JP2022070077A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022070077000001
【課題】定着器を確実に装着できるようにする。
【解決手段】定着器がスタッカに設けられた開口部から挿入されて装置筐体に装着されたとき、前記定着器の一部が前記スタッカに設けられた前記開口部から露出して前記スタッカの一部を形成するとともに、前記定着器のコネクタと前記装置筐体のコネクタとが嵌合するようになっていて、前記定着器は、前記開口部から露出する露出部分に、当該露出部分に対して起立する起立状態と、当該露出部分に対して傾倒する傾倒状態とに遷移可能な取っ手を有し、さらに前記取っ手を前記起立状態から前記傾倒状態へと遷移させる際に、前記取っ手に所定以上の力が加えられると、前記取っ手を前記傾倒状態へと遷移させて前記傾倒状態に保持する傾倒保持ディテント機構を備えるようにした。
【選択図】図14

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式により画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置では、現像剤を用いて媒体に転写した画像を、定着器により媒体に定着させるようになっている。
従来、このような画像形成装置として、画像を定着させた媒体が排出されるスタッカを外周部に有する装置筐体と、スタッカに設けられた開口部を介して装置筐体に着脱可能な定着器とを備え、定着器が装置筐体に装着されたとき、定着器の一部がスタッカに設けられた開口部から露出してスタッカの一部を形成するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2020-38242号公報
従来の画像形成装置では、装置筐体のカバーを開いたりすることなく、装置筐体から定着器を直接着脱できる為に定着器の着脱が容易である一方、装置筐体の開口部から定着器を挿入する際に、挿入する力が不足すると、定着器側のコネクタと装置筐体側のコネクタとが嵌合せずに定着器の装着が不完全になってしまう場合があるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮したものであり、定着器を確実に装着できるようにした画像形成装置を提案しようとするものである。
本発明の画像形成装置は、媒体をスタックするスタッカを外周部に有し、前記スタッカに開口部が設けられた装置筐体と、前記装置筐体に設けられ、媒体に画像を形成する画像形成部と、前記装置筐体に着脱可能に設けられ、前記開口部を介して前記装置筐体に着脱可能であり、前記画像形成部によって媒体に形成された画像を当該媒体に定着させる定着器とを備え、前記定着器が前記開口部から挿入されて前記装置筐体に装着されたとき、前記定着器の一部が前記スタッカに設けられた前記開口部から露出して前記スタッカの一部を形成するとともに、前記定着器のコネクタと前記装置筐体のコネクタとが嵌合するようになっていて、前記定着器は、前記開口部から露出する露出部分に、当該露出部分に対して起立する起立状態と、当該露出部分に対して傾倒する傾倒状態とに遷移可能な取っ手を有し、さらに前記取っ手を前記起立状態から前記傾倒状態へと遷移させる際に、前記取っ手に所定以上の力が加えられると、前記取っ手を前記傾倒状態へと遷移させて前記傾倒状態に保持する傾倒保持ディテント機構を備えるようにした。
こうすることで、例えば起立状態にある取っ手を掴んで定着器を開口部から挿入した後、取っ手を起立状態から傾倒状態へと遷移させる為に、取っ手に対して傾倒保持ディテント機構に設定されている所定以上の力が加えられることになり、この力によって、定着器のコネクタと装置筐体のコネクタとを確実に嵌合させることができる。
かくして、本発明は、定着器を確実に装着できるようにした画像形成装置を実現できる。
画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 画像形成装置の内部構成を示す側断面図である。 装置カバーが開いているときの画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 定着器が取り出されているときの画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 定着器とその周辺部分の構成を示す拡大断面図である。 定着器を前方から見た場合の外観構成を示す斜視図である。 定着器を前方ななめ上から見た場合の外観構成を示す斜視図である。 左側の取っ手とその周辺部分の外観構成を示す拡大斜視図である。 左側の取っ手とその周辺部分の内部構成を示す拡大斜視図である。 図9に示すA-A切断線により切断した場合の断面を示す断面図である。 図9に示すB-B切断線により切断した場合の断面を示す断面図である。 定着器収容部に収容された状態の定着器筐体の左側部分を示す拡大斜視図である。 リンク部材の構成を示す部分断面図である。 傾倒状態になる直前に位置する取っ手の断面を示す断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.画像形成装置の構成]
図1及び図2に、本実施の形態による画像形成装置1の構成を示す。この画像形成装置1は、電子写真方式で用紙に画像を形成(つまり印刷)するカラープリンタである。尚、図1は、画像形成装置1の外観構成を示す斜視図であり、図2は、画像形成装置1の内部構成を示す側断面図である。
まず、画像形成装置1の外観構成について説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、外装として略直方体形状の装置筐体2を有している。ここで、装置筐体2の前面2fから後面2bへの方向を後方向、後面2bから前面2fへの方向を前方向、装置筐体2の下側から上側への方向を上方向、装置筐体2の上側から下側への方向を下方向、装置筐体2の右側から左側への方向を左方向、装置筐体2の左側から右側への方向を右方向と定義する。
装置筐体2は、上面が開口部3(図3の斜視図を参照)となっている略箱型の筐体本体部2mと、装置筐体2の上面を形成するとともに筐体本体部2mの開口部(以下、これを本体側開口部と呼ぶ)3を覆う蓋状の装置カバー2cとで構成されている。図2に示すように、装置カバー2cは、後端に設けられた左右方向に延びる装置カバー回転軸4が、筐体本体部2mの後端部上端に設けられた図示しない軸受け部によって回転自在に支持されている。これにより、装置カバー2cは、図3に示すように、装置カバー回転軸4(図3では省略)を中心に、前側が筐体本体部2mから離れる方向に回転することで開くことができ、前側が筐体本体部2mに近づく方向に回転することで閉じることができる。画像形成装置1は、装置カバー2cを開くと、筐体本体部2mの本体側開口部3から内部が露出することで、内部にアクセスできるようになっている。
尚、ここでは、装置カバー2cの状態として、図1に示すように、本体側開口部3を覆うようにして完全に閉じた状態を閉状態と呼び、図3に示すように、本体側開口部3から内部が露出するようにして最大まで開いた状態を開状態と呼ぶ。
また図1及び図2に示すように、装置カバー2cは、上面の一部が窪んでいて、この窪んでいる部分が、用紙をスタック(集積)するスタッカ5を形成している。つまり、装置カバー2cは、外周部となる上面にスタッカ5を有している。このスタッカ5は、用紙をスタックする面となるスタック面(つまり底面)5sが、後端から前端に向かってなだらかに上る傾斜面となっている。画像形成装置1は、スタッカ5の後壁面5bに設けられた用紙排出口6から前方に排出した用紙を、スタッカ5のスタック面5s上にスタックするようになっている。
さらにこの装置カバー2cには、スタッカ5の後部にカバー側開口部7が設けられている。カバー側開口部7は、スタッカ5の後部と、その左右両外側部分とを開放する左右方向に長い孔となっている。
画像形成装置1は、このカバー側開口部7から、筐体本体部2mに対して着脱可能に装着された定着器8の上面が外部に露出するようになっている。尚、定着器8について詳しくは後述する。定着器8の上面は、カバー側開口部7を塞ぐとともに、スタッカ5の後部(すなわちスタッカ5のスタック面5s及び左右の側壁面5wの後部)と、その左右両外側部分とを形成する形状となっている。尚、スタッカ5の後壁面5bは、筐体本体部2mの一部となっている。つまり、スタッカ5は、スタック面5sと側壁面5wが、装置カバー2cと定着器8によって形成され、後壁面5bが筐体本体部2mによって形成されている。
さらにこの定着器8の上面には、スタッカ5の左右両外側部分に取っ手9が設けられている。図4の斜視図に示すように、画像形成装置1は、装置カバー2cを閉状態にしたまま、装置カバー2cのカバー側開口部7から露出しているこの取っ手9を掴んで上方に引っ張ることで、筐体本体部2mに取り付けられている定着器8を、装置カバー2cのカバー側開口部7を介して、筐体本体部2mから取り出すことができるようになっている。また画像形成装置1は、取っ手9を掴んで定着器8を持ち上げ、装置カバー2cのカバー側開口部7から挿入することで、定着器8を装置カバー2cのカバー側開口部7を介して、筐体本体部2mに装着することができるようにもなっている。
また筐体本体部2m内部の所定位置には、画像形成装置1全体を制御する制御部10が設けられている。さらに図1では省略しているが、筐体本体部2m又は装置カバー2cの所定箇所には、タッチ操作が可能で各種情報を表示する表示パネルや各種操作ボタンなどが設けられている。
つづけて、画像形成装置1の内部構成について説明する。図2に示すように、装置筐体2の内部には、用紙Mを搬送する搬送路Rに沿って各部が配置されている。すなわち、装置筐体2の内部には、上下方向のほぼ中央に、画像形成装置1で扱う複数色の現像剤(例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のトナー)の各色に対応する4個の画像形成ユニット20(20K、20Y、20M、20C)が、搬送路Rに沿って前後方向に並べて設けられている。
各画像形成ユニット20(20K、20Y、20M、20C)は、LEDヘッド21(21K、21Y、21M、21C)と、感光体ドラム22(22K、22Y、22M、22C)と、トナー収容部23(23K、23Y、23M、23C)とを有している。各画像形成ユニット20は、LEDヘッド21により感光体ドラム22の表面に光を照射して露光することにより、感光体ドラム22の表面に静電潜像を形成した後、この静電潜像にトナー収容部23から供給されるトナーを付着させることにより、感光体ドラム22の表面にトナー像を形成するハードウェアである。
さらに装置筐体2の内部には、4個の画像形成ユニット20の下方に、転写ユニット24が設けられている。転写ユニット24は、搬送路Rに沿って前後方向に走行自在に設けられた環状の搬送ベルト25と、搬送ベルト25を間に挟んで感光体ドラム22(22K、22Y、22M、22C)の下方に対向配置された転写ローラ26(26K、26Y、26M、26C)とを有している。
各転写ローラ26は、用紙Mが、感光体ドラム22と搬送ベルト25との間を通過する際に、用紙Mをトナーとは逆極性に帯電させることにより、感光体ドラム22上に形成された各色のトナー像を用紙Mに転写する部材である。
さらに装置筐体2の内部には、転写ユニット24の下方(つまり装置筐体2の下部)に、用紙Mを収容する用紙トレイ27が設けられている。さらに、装置筐体2の内部には、この用紙トレイ27と転写ユニット24との間の搬送路R上に、用紙Mを搬送する搬送ローラ対などが設けられている。
さらに装置筐体2の内部には、転写ユニット24の用紙搬送方向下流側(つまり後方)に、定着器8が設けられている。定着器8は、加熱ローラ28と、搬送路Rを間に挟んで加熱ローラ28の下方に対向配置されたバックアップローラ29とを備え、転写ユニット24によって用紙Mに転写されたトナー像を、これら加熱ローラ28及びバックアップローラ29によって加熱及び加圧することにより用紙M上に定着させる装置である。
さらに装置筐体2の内部には、定着器8と用紙排出口6との間の搬送路R上に、用紙Mを用紙排出口6からスタッカ5へ排出する排出ローラ対などが設けられている。画像形成装置1の内部構成は、以上のようになっている。
尚、図2に示すように、画像形成装置1は、用紙トレイ27以外の部分が、装置筐体2の底面に対して傾けられた状態で配置されている。例えば、4個の画像形成ユニット20と定着器8は、それぞれ装置筐体2の底面に対して装置筐体2の前側に傾けられているとともに、それぞれの上下方向の位置がずらして配置されている。こうすることで、画像形成装置1は、用紙トレイ27以外の部分が装置筐体2の底面に対して平行に配置されている場合と比較して、装置筐体2の前後方向の長さを短くできるようになっている。
[2.定着器とその周辺部分の構成]
次に、定着器8とその周辺部分の構成についてさらに詳しく説明する。尚、ここでは、定着器8とその周辺部分の構成のうち、主に定着器8の着脱に係る部分の構成についてのみ説明する。
図5に、定着器8とその周辺部分の構成を示す。尚、図5は、定着器8とこれらの周辺部分の構成を示す拡大断面図であり、装置カバー2cは閉状態、定着器8は筐体本体部2mに装着された状態となっている。
この図5に示すように、筐体本体部2mは、閉状態の装置カバー2cのカバー側開口部7の下方に、定着器8を着脱自在に収容する定着器収容部30が設けられている。
定着器8は、図5に加えて図4にも示すように、外装として左右方向に長い略直方体形状の定着器筐体40を有している。この定着器筐体40は、上面をカバー側開口部7から外部に露出させた状態で、筐体本体部2mの定着器収容部30に収容されるようになっている。尚、定着器収容部30は、定着器筐体40を前方に傾けた状態で収容するようになっている。この為、画像形成装置1では、定着器8を取り出す際には、定着器筐体40を前方斜め上に引き出し、定着器8を装着する際には、定着器筐体40を後方斜め下に挿入するようになっている。
この定着器筐体40は、露出部分となる左右方向に長い上面が定着器カバー40cにより形成されている。この定着器カバー40cは、左右方向の中央部が窪んでいて、この窪んでいる部分が、スタッカ5の後部(すなわちスタック面5s及び左右の側壁面5wの後部)を形成する。
ここで、定着器カバー40c全体のうち、スタッカ5のスタック面5sを形成する部分40sをスタック面形成部40sと呼び、側壁面5wを形成する部分40wを側壁面形成部40wと呼ぶ。これに対して、装置カバー2c全体のうち、スタッカ5のスタック面5sの前部を形成している部分50sをスタック面形成部50sと呼び、スタッカ5の左右の側壁面5wの前部を形成している部分50wを側壁面形成部50wと呼ぶ。
定着器カバー40cのスタック面形成部40s及び側壁面形成部40wは、装置カバー2cのスタック面形成部50s及び側壁面形成部50wの延長線上の面となっていて、定着器カバー40cのスタック面形成部40s及び側壁面形成部40wと、装置カバー2cのスタック面形成部50s及び側壁面形成部50wとにより、スタッカ5が形成される。
さらにこの定着器カバー40cには、スタッカ5の左右両外側部分に、それぞれ1つずつ取っ手9(図1)が設けられている。左右の取っ手9は、図4に示すように、定着器カバー40cから上方に突出するように起立した起立状態と、図1に示すように、定着器カバー40cに収容されるように左右方向の中央に向かって(定着器筐体40の上面の長手方向の内側に向かって)傾倒した傾倒状態とに回転可能となっている。ユーザは、定着器8を着脱する際に、左右の取っ手9を起立状態にして把持することができるようになっている。尚、この取っ手9とその周辺部分の構成について詳しくは後述する。
さらに定着器筐体40の上面には、定着器カバー40cとは別に、定着器収容部30に収容されている定着器筐体40のスタック面形成部40sの前端と、閉状態のときの装置カバー2cのスタック面形成部50sの後端との間の隙間Sp1を覆うサブカバー41が取り付けられている。サブカバー41は、定着器カバー40cの前部に被さるようにして定着器カバー40cに取り付けられている。つまり、定着器筐体40の上面前部は、定着器カバー40cとサブカバー41の二重構造となっていて、これら定着器カバー40cとサブカバー41によりスタッカ5の後部を形成する。ここで、サブカバー41全体のうち、スタッカ5のスタック面5sを形成する部分41sをスタック面形成部41sと呼び、側壁面5wを形成する部分41wを側壁面形成部41wと呼ぶ。
サブカバー41は、左右の側壁面形成部41wの後端に設けられた左右方向に延びるサブカバー回転軸42が、定着器カバー40cの側壁面形成部40wの後部に設けられた図示しない軸受け部によって回転自在に支持されている。これによりサブカバー41は、サブカバー回転軸42を中心に、サブカバー41のスタック面形成部41sが定着器カバー40cのスタック面形成部40sから離れる方向(図5中反時計回り方向)に回転することで開くことができ、サブカバー41のスタック面形成部41sが定着器カバー40cのスタック面形成部40sに近づく方向(図5中時計回り方向)に回転することで閉じることができる。
さらにサブカバー41は、図示しない付勢部材により、サブカバー41のスタック面形成部41sが定着器カバー40cのスタック面形成部40sに近づく方向(つまり閉じる方向)に付勢されている。
またサブカバー41は、スタック面形成部41sの前端部が、装置カバー2cのスタック面形成部50s上に重なっていることにより、装置カバー2cが開くと、装置カバー2cのスタック面形成部50sによりサブカバー41のスタック面形成部41sが上方に押されて、装置カバー2cとともに開くようになっている。さらにサブカバー41は、装置カバー2cが閉じると、付勢部材の付勢力により装置カバー2cとともに閉じるようになっている。このように、サブカバー41は、隙間Sp1を覆うとともに、装置カバー2cの開閉にともなって開閉するようになっている。
さらに図6(A)に、定着器8を前方から見た場合の外観斜視図を示すように、定着器筐体40の下端部には、長手方向(左右方向)の一端側(例えば左端側)に、下方に突出するようにしてコネクタ43が設けられている。また定着器筐体40の下端部には、長手方向の他端側(例えば右端側)に、下方に突出するようにしてギヤ部44が設けられている。
図6(B)に示すように、定着器筐体40のコネクタ43は、定着器筐体40が定着器収容部30に収容されると、定着器収容部30の底部に設けられたコネクタ31に対して、上方から嵌合されるようになっている。コネクタ43がコネクタ31と嵌合することによって、定着器8は、画像形成装置1からの電力供給が可能になるとともに、画像形成装置1との間で各種信号の送受信が可能となる。また定着器筐体40のギヤ部44は、定着器筐体40が定着器収容部30に収容されると、定着器収容部30の底部に設けられたギヤ部32に対して、上方から噛み合うようになっている。ギヤ部44がギヤ部32と噛み合うことによって、定着器8は、画像形成装置1からの駆動力供給が可能になる。
[3.取っ手とその周辺部分の構成]
つづけて、定着器8の取っ手9とその周辺部分の構成について詳しく説明する。図7(A)、(B)に、定着器8を前方斜め上から見た場合の外観斜視図を示すように、取っ手9は、定着器カバー40cの左右両側部分に(つまり定着器筐体40の上端部の左右両側部分)に、それぞれ1つずつ設けられている。尚、図7(A)に示す取っ手9は、起立状態であり、図7(B)に示す取っ手9は、傾倒状態である。左右の取っ手9は、左右対称であり、基本的な構成は同一の為、ここでは主に左側の取っ手9について説明する。
ここで、図8(A)、(B)に、取っ手9の外観構成、及び周辺部分の外観構成を示し、図9(A)、(B)に、取っ手9の外観構成、及び周辺部分の内部構成を示す。尚、図8(A)、図9(A)に示す取っ手9は、起立状態であり、図8(B)、図9(B)に示す取っ手9は、傾倒状態である。
これら図8(A)、(B)、図9(A)、(B)に示すように、取っ手9は、ユーザが把持する部分となる略コの字型の把持部60と、把持部60のコの字の一端から他端へと延び、定着器筐体40に取り付けられる部分となる取付部61とで構成され、全体として略D字型の環状となっている。また取っ手9は、取付部61に、取付部61の延び方向に沿って延びる回転軸62が設けられていて、この回転軸62が、取付部61の延び方向の一端と他端からそれぞれ突出している。
図8(A)、(B)に示すように、取っ手9は、定着器筐体40の上端部の左側部分に設けられた、取っ手9とほぼ同サイズの凹部70の左端に、回転軸62(図9(A)、(B)参照)を前後方向とする向きで、取付部61が取り付けられている。ここで、図9(A)、(B)に示すように、取付部61の前端と後端のそれぞれから突出する回転軸62は、定着器筐体40のフレーム71に設けられた、凹部70の前側と後側にそれぞれ位置する軸孔71hに挿通されている。このようにして、取っ手9の取付部61は、定着器筐体40のフレーム71により、前後方向に延びる回転軸62を中心に回転自在に支持される。
そして取っ手9は、回転軸62を中心に回転することで、起立状態と傾倒状態とに遷移可能となっている。ここで、図8(A)に示すように、起立状態とは、取付部61の上側に把持部60が位置するように、凹部70の底面70bに対して(つまり定着器筐体40の上面に対して)、取っ手9がほぼ垂直に起立した状態である。また図8(B)に示すように、傾倒状態とは、取付部61の右側に把持部60が位置するように、凹部70の底面70bに対して取っ手9がほぼ平行に傾倒するとともに取っ手9のほぼ全体が凹部70に収容された状態である。
さらに図9(B)に示すように、取っ手9と定着器筐体40のフレーム71は、取っ手9を起立状態に保持する為のディテント機構(以下、起立保持ディテント機構と呼ぶ)80と、取っ手9を傾倒状態に保持する為のディテント機構(以下、傾倒保持ディテント機構と呼ぶ)90とを有している。ここでは、これら起立保持ディテント機構80と傾倒保持ディテント機構90について順に説明する。
図9(B)に加えて、取っ手9及びフレーム71を図9(A)のA-A切断線で切断した場合の断面図である図10(A)に示すように、起立保持ディテント機構80は、取っ手9の取付部61に設けられた起立保持アーム部81と、定着器筐体40のフレーム71に設けられた起立保持アーム係合部82とで構成されている。
起立保持アーム部81は、取付部61の軸方向の中央部分に、軸方向に間隔を空けて2本設けられている。2本の起立保持アーム部81は、取っ手9が起立状態にあるときに、取付部61の下端(回転軸62の下方)に位置するように設けられ、取付部61の下端の左端側から右端側に向かって(定着器筐体40(図7)の長手方向の外側から内側に向かって)延びる片持ちの板バネ部となっている。
別の言い方をすると、2本の起立保持アーム部81は、取っ手9が起立状態にあるときに、取付部61の下端に位置するように設けられ、取付部61の下端の左端側から、取っ手9が起立状態から傾倒状態へと回転するときの回転方向(図10(A)の矢印Ar1で示す時計回り方向)とは逆方向に延びる片持ちの板バネ部材となっている。
この起立保持アーム部81の先端は、回転軸62の中心Pよりも右側(定着器筐体40上面の長手方向の内側)に位置している。さらに起立保持アーム部81の先端には、下方に突出する突起部81pが設けられている。
これに対して、起立保持アーム係合部82は、取付部61の軸方向の中央部分の下方に、軸方向に間隔を空けて2個設けられている。2個の起立保持アーム係合部82は、取っ手9が起立状態にあるときに、2本の起立保持アーム部81の下側に位置するように設けられ、凹部70の底面70bの一部を形成する平坦部となっている。
図10(A)に示すように、取っ手9が起立状態にあるとき、起立保持アーム部81は、突起部81pが、起立保持アーム係合部82と当接することにより、起立状態を保持するようになっている。つまり、このとき、取っ手9は、図中点線で示す突起部81pの移動軌跡内(回転軸62に近い側)に、起立保持アーム係合部82が位置することで、図中矢印Ar1で示す時計回り方向への回転が規制され、起立状態に保持される。
ここで、例えば、ユーザが、取っ手9を起立状態から傾倒状態へ回転させようとして、取っ手9に対して、矢印Ar2で示す傾倒させる方向に所定以上の力を加えたとする。すると、図10(B)に示すように、起立保持アーム部81は、先端側が回転軸62に近づく方向に撓んでいく。これにより、取っ手9は、突起部81pの移動軌跡外に起立保持アーム係合部82が位置することになり、突起部81pが起立保持アーム係合部82上を滑りながら図中時計回り方向に回転していく。このとき、起立保持アーム部81の弾性力により、突起部81pが下方の起立保持アーム係合部82に押し付けられる為、起立保持アーム係合部82には、矢印Ar3で示す下方に押される力が加えられていることになる。
そして、取っ手9は、起立保持アーム部81の突起部81pが、回転軸62の中心Pよりも左側に移動して起立保持アーム係合部82を乗り越えることで、起立状態の保持が解除された状態となり、そのまま図中時計回り方向へ回転していく。尚、具体的には、取っ手9は、起立状態から図中時計回り方向に10度程度回転した時点で、起立状態の保持が解除される。
このようにして、起立保持ディテント機構80は、取っ手9を起立状態に保持するとともに、取っ手9に対して傾倒させる方向に所定以上の力(つまり突起部81pを回転軸62の左側まで移動させることができる力)が加えられると、起立状態の保持を解除して、取っ手9を傾倒状態へと回転させることができるようになっている。
また取っ手9を傾倒状態から起立状態へ遷移させる場合、起立保持ディテント機構80の動作は、起立状態から傾倒状態へ遷移させる場合とは逆の動作となる。すなわち、取っ手9が起立する方向に回転して起立状態の直前まで達すると、このとき、起立保持アーム部81が起立保持アーム係合部82に当接する。ここで、ユーザが、取っ手9に対して、起立させる方向に所定以上の力を加えると、起立保持アーム部81の先端側が回転軸62に近づく方向に撓んでいく。これにより、取っ手9は、突起部81pの移動軌跡外に起立保持アーム係合部82が位置することになり、突起部81pが起立保持アーム係合部82上を滑りながら回転していく。このときも、起立保持アーム部81の弾性力により、突起部81pが下方の起立保持アーム係合部82に押し付けられる為、起立保持アーム係合部82には、矢印Ar3で示す下方に押される力が加えられていることになる。
そして、取っ手9は、起立保持アーム部81の突起部81pが回転軸62の中心Pよりも右側に移動して起立状態に達すると、起立保持アーム部81が起立保持アーム係合部82を乗り越えて起立保持アーム部81が元の形状に戻ることで、取っ手9が起立状態に保持される。
このようにして、起立保持ディテント機構80は、起立状態の直前に位置する取っ手9に対して起立させる方向に所定以上の力(つまり突起部81pを回転軸62の右側まで移動させることができる力)が加えられると、取っ手9を起立状態へと回転させるとともに、起立状態に保持するようになっている。
つづけて傾倒保持ディテント機構90について説明する。図9(B)に加えて、取っ手9及びフレーム71を図9(B)のB-B切断線で切断した場合の断面図である図11(A)に示すように、傾倒保持ディテント機構90は、取っ手9の取付部61に設けられた傾倒保持アーム部91と、定着器筐体40のフレーム71に設けられた傾倒保持アーム係合部92とで構成されている。
傾倒保持アーム部91は、取付部61の軸方向の一端側と他端側(つまり起立保持アーム部81よりも軸方向の外側)とに、2本設けられている。2本の傾倒保持アーム部91は、取っ手9が傾倒状態にあるときに、取付部61の下端(回転軸62の下方)に位置するように設けられ、取付部61の下端の右端側から左端側に向かって(定着器筐体40の長手方向の内側から外側に向かって)延びる片持ちの板バネ部となっている。
別の言い方をすると、2本の傾倒保持アーム部91は、取っ手9が傾倒状態にあるときに、取付部61の下端に位置するように設けられ、取付部61の下端の右端側から、取っ手9が傾倒状態から起立状態へと回転するときの回転方向(図11(A)の矢印Ar4で示す反時計回り方向)とは逆方向に延びる片持ちの板バネ部材となっている。
この傾倒保持アーム部91の先端は、回転軸62の中心Pよりも左側(定着器筐体40上面の長手方向の外側)に位置している。さらに傾倒保持アーム部91の先端には、下方に突出する突起部91pが設けられている。
これに対して、傾倒保持アーム係合部92は、取付部61の軸方向の一端側の下方と他端側の下方とに、2個設けられている。2個の傾倒保持アーム係合部92は、取っ手9が傾倒状態にあるときに、2本の傾倒保持アーム部91の下側に位置するように設けられ、凹部70(図8(B)参照)の底面70bの一部を形成する平坦部92sと、平坦部92sに形成された凹部92cとで構成されている。
図11(A)に示すように、取っ手9が傾倒状態にあるとき、傾倒保持アーム部91は、突起部91pが、傾倒保持アーム係合部92の凹部92cに収まることにより、傾倒状態を保持するようになっている。つまり、このとき、取っ手9は、図中点線で示す突起部91pの移動軌跡内(回転軸62に近い側)に、傾倒保持アーム係合部92の凹部92cの右端の壁となっている部分が位置することで、図中矢印Ar4で示す反時計回り方向への回転が規制され、傾倒状態に保持される。
ここで、例えば、ユーザが、取っ手9を傾倒状態から起立状態へ回転させようとして、取っ手9に対して、矢印Ar5で示す起立させる方向に所定以上の力を加えたとする。すると、図11(B)に示すように、傾倒保持アーム部91は、先端側が回転軸62に近づく方向に撓んでいく。そして、取っ手9は、傾倒保持アーム部91の突起部91pが、傾倒保持アーム係合部92の凹部92cの右端の壁を乗り越えるまで回転することで、傾倒状態の保持が解除された状態となり、そのまま図中反時計回り方向へ回転していく。尚、具体的には、取っ手9は、傾倒状態から図中反時計回り方向に10度程度回転した時点で、傾倒状態の保持が解除される。またこのとき、傾倒保持アーム部91の弾性力により、突起部91pが下方の傾倒保持アーム係合部92に押し付けられる為、傾倒保持アーム係合部92には、矢印Ar6で示す下方に押される力が加えられていることになる。
このようにして、傾倒保持ディテント機構90は、取っ手9を傾倒状態に保持するとともに、取っ手9に対して起立させる方向に所定以上の力(つまり突起部91pを凹部92cから外すことができる力)が加えられると、傾倒状態の保持を解除して、取っ手9を起立状態へ回転させることができるようになっている。
また取っ手9を起立状態から傾倒状態へ遷移させる場合、傾倒保持ディテント機構90の動作は、傾倒状態から起立状態へ遷移させる場合とは逆の動作となる。すなわち、取っ手9が傾倒する方向に回転して傾倒状態の直前まで達すると、このとき、傾倒保持アーム部91が傾倒保持アーム係合部92の平坦部92sに当接する。ここで、ユーザが、取っ手9に対して、傾倒させる方向に所定以上の力を加えると、傾倒保持アーム部91の先端側が回転軸62に近づく方向に撓みながら、取っ手9がさらに回転していく。このときも、傾倒保持アーム部91の弾性力により、突起部91pが下方の傾倒保持アーム係合部92に押し付けられる為、傾倒保持アーム係合部92には、矢印Ar6で示す下方に押される力が加えられていることになる。そして、取っ手9が傾倒状態に達すると、突起部91pが傾倒保持アーム係合部92の平坦部92sを乗り越えて凹部92cに入り込み、傾倒保持アーム部91が元の形状に戻ることで、取っ手9が傾倒状態に保持される。
このようにして、傾倒保持ディテント機構90は、傾倒状態の直前に位置する取っ手9に対して傾倒させる方向に所定以上の力(つまり突起部91pを凹部92cに収めることができる力)が加えられると、取っ手9を傾倒状態へと回転させるとともに、傾倒状態に保持するようになっている。
さらに図8(A)、(B)に示すように、定着器筐体40には、左側の取っ手9が起立状態になったときに、定着器筐体40の左側面40Lに設けられた開口部40hから突出するレバー100が設けられている。このレバー100は、取っ手9の回転と連動するようになっていて、取っ手9が起立状態から倒されると、開口部40hから突出するようになっている。
ここで、図12(A)、(B)に、定着器収容部30に収容された状態の定着器筐体40の左側部分を示す。尚、図12(A)は、取っ手9が起立状態であり、図12(B)は、傾倒状態である。
定着器収容部30には、収容された定着器筐体40の左側面40Lに設けられた開口部40hと対向する位置に、レバー嵌合孔30hが設けられている。定着器筐体40が定着器収容部30に収容された状態で、取っ手9が起立状態から倒されると、定着器筐体40の開口部40hから突出したレバー100が、このレバー嵌合孔30hに嵌合する。尚、図示していないが、定着器筐体40の右側面にも、右側の取っ手9が起立状態にあるときに開口部から突出するレバーが設けられていて、このレバーが、定着器収容部30のレバー嵌合孔に嵌合するようになっている。
このように、定着器筐体40は、定着器収容部30に収容された状態で、取っ手9が起立状態から倒されると、定着器筐体40から突出したレバー100が、定着器収容部30のレバー嵌合孔30hに嵌合することで、定着器筐体40に固定されるようになっている。
尚、レバー100は、取っ手9が回転する区間(つまり起立状態から傾倒状態までの間)のうち、起立保持ディテント機構80により起立状態が保持される区間(つまり起立状態から10度程度回転する間)は、定着器筐体40から突出せず、それ以外の区間では、定着器筐体40から突出するようになっている。つまり、定着器8は、取っ手9を起立状態にしないと、画像形成装置1から取り外すことができないようになっている。
さらに図12(A)、(B)に示すように、定着器収容部30には、レバー嵌合孔30hにレバー100が嵌合した際に、レバー100の先端部により押されることでオンするロックスイッチ101が設けられている。尚、図示していないが、定着器収容部30の右側にも、同様のロックスイッチが設けられている。画像形成装置1では、制御部10が、左右のロックスイッチ101がオンしている場合に、定着器8が完全に装着されていると認識するようになっている。また制御部10は、例えば印刷中に左右のロックスイッチ101の少なくとも一方がオフすると、定着器8が取り外されたと認識して、印刷を中止するようになっている
つづけて、図9(A)、(B)と、図13(A)~(C)を用いて、取っ手9とレバー100とを連動させるリンク部材102について簡単に説明する。尚、図13(A)~(C)は、それぞれリンク部材102を前側から見た平面図であり、取っ手9については断面図となっている。
リンク部材102は、取っ手9の取付部61の軸方向(前後方向)の中心部と、その下方に位置する左右方向に延びるレバー100との間に位置する、上下方向に長い棒状の部材である。このリンク部材102は、下端部が、レバー100と連結され、上端部が、取っ手9の取付部61により、回転軸62を中心に回転自在に支持されている。つまり、リンク部材102は、回転軸62を中心に回転することで、レバー100を定着器筐体40から突出する方向及び定着器筐体40に収納する方向に移動させることができるようになっている。
また取っ手9の取付部61には、軸方向の中央部分(2本の起立保持アーム部81の間)に、リンク部材102の上端部と当接するレバー当接部63が設けられている。このレバー当接部63は、取っ手9が起立状態になる直前で、リンク部材102の上端部(回転軸62よりも下方の部分)に当接し、取っ手9が起立状態まで回転する際に、リンク部材102を押すことで、リンク部材102を取っ手9と同一方向に回転させるようになっている。
さらにレバー100は、スプリングなどの付勢部材103により、定着器筐体40から突出する方向に付勢されている。
ここで、取っ手9とレバー100とリンク部材102の動作を、図13(A)~(C)を用いて簡単に説明する。図13(A)に示すように、取っ手9が傾倒状態にあるとき、取っ手9のレバー当接部63は、リンク部材102の上端部から離れている。このとき、レバー100は、付勢部材103の付勢力により、図中点線で示す定着器筐体40から突出した状態となっている。
この状態から、取っ手9を起立させていくと、図13(B)に示すように、取っ手9が起立状態になる直前で、取っ手9のレバー当接部63が、リンク部材102の上端部に当接する。この時点では、まだレバー100は、定着器筐体40から突出した状態となっている。
この状態から、取っ手9をさらに起立させていくと、図13(C)に示すように、取っ手9のレバー当接部63が、リンク部材102の上端部を右側(定着器筐体40の長手方向の内側)に押すことで、リンク部材102が回転軸62を中心に図中矢印Ar7で示す反時計回り方向に回転する。このとき、リンク部材102の下端部は、レバー100を定着器筐体40に収容する方向である右方向に移動する。これにより、リンク部材102の下端部に連結されたレバー100が、付勢力に逆らって右方向に移動して定着器筐体40に収容される。
このようにして、リンク部材102は、取っ手9を起立させると、レバー100を定着器筐体40に収容させるようになっている。逆に言うと、リンク部材102は、取っ手9を起立状態から倒すと、レバー100を定着器筐体40から突出させるようになっている。取っ手9とその周辺部分の構成についての説明は以上である。
[4.定着器を装着するときの動作]
次に、画像形成装置1に定着器8を装着するときの動作について説明する。上述したように、画像形成装置1に定着器8を装着する場合、ユーザは、起立状態にある取っ手9を掴んで定着器8を持ち上げ、画像形成装置1の装置カバー2cに設けられたカバー側開口部7から挿入する。そして、ユーザは、定着器8の全体が、画像形成装置1の装置筐体2に収まるまで定着器8を挿入していく。
これにより、定着器8が、装置筐体2に設けられた定着器収容部30に収容され、定着器8に設けられたコネクタ43と、定着器収容部30に設けられたコネクタ31とが嵌合するとともに、定着器8に設けられたギヤ部44と、定着器収容部30に設けられたギヤ部32とが噛み合う。
ところで、定着器8のコネクタ43を、定着器収容部30のコネクタ31に確実に嵌合させる為には、コネクタ43、31の規格値として設定された力が必要になる。本実施の形態の画像形成装置1では、この規格値が2kgfに設定されている。つまり、コネクタ43とコネクタ31とを確実に嵌合させる為には少なくとも2kgfの力が必要となっている。
一方で、本実施の形態の画像形成装置1は、定着器8の自重が1.5kgfとなっている。この為、定着器8をカバー側開口部7から挿入して、さらに定着器8を自重のみで下方に挿入させていくと、定着器8の自重による力(1.5kgf)が、コネクタ43をコネクタ31に確実に嵌合させるのに必要な力(2kgf)よりも小さい為に、定着器8のコネクタ43を、定着器収容部30のコネクタ31に確実に嵌合させることができない。
別の言い方をすると、定着器8をカバー側開口部7から挿入して、定着器8を画像形成装置1に装着する際、挿入する力が弱すぎると、定着器8のコネクタ43を、定着器収容部30のコネクタ31に確実に嵌合させることができず、定着器8を画像形成装置1に確実に装着することができない場合がある。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1では、定着器8に、取っ手9を傾倒状態に保持する為の傾倒保持ディテント機構90を設け、ユーザが取っ手9を傾倒状態に遷移させる際に、取っ手9に対して傾倒保持ディテント機構90に設定されている所定以上の力を加えさせるようにし、この力を利用して、定着器8のコネクタ43を、定着器収容部30のコネクタ31に確実に嵌合させるようにした。
すなわち、ユーザは、起立状態にある取っ手9を掴んで定着器8を持ち上げ、画像形成装置1の装置カバー2cに設けられたカバー側開口部7から挿入する。そして、ユーザは、定着器8の全体が、装置筐体2に収まるまで定着器8を下方に挿入していく。
定着器8を挿入し終えると、ユーザは、起立状態にある取っ手9を倒して傾倒状態に遷移させる。このとき、ユーザは、起立状態にある取っ手9を傾倒状態の直前まで回転させ、ここでさらに取っ手9に対して傾倒保持ディテント機構90に設定されている所定以上の力を加えることで、取っ手9を傾倒状態まで回転させる。
このとき、図14に示すように、傾倒保持アーム部91の弾性力により、突起部91pが下方の傾倒保持アーム係合部92に押し付けられる為、傾倒保持アーム係合部92には、傾倒保持アーム部91から矢印Ar6で示す下方に押される力が加えられていることになる。この傾倒保持アーム部91が傾倒保持アーム係合部92を下方に押す力を、定着器8のコネクタ43を、下方に位置する定着器収容部30のコネクタ31に嵌合させる為の力として利用する。
すなわち、傾倒保持アーム部91が傾倒保持アーム係合部92を下方に押す力をFa、コネクタ43を下方のコネクタ31に確実に嵌合させる為に必要な力をFc(2kgf)、定着器8の自重をFf(1.5kgf)とすると、Fa+Ff>Fcであれば、コネクタ43を下方のコネクタ31に確実に嵌合させることができる。
この場合、傾倒保持アーム部91が傾倒保持アーム係合部92を下方に押す力Faが、Fc(2kgf)からFf(1.5kgf)を引いた0.5kgfより大きければ、コネクタ43を下方のコネクタ31に確実に嵌合させることができる。
この為、傾倒保持ディテント機構90は、Fa>0.5kgfとなるように、傾倒保持アーム部91が撓む際の先端部の変位量や、傾倒保持アーム部91の厚さなどが適宜選定されている。
尚、実際、定着器8を定着器収容部30に収容する際、定着器8は、定着器収容部30と接触するなどして定着器収容部30から所定の反力を受ける。この為、この反力も考慮して、傾倒保持アーム部91が傾倒保持アーム係合部92を下方に押す力Faを設定することが望ましい。
すなわち、定着器8が定着器収容部30から受ける反力の最大値をFoとすると、Fa+Ff>Fc+Foであれば、コネクタ43を下方のコネクタ31に確実に嵌合させることができる。
この場合、傾倒保持アーム部91が傾倒保持アーム係合部92を下方に押す力Faが、Fc(2kgf)とFo(例えば0.24kgf)との合計値からFf(1.5kgf)を引いた0.74kgfより大きければ、コネクタ43を下方のコネクタ31に確実に嵌合させることができる。
この為、本実施の形態の傾倒保持ディテント機構90は、Fa>0.74kgfとなるように、傾倒保持アーム部91が撓む際の先端部の変位量や、傾倒保持アーム部91の厚さなどが適宜選定されている。具体的には、変位量が0.6mm±0.2mmに設定され、厚さが2.5mmに設定されている。
こうすることで、本実施の形態の画像形成装置1では、定着器8を画像形成装置1に装着する際、定着器8のコネクタ43を、定着器収容部30のコネクタ31に確実に嵌合させることができ、定着器8を画像形成装置1に確実に装着することができる。画像形成装置1に定着器8を装着するときの動作についての説明は以上である。
[5.まとめと効果]
ここまで説明したように、本実施の形態の画像形成装置1は、媒体としての用紙Mをスタックするスタッカ5を外周部に有し、スタッカ5にカバー側開口部7が設けられた装置筐体2と、装置筐体2に設けられ、用紙Mに画像を形成する画像形成部としての画像形成ユニット20と、装置筐体2に着脱可能に設けられ、開口部としてのカバー側開口部7を介して装置筐体2に着脱可能であり、画像形成ユニット20によって用紙Mに形成された画像を用紙Mに定着させる定着器8とを備え、定着器8が装置筐体2に装着されたとき、定着器8の一部(上端部)がスタッカ5に設けられたカバー側開口部7から露出してスタッカ5の一部を形成するとともに、定着器8のコネクタ43と装置筐体2のコネクタ31とが嵌合するようにした。
さらに定着器8は、カバー側開口部7から露出する露出部分(上端部)に、露出部分に対して起立する起立状態と、露出部分に対して傾倒する傾倒状態に遷移可能な取っ手9を有するとした。
さらに画像形成装置1は、取っ手9を傾倒状態へと遷移させる際に、取っ手9に所定以上の力が加えられると、取っ手9を傾倒状態へと遷移させて傾倒状態に保持する傾倒保持ディテント機構90を備えるとした。
さらに言うと、傾倒保持ディテント機構90は、傾倒保持弾性部材としての傾倒保持アーム部91と、傾倒保持当接部材としての傾倒保持アーム係合部92とを有し、取っ手9を起立状態から傾倒状態へと回転させる際に、取っ手9が傾倒状態に達する手前で、傾倒保持アーム部91の突起部91pが傾倒保持アーム係合部92の平坦部92sと当接するようにした。ここで取っ手9に取っ手9を傾倒状態へと回転させる方向に所定以上の力が加えられると、傾倒保持アーム部91が傾倒保持アーム係合部92と当接して撓みながら取っ手9が回転していき、取っ手9が傾倒状態に達すると、傾倒保持アーム部91の突起部91pが傾倒保持アーム係合部92の平坦部92sを乗り越えて凹部92cに入り込み、傾倒保持アーム部91が元の形状に戻ることで、傾倒状態を保持するようにした。そして、傾倒保持アーム部91が傾倒保持アーム係合部92と当接して撓みながら取っ手9が回転していく際に、傾倒保持アーム部91の弾性力により、定着器8が、定着器8のコネクタ43を装置筐体2のコネクタ31に嵌合する方向に押されるようにした。
こうすることで、画像形成装置1では、例えばユーザが起立状態にある取っ手9を掴んで定着器8をカバー側開口部7から挿入した後、取っ手9を起立状態から傾倒状態へと遷移させる為に、取っ手9に対して傾倒保持ディテント機構90に設定されている所定以上の力が加えられることになり、この力を利用して、定着器8のコネクタ43と装置筐体2のコネクタ31とを確実に勘合させることができる。かくして、画像形成装置1は、定着器8を確実に装置筐体2に装着できる。
また画像形成装置1は、取っ手9を起立状態へと遷移させる際に、取っ手9に所定以上の力が加えられると、取っ手9を起立状態へと遷移させて起立状態に保持するディテント機構としての起立保持ディテント機構80を備えるとした。
さらに言うと、起立保持ディテント機構80は、起立保持弾性部材としての起立保持アーム部81と、起立保持当接部材としての起立保持アーム係合部82とを有し、取っ手9を傾倒状態から起立状態へと回転させる際に、取っ手9が起立状態に達する手前で、起立保持アーム部81の突起部81pが起立保持アーム係合部82と当接するようにした。ここで取っ手9に取っ手9を起立状態へと回転させる方向に所定以上の力が加えられると、起立保持アーム部81が起立保持アーム係合部82と当接して撓みながら取っ手9が回転していき、取っ手9が起立状態に達すると、起立保持アーム部81の突起部81pが起立保持アーム係合部82を乗り越えて、起立保持アーム部81が元の形状に戻ることで、起立状態を保持するようにした。
こうすることで、例えば定着器8を装置筐体2から着脱する際などに、取っ手9を起立状態に保持することができるので、ユーザが取っ手9を把持して容易に着脱操作を行うことができる。
さらに画像形成装置1は、起立保持ディテント機構80により取っ手9が起立状態に保持されている場合には、定着器8の定着器筐体40に収容され、それ以外の場合には、定着器筐体40の左右両側面(装置筐体2内部に収容される収容部分)から突出するレバー100を備え、定着器筐体40から突出したレバー100が、装置筐体2の定着器収容部30と嵌合することで、定着器筐体40を定着器収容部30に固定するようにした。
さらに画像形成装置1は、定着器収容部30に収容された定着器筐体40から突出したレバー100を検知する為の検知部としてのロックスイッチ101を備え、ロックスイッチ101がレバー100を検知している場合に、制御部10が、定着器8が装置筐体2に装着されていると判断するようにした。
こうすることで、画像形成装置1では、例えば定着器8を装置筐体2に装着した後、ユーザがスタッカ5に排出された用紙Mを取ろうとして、取っ手9に手などがぶつかった程度では、取っ手9が傾倒状態から起立状態へと遷移することはなく、ユーザが意図せずに、取っ手9が起立して定着器8の固定が解除されてしまったり、定着器8が装置筐体2から取り外されたと判断されて印刷が中止されてしまったりする状況を回避することができる。
また画像形成装置1では、起立保持ディテント機構80により取っ手9が起立状態に保持されている場合には、レバー100が定着器筐体40に収容されるようにしたことにより、取っ手9を起立させることで、レバー100が定着器筐体40から突出しない状態を保持することができる。これにより、例えば、定着器8を装置筐体2に装着する際に、レバー100が定着器筐体40から突出し、装置筐体2にぶつかるなどして破損してしまうような状況を回避することができる。
[6.他の実施の形態]
[6-1.他の実施の形態1]
尚、上述した実施の形態では、板バネ部材で構成される起立保持アーム部81と、起立保持アーム部81と係合(当接)する平坦部で構成される起立保持アーム係合部82とにより、起立保持ディテント機構80を構成するようにした。ここで、例えば、起立保持アーム部81を、定着器筐体40側に設け、起立保持アーム係合部82を取っ手9側に設けるなどしてもよい。またこれに限らず、取っ手9を起立状態に遷移する際に、取っ手9に所定以上の力が加えられると、取っ手9を起立状態へと遷移させて起立状態に保持する機構であれば、起立保持ディテント機構80の代わりに、別のディテント機構を用いてもよい。例えば、ラッチ構造を利用したディテント機構を用いたり、バネなどの弾性部材による回転止め構造を利用したディテント機構を用いたりしてもよい。
また傾倒保持ディテント機構90についても同様に、例えば、傾倒保持アーム部91を、定着器筐体40側に設け、傾倒保持アーム係合部92を取っ手9側に設けるなどしてもよく、また取っ手9を傾倒状態に遷移する際に、取っ手9に所定以上の力が加えられると、取っ手9を傾倒状態へと遷移させて傾倒状態に保持する機構であれば、別のディテント機構を用いてもよい。
[6-2.他の実施の形態2]
また上述した実施の形態では、定着器8に、取っ手9を起立状態に保持する起立保持ディテント機構80と、傾倒状態に保持する傾倒保持ディテント機構90とを設けたが、これに限らず、例えば、起立保持ディテント機構80は省略して、傾倒保持ディテント機構90のみを設けるなどしてもよい。
[6-3.他の実施の形態3]
さらに上述した実施の形態では、レバー100が、起立保持ディテント機構80により取っ手9が起立状態に保持されている場合には、定着器8の定着器筐体40に収容され、それ以外の場合には、定着器筐体40から突出するようにした。これに限らず、例えば、レバー100が、傾倒保持ディテント機構90により取っ手9が傾倒状態に保持されている場合にのみ、定着器筐体40から突出するようにしてもよい。
[6-4.他の実施の形態4]
さらに上述した実施の形態では、定着器収容部30の左右両側に、定着器筐体40の左右両側面から突出するレバー100を検知する為のロックスイッチ101を1個ずつ設けたが、これに限らず、ロックスイッチ101は、左右どちらか一方にのみ設けるようにしてもよい。
[6-5.他の実施の形態5]
さらに上述した実施の形態では、定着器8にサブカバー41を設けたが、これに限らず、サブカバー41を省略してもよい。
[6-6.他の実施の形態6]
さらに、上述した実施の形態では、電子写真方式のカラープリンタである画像形成装置1に本発明を適用したが、これに限らず、定着器を備える画像形成装置であれば、画像形成装置1とは異なる構成の画像形成装置にも適用できる。例えば、画像形成ユニットで形成されたトナー像を中間転写ベルトに転写してから媒体に転写する構成の画像形成装置に適用してもよい。また、1個の画像形成ユニットを有する単色の画像形成装置や、4個以上の画像形成ユニットを有するカラーの画像形成装置に適用してもよい。さらに、用紙以外の媒体に画像を形成する画像形成装置に適用してもよい。さらに、電子写真方式のコピー機やファクシミリ、複合機などの画像形成装置にも適用できる。
[6-7.他の実施の形態7]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、例えば、定着器を備える電子写真方式のプリンタや、コピー機、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置で広く利用することができる。
1……画像形成装置、2……装置筐体、2m……筐体本体部、2c……装置カバー、5……スタッカ、7……カバー側開口部、8……定着器、9……取っ手、20……画像形成ユニット、30……定着器収容部、30h……レバー嵌合孔、31……コネクタ、32……ギヤ部、40……定着器筐体、40c……定着器カバー、40h……開口部、43……コネクタ、44……ギヤ部、80……起立保持ディテント機構、81……起立保持アーム部、81p……突起部、82……起立保持アーム係合部、90……傾倒保持ディテント機構、91……傾倒保持アーム部、91p……突起部、92……傾倒保持アーム係合部、92s……平坦部、92c……凹部、100……レバー、101……ロックスイッチ、102……リンク部材、M……用紙。

Claims (9)

  1. 媒体をスタックするスタッカを外周部に有し、前記スタッカに開口部が設けられた装置筐体と、
    前記装置筐体に設けられ、媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記装置筐体に着脱可能に設けられ、前記開口部を介して前記装置筐体に着脱可能であり、前記画像形成部によって媒体に形成された画像を当該媒体に定着させる定着器と
    を備え、
    前記定着器が前記開口部から挿入されて前記装置筐体に装着されたとき、前記定着器の一部が前記スタッカに設けられた前記開口部から露出して前記スタッカの一部を形成するとともに、前記定着器のコネクタと前記装置筐体のコネクタとが嵌合するようになっていて、
    前記定着器は、前記開口部から露出する露出部分に、当該露出部分に対して起立する起立状態と、当該露出部分に対して傾倒する傾倒状態とに遷移可能な取っ手を有し、
    さらに前記取っ手を前記起立状態から前記傾倒状態へと遷移させる際に、前記取っ手に所定以上の力が加えられると、前記取っ手を前記傾倒状態へと遷移させて前記傾倒状態に保持する傾倒保持ディテント機構を備える
    画像形成装置。
  2. 前記定着器が前記開口部から挿入された後、前記取っ手を前記起立状態から前記傾倒状態へと遷移させる際に、前記取っ手に、前記傾倒保持ディテント機構に設定された前記所定以上の力が加えられると、当該力によって、前記定着器が、前記定着器のコネクタを前記装置筐体のコネクタに嵌合する方向に押される
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記取っ手は、前記定着器により前記起立状態と前記傾倒状態との間で回転可能に保持され、
    前記傾倒保持ディテント機構は、傾倒保持弾性部材と傾倒保持当接部材とを有し、前記取っ手を前記起立状態から前記傾倒状態へと回転させる際に、前記取っ手が前記傾倒状態に達する手前で、前記傾倒保持弾性部材と前記傾倒保持当接部材とが当接し、このとき前記取っ手に前記取っ手を前記傾倒状態へと回転させる方向に前記所定以上の力が加えられると、前記傾倒保持弾性部材が前記傾倒保持当接部材と当接して変形しながら前記取っ手が回転していき、当該取っ手が前記傾倒状態に達すると、前記傾倒保持弾性部材が前記傾倒保持当接部材を乗り越えて元の形状に戻ることで、前記傾倒状態を保持する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記傾倒保持弾性部材が前記傾倒保持当接部材と当接して変形しながら前記取っ手が回転していく際に、前記傾倒保持弾性部材の弾性力により、前記定着器が、前記定着器のコネクタを前記装置筐体のコネクタに嵌合する方向に押される
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記取っ手を前記傾倒状態から前記起立状態へと遷移させる際に、前記取っ手に所定以上の力が加えられると、前記取っ手を前記起立状態へと遷移させて前記起立状態に保持する起立保持ディテント機構をさらに備える
    請求項1~4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記取っ手は、前記定着器により前記起立状態と前記傾倒状態との間で回転可能に保持され、
    前記起立保持ディテント機構は、起立保持弾性部材と起立保持当接部材とを有し、前記取っ手を前記傾倒状態から前記起立状態へと回転させる際に、前記取っ手が前記起立状態に達する手前で、前記起立保持弾性部材と前記起立保持当接部材とが当接し、このとき前記取っ手に前記取っ手を前記起立状態へと回転させる方向に前記所定以上の力が加えられると、前記起立保持弾性部材が前記起立保持当接部材と当接して変形しながら前記取っ手が回転していき、当該取っ手が前記起立状態に達すると、前記起立保持弾性部材が前記起立保持当接部材を乗り越えて元の形状に戻ることで、前記起立状態を保持する
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着器は、前記取っ手が前記傾倒状態にあるときに、前記装置筐体の内部に収容される収容部分から突出するレバーを有し、
    前記定着器が前記装置筐体に装着された状態で、前記取っ手が前記起立状態から前記傾倒状態に遷移すると、前記レバーが前記収容部分から突出して前記装置筐体に嵌合する
    請求項1~6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記レバーは、前記取っ手が前記起立状態にあるときには、前記収容部分から突出せず、前記取っ手が前記傾倒状態にあるときと、前記起立状態と前記傾倒状態との間にあるときとに、前記収容部分から突出する
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記装置筐体に設けられ、前記定着器の前記収容部分から突出した前記レバーを検知する為の検知部をさらに備える
    請求項7または8に記載の画像形成装置。
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