JP2022056682A - 玩具 - Google Patents
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Abstract
Description
第1形態と第2形態とに形態変化が可能な玩具であって、
第1形象、及び第2形象を模すことが可能な主部品と、
前記第1形態及び前記第2形態において前記主部品と連結可能な第1副部品と、
前記第1形態において前記第1副部品と連結可能な第2副部品と、
を備える。
図1は、花型玩具100Fを示す側面図であり、図2は、人形型玩具100Dを示す側面図である。
第1副部品11は、図3に示すように、例えば、人形の頭部11Hと、胴体部11Bと、衣服の一部を模した環状の肩衣装部11Sと、を備えている。そして、頭部11Hの下端には、嵌合凹部11Hhが設けられている。また、胴体部11Bは、上端には嵌合凹部11Hhに嵌合可能な嵌合上突部11Btが設けられ、下端には、主部品10に係合可能な連結突出部11Bdが設けられている。なお、腕部分は、胴体部11Bに対して動くように構成されていいても良く、また、胴体部11Bに対して着脱自在とした構成でも良い。更には、肘部分を着脱自在にして、複数の形状のものを適宜取り換える構成であっても良い。
図4は、花型玩具100Fにおける主部品10を分解した分解斜視図である。
花型玩具100Fの主要部位である花冠を模す主部品10は、図4に示すように、最も外側の花弁10Fpを模した第1主部品1と、第1主部品1の内側の花弁10Fpを模した第2主部品2と、第2主部品2の内側に花弁10Fpの先端側のみを模した第3主部品3と、を備えている。要するに、お椀型とも言える形状の大きい方の第1主部品1に、小さい方の第2主部品2を重ね合せ、更に、第3主部品3を第2主部品2の内側に被せる。これにより花冠が形成されると共に第3主部品3と第2主部品2によって第1空間S1(図8参照)が形成される。
花型玩具100Fの花冠は、外観的には図4に示したように主部品10(第1主部品1、第2主部品2、第3主部品3)にて構成されるが、花型玩具100Fの組立てには、図5に示すように、第1副部品11が内側に配置される。花型玩具100Fの組み立てに際しては、先ず、図4に示したように、第1主部品1の内側に第2主部品2を入れる第1積層状態(花型積層状態ともいえる状態)で重ね合わせる。ここで言う第1積層状態とは、第1主部品1の凹内面1iwに対して第2主部品2の凸外面2uwが接するように重ね合わせられる状態である。この第1積層状態では、第1主部品1の第1連結孔1h及び第2主部品2の第2連結孔2hは、部品厚み方向に連通するよう配置される。そして、この両連結孔1h,2hには、第1副部品11の連結突出部11Bdが挿通される。ここで、第1副部品11は、その全体的な大きさ(頭部11H及び胴体部11Bのサイズ)が第1空間S1(図8参照)内に収まるように構成されている。要するに、第1副部品11は、その正面部、側面部、背面部及び底面部が第2主部品2により覆われ、更に、第3主部品3によって上面部が覆われる。したがって、人形型玩具100Dの上半身形状として組立てられた第1副部品11は、主部品10から露出することなく主部品10の内部から第1主部品1及び第2主部品2を位置決め係止する。
図6に示すように、第1形象10F(花冠)が組み立てられた状態では、第1主部品1の下側、すなわち、第1形象10F(花冠)の下側に連結突出部11Bdが突出した状態となっている。そして、この連結突出部11Bdに第2副部品12を取り付ける。この第2副部品12は、図示のごとく、茎を模した第1支持部12kと、ガクを模した第2支持部12gと、を有している。第1支持部12kには、例えば葉が設けられた茎本体部分の一端側に、茎本体部分の径よりも若干小径の挿入端部12kpが設けられている。第2支持部12gには、ガク中央部分を貫通する嵌合孔部12ghが設けられている。したがって、嵌合孔部12ghに挿入端部12kpを挿入することで、図7に示すように、第1支持部12kと第2支持部12gが離脱可能に連結される。
図8に示すように、連結突出部11Bdが第2支持部12gの嵌合孔部12ghに挿入されることで、第1主部品1、第2主部品2及び第2副部品12は、連結突出部11Bdによって確りと固定・係止されている。
図9は、人形型玩具100Dにおいて、第1主部品1と第2主部品2を重ねるときの側面図である。
図9に示すように、第2形象10Dでは、第1主部品1の凸外面1uw上に第1主部品1よりも小さい第2主部品2の凹内面2iwを重ねることで、第2形象10D(衣服)の第2積層状態(人形型積層状態ともいえる状態)を形成する。要するに、第1主部品1と第2主部品2とは、第1形象10F(花冠)の時とは異なり、共にその上下の向きを逆にして重ねる、所謂反転した状態で重ねられている。したがって、人形型玩具100Dの第2積層状態では、小さいサイズの第2主部品2が大きいサイズの第1主部品1の凸外面1uwの一部を覆う重ね方となることで、重なり方が第1積層状態よりも高くなり、第1積層空間LS1(図8参照)に比して第2積層空間LS2が大きくなる。
図10に示すように、第1主部品1上に第2主部品2が重ねられた状態において、胴体部11Bの連結突出部11Bdを第2主部品2の第2連結孔2hから挿入し、第1主部品1の第1連結孔1hまで挿入する。なお、第1副部品11の組み立ては、連結突出部11Bdの挿入の後或いは挿入前の何れでも良い。
図12は、変形例における花型玩具100Fの状態を示す側面図である。
図12に示す花型玩具100Fは、主部品10が図1に示した形態とは相違している。変形例の主部品10の第1主部品1は、多数ある花弁10Fpがそれぞれ分かれた構成となっている。要するに、第1主部品1は、その下端側の中央側の基端部10Fbから花冠の先端側に向かう多数の分割線10Flによって多数の主部品パーツとしての花弁10Fpが形成されている。そして、この花弁10Fpは、花冠下側の基端部10Fbにおいて、後述するように回動可能に連結されている。
図13に示すように、第2主部品2においても、第1主部品1と同様に中央側の基端部10Fbから花冠の広がる方向で且つ上方に向かう多数の分割線10Flによって各花弁10Fpが形成されている。そして、第2主部品2が第1主部品1の内側に配置されることで、花冠の中央の第1連結孔1hと第2連結孔2hとが重なるように位置して、第1形象10Fが構成される。
図14に示すように、各花弁10Fpの基端部10Fbは、第1及び第2連結孔1h,2hを形成する環状に連結されている。そして、各基端部10Fbは、花弁10Fpがそれぞれ独立して回動可能にするヒンジ構造として構成されている。したがって、主部品10(第1主部品1及び第2主部品2)は、基端部10Fbを起点として回動することができる。
図15に示すように、ヒンジ構造は、例えば、花弁10Fpの基端部10Fbに連結孔(第1連結孔1h、第2連結孔2h)に沿う貫通穴10Fcが形成されている。そして、この貫通穴10Fcを挿通する環状支軸10csが設けられている。また、環状支軸10csと貫通穴10Fcとは、適宜摩擦力が生じるように係合している。したがって、花弁10Fpは、回動自在であると共に回動した任意の位置に係止することができる。
図16に示すヒンジ構造は、例えば、基端部10Fbの幅方向の一端側には先端が球形の球形突起10Fdが形成されており、他端側には球形の球形凹部10Fhが形成されている。そして、図17に示すように、球形凹部10Fhに他の基端部10Fbの球形突起10Fdを圧入する。これによって、基端部10Fb同士が円形に連結される。この結果、連結孔(第1連結孔1h、第2連結孔2h)が構成される。この場合においても、球形突起10Fdと球形凹部10Fhとは、適宜摩擦力が生じるように係合している。したがって、花弁10Fpは、回動自在であり且つ任意の位置に係止可能である。
図18に示す主部品10は、第2主部品2として、例えば、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂等の軟質材料から形成されている。この第2主部品2は、図18の(a)においては、花型玩具100Fにおける第1形象10F(花冠)を模す時の状態である。この第1形象10F(花冠)を模す状態において、第2主部品2の、例えば第2連結孔2h近傍を、凸外面2uw側から凹内面2iw側に向かって押圧する。
なお、ここで言う軟質材料とは、湾曲した主部品10を手指の力で表裏裏返しに反転できる程度の柔軟性を有する材料のことをいう。
1c 孔部(凹部)
2 第2主部品
2p 突部
3 第3主部品
10 主部品
10D 第2形象
10F 第1形象
10Fb 基端部
10Fp 花弁(主部品パーツ)
11 第1副部品
11Bd 連結突出部
12 第2副部品
12g 第2支持部
12k 第1支持部
100 玩具
100D 人形型玩具
100F 花型玩具
LS1 第1積層空間
LS2 第2積層空間
S1 第1空間
S2 第2空間
Claims (21)
- 第1形態と第2形態とに形態変化が可能な玩具であって、
第1形象、及び第2形象を模すことが可能な主部品と、
前記第1形態及び前記第2形態において前記主部品と連結可能な第1副部品と、
前記第1形態において前記第1副部品と連結可能な第2副部品と、
を備える、
玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記第1副部品は、前記第1形態において、前記主部品により、少なくとも正面部、背面部、側面部、及び底面部が覆われる、
玩具。 - 請求項1又は2に記載の玩具であって、
前記第2副部品は、前記第2形態において、前記第1副部品と連結不可能に構成されている、
玩具。 - 請求項1~3の何れか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、前記第1形態において前記第1形象を模し、前記第2形態において前記第2形象を模す、
玩具。 - 請求項4に記載の玩具であって、
前記主部品は、前記第1形象を模した状態からの反転により前記第2形象を模す、
玩具。 - 請求項1~5の何れか一項に記載の玩具であって、
前記第2副部品は、前記第1形態において、前記主部品を支持可能な第1支持部と、前記主部品に少なくとも一部が密接可能な第2支持部とを含む、
玩具。 - 請求項6に記載の玩具であって、
前記第2支持部は、前記第1支持部に対し着脱可能に構成されている、
玩具。 - 請求項6又は7に記載の玩具であって、
前記第1支持部は、茎を模し、前記第2支持部は、ガクを模す、
玩具。 - 請求項1~8の何れか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、大きさ及び形状が異なる少なくとも第1主部品と第2主部品とを含み、前記第1主部品と前記第2主部品とは、前記第1形態において第1積層状態を成し、前記第2形態において第2積層状態を成す、
玩具。 - 請求項9に記載の玩具であって、
前記第1積層状態は、前記第1主部品内に前記第2主部品が位置する状態であり、前記第2積層状態は、前記第2主部品内に前記第1主部品が位置する状態である、
玩具。 - 請求項1~10の何れか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、大きさ及び形状が異なる少なくとも第1主部品と第2主部品とを含み、
前記第1副部品は、前記第1形態において、前記第1主部品、及び前記第2主部品の内部にて、前記第1主部品、及び前記第2主部品と連結可能であり、前記第2形態において、前記第1主部品、及び前記第2主部品の外部にて、第1主部品、及び第2主部品と連結可能である、
玩具。 - 請求項11に記載の玩具であって、
前記第1副部品は、連結突出部を含み、前記第1形態及び前記第2形態において、前記連結突出部が前記第1主部品と前記第2主部品とを連結可能である、
玩具。 - 請求項9~12の何れか一項に記載の玩具であって、
前記第1主部品、及び前記第2主部品には、相互に係合可能な係合部が形成されている、
玩具。 - 請求項13に記載の玩具であって、
前記第1主部品には、係合部として凹部が形成され、
前記第2主部品には、係合部として突部が形成され、
前記第1主部品、及び前記第2主部品は、前記突部が前記凹部に挿入することで互いに係合可能である、
玩具。 - 請求項9~14の何れか一項に記載の玩具であって、
前記第1主部品、及び前記第2主部品は、前記第1形態においては第1空間を形成し、前記第2形態においては第2空間を形成し、
前記第2空間は、前記第1空間よりも大きく構成される、
玩具。 - 請求項9~15の何れか一項に記載の玩具であって、
前記第1主部品と前記第2主部品とが重ね合わされたときに形成される積層空間は、前記第1形態における第1積層空間よりも、前記第2形態における第2積層空間が大きくなるよう構成されている、
玩具。 - 請求項1~16の何れか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、その中央側から半径外方に延びる複数の主部品パーツを含み、
前記主部品パーツは、前記中央側の基端部にて連結されている、
玩具。 - 請求項17に記載の玩具であって、
前記基端部は、前記複数の主部品パーツをそれぞれ独立して回動可能にするヒンジ構造を含み、
前記主部品は、前記基端部を起点とする回動により、前記第1形象を模した状態から前記第2形象を模す状態に変更可能に構成されている、
玩具。 - 請求項1~16の何れか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、軟質材料から形成され、前記第1形象を模す状態から、表裏を裏返すことより前記第2形象を模す状態に変更可能である、
玩具。 - 請求項1~19の何れか一項に記載の玩具であって、
少なくとも前記第1形態において前記主部品の開口部を覆うことが可能な部品を更に備える、
玩具。 - 請求項1~20の何れか一項に記載の玩具であって、
前記第1形態は、花型玩具であり、前記第2形態は、人形型玩具である、
玩具。
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- 2020-09-30 JP JP2020164559A patent/JP7193511B2/ja active Active
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2021
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