JP2022060154A - 力制御機構を備えた機械式ムーブメントの時計 - Google Patents

力制御機構を備えた機械式ムーブメントの時計 Download PDF

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Abstract

【課題】歯車セットの変位や、巻き上げの終わりに非同期化する危険性がなく、特にトゥールビヨンムーブメントで使用するための摩擦を制限する、ジャンプ秒および定力の表示をより簡単に行う。【解決手段】力制御機構を有する機械式ムーブメントを備えたジャンプ秒タイプの時計1であり、力制御機構は、ガンギ車セット11を駆動するために、エネルギー供給源と、ガンギ車セットとの間の機械式ムーブメントの仕上げ輪列内に配設されている。ガンギ車セットは、秒歯車2と噛み合い、停止部材3のゼンマイ4は、蓄積固定秒歯車、および脱進機構を回転させる。ジャンプモードでは、仕上げ輪列を解放して回転式ロック要素を回転させることを可能にし、1秒のジャンプを行うために固定秒歯車に同軸の秒小歯車5を回転させる。また、停止モードのために、回転式ロック要素および仕上げ輪列をロックし、秒小歯車に関連して停止部材のゼンマイを巻き戻す。【選択図】図2

Description

本発明は、時計を装着している時の重力による力などの力制御機構を備えた、ジャンプ秒タイプの機械式ムーブメントの時計に関する。好ましくは、力制御機構は、脱進機に取り付けられたトゥールビヨン機構であってもよい。トゥールビヨンのケージは、脱進機機構を収容しており、好ましくは、ケージは毎分完全な回転を行い、特に60秒ジャンプを行う。
時計学の心覚えとして、トゥールビヨンは「回転式ケージ」としても知られており、地球重力による共振子の等時性の乱れを調整することによって、機械式時計の精度を向上させることを目的とした、脱進機機構に追加された時計の複雑な機構である。トゥールビヨン、特にカルーセルに関連するトゥールビヨンを識別する基本的な基準は、トゥールビヨンのケージが噛み合う固定輪列の存在である。一般に、トゥールビヨンのケージは、2つの固定点の間に回転可能に取り付けられている。
共振子の等時性の乱れをすべて補正するために、重力も考慮される。脱進機は、共振子に結合されている。脱進機は、振動期間あたり1~2回、共振子と相互作用する。この相互作用中に共振子が移動する角度は、リフト角として知られている。共振子の残りの移動は、補角または弧として知られている。
補角の間、共振子は、脱進機と接触していても(摩擦停止脱進機)いいし、または接触していなくても(自由脱進機)よい。リフト角の間、脱進機は、ロック解除(またはカウント)と推進(または維持)という2つの主要な段階を実行する。
時計の複雑な機構では、ジャンプ秒の目的は、1秒ごとのピッチで秒を表示することであり、これは60秒計の文字盤では1秒あたり6°の角度に相当する。このジャンプ秒は、このジャンプ秒の特殊な構造上の特徴を利用した定力機構と関連していることが多い。また、固定秒機構または独立秒機構は、クロノグラフのように自由自在に秒を止めることができるという特殊な特徴を備えたこれらの構造と類似している。
複数のジャンプ秒機構は、時計学の文献および特許に存在し、応用されている。いくつかの例によれば、ジャケ・ドローの時計では、ブランパン1195ムーブメントがある。ブレゲのマリー・アントワネットには、独立秒を備えた機構が存在する。
国際公開第2011/157797号では、歯車およびガンギ小歯車を支持する揺動ケージの周期的なジャンプ、歯車と協働するアンクル、およびバネ付きテンプ輪によって進む機構が記載されている。加えて、動きに従って当該ケージの揺動を可能にするか、または阻止する保持手段を含む。また、保持手段の揺動をその角度位置に従って可能にするか、または防止する停止手段が存在する。定力装置は、保持手段を周期的に協働させるものである。この装置は、完全な回転を行うために設けられたフラートを含む。
記載されているこれらの機構の原理は、脱進機と秒との間の仕上げ輪列を機構によって保持することであり、一方で副バネが脱進機を停止状態の定力で維持する。脱進機によってカウントされる秒の終わりに、解放された輪列が1秒の前進を可能にする。したがって、表示は進み、この機構はジャンプ段階で巻き戻される。
このように秒に近い振動数で機能する機構では、時計製作法で利用できるトルクは非常に小さい。そのため、これらの機構は製作が難しく、一般に信頼性が低い。
ブランパン1195ムーブメントの機構では、停止段階のロック時にトルクの一部分を分散させて摩擦を補正する停止システムがある。これにより、80%のジャンプに対して停止段階でおよそ20%の角変位を有するジャンプ秒を実現する。
また、構築が容易になるように振動数を減らして、秒単位の代わりに独立分単位で行うことが想定されてもよい。
これらの機構の中には、完全に巻き戻した後に非同期化し、ロック位置に切り替わるものがあってもよい。そのため、パワーリザーブ機構に連結された、巻き戻しが完了する前に機構を停止させる停止システムが必要となる。
欧州特許第1528443号明細書に記載されている機構では、独立秒を備えた時計の定力装置が提案されている。この装置は、レバーを揺動させる傾向があるエネルギー貯蔵バネによって制御されたレバーに取り付けられた歯車のアーバを動かすことを可能にする。この装置は、ムーブメントの第1の秒歯車の小歯車を備え、このレバー上で揺動して取り付けられた設定歯車と噛み合い、歯車セットを画定する第2の秒歯車の小歯車と噛み合う。指部を支持するレバーは、第1の秒歯車と噛み合う停止歯車のラチェット歯部と協働するために適応しなければならない。指部がラチェットの半径方向側面と係合したとき、第1の秒歯車および設定歯車の力を伝達することなく、特に第1の秒歯車および設定歯車で構成される輪列がロックされる。第2の秒歯車は、脱進機によって制御され、テンプ輪によって動かされたときにのみ回転する。ゼンマイの巻き上げは、レバーが反対方向に変位することによって行われ、その際、ゼンマイは、停止歯車が解放されたときに、香箱ゼンマイがレバーに及ぼすトルクよりも低いトルクをレバーに及ぼす。したがって、この装置は、停止歯車の歯数に応じて巻き上げる/巻き戻すサイクルを適応させることができる。この装置により、ジャンプ秒機能を確保することが可能になるが、その主な欠点は、この動作を行うのに必要なかなりの数の構成要素を用いて製作することが容易ではないことである。加えて、ジャンプ秒の瞬間に歯車セットの変位があるが、これは所望ではないことである。
スイス国特許発明第702179号明細書には、計時器の独立秒システムが記載されている。このシステムは、第1のアーバに同軸上に取り付けられたゼンマイ、およびゼンマイを巻き上げるピンによって、第1のアーバを中心に回転する第1のアームを備えた独立秒歯車セットを備える。このシステムはまた、独立秒指示器に連結された第1のアームのジャンプを引き起こすために、第1のアームをロックするか、またはロック解除するための第2のアーバを中心に回転する秒歯車セットも備える。また、ピンをロックまたはロック解除するために、第3のアーバを中心に回転する中歯車も設けられている。ロック状態では、ゼンマイの巻き上げが可能となり、一方でロック解除状態では、秒歯車セットによってロックされていない限り、アームの回転が可能となる。
スイス国特許発明第330892号明細書には、1秒あたり1回のジャンプを行うジャンプ秒の計時器が記載されている。この時計には、秒アーバと一体化した駆動歯車、およびその自由端に小歯車を備えたゼンマイの作用を受けるレバー、ならびに送り爪が設けられている。小歯車は、駆動歯車およびジャンプ秒被駆動歯車と噛み合っている。送り爪が被駆動歯車の歯部と係合しなくなるとすぐに、ゼンマイ、および初期位置に戻るレバーの作用によって1秒のジャンプが行われる。
国際公開第2011/157797号 欧州特許第1528443号明細書 スイス国特許発明第702179号明細書 スイス国特許発明第330892号明細書
本発明は、歯車セットの変位がなく、巻き上げの終わりに非同期化する危険性がなく、したがって特にトゥールビヨンムーブメントで使用するための摩擦を制限する、ジャンプ秒および定力の表示をより簡単に行うことを目的とする。
したがって、本発明の目的は、上述した先行技術の装置の欠点を克服したジャンプ秒タイプの補正機構または力制御機構を備えた機械式ムーブメントの時計を供給することによって、先行技術の欠点を克服することである。
この目的を達成するために、本発明は、独立請求項1で定義された特徴を含む、ジャンプ秒タイプの補正機構または力制御機構を備えた機械式ムーブメントの時計に関する。
また、ジャンプ秒タイプの補正機構または力制御機構を備えた機械式ムーブメントの時計の特定の実施形態は、従属請求項2~14に記載されている。
本発明による力制御機構を備えた機械式ムーブメントの時計の利点の1つは、特にジャンプモードに変わる前の停止モードで、振動子を備えた脱進機機構の複数の振動を維持するために必要なエネルギー蓄積固定秒を備えるという事実に属する。蓄積固定秒は、従来の脱進機を備えた共振子の振動数に応じて、香箱から来る輪列の一部分が駆動することなく、共振子または振動子の数回の振動を維持する。好ましくは、蓄積固定秒は、特にトゥールビヨンのケージを時計回りに(CW)6°動かすために、一定数の振動後のフラートなどのロック要素、およびジャンプ秒タイプの1秒を規定する、香箱から出てくる仕上げ輪列を解放する。2.5Hzの振動子の少なくとも5回目の推進を有する実施形態の一例によるトゥールビヨンの場合、フラートが解放され、それによって、中間歯車は、フラート、中歯車、中大型歯車、およびトゥールビヨンのケージを固定秒の蓄積の反対方向に6°のピッチで駆動するための香箱に連結される。最初に、トゥールビヨンのケージは、1秒を規定する一定数の振動後に角変位してもよい。歯車セットの変位のないこの配置により、巻き上げの終わりに非同期化のリスクの影響は受けない。
有利なことに、AFSWと定義された蓄積固定秒歯車は、スイスレバータイプの脱進機機構に連結された振動子のゼンマイの振動に合わせて、一定数の小ピッチによって停止段階で動くことを目的としている。
補正機構または力制御機構を備えた機械式ムーブメントの時計の目的、利点、および特徴は、特に図面に関した以下の説明でより明らかになるであろう。
本発明による、力制御機構を備えた時計ムーブメントおよびジャンプ秒タイプの主要素を底面から見た三次元図を示す。 本発明による、ジャンプ秒タイプの力制御機械式ムーブメントの時計の主要素の底面図を示し、トゥールビヨンケージの停止時およびジャンプ時におけるガンギ車セットならびに蓄積秒歯車の様々な動きを示す。 図2に示す本発明によるジャンプ秒タイプの力制御機械式時計ムーブメントの底面図を示すが、中車および中間歯車は含まれていない。 仕上げ輪列、仕上げ輪列を駆動するためにチェーンによってフュジーに接続された香箱を備えた時計ムーブメントの一実施形態を下から見た部分三次元図を示しているが、蓄積秒歯車および振動子を備えた脱進機は示していない。 本発明による、トゥールビヨンおよび力制御機構のない仕上げ輪列を備えた従来の時計の機械式ムーブメントの別の概略的な実施形態を下から見た図を示す。 図1の上記に部分的に示したようなトゥールビヨンの中心にある機構の底面から上部までの断面図を示す。
以下の説明では、この技術分野でよく知られている、力制御機構を備えたジャンプ秒タイプの時計の機械式ムーブメントの様々な部材または要素については、簡単に説明するにとどめる。
まず、力制御機構を備えたジャンプ秒タイプの機械式ムーブメントの時計は、以下に説明するように、振動子および脱進機機構を収容するトゥールビヨンのケージと共にあってもよいし、または、図5を参照して後ほど説明する、トゥールビヨンがない従来の機械式ムーブメントに従ってもよいことに留意されたい。
図1~図3は、モータバネである香箱などのエネルギー供給源がない状態で示され、このシナリオでは、駆動用に香箱ゼンマイにチェーンで接続されたフュジーに接続されている時計の機械式ムーブメント1の一部分を示している。また、図4を参照して以下に説明するように、フュジーの周辺の歯部によって回転する中大型歯車は示していない。このエネルギーは、中歯車10の小歯車にトルクの形で加えられる。
したがって、図1~図3は、時計の機械式ムーブメント1の力制御機構が配設された仕上げ輪列5、8、9、10を備える時計の機械式ムーブメントの一部分を示している。この力制御機構は、定力装置に類似していてもよい。仕上げ輪列は、好ましくはゼンマイ香箱である、図示されていないエネルギー供給源と、例えば、スイスレバー脱進機機構13との間に配置されており、振動子14によって交互に保持および解放される車輪の形をしたガンギ車セット11を有し、振動子14は、好ましくはバネ付きテンプ輪であり、その振動を維持するためのエネルギーが当該ガンギ車セットによって供給される。ガンギ車セット11は、振動子14の半振動ごとに同じ回転方向に回転することができるように配置されている。
ガンギ車セット11は、後に蓄積秒歯車AFSWとして定義される秒歯車2と噛み合っている。この秒歯車2は、その機能が固定されていなくても、固定秒歯車AFSWとして知られている。この固定秒歯車2は、停止モードでは、振動子に連結された脱進機機構の機能を維持するために反時計回り(ACW)に回転し、ジャンプモードでは、1秒に相当するジャンプを行うために時計回り(CW)に回転してもよい。また、トゥールビヨンを備えた実施形態では、トゥールビヨン無しの実施形態と同様に、1秒に相当する表示上のジャンプを実施するために、常に停止段階とジャンプ段階が存在する。
このため、蓄積固定秒歯車2AFSWは、好ましくは、当該ガンギ車セット11に同軸の脱進機歯付き小歯車12と噛み合う周辺歯部を含む。以下に説明するように、仕上げ輪列の停止段階では、蓄積固定秒歯車2は、反時計回り(ACW)に回転し、この停止段階で振動子および脱進機機構の機能を維持するように、脱進機歯付き小歯車12を用いて振動子14の半振動ごとにガンギ車セット11を駆動する。
この停止段階中、蓄積固定秒歯車AFSW2は、トゥールビヨンのケージ15を中心にACWで揺動し、ブランパンタイプのクロノグラフのように、クロノグラフ秒小歯車の方法で停止する、つまり、秒小歯車5を備える、トゥールビヨンのケージ15のアーバは、図6で後述するように、2つの揺動する鼻部を備える。アーバは、0.35mmの直径を有してもよい。AFSW2のACWの揺動は、仕上げ輪列5、8、9、10の解放の瞬間まで行われ、それにより、トゥールビヨンケージ15とその秒小歯車5が1秒のジャンプを行い、それに伴い、ジャンプ段階の時計回りCWでガンギ車セット11に連結された蓄積秒歯車2が駆動される。
停止段階およびジャンプ段階を画定するために、力制御機構は、一方では、好ましくは、停止モードで蓄積秒歯車2に関連して停止部材3と協働するように配置された回転式ロック要素7を含む。図1および図2、あるいは図3にも示すように、この停止部材3は、ラック3の第1の端部にアーバ33を中心に回転可能に取り付けられているラック3であり、一方、ラック3の第2の自由端では、ラック3は、例えば、当該秒歯車AFSW2と一体化したカム6またはガイド部分と接触している。また、当該ラック3をカム6に向かって押圧するか、または引っ張るために、ラック3のゼンマイ4が設けられている。このAFSWのゼンマイ4は、ゼンマイの所望の位置に従って、ゼンマイ4の板の形をした第1の端部の孔4aまたは孔4bを通過する締め付けロッド44によって、板上に取り付けられる。金属製ゼンマイは、ゼンマイブレードの締め付け板から構成される。ゼンマイ4の第2の端部は、ラック3の第1の端部、およびラック3の第1の端部のアーバ33の隣に配設された偏芯部34に締め付けられており、これにより、ゼンマイの力を調整することが可能になる。したがって、本実施形態では、ラック3のゼンマイ4は、偏芯部34によって、当該ラック3をガイドカム6に向けて押圧しており、ガイドカム6は、図示のような歯の形状を有してもよい。このゼンマイ4の力を用いて、蓄積秒歯車AFSW2は、振動子14の半振動ごとに相当する1つの小ピッチによって回転または揺動する。また、蓄積秒歯車2の回転は、スイスレバー脱進機機構13のガンギ車セットの同軸ガンギ小歯車12を用いて、ガンギ車セット11を駆動する。これは、蓄積秒歯車2を反時計回り(ACW)に回転させるために、ラック3に作用するAFSWゼンマイの力によって、この停止段階で振動子14を備えた脱進機機構の機能を維持するのに有利である。
蓄積秒歯車2に作用するゼンマイ4を備えたラック3は、ロック要素であるフラート7の保持によって、当該秒歯車2の角度位置に従って当該仕上げ輪列をロックまたは解放することを可能にする。このフラート7は、ラック3のロック部分の停止部3aと接触する。この停止部は、アンクル石3aであり、ルビーなどの摩擦を低減する材料で作製されてもよい。
提示されたシナリオでは、蓄積固定秒歯車2は、1秒を示す6°の角度に相当する5つの小ピッチs1~s5だけ反対方向に回転してもよい。フラート7は、それ自体が仕上げ輪列によって駆動され、停止部3aによって保持される。停止段階の終わりに解放されると、ラック3の回転によってフラート7が解放され、ジャンプ段階の引き金となる。ジャンプ段階中、フラート7は、1秒のジャンプに相当する回転を行い、図示の場合では、仕上げ輪列によって半回転駆動される。仕上げ輪列は同様に、秒小歯車5および蓄積固定秒歯車2AFSWによってトゥールビヨンケージ15を時計回り(CW)に駆動し、ゼンマイ4を巻き戻す。この蓄積秒歯車2のゼンマイ4は、当該秒歯車2がジャンプ段階中にCWに駆動されたときにエネルギーを蓄積するように配置され、停止段階中にゼンマイ4を当該秒歯車2ACWに戻す。
一般に、停止段階では、仕上げ輪列の解放前に、振動子14の複数の半振動が発生する。これは、振動子14の振動数が一般に1Hzよりも高く、例えば、本実施例では、2.5Hzに定められてもよい。固定秒歯車2は、停止段階で、半振動(交互)に相当する小ピッチごとに回転するので、振動子14の5つの半振動は、ジャンプ段階に対して回転式ロック要素7の解放の瞬間まで、停止段階でカウントされてもよい。したがって、秒歯車2のゼンマイ4は、振動子14の5つの半振動中にエネルギーを供給しなければならず、またはケージは停止し、当該ケージ15のジャンプ中に巻き戻されなければならない。
しかしながら、振動子14の振動数に応じて、停止段階での振動子14の半振動をより多くまたは少なく設けるようにしてもよい。各半振動は、0.5Hzに等しくなければならない。したがって、振動子の半振動の数nは、1Hzよりも大きい振動子の振動数に対して、例えば、少なくともn=3の半振動に対して選択されてもよい。固定秒歯車2が停止段階に行う小ピッチの数は、ジャンプ段階の1秒のジャンプに相当しなければならない。
また、1秒を超える周期のジャンプを実施することも想定されてもよく、これは、表示ジャンプの振動数よりも高い振動子の振動数で上記のルールを一般化したものである。このようにして、1分ごとにジャンプすることが想定されてもよい。
図1~図3に提示された実施形態を参照すると、回転ロック要素7は、その中心に回転可能に取り付けられたロッドの形をしたフラートである。このフラートは、仕上げ輪列の中間歯車9と噛み合うように、軸方向のロック小歯車8と一体化している。ロック用ラック3は、停止アンクル石3aを含むロック部分とは反対側の第1の端部に回転可能に取り付けられている。回転式ロック用ラック3は、ロック部分の別の端部に、エッジ部分3bを含み、これは蓄積秒歯車AFSW2と一体化したカム6の輪郭に沿うように配置された指部3bであってもよい。この歯形状のカム6、指部3bとは反対側に配設されたロック用アンクル石3aを含むラック3の揺動を制御するものである。上記のように、このアンクル石3aは、停止段階でアンクル石3aと接触するロック要素7との摩擦を低減する硬質材料で作製されてもよい。
アンクル石3aは、停止段階で当該仕上げ輪列をロックするか、またはジャンプ段階で当該ロック要素7および当該仕上げ輪列を解放するために、フラートである当該ロック要素7と支持協働するように配置されている。フラート7は、軸方向のロック小歯車8を含む、その中心に関連する第1のロック用ロッド部分および第2のロック用ロッド部分を備える。アンクル石3aがフラート7の第1のロッド部分またはフラート7の第2のロッド部分と接触しなくなると、フラート7は、ジャンプ段階で回転状態に設定され、停止モードで仕上げ輪列の新たなロック位置の前に仕上げ輪列を回転させるために、180°を超えて回転する。ジャンプモードでは、トゥールビヨンのケージ15は、時間に1秒を加えるために、仕上げ輪列によって時計回り(CW)に6°回転される。蓄積秒歯車2AFSWは、ケージ15と共に駆動され、6°の角度の同軸秒歯車5に連結されてAFSWラックのゼンマイ4を巻き戻す。蓄積秒歯車2AFSWは、脱進機機構もケージと共に回転するため、ケージ15によって駆動される。ゼンマイ4の巻き戻しは急速に行われ、これは、フラート7が180°回転すると、フラート7の端部が停止アンクル石3aと直接接触して戻ってくることを意味する。この新たなロックから、新たな停止段階の動作が発生する。
新たに停止する前のフラート7の180°回転は、可動構成要素の慣性に直接かつ動的に連結されていることが理解される。具体的には、最速回転をするフラート7の慣性は、非常に重要である。したがって、ニッケルまたはリンニッケルのLIGA製造手段、またはシリコンのDRIE製造手段を用いて得られてもよいように、低慣性を支持するフラート7の構造が好ましい。これらの製造手段により、フラート7の慣性を制限するための正確で有利な幾何学的形状のフラート7を製作することができる。
好ましくは図2に示すように、停止段階中、ガンギ車セット11は、蓄積秒歯車2によって第1の回転方向(ACW)に駆動され、これは、維持される振動子14の各半振動に相当する。また、ガンギ小歯車12を用いて蓄積秒歯車2によって回転されるガンギ車セット11のe1~e5を参照した5つの小ピッチが模式的に示されている。これは、蓄積秒歯車2を押圧し、当該アンクル石3aをフラート7の解放方向に動かす当該ラック3のゼンマイ4を巻き戻す。
停止モードで、仕上げ輪列が蓄積秒歯車2を除いた状態でロックされたとき、蓄積秒歯車2のラック3のゼンマイ4は、ガンギ車セット11を駆動するために、当該蓄積秒歯車2を回転させるようにエネルギーを放出する。ジャンプモードでは、フラート7がアンクル石3aと接触しなくなるとすぐに、フラート7の軸方向のロック小歯車8を用いた仕上げ輪列は、秒小歯車5およびトゥールビヨンケージ15を用いて、当該蓄積秒歯車2を揺動させるように配置される。トゥールビヨンケージ15を備えたこの蓄積秒歯車2は、1秒の角度ジャンプに相当する移動に従って、秒歯車2によってガンギ車セット11に課せられる当該第1の回転方向の反対の時計回り(CW)の第2の回転方向に6°の角度だけ回転する。トゥールビヨンのケージ15は、停止段階における蓄積秒歯車2の揺動の反対方向の時計回り(CW)に、ジャンプモードの基準L1に従って6°の角度だけ揺動する。ジャンプの終わりに、フラート7は、蓄積秒歯車2を除いた状態で仕上げ輪列を再度ロックするために、アンクル石3aに対して静止して戻る。同じ長さの2つのロッド部分を備えたフラート7は、180°回転して、ジャンプモードから次の停止モードへと変化する。
フラート7は、1秒のジャンプモードごとに中央のアーバを中心に回転させ、仕上げ輪列5、8、9、10、ならびに本実施形態ではトゥールビヨンのケージ15を解放するために、中間歯車9によって仕上げ輪列および香箱に連結されていることに留意されたい。駆動ゼンマイまたは仕上げ輪列のゼンマイの力は、ラック3のゼンマイ4の力よりも大きい。したがって、仕上げ輪列は、その解放から直ちに機能を開始し、これにより、経時的に良好な同期を維持することが可能となり、また、仕上げ輪列が蓄積秒歯車2を除いてロックされていても、脱進機機構および振動子14が停止段階中の機能を維持する。
上述した力制御機構のすべての要素は、板、中棒、フラート棒に取り付けられているが、これらは図面への負担を回避するために示されていない。
すでに上述したように、蓄積秒歯車2は、ガンギ車セット11に同軸の歯付きガンギ小歯車12と噛み合う周辺歯部を含む。仕上げ輪列を含む中歯車10は、蓄積秒歯車2に同軸の秒軸方向の歯付き小歯車5と噛み合う周辺歯部を有し、そのうちの秒小歯車5のアーバは、トゥールビヨンケージ15に接続されている。また、当該仕上げ輪列を含む中間歯車9は、中歯車10の周辺歯部と噛み合う中間軸方向の歯付き小歯車19を含む。中間歯車9は、フラートである回転ロック要素7と一体化した当該軸方向のロック小歯車8と噛み合うための周辺歯部を含む。当該仕上げ輪列の解放中のジャンプ段階では、中間軸方向の歯付き小歯車19は、中歯車10の回転を可能にするように配置されており、秒小歯車5を用いてトゥールビヨンケージ15を当該第2の回転方向CWに揺動させることができる。この回転方向では、秒小歯車5は、蓄積秒歯車2をCWに回転させることによって、ラック3のゼンマイ4に蓄積されるエネルギーを供給する。
上述の要素に応じて特定の寸法値を決定するために、ロックは、中歯車10および大径のフラート7の輪列によって実施されると言えよう。これにより、秒中の変位を制限し、摩擦を制限し、板上のトゥールビヨンケージが占める表面からフラート7の揺動を取り除くことが可能となる。
中歯車の0.116rpmとフラートの0.5rps(30rpm)との間の有意な比率は、中間歯車セットを必要とし、これは中間歯車9である。これにより、例えば、Z=120/7、m=0.07mmが、中歯車10と中間歯車9との比率となり、Z=90/6、m=0.07mmが、中間歯車9とフラート7との比率となる。
代替のバージョンによれば、トゥールビヨンケージ15からフラート7を駆動することが可能である。このためには、フラート小歯車である軸方向のロック小歯車8と係合する外側歯部を備えたトゥールビヨンケージを製作する必要がある。ケージ15とフラート7との比率は1rpmであり、フラート0.5rps(30rpm)の場合は、直接輪列で実施してもよい。中歯車10と中間歯車9との比率は、Z=180/6、 m=0.079mmで、フラートの位置は、先行バージョンの位置と同じである。しかしながら、トゥールビヨンケージの美しさは、外側歯部によって損なわれている。
ラック3のアンクル石3aのロック(停止段階)は、0.08mmであり、脱進機のアンクルには快適であるが、ラックの長さに関しては恐らく少し低いであろう。この構造は、アンクル石3aの作業半径を大きくすることによって、容易に25%を得ることができる。それ以上に得る必要がある場合は、AFSWの歯を加工して、ラックとの比率を変更する必要がある。いずれにしても、アンクル石3aに対する(安全のための)変位増加は、摩擦に関するリスクを増大させる。
トルクを調整するために、AFSWのラック3のゼンマイ4は、先に述べたように、ロック部分とは反対側の端部にある力を調整するための偏芯部34を含む。定力の振幅の調整があってもよいし、または輪列から供給されるトルク変動に応じてジャンプの質の調整があってもよい。
ラック3であってもよい停止部材3、およびゼンマイ部と画定される、1つの部品でのゼンマイ4を製作するように考案されてもよいことに留意されたい。このゼンマイ部3、4は、ロック部分において、固定秒歯車2上のカム6またはガイド部分と接触するための指部3bであってもよいエッジ部分3bと、停止段階でロック要素7をロックするために、エッジ部分とは反対側の一方の側上の停止部3aと、を備えてもよい。このゼンマイ部は、厳密に言えば、停止部材3およびゼンマイ4からなる組立体よりも製作が容易である場合がある。
差動輪列を備えたバージョンでは、従来のムーブメントの図5を参照して以下に説明するように、トゥールビヨンを含まない輪列について、この解決策と同等のものを製作することが可能である。少なくとも1つの遊星歯車51、52は、その秒小歯車5上で揺動している秒歯車2上で揺動している。遊星歯車は、平坦な差動装置を形成するためにクラウン歯車53と係合しているが、どのタイプの差動装置も好適である。したがって、クラウン歯車53、ならびに秒小歯車5を中心に揺動する遊星歯車または歯車51、52は、蓄積固定秒歯車2と一体化していない。クラウン歯車53は、蓄積秒ラック3と考えられる停止部材3、およびそのゼンマイ4によって駆動される。ラック3は、アーバ33を中心に揺動する。
例えば、図3を参照する心覚えとして、停止段階では、仕上げ輪列は、ラック3のアンクル石3a上のフラート7を押し付けることによってロックされ、ガンギ小歯車12を備えたガンギ車セット11は、秒歯車2、そのラック3、およびラックのゼンマイ4によって駆動される。ジャンプ段階では、ラック3のアンクル石3aは、仕上げ輪列を解放する。秒小歯車5は、6°(1秒)回転し、ラック3のゼンマイ4を秒歯車2のために巻き戻す。AFSWのラック3は、仕上げ輪列をロックする。ラック3の指部3bは、仕上げ輪列を解放するために、アンクル石3aがフラート7の端部に接触しなくなるまで、カムである歯6の動きに追従する。すでに上で引用した他の要素のうち、先行する図で十分明確に示されているものについては、すべてを繰り返すわけではない。
図4は、仕上げ輪列9、10、21、仕上げ輪列を駆動するためにチェーン24によってフュジー23に接続された香箱25を備えた時計ムーブメントの一実施形態を下から見た部分三次元図を示しているが、蓄積秒歯車および振動子を備えた脱進機は示していない。フュジー23は、中大型歯車21の同軸小歯車22と噛み合うための周辺歯部を含み、中大型歯車21は、中歯車10の同軸位置にある歯付き小歯車20を周辺歯部によって回転し、中歯車10は、中間歯車9の中間軸方向の歯付き小歯車19によって駆動されてもよく、この中間軸方向の歯付き小歯車19自体は、フラート7の軸方向のロック小歯車8によって駆動される。
図5は、本発明による、仕上げ輪列および力制御機構を備えた従来の時計の機械式ムーブメントの別の概略的な実施形態を追加的に示している。図1~図3を参照して既に説明したいくつかの要素が、この従来のムーブメントの本実施形態内にあるが、このムーブメントにはトゥールビヨンを含まない。しかし、既に上述したように、アーバ33を中心に回転可能に取り付けられた停止部材3に接続されたゼンマイ4によるエネルギー蓄積が存在する。このシナリオでは、ゼンマイ4はむしろ、ムーブメントの停止段階で停止部材3を引っ張る傾向がある。
本実施形態では、一方では停止段階、他方ではジャンプ段階である2つの段階を再度指定してもよい。停止段階では、仕上げ輪列5、8、9、10は、ロック要素7の歯を停止部材3のアンクル石3aに対して押し付けることによってロックされる。ガンギ車セット11は、停止部材3上のゼンマイ4の作用により、蓄積固定秒歯車2によって反時計回り(ACW)に駆動される。ジャンプ段階では、停止部材3のアンクル石3aを動かして仕上げ輪列を解放する。同時に、秒小歯車5が時計回り(CW)に6°回転し、遊星歯車51、52を用いてクラウン歯車53を同じく時計回りに駆動することで、ゼンマイ4の巻き戻しも可能となる。停止部材3のアンクル石3aがロック位置に戻ってきたとき、停止部材3は、振動子に関する脱進機機構の機能を維持するために、停止段階で新たな動作のために仕上げ輪列を再度ロックする。
また、遊星歯車51、52は、秒歯車2に同軸の秒小歯車5に関連して取り付けられている。停止部材3は、本実施形態では、アーバ33を中心に揺動し、ゼンマイ4によって保持されるか、または引っ張られるアーチ状の板3であってもよい。歯付き円形部分3bの形で製作されているエッジ部分は、クラウン歯車53上の円弧の形の歯付きカム部分6であるガイド部分と接触してもよい。停止段階では、停止部材3の停止アンクル石3aは、ロック要素7の歯と接触しており、このロック要素7は、中央部分に、周辺歯部を有する中間歯車9を駆動するための軸方向のロック小歯車8を備える。ロック要素7は、停止段階で停止アンクル石3aと接触するために、そのリムの周りに複数の歯を含んでもよい。ジャンプ段階では、ロック要素7は、3つのロック歯があるので、秒ジャンプを画定する120°の角度によって回転するために解放される。
停止段階では、ガンギ車セット11は、蓄積固定秒歯車2の周辺歯部と係合したその同軸ガンギ小歯車12を用いて、蓄積固定秒歯車2によって駆動される。ジャンプ段階の瞬間に、この蓄積されたエネルギーは、秒のジャンプのために仕上げ輪列に供給される。中間歯車9の中間小歯車19によって駆動される中歯車10は、秒のジャンプのために同軸秒小歯車5と噛み合うための周辺歯部を有する。このジャンプ段階に直接影響を与えないように、中大型歯車21は、中同軸小歯車20と噛み合うための周辺歯部を有する。秒小歯車5の作用により仕上げ輪列が動作しているときには、遊星歯車51、52およびクラウン歯車53を備えた差動装置による配置は、AFSWのゼンマイ4を巻き戻して、アンクル石3aがその歯の1つによってロック要素7をロックした状態で、停止モードで再度終了することが可能になる。
歯車セットまたは秒歯車は、板によって支持された転がり軸受で揺動してもよい。
図6は、図1を参照して上で部分的に示した、トゥールビヨンの中心にある機構の下から上への断面図を示す。この図では、秒小歯車5が、2つの揺動する鼻部を有するトゥールビヨンのケージ15のアーバであることに特に留意されたい。トゥールビヨンのケージ15には、ガンギ車セット11、スイスレバー13を備え、バネ付きテンプ輪である振動子14と関連した脱進機機構が収められている。
図6では、蓄積固定秒歯車2がガンギ小歯車12と噛み合っており、これは、トゥールビヨンケージ15が1秒ごとに回転するときに、振動子に関する脱進機機構にも回転が行われ、蓄積固定秒歯車2も回転する。
ガイドカム6は、蓄積固定秒歯車2と実質的に一体化している。ラック3は、歯形状のカム6と接触する部分、および他方の側でフラート7を停止モードでロックするためのロックアンクル石3aを含む。また、フラート7は、ジャンプモードにおけるフラート7の解放時に回転するように設定されてもよい軸方向のロック小歯車8を備える。他の要素のすべては、上ですでに説明されており、再度繰り返されることはない。
以上の説明から、力制御機構を備えたジャンプ秒タイプの機械式ムーブメントの時計の複数の代替の実施形態は、特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲を逸脱することなく、当業者によって設計されてもよい。機械式ムーブメントは、蓄積秒歯車を備え、停止状態で振動子を備えたガンギ車セットを駆動または維持するようにも関連した従来の機械式ムーブメントであってもよい。
1 時計の機械式ムーブメント
2 秒歯車
3 停止部材、ラック、ゼンマイ部
3a アンクル石
4 ゼンマイ、ゼンマイ部
4a、4b 孔
5 仕上げ輪列、秒小歯車
6 カム
7 回転式ロック要素、フラート
8 仕上げ輪列、軸方向のロック小歯車
9 仕上げ輪列、中間歯車
10 中歯車
11 ガンギ車セット
12 ガンギ小歯車
13 スイスレバー脱進機機構
14 振動子
15 トゥールビヨンケージ、ケージ
19 歯付き小歯車
20 歯付き小歯車
21 仕上げ輪列
22 同軸小歯車
23 フュジー
24 チェーン
25 エネルギー供給源、香箱ゼンマイ
33 アーバ
34 偏芯部
44 締め付けロッド
51、52 遊星歯車
53 クラウン歯車
e1~e5 小ピッチ
s1~s5 小ピッチ

Claims (14)

  1. 力制御機構を備えたジャンプ秒タイプの機械式ムーブメントの時計(1)であって、前記力制御機構は、エネルギー供給源(25)と、ガンギ車セット(11)を振動子(14)の半振動ごとに常に単一の回転方向に回転させるために前記エネルギー供給源によって生成された駆動力によって正常な機能の振動に設定することを目的とした前記振動子(14)に連結された脱進機機構を含む前記ガンギ車セット(11)との間に配置された、前記機械式ムーブメントの仕上げ輪列(5、8、9、10)に配設されており、
    前記ガンギ車セット(11)は、秒歯車(2)と噛み合っており、
    前記力制御機構は、
    前記秒歯車(2)の角度位置に従って前記仕上げ輪列を停止モードでロックするか、またはジャンプモードで解放するために、前記秒歯車(2)に機械的に連結された停止部材(3)と協働するように配置された回転式ロック要素(7)と、
    前記秒歯車(2)、および停止モードで前記振動子(14)の半振動ごとに前記振動子(14)に連結された前記脱進機機構と回転させるための停止部材(3)のゼンマイ(4)と、
    前記回転式ロック要素(7)、および前記秒歯車(2)に同軸の秒小歯車(5)が、ジャンプモードで1秒のジャンプを行うために回転することを可能にする仕上げ輪列であって、
    前記ジャンプモードに続く前記停止モードのために、前記回転式ロック要素(7)および前記仕上げ輪列をロックすることを可能にする一方で、前記秒小歯車(5)に関連して前記停止部材(3)のゼンマイ(4)の巻き戻しも可能にする、仕上げ輪列と、を備えることを特徴とする、機械式ムーブメントの時計(1)。
  2. 一旦巻き上げられた前記ゼンマイ(4)は、前記秒歯車(2)を回転させて停止モードで前記振動子(14)に連結された前記脱進機機構を駆動することを可能にするために、カム(6)またはガイド部分に対して前記停止部材を押圧するように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  3. 前記停止部材(3)は、第1の端部でアーバ(33)を中心に回転可能に取り付けられたラック(3)であり、第2の端部のロック部分に、前記ラックのゼンマイ(4)の作用下で、前記秒歯車(2)を回転させるために前記カム(6)または前記ガイド部分の輪郭に沿うように配置されたエッジ部分(3b)と、前記エッジ部分(3b)とは反対側の一方の側に配設され、停止モードで前記回転式ロック要素(7)をロックするように配置された、アンクル石(3a)などの停止部(3a)と、を含むことを特徴とする、請求項2に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  4. 前記回転式ロック要素(7)は、LIGAまたはDRIE法に従って製作されたフラート(7)であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  5. 前記ゼンマイ(4)は、金属製ゼンマイが、ゼンマイブレードの締め付け板から構成されているという点で、前記ゼンマイの所望の位置に従って、前記ゼンマイ(4)の端板の第1の孔(4a)または第2の孔(4b)のいずれかを通過する締め付けロッド(44)によって板上に取り付けられており、前記ゼンマイブレード(4)の自由端は、前記ゼンマイの力を調整することを可能にするために、前記カム(6)の方向に前記ラックを押圧するような方法で、前記ラック(3)の前記第1の端部の前記アーバ(33)の隣に配設された偏芯部(34)に締め付けられていることを特徴とする、請求項3に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  6. 前記ラック(3)の前記エッジ部分(3b)は、前記歯形状のカム(6)に重みがかかる指部(3b)であることを特徴とする、請求項3に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  7. 前記停止部材(3)および前記ゼンマイ(4)は、ゼンマイ部(3、4)として画定される1つの単一部のみを形成することを特徴とする、請求項1に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  8. 前記時計は、トゥールビヨン時計であり、前記振動子(14)に連結された前記脱進機機構を収容する前記トゥールビヨンのケージ(15)の前記アーバは、前記秒小歯車(5)であり、前記仕上げ輪列(5、8、9、10)をロックする停止モードでは、前記秒歯車(2)は、前記秒歯車(2)と一体化したカム(6)に対して前記ゼンマイ(4)の前記作用により、前記振動子(14)の半振動ごとに、第1の回転方向に小ピッチによって前記ガンギ車セット(11)を駆動するように配置されており、前記仕上げ輪列の解放時のジャンプモードでは、前記秒小歯車(5)は、前記停止モードで前記秒歯車(2)を駆動するために行われた小ピッチの数に相当する1秒の角度ジャンプを行うために、前記第1の回転方向とは反対側の第2の回転方向に前記仕上げ輪列の歯車(10)によって駆動され、前記トゥールビヨンの前記ケージ(15)、前記振動子(14)を備えた前記脱進機機構、および前記脱進機機構に連結された前記秒歯車(2)は、前記ジャンプモードで1秒に相当する6°の角度だけ回転して動き、前記ゼンマイ(4)の巻き戻しは、前記仕上げ輪列を前記ロックした状態で連続した停止モードを開始するように行われることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  9. 前記第1の回転方向は、反時計回りの回転であり、一方で前記第2の回転方向は、時計回りの回転であることを特徴とする、請求項8に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  10. 前記ロック要素(7)は、前記停止モードで前記ラック(3)の前記アンクル石(3a)によってロックされる前に前記ジャンプモードで半回転を行うような方法で、前記軸方向のロック部分(8)を含むその中心に関連する第1のロック用ロッド部分および第2のロック用ロッド部分を備えるフラート(7)であることを特徴とする、請求項3に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  11. 前記秒歯車(2)は、前記ガンギ車セット(11)に同軸の歯付きガンギ小歯車(12)と噛み合う周辺歯部と、前記秒歯車(2)に同軸の秒軸方向の歯付き小歯車(5)と噛み合う周辺歯部を有する、前記仕上げ輪列の中歯車(10)と、前記中歯車(10)の周辺歯部と噛み合う中間軸方向の歯付き小歯車(19)を含む、前記仕上げ輪列も含む中間歯車(9)であって、前記中間歯車(9)は、前記回転式ロック要素(7)と一体化した前記軸方向のロック小歯車(8)と噛み合うために周辺歯部を含む、中間歯車(9)と、を備えることを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  12. 前記脱進機機構は、前記機械式ムーブメントのスイスレバー脱進機機構(13)であり、前記振動子(14)は、正常な機能モードで前記エネルギー供給源を構成する香箱ゼンマイ(25)によって生成された駆動によって振動に設定することを目的としたバネ付きテンプ輪であることを特徴とする、請求項1に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  13. 前記ラックの前記アンクル石(3a)は、摩擦を低減するために、ルビーなどの硬質材料で作製されることを特徴とする、請求項3に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
  14. 前記時計は、トゥールビヨンのない従来の機械式ムーブメントを備え、前記秒歯車(2)は、1つ以上の回転式遊星歯車(51、52)によって、前記秒歯車(2)と一体化していない差動装置を形成するクラウン歯車(53)に接続されている前記秒小歯車(5)上で揺動し、前記クラウン歯車(53)は、円弧状の形状で歯付きカム部分(6)をガイド部分として支持し、前記停止部材(3)は、前記アーバ(33)を中心に回転可能に取り付けられており、前記歯付きカム部分(6)と噛み合う歯付き円形部分(3b)の形状で製作されたエッジ部分を含み、前記仕上がり輪列(5、8、9、10)をロックする停止モードでは、前記秒歯車(2)は、前記ジャンプモードのために前記仕上げ輪列の解放位置まで前記停止部材(3)を引っ張る前記ゼンマイ(4)の前記作用により、前記振動子(14)の半振動ごとに、第1の回転方向に小ピッチによって前記ガンギ車セット(11)を駆動するように配置されており、前記仕上げ輪列の解放時のジャンプモードでは、前記秒小歯車(5)は、前記停止モードで前記秒歯車(2)を駆動するために行われた小ピッチの数に相当する1秒の角度ジャンプを行うために、前記仕上げ輪列の歯車(10)によって駆動され、クラウン歯車(53)は、前記ゼンマイ(4)を巻き戻して連続した停止モードのために前記仕上げ輪列をロックするために、前記秒小歯車(5)によって時計回りに駆動されることを特徴とする、請求項1に記載の機械式ムーブメントの時計(1)。
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