JP2022071385A - 米飯の自由な形状形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】米飯を所望の形態に容易に成形でき、メンテナンス性も向上した米飯の自由な形状形成装置を提供する【解決手段】この発明は、米飯の形状を任意に変形する多角形容器は複数の角部を有する容器の各角部に対応する位置に折返し手段を配置し、折返し手段は、折返しローラと折返しローラの前方左右に配設し無端側壁テープの折返し方向を規制しガイドする補助ローラとより構成し、容器の各角部の対応位置に配設した折返し手段の配置外周を容器の周壁を形成する無端側壁テープにより囲繞し、各角部に対応する位置に配設した折返し手段はそれぞれ配設位置を変更可能に構成した位置変更手段に連動連設すると共に、位置変更手段は、左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に摺動自在の位置変更機構により構成し、かつ、位置変更機構は連結杆を介して各折返し手段と連動連設した米飯の自由な形状形成装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、弁当容器に投入される米飯を自由な形状に成形できる米飯の自由な形状形成装置に関する。
従来、ホッパに投入された米飯を所定形状で所定の重量値に分割する米飯処理装置が知られている。この米飯処理装置で分割された米飯は、弁当容器の所定箇所に盛り付けられる。
米飯処理装置で所定分量に分割された米飯は、米飯成形装置内に設置された計量桝を構成する側壁面の内周形状に成形される。一方弁当容器は、容器の種類に応じて様々な形状や大きさのものがある。
そのため、米飯処理装置で成形された米飯の形態が弁当容器内の米飯を盛り付ける箇所の形態と略同一であればそのまま盛り付けることができる。しかしながら、米飯処理装置で成形された米飯の形態が弁当容器内の米飯を盛り付ける箇所の形態と異なる場合、成形された米飯の形態を弁当容器内に盛り付ける前に再度プレス成形して所定の形態とする、または、作業従事者の手作業によって弁当容器の形態に沿って米飯を整えるといった別工程の作業が必要となる。
かかる問題を解消するために米飯を成形してそのまま弁当容器に盛り付けることができる米飯成形装置として、特許文献1に記載の成形装置が開示されている。
特許文献1には、対向配置した複数の規制パネル同士を近接離反移動自在に構成し、当該複数の規制パネルで囲まれた規制孔に上方から落下挿通することで米飯を所定の形状に成形できる米飯成形装置が開示されている。
特開2019-149980号公報
しかしながら、特許文献1に記載の米飯成形装置は、落下する米飯の形態を細かく成形するために複数の規制パネルを使用しており、米飯を所望の形態に成形できるものの複数の規制パネルを別々に制御する必要があり装置の制御が煩雑であった。
また、特許文献1に記載の米飯成形装置は、規制パネルを複数使用するため、米飯の成形が終了した装置をメンテナンスする際には、規制パネルを全て取り外すことが必要であり、また、メンテナンス終了後には、取り外した規制パネルを再度取り付ける必要があり、メンテナンスの都度規制パネルを米飯成形装置から脱着することは、作業者の負担となっていた。
かかる問題を解消するために、本発明は、米飯を所望の形態に容易に成形でき、メンテナンス性も向上した米飯の自由な形状形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、周壁の外形の形状を変更自在に形成することにより内収納の米飯の外形を任意に変形形成することができるように構成した米飯形状変更装置において、米飯の形状を任意に変形する多角形容器は複数の折返し手段を配置し、折返し手段は、折返しローラと折返しローラの前方左右に配設し無端側壁テープの折返し方向を規制しガイドする補助ローラとより構成し、容器の各角部の対応位置に配設した折返し手段の配置外周を容器の周壁を形成する無端側壁テープにより囲繞し各角部に対応する位置に配設した折返し手段はそれぞれ配設位置を変更可能に構成した位置変更手段に連動連設すると共に、位置変更手段は、左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に摺動自在の位置変更機構により構成し、かつ、位置変更機構は連結杆を介して各折返し手段と連動連設していることを特徴とする弁当等に収納する米飯の自由な形状形成装置である。
また、本発明の第2の態様は、前記多角形容器の少なくとも一つの角部は略直角とすることを特徴とするものである。
また、本発明の第3の態様は、前記多角形容器の前記折返し手段と前記折返し手段の間に緊張手段を配設したことを特徴とするものである。
また、本発明の第4の態様は、前記緊張手段を引張りバネで引っ張ることを特徴とするものである。
また、本発明の第5の態様は、略直角をなす前記折返しローラを引張りバネで引っ張ることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、周壁の外形の形状を変更自在に形成することにより、内収納の米飯の外形を任意に変形形成することができるように構成した米飯成形装置において、米飯の形状を任意に変形する多角形容器は複数の角部を有する容器の各角部に対応する位置に折返し手段を配置し、折返し手段は、折返しローラと折返しローラの前方左右に配設しテープの折返し方向を規制しガイドする補助ローラとより構成し、容器の各角部の対応位置に配設した折返し手段の配置外周を容器の周壁を形成する無端側壁テープにより囲繞し、各角部に対応する位置に配設した折返し手段はそれぞれ配設位置を変更可能に構成した位置変更手段に連動連設すると共に、位置変更手段は、左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に摺動自在の位置変更機構により構成し、かつ、位置変更機構は連結杆を介して各折返し手段と連動連設することにより、多角形容器内に投入された米飯は、無端側壁テープで形成した形態に沿って容易に成形できる。
また、折返し手段は、位置変更手段に連動連設したため、無端側壁テープの形態を容易に変更できる。
また、位置変更機構は、左右方向及び前後方向に摺動自在に構成し、さらに、連結杆を介して折返し手段と連動連設したことにより、無端側壁テープ側壁の鉛直状態を維持しながらも前後左右に移動でき、無端側壁テープを容易に任意の形態に変形できる。
本発明の第2の態様によれば、多角形容器の少なくとも一つの角部を略直角とすることにより、弁当容器に投入する際の米飯の位置決めが容易にできる。すなわち、当該角部及びこの角部を形成する2辺と、弁当容器の角部および弁当容器の角部を形成する2辺を合わせるだけで、他の角部および辺を合わせることなく、成形した米飯を弁当容器に投入できる。
本発明の第3の態様によれば、前記多角形容器の前記折返し手段と前記折返し手段の間に緊張手段を配設したことにより、折返し手段以外にも無端側壁テープに張力を生起することができ、無端側壁テープが弛む虞をさらに低減して所定の形状を維持できる。
本発明の第4の態様によれば、前記緊張手段を引張りバネで引張ることにより、引張りバネによる張力を無端側壁テープに常時生起でき、無端側壁テープが弛むことなく所定の形状を維持できる。
本発明の第5の態様によれば、略直角をなす前記折返しローラを引張りバネで引張ることにより、無端側壁テープに常時張力を生起して無端側壁テープが弛むことを防止でき、米飯を所望の形態に確実に成形できる。
本発明の第1の実施形態に係る米飯の自由な形状形成装置の全体像を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る米飯の自由な形状形成装置の多角形容器を示す斜視図であり、(a)は無端側壁テープを取り付けた状態を示す斜視図であり、(b)は無端側壁テープを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る多角形容器の動きを示す平面図であり、(a)は変形前の状態を示す図であり、(b)は変形後の状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る緊張手段を示す図であり、(a)は支持台に連結した状態を示す一部断面図であり、(b)は斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る米飯の自由な形状形成装置における位置変更機構を動作させるモータの構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る米飯の自由な形状形成装置を示す正面模式断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る米飯分割装置の上シャッタ部の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る米飯分割装置の下シャッタ部の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る米飯分割装置および搬送装置を示す正面模式図であり、(a)は多角形容器に米飯を投入した状態を示す図であり、(b)は米飯分割装置に米飯を投入した状態を示す図であり、(c)は米飯分割装置で米飯を分割した状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る米飯分割装置および搬送装置を示す正面模式図であり、(a)は弁当容器に成形された米飯を投入する状態を示す図であり、(b)は成形された米飯が投入された弁当容器が搬送される状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る多角形容器の他の実施例を示す平面図であり、(a)は変形前の状態を示す図であり、(b)は変形後の状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる米飯の自由な形状形成装置の全体像を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る米飯の自由な形状形成装置の多角形容器に無端側壁テープを取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る米飯の自由な形状形成装置の多角形容器から無端側壁テープを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る米飯の自由な形状形成装置の多角形容器の変形状態を示す図であり、(a)は変形前の状態を示す平面図であり、(b)は変形後の状態を示す平面図である。
この発明の要旨は、周壁の外形の形状を変更自在に形成することにより内収納の米飯の外形を任意に変形形成することができるように構成した米飯形状変更装置において、米飯の形状を任意に変形する多角形容器は複数の折返し手段を配置し、折返し手段は、折返しローラと折返しローラの前方左右に配設し無端側壁テープの折返し方向を規制しガイドする補助ローラとより構成し、容器の各角部の対応位置に配設した折返し手段の配置外周を容器の周壁を形成する無端側壁テープにより囲繞し、各角部に対応する位置に配設した折返し手段はそれぞれ配設位置を変更可能に構成した位置変更手段に連動連設すると共に、位置変更手段は、左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に摺動自在の位置変更機構により構成し、かつ、位置変更機構は連結杆を介して各折返し手段と連動連設していることを特徴とする米飯の自由な形状形成装置を提供することを要旨としている。
この発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる米飯成形装置を示す斜視図である。図2は、本発明の多角形容器の構成を示す斜視図であり、図3は、多角形容器の変形形態を示す図であり、図4は、緊張手段を示す図であり、図5は、位置変更機構のモータを示す図であり、図6は、本実施形態の正面模式断面図であり、図7および図8は、上下のシャッタ部を示す図であり、図9および図10は、米飯分割装置で米飯を分割する手順を示す図であり、図11は、無端側壁テープを緊張させる手段の別形態を示す図である。
≪第1の実施形態≫
本発明の第1の実施形態にかかる米飯の自由な形状形成装置Mは、図1および図6に示すように、投入された米飯Rを解しながら落下供給する米飯供給装置M1と、米飯供給装置M1から供給された米飯Rを下方へ通過させることにより当該米飯Rの水平断面を所定の形状に成形する多角形容器M2と、多角形容器M2を通過した米飯Rを所定の厚みに分割する米飯分割装置M3と、所定の形態に成形された米飯Rが投入される弁当容器Cを所定の方向に搬送するための搬送装置M4と、で構成している。
米飯供給装置M1は、図6に示すように、米飯Rが投入される本体部10と、本体部10内の米飯Rを解しながら落下供給する解しローラ11と、で構成している。
これにより、米飯供給装置M1の本体部10に投入された米飯Rは、解しローラ11で解されながら落下して本体部10の下端開口部12から多角形容器M2に落下投入される。
多角形容器M2は、米飯供給装置M1から投入された米飯Rを所定形状に成形するための成形部である。多角形容器M2は、図1乃至図3に示すように、米飯Rを所定形状とするための米飯成形部20と、米飯成形部20を所定形状に変形させるための位置変更手段30とを有している。
米飯成形部20は、投入された米飯Rを所定形状に成形するための無端側壁テープ21と、前後左右に移動自在の折返し手段22と、折返し手段22の間に設けた緊張手段23と、を有している。
無端側壁テープ21は、米飯を所定形状に成形するための成形部材であり、一定の弾性力を有する可撓性の素材で構成している。無端側壁テープ21は、エンボス加工のように細かい凹凸形状を表面に有している。無端側壁テープ21は、折返し手段22および緊張手段23に巻き付けることで米飯Rを形成する形を成すように構成している。すなわち、米飯Rは、無端側壁テープ21の内側面に沿って成形される。なお、本実施形態における変形前の無端側壁テープ21は、平面視略方形状の隅部に折返し手段22、22、22、22を配設し、後方に配設した折返し手段22、22の間に緊張手段23を配設し、当該折返し手段22および緊張手段23に巻回しつつ緊張手段23で後方に引張ることで弛むことなく平面視略方形状に形成されている。
折返し手段22は、図2および図3に示すように、平面視略方形状の隅部にそれぞれ配設した折返しローラ22a、22a、22a、22aと、折返しローラ22aの前方左右に配設した補助ローラ22b、22bとで構成している。なお、ここで表現した前方とは、各折返しローラ22a、22a、22a、22aを結んで形成された方形状の中央部を各隅部から見た方向のことを指す(図3の白抜き矢印参照)。
折返しローラ22aは、中実の円柱体であり、後述する連結杆32の先端部32aに立設している。折返しローラ22aの周面には、無端側壁テープ21を巻回している。折返しローラ22aの前方(図3の白抜き矢印参照)の左右には、折返しローラ22aを立設した先端部32aと同一の先端部32a上面に補助ローラ22b、22bをそれぞれ立設している。これにより、折返しローラ22aおよび折返しローラ22aの前方に位置する補助ローラ22b、22bとは、一定距離離間した状態を維持している。
補助ローラ22b、22bは、折返しローラ22aよりも直径が小さい中実の円柱体で構成している。折返しローラ22aと補助ローラ22bとは同一の先端部32aに立設しており、折返しローラ22aおよび補助ローラ22bの間に無端側壁テープ21を挿通している。
平面視略方形状の隅部に配設した折返しローラ22a、22a、22a、22aのうち、後方に配設した折返しローラ22a、22a間の略中央部には、緊張手段23を配設している。
緊張手段23は、図3に示すように、無端側壁テープ21が巻回される緊張ローラ23aと、緊張ローラ23aを前後方向に移動自在に支持する支持杆23bと、支持杆23bの背面に突設したバネ係合部23cと、バネ係合部23cに係合した引張りバネBと、緊張ローラ23aの前方左右に配設した側壁テープガイド板23d、23dと、を有している。
緊張ローラ23aは、折返しローラ22aと略同一径で中実の円柱体であり、支持杆23bの先端部23b´に立設している。緊張ローラ23aは、その周面に無端側壁テープ21を巻回している。
支持杆23bは、図4に示すように、先端部23b´を上下板および垂直板の端部を連結して側面視略コ字形状に形成した部材である。支持杆23bは、垂直板の背面側にバネ係合部23cを突設しており、当該係合部に引張りバネBの一端部を連結している。引張りバネBは、他端部を支持台Sに設けたバネ固定部23eに連結している。
これにより、支持杆23bは、引張りバネBの弾性力で支持台S側に常時付勢されており、支持杆23bに立設した緊張ローラ23aを後方に常時引っ張ることができる。すなわち、緊張ローラ23aに巻回した無端側壁テープ21は、緊張ローラ23aが引張りバネBによって後方に引張られることで常時張力が生起されており、米飯が投入されても撓むことなく所望の形態を維持できる。
また、側壁テープガイド板23d、23dは、緊張ローラ23aの前方に位置した略平板状の部材であり、後方の左右に配設した折返しローラ22a、22a間の略中央部に配設している。側壁テープガイド板23d、23dは、一定距離離間して配設しており、その隙間に無端側壁テープ21を挿通している。これにより、米飯成形部20の後方に位置する無端側壁テープ21は、左後方の折返しローラ22aと右後方の折返しローラ22aの間を略直線状に結ぶことができる。
上述したように、無端側壁テープ21は、折返しローラ22aに巻回しつつ折返しローラ22aと補助ローラ22b、22bとの間を通過して、相隣る折返しローラ22a、22aに向かって伸延している。
すなわち、無端側壁テープ21は、平面視略方形状の四隅に配設した折返しローラ22aの位置を前後左右に調整することで米飯Rを成形する形態に変形できる。また、無端側壁テープ21は、折返しローラ22aと補助ローラ22bとの間を挿通させることで変形した形態を維持するための張力を生起している。
また、補助ローラ22bの直径は、無端側壁テープ21から生起される張力によって傾いたり、破損したりしない程度の強度を有しつつもできるだけ小さいものが望ましい。
補助ローラ22bの直径が小さ過ぎると、無端側壁テープ21が生起する張力によって、補助ローラ22bが破損または、変形する虞があり、無端側壁テープ21を所定形状に維持することができない。
また、補助ローラ22bの直径が大きすぎると、補助ローラ22bの周面を無端側壁テープ21が巻回した場合に形成される隅部の先端形態が平面視において鋭角状となり、成形される米飯Rの隅部の形態も平面視において鋭角状となる。すなわち、成形された米飯Rの隅部の形態が投入する弁当容器Cの米飯投入箇所の隅部の形態にそぐわなくなり、米飯Rを投入する際に再度の成形が必要となる。
以上のような理由により、本実施形態において、補助ローラ22bの直径は、折返しローラ22aの直径20mmよりも小さい直径18mmで構成している。
以上のように構成された折返しローラ22aと補助ローラ22bとは、位置変更手段30によって左右方向(X方向)および前後方向(Y方向)に移動自在となるように構成している。これにより、無端側壁テープ21は、その形態を自由に変更できる。なお、X方向は、図1に示す左右方向のことであり、Y方向とは、図1に示す前後方向のことを示している。
位置変更手段30は、図2に示すように、前述の折返しローラ22aと補助ローラ22bとを前後左右に水平状態を保ちながら自由に移動させるための移動機構であり、左右方向(X方向)および前後方向(Y方向)に移動自在とする位置変更機構31と、位置変更機構31の動きを折返しローラ22aおよび補助ローラ22bに伝達するための連結杆32と、を有している。
位置変更機構31は、図5に示すように、機構部本体33と、機構部本体33の略中央部の断面略方形状に隆起した移動ガイド34と、移動ガイド34に沿って移動するスライダ35と、スライダ35に係合したボールねじ部36と、ボールねじ部36を回転駆動させるモータ37とで構成している。
機構部本体33は、図2及び図5に示すように、形状形成装置Mを支持する支持台Sの上面に支持固定された略箱形状の部材である。機構部本体33は、側面に穿設した凹部33aと、長手方向の一端部から他端部にかけて穿設した摺動ガイド孔33bと、短手方向略中央部に長手方向の一端部から他端部にかけて隆起形成した移動ガイド34とを有している。
凹部33aは、モータ37を収納している。モータ37は、パルス電流が入力されるごとに一定の角度で回転するステッピングモータで構成しており、回転軸の回転量を細かく制御できるように構成している。モータ37の回転軸37aには、モータ37の回転動力を伝達するための動力伝達ベルト37bを巻回している。この動力伝達ベルト37bは、摺動ガイド孔33b内に配設したボールねじ部36の基端部に設けたプーリーに巻回している。これにより、動力伝達ベルト37bを通じてモータ37の回転動力をボールねじ部36に伝達できる。
ボールねじ部36は、モータ37の回転動力を伝達するためのプーリー36aと、プーリー36aに連結したねじ軸36bと、複数のボールを介して移動自在にねじ軸36bに係合したナット36cと、を有する従来のボールねじで構成している。ボールねじ部36は、ねじ軸36bの回転に応じてナット36cが前後移動できるように構成している。また、ナット36cは、先端部をスライダ35に係合している。これにより、ナット36cの前後移動に連動してスライダ35が前後移動できる。
スライダ35は、移動ガイド34と係合するガイド部35aと、ボールねじ部36のナット36cと係合する移動部35bと、を側面視略L字形状に連結し、ガイド部35aに後述の連結杆32の一端部を係止することで連結杆32を直線移動させることができる部材である。
ガイド部35aは、略平板状で機構部本体33側の平面部に断面略方形状の凹部35cを形成している。ガイド部35aは、凹部35cを機構部本体33の移動ガイド34に係合している。これにより、ガイド部35aは移動ガイド34に沿ってスライダ35を直線運動させることができる。また、ガイド部35aは、長手方向の一端部に移動部35bの一端部を連結しており、ガイド部35aの背面側に連結杆32をネジやビスなどで固定している。
移動部35bは、略平板状で下端部の隅部近傍に円柱状に形成した円柱ガイド部35dをガイド部35aと同一方向に突設している。円柱ガイド部35dは、機構部本体33に穿設した摺動ガイド孔33bに挿通している。これにより、移動部35bは、摺動ガイド孔33bに沿って機構部本体33に対して直線状に近接離反動作できる。
以上のように位置変更機構31を構成することにより、スライダ35が機構部本体33の移動ガイド34および摺動ガイド孔33bに沿って直線状に移動でき、スライダ35に係合固定された連結杆32が上下左右に揺動することなく直線状に左右方向(X方向)または前後方向(Y方向)に移動できる。
なお、位置変更機構31は、スライダ35を特定の方向に直線状に移動できる構成としているため、1つの位置変更機構31では、左右方向(X方向)または前後方向(Y方向)のいずれかの方向にしか移動することができない。そのため、本実施形態では、図2に示すように、2つの位置変更機構31、31を連結することにより、左右方向(X方向)および前後方向(Y方向)の2軸の直線移動を実現している。すなわち、本実施形態では、一方の位置変更機構31のスライダ35に他方の位置変更機構31の機構部本体33を係合固定し、他方の位置変更機構31のスライダ35に連結杆32を係合固定することにより、連結杆32を左右方向(X方向)および前後方向(Y方向)に直線移動できる。
連結杆32は、図2に示すように、基端部を位置変更機構31に連結し、基端部から先端部にかけて各連結杆が干渉しないように複数回屈曲して前方に伸延している。連結杆32は、先端部32aを略水平面状に形成し、当該先端部32aに折返しローラ22aおよび補助ローラ22bを立設している。
これにより、連結杆32は、位置変更機構31で左右方向(X方向)または前後方向(Y方向)に移動した際にも水平状態を維持することができる。すなわち、連結杆32の先端部32aを水平移動できることで先端部32aに立設した折返しローラ22aおよび補助ローラ22bが鉛直状態を維持しつつ移動でき、各ローラに巻回した無端側壁テープ21が撚れることがなく、米飯Rの成形部を形成できる。
また、本実施形態において、多角形容器M2を形成する平面視略方形状の隅部の内、右後方に位置する連結杆32は、位置変更機構31に連結することなく、一端部を支持台Sにビスなどで固定している。これにより、右後方の連結杆32に立設した折返しローラ22aおよび補助ローラ22b、22bは支持台Sに固定された状態となり、当該折返しローラ22aおよび補助ローラ22b、22bを基準として他の折返しローラ22a、22a、22aおよび補助ローラ22b、22b、22b、22b、22b、22bを移動させるだけで、固定された折返しローラ22aに巻回した無端側壁テープ21に形成された略直角形状を維持しつつ、成形部を変形することができる。
なお、本実施形態では、右後方に位置する連結杆32を支持台Sに固定することにより無端側壁テープ21に略直角形状を形成できる構成としているが、本発明はこれに限定されず、他3つの連結杆32、32、32のいずれか1つを固定して無端側壁テープ21に略直角形状を形成できるように構成してもよい。
このように構成された多角形容器M2の下部には米飯分割装置M3を配設している。
米飯分割装置M3は、後述の搬送装置M4で搬送される弁当容器Cの米飯Rが投入される部分の高さと合うように米飯Rの厚みを分割調整するための装置である。
米飯分割装置M3は、図1、図6乃至図8に示すように、略水平状に形成した連結杆32の先端部32aの下方に上下2段に重なるように配設した上シャッタ部40と下シャッタ部50を有している。
上シャッタ部40は、米飯供給装置M1から供給された米飯Rを成形する際、米飯Rを水平状態に維持するとともに、米飯Rの厚みを調整するための米飯調整部である。
上シャッタ部40は、図7(a)、(b)に示すように、米飯供給装置M1から多角形容器M2に落下投入される米飯Rを支持するシャッタ41と、シャッタ41が左右に移動する際のガイドとして機能するシャッタ案内板42とを有している。
シャッタ41は、平面視略方形状で薄板形状の左シャッタ41aと右シャッタ41bとで構成している。左シャッタ41aと右シャッタ41bは、前後端部をシャッタ案内板42に係合している。
シャッタ案内板42は、前シャッタ案内板42aと後シャッタ案内板42bとを有している。前シャッタ案内板42aおよび後シャッタ案内板42bは、前後に対向配置しており、その対向面に側面視略コ字状の摺動溝42c、42dを備え、左右端部近傍にそれぞれ調整孔42e、42e、42e、42eを穿設している。摺動溝42c、42dには、前述の左シャッタ41aおよび右シャッタ41bを挿入している。これにより、左シャッタ41aおよび右シャッタ41bは、摺動溝42c、42dに沿って左右方向に水平状態を維持しながら各シャッタ同士の近接離反動作ができる。
なお、左シャッタ41aおよび右シャッタ41bの近接離反動作は、図示しない電動モータによって制御されている。
上シャッタ部40は、米飯供給装置M1から多角形容器M2の無端側壁テープ21に投入された米飯Rを無端側壁テープ21の下端部近傍で受け止めることができるように位置している。これにより、上シャッタ部40の左シャッタ41aおよび右シャッタ41bで受け止められた米飯Rを無端側壁テープ21で所定形状に成形できる。
また、前シャッタ案内板42aと後シャッタ案内板42bは、左右端部近傍に調整孔42e、42e、42e、42eを螺刻している。調整孔42eは、図示しない調整軸を螺設している。
調整軸は、他端部を下シャッタ部50に係合固定している。これにより、上シャッタ部40と下シャッタ部50とは、調整軸で一定距離離間した状態を維持しつつ、調整軸の締め付け程度に応じて、上シャッタ部40と下シャッタ部50との距離を容易に調整できる。
下シャッタ部50は、上シャッタ部40と連動して所定形状に成形された米飯Rの高さを調整するための部分である。下シャッタ部50は、図8に示すように、左シャッタ51aと右シャッタ51bと、左右シャッタ51a、51bが移動する際のガイドとして機能するガイドプレート52と、を有している。
左シャッタ51aおよび右シャッタ51bは、略板状に構成しており、その上面は、断面略円弧状に穿設し、当該穿設部を左右方向に伸延して形成した凹部51cを前後方向に一定間隔離間した状態で複数穿設している。これにより、左右のシャッタ51a、51bの上面に載置された米飯Rとの接触面積を減少して左シャッタ51aおよび右シャッタ51bを開放する際に左シャッタ51aおよび右シャッタ51bの上面に米飯Rが残留することを防止している。また、左シャッタ51aおよび右シャッタ51bは、ガイドプレート52に挿通している。
ガイドプレート52は、左シャッタ51aおよび右シャッタ51bを水平状態を維持しつつ左右方向に水平移動させるためのガイド機構である。
ガイドプレート52は、略平板状の摺動ガイド部52aと、摺動ガイド部52aの前後端部に配設したガイド部52b、52bと、を有している。
摺動ガイド部52aは、略平板状で中央に開口部52a´を穿設している。開口部52a´は、平面視略方形状で米飯Rの前後幅および左右幅よりも大きく穿設している。これにより、無端側壁テープ21で成形された米飯Rは、開口部52a´に干渉することなく落下することができる。
また、摺動ガイド部52aの前後端部には、ガイド部52b、52bを載置固定している。
ガイド部52bは、断面略方形状で内側面の下部に断面方形状に切り欠いたガイド機構52cを有している。ガイド機構52cは、ガイド部52bを摺動ガイド部52aに切り欠け部分を対向するように載置固定することで側面視略コ字形状の隙間をガイドプレート52の内側に形成している。前後のガイド機構52c、52cには、左シャッタ51aおよび右シャッタ51bの前後端部を挿通している。これにより左シャッタ51aおよび右シャッタ51bは、水平状態を維持しながら左右方向に移動できる。
また、ガイド部52bの左右両端部近傍には、図示しない調整軸を挿通するための調整孔52d、52dを穿設している。調整軸は、調整孔52dに挿通して上シャッタ部40に螺刻した調整孔42eに螺設することで上シャッタ部40と下シャッタ部50とを連結している。
このように構成された下シャッタ部50は、図6に示すように、上シャッタ部40との間に変量室Pを形成している。
変量室Pは、上シャッタ部40の左右のシャッタ41a、41bと前後のシャッタ案内板42a、42b、及び下シャッタ部50の左右のシャッタ51a、51bと、ガイドプレート52と、で形成された閉空間である。
変量室Pは、上シャッタ部40に対する下シャッタ部50の位置関係を前述の通り調整軸の締め具合で調整することにより弁当容器Cに投入される米飯Rの厚みを調整できるように構成している。具体的には、米飯Rは、上シャッタ部40を開放することにより無端側壁テープ21で成形された形態を維持しつつ下シャッタ部50に落下投入され、その後、上シャッタ部40の左右シャッタ41a、41bを近接することで下シャッタ部50に載置された米飯Rの高さが規定される。
米飯分割装置M3は、このように構成することにより、弁当容器Cの米飯載置部の容器高さに合わせて米飯Rの厚みを調整できる。
また、米飯分割装置M3は、下シャッタ部50の左右シャッタ51a、51bに、図示しないロードセルを連結している。これにより、左右シャッタ51a、51bの上面に載置された米飯Rが所定の重量に到達しているかどうかを確認することができる。
このように構成した米飯分割装置M3の下方には、搬送装置M4を配設している。搬送装置M4は、図示しないおかず載置部まで弁当容器Cを搬送する搬送手段である。
搬送装置M4は、無端状のコンベアからなる搬送コンベア60を有している。
搬送コンベア60は、コンベア上面に載置された弁当容器Cを搬送するためのコンベアベルトである。搬送コンベア60は、米飯分割装置M3の下方に位置した時点で一時的に停止し、下シャッタ部50の左右のシャッタ51a、51bが離反動作を行ってから一定時間経過後に再び作動するように構成している。これにより、米飯Rを弁当容器Cの所定箇所に確実に投入できる。米飯Rを所定箇所に投入された弁当容器Cは、搬送コンベア60を作動させることで図示しないおかず載置部まで搬送される。
このように構成した米飯分割装置M3および搬送装置M4にて米飯を所定の厚みに分割する手順について図9及び図10を参照して説明する。
まず、図9(a)に示すように、多角形容器M2の無端側壁テープ21を所定の形態に変形して固定するとともに、上シャッタ部40の左シャッタ41aおよび右シャッタ41bを近接した状態とする。この状態で無端側壁テープ21の上方から米飯Rを投入して各シャッタ41a、41bの上面に積層させる。
次に、図9(b)に示すように、下シャッタ部50の左シャッタ51aおよび右シャッタ51bを近接した状態にして、上シャッタ部40の左シャッタ41aおよび右シャッタ41bを離反して成形された米飯Rを上シャッタ部40から下シャッタ部50に落下させる。
次に、図9(c)に示すように、下シャッタ部50の左シャッタ51aおよび右シャッタ51bを近接した状態で上シャッタ部40の左シャッタ41aおよび右シャッタ41bを近接することで米飯R上部の余分な米飯Rがカットされ、所定の形状・厚みを有する米飯Rが形成される。
次に、図10(a)に示すように、上シャッタ部40の左シャッタ41aおよび右シャッタ41bを近接した状態で、下シャッタ部50の左シャッタ51aおよび右シャッタ51bを離反することにより、所定の形状・厚みを有する米飯Rが下方に位置する弁当容器Cに落下投入される。
次に、図10(b)に示すように、搬送装置M4の搬送コンベア60の進行方向に弁当容器Cを移動させ、米飯Rが投入されていない弁当容器Cを下シャッタ部50の下方まで移動させるとともに、下シャッタ部50の左シャッタ51aおよび右シャッタ51bを近接する。
このように、図9(a)から図10(b)までの動作を繰り返すことで、所定の形状・厚みに成形された米飯Rが弁当容器Cに投入できる。
本発明は以上のように、米飯の自由な形状形成装置Mを米飯供給装置M1と、多角形容器M2と、米飯分割装置M3と、搬送装置M4と、で構成することにより、米飯Rを様々な形状に成形することが可能となり、弁当容器Cの種々の米飯盛付部の形態に対応して米飯Rを成形できる。
また、このように米飯Rを弁当容器Cの米飯盛付部に対応した形状に成形できることから、一旦成形された米飯Rの形状をプレス成形して形を整える必要がなくなり、効率的に米飯Rを弁当容器Cに投入できる。
さらに、無端側壁テープ21を利用して米飯Rを様々な形態に成形できることから、作業者が手作業で米飯Rの形状を整える必要がなくなり、省人化により人件費を抑制できる。
また、無端側壁テープ21を利用して米飯Rを成形するため、無端側壁テープ21の形態を3つの連結杆32を水平移動させるだけで容易にその形態を変態でき、その制御を簡素化できる。さらに、米飯の自由な形状形成装置Mのメンテナンスは、米飯Rを成形するための1枚の無端側壁テープ21を折返しローラ22aと補助ローラ22bおよび緊張ローラ23aから取り外して洗浄し、洗浄後は再び各ローラに取り付けるだけで完了する。そのため、米飯Rの形状形成装置Mのメンテナンスは無端側壁テープ21の脱着および洗浄だけで済み、メンテナンス性を向上できる。
なお、本実施形態において、無端側壁テープ21に生起する張力は、後方左右の折返しローラ22a、22a間に配設した緊張手段23を後方に移動させることで生起する構成について説明したが、次の手段で張力を生起する構成としてもよい。
例えば、図11(a)、(b)に示すように、多角形容器M2の後方右側に位置する折返しローラ22a´と補助ローラ22bを別々の連結杆32、32´に立設する。連結杆32´は、前後に移動自在に構成しており、その先端部32a´に折返しローラ22a´を立設している。先端部32a´の後部には、バネ係止部32cを突設しており、当該係止部に引張りバネBを係止している。引張りバネBは、他端部を支持台Sに設けた図示しないバネ固定部に固定している。これにより、連結杆32´は、多角形容器M2から遠ざかる方向(図11では、多角形容器M2の後方)に引張りバネBの弾性力で常時付勢される。すなわち、無端側壁テープ21を巻回した折返しローラ22a´が引張りバネBの弾性力で後方に付勢されることで無端側壁テープ21に張力を生起し、無端側壁テープ21が撓むことを防止して、所望の形態を維持できる。
≪第2の実施形態≫
また、多角形容器M2の第2の実施形態は、図12に示すように、平面視略方形状の隅部4か所に折返しローラ22a、22a、22a及び折返しローラ22a´を配設した形態に加えて前後の折返しローラ22a、22aまたは折返しローラ22a、22a´の間に、さらに、折返しローラを配設した構成としている。
この第2の実施形態における多角形容器M2´は、第1の実施形態の多角形容器M2と比較して無端側壁テープ21を変形させる折返しローラ22aの数量が異なる。また、多角形容器M2´は、上述の通り折返しローラ22a´を引張りバネBの弾性力で後方に引張り付勢する構成により無端側壁テープ21に張力を生起するように構成している。
その他の構成については、第1の実施形態と同一であるため説明を省略する。
多角形容器M2´は、図12乃至図14に示すように、平面視略方形状の隅部に配設した4つの折返しローラ22a、22a、22a、22a´と、左右に配設した前後の折返しローラ22a、22aまたは折返しローラ22a、22a´間の略中央部に配設した中間部折返しローラ22a´´、22a´´との6つの折返しローラで構成している。
中間部折返しローラ22a´´、22a´´は、中実の円柱体で連結杆32の先端部32aに立設しており、その周面に無端側壁テープ21を巻回している。中間部折返しローラ22a´´、22a´´の前方左右には、中間部補助ローラ22b´、22b´、22b´、22b´を配設している。なお、ここで表現した前方とは、中間部折返しローラ22a´´、22a´´を結ぶ直線の略中央部分を各ローラから見た方向のことを示す(図15(a)の白抜き矢印参照)。
中間部折返しローラ22a´´および中間部補助ローラ22b´は、同一の連結杆32の先端部32aに立設しており、各ローラの22a´´、22b´の間隔を一定に維持している。中間部折返しローラ22a´´に巻回した無端側壁テープ21bは、中間部折返しローラ22aと中間部補助ローラ22b´の間を挿通して隣接する前後の折返しローラ22a、22a(または折返しローラ22a、22a´)に向けて伸延している。
中間部折返しローラ22a´および中間部補助ローラ22b´が立設する連結杆32は、支持台Sに載置した位置変更手段30に連結している。位置変更手段30は、位置変更機構31により連結杆32の先端部32aを略水平状態に保ちながら前後左右方向に移動自在に構成している。
これにより、多角形容器M2´は、平面視略方形形状(長方形状や台形状など)以外にも略六角形状や略円形状にも変形できる。
すなわち、多角形容器M2´は、図15(a)、(b)に示すように、変形前の基本状態を平面視略方形形状に形成し、中間部折返しローラ22a´及び中間部補助ローラ22b´を立設した左右の連結杆32、32をそれぞれ多角形容器M2´の外側に向かい移動させることで無端側壁テープ21を略円形形状に変態でき、多角形容器M2と同様に弁当容器Cの形態に合わせて米飯Rを効率的に成形できるとともに装置のメンテナンス性を向上でき、さらに、第1の実施形態における多角形容器M2よりも米飯Rの変形形態の自由度を向上できる。
本発明の一実施の形態を説明したが、上述した説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
10 本体部
11 解しローラ
12 開口部
20 米飯成形部
21 無端側壁テープ
22 折返し手段
22a、22a´ 折返しローラ
22b、22b´ 補助ローラ
30 位置変更手段
31 位置変更機構
32 連結杆
32a 先端部
33 機構部本体
33a 凹部
33b 摺動ガイド孔
34 移動ガイド
35 スライダ
35a ガイド部
35b 移動部
35c 凹部
35d 円柱ガイド部
36 ボールねじ部
37 モータ
40 上シャッタ部
41a 左シャッタ
41b 右シャッタ
42 支持孔
42a 前シャッタ案内板
42b 後シャッタ案内板
42c、42d 摺動溝
42e 調整孔
50 下シャッタ部
51a 右シャッタ
51b 左シャッタ
51c 凹部
52 ガイドプレート
52a 摺動ガイド部
52a´ 開口部
52b ガイド部
52c ガイド機構
52d 調整孔
60 搬送コンベア
B 引張りバネ
C 弁当容器
M 形状形成装置
M1 米飯供給装置
M2、M2´ 多角形容器
M3 米飯分割装置
M4 搬送装置
P 変量室
R 米飯
S 支持台

Claims (5)

  1. 周壁の外形の形状を変更自在に形成することにより内収納の米飯の外形を任意に変形形成することができるように構成した米飯形状変更装置において、
    米飯の形状を任意に変形する多角形容器は複数の角部を有する容器の各角部に対応する位置に折返し手段を配置し、
    折返し手段は、折返しローラと折返しローラの前方左右に配設し無端側壁テープの折返し方向を規制しガイドする補助ローラとより構成し、
    容器の各角部の対応位置に配設した折返し手段の配置外周を容器の周壁を形成する無端側壁テープにより囲繞し、各角部に対応する位置に配設した折返し手段はそれぞれ配設位置を変更可能に構成した位置変更手段に連動連設すると共に、
    位置変更手段は、左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に摺動自在の位置変更機構により構成し、かつ、
    位置変更機構は連結杆を介して各折返し手段と連動連設していることを特徴とする弁当等に収納する米飯の自由な形状形成装置。
  2. 前記多角形容器の少なくとも一つの角部は略直角とすることを特徴とする請求項1に記載の米飯の自由な形状形成装置。
  3. 前記多角形容器の前記折返し手段と前記折返し手段の間に緊張手段を配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の米飯の自由な形状形成装置。
  4. 前記緊張手段を引張りバネで引っ張ることを特徴とする請求項3に記載の米飯の自由な形状形成装置。
  5. 略直角をなす前記折返しローラを引張りバネで引っ張ることを特徴とする請求項2に記載の米飯の自由な形状形成装置。
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