JP2024007241A - 情報処理装置、配送システム、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】集合住宅に常設されている物流ロボットをメンテナンスする際のコスト及び時間を低減する。【解決手段】情報処理装置１０は、荷物配送用の車両２０と集合住宅に常設されている物流ロボット３０とを管理する。情報処理装置１０は、物流ロボット３０のメンテナンスの要否の情報を物流ロボット３０から取得し、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を車両２０に送信し、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を車両２０に指示する、制御部１５を備える。【選択図】図１

Description

本開示は、情報処理装置、配送システム、プログラム及び情報処理方法に関する。

近年、物流の分野において、最終拠点から配送先への最後の区間の荷物の配送について、様々な技術が検討されている。

例えば、特許文献１は、大型の配送車両で配送先の近くまで行き、配送先の近くから最終の配送先までは小型の物流ロボットで荷物を配送する技術を開示している。特許文献１においては、大型の配送車両が、荷物とともに小型の物流ロボットを配送先の近くまで運び、配送先の近くからは、荷物とともに積んできた小型の物流ロボットが配送先まで荷物を運ぶ。

米国特許出願公開第２０１５／０３７９４６８号明細書

最終的に配送先まで荷物を配送する物流ロボットは、大型の配送車両で荷物とともに運ぶのではなく、例えば、集合住宅に常設されていてもよい。この場合、大型の配送車両で集合住宅の近くまで荷物を配送すれば、集合住宅の各戸への配送は、集合住宅に常設されている物流ロボットが実行することができる。

集合住宅に常設されている物流ロボットが故障した場合、メンテナンスが必要となる。メンテナンスが必要になった場合、集合住宅の管理会社などがメンテナンスをすることは困難であるため、集合住宅に常設されている物流ロボットを回収し、ロボットメーカなどでメンテナンスすることが必要となる。

集合住宅に常設されている物流ロボットを回収するために、回収用の専用の車両を集合住宅に派遣して物流ロボットを回収すると、コスト及び時間がかかる。

本開示の目的は、集合住宅に常設されている物流ロボットをメンテナンスする際のコスト及び時間を低減することである。

本開示に係る情報処理装置は、
荷物配送用の車両と集合住宅に常設されている物流ロボットとを管理する情報処理装置であって、
前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得し、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信し、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示する、制御部
を備える。

本開示に係る配送システムは、
上述の情報処理装置と、
荷物配送用の車両と、
集合住宅に常設されている物流ロボットと、
を備える

本開示に係るプログラムは、
荷物配送用の車両と集合住宅に常設されている物流ロボットとを管理する情報処理装置に、
前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得することと、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信することと、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示することと、
を含む動作を実行させる。

本開示に係る情報処理方法は、
荷物配送用の車両と、集合住宅に常設されている物流ロボットと、情報処理装置とを備える配送システムにおける情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、
前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得することと、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信することと、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示することと、
を含む。

本開示によれば、集合住宅に常設されている物流ロボットをメンテナンスする際のコスト及び時間を低減することができる。

本開示の実施形態に係る配送システムの構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る物流ロボットの構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る配送システムの動作を示すシーケンス図である。

以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。

図１は、本開示の実施形態に係る配送システム１の構成を示す図である。図１を参照して、本開示の実施形態に係る配送システム１の構成及び概要を説明する。

配送システム１は、情報処理装置１０と、車両２０と、物流ロボット３０とを備える。情報処理装置１０と、車両２０と、物流ロボット３０とは、ネットワーク４０を介して通信可能に接続されている。ネットワーク４０は移動体通信網及びインターネットなどを含むネットワークであってよい。

図１では、情報処理装置１０、車両２０及び物流ロボット３０をそれぞれ１台ずつ示しているが、情報処理装置１０、車両２０及び物流ロボット３０は、それぞれ２台以上であってもよい。

図１に示す集合住宅１００は、複数の住宅１０２を有する。また、集合住宅１００は、待機スペース１０１を有する。物流ロボット３０は、集合住宅１００に常設されており、通常は待機スペース１０１で待機している。

情報処理装置１０は、例えば、サーバとして機能するように構成された専用のコンピュータである。情報処理装置１０は、汎用のＰＣ（Personal Computer）であってもよい。

情報処理装置１０は、車両２０及び物流ロボット３０と、ネットワーク４０を介して通信可能である。情報処理装置１０は、荷物配送用の車両である車両２０と、集合住宅１００に常設されている物流ロボット３０とを管理する。

車両２０は、例えば自動車であるが、これに限られず任意の車両であってよい。車両２０は、例えばガソリン自動車、電気自動車（ＢＥＶ：Battery Electric Vehicle）、ハイブリッド自動車（ＨＥＶ：Hybrid Electric Vehicle）、プラグインハイブリッド自動車（ＰＨＥＶ：Plug-in Hybrid Electric Vehicle）、又は燃料電池自動車（ＦＣＥＶ：Fuel Cell Electric Vehicle）等であるが、これらに限られない。また、車両２０は、有人走行車両であっても、無人で走行する任意の自律運転車両であってもよい。

本実施形態において、車両２０は、荷物配送用の車両である。車両２０は、集合住宅１００のいずれかの住宅１０２に荷物を配送する場合、公道を走行し、集合住宅１００の付近に向かう。集合住宅１００の付近に到着すると、車両２０は、集合住宅１００の待機スペース１０１に待機している物流ロボット３０に荷物を引き渡す。荷物を引き渡された物流ロボット３０は、配送先の住宅１０２に荷物を配送する。

また、車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０がある場合、集合住宅１００において、メンテナンスが必要な物流ロボット３０を回収する。車両２０は、物流ロボット３０を回収すると、回収した物流ロボット３０を、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に運ぶ。

物流ロボット３０は、荷物の配送を無人で自律的に行うロボットである。物流ロボット３０は、自律運転によって移動することが可能な車両型のロボットであってよい。物流ロボット３０は、集合住宅１００に常設されている。物流ロボット３０は、通常は、集合住宅１００の待機スペース１０１で待機している。物流ロボット３０は、集合住宅１００の各住宅１０２までの荷物の配送を専門に行う館内物流ロボットであってよい。物流ロボット３０は、車両型のロボットに限定されず、人型ロボット又は自律的に飛行する任意の飛行体（ドローン）であってもよい。

物流ロボット３０は、車両２０から引き渡された荷物を住宅１０２に配送する。物流ロボット３０は、配送先の住宅１０２に到着すると、配送先の住宅１０２の住人に荷物を受け渡す。

物流ロボット３０は、自身にメンテナンスが必要かどうかを自己診断することが可能である。物流ロボット３０は、メンテナンスの要否の情報を情報処理装置１０に送信する。

情報処理装置１０は、メンテナンスの要否の情報を物流ロボット３０から取得する。情報処理装置１０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を車両２０に送信する。情報処理装置１０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を車両２０に指示する。情報処理装置１０は、回収した物流ロボット３０を物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に運ぶことを、車両２０に指示する。

車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００に到着すると、メンテナンスが必要な物流ロボット３０を回収する。車両２０は、回収した物流ロボット３０を、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に運ぶ。

次に、情報処理装置１０、車両２０及び物流ロボット３０の構成について、図２～図４を参照して説明する。

図２を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置１０の構成を説明する。

情報処理装置１０は、通信部１１と、記憶部１２と、入力部１３と、出力部１４と、制御部１５とを備える。

通信部１１は、ネットワーク４０に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部１１は、ＬＡＮ（Local Area Network）に対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、情報処理装置１０は、通信部１１を介してネットワーク４０に接続されている。通信部１１は、ネットワーク４０を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部１１は、ネットワーク４０を介して、車両２０及び物流ロボット３０と通信可能である。

記憶部１２は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部１２は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部１２は、情報処理装置１０の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部１２は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部１１によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部１２に記憶された情報は、例えば通信部１１を介してネットワーク４０から受信される情報で更新可能であってもよい。記憶部１２の一部は、情報処理装置１０の外部に設置されていてもよい。その場合、外部に設置されている記憶部１２の一部は、任意のインタフェースを介して情報処理装置１０と接続されてよい。

入力部１３は、ユーザ入力を検出して、ユーザの操作に基づく入力情報を取得する１つ以上の入力用インタフェースを含む。例えば、入力部１３は、物理キー、静電容量キー、出力部１４のディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイク等を含むが、これに限定されない。

出力部１４は、情報を出力してユーザに通知する１つ以上の出力用インタフェースを含む。例えば、出力部１４は、情報を画像で出力するディスプレイ、情報を音声で出力するスピーカ等を含むが、これに限定されない。

制御部１５は、少なくとも１つのプロセッサ、少なくとも１つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、ＣＰＵ（Central Processing Unit）若しくはＧＰＵ（Graphics Processing Unit）などの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、ＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）又はＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）である。制御部１５は、情報処理装置１０の各部を制御しながら、情報処理装置１０の動作に関わる処理を実行する。

図３を参照して、本開示の実施形態に係る車両２０の構成を説明する。

車両２０は、通信部２１と、記憶部２２と、入力部２３と、出力部２４と、制御部２５と、測位部２６と、駆動部２７とを備える。

通信部２１は、ネットワーク４０に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部２１は、ＬＴＥ（Long Term Evolution）、４Ｇ（4th Generation）及び５Ｇ（5th Generation）等の移動体通信規格に対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、車両２０は、通信部２１を介してネットワーク４０に接続されている。通信部２１は、ネットワーク４０を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部２１は、ネットワーク４０を介して、情報処理装置１０及び物流ロボット３０と通信可能である。

記憶部２２は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部２２は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部２２は、車両２０の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部２２は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部２１によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部２２に記憶された情報は、例えば通信部２１を介してネットワーク４０から受信される情報で更新可能であってもよい。

入力部２３は、車両２０への情報の入力手段を含む。例えば、入力部２３は、車両２０の周囲を撮像可能な任意の撮像モジュールを含む。撮像モジュールは、１つ以上のカメラを含み、各カメラは、車両２０の周囲を撮像可能となるように車両２０の適切な位置に配置される。また、入力部２３は、音声情報の入力手段とともに、音声認識機能を含んでもよい。これに限定されず、入力部２３は、車両２０の周囲の情報を取得する任意の手段を含んでもよい。

出力部２４は、少なくとも１つの出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、情報を映像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカ等である。ディスプレイは、例えば、ＬＣＤ（Liquid Crystal Display）又は有機ＥＬ（Electro Luminescence）ディスプレイである。出力部２４は、情報処理装置１０から受信したデータ、或いは車両２０の動作によって得られるデータ等を表示出力する。

制御部２５は、少なくとも１つのプロセッサ、少なくとも１つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、ＣＰＵ若しくはＧＰＵなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、ＦＰＧＡ又はＡＳＩＣである。制御部２５は、車両２０の各部を制御しながら、車両２０の動作に関わる処理を実行する。

測位部２６は、車両２０の位置情報を取得する１つ以上の装置を含む。具体的には、測位部２６は、例えばＧＰＳ（Global Positioning System）に対応する受信機を含むが、これに限られず、任意の衛星測位システムに対応する受信機を含んでよい。測位部２６は、車両２０の位置情報を常時取得してもよいし、定期的又は非定期的に取得してもよい。

駆動部２７は、車両２０の移動・走行に関する駆動機構を含む。また、駆動部２７は、車両２０への荷物の積載、車両２０に積載された荷物の物流ロボット３０への受け渡し、及び車両２０に積載された荷物の指定場所への荷下ろしを可能にする任意の駆動機構を含む。また、駆動部２７は、物流ロボット３０を車両２０の荷室に積み込むことを可能にする任意の駆動機構を含む。例えば、駆動部２７は、モータにより駆動するアーム機構及び荷物及び物流ロボット３０を直線的にスライド可能なスライド機構の少なくとも一方を含む。

図４を参照して、本開示の実施形態に係る物流ロボット３０の構成を説明する。

物流ロボット３０は、通信部３１と、記憶部３２と、入力部３３と、出力部３４と、制御部３５と、測位部３６と、駆動部３７とを備える。

通信部３１は、ネットワーク４０に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部３１は、ＬＴＥ、４Ｇ及び５Ｇ等の移動体通信規格に対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、物流ロボット３０は、通信部３１を介してネットワーク４０に接続されている。通信部３１は、ネットワーク４０を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部３１は、ネットワーク４０を介して、情報処理装置１０及び車両２０と通信可能である。

記憶部３２は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部３２は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部３２は、物流ロボット３０の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部３２は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部３１によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部３２に記憶された情報は、例えば通信部３１を介してネットワーク４０から受信される情報で更新可能であってもよい。

入力部３３は、物流ロボット３０への情報の入力手段を含む。例えば、入力部３３は、物流ロボット３０の周囲を撮像可能な任意の撮像モジュールを含む。撮像モジュールは、１つ以上のカメラを含み、各カメラは、物流ロボット３０の周囲を撮像可能となるように物流ロボット３０の適切な位置に配置される。さらに、撮像モジュールは、荷物に付された配送先の表示を読み取る機能を備えているのが望ましい。また、入力部３３は、音声情報の入力手段とともに、音声認識機能を含んでもよい。これに限定されず、入力部３３は、物流ロボット３０の周囲の情報を取得する任意の手段を含んでもよい。

出力部３４は、少なくとも１つの出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、情報を映像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカ等である。ディスプレイは、例えば、ＬＣＤ又は有機ＥＬディスプレイである。出力部３４は、情報処理装置１０から受信したデータ、物流ロボット３０に記憶されているデータ、或いは物流ロボット３０の動作によって得られるデータ等を、例えばユーザに対して表示又は音声出力する。

制御部３５は、少なくとも１つのプロセッサ、少なくとも１つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、ＣＰＵ若しくはＧＰＵなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、ＦＰＧＡ又はＡＳＩＣである。制御部３５は、物流ロボット３０の各部を制御しながら、物流ロボット３０の動作に関わる処理を実行する。

測位部３６は、物流ロボット３０の位置情報を取得する１つ以上の装置を含む。具体的には、測位部３６は、例えばＧＰＳに対応する受信機を含むが、これに限られず、任意の衛星測位システムに対応する受信機を含んでよい。測位部３６は、物流ロボット３０の位置情報を常時取得してもよいし、定期的又は非定期的に取得してもよい。

駆動部３７は、物流ロボット３０の移動・走行に関する駆動機構を含む。また、駆動部３７は、物流ロボット３０への荷物の積載、物流ロボット３０に積載された荷物のユーザへの受け渡し、及び物流ロボット３０に積載された荷物の指定場所への荷下ろしを可能にする任意の駆動機構を含む。例えば、駆動部３７は、モータにより駆動するアーム機構及び荷物を直線的にスライド可能なスライド機構の少なくとも一方を含む。

（配送システムの動作）
図１に示す配送システム１の動作を、図１～図４を参照して説明する。

車両２０は、荷物配送用の車両である。本実施形態において、車両２０は、無人で走行する任意の自立運転車両であるものとして説明する。

集合住宅１００の住宅１０２に荷物を配送する際、情報処理装置１０の制御部１５は、通信部１１を介して、荷物の配送指令を車両２０に送信する。荷物の配送指令は、荷物を配送するために必要な情報を含む。例えば、荷物の配送指令は、配送先の住宅１０２の住所、配送先の住宅１０２が入っている集合住宅１００までの移動ルートなどの情報を含んでよい。

荷物を積み込んだ車両２０は、情報処理装置１０から荷物の配送指令を受信すると、集合住宅１００に移動する。集合住宅１００に到着すると、車両２０は、物流ロボット３０に荷物を引き渡す。

物流ロボット３０は、車両２０から引き渡された荷物を、配送先の住宅１０２に配送する。

物流ロボット３０は、何らかの故障などによりメンテナンスが必要になる場合がある。メンテナンスが必要になった場合、物流ロボット３０は、メンテナンスが可能な施設に運ばれてメンテナンスされる必要がある。

物流ロボット３０の制御部３５は、物流ロボット３０にメンテナンスが必要かどうかを自己診断することが可能である。制御部３５は、定期的に自己診断を実行し、メンテナンスの要否の情報を、通信部３１を介して情報処理装置１０に送信する。制御部３５は、メンテナンスの要否の情報を定期的に送信してもよいし、メンテナンスが必要になったときにメンテナンスが必要であることを示す情報を送信してもよい。

情報処理装置１０の制御部１５は、メンテナンスの要否の情報を、物流ロボット３０から通信部１１を介して取得する。

制御部１５は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０がある場合、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を、車両２０に通信部１１を介して送信する。

制御部１５が車両２０に送信する、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報は、当該物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００の場所の情報と、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の識別情報とを含む。

メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報は、さらに、当該物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００への移動ルートの情報を含んでもよい。移動ルートの情報を受信すると、車両２０は、取得した移動ルートの情報に基づいて、自動的に、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００に移動することができる。

制御部１５は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を車両２０に指示する。制御部１５は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収指令を、車両２０に通信部１１を介して送信することによって、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を車両２０に指示してよい。制御部１５は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を送信する際に、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収指令を併せて車両２０に送信してよい。

制御部１５は、荷物を配送中の複数の車両２０のうち、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００の最も近くに位置している車両２０に、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を送信し、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を指示してよい。あるいは、制御部１５は、荷物を配送中の複数の車両２０のうち、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００に荷物を配送する予定がある車両２０に、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を送信し、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を指示してよい。

制御部１５は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０を、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に運ぶことを車両２０に指示する。制御部１５は、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に運ぶことを要求する指令を、車両２０に通信部１１を介して送信することによって、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を車両２０に指示してよい。制御部１５は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を送信する際に、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に運ぶことを要求する指令を併せて車両２０に送信してよい。

車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収指令を情報処理装置１０から受信すると、当該物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００に移動する。この際、車両２０は、情報処理装置１０から受信した、集合住宅１００への移動ルートの情報に基づいて、自律的に、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００に移動してよい。

車両２０の制御部２５は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００に到着すると、到着したことを示すメッセージを、メンテナンスが必要な物流ロボット３０に通信部２１を介して送信する。制御部２５は、情報処理装置１０から取得した、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報に含まれる物流ロボット３０の識別情報によって特定できる物流ロボット３０に、到着したことを示すメッセージを送信する。

制御部２５が送信する、集合住宅１００に到着したことを示すメッセージは、車両２０が停車している場所の情報を含んでよい。

物流ロボット３０は、当該物流ロボット３０を回収するための車両２０が集合住宅１００に到着したことを示すメッセージを受信すると、車両２０が停車している場所に移動する。

車両２０の制御部２５は、例えば、入力部２３が含む撮像モジュールが撮影した画像を解析することによって、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が、車両２０が停車している場所に到着したか否かを検出することができる。あるいは、車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０から、当該物流ロボット３０の位置情報を取得することによって、車両２０が停車している場所に物流ロボット３０が到着したか否かを検出することができる。

制御部２５は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が、車両２０が停車している場所に到着したと検出すると、駆動部２７を制御して、物流ロボット３０を車両２０の荷室に自動的に積み込む。この際、制御部２５は、車両２０の荷室のうち、荷物が置かれていない空きスペースに、物流ロボット３０を積み込むように駆動部２７を制御する。

車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０を車両２０の荷室に積み込むと、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に移動する。車両２０は、配送予定の荷物の配送が全て終わった後に、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に移動してよい。あるいは、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設が荷物の配送ルートの近くにある場合は、車両２０は、荷物の配送途中に、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に移動してもよい。

図５に示すシーケンス図を参照して、配送システム１の動作を説明する。

ステップＳ１０１：物流ロボット３０は、メンテナンスが必要かどうかの自己診断を定期的に実行し、メンテナンスの要否の情報を情報処理装置１０に送信する。

ステップＳ１０２：情報処理装置１０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０がある場合、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を、車両２０に送信する。

ステップＳ１０３：情報処理装置１０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０がある場合、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収指令を、車両２０に送信する。

情報処理装置１０は、ステップＳ１０２及びステップＳ１０３の処理を同時に実行してよい。情報処理装置１０は、荷物を配送中の複数の車両２０のうち、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００の最も近くに位置している車両２０に、ステップＳ１０２及びステップＳ１０３の処理を実行してよい。

ステップＳ１０４：車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収指令を情報処理装置１０から受信すると、当該物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００に移動する。

ステップＳ１０５：車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が常設されている集合住宅１００に到着すると、到着したことを示すメッセージを、メンテナンスが必要な物流ロボット３０に送信する。

ステップＳ１０６：メンテナンスが必要な物流ロボット３０は、当該物流ロボット３０を回収するための車両２０が集合住宅１００に到着したことを示すメッセージを受信すると、車両２０が停車している場所に移動する。

ステップＳ１０７：車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が、車両２０が停車している場所に到着したか否かを検出する。

ステップＳ１０８：車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０が、車両２０が停車している場所に到着したことを検出すると、物流ロボット３０を車両２０の荷室に自動的に積み込む。

ステップＳ１０９：車両２０は、メンテナンスが必要な物流ロボット３０を車両２０の荷室に積み込むと、物流ロボット３０のメンテナンスが可能な施設に移動する。

上述のように、本実施形態に係る情報処理装置１０において、制御部１５は、物流ロボット３０のメンテナンスの要否の情報を物流ロボット３０から取得し、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の情報を車両２０に送信し、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を車両２０に指示する。制御部１５が、メンテナンスが必要な物流ロボット３０の回収を指示する車両２０は、荷物配送用の車両である。そのため、本実施形態に係る情報処理装置１０によれば、メンテナンスが必要な物流ロボット３０があるときに、回収専用の車両を派遣することなく、荷物を配送中の車両２０で物流ロボット３０を回収することができる。したがって、本実施形態に係る情報処理装置１０は、集合住宅１００に常設されている物流ロボット３０をメンテナンスする際のコスト及び時間を低減することができる。このように、物流ロボット３０をメンテナンスする際の時間を低減することができるため、本実施形態に係る情報処理装置１０は、集合住宅１００における物流ロボット３０の稼働率を向上させることができる。

また、本実施形態に係る情報処理装置１０は、荷物配送用の車両２０の荷室の空きスペースにメンテナンスが必要な物流ロボット３０を積み込むため、荷物配送用の車両２０の荷室の空きスペースを有効に活用することができる。

本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の複数のブロックを統合してもよいし、又は１つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の複数のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。

例えば、上述した実施形態において情報処理装置１０において実行される一部の処理動作が、車両２０又は物流ロボット３０において実行されてもよい。また、上述した実施形態において車両２０において実行される一部の処理動作が、情報処理装置１０又は物流ロボット３０において実行されてもよい。また、上述した実施形態において物流ロボット３０において実行される一部の処理動作が、情報処理装置１０又は車両２０において実行されてもよい。

例えば、スマートフォン又はコンピュータ等の汎用の電子機器を、上述した実施形態に係る情報処理装置１０として機能させる構成も可能である。具体的には、実施形態に係る情報処理装置１０等の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、電子機器のメモリに格納し、電子機器のプロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させることも考えられる。したがって、一実施形態に係る開示は、プロセッサが実行可能なプログラムとしても実現可能である。

例えば、上述した実施形態において、物流ロボット３０が集合住宅１００に常設されている場合を例に挙げて説明したが、物流ロボット３０が常設されている施設は集合住宅１００に限定されない。物流ロボット３０は、荷物の配送の対象となる任意の施設に常設されていてよい。

以下に本開示の実施形態の一部について例示する。しかしながら、本開示の実施形態はこれらに限定されない点に留意されたい。
［付記１］
荷物配送用の車両と集合住宅に常設されている物流ロボットとを管理する情報処理装置であって、
前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得し、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信し、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示する、制御部
を備える、情報処理装置。
［付記２］
付記１に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、回収した前記物流ロボットを前記物流ロボットのメンテナンスが可能な施設に運ぶことを前記車両に指示する、情報処理装置。
［付記３］
付記１又は２に記載の情報処理装置において、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報は、前記物流ロボットが常設されている集合住宅の場所の情報と、前記物流ロボットの識別情報とを含む、情報処理装置。
［付記４］
付記１から３のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅の最も近くに位置している前記車両に、前記物流ロボットの回収を指示する、情報処理装置。
［付記５］
付記１から４のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
荷物配送用の車両と、
集合住宅に常設されている物流ロボットと、
を備える、配送システム。
［付記６］
付記５に記載の配送システムにおいて、
前記車両は、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅に到着すると、到着したことを示すメッセージを前記物流ロボットに送信する、配送システム。
［付記７］
付記６に記載の配送システムにおいて、
前記物流ロボットは、前記車両が到着したことを示す前記メッセージを受信すると、前記車両が停車している場所に移動する、配送システム。
［付記８］
付記７に記載の配送システムにおいて、
前記車両は、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが前記車両の場所に到着すると、前記物流ロボットを自動的に荷室に積み込む、配送システム。
［付記９］
付記８に記載の配送システムにおいて、
前記車両は、前記物流ロボットを前記荷室に積み込むと、前記物流ロボットのメンテナンスが可能な施設に移動する、前記車両配送システム。
［付記１０］
荷物配送用の車両と集合住宅に常設されている物流ロボットとを管理する情報処理装置に、
前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得することと、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信することと、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示することと、
を含む動作を実行させる、プログラム。
［付記１１］
付記１０に記載のプログラムにおいて、
回収した前記物流ロボットを前記物流ロボットのメンテナンスが可能な施設に運ぶことを前記車両に指示すること、をさらに含む動作を情報処理装置に実行させる、プログラム。
［付記１２］
付記１０又は１１に記載のプログラムにおいて、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報は、前記物流ロボットが常設されている集合住宅の場所の情報と、前記物流ロボットの識別情報とを含む、プログラム。
［付記１３］
付記１０から１２のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅の最も近くに位置している前記車両に、前記物流ロボットの回収を指示すること、をさらに含む動作を情報処理装置に実行させる、プログラム。
［付記１４］
荷物配送用の車両と、集合住宅に常設されている物流ロボットと、情報処理装置とを備える配送システムにおける情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、
前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得することと、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信することと、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示することと、
を含む、情報処理方法。
［付記１５］
付記１４に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、回収した前記物流ロボットを前記物流ロボットのメンテナンスが可能な施設に運ぶことを前記車両に指示すること、をさらに含む、情報処理方法。
［付記１６］
付記１４又は１５に記載の情報処理方法において、
メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報は、前記物流ロボットが常設されている集合住宅の場所の情報と、前記物流ロボットの識別情報とを含む、情報処理方法。
［付記１７］
付記１４から１６のいずれか一項に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置が、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅の最も近くに位置している前記車両に、前記物流ロボットの回収を指示すること、をさらに含む、情報処理方法。
［付記１８］
付記１４から１７のいずれか一項に記載の情報処理方法において、
前記車両が、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅に到着すると、到着したことを示すメッセージを前記物流ロボットに送信すること、をさらに含む、情報処理方法。
［付記１９］
付記１８に記載の情報処理方法において、
前記物流ロボットが、前記車両が到着したことを示す前記メッセージを受信すると、前記車両が停車している場所に移動すること、をさらに含む、情報処理方法。
［付記２０］
付記１９に記載の情報処理方法において、
前記車両が、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが前記車両の場所に到着すると、前記物流ロボットを自動的に荷室に積み込むこと、をさらに含む、情報処理方法。

１ 配送システム
１０ 情報処理装置
１１ 通信部
１２ 記憶部
１３ 入力部
１４ 出力部
１５ 制御部
２０ 車両
２１ 通信部
２２ 記憶部
２３ 入力部
２４ 出力部
２５ 制御部
２６ 測位部
２７ 駆動部
３０ 物流ロボット
３１ 通信部
３２ 記憶部
３３ 入力部
３４ 出力部
３５ 制御部
３６ 測位部
３７ 駆動部
４０ ネットワーク
１００ 集合住宅
１０１ 待機スペース
１０２ 住宅

Claims (20)

1. 荷物配送用の車両と集合住宅に常設されている物流ロボットとを管理する情報処理装置であって、
   前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得し、
   メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信し、
   メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示する、制御部
   を備える、情報処理装置。
2. 請求項１に記載の情報処理装置において、
   前記制御部は、回収した前記物流ロボットを前記物流ロボットのメンテナンスが可能な施設に運ぶことを前記車両に指示する、情報処理装置。
3. 請求項１に記載の情報処理装置において、
   メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報は、前記物流ロボットが常設されている集合住宅の場所の情報と、前記物流ロボットの識別情報とを含む、情報処理装置。
4. 請求項１に記載の情報処理装置において、
   前記制御部は、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅の最も近くに位置している前記車両に、前記物流ロボットの回収を指示する、情報処理装置。
5. 請求項１に記載の情報処理装置と、
   荷物配送用の車両と、
   集合住宅に常設されている物流ロボットと、
   を備える、配送システム。
6. 請求項５に記載の配送システムにおいて、
   前記車両は、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅に到着すると、到着したことを示すメッセージを前記物流ロボットに送信する、配送システム。
7. 請求項６に記載の配送システムにおいて、
   前記物流ロボットは、前記車両が到着したことを示す前記メッセージを受信すると、前記車両が停車している場所に移動する、配送システム。
8. 請求項７に記載の配送システムにおいて、
   前記車両は、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが前記車両の場所に到着すると、前記物流ロボットを自動的に荷室に積み込む、配送システム。
9. 請求項８に記載の配送システムにおいて、
   前記車両は、前記物流ロボットを前記荷室に積み込むと、前記物流ロボットのメンテナンスが可能な施設に移動する、配送システム。
10. 荷物配送用の車両と集合住宅に常設されている物流ロボットとを管理する情報処理装置に、
    前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得することと、
    メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信することと、
    メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示することと、
    を含む動作を実行させる、プログラム。
11. 請求項１０に記載のプログラムにおいて、
    回収した前記物流ロボットを前記物流ロボットのメンテナンスが可能な施設に運ぶことを前記車両に指示すること、をさらに含む動作を情報処理装置に実行させる、プログラム。
12. 請求項１０に記載のプログラムにおいて、
    メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報は、前記物流ロボットが常設されている集合住宅の場所の情報と、前記物流ロボットの識別情報とを含む、プログラム。
13. 請求項１０に記載のプログラムにおいて、
    メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅の最も近くに位置している前記車両に、前記物流ロボットの回収を指示すること、をさらに含む動作を情報処理装置に実行させる、プログラム。
14. 荷物配送用の車両と、集合住宅に常設されている物流ロボットと、情報処理装置とを備える配送システムにおける情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記物流ロボットのメンテナンスの要否の情報を前記物流ロボットから取得することと、
    メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報を前記車両に送信することと、
    メンテナンスが必要な前記物流ロボットの回収を前記車両に指示することと、
    を含む、情報処理方法。
15. 請求項１４に記載の情報処理方法において、
    前記情報処理装置が、回収した前記物流ロボットを前記物流ロボットのメンテナンスが可能な施設に運ぶことを前記車両に指示すること、をさらに含む、情報処理方法。
16. 請求項１４に記載の情報処理方法において、
    メンテナンスが必要な前記物流ロボットの情報は、前記物流ロボットが常設されている集合住宅の場所の情報と、前記物流ロボットの識別情報とを含む、情報処理方法。
17. 請求項１４に記載の情報処理方法において、
    前記情報処理装置が、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅の最も近くに位置している前記車両に、前記物流ロボットの回収を指示すること、をさらに含む、情報処理方法。
18. 請求項１４に記載の情報処理方法において、
    前記車両が、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが常設されている集合住宅に到着すると、到着したことを示すメッセージを前記物流ロボットに送信すること、をさらに含む、情報処理方法。
19. 請求項１８に記載の情報処理方法において、
    前記物流ロボットが、前記車両が到着したことを示す前記メッセージを受信すると、前記車両が停車している場所に移動すること、をさらに含む、情報処理方法。
20. 請求項１９に記載の情報処理方法において、
    前記車両が、メンテナンスが必要な前記物流ロボットが前記車両の場所に到着すると、前記物流ロボットを自動的に荷室に積み込むこと、をさらに含む、情報処理方法。

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