JP2022062838A - 眼底撮影範囲調整装置及び検眼枠用アタッチメント - Google Patents

眼底撮影範囲調整装置及び検眼枠用アタッチメント Download PDF

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Abstract

【課題】光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影において、眼底中心から離れた部分を容易に撮影する。【解決手段】眼底撮影範囲調整装置1は、光干渉断層血管撮影装置2による被検眼3の眼底撮影に用いられ、当該眼底撮影の範囲を調整する。眼底撮影範囲調整装置1は、固視標としての光を発する固視灯11と、光干渉断層血管撮影装置2の対物レンズ21に対向して配置され光干渉断層血管撮影装置2の観察光を固視灯11の光軸上に集光するように屈折させるプリズムレンズ13と、を備える。固視灯11及びプリズムレンズ13は、対物レンズ21の光軸方向に沿って延びる回転軸G回りに、連動して回転可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、眼底撮影範囲調整装置及び検眼枠用アタッチメントに関する。
近年、被検眼の眼底撮影に光干渉断層血管撮影(Optical Coherence Tomography Angiography:OCTA)装置が用いられている。光干渉断層血管撮影装置は、網膜に赤外光等の観察光を照射し、網膜内組織の反射の違いから網膜各層を描出する光干渉断層計(Optical Coherence Tomography:OCT)の技術を利用する光干渉断層撮影装置であって、同じ場所の断層面を光干渉断層計で複数回撮影し、その信号の差分を取り出すことで、変化している部分、すなわち血球が流れている網脈絡膜の血管を描出する(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-127901号公報
上述したような光干渉断層撮影装置では、例えばスキャン速度の増加に伴い、より広い範囲で眼底を撮影できるようになってきてはいるが、眼底中心から離れた部分(例えば赤道部)の撮影は未だ困難である。
そこで、本開示は、光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影において、眼底中心から離れた部分を容易に撮影することができる眼底撮影範囲調整装置及び検眼枠用アタッチメントを提供することを課題とする。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置は、光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影に用いられ、当該眼底撮影の範囲を調整する眼底撮影範囲調整装置であって、固視標としての光を発する固視灯と、光干渉断層撮影装置の対物レンズに対向して配置され、光干渉断層撮影装置の観察光を固視灯の光軸上に集光するように屈折させる光学素子と、を備え、固視灯及び光学素子は、対物レンズの光軸方向に沿って延びる回転軸回りに、連動して回転可能に構成されている。
この眼底撮影範囲調整装置では、光学素子により屈折させた光干渉断層撮影装置の観察光(以下、単に「観察光」ともいう)を、固視灯を向いた状態の被検眼の瞳孔に入射させることが可能となる。この場合、視線方向に対して大きく傾斜させた方向から観察光が瞳孔に入射されることになり得る。これにより、眼底においてその中心から離れた部分(例えば赤道部)を撮像することが可能となる。そして、固視灯及び光学素子を対物レンズの光軸方向に沿って延びる回転軸(以下、単に「回転軸」ともいう)回りに連動して回転させることで、回転軸回りの周方向に沿って(例えば赤道部に沿って)当該撮影の範囲を移動させることが可能となる。したがって、本開示の眼底撮影範囲調整装置によれば、光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影において、眼底中心から離れた部分を容易に撮影することが可能となる。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置では、光学素子は、固視灯を向いた状態の被検眼の瞳孔に集光するように、観察光を屈折させてもよい。この場合、固視灯を向いた状態の被検眼の瞳孔に観察光を確実に入射させることができる。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置は、固視灯及び光学素子を一体で保持する保持体を備え、保持体は、検眼枠のレンズ取付け用溝に、回転軸回りに回転可能に且つ着脱自在に取り付けられてもよい。この場合、検眼枠用アタッチメントとして眼底撮影範囲調整装置を構成することができる。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置では、保持体は、固視灯及び光学素子が固定された円板状の板状体を有していてもよい。この場合、検眼枠用アタッチメントとしての当該構成を、簡易に実現することができる。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置は、固視灯及び光学素子を一体で保持する保持体を備え、保持体は、対物レンズの枠部に、回転軸回りに回転可能に且つ着脱自在に取り付けられてもよい。この場合、光干渉断層撮影装置における対物レンズ用アタッチメントとして眼底撮影範囲調整装置を構成することができる。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置では、保持体は、回転軸と同軸に配置され、対物レンズを囲うように枠部に取り付けられた第1筒状体と、回転軸と同軸に配置され、第1筒状体により回転軸回りに回転可能に支持された第2筒状体と、第2筒状体の端部に設けられ、固視灯及び光学素子が固定された円板状の板状体と、を有していてもよい。この場合、対物レンズ用アタッチメントとしての当該構成を、簡易に実現することができる。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置は、光干渉断層撮影装置に組み込まれていてもよい。この場合、光干渉断層撮影装置の一部として眼底撮影範囲調整装置を構成することができる。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置では、光学素子は、プリズムレンズであって、プリズムレンズの頂点角度は、55°よりも小さくてもよい。この場合、プリズムレンズを光学素子として利用し、観察光を屈折させることができる。また、例えば標準的な開口数(Numerical Aperture)の対物レンズを介して観察光を出射する光干渉断層撮影装置を用い、被検眼の眼底撮影を行う場合において、当該観察光のプリズムレンズでの全反射を抑制することができる。
本開示に係る眼底撮影範囲調整装置では、光学素子は、プリズムレンズであって、プリズムレンズは、被検眼に対向する面が対物レンズの光軸方向に垂直な平面に沿うように配置されていてもよい。この場合、プリズムレンズを光学素子として利用し、観察光を屈折させることができる。また、プリズムレンズの被検眼に対向する面が当該平面に対して傾斜する場合に比べて、鮮明な眼底の画像を得ることができる。
本開示に係る検眼枠用アタッチメントは、光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影に用いられ、検眼枠に着脱自在に取り付けられ、当該眼底撮影の範囲を調整する検眼枠用アタッチメントであって、固視標としての光を発する固視灯と、光干渉断層撮影装置の対物レンズに対向して配置され、光干渉断層撮影装置の観察光を固視灯の光軸上に集光するように屈折させる光学素子と、を備え、固視灯及び光学素子が固定された円板状の板状体を有し、固視灯及び光学素子を保持する保持体を備え、保持体は、検眼枠のレンズ取付け用溝に、観察光の光軸方向に沿って延びる回転軸回りに回転可能に取り付けられる。
この検眼枠用アタッチメントでは、光学素子により屈折させた観察光を、固視灯を向いた状態の被検眼の瞳孔に入射させることが可能となる。この場合、視線方向に対して大きく傾斜させた方向から観察光が瞳孔に入射されることになり得る。これにより、眼底においてその中心から離れた部分(例えば赤道部)を撮像することが可能となる。そして、保持体を回転軸回りに回転させることで、固視灯及び光学素子を回転軸回りに連動して回転させ、回転軸回りの周方向に沿って(例えば赤道部に沿って)当該撮影の範囲を移動させることが可能となる。したがって、本開示の検眼枠用アタッチメントによれば、光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影において、眼底中心から離れた部分を容易に撮影することが可能となる。
本開示によれば、光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影において、眼底中心から離れた部分を容易に撮影することができる眼底撮影範囲調整装置及び検眼枠用アタッチメントを提供することが可能となる。
図1は、第1実施形態に係る眼底撮影範囲調整装置の構成を示す概略側面図である。 図2は、図1の光干渉断層血管撮影装置を示す斜視図である。 図3は、図1の眼底撮影範囲調整装置を示す斜視図である。 図4は、検眼枠を示す斜視図である。 図5は、検眼枠に取り付けられた状態の眼底撮影範囲調整装置を示す斜視図である。 図6は、検眼枠に取り付けられた状態の眼底撮影範囲調整装置を示す斜視図である。 図7は、検眼枠に取り付けられた状態の眼底撮影範囲調整装置の各光軸を説明する概略図である。 図8(a)は、被検眼、固視灯及びプリズムレンズの位置関係を説明する図である。図8(b)は、被検眼、固視灯及びプリズムレンズの位置関係を説明する図である。 図9(a)は、被検眼、固視灯及びプリズムレンズの位置関係を説明する図である。図9(b)は、被検眼、固視灯及びプリズムレンズの位置関係を説明する図である。 図10(a)は、被検眼、固視灯及びプリズムレンズの位置関係を説明する図である。図10(b)は、被検眼、固視灯及びプリズムレンズの位置関係を説明する図である。 図11(a)は、プリズムレンズにおいて全反射する場合の観察光の入射角を説明するための図である。図11(b)は、プリズムレンズにおいて全反射する場合のプリズムレンズの頂点角度を説明するための図である。 図12は、第2実施形態に係る眼底撮影範囲調整装置の構成を示す概略側面図である。 図13は、図12の眼底撮影範囲調整装置を示す斜視図である。 図14は、図12の眼底撮影範囲調整装置を示す斜視図である。 図15(a)は、図12の眼底撮影範囲調整装置の取付けを説明する斜視図である。図15(b)は、図12の眼底撮影範囲調整装置の取付けを説明する斜視図である。
以下、図面を参照しつつ一実施形態について詳細に説明する。以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の眼底撮影範囲調整装置1の構成を示す概略側面図である。図2は、光干渉断層血管撮影装置2を示す斜視図である。図3は、眼底撮影範囲調整装置1を示す斜視図である。図1に示されるように、眼底撮影範囲調整装置1は、光干渉断層血管撮影装置2による被検眼3の眼底撮影(以下、単に「眼底撮影」ともいう)に用いられる装置であって、当該眼底撮影の範囲を調整する装置である。
図1及び図2に示されるように、光干渉断層血管撮影装置2は、対物レンズ21を有し、対物レンズ21を介して観察光を被検眼3へ照射する。光干渉断層血管撮影装置2は、網膜内組織の反射の違いから網膜各層を描出する光干渉断層計の技術を利用する光干渉断層撮影装置であって、血球が流れている網脈絡膜の血管等を描出する。被検眼3は、撮影の対象となる眼である。光干渉断層血管撮影装置2としては特に限定されず、種々の光干渉断層血管撮影装置を用いることができる。
図1及び図3に示されるように、眼底撮影範囲調整装置1は、固視灯11と、バッテリ12と、プリズムレンズ13と、保持板(保持体)14と、を備える。固視灯11は、固視標としての光を発する。固視灯11としては、LEDランプ等を用いることができる。固視灯11は、対物レンズ21と被検眼3との間に配置される。バッテリ12は、固視灯11に電力を供給する。バッテリ12は、ケーブル12xを介して固視灯11に電気的に接続されている。
プリズムレンズ13は、対物レンズ21に対向して配置される。プリズムレンズ13は、対物レンズ21と被検眼3との間に配置される。プリズムレンズ13は、被検眼3に対向する面13aが対物レンズ21の光軸方向に垂直な平面に沿うように配置される。プリズムレンズ13における対物レンズ21の光軸方向に沿った面13bには、固視灯11が例えばテープ材等により取り付けられる。プリズムレンズ13としては、例えば45°直角プリズムレンズが用いられている。
保持板14は、固視灯11及びプリズムレンズ13を一体で保持する円板状の板状体である。保持板14は、少なくとも光干渉断層血管撮影装置2の観察光と固視灯11の光とに対して透明な樹脂材料で形成されている。保持板14には、固視灯11が取り付けられたプリズムレンズ13が、例えばテープ材等により取り付けられている。これにより、固視灯11及びプリズムレンズ13が保持板14に一体で固定される。保持板14は、固視灯11及びプリズムレンズ13に対応する開口14oを有する。開口14oは、プリズムレンズ13の面13aを露出させると共に、固視灯11を露出させる。なお、ここでは、保持板14は透明な材料で形成されているが、保持板14は透明でなない材料で形成されていてもよい。
図4は、検眼枠4を示す斜視図である。図5及び図6は、検眼枠4に取り付けられた状態の眼底撮影範囲調整装置1を示す斜視図である。図7は、検眼枠4に取り付けられた状態の眼底撮影範囲調整装置1の各光軸を説明する概略図である。図4、図5及び図6に示されるように、眼底撮影範囲調整装置1は、検眼枠4に着脱自在に取り付けられる検眼枠用アタッチメントとして構成される。
検眼枠4は、眼の検査時に使用される器具であって、一対の眼鏡枠41及びレンズ取付け用溝42を含む。眼鏡枠41は、被検眼3に対向する円形枠である。眼鏡枠41は、その中心軸が対物レンズ21の光軸と平行となるように配置される。レンズ取付け用溝42は、各眼鏡枠41の下側の辺縁に沿って設けられている。レンズ取付け用溝42は、検眼レンズを取付け可能な円弧状の溝である。
レンズ取付け用溝42の径は、保持板14の径に対応する。レンズ取付け用溝42には、保持板14が差し込まれる。これにより、保持板14は、レンズ取付け用溝42に対して、対物レンズ21の光軸方向に沿って延びる回転軸G回りに回転可能に且つ着脱自在に取り付けられる。すなわち、保持板14が保持する固視灯11及びプリズムレンズ13は、対物レンズ21の光軸方向に沿って延びる回転軸G回りに、連動して回転可能に構成される。
図7に示されるように、検眼枠4に取り付けられた状態の眼底撮影範囲調整装置1では、プリズムレンズ13は、光干渉断層血管撮影装置2の観察光Bを固視灯11の光軸11m上に集光するように屈折させる。プリズムレンズ13は、固視灯11を向いた状態の被検眼3の瞳孔Hに集光するように、光干渉断層血管撮影装置2の観察光Bを屈折させる。固視灯11の光軸とは、その光学系を通過する光束の代表となる仮想的な光線であって、固視灯11の光が被検眼3に達するまでに伝搬する経路を定義する想像上の線である。固視灯11の光軸は、固視灯11の回転対称軸に沿った方向に対応する。
固視灯11の光軸11mが対物レンズ21の光軸21m(眼鏡枠41の中心軸)に対して傾斜する傾斜角度(固視を振る角度)φは、例えば10°であってもよいし、15°であってもよいし、20°であってもよいし、25°であってもよい。固視灯11の固視を振る角度は、例えば10°~25°の何れかの角度であってもよい。被検眼3からプリズムレンズ13までの距離は、例えば5mm~15mmの何れかの距離であってもよいし、10mmであってもよい。
固視灯11の光軸11mは、対物レンズ21の光軸21mに対して所定方向の一方側(図示の右側)に傾斜し、プリズムレンズ13により屈折させた観察光Bの光軸は、対物レンズ21の光軸21mに対して所定方向の他方側(図示の左側)に傾斜する。固視灯11の光軸11m及び瞳孔Hに入射する観察光Bの光軸は、対物レンズ21の光軸21mを通る同一平面上に位置する。
以上に説明した眼底撮影範囲調整装置1は、被検眼3の眼底の赤道部を含む部分が眼底撮影の範囲となるように調整することができる。このような調整を実現する固視灯11及びプリズムレンズ13の位置の一例について、以下に詳説する。
図8(a)に示されるように、眼の屈折率をnとすると、sinθ=nsinθ’(スネルの法則)である。眼底撮影の範囲が赤道部P1となる撮影をめざす。図8(b)に示されるように、ここでの眼底撮影では、2θ=42°、2θ’=31°である。αはθ’の約2倍(約30°)である。図9(a)に示されるように、固視を振って赤道部P1まで撮影するためには、θ’が45°以上必要である。θが71°以上であり、固視を20°振るとすると、約30°(71°-20°-21°)プリズムレンズ13で屈折させればよいことがわかる。
図9(b)に示されるように、固視灯11の光軸11mの傾斜角度(固視を振る角度)を20°とするための固視灯11の位置は、角膜頂点からプリズムレンズ13までの距離を10mmとすると、対物レンズ21の光軸方向と直交する方向において眼鏡枠41の中央から8.0mmずらした位置となる。なお、固視灯11の光軸11mの傾斜角度15°とするための固視灯11の位置は、対物レンズ21の光軸方向と直交する方向において眼鏡枠41の中央から5.89mmずらした位置となる。
図10(a)に示されるように、光干渉断層血管撮影装置2の観察光Bが瞳孔Hに入るように、眼鏡枠41に対するプリズムレンズ13の位置を考える。ここでは、観察光B1,B2,B3がプリズムレンズ13で約27°屈折して交わる集光点S1が、瞳孔Hの中央に位置するときのプリズムレンズ13の位置を考える。x=被検眼3からプリズムレンズ13までの距離、y=瞳孔Hの中心から被検眼3の中央までの水平距離、z=瞳孔Hの中心から観察光B1,B2,B3がプリズムレンズ13から出射する位置までの水平距離、φ=固視灯11の光軸11mの傾斜角度(固視をふる角度)とする。Gullstrand模型眼を参考に被検眼3を直径24mmの球及び角膜前面から水晶体前面までの距離を3.6mmと仮定する。水平距離は、対物レンズ21の光軸21m(図7参照)と直交する方向(以下、「水平方向」ともいう)の距離である。
図10(b)に示されるように、観察光B1に関しては、
z×tan(90-27)=(x+12)-8.4cosφ
z=(x+12-8.4cosφ)/tan63
であり、φ=20°、x=10mmとすると、z=7.2mmとなる。
観察光B2に関しては、
z×tan(90-48)=(x+12)-8.4cosφ
z=(x+12-8.4cosφ)/tan42
であり、φ=20°、x=10mmとすると、z=15.7mmとなる。
観察光B3に関しては、
z×tan(90-7)=(x+12)-8.4cosφ
z=(x+12-8.4cosφ)/tan83
であり、φ=20°、x=10mmとすると、z=1.7mmとなる。
y=8.4sinφであることから、φ=20°とすると、y=2.9mmである。よって、プリズムレンズ13の面13aは、水平方向において、眼鏡枠41の中央から一方側に12.8(15.7-2.9)mm且つ眼鏡枠41の中央から他方側に1.2(2.9-1.7)mmの領域を覆うように構成される。
図11(a)は、プリズムレンズ13において全反射する場合の観察光Bの入射角を説明するための図である。図11(a)に示される例では、プリズムレンズ13として45°直角プリズムレンズを用いる場合、プリズムレンズ13(屈折率1.5)から空気(屈折率1.0)に入射するときの観察光Bの入射角βが42°以上になると全反射する。
β=180°-α-90°-45°
=45°-α
であるため、β>42°のときα<3°である。sinδ/sinα=1.5/1(スネルの法則)のため、α<3°のときδ<4°である。空気からプリズムレンズ13に入射するときの観察光Bの入射角θ(45°-δ)が41°以上になると、全反射することがわかる。さらに、入射角θが45°以上のときは、観察光Bがプリズムレンズ13に入射するときに逆方向に屈折してしまうことがわかる。したがって、眼底撮影範囲調整装置1では、プリズムレンズ13から空気に進むときの観察光Bの入射角βが42°未満で、且つ、空気からプリズムレンズ13に進むときの観察光Bの入射角θが41°未満となるように構成してもよい。
図11(b)は、プリズムレンズ13において全反射する場合のプリズムレンズ13の頂点角度γを説明するための図である。図11(b)に示される例では、プリズムレンズ13(屈折率1.5)から空気(屈折率1.0)に入射するときの観察光Bの入射角βが42°以上になると全反射する。
β=180°-α-90°-(90°-γ)
=γ-α
であるため、β>42°のときγ-α>42°である。sinδ/sinα=1.5/1(スネルの法則)及びδ=24°のため、α=13°である。頂点角度γ>55°のとき全反射になることがわかる。さらに、頂点角度γが21°以下のとき観察光Bが逆方向に屈折してしまうことがわかる。したがって、眼底撮影範囲調整装置1では、プリズムレンズ13の頂点角度γは55°よりも小さくてもよい。これに代えてもしくは加えて、プリズムレンズ13の頂点角度γは21°よりも大きくてもよい。
以上、眼底撮影範囲調整装置1では、プリズムレンズ13により屈折させた観察光Bを、固視灯11を向いた状態の被検眼3の瞳孔Hに入射させることが可能となる。この場合、視線方向に対して大きく傾斜させた方向から観察光Bが瞳孔Hに入射されることになり得る。これにより、眼底においてその中心から離れた部分(例えば赤道部)を撮像することが可能となる。そして、固視灯11及びプリズムレンズ13を対物レンズ21の光軸方向に沿って延びる回転軸G回りに連動して回転させることで、回転軸G回りの周方向に沿って(例えば赤道部に沿って)当該撮影の範囲を移動させることが可能となる。
したがって、眼底撮影範囲調整装置1によれば、光干渉断層血管撮影装置2による被検眼3の眼底撮影において、眼底中心から離れた部分を容易に撮影することが可能となる。通常は撮影できない被検眼3の周辺部網膜(例えば網膜中心から90°程度まで)を撮影することができる。眼底撮影範囲調整装置1は、循環障害を伴う疾患において経時的なフォローに有用である。従来は撮影できなかった被検眼3の周辺部の網膜の撮影が可能となる。スキャン間隔を広げて広範囲を撮影するのではなく、密なスキャン間隔で被検眼3の周辺部の網脈絡膜を撮影することも可能である。その結果、被検眼3の周辺部の網脈絡膜の微小循環を観察することができ、病態の解明につながる可能性が高まる。
眼底撮影範囲調整装置1では、プリズムレンズ13は、固視灯11を向いた状態の被検眼3の瞳孔Hに集光するように、観察光Bを屈折させる。この場合、固視灯11を向いた状態の被検眼3の瞳孔Hに観察光Bを確実に入射させることができる。
眼底撮影範囲調整装置1は、固視灯11及びプリズムレンズ13を一体で保持する保持板14を有する。保持板14は、検眼枠のレンズ取付け用溝42に、回転軸G回りに回転可能に且つ着脱自在に取り付けられている。この場合、検眼枠用アタッチメントとして眼底撮影範囲調整装置1を構成することができる。また、保持板14は、固視灯11及びプリズムレンズ13が固定された円板状の板状体である。これにより、検眼枠用アタッチメントとしての当該構成を簡易に実現することができる。
眼底撮影範囲調整装置1は、プリズムレンズ13を備えおり、プリズムレンズ13を光学素子として利用し、観察光Bを屈折させることができる。また、眼底撮影範囲調整装置1では、プリズムレンズ13の頂点角度は、55°よりも小さい。これにより、例えば入射角θが約21°である標準的な開口数(Numerical Aperture)の対物レンズ21を介して観察光Bを出射する光干渉断層血管撮影装置2を用い、被検眼3の眼底撮影を行う場合において、当該観察光Bの全反射を抑制することが可能となる。
眼底撮影範囲調整装置1では、プリズムレンズ13は、被検眼3に対向する面13aが対物レンズ21の光軸方向に垂直な平面に沿うように配置されている。この場合、プリズムレンズ13の被検眼3に対向する面13aが当該平面に対して傾斜する場合に比べて、鮮明な眼底の画像を得ることができる。
ちなみに、眼底撮影範囲調整装置1では、固視灯11の光軸11mは、対物レンズ21の光軸21mに対して所定方向の一方側に傾斜し、プリズムレンズ13により屈折させた観察光Bの光軸は、対物レンズ21の光軸21mに対して所定方向の他方側に傾斜する。この場合、視線方向に対して大きく傾斜させた方向から観察光Bを瞳孔Hに入射させることを、容易に実現することができる。眼底撮影範囲調整装置1は、被検眼3の眼底の赤道部P1を含む部分が眼底撮影の範囲となるように調整する。この場合、眼底の赤道部P1を含む部分を容易に撮影することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態の説明では、第1実施形態と異なる点を説明し、重複する内容は省略する。
図12は、第2実施形態の眼底撮影範囲調整装置101の構成を示す概略側面図である。図13及び図14は、眼底撮影範囲調整装置101を示す斜視図である。図12、図13及び図14に示されるように、眼底撮影範囲調整装置101は、対物レンズ21の枠部22に着脱自在に取り付けられる対物レンズ用アタッチメントとして構成される。眼底撮影範囲調整装置101は、固視灯11と、バッテリ12と、プリズムレンズ13と、保持板14と、第1筒状体15と、第2筒状体16と、備える。
第1筒状体15は、円筒状を呈し、回転軸Gと同軸に配置される。第1筒状体15の一端側は、対物レンズ21を囲うように枠部22に取り付けられる。第1筒状体15の他端側は、当該他端側を内側に折り返すようにして成るフランジ17を有する。第2筒状体16は、円筒状を呈し、回転軸Gと同軸に配置される。第2筒状体16は、第1筒状体15により回転軸G回りに回転可能に支持される。具体的には、第2筒状体16は、第1筒状体15の他端側のフランジ17に内挿され、当該フランジ17により回転可能に支持される。第2筒状体16の他端には、その筒口が閉塞されるように保持板14が固定されている。保持板14と第1筒状体15と第2筒状体16とは、回転軸G回りに回転可能で且つ枠部22に着脱自在に取り付けられる保持体を構成する。
このような眼底撮影範囲調整装置101は、図15(a)及び図15(b)に示されるように、対物レンズ21を覆うように枠部22に第1筒状体15を前方から嵌め込むことで、着脱自在に枠部22に取り付けられる。この状態において、第1筒状体15に対して第2筒状体16を回転させることで、第2筒状体16に固定された保持板14が保持する固視灯11及びプリズムレンズ13は、対物レンズ21の光軸方向に沿う回転軸G回りに連動して回転されることとなる。
以上、眼底撮影範囲調整装置101においても、光干渉断層血管撮影装置2による被検眼3の眼底撮影において、眼底中心から離れた部分を容易に撮影することが可能となるという効果が奏される。
眼底撮影範囲調整装置101は、対物レンズ21の枠部22に、回転軸G回りに回転可能に且つ着脱自在に取り付けられる。これにより、眼底撮影範囲調整装置101を、光干渉断層血管撮影装置2における対物レンズ用アタッチメントとして構成することができる。また、眼底撮影範囲調整装置101は、対物レンズ21の枠部22に着脱自在に取り付けられる保持体として、保持板14と第1筒状体15と第2筒状体16とを有する。これにより、対物レンズ用アタッチメントとしての当該構成を、簡易に実現することができる。
以上、本開示の一態様について説明したが、本開示の一態様は、上記実施形態に限られるものではない。
上記第1実施形態は、検眼枠4に着脱自在に取り付けられる検眼枠用アタッチメントであり、上記第2実施形態は、対物レンズ21の枠部22に着脱自在に取り付けられる対物レンズ用アタッチメントであるが、これらに限定されない。本開示の一態様は、光干渉断層血管撮影装置2に組み込まれていてもよい。これにより、光干渉断層血管撮影装置2の一部として眼底撮影範囲調整装置を構成することができる。
上記実施形態において、光干渉断層血管撮影装置2の対物レンズ21が有する開口数(観察光Bの入射角θ)は特に限定されない。対物レンズ21は、公知の光干渉断層血管撮影装置で用いられるものと同様な開口数を有していてもよい。
上記実施形態では、被検眼3の眼底の赤道部P1を含む部分が眼底撮影の範囲となるように固視灯11及びプリズムレンズ13の位置関係等を構成したが、これに代えて又は加えて、被検眼3の眼底の周辺部を含む部分が眼底撮影の範囲となるように固視灯11及びプリズムレンズ13の位置関係等構成してもよい。
上記実施形態では、観察光Bを屈折させる光学素子としてプリズムレンズ13を用いたが、これに限定されない。光学素子は、プリズムレンズ13とは異なる仕様及び/又は形状のプリズムレンズであってもよい。また、プリズムレンズ以外の光学素子を用いてもよい。上記実施形態では、眼底撮影範囲調整装置1を光干渉断層血管撮影装置2に適用したが、適用する対象はこれに限定されず、その他の光干渉断層撮影装置(光干渉断層計の技術を利用する装置)に眼底撮影範囲調整装置1を適用することも勿論可能である。
上記実施形態及び変形例における各構成には、上述した材料及び形状に限定されず、様々な材料及び形状を適用することができる。上記実施形態又は変形例における各構成は、他の実施形態又は変形例における各構成に任意に適用することができる。上記実施形態又は変形例における各構成の一部は、本開示の一態様の要旨を逸脱しない範囲で適宜に省略可能である。
1…眼底撮影範囲調整装置(検眼枠用アタッチメント)、2…光干渉断層血管撮影装置(光干渉断層撮影装置)、3…被検眼、4…検眼枠、11…固視灯、11m…固視灯の光軸、13…プリズムレンズ(光学素子)、13a…面、14…保持板(保持体,板状体)、15…第1筒状体(保持体)、16…第2筒状体(保持体)、21…対物レンズ、21m…対物レンズの光軸、22…枠部、42…レンズ取付け用溝、101…眼底撮影範囲調整装置(対物レンズ用アタッチメント)、B,B1,B2,B3…観察光、G…回転軸、H…瞳孔。

Claims (10)

  1. 光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影に用いられ、当該眼底撮影の範囲を調整する眼底撮影範囲調整装置であって、
    固視標としての光を発する固視灯と、
    前記光干渉断層撮影装置の対物レンズに対向して配置され、前記光干渉断層撮影装置の観察光を前記固視灯の光軸上に集光するように屈折させる光学素子と、を備え、
    前記固視灯及び前記光学素子は、前記対物レンズの光軸方向に沿って延びる回転軸回りに、連動して回転可能に構成されている、眼底撮影範囲調整装置。
  2. 前記光学素子は、前記固視灯を向いた状態の前記被検眼の瞳孔に集光するように、前記観察光を屈折させる、請求項1に記載の眼底撮影範囲調整装置。
  3. 前記固視灯及び前記光学素子を一体で保持する保持体を備え、
    前記保持体は、検眼枠のレンズ取付け用溝に、前記回転軸回りに回転可能に且つ着脱自在に取り付けられる、請求項1又は2に記載の眼底撮影範囲調整装置。
  4. 前記保持体は、前記固視灯及び前記光学素子が固定された円板状の板状体を有する、請求項3に記載の眼底撮影範囲調整装置。
  5. 前記固視灯及び前記光学素子を一体で保持する保持体を備え、
    前記保持体は、前記対物レンズの枠部に、前記回転軸回りに回転可能に且つ着脱自在に取り付けられる、請求項1又は2に記載の眼底撮影範囲調整装置。
  6. 前記保持体は、
    前記回転軸と同軸に配置され、前記対物レンズを囲うように前記枠部に取り付けられた第1筒状体と、
    前記回転軸と同軸に配置され、前記第1筒状体により前記回転軸回りに回転可能に支持された第2筒状体と、
    前記第2筒状体の端部に設けられ、前記固視灯及び前記光学素子が固定された円板状の板状体と、を有する、請求項5に記載の眼底撮影範囲調整装置。
  7. 前記光干渉断層撮影装置に組み込まれている、請求項1又は2に記載の撮影範囲調整装置。
  8. 前記光学素子は、プリズムレンズであって、
    前記プリズムレンズの頂点角度は、55°よりも小さい、請求項1~7の何れか一項に記載の眼底撮影範囲調整装置。
  9. 前記光学素子は、プリズムレンズであって、
    前記プリズムレンズは、前記被検眼に対向する面が前記対物レンズの光軸方向に垂直な平面に沿うように配置されている、請求項1~8の何れか一項に記載の眼底撮影範囲調整装置。
  10. 光干渉断層撮影装置による被検眼の眼底撮影に用いられ、検眼枠に着脱自在に取り付けられ、当該眼底撮影の範囲を調整する検眼枠用アタッチメントであって、
    固視標としての光を発する固視灯と、
    前記光干渉断層撮影装置の対物レンズに対向して配置され、前記光干渉断層撮影装置の観察光を前記固視灯の光軸上に集光するように屈折させる光学素子と、を備え、
    前記固視灯及び前記光学素子が固定された円板状の板状体を有し、前記固視灯及び前記光学素子を保持する保持体を備え、
    前記保持体は、前記検眼枠のレンズ取付け用溝に、前記観察光の光軸方向に沿って延びる回転軸回りに回転可能に取り付けられる、検眼枠用アタッチメント。
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