JP2022070503A - 循環流路を有する捕集装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダクトの気流の圧力損失の増加を抑制しつつ、粒子の捕集率を向上させる。【解決手段】捕集装置80は、気流を入口位置81aから出口位置81bに導くダクト81と、前記入口位置と前記出口位置との間で前記ダクト内に配置され、前記気流内で運ばれる粒子を捕集するフィルタ82と、前記入口位置と前記フィルタとの間に形成され、前記ダクト内の気流を循環させる循環流路83と、前記フィルタと前記循環流路との間に配置されて、前記ダクト内の開度を可変可能に動作可能なバルブ85と、を備える。【選択図】図3
Description
画像形成システムには、超微粒子等の粒子が外部に排出される数を減らすために、排気ダクトにフィルタを設けたものがある。また、ダクト内に渦や乱流を発生させて粒子の数を減らすために、排気ダクトに気流の一部を遮るバッフルを設けたものもある。
フィルタで粒子を捕集する場合、粒子の粒径が小さくなるほど、フィルタによる粒子の捕集率が低下する。ここで、フィルタ材料が折り曲げられたり積層されたりしたフィルタや目の細かいフィルタを設けると、フィルタによる粒子の捕集率を向上することができるが、フィルタを通過する気流の圧力損失が大きくなる。また、排気ダクトに気流の一部を遮るバッフルを設けると、バッフルを通過する気流の圧力損失が大きくなる。その結果、気流を発生させるための大型の気流発生器が必要になるため、製造コスト増大、大型化、騒音増大、消費電力増大等の問題が発生しうる。そこで、ダクトに、循環流路及びバルブを設けることで、気流の圧力損失の増加を抑制しつつ、粒子の捕集率を向上させる。
例えば、例の捕集装置は、気流を入口位置から出口位置に導くダクトと、前記入口位置と前記出口位置との間で前記ダクト内に配置され、前記気流内で運ばれる粒子を捕集するフィルタと、前記入口位置と前記フィルタとの間に形成され、前記ダクト内の気流を循環させる循環流路と、前記フィルタと前記循環流路との間に配置されて、前記ダクト内の開度を可変可能に動作可能なバルブと、を備える。
また、例の画像形成システムは、定着処理を行うことで粒子を放出する定着装置と、前記定着装置からの気流を出口位置に導くダクトと、前記定着装置と前記ダクトの前記出口位置との間の前記ダクト内に配置され、前記気流に含まれる前記粒子を捕集するフィルタと、前記定着装置と前記フィルタとの間に形成され、前記ダクト内の気流を循環させる循環流路と、前記フィルタと前記循環流路との間の前記ダクト内に配置されて、前記ダクト内の開度を可変可能に動作可能なバルブと、を備える。
以下、図面を参照して、例の画像形成システムについて説明する。画像形成システムは、プリンタ等の画像形成装置であってもよく、画像形成装置等に用いられる装置であってもよい。なお、図面に基づいて説明するにあたり、同一の要素又は同一の機能を有する類似する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
まず、画像形成装置の例の概略構成を説明する。図1は、例の画像形成装置1の概略図である。図1に示す画像形成装置1は、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの4色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成装置1は、記録媒体である用紙3を搬送する搬送装置10と、表面(周面)に静電潜像が形成される像担持体20M,20Y,20C,20Kと、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置30M,30Y,30C,30Kと、トナー像を用紙3に転写する転写装置40と、トナー像を用紙3に定着する定着装置50と、用紙3を排出する排出装置60と、制御部70と、を備える。
搬送装置10は、画像が形成される記録媒体としての用紙3を搬送経路11上で搬送する。用紙3は、カセット12に積層されて収容され、給紙ローラ13によりピックアップされて搬送される。
像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれは、静電潜像担持体、感光体ドラム等とも呼ばれる。像担持体20Mは、マゼンタのトナー像を形成するための静電潜像を形成する。像担持体20Yは、イエローのトナー像を形成するための静電潜像を形成する。像担持体20Cは、シアンのトナー像を形成するための静電潜像を形成する。像担持体20Kは、ブラックのトナー像を形成するための静電潜像を形成する。像担持体20M,20Y,20C,20Kは、基本的に同じ構成をしている。このため、特に分けて説明する場合を除き、像担持体20Mを代表として説明する。
像担持体20Mの周上には、現像装置30Mと、帯電ローラ22Mと、露光ユニット23と、クリーニングユニット24Mと、が設けられている。なお、像担持体20Y,20C,20Kのそれぞれの周上にも、像担持体20Mの周上と同様に、現像装置30Y,30C,30Kのそれぞれと、帯電ローラと、露光ユニット23と、クリーニングユニットと、が設けられている。
帯電ローラ22Mは、像担持体20Mの表面を所定の電位に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ22Mは、像担持体20Mの回転に追従して動く。露光ユニット23は、帯電ローラ22Mによって帯電した像担持体20Mの表面を、用紙3に形成する画像に応じて露光する。これにより、像担持体20Mの表面のうち露光ユニット23により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。クリーニングユニット24Mは、像担持体20M上に残存するトナーを回収する。
現像装置30Mは、マゼンタのトナー及びキャリアが充填されているトナータンク21Mから供給されたトナーによって、像担持体20Mに形成された静電潜像を現像し、マゼンタのトナー像を形成する。現像装置30Yは、イエローのトナー及びキャリアが充填されているトナータンク21Yから供給されたトナーによって、像担持体20Yに形成された静電潜像を現像し、イエローのトナー像を形成する。現像装置30Cは、シアンのトナー及びキャリアが充填されているトナータンク21Cから供給されたトナーによって、像担持体20Cに形成された静電潜像を現像し、シアンのトナー像を形成する。現像装置30Kは、ブラックのトナー及びキャリアが充填されているトナータンク21Kから供給されたトナーによって、像担持体20Bに形成された静電潜像を現像し、ブラックのトナー像を形成する。現像装置30M,30Y,30C,30Kは、基本的に同じ構成をしている。このため、特に分けて説明する場合を除き、現像装置30Mを代表として説明する。
現像装置30Mは、トナーを像担持体20Mに担持させる現像ローラ31Mを備えている。現像装置30Mでは、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置30Mでは、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、さらに混合撹拌してトナーを分散させることで、最適な帯電量が付与された現像剤が調整される。現像装置30Mでは、この現像剤が現像ローラ31Mに担持させる。そして、現像ローラ31Mの回転により現像剤が像担持体20Mと対向する領域まで搬送されると、現像ローラ31Mに担持された現像剤のうちのトナーが像担持体20Mの周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置40は、現像装置30M,30Y,30C,30Kのそれぞれで形成されたトナー像を搬送して用紙3に転写する。転写装置40は、像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれからトナー像が一次転写される転写ベルト41と、転写ベルト41を懸架する懸架ローラ44,45,46,47と、像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれと共に転写ベルト41を挟持して像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれから転写ベルト41にトナー像を一次転写する一次転写ローラ42M,42Y,42C,42Kと、懸架ローラ47と共に転写ベルト41を挟持して転写ベルト41から用紙3に各トナー像を二次転写する二次転写ローラ43と、を備えている。
転写ベルト41は、懸架ローラ44,45,46,47により循環移動する無端ベルトである。懸架ローラ44,45,46,47のそれぞれは、軸線周りに回転可能なローラである。懸架ローラ47は、軸線周りに回転駆動する駆動ローラであり、懸架ローラ44,45,46は、懸架ローラ47の回転駆動により従動回転する従動ローラである。一次転写ローラ42Mは、転写ベルト41の内周側から像担持体20Mを押圧するように設けられる。一次転写ローラ42Yは、転写ベルト41の内周側から像担持体20Yを押圧するように設けられる。一次転写ローラ42Cは、転写ベルト41の内周側から像担持体20Cを押圧するように設けられる。一次転写ローラ42Kは、転写ベルト41の内周側から像担持体20Kを押圧するように設けられる。二次転写ローラ43は、転写ベルト41を挟んで懸架ローラ47と平行に配置されて、転写ベルト41の外周側から懸架ローラ47を押圧するように設けられる。これにより、二次転写ローラ43は、転写ベルト41との間に、転写ベルト41から用紙3にトナー像を転写するための転写ニップ領域14を形成する。
定着装置50は、加熱及び加圧する定着ニップ領域に用紙3を通過させることで、転写ベルト41から用紙3に二次転写されたトナー像を用紙3に付着させ、定着させる。定着装置50は、用紙3を加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54と、を備えている。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備えている。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ領域が設けられ、定着ニップ領域に用紙3を通過させることにより、トナー像を用紙3に溶融定着させる。
排出装置60は、定着装置50によりトナー像が定着された用紙3を装置外部へ排出するための排出ローラ62,64を備えている。
制御部70は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する電子制御ユニットである。制御部70では、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の制御を実行する。制御部70は、複数の電子制御ユニットにより構成されていてもよく、単一の電子制御ユニットにより構成されていてもよい。制御部70は、画像形成装置1における様々な制御を行う。
続いて、画像形成装置1による印刷工程について説明する。画像形成装置1に被記録画像の画像信号が入力されると、制御部70は、給紙ローラ13を回転させて、カセット12に積層された用紙3をピックアップして搬送する。そして、帯電ローラ22Mにより像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれの表面を所定の電位に帯電する(帯電工程)。その後、制御部70は、受信した画像信号に基づいて、露光ユニット23により像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれの表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する(露光工程)。
現像装置30M,30Y,30C,30Kのそれぞれでは、像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれに形成された静電潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程)。こうして形成された各トナー像は、像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれと転写ベルト41とが対向する領域において、転写ベルト41に一次転写される(転写工程)。転写ベルト41には、像担持体20M,20Y,20C,20Kのそれぞれに形成された各トナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。そして、積層トナー像は、懸架ローラ47と二次転写ローラ43とが対向する転写ニップ領域14において、搬送装置10により搬送された用紙3に二次転写される。
積層トナー像が二次転写された用紙3は、定着装置50へ搬送される。そして、定着装置50は、用紙3が定着ニップ領域を通過する際に、用紙3を加熱ローラ52と加圧ローラ54との間で加熱及び加圧することにより、積層トナー像を用紙3へ溶融定着させる(定着工程)。その後、用紙3は、排出ローラ62,64によって画像形成装置1の外部へ排出される。
図2及び図3は、例の捕集装置80の模式断面図である。図1~図3に示すように、画像形成装置1は、捕集装置80を備える。
捕集装置80は、画像形成装置1のハウジング2の内部空間に浮遊している粒子を捕集する。捕集装置80が捕集する粒子は、例えば、5nm~300nm程度のサイズを有するUFP(Ultrafine Particle:超微粒子)であってもよい。粒子は、例えば、定着装置50によって加温されるトナー、用紙、定着装置50の構成部品、又はその他の周辺部品から発生する。定着装置50は、定着処理を行うことで粒子を放出する。定着処理は、トナー像を用紙3に定着するための処理であり、例えば、上述したように、用紙3が定着ニップ領域を通過する際に、用紙3を加熱ローラ52と加圧ローラ54との間で加熱及び加圧することにより、積層トナー像を用紙3へ溶融定着させる処理である。
捕集装置80は、例えば、ダクト81と、フィルタ82と、循環流路83と、主気流発生器84と、バルブ85と、内部環境検出部86と、制御部70と、を備える。
ダクト81は、ハウジング2内に配置されて、気流を入口位置81aから出口位置81bに導く部材である。ダクト81は、直線状に延びていてもよく、湾曲しながら延びていてもよく、屈曲しながら延びていてもよい。ダクト81の延在方向を、長手方向D1という。ダクト81が直線状に延びている場合、長手方向D1も直線の方向となるが、ダクト81が湾曲又は屈曲しながら延びている場合、長手方向D1は、ダクト81に沿って湾曲又は屈曲した方向となる。なお、ダクト81内の空間において、出口位置81bに対する入口位置81a側を上流側、入口位置81aに対する出口位置81b側を下流側という。入口位置81aは、例えば、粒子の発生源の近傍に配置されている。粒子の発生源は、例えば、ダクト81内に配置されている。本例では、定着装置50が、粒子の発生源として、ダクト81内の入口位置81aの近傍に配置されている。出口位置81bは、例えば、気流をハウジング2の外側に排出するために、ハウジング2に配置されている。
フィルタ82は、入口位置81aと出口位置81bとの間でダクト81内に配置されている。フィルタ82は、定着装置50から発生した粒子を捕集するために、ダクト81内における定着装置50の下流側に配置されている。フィルタ82は、例えば、複数のシート状のフィルタ材料が積層されたもの、シート状のフィルタ材料が折り曲げられたもの等とすることができる。
循環流路83は、入口位置81a及び定着装置50とフィルタ82との間のダクト81内に形成されて、ダクト81内の気流を循環させるための流路である。つまり、循環流路83は、フィルタ82の上流側、かつ定着装置50の下流側に配置されている。循環流路83は、例えば、ダクト81に配置された隔壁87により形成されている。隔壁87は、ダクト81内に第一流路83aと第二流路83bとを形成するために、循環流路83に設けられて、定着装置50及び入口位置81aとフィルタ82及び出口位置81bとの間でダクト81の略長手方向D1に延びている。隔壁87は、ダクト81内の空間を、長手方向D1と直交する方向に仕切る。隔壁87により仕切られたダクト81内の一方側の空間が、第一流路83aとなり、隔壁87により仕切られたダクト81内の他方側の空間が、第二流路83bとなる。第一流路83a及び第二流路83bは、循環流路83の一部を構成する。隔壁87は、フィルタ82及び出口位置81bに向かうに従い第一流路83aを狭めるように配置されている。隔壁87は、平板状に形成されていてもよく、湾曲状に形成されていてもよく、屈曲状に形成されていてもよい。
主気流発生器84は、第一流路83a内の空気をダクト81の出口位置81bに向けて導く。つまり、主気流発生器84は、第一流路83a内の空気を、入口位置81a側から出口位置81b側に送る。主気流発生器84は、例えば、ファンにより構成することができる。主気流発生器84は、第一流路83a内に配置されていてもよく、第一流路83aの上流側に配置されていてもよく、第一流路83aの下流側に配置されていてもよい。
バルブ85は、循環流路83及び入口位置81aとフィルタ82との間に配置されて、ダクト81内の開度を可変可能に動作可能である。本例では、バルブ85は、閉位置と開位置との間で切り替え可能となっている。図2は、バルブ85が閉位置にある状態を示しており、図3は、バルブが開位置にある状態を示している。
図2に示すように、バルブ85は、閉位置では、循環流路83内で気流を循環させるように気流の循環流路83からフィルタ82への通過を阻止する。つまり、バルブ85は、閉位置では、循環流路83内で気流を循環させるように気流のフィルタ82への通過を阻止するように動作可能である。また、図3に示すように、バルブ85は、開位置では、気流の循環流路83からフィルタ82への通過を許容する。つまり、バルブ85は、閉位置では、循環流路83からフィルタ82を通ってダクト81の出口位置81bに向かって気流を向けるように動作可能である。また、バルブ85は、開位置における開度を変更することも可能となっている。開度は、バルブ85の開く割合であり、例えば、バルブ85の全閉状態を0%、バルブ85の全開状態を100%とした百分率で表すことができる。
バルブ85は、例えば、図4(a)、図4(b)、及び図4(c)に示すように、開位置と閉位置とを切り替えるためにダクト81内で開閉する複数のルーバー91を有してもよい。このバルブ85は、例えば、ダクト81に固定される固定部92と、複数のルーバー91と、を備えている。そして、複数のルーバー91のそれぞれが、固定部92に対して開閉することで、開位置と閉位置とが切り替わる。この場合、例えば、固定部92に対する複数のルーバー91の開き度合いを変えることで、又は、固定部92に対して開くルーバー91の数を変えることで、開位置における開度を変更することが可能となる。
図4(a)は、バルブ85が閉位置にある状態(全閉状態)を示している。図4(b)及び図4(c)は、バルブ85が開位置にある状態を示している。図4(b)は、固定部92に対して全てのルーバー91が全開することにより、バルブ85の開度が100%となっている状態を示している。図4(c)は、固定部92に対して全てのルーバー91が半開することにより、バルブ85の開度が50%となっている状態を示している。
また、バルブ85は、例えば、図5(a)、図5(b)、及び図5(c)に示すように、開位置と閉位置とを切り替えるためにダクト81内に対して出没可能であってもよい。このバルブ85は、例えば、バルブ85の主部を成すバルブ本体93と、ダクト81に対してバルブ本体93を揺動可能に軸支するピボット94と、を備えている。そして、ピボット94を軸としたバルブ本体93の揺動により、バルブ本体93がダクト81内に対して出没することで、開位置と閉位置とが切り替わる。この場合、例えば、ピボット94を軸としたバルブ本体93の揺動角度を変えることで、開位置における開度を変更することが可能となる。
図5(a)は、バルブ85が閉位置にある状態(全閉状態)を示している。図5(b)及び図5(c)は、バルブ85が開位置にある状態を示している。図5(b)は、ダクト81内からバルブ本体93の全体が出るようにピボット94を軸としてバルブ本体93を揺動することにより、バルブ85の開度が100%となっている状態を示している。図5(c)は、ダクト81内からバルブ本体93の半分が出るようにピボット94を軸としてバルブ本体93を揺動することにより、バルブ85の開度が50%となっている状態を示している。
なお、本例では、バルブ85が図4(a)、図4(b)、及び図4(c)に示すものとして説明する。
図2及び図3に示すように、バルブ85は、例えば、ダクト81の入口位置81aに向けられた入口面85aが凹面状に形成された、凹板状に形成されている。ダクト81の入口位置81aに向けられているとは、ダクト81の延在方向である長手方向D1に沿って、ダクト81の入口位置81aに向けられていることをいう。入口面85aは、循環流路83の下流側を形成する。つまり、循環流路83は、ダクト81の内壁面、隔壁87、及びバルブ85の入口面85aにより形成されている。このため、入口面85aが凹面状に形成されていることで、循環流路83において気流が循環しやすくなる。
内部環境検出部86は、ハウジング2の内部環境を検出する。ハウジング2の内部環境としては、例えば、温度、粒子の数、湿度等が挙げられる。内部環境検出部86としては、例えば、温度を検出する温度センサ86A、粒子の数を検出する粒子カウンター86B等を用いることができる。図2及び図3に示す捕集装置80では、内部環境検出部86として、温度センサ86Aが設けられており、図6及び図7に示す捕集装置80Aでは、内部環境検出部86として、温度センサ86A及び粒子カウンター86Bが用いられている。図6及び図7に示す捕集装置80Aは、粒子カウンター86Bを備える点を除き、図2及び図3に示す捕集装置80と同じである。
温度センサ86Aは、例えば、循環流路83、定着装置50、ハウジング2内のダクト81の外部等に配置することができる。図2及び図3に示す捕集装置80及び図6及び図7に示す捕集装置80Aでは、隔壁87の下流側、定着装置50、及びハウジング2内のダクト81の外部に、それぞれ温度センサ86Aが配置されている。
粒子カウンター86Bは、例えば、循環流路83等に配置することができる。図6及び図7に示す捕集装置80Aでは、隔壁87の下流側に、粒子カウンター86Bが配置されている。
制御部70は、例えば、主気流発生器84及びバルブ85と電気的に接続されて、主気流発生器84及びバルブ85を制御する。制御部70は、内部環境検出部86により検出された内部環境に基づいて、主気流発生器84及びバルブ85を制御してもよい。主気流発生器84の制御としては、例えば、主気流発生器84の作動及び停止、主気流発生器84の作動量(駆動量)の調整等が挙げられる。バルブ85の制御としては、例えば、開位置と閉位置との間の切り替え、バルブ85の開度の調整(設定)等が挙げられる。なお、バルブ85を閉位置から開位置に切り替えることを、バルブ85の開放ともいい、バルブ85を開位置から閉位置に切り替えることを、バルブ85の閉鎖ともいう。
次に、図2及び図3に示す捕集装置80の動作例について説明する。
まず、図2に示すように、制御部70は、主気流発生器84を作動させるとともに、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にする。すると、ダクト81内では、定着装置50から放出された粒子Pを含んだ気流が、循環流路83で循環する。つまり、主気流発生器84が第一流路83a内の空気をダクト81の出口位置81bに向けて導くことで、定着装置50を通過して粒子Pを含んだ気流は、第一流路83aを入口位置81a側から出口位置81b側に流れ、隔壁87の下流側においてバルブ85の入口面85aに沿って第一流路83a側から第二流路83b側に流れ、第二流路83bを出口位置81b側から入口位置81a側に流れ、隔壁87の上流側において第二流路83b側から第一流路83a側に流れる。
このようにして気流が循環流路83を循環することで、気流に乱流や渦が発生し、気流に含まれる多数の粒子Pが、互いに衝突したり、ダクト81の内壁面、バルブ85の入口面85a、隔壁87等(以下「内壁面等」という)に衝突したりする。これにより、気流に含まれる多数の粒子Pは、互いに凝集したり、内壁面等に付着したりする。また、気流が循環流路83を循環している時間が長くなるほど、粒子Pの凝集やダクト81の内壁面等への付着が促進される。そして、このような粒子Pの凝集や付着により、粒子Pの粒径が大きくなるとともに、粒子Pの数が少なくなる。
その後、所定時間が経過すると、又は、温度センサ86Aで検出された温度が所定の閾値温度まで上がると、ダクト81内、特に定着装置50の温度が高くなり過ぎるのを抑制する観点から、図3に示すように、制御部70は、バルブ85を開放してバルブ85を開位置にする。すると、ダクト81内では、循環流路83を循環していた気流が、バルブ85を通過してフィルタ82に向かう。なお、第一流路83aの空気は、主気流発生器84によりバルブ85を通過してフィルタ82に向かい、第二流路83bの空気は、主気流発生器84が第一流路83aの空気をフィルタ82に向ける気流の掃気効果により、バルブ85を通過してフィルタ82に向かう。そして、気流に含まれている粒子Pがフィルタ82に捕集され、フィルタ82を通過した気流が出口位置81bからダクト81の外部に排出される。これにより、ダクト81内及びダクト81内に配置されている定着装置50の温度が低下する。更に、ダクト81の外部に排出された気流がハウジング2の外部に排出されることで、ハウジング2内の温度も低下する。このとき、気流に含まれている粒子Pは、循環流路83での気流の循環により、その粒径が大きくなっているとともに、その数が少なくなっている。このため、フィルタ82による粒子Pの捕集効率が高くなるとともに、粒径の小さい粒子Pを捕集することにより生じるフィルタ82の目詰まりが抑制される。
図8は、図2及び図3に示す捕集装置80に対する制御部70の制御例を示している。図8に示す例では、制御部70は、まず、主気流発生器84を作動させておく。そして、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2になるまでは、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にしておく。温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2になると、バルブ85を開放してバルブ85の開度を50%にする。更に、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2よりも高い閾値温度T3になると、バルブ85の開度を100%にする。そして、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2よりも低い閾値温度T1になると、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にする。
次に、図6及び図7に示す捕集装置80Aの動作例について説明する。
まず、図6に示すように、制御部70は、主気流発生器84を作動させるとともに、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にしておく。すると、図2に示す場合と同様に、ダクト81内では、定着装置50から放出された粒子Pを含んだ気流が、循環流路83で循環する。循環流路83で気流が循環することで、気流に乱流や渦が発生し、これにより気流に含まれる粒子Pの凝集や付着が促進される。
その後、所定時間が経過すると、又は、温度センサ86Aで検出された温度が所定の閾値温度まで上がると、ダクト81内、特に定着装置50の温度が高くなり過ぎるのを抑制する観点から、図7に示すように、制御部70は、バルブ85を開放してバルブ85を開位置にする。すると、図3に示す場合と同様に、ダクト81内では、循環流路83を循環していた気流が、バルブ85を通過してフィルタ82に向かい、気流に含まれている粒子Pがフィルタ82に捕集され、出口位置81bからダクト81の外部に排出される。
一方、所定時間が経過していない場合であっても、又は、温度センサ86Aで検出された温度が所定の閾値温度まで上がっていない場合であっても、粒子カウンター86Bで検出された粒子の数が所定の閾値数を下回ると、図7に示すように、制御部70は、バルブ85を開放してバルブ85を開位置にする。粒子カウンター86Bで検出された粒子の数が所定の閾値数を下回ると、ダクト81内、特に定着装置50の温度が高くなり過ぎるのを更に抑制することができる。
図9は、図6及び図7に示す捕集装置80Aに対する制御部70の制御例を示している。図9に示す例では、制御部70は、まず、主気流発生器84を作動させておく。そして、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2になるまでは、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にしておく。温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2になると、バルブ85を開放してバルブ85の開度を50%にする。その後、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2よりも高い閾値温度T3にならなくても、粒子カウンター86Bで検出された粒子の数が閾値数Nまで減ると、バルブ85の開度を100%にする。閾値数Nは、例えば、バルブ85を100%の開度で開放しても、ハウジング2外への粒子の排出数が所定の基準以下となる値とすることができる。そして、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2よりも低い閾値温度T1になると、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にする。
ここで、図10(a)及び図10(b)に示す実施例の捕集装置80を備えた画像形成装置と、図11に示す比較例の捕集装置180とを備えた画像形成装置とを作製し、これらの画像形成装置について、印刷時間とダクト81から排出される気流に含まれる粒子の数との関係を計測する実験1を行った。図10(a)及び図10(b)に示す実施例の捕集装置80は、図5(a)、図5(b)、及び図5(c)に示すバルブ85を備えている。図11に示す比較例の捕集装置180は、バルブ85及び主気流発生器84を備えず、ダクト81内に配置されたファン184を備える他は、実施例の捕集装置80と同様とした。そして、実施例及び比較例において、t秒間印刷を行った。実施例では、印刷開始時にバルブ85を閉鎖し、印刷開始からt1秒後にバルブ85を開放し、印刷開始からt2秒後にバルブ85を閉鎖し、印刷開始からt3秒後にバルブ85を開放し、印刷開始からt4秒後にバルブを閉鎖した。印刷時間とダクト81から排出される気流に含まれる粒子の数は、ダクト81の出口位置81bの近傍に配置された粒子カウンター86Bにより計測した。図12に、単位時間当たりの粒子の数を示し、図13に、累計の粒子の数を示す。なお、図12において、実験を行った空間の通常時の粒子の数を、破線で示している。
図12及び図13に示すように、実施例では、バルブ85を開閉することで、一時的に粒子の数が増えることがあるものの、印刷開始からt秒経過後の累計の粒子の数は、比較例に対して40%も削減された。
以上説明したように、図2及び図3に示す捕集装置80、及び図6及び図7に示す捕集装置80Aでは、ダクト81内に循環流路83及びバルブ85が設けられているため、バルブ85を閉位置とすることで、循環流路83で気流が循環する。これにより、気流に含まれている粒子の凝集や内壁面等への付着が促進され、粒子の粒径が大きくなるとともに、粒子の数が少なくなる。その後、バルブ85を開位置とすると、気流に含まれている粒子がフィルタで捕集される。このとき、循環流路83での気流の循環により、粒子の粒径が大きくなっている。
また、循環流路83内に隔壁87を設けることで、循環流路83で気流を循環させやすくなる。しかも、フィルタ82及び出口位置81bに向かうに従い第一流路83aを狭めるように隔壁87を配置することで、循環流路83を循環する気流をバルブ85の入口面85aまで到達させやすくなる。これにより、気流に含まれている粒子の入口面85aへの付着が更に促進されるとともに、入口面85a近傍での乱流及び渦の発生が更に促進される。
また、第一流路83a内の空気をダクト81の出口位置81bに向けて導く主気流発生器84を備えることで、バルブ85を閉位置とした際は、循環流路83で気流を循環させることができ、バルブ85を開位置とした際は、循環流路83からバルブ85を通ってフィルタ82に気流を向けることができる。
また、制御部70が、内部環境検出部86により検出された内部環境に基づいてバルブ85を制御することで、ハウジング2内の内部環境に応じた適切な制御を行うことができる。例えば、所定時間が経過すると、又は温度センサ86Aで検出された温度が所定の閾値温度まで上がると、バルブ85を開放する。これにより、ダクト81内、特に定着装置50の温度が高くなり過ぎるのを抑制することができる。また、バルブ85を開放している際に、粒子カウンター86Bで検出された粒子の数が所定の閾値数を下回ると、バルブ85を開放する。これにより、フィルタ82による粒子の捕集効率の低下を抑制しつつ、ダクト81内、特に定着装置50の温度が高くなり過ぎるのを抑制することができる。
ここで、図10(a)及び図10(b)に示す実施例の捕集装置80を備えた画像形成装置において、バルブ85を開状態とした際に主気流発生器84を所定の基準風量で作動させるとともに、バルブ85を開状態とした際に主気流発生器84を基準風量の2倍の風量で作動させた。そして、所定時間印刷を行った後の10分間に、ダクト81から排出される気流に含まれる粒子の数を計測する実験2を行った。図14に、実験2の結果を示す。
図14に示すように、バルブ85を開状態とした際に主気流発生器84の風量を増加しても、ダクト81から排出される気流に含まれる粒子の数は殆ど変わらなかった。一方、バルブ85を開状態とした際に主気流発生器84の風量を増加すると、ダクト81内及びダクト81内に配置された定着装置50の温度の低下速度が早まる。このため、例えば、制御部70は、バルブ85を開状態とする時間に対するバルブ85を閉状態とする時間の比率を大きくすることで、粒子の凝集及び付着を更に促進させることができ、また、バルブ85を開状態とした際の主気流発生器84の風量を増加させることで、ダクト81内、特に定着装置50の温度低下を早めることができる。
一方、バルブ85を閉状態とした際、循環流路83を循環する気流の速度が変化した方が、乱流や渦の発生が促進され易い。このため、図15(a)及び図15(b)に示すように、バルブ85を閉状態とした際に、制御部70は、主気流発生器84の作動量を変化させてもよい。図15(a)及び図15(b)に示す矢印は、主気流発生器84の作動量(風量)の大きさを示している。つまり、図15(a)は、主気流発生器84の作動量が大きい状態を示しており、図15(b)は、主気流発生器84の作動量が小さい状態を示している。そして、バルブ85を閉状態とした際は、制御部70は、例えば、図15(a)に示すように主気流発生器84の作動量が大きい状態と、図15(b)に示すように主気流発生器84の作動量が小さい状態とが、連続的に繰り返されるように、主気流発生器84を制御してもよい。これにより、気流に含まれる粒子の凝集や付着が更に促進される。なお、図15(a)及び図15(b)では、内部環境検出部86の図示を省略している。
図16及び図17は、他の例の捕集装置80Bの模式断面図である。捕集装置80Bは、例えば、図1に示す画像形成装置1において、捕集装置80の代わりに用いられる。図1、図16、及び図17に示すように、捕集装置80Bは、例えば、ダクト81Bと、フィルタ82と、循環流路83と、主気流発生器84と、補助気流発生器84Bと、バルブ85と、内部環境検出部86と、制御部70と、を備える。図16及び図17に示す捕集装置80Bは、ダクトの形状が異なるとともに補助気流発生器84Bを備える他は、図6及び図7に示す捕集装置80Aと同様である。
ダクト81Bは、ハウジング2内に配置されて、気流を入口位置81Baから出口位置81Bbに導く部材である。ダクト81Bは、本管81Bcと、支管81Bdと、を有する。
本管81Bcは、図6及び図7に示す捕集装置80Aのダクト81に対応し、入口位置81Ba及び出口位置81Bbは、本管81Bcの両端に位置する。本管81Bcは、直線状に延びていてもよく、湾曲しながら延びていてもよく、屈曲しながら延びていてもよい。本管81Bcの延在方向を、長手方向D1という。なお、本管81Bc内の空間において、出口位置81Bbに対する入口位置81Ba側を上流側、入口位置81Baに対する出口位置81Bb側を下流側という。本管81Bc内には、図6及び図7に示す捕集装置80Aと同様に、入口位置81Ba側(上流側)から出口位置81Bb側(下流側)に向けて、定着装置50、循環流路83、バルブ85、及びフィルタ82がこの順で配置されている。
支管81Bdは、本管81Bcに連通されて、気流を中間開口81Beから本管81Bcに導く部材である。中間開口81Beは、支管81Bdの本管81Bcとは反対側に位置する開口である。支管81Bdは、循環流路83の第二流路83bにおいて、又は循環流路83と定着装置50との間において、本管81Bcと接続されている。このため、中間開口81Beは、ダクト81Bの入口位置81Baとフィルタ82との間に位置している。支管81Bdから本管81Bcに流れ込む気流が本管81Bcの下流側に向くように、支管81Bdの本管81Bcとの接続部分は、長手方向D1と直交する方向に対して、上流側(出口位置81Bbに対する入口位置81Ba側)に傾斜している。
補助気流発生器84Bは、ダクト81Bの外部からダクト81B内に外気を導入する。つまり、補助気流発生器84Bは、ダクト81Bの外部の空気を、中間開口81Beから循環流路83の第二流路83b、又は循環流路83と定着装置50との間に導入する。これにより、補助気流発生器84Bは、循環流路83の空気を、特に第二流路83bの空気を、入口位置81Ba側から出口位置81Bb側に導く。補助気流発生器84Bは、例えば、ファンにより構成することができる。
次に、図16及び図17に示す捕集装置80Bの動作例について説明する。
まず、図16に示すように、制御部70は、主気流発生器84を作動させるとともに、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にしておく。このとき、補助気流発生器84Bは停止しておく。すると、図6に示す場合と同様に、ダクト81B内では、定着装置50から放出された粒子Pを含んだ気流が、循環流路83で循環する。循環流路83で気流が循環することで、気流に乱流や渦が発生し、これにより気流に含まれる粒子Pの凝集や付着が促進される。
その後、所定時間が経過すると、又は、温度センサ86Aで検出された温度が所定の閾値温度まで上がると、ダクト81B内、特に定着装置50の温度が高くなり過ぎるのを抑制する観点から、図17に示すように、制御部70は、バルブ85を開放してバルブ85を開位置にするとともに、補助気流発生器84Bを作動させる。
すると、補助気流発生器84Bにより、ダクト81Bの外部の空気が、中間開口81Beから循環流路83の第二流路83b、又は循環流路83と定着装置50との間に導入される。そして、本管81Bc内では、主気流発生器84及び補助気流発生器84Bにより、循環流路83を循環していた気流が、バルブ85を通過してフィルタ82に向かう。つまり、第一流路83aの空気は、主気流発生器84によりバルブ85を通過してフィルタ82に向かう。なお、支管81Bdが循環流路83と定着装置50との間において本管81Bcと接続されている場合は、第一流路83aの空気は、主気流発生器84及び補助気流発生器84Bによりバルブ85を通過してフィルタ82に向かう。また、第二流路83bの空気は、補助気流発生器84Bによりバルブ85を通過してフィルタ82に向かう。なお、支管81Bdが、循環流路83の第二流路83bにおいて本管81Bcと接続されている場合は、定着装置50を通過した空気の一部は、補助気流発生器84Bが第二流路83bの空気をフィルタ82に向ける気流の掃気効果により、第二流路83bにも向かう。そして、気流に含まれている粒子Pがフィルタ82に捕集され、フィルタ82を通過した気流が出口位置81Bbからダクト81Bの外部に排出される。
図18は、図16及び図17に示す捕集装置80Bに対する制御部70の制御例を示している。図18に示す例では、制御部70は、まず、主気流発生器84を作動させるとともに、補助気流発生器84Bを停止しておく。そして、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2になるまでは、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にしておく。温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2になると、バルブ85を開放してバルブ85の開度を50%にする。その後、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2よりも高い閾値温度T3にならなくても、粒子カウンター86Bで検出された粒子の数が閾値数Nまで減ると、バルブ85の開度を100%にするとともに、補助気流発生器84Bを作動させる。そして、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2よりも低い閾値温度T1になると、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にするとともに、補助気流発生器84Bを停止する。
以上説明したように、図16及び図17に示す捕集装置80Bでは、中間開口81Beを介してダクト81Bの外部から本管81Bc内に外気を導入する補助気流発生器84Bを備えるため、バルブ85を開状態とした際に、ダクト81Bから排出される気流を増大させて、ダクト81B内、特に定着装置50の温度の低下速度を早めることができる。このため、例えば、制御部70は、バルブ85を開状態とする時間に対するバルブ85を閉状態とする時間の比率を大きくすることで、粒子の凝集及び付着を更に促進させ、かつ、ダクト81B内、特に定着装置50の温度低下を早めることができる。
また、補助気流発生器84Bが、第二流路83bにダクト81Bの出口位置81bに向けて外気を導くことで、バルブ85を開状態とした際の、第二流路83bにおける下流側に向けた気流が発生しやすくなる。
図19及び図20は、他の例の捕集装置80Cの模式断面図である。捕集装置80Cは、例えば、図1に示す画像形成装置1において、捕集装置80の代わりに用いられる。図1、図19、及び図20に示すように、捕集装置80Cは、例えば、ダクト81と、フィルタ82と、循環流路83と、主気流発生器84と、バルブ85と、内部環境検出部(不図示)と、妨害部材88と、制御部70と、を備える。図19及び図20に示す捕集装置80Cは、妨害部材88を備える他は、図2及び図3に示す捕集装置80と同様である。なお、図19及び図20では、図を分かり易くするために、内部環境検出部及び粒子の図示を省略している。
妨害部材88は、気流に乱れを発生させるために、循環流路83に設けられている。妨害部材88は、循環流路83を通る気流に乱れを発生させて、乱流や渦の発生を促進するための部材である。妨害部材88は、ダクト81の長手方向に対して略横方向(図19及び図20における紙面方向)に延びて、その端部においてダクト81に保持されている。妨害部材88は、例えば、ロッド状、板状、波状等に形成されている。妨害部材88は、例えば、循環流路83に複数設けられている。妨害部材88は、第一流路83aに設けられていてもよく、第二流路83bに設けられていてもよく、第一流路83a及び第二流路83b以外の位置に設けられていてもよい。図19及び図20では、循環流路83に8個のロッド状の妨害部材88が設けられた例を示している。
次に、図19及び図20に示す捕集装置80Cの動作例について説明する。
まず、図19に示すように、制御部70は、主気流発生器84を作動させるとともに、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にしておく。すると、図2に示す場合と同様に、ダクト81内では、定着装置50から放出された粒子を含んだ気流が、循環流路83で循環する。循環流路83で気流が循環することで、気流に乱流や渦が発生し、これにより気流に含まれる粒子の凝集や付着が促進される。このとき、循環流路83で循環する気流が妨害部材88に衝突することにより、乱流や渦の発生が促進される。これにより、気流に含まれる粒子の凝集や付着が更に促進される。
その後、所定時間が経過すると、又は、温度センサ(不図示)で検出された温度が所定の閾値温度まで上がると、ダクト81内、特に定着装置50の温度が高くなり過ぎるのを抑制する観点から、図20に示すように、制御部70は、バルブ85を開放してバルブ85を開位置にする。すると、図3に示す場合と同様に、ダクト81内では、循環流路83を循環していた気流が、バルブ85を通過してフィルタ82に向かい、気流に含まれている粒子がフィルタ82に捕集され、出口位置81bからダクト81の外部に排出される。
以上説明したように、図19及び図20に示す捕集装置80Cでは、循環流路83に妨害部材88が設けられているため、循環流路83において乱流や渦の発生を促進することができる。これにより、気流に含まれる粒子の凝集や付着が更に促進されて、粒子の粒径が大きくなるとともに、粒子の数が少なくなっているため、フィルタ82による粒子の捕集効率を更に高めることができる。
図21及び図22は、他の例の捕集装置80Dの模式断面図である。捕集装置80Dは、例えば、図1に示す画像形成装置1において、捕集装置80の代わりに用いられる。図1、図21、及び図22に示すように、捕集装置80Dは、例えば、ダクト81と、フィルタ82と、循環流路83Dと、主気流発生器84Dと、バルブ85と、内部環境検出部(不図示)と、制御部70と、を備える。図21及び図22に示す捕集装置80Dは、主気流発生器及び循環流路が異なる他は、図2及び図3に示す捕集装置80と同様である。なお、図21及び図22では、図を分かり易くするために、内部環境検出部及び粒子の図示を省略している。
主気流発生器84Dは、クロスフローファン84Daと、規制板84Dbと、を備える。
クロスフローファン84Daは、軸方向に延びる複数の羽根84Dcが円筒状に配列されて、複数の羽根84Dcの中央部に導入空間84Ddが形成されたたファンである。クロスフローファン84Daは、クロスフローファン84Daの軸線方向がダクト81の長手方向D1と直交するように、ダクト81内に配置されている。クロスフローファン84Daは、軸線周りに回転することで、クロスフローファン84Daに軸線方向における端面から導入空間84Ddに空気を吸い込み、導入空間84Ddに吸い込んだ空気を複数の羽根84Dcの間から軸線方向と直交する方向に吐き出すように構成されている。このため、クロスフローファン84Daの周囲の空間、クロスフローファン84Daの導入空間84Dd、複数の羽根84Dcの間、及びクロスフローファン84Daの周囲の空間が、循環流路83Dとなる。
規制板84Dbは、クロスフローファン84Daからの吐き出し方向を規制するための部材である。規制板84Dbは、クロスフローファン84Daのバルブ85側の、クロスフローファン84Daの回転方向D2における下流側を覆うように、配置されている。つまり、規制板84Dbは、クロスフローファン84Daから吐き出された空気が、クロスフローファン84Daのバルブ85側の、クロスフローファン84Daの回転方向D2における上流側に向けられるように、配置されている。
次に、図21及び図22に示す捕集装置80Dの動作例について説明する。
まず、図21に示すように、制御部70は、主気流発生器84Dのクロスフローファン84Daを作動させるとともに、バルブ85を閉鎖してバルブ85を閉位置にしておく。すると、ダクト81内では、定着装置50から放出された粒子を含んだ気流が、循環流路83Dで循環する。循環流路83Dで気流が循環することで、気流に乱流や渦が発生し、これにより気流に含まれる粒子の凝集や付着が促進される。
その後、所定時間が経過すると、又は、温度センサ(不図示)で検出された温度が所定の閾値温度まで上がると、ダクト81内、特に定着装置50の温度が高くなり過ぎるのを抑制する観点から、図22に示すように、制御部70は、バルブ85を開放してバルブ85を開位置にする。すると、ダクト81内では、クロスフローファン84Daから吐き出された気流が、バルブ85を通過してフィルタ82に向かい、気流に含まれている粒子がフィルタ82に捕集され、出口位置81bからダクト81の外部に排出される。
以上説明したように、クロスフローファン84Daを用いることでも、気流に含まれる粒子の凝集や付着を促進することができるため、気流の圧力損失の増加を抑制しつつ、粒子の捕集率を向上させることができる。
本明細書に記載の全ての側面、利点及び特徴が、必ずしも、いずれかひとつの特定の例及び実施形態により達成される又は含まれるわけではないことは理解されたい。実際、本明細書において様々な例を記載し示したが、他の例もその配置及び詳細について修正することができることは明らかであるべきだ。ここに請求される保護主題の精神及び範囲に包含される全ての修正及び変形を請求する。
例えば、バルブは、ダクト内の開度を可変可能に動作可能であればよく、必ずしも閉位置に切り替え可能でなくてもよい。つまり、バルブは、ダクト内を閉じることができなくてもよい。例えば、バルブは、図4(b)と図4(c)との間でダクト内の開度を可変可能に動作可能であってもよく、図5(b)と図5(c)との間でダクト内の開度を可変可能に動作可能であってもよい。ダクト内が閉じられていなくても、開度が小さくなれば、循環流路で気流が循環して、気流に含まれている粒子の凝集や内壁面等への付着が促進される。これにより、粒子の粒径が大きくなるとともに、粒子の数が少なくなる。
例えば、捕集装置の外部に設けられた気流発生器等により、循環流路で気流を循環させることができれば、必ずしも主気流発生器を備えなくてもよい。また、ファン等の気流発生器により循環流路を形成することができれば、必ずしも隔壁を備えなくてもよい。また、図16及び図17に示す捕集装置80Bにおいて、支管81Bdを備えずに、本管81Bcに補助気流発生器84Bが設けられていてもよい。また、定着装置等の消費電力、温度、湿度、印刷モード、用紙の厚さ、用紙サイズ等により、制御部によるバルブの開閉制御を最適化してもよい。
例えば、制御部は、粒子の粒径個数分布に基づいてバルブの開度を制御してもよく、粒子の粒径個数分布を加味してバルブの開度を制御してもよい。例えば、図23に示すように、ハウジング2内で発生する粒子は、所定の粒径個数分布を有している。また、粒子の粒径が大きくなるほど、フィルタの捕集効率が高くなる。そこで、例えば、ダクト内に配置された粒子カウンターにより、粒子を分級してカウントすることで、所定の粒径範囲毎の粒子の個数を表した粒子個数分布を作成する。図23に示す検出値Aは、この粒子個数分布の例を示しており、検出値Aの線で囲まれる部分の面積は、粒子カウンターにより検出した粒子の総数を示している。次に、所定の粒径範囲毎に粒子の個数をフィルタの捕集効率で積算し、全ての粒径範囲の積算値を加算することで、フィルタを通過してダクトから排出された気流に含まれる粒子の粒子個数分布を予測する。図23に示す予測値Bは、この予測粒子個数分布の例を示しており、予測値Bの線で囲まれる部分の面積は、ダクトから排出された気流に含まれる粒子の予測総数を示している。そして、制御部は、例えば、図9に示す制御と同様に、温度センサ86Aで検出された温度が閾値温度T2よりも高い閾値温度T3にならなくても、粒子カウンターにより検出した粒子の総数、又は、ダクトから排出された気流に含まれる粒子の予測される総数が、所定の閾値数Nまで減ると、バルブの開度を100%にする。この場合、閾値数Nの基準の一例となるハウジング2外への粒子の排出数を、粒子の粒径個数分布に基づいて決定してもよく、粒子の粒径個数分布を加味して決定してもよい。
例えば、制御部は、粒子発生量の予測値から、バルブの開度、又はバルブを開状態とする時間に対するバルブを閉状態とする時間の比率を決定してもよい。この場合、制御部は、粒子発生量の予測値が短期的又は長期的に小さくなるように、バルブの開度、又は上記比率を決定する。例えば、捕集装置又は画像形成システムは、印刷モード、用紙の厚さ、片面印刷及び両面印刷の別、定着装置の熱源のデューティー比、印刷枚数等から粒子発生量を予測する粒子発生量予測装置を備え、制御部は、粒子発生量予測装置で予測された粒子発生量の予測値に基づいて、バルブの開度、又は上記比率を決定してもよい。
Claims (15)
- 気流を入口位置から出口位置に導くダクトと、
前記入口位置と前記出口位置との間で前記ダクト内に配置され、前記気流内で運ばれる粒子を捕集するフィルタと、
前記入口位置と前記フィルタとの間に形成され、前記ダクト内の気流を循環させる循環流路と、
前記フィルタと前記循環流路との間に配置されて、前記ダクト内の開度を可変可能に動作可能なバルブと、を備える、
捕集装置。 - 前記バルブは、閉位置と開位置との間で動作可能であり、前記閉位置では、前記循環流路内で前記気流を循環させるように前記気流の前記フィルタへの通過を阻止するように動作可能であり、前記開位置では、前記循環流路から前記フィルタを通って前記ダクトの前記出口位置に向かって前記気流を向けるように動作可能である、
請求項1に記載の捕集装置。 - 前記バルブを動作させるための制御部を備える、
請求項1に記載の捕集装置。 - 前記バルブは、前記ダクトの前記入口位置に向けられた入口面を含み、前記入口面は凹面状である、
請求項1に記載の捕集装置。 - 前記ダクト内に第一流路と第二流路とを形成するために、前記循環流路内に設けられて、前記入口位置と前記出口位置との間で前記ダクトの略長手方向に延びる隔壁を備える、
請求項1に記載の捕集装置。 - 前記隔壁は、前記バルブに向かうに従い前記第一流路を狭めるように配置されている、
請求項5に記載の捕集装置。 - 前記第一流路内の空気を前記ダクトの前記出口位置に向けて導く主気流発生器を備える、
請求項5に記載の捕集装置。 - 前記ダクトの前記入口位置と前記フィルタとの間に位置する前記ダクトの中間開口を介して、前記ダクトの外部から前記ダクト内に外気を導入する補助気流発生器を備える、
請求項7に記載の捕集装置。 - 前記補助気流発生器は、前記第二流路に前記ダクトの前記出口位置に向けて前記外気を導く、
請求項8に記載の捕集装置。 - 前記気流に乱れを発生させるために、前記循環流路に設けられ、前記ダクトの長手方向に対して略横方向に延びる妨害部材を備える、
請求項1に記載の捕集装置。 - 定着処理を行う定着装置と、
前記定着装置からの気流を出口位置に導くダクトと、
前記定着装置と前記ダクトの前記出口位置との間の前記ダクト内に配置され、前記気流に含まれる粒子を捕集するフィルタと、
前記定着装置と前記フィルタとの間に形成され、前記ダクト内の気流を循環させる循環流路と、
前記フィルタと前記循環流路との間の前記ダクト内に配置されて、前記ダクト内の開度を可変可能に動作可能なバルブと、を備える、
画像形成システム。 - 前記バルブは、閉位置と開位置との間で動作可能であり、前記閉位置では、前記循環流路内で前記気流を循環させるように前記気流の前記フィルタへの通過を阻止するように動作可能であり、前記開位置では、前記循環流路から前記フィルタを通って前記ダクトの前記出口位置に向かって前記気流を向けるように動作可能である、
請求項11に記載の画像形成システム。 - 前記定着装置と前記ダクトとを収容するハウジングと、
前記ハウジングの内部環境を検出する内部環境検出部と、
前記内部環境検出部によって検出された内部環境に基づいて前記バルブを作動させる制御部と、を備える、
請求項12に記載の画像形成システム。 - 前記制御部は、前記内部環境検出部により検出された内部環境に基づいて前記バルブの開度を設定する、
請求項13に記載の画像形成システム。 - 前記定着装置は、前記ダクト内に配置される、
請求項12に記載の画像形成システム。
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JP2020179600A JP2022070503A (ja) | 2020-10-27 | 2020-10-27 | 循環流路を有する捕集装置 |
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