JP2022060050A - 電動車両 - Google Patents

電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2022060050A
JP2022060050A JP2020168036A JP2020168036A JP2022060050A JP 2022060050 A JP2022060050 A JP 2022060050A JP 2020168036 A JP2020168036 A JP 2020168036A JP 2020168036 A JP2020168036 A JP 2020168036A JP 2022060050 A JP2022060050 A JP 2022060050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
electric vehicle
power
electric
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020168036A
Other languages
English (en)
Inventor
大典 佐藤
Onori Sato
大輔 石井
Daisuke Ishii
裕樹 伊豆
Hiroki Izu
泰毅 森田
Yasutake Morita
圭 佐藤
Kei Sato
正輝 七原
Masateru Nanahara
和実 芹澤
Kazumi Serizawa
大敦 田中
Hironobu Tanaka
俊介 茂木
Shunsuke Mogi
貴志 林
Takashi Hayashi
光優 楠本
Mitsumasa Kusumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2020168036A priority Critical patent/JP2022060050A/ja
Publication of JP2022060050A publication Critical patent/JP2022060050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/14Plug-in electric vehicles

Abstract

【課題】充電設備の簡素化を可能にしつつ複数台の電動車両を非接触方式で一度に充電可能にするために適した構造を有する電動車両を提供する。【解決手段】電動車両は、電動機と、蓄電装置と、利用者が乗る又は荷物を載せる上面を有する天板を含む車両構造体と、外部電源又は第1の他の電動車両から伝送される電力を受け取り、受け取った電力の一部を蓄電装置に供給し、かつ、受け取った電力の他の一部を第2の他の電動車両に伝送する非接触受給電装置とを備えている。非接触受給電装置は、電動車両が第1の他の電動車両と並んだときに第1の他の電動車両の送電コイルと対向する位置において、上記上面及び上面の反対側に位置する反対面のうちの一方に設けられた受電コイルと、電動車両が第2の他の電動車両と並んだときに第2の他の電動車両の受電コイルと対向する位置において上記上面及び上記反対面のうちの他方に設けられた送電コイルとを含む。【選択図】図4

Description

この発明は、電動車両に関し、より詳細には、利用者が乗る又は荷物を載せる上面を有する天板を含む車両構造体を備える電動車両に関する。
特許文献1には、立ち乗り式車両として、電動ゴルフカーが開示されている。また、特許文献2には、ショッピングカートを収納位置に誘導するガイド装置、及び当該ガイド装置と送電装置とを有する給電システムが開示されている。
特開2005-053461号公報 特開2020-066267号公報
利用者が乗る又は荷物を載せる上面を有する天板を含む車両構造体を備える電動車両に関し、複数台の電動車両を非接触方式で一度に充電可能であると、充電の利便性を向上できるといえる。そして、そのような非接触方式での複数台の電動車両の充電は、充電設備の簡素化を可能としつつ行えることが望ましい。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、利用者が乗る又は荷物を載せる上面を有する天板を含む車両構造体を備える電動車両に関し、充電設備の簡素化を可能にしつつ複数台の電動車両を非接触方式で一度に充電可能にするために適した構造を有する電動車両を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電動車両は、車両走行用の電動機と、蓄電装置と、車両構造体と、非接触受給電装置とを備えている。
蓄電装置は、電動機に電力を供給する。車両構造体は、利用者が乗る又は荷物を載せる上面を有する天板を含む。非接触受給電装置は、外部電源又は第1の他の電動車両から伝送される電力を受け取り、受け取った電力の一部を蓄電装置に供給し、かつ、受け取った電力の他の一部を第2の他の電動車両に伝送する。
非接触受給電装置は、電動車両が第1の他の電動車両と並んだときに第1の他の電動車両の送電コイルと対向する位置において、上記上面及び上面の反対側に位置する反対面のうちの一方に設けられた受電コイルと、電動車両が第2の他の電動車両と並んだときに第2の他の電動車両の受電コイルと対向する位置において上記上面及び上記反対面のうちの他方に設けられた送電コイルとを含む。
本発明の他の態様に係る電動車両は、車両走行用の電動機と、蓄電装置と、車両構造体と、非接触受給電装置とを備えている。
蓄電装置は、電動機に電力を供給する。車両構造体は、利用者が乗る又は荷物を載せる上面を有する天板を含み、2つに折り畳み可能に構成されている。非接触受給電装置は、外部電源又は第1の他の電動車両から伝送される電力を受け取り、受け取った電力の一部を蓄電装置に供給し、かつ、受け取った電力の他の一部を第2の他の電動車両に伝送する。
電動車両は、車両構造体を2つに折り畳むことで電動車両が2つに折り畳まれる折り畳み構造を有する。
非接触受給電装置は、車両構造体を2つに折り畳んだ折り畳み状態において外側になる2つの面の一方に設置された受電コイルと、2つの面の他方に設置された送電コイルとを含む。
第1の他の電動車両及び第2の他の電動車両は、折り畳み構造を有する。
電動車両の受電コイルは、それぞれ上記折り畳み状態にある電動車両と第1の他の電動車両とが並んだときに、第1の他の電動車両の送電コイルと対向する位置に設けられている。一方、電動車両の送電コイルは、それぞれ上記折り畳み状態にある電動車両と第2の他の電動車両とが並んだときに、第2の他の電動車両の受電コイルと対向する位置に設けられている。
本発明の一態様又は他の態様に係る構造を備える電動車両によれば、複数台の電動車両が並んだ状態において、1又は複数台の電動車両を非接触での電力伝送の中継点として利用しながら複数台の電動車両の充電を一度に行うことが可能となる。このため、1台の電動車両につき1つの送電コイルを備える外部電源を用いる例と比べて、充電設備の簡素化が可能となる。
そして、本発明に係る非接触受給電装置の受電コイル及び送電コイルは、利用者の乗車面又は荷物の搭載面(すなわち、天板を構成する面のうちで面積が広い面)に相当する天板の上面、及び当該上面の反対側に位置する反対面を利用して設置されている。このため、受電コイル及び送電コイルの面積を大きく確保できるので、電力の伝送効率を高められる。このため、各電動車両を中継点としながら1台の外部電源から非接触で行う電力伝送を効率良く行うことが可能となる。
以上のように、本発明によれば、充電設備の簡素化を図りつつ複数台の電動車両を非接触方式で一度に充電可能にするために適した構造を有する電動車両を提供することが可能となる。
実施の形態1に係る電動車両の側面図である。 図1に示す電動車両の平面図である。 図1に示す電動車両に搭載された制御システムの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1に係る電動車両が充電のために複数台並んだ状態を示す側面図である。 実施の形態1に係る電動車両が充電のために複数台並んだ状態を示す平面図である。 実施の形態1に対する第1変形例に係る電動車両の構成を説明するための側面図である。 実施の形態1に対する第2変形例に係る電動車両の構成、及び複数台の電動車両の充電手法を説明するための側面図である。 実施の形態2に係る電動車両の側面図である。 図8に示す電動車両の平面図である。 実施の形態2に係る電動車両が充電のために複数台並んだ状態を示す側面図である。 実施の形態2に対する変形例に係る電動車両の構成を説明するための平面図である。 図11に示す電動車両が充電のために複数台並んだ状態を示す側面図である。
以下に説明される各実施の形態において、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略又は簡略する。また、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1.実施の形態1
1-1.電動車両(人移動/物輸送用)の構成例
図1は、実施の形態1に係る電動車両10の側面図である。図2は、図1に示す電動車両10の平面図である。電動車両10は、車両走行用の電動機12と、電動機12に電力を供給する蓄電装置52とを備えている。
電動車両10は、その上部に天板14を備えている。天板14は、鉛直方向(図1の紙面上下方向)の幅が狭い直方体形状を有する。天板14は、利用者が乗る又は荷物を載せる上面(デッキ)14aを有する。利用者が乗る場合には上面14aは乗車面に相当する。電動車両10は、無人運転可能な自律走行車両の一種である。電動車両10は、天板14の上に乗車した人又は搭載された荷物を運ぶために用いることができる。このため、本発明に係る「電動車両」は、人移動/物輸送用の電動パレットとも呼ばれる。このような電動車両が人移動のために用いられる際の乗車定員は特に限定されないが、例えば4名である。すなわち、電動車両は、小型車両(マイクロパレット又はカート)である。なお、電動車両は、以下に説明する自律走行専用の車両ではなく、利用者又は運転者の操作によって走行する機能を有してもよい。
より具体的には、電動車両(以下、単に「車両」とも称する)10は、電動機12を含む車台部20と、天板14を含む車体部30とによって構成されている。車体部30は、車台部20によって支持されている。なお、図1、2に示す車両10の例では、天板14と、車台部20のフレーム22との組み合わせが本発明に係る「車両構造体」の一例に相当する。
1-1-1.車台部
図2に示すように、車台部20は、電動機12とともに、フレーム22及び車輪24を含む。車輪24は、一例として、それぞれ左右対称に配置された2つの前輪24Fと2つの後輪24Rである。電動機12は、合計4つの車輪24のそれぞれに対し、例えば同軸上に設けられている。なお、車輪24の数は、車両10の乗車定員及び要求駆動力等の要件に応じて任意に決定され、4つに代え、例えば左右3つずつの計6つでもよい。また、電動機12の数は、必ずしも車輪24の数と同じでなくてもよく、要求駆動力等の要件に応じて変更されてもよい。
図2には、フレーム22の概略的な形状が表されている。フレーム22は、車両10の左右のそれぞれにおいて車両10の前後方向に延びるメイン部材26と、2本のメイン部材26の間を繋ぐサブ部材28とを有する。車両10の左側のメイン部材26には、左側の2つの車輪24及びこれらを駆動する2つの電動機12が固定されている。同様に、右側のメイン部材26には、右側の2つの車輪24及びこれらを駆動する2つの電動機12が固定されている。
図4、5を参照して後述されるように複数台の車両10を平面視において重ね合わせることを可能とするために、車台部20は次のように形成されている。すなわち、車台部20は、前輪24F側に向かうにつれて先細りとなるように形成されている。より詳細には、左右のメイン部材26は、2つの前輪24Fの外側面間の距離D1が、2つの後輪24Rを駆動する2つの電動機12間の距離D2よりも短くなるように形成されている。そして、サブ部材28は、他の車両10Xの車台部(図2中の破線参照)を車両10の後方側から車台部20の内部に挿入可能な限界位置における他の車両10Xの先端P1に対して車両10の前後方向の前方に配置されている。
車両10の加速及び減速は、電動機12の制御によって行われる。また、車両10の制動は、例えば、電動機12の制御による回生ブレーキを利用して行うことができる。また、車両10は、制動のために、任意の車輪24に機械式ブレーキを備えていてもよい。
また、上述の車台部20を備える車両10によれば、左側の2つの車輪24の回転速度と右側の2つの車輪24の回転速度との間に差を設けることにより、車両10を左右に旋回させることができる。また、図2に示す例では、各車輪24は、タイヤが組み込まれた一般的な構造の車輪である。このような例に代え、車両10の旋回の自由度を高めるために、例えば、4つの車輪24が全方位移動用車輪(いわゆる、オムニホイール)によって置き換えられてもよい。また、これらの例に代え、車両10の旋回のために、操舵機構が用いられてもよい。
さらに付け加えると、本実施形態の車両10は、車輪24を備える装輪車両(Wheeled Vehicle)であるが、本発明に係る電動車両は、これに限らず、キャタピラー等の無限軌道(履帯)を有する装軌車両(Tracked Vehicle)として構成されてもよい。
1-1-2.車体部
1-1-2-1.天板
天板14には、蓄電装置52を含む後述の制御システム50の各機器が取り付けられている。図1に示す例では、車体部30は、このような天板14のみを主たる構成要素として備えている。しかしながら、車両10を人移動のために用いる例では、車体部30は、例えば、取り外し可能な手すり等の器具を天板14の上面14aに備えていてもよい。
図4、5を参照して後述されるように複数台の車両10を平面視において重ね合わせることを可能とするために、車体部30(天板14)は次のように構成されている。すなわち、天板14は、車両10の前方側の端部に設けられたヒンジ16を中心として車台部20に対して回転自在に構成されている。その結果、後述の図4に示すように、車両10の後方側の端部が持ち上がるように天板14を回転させることができる。ヒンジ16は、一例として、天板14とフレーム22の各メイン部材26との間に設けられている。ヒンジ16を利用した天板14の回転は、手動で行われてもよいし、電動機等のアクチュエータ(図示省略)を利用して行われてもよい。
付け加えると、図1に示す車両10の例では、天板14は、車輪24よりも高い位置にある。このため、車台部20とは異なり、複数台の車両10を平面視において重ね合わせるために、車両前方側に向かうほど天板14の車両左右方向の幅を狭める必要がない。このことは、天板14の形状の自由度の向上に繋がる。このような例と異なり、側面視において天板が車輪と重なる構造を有する例では、車台部20と同様に、車両前方側に向かうほど天板の車両左右方向の幅が狭くなるように天板が形成されてもよい。
1-1-2-2.非接触受給電装置
天板14の内部には、非接触受給電装置40が設置されている。非接触受給電装置40は、外部電源(充電器)1(後述の図4参照)から伝送される電力を複数台の車両10の間で順に伝送可能とするために備えられている。非接触受給電装置40は、受電コイル42と送電コイル44とを利用する方式(例えば、磁界共鳴方式又は電動誘導方式)の装置である。
図1に示すように、受電コイル42は、天板14の上面14aに設置されている。送電コイル44は、天板14の下面14bに設置されている。非接触受給電装置40は、さらに受給電回路46を備えている。受給電回路46は、受電コイル42、送電コイル44及び蓄電装置52と接続されている。受電コイル42、送電コイル44及び受給電回路46の具体的な構成については、図4、5を参照して後述する。
なお、天板14の下面14bは、本発明に係る「天板の上面の反対側に位置する反対面」の一例に相当する。また、図1に示す例とは異なり、受給電回路46は、車台部20の内部に設置されてもよい。
1-1-3.制御システム
図3は、図1に示す電動車両10に搭載された制御システム50の構成の一例を概略的に示すブロック図である。車両10には、車両10の走行を制御するための制御システム50が搭載されている。制御システム50は、車両10を自律走行させる機能を有している。
図3に示すように、制御システム50は、上述の蓄電装置52と、慣性計測ユニット(IMU)54と、カメラ56と、ライダー(LIDAR: Laser Imaging Detection and Ranging)58と、通信装置60と、GNSS受信機(Global Navigation Satellite System)62と、自律走行ECU(Electronic Control Unit)64と、走行制御ECU66と、モータコントローラ68とを備えている。図2に示すように、カメラ56は天板14の四隅のそれぞれに設置され、ライダー58は天板14における車両10の前方側及び後方側のそれぞれの端面に設置されている。カメラ56及びライダー58以外の制御システム50の構成要素52、54、60~68は、一例として図1に示すように天板14の内部に配置されているが、この例に代え、図2中の先端P1よりも前方側において車台部20の内部に配置されてもよい。
蓄電装置52は、リチウムイオン電池等の二次電池若しくはキャパシタ又はその双方である。蓄電装置52は、車両10に搭載された各機器(電動機12及び制御システム50)に電力を供給する。IMU54は、3軸の角速度及び加速度を検出する。このため、IMU54によれば、車両10の速度(車速)、加速度及び姿勢等の各種走行状態を取得できる。IMU54は、取得した走行状態を自律走行ECU64及び走行制御ECU66に送信する。
カメラ56及びライダー58は、車両10の周辺環境を認識するための「外界センサ」の例である。4つのカメラ56は、車両10の周囲(より詳細には、車両10の右前方、左前方、右後方及び左後方)を撮影する。2つのライダー58は、それぞれ、車両10の前方及び後方の物体を検出する。ライダー58によれば、検出物体の車両10からの距離と方向を取得できる。カメラ56及びライダー58は、取得した情報を自律走行ECU64に送信する。なお、図3に示す例に代え、カメラ56及びライダー58の何れか一方のみが用いられてもよい。
通信装置60は、4G又は5G等の無線通信ネットワークを介して、車両10の運行を管理する管理サーバ(図示省略)と通信(送受信)を行う。また、人移動の例では、通信装置60は、同様の無線通信ネットワークを介して、利用者の携帯端末(図示省略)と通信を行う。GNSS受信機62は、GNSS衛星からの信号に基づいて車両10の位置及び方位を取得する。GNSS受信機62は、取得した情報を自律走行ECU64に送信する。
自律走行ECU64は、プロセッサ64a及び記憶装置64bを備えている。記憶装置64bには、車両10を自律的に走行させるための少なくとも1つのプログラムが格納されている。また、記憶装置64bには、地図情報が地図データベースとして格納されている。或いは、プロセッサ64aは、上記管理サーバに格納された地図データベースから地図情報を取得してもよい。
典型的な車両10の使用例(管理サーバを用いた配車サービスを利用する人移動の例)では、目的地は、利用者の携帯端末から管理サーバを介して自律走行ECU64に送信される。自律走行ECU64(プロセッサ64a)は、GNSS受信機62からの車両10の位置情報と地図データベースの地図情報とに基づいて、車両10の現在地から目的地までの目標走行経路と目標車速とを設定する。また、プロセッサ64aは、IMU54及びGNSS受信機62に基づく車両10の走行状態情報及び位置情報、並びにカメラ56及びライダー58によって取得された車両10の周囲の物体の情報に基づいて、設定した目標走行経路及び目標車速を必要に応じて変更(更新)する。
自律走行ECU64は、最新の目標走行経路及び目標車速を走行制御ECU66に送信する。走行制御ECU66は、プロセッサ66a及び記憶装置66bを備えている。記憶装置66bには、車両10の自律走行のための各電動機12の制御に必要な各種情報が記憶されている。プロセッサ66aは、目標走行経路及び目標車速を実現するように車両10を走行させるための各電動機12の制御指令値(回転速度及び回転方向などの指令値)を生成する。プロセッサ66aは、IMU54によって取得された走行状態を示す情報を当該制御指令値の生成のために利用する。
走行制御ECU66は、生成した各電動機12の制御指令値を各モータコントローラ68に指令する。モータコントローラ68は、蓄電装置52から電動機12に供給される電力を制御する駆動回路を含み、4つの電動機12のそれぞれに対して備えられている。各モータコントローラ68は、走行制御ECU66からの制御指令値にしたがって各電動機12への通電を制御する。
上述した自律走行ECU64及び走行制御ECU66による制御によれば、車両10を目的地に向けて自律的に走行させることができる。
1-2.電動車両の充電時
図4及び図5は、それぞれ、実施の形態1に係る電動車両10が充電のために複数台並んだ状態を示す側面図及び平面図である。なお、図5では、外部電源(充電器)1の図示が省略されている。
本実施形態の手法による複数台の車両10の充電は、1台の外部電源1を利用して行うことができる。図4、5には、充電対象となる3台の車両10(以下、便宜上、外部電源1から近い順に車両10A、10B及び10Cと称する)が例示されている。ただし、本実施形態の手法による充電は、2台以上の任意の台数の車両10を対象として行うことができる。
既述したように、車台部20は、前輪24F側に向かうにつれて先細りとなるように形成されている。また、車体部30(天板14)は、ヒンジ16を利用して、車両10の後方側の端部が持ち上がるように回転可能である。したがって、充電に際し、車両10の後方側の端部が持ち上がるように天板14を手動又は自動で回転させることにより、図4、5に例示される車両10A~10Cのように「重ね合わせ状態」を形成できる。この重ね合わせ状態とは、複数台の車両10が平面視において互いに重ね合わされた状態(部分的に重ね合わされた状態)をいう。より詳細には、この重ね合わせ状態では、複数台の車両10同士が非接触受給電可能な距離をあけた状態で、それぞれの天板14が対向している。
より具体的には、充電時には、上述の「重ね合わせ状態」を次のように形成できる。すなわち、例えば、充電に際し、作業員が手動でヒンジ16を回転させて天板14を持ち上げる。次いで、作業員が各車両10A~10Cを押すことで、又は、自律走行機能を利用することで、図4、5に示す重ね合わせ状態が得られるように各車両10A~10Cを移動させる。或いは、ヒンジ16を利用して天板14を自動的に開閉可能なアクチュエータを備える例では、充電に際し、各車両10A~10Cに搭載されたECU(例えば、自律走行ECU64)からの指令によって天板14が自動的に持ち上げられたうえで、自律走行機能を利用して重ね合わせ状態が形成されてもよい。
外部電源1は、非接触で各車両10A~10Cに電力を供給するための送電コイル2を備えている。送電コイル2は、車両10Aが外部電源1に近づいたとき(より詳細には、外部電源1との間で非接触給電可能な距離内に近づいたとき)に、車両10Aの受電コイル42と対向する位置に設けられている。
そして、上述の重ね合わせ状態において、車両10Aの送電コイル44は車両10Bの受電コイル42と対向している。同様に、車両10Bの送電コイル44は車両10Cの受電コイル42と対向している。
充電は、上述のように車両10Aが外部電源1に近づいた状態で開始される。その結果、外部電源1の送電コイル2から車両10Aの受電コイル42に向けて電力が伝送される。車両10Aが備える受給電回路46は、外部電源1から伝送される電力を、受電コイル42を介して受け取り、かつ、受け取った電力の一部を自身の蓄電装置52に供給する機能を有する。また、受給電回路46は、受け取った電力の他の一部(すなわち、各種電力損失を除いた残りの電力分)を、送電コイル44を介して車両10Bに伝送する機能を有する。
車両10Bの受給電回路46は、車両10Aから伝送される電力を、受電コイル42を介して受け取り、かつ、受け取った電力の一部を自身の蓄電装置52に供給する。また、受給電回路46は、受け取った電力の他の一部を、送電コイル44を介して車両10Cに伝送する。以下、同様である。
上述した本実施形態の充電手法によれば、外部電源1から車両10A、10B及び10Cに対し、非接触方式を利用して順番に電力が伝送される。
なお、図4に示す例では、車両10Bに対する車両10A(同様に、車両10Cに対する車両10B)は、本発明に係る「第1の他の電動車両」の一例に相当している。また、車両10Aに対する車両10B(同様に、車両10Bに対する車両10C)は、本発明に係る「第2の他の電動車両」の一例に相当している。
1-3.効果
以上説明した実施の形態1に係る電動車両10の構造によれば、複数台の電動車両10を並べる際に、平面視において当該複数台の電動車両10を互いに重ね合わせた重ね合わせ状態を形成できる。そして、このような重ね合わせ状態において、電動車両10の受電コイル42は第1の他の電動車両10の送電コイル44と対向し、かつ、当該電動車両10の送電コイル44は第2の他の電動車両10の受電コイル42と対向している。このため、一列に並んだ複数台の電動車両10のうちの一端に位置する電動車両10の受電コイル42に対して外部電源1から非接触で電力を伝送することにより、各電動車両10を非接触での電力伝送の中継点として利用しながら複数台の電動車両10の充電を一度に行うことが可能となる。このため、本方式による充電によれば、1台の電動車両10につき1つの送電コイルを備える外部電源を用いる例と比べて、充電設備の簡素化が可能となる。
そのうえで、受電コイル42が設置されている天板14の上面14aは、利用者の乗車面又は荷物の搭載面(すなわち、天板14を構成する面のうちで面積の広い面)である。また、送電コイル44は、そのような上面14aの反対側の下面14b(すなわち、同様に面積の広い面)に設置されている。したがって、天板14の上面14a及び下面14bを受電コイル42及び送電コイル44の設置面としたことにより、受電コイル42及び送電コイル44の面積を大きく確保できる。受電コイル42及び送電コイル44の中空部分の面積が大きいことは、電力の伝送効率を高められることを意味する。このため、本電動車両10の構造によれば、各電動車両10を中継点としながら1台の外部電源(充電器)1から非接触で行う電力伝送を効率良く行うことが可能となる。このことは、本方式での充電を成立させ易くなることを意味する。
以上のように、本実施形態に係る電動車両10によれば、利用者が乗る又は荷物を載せる上面14aを有する天板14を含む車両構造体を備える電動車両10に関し、充電設備の簡素化を図りつつ複数台の電動車両10を非接触方式で一度に充電可能にするために適した構造を有する電動車両10を提供することが可能となる。
また、本実施形態では、充電時には、上述のように平面視において複数台の電動車両10が互いに重ね合わされている。このため、充電時に要するスペースを効果的に削減することができる。
また、本実施形態では、車台部20が前輪24F側に向かうにつれて先細りとなるように形成され、かつ、天板14は、ヒンジ16を利用して、電動車両10の後方側の端部が持ち上がるように回転可能である。このため、電動車両10の自走を利用して複数台の電動車両10を重ね合わせることが可能となる。これにより、後述の図7に示す例とは異なり、重量物である電動車両10を充電時に作業員の手で天板14を立たせて並べる作業を不要とすることができる。
1-4.変形例
1-4-1.ヒンジなしの例
図6は、実施の形態1に対する第1変形例に係る電動車両70の構成を説明するための側面図である。この電動車両70は、ヒンジ16を備えていない点において、実施の形態1の電動車両10と相違している。この車両70では、充電時に複数台の車両70を平面視において重ね合わせることができるように、天板14は、水平方向に対して傾斜した状態で支持部材72を介して車台部20(フレーム22)によって支持(固定)されている。
1-4-2.天板を立たせて並べる例
図7は、実施の形態1に対する第2変形例に係る電動車両80の構成、及び複数台の電動車両80の充電手法を説明するための側面図である。図7に示す電動車両80は、以下に説明する点を除き、実施の形態1の電動車両10と同様に構成されている。
具体的には、車両80は、天板82とともに車台部84を備えている。この例では、天板14(図1参照)と同様に、受電コイル42は天板82の上面82aに設置されている。しかしながら、天板14とは異なり、送電コイル44は、天板82の下面82bではなく、車台部84の下面84a(すなわち、車両80の底面)に設置されている。車台部84は、このように送電コイル44を備えている点と、図2に示すような先細り構造を備えていない点とを除き、車台部20と同様に構成されている。
図7に示す例では、各車両80の天板82を互いに重ね合わせることによって車両80間で受電コイル42と送電コイル44とを対向させるために、各車両80は天板82を立たせて並べられている。このような作業は、例えば、作業員の手によって行われる。なお、各車両80は、例えば、周囲の壁(図示省略)に立て掛けられることによって、或いは保持具(図示省略)によって保持されることによって図7に示すような体勢を維持している。
付け加えると、図7に示す例では、充電時の天板82は、鉛直方向(図7の紙面上下方向)に対して傾いている。しかしながら、天板を立たせて並べる例では、図7と異なり、天板は、例えば保持具(図示省略)を用いて鉛直方向と平行に立たせて並べられてもよい。これにより、充電時に天板の並び方向(図7では、紙面左右方向)のスペースを最も削減できる。また、充電時に天板を立たせて並べる方式の利用対象となる電動車両では、図7に示す例とは異なり、天板は、車台部と別体で構成されている必要はなく、車台部の上面を構成していてもよい。
なお、図7に示す例では、車台部84の下面84aが本発明に係る「天板の上面の反対側に位置する反対面」の他の例に相当する。
1-4-3.受電/送電コイルの他の設置例
図1に示す車両10の例では、受電コイル42は天板14の上面14aに設置され、送電コイル44は天板14の下面14b(反対面)に設置されている。このような例とは逆に、受電コイル42が下面14bに設置され、送電コイル44が上面14aに設置されてもよい。そして、この例における充電時では、外部電源1の送電コイル2は、図4の紙面右方向の端において、一列に並んだ複数台の車両のうちの右端の車両の天板の下面に設置された受電コイルと対向する。
1-4-4.車台部の形状の他の例
充電時に要するスペースの削減のために、車台部(主にフレーム)は、上述した図2に示す例とは逆に、後輪側に向かうにつれて先細りとなるように形成されてもよい。
2.実施の形態2
実施の形態2は、折り畳み可能な車両構造体を備える電動車両を対象としている。以下の説明は、実施の形態1の電動車両10に対する相違点を中心に行われる。
2-1.電動車両の構成例
図8は、実施の形態2に係る電動車両90の側面図である。図9は、図8に示す電動車両90の平面図である。
電動車両90は、2つに折り畳み可能な車両構造体92を備えている。車両構造体92は、天板94と、天板94を支持するフレーム96とによって構成されている。車両構造体92は、全体として、鉛直方向(図8の紙面上下方向)の幅が狭い略直方体形状を有している。天板94は、利用者が乗る又は荷物を載せる上面(デッキ)94aを備えている。フレーム96以外の車台部の構成要素は、図1に示す車台部20のそれと同じであり、その図示は省略されている。なお、折り畳み式の車両構造体における天板は、車台部のフレームと別体の例に代え、フレームの上部を一体的に構成していてもよい。
より具体的には、車両構造体92は、車両前方側の部位である前方部92Fと、車両後方側の部位である後方部92Rと、ヒンジ92Hとによって構成されている。ヒンジ92Hは、前方部92Fと後方部92Rとをヒンジ92Hを中心として回転自在に連結している。ヒンジ92Hを利用することで、車両構造体92は、後述の図10に示すように上面94aが「外側の2つの面」となるように2つに折り畳むことができる。そして、このように車両構造体92を2つに折り畳むことで、車両90が2つに折り畳まれる(折り畳み構造)。
車両90は、車両構造体92の内部(より詳細には、天板94の内部)に設置された非接触受給電装置を備えている。この非接触受給電装置は、受電コイル98と送電コイル100とを含み、非接触受給電装置40(図1参照)と同じ機能を有する。受電コイル98は、前方部92F側の上面94aに設置されている。一方、送電コイル100は、後方部92R側の上面94aに設置されている。なお、車両90では、天板94の上面94aが本発明に係る「折り畳み状態において外側になる2つの面」の一例に相当する。また、受電コイル98と送電コイル100以外の非接触受給電装置の構成要素の図示は省略されている。
付け加えると、車両90の例では、図2に示す例とは異なり、車両構造体92の車台部は、前輪24F側に向かうにつれて先細りとなるように形成されていない。すなわち、フレーム96は、前輪24Fの幅と後輪24の幅とが同一となるように形成されている。
2-2.電動車両の充電時
図10は、実施の形態2に係る電動車両90が充電のために複数台並んだ状態を示す側面図である。図10には、充電対象となる3台の車両90(以下、便宜上、外部電源(充電器)3から近い順に車両90A、90B及び90Cと称する)が例示されている。
本実施形態では、充電時には、車両90A~90Cは、例えば作業員の手によって、図10に示すように折り畳まれた状態で一列に並べられる。より詳細には、車両90A~90Cは、天板94が互いに対向し合うように一列に並べられる。
外部電源1の送電コイル2は、このような折り畳み状態にある車両90Aの受電コイル98と対向する位置に設けられている。そして、車両90Aの送電コイル100は、図10に示す折り畳み状態にある車両90A及び90Bが並んだときに車両90Bの受電コイル98と対向する位置に設けられている。同様に、車両90Bの送電コイル100は、上記折り畳み状態にある車両90B及び90Cが並んだときに車両90Cの受電コイル98と対向する位置に設けられている。
本実施形態の充電時には、図10に示すように車両90A~90Cが並べられた状態で外部電源1からの電力供給を開始することにより、外部電源1から車両90A、90B及び90Cに対し、非接触方式を利用して順番に電力が伝送される。
なお、図10に示す例では、車両90Bに対する車両90A(同様に、車両90Cに対する車両90B)は、本発明に係る「第1の他の電動車両」の一例に相当している。また、車両90Aに対する車両90B(同様に、車両90Bに対する車両90C)は、本発明に係る「第2の他の電動車両」の一例に相当している。
2-3.効果
以上説明した構造を有する実施の形態2に係る電動車両90によっても、各電動車両90を非接触での電力伝送の中継点として利用しながら複数台の電動車両90の充電を一度に行うことが可能となる。そして、本実施形態においても、受電コイル98及び送電コイル100は、利用者の乗車面又は荷物の搭載面(すなわち、天板を構成する面のうちで面積が広い面)に相当する天板94の上面94aを利用して設置されている。
したがって、本実施形態によっても、充電設備の簡素化を図りつつ複数台の電動車両90を非接触方式で一度に充電可能にするために適した構造を有する電動車両90を提供することが可能となる。
付け加えると、本実施形態によれば、上述の折り畳み構造を利用して充電時に要するスペースを削減しつつ複数台の電動車両90を非接触方式で一度に充電できるようになる。
2-4.変形例
2-4-1.受電/送電コイルの他の設置例
図8に示す例とは逆に、受電コイル98が後方部92Rの側に設置され、送電コイル100が前方部92Fの側に設置されてもよい。
また、図8に示す例とは逆に、車両構造体は、例えばヒンジを用いて、天板の上面ではなく当該上面の反対面(すなわち、車両底面側の車両構造体の表面)が「外側の2つの面」となるように折り畳み可能に構成されていてもよい。この例では、受電コイル及び送電コイルは、当該反対面に設置される。したがって、この例では、天板の上面の反対側に位置する当該反対面が、本発明に係る「折り畳み状態において外側になる2つの面」の他の例に相当する。
2-4-2.充電に要するスペースをさらに削減する構造例
図11は、実施の形態2に対する変形例に係る電動車両110の構成を説明するための平面図である。この電動車両110は、以下に説明する点を除き、実施の形態2の車両90と同様に形成されている。
具体的には、車両110は、フレーム114を含む車両構造体112を天板94とともに備えている。図11に示すように、フレーム114は、図2に示すフレーム22と同様に、2つの前輪24Fの外側面間の距離D1が2つの後輪24Rを駆動する2つの電動機12間の距離D2よりも短くなるように形成されている。
図12は、図11に示す電動車両110が充電のために複数台並んだ状態を示す側面図である。図12には、充電対象となる3台の車両110(以下、便宜上、外部電源(充電器)3から近い順に車両110A、110B及び110Cと称する)が例示されている。
本実施形態の車両110は、上述の構成(距離D1<距離D2)を有するフレーム114を備えている。このため、車両110によれば、充電に際し、図12に示すように2つの前輪24Fを2つの後輪24Rの内側に収めつつ、車両110を2つに折り畳むことができる。これにより、図10に示す例と比べて、車両110の並び方向(図12の紙面左右方向)のスペースをより効果的に削減しつつ、複数台の電動車両110を非接触方式で一度に充電できる。
2-4-3.車台部の形状の他の例
充電時に要するスペースの削減のために、車台部(主にフレーム)は、上述した図11に示す例とは逆に、後輪側に向かうにつれて先細りとなるように形成されてもよい。
1 外部電源(充電器)
2 外部電源の送電コイル
10、70、80、90、110 電動車両
12 電動機
14、82、94 天板
14a、82a、94a 天板の上面
14b 天板の下面(反対面)
16、92H ヒンジ
20、84 車台部
22、96、114 フレーム
24 車輪
30 車体部
40 非接触受給電装置
42、98 電動車両側の受電コイル
44、100 電動車両側の送電コイル
50 制御システム
52 蓄電装置
84a 車体部の下面(反対面)
92、112 車両構造体
92F 車両構造体の前方部
92R 車両構造体の後方部

Claims (2)

  1. 車両走行用の電動機と、
    前記電動機に電力を供給する蓄電装置と、
    利用者が乗る又は荷物を載せる上面を有する天板を含む車両構造体と、
    外部電源又は第1の他の電動車両から伝送される電力を受け取り、受け取った前記電力の一部を前記蓄電装置に供給し、かつ、受け取った前記電力の他の一部を第2の他の電動車両に伝送する非接触受給電装置と、
    を備える電動車両であって、
    前記非接触受給電装置は、
    前記電動車両が前記第1の他の電動車両と並んだときに前記第1の他の電動車両の送電コイルと対向する位置において、前記上面及び前記上面の反対側に位置する反対面のうちの一方に設けられた受電コイルと、
    前記電動車両が前記第2の他の電動車両と並んだときに前記第2の他の電動車両の受電コイルと対向する位置において前記上面及び前記反対面のうちの他方に設けられた送電コイルと、を含む
    ことを特徴とする電動車両。
  2. 車両走行用の電動機と、
    前記電動機に電力を供給する蓄電装置と、
    利用者が乗る又は荷物を載せる上面を有する天板を含み、2つに折り畳み可能な車両構造体と、
    外部電源又は第1の他の電動車両から伝送される電力を受け取り、受け取った前記電力の一部を前記蓄電装置に供給し、かつ、受け取った前記電力の他の一部を第2の他の電動車両に供給する非接触受給電装置と、
    を備える電動車両であって、
    前記電動車両は、前記車両構造体を2つに折り畳むことで前記電動車両が2つに折り畳まれる折り畳み構造を有し、
    前記非接触受給電装置は、
    前記車両構造体を2つに折り畳んだ折り畳み状態において外側になる2つの面の一方に設置された受電コイルと、
    前記2つの面の他方に設置された送電コイルと、
    を含み、
    前記第1の他の電動車両及び前記第2の他の電動車両は、前記折り畳み構造を有し、
    前記電動車両の前記受電コイルは、それぞれ前記折り畳み状態にある前記電動車両と前記第1の他の電動車両とが並んだときに、前記第1の他の電動車両の送電コイルと対向する位置に設けられ、
    前記電動車両の前記送電コイルは、それぞれ前記折り畳み状態にある前記電動車両と前記第2の他の電動車両とが並んだときに、前記第2の他の電動車両の受電コイルと対向する位置に設けられている
    ことを特徴とする電動車両。
JP2020168036A 2020-10-02 2020-10-02 電動車両 Pending JP2022060050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020168036A JP2022060050A (ja) 2020-10-02 2020-10-02 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020168036A JP2022060050A (ja) 2020-10-02 2020-10-02 電動車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022060050A true JP2022060050A (ja) 2022-04-14

Family

ID=81125010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020168036A Pending JP2022060050A (ja) 2020-10-02 2020-10-02 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022060050A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11203337B2 (en) Vehicle with autonomous driving capability
JP2020179177A (ja) 電動荷物
US8073575B2 (en) Vehicle
US11927958B2 (en) Automatic traveling vehicle and storage facility thereof
JP7364763B2 (ja) 車両搬送システム
JP2005094858A (ja) 走行装置及びその制御方法
US11383383B2 (en) Vehicle transport apparatus
CN109070966A (zh) 多功能城市电动运输装置和系统
US10744396B2 (en) Configurable transportation structure
JP7364764B2 (ja) 車両搬送装置
US20210061254A1 (en) Vehicle control apparatus
JP2021037821A (ja) 車両制御装置
US20190199110A1 (en) Transportation device storage and charging
WO2021095426A1 (ja) 移動体
JP2022060050A (ja) 電動車両
JP2021079743A (ja) 移動体
JP7302554B2 (ja) 立ち乗り式車両
US10569795B2 (en) Auxiliary transport vehicle, auxiliary transport system and method for operating an auxiliary transport vehicle
JP2021083173A (ja) 移動体
JP2020152299A (ja) 運搬車両および被運搬車両
WO2024009725A1 (ja) 監視システム、監視装置、自律走行車両、監視方法、監視プログラム
CN109658737A (zh) 移动辅助系统和移动辅助方法
US20240005227A1 (en) Delivery system, control method of delivery system, and storage medium
JP2023072827A (ja) 配送システム、その制御方法、及び制御プログラム