JP2022064065A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付けを容易にすることができるガスセンサを提供する。【解決手段】ガスセンサは、センサ素子及びヒータ素子4を備える。センサ素子は、有底円筒形状の固体電解質体と、固体電解質体に設けられた検出電極及び基準電極を有する。ヒータ素子4は、センサ素子の内側に配置された絶縁性基材40と、絶縁性基材40に設けられた発熱体43とを有する。ヒータ素子4における、先端から全長の1/2以下の長さの範囲内に位置するヒータ先端部4Aの中心軸線O1は、ヒータ素子4のヒータ基端部4Bの中心軸線O2に対して傾斜している。ヒータ先端部4Aの周方向の一部は、センサ素子の内側面に0.1mm以下の範囲内で近接している。【選択図】図3

Description

本発明は、センサ素子及びヒータ素子を備えるガスセンサに関する。
ガスセンサは、例えば、車両の排気管に配置されて、排気管内を流れる検出対象ガスとしての排ガスにおける酸素濃度、特定ガス濃度、空燃比等を検出するために用いられる。ガスセンサには、有底円筒形状の固体電解質体を用いたセンサ素子、及びセンサ素子の内側に配置されてセンサ素子を加熱するヒータ素子を備えるものがある。ヒータ素子は、通電によって発熱する発熱体を有しており、発熱体によってセンサ素子を加熱しやすくするための工夫がなされている。
例えば、特許文献1には、酸素検出素子と、酸素検出素子の中空部に挿入された軸状のヒータとを備える酸素センサについて記載されている。この酸素センサにおいては、ヒータの発熱部近傍において、ヒータの中心軸線が、酸素検出素子の中空部の中心軸線に対して片側に寄るように偏心して配置されている。そして、ヒータの発熱部の周方向の一部区域において、他の区域よりも高温となる高温発熱域を形成している。
特開2001-74687号公報
特許文献1の酸素センサにおいては、ヒータにおける、発熱部近傍の部分の中心軸線を偏心させるために、次のような工夫が必要になる。すなわち、例えば、酸素検出素子に対してヒータを保持するためのヒータ金具の形状を特殊形状にし、ヒータ金具に取り付けられたヒータの中心軸線を、酸素検出素子の中心軸線に対して傾斜させる等の工夫が必要になる。そのため、特に小型の酸素センサ等においては、ヒータ金具の成形が難しい。
また、ヒータ金具へのヒータの保持位置の誤差、ヒータ金具の傾斜角度の誤差等が影響して、ヒータの軸方向の先端部の位置を規定の位置にすることが難しい。そのため、酸素センサの組付時において、ヒータが不必要に酸素検出素子に接触しないようにするために、ヒータ金具及びヒータの取り扱いが難しくなる。従って、酸素検出素子へのヒータの組み付けを容易にするためには、更なる工夫が必要とされる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、センサ素子へのヒータ素子の組み付けを容易にすることができるガスセンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
有底円筒形状の固体電解質体(3)、前記固体電解質体の外側面(311)に設けられた検出電極(35)、及び前記固体電解質体の内側面(312,322)に設けられた基準電極(36)を有するセンサ素子(2)と、
前記センサ素子の内側に配置された絶縁性基材(40)、及び前記絶縁性基材に設けられた、通電によって発熱する発熱体(43)を有するヒータ素子(4)と、を備え、
前記ヒータ素子における、先端から全長の1/2以下の長さの範囲内に位置するヒータ先端部(4A)の中心軸線(O1)は、前記センサ素子のセンサ基端部(22)に取り付けられた、前記ヒータ素子のヒータ基端部(4B)の中心軸線(O2)に対して傾斜又は偏心しており、
前記ヒータ先端部の周方向(C)の一部は、前記基準電極に接触又は近接している、ガスセンサ(1)にある。
前記一態様のガスセンサは、ヒータ素子に反り等の変形を付与することによって、ヒータ先端部が、センサ素子の基準電極に接触又は近接するようにしたものである。具体的には、ヒータ素子の単独の状態において、ヒータ素子における、先端から全長の1/2以下の長さの範囲内に位置するヒータ先端部の中心軸線は、ヒータ素子のヒータ基端部の中心軸線に対して傾斜又は偏心している。そして、ヒータ素子がセンサ素子の内側に配置された状態において、ヒータ先端部の周方向の一部は、基準電極に接触又は近接している。
このように、ヒータ素子自体が屈曲するように変形していることによって、ヒータ先端部の周方向の一部が、センサ素子の内側面における基準電極に接触又は近接している。そのため、ヒータ素子をセンサ素子に保持するためのヒータ金具の保持部を、傾斜形状等の特別な形状に形成する必要がなく、ヒータ金具の成形が容易である。
また、ヒータ素子は、センサ素子の軸方向に平行な、ヒータ金具の保持部に、軸方向に平行な状態で保持すればよい。そして、センサ素子の内側面に対する、ヒータ先端部の先端中心の偏心位置を、規定位置にすることが容易である。これにより、ガスセンサの組付時において、ヒータ素子をセンサ素子の内側に挿入する際に、ヒータ先端部がセンサ素子又は基準電極に不必要に接触することが避けられる。そのため、ガスセンサの組付時において、ヒータ金具及びヒータ素子の取り扱いを容易にすることができる。
それ故、前記一態様のガスセンサによれば、センサ素子へのヒータ素子の組み付けを容易にすることができる。
なお、本発明の一態様において示す各構成要素のカッコ書きの符号は、実施形態における図中の符号との対応関係を示すが、各構成要素を実施形態の内容のみに限定するものではない。
図1は、実施形態1にかかる、ガスセンサの断面を示す説明図である。 図2は、実施形態1にかかる、センサ素子、ヒータ素子、ヒータ金具等を示す説明図である。 図3は、実施形態1にかかる、ヒータ素子及びヒータ金具を示す説明図である。 図4は、実施形態1にかかる、ヒータ素子及びヒータ金具を、図3とは90°異なる方向から見て示す説明図である。 図5は、実施形態1にかかる、ヒータ素子内に配置されたヒータ素子のヒータ先端部の周辺を拡大して示す説明図である。 図6は、実施形態1にかかる、ヒータ素子内に配置されたヒータ素子のヒータ先端部の周辺を拡大して示す、図2のVI-VI断面図である。 図7は、実施形態1にかかる、ヒータ素子内に配置されたヒータ素子のヒータ先端部の周辺を拡大して示す、図2のVII-VII断面図である。 図8は、実施形態1にかかる、他のヒータ素子及びヒータ金具を示す説明図である。 図9は、実施形態1にかかる、ヒータ素子の中軸部及びシート部を示す説明図である。 図10は、実施形態1にかかる、治具に載置されたヒータ素子の中間体が変形した状態を示す説明図である。 図11は、実施形態1にかかる、治具及びヒータ素子の中間体の断面を示す説明図である。 図12は、実施形態2にかかる、ヒータ素子及びヒータ金具を示す説明図である。 図13は、実施形態2にかかる、治具に載置されたヒータ素子の中間体が変形した状態を示す説明図である。
前述したガスセンサにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態のガスセンサ1は、図1に示すように、センサ素子2及びヒータ素子4を備える。図2~図5に示すように、センサ素子2は、有底円筒形状の固体電解質体3と、固体電解質体3の外側面311に設けられた検出電極35と、固体電解質体3の内側面312,322に設けられた基準電極36とを有する。ヒータ素子4は、センサ素子2の内側に配置された絶縁性基材40と、絶縁性基材40に設けられた、通電によって発熱する発熱体43とを有する。
ヒータ素子4における、先端から全長の1/2以下の長さの範囲内に位置するヒータ先端部4Aの中心軸線O1は、センサ素子2のセンサ基端部22に取り付けられた、ヒータ素子4のヒータ基端部4Bの中心軸線O2に対して傾斜している。ヒータ先端部4Aの周方向Cの一部は、基準電極36に0.1mm以下の範囲内で近接している。図3においては、ヒータ素子4における、軸方向Lの先端から全長の1/2の長さを符号L1によって示す。
以下に、本形態のガスセンサ1について詳説する。
(ガスセンサ1)
図1に示すように、ガスセンサ1は、車両のエンジンの排気管に配置され、排気管を流れる排ガスGを検出対象ガスとして、排ガスGにおける酸素濃度等を検出するために用いられる。本形態のガスセンサ1は、酸素センサ(λセンサともいう。)として用いられる。酸素センサは、固体電解質体3を介して検出電極35と基準電極36との間に生じる起電力を検出して、排ガスGの組成から求められるエンジンの空燃比が、理論空燃比と比べて空気に対する燃料の割合が多い燃料リッチ側にあるか、理論空燃比と比べて空気に対する燃料の割合が少ない燃料リーン側にあるかを判定する。なお、ガスセンサ1は、排ガスGにおける酸素濃度に基づいて、エンジンにおける空燃比を求める空燃比センサ(A/Fセンサ)として用いてもよい。
排気管には、排ガスG中の有害物質を浄化するための触媒が配置されており、ガスセンサ1は、排気管における排ガスGの流れ方向において、触媒の上流側に配置されている。ガスセンサ1は、排気管における排ガスGの流れ方向において、触媒の下流側に配置するものとしてもよい。また、ガスセンサ1は、排気管における排ガスGの流れ方向において、触媒の上流側及び下流側の両方に配置してもよい。また、ガスセンサ1は、排ガスGを利用してエンジンが吸入する空気の密度を高める過給機の吸入側の配管に配置してもよい。また、ガスセンサ1を配置する配管は、エンジンから排気管に排気される排ガスGの一部を、エンジンの吸気管に再循環させる排気再循環機構における配管としてもよい。
(軸方向L、周方向C及び径方向R)
図1~図7に示すように、本形態において、軸方向Lとは、センサ素子2の中心軸線O及びヒータ素子4のヒータ基端部4Bの中心軸線O2に沿った方向のことをいう。周方向Cとは、センサ素子2の中心軸線O及びヒータ素子4のヒータ基端部4Bの中心軸線O2の周りの方向のことをいう。径方向Rとは、センサ素子2の中心軸線O及びヒータ素子4のヒータ基端部4Bの中心軸線O2から放射状に延びる方向のことをいう。
(センサ素子2)
図2に示すように、センサ素子2の固体電解質体3は、円筒部31と、円筒部31の軸方向Lの先端側L1を閉塞する半球面状の底部32とを有する。換言すれば、固体電解質体3は、軸方向Lの先端側L1が閉塞された中空形状を有する。固体電解質体3の軸方向Lの基端部には、固体電解質体3の内側に基準ガスAを流入させることができる開口部33が形成されている。円筒部31の軸方向Lにおける各部の外径は、ハウジング61への取り付けを考慮して、適宜変化している。
センサ素子2の固体電解質体3は、ジルコニアを主成分とするものであり、希土類金属元素又はアルカリ土類金属元素によってジルコニアの一部を置換させた安定化ジルコニア又は部分安定化ジルコニアからなる。固体電解質体3は、イットリア安定化ジルコニア又はイットリア部分安定化ジルコニアから構成することができる。固体電解質体3は、所定の活性化温度において、酸化物イオン(O2-)を伝導させるイオン伝導性を有するものである。検出電極35及び基準電極36は、酸素に対する触媒活性を示す白金を含有している。
図2及び図5に示すように、検出電極35は、円筒部31の外側面311としての外周面311に形成された外側検知部351と、外側検知部351の軸方向Lの基端側L2に繋がる外側リード部352を有する。外側検知部351は、円筒部31の外周面311及び底部32の外側面321に連続して形成されていてもよい。外側検知部351は、円筒部31の外周面311における、円筒部31の周方向Cの全周にわたって形成されている。外側リード部352は、円筒部31の周方向Cの一部に設けられており、外側端子金具55に接触して導通されている。外側リード部352の軸方向Lの基端側L2の部分は、周方向Cの全周に形成されていてもよい。
基準電極36は、円筒部31の内側面312としての内周面312及び底部32の内側面322に連続して形成されている。本形態の基準電極36は、円筒部31の内周面312及び底部32の内側面322の全体に形成されている。基準電極36は、内側端子金具としてのヒータ金具5に接触して導通されている。基準電極36は、円筒部31の内周面312及び底部32の内側面322に形成された内側検知部と、内側検知部の軸方向Lの基端側L2に繋がる内側リード部とを有する形状に形成されていてもよい。
センサ素子2の軸方向Lのセンサ先端部21には、少なくとも検出電極35の外側検知部351の全体を覆うように、アルミナ等の金属酸化物の多孔質体からなる保護層211が設けられている。保護層211は、検出電極35の被毒及び被水を防止するためのものである。
(ヒータ素子4)
図5~図7に示すように、ヒータ素子4は、絶縁性基材40の一部を構成する中軸部41と、絶縁性基材40の残部を構成するシート部42とを有する。発熱体43はシート部42に設けられており、シート部42は、中軸部41の外周に巻き付けられている。中軸部41及びシート部42は、セラミックス材料、特にアルミナ(酸化アルミニウム)等の金属酸化物によって構成されている。
図6は、センサ素子2内に配置された状態のヒータ素子4のヒータ基端部4Bの断面を示し、かつヒータ素子4のヒータ基端部4Bの中心軸線O2は、センサ素子2の中心軸線Oと一致していることを示す。図7は、センサ素子2内に配置された状態のヒータ素子4のヒータ先端部4Aの断面を示し、かつヒータ素子4のヒータ先端部4Aの中心軸線O1は、センサ素子2の中心軸線Oからずれていることを示す。
発熱体43は、シート部42における、中軸部41の外周面に対面する内側面に設けられている。発熱体43は、中軸部41にシート部42が巻き付けられた状態において、中軸部41を構成する絶縁性基材40とシート部42を構成する絶縁性基材40との間に埋設されている。
図3に示すように、ヒータ素子4は、折れ曲がるように屈曲して形成されている。ヒータ素子4は、直線状に屈曲していてもよく、図8に示すように、曲線状に屈曲していてもよい。ヒータ素子4は、ヒータ基端部4Bの、ヒータ金具5に保持される部分を除き、残りのヒータ基端部4B及びヒータ先端部4Aにわたって屈曲していてもよい。また、ヒータ素子4は、ヒータ先端部4Aにおいて屈曲していてもよい。図3、図5、図7等においては、ヒータ素子4が屈曲する状態を誇張して示す。
図5及び図7に示すように、本形態のヒータ先端部4Aの周方向Cの一部は、0.1mm以下の範囲内で基準電極36に近接している。本形態においては、ヒータ先端部4Aのシート部42における周方向Cの一部は、0.1mm以下の範囲内で基準電極36に近接している。ヒータ先端部4Aの周方向Cの一部は、基準電極36に接触していてもよい。これらの構成により、ヒータ素子4からセンサ素子2への伝熱性能を高めることができる。ヒータ素子4の同心度、すなわちヒータ基端部4Bの中心軸線O2の位置に対する、ヒータ先端部4Aの先端面の中心軸線O1の位置のずれ量は、0.05~0.2mmの範囲内にある。
ずれ量が0.2mm超過である場合には、ヒータ素子4をセンサ素子2内に挿入する際に、ヒータ素子4がセンサ素子2の円筒部31の内周面312に干渉するおそれがある。一方、ずれ量が0.05mm未満である場合には、ヒータ素子4が屈曲することによる効果が得られないおそれがある。
図5~図7及び図9に示すように、発熱体43は、ヒータ素子4のヒータ先端部4Aにおいて、ヒータ素子4の軸方向Lに蛇行する導体によって形成された発熱部431と、発熱部431の両端に繋がる導体によって形成されたリード部432とを有する。発熱体43においては、発熱部431を構成する導体における、軸方向L及び周方向Cの中心位置が、ヒータ素子4において最も高温になる発熱中心となる。発熱部431を構成する導体の断面積は、リード部432を構成する導体の断面積よりも小さい。一対のリード部432を介して発熱体43に通電されたときには、発熱部431がジュール熱によって発熱する。図9は、ヒータ素子4の中軸部41、及び中軸部41に巻き付けられる前のシート部42を示す。
図1~図3に示すように、ヒータ素子4のヒータ基端部4Bには、リード部432に電気接続されて発熱体43に電力を供給するための電力供給金具56が取り付けられている。
図5及び図7に示すように、本形態においては、ヒータ素子4からセンサ素子2への伝熱を効果的にするために、ヒータ先端部4Aの周方向Cにおける、発熱部431の中心が位置する部分が、基準電極36に近接又は接触している。
また、センサ素子2の基準電極36には、ヒータ素子4のシート部42又は中軸部41のいずれが接触していてもよい。基準電極36には、シート部42の軸方向Lの先端側L1の角部422が接触することがある。また、中軸部41の軸方向Lの先端部には、面取りによるテーパ面411が形成されている。そして、基準電極36には、テーパ面411、又はテーパ面411を形成する角部が接触することがある。中軸部41の軸方向Lの先端部には、テーパ面411の代わりに曲面が形成されていてもよい。
図6、図7及び図9に示すように、ヒータ素子4は、発熱体43が設けられたシート部42が、中軸部41の外周に接着剤45を介して巻き付けられ、その後、中軸部41及びシート部42が焼成されることによって形成されている。ヒータ素子4においては、シート部42の周方向Cの端部同士の間に、シート部42が存在しない隙間としての溝部位421が形成されている。
(ヒータ素子4の製造)
図10及び図11に示すように、ヒータ素子4は、中軸部41及びシート部42の中間体に重力又は外力が加えられることによって、屈曲するように変形して形成されている。ヒータ素子4のヒータ先端部4Aは、焼成前又は焼成時に重力又は外力が加えられることによって屈曲する。ヒータ素子4の焼成前又は焼成時には、中軸部41及びシート部42の中間体が載置される治具7が使用される。
ヒータ素子4の製造においては、中軸部41と、発熱体43が設けられたシート部42とが別々に形成される。焼成前の中軸部41及びシート部42は、金属酸化物の粒子の他に、樹脂等のバインダーを含んでおり、変形しやすい状態にある。そして、中軸部41及びシート部42の少なくとも一方に、接着剤45としての金属酸化物のペーストを塗布し、中軸部41の周りに、接着剤45を介してシート部42を巻き付けて、ヒータ素子4の中間体を形成する。接着剤45は、金属酸化物及び樹脂等のバインダーを含有する。
図10及び図11に示すように、治具7は、ヒータ素子4の中間体が載置される、V形状の載置面721を有する。治具7は、ヒータ素子4のヒータ基端部4Bの下方に配置されて、ヒータ基端部4Bの外周面311に接触する基端側治具部72と、基端側治具部72に連結されて、ヒータ先端部4Aの下方に配置される先端側治具部71とを有する。V形状の載置面721は、基端側治具部72の上面に形成されており、中間体のヒータ基端部4Bに両側から接触する。先端側治具部71は、ヒータ素子4のヒータ先端部4Aとの間に変形用隙間711を形成する形状に形成されている。図10は、ヒータ素子4のヒータ先端部4Aが、変形用隙間711を介して変形した状態を示す。
変形用隙間711の高さ寸法、換言すれば、先端側治具部71の上面と、変形前のヒータ素子4のヒータ先端部4Aとの隙間の大きさは、ヒータ基端部4Bに対してヒータ先端部4Aを屈曲させたい量の最大値として設定することができる。本形態の先端側治具部71の上面は、基端側治具部72のV形状の載置面721の最下端よりも低い位置にある。また、先端側治具部71は、ヒータ先端部4Aに接触しないようにするため、平板形状等に形成されている。
図10及び図11に示すように、ヒータ素子4は、発熱部431の周方向Cの中心位置433が下方に向く状態で、治具7の載置面721に載置される。換言すれば、ヒータ素子4は、シート部42の溝部位421が上方に向く状態で、治具7の載置面721に載置される。そして、治具7上に載置されたヒータ素子4のヒータ先端部4Aに作用する重力又は外力によって、ヒータ先端部4Aは変形用隙間711を利用して、屈曲するように変形することができる。
ヒータ素子4が屈曲する基準位置としての屈曲起点は、基端側治具部72における、先端側治具部71の側の端部から、先端側治具部71の方へ若干ずれた位置までの範囲内に形成される。そして、焼成温度及び焼成時間の条件によって、ヒータ先端部4Aの屈曲量を規定量にすることができる。換言すれば、ヒータ基端部4Bの中心軸線O2から、ヒータ先端部4Aの先端中心の径方向Rへの偏心位置を、規定位置にすることができる。
中軸部41及びシート部42が接着剤45を介して接着された、ヒータ素子4の中間体の焼成時においては、この中間体を治具7の載置面721に載置する。そして、中間体を所定の焼成温度に加熱して、中間体の焼成を行う。このとき、中間体におけるバインダーが熱によって揮発する過程において、中間体のヒータ先端部4Aに作用する自重によって、ヒータ先端部4Aがヒータ基端部4Bに対して、変形用隙間711を利用して下方へ屈曲する。これにより、ヒータ基端部4Bの中心軸線O2に対してヒータ先端部4Aの中心軸線O1が傾斜するヒータ素子4を形成することができる。
また、ヒータ素子4の中間体は、焼成前の保管時において、治具7の載置面721に載置しておくこともできる。そして、中間体を治具7に載置しておく過程において、中間体のヒータ基端部4Bを治具7に押し当てながら、中間体のヒータ先端部4Aを外力によって下方へ押し下げる。このとき、ヒータ先端部4Aがヒータ基端部4Bに対して、変形用隙間711を利用して下方へ屈曲する。これによっても、ヒータ基端部4Bの中心軸線O2に対してヒータ先端部4Aの中心軸線O1が傾斜するヒータ素子4を形成することができる。
ヒータ素子4の中間体は、シート部42の溝部位421が上側を向く状態で治具7の載置面721に載置することにより、焼成時における不要な変形を少なくすることができる。そして、ヒータ素子4の焼成時又は焼成前に、治具7上において、ヒータ先端部4Aをヒータ基端部4Bに対して屈曲させることにより、ヒータ素子4の形成が容易である。
(ヒータ金具5)
図1~図4に示すように、ガスセンサ1は、ヒータ素子4をセンサ素子2内に支持するためのヒータ金具5を備える。ヒータ金具5は、基準電極36に電気接続される内側端子金具の役割も兼備する。ヒータ金具5は、センサ素子2のセンサ基端部22の内側面312としての内周面312に装着された装着部51と、装着部51に繋がり、ヒータ素子4のヒータ基端部4Bの外周を保持する保持部52と、装着部51から軸方向Lの基端側L2に引き出された引出部53とを有する。装着部51及び保持部52は、センサ素子2の軸方向Lに対して平行に形成されている。換言すれば、装着部51及び保持部52の中心軸線は、センサ素子2の軸方向Lに対して平行である。
ヒータ金具5は、板金を成形することによって形成されており、装着部51及び保持部52は、円弧状に丸められた形状を有する。装着部51は、センサ基端部22の内周面312に沿った形状に形成されている。保持部52は、ヒータ基端部4Bの外周面311に沿った形状に形成されている。装着部51及び保持部52は、周方向Cの基準部位から、周方向Cの両側に向けて形成されており、周方向Cの基準部位の反対側に開口部位54を有する。開口部位54は、装着部51の周方向Cの端部同士の間、及び保持部52の周方向Cの端部同士の間に形成されている。引出部53は、装着部51の基準部位において、軸方向Lの基端側L2に引き出されている。
図3、図6及び図7に示すように、装着部51及び保持部52の周方向Cの開口部位54と、ヒータ素子4における、シート部42の周方向Cの端部同士の間に形成された溝部位421とは、センサ素子2の特定径方向R1に向けられている。換言すれば、装着部51及び保持部52の開口部位54の周方向Cの位置と、ヒータ素子4における溝部位421の周方向Cの位置とは、±5°の範囲内で一致している。この構成により、ヒータ素子4とヒータ金具5との周方向Cの組付位置を簡単に合わせることができる。
また、図3に示すように、ヒータ素子4のヒータ先端部4Aは、センサ素子2の周方向Cにおける、特定径方向R1とは反対方向に向けて傾斜している。換言すれば、ヒータ先端部4Aの発熱部431における周方向Cの中心位置433が、ヒータ金具5の装着部51及び保持部52の開口部位54が位置する特定径方向R1とは反対方向に位置し、ヒータ先端部4Aが特定径方向R1とは反対方向に屈曲している。このような構成により、ヒータ金具5の装着部51及び保持部52の開口部位54に対して、ヒータ素子4のヒータ先端部4Aが屈曲する方向を一定にすることができる。
(ガスセンサ1の他の構成)
図1に示すように、ガスセンサ1は、センサ素子2及びヒータ素子4以外に、センサ素子2を保持するハウジング61、ハウジング61の先端側L1の部位に装着された先端側カバー62、ハウジング61の基端側L2の部位に装着された基端側カバー63等を備える。
(ハウジング61)
図1に示すように、ハウジング61には、センサ素子2を保持するために、軸方向Lに向けて貫通する挿通穴611が形成されている。挿通穴611は、軸方向Lの先端側L1に位置する小径穴部612と、軸方向Lの基端側L2に位置して小径穴部612よりも拡径した大径穴部613とを有する。センサ素子2は、挿通穴611の小径穴部612内及び大径穴部613内に挿通され、センサ素子2と大径穴部613との隙間内に配置されるタルク粉末、スリーブ等のシール材64を介して保持されている。
また、センサ素子2における最も外径が大きい部分であるフランジ部34が小径穴部612の端部に係止されることにより、センサ素子2の挿通穴611から先端側L1への抜け出しが防止されている。ハウジング61の軸方向Lの基端側L2の部位には、内周側に屈曲するかしめ部615が形成されている。そして、かしめ部615とフランジ部34との間においてシール材64が軸方向Lに圧縮されて、センサ素子2がハウジング61に保持されている。センサ素子2のセンサ先端部21は、ハウジング61から軸方向Lの先端側L1に突出して配置されている。
(先端側カバー62及び基端側カバー63)
図1に示すように、ハウジング61の軸方向Lの先端側L1の部位には、ハウジング61から先端側L1に突出するセンサ素子2の部分を覆って、センサ素子2を保護するための先端側カバー62が装着されている。先端側カバー62は、排気管内に配置される。先端側カバー62には、排ガスGを通過させるためのガス通過孔621が形成されている。先端側カバー62は、二重構造のものとすることができ、一重構造のものとすることもできる。先端側カバー62のガス通過孔621から先端側カバー62内に流入する排ガスGは、センサ素子2の保護層211を通過して検出電極35へと導かれる。
ハウジング61の軸方向Lの基端側L2の部位には、基端側カバー63が装着されている。基端側カバー63は、排気管の外部に配置される。基端側カバー63の一部には、基端側カバー63内へ基準ガスAとしての大気を導入するための導入孔631が形成されている。導入孔631には、液体を通過させない一方、気体を通過させるフィルタ632が配置されている。導入孔631から基端側カバー63内に導入される基準ガスAは、基端側カバー63内の隙間を通過して、センサ素子2の基準電極36へと導かれる。
図1に示すように、センサ素子2の検出電極35は、外側端子金具55、及び外側端子金具55に接続されたリード線65によって、外部の制御装置に電気的に接続される。センサ素子2の基準電極36は、内側端子金具としてのヒータ金具5、及びヒータ金具5に接続されたリード線65によって、外部の制御装置に電気的に接続される。ヒータ素子4の発熱体43は、電力供給金具56、及び電力供給金具56に接続されたリード線65によって、外部の制御装置に電気的に接続される。リード線65は、基端側カバー63内に配置されたブッシュ66によって保持されている。
(作用効果)
本形態のガスセンサ1は、ヒータ素子4に反り等の変形を付与することによって、ヒータ先端部4Aが、センサ素子2の内側面322の基準電極36に近接するようにしたものである。具体的には、ヒータ素子4の単独の状態において、ヒータ素子4における、先端から全長の1/2以下の長さの範囲内に位置するヒータ先端部4Aの中心軸線O1は、ヒータ素子4のヒータ基端部4Bの中心軸線O2に対して傾斜している。そして、ヒータ素子4がセンサ素子2の内側に配置された状態において、ヒータ先端部4Aの周方向Cにおける、発熱部431の中心が位置する部分は、基準電極36に0.1mm以下の範囲内で近接している。
この構成により、ヒータ素子4からセンサ素子2への伝熱効率を高めることができ、ヒータ素子4によるセンサ素子2の昇温性能を高めることができる。また、ヒータ素子4自体が屈曲するように変形していることによって、ヒータ先端部4Aの周方向Cの一部が、基準電極36に近接している。そのため、ヒータ素子4をセンサ素子2に保持するための、ヒータ金具5の保持部52を、傾斜形状等の特別な形状に形成する必要がなく、ヒータ金具5の成形が容易である。
また、ヒータ素子4は、センサ素子2の軸方向Lに平行な、ヒータ金具5の保持部52に、軸方向Lに平行な状態で保持すればよい。また、ヒータ基端部4Bの中心軸線O2から、ヒータ先端部4Aの径方向Rへの先端中心の偏心位置を規定位置にすることができる。そして、ヒータ素子4が保持部52に保持されたヒータ金具5の装着部51を、センサ素子2のセンサ基端部22に装着したときには、ヒータ先端部4Aの周方向Cにおける、発熱部431の中心が位置する部分を、基準電極36に0.1mm以下の範囲内で近接させることができる。これにより、センサ素子2の底部32の内側面322に対する、ヒータ先端部4Aの先端中心の偏心位置を、規定位置にすることが容易になる。
また、ヒータ先端部4Aの先端中心の偏心位置にずれが生じにくいために、ガスセンサ1の組付時において、ヒータ素子4をセンサ素子2の内側に挿入する際に、ヒータ先端部4Aがセンサ素子2の円筒部31の内周面312における基準電極36に不必要に接触することが避けられる。そのため、ガスセンサ1の組付時において、ヒータ金具5及びヒータ素子4の取り扱いを容易にすることができる。
それ故、本形態のガスセンサ1によれば、センサ素子2へのヒータ素子4の組み付けを容易にすることができる。
<実施形態2>
本形態は、ヒータ素子4の形状が、実施形態1のヒータ素子4の形状と異なる場合について示す。図12に示すように、本形態のヒータ素子4におけるヒータ先端部4Aの中心軸線O1は、ヒータ素子4におけるヒータ基端部4Bの中心軸線O2に対して偏心している。より具体的には、ヒータ先端部4Aの中心軸線O1は、ヒータ基端部4Bの中心軸線O2に対して平行であり、ヒータ先端部4Aとヒータ基端部4Bとの間には、各中心軸線O1,O2及び軸方向Lに対して傾斜する屈曲部4Cが形成されている。ヒータ先端部4Aは、発熱部431の周方向Cの中心位置433の側に向けて、ヒータ基端部4Bに対して偏心している。
図13に示すように、本形態のヒータ素子4を製造する際にも、先端側治具部71及び基端側治具部72を有する治具7を用いる。ヒータ素子4の焼成前又は焼成時において、ヒータ素子4の中間体のヒータ基端部4Bが、基端側治具部72のV形状の載置面721に載置された状態において、ヒータ基端部4Bを保持しながらヒータ先端部4Aに外力を加える。このとき、外力は、ヒータ先端部4Aの軸方向Lの所定の範囲に均等に加わるようにする。
そして、ヒータ先端部4Aの軸方向Lの所定の範囲内の部位を、先端側治具部71に当接するまで、変形用隙間711内で下方にオフセットさせる。これにより、ヒータ先端部4Aの軸方向Lの所定の範囲内の部位を、ヒータ基端部4Bに対して平行になるように変形させることができる。
また、ヒータ金具5の装着部51及び保持部52の開口部位54と、ヒータ素子4のシート部42の溝部位421とは、特定径方向R1に向けられている。また、ヒータ先端部4Aは、特定径方向R1とは反対方向に向けて偏心している。
本形態においても、ガスセンサ1の構成、ヒータ素子4の製造の仕方等は、実施形態1の場合と同様である。また、本形態のガスセンサ1における作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の構成要素と同様である。
<その他の実施形態>
また、ヒータ素子4のヒータ先端部4Aにおける軸方向Lの先端側L1の部分の外径は、ヒータ基端部4Bの外径よりも太くしてもよい。この場合には、ヒータ基端部4Bに対するヒータ先端部4Aの屈曲量又は偏心量が小さくても、ヒータ先端部4Aの周方向Cの一部を、センサ素子2の内側面322に接触又は近接させることが容易になる。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。さらに、本発明から想定される様々な構成要素の組み合わせ、形態等も本発明の技術思想に含まれる。
1 ガスセンサ
2 センサ素子
3 固体電解質体
35 検出電極
36 基準電極
4 ヒータ素子
4A ヒータ先端部
4B ヒータ基端部
40 絶縁性基材
43 発熱体

Claims (3)

  1. 有底円筒形状の固体電解質体(3)、前記固体電解質体の外側面(311)に設けられた検出電極(35)、及び前記固体電解質体の内側面(312,322)に設けられた基準電極(36)を有するセンサ素子(2)と、
    前記センサ素子の内側に配置された絶縁性基材(40)、及び前記絶縁性基材に設けられた、通電によって発熱する発熱体(43)を有するヒータ素子(4)と、を備え、
    前記ヒータ素子における、先端から全長の1/2以下の長さの範囲内に位置するヒータ先端部(4A)の中心軸線(O1)は、前記センサ素子のセンサ基端部(22)に取り付けられた、前記ヒータ素子のヒータ基端部(4B)の中心軸線(O2)に対して傾斜又は偏心しており、
    前記ヒータ先端部の周方向(C)の一部は、前記基準電極に接触又は近接している、ガスセンサ(1)。
  2. 前記ヒータ素子は、前記絶縁性基材の一部を構成する中軸部(41)と、前記絶縁性基材の残部を構成し、かつ前記発熱体が設けられて前記中軸部の外周に巻き付けられたシート部(42)と、を有し、
    前記発熱体は、前記ヒータ先端部において、前記ヒータ素子の軸方向(L)に蛇行する導体によって形成された発熱部(431)を有しており、
    前記ヒータ先端部の周方向(C)における、前記発熱部の中心が位置する部分が、前記基準電極に接触又は近接している、請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記センサ基端部の内側面に装着された装着部(51)、及び前記ヒータ基端部の外周を保持する保持部(52)を有するヒータ金具(5)をさらに備え、
    前記装着部及び前記保持部の周方向の開口部位(54)と、前記ヒータ素子における、前記シート部の周方向の端部同士の間に形成された溝部位(421)とは、前記センサ素子の特定径方向(R1)に向けられており、
    前記ヒータ先端部は、前記特定径方向とは反対方向に向けて傾斜又は偏心している、請求項2に記載のガスセンサ。
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