JP6600882B2 - 評価装置、評価方法、およびプログラム - Google Patents

評価装置、評価方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、介護者の熟練度を評価するための評価装置、評価方法、およびこれらを実現するためのプログラムに関する。
従来、特別養護老人ホーム等の介護施設においては、10人程度の介護者によって50人程度の被介護者を集団的に介護する大規模ケアが行われていた。しかし、このような大規模ケアでは、被介護者の個別の要求に十分に応えることができず、被介護者が満足できる介護サービスを提供することができない場合があった。
そこで、近年、5人程度の介護者と10人程度の被介護者とで1つのユニットを構成し、ユニットごとに複数の被介護者を介護するユニットケアが行われている(例えば、特許文献1参照)。ユニットケアによれば、大規模ケアに比べて、介護者は、被介護者一人一人の状況をより詳細に把握することができるので、被介護者の個別の要求に応えやすい。
特開2005−34438号公報
ところで、ユニットケアにおいては、ユニットごとに介護チームが編成されるので、1つの介護施設において、複数の介護チームが編成されることになる。介護施設の全ての被介護者が満足できるような介護サービスをユニットケアによって提供するためには、各介護チームが提供する介護サービスのレベルの均一化を図る必要がある。そのためには、各介護者の熟練度を適切に評価して、その評価結果に基づいて介護チームを適切に編成する必要がある。
介護者の熟練度は、例えば、各介護チームのリーダーが評価することができる。しかしながら、各介護チームのリーダーが主観を排して各介護者の評価を行うことは難しく、評価するリーダーによって介護者の評価結果にバラツキが生じることがある。また、転職等によって他の介護施設から移動してきた介護者を適切に評価することは難しい。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して各介護者の熟練度を適切に評価できる、評価装置、評価方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における評価装置は、複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価装置であって、
前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部が受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力する出力部とを備える、ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における評価方法は、複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価方法であって、
(a)前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付けるステップと、
(b)前記(a)のステップで受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計するステップと、
(c)前記(b)のステップで集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力するステップと、
を有する、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して、コンピュータによって、前記複数の介護者の熟練度を評価するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付けるステップと、
(b)前記(a)のステップで受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計するステップと、
(c)前記(b)のステップで集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力するステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して、各介護者の熟練度を適切に評価することができる。
図1は、本発明の実施の形態における評価装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態における評価装置の構成を具体的に示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態における評価装置の動作を示すフロー図である。 図4は、表示装置における評価情報の表示態様の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態における評価装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、評価装置、評価方法、およびプログラムについて、図1〜図5を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、評価装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における評価装置10の概略構成を示すブロック図である。評価装置10は、例えば、複数の介護者20によって複数の被介護者30の介護を行うに際に利用することができる。より具体的には、評価装置10は、複数の介護者20の熟練度をそれぞれ評価するために利用することができる。
図1を参照して、本実施の形態における評価装置10は、入力受付部11と、集計部12と、出力部13とを備えている。
入力受付部11は、複数の介護者20によって入力された複数の被介護者30の状態に関する状態情報を受け付ける。状態情報は、例えば、介護者20によって端末装置40(後述の図2参照)に入力され、端末装置40から入力受付部11に送信される。入力受付部11は、端末装置40から送信されてきた状態情報を受け付け、その状態情報を集計部12へ送信する。
本実施の形態において状態情報は、例えば、介護者20が被介護者30を観察することによって得られる情報(以下、受動的な気付きともいう。)と、介護者20が被介護者30と関わることによって得られる情報(以下、能動的な気付きともいう。)とを含む。上記受動的な気付きには、例えば、被介護者30の独り言、喜びの表情、および悲しみの表情等が含まれる。また、上記能動的な気付きには、被介護者30の入浴、排泄、および食事等の情報が含まれる。例えば、被介護者30の独り言に気づいた介護者20は、その被介護者30の状態情報として、被介護者30が独り言を言っていることを示す情報を入力する。また、介護者20が被介護者30の入浴を手伝った場合には、その被介護者30の状態情報として、被介護者30が入浴を行ったことを示す情報を入力する。なお、入力される状態情報の内容は上述の例に限定されず、例えば、被介護者30の要介護状態のレベル(区分)等に応じて適宜変更してもよい。また、受動的な気付きおよび能動的な気付きのうちのいずれか一方のみを、状態情報として用いてもよい。
集計部12は、入力受付部11から送信されてきた状態情報に基づいて、介護者20が入力した状態情報の数および介護者20が状態情報を得た被介護者30の人数を、評価情報として、介護者20ごとに集計する。なお、介護者20が状態情報を得た被介護者30の人数とは、介護者20が状態情報を入力した被介護者30の人数である。以下の説明では、介護者20が状態情報を得た被介護者30の人数のことを、観察人数という。例えば、介護者20が、3人の介護者20から状態情報を得た場合には、観察人数は3人である。後述するように、評価情報は、複数の介護者の熟練度を評価するために用いられる。
集計部12は、介護者20ごとに集計した評価情報を、出力部13へ送信する。例えば、介護者20が、ある被介護者30の独り言の情報と他の被介護者30の入浴の情報とを入力した場合、集計部12は、その介護者20の評価情報として、入力した状態情報の数(以下、状態情報の入力回数という。)が2で観察人数が2であることを示す情報を出力部13へ送信する。
出力部13は、集計部12が集計した複数の介護者20それぞれの評価情報を相対的に比較できるように出力する。
以上のように、本実施の形態では、介護者20ごとに、状態情報の入力回数および観察人数が評価情報として集計される。そして、集計された複数の介護者20の評価情報は、互いに比較できる状態で出力部13によって出力される。この場合、評価装置10の使用者(図示せず)は、出力部13から出力された複数の介護者20の評価情報に基づいて、複数の介護者20の熟練度を適切に評価できる。具体的には、評価装置10の使用者は、例えば、各介護者20による状態情報の入力回数に基づいて、複数の介護者20の熟練度を客観的に比較することができる。また、評価装置10の使用者は、例えば、各介護者20の観察人数に基づいて、複数の介護者20の熟練度を客観的に比較することができる。さらに、評価装置10の使用者は、各介護者20の上記入力回数および観察人数に基づいて、複数の介護者20の熟練度を客観的に比較することもできる。
次に、本実施の形態における評価装置10の構成について具体的に説明する。図2は、本実施の形態における評価装置10の構成を具体的に示すブロック図である。なお、以下においては、複数の介護者および複数の被介護者によって複数のユニットが編成されるユニットケアにおいて、評価装置10を用いる場合について説明する。
図2に示す例では、複数の介護者21A〜26Aおよび複数の被介護者31A〜39Aによってユニット51が編成され、複数の介護者21B〜26Bおよび複数の被介護者31B〜39Bによってユニット52が編成されている。また、複数の介護者21A〜26Aによって介護チーム61が編成され、複数の介護者21B〜26Bによって介護チーム62が編成されている。ユニット51では、介護チーム61によって複数の被介護者31A〜39Aの介護が行われ、ユニット52では、介護チーム62によって複数の被介護者31B〜39Bの介護が行われる。複数の介護者21A〜26A,21B〜26Bはそれぞれ、端末装置40を携帯している。端末装置40は、例えば、タブレット型端末およびスマートフォン等の携帯型の端末装置である。各端末装置40は、ネットワーク(図示せず)を介して評価装置10に接続されている。
評価装置10は、上述の入力受付部11、集計部12および出力部13に加えてさらに、判定部14を備えている。介護者21A〜26A,21B〜26Bがそれぞれ端末装置40に入力した被介護者31A〜39A,31B〜39Bの状態情報は、評価装置10の入力受付部11へ送信される。
入力受付部11は、複数の端末装置40から送信されてきた複数の被介護者31A〜39A,31B〜39Bの状態情報を集計部12へ送信する。集計部12は、入力受付部11から送信されてきた状態情報に基づいて、介護者21A〜26A,21B〜26Bによる状態情報の入力回数および観察人数を、評価情報として、介護者21A〜26A,21B〜26Bごとに集計する。集計部12は、集計した介護者21A〜26A,21B〜26Bごとの評価情報を、出力部13および判定部14へ送信する。判定部14は、集計部12から送信されてきた評価情報に基づいて、各介護者21A〜26A,21B〜26Bの熟練度を判定する。熟練度の判定方法については後述する。
出力部13は、例えば、液晶表示装置等の表示装置を含む。詳細は後述するが、出力部13は、集計部12から送信されてきた介護者21A〜26A,21B〜26Bの評価情報を、相対的に比較できるように表示装置に表示(出力)する。具体的には、出力部13は、介護チーム61,62ごとに評価情報を表示する。すなわち、出力部13は、介護者21A〜26Aの評価情報を、介護チーム61内において相対的に比較できるように表示し、介護者21B〜26Bの評価情報を、介護チーム62内において相対的に比較できるように表示する。また、出力部13は、判定部14から送信されてきた介護者21A〜26A,21B〜26Bの熟練度の判定結果を表示する。
[評価装置の動作]
次に、本発明の実施の形態における評価装置10の動作について、図3を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図2を参照する。
また、本実施の形態では、評価装置10を動作させることによって、熟練度の評価方法が実施される。よって、本実施の形態における評価方法の説明は、以下の評価装置10の動作説明に代える。
図3は、本発明の実施の形態における評価装置10の動作を示すフロー図である。
図3を参照して、まず、入力受付部11が、複数の端末装置40から送信されてきた状態情報を取得する(ステップS1)。次に、集計部12が、入力受付部11から送信されてきた状態情報に基づいて、介護者による状態情報の入力回数および観察人数を、評価情報として、介護者ごとに集計する(ステップS2)。本実施の形態では、集計部12は、例えば、所定期間ごとに評価情報を集計する。例えば、介護チーム61,62の勤務時間が8時から16時である場合には、集計部12は、8時から16時までの評価情報を集計してもよい。
次に、判定部14は、集計部12から送信されてきた評価情報に基づいて、各介護者の熟練度を判定する(ステップS3)。ステップS3における判定方法については後述する。最後に、出力部13は、集計部12から送信されてきた評価情報および出力部13から送信されてきた判定結果を出力する(ステップS4)。
図4は、ステップS4において、表示装置に表示される評価情報の表示態様の一例を示す図である。なお、図4は、介護チーム61の介護者21A〜26Aの評価情報を相対的に比較できるように示したグラフである。また、図4では、介護チーム61の1週間分の評価情報の平均値を示しており、縦軸は状態情報の入力回数の1日当たりの平均値(以下、平均入力回数という。)を示し、横軸は、観察人数の1日当たりの平均値(以下、平均観察人数という。)を示している。
図4に示す例では、介護者21Aの平均入力回数が30回であり、平均観察人数が7.5人である。これは、介護者21Aは、1日当たりの平均で、7.5人の被介護者から、30個の状態情報を取得していることを意味している。一方、介護者22Aの平均入力回数は5回であり、平均観察人数は2.5人である。これは、介護者22Aは、1日当たりの平均で、2.5人の被介護者から、5個の状態情報を取得していることを意味している。
上記のように、本実施の形態では、出力部13は、各介護者の平均入力回数および平均観察人数を相対的に比較できるように出力(表示)する。このため、評価装置10の使用者(図示せず)は、例えば、介護チーム61の任意の介護者(以下、評価対象者という。)の平均入力回数および平均観察人数を、介護チーム61の他の介護者の平均入力回数および平均観察人数と比較することができる。これにより、上記使用者は、評価対象者の熟練度が、他の介護者に比べてどの程度のレベルにあるのかを客観的に評価することができる。例えば、図4の例では、介護者22Aの平均入力回数および平均観察人数は、他の介護者21A,23A〜26Aに比べて少ない。したがって、評価装置10の使用者は、介護者22Aの熟練度は、他の介護者21A,23A〜26Aに比べて低いレベルにあると評価することができる。
なお、詳細な説明は省略するが、出力部13は、介護チーム62についても同様に、各介護者の平均入力回数および平均観察人数を相対的に比較できるように出力(表示)する。これにより、評価装置10の使用者は、介護チーム62の任意の介護者の平均入力回数および平均観察人数を、介護チーム62の他の介護者の平均入力回数および平均観察人数と比較することができる。このように、本実施の形態では、介護チームごとに、介護チーム内の介護者の熟練度を相対的に評価することができる。
次に、ステップS3における、熟練度の判定方法の一例について説明する。本実施の形態では、例えば、ステップS3においても、図4に示したような平均入力回数と平均観察人数との関係が利用される。具体的には、判定部14は、例えば、評価対象者の平均入力回数および平均観察人数を、予め設定された平均入力回数の閾値および平均観察人数の閾値と比較することによって、各介護者の熟練度を評価することができる。
具体的には、例えば、評価対象者の平均入力回数および平均観察人数がともに平均入力回数の閾値および平均観察人数の閾値よりも低い場合には、判定部14は、評価対象者の熟練度が低レベルであると判定する。また、例えば、評価対象者の平均入力回数および平均観察人数のいずれか一方のみが上記閾値よりも低い場合には、判定部14は、評価対象者の熟練度が中レベルであると判定する。さらに、例えば、評価対象者の平均入力回数および平均観察人数がともに上記閾値以上である場合には、判定部14は、評価対象者の熟練度が高レベルであると判定する。これらの判定結果は、ステップS4において、例えば、介護チーム61,62ごとに表示装置に表示される。評価装置10の使用者は、表示装置に表示される判定結果を確認することによって、各介護チーム61,62の編成が適切であるかどうかを容易に判断することができる。なお、上記閾値は、例えば、図示しない記憶装置に予め記憶されている。
[変形例]
上述の実施形態では、出力部13が表示装置を含む場合について説明したが、評価装置が出力部13とは別に表示装置を備えていてもよく、外部装置としての表示装置が評価装置に接続されていてもよい。これらの場合には、出力部13は、集計部12から送信されてきた評価情報および判定部14から送信されてきた判定結果を表示装置に送信し、表示装置において、評価情報および判定結果が表示される。なお、この場合、出力部13は、例えば、複数の介護者21A〜26A,21B〜26Bの評価情報を、相対的に比較できるデータとして表示装置へ出力する。すなわち、複数の介護者21A〜26A,21B〜26Bの評価情報が、表示装置において相対的に比較できる態様で表示されるように、出力部13から表示装置へ評価情報が出力される。
ステップS3(図3参照)における熟練度の判定において、平均入力回数および平均観察人数についてそれぞれ、複数の閾値を設定していてもよい。この場合、各介護者の熟練度をより詳細にレベル分けすることができる。
上述の実施形態では、出力部13は、各介護者の平均入力回数と平均観察人数との関係(図4参照)に加えて、判定部14による判定結果を出力しているが、出力部13が出力する評価情報の出力態様は上述の例に限定されない。例えば、出力部13は、各介護者の平均入力回数と平均観察人数との関係のみを評価情報として出力してもよく、判定部14による判定結果のみを評価情報として出力してもよく、これら以外の他の態様で評価情報を出力してもよい。
上述の実施形態では、出力部13は、1週間分の評価情報の平均値を出力しているが、出力部13が出力する評価情報は平均値でなくてもよい。例えば、出力部13が1日ごとの評価情報を出力してもよく、所定期間(例えば、1時間、1週間等)ごとの評価情報を出力してもよい。また、上述の実施形態では、判定部14は、1週間分の評価情報の平均値に基づいて介護者の熟練度を判定しているが、上記平均値に基づいて熟練度を判定しなくてもよい。例えば、判定部14が、1日ごとの評価情報に基づいて介護者の熟練度を判定してもよく、所定期間ごとの評価情報に基づいて介護者の熟練度を判定してもよい。
[プログラム]
本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図3に示すステップS1〜S4を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における評価装置と評価方法とを実現することができる。この場合、評価装置10となるコンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、入力受付部11、集計部12、出力部13および判定部14として機能し、処理を行なう。
[物理構成]
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、評価装置10を実現するコンピュータについて図を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態における評価装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図5に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
以上のように、本発明によれば、複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して、複数の介護者の熟練度を適切に評価することができる。本発明は、ユニットケアが行われる、特別養護老人ホーム等の介護施設において有用である。
10 評価装置
11 入力受付部
12 集計部
13 出力部
14 判定部
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (15)

  1. 複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価装置であって、
    前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部が受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計する集計部と、
    前記集計部が集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力する出力部とを備え
    前記出力部は、前記複数の介護者それぞれが入力した前記状態情報の数および前記複数の介護者それぞれが前記状態情報を得た前記被介護者の人数を、同時に表示するためのデータを出力する、評価装置。
  2. 複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価装置であって、
    前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部が受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計する集計部と、
    前記評価情報に基づいて前記複数の介護者の熟練度を判定する判定部と、
    前記集計部が集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力する出力部とを備え、
    前記判定部は、前記介護者が入力した前記状態情報の数と予め設定された状態情報の数の閾値とを比較するとともに、前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数と予め設定された被介護者の人数の閾値とを比較することによって前記介護者の熟練度を判定し、
    前記出力部は、前記判定部による判定結果を前記評価情報として出力する、評価装置。
  3. 前記評価情報に基づいて前記複数の介護者の熟練度を判定する判定部をさらに備える、請求項1に記載の評価装置。
  4. 前記集計部は、所定期間ごとに前記評価情報を集計する、請求項1から3のいずれかに記載の評価装置。
  5. 前記複数の介護者および前記複数の被介護者によって複数のユニットが編成され、
    前記複数のユニットはそれぞれ、複数の前記介護者によって編成された介護チームを有し、
    前記出力部は、前記介護チームごとに、前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を出力する、請求項1から4のいずれかに記載の評価装置。
  6. 複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して、コンピュータによって、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価方法であって、
    (a)前記コンピュータによって、前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付けるステップと、
    (b)前記コンピュータによって、前記(a)のステップで受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計するステップと、
    (c)前記コンピュータによって、前記(b)のステップで集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力するステップと、
    を有し、
    前記(c)のステップでは、前記複数の介護者それぞれが入力した前記状態情報の数および前記複数の介護者それぞれが前記状態情報を得た前記被介護者の人数を、同時に表示するためのデータを出力する、評価方法。
  7. 複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して、コンピュータによって、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価方法であって、
    (a)前記コンピュータによって、前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付けるステップと、
    (b)前記コンピュータによって、前記(a)のステップで受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計するステップと、
    (c)前記コンピュータによって、前記(b)のステップで集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力するステップと、
    (d)前記コンピュータによって、前記(b)のステップで集計した評価情報に基づいて前記複数の介護者の熟練度を判定するステップと、
    を有し、
    前記(d)のステップでは、前記介護者が入力した前記状態情報の数と予め設定された状態情報の数の閾値とを比較するとともに、前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数と予め設定された被介護者の人数の閾値とを比較することによって前記介護者の熟練度を判定し、
    前記(c)のステップでは、前記(d)のステップによる判定結果を前記評価情報として出力する、評価方法。
  8. (d)前記コンピュータによって、前記(b)のステップで集計した評価情報に基づいて前記複数の介護者の熟練度を判定するステップ、
    をさらに有する、請求項6に記載の評価方法。
  9. 前記(b)のステップでは、所定期間ごとに前記評価情報を集計する、請求項6から8のいずれかに記載の評価方法。
  10. 前記複数の介護者および前記複数の被介護者によって複数のユニットが編成され、
    前記複数のユニットはそれぞれ、複数の前記介護者によって編成された介護チームを有し、
    前記(c)のステップでは、前記介護チームごとに、前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を出力する、請求項6から9のいずれかに記載の評価方法。
  11. 複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して、コンピュータによって、前記複数の介護者の熟練度を評価するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付けるステップと、
    (b)前記(a)のステップで受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計するステップと、
    (c)前記(b)のステップで集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力するステップと、
    を実行させ
    前記(c)のステップでは、前記複数の介護者それぞれが入力した前記状態情報の数および前記複数の介護者それぞれが前記状態情報を得た前記被介護者の人数を、同時に表示するためのデータを出力する、プログラム。
  12. 複数の介護者によって複数の被介護者の介護を行うに際して、コンピュータによって、前記複数の介護者の熟練度を評価するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)前記複数の介護者によって入力された前記複数の被介護者の状態に関する状態情報を受け付けるステップと、
    (b)前記(a)のステップで受け付けた前記状態情報に基づいて、前記介護者が入力した状態情報の数および前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数を、前記複数の介護者の熟練度を評価するための評価情報として前記介護者ごとに集計するステップと、
    (c)前記(b)のステップで集計した前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を相対的に比較できるように出力するステップと、
    (d)前記(b)のステップで集計した評価情報に基づいて前記複数の介護者の熟練度を判定するステップと、
    を実行させ、
    前記(d)のステップでは、前記介護者が入力した前記状態情報の数と予め設定された状態情報の数の閾値とを比較するとともに、前記介護者が前記状態情報を得た被介護者の人数と予め設定された被介護者の人数の閾値とを比較することによって前記介護者の熟練度を判定し、
    前記(c)のステップでは、前記(d)のステップによる判定結果を前記評価情報として出力する、プログラム。
  13. 前記コンピュータに、
    (d)前記(b)のステップで集計した評価情報に基づいて前記複数の介護者の熟練度を判定するステップ、
    をさらに実行させる、請求項11に記載のプログラム。
  14. 前記(b)のステップでは、所定期間ごとに前記評価情報を集計する、請求項11から13のいずれかに記載のプログラム。
  15. 前記複数の介護者および前記複数の被介護者によって複数のユニットが編成され、
    前記複数のユニットはそれぞれ、複数の前記介護者によって編成された介護チームを有し、
    前記(c)のステップでは、前記介護チームごとに、前記複数の介護者それぞれの前記評価情報を出力する、請求項11から14のいずれかに記載のプログラム。
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