って平面視したときに当該第1端に対してずれた位置に配置されている、第3態様に記載のアンビルユニットを提供する。
本発明の第5態様によれば、前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第2端は、前記アンビル本体部の前記回転軸に沿って平面視したときに、前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第1端が成す前記列に対して一方側あるいは他方側のいずれかに配置される、第2態様から第4態様のいずれか1つに記載のアンビルユニットを提供する。
本発明の第6態様によれば、前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第2端は、前記第1端が成す前記列に対して一方側に配置されるものと、他方側に配置されるものとが交互に設けられる、第5態様に記載のアンビルユニットを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記第1端と前記第2端とを結ぶ前記線は、前記第1端の中心位置と前記第2端の中心位置とを結ぶ中心線である、第1態様から第6態様のいずれか1つに記載のアンビルユニットを提供する。
本発明の第8態様によれば、前記所定の範囲は180度である、第1態様から第7態様のいずれか1つ態様に記載のアンビルユニットを提供する。
本発明の第9態様によれば、前記リード加工部は、前記リードを折り曲げて前記リードを加工する、第1態様から第8態様のいずれか1つに記載のアンビルユニットを提供する。
本発明の第10態様によれば、基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決め部と、部品をピックアップして、前記実装位置に位置決めされた前記基板に前記部品のリードを挿入する実装ヘッドと、前記部品の前記リードを加工する前記リード加工部を有する前記アンビルユニットと、を備える、部品実装装置を提供する。
以下、本発明に係るアンビルユニットおよびそれを備える部品実装装置の例示的な実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。本発明は、以下の実施形態の具体的な構成に限定されるものではなく、同様の技術的思想に基づく構成が本発明に含まれる。
(実施形態1)
まず図1を参照して、本発明の一実施形態に係る部品実装装置について説明する。実施形態1の部品実装装置1は、基板2に部品3を挿入して実装する装置である。以下、基板2に対して水平な方向をX方向およびY方向とし、XY平面に対して垂直な方向、すなわち上下方向(鉛直方向)をZ方向とする。
図1に示すように、部品実装装置1は、複数のフィーダ4と、基板位置決め部6と、制御部8と、パレット9と、実装ヘッド10と、移し替えチャック11と、アンビルユニット12と、第1駆動機構14と、第2駆動機構16とを備える。図1では、部品実装装置1の各構成要素を模式化して図示している。
フィーダ4は、リード付きの部品3を収容する部品供給部である。図1に示すように、フィーダ4は複数個設けられており、X方向に沿って配列される。それぞれのフィーダ4に複数の部品3が収容されている。部品は「リード付き部品」とも称してもよい。部品3はラジアル部品やアキシャル部品など、リードを有するものであれば任意の電子部品であってもよい。実施形態1では部品3はラジアル部品である。
基板位置決め部6は、基板2を位置決めするための部材である。実施形態1の基板位置決め部6は、図1の矢印X1、Y1で示すように基板2をX方向およびY方向に搬送して所定の実装位置に位置決めするレール状の部材である。図1では、基板2が実装位置に位置決めされた状態が示される。基板位置決め部6を駆動する駆動機構については説明および図示を省略する。
制御部8は、部品実装装置1の各構成要素の動作を制御する部材である。制御部8は、配線等を介して部品実装装置1の各構成要素に電気的に接続されている。制御部8は例えばマイクロコンピュータで構成される。
パレット9は、フィーダ4と実装ヘッド10の間で部品3をシーケンスに並べる部材である。パレット9は複数個設けられるとともに、無端状のパレットベルト9Aに順番に取り付けられている。フィーダ4から供給される個々の部品3がそれぞれのパレット9に保持される(図1では部品3の図示を省略)。パレット9に保持される部品3は、後述する移し替えチャック11によって取り出され、実装ヘッド10に移し替えられる。
実装ヘッド10は、基板位置決め部6により位置決めされた基板2の挿入孔17に、部品3のリードを挿入するためのヘッドである。実装ヘッド10は、基板位置決め部6よりも上方に配置されており、基板2の挿入孔17に対して上方から部品3のリードを挿入する。実装ヘッド10は、ボディチャック10Aと、ガイドチャック10Bと、プッシャ10Cとを備える。
ボディチャック10Aは、移し替えチャック11から部品3を受け取って保持する部材である。ボディチャック10Aは一対の爪を有し、移し替えチャック11から受け渡される部品3のボディを挟んで保持する。ボディチャック10Aは、部品3のボディを保持した状態で下降するように制御される。
ガイドチャック10Bは、ボディチャック10Aが保持する部品3のリードと、後述するガイドピン26の上端とを係合させる際にガイドするための部材である。ガイドチャック10Bは一対の爪を有し、一対の爪の間の空間に部品3のリードおよびガイドピン26を挿入することで、両者の係合をガイドする。
プッシャ10Cは、ガイドピン26に係合した状態の部品3を押し下げるための部材である。プッシャ10Cが部品3を押し下げることで、部品3のリードを基板2の挿入孔17に案内することができる。
上述した実装ヘッド10の各構成の上下動(矢印Z1)および回転移動(XY1)は、第1駆動機構14によって実行される。
移し替えチャック11は、パレット9に保持された部品3を取り出して、ボディチャック10Aに移し替えるための部材である。移し替えチャック11は一対の爪を有し、パレット9に保持された部品3のリードを挟んで保持する。移し替えチャック11は、部品3のリードを挟んで保持した状態でボディチャック10Aに近付くように移動し、ボディチャック10Aが部品3のボディを挟む。これにより、移し替えチャック11からボディチャック10Aへの部品3の移し替えが行われる。
アンビルユニット12は、基板2の挿入孔17に挿入された部品3のリードを加工して部品3を基板2に装着するためのユニットである。アンビルユニット12は、基板位置決め部6よりも下方に配置されており、部品3のリードを下方から加工する。アンビルユニット12は、第2駆動機構16によって駆動される。
第2駆動機構16は、図1の矢印Z2および矢印XY2で示すように、アンビルユニット12をZ方向に直線移動させる機能と、XY平面内で回転移動させる機能とを有する。
アンビルユニット12は、リード加工部18と、アンビル本体部20と、ホース22と、挿入ガイド機構24とを備える。
リード加工部18は、部品3のリードを加工するための部材である。実施形態1のリード加工部18は、部品3のリードをクリンチして切断する切断刃を有する。リード加工部18は、アンビル本体部20に立設されている。
アンビル本体部20は、アンビルユニット12の本体を構成する部材であり、その上面にリード加工部18を立設する。アンビル本体部20には、リード加工部18に加えて、ホース22および挿入ガイド機構24が接続されている。
ホース22は、アンビル本体部20に接続されたホースである。実施形態1のホース22は、リード加工部18の切断によって生じるリード屑を廃棄するためのホースであり、図示しない真空源に接続されている。
挿入ガイド機構24は、基板2の挿入孔17に対する部品3のリードの挿入をガイドするための機構である。挿入ガイド機構24は、リードの挿入をガイドするための複数のガイドピン26を有する。複数のガイドピン26は上方に突出するとともに、アンビル本体部20の内部に挿通されており、上下動可能に構成されている。
ガイドピン26によるリードのガイド機能について、図2を用いて説明する。
図2は、ガイドピン26によるリードのガイド機能を説明するための概略図である。図2では、挿入ガイド機構24や実装ヘッド10の一部構成の図示を省略している。
図2に示すように、ガイドピン26のそれぞれは、基板2の下方に退避した退避位置と、基板2の挿入孔17に挿入されて部品3のリードに係合する係合位置との間を上下動可能に構成される。ガイドピン26の先端は筒状に形成されており、部品3のリードに係合してリードを収容可能である。
まず、ボディチャック10A(図示せず)が部品3のボディを保持した状態で下降して、ガイドチャック10B(図示せず)の一対の爪の間に部品3のリードを挿入する。さらに、基板2の挿入孔17を通じて係合位置へ上昇した2本のガイドピン26もガイドチャック10Bの一対の爪の間に挿入される。これにより、図2に示すように部品3のリードがガイドピン26の上端に収容される。その状態でボディチャック10Aおよびガイドチャック10Bが退避し、矢印Z3で示すようにプッシャ10C(図示せず)によって部品3が押し下げられ、2本のガイドピン26も同期して下降する。このようにして、ガイドピン26の先端に収容された状態の部品3のリードを挿入孔17へ案内できる。
実施形態1では5本のガイドピン26を設けている。ガイドピン26によって案内する部品3のリードのピッチに応じて、上下動する2本の選択ロッド28が選択される。
上述した構成を有する部品実装装置1を用いて、基板2に複数の部品3を実装した部品実装基板が製造される。
以下、挿入ガイド機構24の詳細な構成について、図3以降を用いて説明する。
図3は、挿入ガイド機構24の周辺構成を示す概略図である。図3に示すように、挿入ガイド機構24は、複数のガイドピン26と、複数の選択ロッド28と、複数の選択ロッド駆動部30と、連結部32とを備える。
選択ロッド28は、ガイドピン26の下端部に結合されてガイドピン26と一体的に上下動する部材である。選択ロッド28はガイドピン26のそれぞれに対応して設けられており、実施形態1では5本の選択ロッド28が設けられる。
複数の選択ロッド28は、第1選択ロッド40と、第2選択ロッド42と、第3選択ロッド44と、第4選択ロッド46と、第5選択ロッド48とを備える。
選択ロッド40、42、44、46、48はそれぞれ、ガイドピン26に結合される第1端と、選択ロッド駆動部30に結合される第2端とを備える。具体的には、第1選択ロッド40は第1端40Aと第2端40Bとを有し、第2選択ロッド42は第1端42Aと第2端42Bとを有し、第3選択ロッド44は第1端44Aと第2端44Bとを有し、第4選択ロッド46は第1端46Aと第2端46Bとを有し、第5選択ロッド48は第1端48Aと第2端48Bとを有する。
選択ロッド駆動部30は、各選択ロッド28を上下動させて、矢印Z4で示すように選択ロッド28およびガイドピン26を一体的に上下動させる駆動部である。選択ロッド駆動部30は選択ロッド28のそれぞれに対応して設けられており、実施形態1では5つの選択ロッド駆動部30が設けられる。
複数の選択ロッド駆動部30は、第1選択ロッド駆動部50と、第2選択ロッド駆動部52と、第3選択ロッド駆動部54と、第4選択ロッド駆動部56と、第5選択ロッド駆動部58とを備える。
第1選択ロッド駆動部50は、第1選択ロッド40を上下動させる駆動部である。同様に、第2選択ロッド駆動部52は、第2選択ロッド42を上下動させる駆動部であり、第3選択ロッド駆動部54は、第3選択ロッド44を上下動させる駆動部であり、第4選択ロッド駆動部56は、第4選択ロッド46を上下動させる駆動部であり、第5選択ロッド駆動部58は、第5選択ロッド48を上下動させる駆動部である。
選択ロッド駆動部50、52、54、56、58のそれぞれは、シリンダ等で構成される駆動本体部と、選択ロッド28の第2端に接続される接続部とを有する。駆動本体部、接続部および選択ロッド28の第2端の位置関係について、図4を用いて説明する。
図4は、複数の選択ロッド駆動部30および各選択ロッド駆動部30に接続される選択ロッド28の第2端40B、42B、44B、46B、48Bを示す概略平面図である。
図4に示すように、第1選択ロッド駆動部50は、第1駆動本体部50Aと第1接続部50Bとを有する。同様に、第2選択ロッド駆動部52は、第2駆動本体部52Aと第2接続部52Bとを有し、第3選択ロッド駆動部54は、第3駆動本体部54Aと第3接続部54Bとを有し、第4選択ロッド駆動部56は、第4駆動本体部56Aと第4接続部56Bとを有し、第5選択ロッド駆動部58は、第5駆動本体部58Aと第5接続部58Bとを有する。
第1選択ロッド40の第2端40Bは、第1接続部50Bに接続される。同様に、第2選択ロッド42の第2端42Bは第2接続部52Bに接続され、第3選択ロッド44の第2端44Bは第3接続部54Bに接続され、第4選択ロッド46の第2端46Bは第4接続部56Bに接続され、第5選択ロッド48の第2端48Bは第5接続部58Bに接続される。
駆動本体部50A、52A、54A、56A、58Aはそれぞれ、接続部50B、52B、54B、56B、58BをZ方向に上下動させることで、選択ロッド40、42、44、46、48を上下動させる。選択ロッド40、42、44、46、48の第2端40B、42B、44B、46B、48Bはそれぞれ、接続部50B、52B、54B、56B、58に固定されている。
図4に示す構成はいずれも、アンビル本体部20とともにXY方向には直線的に移動するものの、XY平面内で回転する機能を有しない。すなわち、アンビル本体部20がXY平面内で回転しても、選択ロッド駆動部50、52、54、56、58および第2端40B、42B、44B、46B、48Bは回転せず、図4に示すXY方向の相対的な位置関係を維持する。
図3に戻ると、連結部32は、複数のガイドピン26および複数の選択ロッド28の第1端40A、42A、44A、46A、48Aをアンビル本体部20に連結する部材である。連結部32は、複数のガイドピン26等を収容してアンビル本体部20に固定する円筒状のケース(図示せず)等で構成されるが、詳細な構造については説明および図示を省略する。
矢印X2で示すように、複数のガイドピン26はX方向に沿って一列に並んだ状態で、アンビル本体部20に連結されている。
連結部32によって、複数のガイドピン26および複数の選択ロッド28の第1端40A、42A、44A、46A、48Aは、矢印XY2で示すようにアンビル本体部20が回転軸Cを中心としてXY平面内で回転する際に一体的に回転する。ガイドピン26が一列に並ぶ位置関係はアンビル本体部20と一体的に回転する際も維持される。
選択ロッド28の第2端40B、42B、44B、46B、48Bは、連結部32によってアンビル本体部20に連結されていない。このため、アンビル本体部20が回転軸Cを中心に回転すると、各選択ロッド28にねじれが生じるとともに、選択ロッド28の第1端40A、42A、44A、46A、48Aの回転位置によっては選択ロッド28どうしが互いに干渉してそれ以上回転できなくなる。
実施形態1の部品実装装置1では、アンビルユニット12の回転範囲を180度以上確保するように複数の選択ロッド28の配置を工夫しており、特に第2端40B、42B、44B、46B、48Bの配置を工夫している。具体的には、図5以降を用いて説明する。
図5は、選択ロッド28の第1端40A、42A、44A、46A、48Aおよび第2端40B、42B、44B、46B、48BのXY方向の位置関係を示す概略平面図である。
図5に示すように、第1端40A、42A、44A、46A、48Aは、X方向に延びる列X3に沿って配置されている。前述したように、第1端40A、42A、44A、46A、48Aはアンビル本体部20とともに回転する部分であり(矢印XY2参照)、アンビル本体部20の回転軸Cを中心に回転する。実施形態1では、第1端40A、42A、44A、46A、48Aのうち、中央に位置する第1端44Aをアンビルユニット12の回転軸Cに一致させて配置している。
第2端40B、42B、44B、46B、48Bは、図5に示すように、列X3に対してずれた位置に配置されている。実施形態1では特に、第2端40B、42B、44B、46B、48Bを、列X3に対して一方側に配置されるものと、他方側に配置されるものと交互に配置している。より具体的には、第2端40B、44B、48Bを列X3に対して一方側(紙面左側)に配置し、第2端42B、46Bを列X3に対して他方側(紙面右側)に配置している。
第1端40A、42A、44A、46A、48Aのそれぞれは中心位置40C、42C、44C、46C、48Cを有する。同様に、第2端40B、42B、44B、46B、48Bのそれぞれは中心位置40D、42D、44D、46D、48Dを有する。図5に示す例では、第1端40A、42A、44A、46A、48Aおよび第2端40B、42B、44B、46B、48Bの各形状を円形状で模式化しているが、任意の形状であってもよい。
ここで、第1選択ロッド40における中心位置40C、40Dを結ぶ線を中心線40Eとする。同様に、中心位置42C、42Dを結ぶ線を中心線42Eとし、中心位置44C、44Dを結ぶ線を中心線44Eとし、中心位置46C、46Dを結ぶ線を中心線46Eとし、中心位置48C、48Dを結ぶ線を中心線48Eとする。
実施形態1の部品実装装置1では、図5に示す回転位置を基準位置として、基準位置から+90度回転する範囲、および基準位置から-90度回転する範囲のトータル180度の回転範囲において、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしが任意の高さ位置で交差しないように設計している。これにより、少なくとも180度の回転範囲において選択ロッド28どうしを互いに干渉させないようにして、アンビルユニット12の回転範囲を180度以上確保することができる。
図6A、図6Bは、アンビルユニット12が+90度回転するときの選択ロッド28の位置変化を示す概略平面図である。図6Aは概ね+45度回転した状態を示し、図6Bは概ね+90度回転した状態を示す。
図6Aに示すように、概ね+45度回転した状態では、回転軸Cを中心として第1端40A、42A、44A、46A、48Aが+45度回転しているところ、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしはいずれも交差していない。図6Bに示すように、概ね+90度回転した状態でも、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしは互いに交差していない。図6Bのような平面視の図では、例えば中心線40E、42Eどうしが重なって見えるが、Z方向の高さ位置においては互いにねじれの位置にあり、少なくとも+90度の回転位置に至るまで互いに交差しない。中心線44E、46Eどうし、および中心線44E、48Eどうしも同様である。これにより、基準位置から+90度までの回転範囲を確保することができる。
図7A、図7Bは、アンビルユニット12が-90度回転するときの選択ロッド28の位置変化を示す概略平面図である。図7Aは概ね-45度回転した状態を示し、図7Bは概ね-90度回転した状態を示す。
図7Aに示すように、概ね-45度回転した状態では、回転軸Cを中心として第1端40A、42A、44A、46A、48Aが-45度回転しているところ、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしはいずれも互いに交差していない。図7Bに示すように、概ね-90度回転した状態でも、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしは互いに交差していない。図7Bのような平面視の図では、例えば中心線46E、48Eどうしが重なって見えるが、Z方向の高さ位置においては互いにねじれの位置にあり、少なくとも-90度の回転位置に至るまで互いに交差しない。中心線40E、44Eどうし、および中心線42E、44Eどうしも同様である。これにより、基準位置から-90度までの回転範囲を確保することができる。
図6A~図7Bに示したように、実施形態1の部品実装装置1では、所定の180度の回転範囲において、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしが交差しないように設計しており、アンビルユニット12の回転範囲を180度以上確保することができる。これにより、アンビルユニット12の回転の柔軟性を向上させることができる。
部品3のリードを案内する際には2本の選択ロッド28が上下動されるため、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしの上下方向の位置関係が変化するが、このような選択ロッド28の上下動も考慮した設計がされている。すなわち、各選択ロッド28が任意の高さ位置にある場合でも、図6A~図7Bに示したように、所定の180度の回転範囲において中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしが交差しないように設計している。
また各選択ロッド28はZ方向の長さが長く、XY方向の長さ(太さ)が短いものが使用される。例えば図6B、図7Bに示すような+90度、-90度の回転位置において、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしが互いに交差しない場合でも、高さ位置によっては選択ロッド28どうしがわずかに接触する場合がある。このような場合であっても、選択ロッド28が弾性変形する等して接触による影響を無視することができ、アンビルユニット12の回転範囲を180度以上確保できるような設計としている。
上記構成では、ガイドピン26と選択ロッド28を5つずつ(5セット)設けており、部品3のリードのピッチに応じて上下動する2セットを選択する。これにより、リードのピッチのパターン数が例えば4種類存在する場合にも対応することができる。ピッチのパターン数が少ない場合には、実施形態1の構成からガイドピン26、選択ロッド28および選択ロッド駆動部30のセットを適宜取り外すことで、挿入ガイド機構24の構成を簡素化することもできる。
例えば図8に示すように、第1選択ロッド40および第1選択ロッド駆動部50のセットを取り外した構成としてもよい。図8に示す構成によれば、ピッチのパターン数が例えば3種類存在する場合に対応することができる。また図9に示すように、第1選択ロッド40および第1選択ロッド駆動部50のセットに加えて、第5選択ロッド48および第5選択ロッド駆動部58のセットをさらに取り外した構成としてもよい。図9に示す構成によれば、ピッチのパターン数が例えば2種類存在する場合に対応することができる。なお、図9に示す構成において、例えば第2選択ロッド42および第2選択ロッド駆動部52をさらに省略するとともに、省略した第2選択ロッド42に対応するガイドピン26を残しながら常時上昇した状態としてもよい。このような場合であっても、ピッチのパターン数が2種類存在する場合に同様に対応することができる。
また実施形態1の部品実装装置1では、アンビルユニット12の回転範囲を180度以上確保することに伴い、アンビル本体部20とホース22(図1)との接続構造も工夫している。具体的には、図10を用いて説明する。
図10は、アンビル本体部20とホース22を接続する接続構造34を示す概略斜視図である。
図10に示すように、接続構造34は、第1接続部36と第2接続部38とを備える。第1接続部36と第2接続部38は互いに連結されるとともに、第1接続部36はアンビル本体部20に固定され、第2接続部38はホース22に固定される。第1接続部36および第2接続部38の内部には、リード屑を収容するための収容空間(図示せず)が形成されている。
実施形態1では、第1接続部36と第2接続部38を相対的に回転可能に連結している。具体的には、アンビル本体部20の回転軸Cとは異なる回転軸Sを中心として第1接続部36と第2接続部38が相対的に回転可能に連結されている。このような構成によれば、矢印XY2で示すようにアンビル本体部20が回転軸Cを中心に回転する場合でも、アンビル本体部20の回転による影響を吸収するように第1接続部36と第2接続部38が相対的に回転できる。これにより、ホース22の不要な回転を抑制することができ、ホース22の破断を防止することができる。
上述したように、本実施形態のアンビルユニット12は、アンビル本体部20と、複数のガイドピン26と、複数の選択ロッド28と、複数の選択ロッド駆動部30と、連結部32とを備える。アンビル本体部20は、基板2の挿入孔17に挿入された部品3のリードを加工するリード加工部18を有し、回転機能を有する。複数のガイドピン26は、基板2の挿入孔17に挿入され、部品3のリードを挿入孔17に向けて案内する。複数の選択ロッド28は、複数のガイドピン26のそれぞれに対応して設けられ、ガイドピン26に結合される第1端40A、42A、44A、46A、48Aと、第2端40B、42B、44B、46B、48Bとをそれぞれ有する。複数の選択ロッド駆動部30は、複数の選択ロッド28のそれぞれに対応して設けられ、選択ロッド28の第2端40B、42B、44B、46B、48Bが結合されて、選択ロッド28を上下動させる。連結部32は、複数のガイドピン26と複数の選択ロッド28の第1端40A、42A、44A、46A、48Aとを、アンビル本体部20の回転に伴って回転するようにアンビル本体部20に連結する。当該構成において、複数の選択ロッド28の第2端40B、42B、44B、46B、48Bは、選択ロッド駆動部30によってその位置が固定されている。さらに、第2端40B、42B、44B、46B、48Bの位置は、複数の選択ロッド28の第1端40A、42A、44A、46A、48Aの回転位置が所定の範囲(実施形態1では180度)にある間は、各選択ロッド28における第1端40A、42A、44A、46A、48Aの中心位置40C、42C、44C、46C、48Cと第2端40B、42B、44B、46B、48Bの中心位置40D、42D、44D、46D、48Dとを結ぶ中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしが任意の高さ位置で互いに交差しないように設定される。
このような構成によれば、選択ロッド28同士の干渉を防止しながら、アンビル本体部20の回動範囲を例えば180度以上に設定することができ、アンビルユニット12の回転の柔軟性を向上させることができる。これにより、基板2に対して部品3を挿入可能な向きのバリエーションを増やすことができ、アンビルユニット12が対応可能な回転範囲を広げることができる。また、第1端40A、42A、44A、46A、48Aの中心位置40C、42C、44C、46C、48Cと第2端40B、42B、44B、46B、48Bの中心位置40D、42D、44D、46D、48Dに基づいて第2端40B、42B、44B、46B、48Bの位置を決定することができ、設計が容易になる。
なお、アンビル本体部20の回動範囲は180度以上確保する場合に限らず、その他の任意の角度範囲(例えば180度未満)を確保するようにしてもよい。また、中心線40E、42E、44E、46E、48Eどうしが互いに交差しないように設計する場合に限らず、第1端40A、42A、44A、46A、48Aの任意の位置と第2端40B、42B、44B、46B、48Bの任意の位置とを結ぶ線どうしが互いに交差しないように設計してもよい。
また、本実施形態のアンビルユニット12では、ガイドピン26、選択ロッド28、選択ロッド28駆動部はそれぞれ5つ設けられており、5つの選択ロッド28の第1端40A、42A、44A、46A、48Aは、アンビル本体部20の回転軸Cに沿って平面視したときに列X3に並んで配置されている。
このような構成によれば、5つの選択ロッド28を設けることで、基板2の挿入孔17のピッチが変化する場合でも選択ロッド28を選択的に上下動させることで複数のピッチに対応することができる。また選択ロッド28の数が増えると選択ロッド28どうしの干渉が生じやすくなるのに対して、選択ロッド28の第2端40B、42B、44B、46B、48Bの位置を予め設定しておくことで、選択ロッド28どうしの干渉を防ぐことができる。
また、本実施形態のアンビルユニット12では、5つの選択ロッド28の第1端40A、42A、44A、46A、48Aのうちの1つである第1端44Aが、アンビル本体部20の回転軸Cに重なる位置にある。
このような構成によれば、アンビル本体部20と同期して回転しない選択ロッド28を1つ設けることで、基準となる選択ロッド28として用いることができる。
また、本実施形態のアンビルユニット12では、回転軸Cに重なる第1端44Aに対応する第2端44Bは、回転軸Cに沿って平面視したときに第1端44Aに対してずれた位置に配置されている。
このような構成によれば、回転軸Cに重なる第1端44Aとそれに対応する第2端44Bの位置をずらすことで、選択ロッド28どうしの干渉を効果的に防止できる。
また、本実施形態のアンビルユニット12では、5つの選択ロッド28の第2端40B、42B、44B、46B、48Bは、アンビル本体部20の回転軸Cに沿って平面視したときに、第1端40A、42A、44A、46A、48Aが成す列X3に対して一方側あるいは他方側のいずれかに配置される。
このような構成によれば、第1端40A、42A、44A、46A、48Aの列X3に対して第2端40B、42B、44B、46B、48Bをずらして配置することで、第2端40B、42B、44B、46B、48Bをバランスよく分散させて配置する等の設計が可能となる。
また、本実施形態のアンビルユニット12では、5つの選択ロッド28の第2端40B、42B、44B、46B、48Bは、第1端40A、42A、44A、46A、48Aが成す列X3に対して一方側に配置されるもの(40B、44B、48B)と、他方側に配置されるもの(42B、46B)とが交互に設けられる。
このような構成によれば、第2端40B、42B、44B、46B、48Bをバランスよく分散させて配置する等の設計が可能となる。
また、本実施形態のアンビルユニット12では、リード加工部18は、部品3のリードを折り曲げてリードを加工する。
このような構成によれば、部品3を基板2に精度良く装着することができる。
また、本実施形態の部品実装装置1は、基板2を所定の実装位置に位置決めする基板位置決め部6と、部品3をピックアップして、実装位置に位置決めされた基板2に部品3のリードを挿入する実装ヘッド10と、部品3のリードを加工するリード加工部18を有するアンビルユニット12と、を備える。
このような構成によれば、上述したアンビルユニット12と同様の効果を奏することができる。
(実施形態2)
本発明に係る実施形態2のアンビルユニットおよびそれを用いた部品実装装置について説明する。なお、実施形態2では、主に実施形態1と異なる点について説明し、実施形態1と重複する記載は省略する。
実施形態2では、選択ロッドの配置が実施形態1と異なる。特に実施形態2では、基準位置における選択ロッドの延びる方向をいずれも上下方向に一致させている点が、実施形態1と異なる。
図11は、実施形態2のアンビルユニット60における複数の選択ロッド62の概略平面図である。図12は、複数の選択ロッド駆動部64および各選択ロッド駆動部64に接続される選択ロッド62の第2端70B、72B、74B、76B、78Bを示す概略平面図である。
図11に示す複数の選択ロッド62は、第1選択ロッド70と、第2選択ロッド72と、第3選択ロッド74と、第4選択ロッド76と、第5選択ロッド78とを備える。
図11に示すように、基準位置における選択ロッド70、72、74、76、78を回転軸Cに沿って平面視したときに、第1端70A、72A、74A、76A、78Aと、第2端70B、72B、74B、76B、78Bとがそれぞれ重なっている。具体的には、第1端70Aと第2端70Bとが重なるとともに、第1端70Aの中心位置と第2端70Bの中心位置とを結ぶ中心線70Eも重なっている。同様に、第1端72Aと第2端72Bと中心線72Eとが重なり、第1端74Aと第2端74Bと中心線74Eとが重なり、第1端76Aと第2端76Bと中心線76Eとが重なり、第1端78Aと第2端78Bと中心線78Eとが重なっている。
図12に示す複数の選択ロッド駆動部64は、第1選択ロッド駆動部80と、第2選択ロッド駆動部82と、第3選択ロッド駆動部84と、第4選択ロッド駆動部86と、第5選択ロッド駆動部88とを備える。
第1選択ロッド駆動部80は、第1駆動本体部80Aと第1接続部80Bとを有し、第2端70Bは第1接続部80Bに接続される。同様に、第2選択ロッド駆動部82は第2駆動本体部82Aと第2接続部82Bとを有し、第2端72Bは第2接続部82Bに接続され、第3選択ロッド駆動部84は第3駆動本体部84Aと第3接続部84Bとを有し、第2端74Bは第3接続部84Bに接続され、第4選択ロッド駆動部86は第4駆動本体部86Aと第4接続部86Bとを有し、第2端76Bは第4接続部86Bに接続され、第5選択ロッド駆動部88は第5駆動本体部88Aと第5接続部88Bとを有し、第2端78Bは第5接続部88Bに接続される。
図12に示す例では、接続部80B、82B、84B、86B、88BのZ方向の高さ位置をずらして互いに干渉しないようにしているが、このような場合に限らず、実施形態1とは異なる平面形状の接続部を用いて、同じ高さ位置に配置してもよい。
図11、図12に示す選択ロッド70、72、74、76、78の配置であっても、アンビルユニット60の回転範囲を180度以上確保することができる。具体的には、図13、図14を用いて説明する。
図13は、アンビルユニット60が+90度回転するときの選択ロッド70、72、74、76、78の位置変化を示す概略平面図であり、図14は、アンビルユニット60が-90度回転するときの選択ロッド70、72、74、76、78の位置変化を示す概略平面図である。
図13に示すように、基準位置から+90度回転した状態では、中心線70E、72E、74E、76E、78Eどうしは互いに交差しない。同様に、図14に示すように、基準位置から-90度回転した状態では、中心線70E、72E、74E、76E、78Eどうしは互いに交差しない。
図13、図14に示したように、所定の180度の回転範囲において中心線70E、72E、74E、76E、78Eどうしが交差しないように設計しており、アンビルユニット60の回転範囲を180度以上確保できる。実施形態1と同様に、各選択ロッド62の上下動も考慮した設計がされており、各選択ロッド62が任意の高さ位置にある場合でも、所定の180度の回転範囲において中心線70E、72E、74E、76E、78Eどうしが交差しないように設計している。
上述したように、実施形態2のアンビルユニット60では、5つの選択ロッド62の第2端70B、72B、74B、76B、78Bの位置は、第1端70A、72A、74A、76A、78Aの回転位置が所定の180度の範囲にある間は、各選択ロッド62における第1端70A、72A、74A、76A、78Aの中心位置と第2端70B、72B、74B、76B、78Bの中心位置とを結ぶ中心線70E、72E、74E、76E、78Eどうしが任意の高さ位置で互いに交差しないように設定される。
このような構成によれば、選択ロッド62同士の干渉を防止しながら、アンビル本体部20の回動範囲を180度以上に設定することができ、アンビルユニット60の回転の柔軟性を向上させることができる。これにより、基板2に対して部品3を挿入可能な向きのバリエーションを増やすことができ、アンビルユニット60が対応可能な回転範囲を広げることができる。また、第1端70A、72A、74A、76A、78Aの中心位置と第2端70B、72B、74B、76B、78Bの中心位置に基づいて第2端70B、72B、74B、76B、78Bの位置を決定することができ、設計が容易になる。
上述した実施形態1、2を比較すると、実施形態2では、選択ロッド62の回転範囲を広く確保できる一方で、実施形態1では、図4に示すように同形状の接続部50B、52B、54B、56Bを用いて、同じ高さ位置に配置することができる。このため、従来機種からの改良や転用によって容易に実現することができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、実施形態1、2では、5つの選択ロッド28、62をそれぞれ設ける場合について説明したが、このような場合に限らず、図9にも示したように、少なくとも2つの選択ロッド、少なくとも2つのガイドピンおよび少なくとも2つの選択ロッド駆動部を設ければよい。
また、選択ロッド28、62を列X3に沿って一列に配置する際には、少なくとも3つの選択ロッド28、62を設ければよい。この場合、実施形態1、2のように、少なくとも3つの選択ロッド28、62の第1端を、アンビル本体部20の回転軸Cに沿って平面視したときに列X3に並んで配置し、第1端のいずれか1つをアンビル本体部20の回転軸Cに重なる位置に配置してもよい。またこの場合、実施形態1のように、回転軸Cに重なる第1端に対応する第2端を、回転軸Cに沿って平面視したときに当該第1端に対してずれた位置に配置してもよい。またこの場合、実施形態1のように、少なくとも3つの選択ロッド28の第2端を、アンビル本体部20の回転軸Cに沿って平面視したときに、選択ロッド28、62の第1端が成す列X3に対して一方側あるいは他方側のいずれかに配置してもよい。またこの場合、実施形態1のように、少なくとも3つの選択ロッド28の第2端を、第1端が成す列X3に対して一方側に配置されるものと、他方側に配置されるものとを交互に設けてもよい。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
なお、前記実施形態の様々な変形例のうち、任意の変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、アンビルユニットおよびそれを備える部品実装装置であれば適用可能である。
1 部品実装装置
2 基板
3 部品
4 フィーダ
6 基板位置決め部
8 制御部
9 パレット
9A パレットベルト
10 実装ヘッド
10A ボディチャック
10B ガイドチャック
10C プッシャ
11 移し替えチャック
12 アンビルユニット
14 第1駆動機構
16 第2駆動機構
17 挿入孔
18 リード加工部
20 アンビル本体部
22 ホース
24 挿入ガイド機構
26 ガイドピン
28 選択ロッド
30 選択ロッド駆動部
32 連結部
34 接続構造
36 第1接続部
38 第2接続部
40 第1選択ロッド
42 第2選択ロッド
44 第3選択ロッド
46 第4選択ロッド
48 第5選択ロッド
40A、42A、44A、46A、48A 第1端
40B、42B、44B、46B、48B 第2端
40C、42C、44C、46C、48C 中心位置
40D、42D、44D、46D、48D 中心位置
40E、42E、44E、46E、48E 中心線
50 第1選択ロッド駆動部
52 第2選択ロッド駆動部
54 第3選択ロッド駆動部
56 第4選択ロッド駆動部
58 第5選択ロッド駆動部
50A 第1駆動本体部
50B 第1接続部
52A 第2駆動本体部
52B 第2接続部
54A 第3駆動本体部
54B 第3接続部
56A 第4駆動本体部
56B 第4接続部
58A 第5駆動本体部
58B 第5接続部
60 アンビルユニット
62 選択ロッド
64 選択ロッド駆動部
70 第1選択ロッド
72 第2選択ロッド
74 第3選択ロッド
76 第4選択ロッド
78 第5選択ロッド
70A、72A、74A、76A、78A 第1端
70B、72B、74B、76B、78B 第2端
70E、72E、74E、76E、78E 中心線
80 第1選択ロッド駆動部
82 第2選択ロッド駆動部
84 第3選択ロッド駆動部
86 第4選択ロッド駆動部
88 第5選択ロッド駆動部
80A 第1駆動本体部
80B 第1接続部
82A 第2駆動本体部
82B 第2接続部
84A 第3駆動本体部
84B 第3接続部
86A 第4駆動本体部
86B 第4接続部
88A 第5駆動本体部
88B 第5接続部
C、S 回転軸
X3 列

Claims (10)

  1. 基板の挿入孔に挿入された部品のリードを加工するリード加工部を有し、回転機能を有するアンビル本体部と、
    前記基板の前記挿入孔に挿入され、前記部品の前記リードを前記挿入孔に向けて案内する少なくとも2つのガイドピンと、
    前記少なくとも2つのガイドピンのそれぞれに対応して設けられ、前記ガイドピンに結合される第1端と、第2端とをそれぞれ有する、少なくとも2つの選択ロッドと、
    前記少なくとも2つの選択ロッドのそれぞれに対応して設けられ、前記選択ロッドの前記第2端が結合されて、前記選択ロッドを上下動させる少なくとも2つの選択ロッド駆動部と、
    前記少なくとも2つのガイドピンと前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第1端とを、前記アンビル本体部の回転に伴って回転するように前記アンビル本体部に連結する連結部と、を備え、
    前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第2端は、前記選択ロッド駆動部によってその位置が固定されており、
    前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第2端の位置は、前記少なくとも2つの選択ロッドの前記第1端の回転位置が所定の範囲にある間は、各選択ロッドにおける前記第1端と前記第2端とを結ぶ線どうしが任意の高さ位置で互いに交差しないように設定される、アンビルユニット。
  2. 前記ガイドピン、前記選択ロッド、前記選択ロッド駆動部はそれぞれ少なくとも3つ設けられており、
    前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第1端は、前記アンビル本体部の回転軸に沿って平面視したときに列に並んで配置されている、請求項1に記載のアンビルユニット。
  3. 前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第1端のいずれか1つが前記アンビル本体部の前記回転軸に重なる位置にある、請求項2に記載のアンビルユニット。
  4. 前記回転軸に重なる前記第1端に対応する前記第2端は、前記回転軸に沿って平面視したときに当該第1端に対してずれた位置に配置されている、請求項3に記載のアンビルユニット。
  5. 前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第2端は、前記アンビル本体部の前記回転軸に沿って平面視したときに、前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第1端が成す前記列に対して一方側あるいは他方側のいずれかに配置される、請求項2から4のいずれか1つに記載のアンビルユニット。
  6. 前記少なくとも3つの選択ロッドの前記第2端は、前記第1端が成す前記列に対して一方側に配置されるものと、他方側に配置されるものとが交互に設けられる、請求項5に記載のアンビルユニット。
  7. 前記第1端と前記第2端とを結ぶ前記線は、前記第1端の中心位置と前記第2端の中心位置とを結ぶ中心線である、請求項1から6のいずれか1つに記載のアンビルユニット。
  8. 前記所定の範囲は180度である、請求項1から7のいずれか1つに記載のアンビルユニット。
  9. 前記リード加工部は、前記リードを折り曲げて前記リードを加工する、請求項1から8のいずれか1つに記載のアンビルユニット。
  10. 基板を所定の実装位置に位置決めする基板位置決め部と、
    部品をピックアップして、前記実装位置に位置決めされた前記基板に前記部品のリードを挿入する実装ヘッドと、
    前記部品の前記リードを加工する前記リード加工部を有する請求項1から9のいずれか1つに記載の前記アンビルユニットと、を備える、
    部品実装装置。
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