JP2022061185A - 充電認証用装置、車両充電システム及び充電認証用方法 - Google Patents

充電認証用装置、車両充電システム及び充電認証用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストを抑制しつつ利便性の高い充電認証(課金認証)方式を提供する。【解決手段】充電池(BAT)の蓄電電力を用いて走行する車両(CR)に搭載され、充電池を充電するための充電機器(10)より、充電機器に対応付けられた識別情報(充電ステーションID)と充電認証を行うサーバ装置(50)のアドレス情報とを含む充電側情報(422)を取得する車載処理部(20、30)と、サーバ装置と協働して認証処理を行うことで充電認証を実現する車両側認証部(40)と、を備え、車載処理部は、充電側情報の取得を契機に車両側認証部を起動させ、車両側認証部は、自身が起動するとサーバ装置のアドレス情報に基づきサーバ装置との接続を確立して認証処理を開始し、認証処理において、充電機器に対応付けられた識別情報及び車両のユーザに対して予め発行された情報を含む認証用情報(472)をサーバ装置に送信する。【選択図】図10

Description

本発明は、充電認証用装置、車両充電システム及び充電認証用方法に関する。
電気自動車又はハイブリッド自動車の充電規格の方式としてコンバインドコネクタシステム(以下、CCSと称する)が知られている。CCSは特に欧米において普及が推進又は検討されている。CCSの通信プロトコルでは、プラグアンドチャージ(以下、PnCと称する)という機能の標準化が進められている。PnCでは、課金のための認証手順を自動化することで、充電ステーションに設置された充電機器のプラグを車両に挿すだけで課金及び充電が開始される。PnCの機能により、車両のユーザがRFID(Radio Frequency Identifier)カードを充電機器のカードリーダにかざすなどの認証手続きが不要となり、ユーザの利便性向上が期待される。
特開2013-27161号公報
しかしながら、PnC機能を有する充電ステーションは現在の市場には無く又はPnC機能を有する充電ステーションの設置は容易ではなく、既に普及済みの外部認証方式(External Identification Means:以下、EIMと称する)が現状では主流となっている。このため、EIMにおいてキャッシュレス決裁を行う場合には、前述のRFIDカードを充電機器のカードリーダにかざすなどの認証手続きがユーザに求められる。このような認証手続きはユーザにとって手間であり、ユーザの手間をなるだけ省く方式の開発が期待される。
また、CCSの通信プロトコルに関してISO-15118に定義されたPnCでは、PnC機能のための公開鍵基盤(Public Key Infrastructure:以下、PKIと称する)の保有及び運用が、必要要件として、OEMメーカ、電力会社及び充電ステーション供給者に課せられる。これは、電力供給者側の設備負担の増大を招くと共に通信コントローラにPnC用の実装コストを要求する。即ち、PnCを実現するためには、公開鍵基盤の保有及び運用に加え、車両及び充電ステーションの双方においてPKI認証機能の構築を必要とするため、各装置(車両に搭載される装置及び充電ステーションに設置される充電機器を含む)のコスト増大を招く。また、充電ステーション利用者(車両のユーザ)の利用料の高額化にも繋がる。
本発明は、コストを抑制しつつユーザにとって利便性の高い充電認証用装置、車両充電システム及び充電認証用方法を提供することを目的とする。
本発明に係る充電認証用装置は、充電池の蓄電電力を用いて走行する車両に搭載され、前記充電池を充電するための充電機器より、前記充電機器に対応付けられた識別情報と充電認証を行うサーバ装置のアドレス情報とを含む充電側情報を取得する車載処理部と、前記サーバ装置と協働して認証処理を行うことで前記充電認証を実現する車両側認証部と、を備え、前記車載処理部は、前記充電側情報の取得を契機に前記車両側認証部を起動させ、前記車両側認証部は、自身が起動すると前記サーバ装置のアドレス情報に基づき前記サーバ装置との接続を確立して前記認証処理を開始し、前記認証処理において、前記充電機器に対応付けられた識別情報及び前記車両のユーザに対して予め発行された情報を含む認証用情報を前記サーバ装置に送信する構成(第1の構成)である。
上記第1の構成に係る充電認証用装置において、前記充電における電力は充電用ケーブルを通じて前記充電機器から前記充電池に送電され、前記充電用ケーブルにて前記充電機器及び前記車両間が接続された状態において、前記充電側情報が前記車載処理部に送信される構成(第2の構成)であっても良い。
上記第1又は第2の構成に係る充電認証用装置において、前記車両側認証部は、前記車両のユーザが所持する端末装置にて構成され、前記認証処理の内、前記車両側認証部が実行する処理は、前記端末装置にて所定のプログラムが実行されることで実現され、前記車載処理部は、前記充電側情報の取得を契機に前記プログラムを起動させる構成(第3の構成)であっても良い。
上記第1~第3の構成の何れかに係る充電認証用装置において、前記車両のユーザに対して予め発行された情報は、前記車両のユーザに対応付けられたユーザIDと、前記充電機器により前記充電池を充電させる権限を前記車両のユーザが有していることを証明する電子証明書と、を含む構成(第4の構成)であっても良い。
本発明に係る車両充電システムは、上記第1~第4の構成の何れかに係る充電認証用装置と、充電機器と、サーバ装置と、を備えた構成(第5の構成)である。
上記第5の構成に係る車両充電システムにおいて、前記充電認証は第1認証及び第2認証を含み、前記認証処理において、前記車両側認証部は、前記認証用情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、受信した前記認証用情報に基づき前記第1認証の成否を判定して、前記第1認証が成功した場合に前記車両側認証部に対して前記車両のユーザの個人識別情報を要求し、前記車両側認証部は、前記要求を受けた後、前記車両のユーザの個人識別情報を前記ユーザから取得して、取得した個人識別情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、受信した前記個人識別情報と前記車両のユーザに対応付けられた所定の個人識別登録情報とに基づき前記第2認証の成否を判定して、前記第2認証が成功した場合に前記充電機器に対して前記充電の実行を要求する要求信号を送信し、前記要求信号の受信に応答して前記充電機器により前記充電地の充電が実行される構成(第6の構成)であっても良い。
本発明に係る充電認証用方法は、充電池の蓄電電力を用いて走行する車両に対して実行される充電認証用方法であって、前記充電池を充電するための充電機器より、前記充電機器に対応付けられた識別情報と充電認証を行うサーバ装置のアドレス情報とを含む充電側情報を取得する第1ステップと、前記サーバ装置と協働して認証処理を行うことで前記充電認証を実現する第2ステップと、を備え、前記第1ステップにおける前記充電側情報の取得を契機に前記第2ステップが実行され、前記第2ステップでは、前記サーバ装置のアドレス情報に基づき前記サーバ装置との接続を確立して前記認証処理を開始し、前記認証処理において、前記充電機器に対応付けられた識別情報及び前記車両のユーザに対して予め発行された情報を含む認証用情報を前記サーバ装置に送信する構成(第7の構成)である。
本発明によれば、コストを抑制しつつユーザにとって利便性の高い充電認証用装置、車両充電システム及び充電認証用方法を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る車両充電システムの全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係り、充電機器の概略的な内部ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係り、端末装置の概略的な内部ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係り、サーバ装置の概略的な内部ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係り、認証処理の実現に関与する機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係り、契約登録の流れを示す図である。 本発明の第1実施形態に係り、データベースに保存されるユーザの登録情報を示す図である。 本発明の第1実施形態に係り、特殊決済サービスの流れを示す図である。 本発明の第1実施形態に係り、特殊決済サービスの流れを示す図である。 本発明の第1実施形態に係り、特殊決済サービスにおける主要な情報の流れを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車両充電システムの全体構成図である。 本発明の第2実施形態に係る車載機の内部ブロック図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。例えば、後述の“20”によって参照される充電通信ECU20は(図1参照)、充電通信ECU20と表記されることもあるし、ECU20と略記されることもあり得るが、それらは全て同じものを指す。
<<第1実施形態>>
本発明の第1実施形態を説明する。図1に本発明の第1実施形態に係る車両充電システムSYSの全体構成図を示す。システムSYSでは、車両の充電池の充電に対して課金を行うため、車両充電システムを充電課金システムと読み替えても良い。図1において、符号“CR”は車両を表す。ここでは、車両CRとして路面上を走行可能な車両(自動車等)を主として想定するが、車両CRは任意の種類の車両であって良い。車両充電システムSYSは、充電機器10と、充電通信ECU(Electronic Control Unit)20と、車載通信機30と、端末装置40と、サーバ装置50と、を備える。この内、充電通信ECU20及び車載通信機30は車両CRに搭載される。また、車両CRには充電池BATが搭載されており、車両CRは充電池BATの蓄電電力を用いて走行する。充電池BATは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等から成る二次電池である。車両CRは充電池BATの蓄電電力と化石燃料とを併用して走行する車両であっても良い。従って、車両CRは電気自動車又はハイブリッド自動車に分類される車両であって良い。尚、充電池BAT又は車両CRも車両充電システムSYSの構成要素に含まれると解しても良い。図1において、“NET”はインターネットを含む情報通信網を表す。
充電機器10は、車両CRを含む、電力を用いて走行する車両内の充電池を充電するための機器であり、充電設備である充電ステーションに設置される。充電ステーションには任意の台数の充電機器が設置されていて良いが、ここでは1台の充電機器10にのみ注目する。図1において、符号“CBL”は車両CR及び充電機器10間を接続する充電用ケーブルを表す。充電用ケーブルCBLは電力線を備え、車両CR及び充電機器10間が充電用ケーブルCBLにて接続されているとき、充電機器10は充電用ケーブルCBLの電力線を通じて電力を車両CRに送電することにより充電池BATを充電できる。以下、“充電池BATの充電”又は“充電”といった場合、それらは、特に記述なき限り、充電機器10からの送電電力に基づく充電池BATの充電を指すものとする。また、充電機器10は有線又は無線にて情報通信網NETに接続される。
充電通信ECU20は車両CRの第1所定位置に設置される。充電通信ECU20は充電機器10と通信を行うためのECU(Electronic Control Unit)である。充電通信ECU20は、車両CR及び充電機器10間が充電用ケーブルCBLにて接続されているとき、所定の通信回線を用いて充電機器10と通信が可能である。ECU20及び充電機器10間の通信回線は、ISO-15118においてVAS(Value Added Service)と定義されるトランスミッションコントロールプロトコル(Transmission Control Protocol)に従った通信回線である。ここでは、ECU20及び充電機器10間の通信回線は充電用ケーブルCBL内の電力線を用いて形成されるものとする。即ち、ECU20及び充電機器10間の通信は、充電用ケーブルCBL内の電力線を用いた電力線通信 (Power Line Communication) であるとする。但し、ECU20及び充電機器10間の通信は、Wi-Fi(登録商標)などの無線通信回線を用いた無線通信であっても良い。尚、以下では、特に記述なき限り、車両CR及び充電機器10間が充電用ケーブルCBLにて接続されているものとする。
車載通信機30は車両CRの第2所定位置に設置される。車載通信機30は、CAN(Controller Area Network)などの、車内CRに形成された車内ネットワークを通じて車両CR内の他の機器と接続されており、当該他の機器の1つに充電通信ECU20が含まれる。従って、上記車内ネットワークを介して車載通信機30及び充電通信ECU20間の双方向通信が可能である。また、車載通信機30は、Wi-Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)などに準拠した近接無線通信回線により端末装置40と無線接続されており、故に端末装置40と無線にて双方向通信が可能である。
端末装置40は、スマートホンに分類される携帯電話機又はタブレットのような情報端末であり、ユーザに所持される。本実施形態において、ユーザとは端末装置40のユーザであると同時に車両CRのユーザであり、更に、車両充電システムSYSのユーザでもある。車両CRのユーザは車両CRの乗員であり、基本的には車両CRの運転手である。但し、車両CRの運転手以外の乗員もユーザとなり得る。以下では特に記述なき限り、ユーザとは、車両CRの運転手である特定の一人の人物であるとする。図1では、図示の便宜上、端末装置40を車両CRの外部に示しているが、ユーザが車両CRの車室内に居る場合には端末装置40もユーザと共に車両CRの車室内に存在する。端末装置40は、上記近接無線通信回線を通じて車載通信機30と無線接続される一方、所定の移動体通信回線を通じて情報通信網NETに無線接続される。
サーバ装置50は任意の場所に設置可能である。サーバ装置50は1以上のコンピュータにて構成される。クラウドコンピューティングを利用してサーバ装置50を形成しても良い。サーバ装置50は有線又は無線にて情報通信網NETに接続される。このため、サーバ装置50及び端末装置40は情報通信網NETを通じて任意の情報及び信号の双方向通信(無線による双方向通信)が可能であり、サーバ装置50及び充電機器10は情報通信網NETを通じて任意の情報及び信号の双方向通信(無線による双方向通信)が可能である。
図2に充電機器10の概略的な内部ブロック図を示す。充電機器10は、送電部11、送電制御部12及び通信部13を備える。送電部11は、送電制御部12の制御の下で、充電用ケーブルCBLを介して充電池BATに送電を行う(充電池BATに対して充電用の電力を出力する)。送電制御部12は送電部11による送電の実行又は非実行を制御する。通信部13は、充電通信ECU20及び充電機器10間の通信回線を通じて充電通信ECU20と通信を行うと共に、情報通信網NETを通じてサーバ装置50と通信を行う。
図3に端末装置40の概略的な内部ブロック図を示す。端末装置40は、ユーザに視認可能な表示部41と、ユーザからの各種操作を受ける操作部42と、自身の周辺音(ユーザの発声による音声を含む)を音声信号に変換して出力するマイクロホン43と、ユーザに対して音声を出力するスピーカ44と、端末装置40以外の任意の機器(車載通信機30及びサーバ装置50を含む)と通信を行うための通信部45と、各種プログラム及びデータを格納及び記憶するメモリ46と、制御部47と、を備える。制御部47はマイクロコンピュータを含み、メモリ46に格納されたプログラムを当該マイクロコンピュータにて実行することで各種の機能を実現する。端末装置40がタッチパネルを設けられていても良く、この場合、当該タッチパネルにて表示部41及び操作部42が形成される。メモリ46には所定の認証プログラムPG4が格納される(認証プログラムPG4の機能は後述される)。
図4にサーバ装置50の概略的な内部ブロック図を示す。サーバ装置50は、サーバ装置50の管理者に視認可能な表示部51と、サーバ装置50の管理者からの各種操作を受ける操作部52と、サーバ装置50以外の任意の機器(端末装置40及び充電機器10を含む)と通信を行うための通信部55と、各種プログラム及びデータを格納及び記憶するメモリ56と、制御部57と、を備える。制御部57はマイクロコンピュータを含み、メモリ56に格納されたプログラムを当該マイクロコンピュータにて実行することで各種の機能を実現する。サーバ装置50にタッチパネルが設けられていても良く、この場合、当該タッチパネルにて表示部51及び操作部52が形成される。メモリ56には所定の認証プログラムPG5が格納される(認証プログラムPG5の機能は後述される)。
充電機器10からの送電電力に基づき充電池BATを充電する際、ユーザは、この充電に対する対価を、サービス提供者に支払う。サービス提供者は、充電機器10が設置された充電ステーションを運営する法人又は個人、或いは、サーバ装置50を運営する法人又は個人、或いは、それらの組み合わせである。ユーザは特殊決済方式にて上記対価を支払う特殊決済サービスを利用できる。特殊決済方式はキャッシュレス決済方式の一種であって当該方式の詳細は後述されるが、RFID(Radio Frequency Identifier)カードを充電機器10のカードリーダ(不図示)にかざすなどの、ユーザにとって手間のかかる認証手続きを必要とすることなく、上記対価の支払いを行うことができる。
特殊決済方式にて上記対価を支払うためには充電に対する認証が必要となる。充電機器10からの送電電力に基づき充電池BATを充電することに対する認証を、以下、充電認証と称する。認証を通じて支払いのための課金が行われるので充電認証を課金認証と読み替えることもできる。
車両充電システムSYSでは、充電認証を得るための処理として認証処理が実行される。認証処理の結果として、充電認証の成功と充電認証の失敗がある。充電認証の成功は充電認証が得られたことに相当し、充電認証の失敗は充電認証が得られなかったことに相当する。充電認証が成功した場合にのみ、特殊決済方式の下で充電機器10からの送電電力に基づく充電池BATの充電が許可されて実際に当該充電が行われる。
図5に、上記認証処理の実現に関与する機能ブロック図を示す。認証処理は車両側認証部47aとサーバ側認証部57aが協働することで実現される。端末装置40において、制御部47は任意のプログラムを実行可能なマイクロコンピュータを有する。制御部47におけるマイクロコンピュータが認証プログラムPG4を実行することで、認証プログラムPG4により車両側認証部47aの機能が実現される。このため、車両側認証部47aは端末装置40(特に制御部47)に設けられた機能ブロックである。サーバ装置50において、制御部57は任意のプログラムを実行可能なマイクロコンピュータを有する。制御部57におけるマイクロコンピュータが認証プログラムPG5を実行することで、認証プログラムPG5によりサーバ側認証部57aの機能が実現される。このため、サーバ側認証部57aはサーバ装置50(特に制御部57)に設けられた機能ブロックである。車両側認証部47a及びサーバ側認証部57aは通信部45及び55(図3及び図4)を用い、情報通信網NETを通じて任意の情報及び信号の双方向通信が可能である。尚、認証プログラムPG4は端末装置40にインストール済みであって制御部47にて認証プログラムPG4を実行可能な状態にあり、且つ、認証プログラムPG5はサーバ装置50にインストール済みであって制御部57にて認証プログラムPG5を実行可能な状態にあるとする。更に、サーバ装置50では常に認証プログラムPG5が実行中の状態であるとする。
図5に示されたユーザID322及び電子証明書324については後述される。データベースDBは車両充電システムSYSの構成要素であって、車両充電システムSYSを利用する複数の登録人物の夫々についての登録情報を格納する。複数の登録人物の中に車両CRのユーザが含まれ、以下では、一人の特定の登録人物である車両CRのユーザにのみ注目する。データベースDBはサーバ装置50のメモリ56(図4参照)内に設けられていても良いし、サーバ装置50の外部に設けられていても良い。
[契約登録]
特殊決済サービス(即ち、充電池BATを充電し、その対価を特殊決済方式にて決済するサービス)の提供を受けるためには、事前準備として契約登録が必要である。図6を参照して契約登録の流れを説明する。契約登録では、まずユーザが操作部42を操作することで認証プログラムPG4を起動させ、端末装置40にサービス申込み処理310を実行させる。サービス申込み処理310において端末装置40にて取得された各情報がサーバ装置50に送信され、サーバ装置50で実行される登録処理320によりユーザの登録情報がデータベースDBに保存される。図7にデータベースDBに保存されるユーザの登録情報を示す。サービス申込み処理310は車両側認証部47aにより、登録処理320はサーバ側認証部57aにより実行されると考えて良い。
サービス申込み処理310において、認証プログラムPG4により端末装置40上で申込み情報312の入力がユーザに求められる。申込み情報312は、ユーザの氏名、住所及び生年月日並びに車両CRの車種などを含む基本情報312aと、ユーザが定める決裁情報312bと、を含む。サービス申込み処理310において、ユーザが操作部42を操作することで申込み情報312を端末装置40に入力すると申込み情報312がサーバ装置50に送信される。登録処理320において、申込み情報312に含まれる基本情報312a及び決裁情報312bがユーザに対応付けられてデータベースDBに保存される。決裁情報312bは、上記対価の支払いを行うために必要な情報であり、例えば、ユーザのクレジットカード情報又は銀行口座情報や、それらに紐付けられた電子決済サービスの個人情報である。
また、サービス申込み処理310において、認証プログラムPG4により端末装置40上で個人識別登録情報314の入力がユーザに求められる。個人識別登録情報314は、ユーザを他の人物と区別して識別するための情報であり、個人識別登録情報314は、ここではユーザの発声した音声であるとする。故に、サービス申込み処理310において、認証プログラムPG4により所定の言葉を発することがユーザに求められ、ユーザが求めに応じて所定の言葉を発する。ここで発せられた言葉の音声信号がマイクロホン43にて取得され、取得された音声信号をデジタル信号に変換して得られる音声データが個人識別登録情報314として端末装置40からサーバ装置50に送信される。登録処理320において、個人識別登録情報314がユーザに対応付けられてデータベースDBに保存される。データベースDBに保存される個人識別登録情報314は、ユーザが発した音声を表す音声データそのものであっても良いし、当該音声データから抽出された特徴量データであっても良い。
登録処理320において、車両CRのユーザに対し、当該ユーザに固有の識別情報であるユーザID322と、電子証明書324とが発行され、また車両CRのユーザの登録情報がデータベースDBに保存される。車両CRのユーザの登録情報は、上述の情報312a、312b及び314を含み且つユーザID322を含む。換言すれば、ユーザID322に対応付けられた状態で情報312a、312b及び314を含む登録情報が、車両CRのユーザの登録情報としてデータベースDBに保存される。データベースDBに保存される車両CRのユーザの登録情報に電子証明書324が更に含まれていても良い。電子証明書324は、車両CRのユーザが特殊決済サービスを利用する権限を証明する電子データ(即ち特殊決済サービスの下で充電機器10により充電池BATを充電させる権限をユーザが有していることを証明する電子データ)であり、電子証明書324には特殊決済サービスの利用可能期間(即ち上記権限の有効期間)も示されている。
登録処理320において発行されたユーザID322及び電子証明書324は、サーバ装置50から端末装置40に送信される。これらが端末装置40にて受信されると、認証プログラムPG4により申込み完了処理330が実行される。申込み完了処理330においてユーザID322及び電子証明書324がメモリ46内の不揮発性メモリに保存され、この保存を以って契約登録が完了する。図5では、契約登録完了後のメモリ46の状態が図示されている。ユーザは、契約登録の完了後、任意のタイミングで操作部42を操作することにより、端末装置40での認証プログラムPG4の実行を停止させて良い。以下では、特に記述なき限り、車両CRのユーザの契約登録が完了済であるとし、契約登録の完了直後に認証プログラムPG4の実行が停止されたと考える。
[特殊決済サービスの利用時]
次に、図8~図10を参照して、特殊決済サービスの流れを説明する。図8に特殊決済サービスの流れの一部(前半側の一部)が示され、図9に特殊決済サービスの流れの残部(後半側の一部)が示される。図10は特殊決済サービスの流れの説明にて参照される図であって、特殊決済サービスにおける主要な情報の流れを示す図である。まず、ユーザ又は充電機器10が設置された充電ステーションの従業員などにより、車両CRと充電機器10を充電用ケーブルCBLで接続する操作410が行われる。操作410の後、充電通信ECU20及び充電機器10(詳細には通信部13;図2参照)間における双方向通信が可能となる。実際には、操作410の後、まず、充電通信ECU20から充電機器10に対し通信要求信号412が送信される。充電機器10にて通信要求信号412が受信されると、充電機器10から充電通信ECU20に対し応答信号414を送信する。応答信号414は充電通信ECU20にて受信される。信号412及び414の送受信で以って、充電通信ECU20及び充電機器10は双方向通信が可能な状態にあることを確認する。
充電機器10において、応答信号414の送信後、送電制御部12は、充電認証フェーズを開始し、充電側情報422を充電通信ECU20に送信してから充電認証待機状態(充電認証が成功するのを待機する状態)となる。充電認証フェーズは、後述の要求信号504(図9参照)の受信又は認証失敗信号(不図示)の受信を以って終了する。充電側情報422は、充電ステーションIDと、情報通信網NET上におけるサーバ装置50のアドレス情報(以下、サーバアドレスと称する)と、を含む(図10も参照)。充電ステーションIDは、充電機器10が設置された充電ステーションに割り当てられた固有の識別情報である。充電ステーションに設置された各充電機器(充電機器10を含む)にも共通の充電ステーションIDが対応付けられるため、充電ステーションIDは充電機器10に対応付けられた識別情報であるとも言える。サーバアドレスは、情報通信網NET上でのサーバ装置50の所在を表すURL(Uniform Resource Locator)により構成される。
尚、信号412及び414並びに情報422の送受信は充電用ケーブルCBL内の電力線を通じた電力線通信 (Power Line Communication) により行われることを想定している。しかしながら、CU20及び充電機器10間の通信を、Wi-Fi(登録商標)などの無線通信回線を用いた無線通信にしても良い。この場合には、操作410により車両CR及び充電機器10間が充電用ケーブルCBLにて接続された状態において、車両CR及び充電機器10が互いに近接して(詳細には充電通信ECU20と充電機器10の通信部13とが互いに近接して)上記無線通信回線による無線通信が可能となり、信号412及び414並びに情報422の送受信が無線にて行われる。
充電通信ECU20は、充電側情報422を受信すると、認証処理の開始を求める指令信号432を車載通信機30に送信する。車載通信機30は、指令信号432を受信すると、認証処理の開始を求める指令信号434を端末装置40に送信する(図10も参照)。端末装置40において指令信号434が受信されると、制御部47は可否判断処理440を実行する。可否判断処理440では、端末装置40が情報通信網NETに接続可能な状態(即ちサーバ装置50に接続可能な状態)にあるか、端末装置40にて認証プログラムPG4を実行可能な状態にあるか等が確認され、その確認結果に基づき、端末装置40が認証処理を行い得る状態にあるかを判断する。
認証処理を行い得る状態にあると判断された場合には、端末装置40から車載通信機30に対し、認証処理を開始する旨を表す了解応答信号442が送信されると共に、制御部47にて車両側認証部47aを起動させる起動処理450が実行される。起動処理450は認証プログラムPG4の実行開始(換言すれば認証プログラムPG4の起動)により実現される。即ち、起動処理450において、認証プログラムPG4が起動され、認証プログラムPG4の起動によって車両側認証部47aが起動する。認証プログラムPG4の起動と車両側認証部47aの起動は同義であると考えて良い。このように、充電通信ECU20及び車載通信機30から成るブロック(車載処理部)は、充電側情報422の取得を契機に車両側認証部47a(認証プログラムPG4)を起動させる。
車載通信機30は、了解応答信号442を受信すると、認証処理を開始する旨を表す了解応答信号444を充電通信ECU20に送信する。充電通信ECU20は、了解応答信号444を受信すると、充電機器10から受信済みの充電側情報422を車載通信機30に送信する。車載通信機30は充電側情報422を受信すると、受信した充電側情報422を端末装置40に送信する(図10も参照)。尚、図8では、可否判断処理440において認証処理を行い得る状態にあると判断されるケースの流れのみを図示している。仮に、可否判断処理440において認証処理を行い得る状態にあると判断されなかった場合には、その旨が端末装置40から車載通信機30を経由して充電通信ECU20に伝達され、充電通信ECU20から充電機器10に対し所定の不可通知信号が送信される。充電機器10において、不可通知信号が受信されると、RFID(Radio Frequency Identifier)カードを充電機器10のカードリーダ(不図示)にかざすなどの認証手続きをユーザに求める案内通知を行う。
端末装置40において充電側情報422が受信されると、車両側認証部47aはサーバ接続処理460を実行することで、端末装置40及びサーバ装置50間の接続を確立する。サーバ接続処理460以降の処理の流れは図9に示される。便宜上、サーバ接続処理460は図8及び図9の双方に示されている。サーバ接続処理460において、車両側認証部47aは充電側情報422に含まれるサーバアドレスに基づきサーバ装置50に対して接続要求信号462を送信する。サーバ装置50において接続要求信号462が受信されると、サーバ側認証部57aは所定の応答信号464を端末装置40に送信する。端末装置40での応答信号464の受信を以って、端末装置40及びサーバ装置50間の接続が確立され、以後、車両側認証部47a及びサーバ側認証部57aの協働により、充電認証の成否を判定する認証処理が実行される。
尚、サーバ装置50及び端末装置40間の接続確立では、セキュア通信実現用の通信プロトコル(例えばTransport Layer Securityの通信プロトコル)による接続認証を実施すると良い。所謂なりすましによる不正アクセスを防止するためである。サーバ装置50及び充電機器10間の通信、並びに、端末装置40及び車載通信機30間の通信も同様であると良い。
充電認証の成否を判定する認証処理は、車両側認証部47aで実行される車両側処理と、サーバ側認証部57aで実行されるサーバ側処理と、で構成される。この内、車両側処理は、図9に示される認証用情報送信処理470及び個人識別情報取得処理490にて構成される。サーバ側処理は、図9に示される第1認証判定処理480及び第2認証判定処理500にて構成される。充電認証は第1認証と第2認証とから成り、第1認証判定処理480では第1認証の成否が判定され、第2認証判定処理500では第2認証の成否が判定される。第1認証及び第2認証の双方が成功した場合に限り充電認証が成功する(即ち充電認証が得られる)。
認証処理では、まず、車両側認証部47aが認証用情報472を生成してサーバ装置50に送信する送信処理470を実行する。認証用情報472の送信を以って認証処理が開始されると考えても良い。認証用情報472は、充電側情報422に含まれる充電ステーションIDと、ユーザID322及び電子証明書324と、を含む(図10も参照)。認証用情報472に含められるユーザID322及び電子証明書324は、登録処理320(図6参照)において車両CRのユーザに対し発行された情報(認証処理の前に予め発行された情報)であり、メモリ46から取得される。
認証用情報472がサーバ装置50にて受信されると、サーバ側認証部57aにより認証用情報472に基づく第1認証判定処理480が行われる。上述したように、第1認証判定処理480では第1認証の成否が判定される。
第1認証判定処理480において、サーバ側認証部57aは、認証用情報472に含まれる電子証明書324に基づき特殊決済サービス利用に対するユーザの契約内容を確認する。電子証明書324には、ユーザの契約内容がユーザID322と対応付けて示されている。より具体的には、ユーザが特殊決済サービスにて充電池BATの充電を行う権利を有する充電ステーション及び充電機器がユーザID322と対応付けて電子証明書324に示されると共に、ユーザが特殊決済サービスにて充電池BATの充電を行うことのできる期間(特殊決済サービスの利用可能期間)もユーザID322と対応付けて電子証明書324に示される。
第1認証判定処理480に係るサーバ側認証部57aは、ユーザID322に対応付けられたユーザが、処理480が行われる当日において充電機器10での充電を利用する権利を有しているか否かを充電ステーションID及び電子証明書324から判定する。そして、ユーザID322に対応付けられたユーザが、処理480が行われる当日において充電機器10での充電を利用する権利を有していると判断した場合、サーバ側認証部57aは第1認証が成功したと判定し、そうでない場合には第1認証が失敗したと判定する。
第1認証が成功したと判定された場合、サーバ側認証部57aは、ユーザの個人識別情報を要求する要求信号482を端末装置40に送信する。図9では、第1認証が成功した場合の処理の流れのみが示されている。仮に、第1認証が失敗した場合には、所定の認証失敗信号がサーバ側認証部57aから端末装置40及び充電機器10に送信され、特殊決済サービスの利用に関する処理が終了する。
要求信号482により要求される個人識別情報は、車両CRのユーザを他の人物と区別して識別するための情報であり、ここでは、車両CRのユーザの発声による音声データが個人識別情報として要求される。
要求信号482には音声ガイダンスの情報も含まれている。音声ガイダンスは、車両CRのユーザに何らかの発声を求めるガイダンスである。端末装置40にて要求信号482が受信されると、車両側認証部47aは個人識別情報取得処理490を実行する。個人識別情報取得処理490において、車両側認証部47aは、要求信号482に基づく音声ガイダンスをスピーカ44から音声出力する。例えば、「ABC充電ステーションにて充電をしますか?」といった問い合わせ文章又は「ABC充電ステーションにて充電を行います。よろしければ、了解、とご発声下さい」といった発声要求文章を音声ガイダンスとしてスピーカ44から音声出力する(図10も参照)。この音声出力に対してユーザが発声にて回答すると、その発声内容を表す音声信号がマイクロホン43から出力され、マイクロホン43の出力音声信号に基づく音声データ(例えばマイクロホン43の出力音声信号をデジタル信号化して得られる音声データ)が車両側認証部47aにて取得される。個人識別情報取得処理490の中で当該音声データが取得され、取得した音声データが個人識別情報492としてサーバ装置50に送信される(図10も参照)。尚、音声ガイダンスは要求信号482に基づき車両側認証部47a内で生成されるものであっても良い。
個人識別情報492がサーバ装置50にて受信されると、サーバ側認証部57aにより個人識別情報492に基づく第2認証判定処理500が行われる。上述したように、第2認証判定処理500では第2認証の成否が判定される。第2認証判定処理500に係るサーバ側認証部57aは、個人識別情報492における音声データを音声認識にてテキストデータに変換し(即ち、処理490の実行時におけるユーザの発声内容をテキストデータに変換し)、得られたテキストデータに基づき、ユーザが充電池BATの充電の実行を求めているのか否かを判断する。ここで、ユーザが充電池BATの充電の実行を求めていると判断されることで前提条件が充足する。第2認証の成功には前提条件の充足が必須となる。前提条件が充足しない場合、第2認証が失敗したと判定される。
第2認証では、前提条件の充足の下で、個人識別情報492と、データベースDBにユーザに対応付けて格納されている個人識別登録情報314と、に基づく声認証が行われる。即ち、第2認証判定処理500において、サーバ側認証部57aは、個人識別情報492における音声データと個人識別登録情報314における音声データとを比較することで、個人識別情報492に対応する人物(個人識別情報492における音声データの元になる音声を発した人物)が、ユーザID322に対応付けられたユーザ(即ち、上記特定の登録人物)と一致するか否かを判断し、前提条件の充足の下で、それらが一致すると判断した場合には第2認証が成功したと判定し、そうでない場合には第2認証が失敗したと判定する。
尚、上述したように、サービス申込み処理310の段階でユーザが発した所定の言葉の音声データが個人識別登録情報314としてデータベースDBに保存される。このため、声認証の精度向上のためにも、上記音声ガイダンスではユーザに対し上記所定の言葉の発声を求めることが好ましい(但し、そうでなくても構わない)。
第2認証が成功したと判定された場合、サーバ側認証部57aは、充電認証が成功して充電が行われる旨を示す認証成功信号502を端末装置40に送信すると共に、充電池BATの充電を開始することを要求する要求信号504を充電機器10に送信する(図10も参照)。認証成功信号502が端末装置40にて受信されると、充電認証が成功した旨及び充電が行われる旨を表すメッセージが端末装置40にて出力される。例えば、「認証が成功しました。充電を開始します」といったメッセージがスピーカ44から音声出力される又は表示部41に表示される。要求信号504が充電機器10にて受信されると、充電機器10において送電制御部12は送電部11を制御することにより送電部11から充電池BATへの送電(即ち充電池BATの充電)を開始させる。図9では、第1認証及び第2認証が成功した場合の処理の流れのみが示されている。仮に、第2認証が失敗した場合には、所定の認証失敗信号がサーバ側認証部57aから端末装置40及び充電機器10に送信されて特殊決済サービスの利用に関する処理が終了する。
充電池BATが必要な容量まで充電されると充電が完了(終了)する。充電が完了すると、その旨を表す充電完了信号512が充電機器10からサーバ装置50に送信される。充電完了信号512には、充電機器10から充電器BATへの送電の電力量を表す電力量データが含まれる。充電完了信号512がサーバ装置50にて受信されると、制御部57により(例えば制御部57に内包される決裁処理部(不図示)により)決裁処理520が実行される。決裁処理520では、充電完了信号512に含まれる電力量データに基づき、充電機器10が充電池BATに対して行った充電に対する対価を決定し、決定した対価の決済を決裁情報312b(図7参照)に基づいて実行する。例えば、決裁情報312bに基づき、ユーザの銀行口座などから決定した対価を引き落とす金融処理を実行する。尚、決裁処理520を充電機器10で行うようにしても良い。
本実施形態によれば、RFIDカードを充電機器のカードリーダにかざすなどの認証手続きが不要となり、ユーザにおける利便性が高まる。また、これの実現にあたり、ISO-15118で規定されるVASのインターフェースを利用し、PnCで要求されるような大規模且つ専用のPKIを必要としない。このため、電力供給者側の設備や管理の負担は少なくて済み、且つ、PnC用の実装コストは不要であるため、各装置(車両に搭載される装置及び充電ステーションに設置される充電機器を含む)のコスト増大も抑制される。
尚、個人識別情報としてユーザの音声データを用いる方法(第2認証を声認証とする方法)を上述したが、他の種類の個人識別情報を用いて第2認証を行うようにしても良い。例えば、指紋認証又は顔認証にて第2認証を行うようにしても良い。
第2認証において指紋認証を利用する場合には以下の第1変形技術を採用すれば良い。第1変形技術の採用時には、契約登録時のサービス申込み処理310(図6参照)において、認証プログラムPG4により端末装置40上で個人識別登録情報314の入力がユーザに求められ、これに応答して、ユーザは端末装置40に自身の指紋データを取得させる操作を行う。第1変形技術に係る端末装置40は公知の指紋センサ(不図示)を備え、契約登録時において指紋センサを用いユーザの特定の指の指紋を画像化した指紋データを取得し、取得した指紋データを個人識別登録情報314としてサーバ装置50に送信する。第1変形技術に係るサーバ装置50は、登録処理320において、指紋データによる個人識別登録情報314をユーザに対応付けて(ユーザID322に対応付けて)データベースDBに保存する。
契約登録の完了後、第1変形技術に係る特殊決済サービスの利用時において、要求信号482(図9参照)により要求される個人識別情報は、ユーザの指紋データである。要求信号482(図9参照)の受信に応答して実行される個人識別情報取得処理490において、第1変形技術に係る車両側認証部47aは、要求信号482に基づく音声ガイダンスをスピーカ44から音声出力しつつ指紋センサを用いてユーザの特定の指の指紋の指紋データを改めて取得し、取得した指紋データを個人識別情報492としてサーバ装置50に送信する。
指紋データによる個人識別情報492がサーバ装置50にて受信されると、サーバ側認証部57aにより個人識別情報492に基づく第2認証判定処理500が行われる。処理500において、第1変形技術に係るサーバ側認証部57aは、個人識別情報492における指紋データと個人識別登録情報314における指紋データとを比較することで、個人識別情報492の指紋データに対応する人物が、ユーザID322に対応付けられたユーザ(即ち、上記特定の登録人物)と一致するか否かを判断し、上述の前提条件の充足の下で、それらが一致すると判断した場合には第2認証が成功したと判定し、そうでない場合には第2認証が失敗したと判定すれば良い。
第2認証において顔認証を利用する場合には以下の第2変形技術を採用すれば良い。第2変形技術の採用時には、契約登録時のサービス申込み処理310(図6参照)において、認証プログラムPG4により端末装置40上で個人識別登録情報314の入力がユーザに求められ、これに応答して、ユーザは端末装置40に自身の顔データを取得させる操作を行う。第2変形技術に係る端末装置40はカメラ部(不図示)を備え、契約登録時においてカメラ部を用いてユーザの顔を撮影することで当該顔の撮影結果を表す顔データ(ユーザの顔の画像を表す画像データ)を取得し、取得した顔データを個人識別登録情報314としてサーバ装置50に送信する。第2変形技術に係るサーバ装置50は、登録処理320において、顔データによる個人識別登録情報314をユーザに対応付けて(ユーザID322に対応付けて)データベースDBに保存する。
契約登録の完了後、第2変形技術に係る特殊決済サービスの利用時において、要求信号482(図9参照)により要求される個人識別情報は、ユーザの顔データである。要求信号482(図9参照)の受信に応答して実行される個人識別情報取得処理490において、第2変形技術に係る車両側認証部47aは、要求信号482に基づく音声ガイダンスをスピーカ44から音声出力しつつカメラ部を用いてユーザの顔を撮影することによりユーザの顔データを改めて取得し、取得した顔データを個人識別情報492としてサーバ装置50に送信する。
顔データによる個人識別情報492がサーバ装置50にて受信されると、サーバ側認証部57aにより個人識別情報492に基づく第2認証判定処理500が行われる。処理500において、第2変形技術に係るサーバ側認証部57aは、個人識別情報492における顔データと個人識別登録情報314における顔データとを比較することで、個人識別情報492の顔データに対応する人物が、ユーザID322に対応付けられたユーザ(即ち、上記特定の登録人物)と一致するか否かを判断し、上述の前提条件の充足の下で、それらが一致すると判断した場合には第2認証が成功したと判定し、そうでない場合には第2認証が失敗したと判定すれば良い。
<<第2実施形態>>
本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は第1実施形態を基礎とする実施形態であり、第2実施形態において特に述べない事項に関しては、矛盾の無い限り、第1実施形態の記載が第2実施形態にも適用される。
車両CRに搭載される車載機がテレコミュニケーションユニット等を介して情報通信網NETと接続可能であると共に、当該車載機に認証プログラムPG4をインストールでき且つ当該車載機にて認証プログラムPG4を実行できる場合には、端末装置40を必要とすることなく、当該車載機にて、第1実施形態に係る車載通信機30の動作及び端末装置40の動作を実現しても良い。
図11に、上記車載機としての車載機60を備えた第2実施形態に係る車載充電システムSYS’の全体構成を示す。車載充電システムSYS’は、充電機器10と、充電通信ECU20と、車載機60と、サーバ装置50と、を備える。即ち、第2実施形態に係る車載充電システムSYS’では、第1実施形態に係る車載充電システムSYSとの比較において車載通信機30及び端末装置40が削除され、それらの代わりに車載機60が設けられる。この点を除き、第1実施形態に係る車載充電システムSYSと第2実施形態に係る車載充電システムSYS’は同様である。
車載機60は車両CRに搭載され、車両CR内の適所に設置される。図12に示す如く、車載機60は、第1実施形態の車載通信機30に相当する第1ブロック30’と、第1実施形態の端末装置40に相当する第2ブロック40’と、を備える。第1ブロック30’は車載通信機30と同じ構成及び機能を有しており、且つ、第2ブロック40’は端末装置40と同じ構成及び機能を有している。故に、第2ブロック40’は、図3に示す表示部41、操作部42、マイクロホン43、スピーカ44、通信部45、メモリ46及び制御部47を備え、第2ブロック40’内の制御部47が認証プログラムPG4を実行することで第2ブロック40’内の制御部47にて車両側認証部47aが実現されることになる。
第1実施形態に係る車載通信機30及び端末装置40の機能が一体の車載機60にて実現される点を除き、第2実施形態の構成及び動作は第1実施形態のそれらと同じであり、第1実施形態の記載を第2実施形態に適用する場合には、第1実施形態の記載中の車載通信機30及び端末装置40を夫々第1ブロック30’及び第2ブロック40’に読み替えれば足る。但し、第2実施形態において、第1ブロック30’及び第2ブロック40’間の信号又は情報の送受信は、車載機60内で完結した信号又は情報の送受信を指す。
<<発明の考察>>
上述の各実施形態にて具体化された本発明内容について考察する。本発明の一側面に係る充電認証用装置及び車両充電システムを、便宜上、夫々、符号“W”及び“W”にて参照する。
本発明の一側面に係る充電認証用装置Wは、充電池(BAT)の蓄電電力を用いて走行する車両(CR)に搭載され、前記充電池を充電するための充電機器(10)より、前記充電機器に対応付けられた識別情報(充電ステーションID)と充電認証を行うサーバ装置(50)のアドレス情報とを含む充電側情報(422)を取得する車載処理部(20、30)と、前記サーバ装置と協働して認証処理を行うことで前記充電認証を実現する車両側認証部(47a)と、を備え、前記車載処理部は、前記充電側情報の取得を契機に前記車両側認証部を起動させ、前記車両側認証部は、自身が起動すると前記サーバ装置のアドレス情報に基づき前記サーバ装置との接続を確立して前記認証処理を開始し、前記認証処理において、前記充電機器に対応付けられた識別情報及び前記車両のユーザに対して予め発行された情報を含む認証用情報(472)を前記サーバ装置に送信する。
充電認証用装置Wでは、充電用情報の取得を契機に車載側認証部が起動して認証処理が進められるため、充電認証に関わるユーザの手間が省かれる。つまり、RFIDカードを充電機器のカードリーダにかざすなどの認証手続きが不要となり、ユーザにおける利便性が高まる。また、PnCで要求されるような大規模且つ専用のPKIを必要としない。このため、電力供給者側の設備や管理の負担は少なくて済み、且つ、PnC用の実装コストは不要であるため、各装置(車両に搭載される装置及び充電ステーションに設置される充電機器を含む)のコスト増大も抑制される。
図1の車両充電システムSYSにおいては、充電通信ECU20、車載通信機30及び端末装置40にて充電認証用装置Wが構成される。それらの内、充電通信ECU20及び車載通信機30から成るブロックにより車載処理部が構成され、端末装置40にて車両用認証部が実現される。
図11の車両充電システムSYS’においては、充電通信ECU20及び車載機60にて充電認証用装置Wが構成される。この際、車載機60における車両側認証部47aが充電認証用装置Wの車両側認証部に対応し(図12参照)、車両通信ECU20と車載機60における車両側認証部47a以外の部分(例えば第1ブロック30’)とで充電認証用装置Wの車載処理部が構成される。
具体的には例えば、充電認証用装置Wにおいて、前記充電における電力は充電用ケーブル(CBL)を通じて前記充電機器(10)から前記充電池(BAT)に送電され、前記充電用ケーブルにて前記充電機器及び前記車両間が接続された状態において、前記充電側情報が前記車載処理部に送信されると良い。
これにより充電用ケーブルを接続するだけで充電用情報が送信され、充電用情報の取得を契機に認証処理を行う車載側認証部が起動して認証処理が進められるため、ユーザの手間が省かれる。
また具体的には例えば、充電認証用装置Wにおいて、前記車両側認証部は、前記車両のユーザが所持する端末装置(40)にて構成され、前記認証処理の内、前記車両側認証部が実行する処理は、前記端末装置にて所定のプログラム(PG4)が実行されることで実現され、前記車載処理部(20、30)は、前記充電側情報の取得を契機に前記プログラムを起動させると良い。
車両のユーザが所持する端末装置に車両側認証部の機能を担わせることにより、車両に搭載される装置(20、30)側の機能負担を軽くすることができ、車両に搭載される装置を低廉に形成できる。
また具体的には例えば、充電認証用装置Wにおいて、前記車両のユーザに対して予め発行された情報は、前記車両のユーザに対応付けられたユーザIDと、前記充電機器により前記充電池を充電させる権限を前記車両のユーザが有していることを証明する電子証明書と、を含んでいると良い。
それらの情報を含んだ認証用情報をサーバ装置に送信することで、充電池を充電についての認証(充電認証)をサーバ装置側で容易に且つ安全に行うことができる。
そして、本発明の一側面に係る車両充電システムWは、上記の充電認証用装置W、充電機器(10)、サーバ装置(50)と、を備える。
具体的には例えば、車両充電システムWにおいて、前記充電認証は第1認証及び第2認証を含み、前記認証処理において、前記車両側認証部(47a)は、前記認証用情報(472)を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、受信した前記認証用情報に基づき前記第1認証の成否を判定して(480)、前記第1認証が成功した場合に前記車両側認証部に対して前記車両のユーザの個人識別情報を要求し(482)、前記車両側認証部は、前記要求を受けた後、前記車両のユーザの個人識別情報を前記ユーザから取得して、取得した個人識別情報(492)を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、受信した前記個人識別情報(492)と前記車両のユーザに対応付けられた所定の個人識別登録情報(314)とに基づき前記第2認証の成否を判定して(500)、前記第2認証が成功した場合に前記充電機器に対して前記充電の実行を要求する要求信号(504)を送信し、前記要求信号の受信に応答して前記充電機器により前記充電地の充電が実行されると良い。
このような手順を踏むことにより、所謂なりすましよる不正アクセスを防止することができる。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。
SYS、SYS’ 車両充電システム
CR 車両
BAT 充電池
CBL 充電用ケーブル
NET 情報通信網
10 充電機器
20 充電通信ECU
30 車載通信機
40 端末装置
47a 車両側認証部
50 サーバ装置
57a サーバ側認証部

Claims (7)

  1. 充電池の蓄電電力を用いて走行する車両に搭載され、前記充電池を充電するための充電機器より、前記充電機器に対応付けられた識別情報と充電認証を行うサーバ装置のアドレス情報とを含む充電側情報を取得する車載処理部と、
    前記サーバ装置と協働して認証処理を行うことで前記充電認証を実現する車両側認証部と、を備え、
    前記車載処理部は、前記充電側情報の取得を契機に前記車両側認証部を起動させ、
    前記車両側認証部は、自身が起動すると前記サーバ装置のアドレス情報に基づき前記サーバ装置との接続を確立して前記認証処理を開始し、前記認証処理において、前記充電機器に対応付けられた識別情報及び前記車両のユーザに対して予め発行された情報を含む認証用情報を前記サーバ装置に送信する
    、充電認証用装置。
  2. 前記充電における電力は充電用ケーブルを通じて前記充電機器から前記充電池に送電され、
    前記充電用ケーブルにて前記充電機器及び前記車両間が接続された状態において、前記充電側情報が前記車載処理部に送信される
    、請求項1に記載の充電認証用装置。
  3. 前記車両側認証部は、前記車両のユーザが所持する端末装置にて構成され、
    前記認証処理の内、前記車両側認証部が実行する処理は、前記端末装置にて所定のプログラムが実行されることで実現され、
    前記車載処理部は、前記充電側情報の取得を契機に前記プログラムを起動させる
    、請求項1又は2に記載の充電認証用装置。
  4. 前記車両のユーザに対して予め発行された情報は、前記車両のユーザに対応付けられたユーザIDと、前記充電機器により前記充電池を充電させる権限を前記車両のユーザが有していることを証明する電子証明書と、を含む
    、請求項1~3の何れかに記載の充電認証用装置。
  5. 請求項1~4の何れかに記載の充電認証用装置と、
    充電機器と、
    サーバ装置と、を備えた
    、車両充電システム。
  6. 前記充電認証は第1認証及び第2認証を含み、
    前記認証処理において、
    前記車両側認証部は、前記認証用情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、受信した前記認証用情報に基づき前記第1認証の成否を判定して、前記第1認証が成功した場合に前記車両側認証部に対して前記車両のユーザの個人識別情報を要求し、
    前記車両側認証部は、前記要求を受けた後、前記車両のユーザの個人識別情報を前記ユーザから取得して、取得した個人識別情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、受信した前記個人識別情報と前記車両のユーザに対応付けられた所定の個人識別登録情報とに基づき前記第2認証の成否を判定して、前記第2認証が成功した場合に前記充電機器に対して前記充電の実行を要求する要求信号を送信し、
    前記要求信号の受信に応答して前記充電機器により前記充電地の充電が実行される
    、請求項5に記載の車両充電システム。
  7. 充電池の蓄電電力を用いて走行する車両に対して実行される充電認証用方法であって、
    前記充電池を充電するための充電機器より、前記充電機器に対応付けられた識別情報と充電認証を行うサーバ装置のアドレス情報とを含む充電側情報を取得する第1ステップと、
    前記サーバ装置と協働して認証処理を行うことで前記充電認証を実現する第2ステップと、を備え、
    前記第1ステップにおける前記充電側情報の取得を契機に前記第2ステップが実行され、
    前記第2ステップでは、前記サーバ装置のアドレス情報に基づき前記サーバ装置との接続を確立して前記認証処理を開始し、前記認証処理において、前記充電機器に対応付けられた識別情報及び前記車両のユーザに対して予め発行された情報を含む認証用情報を前記サーバ装置に送信する
    、充電認証用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024043724A1 (ko) * 2022-08-24 2024-02-29 주식회사 에바 근거리 무선 통신 기반의 자동화된 인증 프로세스를 통한 전기차 충전 서비스 제공 시스템 및 방법

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