JP2022060161A - 物流ロボット及び物流システム - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな物流ロボット及びその物流ロボットを利用した物流システムを提供する。【解決手段】荷物を輸送する物流ロボットは、物流ロボットを走行させるロボットユニットと、荷物を格納する格納ユニットとを備える。ロボットユニットと格納ユニットは分離可能である。物流サービスを提供する物流システムは、物流ロボットと管理装置を備える。管理装置は、物流ロボットを管理し、物流ロボットの走行ルートを決定する。物流ロボットは、走行ルートに従って自律的に走行する。【選択図】図3

Description

本発明は、荷物の輸送を行う物流ロボット及び物流システムに関する。
特許文献1は、配送システムを開示している。その配送システムは、荷物を収容した車両と、その車両に格納されると共に車両から車外に移動可能な移動体と、を備える。移動体は、車両から引き渡された荷物を収容する収容室と、収容室の上部を覆うと共に水平方向又は収容室の内部に向けて動作可能な蓋体と、を含む。車両は、移動体を格納する格納室と、格納された移動体における収容室の車両上方側に設けられ、収容室に移動させる荷物を収容する荷室と、を含む。
特開2020-90151号公報
ロボットを活用した物流サービスの展開は、今後の社会における重要な課題の一つである。本発明の1つの目的は、新たな物流ロボット及びその物流ロボットを利用した物流システムを提供することにある。
第1の観点は、荷物を輸送する物流ロボットに関連する。
物流ロボットは、
物流ロボットを走行させるロボットユニットと、
荷物を格納する格納ユニットと
を備える。
ロボットユニットと格納ユニットは分離可能である。
第2の観点は、物流サービスを提供する物流システムに関連する。
物流システムは、
荷物を輸送する物流ロボットと、
物流ロボットを管理し、物流ロボットの走行ルートを決定する管理装置と
を備える。
物流ロボットは、
走行ルートに従って物流ロボットを走行させるロボットユニットと、
荷物が格納される格納ユニットと
を備える。
ロボットユニットと格納ユニットは分離可能である。
本発明によれば、物流ロボットは、ロボットユニットと格納ユニットを含んでいる。ロボットユニットと格納ユニットは、分離可能である。これにより、よりフレキシブルな物流ロボットの運用が可能となる。例えば、1つのロボットユニットと1つの格納ユニットを組み合わせることによって、物流ロボットを構成することができる。他の例として、複数のロボットユニットと大型の格納ユニットを組み合わせることによって、大型の物流ロボットを構成することもできる。更に他の例として、複数のロボットユニットと複数の格納ユニットを組み合わせることによって、大型の物流ロボットを構成することもできる。
本発明の実施の形態に係る物流システムを概略的に示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る物流ロボットの一例を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る物流ロボットの一例を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る物流ロボットの一例を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る物流ロボットの一例を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る物流ロボットの一例を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る物流ロボットの一例を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る物流ロボットの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る管理装置の構成例を示すブロック図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.物流システムの概要
図1は、本実施の形態に係る物流システム1を概略的に示している。物流システム1は、物流サービスを提供する。例えば、物流システム1は、一つの街等の一定エリア内において物流サービスを提供する。物流システム1は、複数の物流ロボット10と管理装置100を含んでいる。
物流ロボット10は、主に荷物を輸送するために利用されるロボットである。荷物としては、物品、食品、廃棄物、等が例示される。例えば、物流ロボット10は、物品や食品等の配達に利用される。他の例として、物流ロボット10は、ごみ等の廃棄物の回収に利用される。この物流ロボット10は、例えば自律走行可能に構成され、出発地から目的地へ自律的に走行する。物流ロボット10は、遠隔オペレータによって遠隔操作されてもよい。例えば、出発地は、荷物の集積所(例:物流センター)であり、目的地は、荷物の配達先(例:ユーザの居住場所)である。他の例として、出発地は、一つ目の荷物の配達先であり、目的地は、二つ目の荷物の配達先である。更に他の例として、出発地は、最後の荷物の配達先であり、目的地は、荷物の集積所である。
物流ロボット10の種類は一つに限られない。複数種類の物流ロボット10が用いられてもよい。例えば、図1に示されるように、小型の物流ロボット10-1、中型の物流ロボット10-2、大型の物流ロボット10-3、等が用いられてもよい。
管理装置(管理サーバ)100は、物流ロボット10及び物流サービスの管理を行う。管理装置100は、各物流ロボット10と通信可能であり、各物流ロボット10から位置や状態に関する情報を収集する。また、管理装置100は、ユーザから配達リクエストを受け取る。管理装置100は、配達リクエストに応答して、配達を行う物流ロボット10を割り当て、その物流ロボット10の出発地から目的地への走行ルートを決定する。そして、管理装置100は、決定した走行ルートを、割り当てた物流ロボット10に通知する。物流ロボット10は、通知された走行ルートに従って、出発地から目的地へ自律的に走行する。
以下、本実施の形態に係る物流ロボット10及び管理装置100について更に詳しく説明する。
2.物流ロボットの構成例
2-1.具体例
図2は、本実施の形態に係る物流ロボット10の一例を説明するための斜視図である。物流ロボット10は、ロボットユニット20と格納ユニット50を備えている。
ロボットユニット20は、物流ロボット10を走行させる走行機能を有している。ロボットユニット20は、物流ロボット10を自律走行させる自律走行機能を有していてもよい。より詳細には、ロボットユニット20は、物流ロボット10の加速、減速、及び旋回を行う走行装置30を含んでいる。走行装置30は、車輪31と車輪31を駆動するモータ(図示されない)を含んでいる。物流ロボット10の加速及び減速は、モータの制御によって行われる。モータの制御による回生ブレーキを利用して、制動が行われてもよい。また、任意の車輪31に機械式ブレーキが設けられていてもよい。物流ロボット10の旋回は、左右の車輪31(モータ)の回転速度の差を制御することによって実現可能である。車輪31を操舵する操舵機構が設けられてもよい。特定の車輪31は、オムニホイールであってもよい。
格納ユニット50は、荷物Pを格納する。図2に示される例では、格納ユニット50は、ロボットユニット20の上方に設置されている。
物流ロボット10は、更に、各種情報を表示する表示装置80を備えていてもよい。例えば、表示装置80は、物流ロボット10の状態(例:「配達中(In delivery)」、「作業中(Working)」、等)を表示する。他の例として、表示装置80は、人に対するメッセージ(例:「こんにちわ(Hello)」、「ありがとう(Thank you)」、等)を表示してもよい。物流ロボット10がロボット占有空間(例:物流用エレベータなど)から人との共用空間に進入するとき、人に対するメッセージが表示装置80に表示されてもよい。表示装置80は、例えば、ロボットユニット20の前面に配置される。
図3に示されるように、ロボットユニット20と格納ユニット50は、分離可能に構成されてもよい。例えば、ロボットユニット20と格納ユニット50が連結されるとき、ロック機構(図示されない)によってロボットユニット20と格納ユニット50が互いに固定される。そのロック機構を解除することによって、ロボットユニット20と格納ユニット50とが互いに分離される。
例えば、物流ロボット10が配達先に到着した際、ロボットユニット20と格納ユニット50が分離される。分離後、ロボットユニット20は、走行装置30によって、格納ユニット50の下方から前方に進み出る。このとき、格納ユニット50は、転倒しないように補助輪51を出してもよい。
ロボットユニット20は、走行装置30に加えて上部装置40を有していてもよい。上部装置40は、走行装置30の上方に設けられている。図3に示されるように、ロボットユニット20が格納ユニット50の下方から前方に進み出ることによって、上部装置40が露出する。上部装置40は、走行装置30による加速、減速、及び旋回とは異なる挙動を行う。
例えば、上部装置40は、横方向軸41を中心に回転(ピッチ運動)することができる。走行装置30から独立して上部装置40がピッチ運動を行うと、あたかも上部装置40が挨拶しているように見える。例えば、ロボットユニット20は人の存在を検知するためのセンサ(例えばカメラやレーダ)を備えており、荷物配送中に人が検知された場合に、上部装置40はピッチ運動を行ってもよい。上部装置40のピッチ運動と同時に、表示装置80に人に対するメッセージ(例:「こんにちわ(Hello)」、「ありがとう(Thank you)」、等)が表示されてもよい。これにより、物流ロボット10と人とのコミュニケーションが可能となる。
また、上部装置40は、荷物の移動にも利用され得る。以下、図4~図7を参照して、上部装置40を利用した荷物の移動について説明する。
図4に示されるように、格納ユニット50は、蓋52と蓋52でカバーされた格納空間53を有している。格納空間53には、1以上の荷物Pが格納される。物流ロボット10が配達先に到着すると、格納ユニット50の蓋52が自動的に開く。そして、図5に示されるように、上部装置40あるいは格納ユニット50は、荷物Pを格納空間53から外にに移動させる。
より詳細には、図4及び図5に示されるように、上部装置40は、荷物Pが載置される台座42を有している。上部装置40あるいは格納ユニット50は、荷物Pを格納空間53から上部装置40の台座42の上に移動させる。例えば、上部装置40あるいは格納ユニット50は、アクチュエータを作動させ、荷物Pを格納空間53から台座42の上に向けて移動させる。アクチュエータとしては、アームやコンベヤーやローラーが例示される。
上部装置40は、台座42を昇降させる昇降装置43を有していてもよい。荷物Pが格納空間53から台座42上に移動する際、昇降装置43が台座42の高さを適切に調整してもよい。これにより、荷物Pを格納空間53から台座42上へスムーズに移動させることができる。
荷物Pが台座42上に載置された状態で、荷物Pの受け渡しが行われる。このとき、ロボットユニット20が走行装置30と上部装置40の両方を備えているため、荷物Pの受け渡しが容易になるように荷物Pの位置を自由に調整することができる。
一例として、ユーザが荷物Pを直接受け取る場合を考える。ロボットユニット20は、ユーザが荷物Pを受け取りやすいように、走行装置30によって荷物Pを前後左右に移動させたり、回転させたりすることができる。また、ロボットユニット20は、ユーザが荷物Pを受け取りやすいように、昇降装置43によって荷物Pの高さを調整することもできる。図6に示されるように、昇降装置43は、荷物Pを高い位置まで上げることもできる。
他の例として、荷物Pを宅配ロッカーの中に入れる場合を考える。この場合も、ロボットユニット20は、指定された宅配ロッカーの横に荷物Pが近づくように、走行装置30によって荷物Pを前後左右に移動させたり、回転させたりすることができる。また、ロボットユニット20は、指定された宅配ロッカーの横に荷物Pが近づくように、昇降装置43によって荷物Pの高さを調整することもできる。
ロボットユニット20は、指定された宅配ロッカー3と通信を行い、指定された宅配ロッカー3の扉を自動的に開閉してもよい。
図7は、複数の宅配ロッカー3が集合的に設置されている場合を示している。ロボットユニット20は、指定された宅配ロッカー3に荷物Pを格納することができるように、走行装置30及び昇降装置43を用いて荷物Pの位置を調整する。そして、ロボットユニット20は、台座42上あるいは台座42の周囲に設けられたアクチュエータ44を作動させ、荷物Pを指定された宅配ロッカー3に移動させる。アクチュエータ44としては、コンベヤーやローラーが例示される。
昇降装置43が荷物Pを上げている状態において、ロボットユニット20は、走行装置30による走行を禁止してもよい。荷物Pの受け渡しが終わり、昇降装置43が台座42を降ろした後、ロボットユニット20は、走行装置30による走行を許可する。これにより、荷物Pの落下等を防止することが可能となる。
荷物Pの配達が完了すると、ロボットユニット20は、格納ユニット50の下方に再度移動する。そして、ロボットユニット20と格納ユニット50は、ロック機構により連結され、固定される。その後、物流ロボット10は、次の目的地に向けて移動を開始する。このとき、表示装置80には、「ありがとう(Thank you)」というメッセージが表示されてもよい。全ての荷物Pの配達が完了した場合、表示装置80に「空(Vacant)」が表示されてもよい。
2-2.機能ブロック
図8は、本実施の形態に係る物流ロボット10の構成例を示すブロック図である。物流ロボット10は、ロボットユニット20、走行装置30、上部装置40、格納ユニット50、センサ群60、通信装置70、表示装置80,及び制御装置90を備えている。
ロボットユニット20は、走行装置30、上部装置40、及び制御装置90の少なくとも一部(後述のロボットユニット制御装置92)を含んでいる。
走行装置30は、物流ロボット10の加速、減速、及び旋回を行う。走行装置30は、車輪31、車輪31を駆動するモータ32、及びモータ32に電力を供給するバッテリ33を含んでいる。物流ロボット10の加速及び減速は、モータ32の制御によって行われる。モータ32の制御による回生ブレーキを利用して、制動が行われてもよい。また、任意の車輪31に機械式ブレーキが設けられていてもよい。物流ロボット10の旋回は、左右の車輪31(モータ32)の回転速度の差を制御することによって実現可能である。車輪31を操舵する操舵機構が設けられてもよい。特定の車輪31は、オムニホイールであってもよい。
上部装置40は、台座42、及び台座42を昇降させる昇降装置43を有している。上部装置40は、台座42上の荷物Pを移動させるアクチュエータ44を含んでいてもよい。アクチュエータ44は、台座42上あるいは台座42の周囲に設けられる。アクチュエータ44としては、コンベヤーやローラーが例示される。上部装置40は、横方向軸41を中心に回転(ピッチ運動)するためのアクチュエータ45(モータ)を含んでいてもよい。
格納ユニット50は、蓋52、格納空間53、及びロック機構54を有している。蓋52は、格納空間53をカバーする。格納空間53には、1以上の荷物Pが格納される。ロック機構54は、ロボットユニット20と格納ユニット50とを連結し、固定する。ロック機構54を解除することによって、ロボットユニット20と格納ユニット50を分離することができる。格納ユニット50は、蓋52を自動的に開閉させるアクチュエータ55(モータ)を含んでいてもよい。また、格納ユニット50は、荷物Pを上部装置40の台座42の方に移動させるためのアクチュエータ56を含んでいてもよい。アクチュエータ56としては、コンベヤーやローラーが例示される。
センサ群60は、位置センサ61、状態センサ62、及び認識センサ63を含んでいる。位置センサ61は、物流ロボット10の位置及び方位を取得する。位置センサ61としては、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機が例示される。状態センサ62は、物流ロボット10の車輪速、速度、加速度(前後加速度、横加速度、等)、角速度(ヨーレート、等)、積載重量、バッテリ残量、等を検出する。認識センサ63は、物流ロボット10の周囲の状況を認識する。認識センサ63としては、カメラ、LIDAR(LIght Detection And Ranging)、レーダー、ソナー、等が例示される。
通信装置70は、物流ロボット10の外部と通信を行う。例えば、通信装置70は、4G、5G等の無線通信ネットワークを通して、管理装置100と通信を行う。通信装置70は、無線LANに接続してもよい。通信装置70は、近くの他の物流ロボット10と近距離通信を行ってもよい。近距離通信の方式としては、赤外線通信やBluetooth(登録商標)が例示される。また、通信装置70は、宅配ロッカー3に取り付けられた発信機から、宅配ロッカー3に関する情報を取得してもよい。ロボットユニット20は、通信装置70を通して宅配ロッカー3と通信を行い、宅配ロッカー3を自動的に開閉してもよい。
表示装置80は、各種情報を表示する。表示装置80としては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、等が例示される。表示装置80は、例えば、ロボットユニット20の前面に配置される。
制御装置90は、物流ロボット10を制御するコンピュータである。制御装置90は、1又は複数のプロセッサと1又は複数のメモリを含んでいる。プロセッサは、各種情報処理を行う。例えば、プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)を含んでいる。メモリは、プロセッサによる処理に必要な各種情報を格納する。メモリは、例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行する。コンピュータプログラムを実行するプロセッサとメモリの協働により、制御装置90の機能が実現される。
例えば、制御装置90は、ロボットユニット20を制御するロボットユニット制御装置92と、格納ユニット50を制御する格納ユニット制御装置95を含んでいる。ロボットユニット制御装置92は、プロセッサ93とメモリ94を含んでいる。格納ユニット制御装置95は、プロセッサ96とメモリ97を含んでいる。ロボットユニット制御装置92と格納ユニット制御装置95は、通信可能に接続されており、互いに連携して処理を行う。
ロボットユニット制御装置92(プロセッサ93)は、センサ群60によって取得された各種情報を受け取り、受け取った情報をメモリ94に格納する。また、ロボットユニット制御装置92は、通信装置70を介して外部と通信を行う。
また、ロボットユニット制御装置92は、走行装置30を制御することによって、走行制御(加速制御、減速制御、旋回制御)を行う。物流ロボット10の速度、加速度、及び角速度は、状態センサ62によって検出される。ロボットユニット制御装置92は、物流ロボット10の周囲の物体との衝突を避けるように走行制御を行ってもよい。物流ロボット10の周囲の物体は、上述の認識センサ63によって認識される。
特に、ロボットユニット制御装置92は、ロボットユニット20(物流ロボット10)が自律的に走行するように、上記の走行制御を行う。具体的には、ロボットユニット制御装置92は、走行ルート情報を取得する。走行ルート情報は、目的地までの走行ルート(目標ルート)を示す。例えば、走行ルートが、サービスエリアの地図情報の中に埋め込まれている。この走行ルートは、例えば、管理装置100によって決定される。ロボットユニット制御装置92は、通信装置70を介して管理装置100と通信を行い、走行ルート情報を取得する。走行ルート情報は、メモリ94に格納される。物流ロボット10の現在位置は、上述の位置センサ61によって取得される。ロボットユニット制御装置92は、ロボットユニット20(物流ロボット10)が走行ルートに従って自律走行するように走行制御を行う。
更に、ロボットユニット制御装置92(プロセッサ93)は、上部装置40を制御する。例えば、ロボットユニット制御装置92は、昇降装置43を制御することによって台座42を昇降させる。ロボットユニット制御装置92は、アクチュエータ44を制御して、台座42上の荷物Pを移動させてもよい。ロボットユニット制御装置92は、アクチュエータ45を制御して、上部装置40のピッチ運動を行ってもよい。
格納ユニット制御装置95は、ロボットユニット制御装置92と連携して動作する。例えば、格納ユニット制御装置95は、ロック機構54を制御して、ロボットユニット20と格納ユニット50を連結あるいは分離する。また、格納ユニット制御装置95は、アクチュエータ55を制御して、蓋52を自動的に開閉させてもよい。格納ユニット制御装置95は、アクチュエータ56を制御して、荷物Pを上部装置40の台座42の方に押し出してもよい。
2-3.効果
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、物流ロボット10は、ロボットユニット20と格納ユニット50を含んでいる。ロボットユニット20と格納ユニット50は、分離可能である。これにより、よりフレキシブルな物流ロボット10の運用が可能となる。例えば、1つのロボットユニット20と1つの格納ユニット50を組み合わせることによって、基本的な物流ロボット10(図2~図7参照)を構成することができる。他の例として、複数のロボットユニット20と大型の格納ユニット50を組み合わせることによって、大型の物流ロボット10(図1中の10-3参照)を構成することもできる。更に他の例として、複数のロボットユニット20と複数の格納ユニット50を組み合わせることによって、大型の物流ロボット10を構成することもできる。
また、ロボットユニット20と格納ユニット50が分離可能であるため、ロボットユニット20の方に様々な運動機能を持たせることができる。例えば、ロボットユニット20は、加速、減速、及び旋回を行う走行装置30の他に、上部装置40を含んでいてもよい。上部装置40は、走行装置30による加速、減速、及び旋回とは異なる挙動を行う。これにより、ロボットユニット20の様々な動きを実現することが可能となる。
例えば、走行装置30から独立して上部装置40をピッチ運動させることができる。この場合、あたかも上部装置40が挨拶しているように見える。上部装置40のピッチ運動と同時に、表示装置80に人に対するメッセージ(例:「こんにちわ(Hello)」、「ありがとう(Thank you)」、等)が表示されてもよい。このようにして、物流ロボット10と人とのコミュニケーションが可能となる。
また、上部装置40は、荷物Pの移動にも利用され得る(図4~図7参照)。具体的には、上部装置40は、荷物Pが載置される台座42を有している。荷物Pが台座42上に載置された状態で、荷物Pの受け渡しが行われる。ロボットユニット20が走行装置30と上部装置40の両方を備えているため、荷物Pの受け渡しが容易になるように荷物Pの位置を自由に調整することができる。
3.管理装置の構成例
図9は、本実施の形態に係る管理装置100(管理サーバ)の構成例を示すブロック図である。管理装置100は、物流ロボット10及び物流サービスの管理を行う。管理装置100は、分散サーバであってもよい。管理装置100は、入出力装置110、通信装置120、及び情報処理装置130を備えている。
入出力装置110は、管理装置100のオペレータから情報を受け付け、また、オペレータに情報を提供するためのインタフェースである。入力装置としては、キーボード、マウス、タッチパネル、スイッチ、マイク、等が例示される。出力装置としては、表示装置、スピーカ、等が例示される。オペレータは、物流サービスの状態を監視することができる。
通信装置120は、外部との通信を行う。例えば、通信装置120は、4G、5G等の無線通信ネットワークを通して、各物流ロボット10と通信を行う。通信装置120は、無線LANに接続してもよい。また、通信装置120は、ユーザ端末(例:PC、タブレット、スマートホン)と通信を行ってもよい。
情報処理装置130は、各種情報処理を行う。例えば、情報処理装置130は、プロセッサ140とメモリ150を含んでいる。プロセッサ140は、各種情報処理を行う。例えば、プロセッサ140は、CPUを含んでいる。メモリ150には、プロセッサ140による処理に必要な各種情報が格納される。メモリ150としては、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、HDD、SSD、等が例示される。プロセッサ140がコンピュータプログラムを実行することによって、情報処理装置130の機能が実現される。コンピュータプログラムは、メモリ150に格納される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータプログラムは、ネットワーク経由で提供されてもよい。
また、情報処理装置130は、データベース160にアクセス可能である。データベース160は、所定のメモリによって実現される。データベース160は、管理装置100のメモリ150に含まれていてもよい。あるいは、データベース160は、管理装置100の外部に存在していてもよい。データベース160は、物流サービスの提供に必要な各種情報を保持する。情報処理装置130は、データベース160から必要な情報を読み出し、メモリ150に格納する。
物流サービスの提供に必要な情報は、サービスエリア構成情報200、ユーザ情報300、及び物流ロボット情報400を含んでいる。
サービスエリア構成情報200は、物流サービスが提供されるサービスエリア(例:一つの街)の構成を示す。サービスエリア構成は、道路配置、建物配置、建物内のフロア構成、各フロアの部屋配置、建物のエレベータ配置、等を含む。サービスエリア構成情報200は、予め作成され、データベース160に登録される。サービスエリア構成情報200は、一定期間毎にアップデートされてもよい。
ユーザ情報300は、物流サービスのユーザに関する情報である。例えば、ユーザ情報300は、各ユーザのID、氏名、居住場所といった登録情報を含む。ユーザは、ユーザ端末を操作して登録情報を入力する。ユーザ端末は、登録情報を管理装置100に送信する。情報処理装置130は、通信装置120を介して登録情報を受け取り、登録情報をデータベース160に記録する。
物流ロボット情報400は、物流ロボット10の各々に関する情報である。例えば、物流ロボット情報400は、各物流ロボット10に関する性能情報、位置状態情報、オペレーション情報、等を含む。
性能情報は、物流ロボット10のサイズ、荷物格納容量、最大積載量、バッテリ容量、最大走行可能距離、最高移動速度、等を含む。性能情報は、物流ロボット10毎に予め作成される。
位置状態情報は、物流ロボット10の現在位置及び状態を示す。現在位置は、物流ロボット10に搭載された位置センサ61等により得られる。物流ロボット10の状態は、速度、加速度、積載重量、バッテリ残量、等を含む。これら状態は、物流ロボット10に搭載された状態センサ62により検出される。情報処理装置130は、通信装置120を介して各物流ロボット10と通信を行い、各物流ロボット10から位置状態情報を収集する。
オペレーション情報は、物流ロボット10のオペレーション状態を示す。オペレーション状態としては、配達中、待機中、スタック(立ち往生)、故障、等が考えられる。情報処理装置130は、通信装置120を介して各物流ロボット10と通信を行い、各物流ロボット10からオペレーション情報を収集する。
配達中の場合、オペレーション情報は、出発地、目的地、及び走行ルートを含んでいてもよい。走行ルートは、管理装置100(情報処理装置130)によって決定される。
例えば、ユーザは、購入した商品の配達をリクエストする。配達リクエストは、配達希望場所、配達希望日、配達希望時間、等を含む。情報処理装置130は、通信装置120を介して配達リクエスト受け取る。配達リクエストに応答して、情報処理装置130は、配達を行う物流ロボット10を割り当てる。より詳細には、情報処理装置130は、上述の物流ロボット情報400に基づいて、配達希望日の配達希望時間に配達希望場所に到達することができる物流ロボット10を選択する。更に、情報処理装置130は、サービスエリア構成情報200に基づいて、出発地(例:物流センター)から目的地(=配達希望場所)への適切な走行ルートを決定する。
情報処理装置130は、選択した物流ロボット10と通信を行い、決定した走行ルートを示す走行ルート情報を通知する。選択された物流ロボット10は、通知された走行ルートに従って、出発地から目的地へ自律的に走行する。
1 物流システム
10 物流ロボット
20 ロボットユニット
30 走行装置
31 車輪
40 上部装置
42 台座
43 昇降装置
50 格納ユニット
52 蓋
54 ロック機構
60 センサ群
61 位置センサ
62 状態センサ
63 認識センサ
70 通信装置
80 表示装置
90 制御装置
92 ロボットユニット制御装置
95 格納ユニット制御装置
100 管理装置
110 入出力装置
120 通信装置
130 情報処理装置
200 サービスエリア構成情報
300 ユーザ情報
400 物流ロボット情報
P 荷物

Claims (6)

  1. 荷物を輸送する物流ロボットであって、
    前記物流ロボットを走行させるロボットユニットと、
    前記荷物を格納する格納ユニットと
    を備え、
    前記ロボットユニットと前記格納ユニットは分離可能である
    物流ロボット。
  2. 請求項1に記載の物流ロボットであって、
    前記ロボットユニットは、
    前記物流ロボットの加速、減速、及び旋回を行う走行装置と、
    前記走行装置の上方に設けられ、前記走行装置による前記加速、前記減速、及び前記旋回とは異なる挙動を行う上部装置と
    を含む
    物流ロボット。
  3. 請求項2に記載の物流ロボットであって、
    前記上部装置は、前記荷物が載置される台座を有し、
    前記上部装置あるいは前記格納ユニットは、前記荷物を前記格納ユニットから前記台座の上に移動させる
    物流ロボット。
  4. 請求項3に記載の物流ロボットであって、
    前記上部装置は、更に、前記台座を昇降させる昇降装置を有する
    物流ロボット。
  5. 請求項2に記載の物流ロボットであって、
    前記上部装置は、ピッチ運動を行う
    物流ロボット。
  6. 物流サービスを提供する物流システムであって、
    荷物を輸送する物流ロボットと、
    前記物流ロボットを管理し、前記物流ロボットの走行ルートを決定する管理装置と
    を備え、
    前記物流ロボットは、
    前記走行ルートに従って前記物流ロボットを走行させるロボットユニットと、
    前記荷物が格納される格納ユニットと
    を備え、
    前記ロボットユニットと前記格納ユニットは分離可能である
    物流システム。
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