JP2022070655A - 建築物設計支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物を建築する際の規制事項の情報を入力することなく簡易に規制要件を満たした建築物の設計情報を提示することが可能な建築物設計支援システムを提供する。【解決手段】建築物設計支援装置100は、まず、建築物を建築する敷地の地番が入力されると、規制事項管理テーブル400から、入力された地番に対応する法的な規制事項の情報を索出し、次に、建築物の仕様情報が入力されると、設計情報管理テーブル420から、索出した規制事項情報及び入力した建築仕様情報に対応する設計情報を検索し、この検索により索出した設計情報を候補として表示装置44に表示する。さらに、予算情報が入力されると、索出した設計情報を入力された予算で絞り込み、この絞り込んだ設計情報を候補として表示装置44に表示する。引き続き、これら候補から設計図書の生成に利用する設計情報を決定し、決定した設計情報に基づいて設計図書を生成する。【選択図】 図3

Description

本発明は、建築物の設計を支援する建築物設計支援システムに関する。
従来、敷地の形状情報及び環境情報に基づいて、建築に必要な条件を満たした建物の事例を索出する技術として、特許文献1に記載の建物事例検索システムが開示されている。
かかるシステムは、(1)敷地の形状情報及び環境情報を入力し、(2)敷地の形状情報及び環境情報から敷地に建築する建物の外形を規制する規制条件を決め、(3)規制条件による外形の規制を超えない範囲を建築可能空間として求め、(4)建物の外形情報を含む事例データを記憶した事例データベースを参照し、建築可能空間に収まる事例データをデータベースから索出する、ものである。
特開2007-310633号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、建築する建物の外形を規制する規制条件を決めるための情報(例えば、敷地の属する地域の用途地域、高度地区などの規制事項)を、事前に調べて入力する必要がある。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、建築物を建築する際の規制事項の情報を入力することなく簡易に規制要件を満たした建築物の設計情報を提示することが可能な建築物設計支援システムを提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の建築物設計支援システムは、建築物を建築する敷地の識別情報を入力する識別情報入力手段と、前記敷地に建築する予定の建築物の仕様に係る建築仕様情報を入力する建築仕様情報入力手段と、前記識別情報及び前記建築仕様情報に対応付けて、当該識別情報に係る敷地に建築物を建築する際の法的な規制事項及び当該建築仕様情報の示す建築仕様に対応する建築物の設計情報を記憶する設計情報記憶手段から、前記識別情報入力手段で入力した識別情報及び前記建築仕様情報入力手段で入力した建築仕様情報と同一の又は所定関係を有する識別情報及び建築仕様情報に対応する設計情報を検索する設計情報検索手段と、前記設計情報検索手段で索出した設計情報を出力する設計情報出力手段と、を備える。
このような構成であれば、識別情報入力手段により、識別情報が入力され、建築仕様情報入力手段により、建築仕様情報が入力されると、設計情報検索手段により、設計情報記憶手段から、入力された識別情報及び入力された建築仕様情報と同一の又は所定関係を有する識別情報及び建築仕様情報に対応する設計情報が検索され、設計情報出力手段により、設計情報検索手段で索出された設計情報が出力される。
ここで、上記識別情報は、敷地を特定できる情報であれば、地番、住所、オリジナルの識別コード等のどのような情報でもよい。
また、設計情報記憶手段は、設計情報をあらゆる手段で且つあらゆる時期に記憶するものであり、設計情報を予め記憶してあるものであってもよいし、設計情報を予め記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって設計情報を記憶するようになっていてもよい。このことは他の記憶手段についても同様である。
また、設計情報を識別情報及び建築仕様情報と対応づけて記憶することとしては、例えば、(1)設計情報並びに識別情報及び建築仕様情報を同一のレコードに登録するなど直接対応づけて記憶すること、(2)設計情報及び中間情報を対応づけて登録するテーブルと、識別情報及び建築仕様情報並びに中間情報を対応づけて登録するテーブルを設けるなど、中間に1又は複数の情報を介して記憶することが含まれる。すなわち、識別情報及び建築仕様情報から設計情報を辿ることができる態様であれば、あらゆるデータ構造を採用することができる。以下、情報を対応づけて記憶する概念については同様である。
また、上記所定関係とは、検索対象の情報に対して完全に一致していないが一部が異なる、所定の誤差範囲内となる等の近い関係、検索対象の情報が上限又は下限を示す数値情報であればその数値以下又はその数値以上の関係などが該当する。このことは他の所定関係についても同様である。
また、上記出力とは、システムの構成に応じて、例えば、ファイルへの出力、画面表示による出力、送信出力、印刷出力などが該当する。
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。
〔発明2〕 さらに、発明2の建築物設計支援システムは、発明1の建築物設計支援システムにおいて、前記設計情報は、前記建築に要するコストに係る建築コスト情報と対応付けて記憶され、前記建築コスト情報を入力するコスト情報入力手段と、前記設計情報検索手段で索出した設計情報から、前記コスト情報入力手段で入力した建築コスト情報と同一の又は所定関係を有する建築コスト情報に対応する設計情報を検索する設計情報絞込検索手段と、前記設計情報絞込検索手段で索出した設計情報を出力する絞り込み結果出力手段と、を備える。
このような構成であれば、コスト情報入力手段により、建築コスト情報が入力されると、設計情報絞込検索手段により、設計情報検索手段で索出した設計情報から、入力された建築コスト情報と同一の又は所定関係を有する建築コスト情報に対応する設計情報が検索され、絞り込み結果出力手段により、設計情報絞込検索手段で索出した設計情報が出力される。
ここで、上記建築コスト情報は、建築に使用できる施主の予算の情報や、建築物の建築にかかる費用の情報の他、施工完了までにかかる日数の情報などの建築にかかる時間の情報なども含む。
〔発明3〕 さらに、発明3の建築物設計支援システムは、発明2の建築物設計支援システムにおいて、前記設計情報は、前記建築コスト情報として建築費用の情報と対応付けて記憶され、前記建築コスト情報入力手段は、前記建築コスト情報として施主の建築予算を示す予算情報を入力し、前記設計情報絞込検索手段は、前記設計情報検索手段で索出した設計情報から、前記コスト情報入力手段で入力した予算情報の示す予算と同一の又は所定関係を有する建築費用に対応する設計情報を検索する。
このような構成であれば、コスト情報入力手段により、予算情報が入力されると、設計情報絞込検索手段により、設計情報検索手段で索出した設計情報から、入力された予算情報と同一の又は所定関係を有する建築費用に対応する設計情報が検索され、絞り込み結果出力手段により、設計情報絞込検索手段で索出した設計情報が出力される。
〔発明4〕 さらに、発明4の建築物設計支援システムは、発明1乃至3のいずれか1の建築物設計支援システムにおいて、前記建築仕様情報入力手段で入力した建築仕様情報の内容を変更する建築仕様情報変更手段を備え、前記設計情報検索手段は、前記設計情報記憶手段から、前記識別情報入力手段で入力した識別情報及び前記建築仕様情報変更手段で変更した建築仕様情報と同一の又は所定関係を有する識別情報及び建築仕様情報に対応する設計情報を検索する。
このような構成であれば、建築仕様情報変更手段により、建築仕様情報入力手段で入力された建築仕様情報が変更されると、設計情報検索手段により、入力された識別情報及び変更された建築仕様情報と同一の又は所定関係を有する識別情報及び建築仕様情報に対応する設計情報が検索される。
〔発明5〕 さらに、発明5の建築物設計支援システムは、発明3の建築物設計支援システムにおいて、前記設計情報検索手段で索出した設計情報について、指定された設計内容を一括して変更する一括変更手段と、前記一括変更手段の変更対象の各項目の種類ごとの価格情報を記憶する価格情報記憶手段の前記価格情報に基づいて、前記一括変更手段で一括変更後の設計情報に対応する建築物の建築費用を算出する建築費用算出手段と、を備え、前記設計情報絞込検索手段は、前記建築費用算出手段で算出した建築費用の情報を含む一括変更後の設計情報から、再度、前記コスト情報入力手段で入力した予算情報の示す予算と同一の又は所定関係を有する建築費用に対応する設計情報を検索する。
このような構成であれば、一括変更手段により、設計情報検索手段で索出した設計情報について、指定された設計内容が一括して変更されると、建築費用算出手段により、価格情報記憶手段の価格情報に基づいて、一括変更後の設計情報に対応する建築物の建築費用が算出され、設計情報絞込検索手段により、建築費用算出手段で算出した建築費用の情報を含む一括変更後の設計情報から、再度、コスト情報入力手段で入力した予算情報の示す予算と同一の又は所定関係を有する建築費用に対応する設計情報が検索される。
〔発明6〕 さらに、発明6の建築物設計支援システムは、発明1乃至5のいずれか1の建築物設計支援システムにおいて、出力された前記設計情報のうちから施主の所望する設計情報を選択する設計情報選択手段と、前記設計情報選択手段で選択した設計情報に基づいて設計図書を生成する設計図書生成手段と、を備える。
このような構成であれば、設計情報選択手段により、施主の所望する設計情報が選択されると、設計図書生成手段により、設計情報選択手段で選択した設計情報に基づいて設計図書が生成される。
以上説明したように、発明1の建築物設計支援システムによれば、敷地に建築物を建築する際の法的な規制事項について意識することなく、この規制事項及び入力した建築仕様に対応する建築物の設計情報を、設計情報記憶手段から簡易に探し出すことができる。
また、発明2及び3の建築物設計支援システムによれば、建築に使用できる施主の予算情報などの建築に要するコストの情報を入力することで、設計情報検索手段で索出した設計情報を、さらに、入力した建築コスト情報で絞り込むことができる。例えば、設計情報検索手段で索出した設計情報が多いときに、予算や時間に係るコスト要因等で絞りこむことができる。
また、発明4の建築物設計支援システムによれば、建築仕様情報入力手段で入力した建築仕様情報を変更して再検索を行うことができるので、例えば、施主の要望に概ね適合した設計情報を取得し易くすることができる。
また、発明5の建築物設計支援システムによれば、例えば、施主の要望にあったデザインの設計情報はたくさん索出されたのに、いずれも予算がオーバーするような場合に、これらの設計情報に対応する建築物の建築に使用される材料のグレードを一括で下げて再検索を行うといったことが可能となる。これにより、予算の範囲内で施主の要望を概ね満たす設計情報を取得し易くすることができる。
また、発明6の建築物設計支援システムによれば、施主の要望する予算や建築仕様と敷地に係る規制事項とに対応する既存の設計情報を利用して設計図書を生成することができるので、設計図書を一から生成する場合と比較して、設計図書の生成にかかる労力を軽減することができる。
建築物設計支援装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、規制事項管理テーブル400及び設計情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。 第1の実施の形態に係る建築物設計支援処理を示すフローチャートである。 地番入力画面の一例を示す図である。 (a)は、建築仕様情報入力画面の一例を示す図であり、(b)は、設計情報候補表示画面の一例を示す図である。 間取り図の一例を示す図である。 (a)は、予算入力画面の一例を示す図であり、(b)は、絞り込み結果表示画面の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、変更後設計情報管理テーブル440及び価格情報テーブル460のデータ構造を示す図である。 第2の実施の形態に係る建築物設計支援処理を示すフローチャートである。 一括変更情報入力画面の一例を示す図である。 設計内容を変更後の間取り図の一例を示す図である。 第3の実施の形態に係る建築物設計支援処理を示すフローチャートである。
〔第1の実施の形態〕
〔構成〕
以下、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1乃至図7は、第1の実施の形態を示す図である。
まず、建築物設計支援装置100のハードウェア構成を説明する。
図1は、建築物設計支援装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
建築物設計支援装置100は、図1に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、所定領域に予めCPU30の制御プログラム等を格納しているROM(Read Only Memory)32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM(Random Access Memory)34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(interface)38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互に且つデータ授受可能に接続されている。
I/F38には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置44とが接続されている。
建築物設計支援装置100は、建築物の設計を支援する機能を有しており、設計情報の提示、設計図書の生成等を行う機能を有している。
次に、記憶装置42に記憶されている各種管理テーブルについて説明する。
図2(a)及び(b)は、規制事項管理テーブル400及び設計情報管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図2(a)及び(b)に示すように、規制事項管理テーブル400及び設計情報管理テーブル420を記憶している。
規制事項管理テーブル400には、図2(a)に示すように、地番ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、敷地の地番を示す地番情報を登録するフィールド402と、地番情報で特定される敷地に建築物を建築する際の法的な規制事項を示す規制事項情報を登録するフィールド404とを含んで構成されている。図2(a)の例では、第1行目のレコードには、地番として「神奈川県茅ケ崎市〇〇」が、法的な規制事項として「規制事項01」がそれぞれ登録されている。
ここで、規制事項情報は、例えば、建築物の確認申請書の第三面に記載の規制事項に対応する情報を含んでいる。例えば、敷地の属する区域について、都市計画区域及び準都市計画区域の内外の別等、防火地域か否か又は防火地域の種類、その他の区域、地域、地区又は街区(例えば、第〇種高度地区、下水道処理区域内、区画整理地区等)、用途地域(例えば、第1種低層住居地域、第2種低層住居地域など)等の情報を含む。
なお、用途地域によって、建蔽率、容積率、高さ制限、外壁の後退距離、北側斜線、隣地斜線、道路斜線などの規制が設定されている。また、敷地が高度地区に属する場合は、高度地区で定められた高さ制限が適用される。
設計情報管理テーブル420には、図2(b)に示すように、規制事項ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、規制事項情報を登録するフィールド422と、建築仕様情報を登録するフィールド424と、建築費用情報を登録するフィールド426と、建築物の設計情報を登録するフィールド428とを含んで構成されている。図2(b)の例では、第1行目のレコードには、規制事項情報として「規制事項01」が、建築仕様情報として「敷地面積、間取り、用途、階数その他の仕様01」が、建築費用情報として「3000万円」が、設計情報として「設計情報01」がそれぞれ登録されている。
ここで、建築物の設計情報は、過去に実際に建築した建築物の設計情報と、建築実績の無い新規に設計した建築物の設計情報とを含む。また、設計情報は、建築物の建築に必要な設計図書の情報を含み、例えば、設計書、仕様書、確認申請書、図面(意匠図、構造図、設備図)、現場説明書、構造計算書、建築途中や完成後の建築物の外観写真及び内観写真(建築実績がある場合)等の情報を含んでいる。
次に、第1の実施の形態の動作を説明する。
図3は、第1の実施の形態に係る建築物設計支援処理を示すフローチャートである。
CPU30は、MPU(Micro-Processing Unit)等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図3のフローチャートに示す建築物設計支援処理を実行する。
建築物設計支援処理は、所定周期で繰り返し実行される処理であって、CPU30において実行されると、図3に示すように、まず、ステップS100に移行する。
図4は、地番入力画面の一例を示す図である。
ステップS100では、図4に示す地番入力画面が表示装置44に表示され、建築物を建築する敷地の地番の入力が要求されると、敷地の地番が入力装置40から入力される。ここでは、図4(a)に示すように、地番入力画面の入力欄に地番として「神奈川県鎌倉市○○」が入力されたとする。
地番が入力されると、ステップS102に移行して、規制事項管理テーブル400から、入力した地番に対応する規制事項情報が索出される。ここでは、規制事項情報として、「神奈川県鎌倉市○○」に対応する規制事項02が索出されたとする。図4(a)に示す地番入力画面では、索出された規制事項情報が表示され、その右横の詳細ボタンを押下することで、図示省略するが、索出した規制事項情報の詳細を表示することができるようになっている。
図5(a)は、建築仕様情報入力画面の一例を示す図であり、(b)は、設計情報候補表示画面の一例を示す図である。
次いで、ステップS104に移行して、建築物の仕様を示す建築仕様情報の入力が要求されると、建築仕様情報が入力装置40から入力される。図5(a)に示すように、建築仕様情報入力画面には、敷地面積、階数、間取り等の建築仕様情報の各入力欄が表示されており、この入力欄に各仕様を入力する。ここでは、建築仕様情報として、図2(b)に示す「敷地面積、間取り、用途、階数その他の仕様11(以下、単に「建築仕様11」と略称する)」が入力されたとする。その後、建築仕様情報入力画面の右下に表示された検索ボタンを押下する。
検索ボタンが押下されると、ステップS106に移行して、設計情報管理テーブル420から、ステップS102で索出された規制事項情報の規制事項に対応し、且つステップS104で入力された建築仕様情報に対応する設計情報が検索される。なお、検索する設計情報としては、完全に一致するものに限らず、例えば、規制事項情報については一致するものを検索するが、建築仕様情報については、一部の仕様が一致していれば検索するようにしてもよい。このことは、建築仕様情報入力画面での入力についても同様であり、建築仕様の入力項目の全てを入力せずに一部の項目のみ入力する構成としてもよい。ここでは、一致するものを検索することとして、規制事項02及び建築仕様11に対応する設計情報として例えば設計情報11~13が索出されたとする。
次いで、ステップS108に移行して、ステップS106で索出した設計情報を、設計情報の候補として表示装置44に表示する。ここでは、図5(b)に示すように、設計情報表示画面内に、設計情報11~13のリストが表示される。その後、入力装置40を介して、設計情報候補表示画面の右下にある予算入力ボタンが押下されると、ステップS110に移行する。
ここで、設計情報候補表示画面では、入力装置40を介して、各設計情報の表示名の右横にある詳細ボタンを押下することで、その設計情報の詳細を表示装置44に表示して内容を確認することができるようになっている。例えば、詳細情報として、設計図書の一覧が表示され、この設計図書一覧から閲覧したい図書を選択することでその図書の内容が表示装置44に表示される。
図6は、間取り図の一例を示す図である。
図6に示す例は、建築仕様情報として、階数「2階」、間取り「1階:3LDK」が入力された場合の一例である。即ち、設計図書一覧から、この建築仕様に対応する間取り図を選択することで、図6に示す間取り図が表示装置44に表示され、その内容を閲覧することができる。
図7(a)は、予算入力画面の一例を示す図であり、(b)は、絞り込み結果表示画面の一例を示す図である。
次いで、ステップS110に移行して、図7(a)に示す予算入力画面が表示装置44に表示され予算の入力が要求されると、建築物の建築に使える施主の予算の情報が入力装置40から入力される。その後、予算入力画面の右下に表示された検索ボタンが押下される。ここでは、図7(a)に示すように、予算として「3500万円」が入力されたとする。
検索ボタンが押下されると、ステップS112に移行して、ステップS106で索出した設計情報を、ステップS110で入力された予算で絞り込む検索処理が実行される。そして、図7(b)に示すように、予算で絞り込んだ設計情報のリストを含む絞り込み結果表示画面を表示装置44に表示する。ここでは、入力された予算「3500万円」以下の設計情報に絞り込むこととして、図7(b)に示すように、設計情報11及び12のリストが候補として表示される。なお、入力装置40を介して、リストの表示名の右横に表示された詳細ボタンを押下することで、設計情報の詳細を表示装置44に表示して内容を確認することができるようになっている。
次いで、ステップS114に移行して、図7(b)に示す絞り込み結果表示画面が表示装置44に表示され、利用する設計情報の決定が要求されると、入力装置40を介して、所望の設計情報の表示名の詳細ボタンの右横に表示された決定ボタンが押下される。これにより、絞り込み結果として表示された設計情報の候補から設計図書の生成に利用する設計情報が決定される。
次いで、ステップS116に移行すると、ステップS114で決定された設計情報に基づいて設計図書が生成される。その後、一連の処理を終了する。
ここで、決定した設計情報を利用した設計図書の生成処理は、例えば、ステップS100で入力された地番の情報や、ステップS104で入力された建築仕様情報などに基づいて、決定した設計情報に含まれる各設計図書の対応する記載個所を変更したり、編集機能によって、設計図書を編集したりする処理を含む。即ち、決定した設計情報をベースとして設計図書を生成する。例えば、建築費用「3000万円」の設計情報11を利用する場合、予算に「500万円」ほどの余裕が出るので、例えば図6に示す間取り図において、間取り図の右横に表示した材料一覧のメニューから、施主の要望に応じて、予算内で、建具を変更したり、壁材や床材をグレードアップしたりする編集を行って最終的な設計図書を生成する。このとき、規制事項に反するような変更が加えれた場合又は加えられそうな場合にアラートを表示するようにしてもよい。
〔第1の実施の形態の効果〕
次に、第1の実施の形態の効果を説明する。
第1の実施の形態では、建築物設計支援装置100において、建築物を建築する敷地の地番を入力し、規制事項管理テーブル400から、入力された地番に対応する法的な規制事項の情報を索出し、建築物の仕様情報を入力し、設計情報管理テーブル420から、索出した規制事項情報及び入力した建築仕様情報に対応する設計情報を検索し、この検索により索出した設計情報を候補として表示装置44に表示するようにした。
このような構成であれば、敷地に建築物を建築する際の法的な規制事項について意識することなく、この規制事項や施主の要望する建築仕様を満たした建築物の設計情報を簡易に探し出すことができる。
また、第1の実施の形態では、さらに、建築物の建築に使用できる施主の予算情報を入力し、規制事項及び建築仕様から索出した設計情報の候補を、入力した予算情報の示す予算以下の設計費用のものに絞り込み、この絞り込んだ設計情報を表示装置44に表示するようにした。
このような構成であれば、規制事項及び建築仕様による検索で索出された設計情報が多いときに、使える予算の範囲内の設計情報に絞りこむことができる。
また、第1の実施の形態では、さらに、予算で絞り込まれた設計情報のうちから、設計図書の生成に利用する設計情報を決定し、決定した設計情報に基づいて設計図書を生成するようにした。
このような構成であれば、施主の要望する予算及び建築仕様並びに敷地に係る規制事項に対応する、既存の建築物の設計情報を利用して設計図書を生成することができるので、設計図書を一から生成する場合と比較して、設計図書の生成にかかる労力を軽減することができる。
〔対応関係〕
第1の実施の形態において、地番が、発明1の識別情報に対応し、ステップS100が、発明1の識別情報入力手段に対応し、ステップS104が、発明1の建築仕様情報入力手段に対応し、ステップS102及びS106が、発明1の設計情報検索手段に対応している。
また、第1の実施の形態において、ステップS108が、発明1の設計情報出力手段に対応し、ステップS110が、発明2及び3のコスト情報入力手段に対応し、ステップS112が、発明2及び3の設計情報絞込検索手段及び絞り込み結果出力手段に対応し、ステップS114が、発明6の設計情報選択手段に対応し、ステップS116が、発明6の設計図書生成手段に対応している。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図8乃至図11は、第2の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については説明を省略する。
第2の実施の形態は、建築物設計支援装置100において、予算で絞り込んだ設計情報の候補について、材料や建具などの設計内容を一括変更し、一括変更した設計情報について建築費用を再計算し、再計算後の設計情報に対して予算による再検索を行う機能を備えている点が上記第1の実施の形態と異なる。他の構成については、上記第1の実施の形態と同様となる。
図8(a)及び(b)は、変更後設計情報管理テーブル440及び価格情報テーブル460のデータ構造を示す図である。
第2の実施の形態では、記憶装置42は、さらに、図8(a)及び(b)に示す変更後設計情報管理テーブル440及び価格情報テーブル460を記憶している。
変更後設計情報管理テーブル440には、図8(a)に示すように、設計内容の一括変更を行った設計情報ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、変更前の建築仕様情報を登録するフィールド441と、変更後の建築仕様情報を登録するフィールド442と、変更前の建築費用情報を登録するフィールド443と、変更後の建築費用情報を登録するフィールド444と、変更前の設計情報を登録するフィールド445と、変更後の設計情報を登録するフィールド446とを含んで構成されている。図8(a)の例では、第1行目のレコードには、変更前の建築仕様情報として「敷地面積、階数、間取り、用途その他の仕様01」が、変更後の建築仕様情報として「敷地面積、階数、間取り、用途その他の仕様01-1」が、変更前の建築費用情報として「3000万円」が、変更後の建築費用情報として「2800万円」が、変更前の設計情報として「設計情報01」が、変更後の設計情報として「設計情報01-1」がそれぞれ登録されている。
価格情報テーブル460には、図8(b)に示すように、変更対象の建築材料の種類ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、建築材料の種類である材料種類を登録するフィールド462と、材料種類に対する価格情報を登録するフィールド464とを含んで構成されている。図8(b)の例では、第1行目のレコードには、材料種類として「壁材A」が、価格情報として「〇〇〇円/m2」がそれぞれ登録されている。即ち、壁材Aの1平方メートルあたりの価格情報が登録されている。
次に、第2の実施の形態の動作を説明する。
図9は、第2の実施の形態に係る建築物設計支援処理を示すフローチャートである。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図9のフローチャートに示す建築物設計支援処理を実行する。
建築物設計支援処理は、所定周期で繰り返し実行される処理であって、CPU30において実行されると、図9に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ここで、ステップS200~S210の処理は、上記第1の実施の形態のステップS100~S110の処理と同様となるので説明を省略する。
ステップS212に移行すると、設計情報の一括変更前であれば、ステップS206で索出した設計情報について、ステップS210で入力された予算で絞り込む検索処理が実行される。一方、設計内容の一括変更後であれば、一括変更後の設計情報(変更後設計情報管理テーブル440に登録された変更後の設計情報)について、ステップS210で入力された予算で絞り込む検索処理が実行される。
次いで、ステップS214に移行して、ステップS212の検索結果に基づいて、設計情報の一括変更を提案するか否かを判定する。そして、提案すると判定した場合(YES)は、ステップS216に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS218に移行する。
ここで、例えば、検索結果が、索出された設計情報が所定数未満である結果である場合に提案すると判定し、所定数以上である結果である場合に提案しないと判定する。また、設計変更を提案する場合に、例えば、建築材料の変更等の建築費用が予算内に収まるような変更内容を提示してもよい。
図10は、一括変更情報入力画面の一例を示す図であり、図11は、床材を一括変更後の間取り図の一例を示す図である。
ステップS216に移行すると、図10に示す一括変更情報入力画面が表示されて、ステップS206の検索処理によって索出した設計情報について、一括変更情報の入力が要求され、入力装置40から一括変更情報が入力される。一括変更情報の入力は、例えば、図10に示す一括変更情報入力画面を介して行われる。一括変更情報入力画面は、図10に示すように、床材(和室)、床材(洋室)、壁材、天井材などを入力できるようになっている。これらの材料の種類の入力は、ドロップダウンリストから選択して行う。ここで、一括変更情報入力画面の初期表示内容として、索出した設計情報において最も多く用いられている材料を初期表示してもよいし、またはブランクとしてもよい。ここでは、洋室の床材を床材Bに一括変更する入力がされたとする。即ち、床材(洋室)に床材Bを入力し、その他の項目を全てブランクにする。
引き続き、入力装置40を介して、一括変更情報入力画面の右下に表示された変更ボタンが押下されると、設計内容の一括変更処理が実行される。これにより、各設計情報に対応する建築物を構成する建築材料が指定した材料に一括変更される。ここでは、図11に示すように、各洋室、リビング、ダイニング及びキッチンの床材が床材Aから床材Bに変更される。他の設計情報についても、床材B以外の床材を使っている場合に、床材Bへと変更される。
なお、一括変更後の設計情報に対して、再度、別の建築材料へと一括変更したり、変更前の設計情報に戻したりすることができるようになっている。また、一括変更を再度行った場合に、変更後の設計情報を変更前の(1つ前に一括変更した)設計情報に上書きして登録してもよいし、別途登録するようにしてもよい。また、変更前後の材料が同一の設計情報については変更が行われない。この場合に、変更後設計情報管理テーブル440に登録せずに再検索の対象から外してもよいし、変更後設計情報管理テーブル440に登録して再検索対象として残してもよい。
次いで、ステップS218に移行して、価格情報テーブル460に登録されている一括変更後の材料の価格情報に基づいて、一括変更後の設計情報に対応する建築物の建築費用が再計算される。その後、ステップS220に移行する。例えば、図11の例では、床材Aが床材Bに変更されたことで、建築費用が3500万円から3000万円になっている。即ち、この設計情報は、施主の予算が3000万円の場合に、候補として残るようになる。
ステップS220では、一括変更後の建築仕様情報、建築費用情報及び設計情報が、変更前の建築仕様情報、建築費用情報及び設計情報と対応付けられて変更後設計情報管理テーブル440に登録される。その後、ステップS212に移行する。ここで、建築仕様情報には、その他の仕様として建築に使用する床材、壁材、建具等の建築材料を含んでおり、この材料が変更後の材料に変更される。
一方、設計変更が提案されず又は設計変更をせずにステップS222に移行すると、上記第1の実施の形態と同様に、図7(b)に示す絞り込み結果表示画面が表示装置44に表示されて利用する設計情報の決定が要求され、入力装置40を介して、所望の設計情報の表示名の詳細ボタンの右横に表示された決定ボタンが押下される。これにより、絞り込み結果として表示された設計情報の候補から設計図書の生成に利用する設計情報が決定される。
次いで、ステップS224に移行すると、ステップS222で決定された設計情報に基づいて設計図書が生成される。その後、一連の処理を終了する。
〔第2の実施の形態の効果〕
次に、第2の実施の形態の効果を説明する。
第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
第2の実施の形態では、建築物を建築する際の規制事項及び入力した建築仕様に基づいて索出した設計情報について、一括変更情報入力画面にて、使用する建築部材等の変更する設計内容を指定し、指定した設計内容に一括して変更できるようにした。加えて、価格情報テーブル460の価格情報に基づいて、一括変更後の設計情報に対応する建築物の建築費用を再計算し、一括変更後の建築仕様情報、建築費用情報及び設計情報を、変更前の建築仕様情報、建築費用情報及び設計情報と対応付けて変更後設計情報管理テーブル440に登録するようにした。さらに、一括変更後の情報が登録された変更後設計情報管理テーブル440から、予算情報入力画面で入力した予算以下の設計情報を検索するようにした。
このような構成であれば、例えば、施主の要望にあったデザインの設計情報はたくさん索出されたのに、いずれも予算がオーバーするような場合に、これらの設計情報に対応する建築物の建築に使用される材料のグレードを一括で下げて再検索を行うといったことが可能となる。これにより、予算の範囲内で施主の要望を概ね満たす設計情報を取得し易くすることができる。
〔対応関係〕
第2の実施の形態において、ステップS200が、発明1の識別情報入力手段に対応し、ステップS204が、発明1の建築仕様情報入力手段に対応し、ステップS202及びS206が、発明1、2、3及び5の設計情報検索手段に対応し、ステップS208が、発明1の設計情報出力手段に対応している。
また、第2の実施の形態において、ステップS210が、発明2、3及び5のコスト情報入力手段に対応し、ステップS212が、発明2、3及び5の設計情報絞込検索手段並びに発明2の絞り込み結果出力手段に対応している。
また、第2の実施の形態において、ステップS216が、発明5の一括変更手段に対応し、ステップS218が、建築費用算出手段に対応し、ステップS222が、発明6の設計情報選択手段に対応し、ステップS224が、発明6の設計図書生成手段に対応している。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。図12は、第3の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については説明を省略する。
第3の実施の形態は、建築物設計支援装置100において、予算で絞り込んだ設計情報の候補について、例えば、所望の設計情報が索出されなかったような場合に、施主の建築仕様情報を変更して、再検索を行う機能を備えている点が上記第1の実施の形態と異なる。他の構成については、上記第1の実施の形態と同様となる。
以下、第3の実施の形態の動作を説明する。
図12は、第3の実施の形態に係る建築物設計支援処理を示すフローチャートである。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図12のフローチャートに示す建築物設計支援処理を実行する。
建築物設計支援処理は、所定周期で繰り返し実行される処理であって、CPU30において実行されると、図12に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ここで、ステップS300~S304の処理は、上記第1の実施の形態のステップS100~S104の処理と同様となるので説明を省略する。
ステップS306に移行すると、建築仕様情報の変更前であれば、設計情報管理テーブル420から、ステップS102で索出された規制事項情報の規制事項に対応し、且つステップS104で入力された建築仕様情報に対応する設計情報が検索される。一方、建築仕様情報の変更後であれば、設計情報管理テーブル420から、ステップS102で索出された規制事項情報の規制事項に対応し、且つステップS316で変更後の建築仕様情報に対応する設計情報が検索される。その後、ステップS308に移行する。
なお、ステップS308~S312の処理は、上記第1の実施の形態のステップS108~S112の処理と同様となるので説明を省略する。
ステップS314に移行すると、ステップS312の検索結果に基づいて、建築仕様情報の変更を提案するか否かを判定する。そして、提案すると判定した場合(YES)は、ステップS316に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS318に移行する。ここで、例えば、検索結果が、索出された設計情報が所定数未満である結果である場合に提案すると判定し、所定数以上である結果である場合に提案しないと判定する。また、仕様変更を提案する場合に、例えば、建築材料の変更等の建築費用が予算内に収まるような変更内容を提示してもよい。
ステップS316に移行した場合は、図5(a)に示す建築仕様情報入力画面が表示装置44に表示されて、建築仕様情報の変更が要求され、入力装置40を介して、建築仕様情報が変更される。ここで、建築仕様情報入力画面には、ステップS304で入力された建築仕様情報が各入力欄に表示された状態となっている。従って、変更したい箇所のみを変更することで、他の情報を再入力する必要がない。建築仕様情報が変更され、検索ボタンが押下されると、ステップS306に移行する。
一方、仕様変更が提案されず又は仕様変更をせずにステップS318に移行すると、上記第1の実施の形態と同様に、図7(b)に示す絞り込み結果表示画面が表示装置44に表示されて利用する設計情報の決定が要求され、入力装置40を介して、所望の設計情報の表示名の詳細ボタンの右横に表示された決定ボタンが押下される。これにより、絞り込み結果として表示された設計情報の候補から設計図書の生成に利用する設計情報が決定される。
次いで、ステップS320に移行すると、ステップS318で決定された設計情報に基づいて設計図書が生成される。その後、一連の処理を終了する。
〔第3の実施の形態の効果〕
次に、第3の実施の形態の効果を説明する。
第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
第3の実施の形態では、検索結果に応じて、設計情報の検索に少なくとも1度は使用した建築仕様情報を変更できるようにした。加えて、変更した建築仕様情報に基づいて、設計情報を再度検索できるようにした。
このような構成であれば、施主の要望に適合した検索結果が得られなかった場合などに、建築仕様情報を変更して再検索を行うことができるので、例えば、施主の要望に概ね適合した設計情報を取得し易くすることができる。
〔対応関係〕
第3の実施の形態において、ステップS300が、発明1の識別情報入力手段に対応し、ステップS304が、発明1及び4の建築仕様情報入力手段に対応し、ステップS302及びS306が、発明1、2、3及び4の設計情報検索手段に対応し、ステップS308が、発明1の設計情報出力手段に対応している。
また、第3の実施の形態において、ステップS310が、発明2及び3のコスト情報入力手段に対応し、ステップS312が、発明2及び3の設計情報絞込検索手段並びに発明2の絞り込み結果出力手段に対応している。
また、第2の実施の形態において、ステップS316が、発明4の建築仕様情報変更手段に対応し、ステップS318が、発明6の設計情報選択手段に対応し、ステップS320が、発明6の設計図書生成手段に対応している。
〔変形例〕
上記第1、第2及び第3の実施の形態においては、設計情報管理テーブル420から索出された設計情報の候補を設計情報候補表示画面にリスト表示する構成とし、その表示順番については図5(b)に示す順番を例示したが、この構成に限らない。例えば、所定条件で優先順位を付けて、その優先順位の高いものから表示する構成とするなど他の構成としてもよい。例えば、間取り優先表示、階数優先表示、用途優先表示、人気のあるデザイン優先表示、建築費用(予算)優先表示などのうちいずれか1つ又は複数にて優先表示する。どれを優先するかは選択できるようにしてもよい。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態並びにその変形例において、例えば、消費税率の変更や、建築材料の価格変更、国や県などの建築費用の補助キャンペーン、ある地域の規制事項の変更、建築基準法、都市計画法、消防法などの建築に係る法律の改正などの各種イベントと対応付けて、これらのイベントと関係する情報をテーブルに登録する構成とし、これらのイベントの発生時期に対応して、施主に対してレコメンドやアラートを発する構成としてもよい。
具体的に、敷地の属する地域について規制事項の変更や追加のイベントが今後発生する場合に、これらイベントの情報と、イベントの発生前と発生後の規制事項情報とを規制事項管理テーブル400に登録する。そして、入力された建築仕様情報に対して、イベントの発生前後で規制事項に反するか否かを判断し、アラートを表示したり、規制事項に反しないタイミングでの建築を提案したりする。同様に、消費税率の変更や、建築材料の価格変更、国や県などの補助キャンペーンなどの建築費用に係るイベントが今後発生する場合に、これらイベントの情報と、イベントの発生前と発生中又は発生後での建築費用情報とを設計情報管理テーブル420に登録する。そして、イベントの発生前後でどちらの建築費用が安いか否かを判断し、安い方のタイミングでの建築を提案する。また、今後のイベントの発生を監視し、イベントの発生がある場合にテーブルの登録情報を更新する。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態並びにその変形例において、規制事項管理テーブル400に、規制事項情報に加えて、地番の示す敷地の形状及び面積、敷地の接する道路の幅などの敷地の情報を対応付けて登録する構成としてもよい。そして、これらの情報を建築仕様情報として入力する構成としてもよい。これに対応させて、設計情報管理テーブル420の建築仕様情報にも、敷地形状や接する道路の幅の情報などを追加する。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態並びにその変形例においては、施主の予算情報を後から入力して検索結果を絞り込む構成としたが、この構成に限らず、建築仕様情報の入力時に予算情報も入力する構成としてもよい。この構成とした場合に、入力した予算と一致するもの又はこの予算未満のものだけでなく、例えば、この予算以上で近い建築費用のものや、予め設定しておいた金額(例えば、予算+500万円)の範囲内のものなども検索対象に含めるようにする。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態並びにその変形例においては、地番を入力して、規制事項管理テーブル400から地番に対応する規制事項情報を取得し、取得した規制事項情報と入力した建築仕様情報とに対応する設計情報を設計情報管理テーブル420から検索する構成とした。この構成に限らず、設計情報管理テーブル420にて、地番の情報に対応付けて、建築仕様情報、この建築仕様情報及び入力した地番の規制事項情報に対応する設計情報、建築費用情報、その他の情報を登録するように構成して、設計情報管理テーブル420から、入力した地番の情報及び入力した建築仕様情報に対応する設計情報を検索する構成としてもよい。この構成とした場合に、規制事項管理テーブル400が不要となる。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態並びにその変形例においては、単一の装置である建築物設計支援装置100として実現したが、これに限らず、ネットワークシステムとして実現することもできる。インターネット等のネットワークには、建築物設計支援サーバと、複数のユーザ端末とが接続されている。建築物設計支援サーバは、建築物設計支援装置100と同等の機能を有して構成されている。異なるのは、入力装置40による入力に代えてユーザ端末から情報を受信する点と、表示装置44による表示に代えてユーザ端末に情報を送信する点である。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態並びにその変形例においては、建築物設計支援装置100が備える記憶装置42を利用するように構成したが、これに限らず、データベースサーバ等の外部の記憶装置を利用するように構成することもできる。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態並びにその変形例において、図3、図9及び図12のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROM32に予め格納されているプログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
100…建築物設計支援装置、 30…CPU、 32…ROM、 34…RAM、 38…I/F、 39…バス、 40…入力装置、 42…記憶装置、 44…表示装置、 199…インターネット

Claims (6)

  1. 建築物を建築する敷地の識別情報を入力する識別情報入力手段と、
    前記敷地に建築する予定の建築物の仕様に係る建築仕様情報を入力する建築仕様情報入力手段と、
    前記識別情報及び前記建築仕様情報に対応付けて、当該識別情報に係る敷地に建築物を建築する際の法的な規制事項及び当該建築仕様情報の示す建築仕様に対応する建築物の設計情報を記憶する設計情報記憶手段から、前記識別情報入力手段で入力した識別情報及び前記建築仕様情報入力手段で入力した建築仕様情報と同一の又は所定関係を有する識別情報及び建築仕様情報に対応する設計情報を検索する設計情報検索手段と、
    前記設計情報検索手段で索出した設計情報を出力する設計情報出力手段と、を備えることを特徴とする建築物設計支援システム。
  2. 請求項1において、
    前記設計情報は、前記建築に要するコストに係る建築コスト情報と対応付けて記憶され、
    前記建築コスト情報を入力するコスト情報入力手段と、
    前記設計情報検索手段で索出した設計情報から、前記コスト情報入力手段で入力した建築コスト情報と同一の又は所定関係を有する建築コスト情報に対応する設計情報を検索する設計情報絞込検索手段と、
    前記設計情報絞込検索手段で索出した設計情報を出力する絞り込み結果出力手段と、を備える建築物設計支援システム。
  3. 請求項2において、
    前記設計情報は、前記建築コスト情報として建築費用の情報と対応付けて記憶され、
    前記コスト情報入力手段は、前記建築コスト情報として施主の建築予算を示す予算情報を入力し、
    前記設計情報絞込検索手段は、前記設計情報検索手段で索出した設計情報から、前記コスト情報入力手段で入力した予算情報の示す予算と同一の又は所定関係を有する建築費用に対応する設計情報を検索する建築物設計支援システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記建築仕様情報入力手段で入力した建築仕様情報の内容を変更する建築仕様情報変更手段を備え、
    前記設計情報検索手段は、前記設計情報記憶手段から、前記識別情報入力手段で入力した識別情報及び前記建築仕様情報変更手段で変更した建築仕様情報と同一の又は所定関係を有する識別情報及び建築仕様情報に対応する設計情報を検索する建築物設計支援システム。
  5. 請求項3において、
    前記設計情報検索手段で索出した設計情報について、指定された設計内容を一括して変更する一括変更手段と、
    前記一括変更手段の変更対象の各項目の種類ごとの価格情報を記憶する価格情報記憶手段の前記価格情報に基づいて、前記一括変更手段で一括変更後の設計情報に対応する建築物の建築費用を算出する建築費用算出手段と、を備え、
    前記設計情報絞込検索手段は、前記建築費用算出手段で算出した建築費用の情報を含む一括変更後の設計情報から、再度、前記コスト情報入力手段で入力した予算情報の示す予算と同一の又は所定関係を有する建築費用に対応する設計情報を検索する建築物設計支援システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    出力された前記設計情報のうちから施主の所望する設計情報を選択する設計情報選択手段と、
    前記設計情報選択手段で選択した設計情報に基づいて設計図書を生成する設計図書生成手段と、を備える建築物設計支援システム。
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