JP2022059206A - ワイヤハーネス - Google Patents

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幸寛 川村
Yukihiro Kawamura
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Abstract

Figure 2022059206000001
【課題】工数やコストを抑えて外装材のスリットからの電線の飛出しを抑制することができるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1が、複数本の電線111が束ねられた電線束11と、電線束11を内側に通すチューブ状に形成され、周壁121に、電線111の長手方向D11に沿ったスリット122が設けられた外装材12と、編組でチューブ状に形成され、電線束11を内側に通した状態で、電線束11及び外装材12の内面の間に介装された編組チューブ13と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤハーネスに関するものである。
従来、例えば車両に搭載されてボディに沿って配策されるワイヤハーネスには、電線がチューブ状の外装材の内側に通されてボディの縁部分におけるバリ等から保護されたものがある。そして、このようなワイヤハーネスにおいて、電線を中に収めるためのスリットが外装材の周壁に設けられ、電線が複数本、テープで螺旋巻きされて束ねられた状態でスリットから外装材の中に収められるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。電線の束に巻き付けられたテープは、電線が、スリットから外装材の外に飛び出すことを抑制する役割等を担っている。
特開平10-248137号公報
しかしながら、電線をテープで螺旋巻きする作業は工数が掛かるとともに、テープの使用量も多くなってコストが嵩みがちとなる。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、工数やコストを抑えて外装材のスリットからの電線の飛出しを抑制することができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、ワイヤハーネスは、電線と、前記電線を内側に通すチューブ状に形成され、周壁に、前記電線の長手方向に沿ったスリットが設けられた外装材と、編組でチューブ状に形成され、前記電線を内側に通した状態で、前記電線及び前記外装材の内面の間に介装された編組チューブと、を備えたことを特徴とする。
上記のワイヤハーネスによれば、電線を内側に通した状態で、電線及び外装材の内面の間に介装された編組チューブによって外装材のスリットが内側から塞がれるので、このスリットからの電線の飛出しを抑制することができる。そして、電線への編組チューブの取付けは、編組チューブの内側に電線を通すだけであるので、編組チューブが持つ伸縮性も相俟って、電線をテープで螺旋巻きすることに比べると工数が抑えることができる。また、このような構成では、編組チューブの使用量が電線の長さ分で済むことから、テープで螺旋巻きすることに比べるとコストについても抑えることができる。このように、上記のワイヤハーネスによれば、工数やコストを抑えて外装材のスリットからの電線の飛出しを抑制することができる。
第1実施形態のワイヤハーネスを示す模式的な外観図である。 図1に示されているワイヤハーネスの、図1中のV11-V11線に沿った断面を示す図である。 図1及び図2に示されているワイヤハーネスにおいて外装材のスリットからの電線の飛出しが編組チューブによって抑制される様子を示す模式図である。 図1~図3に示されているワイヤハーネスと比較するための比較例を示す模式図である。 第2実施形態のワイヤハーネスを、図2と同様の断面で示す模式図である。
以下、ワイヤハーネスの一実施形態について説明する。まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のワイヤハーネスを示す模式的な外観図であり、図2は、図1に示されているワイヤハーネスの、図1中のV11-V11線に沿った断面を示す図である。
本実施形態のワイヤハーネス1は、例えば車両の床下配線等に利用されるものであり、電線束11と、外装材12と、編組チューブ13と、コネクタ14と、を備えている。尚、図1では、外装材12の端部から電線束11や編組チューブ13が露出して延出しているように描かれている。しかしながら、これは、単に外装材12の内部構成が見えるように図示したものであり、実際のワイヤハーネス1の端部がこのように内部が露出した構成となっているわけではない。また、図2には、ワイヤハーネス1の断面図に加えて、外装材12に収められる前の電線束11及び編組チューブ13も図示されている。
電線束11は、複数本の電線111が束ねられたものである。尚、ここにいう電線111は被覆電線であるが、芯線は撚り線であってもよく、金属棒状の単線であってもよい。
外装材12は、電線束11を内側に通すチューブ状に形成されたコルゲートチューブである。この外装材12は、周壁121に、電線束11が内部に収められたときに、電線111の長手方向D11に沿って延在するスリット122が設けられている。
編組チューブ13は、樹脂製の編組でチューブ状に形成され、電線束11を内側に通した状態で、電線束11及び外装材12の内面の間に介装されたものである。ここで、本実施形態では、電線束11の端部に、この電線束11の外径よりも大径のコネクタ14が接続されている。そして、編組チューブ13は、図1に点線で模式的に示されているように、コネクタ14ごと電線束11を内側に通すことが可能な程度に伸縮性を有して形成されたものとなっている。本実施形態では、編組チューブ13は、コネクタ14付きの電線束11に対し、コネクタ14の通過部分を自身の伸縮性によって拡径しながら矢印D12方向に動かされて取り付けられることとなる。
本実実施形態のワイヤハーネス1によれば、電線束11を内側に通した状態で、電線束11及び外装材12の内面の間に介装された編組チューブ13によって外装材12のスリット122からの電線111の飛出しを抑制することができる。
図3は、図1及び図2に示されているワイヤハーネスにおいて外装材のスリットからの電線の飛出しが編組チューブによって抑制される様子を示す模式図である。この図3には、編組チューブ13を設けなかった場合が図中左側に示され、編組チューブ13を設けた場合が図中右側に示されている。
編組チューブ13を設けなかった場合には、電線束11を構成する電線111が外装材12のスリット122から飛び出す可能性がある。これに対し、本実施形態のように編組チューブ13を設けた場合には、編組チューブ13によって外装材12のスリット122が内側から塞がれるので、このスリット122からの電線111の飛出しを抑制することができる。
ここで、本実施形態のワイヤハーネス1について更に説明する前に、このワイヤハーネス1と同様に電線の飛出しが抑制された比較例について説明する。
図4は、図1~図3に示されているワイヤハーネスと比較するための比較例を示す模式図である。
この図5に示されている比較例のワイヤハーネス5も、複数本の電線511が束ねられた電線束51がコルゲートチューブとしての外装材52の内部に収められたものとなっている。ただし、この比較例では、外装材52に設けられたスリット522からの電線511の飛出し抑制のために、幅狭のテープ53が螺旋巻きされた状態で電線束51が外装材52の内部に収められている。この比較例のワイヤハーネス5でも、テープ53によってスリットからの電線511の飛出しが抑えられる。しかしながら、電線束51をテープ53で螺旋巻きする作業は工数が掛かるとともに、テープ53の使用量も多くなってコストが嵩みがちとなる。
以上に説明した比較例に対し、上述の第1実施形態のワイヤハーネス1によれば、電線111の飛出しを抑制するための編組チューブ13の取付けは、編組チューブ13の内側に電線束11を通すだけで済む。このような取付けの手間の少なさと、編組チューブ13が持つ伸縮性とが相俟って、テープ53で螺旋巻きすることに比べると工数を抑えることができる。また、本実施形態の構成では、編組チューブ13の使用量が電線束11の長さ分で済むことから、テープ53で螺旋巻きすることに比べるとコストについても抑えることができる。このように、本実施形態のワイヤハーネス1によれば、工数やコストを抑えて外装材12のスリット122からの電線111の飛出しを抑制することができる。
ここで、本実施形態では、ワイヤハーネス1が、電線束11の端部に接続されたコネクタ14を更に備え、編組チューブ13は、コネクタ14ごと電線束11を内側に通すことが可能な程度に伸縮性を有したものとなっている。この構成によれば、コネクタ14付きの電線束11に編組チューブ13を、自身の伸縮性を利用してコネクタ14よりも大径に拡径させつつ取り付けることができる。従って、編組チューブを電線束11に取り付けてからコネクタ14の接続を行う場合に比べると、編組チューブ13付きのワイヤハーネス1を良好な作業性の下で組み立てることができる。
以上で第1実施形態についての説明を終了し、次に、第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態のワイヤハーネスを、図2と同様の断面で示す模式図である。尚、この図5では、図2に示されている構成要素と同等な構成要素には図2と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。
第2実施形態のワイヤハーネス2は、外装材12の外側に外装編組チューブ21が追加されている点が、上述の第1実施形態と異なっている。
外装編組チューブ21は、外装材12を内側に通すチューブ状に樹脂製の編組で形成されて外装材12の外側に外装される部材である。また、この外装編組チューブ21は、外装材12の外径よりも小径であるとともに、外装材12を内側に通すことが可能な程度に伸縮性を有している。
以上に説明した第2実施形態のワイヤハーネス2によっても、上述の第1実施形態と同様に、外装材12の周壁121に設けられたスリット122からの電線111の飛出しを、工数やコストを抑えて抑制することができることは言うまでもない。
また、本実施形態によれば、外装編組チューブ21が、外装材12のスリット122を、この外装材12の外側からも塞ぐことから、外装材12の内側への編組チューブ13の設置と相俟って電線111の飛出しを一層良好に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、外装編組チューブ21が、自身の収縮力によって外装材12の外面に密着することから外装材12のスリット122を外側から一層良好に塞ぐことができる。
尚、以上に説明した第1及び第2実施形態はワイヤハーネスの代表的な形態を示したに過ぎず、ワイヤハーネスは、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。
例えば、上述の第1及び第2実施形態では、ワイヤハーネスの一例として、車両の床下配線等に利用されるワイヤハーネス1,2が例示されているが、ワイヤハーネスはこれに限るものではない。ワイヤハーネスは、例えば、車両の車室内の配線等に利用されるものや、あるいは、車両以外の設置場所における配線に利用されるものであってもよく、具体的な配線態様を問うものではない。
また、上述の第1及び第2実施形態では、ワイヤハーネスの一例として、電線111が複数本束ねられた電線束11を有するワイヤハーネス1,2が例示されている。しかしながら、ワイヤハーネスはこれに限るものではなく、電線が1本だけ設けられたもの等であってもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態では、編組チューブの一例として樹脂製の編組チューブ13が例示され、第2実施形態では、外装編組チューブの一例として樹脂製の外装編組チューブ21が例示されている。しかしながら、編組チューブや外装編組チューブは樹脂製に限るものではなく、例えば金属繊維で編まれたもの等であってもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態では、編組チューブの一例として、電線束11の端部のコネクタ14ごと電線束11を内側に通すことが可能な程度に伸縮性を有している編組チューブ13が例示されている。しかしながら、編組チューブは、これに限るものではなく、上記のような伸縮性を持たないものであってもよい。ただし、編組チューブ13がこのような伸縮性を有することで、編組チューブ13付きのワイヤハーネス1を良好な作業性の下で組み立てることができる点は上述した通りである。
また、上述の第2実施形態では、ワイヤハーネスの一例として、外装編組チューブ21を備えるワイヤハーネス2が例示されている。しかしながら、ワイヤハーネスはこれに限るものではなく、第1実施形態のように外装編組チューブ21を備えないものであってもよい。ただし、外装編組チューブ21を備えることで、外装材12のスリット122からの電線111の飛出しを一層良好に抑制することができる点は上述した通りである。
また、上述の第2実施形態では、外装編組チューブの一例として、外装材12の外径よりも小径であるとともに、外装材12を内側に通すことが可能な程度に伸縮性を有した外装編組チューブ21が例示されている。しかしながら、外装編組チューブは、これに限るものではなく、外装材の外側に外装可能であれば上記のような伸縮性を持たない部材を用いてもよい。ただし、上記のように小径で伸縮性のある外装編組チューブ21を用いることで、外装材12のスリット122を外側から一層良好に塞ぐことができる点は上述した通りである。
1,2 ワイヤハーネス
11 電線束
12 外装材
13 編組チューブ
14 コネクタ
21 外装編組チューブ
111 電線
121 周壁
122 スリット
D11 長手方向

Claims (4)

  1. 電線と、
    前記電線を内側に通すチューブ状に形成され、周壁に、前記電線の長手方向に沿ったスリットが設けられた外装材と、
    編組でチューブ状に形成され、前記電線を内側に通した状態で、前記電線及び前記外装材の内面の間に介装された編組チューブと、
    を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記電線の端部に接続されたコネクタを更に備え、
    前記編組チューブは、前記コネクタごと前記電線を内側に通すことが可能な程度に伸縮性を有していることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記外装材を内側に通すチューブ状に編組で形成されて前記外装材の外側に外装される外装編組チューブを更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記外装編組チューブは、前記外装材の外径よりも小径であるとともに、前記外装材を内側に通すことが可能な程度に伸縮性を有していることを特徴とする請求項3に記載のワイヤハーネス。
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