JP6661144B2 - 学習支援装置、学習支援方法およびプログラム - Google Patents

学習支援装置、学習支援方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、複数の介護者によって被介護者の介護を行うに際して、各介護者の学習を支援する、学習支援装置、学習支援方法およびプログラムに関する。
従来、特別養護老人ホーム等の介護施設においては、10人程度の介護者によって50人程度の被介護者を集団的に介護する大規模ケアが行われていた。しかし、このような大規模ケアでは、被介護者の個別の要求に十分に応えることができず、被介護者が満足できる介護サービスを提供することができない場合があった。
そこで、近年、5人程度の介護者と10人程度の被介護者とで1つのユニットを構成し、ユニットごとに複数の被介護者を介護するユニットケアが行われている(例えば、特許文献1参照)。ユニットケアによれば、大規模ケアに比べて、介護者は、被介護者一人一人の状況をより詳細に把握することができるので、被介護者の個別の要求に応えやすい。
特開2005−34438号公報
ところで、ユニットケアにおいては、ユニットごとに介護チームが編成されるので、1つの介護施設において、複数の介護チームが編成されることになる。介護施設の全ての被介護者が満足できるような介護サービスをユニットケアによって提供するためには、経験が少ない介護者が提供する介護サービスのレベルを、経験豊富な介護者のそれに近づけることが有効である。
経験が少ない介護者の介護サービスのレベル向上のためには、経験豊富な介護者が提供する介護サービスと、自らが提供する介護サービスとを比較し、必要な知識、技術、技能などを習得していく、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)が有効である。このためには、各介護者が、被介護者を観察することによって得られる情報(以下、受動的な気付きともいう。)、各介護者が被介護者と関わることによって得られる情報(以下、能動的な気付きともいう。)などの状態情報を介護チーム全体で共有することが重要である。
しかし、従来の介護サービスに関するOJTでは、経験が少ない介護者が、経験豊富な介護者が提供するサービスを実際に目で見て確認すること、経験豊富な介護者からのアドバイスを受けることなどに頼っており、介護スキルの習熟には多大な時間を要していた。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、複数の介護者によって被介護者の介護を行うに際して、各介護者の学習を支援する、学習支援装置、学習支援方法およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における学習支援装置は、
複数の介護者によって被介護者の介護を行うに際して前記介護者の学習を支援する学習支援装置であって、
前記複数の介護者それぞれによって入力された前記被介護者に関する状態情報を受け付け
る、入力受付部と、
特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを比較する、比較部と、
比較結果に基づいて、前記特定の介護者における学習を支援する情報を作成する、学習支援部と、
を備える。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における学習支援方法は、
複数の介護者によって被介護者の介護を行うに際して前記介護者の学習を支援する学習支援方法であって、
(a)前記複数の介護者それぞれによって入力された前記被介護者に関する状態情報を受け付ける、ステップと、
(b)特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを比較する、ステップと、
(c)比較結果に基づいて、前記特定の介護者における学習を支援する情報を作成する、ステップと、
を備える。
さらに、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
複数の介護者によって被介護者の介護を行うに際して前記介護者の学習を支援するプログラムであって、
コンピュータに、
(a)前記複数の介護者それぞれによって入力された前記被介護者に関する状態情報を受け付ける、ステップと、
(b)特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを比較する、ステップと、
(c)比較結果に基づいて、前記特定の介護者における学習を支援する情報を作成する、ステップと、
を実行させる。
本発明によれば、複数の介護者によって被介護者の介護を行うに際して、各介護者の学習を支援することができる。
図1は、本発明の実施の形態における学習支援装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態における学習支援装置の構成を具体的に示すブロック図である。 図3は、本実施の形態における正確度の算出方法の一例を説明する図である。 図4は、本実施の形態における正確度の算出方法の他の例を説明する図である。 図5は、本発明の実施の形態における学習支援装置の動作を示すフロー図である。 図6は、本発明の実施の形態における学習支援装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、学習支援装置、学習支援方法、およびプログラム
について、図1〜図4を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、学習支援装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における学習支援装置10の概略構成を示すブロック図である。学習支援装置10は、例えば、複数の介護者20a〜20cによって複数の被介護者30a〜30eの介護を行うに際に利用することができる。より具体的には、学習支援装置10は、各介護者20a〜20cの学習を支援するために利用することができる。
図1を参照して、本実施の形態における学習支援装置10は、入力受付部11と、比較部12と、学習支援部13とを備えている。
入力受付部11は、複数の介護者20a〜20cによって入力された複数の被介護者30a〜30eの状態に関する状態情報を受け付ける。
比較部12は、入力受付部11から送信されてきた状態情報に基づいて、例えば、特定の介護者20aが入力した状態情報と、この特定の介護者20aとは別の介護者20b、20cが入力した状態情報とを比較する。
学習支援部13は、比較部12による比較結果に基づいて、特定の介護者20aにおける学習を支援する情報を作成する。
本実施の形態によれば、複数の介護者によって被介護者の介護を行うに際して、各介護者の学習を支援することができる。
本実施の形態においては、複数の介護者20a〜20cによって複数の被介護者30a〜30eの介護を行う場合を例にとって説明したが、このような実施形態に限られない。すなわち、複数の介護者が単独の介護者の介護を行う場合においても、本実施の形態における介護支援装置10を利用することができる。また、介護者には、介護を業として行う介護職員のみならず、被介護者の家族、親戚などの近親者が介護を行う場合には、当該近親者も介護者に含まれる。このように、本実施の形態における介護支援装置10は、在宅介護において被介護者の複数の近親者が被介護者の介護を行う際、または、訪問介護において被介護者の近親者が介護職員と共同で被介護者の介護を行う際にも利用することができる。また、被介護者には、要介護認定(要支援認定)をされた者に限られず、認定非該当であっても一定の介護または支援を要する者が含まれる。また、介護支援装置10の利用場所は、病院、老人ホームなどの介護施設に限られず、被介護者またはその家族の自宅なども含まれる。
次に、本実施の形態における学習支援装置10の構成について具体的に説明する。図2は、本実施の形態における学習支援装置10の構成を具体的に示すブロック図である。なお、以下においては、複数の介護者および複数の被介護者によって複数のユニットが編成されるユニットケアにおいて、学習支援装置10を用いる場合について説明する。
図2に示す例では、複数の介護者21A〜26Aおよび複数の被介護者31A〜39Aによってユニット51が編成され、複数の介護者21B〜26Bおよび複数の被介護者31B〜39Bによってユニット52が編成されている。また、複数の介護者21A〜26Aによって介護チーム61が編成され、複数の介護者21B〜26Bによって介護チーム62が編成されている。ユニット51では、介護チーム61によって複数の被介護者31A〜39Aの介護が行われ、ユニット52では、介護チーム62によって複数の被介護者31B〜39Bの介護が行われる。複数の介護者21A〜26A,21B〜26Bはそれ
ぞれ、端末装置40を携帯している。端末装置40は、例えば、タブレット型端末およびスマートフォン等の携帯型の端末装置である。各端末装置40は、ネットワーク(図示せず)を介して学習支援装置10に接続されている。
学習支援装置10は、上述の入力受付部11、比較部12および学習支援部13に加えてさらに、出力部14を備えている。介護者21A〜26A,21B〜26Bがそれぞれ端末装置40に入力した被介護者31A〜39A,31B〜39Bの状態情報は、学習支援装置10の入力受付部11へ送信される。状態情報は、例えば、介護者21A〜26A,21B〜26Bによって端末装置40に入力され、端末装置から入力受付部11に送信される。入力受付部11は、端末装置40から送信されてきた状態情報を受け付け、その状態情報を比較部12へ送信する。
本実施の形態において状態情報は、例えば、介護者21A〜26A,21B〜26Bが被介護者31A〜39A,31B〜39Bを観察することによって得られる情報(以下、受動的な気付きともいう。)と、介護者21A〜26A,21B〜26Bが被介護者31A〜39A,31B〜39Bと関わることによって得られる情報(以下、能動的な気付きともいう。)とを含む。上記受動的な気付きには、例えば、被介護者31A〜39A,31B〜39Bの独り言、喜びの表情、および悲しみの表情等が含まれる。また、上記能動的な気付きには、被介護者31A〜39A,31B〜39Bの入浴、排泄、および食事等の情報が含まれる。例えば、被介護者31Aの独り言に気づいた介護者21Aは、その被介護者31Aの状態情報として、被介護者31Aが独り言を言っていることを示す情報を入力する。また、介護者25Bが被介護者37Bの入浴を手伝った場合には、その被介護者37Bの状態情報として、被介護者37Bが入浴を行ったことを示す情報を入力する。なお、入力される状態情報の内容は上述の例に限定されず、例えば、被介護者31A〜39A,31B〜39Bの要介護状態のレベル(区分)等に応じて適宜変更してもよい。また、受動的な気付きおよび能動的な気付きのうちのいずれか一方のみを、状態情報として用いてもよい。
比較部12は、入力受付部11から送信されてきた状態情報に基づいて、例えば、特定の介護者21Aが入力した状態情報と、特定の介護者21Aとは別の介護者22A〜26A,21B〜26Bが入力した状態情報とを比較する。このときの状態情報は、被介護者31A〜39A,31B〜39Bそれぞれの状態情報である。このとき、介護者21A〜26A,21B〜26Bが入力した被介護者31A〜39A,31B〜39Bそれぞれの状態情報について、その状態情報の種類、属性(受動的な気付き/能動的な気付きなどの内容ごとの属性、状態情報の重要度による属性など)、件数、状態情報を入力した被介護者の人数、入力時刻などを比較する。
なお、被介護者31A〜39A,31B〜39Bの状態は刻々と変化しているため、特定の介護者21Aが入力した状態情報との比較の対象は、介護者21Aの入力時刻から所定の時間内に入力された別の介護者26A、29Aの状態情報とするのがよい。所定の時間の範囲は、あらかじめ設定しておいてもよいし、状態情報の種類、被介護者31A〜39A,31B〜39Bの過去の状態情報(状態の変化しやすさなど)、要介護状態のレベル(区分)等の入力条件に応じて適宜設定してもよい。
学習支援部13は、比較部12による比較結果に基づいて、特定の介護者21Aにおける学習を支援する情報を作成する。例えば、特定の介護者21A(経験が少ない介護者)が特定の被介護者31Aについて入力した状態情報(例えば、「機嫌が悪い」という状態情報)と同じ種類の状態情報について、別の介護者25A(経験が豊富な介護者)が特定の被介護者31Aについて入力した状態情報そのものを学習支援情報としてもよい。このとき、経験が浅い介護者は、被介護者31Aの状態情報に関して、自らの判断と経験が豊
富な介護者の判断とを比較することができるため、介護スキルの習熟を容易に行うことができる。
学習支援情報としては、特定の介護者21Aが特定の被介護者31Aについて入力した状態情報と同じ種類の状態情報に限られない。例えば、他の介護者22A〜29Aのうちの多くの介護者が入力しているにも関わらず、特定の介護者21Aが入力していない状態情報がある場合には、その未入力の状態情報を学習支援情報とすることができる。また、特定の介護者21Aが状態情報を入力していない被介護者35Aがいる場合には、状態情報が未入力の被介護者35Aの識別情報を学習支援情報とすることができる。
学習支援情報としては、別の介護者25A(経験が豊富な介護者)が入力した状態情報そのものではなく、特定の介護者21Aが入力した状態情報と、別の介護者26A、29Aが入力した状態情報との比較結果から算出した、特定の介護者21Aが入力した状態情報の正確度であってもよい。正確度は、他の介護者が入力した状態情報との整合から算出すればよい。このとき、介護者21A〜26A,21B〜26Bそれぞれの習熟度による重み付けをするのがよい。重み付けについては機械学習で調整するようにしてもよい。
例えば、図3および図4に示すように、介護者それぞれの介護スキル(習熟度)のレベルを5段階(1〜5)、被介護者の状態情報の評価を5段階(例えば、(1)機嫌がとてもよい、(2)機嫌がよい、(3)普通、(4)機嫌が悪い、(5)機嫌がとても悪いの5段階)とし、所定の時間内に、同じ介護グループに属する5人の介護者が入力した状態情報を比較して、正確度を求めることができる。
図3に示す例では、習熟度が異なる5人が入力した被介護者の状態情報(機嫌)について、重みを加算した平均値4.3(=(1×2+1×4+3×3+4×5+5×5)/(1+1+3+4+5))からの乖離を求め、乖離小さい場合に正確度が高いと判断している。
図4に示す例では、習熟度が異なる5人が入力した被介護者の状態情報(機嫌)のうち、習熟度が4以上の介護者の入力した情報について、重みを加算した平均値5.0(=(4×5+5×5)/(4+5))からの乖離を求め、乖離小さい場合に正確度が高いと判断している。
なお、図3および図4に示す例では、習熟度を考慮して正確度を求めたが、たとえば、習熟度が大きく異ならない介護者で構成される介護グループの場合には、習熟度を考慮せずに正確度を求めてもよい。また、習熟度による重み付けも、上述の方法に限定されない。また、上記の例では、習熟度を数字で評価し、正確度を○、△、×で評価しているが、それぞれの度合いを段階的に示すことができる方法、例えば、アルファベットなどで表してもよい。
なお、習熟度とは絶えず変化しているものであるので、定期的に見直されるべきであるが、特定の介護者21Aが入力した状態情報および/または前記正確度に基づいて、特定の介護者21Aの習熟度を算出することもできる。習熟度を算出するに際しては、例えば、入力した状態情報の種類の豊富さおよびそれらの正確度、受動的な気付き/能動的な気付きなどの入力件数のバランスおよびそれぞれの正確度、状態情報の入力件数、状態情報を入力した被介護者の人数などを考慮するのがよい。習熟度については機械学習で調整するようにしてもよい。
出力部14は、所定の表示装置に学習支援情報を表示(出力)する。所定の表示装置としては、例えば、介護者が携帯する端末装置40のほか、液晶表示装置等の表示装置が含まれる。出力部14は、例えば、特定の介護者21A(経験が少ない介護者)が状態情報を入力する際に、別の介護者25A(経験が豊富な介護者)が入力した状態情報を学習支
援情報として表示する(例えば、「介護者25Aさんは、・・・と評価している」など。)。また、例えば、特定の介護者21Aが未入力の状態情報がある場合には、その未入力の状態情報を学習支援情報として表示する(例えば、「被介護者35Aさんの・・・を観察してください。」など)。また、例えば、特定の介護者21Aが状態情報を入力していない被介護者35Aがいる場合には、状態情報が未入力の被介護者35Aを特定する情報を学習支援情報として表示する(たとえば、「被介護者35Aさんにも注意を向けましょう。」など)。さらに、例えば、特定の介護者21Aが入力した状態情報の正確度を学習支援情報として表示する(例えば、「・・・についての入力の正確度は○○です。」など)。また、これらの情報を組み合わせて表示することもできる。例えば、特定の介護者21A(経験が少ない介護者)が未入力の状態情報がある場合に、別の介護者25A(経験が豊富な介護者)が入力した状態情報を学習支援情報として表示する(例えば、「介護者25Aさんは、被介護者35Aさんの・・・を・・・と評価している」など。)。
このように、本実施の形態によれば、各介護者は、入力の度に、または、ミーティングにおいて、自らが入力した状態情報の正確度を知ることができるので、介護スキルの習熟を容易に行うことができる。
[学習支援装置の動作]
次に、本発明の実施の形態における学習支援装置10の動作について、図5を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図2を参照する。
また、本実施の形態では、学習支援装置10を動作させることによって、各介護者の学習支援方法が実施される。よって、本実施の形態における学習支援方法の説明は、以下の学習支援装置10の動作説明に代える。
図5は、本発明の実施の形態における学習支援装置10の動作を示すフロー図である。
図5を参照して、まず、入力受付部11が、複数の端末装置40から送信されてきた状態情報を取得する(ステップS1)。次に、比較部12が、入力受付部11から送信されてきた状態情報に基づいて、特定の介護者が入力した状態情報と、この特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを比較する(ステップS2)。本実施の形態では、特定の介護者が入力した状態情報と、特定の介護者の入力時刻から所定の時間内に入力された別の介護者の状態情報とを比較する。例えば、特定の介護者の状態情報の入力時刻が10:00の場合、9:30〜10:30の間に入力された別の介護者の状態情報と、上記特定の介護者の状態情報とを比較する。また、状態情報の種類によっては、より長期間(例えば、4時間)に入力された別の介護者の状態情報と、上記特定の介護者の状態情報とを比較してもよい。
次に、学習支援部13は、比較部12による比較結果に基づいて、特定の介護者における学習を支援する情報を作成する。(ステップS3)。例えば、特定の介護者(経験が少ない介護者)が特定の被介護者について入力した状態情報(例えば、「機嫌が悪い」という状態情報)と同じ種類の状態情報について、別の介護者(経験が豊富な介護者)が特定の被介護者について入力した状態情報そのものを学習支援情報としてもよい。その他、学習支援情報の例は、前述のとおりである。
次に、出力部14は、学習支援部13が作成した学習支援情報を所定の表示装置に表示(出力)する(ステップS4)。所定の表示装置としては、例えば、介護者が携帯する端末装置40のほか、液晶表示装置等の表示装置が含まれる。学習支援情報の表示例は、前述のとおりである。
このように、本実施の形態によれば、各介護者は、入力の度に、または、ミーティングにおいて、自らが入力した状態情報の正確度を知ることができるので、介護スキルの習熟を容易に行うことができる。
[プログラム]
本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図6に示すステップを実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における学習支援装置10と学習支援方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、入力受付部11、比較部12および学習支援部13、または更に、出力部14として機能し、処理を行なう。
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、学習支援装置10を実現するコンピュータについて図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態における学習支援装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図6に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
本発明によれば、複数の介護者によって被介護者の介護を行うに際して、各介護者の学習を支援することができる。
10 学習支援装置
11 入力受付部
12 比較部
13 学習支援部
14 出力部
20a〜20c 介護者
21A〜26A 介護者
21B〜26B 介護者
30a〜30e 被介護者
31A〜39A 被介護者
31B〜39B 被介護者
40 端末装置
51、52 ユニット
61、62 介護チーム
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (12)

  1. 護者それぞれによ入力された、前記介護者が被介護者を観察することで得られた情報と、前記介護者が被介護者と関わることで得られた情報とを有する状態情報を受け付ける、入力受付部と、
    特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを比較する、比較部と、
    比較結果に基づいて、前記特定の介護者における学習を支援する情報を作成する、学習支援部と、
    を備える、学習支援装置。
  2. 前記比較部が、
    特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者の入力時刻から所定の時間内に入力された前記特定の介護者とは別の介護者の状態情報とを比較する、
    請求項1に記載の学習支援装置。
  3. 前記学習支援部が、
    前記特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを整合した比較結果に基づいて、前記特定の介護者が入力した状態情報の正確度を算出する、
    請求項1または2に記載の学習支援装置。
  4. 前記学習支援部が、
    前記特定の介護者が入力した状態情報の件数と、前記被介護者の人数と、前記正確度に基づいて前記特定の介護者の習熟度を算出する、
    請求項3に記載の学習支援装置。
  5. コンピュータが、
    (a)護者それぞれによ入力された、前記介護者が被介護者を観察することで得られた情報と、前記介護者が被介護者と関わることで得られた情報とを有する状態情報を受け付ける、ステップと、
    (b)特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを比較する、ステップと、
    (c)比較結果に基づいて、前記特定の介護者における学習を支援する情報を作成する、ステップと、
    実行する、学習支援方法。
  6. 前記(b)のステップにおいて、
    特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者の入力時刻から所定の時間内に入力された前記特定の介護者とは別の介護者の状態情報とを比較する、
    請求項5に記載の学習支援方法。
  7. 前記(c)のステップにおいて、
    前記特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを整合した比較結果に基づいて、前記特定の介護者が入力した状態情報の正確度を算出する、
    請求項5または6に記載の学習支援方法。
  8. 前記(c)のステップにおいて、
    前記特定の介護者が入力した状態情報の件数と、前記被介護者の人数と、前記正確度に基づいて前記特定の介護者の習熟度を算出する、
    請求項7に記載の学習支援方法。
  9. ンピュータに、
    (a)護者それぞれによ入力された、前記介護者が被介護者を観察することで得られた情報と、前記介護者が被介護者と関わることで得られた情報とを有する状態情報を受け付ける、ステップと、
    (b)特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを比較する、ステップと、
    (c)比較結果に基づいて、前記特定の介護者における学習を支援する情報を作成する、
    ステップと、
    を実行させる、プログラム。
  10. 前記(b)のステップにおいて、
    特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者の入力時刻から所定の時間内に入力された前記特定の介護者とは別の介護者の状態情報とを比較する、
    を実行させる、請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記(c)のステップにおいて、
    前記特定の介護者が入力した状態情報と、前記特定の介護者とは別の介護者が入力した状態情報とを整合した比較結果に基づいて、前記特定の介護者が入力した状態情報の正確度を算出する、
    を実行させる、請求項9または10に記載のプログラム。
  12. 前記(c)のステップにおいて、
    前記特定の介護者が入力した状態情報の件数と、前記被介護者の人数と、前記正確度に基づいて前記特定の介護者の習熟度を算出する、
    を実行させる、請求項11に記載のプログラム。
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