JP2022070597A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンバの内壁の温度均一性を向上させる。【解決手段】基板を処理する処理空間を形成する円筒状のチャンバと、前記チャンバの外周を構成する部材と、を備え、前記部材は、伝熱媒体が流入するための少なくとも1つの流路の入口と、伝熱媒体が流出するための少なくとも1つの流路の出口と、前記入口と前記出口とを繋ぎ、伝熱媒体を流す少なくとも1つの流路と、前記流路に形成される少なくとも1つの折り返し部と、を有し、前記入口と前記出口は近接して配置され、前記部材の円周方向に特定の角度で前記流路が形成されている、プラズマ処理装置が提供される。【選択図】図4

Description

本開示は、プラズマ処理装置に関する。
例えば、特許文献1は、基板を搬入するための開口部を有する円筒状のチャンバと、チャンバの内壁に沿って配置され、開口部に対応する位置に開口部を開閉するシャッタとを備えたプラズマ処理装置を提案する。
特開2015-126197号公報
本開示は、チャンバの内壁の温度均一性を向上させる技術を提供する。
本開示の一の態様によれば、基板を処理する処理空間を形成する円筒状のチャンバと、前記チャンバの外周を構成する部材と、を備え、前記部材は、伝熱媒体が流入するための少なくとも1つの流路の入口と、伝熱媒体が流出するための少なくとも1つの流路の出口と、前記入口と前記出口とを繋ぎ、伝熱媒体を流す少なくとも1つの流路と、前記流路に形成される少なくとも1つの折り返し部と、を有し、前記入口と前記出口は近接して配置され、前記部材の円周方向に360°以内の特定の角度で前記流路が形成されている、プラズマ処理装置が提供される。
一の側面によれば、チャンバの内壁の温度均一性を向上させることができる。
実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す断面模式図である。 図1における上部電極及び周辺の概略構成を示す拡大断面図である。 実施形態に係るシャッタ部材付近の概略構成を示す拡大断面図である。 実施形態に係るシャッタ部材の流路構造の一例を示す図である。 実施形態に係るシャッタ部材の流路構造の他の例を示す図である。 実施形態に係るシャッタ部材の温度の測定結果の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[プラズマ処理装置]
実施形態に係るプラズマ処理装置1について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置1の一例を示す断面模式図である。図2は、図1における上部電極及び周辺の概略構成を示す拡大断面図である。
図1において、プラズマ処理装置1は、容量結合型平行平板プラズマエッチング装置として構成されており、例えば、表面がアルマイト処理(陽極酸化処理)されたアルミニウムからなる円筒形のチャンバ(処理室)10を備え、基板を処理する処理空間を形成する。
チャンバ10は接地されている。チャンバ10の底部には、セラミック等の絶縁板11を介して円柱状の支持プレート12が配置され、この支持プレート12の上に、導電性の、例えばアルミニウム等からなる基板支持部13が配置されている。基板支持部13は下部電極として機能する構成を有し、エッチング処理が施される基板W、例えば半導体ウエハを載置する。
基板支持部13の上面には基板Wを静電吸着力で保持するための静電チャック(ESC)14が配置されている。静電チャック14は、導電膜からなる電極板15と、電極板15を狭持する一対の絶縁層、例えば、Y、Al、AlN等の誘電体からなり、電極板15には直流電源16が接続端子を介して電気的に接続されている。この静電チャック14は、直流電源16によって印加された直流電圧に起因するクーロン力またはジョンソン・ラーベック(Johnsen-Rahbek)力によって基板Wを吸着保持する。
基板支持部13の周囲上面には、エッチングの均一性を向上させるための、例えばシリコン(Si)からなるエッジリング17が配置され、エッジリング17の周囲には、エッジリング17の側部を保護するカバーリング54が配置されている。また、基板支持部13および支持プレート12の側面は、例えば石英(SiO)からなる円筒状の部材18で覆われている。
支持プレート12の内部には、例えば円周方向に延在する冷媒室19が配置されている。冷媒室19には、外付けのチラーユニット(図示しない)から配管20a、20bを介して所定温度の冷媒、例えば冷却水が循環供給される。冷媒室19は冷媒の温度によって基板支持部13上の基板Wの処理温度を制御する。また、伝熱ガス供給機構(図示しない)から伝熱ガス、例えばヘリウム(He)ガスが、ガス供給ライン21を介して静電チャック14の上面および基板Wの裏面の間に供給されることで、基板Wと基板支持部13との熱移動が効率良く均一に制御される。
基板支持部13の上方には、基板支持部13と平行且つ対向するように上部電極22が配置されている。ここで、基板支持部13および上部電極22の間に形成される空間はプラズマ生成空間S(処理室内空間)として機能する。上部電極22は、基板支持部13と所定の間隔を置いて対向配置されている環状またはドーナツ形状の外側上部電極23と、外側上部電極23の半径方向内側に外側上部電極23と絶縁して配置されている円板形状の内側上部電極24とで構成される。
図2に示すように、外側上部電極23と内側上部電極24との間のギャップには、例えば石英からなる誘電体25が配置される。また、このギャップには石英からなる誘電体25の代わりにセラミック体を配置してもよい。外側上部電極23とチャンバ10の側壁との間には、例えば、アルミナ(Al)若しくはイットリア(Y)からなる環状の絶縁性遮蔽部材26が気密に配置されている。
外側上部電極23は、ジュール熱の少ない低抵抗の導電体または半導体、例えばシリコンで構成されることが好ましい。外側上部電極23には、上部整合器27、上部給電棒28、コネクタ29および給電筒30を介して上部高周波電源31が電気的に接続されている。上部高周波電源31は、13.56MHz以上の周波数、例えば60MHの高周波電圧を出力する。上部整合器27は、上部高周波電源31の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。上部整合器27は、チャンバ10内にプラズマが生成されているときに、上部高周波電源31の出力インピーダンスと負荷インピーダンスとが見かけ上一致するように機能する。また、上部整合器27の出力端子は上部給電棒28の上端に接続されている。
給電筒30は、略円筒状または円錐状の導電板、例えばアルミニウム板または銅板からなり、下端が周回方向で連続的に外側上部電極23に接続され、上端がコネクタ29を介して上部給電棒28の下端部に電気的に接続されている。給電筒30の外側では、チャンバ10の側壁が上部電極22の高さ位置よりも上方に延出して円筒状の接地導体10aを構成している。円筒状の接地導体10aの上端部は筒状の絶縁部材69によって上部給電棒28から電気的に絶縁されている。本構成においては、コネクタ29から見た負荷回路において、給電筒30、外側上部電極23および接地導体10aによって給電筒30および外側上部電極23を導波路とする同軸線路が形成される。
内側上部電極24は、天板32と電極支持体33とを有する。天板32は、多数のガス通気孔32aを有し、例えば、シリコンや炭化珪素(SiC)等の半導体材料からなる。電極支持体33は、天板32を着脱可能に支持する導電材料、例えば表面にアルマイト処理が施されたアルミニウムからなる。天板32はボルト(図示しない)によって電極支持体33に締結される。ボルトの頭部は天板32の下部に配置された環状のシールドリング53によって保護される。
天板32において各ガス通気孔32aは天板32を貫通する。電極支持体33の内部には、バッファ室36が形成されている。処理ガス供給源38は、バッファ室36に処理ガスを所望の流量で供給する。内側上部電極24は、処理ガス供給源38からバッファ室36に導入された処理ガスを、ガス通気孔32aを介して、プラズマ生成空間Sに供給する。ここで、バッファ室36およびガス通気孔32aとはシャワーヘッドを構成する。
ガス供給管39はバッファ室36に接続され、ガス供給管39に設けられた流量制御弁40の調整により、バッファ室36に供給する処理ガスの流量を制御する。さらに、ガス供給管39にはマスフローコントローラ(MFC)41および開閉バルブ42が配置され、処理ガス供給源38からのガスの供給を調整している。
電極支持体33には、上部整合器27、上部給電棒28、コネクタ29および上部給電筒44を介して上部高周波電源31が電気的に接続されている。上部給電筒44の途中には、キャパシタンスを可変調整できる可変コンデンサ45が配置されている。
チャンバ10の底部には排気口46が設けられ、この排気口46に排気マニフォールド47を介して可変式バタフライバルブである自動圧力制御弁(Automatic Pressure Control Valve)(以下、「APCバルブ」という。)48およびターボ分子ポンプ(Turbo Molecular Pump)(以下、「TMP」という。)49が接続されている。APCバルブ48およびTMP49は協働して、チャンバ10内のプラズマ生成空間Sを所望の真空度まで減圧する。また、排気口46およびプラズマ処理空間Sの間には、複数の通気孔を有する環状のバッフル板50が基板支持部13を取り巻くように配置され、バッフル板50はプラズマ生成空間Sから排気口46へのプラズマの漏洩を防止する。
また、チャンバ10の内壁(側壁)には、基板搬送用の開口部51が設けられ、開口部51を開閉するゲートバルブ52が配置される。また、チャンバ10の内壁(側壁及び上部外周)には、略円筒状のデポシールド71がチャンバ10の内壁に沿って配置されている。
基板Wは、ゲートバルブ52を開閉させて搬入・搬出される。シャッタ部材55によって基板搬送用の開口部51及びデポシールド71の開口部を遮断することで、チャンバ10の開口部51とプラズマ生成空間Sとを遮断する。また、シャッタ部材55を駆動する駆動機構56がシャッタ部材55の下部に配置される。シャッタ部材55は、駆動機構56により上下に駆動され、基板搬送用の開口部51及びデポシールド71の開口部を開閉する。
また、プラズマ処理装置1では、下部電極としての基板支持部13に下部整合器58を介して下部高周波電源(第1高周波電源)59が電気的に接続されている。この下部高周波電源59は、2~27MHzの範囲内の周波数、例えば2MHzの高周波電圧を出力する。下部整合器58は、下部高周波電源59の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。下部整合器58は、チャンバ10内のプラズマ生成空間Sにプラズマが生成されているときに下部高周波電源59の内部インピーダンスと負荷インピーダンスが見かけ上一致するように機能する。また、下部電極には、別の第2の下部高周波電源(第2高周波電源)を接続してもよい。この場合、第1高周波電源としては、例えば2MHzの高周波電圧が印可され、第2高周波電源としては、例えば13.56MHzの高周波電圧が印可される。
また、プラズマ処理装置1では、内側上部電極24に、上部高周波電源31からの高周波電力(60MHz)をグランドに通さずに、下部高周波電源59からの高周波電力(2MHz)をグランドへ通すローパスフィルタ(LPF)61が電気的に接続されている。
一方、基板支持部13には、上部高周波電源31からの高周波電力をグランドへ通すためのハイパスフィルタ(HPF)62が電気的に接続されている。
制御部2は、エッチング、成膜等の種々の工程をプラズマ処理装置1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部2は、プラズマ処理装置1の各要素を制御するように構成され得る。実施形態において、制御部2の一部又は全てがプラズマ処理装置1に含まれてもよい。制御部2は、例えばコンピュータにより実現される。制御部2は、例えば、処理部(CPU:Central Processing Unit)、記憶部、及び通信部を含んでもよい。処理部は、記憶部に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行うように構成され得る。記憶部は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせにより実現され得る。通信部は、通信インターフェースにより実現され得、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置1との間で通信してもよい。
[シャッタ部材付近の構成]
次に、本実施形態におけるシャッタ部材55付近の構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、実施形態に係るシャッタ部材55付近の構成の一例を示す拡大図である。シャッタ部材55は、デポシールド71の開口部及び基板搬送用の開口部51を開閉する部材であり、例えばアルミニウム材等によりに断面が略L字状に形成される。シャッタ部材55の表面は、例えばイットリア(Y)等でコーティングされている。
図3の断面図に示すように、シャッタ部材55は、弁体55a、第1リング部材55b及び第2リング部材55cを有する。弁体55aは、基板搬送用の開口部51を開閉し、これにより、チャンバ10の外周を構成する。弁体55aは、円筒状のチャンバ10の中心軸から例えば約90°の角度を持ち、平面視で上面が円弧形状を有する。ただし、弁体55aは、チャンバ10の内壁の全周に配置されたリング形状の部材であってもよい。
第1リング部材55b及び第2リング部材55cは、弁体55aの下部に接続され、弁体55aを支持する。本実施形態では、第1リング部材55b及び第2リング部材55cは、それぞれ弁体55aと別体であるが、弁体55aと一体であってもよい。第1リング部材55bは、弁体55aの直下にあり、内部にはヒータ55b1が埋設されている。
ヒータ55b1は、リング形状であってもよいし、円弧状に複数設けられてもよい。ヒータ55b1は、弁体55a内に設けられた加熱手段の一例である。ただし、加熱手段の形態は、これに限られず、シート状であってもよい。
第2リング部材55cは、第1リング部材55bを挟んで弁体55aの反対側に位置する。第2リング部材55cは、弁体55aの内側に向けて延伸する。第2リング部材55cの内部には、流路60a、60bが形成されている。流路60a、60bを総称して流路60ともいう。
制御部2は、ヒータ55b1及び流路60に流す伝熱媒体の温度を制御することで、チャンバ10の内壁温度の均一性を高める。なお、本実施形態では、シャッタ部材55内に加熱手段であるヒータ55b1と、冷却手段である流路60の両方が設けられているが、ヒータ55b1はなくてもよい。
第1リング部材55b及び第2リング部材55cは、チャンバ10の内壁に沿って全周に配置された環状部材である。ただし、第1リング部材55b及び第2リング部材55cの形状は、環状部材に限られない。第1リング部材55b及び第2リング部材55cは、チャンバ10の内壁に沿って配置され、円筒状のチャンバ10の中心軸の回り360°に対して例えば90°等の任意の角度を持ち、平面視で円弧形状の部材であってもよい。
弁体55aの上端部には、導電性の弾性部材57が配置されている。また、プラズマ生成空間S側(図3の右側)に延伸している第2リング部材55cの上面にも、導電性の弾性部材57が配置されている。
流路60は、第2リング部材55cに設けられているが、第1リング部材55b及び/又は弁体55aに設けられてもよい。シャッタ部材55及びそのパーツ(弁体55a、第1リング部材55b、第2リング部材55c)は、チャンバ10の外周を構成する部材の一例である。例えば、シャッタ部材55は、チャンバ10の内壁(側壁)に沿って設けられることで、チャンバ10の外周を構成する。チャンバ10の外周を構成する部材は、筒状、リング状、円弧状であり得る。
シャッタ部材55は、例えば駆動機構56によって上方に押し上げられることにより基板搬送用の開口部51を閉じ、駆動機構56により下方に引き下げられることにより開口部51を開ける。シャッタ部材55が開口部51を閉じた状態において、シャッタ部材55の上部および下部に配置された導電性の弾性部材57がそれぞれデポシールド71に当接することにより、シャッタ部材55が導電性の弾性部材57を介してデポシールド71と電気的に接続される。デポシールド71は、チャンバ10の接地導体10aに接触しているため、シャッタ部材55は、基板搬送用の開口部51を閉じた状態において、デポシールド71を介して接地される。駆動機構56の個数は、1つに限られない。シャッタ部材55が、リング形状である場合、例えば3つ以上の駆動機構56が円周方向に均等に配置され、3つ以上の駆動機構56が連動してシャッタ部材55を昇降させてもよい。
[シャッタ部材の流路]
次に、シャッタ部材55に形成された流路60について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、実施形態に係るシャッタ部材55の第2リング部材55cに形成された流路構造の一例を示す図である。図5は、実施形態に係るシャッタ部材の第2リング部材55cに形成された流路構造の他の例を示す図である。
図4(a)は、第2リング部材55cの上面側を見た斜視図であり、図4(b)は、図4(a)の第2リング部材55cの上下を反転させ、第2リング部材55cの下面側を見た斜視図である。図4(a)及び(b)では、流路60a、60bを点線で示している。図4(a)及び(b)に示すように、流路60a、60bは、第2リング部材55cの内部に円周方向に形成されている。流路60は、入口INと出口OUTとを繋ぎ、内部に伝熱媒体が流れる。流路60aは入口INと接続され、流路60bは出口OUTと接続される。流路60aは流路60の往路であり、流路60bは流路60の復路である。
図4(b)に示すように、第2リング部材55cの下面に形成された2つの穴は、伝熱媒体が第2リング部材55cの内部に流入するための流路の入口IN、及び、第2リング部材55cの外部へ流出するための流路の出口OUTである。
また、図4(a)及び(b)に示すように、流路60には、入口INと出口OUTの間に折り返し部Tpが形成される。流路60a、60bは、折り返し部Tpで折り返され、円周方向に並行して形成され、入口INと出口OUTは近接して配置される。例えば、本実施形態では、流路60a、60bは、第2リング部材55cの中心軸Oの回りに、第2リング部材55cの円周方向に略360°の角度で形成されている。ただし、流路60a、60bは、第2リング部材55cの円周方向に360°以内の特定の角度で形成されればよい。例えば、流路60a、60bは、第2リング部材55cの円周方向に90°の角度で形成されればよい。
本実施形態では、流路60、入口IN、出口OUT、及び折り返し部Tpは、第2リング部材55cに一つずつ設けられたが、これに限られず、流路60、入口IN、出口OUT、及び折り返し部Tpは、それぞれ少なくとも1つあればよい。
例えば、流路60、入口IN、出口OUT、及び折り返し部Tpは、第2リング部材55cに、3つずつ設けられてもよい。この場合、3つの流路60は、第2リング部材55cの中心軸Oの回りに円周方向に略120°の角度で形成され、3つの流路60のそれぞれに入口IN、出口OUT及び折り返し部Tpが設けられてもよい。
流路60には、外付けのチラーユニット(図示しない)から入口INに連結される配管及び出口OUTに連結される配管(いずれも図示せず)を介して所定温度の伝熱媒体、例えば冷却水等の冷媒が循環供給される。これにより、第2リング部材55c及びチャンバ10の内壁は所望の温度に制御される。
流路60は、第2リング部材55cの内部に埋め込まれることに限られず、第2リング部材55cの下部に溝状に形成されてもよい。この場合、流路60は、第2リング部材55cと、その下部に設けられた駆動機構56の上面とにより画定される。
以上に説明したように、第2リング部材55cに形成される流路60a、60bは、チャンバ10の側壁に沿って形成されている。そして、第2リング部材55cの径方向に並ぶ流路60a、60bの数は、2以上の偶数である。本実施形態では、図3に示すように、第2リング部材55cの径方向に並ぶ流路60a、60bの数は、2つである。しかし、折り返し部Tpを2つ設けることで、第2リング部材55cの径方向に並ぶ流路60a、60bの数を4つにしてもよい。折り返し部Tpの個数の2倍の流路60が第2リング部材55cの径方向に並ぶ。
プラズマ処理装置1に印加する高周波電圧の高パワー化に伴い、チャンバ10の内壁へのプラズマ入熱が大きくなっている。そのため、チャンバ10の内壁の温度が不均一になり易い。そこで、チャンバ10の内壁を目標温度に制御するために冷却機構が必要とされる。本実施形態に係るチャンバ10の外周を構成する部材は、冷却機構の一例であり、例えば、シャッタ部材55が挙げられる。デポシールド71に流路を設け、デポシールド71をチャンバ10の外周を構成する部材としてもよい。シャッタ部材55及びデポシールド71を上面から見た形状はリング形状または円弧形状である。
リング形状や円弧形状は局所的な低温部が生じやすいが、本実施形態では、リング形状または円弧形状のシャッタ部材55の内部に伝熱媒体(例えば水)が流れる流路60を形成する。チャンバ10の内壁近くのプラズマは、チャンバ10の内壁の温度によって変動する。よって、チャンバ10の外周を構成する部材の温度が常に一定であれば、チャンバ10の内壁の温度は変動しない。このため、チャンバ10の外周を構成する部材の温度を一定に維持することで、チャンバ10の内壁の均熱性を向上させ、プラズマの均一性を図ることができる。
伝熱媒体の熱伝達率は伝熱媒体の温度に概ね比例する。また、伝熱媒体の温度が高い程、熱伝達率が良くなる。このため、伝熱媒体の温度が高く、流路が一本で長い程、抜熱効率が上がる。このため、流路60を1本で形成すると、流路60が長い程、部材内の温度均一性が低下する。
そこで、本実施形態に係るシャッタ部材55の流路60は、流路60の断面にて平均熱伝達率が均一になるように流路を折り返す流路パターンを形成し、2本の流路60a、60bを並べて配置する。つまり、シャッタ部材55の流路60は、折り返し部Tpを有し、折り返し部Tpの2倍の偶数の流路60が並行した構造を持つ。流路60の断面を見たときに、流路60a及び流路60bの一方の高温側の流路と、他方の低温側の流路とが並んで配置され、その平均値は中心Oの回りに360°のどこを取っても概ね同じになるように制御する。
更に、流路60aの入口INから折り返し部Tpまでの距離と、折り返し部Tpから流路60bの出口OUTまでの距離とは略等しく、入口INと出口OUTは近接して配置される。また、第2リング部材55cを径方向に切断したときの2つまたはそれ以上の偶数の流路60の断面積は略同一であることが好ましい(図3の流路60a、60bの断面を参照)。これにより、径方向に並ぶ流路60a、60bに伝熱媒体を流したときの温度制御性を高めることができる。
シャッタ部材55は3軸の駆動機構56により支持されている。流路60に流す伝熱媒体の流量はプラズマからの入熱に応じて可変(例えば0.4L/min~5L/min程度)に制御される。これにより、シャッタ部材55を伝熱するだけでなく、チャンバ10の内壁のホットスポット及びクールスポット等の局所的な高温領域及び低温領域の発生をなくし、チャンバ10の内壁の温度均一性を向上させ、均一なプラズマ環境を提供することができる。
[断熱材]
伝熱媒体は、第2リング部材55cの下面を貫通する流路60aの入口INから上方に向かって垂直に供給される。また、伝熱媒体は、第2リング部材55cの下面を貫通する流路60bの出口OUTから下方に向かって垂直に供給される。そこで、流路の入口INや出口OUTにて、伝熱媒体の流れの向きが変わったり、流路断面積が変わったりすることで乱流度が高くなったり、渦度が高くなったりすることがある。この結果、流路の入口INや出口OUTにてクールスポット等の温度偏差が生じやすい。このため、図5に示すように、流路の入口INや出口OUTの内部に断熱材を設けてもよい。これにより、入口INや出口OUTにて局所的に熱伝達を悪くして、温度偏差が生じ難くし、これにより、温度の均一性を高めることができる。
図5(a)は、第2リング部材55cの上面側を見た斜視図であり、図5(b)は、図5(a)の第2リング部材55cの上下を反転させ、第2リング部材55cの下面側を見た斜視図である。図5(a)及び(b)では、流路60a、60bを点線で示している。図5(a)及び(b)に示すように、流路60a、60bは、第2リング部材55cの内部に円周方向に形成されている。流路60aは入口INと接続され、流路60bは出口OUTと接続され、流路60aは流路60の往路であり、流路60bは流路60の復路である。
流路60aに接続された入口INの内部には、断熱材63が設けられている。断熱材63は、入口IN及び入口INに繋がる流路60aの内部にはめ込まれ、その内部に伝熱媒体が流れるように、中空になっている。特に、入口INはクールスポットとなり易い。よって、入口INに断熱材63を設けることにより、局所的に熱伝達を悪くして、チャンバ10の内壁の温度均一性を高めることができる。
図5の例では、流路60bに接続された出口OUTの内部には、断熱材63は設けられていない。ただし、これに限られず、入口IN及び出口OUTの少なくともいずれかに、断熱材63を装着してもよい。特に入口INの真上と、出口OUTの真上とに断熱材63を装着することが好ましい。これにより、乱流度が高い部分の熱伝達を局所的に悪くすることで、チャンバ10の内壁の温度均一性を高めることができる。
断熱材63には、熱伝達率が低い石英等の材質を使用する。ただし、断熱材63は、石英に限られず、ガラス、樹脂等の熱伝達率が低い材質であってもよい。これにより、局所的な断熱を生じさせることができる。これにより、過冷却され易い入口IN及び出口OUT等の箇所の温度がリング部材の平均温度に近づく。この結果、チャンバ10の内壁の温度均一性を高めることができる。
[温度の測定結果]
最後に、第2リング部材55cの温度の測定結果の一例について、図6を参照しながら説明する。図6は、実施形態に係るシャッタ部材55の第2リング部材55cの温度の測定結果の一例を示す図である。
図4及び図5に示した流路60a、60bを有する第2リング部材55cは、図6の(c)に示す「実施例1」である。実施形態の実施例としては、図6の(c)に示す「実施例1」の他、図6の(d)に示す「実施例2」が挙げられる。図6の(d)の「実施例2」に示す第2リング部材55cでは、入口INから左右に接続された流路60aが、円周方向の入口INの反対側に設けられた2本の折り返し部Tp1,Tp2にて折り返される。折り返した2本の流路60bは、2本の流路60aに並行して設けられ、出口OUTに接続されるように構成される。
このように、「実施例1」では、伝熱媒体は、入口INから流路60aを流れ、折り返し部Tpにて折り返して流路60bを流れ、出口OUTに到達する。「実施例2」では、伝熱媒体は、入口INから左右の流路60aを流れ、折り返し部Tp1,Tp2にてそれぞれ折り返して左右の流路60bを流れ、出口OUTに到達する。
一方、図6の(a)に示す「比較例1」及び図6の(b)に示す「比較例2」では、第2リング部材55c内に1本の流路160が形成されている。「比較例1」と「比較例2」との違いは、「比較例2」の流路160の幅D2が、「比較例1」の流路160の幅D1よりも広い点である。
図6(a)及び(b)の流路160及び図6(c)及び(d)の流路60に伝熱媒体を流し、以下の条件で第2リング部材55cの温度を測定するシミュレーションを行った。
<シミュレーション条件>
シャッタ部材55の上面から3000Wのプラズマ入熱がある設定とした。
冷却水(伝熱媒体)の流量を5L/minに設定した。
乱流条件(k-εモデル)にて解析した。
冷却水の初期温度(固定初期温度)を25℃に設定した。
冷却水が流れない外部の伝熱(対流熱伝達・輻射)は考慮しないこととした。
シミュレーションにより第2リング部材55cの温度偏差(最大値と最小値の差分)を算出した結果を、図6(a)~(d)に示す。図6(a)~(d)のいずれも入口IN及び出口OUTに断熱材63を設けなかった場合と、断熱材63を設けた場合の温度偏差を求めた。
この結果、「実施例1」及び「実施例2」では、「比較例1」及び「比較例2」よりも第2リング部材55cの温度偏差が小さくなり、温度の均一性が高くなった。特に、「実施例1」は、最も第2リング部材55cの温度偏差が小さくなり、「実施例2」よりも更に温度の均一性が高くなった。
入口IN及び出口OUTに断熱材63を設けなかった場合と、断熱材63を設けた場合のいずれも上記結果を示した。さらに、断熱材63を設けた場合は、断熱材63を設けなかった場合よりもより第2リング部材55cの温度偏差が小さくなり、温度の均一性が高くなった。
以上に説明したように、本実施形態に係るプラズマ処理装置1によれば、チャンバ10の外周を構成する部材の流路構造により、チャンバの内壁の温度均一性を向上させることができる。
なお、本実施形態に係るチャンバ10の外周を構成する部材は、シャッタ部材55、駆動機構56、デポシールド71、上部電極22(外側上部電極23、内側上部電極24)及び絶縁性遮蔽部材26の少なくともいずれかであってもよい。
本実施形態に係るチャンバ10の外周を構成する部材であるシャッタ部材55以外の、駆動機構56、デポシールド71、外側上部電極23、絶縁性遮蔽部材26には、流路が図示されていない。ただし、これらの部材は、シャッタ部材55に形成された流路60と同一構造の流路を円周方向に設けることができる。内側上部電極24の外周にも、シャッタ部材55に形成された流路60と同一構造の流路を円周方向に設けることができる。この場合、内側上部電極24の内周側には流路は設けない構造とする。
なお、チャンバ10の外周を構成する部材に形成する流路は、3Dプリンタにより製造することができる。ただし、これに限られず、電子ビーム溶接(EBW:Electron Beam Welding)、ホットプレス等の拡散接合(HP:Hot Pressing、HIP:Hot Isostatic Pressing)、ロウ付けでもよい。
また、チャンバ10の外周を構成する部材に形成する流路に流す伝熱媒体は、部材の冷却に限られず、加熱であってもよい。例えば、高い冷却性が要求される場合だけでなく、入熱が低い場合にも、高温の伝熱媒体で温度制御するなど、様々な温度帯の制御が可能である。
今回開示された実施形態に係るプラズマ処理装置は、すべての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
本開示のプラズマ処理装置は、Atomic Layer Deposition(ALD)装置、Capacitively Coupled Plasma(CCP)、Inductively Coupled Plasma(ICP)、Radial Line Slot Antenna(RLSA)、Electron Cyclotron Resonance Plasma(ECR)、Helicon Wave Plasma(HWP)のいずれのタイプの装置でも適用可能である。
1 プラズマ処理装置
2 制御部
10 チャンバ
13 基板支持部
22 上部電極
23 外側上部電極
24 内側上部電極
26 絶縁性遮蔽部材
55 シャッタ部材
55a 弁体
55b 第1リング部材
55b1 ヒータ
55c 第2リング部材
56 駆動機構
60、60a、60b 流路
63 断熱材
71 デポシールド
IN 流路の入口
OUT 流路の出口
Tp 折り返し部
本開示の一の態様によれば、基板を処理する処理空間を形成する円筒状のチャンバと、前記チャンバの外周を構成する部材と、を備え、前記部材は、伝熱媒体が流入するための少なくとも1つの流路の入口と、伝熱媒体が流出するための少なくとも1つの流路の出口と、前記入口と前記出口とを繋ぎ、伝熱媒体を流す少なくとも1つの流路と、前記流路に形成される少なくとも1つの折り返し部と、を有し、前記入口と前記出口は近接して配置され、前記部材の円周方向に特定の角度で前記流路が形成されている、プラズマ処理装置が提供される。
また、チャンバ10の内壁(側壁)には、基板搬送用の開口部51が設けられ、開口部51を開閉するゲートバルブ52が配置される。また、チャンバ10の内壁(側壁及び上部外周)には、略円筒状のデポシールド71(シールド部材)がチャンバ10の内壁に沿って配置されている。

Claims (8)

  1. 基板を処理する処理空間を形成する円筒状のチャンバと、
    前記チャンバの外周を構成する部材と、を備え、
    前記部材は、
    伝熱媒体が流入するための少なくとも1つの流路の入口と、
    伝熱媒体が流出するための少なくとも1つの流路の出口と、
    前記入口と前記出口とを繋ぎ、伝熱媒体を流す少なくとも1つの流路と、
    前記流路に形成される少なくとも1つの折り返し部と、を有し、
    前記入口と前記出口は近接して配置され、
    前記部材の円周方向に360°以内の特定の角度で前記流路が形成されている、プラズマ処理装置。
  2. 前記流路は、前記チャンバの内壁に対応して略環状又は円弧状に形成されている、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記部材の径方向に並ぶ前記流路の数は、2以上の偶数である、
    請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記入口から前記折り返し部までの距離と、前記折り返し部から前記出口までの距離とは略等しい、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記部材を径方向に切断したときの2以上の前記流路の断面積は略同一である、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記入口及び前記出口の少なくともいずれかには、断熱材が設けられている、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記部材は、加熱手段を有する、
    請求項1~6のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記チャンバの内壁に形成された基板搬送用の開口部を開閉するシャッタ部材と、
    前記シャッタ部材を駆動する駆動機構と、
    前記チャンバの内壁に設けられたデポシールドと、
    前記チャンバの内壁の上部に設けられた上部電極と、
    前記上部電極の外周に設けられた絶縁性遮蔽部材と、を有し、
    前記部材は、前記シャッタ部材、前記駆動機構、前記デポシールド、前記上部電極及び前記絶縁性遮蔽部材の少なくともいずれかである、
    請求項1~7のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
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