JP2022056598A - 振動検出装置、振動検出システムおよび振動検出方法 - Google Patents

振動検出装置、振動検出システムおよび振動検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】振動の発生を検出した装置だけでなく、当該振動に関わると推定される他の装置によっても振動を検出することを実現することができる振動検出装置を提供する。【解決手段】振動を検出する振動検出装置であって、加速度を検出するセンサを有し、センサによって検出された加速度に基づいて振動の発生を検出する振動情報検出部と、センサによって検出された加速度のデータを記憶するレジスタと、レジスタに記憶された加速度のデータのうちの所定のデータを取得し、取得されたデータに関する処理を行う演算部と、他の振動検出装置を起動させるための第1信号を無線により発信する通信部と、を備え、振動情報検出部は、振動の発生が検出された場合に演算部に通知を行い、演算部は、低消費電力状態である第1状態にあるときに通知を受けた場合に、第1状態よりも消費電力が大きい第2状態へ移行し、通信部によって第1信号を発信させる、振動検出装置。【選択図】図1

Description

本発明は、振動検出装置、振動検出システムおよび振動検出方法に関する。
物体の振動を検出する振動検出装置が使用されている。例えば、斜面に発生する振動を検出する場面、あるいは、網柵を利用した侵入防護網に発生する振動を検出する場面などで、振動検出装置が使用されている。
特許文献1には、地崩れ・崩落早期検知通報システムが記載されている。このシステムは、検知通知システム本体と固定用杭から構成され、センサによって地崩れおよび崩落による加速度と傾斜を計測する(特許文献1参照。)。このシステムでは、加速度センサなどにより加速度などを計測し、計測値があらかじめ設定された閾値を超えたときの時刻を計測し、その時刻に計測値が閾値を超えた旨の情報を携帯電話回線網を通じて利用者に送信することが行われる。
実用新案登録第3210402号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたシステムでは、複数の固定用杭が地崩れおよび崩落の発生が予測される箇所に設置されると推測されるが、計測値が閾値を超えたセンサのみについて利用者に情報が送られていた。
このため、このシステムでは、センサによる計測結果を用いて解析が行われる場合などに、計測結果の情報が不十分である場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、振動の発生を検出した装置だけでなく、当該振動に関わると推定される他の装置によっても振動を検出することを実現することができる振動検出装置、振動検出システムおよび振動検出方法を提供することを課題とする。
一構成例として、振動を検出する振動検出装置であって、加速度を検出するセンサを有し、前記センサによって検出された加速度に基づいて振動の発生を検出する振動情報検出部と、前記センサによって検出された前記加速度のデータを記憶するレジスタと、前記レジスタに記憶された前記加速度のデータのうちの所定のデータを取得し、取得されたデータに関する処理を行う演算部と、他の振動検出装置を起動させるための第1信号を無線により発信する通信部と、を備え、前記振動情報検出部は、前記振動の発生が検出された場合に前記演算部に通知を行い、前記演算部は、低消費電力状態である第1状態にあるときに前記通知を受けた場合に、前記第1状態よりも消費電力が大きい第2状態へ移行し、前記通信部によって前記第1信号を発信させる、振動検出装置である。
本発明に係る振動検出装置、振動検出システムおよび振動検出方法によれば、振動の発生を検出した装置だけでなく、当該振動に関わると推定される他の装置によっても振動を検出することを実現することができる。
本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動検出システムの概略的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動検出端末装置の概略的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る管理端末装置の概略的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動発生前後の加速度のデータの収集処理の一例を示す図である。 本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動発生前後の加速度のデータの収集処理の他の一例を示す図である。 本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動検出端末装置において行われる起動時の処理の手順の一例を示す図である。 本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動検出端末装置において行われる他の振動検出端末装置によって起動させられるときの処理の手順の一例を示す図である。 本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る管理端末装置において行われる振動の発生の通知の受信時の処理の手順の一例を示す図である。 本発明の一実施形態(第3実施形態)に係る振動検出システムの概略的な構成を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
[振動検出システム]
図1は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動検出システム1の概略的な構成を示す図である。
振動検出システム1は、複数の振動検出端末装置11-11~11-NLと、1個の管理端末装置12を備える。
本実施形態では、NおよびLのうちの一方が1以上の整数であり他方が2以上の整数であるとして、2個以上である(N×L)個の振動検出端末装置11-11~11-NLが、斜面51に設置されている。
本実施形態では、説明を簡易化するために、一方向に傾斜している斜面51を想定している。また、(N×L)個の振動検出端末装置11-11~11-NLは、斜面51の傾斜方向に等間隔で、かつ、当該傾斜方向に対して直交する方向にも同じ等間隔で、斜面51に設置されている場合を想定する。
ここで、説明の便宜上、斜面51の傾斜方向について行の変数i(i=1~N)を使用し、当該傾斜方向に対して直交する方向について列の変数j(j=1~L)を使用する。i行目についてはL個の振動検出端末装置11-i1~11-iLが等間隔で並び、j列目についてはN個の振動検出端末装置11-1j~11-Njが同じ等間隔で並ぶ。
それぞれの振動検出端末装置11-11~11-NLは、それぞれの支柱を用いて斜面51に設置されている。つまり、それぞれの支柱が地面に設置され、それぞれの支柱にそれぞれの振動検出端末装置11-11~11-NLが取り付けられている。
なお、図1の例では、図示を簡易化するために、1個の振動検出端末装置11-11の支柱31-11のみに参照符号を付してあり、他の支柱の参照符号を省略している。
管理端末装置12は、本実施形態では、(N×L)個の振動検出端末装置11-11~11-NLの近辺に設置されるが、任意の場所に設置されてもよく、例えば、これらの振動検出端末装置11-11~11-NLとの間で通信を行うことができればよい。本実施形態では、振動検出端末装置11-11~11-NLと管理端末装置12とが直接的に無線通信を行う場合を示すが、他の構成例として、これらの間に中継機が設けられてもよい。
[振動検出端末装置]
本実施形態では、すべての振動検出端末装置11-11~11-NLは、同じ構成であり、同様な動作を行う。このため、以下では、振動検出端末装置11-11を代表させて説明する。
図2は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動検出端末装置11-11の概略的な構成を示す図である。
振動検出端末装置11-11は、加速度センサデバイス111と、演算部112と、通信部113と、電源部114を備える。
加速度センサデバイス111は、センサ部131と、レジスタ132を備える。
通信部113は、送信部151と、受信部152を備える。
センサ部131は、加速度を検出するセンサである加速度センサを有しており、当該加速度センサによって加速度を検出する。センサ部131は、検出された加速度のデータを時系列順にレジスタ132に記憶する。これにより、加速度センサデバイス111では、センシングされた加速度のデータがレジスタ132に格納されて保存される。
ここで、本実施形態では、加速度センサは、リセット時(例えば、静止状態にあるとき)の検出値を基準値として、当該基準値からの変化に相当する値を検出する。加速度センサは、例えば、振動の発生と終了を経て静止状態になるたびに、当該基準値を再設定する。
また、加速度センサは、例えば、三次元直交座標系であるXYZ座標におけるX、Y、Zのそれぞれの加速度を検出する。本実施形態では、X、Y、Zのうちの任意の1以上の検出値(あらかじめ決められた1以上の軸の検出値)が閾値を超えた場合に、検出された加速度が当該閾値を超えたとする。同様に、本実施形態では、X、Y、Zのうちの任意の1以上の検出値が閾値未満である場合に、検出された加速度が当該閾値未満であるとする。なお、他の例として、X、Y、Zの検出値が組み合わされた総合的な値が、閾値との比較対象として用いられてもよい。
また、本実施形態では、加速度センサによって、一定の時間間隔ごとに、加速度が検出される。
レジスタ132は、所定の記憶領域を有しており、当該記憶領域にデータを一時的に記憶する。本実施形態では、レジスタ132は、センサ部131によって検出された加速度のデータを記憶し、データの記憶領域が満杯になったときには最初に記憶されたデータの部分を消去しながら空いた記憶領域に新たなデータを記憶する。
加速度センサデバイス111は、振動が発生したことを判定するための条件を満たす加速度が検出された場合には、その旨を示す信号(振動が発生したことを示す信号)を演算部112に出力することで通知する。当該条件は、例えば、検出された加速度が、振動が発生したことを判定するための閾値(振動発生閾値)を超えること、あるいは、このようなことが所定の回数連続して生じることである。このような通知を行う機能は、例えば、センサ部131に備えられてもよく、あるいは、加速度センサデバイス111における他の機能部に備えられてもよい。
加速度センサデバイス111は、振動が終了したことを判定するための条件を満たす加速度が検出された場合には、その旨を示す信号(振動が終了したことを示す信号)を演算部112に出力することで通知する。当該条件は、例えば、検出された加速度が、振動が終了したことを判定するための閾値(振動非検出閾値)未満となること、あるいは、このようなことが所定の回数連続して生じることである。このような通知を行う機能は、例えば、センサ部131に備えられてもよく、あるいは、加速度センサデバイス111における他の機能部に備えられてもよい。
ここで、本実施形態では、加速度センサデバイス111においてセンサによって検出された加速度に基づいて振動の発生を検出する機能および振動の終了を検出する機能により、振動情報検出部の機能が構成されている。
本実施形態では、振動が無い状態からの振動の発生は、振動の開始に相当する。
一例として、振動非検出閾値は、振動発生閾値よりも小さい値である。
他の例として、振動発生閾値と振動非検出閾値とが同じ値であってもよい。この場合、当該値が、振動が存在するか否かを判定するための閾値であると、捉えられる。
また、閾値(振動発生閾値、振動非検出閾値)および回数(振動発生閾値に関する回数、振動非検出閾値に関する回数)は、例えば、初期設定時に、演算部112から加速度センサデバイス111に設定される。
本実施形態では、加速度センサデバイス111から演算部112に通知される信号によって、演算部112がスリープ状態から起動される。本実施形態では、演算部112は、加速度のデータの検出結果に応じて起動される。
演算部112は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを備える。演算部112は、スリープ状態にあるときに、センサ部131からの信号によってスリープ状態を解除して、稼働状態となって、通常の動作を行う。当該信号は、振動が発生(開始)したことを示す信号、および、振動が終了したことを示す信号である。
なお、演算部112では、スリープ状態は稼働状態と比べて低消費電力状態であり、稼働状態はスリープ状態よりも消費電力が大きい。演算部112のスリープ状態および稼働状態は、それぞれ、他の名称で呼ばれてもよく、あるいは、本実施形態と同様な消費電力の関係にある他の状態が用いられてもよい。
演算部112は、加速度センサデバイス111に対して、初期の設定を行う。当該設定には、例えば、閾値および回数の設定が含まれる。
演算部112は、加速度センサデバイス111から振動の発生の通知を受けた場合に、レジスタ132に記憶されている所定の部分のデータを読み出して取得することを開始する。本実施形態では、演算部112は、振動の発生よりも所定の時間だけ過去にある時点を、加速度のデータをレジスタ132から取得する初めの時点とする。
また、演算部112は、加速度センサデバイス111から振動の終了の通知を受けた場合に、レジスタ132に記憶されている所定の部分のデータを取得することを終了する。本実施形態では、演算部112は、振動の終了よりも所定の時間だけ未来にある時点を、加速度のデータをレジスタ132から取得する終わりの時点とする。
演算部112は、レジスタ132から読み出されて入力されたデータに関する処理を行う。本実施形態では、演算部112は、レジスタ132から読み出されて入力されたデータに基づく情報を通信部113に出力する。この場合に、演算部112は、当該情報として、当該データそのままの情報を用いてもよく、あるいは、当該データに基づいて所定の分析等を行い、当該分析等の結果の情報を用いてもよい。
演算部112は、振動の発生によってスリープ状態から起動させられた場合に、他の振動検出端末装置11-12~11-NLのうちの所定の装置を起動させるための処理を行う。本実施形態では、演算部112は、起動させられたときに、他の振動検出端末装置11-12~11-NLのうちの所定の装置を起動させるために、送信部151によって所定の起動指示信号を発信(送信)する制御を行う。
また、本実施形態では、他の振動検出端末装置11-12~11-NLのうちの少なくとも1個の装置から所定の起動指示信号が受信部152によって受信された場合に、演算部112は、センサ部131によって振動の発生が検出された場合と同様に、スリープ状態から起動する構成となっている。
このように、本実施形態では、複数の振動検出端末装置11-11~11-NLのうちのいずれかの装置が起動された場合に、他の装置も起動させられる構成となっている。
ここで、振動検出端末装置11-11は、自己の装置(当該振動検出端末装置11-11)から所定の距離に存在する近辺の他の装置を起動させる構成となっている。本実施形態では、当該距離は、送信部151によって発信される無線信号(起動指示信号)の送信強度によって調整されており、つまり、当該無線信号が届く範囲に存在する他の装置が起動させられる構成となっている。
一例として、それぞれの振動検出端末装置11-11~11-NLから発信される起動指示信号を受ける他の振動検出端末装置11-11~11-NLの範囲は、発信元の装置に対して周囲のそれぞれの方向で最も隣接する装置までの範囲であってもよい。この場合、具体例として、振動検出端末装置11-22が起動指示信号の発信元となるときには、周囲で隣接する8個の振動検出端末装置(振動検出端末装置11-11~11-13、11-21、11-23、11-31~11-33)が当該起動指示信号を受信して起動させられる。
なお、本実施形態では、振動検出端末装置11-11~11-NLは、他の振動検出端末装置11-11~11-NLから起動させられた場合には、さらに他の振動検出端末装置11-11~11-NLを起動させない。
また、本実施形態では、既に起動している振動検出端末装置11-11~11-NLは、他の振動検出端末装置11-11~11-NLから起動指示信号を受信しても、当該起動指示信号を無視する。
通信部113は、送信部151によって、演算部112から入力される情報を管理端末装置12に無線により送信する。
また、通信部113は、送信部151によって、演算部112から入力される起動指示の情報を起動指示信号として無線により発信する。
通信部113は、受信部152によって、他の振動検出端末装置11-11~11-NLから無線により発信される起動指示信号を受信する。
ここで、通信部113では、管理端末装置12との間で無線通信を行う通信方式と、他の振動検出端末装置11-11~11-NLに対して起動指示信号を発信し他の振動検出端末装置11-11~11-NLから起動指示信号を受信する通信方式とは、異なってもよい。
なお、通信部113の送信部151は、例えば、演算部112と同様に、スリープ状態を有してもよい。この場合、送信部151は、例えば、加速度センサデバイス111からの信号によってスリープ状態から起動されて稼働状態になってもよく、あるいは、演算部112が起動されたときなどに、演算部112からの信号によってスリープ状態から起動されて稼働状態になってもよい。
なお、送信部151では、スリープ状態は稼働状態と比べて低消費電力状態であり、稼働状態はスリープ状態よりも消費電力が大きい。送信部151のスリープ状態および稼働状態は、それぞれ、他の名称で呼ばれてもよく、あるいは、本実施形態と同様な消費電力の関係にある他の状態が用いられてもよい。
ここで、本実施形態では、受信部152は、他の振動検出端末装置11-11~11-NLからの起動指示信号を待機するため、例えば、常に稼働状態となっている。
電源部114は、加速度センサデバイス111、演算部112、通信部113のそれぞれに、電力を供給する。
電源部114は、例えば、電池である。
ここで、本実施形態では、振動検出端末装置11-11は、1個の加速度センサデバイス111を備えるが、他の構成例として、2個以上の加速度センサデバイスを備えてもよい。
また、加速度センサデバイス111は、加速度とともに、傾斜を検出してもよく、この場合、例えば、傾斜データについても、加速度データとともに扱われる。また、加速度センサデバイス111は、別の情報を検出するセンサを備えてもよく、この場合、当該センサによって検出される情報についても、加速度データとともに扱われる。
図3は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る管理端末装置12の概略的な構成を示す図である。
管理端末装置12は、通信部211と、入力部212と、出力部213と、記憶部214と、制御部215を備える。
通信部211は、送信部231と、受信部232を備える。
通信部211は、送信部231および受信部232によって、それぞれの振動検出端末装置11-11~11-NLと無線により通信する機能を有する。なお、管理端末装置12から振動検出端末装置11-11~11-NLに信号を送信することが行われない構成では、送信部231は備えられなくてもよい。
入力部212は、例えば、ユーザ(人)によって行われる操作に基づいて情報を入力する機能、あるいは、外部の装置から情報を入力する機能などを有する。
出力部213は、例えば、表示画面に情報を出力する機能、あるいは、外部の装置に情報を出力する機能などを有する。
記憶部214は、各種の情報を記憶する。
制御部215は、例えば、CPUなどのプロセッサを備え、各種の処理あるいは制御を行う。
[振動発生前後の加速度のデータの収集処理の一例]
図4は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動発生前後の加速度のデータの収集処理の一例を示す図である。
横軸は、時間を表している。時間T1、時間T2、時間T3、時間T4、時間T5の順に時間が進んでいるとする。
振動が発生したときの時間T3に、レジスタ132に記憶されている最も古いデータが時間T1のデータであるとする。
このとき、演算部112は、振動が発生した時間T3よりも所定の時間だけ過去である時間T2以降のデータをレジスタ132から取得する。そして、演算部112は、振動が終了したときの時間T4よりも所定の時間だけ経過した時間T5までのデータをレジスタ132から取得する。演算部112は、レジスタ132から取得された時間T2から時間T5までの期間M1のデータを処理する。
ここで、振動が発生した時間よりも所定の時間だけ過去である時間(振動発生時と比べて取得対象とする最も古いデータの相対的な時間)は、例えば、演算部112に設定されている。また、振動が終了したときの時間よりも所定の時間だけ経過した時間(振動終了時と比べて取得対象とする最も新しいデータの相対的な時間)は、例えば、演算部112に設定されている。
[加速度のデータの収集の例]
振動検出端末装置11-11の起動時に、電源部114から加速度センサデバイス111、演算部112へ電力供給が開始されると、演算部112は加速度センサデバイス111への初期設定を行う。
当該初期設定では、例えば、センサ部131によって加速度を検出する時間間隔であるサンプリング間隔、加速度のデータに基づいて振動を検出する方式、加速度のデータに基づいて振動の発生を検出するための閾値および(回数が使用される場合には)回数、加速度のデータに基づいて振動が非検出である(つまり、振動の終了を検出した)とする閾値および(回数が使用される場合には)回数、振動の発生の検出を演算部112に通知することを有効化すること、加速度のデータをレジスタ132に一時的に保存することなどの設定が行われる。
当該初期設定の内容は、レジスタ132に記憶される。
ここで、本実施形態では、加速度センサデバイス111は、初期設定時にセンサ部131によって検出される加速度のデータを基準値として、レジスタ132に記憶する。そして、加速度センサデバイス111では、当該基準値を基準として、センサ部131によって加速度のデータに基づいて、振動の発生および振動の終了を判定する。
初期設定の完了後に、演算部112は、スリープ状態へ移行させて、消費電力を低減させる。
加速度センサデバイス111は、センサ部131によって加速度のデータを計測し、計測された結果をレジスタ132に保存する。レジスタ132では、当該レジスタ132のデータ保存領域が一杯となった場合には、最も古いデータから順に消去されていく。
加速度センサデバイス111は、計測された加速度のデータと基準値(基準値となる加速度のデータ)とを比較し、計測された加速度のデータから基準値を減算した結果(差分)が所定の閾値(振動発生閾値)を所定の回数(1以上であるC回)以上連続して超過した場合に、振動の発生を検出する。
振動の発生が検出された後、加速度センサデバイス111は、演算部112に割り込み通知のための信号を出力する。
ここで、振動検出端末装置11-11における振動発生閾値は、例えば、電源容量と要求される検出の感度との兼ね合いで決定される。
演算部112は、割り込み通知の信号を受けると、スリープ状態から稼働状態へ移行する。そして、演算部112は、レジスタ132のデータ保存領域から、振動の発生が検出されたときの直前の加速度のデータをP(Pは、1以上の整数)サンプル分収集する。その後、演算部112は、定期的に、レジスタ132から、振動の発生が検出された後の加速度のデータを収集する。
演算部112は、収集されたデータに基づく情報を、管理端末装置12に送信する。
一例として、演算部112は、データの収集が終了した後に、通信部113の送信部151をスリープ状態から稼働させてもよい。そして、演算部112は、送信部151によって、収集された加速度のデータに基づく情報を、管理端末装置12に送信する。
他の例として、演算部112は、収集された加速度のデータが一定量に達したときに、送信部151によって、収集された加速度のデータに基づく情報を、管理端末装置12に送信する。
ここで、送信される情報は、加速度センサデバイス111の識別番号、加速度のデータ、メッセージごとのシーケンス番号を含む。
加速度センサデバイス111は、加速度のデータが所定の閾値(振動非検出閾値)を所定の回数(1以上であるD回)以上連続して下回った場合、振動の非検出を判定する(振動の終了を検出する)。そして、加速度センサデバイス111は、その旨を演算部112に通知する。
これに応じて、演算部112は、振動の非検出が判定された後における所定の数Q(Qは、例えば、1以上の整数)のサンプルまでのデータに基づく情報を送信する。そして、演算部112は、当該演算部112をスリープ状態へ移行させる。
管理端末装置12は、収集されたデータおよび自己が持つ加速度センサデバイス111の識別番号と設置位置の紐づけ情報を元にデータを蓄積する。
[振動発生前後の加速度のデータの収集処理の他の一例]
振動の状況によっては長時間に渡って振動が継続する場合があり得る。このような場合に消費電力を低減するために、振動の非検出が判定されなくても、一定量のデータの送信後に演算部112をスリープ状態に移行させる構成が用いられてもよい。この構成では、例えば、振動の非検出が判定された場合に、再度、加速度センサデバイス111から演算部112に割り込み通知を出力し、振動の非検出の前後のデータを送信部151によって送信する構成とされてもよい。
図5は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動発生前後の加速度のデータの収集処理の他の一例を示す図である。
横軸は、時間を表している。時間T11、時間T12、時間T13、時間T14、時間T15、時間T16、時間T17の順に時間が進んでいるとする。
振動が発生したときの時間T13に、レジスタ132に記憶されている最も古いデータが時間T11のデータであるとする。
このとき、演算部112は、振動が発生した時間T13よりも所定の時間だけ過去である時間T12以降のデータをレジスタ132から取得する。そして、演算部112は、振動が発生した時間T13よりも所定の時間だけ経過した時間T14に、レジスタ132からのデータの取得を停止して、スリープ状態へ移行する。
その後、演算部112は、振動の終了の通知を受けたときに、スリープ状態から稼働状態に起動する。そして、演算部112は、振動が終了した時間T16よりも所定の時間だけ過去である時間T15以降のデータをレジスタ132から取得する。また、演算部112は、振動が終了したときの時間T16よりも所定の時間だけ経過した時間T17までのデータをレジスタ132から取得する。演算部112は、レジスタ132から取得された時間T12から時間T14までの期間M11のデータ、および、時間T15から時間T17までの期間M12のデータを処理する。
[振動検出端末装置における起動時の処理の手順の例]
図6は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動検出端末装置11-11において行われる起動時の処理の手順の一例を示す図である。なお、他の振動検出端末装置11-12~11-NLについても同様である。
(ステップS1)
振動検出端末装置11-11では、振動の発生を検出(判定)していないときには(ステップS1:NO)、演算部112はスリープ状態を継続する。
一方、振動検出端末装置11-11では、振動の発生を検出(判定)した場合には(ステップS1:YES)、ステップS2の処理へ移行する。
(ステップS2)
振動の発生が検出された場合、演算部112は、起動する。そして、ステップS3の処理へ移行する。
(ステップS3)
演算部112は、起動したとき、送信部151によって起動指示信号を無線により発信することで、他の振動検出端末装置11-12~11-NLのうちの近辺の装置に振動の発生を通知する。また、演算部112は、送信部151によって振動の発生に関する情報を管理端末装置12に送信して通知する。
図7は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る振動検出端末装置11-11において行われる他の振動検出端末装置11-12~11-NLによって起動させられるときの処理の手順の一例を示す図である。なお、他の振動検出端末装置11-12~11-NLについても同様である。
(ステップS11)
振動検出端末装置11-11では、他の振動検出端末装置11-12~11-NLから振動の発生の通知(起動指示信号)を受けていないときには(ステップS11:NO)、演算部112はスリープ状態を継続する。
一方、振動検出端末装置11-11では、振動の発生の通知(起動指示信号)を受けた場合には(ステップS11:YES)、ステップS12の処理へ移行する。
(ステップS12)
振動の発生の通知があった場合、演算部112は、起動する。そして、演算部112は、送信部151によって振動の発生に関する情報を管理端末装置12に送信して通知する。
ここで、本実施形態では、演算部112は、他の振動検出端末装置11-12~11-NLから振動の発生の通知(起動指示信号)を受けて起動した場合には、さらに他の装置に起動指示信号を発信することは行わない。
また、本実施形態では、演算部112は、他の振動検出端末装置11-12~11-NLから振動の発生の通知(起動指示信号)を受けて起動した場合においても、図4に示される例あるいは図5に示される例と同様に、振動の発生の通知を受けた時点を基準として、当該時点よりも過去の時点から、振動の発生に関する情報を取得し、また、振動の終了時点よりも未来の時点まで、振動の発生に関する情報を取得する。
なお、ここでは、振動の発生の通知を受けた時点を基準として、当該時点よりも過去の時点から、振動の発生に関する情報を取得する場合を示したが、このような基準となる時点としては、あらかじめ任意に設定されてもよく、例えば、受信部152によって起動指示信号を受信した時点などが用いられてもよい。
[管理端末装置の動作の例]
管理端末装置12は、例えば、収集された情報、および、当該管理端末装置12が持つ加速度センサデバイス111の識別番号と設置位置との紐づけ情報(対応情報)に基づいて、所定の判定を行う。
ここで、管理端末装置12では、当該管理端末装置12の記憶部に、加速度センサデバイス111の識別番号と設置位置との対応情報が記憶されている。
なお、所定の判定としては、様々な判定の手法が用いられてもよい。例えば、所定の時間幅の範囲に存在する、複数の加速度センサデバイス111から収集された加速度のデータ(または、当該データが加工されたデータでもよい。)が用いられる。
管理端末装置12は、例えば、広範囲の地点の加速度センサデバイス111からの情報に基づいて、強風などの環境要因による振動に関して、加速度のデータの平均値あるいは分散などの特徴量を利用して異常検出の判定を行う。また、管理端末装置12は、例えば、特定の地点の加速度センサデバイス111からの情報に基づいて、当該地点における振動を検出する。
また、管理端末装置12は、同一の加速度センサデバイス111から収集された情報(加速度の情報)が用いて、傾斜差を算出することも可能である。
管理端末装置12は、各々の加速度のデータのうち、先頭のP個のサンプルを振動の発生の直前における加速度のデータとし、最後のQ個のサンプルを振動の終了の直後における加速度のデータとし、これらに基づいて、振動の前後での傾斜差を算出する。
[具体的な設置の例]
土砂災害などの発生が推定される山間部の急斜面に振動検出システム1が設置される例を説明する。
複数の振動検出端末装置11-11~11-NLが、適切な間隔で配置される。
図1に示される環境では、例えば、急な斜面51に一定間隔で、2個以上の振動検出端末装置11-11~11-NLが設置される。振動検出端末装置11-11~11-NLは、支柱31-11のような固定用杭を用いて設置されてもよく、あるいは、他の例として、地面に直接設置されてもよい。
管理端末装置12は、振動検出端末装置11-11~11-NLと無線通信可能な場所に設置される。
山間部では商用電源が利用できないため、振動検出端末装置11-11~11-NLの電源管理が重要となる。通常、多数の振動検出端末装置11-11~11-NLが設置されることからも、安価な構成が望ましい。また、設置場所により、管理端末装置12の電源管理も考慮される必要がある。
振動検出端末装置11-11~11-NLは、他の振動検出端末装置11-11~11-NLからの起動指示(所定の起動指示信号)を待ち受ける必要があり、小電力ながら継続して電力を消費する。このため、振動検出端末装置11-11~11-NLは、太陽光パネルなどを用いて長期稼働維持できるように設計されてもよい。
振動検出端末装置11-11~11-NLは、自己に搭載された加速度センサデバイス111による計測値が所定の閾値を超えた場合などのように所定の条件が満たされた場合に、演算部112が起動して加速度のデータの収集を開始すると同時に、近辺に存在する他の振動検出端末装置11-11~11-NLに対して送信部151によって起動指示信号を発信する。
振動検出端末装置11-11~11-NLは、他の振動検出端末装置11-11~11-NLからの起動指示信号を待ち受け、他の振動検出端末装置11-11~11-NLからの起動指示信号を受信した場合に起動する。
振動検出端末装置11-11~11-NLが起動指示信号を送信する対象となる他の振動検出端末装置11-11~11-NLの範囲は、例えば、送信部151で用いられる無線通信により起動指示信号が到達可能な範囲である。一例として、通信にBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)が用いられる場合には、振動検出端末装置11-11~11-NLの設置場所の環境条件に依存するが、およそ、発信元の振動検出端末装置11-11~11-NLを中心とした半径5~10mの範囲にある他の振動検出端末装置11-11~11-NLによって起動指示信号が受信され得る。この場合、BLEのビーコン信号が起動指示信号として利用されてもよい。
また、通信部113で用いられる通信は、Bluetooth(登録商標)またはBLEなどの近距離無線通信、あるいは、LPWA(Low Power Wide Area)などの特定小電力無線などが用いられることが望ましい。
[第1実施形態について]
以上のように、本実施形態に係る振動検出システム1では、振動の発生を検出した振動検出端末装置11-11~11-NLだけでなく、当該振動に関わると推定される他の振動検出端末装置11-11~11-NLによっても振動を検出することを実現することができる。
例えば、起動した振動検出端末装置11-11~11-NLが周囲の隣接する他の振動検出端末装置11-11~11-NLを起動させる場合、総じて、面的に振動を検出することを実現することができる。
このように、振動検出システム1では、振動の発生を検出(判定)した1個の振動検出端末装置11-11~11-NLに限られず、その周囲に配置されている他の振動検出端末装置11-11~11-NLと連動して振動の検出を行うことで、所定の範囲における振動に関する情報を収集することができる。
例えば、従来では、点(センサの設置場所)でしか計測されなかった情報が、本実施形態では、センサの計測値が所定の条件を満たした振動検出端末装置11-11~11-NLに加え、その周囲に存在するがセンサの計測値が所定の条件を満たしていない他の振動検出端末装置11-11~11-NLによっても取得される。これにより、点のみの計測でなく、面などの所定の範囲の計測が容易に可能となり、土砂災害などの推定の精度を高めることが期待される。
従来では、振動の発生を検出したセンサの周辺に存在する他のセンサにおいては、計測値が閾値を超えた場合には計測が行われるが、振動の範囲および伝搬状況によっては計測値が閾値を超えない場合があったが、本実施形態では、このような不具合を解消することができる。
なお、本実施形態では、演算部112は、図4に示される例あるいは図5に示される例のように、振動の発生の通知を受けた時点を基準として、当該時点よりも過去の時点から、振動の発生に関する情報を取得する場合を示したが、他の構成例として、振動の発生の通知を受けた時点またはそれよりも後の時点から、振動の発生に関する情報を取得する構成が用いられてもよい。
また、本実施形態では、演算部112は、図4に示される例あるいは図5に示される例のように、振動の終了時点よりも未来の時点まで、振動の発生に関する情報を取得する場合を示したが、他の構成例として、振動の終了時点またはそれよりも前の時点まで、振動の発生に関する情報を取得する構成が用いられてもよい。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態とは異なる点について詳しく説明し、同様な点については詳しい説明を省略する。本実施形態では、説明の便宜上、第1実施形態で使用された図の参照符号と同じ参照符号を用いて説明する。
本実施形態では、振動検出端末装置11-11~11-NLにおいて、振動の発生を検出した場合に、所定の起動指示依頼信号を管理端末装置12に無線により送信する。そして、管理端末装置12は、当該起動指示依頼信号を受信した場合、当該起動指示依頼信号を発信した振動検出端末装置11-11~11-NLの近辺に存在する他の振動検出端末装置11-11~11-NLに宛てて、所定の起動指示信号を無線により送信する。
振動検出端末装置11-11~11-NLでは、管理端末装置12から自己の装置に宛てられた起動指示信号を受信した場合に、第1実施形態において起動指示信号を受信した場合と同様な処理を行う。
振動検出端末装置11-11~11-NLにおいて振動の発生を検出した場合、演算部112が起動する。演算部112は、起動した場合、送信部151によって、所定の起動指示依頼信号を管理端末装置12に無線により送信する。本実施形態では、送信部151は、管理端末装置12と無線通信を行う通信方式を使用している。
ここで、起動指示依頼信号には、発信元の振動検出端末装置11-11~11-NLを識別する情報(発信元識別情報)が含められる。本実施形態では、それぞれの振動検出端末装置11-11~11-NLを識別する識別情報が、あらかじめ設定されている。
管理端末装置12では、受信部232によって、起動指示依頼信号を受信した場合、制御部215は、当該起動指示依頼信号に含まれる発信元識別情報を取得する。
管理端末装置12では、あらかじめ、それぞれの振動検出端末装置11-11~11-NLの識別情報と、それぞれの識別情報が発信元識別情報として検出された場合に起動指示信号の送信先とすべき他の識別情報との対応関係が、記憶部214に設定されて記憶されている。つまり、管理端末装置12では、それぞれの振動検出端末装置11-11~11-NLから起動指示依頼信号を受けた場合にいずれの他の振動検出端末装置11-11~11-NLに起動指示信号を送信するかを特定する情報があらかじめ登録されている。
ここで、それぞれの振動検出端末装置11-11~11-NLから起動指示依頼信号を受けた場合に起動指示信号を送信する他の振動検出端末装置11-11~11-NLの範囲は、任意に設定されてもよく、例えば、発信元の振動検出端末装置11-11~11-NLに対して周囲のそれぞれの方向で隣接する他の振動検出端末装置11-11~11-NLの範囲であってもよい。この範囲は、第1実施形態の場合と同様であってもよい。
管理端末装置12では、制御部215は、受信された起動指示依頼信号に含まれる発信元識別情報に対応する送信先とすべき振動検出端末装置11-11~11-NLの識別情報を特定し、当該識別情報を宛先識別情報として含めた起動指示信号を無線により発信(送信)する。
[管理端末装置における振動の発生の通知の受信時の処理の例]
図8は、本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る管理端末装置12において行われる振動の発生の通知の受信時の処理の手順の一例を示す図である。
(ステップS21)
管理端末装置12では、振動の発生の通知(起動指示依頼信号)を受けていない場合には(ステップS21:NO)、振動の発生の通知の待機を継続する。
一方、管理端末装置12では、振動の発生の通知(起動指示依頼信号)を受けた場合には(ステップS21:YES)、ステップS22の処理へ移行する。
(ステップS22)
起動指示依頼信号により振動の発生の通知を受けた場合、制御部215は、当該起動指示依頼信号に基づいて、振動検出端末装置11-11~11-NLのうちから通知先とすべき装置(起動すべき装置)を決定する。そして、ステップS23の処理へ移行する。
(ステップS23)
制御部215は、通知先として決定した振動検出端末装置11-11~11-NLに宛てて、送信部231によって、振動の発生の通知(起動指示信号)を無線により送信する。
振動検出端末装置11-11~11-NLでは、受信部152は、管理端末装置12から起動指示信号を受信した場合、当該起動指示信号に含まれる宛先識別情報が自己の装置の識別情報と一致することを判定すると、演算部112をスリープ状態から起動させる機能を有する。当該機能は、例えば、通信部113に備えられ、通信部113に自己の装置の識別情報があらかじめ設定されている。
なお、本実施形態では、起動した振動検出端末装置11-11~11-NLに対して所定の範囲に存在する他の振動検出端末装置11-11~11-NLが起動させられる場合を示したが、他の構成例として、起動した振動検出端末装置11-11~11-NLに近い方の装置が起動させられず、当該装置よりも遠い方の装置が起動させられるような設定が用いられてもよい。
[第2実施形態について]
以上のように、本実施形態に係る振動検出システム1では、振動の発生によって起動した振動検出端末装置11-11~11-NLからの依頼によって管理端末装置12が他の振動検出端末装置11-11~11-NLを起動させるため、起動させる振動検出端末装置11-11~11-NLの範囲を任意に設定することが可能である。
また、振動検出システム1では、振動の発生によって起動した振動検出端末装置11-11~11-NLによって他の振動検出端末装置11-11~11-NLを起動させるという点で、第1実施形態と同様な効果が得られる。
(第3実施形態)
本実施形態では、図1に示される振動検出システム1とは異なる場面に適用された振動検出システムを示す。
図9は、本発明の一実施形態(第3実施形態)に係る振動検出システム301の概略的な構成を示す図である。
振動検出システム301は、Kが2以上の整数であるとして、K個の振動検出端末装置311-1~311-Kと、1個の管理端末装置312を備える。
K個の振動検出端末装置311-1~311-Kは、対象領域371に、直線状に等間隔で、設置されている。
K個の振動検出端末装置311-1~311-Kの隣り合う装置の間には、網351-1~351-(K-1)が設けられている。
それぞれの振動検出端末装置311-1~311-Kは、それぞれの支柱を用いて地面に設置されている。つまり、それぞれの支柱が地面に設置され、それぞれの支柱にそれぞれの振動検出端末装置311-1~311-Kが取り付けられている。
なお、図9の例では、図示を簡易化するために、1個の振動検出端末装置311-1の支柱331-1のみに参照符号を付してあり、他の支柱の参照符号を省略している。
ここで、対象領域371は、説明の便宜上で示した領域であり、必ずしも厳密に決められた領域でなくてもよい。
管理端末装置312は、本実施形態では、K個の振動検出端末装置311-1~311-Kの近辺に設置されるが、任意の場所に設置されてもよく、例えば、これらの振動検出端末装置311-1~311-Kとの間で通信を行うことができればよい。本実施形態では、振動検出端末装置311-1~311-Kと管理端末装置312とが直接的に無線通信を行う場合を示すが、他の構成例として、これらの間に中継機が設けられてもよい。
ここで、それぞれの振動検出端末装置311-1~311-Kおよび管理端末装置312の構成および動作については、例えば、第1実施形態あるいは第2実施形態の場合と同様である。
それぞれの振動検出端末装置311-1~311-Kは、自己が起動した場合、所定の範囲の他の振動検出端末装置311-1~311-Kを起動させるための処理を行う。当該所定の範囲は、例えば、起動した振動検出端末装置311-1~311-Kに対して両側(両端の装置については片側)の近い方から所定数(1以上の数)の装置の範囲であってもよい。
[具体的な設置の例]
山間部において害獣侵入防護柵に振動検出システム301が設置される例を説明する。
図9に示される環境では、例えば、害獣侵入防護柵は、4mごとに対象領域371の地面に突き立てられた高さ2mの支柱331-1と、支柱の間に張られたポリエチレン製の網351-1~351-(K-1)から構成されており、全長が数百m~数kmに及ぶ。
それぞれの振動検出端末装置311-1~311-Kは、防護柵を構成する各支柱331-1に設置される。支柱331-1の上部と下部とで振動の仕方が異なるため、すべての振動検出端末装置311-1~311-Kは、地面から一定の高さに設置されることが望ましい。一例として、振動の検出のし易さおよび通信感度を考慮し、振動検出端末装置311-1~311-Kは地面から高さ1.8mの位置に設置されてもよい。振動検出端末装置311-1~311-Kは、屋外の支柱331-1に付属的に設置されてもよく、計測に影響を与えない軽量な構成であることが望ましい。例えば、振動検出端末装置311-1~311-Kは、結束バンドで支柱331-1に固定され得るように、四隅に穴を開けた基板上に回路として構築されてもよい。また、屋外に設置される場合などには、振動検出端末装置311-1~311-Kを構成する電子部品および回路は、防水用樹脂で覆われた構成とすることが望ましい。
[第3実施形態について]
以上のように、本実施形態に係る振動検出システム301では、振動検出端末装置311-1~311-Kを用いて、網柵を利用した害虫侵入防護柵における衝突および柵破損を検出することができる。これにより、害獣侵入防護柵の揺れあるいは破損状況の推定を精度よく行うことが期待される。
例えば、振動の発生によって起動した振動検出端末装置311-1~311-Kのいずれか1つまたは複数が両側の隣接する他の振動検出端末装置311-1~311-Kを起動させる場合、総じて、線的に振動を検出することを実現することができる。
管理端末装置312では、例えば、振動発生前の加速度データも含めて収集し、環境雑音による誤検知を低減した衝突検知および柵の形状変化の検知を行うことが可能である。
(以上の実施形態について)
以上の実施形態に限られず、振動検出システムあるいは振動検出端末装置は、様々な場面に適用されてもよく、例えば、橋、ビル、あるいは、トンネル、などといった様々な構造物に適用されてもよい。例えば、橋の橋脚に複数の振動検出端末装置が備えられてもよく、あるいは、ビルの各フロアごとに1個以上の振動検出端末装置が備えられてもよい。
<構成例>
一構成例として、振動を検出する振動検出装置(以上の実施形態では、振動検出端末装置11-11~11-NL、311-1~311-K)であって、加速度を検出するセンサを有し、センサによって検出された加速度に基づいて振動の発生を検出する振動情報検出部と、センサによって検出された加速度のデータを記憶するレジスタと、レジスタに記憶された加速度のデータのうちの所定のデータを取得し、取得されたデータに関する処理を行う演算部と、他の振動検出装置を起動させるための第1信号(第1実施形態では起動指示信号、第2実施形態では起動指示依頼信号)を無線により発信する通信部と、を備える。振動情報検出部は、振動の発生が検出された場合に演算部に通知を行う。演算部は、低消費電力状態である第1状態(以上の実施形態では、スリープ状態)にあるときに当該通知を受けた場合に、第1状態よりも消費電力が大きい第2状態(以上の実施形態では、稼働状態)へ移行し、通信部によって第1信号を発信させる。
一構成例として、振動検出装置において、通信部によって発信される第1信号(本例では、起動指示信号)は、第1信号が届く範囲に存在する他の振動検出装置を起動させる。
一構成例として、振動検出装置において、通信部によって発信される第1信号(本例では、起動指示依頼信号)は、第1信号を受信した場合に他の振動検出装置を起動させる処理を行う他の装置(第2実施形態では、管理端末装置12)に送信される。
一構成例として、振動検出装置において、演算部が第1状態にあるときに、通信部によって所定信号(以上の実施形態では、起動指示信号)を受信した場合に、演算部は第2状態へ移行する。
一構成例として、振動検出装置を複数備え、振動検出装置によって得られる振動に関する情報を管理する管理装置(以上の実施形態では、管理端末装置12、312)を備える、振動検出システム(以上の実施形態では、振動検出システム1、301)である。
一構成例として、振動検出装置における振動検出方法が提供されてもよい。
ここで、以上に示した実施形態に係る各装置(例えば、振動検出端末装置11-11~11-NL、311-1~311-K、管理端末装置12、312)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録(記憶)して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティング・システム(OS:Operating System)あるいは周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、非一時的記録媒体である。
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバあるいはクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)あるいは電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1、301…振動検出システム、11-11~11-NL、311-1~311-K…振動検出端末装置、12、312…管理端末装置、31-11、331-1…支柱、51…斜面、111…加速度センサデバイス、112…演算部、113、211…通信部、114…電源部、131…センサ部、132…レジスタ、151、231…送信部、152、232…受信部、212…入力部、213…出力部、214…記憶部、215…制御部、351-1~351-(K-1)…網、371…対象領域

Claims (6)

  1. 振動を検出する振動検出装置であって、
    加速度を検出するセンサを有し、前記センサによって検出された加速度に基づいて振動の発生を検出する振動情報検出部と、
    前記センサによって検出された前記加速度のデータを記憶するレジスタと、
    前記レジスタに記憶された前記加速度のデータのうちの所定のデータを取得し、取得されたデータに関する処理を行う演算部と、
    他の振動検出装置を起動させるための第1信号を無線により発信する通信部と、を備え、
    前記振動情報検出部は、前記振動の発生が検出された場合に前記演算部に通知を行い、
    前記演算部は、低消費電力状態である第1状態にあるときに前記通知を受けた場合に、前記第1状態よりも消費電力が大きい第2状態へ移行し、前記通信部によって前記第1信号を発信させる、
    振動検出装置。
  2. 前記通信部によって発信される前記第1信号は、前記第1信号が届く範囲に存在する前記他の振動検出装置を起動させる、
    請求項1に記載の振動検出装置。
  3. 前記通信部によって発信される前記第1信号は、前記第1信号を受信した場合に前記他の振動検出装置を起動させる処理を行う他の装置に送信される、
    請求項1に記載の振動検出装置。
  4. 前記演算部が前記第1状態にあるときに、前記通信部によって所定信号を受信した場合に、前記演算部は前記第2状態へ移行する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振動検出装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振動検出装置を複数備え、
    前記振動検出装置によって得られる前記振動に関する情報を管理する管理装置を備える、
    振動検出システム。
  6. 振動検出装置における振動検出方法であって、
    前記振動検出装置に備えられた振動情報検出部が、加速度を検出するセンサを有し、前記センサによって検出された加速度に基づいて振動の発生を検出し、
    前記振動検出装置に備えられたレジスタが、前記センサによって検出された前記加速度のデータを記憶し、
    前記振動検出装置に備えられた演算部が、前記レジスタに記憶された前記加速度のデータのうちの所定のデータを取得し、取得されたデータに関する処理を行い、
    前記振動検出装置に備えられた通信部が、他の振動検出装置を起動させるための第1信号を無線により発信し、
    前記振動情報検出部は、前記振動の発生が検出された場合に前記演算部に通知を行い、
    前記演算部は、低消費電力状態である第1状態にあるときに前記通知を受けた場合に、前記第1状態よりも消費電力が大きい第2状態へ移行し、前記通信部によって前記第1信号を発信させる、
    振動検出方法。
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