JP2022067458A - 圧縮機及び水素ステーション - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストンリングの摩耗を抑制する。【解決手段】圧縮ステージ15のシリンダ5には、シリンダ25と第1ピストンリング群41との間で発生する熱を吸収するための冷却流体が流れる第1冷却流路71と、シリンダ25と第2ピストンリング群42との間で発生する熱を吸収するための冷却流体が流れる第2冷却流路72と、第1冷却流路71と第2冷却流路72との間の中間部63において、シリンダ25の側壁を貫通する貫通孔63aと、が設けられる。リークライン81には、圧縮室25Sからシリンダ25と第1ピストンリング群41との間を通って中間部63へ漏れた後にシリンダ25の外部に導かれた水素ガスが流れる。リークライン81は、配管部82と、所定距離の範囲に存する体積が同じ距離での配管部の体積よりも大きい体積拡大部83と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、圧縮機及びこれを備えた水素ステーションに関する。
従来、シリンダ内でピストンを往復動させてシリンダ内に形成された圧縮室に導入されたガスを圧縮するように構成された往復動式の圧縮機が知られている。この圧縮機では、圧縮室内で得られた圧縮ガスがピストン外周部とシリンダ内周面との間の空隙を通じて漏出することを防止するために、ピストン外周面には複数のピストンリングがシリンダの軸方向に整列するように装着されている。
例えば、特許文献1に開示された往復動式の圧縮機では、多数のピストンリングが2つのピストンリング群に分かれてピストン外周面に装着されている。特許文献1の圧縮機には、2つのピストンリング群の間の中間部に接続されてガスを導入するガス導入手段が設けられている。このガス導入手段により、ピストン外周部とシリンダの内周面との間の空隙に、所定圧のガスを導入するようにしている。
特許第5435245号公報
ところで、特許文献1では、ピストンリングの寿命を延長するため、シリンダの中間部よりガスを逃がす構造を有する。ピストンリングの損傷は、1つ目のピストンリングを通過したガスが、下段に流れるに従い圧力が低下することで、体積が膨張し、流速が上がることでピストンリングに与える負荷が増加することが原因であると考えられる。そこで、上段のピストンリング群を通過したガスをシリンダ中間部に設けたリークラインから逃がすことで、下段のピストンリング群の流速を落とし、下段リングを保護している。
特許文献1の圧縮機では、漏出ガスの流速は、ピストンの往復摺動に伴って変動する。この変動に伴ってピストンリング群への負荷が増加し、ピストンリングの摩耗が促進される虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つのピストンリング群が設けられているピストンにおいて、ピストンリングの摩耗を抑制することにある。
本発明の一局面に係る圧縮機は、水素ガスを圧縮する圧縮機であって、複数の圧縮ステージと、前記複数の圧縮ステージを駆動する駆動機構と、を備える。前記複数の圧縮ステージのうち少なくとも1つの圧縮ステージは、シリンダと、前記シリンダに挿入されるピストンと、前記ピストンに装着される第1ピストンリング群と、前記第1ピストンリング群よりも前記駆動機構側において前記ピストンに装着される第2ピストンリング群と、を含む。前記シリンダには、前記シリンダと前記第1ピストンリング群との間で発生する熱を吸収するための冷却流体が流れる第1冷却流路と、前記シリンダと前記第2ピストンリング群との間で発生する熱を吸収するための冷却流体が流れる第2冷却流路と、前記第1冷却流路と前記第2冷却流路との間の中間部において、前記シリンダの内側面から外側面まで前記シリンダの側壁を貫通する貫通孔と、が設けられている。前記圧縮機は、前記貫通孔に接続され、前記シリンダの圧縮室から前記シリンダと前記第1ピストンリング群との間を通って前記中間部へ漏れた後に前記貫通孔を通って前記シリンダの外部に導かれた水素ガスが流れるリークラインをさらに備える。前記リークラインは、配管部と、所定距離の範囲に存する体積が同じ距離での前記配管部の体積よりも大きい体積拡大部と、を有する。
この構成によれば、第1冷却流路により、第1ピストンリング群において体積の膨張と流速の増加を伴って漏出する漏出ガスを冷却する。これにより、漏出ガスを冷却しなかった場合と比べて、漏出ガスの体積の膨張と流速の増加は抑制され、第1ピストンリング群の各ピストンリングの摩耗を抑制される。そして、シリンダと第1ピストンリング群との間を通って中間部へ漏れたガスが、シリンダの貫通孔を通過してリークラインへ導かれる。このリークラインは、配管部と、所定距離の範囲に存する体積が同じ距離での配管部の体積よりも大きい体積拡大部とを有するため、ピストンの往復摺動中において中間部での漏出ガスの流速の変動が抑制される。したがって、漏出ガスによる第2ピストンリング群への負荷が軽減され、第2ピストンリング群の摩耗を抑制することができる。
上記圧縮機において、前記リークラインは、前記少なくとも1つの圧縮ステージの吸込側の流路、または、前記吸込側の流路よりも低圧の流路に接続されていてもよい。
この構成によれば、リークラインに流入した漏出ガスを回収できる。
上記圧縮機において、前記体積拡大部は、前記配管部に接続された中空筒状のフィルタであってもよい。前記フィルタにおける水素ガスの流路部分の内径は、前記配管部の内径よりも大きくてもよい。
この構成によれば、内径が大きいフィルタを体積拡大部として利用することにより、体積拡大部をフィルタ以外に別途設ける場合に比べてコスト低減を図ることができる。
上記圧縮機において、前記体積拡大部は、蛇行形状、渦巻き形状又はらせん形状に形成された配管からなるものでもよい。
この構成によれば、配管長さを長くすることによってリークラインの容積を確保できる。
本発明の他の局面に係る水素ステーションは、上記圧縮機と、前記圧縮機から吐出された水素ガスを貯留する蓄圧器と、前記蓄圧器から水素ガスの供給を受けるディスペンサと、を備える。
以上の説明したように、本発明によれば、2つのピストンリング群が設けられているピストンにおいて、ピストンリングの摩耗を抑制することができる。
第1実施形態に係る水素ステーションの構成を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る圧縮機の外観を模式的に示す図である。 上記圧縮機における第1ブロック部の構成を模式的に示す図である。 上記圧縮機における第5圧縮ステージの構成を模式的に示す図である。 第2実施形態における体積拡大部の構成を模式的に示す図である。 第3実施形態における体積拡大部の構成を模式的に示す図である。 第4実施形態における体積拡大部の構成を模式的に示す図である。 第5実施形態の圧縮機の一部を模式的に示す図である。 第6実施形態の圧縮機の一部を模式的に示す図である。 第7実施形態の圧縮機の一部を模式的に示す図である。 第8実施形態の圧縮機の一部を模式的に示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る圧縮機及び水素ステーションを詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る水素ステーション100の構成を、図1に基づいて説明する。水素ステーション100は、燃料電池車(FCV)に燃料の水素ガスを補給するための施設である。図1に示すように、水素ステーション100は、水素ガスを圧縮する圧縮機1と、圧縮機1で圧縮された後、当該圧縮機1から吐出された高圧の水素ガスを貯留する蓄圧器2と、蓄圧器2から高圧の水素ガスの供給を受けて当該高圧の水素ガスを蓄圧器2から燃料電池車等に供給するディスペンサ3とを備える。
次に、圧縮機1の構成を図2~図4に基づいて説明する。図2に示すように、圧縮機1は、複数の圧縮ステージ(第1~第5圧縮ステージ11~15)と、当該複数の圧縮ステージを駆動する駆動機構5とを備える。5つの圧縮ステージはそれぞれ、水素ガスを順次圧縮して送り出す。5つの圧縮ステージのうち第1圧縮ステージ11、第3圧縮ステージ13及び第5圧縮ステージ15は、第1ブロック部6を構成している。第2圧縮ステージ12と第4圧縮ステージ14は互いに結合されていると共に、第1ブロック部6とは別個に設けられた第2ブロック部7を構成している。
第1ブロック部6では、第1圧縮ステージ11の上に第3圧縮ステージ13が載置され、第3圧縮ステージ13の上に第5圧縮ステージ15が載置されている。一方、第2ブロック部7では、第2圧縮ステージ12の上に第4圧縮ステージ14が載置されている。第1ブロック部6及び第2ブロック部7は、駆動機構5の上に載置され、駆動機構5のクランク軸(図示省略)の回転に伴い、各圧縮ステージにおいて水素ガスの圧縮が行われる。第1ブロック部6及び第2ブロック部7ではそれぞれ、1つのピストンロッドに対して複数のピストンが直列に接続されている、いわゆるタンデム構造の圧縮機が構成されている。
圧縮機1は、ガス導入管9aと、第1接続管9bと、第2接続管9cと、第3接続管9dと、第4接続管9eと、ガス排出管9fと、を備えている。ガス導入管9aは第1圧縮ステージ11の吸込口に接続されている。第1接続管9bは第1圧縮ステージ11と第2圧縮ステージ12とを接続する。第2接続管9cは第2圧縮ステージ12と第3圧縮ステージ13とを接続する。第3接続管9dは第3圧縮ステージ13と第4圧縮ステージ14とを接続する。第4接続管9eは第4圧縮ステージ14と第5圧縮ステージ15とを接続する。ガス排出管9fは第5圧縮ステージ15の吐出口に接続されている。ガス導入管9aと、第1接続管9b~第4接続管9eと、ガス排出管9fとは、水素ガスを流通させる流路を形成する。
図3は、第3圧縮ステージ13および第5圧縮ステージ15を簡略化して示す断面図である。第3圧縮ステージ13は、第3シリンダ23と、第3シリンダ23内に挿入された第3ピストン33と、を備える。第5圧縮ステージ15は、第3シリンダ23上に載置された第5シリンダ25と、第5シリンダ25内に挿入される第5ピストン35と、を備える。第3圧縮ステージ13は第5圧縮ステージ15に対する前段の圧縮ステージであり、第3シリンダ23は第5シリンダ25に対する低圧側のシリンダであり、第3ピストン33は第5ピストン35に対する低圧側のピストンである。
第3シリンダ23の内部には、第3シリンダ23と第3ピストン33とにより、第3圧縮室23Sが形成されている。第5シリンダ25の内部には、第5シリンダ25と第5ピストン35とにより、第5圧縮室25Sが形成されている。第3ピストン33の径は第5ピストン35の径よりも大きい。第3ピストン33と第5ピストン35とは接続ロッド37によって接続されている。
第5ピストン35の外周面には複数のピストンリングが装着されており、当該複数のピストンリングは第1ピストンリング群41と第2ピストンリング群42とを構成している。第2ピストンリング群42は、第1ピストンリング群41よりも駆動機構5側において第5ピストン35の外周面に装着される。すなわち、第1ピストンリング群41と第2ピストンリング群42とは、隣り合うピストンリング間の間隔よりも大きな間隔をあけて配置されている。第3ピストン33の外周面には複数のピストンリングが装着されており、当該複数のピストンリングは第3ピストンリング群43を構成している。
図示は省略するが、第1圧縮ステージ11は、第1シリンダと、第1シリンダの内部に挿入された第1ピストンとを備える。第3シリンダ23は第1シリンダ上に載置されている。第1ピストンと第3ピストン33とは接続ロッドによって接続されており、第1ピストンにはピストンロッドが接続されている。ピストンロッドは、クロスヘッドを介して駆動機構5のクランク軸の回転運動を第1ピストンの往復運動に変換する。さらに、第2圧縮ステージ12及び第4圧縮ステージ14は、シリンダの内部にピストンが配置された構成であり、第2シリンダの上に第4シリンダが載置されている。
図4は第5圧縮ステージ15を示す断面図である。図4では、図3よりもより詳細に第5圧縮ステージを図示している。第5圧縮ステージ15について説明する。第5圧縮ステージ15の第5シリンダ25は、シリンダ本体51と、シリンダヘッド52と、吸入側ジョイント部材53と、吐出側ジョイント部材54と、上側ジャケット部材55と、下側ジャケット部材56とを備える。
シリンダ本体51は、一方向(図例では上下方向)に長い形状であり、その中央には前記一方向に伸びる柱状空間51aが形成されている。この柱状空間51aは、シリンダ本体51を上下方向に貫通しており、シリンダ本体51の上面には開口部51bが形成されている。
シリンダ本体51は、本体ヘッド部61と、上側筒部62と、中間部63と、下側筒部64とを有する。なお、これらの部材61~64は一体で形成されている。本体ヘッド部61は、シリンダ本体51における上端部に位置しており、上側筒部62よりも側方(前記一方向に直交する方向)に突出している。本体ヘッド部61の上面には、上面視で円形状であって前記開口部51bと中心点を共有するとともに前記開口部51bよりも外径が大きい上面凹部61aが、下方に凹むように形成されている。
本体ヘッド部61には、吸入孔61b及び吐出孔61cが形成されている。吸入孔61bは、柱状空間51aに連通するとともに、前記一方向に直交する方向に延びる空間であり、本体ヘッド部61の側面に開口している。吐出孔61cは、柱状空間51aに連通するとともに、柱状空間51aから吸入孔61bとは反対側に向けて延びる空間であり、本体ヘッド部61の側面において吸入孔61bの開口とは反対側に開口している。
上側筒部62は、本体ヘッド部61の下側に配置された外径が一定の部位であり、本体ヘッド部61及び中間部63よりも外径が小さい。そして、上側筒部62の下側に中間部63が配置されている。このため、本体ヘッド部61の下面と、上側筒部62の外周面と、中間部63の上面とによって、シリンダ本体51には上側凹部51cが形成されている。すなわち、上側凹部51cは上側筒部62の外周面を取り囲むように環状に形成されている。上側凹部51cには上側ジャケット部材55が被せられている。
下側筒部64は、中間部63の下側に配置された外径が一定の部位であり、中間部63よりも外径が小さい。なお、下側筒部64の下側に位置するシリンダ本体51の下端も中間部63と同じ外径を有している。このため、中間部63の下面と、下側筒部64の外周面と、シリンダ本体51の下端における上面とによって、シリンダ本体51には下側凹部51dが形成されている。すなわち、下側凹部51dは下側筒部64の外周面を取り囲むように環状に形成されている。下側凹部51dには下側ジャケット部材56が被せられている。
シリンダヘッド52は、シリンダヘッド本体52aと、シリンダヘッド本体52aの下面から下方向に突出した凸部52bと、を有している。シリンダヘッド52は、凸部52bがシリンダ本体51の上面凹部61aに嵌め合わされた状態で、本体ヘッド部61の上面に配置されている。
吸入側ジョイント部材53は、本体ヘッド部61の吸入孔61bに設けられる逆止弁(図示省略)を保持するために用いられる。吸入側ジョイント部材53は吸入孔61bの開口を塞ぐように本体ヘッド部61に取り付けられている。
吐出側ジョイント部材54は、本体ヘッド部61の吐出孔61cに設けられる逆止弁(図示省略)を保持するために用いられる。吐出側ジョイント部材54は吐出孔61cの開口を塞ぐように本体ヘッド部61に取り付けられている。
吸入側ジョイント部材53には、吸入孔61bと外部とを連通する貫通孔が形成されており、貫通孔には第4接続管9eが挿入されている。第4接続管9e及び吸入孔61bは、第5シリンダ25内の柱状空間51aへと通じ水素ガスが吸入される第5シリンダ25の吸込側の流路として機能する。
吐出側ジョイント部材54には、吐出孔61cと外部とを連通する貫通孔が形成されており、貫通孔にはガス排出管9fが挿入されている。ガス排出管9f及び吐出孔61cは、第5シリンダ25内の柱状空間51aへと通じ水素ガスを吐出する第5シリンダ25の吐出流路として機能する。
上側ジャケット部材55は、上側凹部51cを覆うように配置されている。これにより、上側ジャケット部材55と上側筒部62の外周面との間には密閉された空間が形成され、この空間は第1ピストンリング群41を冷却する第1冷却流路71として機能する。第1冷却流路71は第1ピストンリング群41が往復動する範囲をカバーする大きさである。第1冷却流路71には、第5シリンダ25(シリンダ本体51の内面)と第1ピストンリング群41との間で発生する熱を吸収するための冷却流体が流れる。
下側ジャケット部材56は、下側凹部51dを覆うように配置されている。これにより、下側ジャケット部材56と下側筒部64の外周面との間には密閉された空間が形成され、この空間は第2ピストンリング群42を冷却する第2冷却流路72として機能する。第2冷却流路72は第2ピストンリング群42が往復動する範囲をカバーする大きさである。第2冷却流路72には、第5シリンダ25(シリンダ本体51の内面)と第2ピストンリング群42との間で発生する熱を吸収するための冷却流体が流れる。
上側ジャケット部材55には、第1冷却流路71内に冷却流体を導入する導入部57が設けられている。下側ジャケット部材56には、第2冷却流路72から冷却流体を排出する排出部58が設けられている。なお、導入部57及び排出部58は、図4に示す位置に設けられる場合に限定されず、導入部57が下側ジャケット部材56に設けられると共に、排出部58が上側ジャケット部材55に設けられてもよい。
第5ピストン35は、一方向(図例では上下方向)に長い円柱形状であり、シリンダ本体51の柱状空間51aを上下方向に摺動可能に配置されている。第5ピストン35の先端面(上面)と、シリンダ本体51の内周面と、シリンダヘッド52の凸部52bの下面とは、第5圧縮室25Sを区画形成している。また第5ピストン35の外周面とシリンダ本体51(第5シリンダ25)の内周面との間には、微小隙間C1が形成されている。
中間部63は、第5ピストン35が往復する上下方向において、第1冷却流路71と第2冷却流路72との間に位置している。中間部63には、柱状空間51a(微小隙間C1)と外部とを連通させる貫通孔63aが形成されており、貫通孔63aの一方の端部は微小隙間C1に開口し、他方の端部は中間部63の外周面に開口している。すなわち、貫通孔63aは、第5シリンダ25の内側面から外側面まで第5シリンダ25の側壁を貫通している。
第1冷却流路71と第2冷却流路72とは、中間部63を貫通するように形成された連通路63bにより互いに連通している。すなわち、導入部57と、第1冷却流路71と、連通路63bと、第2冷却流路72と、排出部58とによって、冷却流体を流通させる流路が形成される。第1冷却流路71と第2冷却流路72とを連通させることにより、第5シリンダ25における冷却構造を簡素化できる。
連通路63bは、中間部63において貫通孔63aと周方向に異なる位置に設けられている。具体的に、本実施形態では、連通路63bは、中間部63の周方向において貫通孔63aと反対側に設けられている。
なお、第1冷却流路71と第2冷却流路72とは、連通路63bによって連通していなくてもよい。その場合、第1冷却流路71及び第2冷却流路72には、冷却流体を導入する導入部57と冷却流体を排出する排出部58とがそれぞれ設けられることになる。
シリンダ本体51の中間部63に設けられた貫通孔63aには、リークライン81が接続されている。リークライン81は、第5圧縮室25Sからシリンダ本体51と第1ピストンリング群41との間を通って中間部63へ漏れた後に第5シリンダ25の外部に水素ガスを導く部分である。図4に示すように、本実施形態では、リークライン81は、一方の端部が中間部63の貫通孔63aに接続され、他方の端部が第4接続管9e(第5圧縮ステージ15の吸込側の流路)に接続されている。このため、微小隙間C1から第5シリンダ25の外部へ流出した水素ガスを、第4接続管9eへ戻すことができる。なお、リークライン81の他方の端部は、第4接続管9eに接続されるのではない、第3接続管9d又は第2接続管9cに接続されていてもよい。また、リークライン81は、第5圧縮ステージ15に導入される水素ガスが流れる流路に接続されるのではなく、低圧のタンクに接続されていてもよい。
リークライン81は、配管部82と、所定距離の範囲に存する体積が同じ距離での配管部82の体積よりも大きい体積拡大部83と、を有する。本実施形態では、体積拡大部83における水素ガスが流れる部位の断面積は、配管部82における水素ガスが流れる部位の断面積よりも大きいことにより、所定距離の範囲に存する体積拡大部83の体積は、同じ距離の範囲での直線状の配管部82の体積よりも大きくなっている。本実施形態の体積拡大部83は、配管部82に接続された中空状のフィルタとして構成されており、シリンダ由来の金属粉やピストンリング由来の樹脂粉等を水素ガスから除去するように構成されている。なお、体積拡大部83は、中空状にフィルタとして形成されているのではなく、中空状のタンクとして形成されていてもよい。
配管部82は、第1配管部82aと第2配管部82bとを有しており、体積拡大部83は第1配管部82と第2配管部82bとの間に配置されている。第1配管部82aの一端部は貫通孔63aに接続され、第2配管部82bの一端部は第4接続管9eに接続されている。体積拡大部83(フィルタ)には、2つの流通口が設けられており、第1配管部82aの他端部及び第2配管部82bの他端部が各流通口に接続されている。なお、第5シリンダ25と体積拡大部83とを接続する第1配管部82の長さは、第4接続管9eと体積拡大部83とを接続する第2配管部82bの長さよりも短い。
リークライン81における配管部82の材料としては、耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼を用いることが好ましい。一例としては、日本産業規格の配管用オーステナイト系ステンレス鋼管(JIS-G3459)SUS316LTPまたは同規格316TP、米国機械学会のオーステナイト系ステンレス鋼規格(ASME-Section2 PART-A 1998 SA-479)XM-19、または米国機械学会の配管用オーステナイト系ステンレス鋼規格(ASME-Section2 PART-A 1998 SA-312)TPXM-19などが挙げられる。リークライン81に上記の材料を用いることにより、高圧の水素ガスの環境下であっても十分な強度を有するとともに水素脆化が生じ難い。
リークライン81の容積の大きさは、第5ピストン35の静止時における第1ピストンリング群41に対応する区間での微小隙間C1の体積よりも大きくすることが好ましい。このように、リークライン81に所定の容積を持たせることにより、リークライン81は漏出ガスの圧力変動を抑制するバッファ空間として機能させ易くすることができる。
以上の通り、本実施形態に係る圧縮機1によれば、第1冷却流路71により、第1ピストンリング群41において体積の膨張と流速の増加を伴って漏出する漏出ガスを冷却する。これにより、漏出ガスを冷却しなかった場合と比べて、漏出ガスの体積の膨張と流速の増加は抑制され、第1ピストンリング群41の各ピストンリングの摩耗を抑制される。そして、第5圧縮室25Sからシリンダ本体51と第1ピストンリング群41との間を通って中間部63へ漏れたガスが、貫通孔63aを通過してリークライン81へ導かれる。リークライン81は、配管部82と、所定距離の範囲に存する体積が配管部82よりも大きい体積拡大部83(フィルタ)とを有するため、第5ピストン35の往復摺動中において中間部63での漏出ガスの流速の変動が抑制される。したがって、漏出ガスによる第2ピストンリング群42への負荷が軽減され、第2ピストンリング群42の摩耗を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る圧縮機について説明する。第2実施形態に係る圧縮機は、基本的に第1実施形態に係る圧縮機1と同様であるが、体積拡大部の構成において異なっている。以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図5は、第2実施形態におけるリークライン81aの構成を模式的に示している。図5に示すように、リークライン81aは、配管部82に接続された体積拡大部83aを有し、当該体積拡大部83aは、蛇行形状に形成された配管からなる。この体積拡大部83aは、所定距離の範囲84に存する長さが、同じ距離の範囲84に存する直線状の配管部82の長さよりも長いことにより、当該範囲84に存する体積が同範囲84での配管部82の体積よりも大きくなっている。体積拡大部83aの一方の端部には第1配管部82aが接続されており、体積拡大部83aの他方の端部には第2配管部82bが接続されている。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る圧縮機について説明する。第3実施形態に係る圧縮機は、基本的に第1実施形態に係る圧縮機1と同様であるが、体積拡大部の構成において異なっている。以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図6は、第3実施形態におけるリークライン81bの構成を模式的に示している。図6に示すように、リークライン81bは、配管部82に接続された体積拡大部83bを有し、当該体積拡大部83bは、渦巻き形状に形成された配管からなる。この体積拡大部83bは、所定距離の範囲84に存する長さが、同じ距離の範囲84に存する直線状の配管部82の長さよりも長いことにより、当該範囲84に存する体積が同範囲84での配管部82の体積よりも大きくなっている。体積拡大部83bの一方の端部には第1配管部82aが接続されており、体積拡大部83bの他方の端部には第2配管部82bが接続されている。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る圧縮機について説明する。第4実施形態に係る圧縮機は、基本的に実施形態1に係る圧縮機1と同様であるが、体積拡大部の構成において異なっている。以下、実施形態1と異なる点についてのみ説明する。
図7は、第4実施形態におけるリークライン81cの構成を模式的に示している。図7に示すように、リークライン81cは、配管部82に接続された体積拡大部83cを有し、当該体積拡大部83cは、らせん形状に形成された配管からなる。この体積拡大部83cは、所定距離の範囲84に存する長さが、同じ距離の範囲84に存する直線状の配管部82の長さよりも長いことにより、当該範囲84に存する体積が同範囲84での配管部82の体積よりも大きくなっている。体積拡大部83cの一方の端部には第1配管部82aが接続されており、体積拡大部83cの他方の端部には第2配管部82bが接続されている。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係る圧縮機について説明する。図8に示すように、第5実施形態に係る圧縮機では、第5圧縮ステージ15が、ディスタンスピース8を備えている点において第1実施形態と異なっている。ディスタンスピース8は、第5シリンダ25の下に隣接配置されており、第5ピストン35に接続されている接続ロッド37を貫通させるための貫通部8aが形成されている。また、ディスタンスピース8内には、第1ピストンリング群41と第2ピストンリング群42とに対応する微小隙間C1を通過して漏れ出た漏出ガスを収容する空間8bが形成されている。なお、ディスタンスピース8は第3シリンダ23に結合されてもよく、あるいは駆動機構5に結合されてもよい。
圧縮機1の駆動時に、第5圧縮室25Sから微小隙間C1を通じて漏れ出した漏出ガスは、リークライン81を通じて第4接続管9eに戻される。このため、第5シリンダ25からディスタンスピース8に漏出する漏出ガスの漏出量を低減できる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが、第1~第4実施形態の説明を第5実施形態に援用することができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態に係る圧縮機について説明する。第6実施形態に係る圧縮機では、図9に示すように、第4接続管9e上にガス冷却器85が設けられている点において、第1実施形態と異なっている。
第4圧縮ステージ14から吐出された高温・高圧の水素ガスは、ガス冷却器85によって冷却された上で第5圧縮ステージ15に導入される。このとき、ガス冷却器85は、第4接続管9eにおいて、リークライン81の接続部分より下流側に配置されている。つまり、リークライン81は、第4接続管9eにおいて、ガス冷却器85よりも上流側の部位に接続されている。このため、リークライン81から第4接続管9eに戻される水素ガスは、ガス冷却器85で冷却される前の水素ガスに合流する。したがって、リークライン81から第4接続管9eへ流れ込む高温の漏出ガスを、ガス冷却器85によって冷却することができる。よって、ガス冷却器83で冷却された後の水素ガスが漏出ガスにより温められてしまうことを防止できる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが、第1~第5実施形態の説明を第6実施形態に援用することができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態に係る圧縮機について説明する。第7実施形態に係る圧縮機では、図10に示すように、リークライン81上に逆止弁86が設けられている点において、第1実施形態とは異なっている。
逆止弁86は、中間部63内から第4接続管9eへの水素ガスの流通を許容する一方で、第4接続管9eから中間部63内への水素ガスの流通を阻止する。逆止弁86は、リークライン81において、体積拡大部83よりも下流(すなわち、第5シリンダ25から遠い側)に配置されている。
圧縮機1の駆動時には、第4接続管9eの水素ガスの圧力が、中間部63内の水素ガスの圧力より大きくなることがある。この場合でも、リークライン81上に逆止弁86が設けられているため、第4接続管9eから中間部63内への水素ガスの流入を防止できる。しかも、体積拡大部83が逆止弁86よりも上流側に配置されているので、第5シリンダ25内における微小隙間C1内の圧力よりも第4接続管9e内の圧力の方が高い場合でも、体積拡大部83には、第4接続管9e内の圧力が影響し難い。したがって、体積拡大部83は、第4接続管9eにおける圧力変動の影響を受け難い。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが、第1~第6実施形態の説明を第7実施形態に援用することができる。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態に係る圧縮機について説明する。第8実施形態に係る圧縮機では、図11に示すように、リークライン81上に減圧弁87が設けられており、リークライン81が第4接続管9e(吸込側の流路)よりも低圧の流路に接続されている点において、第1実施形態と異なっている。
例えば、リークライン81は、一方の端部が中間部63に接続されているとともに、他方の端部がガス導入管9aに接続されている。なお、リークライン81の他方の端部は、第3接続管9d、第2接続管9c又は第1接続管9bに接続されていてもよい。
リークライン81上に設けられた減圧弁87は、高圧側である中間部63側の水素ガスの圧力を所定の圧力まで減圧して、低圧側であるガス導入管9a側へ流通させる。減圧弁87は、リークライン81において、体積拡大部83よりも下流側(すなわち、第5シリンダ25から遠い側)に配置されている。
圧縮機1の駆動時には、中間部63の水素ガスの圧力が、ガス導入管9aのガスの圧力よりも著しく大きくなることがある。しかしながら、減圧弁87が設けられているため、中間部63からガス導入管9aへの、過度の水素ガスの流れ込みを防止できる。しかも、体積拡大部83が、リークライン81において減圧弁87よりも上流側に配置されているため、体積拡大部83における圧力変化を抑制できる。
なお、リークライン81は第5圧縮ステージ15に接続される構成に限らない。例えば、リークライン81の一方の端部が第4圧縮ステージ14の中間部63に接続されていてもよく、この場合には、他方の端部は第2接続管9cまたは第1接続管9bに接続されていてもよい。さらに、リークライン81の一方の端部が第3圧縮ステージ13の中間部63に接続されていてもよく、この場合には、他方の端部は第1接続管9bに接続されていてもよい。
また、第1圧縮ステージ11と第3圧縮ステージ13と第5圧縮ステージ15とはタンデム構造によって構成されていなくてもよく、第1圧縮ステージ11と第3圧縮ステージ13と第5圧縮ステージ15とがそれぞれ別体として構成されてもよい。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが、第1~第7実施形態の説明を第8実施形態に援用することができる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。したがって、以下の実施形態も本発明の範囲に含まれる。
例えば、シリンダ本体51の中間部63に貫通孔63aに連絡流路81を接続する構成は、第2ないし第4圧縮ステージ12~14に適用されてもよい。
上記第1実施形態では、第5圧縮ステージ15は、例えば、その前段の圧縮ステージである第4圧縮ステージとタンデム構造とされてもよい。
また、第1圧縮ステージ11と第3圧縮ステージ13と第5圧縮ステージ15とは、タンデム構造によって構成されていなくてもよく、その場合には、第1圧縮ステージ11と第3圧縮ステージ13と第5圧縮ステージ15とは、それぞれ別体の圧縮ステージとして構成される。同様に、第2圧縮ステージ12と第4圧縮ステージ14とは、タンデム構造によって構成されていなくてもよく、その場合には、第2圧縮ステージ12と第4圧縮ステージ14とは、それぞれ別体の圧縮ステージとして構成される。
1 :圧縮機
2 :蓄圧器
3 :ディスペンサ
15 :第5圧縮ステージ
25 :第5シリンダ
25S :第5圧縮室
35 :第5ピストン
41 :第1ピストンリング群
42 :第2ピストンリング群
63 :中間部
63a :貫通孔
71 :第1冷却流路
72 :第2冷却流路
81 :リークライン
81a :リークライン
81b :リークライン
81c :リークライン
82 :配管部
83 :体積拡大部
83a :体積拡大部
83b :体積拡大部
83c :体積拡大部
84 :範囲
100 :水素ステーション

Claims (5)

  1. 水素ガスを圧縮する圧縮機であって、
    複数の圧縮ステージと、
    前記複数の圧縮ステージを駆動する駆動機構と、
    を備え、
    前記複数の圧縮ステージのうち少なくとも1つの圧縮ステージは、
    シリンダと、
    前記シリンダに挿入されるピストンと、
    前記ピストンに装着される第1ピストンリング群と、
    前記第1ピストンリング群よりも前記駆動機構側において前記ピストンに装着される第2ピストンリング群と、
    を含み、
    前記シリンダには、
    前記シリンダと前記第1ピストンリング群との間で発生する熱を吸収するための冷却流体が流れる第1冷却流路と、
    前記シリンダと前記第2ピストンリング群との間で発生する熱を吸収するための冷却流体が流れる第2冷却流路と、
    前記第1冷却流路と前記第2冷却流路との間の中間部において、前記シリンダの内側面から外側面まで前記シリンダの側壁を貫通する貫通孔と、が設けられ、
    前記貫通孔に接続され、前記シリンダの圧縮室から前記シリンダと前記第1ピストンリング群との間を通って前記中間部へ漏れた後に前記貫通孔を通って前記シリンダの外部に導かれた水素ガスが流れるリークラインをさらに備え、
    前記リークラインは、配管部と、所定距離の範囲に存する体積が同じ距離での前記配管部の体積よりも大きい体積拡大部と、を有する、圧縮機。
  2. 前記リークラインは、前記少なくとも1つの圧縮ステージの吸込側の流路、または、前記吸込側の流路よりも低圧の流路に接続されている、請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記体積拡大部は、前記配管部に接続された中空筒状のフィルタであり、
    前記フィルタにおける水素ガスの流路部分の内径は、前記配管部の内径よりも大きい、請求項1または2に記載の圧縮機。
  4. 前記体積拡大部は、蛇行形状、渦巻き形状又はらせん形状に形成された配管からなる、請求項1または2に記載の圧縮機。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧縮機と、
    前記圧縮機から吐出された水素ガスを貯留する蓄圧器と、
    前記蓄圧器から水素ガスの供給を受けるディスペンサと、
    を備える、水素ステーション。
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