JP2022069220A - 制御システム、及び、設定方法 - Google Patents

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義宏 古賀
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Abstract

【課題】機器の設置場所の名称の設定を行うことができる制御システムを提供する。【解決手段】制御システム100は、施設80に設置された機器30の制御を行う制御部23aと、上記制御が行われたときに計測された施設80における消費電力を分岐回路ごとに示す消費電力情報を取得する取得部23bと、取得された消費電力情報に基づいて、機器30が接続されていると推定される分岐回路62を対象回路として特定する特定部23cと、特定された対象回路に紐づけられた回路名称を機器30の設置場所の名称として設定する設定部23dとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、制御システム、及び、設定方法に関する。
近年、住宅へのEMS(Energy Management System)の導入が進んでいる。EMSによれば、住宅で使う電気またはガスなどのエネルギーの使用量をモニタに表示する「見える化」が実現される。また、EMSは、住宅内に設置された機器の制御を行う制御システムとしても利用できる。EMSに関する技術として、特許文献1には、機器の消費電力を正確に監視することが可能なEMSの機器監視装置が開示されている。
国際公開第2013/179671号
ところで、ユーザがEMSを機器の制御システムとして使用する場合、ユーザが機器を識別するために、機器の名称等がEMSコントローラに設定される場合がある。
本発明は、機器の設置場所の名称の設定を行うことができる制御システム、及び、設定方法を提供する。
本発明の一態様に係る制御システムは、施設に設置された機器の制御を行う制御部と、前記制御が行われたときに計測された前記施設における消費電力を分岐回路ごとに示す消費電力情報を取得する取得部と、取得された前記消費電力情報に基づいて、前記機器が接続されていると推定される分岐回路を対象回路として特定する特定部と、特定された前記対象回路に紐づけられた回路名称を前記機器の設置場所の名称として設定する設定部とを備える。
本発明の一態様に係る設定方法は、施設に設置された機器の制御を行う制御ステップと、前記制御が行われたときに計測された前記施設における消費電力を分岐回路ごとに示す消費電力情報を取得する取得ステップと、取得された前記消費電力情報に基づいて、前記機器が接続されていると推定される分岐回路を対象回路として特定する特定ステップと、特定された前記対象回路に紐づけられた回路名称を前記機器の設置場所の名称として設定する設定ステップとを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の制御システム、及び、設定方法は、機器の設置場所の名称の設定を行うことができる。
図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、設定情報の一例を示す図である。 図3は、機器の登録情報の一例を示す図である。 図4は、機器の制御画面の一例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る制御システムの動作例のシーケンス図である。 図6は、閾値情報の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る制御システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、制御システム100は、電力計測装置10と、制御端末20と、複数の機器30と、ルータ40と、サーバ装置50とを備える。また、図1では、電力系統60、並びに、施設80に設けられた主幹回路61及び複数の分岐回路62も図示されている。なお、電力計測装置10、制御端末20、複数の機器30、及び、ルータ40は、例えば、同一の施設80内(例えば、集合住宅の一つの専有部内)に設置される。なお、制御システム100は、少なくとも1つの機器30を備えていればよい。
以下、このような制御システム100が備える各装置について詳細に説明する。まず、電力計測装置10について説明する。
電力計測装置10は、施設80に設けられた主幹回路61における消費電力と、施設80に設けられた複数の分岐回路62における消費電力とを計測する。また、電力計測装置10は、電力計測装置10によって計測された施設80における消費電力を分岐回路62ごとに示す消費電力情報を制御端末20へ送信する。主幹回路61は、電力系統60から施設80への幹線に相当し、分岐回路62は、幹線から分岐した複数の回路のそれぞれである。複数の分岐回路62のそれぞれには、コンセントを介して1以上の機器30が接続される。図1では、1つの分岐回路62に1つの機器30が接続されている例を示している。なお、図1には、制御端末20と通信を行わない機器35も図示されている。このように、分岐回路62には、制御端末20と通信を行わない機器35が接続される可能性もある。
電力計測装置10は、具体的には、通信機能、及び、消費電力の計測機能を有する分電盤である。このような分電盤は、主幹回路61、及び、複数の分岐回路62のそれぞれに設けられたCT(Current Transformer)を含み、当該CTにより分岐回路62ごとに消費電力を計測する。電力計測装置10の具体的態様は、分電盤に限定されず、例えば、電力計測装置10は、1つ以上のスマートメータ(通信機能を備える電力量計)によって実現されてもよい。
なお、電力計測装置10は、制御端末20の第二通信部26と第二通信ネットワーク72を介して無線通信を行うが、制御端末20の第一通信部25と第一通信ネットワーク71を介して無線通信を行ってもよい。
次に、制御端末20について説明する。制御端末20は、エネルギーマネジメント機能を有するEMSコントローラであり、電力計測装置10から消費電力情報を取得することにより、登録された機器30の消費電力を管理する。また、制御端末20は、制御端末20にあらかじめ登録された機器30の制御、などを行う。機器30の制御とは、例えば、機器30の動作開始、機器30動作停止、及び、機器30の動作状態の変更などである。機器30の制御は、制御端末20(第二通信部26)から機器30へ制御信号が送信されることで行われる。
制御端末20は、EMSコントローラに限定されず、他のホームコントローラ、または、ゲートウェイ装置であってもよい。制御端末20は、操作受付部21と、表示部22と、情報処理部23と、記憶部24と、第一通信部25と、第二通信部26とを備える。
操作受付部21は、ユーザの操作を受け付ける。操作受付部21は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、ハードウェアキーなどによって実現されてもよい。
表示部22は、画像を表示する。表示部22は、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
情報処理部23は、機器30の制御に関連する情報処理を行う。情報処理部23は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部23は、機能的な構成要素として、制御部23a、取得部23b、特定部23c、及び、設定部23dを有する。制御部23a、取得部23b、特定部23c、及び、設定部23dの機能は、例えば、情報処理部23を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部24に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。制御部23a、取得部23b、特定部23c、及び、設定部23dの詳細な機能については後述する。
記憶部24は、情報処理部23によって実行されるコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部24は、例えば、半導体メモリによって実現される。
第一通信部25は、制御端末20がルータ40を介して機器30と通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。第一通信部25は、例えば、2.4GHzの周波数帯を利用して無線通信を行うが、5.0GHzの周波数帯を利用して無線通信を行ってもよい。第一通信部25は、例えば、Wi-Fi(登録商標)などの通信規格に準拠した無線通信を行う。なお、以下の実施の形態では、第一通信部25によって行われる無線通信は、第一通信ネットワーク71を介した無線通信とも記載される。第一通信ネットワーク71は、局所無線通信ネットワークであるが、なお、第一通信部25は、ルータ40を介して広域通信ネットワーク70に接続することもでき、広域通信ネットワーク70を介してサーバ装置50と通信を行う。
第二通信部26は、制御端末20が、電力計測装置10及び機器30と通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。第二通信部26は、例えば、920MHzの周波数帯を利用して無線通信を行う。第二通信部26は、例えば、ECHONET Lite(登録商標)などの通信規格に準拠した無線通信を行う。なお、以下の実施の形態では、第二通信部26によって行われる無線通信は、第二通信ネットワーク72を介した無線通信とも記載される。第二通信ネットワーク72は、局所無線通信ネットワークであり、第一通信ネットワーク71とは周波数帯が異なっている。
次に、機器30について説明する。機器30は、分岐回路62に接続されることにより、電力系統60からの電力供給を受けて動作する。機器30には、第一通信ネットワーク71を介して制御端末20(第一通信部25)と通信を行う機器、及び、第二通信ネットワーク72を介して制御端末20(第二通信部26)と通信を行う機器の2種類の機器30が含まれる。
機器30は、制御対象機器として登録されることにより、制御端末20によって遠隔制御される。機器30は、例えば、制御端末20(第二通信部26)と通信を行うための通信回路(通信モジュール)を備える。機器30は、具体的には、照明機器、照明スイッチ(配線器具)、空調機器、温度センサ、湿度センサ、宅配ボックス、蓄電システム、ヒートポンプ式給湯器、及び、レンジフードなどである。
次に、ルータ40について説明する。ルータ40は、制御端末20と機器30との通信を中継する通信装置である。また、制御端末20は、ルータ40、及び、インターネットなどの広域通信ネットワーク70を介してサーバ装置50と通信を行うこともできる。ルータ40は、具体的には、無線LAN(Local Area Network)ルータなどである。
次に、サーバ装置50について説明する。サーバ装置50は、制御端末20へ情報を提供するサーバである。サーバ装置50は、施設80外に設置されるクラウドサーバである。サーバ装置50は、具体的には、閾値情報を制御端末20へ提供する。閾値情報については後述される。
[動作例]
制御システム100のユーザは、制御端末20の操作受付部21へ回路名称の入力操作を行うことにより、分岐回路62に回路名称を設定することができる。このような分岐回路62の回路名称は、記憶部24に設定情報として記憶される。図2は、設定情報の一例を示す図であり、設定情報においては、分岐回路IDと、回路名称とが紐づけられている。回路名称は、具体的には、分岐回路62が位置する場所の名称である。
また、ユーザは、操作受付部21へ名称の入力操作を行うことにより、制御端末20に登録された機器30に、機器30自体の名称(機器名称)、及び、機器30の設置場所の名称を設定することができる。なお、設置場所の名称とは、例えば、リビング、寝室などの部屋の名称である。
図3は、機器30の登録情報の一例を示す図である。登録情報は、登録された機器に関する管理情報であり、登録情報においては、機器ID、機器種別、機器名称、及び、設置場所の名称が紐づけられている。機器IDは、例えば、機器30のMAC(Media Access Control)アドレスであり、通信等に用いられる。
なお、機器名称、及び、設置場所の名称は、例えば、表示部22に機器30の制御画面を表示する際に使用される。図4は、表示部22に表示される、機器30の制御画面の一例を示す図である。図4は、機器30が空調機器である場合の制御画面を示しており、施設80に設置された複数の空調機器を識別(区別)するために、空調機器に設定された、機器名称及び設置場所の名称が表示されている。
ここで、制御システム100は、機器30の設置場所の名称を、入力操作(ユーザの手動入力)とは別の方法で設定することができる。以下、このような制御システム100の動作例について説明する。図5は、制御システム100の動作例のシーケンス図である。なお、以下の動作例では、説明の簡略化のため、機器30は第二通信ネットワーク72を介して制御端末20と通信するものとして説明が行われるが、上述のように機器30は、第一通信ネットワーク71(ルータ40)を介して制御端末20と通信する場合もある。
まず、ユーザは、制御端末20の操作受付部21へ名称の自動設定を指示する操作を行い、操作受付部21は、この操作を受け付ける(S11)。ここでのユーザは、例えば、制御端末20及び機器30の施工事業者に属する施工者(専門ユーザ)であるが、一般ユーザであってもよい。
制御部23aは、上記操作が受け付けられると、制御可能な全ての機器30(登録された全ての機器30)の動作を停止させる(S12)。制御部23aは、具体的には、動作の停止を指示する制御信号を第二通信部26に全ての機器30のそれぞれへ送信させる。なお、ステップS12の処理は必須ではなく省略されてもよい。機器30は、消費電力の変動が大きくない状態(定常状態)であれば動作していても構わない。
次に、制御部23aは、登録情報を参照することにより、設置場所の名称が設定されていない機器30(機器ID)を1つ選択し(S13)、選択した機器30を制御することにより、当該機器30の動作を開始させる(S14)。制御部23aは、具体的には、選択した機器30の機器IDを宛先として、動作の開始を指示する制御信号を第二通信部26に送信させる。この結果、ステップS13で選択された機器30が動作を開始する。以下、ステップS13で選択された機器30(これから設置場所の名称の設定が行われる機器30)は、対象の機器30とも記載される。
次に、取得部23bは、消費電力情報を電力計測装置10から取得する(S15)。取得部23bは、具体的には、消費電力情報を要求する要求信号を第二通信部26に電力計測装置10へ送信させ、要求信号に対する応答として第二通信部26が受信する消費電力情報を取得する。
ここで、消費電力情報は、電力計測装置10によって計測された施設80における消費電力を示す情報であり、より具体的には、施設80における消費電力を分岐回路62ごとに示す消費電力情報である。つまり、消費電力情報は、どの分岐回路62でどの程度電力が消費されたかを示す情報である。消費電力情報は、例えば、分岐回路IDと、当該分岐回路IDが示す分岐回路62における消費電力の時系列データとが対応付けられた情報である。なお、ステップS15において取得される消費電力情報は、ステップS14における制御が行われたときの時系列データを少なくとも含む。ステップS15において取得される消費電力情報は、例えば、制御信号を送信したタイミング以降の所定期間(例えば、数秒~数十秒程度)の時系列データを含む。
次に、特定部23cは、取得された消費電力情報に基づいて、対象の機器30が接続されていると推定される分岐回路62を対象回路として特定する(S16)。対象の機器30が接続されている分岐回路62における消費電力は、ステップS14において機器30が動作を開始したタイミングで増加していると推定される。特定部23cは、消費電力情報に基づいて、ステップS14において機器30が動作を開始したタイミングのすぐ後に消費電力が閾値以上増加(変動)している分岐回路62(分岐回路ID)を対象回路として特定することができる。なお、この閾値(閾値情報)は、あらかじめ記憶部24に記憶される。閾値は、経験的または実験的に適宜定められる。
次に、設定部23dは、ステップS16において特定された対象回路に紐づけられた回路名称を、対象の機器30の設置場所の名称として設定する(S17)。設定部23dは、具体的には、記憶部24に記憶された設定情報において、特定部23cによって特定された分岐回路62の分岐回路IDに紐づけられた回路名称を、機器30の設置場所の名称として設定する。
次に、制御部23aは、登録情報を参照することにより、設置場所の名称が設定されていない機器30(以下、未設定機器とも記載される)があるか否かを判定する(S18)。未設定機器が無いと判定された場合には(S18でNo)、動作は終了となる。一方、未設定機器があると判定された場合には(S18でYes)、ステップS12~ステップS18の処理がもう一度行われる。つまり、ステップS12~ステップS18の処理は、未設定機器がなくなるまで繰り返される。
以上説明したように、制御システム100は、機器30の設置場所の名称を、設置場所の名称の入力操作とは別の方法で設定することができる。
上記動作例で説明された機器30の設置場所の名称設定は、例えば、施工者(専門ユーザ)が機器30を施工(設置及び登録)したときに当該施工者によって行われる。ここで、制御端末20に登録される機器30の数が多い場合、入力操作により機器30の設置場所を設定すると膨大な時間がかかり、設定作業の効率化が課題となる。制御システム100においては、設置場所の入力操作を行わなくても自動的に設置場所の設定が行われるため、設定作業の効率化が実現される。
また、施工した機器30がうまく動作しない場合、上記ステップS16において消費電力が閾値以上増加(変動)している分岐回路62が存在せず、エラーとなる場合がある。このような場合、施工者は、施工ミスを疑い施工の見直しを行うことができる。つまり、制御システム100によれば、施工者は、設置した機器30の動作確認をしつつ、設置場所の名称設定を行うことができる。
なお、上記動作例では、ユーザの1回の操作によって複数の機器30の設置場所の名称が設定されたが、ユーザの1回の操作で1つの機器30の設置場所の名称が設定されてもよい。例えば、ステップS11の操作には、設置場所の名称を設定したい機器30(機器30の名称)を指定する操作が含まれ、ステップS13では指定された機器30が選択され、ステップS12~ステップS17の処理がユーザの1回の操作に対し1回だけ行われてもよい。
また、上記動作例において未設定機器が選択されることは必須ではなく、設置場所の名称の設定の有無を問わずに全ての機器30の設置場所の名称が設定されてもよい。つまり、未設定機器については新規設定され、設定済みの機器については再設定(上書き)されてもよい。
[変形例1]
上記動作例においては、対象回路の特定するための消費電力の変動に対する閾値は、対象の機器30の種別によらずに同一であったが、機器30の種別に応じて異なってもよい。図6は、機器30の種別ごとに定められた閾値を示す閾値情報の一例を示す図である。
図6のような機器30の種別ごとに定められた閾値を示す閾値情報は、あらかじめ記憶部24に記憶される。例えば、上記動作例のステップS16において、特定部23cは、登録情報を参照することにより対象の機器30の機器種別を特定するとともに、閾値情報を参照することにより特定した機器種別に紐づけられた閾値を特定することができる。
上記動作例においては、停止状態の対象の機器30を動作開始させたときに、消費電力の変動が閾値以上となる分岐回路62が対象回路として特定されたが、この消費電力の変動は、機器30の種別に応じて大きく異なると考えられる。図6に示されるように機器30の種別ごとに適切に閾値が定められれば、対象回路の特定精度の向上を図ることができる。
なお、このような機器30の種別ごとに定められた閾値を示す閾値情報は、例えば、サーバ装置50によって管理されている。この場合、制御端末20の第一通信部25は、サーバ装置50から閾値情報を受信し、情報処理部23は、受信された閾値情報を記憶部24に記憶する。また、閾値は、機器30の種別だけでなく、機器30の製造メーカ、機器30の品番などに応じてさらに細かく区別されてもよい。
なお、消費電力の変動と閾値とを比較することで対象回路が特定される場合、機器30は、制御部23aの制御に基づいて動作を開始する際の消費電力が所定値以上である(動作を開始する際の消費電力が大きい)とよい。このような機器30が対象の機器30である場合、対象回路の特定精度が向上される。
[変形例2]
また、上記動作例においては、消費電力の変動と閾値とを比較することで対象回路が特定されたが、閾値が使用されることは必須ではない。例えば、特定部23cは、分岐回路62における消費電力の波形(変化パターン)に基づいて対象回路を特定してもよい。
例えば、ステップS14において、制御部23aは、選択された機器30を単に動作させるのではなく、動作開始及び動作停止を複数回繰り返させるなど、消費電力の波形に特徴的なパターンが現われるような動作を対象の機器30に行わせる。ステップS16において、特定部23cは、上記特徴的なパターンに最も近い消費電力の波形が現われた分岐回路62を対象回路として特定することができる。
[変形例3]
上述のように、分岐回路62には、制御端末20と通信しない機器35も接続されている。このため、ステップS12において制御端末20によって制御可能な機器30が全て停止されたとしても、機器35の動作影響により分岐回路62における消費電力は変動する可能性がある。この結果、対象回路を1つに絞り込めない場合、及び、対象回路の特定を誤る場合が生じる可能性がある。なお、対象回路を1つに絞り込めない場合にはエラーとなり、該当の機器30に対する設置場所の名称の設定は行われない。
そこで、対象回路を特定するために、ステップS12~ステップS16の処理がn回(nは2以上の自然数)繰り返され、n回中m回(mは、nより小さい自然数)以上特定された分岐回路62が対象回路として特定されてもよい。これにより、対象回路の特定精度の向上を図ることができる。
[変形例4]
また、上記動作例においては、制御部23aは、制御対象の全ての機器30を停止させた状態で、対象の機器30のみを動作させる制御を行った。しかしながら、制御部23aは、制御対象の全ての機器30を動作させた状態で、対象の機器30のみを停止させる制御を行ってもよい。この場合、特定部23cは、消費電力情報に基づいて、機器30が停止したタイミングのすぐ後に消費電力が閾値以上減少(変動)している分岐回路62(分岐回路ID)を対象回路として特定することができる。
[効果等]
以上説明したように、制御システム100は、施設80に設置された機器30の制御を行う制御部23aと、上記制御が行われたときに計測された施設80における消費電力を分岐回路62ごとに示す消費電力情報を取得する取得部23bと、取得された消費電力情報に基づいて、機器30が接続されていると推定される分岐回路62を対象回路として特定する特定部23cと、特定された対象回路に紐づけられた回路名称を機器30の設置場所の名称として設定する設定部23dとを備える。
このような制御システム100は、機器30の設置場所の名称の設定を行うことができる。
また、例えば、特定部23cは、取得された消費電力情報に基づいて、上記制御が行われたときに消費電力が閾値以上変動した分岐回路62を対象回路として特定する。
このような制御システム100は、閾値を用いて分岐回路62における消費電力の変動の判定することにより、機器30の設置場所の名称の設定を行うことができる。
また、例えば、閾値は、機器30の種別に応じて異なる。
このような制御システム100は、種別に応じて異なる閾値を用いて分岐回路62における消費電力の変動を判定することにより、対象回路の特定精度の向上を図ることができる。
また、例えば、機器30は、上記制御に基づいて動作を開始する際の消費電力が所定値以上である。
このような機器30が対象の機器30である場合、対象回路の特定精度が向上される。
また、例えば、特定部23cは、取得された消費電力情報によって定まる、上記制御が行われたときの消費電力の変動を示す波形に基づいて、対象回路を特定する。
このような制御システム100は、消費電力の波形に基づいて分岐回路62における消費電力の変動の判定することにより、機器30の設置場所の名称の設定を行うことができる。
また、例えば、制御部23aは、機器30以外の他の機器30を停止させた状態で、上記制御を行う。
このような制御システム100は、他の機器30が動作することによる消費電力の変動を抑制することにより、対象回路の特定精度の向上を図ることができる。
また、例えば、機器30は、電力系統60からの電力供給を受けて動作する。
このような制御システム100は、電力系統60からの電力供給を受けて動作する機器30の、設置場所の名称の設定を行うことができる。
また、制御システム100などのコンピュータが実行する設定方法は、施設80に設置された機器30の制御を行う制御ステップS14と、制御が行われたときに計測された施設80における消費電力を分岐回路62ごとに示す消費電力情報を取得する取得ステップS15と、取得された消費電力情報に基づいて、機器30が接続されていると推定される分岐回路62を対象回路として特定する特定ステップS16と、特定された対象回路に紐づけられた回路名称を機器30の設置場所の名称として設定する設定ステップS17とを含む。
このような設定方法は、機器30の設置場所の名称の設定を行うことができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、制御システムは、制御端末に相当する単一の装置として実現されてもよい。制御システムが複数の装置によって実現される場合、制御システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、制御端末として実現されてもよい。本発明は、制御システムなどのコンピュータが実行する設定方法として実現されてもよい。本発明は、このような設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 電力計測装置
23a 制御部
23b 取得部
23c 特定部
23d 設定部
30 機器
60 電力系統
62 分岐回路
100 制御システム

Claims (9)

  1. 施設に設置された機器の制御を行う制御部と、
    前記制御が行われたときに計測された前記施設における消費電力を分岐回路ごとに示す消費電力情報を取得する取得部と、
    取得された前記消費電力情報に基づいて、前記機器が接続されていると推定される分岐回路を対象回路として特定する特定部と、
    特定された前記対象回路に紐づけられた回路名称を前記機器の設置場所の名称として設定する設定部とを備える
    制御システム。
  2. 前記特定部は、取得された前記消費電力情報に基づいて、前記制御が行われたときに消費電力が閾値以上変動した分岐回路を前記対象回路として特定する
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記閾値は、前記機器の種別に応じて異なる
    請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記機器は、前記制御に基づいて動作を開始する際の消費電力が所定値以上である
    請求項2または3に記載の制御システム。
  5. 前記特定部は、取得された前記消費電力情報によって定まる、前記制御が行われたときの消費電力の変動を示す波形に基づいて、前記対象回路を特定する
    請求項1に記載の制御システム。
  6. 前記制御部は、前記機器以外の他の機器を停止させた状態で、前記制御を行う
    請求項1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 前記機器は、電力系統からの電力供給を受けて動作する
    請求項1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 施設に設置された機器の制御を行う制御ステップと、
    前記制御が行われたときに計測された前記施設における消費電力を分岐回路ごとに示す消費電力情報を取得する取得ステップと、
    取得された前記消費電力情報に基づいて、前記機器が接続されていると推定される分岐回路を対象回路として特定する特定ステップと、
    特定された前記対象回路に紐づけられた回路名称を前記機器の設置場所の名称として設定する設定ステップとを含む
    設定方法。
  9. 請求項8に記載の設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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