JP2022057113A - 乗降情報提供支援プログラム及び乗降情報提供装置 - Google Patents

乗降情報提供支援プログラム及び乗降情報提供装置 Download PDF

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潤一郎 村田
Junichiro Murata
傑朗 曾
Jielang Ceng
逸平 高見
Ippei Takami
美幸 花岡
Miyuki Hanaoka
敬一 海野
Keiichi Unno
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Abstract

【課題】車両に乗車するユーザが、乗車中の車両に途中で乗降する他のユーザの情報を、一元的に把握できる環境を提供する。【解決手段】車両40を予約したユーザ50の端末装置60のディスプレイ62に、乗車中の車両40が立ち寄る他のユーザ50の乗降地点をユーザ50の乗降地点とは異なる態様のアイコン105~107で示す画像100を表示させた。他のユーザ50の乗車、降車、乗車及び降車のいずれが各乗降地点で行われるのかは、各アイコン105~107の矢印の向き及び色で分かる。ユーザ50は、乗車中の車両40に乗降する他のユーザ50の情報を、画像100中のアイコン105~107の表示によって一元的に把握することができる。【選択図】図8

Description

本発明は、乗降情報提供支援プログラム及び乗降情報提供装置に関する。
利用者を目的地に運ぶ途中で車両に同乗者を乗せることについて、利用者の許可を事前に求める技術が提案されている(特許文献1)。この技術では、同乗者を途中で車両に乗せる許可を求める画像が、利用者のスマートフォン等の端末装置に表示される。利用者は、端末装置の画像を見ることで、同乗者を途中で車両に乗せると目的地への走行計画がどう変わるかを、同乗の許可又は不許可を決める前に認識することができる。
国際公開第2019/004475号
しかし、特許文献1の技術では、利用者に提供できる情報が、乗車中の車両に途中から乗車する同乗者の情報に限られるので、利用者は、目的地に向かう車両の乗車中における同乗者の乗り降りに前もって備えておくことができない。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、車両に乗車するユーザが、乗車中の車両に途中で乗降する他のユーザの情報を、一元的に把握できる環境を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一つの態様に係る乗降情報提供支援プログラムは、
所定のユーザが乗車する車両について生成された、車両に乗車する他のユーザの乗降地点を含む乗降計画データを、乗降計画データを生成する乗降情報提供装置から取得するステップと、
乗降計画データに基づいて、所定のユーザの乗車中に車両が立ち寄る他のユーザの乗降地点を、文字、図形、記号及び色のうち少なくとも1つを用い、乗車のみの地点、降車のみの地点、及び、乗車及び降車の地点のうちいずれか1つを示す要素により、所定のユーザの乗降地点とは異なる態様で表示部に表示させるステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、車両に乗車するユーザが、乗車中の車両に途中で乗降する他のユーザの情報を、一元的に把握できる環境を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る乗合車両配車システムの概略図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る乗合車両配車システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3Aは、図1の乗合車両配車システムによる乗降情報提供処理の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図3Bは、図1の乗合車両配車システムによる乗降情報提供処理の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図4Aは、図1の乗合車両配車システムによる乗降情報提供処理の処理手順の別例を示すシーケンス図である。 図4Bは、図1の乗合車両配車システムによる乗降情報提供処理の処理手順の別例を示すシーケンス図である。 図5は、図2の端末装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図6は、図2の端末装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図7は、図2の端末装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図8は、図2の端末装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図9は、図2の端末装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図10は、図2の端末装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図11は、図2の端末装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図12は、図2の端末装置のディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図13は、図12の画像に表示される座席表の具体例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1を参照して乗合車両配車システム10の構成を説明する。図1に示すように、本実施形態に係る乗合車両配車システム10は、配車サーバ20(乗降情報提供装置)と、通信ネットワーク30と、車両40と、ユーザ50が所持する端末装置60を含む。
この乗合車両配車システム10では、配車サーバ20が、通信ネットワーク30を介して車両40及び端末装置60と通信する。配車サーバ20は、例えば、汎用コンピュータで構成することができる。
通信ネットワーク30は、無線又は有線のいずれかの方式、あるいは両方の方式によって構成されてもよく、通信ネットワーク30には、インターネットが含まれてもよい。本実施形態では、配車サーバ20、車両40及び端末装置60は、無線通信方式によって通信ネットワーク30と接続する。
乗合車両配車システム10では、車両40の配車を予約するユーザ50(所定のユーザ)が、端末装置60にインストールされたアプリケーションソフトウェア(以下、アプリという)を起動させて、車両40の予約に必要な情報の入力を行ことができる。この場合は、端末装置60にネイティブアプリをインストールし、端末装置60内の演算装置に直接演算処理を行わせる。
また、ネイティブアプリの代わりに、PWA(Progressive Web Apps)技術を利用し、インターネット上のクラウドサーバに構築したモバイル向けWebサイトを、端末装置60にインストールしたアプリのように使えるようにすることも可能である。この場合は、例えば、インターネット上のクラウドサーバに端末装置60がアクセスし、端末装置60において表示させたクラウドサーバのコンソール画面上で、車両40の予約に必要な情報の入力を行ことができる。ここで言うクラウドサーバの機能は、配車サーバ20に持たせてもよく、配車サーバ20と連携する他のサーバ(図示せず)に持たせてもよい。
以下の実施形態では、ネイティブアプリをインストールした端末装置60、あるいは、ネイティブアプリの代わりにPWA技術を利用した端末装置20が、配車サーバ20にアクセスする場合について説明する。
ユーザ50が入力する情報は、例えば、ユーザ50を識別するためのユーザID、ユーザ50が車両40に乗車する場所(以下、乗車地点という)及び目的地(以下、降車地点という)、乗車人数等、予約に係る情報を含んでいる。
ユーザ50の乗車地点は、例えば、住所等によって指定できる任意の場所でもよく、予め定められた場所からユーザ50が選択した最寄りの場所等でもよい。本実施形態では、ユーザ50が予め定められた場所から乗車地点を選択するものとする。
ユーザ50が端末装置60を用いて車両40の予約に必要な情報を入力すると、入力した情報を含む予約データが、通信ネットワーク30を介して配車サーバ20に送信される。
配車サーバ20は、予約データを端末装置60から受信する。配車サーバ20は、受信した予約データの情報に基づいて、ユーザ50に配車する車両40を決定する。なお、1台の配車サーバ20が配車を決定する車両40は、図1では1台であるが、これに限定されない。乗合車両配車システム10は、2台以上の車両40の配車を1台の配車サーバ20で決定する構成としてもよい。
また、配車サーバ20は、決定した車両40を識別するための車両IDと、車両40を配車するユーザ50のユーザIDとを関連付ける。そして、配車サーバ20は、決定した車両40に、ユーザ50の予約データを送信する。
車両40の不図示の乗務員は、配車サーバ20から受信したユーザ50の予約データの情報を、例えば、車両40内の車載装置41における表示で確認することができる。確認した情報に基づいて、乗務員は、車両40をユーザ50の乗車地点に移動させ、ユーザ50を乗車させて降車地点まで輸送することができる。
なお、本実施形態の車両40は、複数のユーザ50が同乗できる乗合車両であり、ユーザ50が利用可能なユーザ用座席を複数有している。したがって、配車サーバ20は、車両40のユーザ用座席に空席がある限り、各ユーザ50の端末装置60からの予約情報に基づいて、他のユーザ50にも同じ車両40を配車することができる。このとき、乗車地点及び降車地点のうち一方あるいは両方が同じユーザ50が複数人いてもよい。
次に、図2を参照して、配車サーバ20、車両40の車載装置41及び端末装置60について説明する。
図2に示すように、配車サーバ20は、通信部21と、記憶装置22と、コントローラ23と、を備える。車載装置41は、通信部42と、着席センサ43と、GPS(Global Positioning System )センサ44と、コントローラ45と、を備える。端末装置60は、通信部61と、ディスプレイ62(表示部)と、コントローラ63(コンピュータ)と、を備える。
通信部21、通信部42、及び通信部61は、通信ネットワーク30に接続してデータを送受信するインターフェースである。なお、本実施形態において、車載装置41と端末装置60とは、直接には通信せず配車サーバ20を介して通信する。
配車サーバ20の記憶装置22は、アクセス可能な記憶装置として機能する。記憶装置22は、例えば、主記憶装置及び補助記憶装置等を備える構成とすることができる。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)によって構成することができる。補助記憶装置は、例えば、SSD(Solid State Drive )又はHDD(Hard Disk Drive )によって構成することができる。記憶装置22の例えば補助記憶装置には、顧客データベース221を記憶させることができる。顧客データベース221は、乗合車両配車システム10を過去に利用したユーザ50の履歴に関する情報等を含んでいる。
コントローラ23は、CPU(Central Processing Unit )及びメモリを含むプロセッサを備える。メモリは、ROM(Read Only Memory)及びRAMを含む。コントローラ23は、複数の情報処理回路として機能する。
本実施形態では、コントローラ23が備える複数の情報処理回路をソフトウェアによって実現する例を示すが、もちろん、以下に示す各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、情報処理回路を構成することも可能である。また、複数の情報処理回路を個別のハードウェアにより構成してもよい。
コントローラ23は、複数の情報処理回路として、データ生成部231(計画データ生成部)と、データ送信制御部233と、を備える。これらの各部231,233は、CPUがメモリに格納された乗降情報提供プログラムを実行することで、コントローラ23のハードウェア上に仮想的に構築することができる。
データ生成部231は、ユーザ50の予約情報を管理し、車両40を配車するユーザ50のユーザデータを生成する。また、データ生成部231は、ユーザ50に配車される車両40の車両データ及び乗降計画データを生成する。
ユーザデータは、ユーザ50のユーザID、乗車地点及び降車地点等の情報を含んでいる。
車両データは、ユーザ50に配車される車両40の車両ID、車両番号、現在位置、ユーザ50が座るユーザ用座席の配置及び乗車定員、乗車中のユーザ数等の情報を含んでいる。車両40の現在位置、乗車中のユーザ数等の情報は、車載装置41のコントローラ45から通信部21が受信する後述のデータを参照して生成することができる。
乗降計画データは、ユーザ50の予約情報における乗車地点から降車地点までの車両40の走行ルート、走行ルート上で車両40が立ち寄る他のユーザ50の乗降地点、各条項地点でのユーザ50の乗降人数、各乗降地点への到着予定時刻のデータを含んでいる。
データ生成部231は、車両40を配車するユーザ50の増減、車両40の移動等により、ユーザデータ、車両データ及び乗降計画データの内容が変わる度に、内容を更新したユーザデータ、車両データ及び乗降計画データを新たにそれぞれ生成する。
データ送信制御部233は、データ生成部231が生成したユーザデータを、通信部21を介して車載装置41に送信する。また、データ送信制御部233は、データ生成部231が生成した車両データ及び乗降計画データを、通信部21を介して端末装置60に送信する。データ送信制御部233は、データ生成部231が生成した各データの内容が更新される度に、又は、一定の周期毎に、あるいは、各データの送信要求を通信部21が受信する度に、各データをそれぞれ送信することができる。本実施形態では、データ送信制御部233及び通信部21によって、乗降データ送信部を構成することができる。
車載装置41の着席センサ43は、車両40のユーザ用座席にユーザ50が着座しているか否かを検出することができる。GPSセンサ44は、車載装置41が設置された車両40の現在地を検出することができる。
コントローラ45は、CPU及びメモリを含むプロセッサを備える。メモリは、ROM及びRAMを含む。コントローラ45は、配車サーバ20のコントローラ23と同様に、複数の情報処理回路として機能する。コントローラ45の情報処理回路機能は、ソフトウェアによって実現してもよく、専用のハードウェアによって実現してもよい。
コントローラ45は、通信部42が受信したユーザデータの内容を、例えば、不図示のディスプレイに表示させることができる。この場合、車両40の乗務員は、不図示のディスプレイに表示させた画面上で、車両40に乗車するユーザ50の情報を確認することができる。
また、コントローラ45は、通信部42が受信したユーザデータ及び着席センサ43の検出結果に基づいて、車両40の各座席の空席状況と、各座席にそれぞれ着席したユーザ50の降車地点とを、特定することができる。各座席の空席状況と各座席に着席した各ユーザ50の降車地点とは、車載装置41の不図示のディスプレイに表示された仮想的なスイッチの操作により、乗務員がコントローラ45に入力してもよい。
さらに、コントローラ45は、車両40の各座席の空席状況と各座席のユーザ50の降車地点とを示すデータを、通信部42を介して配車サーバ20に送信する。コントローラ45は、車両40の各座席の空席状況に変更が生じる度に、あるいは、一定の周期毎に、配車サーバ20にデータを送信することができる。
端末装置60は、通信ネットワーク30を介して配車サーバ20と通信する。端末装置60は、ユーザ50が持ち運び可能な装置であって、例えば、スマートフォン、タブレット等で構成することができる。
ディスプレイ62は、乗合車両配車システム10とユーザ50とのUI(User Interface)として利用される。ディスプレイ62は、車両40の予約を行うのに必要な情報の入力画面(図示せず)を表示することができる。また、ディスプレイ62は、予約後のユーザ50に配車される車両40に関する情報画面を表示することができる。この情報画面については後述する。
コントローラ63は、CPU及びメモリを含むプロセッサを備える。メモリは、ROM及びRAMを含む。コントローラ63は、配車サーバ20のコントローラ23と同様に、複数の情報処理回路として機能する。本実施形態では、端末装置60が備える複数の情報処理回路をソフトウェアによって実現する例を示す。
コントローラ63は、複数の情報処理回路として、データ取得制御部631、位置表示制御部632、イベント表示制御部633、ユーザ数表示制御部634及び空席表示制御部635、を備える。これらの各制御部631~635は、本実施形態の場合、CPUがメモリの乗降情報提供支援プログラムを実行することで、コントローラ63のハードウェア上に仮想的に構築することができる。
データ取得制御部631は、通信部61が受信したコントローラ23からの車両データ及び乗降計画データから、それぞれのデータを取得する。
位置表示制御部632は、データ取得制御部631が取得した車両データ及び乗降計画データに基づいて、端末装置60を所持するユーザ50の乗車地点に対する車両40の現在位置の位置関係をディスプレイ62に表示させるためのデータを生成する。
位置表示制御部632は、生成したデータを用いて、ユーザ50の乗車地点に対する車両40の現在位置の位置関係を示す画像を、必要に応じてディスプレイ62に表示させることができる。
イベント表示制御部633は、データ取得制御部631が取得した車両データ及び乗降計画データに基づいて、端末装置60を所持するユーザ50が乗車した車両40において発生するイベントの内容をディスプレイ62に表示させるためのデータを生成する。このデータは、ユーザ50が乗車した車両40において次に発生する、他のユーザ50の乗降に関するイベントの内容を示すデータである。
イベント表示制御部633は、生成したデータを用いて、次に発生するイベントを示す画像を、必要に応じて、例えばプッシュ通知の態様でディスプレイ62に表示させることができる。
ユーザ数表示制御部634は、データ取得制御部631が取得した車両データに基づいて、端末装置60を所持するユーザ50が乗車する前の車両40に乗車中のユーザ数をディスプレイ62に表示させるためのデータを生成する。
位置表示制御部632は、生成したデータを用いて、ユーザ50が乗車する前の車両40に乗車中のユーザ数を示す画像を、必要に応じてディスプレイ62に表示させることができる。
空席表示制御部635は、データ取得制御部631が取得した車両データ及び乗降計画データに基づいて、端末装置60を所持するユーザ50が乗車する車両40のユーザ用座席の空席状態をディスプレイ62に表示させるためのデータを生成する。
空席表示制御部635は、生成したデータを用いて、ユーザ50が乗車する車両40のユーザ用座席の空席状態を示す画像を、必要に応じてディスプレイ62に表示させることができる。この画像は、他のユーザ50の乗降の際に乗車中のユーザ50が一旦離席する必要がない空席の位置を、推奨座席として示す画像であってもよい。
次に、配車サーバ20及び端末装置60間の通信によって行われる乗降情報提供処理の処理手順の例について、図3A及び図3Bと図4A及び図4Bとを参照して説明する。
まず、図3A及び図3Bを参照して、第1の処理手順例を説明する。第1の処理手順は、端末装置60のコントローラ63のCPUが乗降情報提供支援プログラムを実行することで、乗降情報提供処理におけるディスプレイ62での画像の表示をコントローラ63が主体的に制御する場合の例である。
端末装置60のコントローラ63は、図3Aに示すステップS1において、ユーザ50による乗車地点、降車地点及び乗車人数の入力を受け付け、ユーザ50のユーザIDと共に、予約データとして配車サーバ20に送信する。
配車サーバ20のコントローラ23は、ステップS3において、端末装置60から受信した予約データの情報を取得し、コントローラ23のメモリ(乗降データ記憶部)に記憶した後、ユーザ50による車両40の予約を受け付ける。乗合車両配車システム10に2台以上の車両40が存在する場合に、配車サーバ20のコントローラ23は、各車両40別に、予約データの情報を取得し、コントローラ23のメモリに記憶し、ユーザ50による車両40の予約を受け付ける。
コントローラ23は、ステップS5において、予約データの情報に基づき、ユーザ50に配車する車両40を決定し、予約データの送信元の端末装置60に予約完了データを送信する。予約完了データは、ユーザ50に配車する車両40の車両ID、車両番号、ユーザ50の乗車地点、降車地点、乗車人数、乗車地点への車両40の到着時刻(以下、配車時刻という)等の情報を含んでいる。
端末装置60のコントローラ63は、ステップS7において、ディスプレイ62に予約完了のメッセージを表示させる。予約完了のメッセージは、例えば、ポップアップ画像によってディスプレイ62に表示させることができる。
コントローラ63は、ステップS9において、現在時刻が配車時刻の第1所定時間前になったか否かを確認する。第1所定時間は、例えば、15分とすることができる。配車時刻の第1所定時間前になったら(ステップS9でYES)、コントローラ63は、ステップS11において、予約完了データに基づいて乗車予告情報を生成し、その内容を示す画像を、プッシュ通知形式でディスプレイ62に表示させる。
図5に示すように、乗車予告情報の内容を示す画像70は、ユーザ50(所定のユーザ)の乗車地点をアイコン71で示す地図72の表示部分を有している。また、画像70は、配車15分前を知らせるメッセージ73のプッシュ通知、ユーザ50へのガイダンス74、配車時刻75、乗車人数76、乗車地点名77、配車される車両40の車両ID78、車両番号79の各表示部分を有している。
図3Aに示すステップS13において、コントローラ63は、現在時刻が配車時刻の第2所定時間前になったか否かを確認する。第2所定時間は、例えば、ユーザ50(所定のユーザ)が乗車地点への移動を開始する時間に応じて、5分とすることができる。配車時刻の第2所定時間前になったら(ステップS13でYES)、コントローラ63は、ステップS15において、ユーザ50に配車された車両40の車両データの送信要求を配車サーバ20に送信する。車両データは、ユーザ50に配車される車両40の現在の位置情報、乗車中のユーザ数(既存乗客数)の情報等を含んでいる。
配車サーバ20のコントローラ23は、ステップS17において、ユーザ50の端末装置60に、ユーザ50に配車された車両40の車両データを送信する。
端末装置60のコントローラ63は、ステップS19において、配車サーバ20から受信した車両データに基づいて乗車準備情報を生成し、その内容を示す画像を、プッシュ通知形式でディスプレイ62に表示させる。
図6に示すように、乗車準備情報の内容を示す画像80は、乗車予告情報の内容を示す図5の画像70のアイコン71を除く各表示部分72~79に加えて、配車された車両40のユーザ用座席数と乗車中のユーザ数とを示す乗車状況81の表示部分を有している。図6では、ユーザ用座席数が4席であるのに対して、乗車中のユーザ数が3人である場合を示している。乗車状況81の表示により、ユーザ50は、車両40に乗っている他のユーザ50の数を、車両40が乗車地点に着く前に把握できるので、車両40の混み具合を事前に承知して乗車の準備をすることができる。
なお、メッセージ73及びガイダンス74の内容は、配車時刻の5分前に応じた内容に変更される。また、画像80では、地図72の表示部分において、ユーザ50の乗車地点を示すアイコン71に加えて、配車された車両40の現在位置を示すアイコン82が表示される。
図3Bに示すステップS21において、コントローラ63は、配車された車両40(予約車)がユーザ50の乗車地点に到着したか否かを確認する。コントローラ63は、乗車地点への到着確認に代えて、現在時刻が配車時刻になったか否かを確認してもよい。
車両40が乗車地点に到着したら、あるいは、配車時刻になったら(ステップS21でYES)、コントローラ63は、ステップS23において、配車サーバ20から受信した最新の所定情報に基づいて乗車依頼情報を生成する。そして、生成した乗車依頼情報の内容を示す画像を、プッシュ通知形式でディスプレイ62に表示させる。
図7に示すように、乗車依頼情報の内容を示す画像90では、メッセージ73及びガイダンス74の内容が、図6の画像80の内容から、乗車地点に車両40が到着したこと、あるいは、現在時刻が配車時刻となったことに応じた内容に変更される。
図3Bに示すステップS25において、配車サーバ20のコントローラ23は、乗車地点に配車された車両40(予約車)に、予約したユーザ50(乗客)が乗車したか否かを確認する。コントローラ23は、例えば、車載装置41から送信される、車両40の各座席の空席状況と各座席のユーザ50の降車地点とを示すデータに基づいて、予約したユーザ50が車両40に乗車したことを確認することができる。
予約したユーザ50(所定のユーザ)が車両40に乗車したら(ステップS25でYES)、コントローラ23は、ステップS27において、ユーザ50の端末装置60に、ユーザ50が乗車した車両40の乗降計画データを送信する。
端末装置60のコントローラ63は、ステップS29において、配車サーバ20から受信した乗降計画データを取得し、取得したデータに基づいて走行計画情報及び到着予定情報を生成し、その内容を示す画像をディスプレイ62に表示させる。
図8に示すように、走行計画情報及び到着予定情報の内容を示す画像100では、図7の画像90におけるメッセージ73、車両番号79及び乗車状況81の各表示部分が省略されている。
また、画像100は、図7の画像90の配車時刻75、乗車地点名77、車両ID78に代えて、ユーザ50(所定のユーザ)の降車地点(目的地)への到着予定時間101、降車地点名102、降車地点までの途中停車回数103の各表示部分を有している。
途中停車回数103は、ユーザ50(所定のユーザ)の降車地点に到着するまでの間に、他のユーザ50の乗降のために車両40が立ち寄る地点の数である。同じ地点で乗車するユーザ50と降車するユーザ50とがいる場合、その地点は、1つの立ち寄り地点として数える。
また、画像100では、地図72の表示部分において、ユーザ50(所定のユーザ)の降車地点を示すアイコン104が、ユーザ50(所定のユーザ)の乗車地点を示すアイコン71及び車両40の現在位置を示すアイコン82に加えて表示される。
さらに、画像100では、地図72の表示部分において、他のユーザ50の乗降地点を示すアイコン105~107が表示される。アイコン105~107中の矢印は、上向きが乗車、下向きが降車を示す。また、黒矢印は、該当するユーザ50がいることを示し、白矢印(図中では白抜きの矢印)は、該当するユーザ50がいないことを示している。
画像100のガイダンス74の内容は、図7の画像90における内容から、ユーザ50が乗車した車両40において次に発生する他のユーザ50の乗降に関するイベントを示す内容に変更される。図8では、ガイダンス74が、車両40が次に立ち寄るアイコン105の乗降地点で他のユーザ50が降車する内容である場合を示している。
なお、コントローラ63が配車サーバ20から受信する車両データ又は乗降計画データの内容が更新されると、図5~図8の画像100の表示内容が更新される。
例えば、図8の画像100の表示内容は、車両40が他のユーザ50を乗降させるアイコン105~107の乗降地点に立ち寄るのにつれて更新される。具体的には、車両40がアイコン105,106の乗降地点に立ち寄った後には、図9に示すように、図8の画像100からアイコン105,106を省略した内容に画像100の表示内容が更新される。このとき、画像100のガイダンス74の内容は、車両40が次に立ち寄るアイコン107の乗降地点における他のユーザ50の乗降を知らせる内容となる。
また、車両40が最後のユーザを乗降させるアイコン107の乗降地点に立ち寄った後には、図10に示すように、図9の画像100からアイコン107を省略した内容に画像100の表示内容が更新される。このとき、画像100のガイダンス74の内容は、車両40が次にユーザ50(所定のユーザ)の降車地点(目的地)に停車することを知らせる内容となる。
図3Bに示すステップS31において、配車サーバ20のコントローラ23は、ユーザ50(所定のユーザ)が車両40を降車したか否かを確認する。コントローラ23は、例えば、車載装置41から送信される、車両40の各座席の空席状況と各座席のユーザ50の降車地点とを示すデータに基づいて、ユーザ50(所定のユーザ)が車両40を降車したことを確認することができる。
ユーザ50(所定のユーザ)が車両40を降車したら(ステップS31でYES)、コントローラ23は、ステップS33において、ユーザ50の端末装置60に、ユーザ50が車両40を降車したことを送信する。
ステップS35において、端末装置60のコントローラ63は、図11のアンケート画像110をディスプレイ62に表示させる。アンケート画像110は、ユーザ50が車両40を利用した目的を回答する内容である。このアンケート画像110において、ユーザ50が、利用した目的と一致する内容の選択ボタン111をタッチし、送信ボタン112をタッチすると、コントローラ63は、ステップS37において、アンケート結果のデータを配車サーバ20に送信する。
配車サーバ20のコントローラ23は、ステップS39において、端末装置60から受信したアンケート結果のデータの内容をメモリに記録する。
なお、図3A及び図3Bに示す第1処理手順では、図3BのステップS29が、データ取得ステップ、乗降表示制御ステップ及びイベント表示制御ステップに対応する処理となっている。また、図3AのステップS13、ステップS15及びステップS19が、位置表示制御ステップ、ユーザ数表示制御ステップ及び空席表示制御ステップに対応する処理となっている。
次に、図4A及び図4Bを参照して、第2の処理手順例を説明する。第2の処理手順は、端末装置60のコントローラ63のCPUが乗降情報提供支援プログラムを実行することで、乗降情報提供処理におけるディスプレイ62での画像の表示を、配車サーバ20のコントローラ23が主体的に制御する場合の例である。
配車サーバ20のコントローラ23は、図4Aに示すステップS51において、ユーザ50による車両40の予約を受け付ける。予約に必要な予約データは、ステップS53において、例えば、通信ネットワーク30に接続されたコンピュータ(図示せず)から配車サーバ20に送信してもよく、配車サーバ20に直接入力してもよい。
コントローラ23は、ステップS55において、予約データの情報に基づき、ユーザ50に配車する車両40を決定し、車両40の予約を完了する。
コントローラ23は、ステップS57において、現在時刻が配車時刻の第1所定時間前になったか否かを確認する。配車時刻の第1所定時間前になったら(ステップS57でYES)、コントローラ23は、ステップS59において、予約データに基づき、ユーザ50に配車された車両40の車両データと、乗車予告情報として表示するメッセージのデータとを生成する。そして、両データをユーザ50の端末装置60に送信する。
乗車予告情報のメッセージのデータは、図5の画像70におけるメッセージ73及びガイダンス74の内容を示すデータである。このデータと車両データとを受信した端末装置60のコントローラ63は、ステップS61において、乗車予告情報の内容を示す画像70を、プッシュ通知形式でディスプレイ62に表示させる。
図4Aに示すステップS63において、配車サーバ20のコントローラ23は、現在時刻が配車時刻の第2所定時間前になったか否かを確認する。配車時刻の第2所定時間前になったら(ステップS63でYES)、コントローラ23は、ステップS65において、予約データに基づき、ユーザ50に配車された車両40の車両データと、乗車準備情報として表示するメッセージのデータとを生成する。そして、両データをユーザ50の端末装置60に送信する。
乗車準備情報のメッセージのデータは、図6の画像80におけるメッセージ73及びガイダンス74の内容を示すデータである。このデータと車両データとを受信した端末装置60のコントローラ63は、ステップS67において、乗車準備情報の内容を示す画像80を、プッシュ通知形式でディスプレイ62に表示させる。
図4Bに示すステップS69において、配車サーバ20のコントローラ23は、配車された車両40(予約車)がユーザ50の乗車地点に到着したか否かを確認する。コントローラ23は、乗車地点への到着確認に代えて、現在時刻が配車時刻になったか否かを確認してもよい。
車両40が乗車地点に到着したら、あるいは、配車時刻になったら(ステップS69でYES)、ステップS71に進む。ステップS71では、コントローラ23が、予約データに基づき、ユーザ50が乗車した車両40の乗降計画データと、乗車依頼情報として表示するメッセージのデータとを生成する。そして、両データをユーザ50の端末装置60に送信する。
乗車依頼情報のメッセージのデータは、図7の画像90におけるメッセージ73及びガイダンス74の内容を示すデータである。このデータと乗降計画データとを受信した端末装置60のコントローラ63は、ステップS73において、乗車依頼情報の内容を示す画像90を、プッシュ通知形式でディスプレイ62に表示させる。
図4Bに示すステップS75において、配車サーバ20のコントローラ23は、乗車地点に配車された車両40(予約車)に、予約したユーザ50(乗客)が乗車したか否かを確認する。
予約したユーザ50(所定のユーザ)が車両40に乗車したら(ステップS75でYES)、コントローラ23は、ステップS77において、ユーザ50の端末装置60に、ユーザ50が乗車した車両40の乗降計画データを送信する。
端末装置60のコントローラ63は、ステップS79において、配車サーバ20から受信した乗降計画データを取得し、取得したデータに基づいて走行計画情報及び到着予定情報を生成し、その内容を示す図8の画像100をディスプレイ62に表示させる。
図4Bに示すステップS81において、配車サーバ20のコントローラ23は、ユーザ50(所定のユーザ)が車両40を降車したか否かを確認する。ユーザ50(所定のユーザ)が車両40を降車したら(ステップS81でYES)、コントローラ23は、ステップS83において、図11のアンケート画像110をディスプレイ62に表示させるためのデータを送信する。
ステップS85において、端末装置60のコントローラ63は、図11のアンケート画像110をディスプレイ62に表示させる。このアンケート画像110において、ユーザ50が、利用した目的と一致する内容の選択ボタン111をタッチし、送信ボタン112をタッチすると、コントローラ63は、ステップS87において、アンケート結果のデータを配車サーバ20に送信する。
配車サーバ20のコントローラ23は、ステップS89において、端末装置60から受信したアンケート結果のデータの内容をメモリに記録する。
なお、図4A及び図4Bに示す第2処理手順では、図4BのステップS79が、データ取得ステップ、乗降表示制御ステップ及びイベント表示制御ステップに対応する処理となっている。また、図4AのステップS67が、位置表示制御ステップ、ユーザ数表示制御ステップ及び空席表示制御ステップに対応する処理となっている。
なお、乗車依頼情報の内容を示す図7の画像90において、図12に示すように、ユーザ50(所定のユーザ)に着席を推奨する空席の位置を示す座席表83を表示させてもよい。座席表83の表示により、車両40の空席に余裕があるかどうかを、乗車地点に車両40が到着する前にユーザ50に想定させることができる。
座席表83は、具体的には、例えば、図13に示すように、車両40内のユーザ用座席46の空席状態を色分けで表示するものとすることができる。図13中の矢印は車両40の進行方向を示す。図13の座席表83では、2列目の左側のドア47付近と3列目の右隅のユーザ用座席46が空席で、それ以外の黒色のユーザ用座席46が利用中であることを示している。
なお、空席のユーザ用座席46のうち、他のユーザ50が車両40のドア47から乗降する際に離席する必要がない位置のユーザ用座席46を、座席表83において、その他の空席のユーザ用座席46と区別して、推奨座席として表示してもよい。
図13の座席表83では、ドア47に近い2列目の空席のユーザ用座席46は、利用中の黒色のユーザ用座席46に着席した他のユーザ50が降車する際に離席を要する可能性があるので、推奨座席でないことを示す白色(図中では白抜き)で表示している。これに対し、他のユーザ50の乗降の際に離席を要する可能性が低い3列目の右隅のユーザ用座席46は、白色及び黒色以外の推奨座席であることを示す色(図中ではハッチング)で表示している。
以上の通り、本実施形態では、車両40を予約したユーザ50の端末装置60のディスプレイ62に、乗車中の車両40が立ち寄る他のユーザ50の乗降地点をユーザ50の乗降地点とは異なる態様のアイコン105~107で示す画像100を表示させた。また、画像100の表示に必要な車両40の車両データ及び乗降計画データを、配車サーバ20のコントローラ23が生成し、必要なタイミングでユーザ50の端末装置60に送信するようにした。
このため、ユーザ50は、乗車中の車両40に乗降する他のユーザ50の情報を、画像100中のアイコン105~107の表示によって一元的に把握することができる。この情報を一元的に把握できることのメリットは、例えば、以下に示すようなものがある。
例えば、他のユーザ50の降車地点では、そのユーザ50との座席の相対位置次第で、降車しないユーザ50(所定のユーザ)が道を空けるために、自身(所定のユーザ)が一時的な降車を強いられる場合がある。また、ユーザ50(所定のユーザ)の降車地点以外の地点で他のユーザ50が乗降する際には、車両40の停車による時間を要し、ユーザ50(所定のユーザ)の降車地点に車両40が到着する時刻に影響する可能性がある。特に、複数のユーザ50(他のユーザ)が異なる地点で乗降する場合は、車両40がその都度停車する必要があり、ユーザ50(所定のユーザ)の降車地点に到着する時刻に与える影響が累積する。
一般に、交通システムにおける移動体の流れをスムーズなものとするためには、移動体が目的地に到着するまでの停車時間が短い方が好ましい。よって、乗合車両配車システム10において、ユーザ50(所定のユーザ)が、乗車中の車両40に乗降する他のユーザ50の情報を一元的に把握できることは、例えば、他のユーザ50が途中で乗降する際に離席を要するか否かを事前に把握できるので有用である。
即ち、ユーザ50(所定のユーザ)は、必要に応じて、車両40の停車中に空いている別のユーザ用座席46に移動して、途中で乗降する他のユーザ50の通り道を事前に空けておく等の対応を考え、あるいは、実行することができる。また、ユーザ50(所定のユーザ)は、ユーザ用座席46の空席に荷物を置いていた場合に、ユーザ用座席46の荷物を移動し空席に戻す必要があるか否かを乗車中に把握し、必要に応じて、荷物を移動する等の対応を考え、あるいは、実行することができる。さらに、他のユーザ50の乗降によって自身(所定のユーザ)の降車地点に車両40が到着する時刻がどの程度ずれる可能性があるかを、前もって想定しておくことができる。
なお、他のユーザ50の乗降地点は、アイコン105~107以外の要素を用いて表示してもよい。このとき、他のユーザ50の乗降地点を表示するのに用いる要素は、乗車のみの地点、降車のみの地点、及び、乗車及び降車の地点のうちいずれか1つを示す要素であればよい。この要素には、車両40を予約したユーザ50の乗降地点とは異なる態様の文字、図形、記号及び色のうち少なくとも1つを用いることができる。
さらに、他のユーザ50の乗車、降車、乗車及び降車のいずれが各乗降地点で行われるのかが、各アイコン105~107の矢印の向き及び色で分かるので、例えば、他のユーザ50が途中で乗降する際の離席の要否を、精度良く検討することができる。なお、各アイコン105~107において、各乗降地点で乗降する他のユーザ50の人数を表示させてもよい。
本実施形態では、車両40を予約したユーザ50の乗降地点を示すアイコン71,104と、他のユーザ50の乗降地点を示すアイコン105~107とを、画像100の地図72上に配置した。しかし、各アイコン71,104~107は、例えば、無地の背景等、地図72以外の背景上に配置してもよい。この場合は、各アイコン71,104~107を、各乗降地点の位置を考慮して配置することで、車両40を予約したユーザ50の乗降地点に対する他のユーザ50の乗降地点の大まかな位置関係を、画像100上で把握できるようにすることができる。
また、本実施形態では、ユーザ50が他のユーザ50の乗降を目撃する車両40への乗車中に、端末装置60のディスプレイ62に表示される画像100に、乗車中に車両40から乗降する他のユーザ50の乗降地点を示すアイコン105~107を表示させた。しかし、ユーザ50が車両40に乗車する前に端末装置60のディスプレイ62に表示される画像80,90にも、乗車中に車両40から乗降する他のユーザ50の乗降地点を示すアイコン105~107を表示させてもよい。また、アイコン105~107に、乗降するユーザ50の人数を表示するようにすれば、他のユーザ50の乗降に要する時間をユーザ50が想定しやすいようにすることができる。
また、本実施形態では、配車された車両40がユーザ50の乗車地点に到着する第2所定時間(例えば5分)前から、車両40の現在位置を示すアイコン82を画像80の地図72上に表示させるようにした。このため、配車された車両40の乗車地点に対する接近をユーザ50に直感的に把握させることができる。
また、第2所定時間前からディスプレイ62に表示される画像80の地図72上にアイコン82を表示させるようにすると、第2所定時間前よりも前の時点でディスプレイ62に表示される画像では、例えば、図5に示すように、アイコン82が表示されない。よって、車両40の現在位置がアイコン82の表示により公開される期間が限定される。
第2所定時間前よりも前の時点は、配車された車両40の乗車地点への移動をユーザ50(所定のユーザ)が開始する前の時点である。乗車地点に向かう前のユーザ50(所定のユーザ)には、車両40の現在位置を積極的に公開する必要はない。よって、車両40の現在位置の公開を配車時刻の第2所定時間前以降の期間に限定することで、第2所定時間前よりも前の時点で車両40に乗車する他のユーザ50のプライバシーが不用意に第三者に開示されてしまうのを、抑制することができる。
しかし、プライバシー等の問題が生じなければ、さらに前の段階から、アイコン82を画像70,90の地図72上に表示させてもよく、反対に、配車された車両40にユーザ50が乗車した後から、アイコン82を画像100の地図72上に表示させてもよい。
さらに、本実施形態では、配車された車両40にユーザ50が乗車している間、端末装置60のディスプレイ62に表示される画像100のガイダンス74において、他のユーザ50の乗降について次に発生するイベントを表示する構成とした。このため、車両40が次の乗降地点にどのような目的で停車するかを、乗車中のユーザ50に前もって認識させることができる。なお、ガイダンス74において次のイベントを表示するための構成は、省略してもよい。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
10 乗合車両配車システム
20 配車サーバ(乗降情報提供装置)
21 通信部(乗降データ送信部)
23 コントローラ(乗降データ記憶部)
40 車両
46 ユーザ用座席
50 ユーザ(所定のユーザ、他のユーザ)
60 端末装置
62 ディスプレイ(表示部)
63 コントローラ(コンピュータ)
71 アイコン(所定のユーザの乗車地点)
72 地図
74 ガイダンス(乗降について次に発生するイベント)
81 乗車状況(車両に乗車中のユーザ数)
82 アイコン(車両の位置)
83 座席表(ユーザ用座席の空席状態)
104 アイコン(所定のユーザの降車地点)
105~107 アイコン(他のユーザの乗降地点)
231 データ生成部(計画データ生成部)
233 データ送信制御部(乗降データ送信部)
631 データ取得制御部
632 位置表示制御部
633 イベント表示制御部
634 ユーザ数表示制御部
635 空席表示制御部

Claims (10)

  1. 所定のユーザが乗車する車両について生成された、前記車両に乗車する他のユーザの乗降地点を含む乗降計画データを、前記乗降計画データを生成する乗降情報提供装置から取得するデータ取得ステップと、
    前記乗降計画データに基づいて、前記所定のユーザの乗車中に前記車両が立ち寄る前記他のユーザの乗降地点を、文字、図形、記号及び色のうち少なくとも1つを用い、乗車のみの地点、降車のみの地点、及び、乗車及び降車の地点のうちいずれか1つを示す要素により、前記所定のユーザの乗降地点とは異なる態様で表示部に表示させる乗降表示制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる、
    乗降情報提供支援プログラム。
  2. 前記要素は、前記各乗降地点を地図上で示すアイコンを含んでいる請求項1に記載の乗降情報提供支援プログラム。
  3. 前記要素は、異なる向きの矢印の記号を用いて前記他のユーザの乗降をそれぞれ示すアイコンを含んでいる請求項1又は2に記載の乗降情報提供支援プログラム。
  4. 前記所定のユーザの乗車地点に前記車両が到着する予定時刻の所定時間前から、前記乗車地点に対する前記車両の位置関係を前記表示部に表示させる位置表示制御ステップを、前記コンピュータにさらに実行させる請求項1~3のいずれか1項に記載の乗降情報提供支援プログラム。
  5. 前記所定のユーザの乗車中に、前記車両に対するユーザの乗降について次に発生するイベントの内容を前記表示部に表示させるイベント表示制御ステップを、前記コンピュータにさらに実行させる請求項1~4のいずれか1項に記載の乗降情報提供支援プログラム。
  6. 前記所定のユーザの乗車前に、前記車両に乗車中のユーザ数を前記表示部に表示させるユーザ数表示制御ステップを、前記コンピュータにさらに実行させる請求項1~5のいずれか1項に記載の乗降情報提供支援プログラム。
  7. 前記乗降表示制御ステップにおいて、前記他のユーザの乗降地点における乗降人数を前記表示部に表示させる請求項1~6のいずれか1項に記載の乗降情報提供支援プログラム。
  8. 前記所定のユーザの乗車前に、前記車両のユーザ用座席の空席状態を前記表示部に表示させる空席表示制御ステップを、前記コンピュータにさらに実行させる請求項1~7のいずれか1項に記載の乗降情報提供支援プログラム。
  9. 前記空席表示制御ステップにおいて、前記ユーザ用座席のうち前記他のユーザの乗降時に離席が不要な空席を、前記空席状態として前記表示部に表示させる請求項8に記載の乗降情報提供支援プログラム。
  10. 車両に乗車するユーザの乗降地点を含む乗降データを前記車両別に記憶する乗降データ記憶部と、
    前記乗降データに基づいて、所定のユーザが乗車する前記車両に乗車する他のユーザの乗降地点を含む乗降計画データを生成する計画データ生成部と、
    前記所定のユーザが乗車する前記車両に関する前記乗降計画データを、前記所定のユーザの端末装置に送信する乗降データ送信部と、
    を備える乗降情報提供装置。
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