JP2022057109A - 情報提供方法、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の撮影対象を撮影し損ねることを抑制する。【解決手段】一実施形態にかかる情報提供方法は、情報処理システムが実行する情報提供方法であって、作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報を取得する工程と、前記テキスト情報に基づいて、前記作業者が実施する作業の種類を示す情報を含む作業情報を特定する工程と、前記作業情報に応じたメッセージを選択する工程と、選択した前記メッセージを前記作業者に通知する工程と、を含む。【選択図】図14

Description

本発明は、情報提供方法、情報処理システム、及びプログラムに関する。
介護サービスを提供する事業所では、介護に関する記録を管理するための管理システムが導入されている場合がある。管理システムが導入された事業所の従業者は、被介護者に提供したサービスや、被介護者に関する情報を、管理システムに記録し、サービスの管理や他の従業者への引き継ぎに利用する。
このような管理システムとして、引用文献1には、各種福祉施設での職員毎の作業日誌を出力するシステムにおいて、職員毎の職種及び、各職員が担当する入所者についての傷病、介護の状況に関する管理情報を職種と対応づけて登録する管理情報入力手段と、職員毎の作業日誌出力を指定されると、前記管理情報入力手段により設定された職員毎の職種に対応する入所者に関する管理情報を日誌として出力する日誌編集出力手段から構成されることを特徴とする管理情報出力システムが開示されている。
特開平10-312439号公報
上記従来のシステムによれば、従業者は、他の従業者の作業日誌を確認することにより、自身の業務に必要な情報(例えば、介護者に関する情報)を引き継ぐことができる。言い換えると、従業者は、他の従業者の作業日誌を確認しない限り、業務に必要な情報を引き継ぐことができない。結果として、引き継ぎに大きな手間がかかったり、引き継ぎに漏れが生じたりするおそれがある。特に、引き継ぎの漏れによる情報不足は、事故や不適切なサービス提供の原因となるため問題である。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、作業者が作業を実施するタイミングで作業に関する情報を提供することを目的とする。
一実施形態にかかる情報提供方法は、情報処理システムが実行する情報提供方法であって、作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報を取得する工程と、前記テキスト情報に基づいて、前記作業者が実施する作業に関する作業情報を特定する工程と、前記作業情報に応じたメッセージを選択する工程と、選択した前記メッセージを前記作業者に通知する工程と、を含む。
一実施形態によれば、作業者が作業を実施するタイミングで作業に関する情報を提供することができる。
本実施形態に係る情報提供システムの構成の一例を示す図である。 音声入出力装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 音声入出力装置の機能構成の一例を示す図である。 端末装置の機能構成の一例を示す図である。 サーバ装置の機能構成の一例を示す図である。 種類情報の一例を示す図である。 対象情報の一例を示す図である。 場所情報の一例を示す図である。 メッセージ情報の一例を示す図である。 介護者情報の一例を示す図である。 情報提供システムが実施する処理の一例を示すシーケンス図。 情報提供システムが実施する処理の具体例を模式的に示す図。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
<システム概要>
まず、本実施形態に係る情報提供システムの概要について説明する。本実施形態に係る情報提供システムは、作業者が発話した音声に基づいて作業者が実行する作業の種類を特定し、特定した作業の種類に応じた情報を作業者に提供する。これにより、情報提供システムは、作業者が作業を実施するタイミングでその作業に関する情報を作業者に提供することができる。情報提供システムは、例えば、介護施設、医療施設、リハビリ施設、保育施設、又は工場など、作業者に対する情報提供が有用な任意の施設で利用可能である。
以下では、介護施設で利用される場合を例に、情報提供システムについて説明する。この場合、本実施形態における作業者は介護者(介護施設の従業者)、作業は介護作業、作業対象は被介護者に相当する。
介護施設では、介護作業の実施時に、介護者が被介護者に対して介護作業の内容に関する「声かけ」を積極的に行うことが推奨されている。情報提供システムは、この「声かけ」に基づいて、介護作業の種類を特定し、特定した介護作業に関する情報を介護者に提供することができる。言い換えると、情報提供システムを介護施設に導入する場合、介護者に新たな業務(発話)を要求する必要がない。このため、本実施形態にかかる情報提供システムは、介護施設に容易に導入することができる。
また、情報提供システムを介護施設に導入した場合、介護者が被介護者に対して積極的に「声かけ」を行うほど、介護者は介護作業に関する情報の提供を受けることができる。介護作業に関する情報提供は「声かけ」の実施に対するインセンティブとなるため、情報提供システムは、介護者による「声かけ」を促進することができる。特に、介護作業に関する情報の提供は、介護作業に不慣れな介護者(新人)や、新たな介護施設に勤務することになった介護者(ベテラン)にとって、大きなメリットとなる。
また、介護者から被介護者への「声かけ」が増加すると、介護者と被介護者の間の信頼関係が強化されると考えられる。したがって、情報提供システムは、介護者への情報提供と同時に、介護施設における介護者と被介護者の間の信頼関係を強化することもできる。
なお、上述の通り、本実施形態における情報提供システムは、介護施設に限られず、医療施設、リハビリ施設、保育施設、工場など、作業者に対する情報提供が有用な任意の施設で利用可能である。また、作業対象は、人に限られず、物体や工程など、任意に設定可能である。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報提供システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報提供システムは、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続された、音声入出力装置1と、端末装置2と、サーバ装置3と、を備える。ネットワークNは、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、インターネット、公衆回線網、モバイルデータ通信網、又はこれらの組み合わせである。
音声入出力装置1は、音声出力により介護者(作業者)に情報を提供する情報処理装置(コンピュータ)であり、介護者に携帯される。音声入出力装置1は、インターカム、ヘッドセット、イヤホンマイク、又はピンマイクであるが、これに限られない。音声入出力装置1は、介護者の音声情報を取得可能であり、かつ、音声出力可能な任意の装置であり得る。
音声入出力装置1は、介護者が発話した音声を集音し、介護者の音声情報を取得し、取得した音声情報を端末装置2に送信する。また、音声入出力装置1は、メッセージの音声情報を端末装置2から受信し、受信したメッセージを音声出力することにより介護者に通知する。メッセージについて詳しくは後述する。
音声入出力装置1及び端末装置2は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)などの近距離無線通信により相互に通信可能に接続されてもよいし(図1参照)、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続されてもよい。また、音声入出力装置1は、マイクケーブルにより端末装置2に接続されてもよいし、端末装置2に搭載されていてもよい。
端末装置2は、介護者により利用される情報処理装置(コンピュータ)である。端末装置2は、介護者により携帯されるのが好ましい。端末装置2は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチ、又はノートPC(Personal Computer)であるが、これに限られない。
端末装置2は、音声入出力装置1から音声情報を取得し、取得した音声情報を音声認識処理によりテキスト情報に変換する。音声認識処理として、既存の任意の方法を利用できる。端末装置2は、音声情報を変換して得られたテキスト情報を、音声情報の取得時刻を示す時刻情報及び端末情報と対応づけて、サーバ装置3に無線で送信する。端末情報は、端末装置2の識別情報又は端末装置2を利用する介護者の識別情報を含む。
端末装置2は、テキスト情報を定期的(例えば、5分ごと)にサーバ装置3に送信してもよいし、新たなテキスト情報を取得するたびにサーバ装置3に送信してもよいし、未送信のテキスト情報が所定のデータ量になるたびにサーバ装置3に送信してもよい。端末装置2で音声認識処理を実行することにより、サーバ装置3の計算負荷を低減できる。
また、端末装置2は、テキスト情報と共に、元となった音声情報をサーバ装置3に送信してもよい。これにより、介護者が発話した音声を事後的に確認したり、端末装置2から取得したテキスト情報が不適切な場合にサーバ装置3で改めて音声情報をテキスト化したりすることができる。なお、端末装置2が音声情報をサーバ装置3に送信しない場合、端末装置2とサーバ装置3との間の通信負荷を低減できる。
また、端末装置2は、テキスト情報の代わりに音声情報をサーバ装置3に送信してもよい。この場合、端末装置2は音声認識処理を実行せず、サーバ装置3が音声変換処理を実行し、音声情報をテキスト情報に変換すればよい。これにより、端末装置2の計算負荷を低減できる。
また、端末装置2は、サーバ装置3からメッセージ情報を受信し、受信したメッセージの音声情報を音声入出力装置1に送信する。端末装置2がサーバ装置3から受信するメッセージ情報は、メッセージの音声情報であってもよいし、メッセージのテキスト情報であってもよい。メッセージ情報がテキスト情報である場合、端末装置2は、音声合成処理により、テキスト情報から音声情報を生成し、生成した音声情報を音声入出力装置1に送信すればよい。音声合成処理として、既存の任意の方法を利用できる。
サーバ装置3は、介護者に通知するメッセージを選択する情報処理装置である。サーバ装置3は、端末装置2から受信したテキスト情報に基づいて、介護者が実施する介護作業の種類を特定し、特定した介護作業の種類に応じたメッセージを選択し、選択したメッセージの情報を端末装置2に送信する。サーバ装置3が実行する処理について、詳しくは後述する。
なお、図1の例では、情報提供システムは、サーバ装置3を1つ備えるが、複数のサーバ装置3を備えてもよい。すなわち、複数のサーバ装置が連携することでサーバ装置3の機能が実現されてもよい。
<ハードウェア構成>
次に、音声入出力装置1、端末装置2、及びサーバ装置3のハードウェア構成について説明する。図2は、音声入出力装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、音声入出力装置1は、バスB1を介して相互に接続された、プロセッサ101と、メモリ102と、通信I/F104と、入出力I/F105と、マイク107と、スピーカ108と、を備える。
プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを展開して実行することにより、音声入出力装置1の各構成を制御し、音声入出力装置1の機能を実現する。プロセッサ101が実行するプログラムは、ファームウェアを含むが、これに限られない。プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はこれらの組み合わせである。
メモリ102は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はこれらの組み合わせである。ROMは、例えば、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、又はこれらの組み合わせである。RAMは、例えば、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)、MRAM(Magnetoresistive RAM)、又はこれらの組み合わせである。
通信I/F104は、音声入出力装置1を、有線又は無線で端末装置2を含む外部装置に接続し、通信を制御するためのインタフェースである。通信I/F104は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Ethernet(登録商標)、又は光通信(例えば、Fibre Channel)に準拠したアダプタであるが、これに限られない。
入出力I/F105は、音声入出力装置1にマイク107及びスピーカ108を接続するためのインタフェースである。
なお、本実施形態において、ファームウェアは、音声入出力装置1の製造段階でメモリ102に書き込まれてもよいし、端末装置2又はネットワークNを介して音声入出力装置1に提供されてもよいし、非一時的でコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して音声入出力装置1に提供されてもよい。
図3は、端末装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、端末装置2は、バスB2を介して相互に接続された、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、通信I/F204と、入出力I/F205と、ドライブ装置206と、を備える。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されたプログラムをメモリ202に展開して実行することにより、端末装置2の各構成を制御し、端末装置2の機能を実現する。プロセッサ201が実行するプログラムは、OS(Operating System)及び音声認識プログラムを含むが、これに限られない。プロセッサ201が音声認識プログラムを実行することにより、本実施形態に係る音声認識処理が実現される。プロセッサ201は、例えば、CPU、MPU、GPU、ASIC、DSP、又はこれらの組み合わせである。
メモリ202は、例えば、ROM、RAM、又はこれらの組み合わせである。ROMは、例えば、PROM、EPROM、EEPROM、又はこれらの組み合わせである。RAMは、例えば、DRAM、SRAM、MRAM、又はこれらの組み合わせである。
ストレージ203は、OS、音声認識プログラム、及び各種のデータを記憶する。ストレージ203は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、SCM(Storage Class Memories)、又はこれらの組み合わせである。
通信I/F204は、端末装置2を、音声認識装置1及びサーバ装置3を含む外部装置に接続し、通信を制御するためのインタフェースである。通信I/F204は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Ethernet(登録商標)、又は光通信(例えば、Fibre Channel)に準拠したアダプタであるが、これに限られない。
入出力I/F205は、端末装置2に入力装置207及び出力装置208を接続するためのインタフェースである。入力装置207は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク、スキャナ、カメラ、各種センサ、又はこれらの組み合わせである。出力装置は、例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ、バイブレータ、又はこれらの組み合わせである。
なお、本実施形態において、音声認識プログラムは、端末装置2の製造段階でメモリ202又はストレージ203に書き込まれてもよいし、ネットワークNを介して端末装置2に提供されてもよいし、非一時的でコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して端末装置2に提供されてもよい。
図4は、サーバ装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、サーバ装置3は、バスB3を介して相互に接続された、プロセッサ301と、メモリ302と、ストレージ303と、通信I/F304と、入出力I/F305と、ドライブ装置306と、を備える。
プロセッサ301は、ストレージ303に記憶されたプログラムをメモリ302に展開して実行することにより、サーバ装置3の各構成を制御し、サーバ装置3の機能を実現する。プロセッサ301が実行するプログラムは、OS及び情報提供プログラムを含むが、これに限られない。プロセッサ301が情報提供プログラムを実行することにより、本実施形態に係る情報提供方法が実現される。プロセッサ301は、例えば、CPU、MPU、GPU、ASIC、DSP、又はこれらの組み合わせである。
メモリ302は、例えば、ROM、RAM、又はこれらの組み合わせである。ROMは、例えば、PROM、EPROM、EEPROM、又はこれらの組み合わせである。RAMは、例えば、DRAM、SRAM、MRAM、又はこれらの組み合わせである。
ストレージ303は、OS、情報提供プログラム、及び各種のデータを記憶する。ストレージ303は、例えば、フラッシュメモリ、HDD、SSD、SCM、又はこれらの組み合わせである。
通信I/F304は、サーバ装置3を、ネットワークNを介して、端末装置2を含む外部装置に接続し、通信を制御するためのインタフェースである。通信I/F304は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Ethernet(登録商標)、又は光通信(例えば、Fibre Channel)に準拠したアダプタであるが、これに限られない。
入出力I/F305は、サーバ装置3に入力装置307及び出力装置308を接続するためのインタフェースである。入力装置307は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク、スキャナ、カメラ、各種センサ、又はこれらの組み合わせである。出力装置は、例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ、バイブレータ、又はこれらの組み合わせである。
ドライブ装置306は、ディスクメディア309のデータを読み書きする。ドライブ装置306は、例えば、磁気ディスクドライブ、光学ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、又はこれらの組み合わせである。ディスクメディア309は、例えば、CD、DVD、FD、MO、又はこれらの組み合わせである。
なお、本実施形態において、情報提供プログラムは、サーバ装置3の製造段階でメモリ302又はストレージ303に書き込まれてもよいし、ネットワークNを介してサーバ装置3に提供されてもよいし、非一時的でコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介してサーバ装置3に提供されてもよい。
<機能構成>
次に、音声入出力装置1、端末装置2、及びサーバ措置3の機能構成について説明する。図5は、音声入出力装置1の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、音声入出力装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
通信部11は、通信I/F104により実現される。通信部11は、音声入出力装置1と端末装置2との間で、介護者の音声情報及びメッセージの音声情報などの情報の送受信を行う。
記憶部12は、メモリ102により実現される。記憶部12は、介護者の音声情報及びメッセージの音声情報を含む各種の情報を記憶する。
制御部13は、プロセッサ101がプログラムを実行し、他のハードウェア構成と協働することにより実現される。制御部13は、音声入出力装置1の動作全体を制御する。制御部13は、情報取得部131と、通知部132と、を備える。
情報取得部131は、介護者の音声情報をマイク107から取得し、記憶部12に保存する。また、情報取得部131は、通信部11が端末装置2から受信したメッセージの音声情報を取得し、記憶部12に保存する。
通知部132は、記憶部12に記憶されたメッセージの音声情報をスピーカ108から出力することにより、メッセージを介護者に通知する。メッセージについては後述する。
図6は、端末装置2の機能構成の一例を示す図である。図6に示すように、端末装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。
通信部21は、通信I/F204により実現される。通信部21は、音声入出力装置1と端末装置2との間で、介護者の音声情報及びメッセージの音声情報などの情報の送受信を行う。また、通信部21は、端末装置2とサーバ装置3との間で、介護者の音声情報、介護者の音声情報を変換して得られたテキスト情報、及びメッセージ情報などの情報の送受信を行う。メッセージ情報は、メッセージの音声情報、テキスト情報、又はこれらの組み合わせである。
記憶部22は、メモリ202及びストレージ203により実現される。記憶部22は、介護者の音声情報、介護者の音声情報を変換して得られたテキスト情報、及びメッセージ情報を含む各種の情報を記憶する。
制御部23は、プロセッサ201がプログラムを実行し、他のハードウェア構成と協働することにより実現される。制御部23は、端末装置2の動作全体を制御する。制御部23は、情報取得部231と、変換部232と、表示制御部233と、を備える。
情報取得部231は、音声入出力装置1から通信部21が受信した介護者の音声情報を取得し、記憶部22に保存する。また、情報取得部231は、サーバ装置3から通信部21が受信したメッセージ情報を取得し、記憶部22に保存する。
変換部232は、音声認識処理を実行することにより、記憶部22に記憶された介護者の音声情報を、テキスト情報に変換する。変換部232は、音声情報を変換して得られたテキスト情報を、当該音声情報と対応づけて記憶部22に保存する。変換部232は、変換結果となるテキスト情報が複数ある場合、正しい可能性が最も高い一のテキスト情報のみを記憶部22に保存してもよいし、正しい可能性が高い順に所定数のテキスト情報を記憶部22に保存してもよいし、正しい可能性が閾値以上の一又は複数のテキスト情報を記憶部22に保存してもよいし、全てのテキスト情報を記憶部22に保存してもよい。また、変換部232は、サーバ装置3から受信したメッセージ情報がテキスト情報のみである場合、音声合成処理を実行することにより、メッセージのテキスト情報から音声情報を生成し、記憶部22に保存する。
表示制御部233は、端末装置2の表示装置に表示する画像を制御する。表示制御部233は、例えば、メッセージのテキスト情報を端末装置2の表示装置に表示させる。
図7は、サーバ装置3の機能構成の一例を示す図である。図7に示すように、サーバ装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、を備える。
通信部31は、通信I/F304により実現される。通信部31は、端末装置2とサーバ装置3との間で、介護者の音声情報、介護者の音声情報を変換して得られたテキスト情報、及びメッセージ情報などの情報の送受信を行う。
記憶部32は、メモリ302及びストレージ303により実現される。記憶部32は、介護者の音声情報、介護者の音声情報を変換して得られたテキスト情報、作業情報、メッセージ情報、及び介護者情報を含む各種の情報を記憶する。ここで、作業情報、メッセージ情報、及び介護者情報について詳しく説明する。
作業情報は、介護作業に関する情報である。作業情報は、情報提供システムの提供者によりデフォルトで登録されていてもよいし、介護施設における情報提供システムの利用者(介護者)又は管理者により登録されてもよい。作業情報は、種類情報、対象情報、及び場所情報を含む。
種類情報は、介護作業の種類を示す情報である。図8は、種類情報の一例を示す図である。図8の種類情報は、情報項目として「作業ID」、「作業名」、及び「作業キーワード」を含む。「作業ID」は、介護作業の種類の識別情報である。「作業名」は、介護作業の名称である。「作業キーワード」は、介護者の音声情報を変換して得られたテキスト情報に基づいて、介護者が実施する介護作業の種類を特定するために登録された、介護作業に対応するキーワードである。「作業キーワード」は、一の介護作業に対して一又は複数登録される。
例えば、図8の一行目の種類情報は、「作業ID」が「A001」、「作業名」が「食事介助」、「作業キーワード」が「食事」、「ご飯」、「食べる」、及び「朝食」である。なお、種類情報は、図8の例に限られない。種類情報は、上記の情報項目の一部を含まなくてもよいし、上記以外の情報項目を含んでもよい。
対象情報は、介護作業の作業対象を示す情報である。本実施形態において、作業対象は被介護者であるが、作業対象はこれに限られない。作業対象は、任意の人物、物体であり得る。図9は、対象情報の一例を示す図である。図9の対象情報は、情報項目として「被介護者ID」、「被介護者名」、及び「被介護者キーワード」を含む。「被介護者ID(対象ID)」は、被介護者(作業対象)の識別情報である。「被介護者名(対象名)」は、被介護者(作業対象)の氏名(名称)である。「被介護者キーワード(対象キーワード)」は、介護者の音声情報を変換して得られたテキスト情報に基づいて、介護者が介護作業を実施する被介護者(作業対象)を特定するために登録された、被介護者(作業対象)に対応するキーワードである。「被介護者キーワード」は、一の被介護者に対して一又は複数登録される。「被介護者キーワード」として、例えば、被介護者の氏、名、氏名、又は愛称が登録される。
例えば、図9の一行目の被介護者情報は、「被介護者ID」が「B001」、「被介護者名」が「AAA」、「被介護者キーワード」が「A」、「AA」、「AAA」、及び「a」である。なお、被介護者情報(対象情報)は、図9の例に限られない。対象情報は、上記の情報項目の一部を含まなくてもよいし、上記以外の情報項目を含んでもよい。
場所情報は、介護作業が実施される場所を示す情報である。図10は、場所情報の一例を示す図である。図10の場所情報は、情報項目として「場所ID」、「場所名」、及び「場所キーワード」を含む。「場所ID」は、介護作業が実施される場所の識別情報である。「場所名」は、場所の名称である。「場所キーワード」は、介護者の音声情報を変換して得られたテキスト情報に基づいて、介護者が介護作業を実施する場所を特定するために登録された、場所に対応するキーワードである。「場所キーワード」は、一の場所に対して一又は複数登録される。
例えば、図10の一行目の場所情報は、「場所ID」が「C001」、「場所名」が「浴室」、「場所キーワード」が「浴室」、「シャワー」、「入浴」、及び「お風呂」である。なお、場所情報は、図10の例に限られない。場所情報は、上記の情報項目の一部を含まなくてもよいし、上記以外の情報項目を含んでもよい。
メッセージ情報は、介護作業を実施する介護者に通知される、介護作業に関するメッセージを示す情報である。メッセージ情報は、メッセージの音声情報、テキスト情報、又はこの組み合わせである。メッセージは、例えば、介護作業を実施する際の注意事項を示すメッセージであるが、これに限られない。作業を実施する際の注意事項は、作業の手順、作業に必要な道具、作業に必要な人数、作業を実施する際に確認すべき事項、実施済みか否か、前回実施時刻、次回実施予定時刻、作業対象の状態、及び前回実施時の状況などを含む。
より詳細には、メッセージは、介護作業に関する一般的な注意事項に関するメッセージでもよいし、被介護者に特有の注意事項(被介護者の健康状態など)に関するメッセージでもよいし、その介護施設に特有の注意事項(設備の使い方や業務フローなど)に関するメッセージでもよいし、その場所に特有の注意事項(滑りやすい、段差がある、など)に関するメッセージでもよい。
メッセージ情報は、情報提供システムの提供者によりデフォルトで登録されていてもよいし、介護施設における情報提供システムの利用者(介護者)又は管理者により登録されてもよい。メッセージ情報は、識別情報及び通知条件情報と対応づけて記憶される。
図11は、メッセージ情報の一例を示す図である。図11の例では、「メッセージID」、「通知条件」、及び「メッセージ」が対応づけて記憶される。「メッセージID」は、メッセージの識別情報である。「通知条件」は、メッセージを介護者に通知する条件を示す情報(通知条件情報)である。「メッセージ」は、メッセージを示すテキスト情報である。図11の例では、メッセージ情報はテキスト情報であるが、上述の通り、メッセージ情報は音声情報であってもよい。「通知条件」は、「作業ID」、「被介護者ID」、「場所ID」、「時刻」、及び「通知ランク」を含む。「時刻」は、介護者の音声情報の取得時刻又は時間帯を示す情報である。「通知ランク」は、介護者に設定された通知ランクを示す情報である。通知ランクについて詳しくは後述する。
通知ランクは、介護者に通知するメッセージの範囲を指定するために設定されるランクである。低い通知ランクを設定されたメッセージほど、多くの介護者に通知される。例えば、通知ランクが高い順にA~Cの3段階で設定される場合、通知ランクがAのメッセージは通知ランクがAの介護者に通知され、通知ランクがBのメッセージは通知ランクがA,Bの介護者に通知され、通知ランクがCのメッセージは通知ランクがA~Cの介護者に通知される。多くの介護者に通知する必要があるメッセージ(重要な注意事項など)に対して低い通知ランクを設定し、少数の介護者にのみ通知すれば十分なメッセージ(初歩的な注意事項など)に対して高い通知ランクを設定することにより、メッセージの重要性に応じた適切な介護者にメッセージを通知することができる。なお、通知ランクは、3段階に限られず、2段階又は4段階以上で設定可能であってもよい。また、通知ランクの高さと通知されるメッセージの範囲の広さの関係は逆でもよい。
例えば、図11の一行目の情報は、「メッセージID」が「D001」、「作業ID」が「A003」、「被介護者ID」が「B003」、「場所ID」が「C003」、「時刻」が「午前」、「通知ランク」が「A」、「メッセージ」が「XXXXXX」である。なお、通知条件情報は、上記の情報項目の一部を含まなくてもよいし、上記以外の情報項目を含んでもよい。
介護者情報は、介護作業を実施する介護者に関する情報である。図12は、介護者情報の一例を示す図である。図12の介護者情報は、情報項目として「介護者ID」、「介護者名」、及び「通知ランク」を含む。「介護者ID」は、介護者の識別情報である。「介護者名」は、介護者の氏名である。「通知ランク」は、介護者に設定された通知ランクを示す情報である。
通知ランクは、介護者に通知するメッセージの範囲を指定するために設定されるランクである。高い通知ランクを設定された介護者ほど、多くのメッセージが通知される。例えば、通知ランクが高い順にA~Cの3段階で設定される場合、通知ランクがAの介護者には通知ランクがA~Cのメッセージが通知され、通知ランクがBの介護者には通知ランクがB,Cのメッセージが通知され、通知ランクがCの介護者には通知ランクがCのメッセージが通知される。多くのメッセージを必要とする介護者(新人等)に対して高い通知ランクを設定し、少ないメッセージで十分な介護者(ベテラン等)に対して低い通知ランクを設定することにより、介護者の能力に応じた適切なメッセージを通知することができる。なお、通知ランクは、3段階に限られず、2段階又は4段階以上で設定可能であってもよい。また、通知ランクの高さと通知されるメッセージの範囲の広さの関係は逆でもよい。
例えば、図12の一行目の介護者情報は、「介護者ID」が「E001」、「介護者名」が「CCC」、「通知ランク」が「A」である。なお、介護者情報は、図12の例に限られない。介護者情報は、上記の情報項目の一部を含まなくてもよいし、上記以外の情報項目を含んでもよい。
制御部33は、プロセッサ301がプログラムを実行し、他のハードウェア構成と協働することにより実現される。制御部33は、サーバ装置3の動作全体を制御する。制御部33は、情報取得部331と、特定部332と、選択部333と、を備える。
情報取得部331は、端末装置2から通信部31が受信した音声情報及びテキスト情報を取得し、記憶部32に保存する。
特定部332は、記憶部32に記憶されたテキスト情報に基づいて、介護者が実施する介護作業の作業情報を特定する。より詳細には、特定部332は、記憶部32に記憶された作業情報を参照して、テキスト情報に対応する作業情報を特定する。
特定部332は、種類情報を参照して、テキスト情報に作業キーワードが含まれるか判定し、作業キーワードが含まれると判定した場合、テキスト情報に含まれる作業キーワードに対応する介護作業を、介護者が実施する介護作業の種類として特定する。特定部332は、作業キーワードと完全一致するキーワードがテキスト情報に含まれる場合、テキスト情報に作業キーワードが含まれると判定してもよい。また、特定部332は、作業キーワードと類似するキーワードがテキスト情報に含まれる場合、テキスト情報に作業キーワードが含まれると判定してもよい。作業キーワードに類似するキーワードは、作業キーワードと音又は意味が類似するキーワードである。特定部332は、作業キーワードとテキスト情報に含まれる各キーワードとの間の類似度を算出し、類似度が閾値以上のキーワードを、作業キーワードと類似するキーワードとして判定すればよい。キーワード間の意味の類似度は、Word2Vecなどの既存の任意の方法で算出できる。
また、特定部332は、被介護者情報を参照して、テキスト情報に被介護者キーワードが含まれるか判定し、被介護者キーワードが含まれると判定した場合、テキスト情報に含まれる被介護者キーワードに対応する被介護者を、介護者が実施する介護作業の対象となる被介護者として特定する。特定部332は、被介護者キーワードと完全一致するキーワードがテキスト情報に含まれる場合、テキスト情報に被介護者キーワードが含まれると判定してもよい。また、特定部332は、被介護者キーワードと類似するキーワードがテキスト情報に含まれる場合、テキスト情報に被介護者キーワードが含まれると判定してもよい。被介護者キーワードに類似するキーワードは、被介護者キーワードと音又は意味が類似するキーワードである。特定部332は、被介護者キーワードとテキスト情報に含まれる各キーワードとの間の類似度を算出し、類似度が閾値以上のキーワードを、被介護者キーワードと類似するキーワードとして判定すればよい。キーワード間の意味の類似度は、Word2Vecなどの既存の任意の方法で算出できる。
また、特定部332は、場所情報を参照して、テキスト情報に場所キーワードが含まれるか判定し、場所キーワードが含まれると判定した場合、テキスト情報に含まれる場所キーワードに対応する場所を、介護者が介護作業を実施する場所として特定する。特定部332は、場所キーワードと完全一致するキーワードがテキスト情報に含まれる場合、テキスト情報に場所キーワードが含まれると判定してもよい。また、特定部332は、場所キーワードと類似するキーワードがテキスト情報に含まれる場合、テキスト情報に場所キーワードが含まれると判定してもよい。場所キーワードに類似するキーワードは、場所キーワードと音又は意味が類似するキーワードである。特定部332は、場所キーワードとテキスト情報に含まれる各キーワードとの間の類似度を算出し、類似度が閾値以上のキーワードを、場所キーワードと類似するキーワードとして判定すればよい。キーワード間の意味の類似度は、Word2Vecなどの既存の任意の方法で算出できる。
なお、サーバ装置3が音声入出力装置1又は端末装置2から位置情報を取得可能である場合には、特定部332は、当該位置情報に基づいて、介護者が介護作業を実施する場所を特定してもよい。
選択部333は、記憶部32に記憶された通知条件情報を参照して、介護者に通知するメッセージを選択する。具体的には、選択部333は、通知条件情報を参照し、特定部332が特定したテキスト情報に対応する作業情報、テキスト情報に対応する音声情報の取得時刻、介護者の通知ランク、及びメッセージの通知ランクが通知条件を満たすメッセージを、介護者に通知するメッセージとして選択する。選択部333が選択したメッセージの情報は、通信部31により端末装置2に送信される。
なお、サーバ装置3の各機能構成は、上記の通り、ソフトウェアにより実現されてもよいし、ICチップ、SoC(System on Chip)、LSI(Large Scale Integration)、マイクロコンピュータ等のハードウェアによって実現されてもよい。
<情報提供システムが実行する処理>
次に、本実施形態にかかる情報提供システムが実行する処理について説明する。図13は、情報提供システムが実行する処理の一例を示すシーケンス図である。
(ステップS101)
介護者が発話すると、音声入出力装置1の情報取得部131は、介護者の音声情報を取得し、記憶部12に保存する。
(ステップS102)
音声入出力装置1の通信部11は、記憶部12に記憶された介護者の音声情報を端末装置2に送信する。
(ステップS103)
端末装置2の通信部21が音声入出力装置1から介護者の音声情報を受信すると、情報取得部231は、当該音声情報を取得し、取得した音声情報を取得時刻と対応づけて記憶部22に保存する。音声情報が記憶部22に保存されると、変換部232は、音声認識処理により、音声情報をテキスト情報に変換し、得られたテキスト情報を元となった音声情報と対応づけて記憶部22に保存する。
(ステップS104)
通信部21は、記憶部22に記憶されたテキスト情報を、対応する音声情報の取得時刻及び端末装置2を利用する介護者の介護者IDと対応付けて、サーバ装置3に送信する。
(ステップS105)
サーバ装置3の通信部31がテキスト情報等を受信すると、情報取得部331は、当該テキスト情報等を取得し、これらを対応付けて記憶部32に保存する。記憶部32にテキスト情報が保存されると、特定部332は、記憶部32に記憶された作業情報を参照して、当該テキスト情報に対応する作業情報を特定する。
(ステップS106)
選択部333は、特定部332が特定したテキスト情報に対応する作業情報を取得する。また、選択部333は、記憶部32に記憶された、テキスト情報に対応する音声情報の取得時刻を取得する。また、選択部333は、記憶部32に記憶された、テキスト情報に対応する介護者の介護者IDを取得し、介護者情報を参照して、当該介護者に設定された通知ランクを取得する。選択部333は、こうして取得した作業情報、取得時刻、及び通知ランクと、記憶部32に記憶された通知条件と、を比較して通知条件を満たすメッセージがあるか判定する。選択部333は、通知条件を満たすメッセージがない場合、処理を終了する。選択部333は、通知条件を満たすメッセージがある場合、当該メッセージを、介護者に通知するメッセージとして選択する。
(ステップS107)
選択部333がメッセージを選択すると、通信部31は、選択されたメッセージのメッセージ情報を端末装置2に送信する。
(ステップS108)
端末装置2の通信部21がサーバ装置3からメッセージ情報を受信すると、情報取得部231は、当該メッセージ情報を取得し、記憶部22に保存する。記憶部22にメッセージ情報が保存されると、通信部21は、当該メッセージの音声情報を音声入出力装置1に送信する。サーバ装置3から受信したメッセージ情報がテキスト情報のみである場合、変換部232がテキスト情報から音声情報を生成し、通知部21が当該音声情報を音声入出力装置1に送信すればよい。
(ステップS109)
音声入出力装置1の通信部11がメッセージの音声情報を受信すると、情報取得部131は、当該音声情報を記憶部12に保存する。記憶部12にメッセージの音声情報が保存されると、通知部132は、記憶部12に記憶されたメッセージの音声情報を音声出力することにより、当該メッセージを介護者に通知する。
ここで、図14は、情報提供システムが実行する処理の具体例を模式的に示す図である。図14の例では、被介護者は被介護者IDがB004の佐藤さんであり、介護者の通知ランクはAであり、時刻は12:20であり、介護者が被介護者に対して食事介助を実施しようとしているところを想定している。また、「作業ID」が「A001(食事介助)」、「被介護者ID」が「B004」、「通知ランク」が「A」という通知条件に対応するメッセージとして「卵アレルギーに注意してください」というメッセージが設定されているものとする。
このとき、介護者が被介護者に対して「佐藤さん、お昼ご飯食べましょうね」という声かけを行うと、音声入出力装置1がこの声かけの音声情報を取得し(ステップS101)、音声情報を端末装置2に送信する(ステップS102)。端末装置2は、音声情報を受信すると、テキスト情報に変換し(ステップS103)、テキスト情報をサーバ装置3に送信する(ステップS104)。
サーバ装置3は、テキスト情報等を受信すると、当該テキスト情報等に基づいて、テキスト情報に対応する「作業ID」、「被介護者ID」、「時刻」、及び「通知ランク」を、それぞれ「A001」、「B004」、「12:20」、及び「A」と特定し(ステップS105)、これらを通知条件と比較して、「卵アレルギーに注意してください」というメッセージを介護者に通知するメッセージとして選択し(ステップS106)、このメッセージの情報を端末装置2に送信する(ステップS107)。
端末装置2は、受信したメッセージの音声情報を音声入出力装置1に送信する(ステップS108)。音声入出力装置1は、メッセージの音声情報を受信すると、スピーカ108から「卵アレルギーに注意してください」というメッセージを音声出力する(ステップS109)。
このように、図14の例では、介護者が被介護者(佐藤さん)に対する食事介助を実施するタイミングで、被介護者(佐藤さん)に対する食事介助を実施する際の注意事項が介護者に音声で通知される。
<まとめ>
以上説明した通り、本実施形態によれば、情報提供システムは、作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報に基づいて、作業者が実施する作業の作業情報を特定し、特定した作業情報に応じたメッセージを選択し、選択したメッセージを作業者に通知する。作業者は、作業を実施するタイミングで、作業情報を特定可能な発話(介護施設における声かけ)を行うことで、その作業に関する情報を自動的に音声で取得することができる。特に、作業者に、作業を実施する際の注意事項を通知することにより、作業実施時の事故や不適切な作業の発生を抑制することができる。
なお、本実施形態において、音声入出力装置1と共に、又は音声入出力装置1の代わりに、端末装置2がメッセージを音声出力することにより作業者に通知してもよい。また、音声入出力装置1と共に、又は音声入出力装置1の代わりに、端末装置2がメッセージを表示装置に表示することにより、作業者に通知してもよい。
また、本実施形態において、作業者が作業を実施するタイミングで、当該作業者と異なる第三者にメッセージが通知されてもよい。第三者は、例えば、作業者の先輩、メンター、教育係、上司、最寄りの同僚、同職種の同僚、同一フロアに勤務する同僚、又は同じシフトで勤務する同僚である。メッセージは、例えば、作業者が作業を実施することを通知するメッセージである。これにより、第三者に、作業者が実施する作業への協力や指導を促すことができる。
また、本実施形態において、サーバ装置3の一部の機能構成が端末装置2に設けられてもよいし、端末装置2の一部の機能構成がサーバ装置1に設けられてもよい。また、サーバ装置3の機能構成が全て端末装置2に設けられてもよい。この場合、サーバ装置3は不要となる。また、音声入出力装置1の機能構成が全て端末装置2に設けられてもよい。この場合、音声入出力装置1は不要となる。
<付記>
本実施形態は、以下の開示を含む。
(付記1)
情報処理システムが実行する情報提供方法であって、
作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報を取得する工程と、
前記テキスト情報に基づいて、前記作業者が実施する作業に関する作業情報を特定する工程と、
前記作業情報に応じたメッセージを選択する工程と、
選択した前記メッセージを前記作業者に通知する工程と、
を含む情報提供方法。
(付記2)
前記メッセージは、前記作業を実施する際の注意事項を示すメッセージを含む
付記1に記載の情報提供装置。
(付記3)
前記作業情報は、前記作業の種類を示す情報、作業対象を示す情報、及び作業場所を示す情報の少なくとも1つを含む
付記1又は付記2に記載の情報提供方法。
(付記4)
前記選択する工程は、前記作業者に設定された通知レベルに応じた前記メッセージを選択する
付記1から付記3のいずれか1項に記載の情報提供方法。
(付記5)
前記選択する工程は、前記音声情報の取得時刻に応じた前記メッセージを選択する
付記1から付記4のいずれか1項に記載の情報提供方法。
(付記6)
前記通知する工程は、前記メッセージを音声出力することを含む
付記1から付記5のいずれか1項に記載の情報提供方法。
(付記7)
作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報を取得する取得部と、
前記テキスト情報に基づいて、前記作業者が実施する作業に関する作業情報を特定する特定部と、
前記作業情報に応じたメッセージを選択する選択部と、
選択した前記メッセージを前記作業者に通知する通知部と、
を備える情報処理システム。
(付記8)
作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報を取得する工程と、
前記テキスト情報に基づいて、前記作業者が実施する作業に関する作業情報を特定する工程と、
前記作業情報に応じたメッセージを選択する工程と、
選択した前記メッセージを前記作業者に通知する工程と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1:音声入出力装置
2:端末装置
3:サーバ装置
31:通信部
32:記憶部
33:制御部
331:情報取得部
332:特定部
333:選択部
301:プロセッサ
302:メモリ
303:ストレージ
304:通信I/F
305:入出力I/F
306:ドライブ装置
307:入力装置
308:出力装置
309:ディスクメディア

Claims (8)

  1. 情報処理システムが実行する情報提供方法であって、
    作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報を取得する工程と、
    前記テキスト情報に基づいて、前記作業者が実施する作業に関する作業情報を特定する工程と、
    前記作業情報に応じたメッセージを選択する工程と、
    選択した前記メッセージを前記作業者に通知する工程と、
    を含む情報提供方法。
  2. 前記メッセージは、前記作業を実施する際の注意事項を示すメッセージを含む
    請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記作業情報は、前記作業の種類を示す情報、作業対象を示す情報、及び作業場所を示す情報の少なくとも1つを含む
    請求項1又は請求項2に記載の情報提供方法。
  4. 前記選択する工程は、前記作業者に設定された通知ランクに応じた前記メッセージを選択する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  5. 前記選択する工程は、前記音声情報の取得時刻に応じた前記メッセージを選択する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  6. 前記通知する工程は、前記メッセージを音声出力することを含む
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  7. 作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報を取得する取得部と、
    前記テキスト情報に基づいて、前記作業者が実施する作業に関する作業情報を特定する特定部と、
    前記作業情報に応じたメッセージを選択する選択部と、
    選択した前記メッセージを前記作業者に通知する通知部と、
    を備える情報処理システム。
  8. 作業者の音声情報を変換して得られたテキスト情報を取得する工程と、
    前記テキスト情報に基づいて、前記作業者が実施する作業に関する作業情報を特定する工程と、
    前記作業情報に応じたメッセージを選択する工程と、
    選択した前記メッセージを前記作業者に通知する工程と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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