JP2022068305A - レーザスキャナ - Google Patents

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Abstract

【課題】測距光を一軸で回転照射するレーザスキャナを独立した装置とし、他の装置、機構に搭載可能とする。【解決手段】主ベースと、測距光学アッセンブリ6と、回転照射アッセンブリ7と、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリを収納する前記主ベースよりも低剛性のケース9とを具備するレーザスキャナであり、前記ケースは、前記主ベースに液密に取付けられるケースフレーム39と左ケース37と右ケース38とを有し、前記ケースフレームは水平方向に全周連続する下部枠部41と、該下部枠部は中央部に空間42を形成する左仕切壁43、右仕切壁44とを有し、前記左ケースは前記左仕切壁と前記下部枠部間に液密に着脱可能に取付けられ、前記左ケース取付け状態では前記測距光学アッセンブリを収納する液密な空間を形成し、前記左ケース取外し状態では前記測距光学アッセンブリが露出する様構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、測距光を一軸で回転照射して点群データを取得するレーザスキャナに関するものである。
測量装置としては、測距光を照射して点の測定を行う測量装置、例えばトータルステーションが有り、又測定対象物を測距光で走査し、点群データを取得し、測定対象物の形状測定を行う測量装置、例えばレーザスキャナがある。
近年の測定では、測定対象物の所定点の測定と併せて測定対象物の形状測定を行うことがある。その場合、従来では、例えばトータルステーションとレーザスキャナとを用意し、トータルステーションによる点の測定と、レーザスキャナによる形状測定をそれぞれ実施している。その為、トータルステーションの他に高価なレーザスキャナを必要としていた。
一方、トータルステーション等の測量装置は、元々高精度の水平回転機構を有している。この水平回転機構を一軸の鉛直回転照射を行うレーザスキャナが利用できる様にすれば、高価なレーザスキャナを用意することなく、測定対象物の形状測定を行うことができる。
或は、一軸の鉛直回転照射を行うレーザスキャナを自動車等の移動装置に搭載可能とすれば、移動装置の移動に併せてレーザスキャナにより鉛直回転照射を行うことで、測定対象物の形状測定を行うことができる。
特開2016-223841号公報
本発明は、測距光を一軸で回転照射するレーザスキャナを独立した装置とし、他の装置、機構に搭載可能としたものである。
本発明は、主ベースと、該主ベースに設けられ、測距光を射出し、測定対象物からの反射測距光を受光し、測定対象物迄の距離を測定する測距光学アッセンブリと、前記主ベースに設けられ、前記測距光学アッセンブリから射出される測距光を走査ミラーの回転により回転照射する回転照射アッセンブリと、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリを収納し、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリに関与することなく前記主ベースに取付けられ、該主ベースよりも低剛性のケースと、前記主ベースに取付けられ、他の装置に取付け可能とするアダプタとを具備し、前記ケースは、前記主ベースに液密に取付けられるケースフレームと左ケースと右ケースとを有し、前記ケースフレームは水平方向に全周連続する下部枠部と、中央部に空間を形成する左仕切壁、右仕切壁とを有し、前記左ケースは前記左仕切壁と前記下部枠部間に液密に着脱可能に取付けられ、前記左ケース及び前記右ケース取付け状態では前記左ケース内に前記測距光学アッセンブリを収納する液密な空間を形成し、前記左ケース取外し状態では前記測距光学アッセンブリが露出する様構成され、前記右ケースは前記右仕切壁と前記下部枠部間に液密に着脱可能に取付けられ、前記左ケース及び前記右ケース取付け状態では前記右ケース内に前記回転照射アッセンブリを収納する液密な空間を形成し、前記右ケース取外し状態では前記回転照射アッセンブリが露出する様構成され、前記中央部の空間には前記走査ミラーが収納され、前記左仕切壁、前記右仕切壁間に透明板が設けられ、前記空間を液密に閉塞する様構成され、前記左仕切壁、前記右仕切壁間は連結部によって連結され、該連結部は前記下部枠部の左右の部位より括れた形状であり、該連結部の中央には前記主ベースに対して垂直な軸心を有する円筒が形成され、該円筒は複数の円錐曲面又は円錐曲面に近似する曲面によって前記左仕切壁、前記右仕切壁に接続されたレーザスキャナに係るものである。
又本発明は、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリは前記主ベースに取付けられた状態で調整が完了されるレーザスキャナに係るものである。
又本発明は、前記主ベースに着脱可能にレーザスキャナ取付け用のアダプタが取付けられ、該アダプタは前記レーザスキャナの取付けの対象に応じて変更されるレーザスキャナに係るものである。
又本発明は、前記下部枠部は前記主ベースに外嵌し、前記下部枠部は所要数の分離した係止片を有し、該係止片を介して前記下部枠部が前記主ベースに箇々にボルト付けされるレーザスキャナに係るものである。
本発明によれば、主ベースと、該主ベースに設けられ、測距光を射出し、測定対象物からの反射測距光を受光し、測定対象物迄の距離を測定する測距光学アッセンブリと、前記主ベースに設けられ、前記測距光学アッセンブリから射出される測距光を走査ミラーの回転により回転照射する回転照射アッセンブリと、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリを収納し、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリに関与することなく前記主ベースに取付けられ、該主ベースよりも低剛性のケースと、前記主ベースに取付けられ、他の装置に取付け可能とするアダプタとを具備し、前記ケースは、前記主ベースに液密に取付けられるケースフレームと左ケースと右ケースとを有し、前記ケースフレームは水平方向に全周連続する下部枠部と、中央部に空間を形成する左仕切壁、右仕切壁とを有し、前記左ケースは前記左仕切壁と前記下部枠部間に液密に着脱可能に取付けられ、前記左ケース及び前記右ケース取付け状態では前記左ケース内に前記測距光学アッセンブリを収納する液密な空間を形成し、前記左ケース取外し状態では前記測距光学アッセンブリが露出する様構成され、前記右ケースは前記右仕切壁と前記下部枠部間に液密に着脱可能に取付けられ、前記左ケース及び前記右ケース取付け状態では前記右ケース内に前記回転照射アッセンブリを収納する液密な空間を形成し、前記右ケース取外し状態では前記回転照射アッセンブリが露出する様構成され、前記中央部の空間には前記走査ミラーが収納され、前記左仕切壁、前記右仕切壁間に透明板が設けられ、前記空間を液密に閉塞する様構成され、前記左仕切壁、前記右仕切壁間は連結部によって連結され、該連結部は前記下部枠部の左右の部位より括れた形状であり、該連結部の中央には前記主ベースに対して垂直な軸心を有する円筒が形成され、該円筒は複数の円錐曲面又は円錐曲面に近似する曲面によって前記左仕切壁、前記右仕切壁に接続されたので、1軸のレーザスキャナを完成した装置として構成し、他の装置に装着でき、該他の装置にレーザスキャナの機能を付加することができ、又、前記ケースの取付けに前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリが関与することなく、前記ケースの取付けが前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリの精度に影響を与えず、又前記左ケース、前記右ケースを取外すことで、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリを前記主ベースに取付けた状態で前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリの調整が可能となるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係るレーザスキャナの正面図である。 該レーザスキャナの測距光学アッセンブリの内部概略を示すレーザスキャナの正面図である。 本実施例を具体化した場合のレーザスキャナの正面図である。 本実施例に使用されるケースフレームの斜視図である。 該ケースフレームの底面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1、図2に於いて本発明の実施例に係るレーザスキャナ1について説明する。
尚、図中、図に向って上下、左右に対応して、それぞれ以下の説明の上下左右を対応させている。
支持柱2の上端に主ベース3が固着され、前記支持柱2の下端には取付け用フランジ4が固着されている。前記主ベース3の上面と前記取付け用フランジ4の下面(取付け面)とは平行であり、前記主ベース3の上面、前記取付け用フランジ4の下面は、前記支持柱2の軸心5と直交している。尚、前記支持柱2と前記主ベース3とは一体としてもよく、或は前記支持柱2と前記主ベース3とは分離可能或は着脱可能としてもよい。又、前記支持柱2は、前記レーザスキャナ1の取付け用のアダプタとして機能するものであり、前記レーザスキャナ1が取付けられる装置(被装着装置)の状態に応じて種々、形状、構造が変更されてもよい。
前記主ベース3には高剛性の構造材料、例えば、ステンレス鋼、CFRF(Carbon Fiber Reinforced Foam)、複合材料、アルミニウム系等が使用され、前記主ベース3には、高精度が要求される測距光学アッセンブリ6、回転照射アッセンブリ7、カメラアッセンブリ8等が取付けられている。前記主ベース3は、取付けられた部品、アッセンブリの精度を維持し、又測距時の振動等に対しても、アッセンブリ自体の精度、取付け精度が損われない様な充分な剛性を有している。
前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7、前記カメラアッセンブリ8等は、測定ユニット10を構成する。
又、前記主ベース3には前記測定ユニット10を収納するケース9が取付けられる。
先ず、前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7を説明する。
前記測距光学アッセンブリ6は、前記主ベース3に固着される光学ユニットベース11を有し、該光学ユニットベース11は、投光光軸12上に配設されたレーザダイオード(LD)等の発光素子13、投光光学系(図示では投光レンズ14のみを示している)を有し、又前記光学ユニットベース11は受光光軸15上に配設されたフォトダイオード(PD)等の受光素子16、受光光学系(図示では受光レンズ17のみを示している)を有する。
前記投光光軸12と前記受光光軸15は、それぞれ前記軸心5に直交し、又前記投光光軸12と前記受光光軸15とは平行であり、且つ既知の距離となっている。
前記投光光軸12上には第1偏向光学部材18が配置され、該第1偏向光学部材18は固定部材19によって前記主ベース3に設けられる。該第1偏向光学部材18としては、プリズム、ミラー等が用いられる。
前記投光光軸12は前記第1偏向光学部材18により偏向され、偏向された前記投光光軸12は前記受光光軸15と交差する。該受光光軸15と前記投光光軸12との交差点には、第2偏向光学部材21が配設され、該第2偏向光学部材21は固定部材22によって前記主ベース3に設けられる。
該第2偏向光学部材21は、測距光の一部を反射し、残部を透過する光学特性を有するビームスプリッタであり、プリズム、ハーフミラー等が用いられる。
前記第2偏向光学部材21は前記第1偏向光学部材18で偏向された投光光軸12を前記受光光軸15と合致する様に、更に偏向する。ここで、前記投光光軸12と前記受光光軸15とが合致した光軸を測距光軸23とする。
前記測距光学アッセンブリ6は、更に前記発光素子13の発光を制御し、前記受光素子16からの受光信号を処理して測距を行う、測距制御回路24が設けられる。
前記回転照射アッセンブリ7は、前記主ベース3に固着されたモータベース25を有する。
該モータベース25には、回転軸26が回転自在に設けられている。該回転軸26の軸心は、前記軸心5と直交し、前記受光光軸15と同心となっている。又、前記モータベース25に走査モータ27が取付けられ、該走査モータ27は前記回転軸26と連結されている。
前記回転軸26の先端には走査ミラー28が固着される。該走査ミラー28は前記第2偏向光学部材21と対向し、該走査ミラー28は前記測距光軸23を直角に偏向する。更に、前記走査ミラー28は前記走査モータ27により前記回転軸26を中心に回転され、前記測距光軸23は前記回転軸26の軸心と直交する平面内を回転する。
前記測距光軸23の回転角は、前記走査モータ27に内蔵された、或は該走査モータ27に連結されたエンコーダ(図示せず)により検出される。
前記主ベース3には制御ユニット31が設けられ、該制御ユニット31により前記走査モータ27と前記測距光学アッセンブリ6との同期制御、前記走査ミラー28の回転角の検出等が行われる様になっている。
前記ケース9の所要位置には、アンテナ32が設けられ、該アンテナ32はフレキシブルな部材、例えばコード、配線回路が印刷されたシートを介して前記制御ユニット31と電気的に接続され、該制御ユニット31と前記ケース9間に負荷が作用しない様になっている。前記制御ユニット31は前記アンテナ32を介して外部機器とのデータ通信、同期制御信号の授受が行われる様になっている。
前記発光素子13から発せられた測距光は、前記投光レンズ14で平行光とされ、前記第1偏向光学部材18、前記第2偏向光学部材21、前記走査ミラー28により順次反射され、前記測距光軸23上に射出される。更に、前記走査ミラー28が回転されることで、測距光が回転照射される。
測定対象物から反射された反射測距光は、前記走査ミラー28に入射し、該走査ミラー28で前記受光光軸15に偏向され、前記受光レンズ17を経て前記受光素子16に入射する。該受光素子16からの受光信号に基づき測定対象物迄の測距が行われる。更に、測距時の前記走査ミラー28の回転角が検出(測角)され、測距結果、回転角の検出結果に基づき測距光の照射点の3次元データが得られる。
又、前記走査ミラー28の回転により、測距光は直線的に走査され、所定時間間隔で測距、測角が行われることで、走査線に沿った1次元の点群データが取得できる。
前記カメラアッセンブリ8は、カメラ又は広角カメラ及び該カメラを支持する支持部材等から構成され、前記測距光軸23の回転平面と平行な光軸を有し、測定対象物を含む画像を取得する。
次に、前記ケース9を説明する。
該ケース9は、合成樹脂等、前記主ベース3に対して剛性の低い材料で構成され、更に液密構造(防水構造)となっている。
前記ケース9は、上部ケース35、底部ケース36から構成され、前記上部ケース35は更に、左ケース37、右ケース38、ケースフレーム39から構成されている。
前記左ケース37の内部には前記測距光学アッセンブリ6が収納され、前記右ケース38の内部には前記回転照射アッセンブリ7が収納される。又、後述する空間42には前記走査ミラー28が収納される。
前記ケースフレーム39は一体構造であり、前記主ベース3に外嵌し、水平方向に全周連続した部位である下部枠部41を有し、更に中央部に前記空間42を形成する様対峙する左仕切壁43、右仕切壁44を有する。前記左仕切壁43、前記右仕切壁44にはそれぞれ窓孔45,46が形成されている。該窓孔45,46によって、前記左ケース37、前記右ケース38の内部と前記空間42とが連続する。
前記ケースフレーム39は一体構造であり、又下部枠部41が前記主ベース3に外嵌するので、前記ケースフレーム39と前記主ベース3とは容易に位置決めされ、前記ケースフレーム39と前記主ベース3との間で位置調整する必要がない。
前記下部枠部41の内面には、所要箇所に複数の係止片47が箇々に分離して突設され、該係止片47は各1本のボルトによりそれぞれ前記主ベース3に固定される。
前記係止片47は周方向に連続してなく、各係止片47は各1本のボルトで固定されるので、前記下部枠部41と前記主ベース3間で形状の誤差があった場合も分散され、更に誤差は前記下部枠部41の変形によって吸収される。従って、前記下部枠部41を前記主ベース3に取付けた場合に、応力の発生が防止される。
前記左仕切壁43、前記右仕切壁44間には、ガラス、合成樹脂等の透明板49が前後の側面、天井面に掛渡り設けられ、前記透明板49は前記左仕切壁43、前記右仕切壁44に接着、溶接等の方法により液密に固定され、空間42は液密に密閉される。
尚、前記透明板49は前記測距光軸23に対して傾斜しており、前記透明板49の表面で反射した測距光が、前記測距光学アッセンブリ6に入射しない様になっている。
前記下部枠部41の左右は、上面及び3側面が開放され、前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7が露出する様になっている。
前記左ケース37、前記右ケース38は、それぞれ中心側の側面、下面の2面が開放された箱形状であり、前記下部枠部41の左右の開放された部分にそれぞれボルト等の着脱可能な係止具によって取付けられる。前記左ケース37、前記右ケース38の内部に密閉された室が形成される。
前記上部ケース35は、前記ケースフレーム39が前記主ベース3に取付けられた後、前記ケースフレーム39に取付けられる。
前記ケースフレーム39と前記左ケース37、前記右ケース38の接合部、前記ケースフレーム39と前記底部ケース36との接合部、該底部ケース36と前記支持柱2との接合部には、それぞれシール部材としてのOリング51,52,53,54が設けられている。
而して、前記ケース9は防水構造となっており、該ケース9組立て後も前記左仕切壁43、前記右仕切壁44は着脱可能となっている。
次に、前記測定ユニット10、前記ケース9の組立て手順について説明する。
前記支持柱2と前記主ベース3とを一体とした状態で、前記測距光学アッセンブリ6と前記回転照射アッセンブリ7とを前記主ベース3に取付ける。
前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7毎に事前に調整してもよく、前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7を前記主ベース3に取付け後、それぞれ調整してもよい。
前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7の調整完了後、前記下部枠部41を前記主ベース3に取付ける。次に、前記底部ケース36を前記ケースフレーム39に取付ける。
この状態では、前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7は露出した状態であり、前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7に対して最終調整が可能であり、或は調整が必要となった場合の再調整が可能である。
最終調整が完了すると、前記左仕切壁43、前記右仕切壁44を前記ケースフレーム39に取付ける。
前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7を駆動すると、前記発光素子13から発せられた測距光は、前記透明板49を通って射出され、更に前記走査ミラー28が回転されることで、測距光が平面内に回転照射される。
而して、前記レーザスキャナ1は一軸のレーザスキャナとして所定の精度で完成される。
更に、前記レーザスキャナ1は他の駆動機構に取付けることで2次元のレーザスキャナとして使用可能となる。
例えば、水平回転可能な回転テーブル(図示せず)に前記支持柱2を取付ければ、鉛直回転、水平回転可能な2軸でレーザ光線を回転照射できるレーザスキャナとなる。
或は、既存のトータルステーションの托架部に、前記レーザスキャナ1を取付け、トータルステーションの水平回転機能を利用する様にすれば、托架部の水平回転と前記レーザスキャナ1の鉛直回転により、レーザ光線を2軸で回転照射できるレーザスキャナとなる。而して、トータルステーションにレーザスキャナの機能を追加できる。
尚、トータルステーション等の既存の測量装置に、本実施例のレーザスキャナを取付ける場合、測量装置が備えている固定部位を利用する。例えば、取手が取付けられている測量装置であれば、取手を外し、取手が取付けられていた座、或は螺子孔を利用して、前記レーザスキャナ1を取付ける。
この場合、前記支持柱2を前記主ベース3から外し、測量装置の座、螺子に合致する形状構造のアダプタに変更する。尚、アダプタを変更した場合でも、前記主ベース3に取付けられた前記測定ユニット10(即ち測距光学アッセンブリ6、回転照射アッセンブリ7等)は組立て、精度出しが完了した独立した測量装置であるので、アダプタを変更して取付けた場合でも支障はない。
更に、前記レーザスキャナ1を、自動車等の移動装置に取付け、自動車で走行しつつ前記レーザスキャナ1を作動させれば、2次元のレーザスキャナとして機能し、道路沿線の点群データを取得することができる。
尚、上記実施例では、前記ケース9を上部ケース35、底部ケース36で構成したが、前記上部ケース35を前記主ベース3に液密に取付ける構造とし、前記底部ケース36を省略してもよい。
図3~図5により更に説明する。尚、図3~図5中、図1、図2で示したものと同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
上記説明した様に、前記測定ユニット10を収納するケース9は、主にケースフレーム39、左ケース37、右ケース38から構成され、それぞれ合成樹脂で形成される。
左仕切壁43と前記左ケース37で形成される空間には測距光学アッセンブリ6が収納され、右仕切壁44と前記回転照射アッセンブリ7で形成される空間には回転照射アッセンブリ7が収納され、前記左仕切壁43、前記右仕切壁44、透明板49で形成される空間には走査ミラー28が収納される。尚、図3中、55は走査モータ27に連結されたエンコーダを示している。又、図5中、59は、前記ケースフレーム39と前記主ベース3とをシールする為のシール部材としてのOリングである。
前記ケースフレーム39単体の構造としては、中央に形成される空間42によって、左右が分断される形状であり、分断された部分は中央の連結部56で連結されている。
前記空間42に収納される前記走査ミラー28の回転によって、測距光が回転照射される。従って、前記連結部56の部分は測距光が遮断される部分となる。測距光を広範囲(広角度)に回転照射する為、前記連結部56の幅は狭い方がよく、図5に示される様に、前記連結部56は前記ケースフレーム39の左右の部位57,58に対して括れた形状となっている。
この為、前記ケースフレーム39は中央部の剛性、強度が低い構造となる。
本実施例に係るケース9(ケースフレーム39)では、前記連結部56は中空の円筒部56aを有する。該円筒部56aは前記主ベース3と垂直であり、前記支持柱2と同心となっている。又、該円筒部56aは複数の円錐曲面又は円錐曲面に近似する曲面の円筒支持部56bによって前記左仕切壁43、前記右仕切壁44に連結されている。
前記主ベース3にも、前記円筒部56aに対向する部分に円孔を形成してもよい。該円孔、前記円筒部56aを通して測距光が下方に照射されることで、前記レーザスキャナ1と設置面との距離が測定でき、又、測距光の照射点を確認することで、前記レーザスキャナ1の設置位置を確認することができる。
前記円筒部56aは、前記連結部56の剛性、強度を高める強度部材として機能し、更に前記円筒部56aが高い剛性を有する形状の円筒支持部56bによって前記左仕切壁43、前記右仕切壁44に連結されるので、前記ケースフレーム39は、中央部に括れを有する形状ではあるが高い強度、高い剛性の構造となっている。
更に、前記透明板49が前記空間42を密閉する様設けられ、更に前記左仕切壁43、前記右仕切壁44に接着、或は溶接されるので、前記空間42を囲む部材は閉断面構造となり、剛性、強度が高められる。而して、前記ケースフレーム39は合成樹脂であるが、充分な剛性と、高い製品精度が得られる。
而して、一体構造である前記ケースフレーム39を、上方から前記主ベース3に嵌込むことで、容易に前記ケースフレーム39と前記主ベース3との組立が完了する。
如上の如く、本発明では前記ケース9の取付けに前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7が関与することなく、前記ケース9の取付けが前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7の精度に影響を与えず、又前記左ケース37、前記右ケース38を取外すことで、前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7を前記主ベース3に取付けた状態で前記測距光学アッセンブリ6、前記回転照射アッセンブリ7の調整が可能となる。
1 レーザスキャナ
3 主ベース
4 取付け用フランジ
5 軸心
6 測距光学アッセンブリ
7 回転照射アッセンブリ
8 カメラアッセンブリ
9 ケース
10 測定ユニット
11 光学ユニットベース
27 走査モータ
28 走査ミラー
31 制御ユニット
35 上部ケース
36 底部ケース
37 左ケース
38 右ケース
39 ケースフレーム
41 下部枠部
42 空間
43 左仕切壁
44 右仕切壁
45,46 窓孔
47 係止片
49 透明板
56 連結部
56a 円筒部
56b 円筒支持部
57,58 部位

Claims (4)

  1. 主ベースと、該主ベースに設けられ、測距光を射出し、測定対象物からの反射測距光を受光し、測定対象物迄の距離を測定する測距光学アッセンブリと、前記主ベースに設けられ、前記測距光学アッセンブリから射出される測距光を走査ミラーの回転により回転照射する回転照射アッセンブリと、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリを収納し、前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリに関与することなく前記主ベースに取付けられ、該主ベースよりも低剛性のケースと、前記主ベースに取付けられ、他の装置に取付け可能とするアダプタとを具備し、前記ケースは、前記主ベースに液密に取付けられるケースフレームと左ケースと右ケースとを有し、前記ケースフレームは水平方向に全周連続する下部枠部と、中央部に空間を形成する左仕切壁、右仕切壁とを有し、前記左ケースは前記左仕切壁と前記下部枠部間に液密に着脱可能に取付けられ、前記左ケース及び前記右ケース取付け状態では前記左ケース内に前記測距光学アッセンブリを収納する液密な空間を形成し、前記左ケース取外し状態では前記測距光学アッセンブリが露出する様構成され、前記右ケースは前記右仕切壁と前記下部枠部間に液密に着脱可能に取付けられ、前記左ケース及び前記右ケース取付け状態では前記右ケース内に前記回転照射アッセンブリを収納する液密な空間を形成し、前記右ケース取外し状態では前記回転照射アッセンブリが露出する様構成され、前記中央部の空間には前記走査ミラーが収納され、前記左仕切壁、前記右仕切壁間に透明板が設けられ、前記空間を液密に閉塞する様構成され、前記左仕切壁、前記右仕切壁間は連結部によって連結され、該連結部は前記下部枠部の左右の部位より括れた形状であり、該連結部の中央には前記主ベースに対して垂直な軸心を有する円筒が形成され、該円筒は複数の円錐曲面又は円錐曲面に近似する曲面によって前記左仕切壁、前記右仕切壁に接続されたレーザスキャナ。
  2. 前記測距光学アッセンブリ、前記回転照射アッセンブリは前記主ベースに取付けられた状態で調整が完了される請求項1に記載のレーザスキャナ。
  3. 前記アダプタは、レーザスキャナ取付け用のアダプタであり、前記主ベースに着脱可能に取付けられ、前記アダプタは前記レーザスキャナの取付けの対象に応じて変更される請求項1に記載のレーザスキャナ。
  4. 前記下部枠部は前記主ベースに外嵌し、前記下部枠部は所要数の分離した係止片を有し、該係止片を介して前記下部枠部が前記主ベースに箇々にボルト付けされる請求項1~請求項3のうちいずれか1項に記載のレーザスキャナ。
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