JP2022066717A - 鳥類忌避装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄塔の高所に営巣のために飛来してくるカラスを確実に追い払う鳥類忌避装置を提供する。【解決手段】鉄塔10に固着した取付台座12の上に筐体2を載置し、さらに、ソーラーパネル1を筐体2の上に突出状に取着すると共に、バッテリを筐体2内に設けてソーラーパネル1からの電気を蓄え、かつ、筐体2にスピーカ5とカメラ4を設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、カラス等の鳥類忌避装置に関する。
従来、鳥類が所定領域に侵入したことを検知器にて検知し、出力部から忌避音を発する鳥類忌避装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-4725号公報
上記特許文献1に記載の鳥類忌避装置は、簡易な構成であるが、電源としての電気が得にくい場所───例えば、高圧送電線用鉄塔等───では、使用できず、さらに、特定の(害を与える)鳥であるか否かを、識別できないという欠点もあった。また、省電力化に関しては、何の対策も考慮されていなかった。
そこで、本発明は、従来のこのような問題点を解決して、電源用電気が得られない場所でも使用でき、害を与える特定の鳥類に限って、検知することも可能であって、設置が容易であり、省電力化の面でも優れ、検知率も優れた鳥類忌避装置を提供することを、目的とする。
そこで、本発明は、ソーラーパネルと、該ソーラーパネルからの発生電気を蓄えるバッテリと、該バッテリからの電気にて鳥類に対する忌避音を発生するスピーカと、鳥類を撮影するカメラと、該カメラにて撮影した画像を解析して、対象としての鳥類を検出する検出手段とを、具備し、鳥類飛来予測箇所に、設置するよう構成されている。
また、ソーラーパネルと、該ソーラーパネルからの発生電気を蓄えるバッテリと、該バッテリからの電気にて鳥類に対する忌避光を発生するレーザービーム照射器と、鳥類を撮影するカメラと、該カメラにて撮影した画像を解析して、対象としての鳥類を検出する検出手段とを、具備し、鳥類飛来予測箇所に、設置するよう構成されている。
また、上記ソーラーパネルを、筐体に上方突出状として取着し、上記バッテリを上記筐体の内部に収納すると共に、該筐体の周囲壁の一部に上記スピーカとカメラを配設したものである。
また、上記ソーラーパネルを、筐体に上方突出状として取着し、上記バッテリを上記筐体の内部に収納すると共に、該筐体の一部又はソーラーパネルの一部に上記レーザービーム照射器を付設し、さらに、上記筐体の周囲壁の一部に上記カメラを配設した。
また、鉄塔の構成枠部材に固着される取付台座を有し、かつ、該台座に対して、鉛直状一軸心廻りの所定回転方向に固定自在な固定機構を介して、上記筐体を上記台座の上に取着した。
また、上記カメラにて撮影した画像の上記解析を、AI(人工知能)コンピュータにて行って、鳥類を検知した際にのみ、上記スピーカから忌避音を発信するよう構成したものである。
また、上記検出手段による鳥類検出のための作動は、一定時間のスリープを介してのインターバル作動であるものである。
また、上記検出手段によって鳥類を検出した回数と時間を、記憶するメモリを備え、鳥類忌避装置の設置されている鳥類飛来予測箇所が、適切か否かを、所定期間後に判断可能としたものである。
また、カメラにて撮影した上記画像を複数に分割し、各分割画像をデジタルズーム処理を行い、遠距離の鳥類の全体拡大画像を作成して、上記検出手段による、対象としての鳥類か否かの識別を行うものである。
また、上記鳥類飛来予測箇所が、送電鉄塔の高所部位である。
また、上記スピーカからの忌避音が、音の立ち上がりが速い高速パルスである。
本発明によれば、電源としての電気が得にくい場所に於て、使用できる。特に、送電用鉄塔等に設置して使用できる。さらに、(カラスならばカラスのみを)特定の鳥として検出でき、無駄な忌避音を発することを防止できる。
本発明の実施の一形態を示す斜視図である。 設置箇所として、鉄塔の場合を例示した図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図である。 ソーラーパネルの向きを変更した状態を示す斜視図である。 要部断面図であって、(A)は台座の上に筐体を取着する固定機構の一例を説明する要部断面図、(B)は筐体の上にソーラーパネルを取着する固定機構の一例を示す要部断面図、(C)は筐体の上にソーラーパネルを取着する固定機構の他の例を示す要部断面図である。 本発明の全体の概略構成説明図である。 鉄塔にカラスが居る状況、及び、そのカラスを検出する方法を説明する簡略図である。 デジタルズーム方式を説明した図である。 カメラにて撮影した鳥類の画像をAI解析によってカラスであると検知する際に、カメラからカラスまでの距離が近距離・中距離・遠距離毎に、検出率が変化することを説明した図であって、(A)はカメラからカラスまでの距離の区分の説明図、(B)は(A)の近距離・中距離・遠距離毎に、AI解析による検出率が低下することを示す表である。 図9(B)に示した検出率が低い場合であっても、1秒間に多数回のフレーム検出処理を行うことによって、必ず忌避音を発生させることを示した説明図である。 本発明の動作説明のためのフローチャート図である。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1に示すように、本発明の鳥類忌避装置Eは、ソーラーパネル1と、このソーラーパネル1を上方突出状として取着(保持)した筐体2とを、ユニット状として有する。
筐体2は、略直方体状であって、下端に倒れを防ぐ脚部3,3を有し、周囲壁の一面に鳥類を撮影するためのカメラ4、及び、鳥類に対して忌避音を発生するスピーカ5を有する。なお、筐体2の形状等によっては、脚部3を省略することもできる。
図6に於て、本発明の全体の概略構成を示し、6はソーラーパネル1からの発生電気を蓄えるバッテリであり、充電コントローラ7を介して、ソーラーパネル1とバッテリ6とは、接続される。
さらに、AIコンピュータ8及び制御基板9が、適宜接続されると共に、制御基板9と、カメラ4・スピーカ5を、具備している。
2点鎖線で描いた囲い枠は、前記筐体2を示す。即ち、カメラ4の一部(レンズ)、及び、スピーカ5の一部は、筐体2の周囲壁の一面に露出するが、大半部位は筐体2に内蔵されている。
そして、前記バッテリ6、充電コントローラ7、AIコンピュータ8及び制御基板9は、筐体2の内部空間に収納されている。
図1に例示のような直方体状の筐体2と、その上方へ突出状に付設されたソーラーパネル1は、一体状ユニットとして、寺院、駅、公園、田畑、ビルディング等の鳥類飛来予測箇所に、設置される。しかも、図1からも判るように、筐体2はソーラーパネル1と一体に自立可能であり、かつ、外部からの電気を必要とせず、色々な箇所に設置できる。
さらに、図2は送電鉄塔10を例示し、複数の鳥類忌避装置Eを各部に設置している。特に、カラスが営巣等のために飛来する可能性のある箇所(鳥類飛来予測箇所)に設置する。
図3,図4は、図2における鉄塔10の構成枠部材11に取付けられた、他の実施形態の鳥類忌避装置Eを、例示する。
この図3,図4に示すように、上記構成枠部材11に取付台座12を固着すると共に、この台座12に対して、鉛直状一軸心L12廻りに矢印M1 のように回転させて、方向を変更可能、かつ、固定自在な固定機構G(図5(A)参照)を介して、筐体2を台座12の上に取着する。
なお、図2,図3,図4に於ては、鳥類飛来予測箇所が、送電鉄塔10の一部位であると言える。しかも、カラスの営巣しやすい部位である。
図3と図4は、略同一位置から見た斜視図であり、取付台座12は、構成枠部材11の上に載置される載置板12Aと、この載置板12Aから垂下状に連設された脚片12Bと、この脚片12Bに対してボルト・ナット結合12Eにて締結自在な別の脚片12Cとを、具備する。
両脚片12B,12Cによって、構成枠部材11を挾持するように、上記ボルト・ナット結合12Eにて、締付けられて、強固に、構成枠部材11に固着される。
そして、図5(A)に於て、固定機構Gの一実施例を説明する。筐体2の底壁板2Bの中心領域に、多角形状,スプライン形状等の異形孔部13を貫設し、さらに、取付台座12の載置板12Aの上面から突出状として、上記異形孔部13の形状に対応した多角形状やスプライン形状等の短軸部14が、一体に設けられる。
固定機構Gは、上記異形孔部13と短軸部14とから構成され、矢印Kのように、筐体2を載置板12Aに接近してゆく際、矢印M1 のように筐体2を回転させて筐体2の(カメラ4及びスピーカ5を有する)正面壁20が所望の(水平方向の)向きとなるように設定できる。
このようにして、図7に示すような、カラス30等の鳥類が、飛来してくる可能性が高い鳥類飛来予測箇所に、向くように、設定できる。
図3と図4では、このようにして(水平面内の)異なる方向を、カメラ4とスピーカ5を有する正面壁20が、向くように、設定できる。
そして、ソーラーパネル1は筐体2に対して、鉛直状一軸心L2 廻りの所定回転方向に固定自在な固定機構G2 を介して、筐体2の上に取着され、ソーラーパネル1が太陽光線を最も効率良く受ける方向に固定される。
そして、図5(B)と図4に於て、ソーラーパネル1の固定機構G2 の一実施例を説明する。図4に示すように、ソーラーパネル1は、左右一対の三角枠状の支持フレーム15,15と、左右の支持フレーム15,15の底辺部が固着された支持プレート16とを、有する。支持プレート16は、図5(B)に示すように、その中心領域に、多角形状,スプライン形状等の異形孔部17を貫設する。さらに、筐体2の天井壁板2Cの上面から突出状として、上記異形孔部17の形状に対応した多角形状やスプライン形状等の短軸部18が、一体に設けられる。
固定機構G2 は、上記異形孔部17と短軸部18とから構成され、矢印K2 のように、ソーラーパネル1の支持プレート16を、筐体2の天井壁板2Cに接近してゆく際に、矢印M2 のように、ソーラーパネル1及び支持プレート16を回転させて、所望の向きにソーラーパネル1の受光面が設定される。
前述のように、筐体2自身が固定機構Gにて、鳥類飛来予測箇所を向くように、図5の矢印M1 のように変更されるので、筐体2のこの変更に対応して、ソーラーパネル1を別の固定機構G2 によって、図5(B)の矢印M2 の方向に変更して、太陽光線を最も受け易い方向に設定できる。
次に、図5(C)と図4に於ては、ソーラーパネル1を鉛直状一軸心L2 廻りに(矢印M2 のように)回転させて、所定向きで固定できる固定機構G2 の他の実施例を示す。図5(C)に示した実施例にあっては、枢支短軸19によって、ソーラーパネル1の支持プレート16は、矢印M2 のように同様の鉛直状一軸心L2 廻りに回転可能であり、所望の向きとなるまで回転させた後に、ボルト21を、支持プレート16の貫孔16Aに通しつつ、筐体2の天井壁板2Cのネジ孔22に螺着させればよい。
このように、固定機構G2 が、筐体2の天井壁板2Cに於て、枢支短軸19の軸心点を中心とする大径の円形線上に、多数個貫設されたネジ孔22と、支持プレート16に於て同一の大径の円形線上に形成された、少なくとも1個───望ましくは2個~4個───の貫孔16Aと、貫孔16Aを挿通してネジ孔22に螺着されるボルト21とから、構成されている。
そして、本発明に係る鳥類忌避装置は、カメラ4にて撮影した画像を解析して、対象としての鳥類───例えばカラス30───のみを検出する検出手段を、備えている。
しかも、カメラ4にて撮影した画像の上記解析を、AIコンピュータ8(図6参照)にて行って、カラス30を検知した際にのみ、スピーカ5から忌避音を発信するよう構成する。これによって、省電力化及び忌避効果継続の両方の効果を発揮する。
また、検出手段による鳥類の検出を、本発明では、(連続的に行うのではなく、)所定の時間的間隔をもって、間欠的に行う。即ち、上記検出を、最低限必要なインターバルで実施し、省電力化を図る。
図7に於て、カラス30をカメラにて検出した際のイメージ画像を示し、図6のAIコンピュータ8は、カラス30の全体W1 ,W2 の形・色味等を検出すると共に、カラス30の特徴的な頭部H1 ,H2 のみでも、AIのディープラーニングによって、検出可能となる。しかも、図7に於ける右下方位置のカラス30は、鉄塔10の構成枠部材11によって部分的に少し隠れているが、AIコンピュータ8(図6参照)によって検出可能である。
次に、図8に示すようなデジタルズーム方式を利用することで、遠距離の(小さく見える)鳥類をカラスと検知できる。即ち、カラスが小さく見えるカメラ画像25を、No.1,No.2,No.3,No.4のように4分割する。その4分割したNo.1~No.4の各画像をデジタルズーム処理Dを行う。拡大されることで検出率が向上する。
ところが、No.1~No.4のような4分割各画像にあって、具体的にNo.1とNo.2で、カラスの全体が映らない。このようなケースにあって、前記4分割の切れ目を、オーバーラップするように、No.5~No.9に示したように切り取って、No.5~No.9の各画像をデジタルズーム処理Dを行えば、具体的にNo.5とNo.7で、カラスの拡大された全体画像が得られることが判る。
このように、図8に示したカメラ画像25を9分割して、デジタルズームすることで、検出率を向上させることができる。
言い換えると、カメラ4にて撮影した(カメラ)画像25を複数に分割し、各分割画像No.1~No.9をデジタルズーム処理して、遠距離の鳥類の全体を、拡大した全体拡大画像を作成して、上記検出手段による、対象としての鳥類(カラス30)か否かの識別を行うことができる。
次に、図9は、カメラにて撮影した鳥類の画像をAI解析によってカラスであると検知する際に、カメラからカラスまでの距離が近距離・中距離・遠距離毎に、検出率が変化することを説明した図であって、(A)はカメラからカラスまでの距離の区分の説明図、(B)は(A)の近距離・中距離・遠距離毎に、AI解析による検出率が低下することを示している。
図9(B)から検出率が、64.7%~92.1%であって、カラスを検出できないフレームもあることを示している。
本発明では、1秒間に、4フレーム以上、12フレーム以下の多数のフレーム検出処理を行う。従って、図10に示す如く、1秒間に8フレーム検出処理を行ったとして、ボヤケたカラス図形は、非検出フレームを示し、忌避音が鳴らない。
しかしながら、黒く塗ったカラス図形は、必ず存在しているために、1秒間に(例えば)5回も忌避音V5 を発することができて、実用上、何ら問題はない。
さらに、スピーカ5からの忌避音V5 としては、音の立ち上がりが速い高速パルスであるのが望ましい。即ち、図10にて説明したように、1秒間に多数回の発信にマッチングできると共に、吃驚(びっくり)効果も高く鳥類(カラス)の防除力も大であり、かつ、高速パルスをマイコンプログラムで生成して周波数を頻繁に相違させて、鳥類(カラス)に慣れを生じさせない利点もある。
なお、図1,図2~図4,図10等にて説明した実施形態では、鳥類に対する「忌避音」をスピーカ5によって発生する構成であった。ここで他の実施形態について説明する。(図示省略するが、)レーザービーム照射器を使用して、鳥類に対する「忌避光」を発生させるも、望ましい。このレーザービーム照射器は、筐体2の一部に付設し、又は、ソーラーパネル1の(枠等の)一部に付設すれば良い(図示省略)。
なお、鳥類に対する忌避音と忌避光の両方を発生させるように、カメラ4とレーザービーム照射器の両方を、設けることもできる。
次に、本発明に係る鳥類忌避装置の動作を、図11のフローチャートに図示する。
電源をONすると、検知作動31を、短秒間T1 だけ行い、カラスを検知32すれば、忌避音を発報33する。
短秒間T1 とは、例えば、8秒~15秒間とする。図11では10秒に設定している。
しかし、カラスの検知が上記短秒間T1 にわたって無い場合は、一定時間スリープ34に進む。この一定時間T2 とは、2分~4分程度が望ましい。図11では、T2 =3minである。
次に、「昼」か「夜」かを判別35する。昼であれば、検知作動31にもどり、前述の作動を繰返す。
上述のように、検出手段による鳥類(カラス)の検出(検知)を、一定時間T2 のスリープ34を介在させつつ、間欠的に、短秒間T1 にて行う。言い換えると所定の時間的間隔T1 +T2 をもって、間欠的に行うことができ、しかも、省電力にも寄与できる。なお、スリープ時間T2 は、例えば3分と短いために、鳥類(カラス)が飛来予測箇所に存在していても、実害は生じない。
なお、図11に示すように、昼か夜かの判別35で、夜の場合には、シャットダウン36して、さらに、省電力化を図っている。
ところで、前記検出手段によって、鳥類(カラス)を検出した回数及び時間を、例えば図6の制御基板9に付設のメモリ(図示省略)に記憶保存しておく。
所定の鳥類飛来予測箇所に設置していた鳥類忌避装置Eを、撤去(移転)させるか、あるいは、継続して設置しておくかの判断が、上記メモリに保存したデータから判断できる利点がある。
本発明は、以上詳述したように、ソーラーパネル1と、該ソーラーパネル1からの発生電気を蓄えるバッテリ6と、該バッテリ6からの電気にて鳥類に対する忌避音を発生するスピーカ5と、鳥類を撮影するカメラ4と、該カメラ4にて撮影した画像を解析して、対象としての鳥類を検出する検出手段とを、具備し、鳥類飛来予測箇所に、設置するよう構成されているので、電源用電気が得難い場所へも、設置して利用できる。また、対象としての(害を与える)鳥類に対してのみを、格出して、追い払うことが確実に可能である。
また、本発明は、ソーラーパネル1と、該ソーラーパネル1からの発生電気を蓄えるバッテリ6と、該バッテリ6からの電気にて鳥類に対する忌避光を発生するレーザービーム照射器と、鳥類を撮影するカメラ4と、該カメラ4にて撮影した画像を解析して、対象としての鳥類を検出する検出手段とを、具備し、鳥類飛来予測箇所に、設置するよう構成されているので、電源用電気が得難い場所へも、設置して利用できる。また、対象としての(害を与える)鳥類に対してのみを、格出して、追い払うことが確実に可能である。
また、本発明は、上記ソーラーパネル1を、筐体2に上方突出状として取着し、上記バッテリ6を上記筐体2の内部に収納すると共に、該筐体2の周囲壁2Aの一部に上記スピーカ5とカメラ4を配設したので、自立タイプとして、どのような箇所(場所)にも確実かつ容易に設置できる。また、ソーラーパネル1が風等で倒れ難い構造とすることができ、かつ、コンパクト化を図り得る。
また、上記ソーラーパネル1を、筐体2に上方突出状として取着し、上記バッテリ6を上記筐体2の内部に収納すると共に、該筐体2の一部又はソーラーパネル1の一部に上記レーザービーム照射器を付設し、さらに、上記筐体2の周囲壁2Aの一部に上記カメラ4を配設したので、自立タイプとして、どのような箇所(場所)にも確実かつ容易に設置できる。また、ソーラーパネル1が風等で倒れ難い構造とすることができ、かつ、コンパクト化を図り得る。
また、鉄塔10の構成枠部材11に固着される取付台座12を有し、かつ、該台座12に対して、鉛直状一軸心L12廻りの所定回転方向に固定自在な固定機構Gを介して、上記筐体2を上記台座12の上に取着した構成であるので、鉄塔10の構成枠部材11に、容易かつ迅速に、しかも、強固に取付け作業が可能である。しかも、筐体2の周囲壁2Aの一部に付設したカメラ4及びスピーカ5の向きを、鳥類を監視・検出しやすい方向に、簡単に回転させ、かつ、固定できる。特に、鉄塔10の極めて高所に在る構成枠部材11に対して、筐体2を安全確実に固定でき、しかも、筐体2に設けたカメラ4及びスピーカ5の向きの調整も、安全に、かつ、迅速に行い得る。
また、本発明は、上記カメラ4にて撮影した画像の上記解析を、AIコンピュータ8にて行って、鳥類を検知した際にのみ、上記スピーカ5から忌避音V5 を発信するよう構成したので、カメラ4にて撮影した画像から、対象としての(例えば)カラスのみを検出する精度が高く、無駄に忌避音V5 を発することがない。これによって、省電力化を図り得る。しかも、鳥類の検知・非検知にかかわらずに、所定の短時間毎に繰返して継続的に忌避音V5 を発する場合に比較すると、著しく省電力化を図ることができ、ソーラーパネル1の小型化を図る上でも貢献している。また、鳥類が慣れてしまって忌避効果が低下することをも、防止できる(忌避効果継続発揮)。
また、上記検出手段による鳥類検出のための作動は、一定時間T2 のスリープを介してのインターバル作動であることによって、物体(鳥類)の検出を最低限可能に維持しつつ、省電力化に大きく貢献できる。例えば、図11に示す実施例では、T2 =3分=180秒の十分長いスリープに対し、作動時間T1 は10秒であり、T1 :T2 =180秒:10秒=18となる。作動時間T1 は、一定のスリープ時間T2 の1/18で済み、省電力化に大きく貢献していることが判る。
また、上記検出手段によって鳥類を検出した回数と時間を、記憶するメモリを備え、鳥類忌避装置の設置されている鳥類飛来予測箇所が、適切か否かを、所定期間後に判断可能としたので、その鳥類忌避装置を、その場所(箇所)に、継続して設置しておくか、撤去すべきかの(設置継続要否)判断を正確に行うことが可能である。
また、カメラ4にて撮影した上記画像を複数に分割し、各分割画像をデジタルズーム処理Dを行い、遠距離の鳥類の全体拡大画像を作成して、上記検出手段による、対象としての鳥類か否かの識別を行うように構成したので、検知エリアを拡大でき、検知率も向上できる。対象としての鳥類であるか否かの識別も、確実に可能となる。
また、上記鳥類飛来予測箇所が、送電鉄塔10の高所部位であるので、図2に示す鉄塔10の高所部位にカラスが営巣材料をもって営巣した場合、針金等の導電性営巣材による漏電事故が発生する。また、我国の電力設備における鳥害のうち、カラスによる営巣被害での撤去数は、年間、17万個以上であると推定される。営巣撤去作業員によって巣の除去を行う作業時間と費用は莫大である。本発明による装置によって、カラス等の飛来を防ぎ、営巣することを阻止することが可能となり、前述のような営巣撤去の作業を減少し、撤去費用を節約できる。
また、上記スピーカ5からの忌避音V5 が、音の立ち上がりが速い高速パルスであるので、鳥類に対して、吃驚(びっくり)効果が高く、大きな防除力を発揮する。また、毎回相違した周波数の高速パルスとすれば、鳥類に慣れが生ずることもなくなり、長期間に渡って防除効果を発揮する。
1 ソーラーパネル
2 筐体
2A 周囲壁
4 カメラ
5 スピーカ
6 バッテリ
8 AIコンピュータ
10 鉄塔
11 構成枠部材
12 取付台座
D デジタルズーム処理
G 固定機構
12 鉛直状一軸心
2 一定時間
5 忌避音

Claims (11)

  1. ソーラーパネル(1)と、
    該ソーラーパネル(1)からの発生電気を蓄えるバッテリ(6)と、
    該バッテリ(6)からの電気にて鳥類に対する忌避音を発生するスピーカ(5)と、
    鳥類を撮影するカメラ(4)と、
    該カメラ(4)にて撮影した画像を解析して、対象としての鳥類を検出する検出手段とを、
    具備し、鳥類飛来予測箇所に、設置するよう構成されていることを特徴とする鳥類忌避装置。
  2. ソーラーパネル(1)と、
    該ソーラーパネル(1)からの発生電気を蓄えるバッテリ(6)と、
    該バッテリ(6)からの電気にて鳥類に対する忌避光を発生するレーザービーム照射器と 、
    鳥類を撮影するカメラ(4)と、
    該カメラ(4)にて撮影した画像を解析して、対象としての鳥類を検出する検出手段とを、
    具備し、鳥類飛来予測箇所に、設置するよう構成されていることを特徴とする鳥類忌避装置。
  3. 上記ソーラーパネル(1)を、筐体(2)に上方突出状として取着し、
    上記バッテリ(6)を上記筐体(2)の内部に収納すると共に、該筐体(2)の周囲壁(2A)の一部に上記スピーカ(5)とカメラ(4)を配設した請求項1記載の鳥類忌避装置 。
  4. 上記ソーラーパネル(1)を、筐体(2)に上方突出状として取着し、
    上記バッテリ(6)を上記筐体(2)の内部に収納すると共に、該筐体(2)の一部又はソーラーパネル(1)の一部に上記レーザービーム照射器を付設し、さらに、上記筐体(2)の周囲壁(2A)の一部に上記カメラ(4)を配設した請求項2記載の鳥類忌避装置。
  5. 鉄塔(10)の構成枠部材(11)に固着される取付台座(12)を有し、かつ、該台座(12)に対して、鉛直状一軸心(L12)廻りの所定回転方向に固定自在な固定機構(G)を介して、上記筐体(2)を上記台座(12)の上に取着した請求項3又は4記載の鳥類忌避装置。
  6. 上記カメラ(4)にて撮影した画像の上記解析を、AIコンピュータ(8)にて行って、鳥類を検知した際にのみ、上記スピーカ(5)から忌避音(V5 )を発信するよう構成した請求項1,3又は5記載の鳥類忌避装置。
  7. 上記検出手段による鳥類検出のための作動は、一定時間(T2 )のスリープを介してのインターバル作動である請求項1,2,3,4,5又は6記載の鳥類忌避装置。
  8. 上記検出手段によって鳥類を検出した回数と時間を、記憶するメモリを備え、
    鳥類忌避装置の設置されている鳥類飛来予測箇所が、適切か否かを、所定期間後に判断可能とした請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の鳥類忌避装置。
  9. カメラ(4)にて撮影した上記画像を複数に分割し、各分割画像をデジタルズーム処理(D)を行い、遠距離の鳥類の全体拡大画像を作成して、上記検出手段による、対象としての鳥類か否かの識別を行う請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の鳥類忌避装置。
  10. 上記鳥類飛来予測箇所が、送電鉄塔(10)の高所部位である請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の鳥類忌避装置。
  11. 上記スピーカ(5)からの忌避音(V5 )が、音の立ち上がりが速い高速パルスである請求項1,3,5,6,7,8,9又は10記載の鳥類忌避装置。
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