JP2022069426A - テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを調製する方法 - Google Patents

テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを調製する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスの調製方法、並びにテネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形A及び結晶形Cを調製する方法を提供する。【解決手段】アモルファスは、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩をアルコール溶剤、水などの極性溶媒に溶解し、臭化水素酸水溶液を添加、濾過後噴霧乾燥する。結晶形A、Cについてはアルコールと水の混合溶媒にテネグリプチンを溶解し、臭化水素酸水溶液を添加後、それぞれの種結晶を播種し、貧溶媒を添加する。【選択図】なし

Description

本発明は、テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを調製する方法を提供する。また、本発明は、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形A及び結晶形Cを調製する方法を提供する。
[関連出願の参照]
本出願は、2020年10月23日に出願された、先のインド仮特許出願第202041046238号の利益を主張するものである。当該出願明細書に記載された内容は、すべて本願明細書に援用される。
臭化水素酸テネリグリプチン水和物は、ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP-IV)阻害剤に属する{(2S,4S)-4-[4-(3メチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-イル]ピロリジン-2-イル}(1,3-チアゾリジン3-イル)メタノンヘミペンタ臭化水素酸塩水和物として化学的に知られている。臭化水素酸テネリグリプチン水和物は、2型糖尿病の治療薬として承認されており、販売名「テネリア(登録商標)」で販売されている。
米国特許第7,074,794 B2号は、糖尿病の治療又は予防に役立つジペプチジルペプチダーゼIV(DPP-IV)阻害活性を示すL-プロリン誘導体及びその薬学的に許容される塩としてテネリグリプチンを開示している。米国特許第’794号明細書の実施例-222は、三塩酸塩としてテネリグリプチンを製造する方法を開示している。
米国特許第8,003,790 B2号は、プロリン誘導体の塩、その溶媒和物及びその製造方法を開示している。特に、米国特許第’790号は、テネリグリプチンの、2.0塩酸塩又は2.5塩酸塩;2.0臭化水素酸塩又は2.5臭化水素酸塩、及びそれらの水和物を開示している。
米国特許第8,604,198 B2号は、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の、結晶形A、結晶形B及び結晶形Cを開示している。
国際特許出願WO 2019/205021は、テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファス及びその調製方法を開示している。
本発明は、テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを調製する方法を提供する。また、本発明は、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形A及び結晶形Cを調製する方法を提供する。
本発明の1つの態様は、以下の工程を含む、テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファス(amorphous Teneligliptin 2.5 hydrobromide)を調製する方法を提供する。
(a)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を極性溶媒中に溶解させる工程、
(b)臭化水素酸水溶液(aqueous hydrobromic acid)を添加する工程、及び
(c)テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファス(amorphous form of Teneligliptin 2.5 hydrobromide)を単離する工程。
本発明の別の態様は、以下の工程を含む、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形A(crystalline form A of Teneligliptin 2.0 hydrobromide)を調製する方法を提供する。
(a)アルコールと水の混合物に、テネリグリプチンを溶解させる工程、
(b)臭化水素酸水溶液を添加する工程、
(c)A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(Teneligliptin 2.0 hydrobromide form A)を播種する工程、
(d)貧溶媒を添加する工程、及び
(e)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形A(form A of Teneligliptin 2.0 hydrobromide)を単離する工程。
本発明の別の態様は、以下の工程を含む、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形C(crystalline form C of Teneligliptin 2.0 hydrobromide)を調製する方法を提供する。
(a)アルコールと水の混合物に、A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を溶解する工程、
(b)C形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(Teneligliptin 2.0 hydrobromide form C)を播種する工程、及び
(c)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形C(form C of Teneligliptin 2.0 hydrobromide)を単離する工程。
本開示のさらなる態様は、それに寄与するさらなる特徴及びそこから生じる利点とともに、添付の図面に示される本開示の実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。
図1は、テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスの粉末X線回折図形を示す。 図2は、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Aの粉末X線回折図形を示す。 図3は、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Cの粉末X線回折図形を示す。
本発明の説明は、本発明の明確な理解に関連する要素を説明するために簡略化されているが、明確にするために、よく知られている可能性のある他の要素を排除していることを理解されたい。
本発明の一実施形態は、以下の工程を含む、テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを調製する方法を提供する。
(a)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を極性溶媒中に溶解させる工程、
(b)臭化水素酸水溶液を添加する工程、及び
(c)テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを単離する工程。
本実施形態によれば、用語「極性溶媒」は、特に指示がない限り、アルコール溶媒、ケトン溶媒、ニトリル溶媒、水又はそれらの混合物を指す。
本明細書で使用される場合、アルコール溶媒には、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、2-ブタノール、イソブタノール、t-ブタノール、ペンタノール、又はそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。ケトン溶媒には、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、2-ブタノン、又はそれらの混合物が含まれ;ニトリル溶媒には、アセトニトリル、プロピオニトリル、又はそれらの混合物が含まれる。本実施形態においては、メタノール又は水が好ましく使用される。
この実施形態によれば、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩は、特に加熱下でメタノールに溶解されてもよく、加熱は、約25℃~約還流の温度で実施されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、約40℃~約50℃の温度が、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩をメタノールに溶解するのに特に有用であることが見出された。本明細書中で使用される場合、用語「約」は、記載された値の10%上又は下を意味する。
また、上記で得られた透明な溶液を25±2℃に冷却し、10~15分程度攪拌下に保持してもよい。
この実施形態の別の態様において、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩は、約25℃~約還流の温度で特に水中に溶解されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、約23℃~約25℃の温度が、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を水中に溶解するのに特に有用であることが見出された。本明細書で使用される場合、用語「約」は、記載された値の10%上又は下を意味する。
次に、本実施形態によれば、反応塊に臭化水素酸水溶液を添加し、10~15分程度攪拌しながら保持してもよい。さらに、反応塊をハイフロで濾過して、溶解していない粒子を除去し、続いてメタノールを洗浄することができる。テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスは、その場で形成され得る。
次いで、この液からテネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを単離することができる。単離は、当技術分野で周知の方法によって行うことができる。本実施形態によれば、溶剤は、蒸発、蒸留、噴霧乾燥、ろ過、凍結乾燥、又は撹拌薄膜乾燥を含む公知の技術によって除去することができるが、これらに限定されない。
本発明の別の実施形態は、以下の工程を含む、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Aを調製する方法を提供する。
(a)アルコールと水の混合物にテネリグリプチンを溶解させる工程、
(b)臭化水素酸水溶液を添加する工程、
(c)A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を播種する工程、
(d)貧溶媒を添加する工程、及び
(e)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Aを単離する工程。
本実施形態によれば、本明細書で使用されるアルコール溶媒には、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、2-ブタノール、イソブタノール、t-ブタノール、ペンタノール、又はそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。この実施形態では、好ましくはエタノールと水の混合物が使用される。
この実施形態によれば、テネリグリプチンは、特に、加熱下でエタノールと水の混合物に溶解されてもよく、加熱は、約25℃~約還流の温度で実施されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、約50℃~約80℃の温度が、テネリグリプチンをエタノールと水の混合物に溶解するのに特に有効であることが見出された。本明細書中で使用される場合、用語「約」は、記載される値の10%上又は下を意味する。
次に、本実施形態によれば、反応塊に臭化水素酸水溶液をゆっくり加え、50℃~80℃程度で30~60分程度攪拌しながら保持してもよい。さらに、反応塊を25℃に冷却した後、さらに5±2℃に冷却してもよい。
次に、本実施形態によれば、反応塊に、A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の播種を約5℃の温度で加え、約60分間攪拌しながら維持してもよい。
次に、本実施形態によれば、反応塊に、貧溶媒を約5℃の温度で添加し、約60分間攪拌しながら保持してもよい。
この実施形態において、貧溶媒は、極性プロトン性溶媒であってもよく、その例には、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n-ブタノール、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの特に有効な実施形態では、n-ブタノールを貧溶媒として使用することが特に効果的であることが見出された。
次いで、この液からテネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Aを単離することができる。単離は、当該技術分野で周知の方法、例えば、濾過による沈殿物を単離した後、続いて吸引乾燥して行うことができる。
本発明の別の実施形態は、以下の工程を含む、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Cを調製する方法を提供する。
(a)アルコールと水の混合物に、A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を溶解させる工程、
(b)C形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を播種する工程、及び
(c)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Cを単離する工程。
本実施形態によれば、本明細書で使用されるアルコール溶媒には、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、2-ブタノール、イソブタノール、t-ブタノール、ペンタノール、又はそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。この実施形態では、好ましくはエタノールと水の混合物が使用される。
この実施形態によれば、A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩は、特に、加熱下でエタノールと水の混合物に溶解されてもよく、加熱は、約25℃~約還流の温度で実施されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、約50℃~約80℃の温度が、テネリグリプチンをエタノールと水の混合物に溶解するのに特に有効であることが見出された。本明細書中で使用される場合、用語「約」は、記載される値の10%上又は下を意味する。
また、上記で得られた反応塊を、30~60分程度攪拌下に保持した後、25±2℃に冷却してもよい。
次に、本実施形態によれば、反応塊に、C形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の播種を約25℃の温度で加え、約10時間攪拌しながら維持してもよい。
また、上記で得られた反応塊を0±2℃に冷却した後、撹拌下で約4時間保持してもよい。
次いで、この液からテネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Cを単離することができる。単離は、当該技術分野で周知の方法、例えば、濾過により沈殿物を単離した後、続いて吸引乾燥して行うことができる。
上記の説明及び以下の実施例を考慮すると、当業者は、過度の実験を行うことなく、特許請求される本発明を実施することができる。上記は、本発明による分子の調製のための特定の手順を詳細に説明する以下の実施例を参照してより良く理解される。これらの実施例に対してなされた全ての参照は、説明の目的のためである。以下の実施例は、網羅的であると考えるべきではなく、本開示によって企図される多くの態様及び実施形態のうちのほんの少数の例にすぎない。
実施例1:テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファス(amorphous Teneligliptin 2.5 hydrobromide)の調製
テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(14g)を45±2℃でメタノール(280mL)に溶解した。その結果、得られた透明な溶液を25±2℃まで冷やし、臭化水素酸水溶液(2.04g)を加えた。次いで、反応塊をハイフロで濾過して、溶解していない粒子を除去し、メタノール(20mL)で洗浄し、噴霧乾燥して、アモルファス形態のテネリグリプチン2.5臭化水素酸塩を得た。
実施例2:テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスの調製
テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(15g)を25±2℃で水(150ml)に溶かし、臭化水素酸水溶液(2.194g)を加えた。次いで、反応塊をハイフロで濾過して、溶解していない粒子を除去し、メタノール(20mL)で洗浄し、噴霧乾燥して、アモルファス形態のテネリグリプチン2.5臭化水素酸塩を得た。
実施例3:テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスの調製
テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(20g)を25±2℃で水(190ml)に溶解し、臭化水素酸水溶液(10mlの水に2.655gの臭化水素酸(Aq.HBr)を溶解させたもの)を加えた。次いで、反応塊を、0.45ミクロンフィルターで濾過して、溶解していない粒子状物質を除去し、得られた透明な溶液を噴霧乾燥して、アモルファス形態のテネリグリプチン2.5臭化水素酸塩を得た。
実施例4:テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスの調製
テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(20g)を25±2℃で水(190ml)に溶解し、臭化水素酸水溶液(10mlの水に2.80gの臭化水素酸(Aq.HBr)を溶解させたもの)を加えた。次いで、反応塊を0.45ミクロンフィルターで濾過して、溶解していない粒子状物質を除去し、得られた透明な溶液を噴霧乾燥して、アモルファス形態のテネリグリプチン2.5臭化水素酸塩を得た。
実施例5:テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形A(crystalline Teneligliptin 2.0 Hydrobromide Form A)の調製
テネリグリプチン(39.0g)を70±5℃でエタノール(175ml)と水(20ml)の混合物に溶かし、ゆっくり臭化水素酸水溶液(31.4g)を加えた。次いで、反応塊を70±5℃で30分間撹拌した後、25±5℃に徐冷し、さらに5±2℃に冷却した。A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(100mg)の播種を5±2℃で添加し、1時間撹拌した。この懸濁液に2-ブタノール(378mL)を5±2℃で加え、1時間撹拌した。反応塊を濾過し、2-ブタノール(20mL)で洗浄し、30分間乾燥させた。得られた材料を真空下、30℃で15時間乾燥した。得られた生成物をPXRDにより試験し、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Aと同定した。
実施例6:テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形C(crystalline Teneligliptin 2.0 Hydrobromide Form C)の調製
実施例3で得られたA形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(50g)をエタノール(394mL)と水(3.9mL)の混合物に70±5℃で溶解した。次いで、反応塊を70±5℃で30分間撹拌し、25±5℃に徐冷した。C形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩(100mg)の播種を25±2℃で添加し、10時間撹拌した。次いで、反応塊を2±2℃に冷却し、4時間撹拌した。反応塊を濾過し、エタノール(24mL)で洗浄し、30分間乾燥させた。得られた材料を真空下、30℃で15時間乾燥した。得られた生成物をPXRDにより試験し、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Cと同定した。

Claims (10)

  1. 以下の工程を含む、テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを調製する方法:
    (a)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を極性溶媒に溶解させる工程、
    (b)臭化水素酸水溶液を添加する工程、及び
    (c)テネリグリプチン2.5臭化水素酸塩のアモルファスを単離する工程。
  2. 前記極性溶媒が、アルコール溶剤、水分及び/又はそれらの混合物からなる群から選択される、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記アルコール溶剤が、メタノール、エタノール、1-プロパノール、イソプロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、イソブチルアルコール、tert-ブタノール、イソペンチルアルコール、1-ペンタノール、2-ペンタノール、及びそれらの混合物からなる群から選択される、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記ケトン溶媒が、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、2-ブタノン、及びそれらの混合物からなる群から選択される、
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記ニトリル溶媒が、アセトニトリル、プロピオニトリル及びそれらの混合物からなる群から選択される、
    請求項2に記載の方法。
  6. 以下の工程を含む、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Aを調製する方法:
    (a)アルコールと水の混合物に、テネリグリプチンを溶解させる工程、
    (b)臭化水素酸水溶液を添加する工程、
    (c)A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を播種する工程、
    (d)貧溶媒を添加する工程、及び
    (e)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Aを単離する工程。
  7. 前記アルコールが、メタノール、エタノール、1-プロパノール、イソプロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、イソブチルアルコール、tert-ブタノール、イソペンチルアルコール、1-ペンタノール、2-ペンタノール及びそれらの混合物からなる群から選択される、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記貧溶媒が、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n-ブタノール、及びそれらの混合物からなる群から選択される、
    請求項6に記載の方法。
  9. 以下の工程を含む、テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Cを調製する方法:
    (a)アルコールと水の混合物に、A形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を溶解させる工程、
    (b)C形テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩を播種する工程、及び
    (c)テネリグリプチン2.0臭化水素酸塩の結晶形Cを単離する工程。
  10. 前記アルコールが、メタノール、エタノール、1-プロパノール、イソプロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、イソブチルアルコール、tert-ブタノール、イソペンチルアルコール、1-ペンタノール、2-ペンタノール及びそれらの混合物からなる群から選択される、
    請求項9に記載の方法。
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